JP2016018468A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】リソースの状態に関係なくプログラムを起動する場合に比べて、並行して実行されるプログラムの数を少なくすること。
【解決手段】提供手段103は、制限プログラム(並行して実行可能な数が制限されているプログラム)を実行して各種機能をユーザに提供する。また、提供手段103は、各機能に対応するリソースを使用してそれらの機能を提供する。起動手段102は、機能を提供するように要求されると、その機能に対応するリソースが使用可能であり、且つ、制限プログラムの実行数が制限を超えない場合に、その制限プログラムを起動させる。起動手段102は、認証手段101により認証されたユーザに対応付けられた制限プログラムを起動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、ログイン処理を行ったユーザのユーザ情報に関連付けられたユーザライセンス情報に対応するプラグインに対してアクティベートを実施する技術が記載されている。
特開2011−180888号公報
本発明は、リソースの状態に関係なくプログラムを起動する場合に比べて、並行して実行されるプログラムの数を少なくすることを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、並行して実行可能な数が制限されているプログラムを実行して機能を提供する提供手段であって、当該機能に対応するリソースを使用して当該機能を提供する提供手段と、前記機能を提供するように要求されると、前記リソースが使用可能であり、且つ、前記プログラムの実行数が前記制限を超えない場合に、当該プログラムを起動させる起動手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記起動手段は、前記リソースが使用不可である場合には、前記プログラムの起動を予約し、当該リソースが使用可能となったときに、当該予約に基づいて当該プログラムを起動させることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項2に記載の構成において、前記機能に対応するリソースには当該機能によって専有される専有リソースが含まれ、前記起動手段は、前記専有リソースが使用されている場合には、前記予約を行うことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項2または3に記載の構成において、前記機能に対応するリソースには複数の機能により共有される共有リソースが含まれ、前記起動手段は、提供するように要求された前記機能のために割り当て可能な前記共有リソースが当該機能に応じた基準を超えない場合には、前記予約を行うことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構成において、前記機能に対応するリソースには当該機能によって専有される専有リソースが含まれ、前記起動手段は、前記専有リソースが使用されていない場合に、前記プログラムの実行数が前記制限を超えないときに当該プログラムを起動させることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る情報処理装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の構成において、前記機能に対応するリソースには複数の機能により共有される共有リソースが含まれ、前記起動手段は、提供するように要求された前記機能のために割り当て可能な前記共有リソースが当該機能に応じた基準を超える場合には、前記プログラムの実行数が前記制限を超えなければ当該プログラムを起動させることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る情報処理装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構成において、ユーザを認証する認証手段を備え、前記起動手段は、認証された前記ユーザに対応付けられた前記プログラムを起動することを特徴とする。
本発明の請求項8に係る情報処理装置は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の構成において、前記リソースを有する装置が複数存在し、前記起動手段は、自装置の前記リソースが使用不可であるが、前記複数の装置のリソースのいずれかが使用可能である場合で、前記プログラムの実行数が前記制限を超えないときに、当該プログラムを、前記リソースを使用可能な装置において起動させることを特徴とする。
本発明の請求項9に係るプログラムは、コンピュータを、並行して実行可能な数が制限されているプログラムを実行して機能を提供する提供手段であって、当該機能に対応するリソースを使用して当該機能を提供する提供手段と、前記機能を提供するように要求されると、前記リソースが使用可能であり、且つ、前記プログラムの実行数が前記制限を超えない場合に、当該プログラムを起動させる起動手段として機能させることを特徴とする。
請求項1、9に係る発明によれば、リソースの状態に関係なくプログラムを起動する場合に比べて、並行して実行されるプログラムの数を少なくすることができる。
請求項2に係る発明によれば、予約を行わない場合に比べて、リソースが使用可能となったときにプログラムを迅速に起動させることができる。
請求項3に係る発明によれば、予約を行わない場合に比べて、専有リソースを使用するプログラムをより早いタイミングで起動させることができる。
請求項4に係る発明によれば、予約を行わない場合に比べて、共有リソースを使用するプログラムをより早いタイミングで起動させることができる。
請求項5に係る発明によれば、専有リソースの状態に関係なくプログラムを起動する場合に比べて、専有リソースを使用するプログラムが並行して実行される数を少なくすることができる。
請求項6に係る発明によれば、共有リソースの状態に関係なくプログラムを起動する場合に比べて、共有リソースを使用するプログラムが並行して実行される数を少なくすることができる。
