JP2016019799A - 遊技機 - Google Patents

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哲守 永瀬
Tetsumori Nagase
哲守 永瀬
佐野 智三朗
Chisanro Sano
智三朗 佐野
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Abstract

【課題】予告演出を十分に多様化して、遊技者を楽しませることができる遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機では、予め決められた順序で1または複数の映像を順次表示させることで、大当たりの期待度を示す演出である、ステップアップ予告演出が実行される。1段階目(STEP1)のステップアップ予告演出が終了する時点である第一分岐点から分岐予告演出が実行される場合には、分岐予告演出において操作ボタン9〜11のいずれかが操作されると、操作された操作ボタンに対応付けられた予告演出が実行される。また、2段階目(STEP2)のステップアップ予告演出が終了する時点である第二分岐点から分岐予告演出が実行される場合には、分岐予告演出において操作ボタン9〜11のいずれかが操作されると、操作された操作ボタンに対応付けられた予告演出が実行される。
【選択図】図10

Description

本発明は、遊技者が操作可能な操作手段を備え、操作手段の操作に応じて演出を実行する遊技機に関する。
従来、遊技機の表示画面において様々な演出を行う遊技機が知られている。遊技機の演出の一つに、予告演出がある。予告演出は、有利状態を生起するか否かの判定結果が実際に報知されるよりも前に、有利な遊技状態に対する期待感を遊技者に与えるように構成されている。例えば、特許文献1が開示している遊技機では、ステップアップ予告演出において、複数のステップアップルートが設けられている。予告演出開始段階において、複数のステップアップルートのいずれか一つを遊技者に選択させることによって、ステップアップ予告演出の興趣を高めようとしている。
特開2012−139473号公報
遊技者自身に予告演出を選択させることによって、予告演出に変化が生じ、予告演出の興趣が高められるとも考えられる。しかし、予告演出の開始段階から演出を選択するのではなく、予め決められた予告演出の進展をある程度見極めてから、別の予告演出を楽しみたくなることもある。特許文献1に記載の遊技機では、予め決められた予告演出の進展をある程度見極めてから演出を選択することはできなかった。このため、予告演出を遊技者の好みに応じて十分に多様化することはできなかった。
本発明は、予告演出を十分に多様化して、遊技者を楽しませることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機は、遊技盤に設けられた始動口に遊技球が入賞することを契機として、遊技者に有利な遊技状態である有利状態を生起するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果を遊技者に報知する演出である報知演出を、演出を実行する演出実行手段に実行させる演出実行制御手段と、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記有利状態が生起される期待度を報知する予告演出の態様を決定する予告演出決定手段と、前記予告演出決定手段により決定された前記予告演出を前記演出実行手段に実行させる予告演出実行制御手段と、遊技者による操作入力を受け付ける操作入力手段と、前記操作入力手段によって受け付けられた操作入力の態様を判断する判断手段とを備え、前記予告演出は、予め決められた順番に従って一段階または複数段階の演出を順に実行する前記予告演出である段階予告演出と、前記段階予告演出の実行が開始された後の前記操作入力手段による操作入力の受付を契機として、実行中の前記段階予告演出を他の複数の前記予告演出の少なくともいずれかに分岐させる分岐予告演出とを含み、前記操作入力の態様の各々に対応付けられた前記予告演出がいずれの前記予告演出であるかを、前記分岐予告演出において表示させる操作入力別表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明にかかる遊技機は、遊技機に、予め決められた段階予告演出の途中から、遊技者自身が所望する予告演出へ分岐させることができる。よって、遊技者は、予め決められた段階予告演出の進展をある程度見極めてから、段階予告演出を分岐して別の予告演出を楽しむことができる。また、操作入力別表示制御手段は、操作入力の態様ごとに実行されうる予告演出を、分岐予告演出において表示させる。遊技者は、操作入力の態様ごとに実行されうる予告演出を示す表示を見た上で、実行させたい予告演出を自ら選んで決定することができる。従って、遊技機は、予告演出を十分に多様化しつつ、遊技者が所望する分岐予告演出を遊技者自身に選択させて、予告演出を変更したい遊技者の予告演出に対する興趣をより高めることができる。従って、本発明にかかる遊技機は、遊技者に操作入力手段を操作させることによって、予告演出を十分に多様化して、遊技者を楽しませることができる
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の正面図である。 パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。 RAM52の大当たり関係情報記憶エリアを示す概念図である。 ROM53に記憶されている特別図柄変動パターン決定テーブルを示す概念図である。 主基板41において実行されるメイン処理のフローチャートである。 メイン処理で実行される特別図柄処理のフローチャートである。 メイン処理で実行される特別図柄処理のフローチャートである。 本実施形態における分岐予告演出の一例を示す図である。 本実施形態における分岐予告演出の流れを説明するための説明図である。 サブ制御基板58において実行されるサブ制御基板処理のフローチャートである。 サブ制御基板処理で実行される予告演出決定処理のフローチャートである。 ROM583に記憶されているステップアップ予告演出段階決定テーブルを示す概念図である。 予告演出決定処理で実行される分岐予告演出決定処理のフローチャートである。 分岐予告演出決定処理で実行される分岐表示決定処理のフローチャートである。 ROM583に記憶されている特殊分岐決定テーブルの割合を示す概念図である。 ROM583に記憶されている特殊表示決定テーブルを示す概念図である。 分岐表示決定処理で決定される分岐予告演出の割合を示す図である。 サブ制御基板処理で実行される操作ボタン処理のフローチャートである。 分岐予告演出における予告演出の分岐先と操作入力別表示の表示態様とを説明するための説明図である。 分岐予告演出における予告演出の分岐先と操作入力別表示の表示態様とを説明するための説明図である。 分岐予告演出における予告演出の分岐先と操作入力別表示の表示態様とを説明するための説明図である。 分岐予告演出における予告演出の分岐先と操作入力別表示の表示態様とを説明するための説明図である。 変形例における分岐予告演出の流れを説明するための説明図である。 変形例における操作ボタン処理のフローチャートである。 変形例における操作ボタン処理で実行される分岐予告演出再実行処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態について、図面を参照して説明する。まず、図1および図2を参照して、パチンコ機1の機械的構成について説明する。
図1に示すように、パチンコ機1の上半分の部分には遊技盤2が設けられている。遊技盤2は略正方形であり(図2参照)、透明なガラス板を保持した前面枠13によって前面を保護されている。遊技盤2の下部には上皿5が設けられている。上皿5は、発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける。上皿5の上面には第一操作ボタン9、第二操作ボタン10、および第三操作ボタン11が設けられている。上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿6が設けられている。下皿6の右横には、遊技球の発射を調整する発射ハンドル7が設けられている。前面枠13の上部の左右の角には、スピーカ48がそれぞれ設けられている。
図2に示すように、遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。遊技領域4の略中央には、各種演出を実行する演出装置8が設けられている。演出装置8の左方には普通図柄始動ゲート12が設けられている。演出装置8の下方には特別図柄始動電動役物15が配設されており、その下方には大入賞口16が設けられている。特別図柄始動電動役物15は開閉部材を備え、開閉部材が開放されると遊技球の入賞が容易になる。大入賞口16も開閉部材を備え、開閉部材が開放された場合にのみ、遊技球は大入賞口16に入賞できる。
演出装置8について説明する。図2に示すように、演出装置8は、LCDからなる表示画面28を中央に備える。表示画面28には様々な映像が表示されるが、特に大当たり判定の結果を遊技者に報知するために、横並びに3つのデモ図柄表示部が設けられている。パチンコ機1は、3つのデモ図柄表示部に表示されるデモ図柄を変動させた後に、大当たり判定の結果を示すデモ図柄の組み合わせを確定表示させる演出(以下、「報知演出」という。)を行うことで、大当たり判定の結果を遊技者に報知する。
表示画面28の右方には可動役物30が設けられている。可動役物30は、可動部を可動させることで各種演出を行う。可動役物30の下方には、大当たり判定の結果および保留球数を表示する表示部24が設けられている。表示部24は、特別図柄表示部、普通図柄表示部、特別図柄記憶数表示LED、および普通図柄記憶数表示LEDを備える。特別図柄表示部は、2つの7セグメントLEDからなり、大当たり判定の結果を示す特別図柄を表示する。普通図柄表示部は、LEDの点灯および消灯によって普通当たり判定の結果を表示する。特別図柄記憶数表示LEDは、大当たり判定の結果がまだ表示されていない遊技球の個数(所謂「特別図柄作動保留球数」)を表示する。普通図柄記憶数表示LEDは、普通当たり判定の結果がまだ表示されていない遊技球の個数(所謂「普通図柄作動保留球数」)を表示する。
図3を参照して、パチンコ機1の電気的構成について説明する。パチンコ機1の制御部40は、主基板41、サブ制御基板58、ランプドライバ基板46、演出制御基板43、払出制御基板45、および中継基板47を主に備える。
主基板41は、パチンコ機1の主制御を司る。主基板41の主基板CPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51と、データを一時的に記憶するRAM52と、制御プログラム等を記憶したROM53とが設けられている。主基板CPUユニット50には、割込信号発生回路57が接続されている。主基板41は、割込信号発生回路57から割込信号が入力される毎にプログラムを実行する。主基板41は、I/Oインタフェイス54を介してサブ制御基板58、払出制御基板45、中継基板47、出力ポート55、および始動口スイッチ70に接続されている。出力ポート55は、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する。始動口スイッチ70は、特別図柄始動電動役物15に入賞した遊技球を検出する。
サブ制御基板58は、CPU581、RAM582、およびROM583を備え、ランプドライバ基板46、演出制御基板43、スピーカ48、および操作ボタン9に接続している。サブ制御基板58は、主基板41から送信されるコマンドに従って、演出等の総合的な制御を行う。ランプドライバ基板46は可動役物30等を制御する。演出制御基板43は、CPU43a等を備え、サブ制御基板58から受信するコマンドに従って表示画面28の表示を制御する。払出制御基板45は、CPU45a等を備える。払出制御基板45は、主基板41から送信されるコマンドに応じて賞品球払出装置49の動作を制御し、所定数の遊技球を払い出させる。
中継基板47には、普通図柄作動スイッチ71、大入賞口開閉ソレノイド72、電動役物開閉ソレノイド73、大入賞口スイッチ75、および表示部24が接続されている。普通図柄作動スイッチ71は、普通図柄始動ゲート12を通過した遊技球を検出する。大入賞口開閉ソレノイド72は、大当たり遊技中に大入賞口16の開閉部材を開閉する。電動役物開閉ソレノイド73は、普通当たり遊技中に特別図柄始動電動役物15の開閉部材を開閉する。大入賞口スイッチ75は、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する。
