JP2016019284A - 信号調整回路及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】並直列変換回路において信号位相を調整する回路等を提供する。【解決手段】回路は、位相検出器回路、電荷ポンプ回路、遅延回路、及びマルチプレクサ回路を有してよい。位相検出器回路は、第1クロック信号の反転の位相とマルチプレクサ信号の位相との比較に基づき比較信号を出力するよう構成されてよい。電荷ポンプ回路は、比較信号を積分し、比較信号の積分に基づき制御電圧を出力するよう構成されてよい。遅延回路は、第2クロック信号を受信し、制御電圧に基づき第2クロック信号を遅延させ、遅延された第2クロック信号を出力するよう構成されてよい。第2クロック信号は、第1クロック信号の分割されたバージョンであってよい。マルチプレクサ回路は、遅延された第2クロック信号に基づきマルチプレクサ信号を出力するよう構成されてよい。【選択図】図2

Description

ここで論じられる実施形態は、信号調整回路に関する。
データ並直列変換器は、様々な電子デバイスにおいて広く見つけられ得る。データ並直列変換器の機能は、並列データを直列データの対応するストリームに変換することである。データ並直列変換器は集積回路デバイスにおいて時々使用される。このとき、データは、データが電子デバイス内で処理され得るよりも相当に速いレートでデバイスへ又は該デバイスから結合され得る。例えば、集積メモリデバイスでは、データは、データがメモリデバイスにおいて直列に処理され得るレートよりも相当に速いレートでメモリデバイスへ又は該メモリデバイスから結合され得る。そのような場合において、例えば、読み出されたデータは、多数の並列ディジット(例えば、ビット)として、メモリデバイス内のメモリセルのアレイによって提供され得る。そして、並列ディジットは、直列データの対応するストリームへ変換され、直列データポートを通じて出力される。
並直列変換器の設計パラメータは、異なる用途ごとに様々であってよいが、並直列変換器のために考えられ得る2つの設計パラメータは、電力消費量及び動作速度である。動作速度は、読み出されるデータが高データ帯域幅によりメモリデバイスから伝送されることを可能にするために重要であり得る。低電力消費量は、例えば、並直列変換器が、例えばラップトップコンピュータ、タブレット、又は他のモバイル機器などのバッテリ駆動式電子システムにおいて使用される場合など、様々な用途において重要であり得る。
ここで請求される対象は、例えば上述されたもののようないずれかの欠点を解消し、あるいは、そのような環境においてのみ動作する実施形態に制限されない。むしろ、本背景は、ここで記載されるいくつかの実施形態が実施され得る技術分野の一例を説明するためにのみ与えられる。
実施形態の態様に従って、回路は、位相検出器回路、電荷ポンプ回路、遅延回路、及びマルチプレクサ回路を有してよい。位相検出器回路は、第1クロック信号の反転の位相とマルチプレクサ信号の位相との比較に基づき比較信号を出力するよう構成されてよい。電荷ポンプ回路は、位相検出器回路へ結合されてよい。電荷ポンプ回路は、比較信号を積分し、該比較信号の積分に基づき制御電圧を出力するよう構成されてよい。遅延回路は、電荷ポンプ回路へ結合されてよい。遅延回路は、第2クロック信号を受信し、該第2クロック信号を制御電圧に基づき遅延させ、該遅延された第2クロック信号を出力するよう構成されてよい。第2クロック信号は、第1クロック信号の分割されたバージョンであってよい。マルチプレクサ回路は、遅延回路及び位相検出器回路へ結合されてよい。マルチプレクサ回路は、遅延された第2クロック信号に基づきマルチプレクサ信号を出力するよう構成されてよい。
実施形態の目的及び利点は、特許請求の範囲において特に指し示されている要素、特徴、及び組み合わせによって少なくとも実現及び達成されるであろう。
前述の概要及び以下の詳細な説明はいずれも、例となり且つ説明のためであり、そして、請求される発明を制限しない点が理解されるべきである。
例となる実施形態は、添付の図面の使用を通じて、更なる限定性及び詳細を持って記載及び説明されるであろう。
データを直列化するための、例となる回路の図である。
データを直列化するための、他の例となる回路の図である。
様々な信号のタイミング図を表す。
例となる電荷ポンプ回路の図である。
例となる初期化回路の図である。
例となる遅延回路の図である。
並直列変換回路において信号位相を調整する、例となる方法のフローチャートである。
実施形態の態様に従って、回路は、複数のマルチプレクサ回路によりデータを多重データストリームからシリアルデータストリームへと直列化するために開示される。回路は、1つのマルチプレクサ回路へ供給される第1クロック信号の位相を、他のマルチプレクサ回路へ供給される第2クロック信号の位相に対して調整する調整回路を有する。第1クロック信号の位相を調整することによって、データ信号は、他のマルチプレクサ回路によって、より確実にサンプリングされ得る。
本開示の実施形態は、添付の図面を参照して説明される。
図1は、ここで記載される少なくとも一実施形態に従って配置される、データを直列化するための、例となる回路100の図である。回路100は、第1マルチプレクサ回路110、第2マルチプレクサ回路120、及び調整回路130を有してよい。第1マルチプレクサ回路110は第2マルチプレクサ回路120へ結合されてよく、調整回路130は第1マルチプレクサ回路110へ結合されてよい。
第1マルチプレクサ回路110は、ここでは入力端子112〜115と呼ばれる、第1、第2、第3、及び第4入力端子112〜115を有してよい。入力端子112〜115の夫々は、入力データ信号を受信するよう構成されてよい。特に、第1入力端子112は第1データ信号を受信してよい。第2入力端子113は第2データ信号を受信してよい。第3入力端子114は第3データ信号を受信してよい。第4入力端子115は第4データ信号を受信してよい。データ信号は、それらが並列に略同じデータレートでデータを供給する点で、並列データ信号であってよい。第1マルチプレクサ回路110は、第1及び第2データ信号に基づき、第1結合データ信号を生成するよう構成されてよい。特に、第1マルチプレクサ回路110は、調整回路130から受信される第2クロック信号の論理ハイ及びローに基づき、第1及び第2データ信号を第1結合データ信号に多重化するよう構成されてよい。例えば、第1結合データ信号は、第1及び第2データ信号からの交互のデータシンボルを織り交ぜることによって形成されてよい。いくつかの実施形態において、第1結合データ信号は、第1及び第2データ信号のデータレートの2倍のデータレートを有してよい。
第1マルチプレクサ回路110は更に、第3及び第4データ信号に基づき第2結合データ信号を生成するよう構成されてよい。第1マルチプレクサ回路110は、第1結合データ信号の生成に関して記載されたのと同じように、第2結合データ信号を生成してよい。第1及び第2結合データ信号は、それらが並列に略同じデータレートでデータを供給する点で、並列データ信号であってよい。第1及び第2結合データ信号のデータレートは、第2クロック信号のクロックレートと等しいか又は略等しくてよい。第1マルチプレクサ回路110は、第2クロック信号に基づき第1及び第2結合データ信号を第2マルチプレクサ回路120へ出力してよい。
いくつかの実施形態において、第1マルチプレクサ回路110は、データ信号の夫々のための1又はそれ以上のラッチと、4入力2出力マルチプレクサ又は2つの2入力1出力マルチプレクサとを有してよい。他の実施形態では、第1マルチプレクサ回路110は、他の又は更なる能動又は受動回路素子を有してよい。
