JP2016019276A - Pwm制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 デューティ指令値に対して出力電圧を最大電圧まで連続的に変化させることのできるPWM制御装置を提供する。
【解決手段】 エッジ検出部11(12)は、反転PWM信号(PWM信号)の立ち下りエッジでエッジ検出信号EG1(EG2)を出力する。タイマ21(22)は、エッジ検出信号EG1(EG2)でカウントを開始し補正デッドタイム設定値DT1(DT2)に至るまでゲート信号GT1(GT2)を出力する。デッドタイム補正部31(32)は、所定のデッドタイム設定値DTSからタイマ22(21)のカウント値CT2(CT1)を減算し補正デッドタイム設定値DT1(DT2)として出力する。ハイサイドPWM信号生成部41は、PWM信号をゲート信号GT1でマスクしてハイサイドPWM信号として出力し、ローサイドPWM信号生成部42は、反転PWM信号をゲート信号GT2でマスクしてローサイドPWM信号として出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、PWM制御装置に関する。
モータをPWM制御にて駆動する場合、PWM制御装置が用いられる。PWM制御装置は、電圧指令にもとづいてPWM信号のデューティを調整し、ハイサイドスイッチを駆動するハイサイドPWM信号と、ハイサイドPWM信号と逆位相でローサイドスイッチを駆動するローサイドPWM信号とを出力する。このとき、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチの切り替え時には、短絡防止のために、PWM制御装置は、ハイサイドPWM信号とローサイドPWM信号をともに一定期間‘0’とするデッドタイムを挿入する。
しかし、このデッドタイムの挿入により、例えばデューティ指令値が最大値(1.0)近傍になると、ローサイドPWM信号のパルス幅がデッドタイム以下となり、そのままデッドタイムを挿入するとローサイドPWM信号のパルスが消滅する。同様に、デューティ指令値が最小値(0.0)近傍になると、ハイサイドPWM信号のパルス幅がデッドタイム以下となり、そのままデッドタイムを挿入するとハイサイドPWM信号のパルスが消滅する。すなわち、デューティ指令値の変化に対して出力電圧が不連続となる、という問題が生じる。
そこで、従来、デューティ指令値に対して、出力電圧が不連続とならない範囲を制御範囲とする制限を設けることが行われている。しかし、この方法では、供給電源に対して出力電圧を最大まで出力できず、供給電源を有効に利用できない、という問題があった。
特開2011−217022号公報
本発明が解決しようとする課題は、デューティ指令値に対して出力電圧を最大電圧まで連続的に変化させることのできるPWM制御装置を提供することにある。
実施形態のPWM制御装置は、第1のエッジ検出部と、第2のエッジ検出部と、第1のタイマと、第2のタイマと、第1のデッドタイム補正部と、第2のデッドタイム補正部と、ハイサイドPWM信号生成部と、ローサイドPWM信号生成部とを備える。第1のエッジ検出部は、PWM信号を反転させた反転PWM信号の立ち下りエッジを検出して第1のエッジ検出信号を出力する。第2のエッジ検出部は、前記PWM信号の立ち下りエッジを検出して第2のエッジ検出信号を出力する。第1のタイマは、前記第1のエッジ検出信号でカウントを開始し、第1の補正デッドタイム設定値に至るまで第1のゲート信号を出力する。第2のタイマは、前記第2のエッジ検出信号でカウントを開始し、第2の補正デッドタイム設定値に至るまで第2のゲート信号を出力する。第1のデッドタイム補正部は、前記第1の補正デッドタイム設定値として、所定のデッドタイム設定値から前記第2のタイマのカウント値を減算した値を出力する。第2のデッドタイム補正部は、前記第2の補正デッドタイム設定値として、前記デッドタイム設定値から前記第1のタイマのカウント値を減算した値を出力する。ハイサイドPWM信号生成部は、前記PWM信号を前記第1のゲート信号でマスクしてハイサイドPWM信号として出力する。ローサイドPWM信号生成部は、前記反転PWM信号を前記第2のゲート信号でマスクしてローサイドPWM信号として出力する。
