JP2016018943A - 面発光レーザアレイ及びレーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】面発光レーザアレイの発光強度及び寿命特性の均一化を図ること。【解決手段】複数の面発光レーザ素子が電気的に並列接続された並列接続アレイを複数備え、複数の並列接続アレイは、電気的に直列接続されており、少なくとも二つの並列接続アレイについて、並列接続アレイに配置される面発光レーザ素子の数が異なる、面発光レーザアレイが提供される。【選択図】図1
Description
本発明は、面発光レーザアレイ及びレーザ装置に関する。
従来、高出力レーザ用の光源として、複数の面発光レーザ素子を2次元的に配置した面発光レーザアレイが用いられている。
この面発光レーザアレイでは、例えば複数の面発光レーザ素子を同時に点灯させる場合、面発光レーザアレイの中央部に配置された面発光レーザ素子から生じた熱が外側へ放出されにくい。このため、面発光レーザアレイの中央部に配置された面発光レーザ素子と周辺部に配置された面発光レーザ素子との間の温度差が発生し、面発光レーザアレイ内における発光強度や素子寿命にバラツキが生じることがある。
そこで、従来では、面発光レーザアレイの中央部に面発光レーザ素子を配置しないことで、面発光レーザアレイに含まれる複数の面発光レーザ素子間の温度差をできるだけ小さくしている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した従来の技術では、面発光レーザアレイの中央部に面発光レーザ素子を配置しないため、中央部の発光強度が低下し、均一な強度分布を得ることができないことがある。
そこで、本発明の一つの案では、面発光レーザアレイの発光強度及び寿命特性の均一化を図ることを目的とする。
一つの案では、複数の面発光レーザ素子が電気的に並列接続された並列接続アレイを複数備え、前記複数の並列接続アレイは、電気的に直列接続されており、少なくとも二つの並列接続アレイについて、並列接続アレイに配置される前記面発光レーザ素子の数が異なる、面発光レーザアレイが提供される。
一態様によれば、面発光レーザアレイの発光強度及び寿命特性の均一化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1実施形態]
(面発光レーザアレイの構成)
まず、本発明の第1実施形態に係る面発光レーザアレイの概略構成の一例について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る面発光レーザアレイの概略構成を例示する図である。
(面発光レーザアレイの構成)
まず、本発明の第1実施形態に係る面発光レーザアレイの概略構成の一例について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る面発光レーザアレイの概略構成を例示する図である。
面発光レーザアレイ100は、図1に示すように、サブマウント基板102に形成されたサブマウント電極103上に配置された3つの並列接続アレイ101A、101B、101Cを有する。
並列接続アレイ101A、101B、101Cは、各々8個、12個、8個の面発光レーザ素子200を含む。各々の並列接続アレイ101A、101B、101Cに含まれる複数の面発光レーザ素子200は、上部電極212を共通電極として並列接続されている。
また、並列接続アレイ101Bは、並列接続アレイ101A及び並列接続アレイ101Cによって挟まれるように内側(サブマウント基板102の中央部側)に配置されている。
また、並列接続アレイ101A、101B、101Cは、電気的に直列接続されている。すなわち、並列接続アレイ101Aと並列接続アレイ101Bとが直列に接続され、並列接続アレイ101Bと並列接続アレイ101Cとが直列に接続されている。
より具体的には、並列接続アレイ101Aの下部電極201と接続されたサブマウント電極103と、並列接続アレイ101Bの上部電極212とがボンディングワイヤ104によって接続されている。
また、並列接続アレイ101Bの下部電極201と接続されたサブマウント電極103と、並列接続アレイ101Cの上部電極212とがボンディングワイヤ104によって接続されている。
さらに、並列接続アレイ101Aの上部電極212とボンディングワイヤ104によって接続されたサブマウント電極103には、プラス端子が接続されている。また、並列接続アレイ101Cの下部電極201と接続されたサブマウント電極103には、マイナス端子が接続されている。そして、プラス端子とマイナス端子との間に電圧が印加されることにより、面発光レーザアレイ100が動作する。
次に、並列接続アレイ101A、101B、101Cを構成する面発光レーザ素子200について、図2を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る面発光レーザ素子の概略構成を例示する断面図である。なお、図2においては、説明の便宜上、並列接続アレイに含まれる複数の面発光レーザ素子のうち、一つの面発光レーザ素子の断面を示している。また、本明細書では、レーザ光の出射方向を図2における上部方向とする。