請求項7に係る発明によれば、ユーザは認証を行うだけで機能を利用することができる。
請求項8に係る発明によれば、複数の装置のリソースの状態を考慮しない場合に比べて、それらのリソースをより有効に使用することができる。
情報処理システムの全体構成を表す図 画像処理装置のハードウェア構成を表す図 情報管理装置のハードウェア構成を表す図 ライセンス管理装置のハードウェア構成を表す図 画像処理装置の機能構成を表す図 ユーザ情報テーブルの一例を表す図 リソース状態テーブルの一例を表す図 ライセンス管理テーブルの一例を表す図 提供処理でのシーケンスの一例を表す図 予約後のシーケンスの一例を表す図 予約後のシーケンスの別の一例を表す図 変形例のユーザ情報テーブルの一例を表す図 変形例のリソース状態テーブルの一例を表す図 変形例の情報処理システムの構成を表す図 変形例のリソース状態テーブルの一例を表す図 変形例の情報処理システムの機能構成の一例を表す図
[1]実施形態
[1−1]構成
図1は情報処理システム1の全体構成を表す。情報処理システム1は、本実施形態では、コピー機能やスキャン機能、FAX(ファクシミリ)機能、プリント機能(画像や文書のデータを媒体に出力する機能)など、主に画像を処理する機能(以下「画像処理機能」という)をユーザに提供する。情報処理システム1は、画像処理装置10と、情報管理装置20と、ライセンス管理装置30と、複数のユーザ装置40とを備える。
画像処理装置10は、前述した画像処理機能を有する。また、画像処理装置10は、ユーザを認証する機能も有しており、ユーザを識別する情報であるユーザID(Identifier)及びパスワードに基づいてユーザを認証する。画像処理装置10は、認証したユーザに対して画像処理機能を提供する。つまり、ユーザは、ユーザID及びパスワードを用いて自分を認証させるいわゆるログインを行って、画像処理機能を利用する。なお、ユーザ認証は近距離通信可能なIC(Integrated Circuit)カードや生体情報(指紋や声紋など)を用いるなど他の方法で行われてもよい。ユーザがログインするための操作は、画像処理装置10に対して行われる場合と、ユーザ装置40に対して行われる場合とがある。
複数のユーザ装置40は、いずれも、パーソナルコンピュータやタブレット端末など、ユーザが利用するコンピュータである。画像処理装置10は、自装置を操作するユーザ及び複数のユーザ装置40を利用する複数のユーザのそれぞれについて認証を行う。画像処理装置10は、ユーザ認証機能により認証したユーザに対して画像処理機能を提供する。画像処理装置10は、複数のユーザが並行してログインしてきた場合でも、それらの各ユーザについて認証を行い、認証されたユーザが複数いれば、それら複数のユーザに対して並行して画像処理機能を提供する。
画像処理装置10は、画像処理機能を実現するためのプログラム群を記憶している。プログラム群には、例えば出荷前から組み込まれているファームウェアや機能を拡張するために後から追加されるプラグインなどが含まれる。各画像処理機能は、これらのプログラムのうち必要なものが実行されることで実現する。例えば、コピー機能が提供されるときには、画像を読み取るためのプログラムAと画像を媒体に形成するためのプログラムBとが実行され、スキャン機能が提供されるときには、プログラムAが実行される。また、FAX機能が提供されるときには、FAXモデムを制御するためのプログラムCが実行され、プリントアウト機能が提供されるときにはプログラムBが実行される。
情報処理システム1においては、全ユーザに対して全画像処理機能が提供されるわけではなく、提供される画像処理機能はユーザ毎に決められている。例えばユーザαにはコピー機能及びスキャン機能が提供され、ユーザβにはスキャン機能が提供され、ユーザγにはFAX機能が提供される。提供される機能がユーザ毎に異なれば、実行されるプログラムもユーザ毎に異なる。例えばユーザαにコピー機能及びスキャン機能が提供されるときにはプログラムA及びBが実行される。ユーザβにスキャン機能が提供されるときにはプログラムAが実行され、ユーザγにFAX機能が提供されるときにはプログラムCが実行される。情報管理装置20は、各ユーザに機能が提供される場合に実行されるプログラムが何であるかといった情報を管理する装置であり、上述したユーザの識別情報であるユーザIDやプログラムの識別情報であるプログラムID等の情報を記憶している。
プログラムには、ライセンス(プログラムを使用する権利)を必要とするものがある。画像処理装置10が実行するプログラムの中には、許可されたライセンス数の範囲内でソフトウェアの起動が許可される、すなわち同時に使用可能な数を制限するというライセンス形態(いわゆるフローティングライセンス)で提供されているものがある。ライセンス管理装置30は、そのように並行して実行可能な数が制限されているプログラム(以下「制限プログラム」という)のライセンスを管理する装置である。ライセンス管理装置30は、制限プログラムを並行して実行可能な残りの数(以下「実行可能数」という)などの情報を記憶している。画像処理装置10、情報管理装置20及びライセンス管理装置30は、通信回線2を介して接続され、ユーザIDやプログラムID、実行可能数などの情報をやり取りする。
図2は画像処理装置10のハードウェア構成を表す。画像処理装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表示部14と、操作部15と、画像読取部16と、画像形成部17と、FAX部18とを有するコンピュータである。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を有する。制御部11は、CPUがROMや記憶部12に記憶されているプログラムを実行することで、各部の動作を制御する。記憶部12は、不揮発メモリであり、各種プログラムやデータを記憶する。通信部13は、通信回線2を介してデータ通信を行う通信インターフェースとして機能する。
