JP2016017552A - エンジン防振装置及びそれを備える作業機械 - Google Patents

エンジン防振装置及びそれを備える作業機械 Download PDF

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Abstract

【課題】防振効果を向上できるエンジン防振装置を提供する。【解決手段】エンジン10を船体61に対してコイルばね110及び薄板120によって支持するエンジン防振装置100であって、薄板120に貼設された圧電素子130と、抵抗Rと、開閉器Sとを含んだ回路160と、開閉器Sの開閉タイミングを制御するECU50と、を備え、ECU50は、エンジン10が所定回転数未満で運転する場合には、開閉器Sを閉とし、エンジン10が所定回転数以上で運転する場合には、開閉器Sを開とする。【選択図】図4

Description

本発明は、エンジン防振装置及びそれを備える作業機械の技術に関する。
エンジン防振装置は、作業機械(車体)にエンジンの振動が伝達することを防止する装置として公知である(例えば、特許文献1)。エンジン防振装置としては、作業機械とエンジンとを弾性体で支持する構成と、作業機械とエンジンとを弾性体及びダンパーで支持する構成と、が公知である。
図14を用いて、作業機械とエンジンとを弾性体で支持する構成(以下、エンジン防振装置800)と、作業機械とエンジンとを弾性体及びダンパーで支持する構成(以下、エンジン防振装置900)の作用について説明する。
なお、図14では、エンジン防振装置800及びエンジン防振装置900の作用について、横軸を周波数F、縦軸を作業機械に伝わる加振力Pとするグラフ図によって表している。また、グラフ中では、エンジン防振装置800の作用を破線で表し、エンジン防振装置900の作用を一点鎖線で表している。
また、図14の左上では、エンジン防振装置800の構成を模式的に表している。さらに、図14の右上では、エンジン防振装置900の構成を模式的に表している。
エンジン防振装置800では、エンジン10が作業機械に対して弾性体810によって支持されている。エンジン防振装置800では、弾性体810の減衰が小さいため、起動又は停止時に共振点を通過して振動が非常に大きくなる。なお、弾性体810の具体例としては、金属ばね等が挙げられる。
エンジン防振装置900では、エンジン10が作業機械に対して弾性体910とダンパー920とによって支持されている。エンジン防振装置900では、ダンパー920によって減衰が付加されるので共振点にて加振力Pが低減されるものの、通常運転領域にて防振域の力伝達率が大きくなり振動が大きくなる。
そこで、エンジン防振装置では、共振点を通過する起動・停止時では減衰力を付与して振幅を抑え、通常運転領域では減衰力を付与せずに振動伝達率を大きくすることなく防振させ、防振効果を向上することが望まれている。
特開2013−217400号公報
本発明の解決しようとする課題は、防振効果を向上できるエンジン防振装置及びそれを備える作業機械を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、エンジンを作業機械に対して弾性体によって支持するエンジン防振装置であって、前記弾性体に貼設された圧電素子と、抵抗と、開閉器と、を含んだ回路と、前記開閉器の開閉タイミングを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記エンジンが所定回転数未満で運転する場合には、前記開閉器を閉とし、前記エンジンが所定回転数以上で運転する場合には、前記開閉器を開とするものである。
請求項2においては、請求項1記載のエンジン防振装置であって、前記抵抗は、可変抵抗とされるものである。
請求項3においては、請求項1記載のエンジン防振装置であって、前記回路には、前記圧電素子と直列にコイルが接続されるものである。
請求項4においては、請求項3記載のエンジン防振装置であって、前記回路には、前記コイル及び前記抵抗に対し、コイルと抵抗と開閉器とを含む回路が並列に複数接続されるものである。
請求項5においては、エンジンを作業機械に対して板形状の弾性体によって支持するエンジン防振装置であって、前記弾性体の表裏面にそれぞれ貼設された圧電素子と、開閉器と、を含んだ回路と、前記開閉器の開閉タイミングを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記エンジンが所定回転数未満で運転する場合には、前記開閉器を閉とし、前記エンジンが所定回転数以上で運転する場合には、前記開閉器を開とするものである。
請求項6においては、作業機械であって、請求項1から5のいずれか一項に記載のエンジン防振装置を備えるものである。