面発光レーザ素子200は、図2に示すように、サブマウント基板102に形成されたサブマウント電極103上に、接合剤105を介して接合されている。
サブマウント基板102は、面発光レーザ素子200が配置される基板である。サブマウント基板102の材料としては、例えば厚さ400μmのAlNを用いることができる。
サブマウント電極103は、サブマウント基板102に形成され、所望の形状にパターニングされた電極である。サブマウント電極103の材料としては、例えば厚さ2μmのAuめっきを用いることができる。
接合剤105は、サブマウント電極103と面発光レーザ素子200の下部電極201とを接合する。接合剤105としては、例えばAuSnはんだを用いることができる。
面発光レーザ素子200は、発振波長が808nm帯であり、下部電極201と、基板202と、下部コンタクト層203と、下部多層膜反射鏡204と、下部スペーサ層205と、活性層206と、上部スペーサ層207と、上部多層膜反射鏡208と、選択酸化層209(酸化領域209a、非酸化領域209b)と、上部コンタクト層210と、絶縁層211と、上部電極212とを有する。
また、面発光レーザ素子200における活性層206、上部スペーサ層207、上部多層膜反射鏡208、選択酸化層209及び上部コンタクト層210は、メサ構造を形成している。
下部電極201は、n側電極であり、基板202の下部方向の面上に積層され、接合剤105を介してサブマウント電極103と接合されている。下部電極201の材料としては、例えばAuGe/Ni/Auからなる多層電極を用いることができる。
基板202には、下部方向の面上に下部電極201が積層され、上部方向の面上に下部コンタクト層203が積層されている。基板202の材料としては、例えばn−GaAs基板を用いることができる。
下部コンタクト層203は、基板202の上部方向の面上に積層されている。下部コンタクト層203の材料としては、例えばn−GaAsを用いることができる。
下部多層膜反射鏡204は、下部コンタクト層203の上部方向の面上に積層されている。下部多層膜反射鏡204は、例えばn−Al0.9Ga0.1Asからなる低屈折率層と、n−Al0.3Ga0.7Asからなる高屈折率層とのペアが、37.5ペア積層されている。
各屈折率層の間には、組成傾斜層が形成されることが好ましい。低屈折率層の組成から高屈折率層の組成へ向かって組成を徐々に変化させる組成傾斜層(例えば厚さ20nm)を挿入することにより、各屈折率層の間に生じる電気抵抗を低減することができる。
各屈折率層の厚さは、隣接する組成傾斜層の半分の厚さを足した場合の厚さが、λ/4(但し、λは発振波長)の光学的厚さとなるように設定されることが好ましい。なお、光学的厚さがλ/4である場合、実際の各屈折率層の厚さDは、D=λ/4n(但し、nは各屈折率層の媒質の屈折率)となる。
下部スペーサ層205は、下部多層膜反射鏡204の上部方向に積層されている。下部スペーサ層205の材料としては、例えばノンドープのAl0.6Ga0.4Asを用いることができる。
活性層206は、下部スペーサ層205の上部方向に積層されており、例えば3層の量子井戸層と4層の障壁層とを有する3重量子井戸構造の活性層である。量子井戸層の材料としては、例えばGaAsを用いることができ、障壁層の材料としては、例えばAl0.3Ga0.7Asを用いることができる。
上部スペーサ層207は、活性層206の上部方向に積層されている。上部スペーサ層207の材料としては、例えばノンドープのAl0.6Ga0.4Asを用いることができる。
また、下部スペーサ層205と活性層206と上部スペーサ層207とからなる部分は、共振器構造体とも呼ばれており、その厚さが1波長の光学的厚さとなるように設計されている。なお、活性層206は、高い誘導放出確率が得られるように、電界の定在波分布における腹に対応する位置である共振器構造体の中央に設けられている。
上部多層膜反射鏡208は、上部スペーサ層207の上部方向に積層されている。上部多層膜反射鏡208は、例えばp−Al0.9Ga0.1Asからなる低屈折率層と、p−Al0.3Ga0.7Asからなる高屈折率層とのペアが、24ペア積層されている。
各屈折率層の間には、組成傾斜層が形成されることが好ましい。低屈折率層の組成から高屈折率層の組成へ向かって組成を徐々に変化させる組成傾斜層(例えば厚さ20nm)を挿入することにより、各屈折率層の間に生じる電気抵抗を低減できる。
各屈折率層の厚さは、隣接する組成傾斜層の半分の厚さを足した場合の厚さが、λ/4の光学的厚さとなるように設定されることが好ましい。なお、光学的厚さがλ/4である場合、実際の各屈折率層の厚さDは、D=λ/4n(但し、nは、各屈折率層の媒質の屈折率)となる。