表示部14は、各種メッセージや画像を表示するディスプレイ装置を備えている。操作部15は、画像処理装置10を操作するための操作子等を有する。画像読取部16は、例えばスキャナであり、用紙等の媒体に形成されたコンテンツの画像を光学的に読み取って、読み取った画像を表す画像データを制御部11に供給する。画像形成部17は、用紙等の媒体に画像を形成する手段であり、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを用いて電子写真方式で用紙に画像を形成する。FAX部18は、FAXモデム等を有し、画像データをファクシミリのプロトコルに則って送受信する。
図3は情報管理装置20のハードウェア構成を表し、図4はライセンス管理装置30のハードウェア構成を表す。情報管理装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23とを有するコンピュータである。ライセンス管理装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを有するコンピュータである。これらは、図2に示す同名の各部と共通のハードウェアである。
制御部11のCPUが記憶部12に記憶されているプログラムを実行することで、図5に示す機能が実現される。
図5は画像処理装置10の機能構成を表す。画像処理装置10は、認証手段101と、起動手段102と、提供手段103と、終了手段104とを備える。
認証手段101は、ユーザを認証する手段である。認証手段101は、例えば上述したユーザID及びパスワードの組み合わせを記憶しておき、ユーザのログインの操作により入力されたユーザID及びパスワードと記憶していたユーザID及びパスワードが一致していれば、そのユーザを認証する。なお、認証手段101は、外部装置に問い合わせてこの認証を行ってもよいし、前述したようにICカードや生体情報を用いた認証を行ってもよい。認証手段101は、ユーザを認証すると、認証したユーザのユーザIDを起動手段102に供給する。また、認証手段101は、ユーザが認証を終わらせる操作(ログオフの操作)を行うと、ユーザが認証されていない状態になった旨を終了手段104に通知する。
次に、説明を分かり易くするため、提供手段103について先に説明する。
提供手段103は、上述した制限プログラムを実行して機能をユーザに提供する手段である。また、提供手段103は、各機能に対応するリソースを使用してそれらの機能を提供する。リソースとは、機能を実現するために用いられるハードウェア資源(例えば図2に示す各部)及びソフトウェア資源(例えば図2に示す各部を制御するためのプログラムやデータなど)のことである。本実施形態では、上述したプログラムA、B及びCがいずれも制限プログラムである。提供手段103は、例えば、プログラムAを実行し、制御部11、記憶部12及び画像読取部16等のリソースを使用してスキャン機能を提供する。
また、提供手段103は、プログラムA及びBを実行し、制御部11、記憶部12、画像読取部16及び画像形成部17等を使用してコピー機能を提供し、プログラムCを実行し、制御部11、記憶部12及びFAX部18等を使用してFAX機能を提供する。リソースのうち、画像読取部16、画像形成部17及びFAX部18は、コピー機能やFAX機能などの機能を提供するために使用されていると、その機能によって専有されるリソース(専有中は他の機能では使用不可となるリソース)である。以下ではこれらのリソースを「専有リソース」という。反対に、制御部11のように複数の機能により共有されるリソースを「共有リソース」という。例えばコピー機能、スキャン機能及びFAX機能に対応するリソースには、これら専有リソース及び共有リソースがどちらも含まれている。
起動手段102は、機能(例えば上述した画像処理機能)を提供するように要求されると、その機能に対応するリソースが使用可能であり、且つ、制限プログラムの実行数が制限を超えない場合に、その制限プログラムを起動させる手段である。「起動」とは、プログラムがメモリ上に展開されて使用可能となることをいう。また、ここでいう「実行数」とは、起動手段102が制限プログラムを起動させた結果、実行されることになる制限プログラムの数のことをいう。つまり、起動手段102が制限プログラムを実行すると、実行前に比べて実行数が1増えるが、それでも制限(すなわちその制限プログラムを並行して実行可能な数)を超えないということである。従って、起動手段102は、制限プログラムを実行してもその実行数が制限を超えない場合に、その制限プログラムを起動させる。起動手段102は、本実施形態では、認証手段101により認証されたユーザに対応付けられた制限プログラムを起動する。この制限プログラムは、認証されたユーザに対応付けられた機能を提供するためのプログラムである。
ユーザに対応付けられた機能とは、例えば、情報処理システム1において提供される種類がユーザ毎に決められている画像処理機能である。上述したユーザα、β及びγあれば、ユーザαにはコピー機能及びスキャン機能が対応付けられ、ユーザβにはスキャン機能が対応付けられる。また、ユーザγにはFAX機能が対応付けられる。さらに、これらの機能を提供する際に実行されるプログラムは、ユーザαであればプログラムA及びB、ユーザβであればプログラムA、ユーザγであればプログラムCである。本実施形態では、各ユーザとこれらの情報との対応付けを表したユーザ情報テーブルが情報管理装置20に記憶されている。
図6はユーザ情報テーブルの一例を表す。図6の例では、説明を分かり易くするため、上述した「ユーザα」や「プログラムA」、「画像読取部」をそれぞれユーザID、プログラムID、リソースとして示している。なお、これらの情報は、他の数や文字、記号などを用いて表されていてもよく、ユーザやプログラム、リソースが識別されるように表されていればよい。図6の例では、上述した例のとおり、「ユーザα」に「プログラムA」及び「プログラムB」と、「画像読取部」及び「画像形成部」とが対応付けられている。「ユーザβ」には「プログラムA」と「画像読取部」とが対応付けられ、「ユーザγ」には「プログラムC」と「FAX部」とが対応付けられている。