本発明のエンジン防振装置及びそれを備える作業機械によれば、共振点を通過する起動・停止時では減衰力を付与して振幅を抑え、通常運転領域では減衰力を付与せずに振動伝達率を大きくすることなく防振させ、防振効果を向上できる。
レジャーボートの構成を示す斜視図。 エンジンルームの構成を示す斜視図。 第一実施形態のエンジン防振装置の構成を示す斜視図。 同じく模式図。 同じく作用を示すグラフ図。 第二実施形態のエンジン防振装置の構成を示す模式図。 第三実施形態のエンジン防振装置の構成を示す模式図。 第四実施形態のエンジン防振装置の構成を示す模式図。 第五実施形態のエンジン防振装置の構成を示す模式図。 第六実施形態のエンジン防振装置の構成を示す模式図。 トラクタの構成を示す側面図。 掘削旋回作業車の構成を示す側面図。 タンカーの構成を示す側面図。 従来のエンジン防振装置の作用を示す模式図。
図1及び図2を用いて、レジャーボート60の構成について説明する。
なお、図1では、レジャーボート60の構成を斜視にて模式的に表している。また、図2では、エンジンルーム64の構成を斜視にて模式的に表している。
レジャーボート60は、本発明の作業機械に係る実施形態である。なお、本発明の作業機械は、本実施形態のレジャーボート60に限定されることはない。例えば定置作業機械としては発電機、走行作業機械としては船舶、農業機械、建設機械、自動車等が挙げられる。
レジャーボート60は、船体61と、船体61の上縁の床面であるデッキ62と、デッキ62の中央に設けられるオペレータが操舵する操舵室63と、船体61の内部後方に設けられるエンジンルーム64と、船体61の船底後尾側に設けられる推進機65と、を備えている。
図2に示すように、エンジンルーム64には、エンジン10と、エンジン発電機Eと、が収容されている。エンジン10は、船体61の後方に設けられ、船体61に対しエンジン防振装置100(図示略)によって支持されている。なお、エンジン防振装置100について詳しくは後述する。
図3を用いて、エンジン防振装置100の構成について説明する。
なお、図3では、エンジン防振装置100の構成を斜視にて模式的に表している。
エンジン防振装置100は、本発明のエンジン防振装置に係る第一実施形態である。エンジン防振装置100は、船体61にエンジン10の振動が伝達することを防止する装置である(図2参照)。
エンジン防振装置100は、弾性体としてのコイルばね110と、弾性体としての薄板120と、圧電素子130と、エンジン側支持部140と、船体側支持部150と、を具備している。
コイルばね110は、エンジン側支持部140と船体側支持部150との間に設けられ、エンジン側支持部140と船体側支持部150とを弾性支持している。薄板120は、エンジン側支持部140と船体側支持部150との間にコイルばね110と並列に設けられ、エンジン側支持部140と船体側支持部150とを弾性支持している。
圧電素子130は、薄板120に貼着されている。圧電素子130は、振動が加えられると起電力を生じる素子である。本実施形態では、圧電素子130について詳細な説明は省略する。
エンジン側支持部140は、エンジン10(図2参照)を支持するものである。船体側支持部150は、船体61(図2参照)を支持するものである。
図4を用いて、エンジン防振装置100の構成について説明する。
なお、図4では、エンジン防振装置100の構成を模式的に表している。また、図4では、電気信号線を破線によって表している。さらに、図4の下方では、コイルばね110及び薄板120が振動により撓んだ状態を表している。
エンジン防振装置100は、上述したように、コイルばね110と、薄板120と、圧電素子130と、エンジン側支持部140と、船体側支持部150と、を具備している。圧電素子130には、回路160が接続されている。
回路160には、開閉器Sと、抵抗Rと、が直列に接続されている。開閉器Sは、制御手段としてのEngine Control Unit(以下、ECU)50に接続されている。なお、ECU50は、エンジン10を総合的に制御するものである。また、ECU50は、開閉器Sの開閉タイミングを制御する機能を有している。
ECU50は、エンジン10が所定回転数未満(起動・停止領域)であれば、開閉器Sを閉とし、エンジン10が所定回転数以上(通常運転領域)であれば、開閉器Sを開とする機能を有している。
図5を用いて、エンジン防振装置100の作用について説明する。
なお、図5では、エンジン防振装置100の作用をグラフ図によって模式的に表している。
なお、図5では、エンジン防振装置100の作用について、横軸を周波数F、縦軸を船体61に伝わる加振力Pとするグラフ図によって表している。また、図5のグラフ中では、エンジン防振装置100を実線で表し、従来のエンジン防振装置800(弾性体のみで支持する構成)を破線で表し、従来のエンジン防振装置900(弾性体及びダンパーのみで支持する構成)を一点鎖線で表している。