電源基板42は、主基板41および遊技球発射装置37に接続されており、各基板および遊技球発射装置37に直流の安定化した電力を供給する。遊技球発射装置37は、一定間隔(本実施形態では0.6秒)毎に1個ずつ遊技球を遊技領域4へ発射する。
図4を参照して、RAM52の大当たり関係情報記憶エリアについて説明する。大当たり関係情報記憶エリアは、後述するメイン処理の特別図柄処理(図7および図8参照)において使用され、特別図柄始動電動役物15への遊技球の入賞時に取得される乱数を記憶する。大当たり関係情報記憶エリアには複数の記憶エリアが設けられている。特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞した際に、特別図柄作動保留球数が4未満(0〜3)であれば、番号の若い記憶エリアから順に乱数が記憶される。CPU51は、処理が未だ行われていない記憶エリアの乱数のうち、最も番号の若い記憶エリアを判定エリアとし、判定エリアに記憶されている乱数について大当たり判定等の各種処理を行う。判定エリアに記憶されている乱数に関する処理(具体的には、判定結果を報知する報知演出、および、判定結果が大当たりの場合に実行される大当たり遊技)が終了すると、次に番号が若い記憶エリアが判定エリアとされて、大当たり判定等の処理が繰り返される。なお、処理が終了した記憶エリアの乱数は、適宜消去してもよい。
各記憶エリアには、大当たり判定カウンタの値が記憶される大当たり乱数欄、特別図柄決定カウンタの値が記憶される特別図柄決定乱数欄、および、変動パターン決定カウンタの値が記憶される変動パターン決定乱数欄が設けられている。特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞すると、その時点で計数されているそれぞれの乱数取得カウンタの値が各欄に記憶される。大当たり乱数は、大当たり判定のために用いられる。特別図柄決定乱数は特別図柄を決定するために用いられる。変動パターン決定乱数は、大当たり判定の結果を報知する報知演出の演出パターン(デモ図柄の変動パターン)を決定するために用いられる。なお、RAM52には、普通図柄始動ゲート12への遊技球の入賞時に取得される乱数を記憶するための普通当たり関係情報記憶エリアが設けられている。普通当たり関係情報記憶エリアも、大当たり関係情報記憶エリアと同様に構成されている。
図5を参照して、ROM53に記憶されている特別図柄変動パターン決定テーブルについて説明する。変動パターンとは、前述したように、大当たり判定による判定結果を遊技者に報知する際に用いられるデモ図柄の変動のパターン(演出パターン)である。この変動パターンによって、表示部24に表示される特別図柄の変動時間(デモ図柄の変動時間に等しい)と、特別図柄の変動に同期して表示画面28、可動役物30、スピーカ48等によって実行される報知演出のパターンとが決定される。サブ制御基板58は、主基板41で決定された変動パターンに従って報知演出を制御する。
特別図柄変動パターン決定テーブルには、大当たり判定時の遊技状態(非時短状態中または時短状態中)、および大当たり判定の結果(大当たりまたははずれ)に応じて複数のテーブルが設けられている。それぞれのテーブルには複数種類の変動パターンが割り当てられており、各変動パターンと変動パターン決定乱数の値(0〜511)とが対応付けられている。大当たり判定が行われると、その時点の遊技状態と判定結果とに応じたテーブルが参照され、大当たり乱数と共に取得されている変動パターン決定乱数の値によって変動パターンが決定される。主基板41は、決定した変動パターンを指定するコマンドをサブ制御基板58へ送信する。サブ制御基板58は、コマンドによって指定された変動パターンに応じて報知演出を制御する。
判定結果が大当たりの場合には、リーチ演出を実行する変動パターンが必ず決定される。一方で、判定結果がはずれの場合には、リーチ演出を実行しない「非リーチ」の変動パターンが決定される割合が最も高い。リーチ演出は、複数のデモ図柄のうちの一部を停止させた状態で行われる演出であり、大当たりの可能性があることを示す。本実施形態におけるリーチ演出には、ノーマルリーチ、リーチ演出A,B,C,D,E、プレミアリーチ演出X,Yの8種類がある。図5に示すように、判定結果が大当たりの場合には、ノーマルリーチ、リーチ演出A,B,C,D,Eの順で、決定される割合が高くなる。逆に、判定結果がはずれの場合には、ノーマルリーチ、リーチ演出A,B,C,D,Eの順で、決定される割合が低くなる。また、プレミアリーチ演出X,Yは、判定結果が大当たりの場合にのみ決定され得る。従って、リーチ演出において示される大当たり判定の結果が大当たりとなる確率である信頼度は、ノーマルリーチ、リーチ演出A,B,C,D,E、プレミアリーチ演出X,Yの順に高くなる。
図6から図8を参照して、パチンコ機1の主基板41による処理について説明する。パチンコ機1の主制御は、ROM53に記憶されている制御プログラムによって行われる。制御プログラムのメイン処理(図6参照)は、割込信号発生回路57(図3参照)が4ms毎に発生する割込信号をCPU51が感知した際に、CPU51において実行される。
まず、コマンド出力処理が行われる(S10)。コマンド出力処理では、制御コマンドが、サブ制御基板58、払出制御基板45、中継基板47等に出力される。ここで出力される制御コマンドは、前回実施されたメイン処理においてRAM52に記憶された制御コマンドである。
次いで、スイッチ読込処理が行われる(S11)。スイッチ読込処理では、普通図柄始動ゲート12および各入賞口に設けられた各スイッチ(図3参照)の検出結果から、遊技球を検知するための処理が行われる。
次いで、カウンタ更新処理が行われる(S12)。カウンタ更新処理では、RAM52に記憶されている乱数取得カウンタの値が加算され、且つ、タイマカウンタの値が減算される。
次いで、特別電動役物処理が行われる(S13)。特別電動役物処理では、大当たり遊技の動作(主に大入賞口16の開閉部材の開閉動作)を制御するための処理と、大当たり遊技終了後に生起される遊技状態に関する処理とが行われる。
次いで、特別図柄処理が行われる(S14)。詳細は後述するが、特別図柄処理では、大当たり判定、特別図柄の決定、および変動パターンの決定等の処理が行われる(図7および図8参照)。
次いで、普通電動役物処理が行われる(S15)。普通電動役物処理では、普通当たりとなった場合に普通当たり遊技の動作を制御するための処理が行われる。CPU51は、時短状態が生起されていれば、非時短状態中よりも長く特別図柄始動電動役物15を開放させる。
次いで、普通図柄処理が行われる(S16)。普通図柄処理では、普通図柄作動スイッチ71が遊技球を検出することを契機として、普通当たり乱数が取得される。取得された乱数に基づいて、普通当たり判定、普通図柄の変動を制御するためのコマンドの記憶等の処理が行われる。時短状態中に普通当たりと判定される確率は、非時短状態中に普通当たりと判定される確率よりも高い。普通図柄の変動時間は、非時短状態中よりも時短状態中の方が短い。
次いで、払出処理(S17)、エラーチェック(S18)、および情報出力処理(S19)が行われる。払出処理では、賞品球の払い出しが制御される。エラーチェックでは、エラーが発生している場合に、表示画面28およびスピーカ48等を用いてエラーが報知される。情報出力処理では、図示外の遊技場管理用コンピュータに各種の情報が出力される。
図7および図8を参照して、特別図柄処理(S14)の詳細について説明する。まず、特別図柄処理で使用されるフラグについて説明する。RAM52には、大当たり遊技状態フラグ、表示状態フラグ等が記憶されている。大当たり遊技状態フラグは、大当たり遊技中に「1」が記憶されて「ON」となり、大当たり遊技中でない場合には「0」が記憶されて「OFF」となる。特別図柄表示状態フラグは、表示部24の特別図柄が変動している場合に「1」、停止表示されている場合に「2」、変動中でも停止表示中でもない場合に「0」が記憶される。
図7に示すように、特別図柄処理が開始されると、特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞したか否かが判断される(S21)。特別図柄始動電動役物15に設けられた始動口スイッチ70が遊技球の入賞を検出すると、メイン処理のスイッチ読込処理(S11、図6参照)において、始動口スイッチ70に対応する入賞球フラグが「ON」とされる。このフラグが「ON」とされておらず、遊技球が入賞していなければ(S21:NO)、処理はそのままS31の判断へ移行する。特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞していれば(S21:YES)、特別図柄作動保留球数が「4」であるか否かが判断される(S22)。RAM52に記憶されている特別図柄作動保留球数が「4」であれば(S22:YES)、保留球は保留することができる上限に達しているため、処理はそのままS31の判断へ移行する。
特別図柄作動保留球数が「4」でない場合には(S22:NO)、RAM52に記憶されている特別図柄作動保留球数に「1」が加算される(S23)。次いで、各種乱数が取得され、大当たり関係情報記憶エリア(図4参照)における空の記憶エリアのうち、番号が最も若い記憶エリアに記憶される(S24)。具体的には、大当たり乱数欄には大当たり判定カウンタの値が、特別図柄決定乱数欄には特別図柄決定カウンタの値が、変動パターン決定乱数欄には変動パターン決定カウンタの値が、それぞれ記憶される。
次いで、大当たり遊技状態であるか否かが判断される(S31)。大当たり遊技状態フラグが「ON」となっており、大当たり遊技状態中であると判断された場合には(S31:YES)、処理はそのままメイン処理へ戻る。大当たり遊技状態中でなければ(S31:NO)、特別図柄が変動中であるか否かが判断される(S32)。表示状態フラグが「1」でなく、特別図柄が変動中でなければ(S32:NO)、特別図柄が停止表示中であるか否かが判断される(S33)。表示状態フラグが「2」でなく、停止表示中でなければ(S33:NO)、処理はS35(図8参照)へ移行し、大当たり判定等の処理が行われる。
図8に示すように、大当たり判定が行われる前に、特別図柄作動保留球数が「1」以上であるか否かが判断される(S35)。RAM52に記憶されている特別図柄作動保留球数が「1」以上でなければ(S35:NO)、大当たり判定を行うべき遊技球は存在しないので、処理はそのままメイン処理へ戻る。「1」以上であれば(S35:YES)、RAM52に記憶されている特別図柄作動保留球数が「1」減算される(S36)。大当たり関係情報記憶エリア(図4参照)の判定エリアが、次の番号の記憶エリアにシフトされる(S37)。
次いで、遊技状態に応じた大当たり判定が行われる(S38)。大当たり判定を行うための判定テーブルには、非確率変動状態中に用いられる低確率判定テーブルと、大当たりと判定される確率が非確率変動状態中よりも高くなる高確率判定テーブルとが設けられている。大当たり判定は、確率変動状態が生起されているか否かに応じて、いずれかの判定テーブルが参照されて行われる。
大当たり判定によって大当たりと判定された場合には(S39:YES)、大当たりであることを示す特別図柄が決定される(S40)。次いで、時短状態中であれば(S41:YES)、特別図柄変動パターン決定テーブル(図5参照)のうち、時短状態中且つ大当たりの場合のテーブルが参照され、変動パターン決定乱数欄の値によって変動パターンが決定される(S42)。時短状態中でなければ(S41:NO)、非時短状態(通常状態)且つ大当たりの場合のテーブルによって変動パターンが決定される(S43)。判定結果がはずれであれば(S39:NO)、はずれであることを示す特別図柄(本実施形態では「−−」)が決定される(S46)。時短状態中であれば(S47:YES)、時短状態中且つはずれのテーブルによって変動パターンが決定され(S48)、時短状態中でなければ(S47:NO)、通常状態且つはずれのテーブルによって変動パターンが決定される(S49)。