選択酸化層209は、上部多層膜反射鏡208内に形成されており、酸化領域209aと非酸化領域209bとを含む。非酸化領域209bは、酸化領域209aに囲まれるようにメサ構造の中央部に形成されている。すなわち、選択酸化層209には、発光部の駆動電流の経路を、メサ構造の中央部に形成されている酸化領域209a(以下、「電流通過領域」ともいう。)のみに制限する、いわゆる酸化狭窄構造体が形成されている。選択酸化層209の材料としては、例えばp−AlAsを用いることができる。
選択酸化層209の下面側及び上面側には、例えば選択酸化層209の組成から隣接する層の組成へ向かって組成を徐々に変化させる組成変化層、選択酸化層209の組成と隣接する層の組成との間の組成を有する中間層を含んでいてもよい。
上部コンタクト層210は、上部多層膜反射鏡208の上部方向に積層されている。上部コンタクト層210の材料としては、例えばp−GaAsを用いることができる。
絶縁層211は、レーザ光の射出部を除いた領域、すなわち、上部コンタクト層210の上部方向の一部、メサ構造の側面及び下部スペーサ層205の上部方向に積層されている。絶縁層211の材料としては、例えばp−SiNからなる光学的に透明な誘電体層を用いることができる。
上部電極212は、p側電極であり、上部コンタクト層210の上部方向及び絶縁層211の上部方向に形成されている。上部電極212の材料としては、例えばTi/Pt/Auからなる多層電極を用いることができる。
(面発光レーザアレイの製造方法)
次に、第1実施形態に係る面発光レーザアレイの製造方法について、図3から図10を参照しながら説明する。図3から図10は、第1実施形態に係る面発光レーザアレイの製造方法を説明するための図である。
次に、第1実施形態に係る面発光レーザアレイの製造方法について、図3から図10を参照しながら説明する。図3から図10は、第1実施形態に係る面発光レーザアレイの製造方法を説明するための図である。
まず、基板202上に、下部コンタクト層203、下部多層膜反射鏡204、下部スペーサ層205、活性層206、上部スペーサ層207、上部多層膜反射鏡208、選択酸化層209及び上部コンタクト層210を有機金属気相成長法(MOCVD法)又は分子線エピタキシャル法(MBE法)によるエピタキシャル成長により形成する(図3参照)。以下、基板202上に複数の半導体層が積層されたものを「積層体」ともいう。
なお、MOCVD法を用いて積層体を形成する場合には、III族の材料としては、例えばトリメチルアルミニウム(TMA)、トリメチルガリウム(TMG)、トリメチルインジウム(TMI)を用いることができる。また、V族の材料としては、例えばアルシン(AsH3)、ホスフィン(PH3)を用いることができる。また、p型ドーパントの材料としては、例えば四臭化炭素(CBr4)を用いることができ、n型ドーパントの材料としては、例えばセレン化水素(H2Se)を用いることができる。
続いて、積層体の表面の面発光レーザ素子200が形成される領域にレジストパターンを形成する。具体的には、上部コンタクト層210の上部方向にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、レジストパターン(例えば、1辺が30μm程度の正方形状)をアレイ状に形成する。
続いて、レジストパターンの形成されていない領域の活性層206、上部スペーサ層207、上部多層膜反射鏡208、選択酸化層209及び上部コンタクト層210をドライエッチングにより除去する(図4参照)。具体的には、Cl2ガスを用いたECRエッチング法等のドライエッチングにより、レジストパターンをフォトマスクとして、活性層206、上部スペーサ層207、上部多層膜反射鏡208、選択酸化層209及び上部コンタクト層210を除去する。ここで、下部スペーサ層205に到達するまでドライエッチングを行うことにより、積層体に四角柱状のメサ構造が形成される。その後、レジストパターンを除去する。
なお、面発光レーザ素子200が多く含まれる並列接続アレイ101Bにおいては、正方形の一辺の長さを少し短めにしておくことが好ましい。これにより、次工程で形成される並列接続アレイ101Bに含まれる面発光レーザ素子200の電流通過領域の面積が、並列接続アレイ101A、101Cに含まれる面発光レーザ素子200の電流通過領域の面積よりも小さくなる。
続いて、メサ構造が形成された積層体を熱処理する(図5参照)。具体的には、高温の水蒸気雰囲気中で積層体に熱処理を施し、メサ構造の外周部から選択酸化層209中のAlを選択的に酸化し酸化物とすることで、酸化領域209aと非酸化領域209bとを含む選択酸化層209を形成する。ここで、メサ構造の周辺部のみに対してAlの酸化を行い、中央部に非酸化領域209bを残留させる。これにより、発光部の駆動電流経路をメサ構造の中央部だけに制限する、いわゆる酸化狭窄構造体が形成される。
続いて、面発光レーザアレイチップ分離用の溝部Aを形成するためのレジストパターンを形成する。具体的には、溝部Aを形成しない領域にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、レジストパターンを形成する。なお、図6に示すように、基板202上に形成された複数の面発光レーザ素子200が並列接続アレイ101A、並列接続アレイ101B及び並列接続アレイ101Cの3つの領域に分離されるようにレジストパターンを形成する。