第1の実施形態のPWM制御装置の構成の例を示すブロック図。 第1の実施形態のPWM制御装置の動作の例を示す波形図。 第1の実施形態のPWM制御装置の動作の例を示す波形図。 第1の実施形態のPWM制御装置の動作の例を示す波形図。 デューティ指令値とPWM出力デューティの関係を示す図。 第2の実施形態のPWM制御装置の構成の例を示すブロック図。 第2の実施形態のPWM制御装置の動作の例を示す波形図。 第2の実施形態のPWM制御装置の動作の例を示す波形図。 第2の実施形態のPWM制御装置の動作の例を示す波形図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図中、同一または相当部分には同一の符号を付して、その説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のPWM制御装置の構成の例を示すブロック図である。
本実施形態のPWM制御装置は、PWM信号をインバータIV1により反転させた反転PWM信号の立ち下りエッジを検出してエッジ検出信号EG1を出力するエッジ検出部11と、PWM信号の立ち下りエッジを検出してエッジ検出信号EG2を出力するエッジ検出部12と、エッジ検出信号EG1でカウントを開始し、補正デッドタイム設定値DT1に至るまでゲート信号GT1を出力するタイマ21と、エッジ検出信号EG2でカウントを開始し、補正デッドタイム設定値DT2に至るまでゲート信号GT2を出力するタイマ22と、補正デッドタイム設定値DT1として、所定のデッドタイム設定値DTSからタイマ22のカウント値CT2を減算した値を出力するデッドタイム補正部31と、補正デッドタイム設定値DT2として、デッドタイム設定値DTSからタイマ21のカウント値CT1を減算した値を出力するデッドタイム補正部32と、PWM信号をゲート信号GT1でマスクしてハイサイドPWM信号として出力するハイサイドPWM信号生成部41と、反転PWM信号をゲート信号GT2でマスクしてローサイドPWM信号として出力するローサイドPWM信号生成部42と、を備える。
エッジ検出部11は、PWM信号がインバータIV1により反転された反転PWM信号の立ち下りエッジを検出してエッジ検出信号EG1を出力する。
エッジ検出部12は、PWM信号の立ち下りエッジを検出してエッジ検出信号EG2を出力する。
タイマ21およびタイマ22は、ロード機能付きのダウンカウンタである。
タイマ21は、エッジ検出部11からエッジ検出信号EG1が出力されたときに、デッドタイム補正部31から出力される補正デッドタイム設定値DT1をロードしてカウントを開始し、カウント値が0になるまでダウンカウントを行う。
このタイマ21は、カウント値CT1を出力するとともに、ダウンカウントを行っている期間H(ハイ)レベルとなるゲート信号GT1を出力する。
タイマ22は、エッジ検出部12からエッジ検出信号EG2が出力されたときに、デッドタイム補正部32から出力される補正デッドタイム設定値DT2をロードしてカウントを開始し、カウント値が0になるまでダウンカウントを行う。
このタイマ22は、カウント値CT2を出力するとともに、ダウンカウントを行っている期間Hレベルとなるゲート信号GT2を出力する。
デッドタイム補正部31は、所定のデッドタイム設定値DTSからタイマ22のカウント値CT2を減算した値を補正デッドタイム設定値DT1として出力する。すなわち、補正デッドタイム設定値DT1は、DT1=DTS−CT2として算出される。
ここで、デッドタイム設定値DTSは、PWM信号と反転PWM信号を同時にオフさせる期間(デッドタイム)を設定するための値である。本実施形態では、デッドタイム期間をタイマ21およびタイマ22でカウントしたときのカウント値に相当する値が、デッドタイム設定値DTSとして入力される。
デッドタイム補正部32は、デッドタイム設定値DTSからタイマ21のカウント値CT1を減算した値を補正デッドタイム設定値DT2として出力する。すなわち、補正デッドタイム設定値DT2は、DT2=DTS−CT1として算出される。
ハイサイドPWM信号生成部41は、PWM信号をゲート信号GT1でマスクしてハイサイドPWM(HS−PWM)信号として出力する。例えば、このハイサイドPWM信号生成部41として、ゲート信号GT1がHレベルのときにPWM信号の通過を阻止し、ゲート信号GT1がL(ロー)レベルのときにPWM信号の通過を許可するANDゲートが用いられる。