次いで、決定された変動パターンを指定すると共に、特別図柄およびデモ図柄の変動(報知演出の開始)を指示するための変動パターン指定コマンドが、RAM52に記憶される(S52)。記憶されたコマンドは、次に実行されるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図6参照)において、サブ制御基板58等の他の基板に出力される。次いで、変動パターンに応じて決められている特別図柄の変動時間が、タイマカウンタである特別図柄変動時間カウンタにセットされる(S53)。特別図柄が変動中であることを示す「1」が表示状態フラグに記憶されて(S54)、処理はメイン処理へ戻る。
また、図7に示すS32の判断において、表示状態フラグに「1」が記憶されており、特別図柄が変動中であると判断された場合には(S32:YES)、変動時間が経過したか否かが判断される(S57)。S53(図8参照)でセットされた特別図柄変動時間カウンタの値が「0」となっており、変動時間が経過したと判断された場合には(S57:YES)、特別図柄の変動停止(報知演出の終了)を指示するための特別図柄停止コマンドがRAM52に記憶される(S58)。所定の停止表示時間が、タイマカウンタである特別図柄停止時間カウンタに記憶される(S59)。特別図柄が停止表示中であることを示す「2」が表示状態フラグに記憶されて(S60)、処理はメイン処理へ戻る。一方、S57の判断において、変動時間がまだ経過していないと判断された場合には(S57:NO)、処理はそのままメイン処理へ戻る。
また、S33の判断において、表示状態フラグに「2」が記憶されており、特別図柄が停止表示中であると判断された場合には(S33:YES)、S59でセットされたカウンタの値によって、停止表示時間が経過したか否かが判断される(S61)。特別図柄停止時間カウンタの値が「0」でなく、停止表示時間がまだ経過していない場合には(S61:NO)、処理はそのままメイン処理へ戻る。停止表示時間が経過した場合には(S61:YES)、特別図柄が変動中でも停止表示中でもないことを示す「0」が表示状態フラグに記憶される(S62)。次いで、遊技状態移行処理が行われて(S63)、処理はメイン処理へ戻る。遊技状態移行処理(S63)では、判定結果が大当たりである場合に大当たり遊技状態フラグが「ON」とされ、遊技状態が大当たり遊技状態へ移行される。この場合、大当たり遊技を開始することを示す大当たり遊技開始コマンドがRAM52に記憶される。また、時短状態および確率変動状態の終了条件が満たされていれば、これらの遊技状態が終了し、遊技状態は非時短状態および非確率変動状態へ移行する。
図9を参照して、本実施形態において実行される予告演出について説明する。予告演出とは、大当たり判定の結果がデモ図柄によって報知されるよりも前に、判定結果が大当たりであることの期待度を遊技者に示すための演出である。
本実施形態の段階予告演出の映像(以下、「段階予告演出映像」という。)としては、所謂ステップアップ予告演出による段階予告演出映像81が使用される。ステップアップ予告演出とは、予め決められた順序で1または複数の映像を順次表示させることで、大当たりの期待度を示す演出である。ステップアップ予告演出において連続して表示される段階予告演出映像81の数(つまり、ステップの段階)が多い程、大当たりとなる確率が高くなるように、段階予告演出映像81の表示が制御される。よって、大当たりに至るまでの遊技が長くなるほど、ステップの段階が低いステップアップ予告演出が実行されることが多くなる。
本実施形態では、男性と女性が出会いに至る映像が、段階予告演出映像81として使用される。ステップアップ予告演出の段階は3段階であり、1段階目(STEP1)は男性が登場する映像、2段階目(STEP2)は女性が登場する映像、3段階目(STEP3)は男性と女性が出会う映像である。STEP1からSTEP3までの段階予告演出映像81を順次表示させることで、ストーリー性のある予告演出を行うことができる。よって、ステップアップ予告演出のストーリーがどの段階まで発展するかを、遊技者は期待感を持ちながら楽しむことができる。
本実施形態では、1段階目(STEP1)または2段階目(STEP2)のステップアップ予告演出が実行された後に、分岐予告演出が実行される。分岐予告演出では、第一操作ボタン9、第二操作ボタン10、および第三操作ボタン11に対する操作入力別表示82が表示される。ここで、操作入力別表示82とは、操作ボタン9〜11のそれぞれに対応付けられた予告演出がいずれの演出であるかを、分岐予告演出において表示させ、遊技者に操作ボタン9〜11の操作を促す表示である。
操作入力別表示82は、操作ボタン9〜11のそれぞれに対応付けられた予告演出の分岐先がいずれの演出であるかを示す映像から成る。予告演出と操作ボタン9〜11との対応付けが基本分岐であって、操作入力別表示82が基本表示されている場合には、第一操作ボタン9とムービー疑似連予告演出とが対応付けられていることが、操作入力別表示82として表示される。また、第二操作ボタン10と特殊テンパイ煽り予告演出とが対応付けられていることが、操作入力別表示82として表示される。同様に、第三操作ボタン11とカットイン予告演出とが対応付けられていることが、操作入力別表示82として表示される。1段階目(STEP1)のステップアップ予告演出が終了した時点から、分岐予告演出が実行される場合について説明する。分岐予告演出が実行されて、操作入力別表示82が表示されている間に操作ボタン9〜11のいずれかが遊技者に操作されると、操作された操作ボタンに対応付けられた予告演出へ、演出が分岐して実行される。操作入力別表示82に従って、遊技者が第一操作ボタン9を操作すると、予告演出はムービー疑似連予告演出へと分岐する。また、遊技者が第二操作ボタン10を操作すると、予告演出は特殊テンパイ予告演出へと分岐する。同様に、遊技者が第三操作ボタン11を操作すると、予告演出はカットイン予告演出へと分岐する。分岐予告演出と操作ボタン9〜11との対応付けの基本分岐および操作入力別表示82の基本表示の詳細については後述する。いずれの操作ボタン9〜11も操作されなかった場合は、ステップアップ予告演出は分岐せず、分岐予告演出は終了する。
ここで、「ムービー疑似連予告演出」となる演出では、キャラクタが登場するムービーが表示画面28(図2参照)に表示される。これとともに、報知演出の趣向性を高めるために、デモ図柄の変動開始から確定表示までの間に、大当たり以外の図柄の組み合わせを一旦仮停止させ、その後再び図柄を変動させる疑似連続変動演出を実行する。例えば、疑似連続変動演出中に仮停止を挟んで行われるそれぞれの図柄変動の回数が多い程、大当たり判定の結果が「大当たり」である確率が高くなるように報知演出の実行割合を設定することで、遊技者の興趣を惹き付けることができる。また、「特殊テンパイ煽り予告演出」となる演出は、複数のデモ図柄のうちの一部を停止させた状態で行われるリーチ演出に至るか否かを、デモ図柄を煽情的に表示することで演出を行う予告演出である。また、「カットイン予告演出」とは、報知演出の趣向性を高めるために、一連のシーンの途中に別のシーンを挿入する等の演出を行う予告演出である。
図10を参照して、ステップアップ予告演出および分岐予告演出の流れについて詳細に説明する。図10では、デモ図柄が変動を開始してから、リーチ演出を経ずにはずれの組み合わせのデモ図柄が表示されるか、またはリーチ演出が開始されるまでに実行される各々の予告演出の流れを示している。
前述したように、ステップアップ予告演出は、ステップの段階が多いほど、大当たりとなる確率が高くなるように制御される。つまり、STEP1やSTEP2の段階予告演出映像81は、STEP3の段階予告演出映像81よりも、はずれ変動において頻繁に表示される。よって、STEP1の段階予告演出映像81が表示された時点では、遊技者は大当たりに対する強い期待を持つことができない。例えば、STEP1の段階予告演出映像81が表示された直後に、2段階目(STEP2)の段階予告演出映像81の表示が開始されなければ、その時点で遊技者は落胆する。従って、大当たりに至るまでの間に実行される報知演出において、何度もSTEP1の段階予告演出映像81を見る機会を重ねることで、ステップアップ予告演出に対する遊技者の興趣が薄れやすくなってしまう場合もあった。つまり、従来の遊技機は、1段階目(STEP1)や2段階目(STEP2)のステップアップ予告演出を十分に多様化することはできなかった。本実施形態のパチンコ機1は、以下説明する分岐予告演出によって上記課題を解決する。
図10のNo.0は、ステップアップ予告演出において、分岐予告演出が実行されない場合を示す。ステップアップ予告演出が、1段階目(STEP1)から3段階目(STEP3)まで発展して進行する流れを示している。
図10のNo.1は、1段階目(STEP1)のステップアップ予告演出が実行された後に、分岐予告演出が実行される場合を示す。ここで、STEP1のステップアップ予告演出が終了する時点を第一分岐点とする。ステップアップ予告演出がSTEP2まで設定されている場合に分岐予告演出が実行されることが決定されると、第一分岐点から分岐予告演出が実行される。分岐予告演出において、操作入力別表示82が表示されている間に操作ボタン9〜11のいずれかが操作されると、操作ボタンに対応付けられた予告演出が実行される。予告演出が基本分岐されている場合は、第一操作ボタン9が操作されると、予告演出はムービー疑似連予告演出へと分岐する。第二操作ボタン10が操作されると、予告演出は特殊テンパイ煽り予告演出へと分岐する。第三操作ボタン11が操作されると、予告演出はカットイン予告演出へと分岐する。つまり、STEP1の段階予告演出映像81を見た遊技者は、STEP2のステップアップ予告演出に変えて、自ら所望する予告演出へ演出を分岐させることができる。従って、本実施形態のパチンコ機1は、ステップアップ予告演出を多様化して、遊技者を楽しませることができる。なお、いずれの操作ボタン9〜11も操作されなかった場合は、ステップアップ予告演出は分岐せず、分岐予告演出は終了する。
図10のNo.2は、2段階目(STEP2)のステップアップ予告演出が実行された後に、分岐予告演出が実行される場合を示す。ここで、STEP2のステップアップ予告演出が終了する時点を第二分岐点とする。ステップアップ予告演出がSTEP3まで設定されている場合には、第二分岐点から分岐予告演出が実行される場合もある。分岐予告演出において、操作入力別表示82が表示されている間に操作ボタン9〜11のいずれかが操作されると、操作ボタンに対応付けられた予告演出が実行される。つまり、遊技者は、STEP1の段階予告演出映像81を見た後に、ステップアップ予告を分岐させて、予告演出を楽しむことができる。なお、いずれの操作ボタン9〜11も操作されなかった場合は、ステップアップ予告演出は分岐せず、分岐予告演出は終了する。
以上のように、本実施形態のパチンコ機1は、操作ボタン9〜11のいずれかの操作を契機として、ステップアップ予告演出の途中から予告演出を分岐させることができる。本実施形態では、ステップアップ予告演出の途中から分岐する予告演出は、ステップアップ予告演出とは異なる態様の予告演出から構成されている。また、操作ボタン9〜11のそれぞれに異なる予告演出が、基本的に対応付けられている。このため、遊技者は、自身の好みに応じて、予告演出を選択することができる。本実施形態のパチンコ機1は、ステップアップ予告演出を分岐するために操作する操作ボタンを複数有することから、操作ボタンを一つしか有しない遊技機よりも、分岐予告演出にバリエーションを持たせることができる。また、遊技者は、いずれの操作ボタン9〜11も操作をせず、ステップアップ予告演出を分岐させないといった選択をすることもできる。従って、本実施形態のパチンコ機1は、予告演出を十分に多様化して、遊技者を楽しませることができる。
図11を参照して、サブ制御基板58が実行するサブ制御基板処理について説明する。サブ制御基板処理では、主基板41から送信されるコマンドに従って、表示画面28、スピーカ48等による演出を制御する処理が行われる。特に、サブ制御基板処理では、大当たり判定の結果を報知するための報知演出が制御される。サブ制御基板処理は、ROM583に記憶されているプログラムに従って、CPU581によって実行される。
サブ制御基板処理で使用されるフラグについて説明する。RAM582には、特別図柄変動中フラグ、分岐予告演出決定フラグ、操作ボタン操作フラグ等が記憶されている。特別図柄変動中フラグは、特別図柄が変動中であることを示すフラグであり、特別図柄変動中に「1」が記憶されて「ON」となり、特別図柄停止表示中に「0」が記憶されて「OFF」となる。分岐予告演出決定フラグは、分岐予告演出が決定されたことを示すフラグであり、分岐予告演出が決定されると「1」が記憶されて「ON」となり、分岐予告演出が決定されていない場合には「0」が記憶されて「OFF」となる。操作ボタン操作フラグは、操作ボタン9〜11のいずれかが操作されたことを示すフラグであり、操作ボタン9〜11のいずれかが操作されて「ON」となり、操作ボタン9〜11のいずれも操作されていない場合には「0」が記憶されて「OFF」となる。