第2マルチプレクサ回路120は、第1及び第2結合データ信号を受信するよう構成されてよい。第2マルチプレクサ回路120は、第1及び第2結合データ信号に基づき第3結合データ信号を生成するよう構成されてよい。特に、第2マルチプレクサ回路120は、第5入力端子132で受信される第1クロック信号の論理ハイ及びローに基づき、第1及び第2結合データ信号を第3結合データ信号に多重化するよう構成される。例えば、第3結合データ信号は、第1及び第2結合データ信号からの交互のデータシンボルを織り交ぜることによって形成されてよい。第2マルチプレクサ回路120は、出力端子122で第3結合データ信号を出力してよい。
調整回路130は、第5入力端子132で受信される第1クロック信号に基づき第2クロック信号を生成するよう構成されてよい。第2クロック信号は、第1クロック信号のクロックレートの略半分であるクロックレートを有してよい。加えて、調整回路130は、第2クロック信号の位相を第1クロック信号の位相に対して調整するよう構成されてよい。特に、調整回路130は、第1マルチプレクサ回路110が、第1クロック信号のエッジと整列するよう第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央のタイミングを調整するように、第2クロック信号の位相を調整するよう構成されてよい。
加えて、調整回路130は、回路100の動作中に、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央と第1クロック信号のエッジとの整列を保つように、第2クロック信号の位相を調整するよう構成されてよい。
例えば、温度、供給電圧、電磁干渉、製造工程変動、又は他の要因における変動に起因して、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央は、第1クロック信号のエッジからずれることがある(スキュー)。例えば、第1マルチプレクサ回路110は、上記の1又はそれ以上の要因に起因して、第2クロック信号に関して、それが第1及び第2結合データ信号を出力する場合に、わずかに変わることがある。結果として、第1及び第2クロック信号が第1の組の条件下で動作するよう適切に整列される場合でさえ、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央は、第2の組の条件下では、第1クロック信号のエッジと整列されないことがある。
調整回路130は、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央が第1クロック信号のエッジと整列されない場合を検出するよう構成されてよい。第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央が第1クロック信号のエッジと整列されないことに応答して、調整回路130は、第2クロック信号を調整するよう構成されてよい。第2クロック信号を調整することは、第1マルチプレクサ回路110に、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央の位相を調整させ得る。特に、調整回路130は、第1マルチプレクサ回路110に、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央を第1クロック信号のエッジと整列させるよう、第2クロック信号を調整してよい。そのような及び他の実施形態において、調整回路130は、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央を第1クロック信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジと整列させるよう、第2クロック信号を調整してよい。
いくつかの実施形態において、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央を第1クロック信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジと整列させることは、第3結合データ信号を生成するよう第2マルチプレクサ回路120の能力を助けてよい。例えば、第2マルチプレクサ回路120は、第1クロック信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジで第1及び第2結合データ信号からデータを捕捉することができる1又はそれ以上のラッチ、例えばフリップフロップ、あるいは他の回路素子を有してよい。100メガヘルツよりも速い信号速度で、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央が第1クロック信号のエッジと適切に整列されない場合に、第2マルチプレクサ回路120は、第1及び第2結合データ信号からデータを捕捉できないことがある。結果として、データは、データが直列化される場合に失われ得る。調整回路130は、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央が第1クロック信号のエッジと整列するように、第2クロック信号を調整するよう構成されてよい。第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央を第1クロック信号のエッジと整列させることは、第1及び第2結合データ信号が第2マルチプレクサ回路120によって直列化される場合に失われるデータを低減することができる。
変更、追加、又は削除は、本開示の適用範囲から逸脱することなしに回路100に対してなされてよい。例えば、いくつかの実施形態において、回路100は、追加の受動又は能動回路部品を有してよい。他の例として、第1及び第2クロック信号は、シングルエンドのクロック信号、又は差動クロック信号であってよい。代わりに、又は更に、図1に関して論じられるデータ信号は、シングルエンドのデータ信号、又は差動データ信号であってよい。代わりに、又は更に、第1、第2、第3、及び第4データ信号は、他の多重化回路から受信される結合データ信号であってよい。
図2は、ここで記載される少なくとも一実施形態に従って配置される、データを直列化するための、他の例となる回路200の図である。回路200は、第1マルチプレクサ回路210、第2マルチプレクサ回路220、及び調整回路230を有してよい。
第1マルチプレクサ回路210は、互いに並列である第1、第2、第3、及び第4データ信号を受信するよう構成されてよい。第1マルチプレクサ回路210は、第1及び第2データ信号に基づき第1結合データ信号を生成するよう構成されてよい。第1マルチプレクサ回路210は更に、第3及び第4データ信号に基づき第2結合データ信号を生成するよう構成されてよい。第1及び第2結合データ信号は並列なデータ信号であってよい。第1及び第2結合データ信号のデータレートは、第2クロック信号のクロックレートと等しいか又は略等しくてよい。第1マルチプレクサ回路210は、第2クロック信号に基づき第1及び第2結合データ信号を第2マルチプレクサ回路220へ出力してよい。
第2マルチプレクサ回路220は、第1及び第2結合データ信号を受信するよう構成されてよい。第2マルチプレクサ回路220は、クロック信号端子232で受信される第1クロック信号を用いて、第1及び第2結合データ信号に基づき第3結合データ信号を生成するよう構成されてよい。そのような及び他の実施形態において、第2マルチプレクサ回路220は、第1クロック信号を用いて、第1及び第2結合データ信号をサンプリングしてよい。第1及び第2結合データ信号のサンプルに基づき、第2マルチプレクサ回路220は第3結合データ信号を生成してよい。いくつかの実施形態において、第3結合データ信号は、第1及び第2結合データ信号のデータレートの2倍のデータレートを有してよい。