起動手段102は、本実施形態では、提供することを要求された機能に対応するリソースのうちの専有リソース(例えばコピー機能の提供が要求された場合であれば画像読取部16及び画像形成部17)が他の機能によって使用されていない場合に、リソースが使用可能であると判断する。画像処理装置10は、各専有リソースの状態を表すリソース状態テーブルを記憶している。
図7はリソース状態テーブルの一例を表す。図7の例では、専有リソースである「画像読取部」、「画像形成部」及び「FAX部」という各リソースに、「使用可能」、「使用不可」及び「使用可能」という状態が対応付けられている。この場合、「画像形成部」が何らかの機能により使用され、残りの2つはどの機能によっても使用されていないことが表されている。画像処理装置10は、各リソースの使用が開始され及び終了する度に、リソース状態テーブルを更新する。
起動手段102は、例えばユーザβが認証された場合、ユーザβに対応付けられたリソースを情報管理装置20に問い合わせる。情報管理装置20は、問い合わせを受けたユーザβに対応付けられたリソースである「画像読取部」を起動手段102に通知する。起動手段102は、通知されたリソースである「画像読取部」の状態をリソース状態テーブルで確認する。この例では、状態が「使用可能」であるので、起動手段102は、ユーザβに対応付けられたプログラムIDを情報管理装置20に問い合わせる。情報管理装置20は、問い合わせを受けたユーザβに対応付けられた「プログラムA」を起動手段102に通知する。なお、情報管理装置20は、ユーザβに対応付けられたリソース及びプログラムを一度に通知してもよい。起動手段102は、以上のとおり通知された「プログラムA」の識別情報(プログラムID)と、このプログラムAの起動を許可することを求める旨を記述した情報(以下「許可要求」という)とをライセンス管理装置30に送信することで、プログラムAの起動の許可をライセンス管理装置30に要求する。
また、ユーザαが認証された場合、ユーザαに対応付けられたリソースである「画像読取部」は「使用可能」であるが、「画像形成部」は「使用不可」である。起動手段102は、このようにリソースが使用不可である場合には、ユーザαに対応付けられた「プログラムA」及び「プログラムB」の起動を予約する。具体的には、起動手段102は、「プログラムA」及び「プログラムB」の識別情報(プログラムID)とともに、「ユーザα」の識別情報(ユーザID)と、プログラムの起動を予約することを求める旨を記述した情報(以下「予約要求」という)とをライセンス管理装置30に送信することで、この予約を行う。
ライセンス管理装置30は、制限プログラムの実行可能数と、制限プログラムの予約の状況とを格納したライセンス管理テーブルを記憶している。
図8はライセンス管理テーブルの一例を表す。図8(a)では、プログラムA、B、Cの「実行可能数」がいずれも「1」であり、「予約状況」がいずれも「なし」であることが表されている。この状態で例えば起動手段102から「プログラムA」の識別情報及び前述した許可要求が送信されてくると、ライセンス管理装置30は、プログラムAの実行可能数が「1」、すなわち1以上であるから、プログラムAの起動を許可する旨を画像処理装置10に通知し、「プログラムA」の実行可能数を図8(b)に示すように「0」に更新する。起動手段102は、この通知を受け取ることで、プログラムAを起動する。このように、ライセンス管理装置30から制限プログラムの起動の許可を得ること(この例ではライセンス管理装置30に実行可能数を「1」から「0」に更新させること)を「アクティベート」ともいう。
また、ライセンス管理装置30は、起動手段102から「ユーザα」、「プログラムA」及び「プログラムB」の識別情報及び前述した予約要求が送信されてくると、これらのプログラムに対応付けられた予約状況を図8(c)に示すようにユーザαの識別情報に更新する。この後、起動手段102は、ユーザαに対応付けられたリソースの状態がいずれも「使用可能」になると、ユーザαの識別情報及び上述した許可要求を送信することで、予約していた制限プログラムの起動を許可するようライセンス管理装置30に要求する。ライセンス管理装置30は、許可要求とともに受信した「ユーザα」に対応付けられているプログラムA及びBの起動を許可する旨を画像処理装置10に通知する。そして、ライセンス管理装置30は、図8(d)に示すように、これらのプログラムの実行可能数を「0」に、予約状況を「なし」に更新する。
本実施形態では、ライセンス管理装置30は、予約された制限プログラムの起動の許可がユーザαから要求されるまでは、他のユーザから要求されても、その制限プログラムの起動を許可しない。つまり、ライセンス管理装置30は、予約してきた順番に起動を許可する。これにより、使用不可であったリソースが使用可能となったときに、起動手段102がその予約に基づいて制限プログラムを起動する。起動手段102がこうして制限プログラムを起動すると、提供手段103は、起動された制限プログラムを実行してコピー機能などの機能を提供する。以上のとおり、本実施形態では、起動手段102は、専有リソースが使用されていない場合には、制限プログラムの実行数が制限を超えなければその制限プログラムを起動させる。また、起動手段102は、専有リソースが使用されている場合には、上述した予約を行う。
終了手段104は、認証手段101からユーザが認証されていない状態になった旨を通知されると、起動されている制限プログラムを終了し、終了させた制限プログラムの識別情報(プログラムIDなど)及びそれらの制限プログラムを終了した旨をライセンス管理装置30に通知する。ライセンス管理装置30は、この通知を受け取ると、終了した制限プログラムの実行可能数に「1」を加え、図7等に示すライセンス管理テーブルを更新する。
[1−2]動作
情報処理システム1が備える各装置は、機能を提供する提供処理を行う。
図9は提供処理でのシーケンスの一例を表す。提供処理は、画像処理装置10に対してユーザが認証の操作(例えばユーザID及びパスワードの入力)を行うことを契機に開始される。まず、画像処理装置10は、ユーザの操作に基づいてユーザを認証する(ステップS11)。ステップS11の動作は認証手段101が行う。次に、画像処理装置10が認証したユーザに対応付けられたリソースを情報管理装置20に問い合わせると(ステップS12)、情報管理装置20がそのリソースを画像処理装置10に通知する(ステップS13)。