サブ制御基板処理が開始されると、主基板41から変動パターン指定コマンドを受信したか否かが判断される(S71)。受信していない場合(S71:NO)、処理はそのままS76へ移行する。変動パターン指定コマンドを受信すると(S71:YES)、コマンドによって指定された変動パターンがRAM582に記憶されて(S72)、予告演出決定処理が行われる(S73)。予告演出決定処理は、予告演出が実行されるか否かを決定する処理である。ステップアップ予告演出が実行される旨が決定された場合には、ステップアップ予告演出から分岐しうる予告演出を決定し、決定された予告演出を実行させる。その後、変動パターンに応じて以降の報知演出が制御されて(S74)、特別図柄変動中フラグが「ON」とされ(S75)、処理はS76へ移行する。予告演出決定処理の詳細については後述する。
次いで、操作ボタン処理が実行される(S76)。操作ボタン処理では、分岐予告演出が実行される場合に、操作ボタン9〜11の操作が有効とされる期間である、操作有効時間が決定される。決定された操作有効時間中に操作ボタン9〜11のいずれかが操作されたか否かを判断し、操作された操作ボタンに応じて予告演出を実行させる処理である。操作ボタン処理の詳細については後述する。
次いで、特別図柄停止コマンドを主基板41から受信したか否かが判断される(S78)。受信していなければ(S78:NO)、処理はS84の判断へ移行する。特別図柄停止コマンドを受信すると(S78:YES)、操作ボタン操作フラグが「OFF」とされる(S79)。次いで、分岐予告演出決定フラグが「OFF」とされる(S81)。大当たり判定の結果を示すデモ図柄の組み合わせが確定表示されて(S82)、特別図柄変動中フラグが「OFF」とされる(S83)。処理はS84の判断へ移行する。
次いで、主基板41から大当たり遊技開始コマンドを受信したか否かが判断される(S84)。受信していなければ(S84:NO)、処理はそのままS71の判断へ戻る。大当たり遊技開始コマンドを受信すると(S84:YES)、大当たり遊技演出処理が実行されて(S85)、処理はS71の判断へ戻る。
図12を参照して、予告演出決定処理(S73、図11参照)について詳細に説明する。予告演出決定処理では、予告演出が実行されるか否かを決定する処理が行われる。また、予告演出のうちステップアップ予告演出が実行される旨が決定された場合は、ステップアップ予告演出から分岐しうる分岐予告演出を決定する処理が行われる。予告演出決定処理が開始されると、まず、予告演出が実行されるか否かが、指定された変動パターンに応じて抽選され(S91)、抽選の結果が判断される(S92)。予告演出が実行されない旨の判断がされた場合には(S92:NO)、処理はそのままサブ制御基板処理へ戻る。
予告演出が実行される旨の判断がされた場合には(S92:YES)、実行される予告演出の内容がステップアップ演出であるか否かが判断される(S93)。実行される予告演出の内容がステップアップ予告演出ではなく、他の予告演出である場合には、指定された変動パターンに応じて決定された他の予告演出の態様が決定され、決定された予告演出が実行される(S100)。その後、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
実行される予告演出の内容がステップアップ予告演出である場合には(S93:YES)、ステップアップ予告演出の段階の数が変動パターンに応じて決定される(S94)。具体的には、ステップアップ予告がSTEP1、STEP2、またはSTEP3のうちのいずれの段階まで発展するかが決定される。決定されたステップアップ予告演出の段階の数は、RAM582に記憶される。次いで、分岐予告演出が実行されるか否かが抽選され(S95)、抽選の結果が判断される(S96)。分岐予告演出が実行されない旨の判断がされた場合には(S96:NO)、ステップアップ予告演出において、分岐予告演出が実行されない。S94の処理において決定された段階まで、ステップアップ予告演出が実行される(S99)。その後、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
分岐予告演出が実行される旨の判断がされた場合には(S96:YES)、分岐予告演出決定処理が実行される(S97)。分岐予告演出決定処理は、分岐予告演出について、ステップアップ予告演出の第一分岐点または第二分岐点から実行されうる分岐予告演出の態様を決定する処理である。分岐予告演出決定処理の詳細については後述する。その後、分岐予告演出の実行される分岐点まで、ステップアップ予告演出が実行され、分岐点からは、分岐予告演出が実行される(S98)。分岐予告演出では、分岐表示決定処理において決定された態様にて、操作入力別表示82が表示画面28に表示される。次いで、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
図13を参照して、サブ制御基板58のROM583に記憶されているステップアップ予告演出段階決定テーブルについて説明する。ステップアップ予告演出段階決定テーブルは、実行するステップアップ予告演出が何段階まで発展して実行されるかを、主基板41によって決定された変動パターンに応じて決定するためのテーブルである。ステップアップ予告演出段階決定テーブルでは、サブ制御基板58で取得される乱数の値と、ステップアップ予告演出の段階数とが、リーチ演出の種類(「非リーチ」を含む)ごとに対応付けられている。図13では、ステップアップ予告演出の段階数に対応付けられている乱数の値の代わりに、各ステップアップ予告演出の段階数が決定される割合をパーセンテージで表記している。サブ制御基板58のCPU581は、主基板41によって変動パターンが指定されると、指定された変動パターンによって実行されるリーチ演出の種類に応じたテーブルを参照し、乱数の値を用いて、実行するステップアップ予告演出の段階数を決定する。
図13に示すように、リーチ演出が実行されない「非リーチ」の場合には、ステップアップ予告演出がSTEP1まで実行される割合は90%である。また、ステップアップ予告演出がSTEP2まで実行される割合は10%である。「非リーチ」の場合、大当たり判定の結果は必ずはずれである。そして、「非リーチ」の場合のステップアップ予告演出は、ステップの段階が多い程、決定される割合が低い。なお、本実施形態では、「非リーチ」の場合には、STEP3まで発展するステップアップ予告演出が決定される割合は0%である。よって、パチンコ機1は、これらの予告演出を実行することで、ステップアップ予告演出の段階が多いほど、リーチ演出に移行する期待を持つことができることを遊技者に認識させることができる。
また、前述したように、大当たりとなる確率は、ノーマルリーチ、リーチ演出A,B,C,D,E、プレミアリーチ演出の順に高くなる。そして、図13に示すように、ステップアップ予告演出については、大当たりとなる確率が高いリーチ演出である程、ステップの段階が多い演出が決定され易くなる。よって、遊技者は、ステップアップ予告演出のステップの段階がより多く継続することを期待して、予告演出を楽しむことができる。
図14を参照して、分岐予告演出決定処理(S97、図12参照)について詳細に説明する。前述したように、分岐予告演出決定処理は、分岐予告演出について、ステップアップ予告演出の第一分岐点または第二分岐点から実行されうる分岐予告演出の態様を決定する処理である。分岐予告演出決定処理が開始されると、S94(図12参照)の処理において決定され、RAM582に記憶されたステップアップ予告演出の段階数が参照される。本実施形態においては、ステップアップ予告演出が、STEP1のみ実行されることが決定されている場合には(S101:YES)、分岐予告演出は決定されない。よって、処理はサブ制御基板処理へ戻る。参照されたステップアップ予告演出が、STEP1のみではなく、STEP2以上の段階まで実行されることが決定されている場合には(S101:NO)、分岐表示決定処理が実行される(S102)。
分岐表示決定処理は、分岐予告演出における予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けと、操作ボタン9〜11のそれぞれと予告演出との対応を表示する操作入力別表示82の表示態様を決定する処理である。
図15を参照して、分岐表示決定処理(S102、図14参照)について詳細に説明する。前述したように、分岐表示決定処理は、分岐予告演出における予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けと、操作ボタン9〜11のそれぞれと予告演出との対応を表示する操作入力別表示82の表示態様を決定する処理である。まず、予告演出の分岐先が、操作ボタン9〜11のそれぞれと特殊分岐されるか否かが抽選される(S111)。ここで、予め操作ボタン9〜11のそれぞれと対応付けられた予告演出の分岐先との対応付けを、以下、「基本分岐」という。対して、基本分岐とは異なる態様で、操作ボタン9〜11のそれぞれと対応付けられた予告演出の分岐先との対応付けを、以下、「特殊分岐」という。予告演出と操作ボタン9〜11の各々とが特殊分岐される場合には(S112:YES)、操作ボタン9〜11の各々と予告演出とが特殊分岐によって対応付けられる旨がRAM582に記憶され(S114)、処理はS115へ移行する。特殊分岐されない場合には(S112:NO)、操作ボタン9〜11の各々と予告演出とが基本分岐によって対応付けられる旨がRAM582に記憶され(S113)、処理はS115へ移行する。分岐予告演出と操作ボタン9〜11との対応付けの基本分岐および特殊分岐の具体例については後述する。
次いで、操作入力別表示82が特殊表示されるか否かが抽選される(S115)。ここで、操作ボタン9〜11のそれぞれと対応付けられた予告演出がいずれの予告演出であるかを、対応付けに従ってそのまま表示させる操作入力別表示82の表示態様を、以下、操作入力別表示82の「基本表示」という。対して、基本表示とは異なる態様で、操作ボタン9〜11のそれぞれと操作入力別表示82を対応付けて表示させる操作入力別表示82の表示態様を、以下、操作入力別表示82の「特殊表示」という。操作入力別表示82が特殊表示される場合には(S116:YES)、表示画面28に操作入力別表示82が特殊表示される旨がRAM582に記憶され(S118)、処理はサブ制御基板処理へ戻る。操作入力別表示82が基本表示される場合には(S116:NO)、表示画面28に操作入力別表示82が基本表示される旨がRAM582に記憶され(S117)、処理はサブ制御基板処理へ戻る。操作入力別表示82の基本表示および特殊表示の具体例については後述する。
図16を参照して、サブ制御基板58のROM583に記憶されている特殊分岐決定テーブルについて説明する。特殊分岐決定テーブルは、S111(図15参照)の処理において、分岐予告演出が特殊分岐されるか否かが抽選される際の、抽選割合を定めるテーブルである。図16では、予告演出が基本分岐されるか特殊対応されるかの割合をパーセンテージで表記している。
本実施形態では、大当たり判定の結果がはずれである場合に、予告演出の分岐先が、操作ボタン9〜11のそれぞれとの対応付けが基本分岐とされる割合は80%である。また、予告演出の分岐先が特殊分岐とされる割合は20%である。一方、大当たり判定の結果が大当たりである場合に、予告演出の分岐先が基本分岐とされる割合は60%である。また、予告演出の分岐先が特殊分岐とされる割合は40%である。予告演出の分岐先が基本分岐とされる割合は、予告演出の分岐先が特殊分岐とされる割合よりも高く設定されている。これにより、予告演出の分岐先が基本分岐とされる予告演出が、予告演出の分岐先が特殊分岐とされる予告演出よりも多く実行される。よって、遊技者は、遊技を継続するにつれて、基本分岐による予告演出は、特殊分岐される予告演出よりも頻繁に実行されることを、報知演出において認識するようになる。また、大当たり判定の結果が大当たりである場合に予告演出の分岐先が特殊分岐とされる割合は、大当たり判定の結果がはずれである場合に予告演出の分岐先が特殊分岐とされる割合よりも高く設定されている。よって、遊技者は、遊技を継続するにつれて、大当たり判定の結果が大当たりである場合には、大当たり判定の結果がはずれである場合よりも、特殊分岐による予告演出が多く実行されることを認識するようになる。従って、遊技者は、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐とされる予告演出を、大当たりへの強い期待を持って楽しむことができるようになる。