一般に、調整回路230は、第1クロック信号に基づき第2クロック信号を生成するよう構成されてよい。第2クロック信号は、第1クロック信号のクロックレートの略半分であるクロックレートを有してよい。加えて、調整回路230は、第2クロック信号の位相を第1クロック信号の位相に対して調整するよう構成されてよい。特に、調整回路230は、第1マルチプレクサ回路210が第1及び第2結合データ信号の位相を調整し、それにより、第1及び第2結合データ信号のデータシンボルの略中央が第1クロック信号のエッジと整列するまで、第2クロック信号の位相を調整するよう構成されてよい。
図2は、調整回路230の例となる実施を表す。調整回路230は、分割器回路240、位相検出器回路250、電荷ポンプ回路254、遅延回路262、初期化回路270、及び第3マルチプレクサ回路280を有してよい。
分割器回路240は、クロック信号端子232へ結合され、第1クロック信号を受信するよう構成されてよい。分割器回路240は、第1クロック信号を分割して、分割された第1クロック信号を生成してよい。分割器回路240は、分割された第1クロック信号が、第1クロック信号のクロックレートよりも小さいクロックレートを有するように、第1クロック信号を分割してよい。そのような及び他の実施形態において、分割器回路240の除数は1よりも大きくてよい。いくつかの実施形態において、分割器回路240の除数は2であってよい。結果として、分割された第1クロック信号は、第1クロック信号のクロックレートの半分のクロックレートを有してよい。分割器回路240は、分割された第1クロック信号を遅延回路262へ供給してよい。
位相検出器回路250は、第3マルチプレクサ回路280、クロック信号端子232、及び電荷ポンプ回路254へ結合されてよい。位相検出器回路250は、ここでは反転第1クロック信号と呼ばれる、第1クロック信号の反転の位相を、第3マルチプレクサ回路280からの出力信号と比較するよう構成されてよい。特に、位相検出器回路250は、反転第1クロック信号の立ち上がりエッジを出力信号のエッジと比較してよい。位相検出器回路250は、反転第1クロック信号の位相と出力信号の位相との比較に基づき、比較信号を出力してよい。例えば、いくつかの実施形態において、比較信号は、反転第1クロック信号及び出力信号の検出された位相どうしが一致しない場合に論理ハイであってよく、検出された位相どうしが一致する場合に論理ローであってよい。位相検出器回路250は、比較信号を電荷ポンプ回路254へ供給してよい。
電荷ポンプ回路254は、位相検出器回路250、初期化回路270、及び遅延回路262へ結合されてよい。電荷ポンプ回路254は、位相検出器回路250から比較信号を受信するよう構成されてよい。電荷ポンプ回路254は、比較信号を積分して制御電圧を生成するよう構成されてよい。電荷ポンプ回路254は、制御電圧を遅延回路262へ供給してよい。
初期化回路270は、電荷ポンプ回路254へ結合されてよい。初期化回路270は、電荷ポンプ回路254によって生成された制御電圧のレベルに基づき、電荷ポンプ回路254を有効及び無効にするよう構成されてよい。例えば、初期化回路270は、制御電圧が第1閾値よりも小さいか又は第2閾値よりも大きいことに応答して、電荷ポンプ回路254を無効にするよう構成されてよい。電荷ポンプ回路254を無効にした後、初期化回路270は、制御電圧を第1閾値よりも大きく且つ第2閾値よりも小さくするよう、制御電圧を調整してよい。いくつかの実施形態において、初期化回路270は、制御電圧を供給電圧の略50%であるようにするよう、制御電圧を調整してよい。
制御電圧を調整した後、初期化回路270は電荷ポンプ回路254を有効にしてよい。電荷ポンプ回路254が有効にされる場合に、電荷ポンプ回路254は、位相検出器回路250からの比較信号に基づき、制御電圧を調整してよい。電荷ポンプ回路254が無効にされる場合に、制御電圧は、初期化回路270によって決定されてよく、位相検出器回路250からの比較信号に基づかなくてよい。
第1及び第2閾値は、電荷ポンプ回路254の供給電圧に基づいてよい。例えば、第1閾値は、供給電圧の0から40パーセントの間にある値であってよい。他の例として、第1閾値は、供給電圧の0から30パーセント又は0から15パーセントの間にあってよい。第2閾値は、供給電圧の60から100パーセントの間にある値であってよい。他の例として、第2閾値は、供給電圧の70から100パーセント又は85から100パーセントの間にある値であってよい。
第1及び第2閾値の値は、遅延回路262の遅延範囲のサイズに基づいてよい。例えば、遅延回路262が、信号に適用され得る異なる遅延の範囲が広いように広い遅延範囲を有する場合に、制御電圧の範囲は広くてよい。制御電圧の範囲が広いことは、第1及び第2閾値が夫々供給電圧の0パーセント及び100パーセントにより近いことをもたらしてよい。遅延回路262が、信号に適用され得る異なる遅延の範囲が狭いように狭い遅延範囲を有する場合に、制御電圧の範囲は狭くてよい。制御電圧の範囲が狭いことは、第1及び第2閾値が夫々供給電圧の50パーセントにより近いことをもたらしてよい。例えば、遅延回路262が、1ナノ秒から100ナノ秒の間の範囲にある遅延によって信号を遅延させる場合に、第1及び第2閾値は、供給電圧の夫々10パーセント及び90パーセントであってよい。対照的に、遅延回路262が、20から50ナノ秒の間にある遅延によって信号を遅延させる場合に、第1及び第2閾値は、供給電圧の夫々25パーセント及び75パーセントであってよい。
遅延回路262は、分割器回路240、電荷ポンプ回路254、第1マルチプレクサ回路210、及び第3マルチプレクサ回路280へ結合されてよい。遅延回路262は、分割器回路240からの分割された第1クロック信号と、電荷ポンプ回路254からの制御電圧とを受け取るよう構成されてよい。遅延回路262は、制御電圧に基づき決定される遅延によって、分割された第1クロック信号を遅延させてよい。例えば、制御電圧が増大する場合に、遅延は増大してよい。制御電圧が低下する場合に、遅延は減少してよく、制御電圧が同じままである場合に、遅延は同じままであってよい。遅延回路262は、遅延された分割された第1クロック信号を第2クロック信号として出力してよい。遅延回路262は、第2クロック信号を第3マルチプレクサ回路280及び第1マルチプレクサ回路210へ供給してよい。
上述されたように、遅延回路262の遅延の範囲は、回路200の制御電圧の範囲に作用してよい。いくつかの実施形態において、遅延回路262によって信号に適用され得る異なる遅延の範囲を小さくすることは、遅延回路262の複雑性及び電力消費量を減らすことができる。加えて、範囲を小さくすることは、遅延回路262によって引き起こされる第2クロック信号におけるジッタ及び/又は他のノイズを低減してよい。第2クロック信号におけるジッタ及び/又は他のノイズを低減することは、第1及び第2結合データ信号をサンプリングするよう第2マルチプレクサ回路220のためのタイミング窓を大きくしてよい。
第3マルチプレクサ回路280は、遅延回路262へ及び位相検出器回路250へ結合されてよい。第3マルチプレクサ回路280は、第2クロック信号を受信するよう構成されてよい。第3マルチプレクサ回路280は、第1マルチプレクサ回路210のレプリカであってよい。結果として、そのような及び他の実施形態において、第3マルチプレクサ回路280は、第1マルチプレクサ回路210と類似した又は同じ機能性、設計、回路レイアウト、及び製造工程を有してよい。よって、第3マルチプレクサ回路280は、第1マルチプレクサ回路210と類似した又は同じ様態において、工程、温度及び供給電圧の変動、並びに他の変動に反応してよい。