続いて、レジストパターンの形成されていない領域の基板202の一部、下部コンタクト層203、下部多層膜反射鏡204及び下部スペーサ層205をドライエッチングにより除去し、溝部Aを形成する(図7参照)。具体的には、Cl2ガスを用いたECRエッチング法等のドライエッチングにより、レジストパターンをフォトマスクとして、基板202の一部、下部コンタクト層203、下部多層膜反射鏡204及び下部スペーサ層205を除去し、溝部Aを形成する。
続いて、例えばプラズマCVD法により、p−SiNからなる光学的に透明な誘電体層等の絶縁層211を形成する(図8参照)。
続いて、メサ構造の上面でありレーザ光の射出部となる面に、コンタクト窓(上部電極212用)を開けるために、エッチングマスクを形成する。具体的には、絶縁層211の上部方向にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、レジストパターンを形成する。このとき、メサ構造の側面、射出部の周囲、絶縁層211等がエッチングされないようにレジストパターンを形成する。
続いて、BHF溶液(NH4F/HF/H2O)により、レジストパターンをマスクとして絶縁層211をエッチングし、上部電極212を形成するためのコンタクト窓の窓開けを行う(図8参照)。その後、エッチングマスクを除去する。
続いて、メサ構造の上面におけるレーザ光の射出部に、レジストパターンを形成する。具体的には、上部電極212の上部方向にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、レジストパターン(例えば、1辺が15μmの正方形状)を形成する。
続いて、例えば蒸着法を用いて電極材料の蒸着を行うことにより、上部電極212を形成する(図8参照)。
続いて、レーザ光の射出部に蒸着された電極材料をリフトオフして、パターニングされた上部電極212を形成する(図8参照)。ここで、上部電極212は、レーザ光の射出部を囲むように形成される。
続いて、基板202の裏側を、所定の厚さまで研磨する(図8参照)。
続いて、例えば蒸着法を用いて基板202の裏面に電極材料の蒸着を行うことにより、下部電極201を形成する(図8参照)。
続いて、アニールにより、上部電極212と下部電極201のオーミック導通をとる。これにより、メサ構造は発光部となる。
続いて、溝部Aに沿ってへき開を行うことにより、面発光レーザアレイチップに切断する(図8参照)。これにより、並列接続アレイ101A、101B、101Cが形成される。
続いて、サブマウント電極103と接合剤105とが形成されたサブマウント基板102(図9参照)上の所定の位置に、並列接続アレイ101A、並列接続アレイ101B及び並列接続アレイ101Cをマウントする(図10参照)。
続いて、サブマウント基板102をヒータ加熱することにより、接合剤105を溶融させ、サブマウント基板102と並列接続アレイ101A、101B、101Cとを接合する。
続いて、ボンディングワイヤ104により、並列接続アレイ101A、101B、101C間を直列に接続する。
以上の方法により、図1に示す面発光レーザアレイ100を製造することができる。
(レーザ装置の構成)
次に、第1実施形態に係る面発光レーザアレイを備えたレーザ装置について、図11を参照しながら説明する。図11は、第1実施形態に係るレーザ装置の概略構成を例示する図である。
次に、第1実施形態に係る面発光レーザアレイを備えたレーザ装置について、図11を参照しながら説明する。図11は、第1実施形態に係るレーザ装置の概略構成を例示する図である。
レーザ装置300は、図11に示すように、面発光レーザアレイ100と、マイクロレンズアレイ301と、集光レンズ302と、ファイバ303とを有し、これらが筐体304内に封止された一つの装置となっている。
また、レーザ装置300には、駆動用の電極305が配置されており、外部の駆動電源310を電極305に接続することで通電を行う。レーザ装置300が通電されると、電流が面発光レーザアレイ100に注入され、面発光レーザアレイ100からレーザ光が射出される(図11の矢印参照)。
面発光レーザアレイ100から射出されたレーザ光は、個々の面発光レーザ素子200に対応したマイクロレンズアレイ301によりコリメート光となる。コリメート光は、集光レンズ302によりファイバ端303aに集光され、ファイバ303に入射する。ファイバ303に入射したレーザ光は、ファイバ303内を伝送し、レーザ装置300の外側のファイバ端303bより取り出される。
(作用・効果)
次に、第1実施形態の面発光レーザアレイ及びレーザ装置の作用・効果について、図12を参照しながら説明する。図12は、第1実施形態に係る面発光レーザアレイの作用・効果を説明するための図である。より具体的には、図12は、図1に示す面発光レーザアレイの等価回路図である。