なお、予告演出の分岐先が特殊分岐とされるか否かの抽選における抽選割合は、本実施形態の割合に限定されるものではない。基本分岐による予告演出が、特殊分岐による予告演出よりも多く実行され、大当たり判定の結果が大当たりである場合に予告演出が特殊分岐される割合が、はずれである場合に予告演出が特殊分岐とされる割合よりも高い割合となっていればよい。また、大当たり判定の結果がはずれである場合に予告演出が特殊分岐とされる割合を0%とし、大当たりである場合に予告演出が特殊分岐とされる割合を0%よりも大きくすることで、予告演出が特殊分岐されれば大当たりが確定するといった演出を実現することもできる。
また、予告演出分岐先の特殊分岐については、必ずしも特殊分岐させることが決定されなくてもよい。予告演出が特殊分岐されず、基本分岐のみによって実行されることとしても、遊技者は操作ボタン9〜11の操作によって、ステップアップ予告演出の途中から予告演出を分岐することができる。つまり、特殊分岐されなくとも、予告演出を多様化することができるからである。この場合には、S111、S112、およびS114の処理(図15参照)を行わなければよい。
図17を参照して、サブ制御基板58のROM583に記憶されている特殊表示決定テーブルについて説明する。特殊表示決定テーブルは、S115(図15参照)の処理において、操作入力別表示82が特殊表示されるか否かが抽選される際の、抽選割合を定めるテーブルである。図17では、操作入力別表示82が基本表示されるか特殊表示されるかの割合をパーセンテージで表記している。
本実施形態では、大当たり判定の結果がはずれである場合に、操作入力別表示82が基本表示される割合は95%である。また、操作入力別表示82が特殊表示される割合は5%である。一方、大当たり判定の結果が大当たりである場合に、操作入力別表示82が基本表示される割合は60%である。また、操作入力別表示82が特殊表示される割合は40%である。操作入力別表示82が基本表示される割合は、操作入力別表示82が特殊表示される割合よりも高く設定されている。これにより、操作入力別表示82が基本表示される分岐予告演出が、操作入力別表示82が特殊表示される分岐予告演出よりも多く実行される。よって、遊技者は、遊技を継続するにつれて、操作入力別表示82が基本表示される分岐予告演出が、操作入力別表示82が特殊表示される分岐予告演出よりも頻繁に実行されることを、報知演出において認識するようになる。また、大当たり判定の結果が大当たりである場合に操作入力別表示82が特殊表示される割合は、大当たり判定の結果がはずれである場合に操作入力別表示82が特殊表示される割合よりも高く設定されている。よって、遊技者は、遊技を継続するにつれて、大当たり判定の結果が大当たりである場合には、大当たり判定の結果がはずれである場合よりも、操作入力別表示82が特殊表示される分岐予告演出が多く実行されることを認識するようになる。従って、遊技者は、操作入力別表示82が特殊表示される分岐予告演出を、大当たりへの強い期待を持って楽しむことができるようになる。
なお、操作入力別表示82が特殊表示されるか否かの抽選における抽選割合は、本実施形態の割合に限定されるものではない。操作入力別表示82が基本表示される分岐予告演出が、特殊表示される分岐予告演出よりも多く実行され、大当たり判定の結果が大当たりである場合に操作入力別表示82が特殊表示される割合が、はずれである場合に操作入力別表示82が特殊表示される割合よりも高い割合となっていればよい。また、大当たり判定の結果がはずれである場合に操作入力別表示82が特殊表示される割合を0%とし、大当たりである場合に操作入力別表示82が特殊表示される割合を0%よりも大きくすることで、操作入力別表示82が特殊表示されれば大当たりが確定するといった演出を実現することもできる。
また、操作入力別表示82は、必ずしも特殊表示されることが決定されなくてもよい。操作入力別表示82が特殊表示されず、基本表示のみされることとしても、遊技者は操作入力別表示82に従って、自身が所望する分岐予告演出を選択することができる。つまり、特殊表示されなくとも、予告演出を多様化することができるからである。この場合には、S115、S116、およびS118の処理(図15参照)を行わなければよい。
また、操作入力別表示82は、本実施例の態様で表示されないとしても、本発明の目的は達成できる。例えば、操作ボタン9〜11のそれぞれに対応付けられた予告演出の分岐先である分岐予告演出がいずれの演出であるかを示す映像が含まれなくてもよい。少なくとも、操作ボタン9〜11の操作有効時間中に、遊技者に操作ボタン9〜11のいずれかの操作を促すものであればよい。遊技者が操作有効時間中に操作ボタン9〜11のいずれかを操作するか否かを選択できれば、予告演出を多様化することができるからである。また、操作ボタン9〜11のいずれかを遊技者に操作させることで、ステップアップ予告演出を分岐予告演出に分岐させることができれば、予告演出を十分に多様化することができるからである。
図18を参照して、本実施形態において実行されうる分岐予告演出の割合について説明する。分岐予告演出の割合は、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐とされるか否かの抽選と、操作入力別表示82が特殊表示されるか否かの抽選との組み合わせによって決定される。大当たり判定の結果がはずれである場合に、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが基本分岐とされ、かつ、操作入力別表示82が基本表示される割合は76%となる。これは、分岐予告演出のうちで最も多い割合を占める。よって、遊技者は、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが基本分岐であって操作入力別表示82が基本表示される分岐予告演出が、他の分岐予告演出よりも頻繁に実行されることを、報知演出において認識するようになる。次いで、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐であって操作入力別表示82が基本表示される分岐予告演出の割合が19%となる。予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが基本分岐であって操作入力別表示82が特殊表示される分岐予告演出の割合が4%となる。また、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐であって操作入力別表示82が特殊表示される分岐予告演出が1%の割合で実行される。最も少ない割合の分岐予告演出は、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐であって操作入力別表示82が特殊表示される分岐予告演出となる。一方、大当たり判定の結果が大当たりである場合には、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐とされる分岐予告演出、および操作入力別表示82が特殊表示される分岐予告演出の分岐予告演出全体に占める割合は、大当たり判定の結果がはずれである場合よりも大きくなる。最も少ない割合で実行される分岐予告演出である、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐であって操作入力別表示82が特殊表示される分岐予告演出についても、分岐予告演出全体に占める割合は、大当たり判定の結果がはずれである場合よりも大きくなる。従って、遊技者は、最も多くの機会に実行される分岐予告演出を認識するとともに、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐された分岐予告演出や、操作入力別表示が特殊表示された分岐予告演出が実行された場合には、大当たりへの強い期待を持って遊技を楽しむことができるようになる。
図14の説明に戻る。分岐表示決定処理が実行されると、分岐予告演出が決定されたことを示す分岐予告演出決定フラグが「ON」とされる(S105)。次いで、RAM582に記憶されたステップアップ予告演出の段階数が参照されて、ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されるか否かが判断される(S106)。ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行される場合は(S106:YES)、分岐予告演出を実行させる分岐点が抽選によって決定される(S107)。具体的には、STEP1のステップアップ予告演出が終了する時点である第一分岐点と、STEP2のステップアップ予告演出が終了する時点である第二分岐点との、二つの分岐点のうち、いずれの分岐点から分岐予告演出を実行させるかが抽選によって決定される。決定された分岐点についての情報は、RAM582に記憶される。処理はサブ制御基板処理へ戻る。ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されず、STEP2まで実行される場合は(S106:NO)、STEP1のステップアップ予告演出が終了する時点である第一分岐点のみが、分岐予告演出を実行させる分岐点となる。よって、分岐点を決定する抽選は行われることなく、第一分岐点を分岐点と決定する情報がRAM582に記憶されて、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
図19を参照して、操作ボタン処理(S76、図11参照)について詳細に説明する。前述したように、操作ボタン処理は、分岐予告演出が実行される場合に、操作ボタン9〜11の操作有効時間を決定し、操作有効時間中に操作ボタン9〜11のいずれかが操作されたか否かを判断する処理である。また、操作有効時間中に操作ボタン9〜11のいずれかが操作された場合には、操作された操作ボタンに応じて予告演出を実行させる。操作ボタン処理が開始されると、操作ボタン9〜11のいずれかが既に操作されたか否かが判断される(S121)。操作ボタン9〜11のいずれかが既に操作されたか否かは、操作ボタン操作フラグが「ON」とされているか否かによって判断される。操作ボタン操作フラグが「ON」とされており、操作ボタン9〜11のいずれかが既に操作されたと判断された場合には(S121:YES)、処理はそのままサブ制御基板処理へ戻る。
操作ボタン操作フラグが「OFF」とされており、操作ボタン9〜11のいずれも未だ操作されていないと判断された場合には(S121:NO)、特別図柄変動中フラグが「ON」とされているか否かが判断される(S122)。特別図柄変動中フラグが「OFF」とされており、特別図柄が変動中でないと判断された場合には(S122:NO)、処理はそのままサブ制御基板処理へ戻る。特別図柄変動中フラグが「ON」とされており、特別図柄が変動中であると判断された場合には(S122:YES)、分岐予告演出決定フラグが「ON」とされているか否かが判断される(S123)。分岐予告演出決定フラグが「OFF」とされており、分岐予告演出が未だ決定されていないと判断された場合には(S123:NO)、処理はそのままサブ制御基板処理へ戻る。分岐予告演出決定フラグが「ON」とされており、分岐予告演出が決定されたと判断された場合には(S123:YES)、処理はS127へ移行する。
次いで、操作ボタン9〜11の操作が所定期間有効とされる期間である、操作有効時間が決定される(S127)。本実施形態では、操作有効時間は、分岐予告演出の実行が開始される時点から開始される。分岐予告演出の実行が開始される時点は、S106およびS107(図14参照)の処理において決定されてRAM582に記憶された、分岐点の情報が参照されることによって判断される。また、本実施形態の操作有効時間は、分岐予告演出が実行されている間、または操作有効時間の開始後に操作ボタン9〜11のいずれかが操作されるまでの間のうち、いずれか早い方の期間の経過によって終了する。処理はS128の判断に移行する。