画像処理装置10は、通知されたリソースが使用可能か否かを判断し、使用可能であれば(ステップS21:YES)、認証したユーザに対応付けられた制限プログラムを情報管理装置20に問い合わせる(ステップS22)。情報管理装置20がその制限プログラムを画像処理装置10に通知すると(ステップS23)、画像処理装置10は、通知された制限プログラムの識別情報及び上述した許可要求をライセンス管理装置30に送信することで、その制限プログラムの起動の許可を要求する(ステップS24)。
なお、画像処理装置10は、ステップS21において、ステップS13で通知されたリソースの使用可否を判断する代わりに、先にステップS22の動作(認証したユーザに対応付けられた制限プログラムの問合せ)を行い、その結果通知された制限プログラムに対応するリソースの使用可否を判断してもよい。その場合、画像処理装置10は、制限プログラムに対応するリソースが使用可能であれば、ステップS24の動作(制限プログラムの起動の許可の要求)を行う。
ステップS24で要求を受け取ると、ライセンス管理装置30は、実行可能数が1以上であるか否かを判断し、1以上であれば(ステップS25:YES)、起動を許可する旨を画像処理装置10に通知し(ステップS26)、図8に示すライセンス管理テーブルの実行可能数を更新する(この場合1減らす)(ステップS27)。
画像処理装置10は、ステップS26で通知を受け取ると、認証したユーザに対応付けられた制限プログラムを起動し(ステップS31)、そのユーザに提供されるものとして決められた機能を提供する(ステップS32)。図9の例では、機能が提供された後、ユーザによりログオフの操作が行われ、画像処理装置10が、制限プログラムを終了させ(ステップS33)、その旨をライセンス管理装置30に通知する(ステップS34)。ライセンス管理装置30は、その通知を受け取ると、ライセンス管理テーブルの実行可能数を更新する(この場合1増やす)(ステップS35)。ステップS12、S21、S22、S24、S31の動作は起動手段102が行う。ステップS32の動作は提供手段103が行い、ステップS33及びS34の動作は終了手段104が行う。
画像処理装置10は、ステップS21においてリソースが使用不可である(NO)と判断すると、ライセンス管理装置30に、認証したユーザの識別情報、そのユーザに対応付けられた制限プログラムの識別情報及び上述した予約要求を送信することで、それらの制限プログラムの起動の予約を要求する(ステップS41)。ステップS41の動作は起動手段102が行う。なお、画像処理装置10は、ライセンス管理装置30がステップS25において実行可能数が1以上でないと判断した場合にその旨を通知してきたときにも(ステップS28)、ステップS41の動作を行う。ライセンス管理装置30は、予約要求を受信すると、ともに受信したユーザの識別情報を例えば図8(c)に示すようにライセンス管理テーブルに格納することで、要求された予約を受け付ける(ステップS42)。予約後の各装置の動作については2通りある。それらについて図10及び図11を参照して説明する。
図10は予約後のシーケンスの一例を表す。この例では、ステップS21においてリソースが使用不可であると判断された場合の動作を示す。この場合、画像処理装置10は、リソースが使用可能になったか否かを繰り返し判断し(ステップS51)、使用可能になった(YES)と判断した場合には、ステップS23で通知された制限プログラムの起動を許可するようライセンス管理装置30に要求する(ステップS52)。以降は、ライセンス管理装置30がステップS25の動作(実行可能数が1以上か否かの判断)を行った後、図9と共通の動作が行われる。ステップS51、S52の動作は起動手段102が行う。
図11は予約後のシーケンスの別の一例を表す。この例では、ステップS28において実行可能数が1以上でない旨がライセンス管理装置30から通知された場合の動作を示す。この場合、ライセンス管理装置30が、実行可能数が1以上であるか否かを繰り返し判断し(ステップS61)、1以上になった(YES)と判断した場合に、起動を許可する旨を画像処理装置10に通知する(ステップS62)。以降は、画像処理装置10による制限プログラムの起動(ステップS31)及びライセンス管理装置30による実行可能数の更新(ステップS27)が行われた後、図9と共通の動作が行われる。
本実施形態では、画像処理装置10が、リソースが使用可能であれば制限プログラムを起動(アクティベート)し、使用不可であれば制限プログラムを起動しない。これにより、リソースの状態に関係なくプログラムを起動する場合に比べて、並行して実行されるプログラムの数が少なくなり、実行可能数の最大値(つまりフローティングライセンスのライセンス数)も小さく抑えられる。また、画像処理装置10が上述した予約を行うことで、予約を行わない場合に比べて、リソースが使用可能となったときに制限プログラムが迅速に起動することになる。
特に、本実施形態では、画像処理装置10が専有リソースを使用する機能を提供する場合にこの予約を行っている。これにより、予約を行わない場合に比べて、専有リソースを使用するプログラムがより早いタイミングで起動することになる。また、専有リソースの状態に関係なくプログラムが起動される場合に比べて、専有リソースを使用するプログラムが並行して実行される数が少なくなる。また、本実施形態では、認証されたユーザに対応付けられた機能が提供される。これにより、ユーザが認証を行うだけで、そのユーザによって機能が利用されることになる。
[2]変形例
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じてそれぞれ組み合わせて実施してもよい。
[2−1]共有リソース
実施形態では、起動の有無を判断するにあたり専有リソースの状態が用いられたが、共有リソース(例えば図2に示す制御部11や記憶部12など)の状態が用いられてもよい。例えば記憶部12の状態が共有リソースの状態として用いられる場合を説明する。本変形例では、情報管理装置20が実施形態とは異なるユーザ情報テーブルを記憶している。
