JP2016017395A - シンクの取付構造及び流し台 - Google Patents

シンクの取付構造及び流し台 Download PDF

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浩章 西岡田
Hiroaki Nishiokada
浩章 西岡田
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Abstract

【課題】 外観及び止水性に優れたシンクの取付構造を提供すること。【解決手段】 本発明のシンクの取付構造は、シンク取り付け位置に開口部が設けられた天板と、シンク本体及び前記シンク本体の上端部に外側に突出するように設けられたシンクフランジからなるシンクとを備え、前記シンクフランジを固定金具を用いて前記天板の裏面に固定することにより、前記シンクが前記天板に接合されたシンクの取付構造であって、前記シンクフランジの前記天板の裏面との対向面には、前記天板の裏面との間にシーリング剤を充填するための充填部が形成され、前記充填部と前記天板との間にはシーリング剤が充填され、かつ、前記充填部は、前記シーリング剤が前記開口部側から視認できない位置に形成されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、シンクの取付構造、及び、このシンクの取付構造を備えた流し台に関する。
キッチン等に使用されるシンクは、開口部が設けられた天板に接着剤や固定金具を用いて取り付けられている。
例えば、特許文献1には、図5に示すような、上端部から外周方向へ向けて張り出すフランジ102Aを有するシンク102を、シンク穴を有するカウンター101に固定したシンク取付構造100であって、シンク穴の開口部の裏面にフランジ102Aの先端部の逃げ溝105を形成することにより、シンク穴の開口部裏面の端部に狭小縁を形成し、この狭小縁にシンク102のフランジ102Aを当接させ、アングル材107及びビス108とスペーサ109とによりシンク102をカウンター101に固定するとともに、逃げ溝105にシリコーンコーキング材などの封止材111を充填して外部からの水気の侵入を防止したシンク取付構造100が記載されている。
特開2001−254419号公報
このように、天板(カウンター)とシンクとを一体化したシンクの取付構造では、水気が侵入することを防止すべく、天板とシンクフランジとの間にシーリング剤(封止材)を充填することが一般的である。
しかしながら、特許文献1に記載されたシンク取付構造100では、止水性を確保するための封止材111がカウンター101の裏面に形成された逃げ溝105に充填されており、このシンク取付構造100では、逃げ溝105を切削加工により予めカウンター101に形成しておかなければならず、製造工程が煩雑になるとの課題があった。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討を行い、シンクフランジの形状、特に天板の裏面との対向面の形状を所定の形状とすることにより、天板に溝部を形成することなく、天板とシンク(シンクフランジ)との間の止水性を確保することができることを見出し、本発明を完成した。
本発明のシンクの取付構造は、シンク取り付け位置に開口部が設けられた天板と、シンク本体及び上記シンク本体の上端部に外側に突出するように設けられたシンクフランジからなるシンクとを備え、上記シンクフランジが固定金具を用いて上記天板の裏面に固定されることにより、上記シンクが上記天板に接合されたシンクの取付構造であって、上記シンクフランジの上記天板の裏面との対向面には、上記天板の裏面との間にシーリング剤を充填するための充填部が形成され、上記充填部と上記天板との間にはシーリング剤が充填され、かつ、上記充填部は、上記シーリング剤が上記開口部側から視認できない位置に形成されている、ことを特徴とする。
本発明のシンクの取付構造によれば、シンクフランジの天板裏面との対向面には、上記天板裏面との間にシーリング剤を充填するための充填部が形成されている。そのため、天板とシンク(シンクフランジ)との間の止水性を天板に切削加工を施すことなく確保することができる。
また、上記充填部にはシーリング剤が充填され、かつ、上記充填部は、上記充填部に充填されたシーリング剤が上記開口部側から視認できない位置に形成されている。そのため、上記シーリング剤はユーザからは見えず、上記シンクの取付構造は外観が良好である。