第3マルチプレクサ回路280は、ここで“入力端子282”と呼ばれる、第1、第2、第3、及び第4入力端子282a、282b、282c、及び282dを有してよい。第2及び第4入力端子282b及び282dは、回路200におけるデータのための論理ハイ以上である電圧を有する第1供給電圧(“VCC”)へ結合されてよい。第1及び第3入力端子282a及び282cは、調整回路230におけるデータのための論理ロー以下である電圧を有する第2供給電圧(“VSS”)へ結合されてよい。いくつかの実施形態において、第2供給電圧は接地であってよい。よって、第1及び第3入力端子282a及び282cは両方とも論理ローデータ信号を有してよく、第2及び第4入力端子282b及び282dは両方とも論理ハイデータ信号を有してよい。
第3マルチプレクサ回路280は、出力信号を生成するよう、第2クロック信号に基づき第1入力端子282aからの論理ローデータ信号を第2入力端子282bからの論理ハイデータ信号と多重化するよう構成されてよい。そのような及び他の実施形態において、第3及び第4入力端子282c及び282dにおける信号を多重化することによって生成される信号は使用されなくてよい。代わりに、又は更には、第3マルチプレクサ回路280は、出力信号を生成するよう、第2クロック信号に基づき、第3入力端子282cからの論理ローデータ信号を第4入力端子からの論理ハイデータ信号と多重化するよう構成されてよい。そのような及び他の実施形態において、第1及び第2入力端子282a及び282bにおける信号を多重化することによって生成される信号は使用されなくてよい。
代わりに、又は更には、出力信号は差動信号であってよい。そのような及び他の実施形態において、差動出力信号の第1信号は、第1入力端子282aからの論理ローデータ信号を第2入力端子282bからの論理ハイデータ信号と多重化することによって生成されてよい。差動出力信号の第2信号は、第3入力端子282cからの論理ローデータ信号を第4入力端子からの論理ハイデータ信号と多重化することによって生成されてよい。そのような及び他の実施形態において、第1クロック信号及び第2クロック信号も差動信号であってよい。
第3マルチプレクサ回路280によって生成される出力信号は、第1マルチプレクサ回路210によって出力される第1及び第2結合データ信号と類似した又は同じ位相及び周波数を有してよい。出力信号は論理ハイ及びロー信号を多重化することによって生成されるので、出力信号は、クロック信号として論理ハイと論理ローとを繰り返す。出力信号は、位相検出器回路250へ供給されてよい。
第3マルチプレクサ回路280、位相検出器回路250、電荷ポンプ回路254、及び遅延回路262は、出力信号の位相を反転第1クロック信号の位相と一致させる役割を果たすことができる遅延ロックループ(delay-locked-loop)を形成してよい。出力信号の位相が反転第1クロック信号の位相と一致する場合に、出力信号は反転第1クロック信号にロックされてよく、遅延ロックループはロックされてよい。
図3は、出力信号が反転第1クロック信号にロックされる場合の回路200における種々の信号のタイミング図300を表す。特に、タイミング図300は、遅延ロックループがロックされる場合の第1結合データ信号、出力信号、反転第1クロック信号、及び第1クロック信号を表す。表されているように、出力信号及び反転第1クロック信号はロックされ、出力信号は、反転第1クロック信号及び第1クロック信号のクロックレートの2分の1であるクロックレートを有する。
図3のタイミング図300に関する回路200の議論が続く。図3のタイミング図300において、図2の位相検出器回路250によって出力される比較信号は、出力信号の立ち上がりエッジが反転第1クロック信号の立ち上がりエッジと一致することから、出力信号の立ち上がりエッジで論理ハイであってよい。比較信号は、出力信号が立ち下がる場合に反転第1クロック信号が立ち上がってよいので、出力信号の立ち下がりエッジで論理ローであってよい。出力信号及び反転第1クロック信号の交互性に起因して、比較信号は、同数の論理ハイ及びローを有してよい。結果として、比較信号が電荷ポンプ回路によって積分される場合に、結果として得られる制御電圧はほとんど安定している。結果として、遅延回路262の遅延は保たれてよく、よって、第2クロック信号の位相は同じままであってよい。結果として、出力信号の位相は同じままであってよい。
図3で表されているように、出力信号の位相が反転第1クロック信号の位相にロックされる場合に、第1クロック信号の立ち上がりエッジは、出力信号のエッジ間の周期のほぼ中央で起こってよい。結果として、第1結合データ信号のシンボルの中央は、第1クロック信号のエッジと整列してよい。
出力信号の位相が反転第1クロック信号の位相にロックされない場合に、位相検出器回路250によって出力される比較信号は、より多くの論理ハイ又はより多くの論理ローを有してよい。結果として、比較信号は、電荷ポンプ回路254によって積分される場合に、制御電圧に変化を生じさせ得る。制御電圧の変化は、遅延回路262によって分割された第1クロック信号へ適用される遅延を調整してよい。従って、第2クロック信号の位相は変化してよい。第2クロック信号の位相の変化は、いつ第3マルチプレクサ回路280が出力信号を出力するかを調整してよく、それによって、出力信号の位相を調整する。調整回路230は、出力信号の位相が反転第1クロック信号の位相にロックするまで、上述されたように動作してよい。
変更、追加、又は削除は、本開示の適用範囲から逸脱することなしに回路200に対してなされてよい。例えば、いくつかの実施形態において、回路200は、更なる受動又は能動回路部品を有してよい。
図4は、ここで記載される少なくとも一実施形態に従って配置される、例となる電荷ポンプ回路400(“回路400”)の図である。回路は、図2の電荷ポンプ回路254の例となる実施であってよい。
回路400は、ここでは“ORゲート回路410”と呼ばれる、第1及び第2ORゲート回路410a及び410bと、インバータ回路412と、ここでは“p型トランジスタ420”と呼ばれる、第1、第2、及び第3p型トランジスタ420a、420b、及び420cと、ここでは“n型トランジスタ422”と呼ばれる、第1、第2、及び第3n型トランジスタ422a、422b、及び422cと、キャパシタンス460と、第1、第2、第3、第4、及び第5入力端子430、432、440、442、及び450と、出力端子470とを有してよい。
n型トランジスタ422及びp型トランジスタ420の夫々は、ゲート端子、ソース端子、及びドレイン端子を有してよい。図4で表されているように、ソース端子は矢印を伴う端子であってよく、ゲート端子は平行な横線を伴う端子であってよく、ドレイン端子は残りの端子であってよい。
p型トランジスタ420は、VCCと出力端子470との間に結合されてよい。p型トランジスタ420の全てのゲートが論理ローに、又はp型トランジスタ420が導通するための電圧より下に保たれる場合は、p型トランジスタ420は、出力端子470をVCCに結合してよい。p型トランジスタ420の1又はそれ以上のゲートが論理ハイに保たれる場合に、1又はそれ以上のp型トランジスタ420は導通することができず、高インピーダンス状態を出力端子470に示してよい。
n型トランジスタ422は、VSSと出力端子470との間に結合されてよい。n型トランジスタ422の全てのゲートが論理ハイに、又はn型トランジスタ422が導通するための電圧より上に保たれる場合は、n型トランジスタ422は、出力端子470をVSSに結合してよい。n型トランジスタ422の1又はそれ以上のゲートが論理ローに保たれる場合に、1又はそれ以上のn型トランジスタ422は導通することができず、高インピーダンス状態を出力端子470に示してよい。