図12は本変形例のユーザ情報テーブルの一例を表す。この例では、図6に示す「リソース」に代えて「リソースの基準」が表されている。リソースの基準とは、機能を提供する際にその機能に対して割り当てるように情報処理システム1において定められているリソースの大きさや量などのことである。例えばリソースが記憶部12であれば、その記憶領域の大きさが基準として定められている。他にも、制御部11のCPUが複数のコアを有する場合に、そのコアの数がリソースの基準として定められてもよい。これらのリソースの基準は、機能を提供する際にプログラムによって使用されるリソースの大きさや量、生成される中間データの大きさなどに基づいて、その機能の提供に要する時間がユーザの期待から大きくはずれない程度(例えば数十秒や数分間など)に収まるように定められる。
本変形例では、共有リソースである記憶部12についての基準が定められている。具体的には、コピー機能には1.5GB(Gigabyte:ギガバイト)、スキャン機能には1.0GB、FAX機能には0.5GBという記憶部12の記憶領域の大きさがリソースの基準としてそれぞれ定められている。例えばユーザαであれば、上述したようにコピー機能及びスキャン機能が提供されるが、画像処理装置10においては両機能が並行して提供されることはないため、大きい方の1.5GBというリソースの基準がユーザIDに対応付けてユーザ情報テーブルに格納されている。また、スキャン機能が提供されるユーザβには1.0GBが、FAX機能が提供されるユーザγには0.5GBが、それぞれのユーザIDに対応付けられたリソースの基準としてユーザ情報テーブルに格納されている。
また、本変形例では、画像処理装置10が実施形態とは異なるリソース状態テーブルを記憶している。
図13は本変形例のリソース状態テーブルの一例を表す。図13の例では、共有リソースである記憶部12の空き領域の大きさを表す値がリソースの状態として格納されている。画像処理装置10は、例えば記憶部12の空き領域が変化する度にまたは決められた時間の間隔(数秒毎など)でこのリソース状態テーブルを更新して、最新の(または可能な限り新しい)リソースの状態を反映する。このため、図13ではリソースの状態として1.3GBという空き領域の大きさを表す値が表されているが、この値は繰り返し更新されていくことになる。
起動手段102は、例えば認証手段101によりユーザが認証されると、リソース状態テーブルを参照し、格納されている空き領域の情報を、現在割り当て可能な共有リソースとして読み出す。また、起動手段102は、認証されたユーザに対応付けられた機能を情報管理装置20に問い合わせて、情報管理装置20から通知された機能に対応付けられたリソースの基準と、読み出した割り当て可能な共有リソースとを比較する。起動手段102は、割り当て可能な共有リソースがリソースの基準を超える場合には、制限プログラムの起動の許可要求をライセンス管理装置30に送信し、制限プログラムの実行数が制限を超えていなければその制限プログラムを起動させる。また、起動手段102は、この割り当て可能な共有リソースがリソースの基準を超えない場合には、実施形態で述べたように、制限プログラムの起動の予約を行う。
なお、起動手段102は、前述した空き領域の情報(現在割り当て可能な共有リソース)を読み出す前に、先にライセンス管理装置30に制限プログラムの実行数が制限に達しているか否かを問い合わせ、制限に達していないと通知された場合に割り当て可能な共有リソースを読み出してもよい。この場合も、起動手段102は、読み出した割り当て可能な共有リソースがリソースの基準を超えていれば、制限プログラムの起動の許可をライセンス管理装置30に要求する。
本変形例では、画像処理装置10が共有リソースを使用する機能を提供する場合に前述したとおり予約を行っているため、予約を行わない場合に比べて、共有リソースを使用するプログラムがより早いタイミングで起動することになる。また、割り当て可能な共有リソースがリソースの基準を超える場合に制限プログラムが起動されるため、共有リソースの状態に関係なくプログラムを起動する場合に比べて、共有リソースを使用するプログラムが並行して実行される数が少なくなる。
[2−2]複数の画像処理装置
情報処理システムは、複数の画像処理装置を備えていてもよい。
図14は本変形例の情報処理システム1aの構成を表す。情報処理システム1aは、画像処理装置10−1及び10−2等、複数の画像処理装置10を備える。このように、画像処理機能を提供する装置が複数存在する場合、それらの装置が備えるリソースが有効に利用されることが望ましい。そのために、本変形例では、情報管理装置20が各画像処理装置10のリソースの状態を格納するリソース状態テーブルを記憶している。
図15は本変形例のリソース状態テーブルの一例を表す。図15に示すリソース状態テーブルでは、画像処理装置10−1及び10−2の専有リソース(画像読取部、画像形成部及びFAX部)の状態がそれぞれ格納されている。この例では、画像読取部は、画像処理装置10−1では使用可能であり、画像処理装置10−2では使用不可である。画像形成部及びFAX部は、画像処理装置10−1では使用不可であり、画像処理装置10−2では使用可能である。情報管理装置20は、画像処理装置10から問い合わせを受けた場合に、リソース状態テーブルに格納されている各画像処理装置10のリソースの状態を通知する。
本変形例の起動手段102は、自装置のリソースが使用不可であっても、情報管理装置20に問い合わせて、複数の装置のリソースのいずれかが使用可能であれば、制限プログラムの起動の許可要求をライセンス管理装置30に送信する。この許可要求は、使用可能なリソースを有する画像処理装置10での起動の許可を要求するものである。これにより、起動手段102は、制限プログラムの実行数が制限を超えていない場合に、その制限プログラムを、リソースを使用可能な装置において起動させる。