次いで、S127の処理において決定された操作有効時間中に、操作ボタン9〜11のいずれかの操作が受け付けられたか否かが判断される(S128)。操作有効時間中に操作ボタン9〜11のいずれかの操作が受け付けられた場合には(S128:YES)、表示画面28に表示されている操作入力別表示82が消去される(S129)。次いで、受け付けられた操作ボタン9〜11のうち、いずれの操作ボタン9〜11の操作が受け付けられたかが判断される。第一操作ボタン9の操作が受け付けられた場合には(S130:YES)、第一操作ボタン9に対応付けられた予告演出が実行され(S131)、処理はS135へ移行する。第二操作ボタン10の操作が受け付けられた場合には(S130:NO、S132:YES)、第二操作ボタン10に対応付けられた予告演出が実行され(S133)、処理はS135へ移行する。第三操作ボタン11の操作が受け付けられた場合には(S130:NO、S132:NO)、第三操作ボタン11に対応付けられた予告演出が実行され(S134)、処理はS135へ移行する。いずれかの操作ボタン9〜11の操作が受け付けられ、操作された操作ボタン9〜11に対応する予告演出が実行された場合には、操作ボタン9〜11のいずれかが操作されたことを示すフラグである操作ボタン操作フラグが「ON」とされる(S135)。その後、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
一方、操作有効時間中に操作ボタン9〜11のいずれも操作が受け付けられなかった場合には(S128:NO)、表示画面28に表示されている操作入力別表示82が消去され(S137)、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
次いで、図20〜23を参照して、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けと、操作ボタン9〜11のそれぞれと予告演出との対応を表示する操作入力別表示82の表示態様の詳細について説明する。図20は、分岐予告演出において、操作入力別表示82の表示態様が基本表示であって、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが基本分岐である場合の一例である。分岐予告演出の実行が開始される時点から、操作有効時間が開始される。分岐予告演出の実行が開始されると、表示画面28に、STEP1の段階予告演出映像81が表示される。前述したように、操作有効時間は、分岐予告演出が実行されている間または操作有効時間の開始後に操作ボタン9〜11のいずれかが操作されるまでの間のうち、いずれか早い方の期間の経過によって終了する。
まず、予告演出の基本分岐について説明する。本実施形態においては、まず、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐とされるか否か、抽選によって決定される(S111、図15参照)。分岐予告演出と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐とはされず、基本分岐とされる決定がなされた場合には(S112:NO、図15参照)、操作有効時間内に第一操作ボタン9が操作されると、ステップアップ予告演出がムービー疑似連予告演出へ分岐するように、第一操作ボタン9と予告演出とが対応付けられる。また、操作有効時間内に第二操作ボタン10が操作されると、ステップアップ予告演出が特殊テンパイ煽り予告演出へ分岐するように、第二操作ボタン10と予告演出先とが対応付けられる。また、操作有効時間内に第三操作ボタン11が操作されると、ステップアップ予告演出がカットイン予告演出へ分岐するように、第三操作ボタン11と予告演出とが対応付けられる。操作有効時間中に操作ボタン9〜11のいずれかが操作された場合には、基本分岐に従って、以降の予告演出が実行される。
本実施形態では、操作ボタン9〜11に対して予告演出が基本分岐とされる割合は、予告演出が特殊分岐される割合よりも高い(図16参照)。よって、遊技者は、分岐予告演出が実行された場合に、操作有効時間内に操作ボタン9〜11のいずれかを操作すると、基本分岐による予告演出が実行される機会に遭遇しやすくなる。従って、遊技者は、遊技を継続するにつれて、操作ボタン9〜11のそれぞれに予め対応付けられた予告演出との対応付けとして、基本分岐による対応付けを認識しやすくなる。
次いで、操作入力別表示82の基本表示について説明する。操作入力別表示82とは、操作ボタン9〜11のそれぞれに対応付けられた予告演出がいずれの演出であるかを、分岐予告演出において表示させ、遊技者に操作ボタン9〜11の操作を促す表示である。本実施形態においては、まず、操作入力別表示82が特殊表示されるか否かの抽選が実行される(S115、図15参照)。操作入力別表示82が特殊表示されず、基本表示される決定がなされた場合には(S116:NO、図15参照)、操作ボタン9〜11のそれぞれに対応付けられた分岐予告演出がいずれの演出であるかを示す表示である操作入力別表示82が表示される。ここで、操作入力別表示82の基本表示では、操作ボタン9〜11のそれぞれと予告演出の分岐先との対応とが、そのまま操作入力別表示82として表示される。よって、図20のように、操作ボタン9〜11に対して予告演出の分岐先が基本分岐とされている場合には、第一操作ボタン9が操作されると、ステップアップ予告演出がムービー疑似連予告演出へ分岐することが、操作入力別表示82に表示される。同様に、第二操作ボタン10が操作されると、ステップアップ予告演出が特殊テンパイ煽り予告演出へ分岐することが、操作入力別表示82に表示される。第三操作ボタン11が操作されると、ステップアップ予告演出がカットイン予告演出へ分岐することが、操作入力別表示82に表示される。これにより、遊技者は、自身が所望する予告演出を自ら選択することができるようになる。よって、パチンコ機1は、予告演出を遊技者の好みに応じて多様化することができる。予告演出を途中から変更したい遊技者の予告演出に対する興趣をより高めることもできる。
図21は、分岐予告演出において、操作入力別表示82の表示態様が基本表示であって、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐である場合の一例である。操作ボタン9〜11に対する予告演出の分岐先の特殊分岐について説明する。本実施形態においては、まず、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐とされるか否かの抽選が実行される(S111、図15参照)。分岐予告演出と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐とされる決定がなされた場合には(S112:YES、図15参照)、基本分岐とは異なる態様で、予告演出の分岐先が操作ボタン9〜11のそれぞれに対応付けられる。図21の特殊分岐の例では、第一操作ボタン9にはカットイン予告演出が、第二操作ボタン10にはムービー疑似連予告演出が、第三操作ボタン11には特殊テンパイ煽り予告演出が、それぞれ対応付けられる。図21では、図20の例に示された基本分岐とは異なる態様で、予告演出の分岐先が操作ボタン9〜11のそれぞれに対応付けられている。
図21では、操作入力別表示82が基本表示される。基本表示では、操作ボタン9〜11のそれぞれと予告演出の分岐先との対応とが、そのまま操作入力別表示82として表示される。よって、第一操作ボタン9が操作されると、ステップアップ予告演出がカットイン予告演出へ分岐することが、操作入力別表示82に表示される。同様に、第二操作ボタン10が操作されると、ステップアップ予告演出がムービー疑似連予告演出へ分岐することが、操作入力別表示82に表示される。第三操作ボタン11が操作されると、ステップアップ予告演出が特殊テンパイ煽り予告演出へ分岐することが、操作入力別表示82に表示される。これにより、遊技者は、自身が所望する予告演出を自ら選択することができるようになる。よって、パチンコ機1は、予告演出を遊技者の好みに応じて多様化することができる。予告演出を途中から変更したい遊技者の予告演出に対する興趣をより高めることもできる。さらに、分岐先が特殊分岐とされることから、基本分岐に慣れた遊技者に、意外性を抱かせることもできる。
図22は、分岐予告演出において、操作入力別表示82の表示態様が特殊表示であって、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが基本分岐である場合の一例である。図22では、予告演出の分岐先が基本分岐とされるため、前述したように、第一操作ボタン9にはムービー疑似連予告演出が、第二操作ボタン10には特殊テンパイ煽り予告演出が、第三操作ボタン11にはカットイン予告演出が、それぞれ対応付けられる。
次いで、操作入力別表示82の特殊表示について説明する。本実施形態においては、まず、操作入力別表示82が特殊表示されるか否かの抽選が実行される(S115、図15参照)。図22の例では、操作入力別表示82が特殊表示される決定がなされた場合には(S116:YES、図15参照)、操作ボタン9〜11のそれぞれと分岐予告演出との対応をそのまま示す基本表示とは異なる対応で、操作入力別表示82が表示される。予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11とは基本分岐とされるため、第一操作ボタン9にはムービー疑似連予告演出が分岐先として対応付けられている。しかし、操作入力別表示82は、第一操作ボタン9に対応する表示として、ムービー疑似連予告演出ではなく、カットイン予告演出へ分岐するように示す表示がされる。第二操作ボタン10に対応する表示として、特殊テンパイ煽り予告演出ではなく、ムービー疑似連予告演出へ分岐するように示す表示がされる。第三操作ボタン11に対応する表示として、カットイン予告演出ではなく、特殊テンパイ煽り予告演出へ分岐するように示す表示がされる。よって、ステップアップ予告演出をムービー疑似連予告演出へと分岐させたいと考えた遊技者が、操作入力別表示82に従って第二操作ボタン10を操作すると、遊技者の思惑に反して、分岐予告演出は特殊テンパイ煽り予告演出へと分岐することとなる。つまり、操作入力別表示82の特殊表示は、操作ボタン9〜11のいずれかの操作と、操作に応じて実行される分岐予告演出との関係において、遊技者に意外性を抱かせやすくなる。遊技者に意外性を抱かせることによって、遊技機は、予告演出をさらに多様化することができる。
操作ボタン9〜11のそれぞれと分岐予告演出との対応をそのまま示す基本表示とは異なる対応によって操作入力別表示82が表示されるのが、操作入力別表示82の特殊表示である。特殊表示においては、遊技者によって操作ボタン9〜11のいずれかが操作されても、遊技者の所望する予告演出が実行されない場合が生じうる。よって、特殊表示があまりに頻繁に行われてしまうと、遊技者の予告演出に対する興趣を低下させかねない。従って、操作入力別表示82が特殊表示される割合は、操作入力別表示82が基本表示される割合よりも低く設定されている(図17参照)。また、操作入力別表示82が特殊表示される割合は、大当たり判定の結果がはずれである場合よりも、大当たりである場合の方が、高くなるように設定されている(図17参照)。よって、大当たり判定の結果が大当たりとなる特別図柄の変動における報知演出において、遊技者の所望する予告演出とは異なる予告演出が実行される場合は、大当たりへの期待度が上がる。従って、操作ボタン9〜11のいずれかを操作したが、遊技者の所望する予告演出とは異なる予告演出が実行された場合には、遊技者は大当たりへの期待を持って遊技を楽しむことができるようになる。
なお、操作入力別表示82の特殊表示は、基本表示とは異なる表示であれば、どのような表示態様であってもよい。図22における特殊表示では、基本分岐とされた予告演出と、操作入力別表示82との対応とが、すべて異なるものとなっている。つまり、図22の例では、操作入力別表示82に従って操作ボタン9〜11のいずれを操作しても、所望する予告演出とは異なる予告演出へと演出が分岐する。しかし、予告演出の分岐先と操作入力別表示82との対応がすべて異なるものでなくてもよい。例えば、操作ボタン9〜11のそれぞれに対する操作入力別表示82は、すべて同一の予告演出へと分岐するように示されてもよい。具体的には、操作ボタン9〜11のそれぞれに対する操作入力別表示82が、すべてカットイン予告演出への分岐を示す表示とされる等である。この操作入力別表示82であっても、遊技者が第二操作ボタン10または第三操作ボタン11を操作した場合には、遊技者が所望した分岐予告演出とは異なる予告演出が実行されるため、遊技者に意外性を抱かせることができる場合があるからである。操作ボタン9〜11のそれぞれに対する操作入力別表示82が、すべて同一の操作入力別表示82とされる場合は、他の特殊表示よりも大当たり判定の結果が大当たりとなる確率を上げてもよい。この場合、操作入力別表示82の特殊表示の表示態様によって、大当たりへの期待度を変化させることができ、遊技機は、予告演出をより多様化することができる。