ORゲート回路410は、第1及び第2入力端子430及び432へ結合されてよい。ORゲート回路410は更に、第1及び第2入力端子430及び432を介して第1及び第2制御信号を受信するよう構成されてよい。第1及び第2制御信号は、例えば図2の初期化回路270又は図5の初期化回路500などの初期化回路270から供給されてよい。第1及び第2制御信号は、論理ハイ又は論理ローのいずれかであってよい。ORゲート回路410は、第1及び第2制御信号の両方が論理ローである場合に論理ローを出力するよう構成されてよい。第1及び第2制御信号のいずれか一方又は両方が論理ハイである場合に、ORゲート回路410は論理ハイを出力してよい。
第1ORゲート回路410aの出力部は、第1p型トランジスタ420aのゲートへ結合されてよい。第1ORゲート回路410aによって出力される論理ハイは、第1p型トランジスタ420aを非導通にしてよい。よって、p型トランジスタ420は高インピーダンス状態を出力端子470に示してよい。
第2ORゲート回路410bの出力部は、インバータ回路412の入力部へ結合されてよい。インバータ回路412の出力部は、n型トランジスタ422cのゲートへ結合されてよい。第2ORゲート回路410bによって出力される論理ハイは、インバータ回路412によって反転されて論理ローになってよく、第3n型トランジスタ422cを非導通にしてよい。よって、n型トランジスタ422は高インピーダンス状態を出力端子470に示してよい。
第3及び第4入力端子440及び442は、各自の第1及び第2基準電圧へ結合されてよい。いくつかの実施形態において、回路400は、基準電圧を生成するよう1又はそれ以上の回路を設けてよい。基準電圧は、電力が回路400へ供給される場合に生成されてよい。第1基準電圧は、第3p型トランジスタ420cを導通させてよい。第2基準電圧は、第1n型トランジスタ422aを導通させてよい。
第5入力端子450は、第2p型トランジスタ420b及び第2n型トランジスタ422bのゲートへ結合されてよい。第5入力端子450は、例えば図2の位相検出器回路250などの位相検出器回路から比較信号を受信するよう構成されてよい。比較信号は論理ハイ又は論理ローであってよい。比較信号が論理ローである場合に、第2p型トランジスタ420bは導通してよく、第2n型トランジスタ422bは非導通であってよい。比較信号が論理ハイである場合に、第2p型トランジスタ420bは非導通であってよく、第2n型トランジスタ422bは導通してよい。
第1及び第2基準電圧が供給されており、第1及び第2制御信号が論理ローである場合に、回路400は有効にされてよく、比較信号に基づき出力端子470において制御電圧を生成してよい。そのような及び他の実施形態において、比較信号がローである場合に、電流は、p型トランジスタ420を通じて出力端子470へ供給され、キャパシタンス460に蓄えられ、それによって、出力端子470において出力される制御電圧を生成してよい。比較信号がハイである場合に、電流は、n型トランジスタ422を通じてキャパシタンス460から引き込まれ、それによって、制御電圧を低下させてよい。
制御信号のいずれか一方又は両方が論理ハイであり、且つ/あるいは、基準電圧が変化する場合に、回路400は無効にされてよい。結果として、比較信号の変化は、制御電圧の変化を生じさせ得ない。いくつかの実施形態において、他の回路が制御電圧を調整するために使用されてよい。例えば、例えば図2及び図5の初期化回路270及び500などの初期化回路は、制御電圧を調整するために使用されてよい。
変更、追加、又は削除は、本開示の適用範囲から逸脱することなしに回路400に対してなされてよい。例えば、いくつかの実施形態において、回路400は、更なる受動又は能動回路部品を有してよい。他の例として、回路400は、基準電圧を生成するための回路を有してよい。
図5は、ここで記載される少なくとも一実施形態に従って配置される、例となる初期化回路500(“回路500”)の図である。回路500は、図2の初期化回路270の例となる実施であってよい。回路500は、第1及び第2コンパレータ回路510a及び510bと、第1及び第2ORゲート回路520及び540と、遅延回路530と、バッファ回路534と、インバータ回路542と、第1及び第2トランジスタ550及び552と、第1及び第2抵抗554及び556を有してよい。
第1及び第2トランジスタ550及び552の夫々は、ゲート端子、ソース端子、及びドレイン端子を有してよい。図5で表されているように、ソース端子は矢印を伴う端子であってよく、ゲート端子は平行な横線を伴う端子であってよく、ドレイン端子は残りの端子であってよい。
第1コンパレータ回路510aは、正及び負の入力端子を有してよい。正入力端子は、例えば図2の電荷ポンプ回路254又は図4の電荷ポンプ回路400などの、制御電圧を供給する電荷ポンプ回路の出力部へ結合される第1出力端子532へ結合されてよい。結果として、正入力端子は制御電圧を受けてよい。負入力端子は、第1基準電圧を受けるよう構成される第1入力端子560へ結合されてよい。第1基準電圧の値は、図2に関して記載された第1閾値の値と同じように決定されてよい。
制御電圧が第1基準電圧よりも大きい場合に、第1コンパレータ回路510aは論理ハイを出力してよい。制御電圧が第1基準電圧よりも小さい場合に、第1コンパレータ回路510aは論理ローを出力してよい。第1コンパレータ回路510aの出力は、第1ORゲート回路520へ供給されてよい。
第2コンパレータ回路510bは、正及び負の入力端子を有してよい。正入力端子は、第2基準電圧を受けるよう構成される第2入力端子562へ結合されてよい。第2基準電圧の値は、図2に関して記載された第2閾値の値と同じように決定されてよい。負入力端子は、第1出力端子532へ結合されてよい。結果として、負入力端子は制御電圧を受けてよい。
制御電圧が第2基準電圧よりも大きい場合に、第2コンパレータ回路510bは論理ローを出力してよい。制御電圧が第2基準電圧よりも小さい場合に、第2コンパレータ回路510bは論理ハイを出力してよい。第2コンパレータ回路510bの出力は、第1ORゲート回路520へ供給されてよい。
第1ORゲート回路520は、第1及び第2コンパレータ回路510a及び510bの出力を受け、第1及び第2コンパレータ回路510a及び510bの出力に基づき第1制御信号を生成してよい。第1制御信号は、第1及び第2コンパレータ回路510a及び510bの出力のいずれか一方が論理ハイである場合に論理ハイであってよい。第1ORゲート回路520は、第1制御信号を遅延回路530、第2ORゲート回路540、及び第2出力端子522へ供給してよい。
第2出力端子522は、例えば図2の電荷ポンプ回路254又は図4の電荷ポンプ回路400などの電荷ポンプ回路へ第1制御信号を供給するよう構成されてよい。第1制御信号が論理ハイである場合に、第1制御信号は電荷ポンプ回路を無効にしてよい。
遅延回路530は、第1制御信号を遅延させ、遅延された第1制御信号を出力するよう構成されてよい。遅延回路530の遅延の量は、第1及び第2基準電圧の値と、制御電圧のための特定電圧とに基づいてよい。特に、遅延回路530の遅延の量は、第1及び第2基準電圧の値と制御電圧のための特定電圧との間の電圧差に基づいてよく、どれくらい回路500が制御電圧を調整するのにかかるかは、その電圧差の量に基づいてよい。遅延回路530は、遅延された第1制御信号を第2ORゲート回路540及びバッファ回路534へ供給してよい。