したがって、ゲート信号GT1がHレベルのときは、PWM信号のHレベルがマスクされ、HS−PWM信号はLレベルとなる。
同様に、ローサイドPWM信号生成部42は、反転PWM信号をゲート信号GT2でマスクしてローサイドPWM(LS−PWM)信号として出力する。この場合、ゲート信号GT2がHレベルのときは、反転PWM信号のHレベルがマスクされ、LS−PWM信号はLレベルとなる。
次に、本実施形態のPWM制御装置の動作について、デッドタイム補正部31およびデッドタイム補正部32の動作を中心に、図2〜図4を用いて説明する。ここで、図2は、デューティ指令値が1.0近傍でも0.0近傍でもないときの動作波形図、図3は、デューティ指令値が1.0近傍であるときの動作波形図、図4は、デューティ指令値が0.0近傍であるときの動作波形図である。
図2に示すように、周期TのPWM信号において、デューティ指令値が1.0近傍でも0.0近傍でもない場合、PWM信号の立ち下りと反転PWM信号の立ち下りの間隔は、デッドタイム設定値DTSで設定されるデッドタイムよりも長い。
一方、タイマ21およびタイマ22のロード値は、最大でもデッドタイム設定値DTSである。したがって、PWM信号の立ち下り時点でタイマ21のカウント値CT1は0になっており、反転PWM信号の立ち下り時点でタイマ22のカウント値CT2は0になっている。
そのため、PWM信号の立ち下りでエッジ検出信号EG2が出力されたとき、デッドタイム補正部32から出力される補正デッドタイム設定値DT2は、
DT2=DTS−CT1=DTS−0=DTS
となり、デッドタイム設定値DTSに等しくなる。
したがって、タイマ22は、デッドタイム設定値DTS分、カウントを行う。このカウントの期間、タイマ22から出力されるゲート信号GT2は、Hレベルになる。このゲート信号GT2がHレベルである期間、反転PWM信号は、ローサイドPWM信号生成部42によりマスクされる。この期間、ローサイドPWM信号生成部42から出力されるLS−PWM信号はLレベルとなる。
これにより、HS−PWM信号の立ち下りとLS−PWM信号の立ち上りの間に、デッドタイム設定値DTSで設定されるデッドタイムが挿入されたことになる。
同様に、反転PWM信号の立ち下りでエッジ検出信号EG1が出力されたとき、デッドタイム補正部31から出力される補正デッドタイム設定値DT1はデッドタイム設定値DTSに等しくなり、タイマ21から出力されるゲート信号GT1は、デッドタイム設定値DTS分、Hレベルになる。
そのため、この期間、PWM信号はハイサイドPWM信号生成部41によりマスクされ、ハイサイドPWM信号生成部41から出力されるHS−PWM信号はLレベルとなる。
これにより、LS−PWM信号の立ち下りとHS−PWM信号の立ち上りの間に、デッドタイム設定値DTSで設定されるデッドタイムが挿入されることになる。
図3は、デューティ指令値が1.0近傍であるときの動作波形図である。この場合、反転PWM信号のH期間tHNは、デッドタイム設定値DTSで設定される期間よりも短い。
そのため、反転PWM信号の立ち下りでエッジ検出信号EG1が出力されたときに、PWM信号の立ち下りで動作を開始したタイマ22は、まだカウント動作中である。
これは、反転PWM信号の立ち下りからPWM信号の立ち下りまでの期間が、デッドタイム設定値DTSで設定される期間よりも十分に長く、PWM信号の立ち下り時点でのタイマ21のカウント値CT1が0となっていて、タイマ22にロードされる補正デッドタイム設定値DT2が、デッドタイム設定値DTSとなっているめである。
そこで、エッジ検出信号EG1が出力されたときのタイマ22のカウント値CT2の値をc2とすると、デッドタイム補正部31から出力される補正デッドタイム設定値DT1は、DT1=DTS−c2となる。
この補正デッドタイム設定値DT1がタイマ21にロードされ、タイマ21は、DTS−c2の期間、カウント動作を行う。したがって、タイマ21から出力されるゲート信号G1のH期間は、DTS−c2となる。