次に、第1実施形態の面発光レーザアレイ及びレーザ装置の作用・効果について、図12を参照しながら説明する。図12は、第1実施形態に係る面発光レーザアレイの作用・効果を説明するための図である。より具体的には、図12は、図1に示す面発光レーザアレイの等価回路図である。
第1実施形態に係る面発光レーザアレイは、前述したように、複数の面発光レーザ素子が電気的に並列接続され配置された並列接続アレイ101A、101B、101Cが直列接続されている。このため、すべての面発光レーザ素子が並列接続された面発光レーザアレイと比較すると駆動電流が小さくなる。結果として、面発光レーザアレイに含まれる複数の面発光レーザ素子間の温度差を小さくすることができ、面発光レーザアレイの発光強度及び寿命特性の均一化を図ることができる。
また、第1実施形態に係る面発光レーザアレイにおける並列接続アレイ101A、101B、101Cに含まれる面発光レーザ素子の数は、各々8個、12個、8個と異なっている。したがって、図12に示すように、面発光レーザアレイ全体を駆動する電流をIとすると、並列接続アレイ101A、101B、101Cに含まれる1個の面発光レーザ素子に流れる電流I1、I2、I3は、各々I/8、I/12、I/8となる。すなわち、並列接続アレイ101Bに含まれる面発光レーザ素子に流れる電流I2は、並列接続アレイ101A、101Cに含まれる面発光レーザ素子に流れる電流I1、I3の2/3となる。
また、並列接続アレイ101Bは、図1に示すように、並列接続アレイ101A及び並列接続アレイ101Cに挟まれるように配置されている。すなわち、並列接続アレイ101A、101Cは、面発光レーザアレイの全体において周辺部に配置されている。このため、並列接続アレイ101A、101Cで発生した熱は、面発光レーザアレイの周辺部に排出されやすく、放熱性がよい。一方、並列接続アレイ101Bは、面発光レーザアレイ100の全体において中央部(内側)に配置されている。このため、並列接続アレイ101Bで発生した熱は、面発光レーザアレイの周辺部(外側)へ排出されにくい。すなわち、並列接続アレイ101Bは、放熱性が悪い。
これに対して、第1実施形態に係る面発光レーザアレイにおいては、並列接続アレイ101Bに含まれる面発光レーザ素子に流れる電流が並列接続アレイ101A、101Cに含まれる面発光レーザ素子に流れる電流よりも少ない。このため、並列接続アレイ101A、101Cの発熱量よりも並列接続アレイ101Bの発熱量を小さくすることができる。
結果として、面発光レーザアレイ全体の温度上昇を均一化することができ、面発光レーザアレイの発光強度及び寿命特性を均一にすることができる。
また、前述したように、並列接続アレイ101A、101B、101Cに含まれる1個の面発光レーザ素子に流れるI1、I2、I3は、各々I/8、I/12、I/8である。このため、並列接続アレイ101Bよりも並列接続アレイ101A、101Cが先に発振しきい値に達する。すなわち、面発光レーザアレイの発振しきい値が不均一になるという問題が生じやすい。
そこで、第1実施形態では、並列接続アレイ101Bに含まれる面発光レーザ素子の電流通過領域の面積を、並列接続アレイ101A、101Cに含まれる面発光レーザ素子の電流通過領域の面積よりも小さくすることが好ましい。
一般に、選択酸化層を有する電流狭窄型の面発光レーザ素子では、選択酸化層によって形成される電流通過領域が活性層にキャリアが注入される体積を決定するため、電流通過領域が小さいほど発振しきい値が小さくなる。すなわち、並列接続アレイ101Bに含まれる面発光レーザ素子の電流通過領域の面積を、並列接続アレイ101A、101Cに含まれる面発光レーザ素子の電流通過領域の面積よりも小さくすることで、並列接続アレイ101Bに含まれる1個の面発光レーザ素子の発振しきい値を小さくすることができる。結果として、並列接続アレイ101A、101B、101Cの発振しきい値の均一化を図ることができる。
なお、第1実施形態の場合、並列接続アレイ101Bに含まれる面発光レーザ素子に流れる電流が並列接続アレイ101A、101Cに含まれる面発光レーザ素子に流れる電流の2/3になっている。このため、1個の面発光レーザ素子の発振しきい値が2/3程度になるように電流通過領域の面積を設計するのが好ましい。これにより、面発光レーザアレイの発光強度と寿命特性が均一で、発振しきい値が均一な面発光レーザアレイを実現することができる。
また、第1実施形態に係るレーザ装置は、複数の面発光レーザ素子の発光強度及び寿命特性の均一化を図ることが可能な面発光レーザアレイを用いている。このため、レーザ装置において取り出されるレーザ光の発光強度及び寿命特性の均一化を図ることができる。
以上に説明したように、第1実施形態に係る面発光レーザアレイによれば、複数の面発光レーザ素子が電気的に並列接続され配置された並列接続アレイを複数備え、複数の並列接続アレイは、電気的に直列接続されており、少なくとも二つの並列接続アレイについて、並列接続アレイに配置される面発光レーザ素子の数が異なる。このため、面発光レーザアレイの発光強度及び寿命特性の均一化を図ることができる。