バッファ回路534は、遅延された制御信号を受信し、第2制御信号を出力してよい。第2制御信号は、第3出力端子536において出力されてよい。第3出力端子536は、例えば図2の電荷ポンプ回路254又は図4の電荷ポンプ回路400などの電荷ポンプ回路へ第2制御信号を供給するよう構成されてよい。第2制御信号が論理ハイである場合に、第2制御信号は電荷ポンプ回路を無効にしてよい。
第2ORゲート回路540は、第1制御信号及び遅延された第1制御信号を受信し、第1制御信号及び遅延された第1制御信号に基づき第3制御信号を生成してよい。第3制御信号は、第1制御信号及び遅延された第1制御信号のいずれか一方が論理ハイである場合に論理ハイであってよい。
第1ORゲート回路520は、第3制御信号を第2トランジスタ552のゲートへ及びインバータ回路542へ供給してよい。第3制御信号が論理ハイである場合に、第3制御信号は、第2トランジスタ552を導通させてよい。第2トランジスタ552のソースはVSSへ結合されてよい。第2トランジスタ552のドレインは第2抵抗556へ結合されてよい。第2抵抗556は第1出力端子532へ結合されてよい。
インバータ回路542は、第3制御信号を反転させ、そして、第3制御信号を第1トランジスタ550のゲートへ供給してよい。反転される第3制御信号が論理ハイである場合に、反転される第3制御信号は、第1トランジスタ550を導通させてよい。第1トランジスタ550のソースはVCCへ結合されてよい。第1トランジスタ550のドレインは第1抵抗554へ結合されてよい。第1抵抗554は第1出力端子532へ結合されてよい。
回路500の例となる説明が続く。第1基準電圧はVCCの75パーセントであり、第2基準電圧はVCCの25パーセントであるとする。加えて、例えば図2の電荷ポンプ回路254又は図4の電荷ポンプ回路400などの電荷ポンプ回路によって出力され、そして回路500へ結合される制御電圧は、VCCの20パーセントであるとする。第2コンパレータ回路510bは、制御電圧を第2基準電圧と比較し、制御電圧が第2基準電圧よりも小さいと判断してよい。第2コンパレータ回路510bは、論理ハイを第1ORゲート回路520へ出力してよい。論理ハイを受け取ることに応答して、第1ORゲート回路520は、論理ハイを持った第1制御信号を出力してよい。第1制御信号は、電荷ポンプ回路へ送られ、電荷ポンプ回路を無効にしてよく、それにより、電荷ポンプ回路は、制御電圧を変更するようもはや電荷を供給又は除去しない。
第1制御信号は、遅延回路530及び第2ORゲート回路540へ供給されてよい。遅延回路530は、第2制御信号が論理ローであるように、ある期間に論理ローを出力し続けてよい。第2ORゲート回路540は、第1及び第2トランジスタ550及び552を導通させることができる論理ハイを出力してよい。第1及び第2トランジスタ550及び552が導通することに応答して、電流は第1及び第2抵抗554及び556を流れてよく、それにより、電圧が第1出力端子532において現れる。第1出力端子532における電圧は、制御電圧のレベルを引き上げ始めてよい。制御電圧がVCCの25パーセントに達した後、第2コンパレータ回路510bは論理ローを出力してよく、第1コンパレータ回路510aは論理ローを出力してよい。結果として、第1ORゲート回路520は、論理ローを持った第1制御信号を出力してよい。この時点で、しかしながら、遅延回路530によって出力される第2制御信号は、第1ORゲート回路520によって以前に出力されたように論理ハイであってよい。論理ハイにある第2制御信号は、電荷ポンプ回路が無効にされたままであることをもたらしてよい。加えて、論理ハイにある第2制御信号は、第1及び第2トランジスタ550及び552が導通し続けることをもたらしてよい。よって、制御電圧は、第2基準電圧を過ぎて、第1及び第2抵抗554及び556の値に基づく電圧へと引き上げられ続けてよい。この例において、遅延回路530の遅延は、第1及び第2抵抗によって生成された電圧が、制御電圧を、第2基準電圧を過ぎて、特定の電圧、又は第1及び第2抵抗554及び556によって生成される電圧へ引き上げることを可能にするほど十分であってよい。いくつかの実施形態において、特定の電圧及び/又は第1及び第2抵抗554及び556の値に基づく電圧は、VCCの50パーセントであってよい。そのような及び他の実施形態において、第1及び第2抵抗554及び556の値は同じであってよい。
変更、追加、又は削除は、本開示の適用範囲から逸脱することなしに回路500に対してなされてよい。例えば、いくつかの実施形態において、回路500は、更なる受動又は能動回路部品を有してよい。
図4及び5において、表されているトランジスタは、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)トランジスタとして表されている。上記の説明は、トランジスタの種々の端子を表すために用語ゲート、ソース、及びドレインを使用している。名称ゲート、ソース、及びドレインの使用は、MOSFETトランジスタ、又は例えばバイポーラ接合トランジスタ(BJT)、接合ゲート電界効果トランジスタ(JFET)、及び絶縁ゲートバイポーラトランジスタなどの他のタイプのトランジスタの端子を一般に記載するために使用されることがある。加えて、いくつかの実施形態において、n型及びp型トランジスタの何らかの組み合わせは、表されている以外にも使用されてよい。
図6は、ここで記載される少なくとも一実施形態に従って配置される、例となる遅延回路(“回路600”)の図である。回路600は、第1入力端子602と、第2入力端子606と、出力端子604と、ここでは“バッファ回路610”と呼ばれる、第1、第2、第3、及び第4バッファ回路610a、610b、610c、及び610dと、ここでは“可変キャパシタンス回路620”と呼ばれる、第1、第2、及び第3可変キャパシタンス回路620a、620b、及び620cとを有してよい。バッファ回路610の夫々は、入力端子及び出力端子を有してよい。
第1入力端子602は、第1バッファ回路610aの入力端子へ結合されてよい。第1バッファ回路610aの出力端子は、第2バッファ回路610bの入力端子へ結合されてよい。第2バッファ回路610bの出力端子は、第3バッファ回路610cの入力端子へ結合されてよい。第3バッファ回路610cの出力端子は、第4バッファ回路610dの入力端子へ結合されてよい。第4バッファ回路610dの出力端子は、出力端子604へ結合されてよい。第1可変キャパシタンス回路620aは、VSSと、第2バッファ回路610bの出力端子及び第3バッファ回路610cの入力端子との間に結合されてよい。第2可変キャパシタンス回路620bは、VSSと、第3バッファ回路610cの出力端子及び第4バッファ回路610dの入力端子との間に結合されてよい。第3可変キャパシタンス回路620cは、出力端子604とVSSとの間に結合されてよい。
可変キャパシタンス回路620の夫々は、第2入力端子606へ結合されてよい。第2入力端子606は、例えば図2の電荷ポンプ回路254又は図4の電荷ポンプ回路400によって生成される制御電圧などの制御電圧を受けるよう構成されてよい。制御電圧は、可変キャパシタンス回路620の可変キャパシタンスを調整してよい。バッファ回路610の夫々によって見られるキャパシタンスの量は、バッファ回路610の夫々による遅延を調整してよい。可変キャパシタンス回路620のキャパシタンスを調整することは、バッファ回路610によって見られるキャパシタンスを調整し、それにより回路600の遅延を調整してよい。回路600の遅延を調整することは、第1入力端子602から出力端子604へバッファ回路610を介して回路600を通る信号の遅延を調整してよい。