これにより、ハイサイドPWM信号生成部41から出力されるHS−PWM信号の立ち上がりにDTS−c2に相当する期間のデットタイムが挿入される。
このDTS−c2は、図3に示すように、タイマ22が、反転PWM信号のH期間をカウントする値に相当するので、DTS−c2に相当する期間は、反転PWM信号のH期間tHNに等しい。
すなわち、HS−PWM信号の立ち上がりには、反転PWM信号のH期間tHNに等しい時間のデットタイムが挿入されることになる。
このtHNは、デューティ指令値に応じて変化する。したがって、HS−PWM信号の立ち上がりに挿入されるデットタイムは、デューティ指令値に応じて変化することになる。
ここで、PWM信号のH期間をtHPとすると、HS−PWM信号のH期間tHHSは、
tHHS=tHP−tHN
と表される。ここで、PWM信号の周期Tは、T=tHP+tHNであるので、上式は、
tHHS=tHP−(T−tHP)=2×tHP−T
と表される。
この式を、1.0近傍のデューティ指令値をDTY1、HS−PWM信号のデューティ値をDTYHSして、デューティ値で表せば、HS−PWM信号のデューティ値DTYHSは、
DTYHS=2×DTY1−1
と表される。
すなわち、HS−PWM信号のデューティ値DTYHSは、1.0近傍のデューティ指令値をDTY1に応じて連続的に変化する値となる。
図4は、デューティ指令値が0.0近傍であるときの動作波形図である。この場合、PWM信号のH期間tHPが、デッドタイム設定値DTSで設定される期間よりも短くなる。
そのため、この場合は、PWM信号の立ち下りでエッジ検出信号EG2が出力されたときに、反転PWM信号の立ち下りで動作を開始したタイマ21は、まだカウント動作中である。
したがって、エッジ検出信号EG2が出力されたときのタイマ21のカウント値CT1の値をc1とすると、デッドタイム補正部32から出力される補正デッドタイム設定値DT2は、DT2=DTS−c1となる。
この補正デッドタイム設定値DT2がタイマ22にロードされ、タイマ22は、DTS−c1の期間、カウント動作を行う。したがって、タイマ22から出力されるゲート信号G2のH期間は、DTS−c1となる。
これにより、ローサイドPWM信号生成部42から出力されるLS−PWM信号の立ち上がりにDTS−c1に相当する時間のデットタイムが挿入される。
このDTS−c1は、図4に示すように、タイマ21が、PWM信号のH期間をカウントする値に相当するので、DTS−c1に相当する期間は、PWM信号のH期間tHPに等しい。
すなわち、LS−PWM信号の立ち上がりには、PWM信号のH期間tHPに等しい時間のデットタイムが挿入されることになる。
このtHPは、デューティ指令値に応じて変化する。したがって、LS−PWM信号の立ち上がりに挿入されるデットタイムは、デューティ指令値に応じて変化することになる。
ここで、LS−PWM信号のH期間tHLSは、
tHLS=tHN−tHP=(T−tHP)−tHP=T−2×tHP
と表される。
この式を、0.0近傍のデューティ指令値をDTY0、LS−PWM信号のデューティ値をDTYLSして、デューティ値で表せば、LS−PWM信号のデューティ値DTYLSは、
DTYLS=1−2×DTY0
と表される。
すなわち、LS−PWM信号のデューティ値DTYLSは、0.0近傍のデューティ指令値をDTY0に応じて連続的に変化する値となる。
図5(a)に、本実施形態における、デューティ指令値とHS−PWM信号およびLS−PWM信号のデューティの関係を示す。
上述したように、本実施形態では、デューティ指令値が1.0近傍では、デューティ指令値DTY1に対して、HS−PWM信号のデューティ値DTYHSが、
DTYHS=2×DTY1−1
と、連続的に変化する。
一方、デューティ指令値が0.0近傍では、デューティ指令値DTY0に対して、LS−PWM信号のデューティ値DTYLSが、
DTYLS=1−2×DTY0
と、連続的に変化する。
これに対して、図5(b)に示す比較例は、デッドタイム設定値に補正を加えず、デッドタイム設定値の通りにデッドタイムを挿入した場合のデューティ指令値とハイサイドPWM信号およびローサイドPWM信号のデューティの関係を示す。