図23は、分岐予告演出において、操作入力別表示82の表示態様が特殊基本表示であって、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊対応である場合の一例である。図23の例では、図21の特殊分岐と同様に、第一操作ボタン9にはカットイン予告演出が、第二操作ボタン10にはムービー疑似連予告演出が、第三操作ボタン11には特殊テンパイ煽り予告演出が、それぞれ対応付けられる。この特殊分岐された予告演出に対して、操作入力別表示82が特殊表示される。図23の例では、操作入力別表示82は、第一操作ボタン9に対応する表示として、カットイン予告演出ではなく、特殊テンパイ煽り予告演出へ分岐するように示す表示がされる。第二操作ボタン10に対応する表示として、ムービー疑似連予告演出ではなく、カットイン予告演出へ分岐するように示す表示がされる。第三操作ボタン11に対応する表示として、特殊テンパイ煽り予告演出ではなく、ムービー疑似連予告演出へ分岐するように示す表示がされる。この場合、遊技機は、予告演出の分岐先が基本分岐とされ、且つ、操作入力別表示82が基本表示されている表示画面28を見慣れている遊技者に、意外性を抱かせることができる。また、操作入力別表示82が特殊表示されていることから、操作ボタン9〜11のいずれかの操作と、操作に応じて実行される分岐予告演出との関係において、遊技者に意外性を抱かせやすい。よって、遊技機は、予告演出をさらに多様化することができる。
なお、予告演出の分岐先と操作ボタン9〜11との対応付けが特殊分岐であって、操作入力別表示82が特殊表示である場合の表示態様は、図23の例に限られない。予告演出の特殊分岐では、基本分岐と異なる態様で操作ボタン9〜11と予告演出とが対応付けられていればよい。また、操作入力別表示82の特殊表示は、基本表示とは異なる表示であれば、どのような表示態様であってもよい。基本対応とは異なる態様で分岐予告演出と操作ボタン9〜11のそれぞれとが対応付けられていること、また、操作入力別表示82が基本表示とは異なる表示態様となっていることを遊技者に認識させることができれば、遊技機は遊技者に意外性を抱かせることができるからである。
以上説明したように、本実施形態に係るパチンコ機1では、遊技機に、予め決められたステップアップ予告演出の途中から、遊技者自身が所望する予告演出(本実施形態では、ムービー疑似連予告演出、特殊テンパイ煽り予告演出、またはカットイン予告演出のうちいずれかの予告演出)へ分岐させることができる。よって、遊技者は、パチンコ機1に予め決められたステップアップ予告演出の進展をある程度見極めてから、ステップアップ予告演出を分岐して別の予告演出を楽しむことができる。従って、本実施形態に係るパチンコ機1は、遊技者に操作ボタン9〜11を操作させることによって、予告演出を十分に多様化して、遊技者を楽しませることができる。
パチンコ機1に予め決められたステップアップ予告演出の途中から、操作ボタン9〜11のいずれかを遊技者が操作してステップアップ予告演出を分岐させようとした場合には、操作ボタン9〜11のそれぞれに予め対応付けられた予告演出に分岐する、基本分岐にて予告演出が決定される。具体的には、本実施形態の基本分岐では、第一操作ボタン9に対してムービー疑似連予告演出、第二操作ボタン10に対して特殊テンパイ煽り予告演出、第三操作ボタン11に対してカットイン予告演出が、予め対応付けられる。一方、操作ボタン9〜11のいずれかを遊技者が操作してステップアップ予告演出を分岐させようとした場合に、基本分岐とは異なる特殊な分岐先の対応である特殊分岐にて予告演出が決定されることも起こる。大当たり判定結果がはずれの場合よりも、大当たりの場合の方が、特殊分岐にて予告演出が決定される割合が高くなる。よって、報知演出において、特殊分岐に基づいてステップアップ予告演出が分岐した場合は、遊技者は大当たりに対する強い期待を持つことができる。従って、パチンコ機1は、予告演出を十分に多様化して、遊技者の予告演出への興趣を高めることができる。
前記遊技機は、前記複数の操作入力ごとに各々対応付けられた前記予告演出がいずれの前記予告演出であるかを、前記分岐予告演出において表示させる操作入力別表示制御手段をさらに備えてもよい。
遊技者は、操作ボタン9〜11を操作することで実行されうる予告演出を示す操作入力別表示82を見た上で、実行させたい予告演出を自ら選んで決定することができる。従って、本実施形態に係るパチンコ機1は、予告演出を十分に多様化しつつ、遊技者が所望する分岐予告演出を遊技者自身に選択させて、予告演出を変更した遊技者の予告演出に対する興趣をより高めることができる。
前記遊技機は、前記操作入力別表示制御手段が表示させる前記予告演出と前記複数の操作入力との対応とは異なる対応で、前記複数の操作入力ごとに各々対応付けられた前記予告演出がいずれの前記予告演出であるかを表示させる特殊操作入力別表示制御手段をさらに備えてもよい。前記複数の操作入力ごとに各々対応付けられた前記予告演出がいずれの前記予告演出であるかを表示される割合は、前記操作入力別表示制御手段によって表示される割合の方が、前記特殊操作入力別表示制御手段によって表示される割合よりも高く、前記判定手段によって前記有利状態を生起する判定結果が得られた場合に前記特殊操作入力別表示制御手段によって前記操作入力別表示が表示される割合が、前記判定手段によって前記有利状態を生起しない判定結果が得られた場合に前記特殊操作入力別表示制御手段によって前記操作入力別表示が表示される割合よりも高くてもよい。
本実施形態に係るパチンコ機1では、操作入力別表示82に従って遊技者が所望する予告演出にステップアップ予告演出を分岐させようとしても、所望した予告演出とは異なる他の予告演出に分岐することがある。大当たり判定の判定結果がはずれの場合よりも、大当たりの場合の方が、遊技者が所望した予告演出とは異なる他の予告演出に分岐する割合が高くなる。よって、報知演出において、所望した予告演出とは異なる他の予告演出にステップアップ予告演出が分岐した場合は、遊技者は所望した予告演出とは異なる他の予告演出に分岐した場合に大当たりしたことを認識しやすくなる。遊技者は、以降の遊技において、分岐予告演出の出現に着目して遊技を楽しみやすくなる。従って、パチンコ機1は、予告演出を十分に多様化して、ステップアップ予告演出を変更したい遊技者の予告演出に対する興趣をより高めることができる。
前記予告演出決定手段は、前記分岐予告演出において、前記操作入力手段によるいずれの操作入力も受け付けられない場合には、前記分岐予告演出が実行されるよりも前に実行されていた前記段階予告演出を、前記分岐予告演出の実行が終了された後に継続して実行させてもよい。
予告演出を途中から変更したくない遊技者には、予告演出を分岐させることなく、ステップアップ予告演出の進展を楽しませることもできる。また、遊技者が一旦、ステップアップ予告演出を分岐させないといった選択をした場合でも、その後に継続して実行されたステップアップ予告演出の途中から、改めて予告演出を分岐させられる機会を与えることができる場合もある。従って、パチンコ機1は、予告演出を十分に多様化して、遊技者の予告演出に対する興趣をより高めることができる。
本実施形態において、特別図柄始動電動役物15が本発明の「始動口」に相当する。大当たり遊技状態が本発明の「有利状態」に相当する。図8のS38で大当たり判定を行う主基板41のCPU51が、本発明の「判定手段」として機能する。表示画面28が本発明の「演出実行手段」に相当する。図11のS71〜S83で報知演出の開始および終了を制御するサブ制御基板58のCPU581が、本発明の「演出実行制御手段」として機能する。図12のS91〜S100で予告演出を決定するサブ制御基板58のCPU581が、本発明の「予告演出決定手段」として機能する。図12のS98〜S100で予告演出の実行を制御するサブ制御基板58のCPU581が、本発明の「予告演出実行制御手段」として機能する。第一操作ボタン9、第二操作ボタン10、および第三操作ボタン11が、本発明の「操作入力手段」に相当する
25のS130およびS132でいずれの操作ボタン9〜11が操作されたか否かを判断するサブ制御基板58のCPU581が、本発明の「判断手段」として機能する。図15のS115〜S117で表示画面28に操作入力別表示82を基本表示する制御をするサブ制御基板58のCPU581が、本発明の「操作入力別表示制御手段」として機能する。
本発明は、以上詳述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。図24を参照して、ステップアップ予告演出および分岐予告演出の流れ(図10参照)の変形例について説明する。図24のNo.3は、ステップアップ予告演出がSTEP2まで実行されることが決定されている場合に、1段階目(STEP1)のステップアップ予告演出が実行された後に、分岐予告演出が実行される場合を示す。STEP1のステップアップ予告演出が終了する時点である第一分岐点から分岐予告演出が実行される。分岐予告演出において、操作入力別表示82が表示されている間に操作ボタン9〜11のいずれかが操作されると、操作ボタンに対応付けられた予告演出が実行される。ここで、第一分岐点から分岐予告演出が実行された段階では、ステップアップ予告演出がどの段階まで発展するか、遊技者は知ることができない。よって、遊技者は、ステップアップ予告演出がどの段階まで発展するかを見極めたい場合もある。この場合には、遊技者は、いずれの操作ボタン9〜11も操作しないといった選択もできる。いずれの操作ボタン9〜11も操作されなかった場合は、ステップアップ予告演出は分岐せず、2段階目(STEP2)のステップアップ予告演出が実行される。
図24のNo.4は、ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されることが決定されている場合に、1段階目(STEP1)のステップアップ予告演出が実行された後に、分岐予告演出が実行される場合を示す。第一分岐点から実行される分岐予告演出において、操作入力別表示82が表示されている間に操作ボタン9〜11のいずれかが操作されると、操作ボタンに対応付けられた予告演出が実行される。いずれの操作ボタン9〜11も操作されなかった場合は、ステップアップ予告演出は分岐せず、2段階目(STEP2)のステップアップ予告演出が実行される。
図24のNo.5は、ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されることが決定されている場合に、第一分岐点から実行された分岐予告演出において、いずれの操作ボタン9〜11も操作されなかった場合の演出の流れを示す。STEP2のステップアップ予告演出が終了する時点である第二分岐点から、分岐予告演出が再度実行される場合である。第一分岐点から分岐予告演出が実行された段階では、ステップアップ予告演出がどの段階まで発展するか、遊技者は知ることができない。よって、遊技者は、ステップアップ予告演出がどの段階まで発展するかを見極めたい場合もある。この場合には、遊技者は、いずれの操作ボタン9〜11も操作しないといった選択ができる。その後、第二分岐点から分岐予告演出が再度実行された段階で、改めて、STEP3のステップアップ予告演出に変えて、自ら所望する予告演出へ演出を分岐させたいと考えることもある。第二分岐点から再度実行された分岐予告演出において、操作ボタン9〜11のいずれかが操作されると、操作ボタンに対応付けられた予告演出が実行される。つまり、遊技者は、STEP2の段階予告演出映像81を見た後に、ステップアップ予告を分岐させて、予告演出を楽しむことができる。なお、ステップアップ予告演出がSTEP3まで発展するか否かを見極めたい場合には、遊技者は、第二分岐点から再度実行された分岐予告演出において、いずれの操作ボタン9〜11も操作しないといった選択もできる。
図25を参照して、操作ボタン処理(図19参照)の変形例について説明する。本変形例に係るパチンコ機1は、図25に示すS201〜S205の処理を行う点が上記実施形態と異なるのみであり、その他の処理および構成等は上記実施形態と同じである。従って、上記実施形態と同一の処理および構成については同一の番号を付し、説明を省略または簡略化する。