変更、追加、又は削除は、本開示の適用範囲から逸脱することなしに回路600に対してなされてよい。例えば、いくつかの実施形態において、回路600は、更なる受動又は能動回路部品を有してよい。他の例として、回路600は、より多い又はより少ないバッファ回路610、より多い又はより少ない可変キャパシタンス回路620、あるいは、それらの何らかの組み合わせを有してよい。そのような及び他の実施形態において、バッファ回路610の数及び可変キャパシタンス回路620の数は、回路600が実装される回路によって使用され得る遅延の範囲に基づき選択されてよい。
図7は、ここで記載される少なくとも一実施形態に従って配置される、並直列変換回路において信号位相を調整する例となる方法700のフローチャートである。方法700は、いくつかの実施形態において、例えば、図1の回路100又は図2の回路200などの回路によって実装されてよい。別個のブロックとして表されているとしても、様々なブロックは、所望の実施に依存して、更なるブロックに分けられても、より少ないブロックへとまとめられても、あるいは、削除されてもよい。
方法700はブロック702から開始してよく、ブロック702で、比較信号は、第1クロック信号の反転の位相とマルチプレクサ信号の位相との比較に基づき生成されてよい。ブロック704で、比較信号は、制御電圧を生成するために積分されてよい。
ブロック706で、第2クロック信号は、制御電圧に基づき遅延されてよい。第2クロック信号は、第1クロック信号の分割されたバージョンであってよい。いくつかの実施形態において、制御電圧に基づき第2クロック信号を遅延させることは、第2クロック信号に適用される遅延を調整するよう制御電圧を用いて可変キャパシタンスを調整することを含んでよい。
ブロック708で、論理ハイ状態又は論理ロー状態は、遅延された第2クロック信号に基づきマルチプレクサ信号のために選択されてよい。
当業者に明らかなように、ここで開示されるこの及び他のプロセス及び方法について、プロセス及び方法において実行される機能は、異なる順序において実装されてよい。加えて、概説されているステップ及び動作は、単に例として与えられており、ステップ及び動作のいくつは、開示される実施形態の本質から逸脱することなしに、任意であっても、より少ないステップ及び動作にまとめられても、あるいは、更なるステップ及び方法へと拡大されてもよい。
例えば、いくつかの実施形態において、方法700は、第2クロック信号を生成するよう第1クロック信号を分割することを更に含んでよい。いくつかの実施形態において、第1クロック信号は2によって割られてよい。
いくつかの実施形態において、方法700は、制御電圧を第1及び第2閾電圧と比較することを更に含んでよい。いくつかの実施形態において、制御電圧は、制御電圧が第1閾電圧よりも大きく且つ第2閾電圧よりも小さいことに応答して、比較信号に基づき生成されてよい。そのような及び他の実施形態において、方法700は、制御電圧が第1閾電圧よりも小さいか又は第2閾電圧よりも大きいことに応答して、制御電圧を供給電圧のほぼ2分の1に設定することを更に含んでよい。
いくつかの実施形態において、方法700は、遅延された第2クロック信号を並直列変換回路における第1マルチプレクサ回路へ供給することを更に含んでよい。そのような及び他の実施形態において、マルチプレクサ信号のために論理ハイ状態又は論理ロー状態を選択することは、第1マルチプレクサ回路のレプリカである第2マルチプレクサ回路によって実行されてよい。
対象は、構造的特徴及び/又は方法的動作に特有の言語において記載されてきたが、添付の特許請求の範囲において定義される対象は、必ずしも、上記の具体的な特徴又は動作に制限されない点が理解されるべきである。むしろ、上記の具体的な特徴又は動作は、特許請求の範囲を実施する為の例となる形態として開示されている。
ここで挙げられている全ての例及び条件付き言語は、当該技術を促進すること2発目医者によって寄与される概念及び発明を読む者が理解することを助ける教育的な目的として意図されており、そのような具体的に挙げられている例及び条件に制限されないものとして解釈されるべきである。本発明の実施形態は詳細に記載されてきたが、様々な変更、置換、及び代替が、発明の主旨及び適用範囲から逸脱することなしにそれらになされてよい点が理解されるべきである。
上記の実施形態に加えて、以下の付記を開示する。
(付記1)
第1クロック信号の反転の位相とマルチプレクサ信号の位相との比較に基づき比較信号を出力するよう構成される位相検出器回路と、
前記位相検出器回路へ結合され、前記比較信号を積分し、該比較信号の積分に基づき制御電圧を出力するよう構成される電荷ポンプ回路と、
前記電荷ポンプ回路へ結合され、前記第1クロック信号の分割されたバージョンである第2クロック信号を受信し、該第2クロック信号を前記制御電圧に基づき遅延させ、該遅延された第2クロック信号を出力するよう構成される遅延回路と、
前記遅延回路及び前記位相検出器回路へ結合され、前記遅延された第2クロック信号に基づき前記マルチプレクサ信号を出力するよう構成されるマルチプレクサ回路と
を有する回路。
(付記2)
前記遅延回路へ結合され、前記第1クロック信号を分割して前記第2クロック信号を生成する分割器回路を更に有する
付記1に記載の回路。
(付記3)
前記分割器回路は、前記第1クロック信号を2で割る、
付記2に記載の回路。
(付記4)
前記電荷ポンプ回路へ結合され、前記制御電圧のレベルに基づき前記電荷ポンプ回路を有効及び無効にするよう構成される初期化回路を更に有する
付記1に記載の回路。
(付記5)
前記初期化回路は、前記制御電圧を第1閾電圧及び第2閾電圧と比較するよう構成される比較回路を有し、
前記初期化回路は、前記制御電圧が前記第1閾電圧よりも小さいか又は前記第2閾電圧よりも大きいことに応答して、前記電荷ポンプ回路を無効にするよう構成される、
付記4に記載の回路。
(付記6)
前記初期化回路は、前記電荷ポンプ回路が無効にされることに応答して、該電荷ポンプ回路の供給電圧の略半分へと前記制御電圧を至らせるよう構成される、
付記5に記載の回路。
(付記7)
前記電荷ポンプ回路は、前記電荷ポンプ回路を有効又は無効にするよう構成される前記初期化回路によって制御される少なくとも2つのトランジスタを有する、
付記4に記載の回路。
(付記8)
前記遅延回路は、1又はそれ以上のバッファと、該1又はそれ以上のバッファのうちの1つのバッファの出力部へ結合される少なくとも1つの可変キャパシタンスとを有し、
前記少なくとも1つの可変キャパシタンスは、前記1又はそれ以上のバッファの遅延を調整するように前記制御電圧に基づき調整されるよう構成される、
付記1に記載の回路。
(付記9)
前記第1クロック信号は、差動第1クロック信号であり、
前記マルチプレクサ信号は、差動マルチプレクサ信号である、
付記1に記載の回路。
(付記10)
前記マルチプレクサ回路は第1マルチプレクサ回路であり、
当該回路は、
4入力2出力マルチプレクサであって、前記遅延された第2クロック信号に基づき第1及び第2の第2マルチプレクサ信号を出力するよう構成される第2マルチプレクサ回路と、
2入力1出力マルチプレクサであって、前記第2マルチプレクサ回路へ結合され、前記第1クロック信号に基づき、出力されるべき前記第1の又は前記第2の第2マルチプレクサ信号を選択するよう構成される第3マルチプレクサ回路と
を更に有する、
付記1に記載の回路。
(付記11)
前記第1マルチプレクサ回路は、前記第2マルチプレクサ回路のレプリカである、
付記10に記載の回路。
(付記12)
前記マルチプレクサ信号を生成するよう前記遅延された第2クロック信号に基づき選択される前記第1マルチプレクサ回路への第1及び第2の入力は、論理ロー電圧及び論理ハイ電圧である、