この場合、デューティ指令値が1.0近傍および0.0近傍では、デッドタイムを挿入することができない。そのため、デューティ指令値が1.0近傍では、ハイサイドPWM信号のデューティに不連続が発生し、デューティ指令値が0.0近傍では、ローサイドPWM信号のデューティに不連続が発生する。
このような本実施形態によれば、デューティ指令値が1.0近傍でも、デューティ指令値に応じて、HS−PWM信号のデューティを連続的に変化させることができ、また、デューティ指令値が0.0近傍でも、デューティ指令値に応じて、LS−PWM信号のデューティを連続的に変化させることができる。これにより、デューティ指令値に対して出力電圧を最大電圧まで連続的に変化させることができる。
(第2の実施形態)
上述の第1の実施形態では、2組のタイマとデッドタイム補正部を用いるPWM制御装置の例を示したが、本実施の形態では、1組のタイマとデッドタイム補正部で構成することのできるPWM制御装置の例を示す。
図6は、第2の実施形態のPWM制御装置の構成の例を示すブロック図である。
本実施形態のPWM制御装置は、第1の実施形態と同じく、エッジ検出部11と、エッジ検出部12と、ハイサイドPWM信号生成部41と、ローサイドPWM信号生成部42と、を備える。
また、本実施形態のPWM制御装置は、エッジ検出部11から出力されるエッジ検出信号EG1およびエッジ検出部12から出力されるエッジ検出信号EG2を合成して合成エッジ検出信号EGTを出力するエッジ検出信号合成部13と、合成エッジ検出信号EGTでカウントを開始し、補正デッドタイム設定値DTに至るまでゲート信号GTを出力するタイマ2と、補正デッドタイム設定値DTとして、所定のデッドタイム設定値DTSからタイマ2のカウント値CTを減算した値を出力するデッドタイム補正部3と、を備える。
エッジ検出信号合成部13は、エッジ検出信号EG1またはエッジ検出信号EG2のいずれかが入力されたときに合成エッジ検出信号EGTを出力するOR回路として機能する。
タイマ2は、第1の実施形態のタイマ21、22と同じ、ロード機能付きのダウンカウンタである。
タイマ2は、エッジ検出信号合成部13から合成エッジ検出信号EGTが出力されたときに、デッドタイム補正部3から出力される補正デッドタイム設定値DTをロードしてカウントを開始し、カウント値が0になるまでダウンカウントを行う。
このタイマ2は、カウント値CTを出力するとともに、ダウンカウントを行っている期間Hレベルとなるゲート信号GTを出力する。
デッドタイム補正部3は、所定のデッドタイム設定値DTSからタイマ2のカウント値CTを減算した値を補正デッドタイム設定値DTとして出力する。すなわち、補正デッドタイム設定値DTは、DT=DTS−CTとして算出される。
第1の実施形態とは異なり、本実施形態では、ハイサイドPWM信号生成部41およびローサイドPWM信号生成部42へは、共通のゲート信号GTが入力される。
ハイサイドPWM信号生成部41は、PWM信号をゲート信号GTでマスクしてハイサイドPWM(HS−PWM)信号として出力する。
また、ローサイドPWM信号生成部42は、反転PWM信号をゲート信号GTでマスクしてローサイドPWM(LS−PWM)信号として出力する。
次に、本実施形態のPWM制御装置の動作について、図7〜図9を用いて説明する。ここで、図7は、デューティ指令値が1.0近傍でも0.0近傍でもないときの動作波形図、図8は、デューティ指令値が1.0近傍であるときの動作波形図、図9は、デューティ指令値が0.0近傍であるときの動作波形図である。
図7に示すように、デューティ指令値が1.0近傍でも0.0近傍でもないときは、合成エッジ検出信号EGTの発生間隔は、デッドタイム設定値DTSで設定されるデッドタイムよりも長い。
一方、タイマ2のロード値は、最大でもデッドタイム設定値DTSである。したがって、合成エッジ検出信号EGTの発生時点でタイマ2のカウント値CTは0になっている。
そのため、合成エッジ検出信号EGTが出力されたとき、デッドタイム補正部3から出力される補正デッドタイム設定値DTは、
DT=DTS−CT=DTS−0=DTS
となり、デッドタイム設定値DTSに等しくなる。
したがって、タイマ2は、デッドタイム設定値DTS分、カウントを行う。このカウントの期間、タイマ2から出力されるゲート信号GTは、Hレベルになる。