本発明のシンクの取付構造において、上記固定金具は、上記天板に固定された基部と、上記基部に連結された連結部と、上記連結部に連結され、上記シンクフランジを上記天板との間に挟み込んで押し付けた押圧部とからなり、上記押圧部は、上面で上記シンクフランジを上記天板に押し付けた板状体であることが好ましい。
このようなシンクの取付構造では、上記シンクフランジは板状の押圧部の上面による面押しで上記天板の裏面に押し付けられているため、上記シンクフランジがより確実に上記天板に接合される。
本発明のシンクの取付構造では、上記天板の裏面の上記開口部の近傍に、上記固定金具を固定するための桟が配設されており、上記シンクフランジは、上記シンク本体側と反対側の端部に上記天板側と反対側に屈曲した折返し部を備えており、上記桟と上記折返し部との間にも上記シーリング剤が充填されていることが好ましい。
このような位置にもシーリング剤が充填されることにより、天板とシンクフランジとの間の止水性がさらに向上し、天板とシンクフランジとの接着性も向上することとなる。
また、上記固定金具が上述したように押圧部、基部及び連結部からなる場合、上記固定金具は、上記押圧部の上記連結部側と反対側の先端部が、平面視した際に、上記天板の開口部の璧面より開口部側の突出するように取り付けられていることが好ましい。このような位置に、固定金具を取り付けることにより、上記シンクフランジと天板との接合部に天板側から掛かる荷重を確実に受け止めることができ、シンク(シンクフランジ)と天板との間に隙間が生じることをより確実に回避することができ、さらには、シンクと天板との間の止水性がより向上することとなる。
また、上述した押圧部、基部及び連結部からなる固定金具は、上記基部の上記連結部側と反対側の先端部が、上記天板側に屈曲していることが好ましい。固定金具がこのような形状を有している場合、シンク(シンクフランジ)が天板により確実に固定される。
本発明のシンク取付構造では、上記固定金具には貫通孔が形成され、かつ、上記シンクフランジの裏面側に樹脂充填部が形成されており、上記貫通孔内にも硬化性樹脂組成物の硬化物が充填されていることが好ましい。
これにより、天板とシンクフランジとの接合部の強度をさらに向上させることができる。
本発明の流し台は、本発明のシンクの取付構造を備えたことを特徴とする。
このような流し台では、天板とシンクとの間の止水性を天板に切削加工を施すことなく確保することができ、かつ、外観が良好である。
本発明のシンクの取付構造、及び、上記シンクの取付構造を備えた本発明の流し台は、天板とシンクとの間の止水性を天板に切削加工を施すことなく確保することができ、かつ、外観が良好である。
本発明のシンクの取付構造の一例を示す斜視図である。 (a)は、図1のシンクの取付構造における、シンクと天板との接合部分の一つを示す部分拡大断面図であり、(b)は、(a)における固定金具の斜視図である。 (a)は、図1のシンクの取付構造における、シンクと天板との接合部分の別の一つを示す部分拡大断面図であり、(b)は、(a)における固定金具の斜視図である。 図1のシンクの取付構造の底面図である。 従来のシンクの取付構造の一例を模式的に示す部分断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明のシンクに取付構造の一例を模式的に示す斜視図である。図2、3はそれぞれ、図1のシンクの取付構造におけるシンクと天板との接合部分を示す部分拡大断面図であり、図2には平面視したシンクの各辺部分の接合状態を、図3には平面視したシンクのコーナー部に接合状態を示す。図4は、図1のシンクの取付構造の平面図である。
図1に示すように、シンクの取付構造10は、後側(図1において左上側)に水返し部11bが設けられ、シンク取り付け位置に開口部11aが設けられた平板状の天板11と、この天板11の開口部11aを塞ぐようにその下側に取り付けられたシンク12とを備えている。
シンク12は、シンク本体12aと、シンク本体12aの上端部に外側に突出するように設けられたシンクフランジ12bとからなり、シンク本体12aの底面の中央付近には、排水用開口12cが設けられている。なお、上記シンクは、シンク本体とシンクフランジとが一体成形されたものであってもよい。
シンクの取付構造10では、シンク12が天板11の裏側に固定金具14、24を用いて取り付けられている。ここで、シンク12は、図4に示すように、平面視したシンク12のコーナー部は固定金具24を用いて天板11に固定されており、それ以外の部分(平面視したシンク12の各辺)は固定金具14を用いて固定されている。