図25に示すように、本変形例における操作ボタン処理では、分岐予告演出決定フラグが「ON」とされており、分岐予告演出が決定されたと判断された場合には(S123:YES)、Nの値が「2」であるか否かが判断される(S201)。ここで、Nの値とは、分岐予告演出が実行され、操作ボタン9〜11の操作有効時間が操作ボタン処理において決定されたが、いずれの操作ボタン9〜11も操作されなかった回数を示す、操作ボタン非操作回数カウンタの値である。操作ボタン非操作カウンタの値は、RAM582に記憶される。Nの値が「2」であり、操作有効時間が操作ボタン処理において決定されたが、いずれの操作ボタン9〜11の操作もされなかった回数が2回である場合には(S201:YES)、以降に操作有効時間が設定されることはないため、処理はそのままサブ制御基板処理へ戻る。
Nの値が「2」以外の場合には(S201:NO)、Nの値が「1」であるか否かが判断される(S202)。ここで、Nの値が「1」以外の場合は、Nの値は「0」となる。Nの値が「0」であり、操作有効時間が操作ボタン処理において決定されたが、いずれの操作ボタン9〜11の操作もされなかった回数が0回である場合には(S202:NO)、処理はS127へ移行する。Nの値が「1」であり、操作有効時間が操作ボタン処理において決定されたが、いずれの操作ボタン9〜11も操作されなかった回数が1回である場合には(S202:YES)、ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されるか否かが判断される(S203)。ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されるか否かの判断は、S94(図12参照)の処理において決定され、RAM582に記憶されたステップアップ予告演出の段階数が参照されることによって行われる。ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されず、STEP2以下であると判断された場合には(S203:NO)、以降に操作有効時間が設定されることはないため、処理はそのままサブ制御基板処理へ戻る。ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されると判断された場合には(S203:YES)、処理はS127へ移行する。
次いで、操作ボタン9〜11の操作が所定期間有効とされる期間である、操作有効時間が決定される(S127)。操作有効時間の開始時点は、RAM582に記憶されたNの値が参照されることによって決定される。Nの値が「0」の場合には、操作有効時間は、第一分岐点から開始される。Nの値が「1」の場合には、操作有効時間は、第二分岐点から開始される。
次いで、S127の処理において決定された操作有効時間中に、操作ボタン9〜11のいずれかの操作が受け付けられたか否かが判断される(S128)。操作有効時間中に操作ボタン9〜11のいずれかの操作が受け付けられた場合には(S128:YES)、表示画面28に表示されている操作入力別表示82が消去される(S129)。一方、操作有効時間中に操作ボタン9〜11のいずれも操作が受け付けられなかった場合には(S128:NO)、操作ボタン非操作カウンタの値であるNの値に「1」が加算される(S204)。次いで表示画面28に表示されている操作入力別表示82が消去され(S137)、分岐予告演出を第二分岐点から再度実行させる処理である、分岐予告演出再実行処理が実行される(S205)。分岐予告演出再実行処理の詳細については後述する。その後、処理はサブ制御基板処理へ戻る。
図26を参照して、分岐予告演出再実行処理(S205、図25参照)について詳細に説明する。前述したように、分岐予告演出再実行処理は、分岐予告演出を第二分岐点から再度実行させる処理である。分岐予告演出再実行処理が開始されると、操作ボタン非操作カウンタの値であるNの値が「1」であるか否かが判断される(S211)。Nの値が「1」ではなく「2」であり、操作有効時間が操作ボタン処理において設定されたが、操作ボタン9〜11のいずれも操作されなかった回数が2回となっている場合には(S211:NO)、以降に分岐予告演出が実行されることはない。第一分岐点から実行された分岐予告演出において操作ボタン9〜11のいずれも操作されず、次いで、第二分岐点から実行された分岐予告演出においても、操作ボタン9〜11のいずれも操作されなかった場合であるからである。よって、処理はそのままサブ制御基板処理へ戻る。Nの値が「1」である場合には(S211:YES)、ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されるか否かが判断される(S212)。ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されるか否かの判断は、S94(図12参照)の処理において決定され、RAM582に記憶されたステップアップ予告演出の段階数が参照されることによって行われる。ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されず、STEP2以下であると判断された場合には(S212:NO)、以降に分岐予告演出が実行されることはないため、処理はそのままサブ制御基板処理へ戻る。ステップアップ予告演出がSTEP3まで実行されると判断された場合には(S203:YES)、CPU581は、第二分岐点から分岐予告演出を再度実行させる(S213)。その後、処理はサブ制御基板処理へ戻る。なお、操作ボタン非操作カウンタの値であるNの値は、特別図柄停止コマンドを受信すると(S78:YES、図11参照)、クリアされて「0」とされる。
ここで、第二分岐点から再度実行される分岐予告演出は、第一分岐点から実行された分岐予告演出の態様と同じ態様の分岐予告演出を再度実行してもよい。また、分岐表示決定処理(図15参照)を再度実行して、第二分岐点から実行される分岐予告演出の演出態様を新たに決定してもよい。この場合、第二分岐点から実行される分岐予告演出の期待度を、第一分岐点から実行される分岐予告演出の期待度よりも高いものとなるように決定してもよい。分岐予告演出に対する遊技者の興趣を高め、予告演出を多様化することができるからである。
上記実施形態では、段階予告演出としてステップアップ予告演出を実行する。しかし、ステップアップ予告演出以外の予告演出であっても、段階的に演出が進行する予告演出であれば、本発明を適用することは可能である。例えば、キャラクタがセリフを発する予告演出である所謂セリフ予告演出において、キャラクタのセリフが段階的に発せられる場合に、セリフ予告演出の各段階の途中から他の予告演出である分岐予告演出へ予告演出を分岐させること等で、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、分岐予告演出として操作ボタン9〜11の個数に合わせた三種類の予告演出が設定されている。しかし、分岐予告演出の種類の数は、二種類であってもよいし、四種類以上であってもよい。例えば、分岐予告演出を基本分岐とする際には三種類の分岐予告演出を設定するが、特殊分岐とする際には、基本分岐では設定されない別の予告演出を操作ボタン9〜11のいずれかに対応させてもよい。この場合、分岐予告演出が特殊分岐とされていることが遊技者によりわかりやすくなり、遊技機は、予告演出をより多様化することができる。
上記実施形態では、ステップアップ予告演出の途中から分岐しうる予告演出を、ステップアップ予告演出とは異なる態様の予告演出(ムービー疑似連予告演出、特殊テンパイ煽り予告演出、およびカットイン予告演出)としている。しかし、分岐先の予告演出は、ステップアップ予告演出とは異なる態様の予告演出である必要はない。例えば、段階予告演出として予め決められたステップアップ予告演出とは異なる他のステップアップ予告演出を、操作ボタン9〜11のいずれかの操作を契機として、段階予告演出として予め決められたステップアップ予告演出から分岐させて実行させてもよい。
上記実施形態では、ステップアップ予告演出の段階の数の上限を3段階としているが、ステップアップ予告演出の段階の数はこれに限られないことは言うまでもなく、段階の数の上限は2段階であってもよいし、4段階以上であってもよい。段階の数を4段階以上設ける場合には、段階予告演出の3段階目以降にも、ステップアップ予告演出を分岐できることとしてもよい。この場合、遊技機は、予告演出をより多様化することができる。
上記実施形態では、操作ボタン9〜11の操作有効時間は、分岐予告演出の実行が開始される第一分岐点または第二分岐点から開始される。また、操作有効時間は、分岐予告演出が実行されている間、または操作有効時間の開始後に操作ボタン9〜11のいずれかが操作されるまでの間のうち、いずれか早い方の期間の経過によって終了する。しかし、操作有効時間は、これらの期間には限られない。分岐予告演出が途中まで実行されるまでとしてもよい。また、上記実施形態では、操作有効時間中における操作ボタン9〜11のいずれかの操作に対応して、操作ボタン9〜11のそれぞれに対応する予告演出が実行される。つまり、操作有効時間中に操作ボタン9〜11のうちのいずれかを、一度だけ選択できるようになっている。しかし、操作有効時間中に操作ボタン9〜11を押し直して、遊技者が予告演出を再選択できるようにしてもよい。この場合、操作有効時間中を通じて操作ボタン9〜11の操作入力を受け付けられることとして、操作有効時間中の最後に操作された操作ボタン9〜11の操作入力に対応した予告演出を実行することとすればよい。遊技者が分岐予告演出を再選択できるようにすることで、遊技者は、所望する予告演出をより選びやすくなる。
上記実施形態では、操作入力別表示82において、操作ボタン9〜11に対応する予告演出の内容を示す文字が含まれている(図20〜図23参照)。しかし、予告演出の内容は、必ずしも文字で示されなくてもよい。それぞれの予告演出を表す画像等によって表示してもよい。また、操作入力別表示82は、必ずしも表示画面28に表示されるものでなくてもよい。例えば、操作ボタン9〜11を、予告演出に対応した特定の色で光らせて表示するなど、表示画面28を使用しない方法で表示されるものであってもよい。操作入力別表示82によって、遊技者が所望する予告演出を選択することができれば、本発明は実現できるからである。
上記実施形態では、複数の操作入力手段を受け付ける操作入力手段として、操作ボタン9〜11が設けられている。これらの操作ボタン9〜11は、操作の選択を遊技者にとって容易なものとするため、それぞれ別個の操作入力手段として設けられている(図1参照)。しかし、異なる態様の操作入力(例えば、操作ボタンを一回押す、長押しする、連打する等)によって、一つの操作入力手段のみによって、遊技者に操作を選択させるものであってもよい。
1 パチンコ機
2 遊技盤
15 特別図柄始動電動役物
28 表示画面
41 主基板
43 演出制御基板
51 CPU
52 RAM
53 ROM
58 サブ制御基板
81 段階予告演出映像
82 操作入力別表示
581 CPU
582 RAM
583 ROM

Claims (1)

  1. 遊技盤に設けられた始動口に遊技球が入賞することを契機として、遊技者に有利な遊技状態である有利状態を生起するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果を遊技者に報知する演出である報知演出を、演出を実行する演出実行手段に実行させる演出実行制御手段と、
    前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記有利状態が生起される期待度を報知する予告演出の態様を決定する予告演出決定手段と、
    前記予告演出決定手段により決定された前記予告演出を前記演出実行手段に実行させる予告演出実行制御手段と、
    遊技者による操作入力を受け付ける操作入力手段と、
    前記操作入力手段によって受け付けられた操作入力の態様を判断する判断手段とを備え、
    前記予告演出は、
    予め決められた順番に従って一段階または複数段階の演出を順に実行する前記予告演出である段階予告演出と、前記段階予告演出の実行が開始された後の前記操作入力手段による操作入力の受付を契機として、実行中の前記段階予告演出を他の複数の前記予告演出の少なくともいずれかに分岐させる分岐予告演出とを含み、
    前記操作入力の態様の各々に対応付けられた前記予告演出がいずれの前記予告演出であるかを、前記分岐予告演出において表示させる操作入力別表示制御手段をさらに備えたことを特徴とする遊技機。
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