例えば画像処理装置10−1の起動手段102は、FAX機能が提供されるユーザγが認証されると、自装置のFAX部は使用不可であるが、画像処理装置10−2のFAX部は使用可能であるから、前述した許可要求をライセンス管理装置30に送信することで、FAX機能で用いられるプログラムCを、画像処理装置10−2において起動させる。このように、本変形例では、複数の装置のリソースの状態を考慮しない場合に比べて、それらのリソースが有効に使用されることになる。
なお、起動手段102は、上記の許可要求を送信する代わりに、例えばリソースを使用可能な装置(上記の例では画像処理装置10−2)の起動手段102に対して、制限プログラムを起動するように指示することで、上記の起動を行ってもよい。また、その指示を行う手段が画像処理装置10以外の装置に設けられていてもよい。
図16は本変形例の情報処理システムの機能構成の一例を表す。画像処理装置10−1及び10−2は、図5に示す各手段をそれぞれ備える。情報管理装置20は、指示手段201を備える。
起動手段102は、自装置のリソースが使用不可であった場合に、その旨を情報管理装置20に通知する。指示手段201は、その通知を受け取ると、そのリソースが使用可能である他の画像処理装置に対して、制限プログラムを起動するように指示する。指示手段201による指示を受け取った起動手段102は、指示された制限プログラムを起動する。この場合も、自装置のリソースが使用不可であった起動手段102は、複数の装置のリソースのいずれかが使用可能であれば、制限プログラムの実行数が制限を超えていない場合に、その制限プログラムを、リソースを使用可能な装置において起動させることになる。
[2−3]装置の構成
図1に示す情報管理装置20及びライセンス管理装置30は統合されてもよい。また、これらの装置と画像処理装置とが統合されてもよい。その場合、画像処理装置は、図6に示すユーザ情報テーブル及び図8に示すライセンス管理テーブルを有し、ユーザの情報やライセンスの情報を管理する。
[2−4]外部装置のリソース
提供手段103は、実施形態では、画像処理装置が備えるリソースを用いて機能を提供したが、これに限らず、外部装置が備えるリソースを用いて機能を提供してもよい。提供手段103は、例えば、翻訳機能を備える外部装置に対して翻訳してほしい文書のデータを送信し、その外部装置から翻訳された文書のデータを受け取ることで、翻訳機能を提供する、という具合である。この場合、画像処理装置10では、例えばその外部装置への翻訳の依頼や翻訳されたデータの出力などの機能を実現するための制限プログラムが実行される。
[2−5]機能の提供の要求
実施形態では、認証されたユーザに対応付けられた機能の提供が要求されたが、これに限らない。例えば、ログインしたユーザが利用したい機能を選択する操作を行うことで、選択された機能の提供が要求されてもよい。また、ログインの有無とは関係なく、ユーザが選択した機能の提供が要求されてもよい。また、ユーザの操作がなくても、例えば或る装置が行っている処理の中に機能の提供を要求する処理(例えば生成した文書を決められた宛先にFAXで送信する処理など)が含まれていれば、その処理により機能の提供が要求されてもよい。どの方法で機能の提供が要求された場合でも、起動手段102は、上述したようにリソースの状態に応じて起動または予約を行う。
また、ユーザが使用可能な制限プログラムが複数存在する場合に、使用する制限プログラムをユーザが選択してもよい。例えば図6に示すユーザ情報テーブルが用いられる場合、ユーザαはプログラムA及びBを使用可能であり、プログラムAには画像読取部が対応し、プログラムBには画像形成部が対応する。起動手段102は、ユーザが例えばプログラムBを選択すると、選択されたプログラムBに対応するリソースである画像形成部の状態に応じて起動または予約を行う。
[2−6]終了手段
終了手段104は、実施形態では、ユーザによりログオフの操作が行われてユーザが認証されていない状態になったときに制限プログラムを終了させたが、これに限らない。例えば、ユーザが認証された状態でも、ユーザが制限プログラムを終了させる操作を行うことで、終了手段104が制限プログラムを終了させてもよい。また、機能の提供が終了したときや、機能の提供が終了してから決められた時間が経過したときに終了手段104が制限プログラムを終了させてもよい。
他にも、終了手段104は、提供された機能によって異なるタイミングで制限プログラムを終了させてもよい。終了手段104は、例えば、コピー機能及びスキャン機能が提供された場合にはユーザが認証されていない状態になったときに制限プログラムを終了させ、FAX機能及びプリント機能が提供された場合には機能の提供が終了したときに制限プログラムを終了させる。また、終了手段104は、認証されたユーザによって異なるタイミングで制限プログラムを終了させたり、起動された制限プログラムによって異なるタイミングで制限プログラムを終了させたりしてもよい。
いずれの場合も、機能の提供が終了しても続けて機能が提供される可能性が高いほど、制限プログラムを終了させるタイミングを遅らせるようにすることが望ましい。これにより、制限プログラムの終了のタイミングを一律にする場合に比べて、ユーザが機能を利用したいときに制限プログラムが終了しており起動し直すために待たされるということが生じにくくなるし、反対に、ユーザが機能を利用しないのに制限プログラムが実行されたままになりにくい。
[2−7]予約後の通知
実施形態では、図11に示すように、予約した制限プログラムの実行可能数が1以上になった場合に、画像処理装置10は無条件でその制限プログラムを起動したが、これに限らない。例えば、ライセンス管理装置30が予約した制限プログラムの実行可能数が1以上になった旨を、画像処理装置10を介してまたは介さずにユーザに通知し、ユーザが制限プログラムの起動を了承する操作を行うことで、画像処理装置10が制限プログラムを起動してもよい。ユーザへの通知は、ユーザ装置40に対して行ってもよいし、ユーザのメールアドレスやSNS(Social Networking Service)のアカウントに対して行ってもよい。これにより、例えば予約した後に機能を利用しなくてよくなったユーザがいた場合に、そのユーザが機能の提供をキャンセルする機会が提供され、この通知を行わない場合に比べて、リソースや制限プログラムが有効に利用されることになる。
[2−8]起動の予約