エンジン防振装置100では、エンジン10が所定回転数未満(起動・停止領域)であれば、開閉器Sを閉とするため、圧電素子130の振動によって回路160に起電力が生じ、生じた電力が抵抗によって消費される。
すなわち、エンジン防振装置100では、圧電素子130の振動エネルギーが電気エネルギーとして消費される。このとき、薄板120には、減衰力が付与されて加振力Pが低減される。
言い換えれば、エンジン防振装置100では、エンジン10が所定回転数未満(起動・停止領域)であれば、従来のエンジン防振装置900(弾性体及びダンパーのみで支持する構成)の特性を有する。
一方、エンジン防振装置100では、エンジン10が所定回転数以上(定常運転領域)であれば、開閉器Sを開とするため、圧電素子130の振動によって回路160に起電力が生じるものの、生じた電力が抵抗によって消費されない。
すなわち、エンジン防振装置100では、圧電素子130の振動エネルギーが電気エネルギーとして消費されない。このとき、薄板120には、減衰力が付与されずに振動伝達率を大きくすることなく防振される。
言い換えれば、エンジン防振装置100では、エンジン10が所定回転数以上(定常運転領域)であれば、従来のエンジン防振装置800(弾性体のみで支持する構成)の特性を有する。
エンジン防振装置100の効果について説明する。
エンジン防振装置100では、共振点を通過する起動・停止領域では、薄板120に減衰力を付与して加振力Pを低減させ、通常運転領域では、減衰力を付与せずに振動伝達率を大きくすることなく防振させる。そのため、防振効果を向上できる。
図6を用いて、エンジン防振装置200の構成について説明する。
なお、図6では、エンジン防振装置200の構成を模式的に表している。また、図6では、電気信号線を破線によって表している。
エンジン防振装置200は、本発明のエンジン防振装置に係る第二実施形態である。エンジン防振装置200は、船体61にエンジン10の振動が伝達するのを防止する装置である。
エンジン防振装置200は、弾性体としてのコイルばね210と、弾性体としての薄板220と、圧電素子230と、エンジン側支持部240と、船体側支持部250と、を具備している。
エンジン防振装置200のコイルばね210、薄板220、圧電素子230、エンジン側支持部240及び船体側支持部250については、エンジン防振装置100のコイルばね110、薄板120、圧電素子130、エンジン側支持部140及び船体側支持部150と同様の構成であるため、説明を省略する。
圧電素子230には、回路260が接続されている。回路260には、開閉器Sと、可変抵抗Rnと、が直列に接続されている。可変抵抗Rn及び開閉器Sは、制御手段としてのECU50に接続されている。
ECU50は、エンジン10が所定回転数未満(起動・停止領域)であれば、開閉器Sを閉とし、エンジン10が所定回転数以上(通常運転領域)であれば、開閉器Sを開とする機能を有している。また、ECU50は、可変抵抗Rnの抵抗値を変更する機能を有している。
エンジン防振装置200の作用については、エンジン防振装置100の作用と同様であるため説明を省略する。
エンジン防振装置200の効果については、エンジン防振装置100の効果に加え、可変抵抗Rnによって起動・停止域において付与する減衰力のレベルを変更することができる。
図7を用いて、エンジン防振装置300の構成について説明する。
なお、図7では、エンジン防振装置300の構成を斜視にて模式的に表している。また、図7では、電気信号線を破線によって表している。
エンジン防振装置300は、本発明のエンジン防振装置に係る第三実施形態である。エンジン防振装置300は、船体61にエンジン10の振動が伝達するのを防止する装置である。
エンジン防振装置300は、弾性体としてのコイルばね310と、弾性体としての薄板320と、圧電素子330と、エンジン側支持部340と、船体側支持部350と、を具備している。
エンジン防振装置300のコイルばね310、薄板320、圧電素子330、エンジン側支持部340及び船体側支持部350については、エンジン防振装置100のコイルばね110、薄板120、圧電素子130、エンジン側支持部140及び船体側支持部150と同様の構成であるため、説明を省略する。
圧電素子330には、回路360が接続されている。回路360には、開閉器Sと、抵抗Rと、コイルLと、が直列に接続されている。開閉器Sは、制御手段としてのECU50に接続されている。
ECU50は、エンジン10が所定回転数未満(起動・停止領域)であれば、開閉器Sを閉とし、エンジン10が所定回転数以上(通常運転領域)であれば、開閉器Sを開とする機能を有している。
エンジン防振装置300の作用については、エンジン防振装置100の作用と同様であるため説明を省略する。