このゲート信号GTがHレベルである期間、ハイサイドPWM信号生成部41は、PWM信号をマスクし、ローサイドPWM信号生成部42は、反転PWM信号をマスクする。
これにより、PWM信号の立ち下りでは、反転PWM信号の立ち上りがデッドタイム設定値DTS分マスクされ、HS−PWM信号の立ち下りとLS−PWM信号の立ち上りの間に、デッドタイム設定値DTSで設定されるデッドタイムが挿入されることになる。
一方、反転PWM信号の立ち下りでは、PWM信号の立ち上りがデッドタイム設定値DTS分マスクされ、LS−PWM信号の立ち下りとHS−PWM信号の立ち上りの間に、デッドタイム設定値DTSで設定されるデッドタイムが挿入されることになる。
図8は、デューティ指令値が1.0近傍であるときの動作波形図である。この場合、反転PWM信号のH期間tHNは、デッドタイム設定値DTSで設定される期間よりも短い。
そのため、反転PWM信号の立ち下りで合成エッジ検出信号EGTが出力されたときに、PWM信号の立ち下りで動作を開始したタイマ2は、まだカウント動作中である。
これは、反転PWM信号の立ち下りからPWM信号の立ち下りまでの期間が、デッドタイム設定値DTSで設定される期間よりも十分に長く、PWM信号の立ち下り時点でのタイマ2のカウント値CTが0となっていて、タイマ2にロードされる補正デッドタイム設定値DTが、デッドタイム設定値DTSとなっているめである。
そこで、反転PWM信号の立ち下りで合成エッジ検出信号EGTが出力されたときのタイマ2のカウント値CTの値をcとすると、デッドタイム補正部3から出力される補正デッドタイム設定値DTは、DT=DTS−cとなる。
この補正デッドタイム設定値DTがタイマ2にロードされる。これにより、タイマ2のカウント値CTは更新される。タイマ2は、反転PWM信号の立ち下りからDTS−cの期間、カウント動作を行う。したがって、反転PWM信号の立ち下り以後にタイマ2から出力されるゲート信号GのH期間は、DTS−cとなる。
これにより、ハイサイドPWM信号生成部41から出力されるHS−PWM信号の立ち上がりにDTS−cに相当する期間のデットタイムが挿入される。
このDTS−cは、図8に示すように、タイマ2が、反転PWM信号のH期間をカウントする値に相当するので、DTS−cに相当する期間は、反転PWM信号のH期間tHNに等しい。
すなわち、本実施形態においても、第1の実施形態と同じく、HS−PWM信号の立ち上がりには、デューティ指令値に応じて変化するtHNに等しい時間のデットタイムが挿入されることになる。
図9は、デューティ指令値が0.0近傍であるときの動作波形図である。この場合、PWM信号のH期間tHPが、デッドタイム設定値DTSで設定される期間よりも短くなる。
そのため、この場合は、PWM信号の立ち下りで合成エッジ検出信号EGTが出力されたときに、反転PWM信号の立ち下りで動作を開始したタイマ2は、まだカウント動作中である。
したがって、合成エッジ検出信号EGTが出力されたときのタイマ2のカウント値CTの値をcとすると、デッドタイム補正部3から出力される補正デッドタイム設定値DTは、DT=DTS−cとなる。
この補正デッドタイム設定値DTがタイマ2にロードされる。これにより、タイマ2のカウント値CTは更新される。タイマ2は、PWM信号の立ち下りからDTS−cの期間、カウント動作を行う。したがって、PWM信号の立ち下り以後にタイマ2から出力されるゲート信号GのH期間は、DTS−cとなる。
これにより、ローサイドPWM信号生成部42から出力されるLS−PWM信号の立ち上がりにDTS−cに相当する時間のデットタイムが挿入される。
このDTS−cは、図9に示すように、タイマ2が、PWM信号のH期間をカウントする値に相当するので、DTS−cに相当する期間は、PWM信号のH期間tHPに等しい。
すなわち、本実施形態においても、第1の実施形態と同じく、LS−PWM信号の立ち上がりには、デューティ指令値に応じて変化するtHPに等しい時間のデットタイムが挿入されることになる。
このような本実施形態によれば、タイマとデッドタイム補正部が1組であっても、第1の実施形態と同じく、デューティ指令値が1.0近傍あるいは0.0近傍では、デューティ指令値に応じて、挿入するデッドタイムの時間を変化させることができるので、デューティ指令値に対して出力電圧を最大電圧まで連続的に変化させることができる。