なお、第1実施形態では、発光部の材料としてGaAsを用いているが、本発明はこの点において限定されるものではなく、例えばAlGaInAs、GaInPAsを用いた場合でも、同様の作用・効果を得ることができる。また、各元素の組成についても特に限定されるものではない。
また、第1実施形態では、発振波長が808nm帯の場合について説明したが、本発明はこの点において限定されるものではない。発振波長としては、材料を適切に選択することにより、例えば650nm帯、780nm帯、850nm帯、980nm帯、1.3μm帯、1.5μm帯の波長帯を用いることができる。
また、第1実施形態では、3つの並列接続アレイを有し、各々8個、12個、8個の面発光レーザ素子を含む形態について説明したが、本発明はこの点において限定されるものではない。並列接続アレイの数としては、例えば4つ以上であってもよい。面発光レーザ素子の個数としては、例えば一の並列接続アレイに含まれる面発光レーザ素子が1000個、他の並列接続アレイに含まれる面発光レーザ素子が800個であってもよい。
また、第1実施形態では、サブマウント基板の材料としてAlN、サブマウント電極の材料としてAuめっき、接合材としてAuSnを用いた形態について説明したが、本発明はこの点において限定されるものではない。サブマウント基板の材料としては、例えばSiC、CVD−Diamondを用いることができる。また、接合材としては、例えばAgSn、In、フラックス含有はんだを用いることができ、これらの材料を組み合わせて用いることもできる。また、サブマウント電極としては、例えばCuめっき、Cuめっき及びAuめっきの多層膜を用いることができる。
[第2実施形態]
(面発光レーザアレイの構成)
次に、本発明の第2実施形態に係る面発光レーザアレイについて、図13を参照しながら説明する。図13は、第2実施形態に係る面発光レーザアレイの概略構成を例示する図である。
(面発光レーザアレイの構成)
次に、本発明の第2実施形態に係る面発光レーザアレイについて、図13を参照しながら説明する。図13は、第2実施形態に係る面発光レーザアレイの概略構成を例示する図である。
第2実施形態に係る面発光レーザアレイは、サブマウント基板に形成されたサブマウント電極上に、5つの並列接続アレイ101D、101E、101F、101G、101Hが配置されている点で、第1実施形態に係る面発光レーザアレイと相違する。
また、第2実施形態に係る面発光レーザアレイは、面発光レーザ素子の下部コンタクト層が接合剤を介してサブマウント基板に形成されたサブマウント電極と接合されている点で、第1実施形態に係る面発光レーザアレイと相違する。
なお、第2実施形態に係る面発光レーザアレイにおいては、上記相違点以外は第1実施形態に係る面発光レーザアレイと同様の構成を有する。このため、以下の説明では、第1実施形態と相違する点を中心に説明する。
第2実施形態に係る面発光レーザアレイ100aは、図13に示すように、サブマウント基板102に形成されたサブマウント電極103上に配置された5つの並列接続アレイ101D、101E、101F、101G、101Hを有する。
並列接続アレイ101D、101E、101F、101G、101Hは、各々8個、8個、12個、8個、8個の面発光レーザ素子200aを含む。各々の並列接続アレイ101D、101E、101F、101G、101Hに含まれる複数の面発光レーザ素子200aは、上部電極212を共通電極として並列接続されている。
また、並列接続アレイ101Fは、4つの並列接続アレイ101D、101E、101G、101Hによって囲まれるように内側(サブマウント基板102の中央部側)に配置されている。そして、並列接続アレイ101D、101E、101F、101G、101Hは、電気的に直列接続されている。
すなわち、並列接続アレイ101Dと並列接続アレイ101E、並列接続アレイ101Eと並列接続アレイ101F、並列接続アレイ101Fと並列接続アレイ101G、並列接続アレイ101Gと並列接続アレイ101Hとが直列に接続されている。
より具体的には、並列接続アレイ101Dの下部電極201と接続されたサブマウント電極103と、並列接続アレイ101Eの上部電極212とがボンディングワイヤ104によって接続されている。
また、並列接続アレイ101Eの下部電極と接続されたサブマウント電極103と、並列接続アレイ101Fの上部電極212とがボンディングワイヤ104によって接続されている。
また、並列接続アレイ101Fの下部電極と接続されたサブマウント電極103と、並列接続アレイ101Gの上部電極212とがボンディングワイヤ104によって接続されている。
また、並列接続アレイ101Gの下部電極と接続されたサブマウント電極103と、並列接続アレイ101Hの上部電極212とがボンディングワイヤ104によって接続されている。
さらに、並列接続アレイ101Dの上部電極212とボンディングワイヤ104によって接続されたサブマウント電極103には、プラス端子が接続されている。また、並列接続アレイ101Hの下部電極と接続されたサブマウント電極103には、マイナス端子が接続されている。そして、プラス端子とマイナス端子との間に電圧が印加されることにより、面発光レーザアレイ100aが動作する。