エンジン防振装置300の効果については、エンジン防振装置100の効果に加え、圧電素子330の起電力をLR回路によって特定の周波数について共振させて、特定の周波数(共振点)での減衰効果を向上することができる。
図8を用いて、エンジン防振装置400の構成について説明する。
なお、図8では、エンジン防振装置400の構成を斜視にて模式的に表している。また、図8では、電気信号線を破線によって表している。
エンジン防振装置400は、本発明のエンジン防振装置に係る第四実施形態である。エンジン防振装置400は、船体61にエンジン10の振動が伝達するのを防止する装置である。
エンジン防振装置400は、弾性体としてのコイルばね410と、弾性体としての薄板420と、圧電素子430と、エンジン側支持部440と、船体側支持部450と、を具備している。
エンジン防振装置400のコイルばね410、薄板420、圧電素子430、エンジン側支持部440及び船体側支持部450については、エンジン防振装置100のコイルばね110、薄板120、圧電素子130、エンジン側支持部140及び船体側支持部150と同様の構成であるため、説明を省略する。
圧電素子430には、回路460が接続されている。回路460には、開閉器Sと、抵抗Rと、コイルLと、が直列に接続された回路が並列に3つ接続されている。それぞれの開閉器Sは、制御手段としてのECU50に接続されている。
ECU50は、エンジン10が所定回転数未満(起動・停止領域)であれば、開閉器Sを閉とし、エンジン10が所定回転数以上(通常運転領域)であれば、開閉器Sを開とする機能を有している。
エンジン防振装置400の作用については、エンジン防振装置100の作用と同様であるため説明を省略する。
エンジン防振装置400の効果については、エンジン防振装置100の効果に加え、圧電素子430の起電力をLR回路によって複数の特定の周波数について共振させて、複数の特定の周波数(共振点)での減衰効果を向上することができる。
図9を用いて、エンジン防振装置500の構成について説明する。
なお、図9では、エンジン防振装置500の構成を斜視にて模式的に表している。また、図9では、電気信号線を破線によって表している。
エンジン防振装置500は、本発明のエンジン防振装置に係る第五実施形態である。エンジン防振装置500は、船体61にエンジン10の振動が伝達するのを防止する装置である。
エンジン防振装置500は、弾性体としてのコイルばね510と、弾性体としての薄板520と、圧電素子530と、エンジン側支持部540と、船体側支持部550と、を具備している。
エンジン防振装置500のコイルばね510、薄板520、圧電素子530、エンジン側支持部540及び船体側支持部550については、エンジン防振装置100のコイルばね110、薄板120、圧電素子130、エンジン側支持部140及び船体側支持部150と同様の構成であるため、説明を省略する。
薄板520の表裏面には、圧電素子530がそれぞれ貼設されている。一方の圧電素子530と他方の圧電素子530とは、回路560によって接続されている。回路560には、開閉器Sが接続されている。それぞれの開閉器Sは、制御手段としてのECU50に接続されている。
ECU50は、エンジン10が所定回転数未満(起動・停止領域)であれば、開閉器Sを閉とし、エンジン10が所定回転数以上(通常運転領域)であれば、開閉器Sを開とする機能を有している。
エンジン防振装置500の作用について説明する。
エンジン防振装置500では、エンジン10が所定回転数未満(起動・停止領域)であれば、開閉器Sを閉とするため、一方の圧電素子530の振動によって回路560に起電力が生じ、他方の圧電素子530の振動によって回路560に逆の起電力が生じ、それぞれで生じた起電力が打ち消し合う。
すなわち、エンジン防振装置500では、それぞれの圧電素子530の振動エネルギーが打ち消し合って消費される。このとき、薄板520には、減衰力が付与されて加振力Pが低減される。
一方、エンジン防振装置500では、エンジン10が所定回転数以上(定常運転領域)であれば、開閉器Sを開とするため、一方の圧電素子530の振動によって回路560に起電力が生じ、他方の圧電素子530の振動によって回路560に逆の起電力が生じるものの、電力が消費されない。
すなわち、エンジン防振装置500では、圧電素子530の振動エネルギーが電気エネルギーとして消費されない。このとき、薄板520には、減衰力が付与されずに振動伝達率を大きくすることなく防振される。
エンジン防振装置500の効果については、エンジン防振装置100の効果と同様であるため説明を省略する。
図10を用いて、エンジン防振装置600の構成について説明する。
なお、図10では、エンジン防振装置600の構成を斜視にて模式的に表している。また、図10では、電気信号線を破線によって表している。