また、タイマとデッドタイム補正部が1組で済むので、PWM制御装置の部品点数を少なくすることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態のPWM制御装置によれば、デューティ指令値に対して出力電圧を最大電圧まで連続的に変化させることができる。
また、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11、12 エッジ検出部
13 エッジ検出信号合成部
2、21、22 タイマ
3、31、32 デッドタイム補正部
41 ハイサイドPWM信号生成部
42 ローサイドPWM信号生成部

Claims (5)

  1. PWM信号を反転させた反転PWM信号の立ち下りエッジを検出して第1のエッジ検出信号を出力する第1のエッジ検出部と、
    前記PWM信号の立ち下りエッジを検出して第2のエッジ検出信号を出力する第2のエッジ検出部と、
    前記第1のエッジ検出信号でカウントを開始し、第1の補正デッドタイム設定値に至るまで第1のゲート信号を出力する第1のタイマと、
    前記第2のエッジ検出信号でカウントを開始し、第2の補正デッドタイム設定値に至るまで第2のゲート信号を出力する第2のタイマと、
    前記第1の補正デッドタイム設定値として、所定のデッドタイム設定値から前記第2のタイマのカウント値を減算した値を出力する第1のデッドタイム補正部と、
    前記第2の補正デッドタイム設定値として、前記デッドタイム設定値から前記第1のタイマのカウント値を減算した値を出力する第2のデッドタイム補正部と、
    前記PWM信号を前記第1のゲート信号でマスクしてハイサイドPWM信号として出力するハイサイドPWM信号生成部と、
    前記反転PWM信号を前記第2のゲート信号でマスクしてローサイドPWM信号として出力するローサイドPWM信号生成部と
    を備えることを特徴とするPWM制御装置。
  2. 前記第1のタイマが、
    前記第1のエッジ検出信号が出力されたときに前記第1の補正デッドタイム設定値をロードし、カウント値が0になるまでダウンカウントを行うダウンカウンタであり、
    前記第2のタイマが、
    前記第2のエッジ検出信号が出力されたときに前記第2の補正デッドタイム設定値をロードし、カウント値が0になるまでダウンカウントを行うダウンカウンタである
    ことを特徴とする請求項1に記載のPWM制御装置。
  3. PWM信号を反転させた反転PWM信号の立ち下りエッジを検出して第1のエッジ検出信号を出力する第1のエッジ検出部と、
    前記PWM信号の立ち下りエッジを検出して第2のエッジ検出信号を出力する第2のエッジ検出部と、
    前記第1のエッジ検出信号および前記第2のエッジ検出信号を合成して合成エッジ検出信号を出力するエッジ検出信号合成部と、
    前記合成エッジ検出信号でカウントを開始し、補正デッドタイム設定値に至るまでゲート信号を出力するタイマと、
    前記補正デッドタイム設定値として、所定のデッドタイム設定値から前記タイマのカウント値を減算した値を出力するデッドタイム補正部と、
    前記PWM信号を前記ゲート信号でマスクしてハイサイドPWM信号として出力するハイサイドPWM信号生成部と、
    前記反転PWM信号を前記ゲート信号でマスクしてローサイドPWM信号として出力するローサイドPWM信号生成部と
    を備えることを特徴とするPWM制御装置。
  4. 前記タイマが、
    前記合成エッジ検出信号が出力されたときに前記補正デッドタイム設定値をロードし、カウント値が0になるまでダウンカウントを行うダウンカウンタである
    ことを特徴とする請求項3に記載のPWM制御装置。
  5. 前記タイマは、
    前記ダウンカウント中でも、前記合成エッジ検出信号が出力されたときは、その時点で前記デッドタイム補正部から出力されている前記補正デッドタイム設定値をロードする
    ことを特徴とする請求項4に記載のPWM制御装置。
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