また、第2実施形態では、面発光レーザアレイ100aに含まれるすべての面発光レーザ素子200aの位置関係は、後述する面発光レーザアレイの製造方法により、同一のリソグラフィ工程で形成されたものであり、モノリシックな位置関係が保たれている。
また、第2実施形態では、並列接続アレイ内における最近接メサ構造間の距離(ここでの距離は、メサ構造の中心間距離をいう。)を80μm、異なる並列接続アレイを跨いだときの最近接メサ構造間の距離を240μmとした。
次に、並列接続アレイを構成する面発光レーザ素子について、図14を参照しながら説明する。図14は、第2実施形態に係る面発光レーザ素子の概略構成を例示する断面図である。なお、図14においては、説明の便宜上、並列接続アレイに含まれる複数の面発光レーザ素子のうち、一つの面発光レーザ素子の断面を示している。
面発光レーザ素子200aは、図14に示すように、下部コンタクト層203が接合剤105を介してサブマウント基板102に形成されたサブマウント電極103と接合されている。
なお、その他の構成については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(面発光レーザアレイの製造方法)
次に、第2実施形態に係る面発光レーザアレイの製造方法について、図15及び図16を参照しながら説明する。図15及び図16は、第2実施形態に係る面発光レーザアレイの製造方法を説明するための図である。
次に、第2実施形態に係る面発光レーザアレイの製造方法について、図15及び図16を参照しながら説明する。図15及び図16は、第2実施形態に係る面発光レーザアレイの製造方法を説明するための図である。
まず、基板202上に、エッチストップ層213、下部コンタクト層203、下部多層膜反射鏡204、下部スペーサ層205、活性層206、上部スペーサ層207、上部多層膜反射鏡208、選択酸化層209及び上部コンタクト層210をMOCVD法又はMBE法によるエピタキシャル成長により形成する(図15参照)。
なお、MOCVD法を用いて積層体を形成する場合には、第1実施形態と同様の材料を用いることができる。また、エッチストップ層213としては、例えば厚さが100nmのp−Ga0.5In0.5Pを用いることができる。
続いて、第1実施形態に係る面発光レーザアレイの製造方法と同様に、メサ構造の形成、酸化狭窄構造体の形成、面発光レーザアレイチップ分離用の溝部Aの形成、絶縁層211の形成、上部電極212の形成及び基板202の裏側の研磨を行う(図16参照)。
続いて、面発光レーザ素子200aの上部電極212を、高耐熱性樹脂を介してガラス基板等の搬送用基板214に貼り付ける(図16参照)。
続いて、基板202及びエッチストップ層213を、例えばウェットエッチング法により除去する(図16参照)。ウェットエッチング法に用いられる基板202に対するエッチャントしては、例えばH2O2とH2SO4とH2Oとの混合液を用いることができる。また、ウェットエッチング法に用いられるエッチストップ層213に対するエッチャントとしては、例えばHClとH2Oとの混合液を用いることができる。
なお、面発光レーザアレイチップ分離用の溝部Aの形成の際に、溝部Aに対応する位置の基板202の一部が除去されているため、基板202がエッチングされると、溝部Aの積層体は完全に除去され、面発光レーザアレイチップが分離される。これにより、並列接続アレイ101D、101E、101F、101G、101Hが形成される。
ここで、面発光レーザ素子200aは、搬送用基板214に貼り付けられているため、すべてのメサ構造の位置関係は同一のリソグラフィによって形成された位置関係を保っている。
続いて、サブマウント電極103と接合剤105とが形成されたサブマウント基板102上の所定の位置に、並列接続アレイ101D、101E、101F、101G、101Hをマウントする。
続いて、サブマウント基板102をヒータ加熱することにより、接合剤105を溶融させ、サブマウント基板102と並列接続アレイ101D、101E、101F、101G、101Hとを接合する。
続いて、例えば有機溶剤により搬送用基板214を面発光レーザ素子200aから剥離する。
続いて、ボンディングワイヤ104により、並列接続アレイ101D、101E、101F、101G、101H間を直列に接続する。
以上の方法により、図13に示す面発光レーザアレイ100aを製造することができる。
(レーザ装置の構成)
次に、第2実施形態に係る面発光レーザアレイを備えたレーザ装置について説明する。第2実施形態に係る面発光レーザアレイを備えたレーザ装置は、第1実施形態と同様の構成とすることができる。
次に、第2実施形態に係る面発光レーザアレイを備えたレーザ装置について説明する。第2実施形態に係る面発光レーザアレイを備えたレーザ装置は、第1実施形態と同様の構成とすることができる。
(作用・効果)
次に、第2実施形態の面発光レーザアレイ及びレーザ装置の作用・効果について説明する。