付記11に記載の回路。
(付記13)
第1クロック信号の反転の位相とマルチプレクサ信号の位相との比較に基づき比較信号を生成し、
制御電圧を生成するよう前記比較信号を積分し、
前記第1クロック信号の分割されたバージョンである第2クロック信号を前記制御電圧に基づき遅延させ、
前記遅延された第2クロック信号に基づき前記マルチプレクサ信号のために論理ハイ状態又は論理ロー状態を選択する
方法。
(付記14)
前記第2クロック信号を生成するよう前記第1クロック信号を分割する
付記13に記載の方法。
(付記15)
前記第1クロック信号は、2で割られる、
付記14に記載の方法。
(付記16)
前記制御電圧を第1閾電圧及び第2閾電圧と比較し、前記制御電圧は、該制御電圧が前記第1閾電圧よりも小さいか又は前記第2閾電圧よりも大きいことに応答して、前記比較信号に基づき生成される、
付記13に記載の方法。
(付記17)
前記制御電圧が前記第1閾電圧よりも小さいか又は前記第2閾電圧よりも大きいことに応答して、前記制御電圧を、供給電圧の略半分に設定する
付記16に記載の方法。
(付記18)
前記第2クロック信号を前記制御電圧に基づき遅延させることは、該第2クロック信号へ適用される遅延を調整するよう前記制御電圧を用いて可変キャパシタンスを調整することを含む、
付記13に記載の方法。
(付記19)
前記遅延された第2クロック信号を並直列変換回路における第1マルチプレクサ回路へ供給する
付記13に記載の方法。
(付記20)
前記マルチプレクサ信号のために前記論理ハイ状態又は前記論理ロー状態を選択することは、前記第1マルチプレクサ回路のレプリカである第2マルチプレクサ回路によって実行される、
付記19に記載の方法。
100,200 回路
110,210 第1マルチプレクサ回路
120,220 第2マルチプレクサ回路
130,230 調整回路
240 分割器回路
250 位相検出器回路
254,400 電荷ポンプ回路
262,600 遅延回路
270,500 初期化回路
280 第3マルチプレクサ回路
700 方法

Claims (20)

  1. 第1クロック信号の反転の位相とマルチプレクサ信号の位相との比較に基づき比較信号を出力するよう構成される位相検出器回路と、
    前記位相検出器回路へ結合され、前記比較信号を積分し、該比較信号の積分に基づき制御電圧を出力するよう構成される電荷ポンプ回路と、
    前記電荷ポンプ回路へ結合され、前記第1クロック信号の分割されたバージョンである第2クロック信号を受信し、該第2クロック信号を前記制御電圧に基づき遅延させ、該遅延された第2クロック信号を出力するよう構成される遅延回路と、
    前記遅延回路及び前記位相検出器回路へ結合され、前記遅延された第2クロック信号に基づき前記マルチプレクサ信号を出力するよう構成されるマルチプレクサ回路と
    を有する回路。
  2. 前記遅延回路へ結合され、前記第1クロック信号を分割して前記第2クロック信号を生成する分割器回路を更に有する
    請求項1に記載の回路。
  3. 前記分割器回路は、前記第1クロック信号を2で割る、
    請求項2に記載の回路。
  4. 前記電荷ポンプ回路へ結合され、前記制御電圧のレベルに基づき前記電荷ポンプ回路を有効及び無効にするよう構成される初期化回路を更に有する
    請求項1に記載の回路。
  5. 前記初期化回路は、前記制御電圧を第1閾電圧及び第2閾電圧と比較するよう構成される比較回路を有し、
    前記初期化回路は、前記制御電圧が前記第1閾電圧よりも小さいか又は前記第2閾電圧よりも大きいことに応答して、前記電荷ポンプ回路を無効にするよう構成される、
    請求項4に記載の回路。
  6. 前記初期化回路は、前記電荷ポンプ回路が無効にされることに応答して、該電荷ポンプ回路の供給電圧の略半分へと前記制御電圧を至らせるよう構成される、
    請求項5に記載の回路。
  7. 前記電荷ポンプ回路は、前記電荷ポンプ回路を有効又は無効にするよう構成される前記初期化回路によって制御される少なくとも2つのトランジスタを有する、
    請求項4に記載の回路。
  8. 前記遅延回路は、1又はそれ以上のバッファと、該1又はそれ以上のバッファのうちの1つのバッファの出力部へ結合される少なくとも1つの可変キャパシタンスとを有し、
    前記少なくとも1つの可変キャパシタンスは、前記1又はそれ以上のバッファの遅延を調整するように前記制御電圧に基づき調整されるよう構成される、
    請求項1に記載の回路。
  9. 前記第1クロック信号は、差動第1クロック信号であり、
    前記マルチプレクサ信号は、差動マルチプレクサ信号である、
    請求項1に記載の回路。
  10. 前記マルチプレクサ回路は第1マルチプレクサ回路であり、
    当該回路は、
    4入力2出力マルチプレクサであって、前記遅延された第2クロック信号に基づき第1及び第2の第2マルチプレクサ信号を出力するよう構成される第2マルチプレクサ回路と、
    2入力1出力マルチプレクサであって、前記第2マルチプレクサ回路へ結合され、前記第1クロック信号に基づき、出力されるべき前記第1の又は前記第2の第2マルチプレクサ信号を選択するよう構成される第3マルチプレクサ回路と
    を更に有する、
    請求項1に記載の回路。
  11. 前記第1マルチプレクサ回路は、前記第2マルチプレクサ回路のレプリカである、
    請求項10に記載の回路。
  12. 前記マルチプレクサ信号を生成するよう前記遅延された第2クロック信号に基づき選択される前記第1マルチプレクサ回路への第1及び第2の入力は、論理ロー電圧及び論理ハイ電圧である、
    請求項11に記載の回路。
  13. 第1クロック信号の反転の位相とマルチプレクサ信号の位相との比較に基づき比較信号を生成し、
    制御電圧を生成するよう前記比較信号を積分し、
    前記第1クロック信号の分割されたバージョンである第2クロック信号を前記制御電圧に基づき遅延させ、
    前記遅延された第2クロック信号に基づき前記マルチプレクサ信号のために論理ハイ状態又は論理ロー状態を選択する
    方法。
  14. 前記第2クロック信号を生成するよう前記第1クロック信号を分割する
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1クロック信号は、2で割られる、
    請求項14に記載の方法。
  16. 前記制御電圧を第1閾電圧及び第2閾電圧と比較し、前記制御電圧は、該制御電圧が前記第1閾電圧よりも小さいか又は前記第2閾電圧よりも大きいことに応答して、前記比較信号に基づき生成される、
    請求項13に記載の方法。
  17. 前記制御電圧が前記第1閾電圧よりも小さいか又は前記第2閾電圧よりも大きいことに応答して、前記制御電圧を、供給電圧の略半分に設定する
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2クロック信号を前記制御電圧に基づき遅延させることは、該第2クロック信号へ適用される遅延を調整するよう前記制御電圧を用いて可変キャパシタンスを調整することを含む、
    請求項13に記載の方法。
  19. 前記遅延された第2クロック信号を並直列変換回路における第1マルチプレクサ回路へ供給する
    請求項13に記載の方法。
  20. 前記マルチプレクサ信号のために前記論理ハイ状態又は前記論理ロー状態を選択することは、前記第1マルチプレクサ回路のレプリカである第2マルチプレクサ回路によって実行される、
    請求項19に記載の方法。
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