ライセンス管理装置30は、実施形態では、予約された順番に起動を許可したが、これに限らない。例えば、予約R1では画像読取部及び画像形成部が用いられ(提供される機能はコピー機能)、予約R2では画像読取部が用いられ(提供される機能はスキャン機能)、予約R1及びR2がともに画像を読み取るためのプログラムAの起動を予約している場合で説明する。
この場合、予約R1が予約R2よりも先であったとしても、画像形成部が使用不可の状態で画像読取部が使用可能になると、予約R1に基づいてプログラムAを起動させても画像形成部が使用不可であるため機能が提供されないから、ライセンス管理装置30は、予約R2に基づくプログラムAの起動を許可する。その結果、予約R2に対応するスキャン機能が画像読取部を使用して提供される。このように、ライセンス管理装置30は、本変形例では、使用可能になったリソースを用いる機能に関する予約を優先してプログラムの起動を許可する。これにより、予約された順番どおりに起動を許可する場合に比べて、リソースや制限プログラムが有効に使用される。
[2−9]提供手段
提供手段103が提供する機能は上記のもの(画像処理機能や翻訳機能)に限らない。他にも、SNSの機能やゲームの機能、企業で用いられるシステムで提供される各種機能などを提供手段103が提供してもよい。要するに、制限プログラムを実行し、且つ、それらの機能に対応するリソースを使用して提供するものであれば、どのような機能を提供手段103が提供してもよい。
[2−10]発明のカテゴリ
本発明は、画像処理装置のような情報処理装置や、画像処理装置、情報管理装置及びライセンス管理装置を備える情報処理システム、これらの装置が実施する処理を実現するための情報処理方法として捉えられ。また、本発明は、上記各装置のようなコンピュータを、上述した各手段として機能させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態や、インターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロード及びインストールさせて利用可能にするなどの形態で提供される。
1…情報処理システム、2…通信回線、10…画像処理装置、20…情報管理装置、30…ライセンス管理装置、40…ユーザ装置、11、21、31…制御部、12、22、32…記憶部、13、23、33…通信部、14…表示部、15…操作部、16…画像読取部、17…画像形成部、18…FAX部、101…認証手段、102…起動手段、103…提供手段、201…指示手段。

Claims (9)

  1. 並行して実行可能な数が制限されているプログラムを実行して機能を提供する提供手段であって、当該機能に対応するリソースを使用して当該機能を提供する提供手段と、
    前記機能を提供するように要求されると、前記リソースが使用可能であり、且つ、前記プログラムの実行数が前記制限を超えない場合に、当該プログラムを起動させる起動手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記起動手段は、前記リソースが使用不可である場合には、前記プログラムの起動を予約し、当該リソースが使用可能となったときに、当該予約に基づいて当該プログラムを起動させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記機能に対応するリソースには当該機能によって専有される専有リソースが含まれ、
    前記起動手段は、前記専有リソースが使用されている場合には、前記予約を行う
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記機能に対応するリソースには複数の機能により共有される共有リソースが含まれ、
    前記起動手段は、提供するように要求された前記機能のために割り当て可能な前記共有リソースが当該機能に応じた基準を超えない場合には、前記予約を行う
    請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記機能に対応するリソースには当該機能によって専有される専有リソースが含まれ、
    前記起動手段は、前記専有リソースが使用されていない場合に、前記プログラムの実行数が前記制限を超えないときに当該プログラムを起動させる
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記機能に対応するリソースには複数の機能により共有される共有リソースが含まれ、
    前記起動手段は、提供するように要求された前記機能のために割り当て可能な前記共有リソースが当該機能に応じた基準を超える場合には、前記プログラムの実行数が前記制限を超えなければ当該プログラムを起動させる
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. ユーザを認証する認証手段を備え、
    前記起動手段は、認証された前記ユーザに対応付けられた前記プログラムを起動する
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記リソースを有する装置が複数存在し、
    前記起動手段は、自装置の前記リソースが使用不可であるが、前記複数の装置のリソースのいずれかが使用可能である場合で、前記プログラムの実行数が前記制限を超えないときに、当該プログラムを、前記リソースを使用可能な装置において起動させる
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. コンピュータを、
    並行して実行可能な数が制限されているプログラムを実行して機能を提供する提供手段であって、当該機能に対応するリソースを使用して当該機能を提供する提供手段と、
    前記機能を提供するように要求されると、前記リソースが使用可能であり、且つ、前記プログラムの実行数が前記制限を超えない場合に、当該プログラムを起動させる起動手段
    として機能させるためのプログラム。
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