エンジン防振装置600は、本発明のエンジン防振装置に係る第六実施形態である。エンジン防振装置600は、船体61にエンジン10の振動が伝達するのを防止する装置である。エンジン防振装置600は、弾性体としての板ばね610と、圧電素子630と、エンジン側支持部640と、船体側支持部650と、を具備している。
エンジン防振装置600の圧電素子630、エンジン側支持部640及び船体側支持部650については、エンジン防振装置100の圧電素子130、エンジン側支持部140及び船体側支持部150と同様の構成であるため、説明を省略する。
板ばね610の表裏面には、圧電素子630がそれぞれ貼設されている。一方の圧電素子630と他方の圧電素子とは、回路660によって接続されている。それぞれの回路660には、開閉器Sが接続されている。それぞれの開閉器Sは、制御手段としてのECU50に接続されている。
ECU50は、エンジン10が所定回転数未満(起動・停止領域)であれば、開閉器Sを閉とし、エンジン10が所定回転数以上(通常運転領域)であれば、開閉器Sを開とする機能を有している。
エンジン防振装置600の作用については、エンジン防振装置500の効果と同様であるため説明を省略する。説明する。
エンジン防振装置600の効果については、エンジン防振装置100の効果と同様であるため説明を省略する。
図11を用いて、トラクタ70の構成について説明する。
なお、図11では、トラクタ70の構成を側面視にて模式的に表している。
トラクタ70は、本発明の作業機械に係る別の実施形態である。トラクタ70は、エンジン10によって前輪72を駆動し走行する構成とされている。エンジン10は、車体71に設けられ、車体71に対しエンジン防振装置100によって支持されている。
図12を用いて、旋回作業車80の構成について説明する。
なお、図12では、旋回作業車80の構成を側面視にて模式的に表している。
旋回作業車80は、本発明の作業機械に係る別の実施形態である。旋回作業車80は、エンジン10によってクローラ―82を駆動し走行する構成とされている。エンジン10は、車体81に設けられ、車体81に対しエンジン防振装置100によって支持されている。
図13を用いて、タンカー90の構成について説明する。
なお、図13では、タンカー90の構成を側面視にて模式的に表している。
タンカー90は、本発明の作業機械に係る別の実施形態である。タンカー90は、エンジン10によってスクリュー92を駆動し推進する構成とされている。エンジン10は、船体91に設けられ、船体91に対しエンジン防振装置100によって支持されている。
10 エンジン
50 ECU(制御手段)
60 レジャーボート
100 エンジン防振装置
110 コイルばね(弾性体)
120 薄板(弾性体)
130 圧電素子
140 エンジン側支持部
150 船体側支持部
160 回路
S 開閉器
R 抵抗

Claims (6)

  1. エンジンを作業機械に対して弾性体によって支持するエンジン防振装置であって、
    前記弾性体に貼設された圧電素子と、抵抗と、開閉器と、を含んだ回路と、
    前記開閉器の開閉タイミングを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記エンジンが所定回転数未満で運転する場合には、前記開閉器を閉とし、前記エンジンが所定回転数以上で運転する場合には、前記開閉器を開とする、
    エンジン防振装置。
  2. 請求項1記載のエンジン防振装置であって、
    前記抵抗は、可変抵抗とされる、
    エンジン防振装置。
  3. 請求項1記載のエンジン防振装置であって、
    前記回路には、前記圧電素子と直列にコイルが接続される、
    エンジン防振装置。
  4. 請求項3記載のエンジン防振装置であって、
    前記回路には、前記コイル及び前記抵抗に対し、コイルと抵抗と開閉器とを含む回路が並列に複数接続される、
    エンジン防振装置。
  5. エンジンを作業機械に対して板形状の弾性体によって支持するエンジン防振装置であって、
    前記弾性体の表裏面にそれぞれ貼設された圧電素子と、開閉器と、を含んだ回路と、
    前記開閉器の開閉タイミングを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記エンジンが所定回転数未満で運転する場合には、前記開閉器を閉とし、前記エンジンが所定回転数以上で運転する場合には、前記開閉器を開とする、
    エンジン防振装置。
  6. 作業機械であって、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のエンジン防振装置を備える、
    作業機械。
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