次に、第2実施形態の面発光レーザアレイ及びレーザ装置の作用・効果について説明する。
第2実施形態に係る面発光レーザアレイにおいて、並列接続アレイ101Fは、4つの並列接続アレイ101D、101E、101G、101Hによって囲まれるように内側に配置されている。また、並列接続アレイ101Fに含まれる面発光レーザ素子の数が、並列接続アレイ101D、101E、101G、101Hの各々に含まれる面発光レーザ素子の数よりも多い。このため、第1実施形態と同様に、面発光レーザアレイの発光強度及び寿命特性の均一化を図ることができる。
また、並列接続アレイに含まれるすべての面発光レーザ素子の位置関係が同一のフォトリソグラフィにより形成されているため、高い位置精度を有する。すなわち、各々の面発光レーザ素子に対応するようなマイクロレンズアレイを面発光レーザアレイの直上に配置する場合、マイクロレンズアレイの設計が容易である。
また、第2実施形態では、並列接続アレイ内における最近接メサ構造間の距離を80μmとし、異なる並列接続アレイを跨いだときの最近接メサ構造間の距離を240μmとした。すなわち、面発光レーザアレイを用いてレーザ装置を構成する場合、マイクロレンズアレイは、一様に80μm間隔でレンズが配置されたものを用いればよく、面発光レーザ素子の配置される間隔が変わる位置を合わせる必要がないため、アライメントが容易である。
すなわち、面発光レーザアレイに含まれる面発光レーザ素子の最近接メサ構造間の距離を最小ピッチとして、面発光レーザアレイに含まれるすべての面発光レーザ素子を最小ピッチの整数倍の間隔で配置することが好ましい。これにより、面発光レーザアレイを用いたレーザ装置において取り出されるレーザ光の発光強度及び寿命特性の均一化を図ることができる。
以上に説明したように、第2実施形態に係る面発光レーザアレイによれば、複数の面発光レーザ素子が電気的に並列接続され配置された並列接続アレイを複数備え、複数の並列接続アレイは、電気的に直列接続されており、複数の並列接続アレイの少なくとも一つが、他の並列接続アレイによって囲まれるように内側に配置され、内側に配置される並列接続アレイに含まれる面発光レーザ素子の数が、他の並列接続アレイの各々に含まれる面発光レーザ素子の数よりも多い。このため、面発光レーザアレイの発光強度及び寿命特性の均一化を図ることができる。
以上、面発光レーザアレイ及びレーザ装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
100、100a 面発光レーザアレイ
101A〜H 並列接続アレイ
200、200a 面発光レーザ素子
209 選択酸化層
300 レーザ装置
101A〜H 並列接続アレイ
200、200a 面発光レーザ素子
209 選択酸化層
300 レーザ装置
Claims (4)
- 複数の面発光レーザ素子が電気的に並列接続された並列接続アレイを複数備え、
前記複数の並列接続アレイは、電気的に直列接続されており、
少なくとも二つの並列接続アレイについて、並列接続アレイに配置される前記面発光レーザ素子の数が異なる、
面発光レーザアレイ。 - 前記複数の並列接続アレイの少なくとも一つの並列接続アレイが、他の並列接続アレイによって挟まれる又は囲まれるように内側に配置され、
前記内側に配置される並列接続アレイに含まれる前記面発光レーザ素子の数が、他の並列接続アレイに含まれる前記面発光レーザ素子の数よりも多い、
請求項1に記載の面発光レーザアレイ。 - 前記面発光レーザ素子は、アルミニウムを含む酸化物によって周辺が囲まれた電流通過領域を含む選択酸化層を有し、
前記内側に配置される並列接続アレイに含まれる前記面発光レーザ素子の電流通過領域の面積が、他の並列接続アレイに含まれる前記面発光レーザ素子の電流通過領域の面積よりも小さい、
請求項2に記載の面発光レーザアレイ。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の面発光レーザアレイと、
前記面発光レーザアレイにより射出されるレーザ光をコリメート光とするマイクロレンズアレイと、
前記コリメート光をファイバへ集光するための集光レンズと
を有する、
レーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014141961A JP2016018943A (ja) | 2014-07-10 | 2014-07-10 | 面発光レーザアレイ及びレーザ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10530123B2 (en) | 2017-03-17 | 2020-01-07 | Ricoh Company, Ltd. | Drive circuit and light emitting device |
-
2014
- 2014-07-10 JP JP2014141961A patent/JP2016018943A/ja active Pending
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