なお、図4では、後述する樹脂充填部17、27を省略している。
まず、固定金具14により固定されたシンクと天板との接合について説明する。
図2(a)、(b)に示すように、天板11は、開口部11aが設けられ、更に裏面の開口部11aの近傍に補強用の桟13が接着などの手段で一体的に取り付けられている。
シンク12は、シンクフランジ12bが天板11の裏面の所定の位置に押し当てられ、側面視クランク形状の固定金具14により天板11に固定される。
シンクフランジ12bは、天板11の裏面との対向面に、天板11との間にシーリング剤16を充填するための充填部12b1が形成されている。即ち、シンクフランジ12bの天板11の裏面との対向面では、開口部11aの周縁部より外側の部分が、上記周縁部よりも高さが低くなっており、この高さが低くなっている部分が充填部12b1となる。
この充填部12b1と天板11との間にはシーリング剤16が充填されている。よって、シーリング剤16は開口部11a側から視認できない位置に充填されている。
シンクフランジ12bは、更に、シンク本体12a側と反対側の端部に天板11側と反対側に屈曲した折返し部12b2を備えており、この折返し部12b2と桟13との隙間にもシーリング剤16が充填されている。このような位置にもシーリング剤16を充填することにより、天板11とシンクフランジ12bとの間の止水性が更に向上し、天板11とシンクフランジ12bとの接着性も向上する。
固定金具14は、天板11(桟13)に固定された基部14aと、基部14aに連結された連結部14bと、連結部14bに連結され、シンクフランジ12bを天板11との間に挟み込んで押し付けた押圧部14cとからなる。固定金具14は、基部14a、連結部14b及び押圧部14cのそれぞれが板状体であり、側面視形状がクランク形状である。
固定金具14は、板状の押圧部14cの上面でシンクフランジ12bを天板11に押し付けつけるとともに、基部14aが固定ネジ15により天板11の桟13に固定される。
シンクの取付構造10では、固定金具14の押圧部14cが面押しにより、シンクフランジ12bを天板の裏面に押し付けている。そのため、シンク12を確実に天板に固定することができる。
また、固定金具14では、基部14aの連結部14bと反対側の先端部14a1が、天板11側に屈曲している。この場合、基部14aを桟13に接触させただけでは基部14aの上面と桟13との間に隙間が生じるが、この隙間を埋めるように固定ネジ15を締めつけることで、基部14aが桟13に強く押し当てられ、その結果、固定金具14に生じるバネ性により押圧部14aが天板11側に強く押し当てられる。そのため、シンクフランジ12bをより確実に天板11に固定することができる。
更に、固定金具14は、押圧部14cの連結部14b側と反対側の端部14c1が、平面視した際に天板11の開口部11aの壁面より開口部11aの内側に突出するように取り付けられている。
固定金具14がこのような位置に取り付けられていると、シンクの取付構造10の使用時等において、シンクフランジ12bに天板11側から荷重が掛かった際に、その荷重を固定金具14で確実に受け止めることができる。そのため、天板11側から掛かる荷重によりシンク12(シンクフランジ12b)と天板11との間に隙間が生じたり、シンク12が天板11から外れたりすることを確実に回避することができる。また、シンク12と天板11との間に隙間が生じないため、両者の間の止水性がより向上することとなる。
シンクの取付構造10では、シンクフランジ12bの裏面側に硬化性樹脂組成物の硬化物からなる樹脂充填部17が形成されている。このような樹脂充填部を形成することにより、天板11とシンクフランジ12bとの接合部分の強度をさらに向上させることができる。
ここで、固定金具14には、図2(b)に示したように、複数の貫通孔14dが形成されている。このうち、基部14aに形成された貫通孔14dは、固定ネジ15を取り付けるためのネジ穴として機能する。一方、連結部14b及び押圧部14cに形成された貫通孔14dは、その内部に硬化性樹脂組成物の硬化物が充填される貫通孔として機能する。このように、固定金具14に形成された貫通孔14d内にも硬化性樹脂組成物の硬化物が充填されることにより、樹脂充填部17による補強効果がより向上する。
次に、固定金具24により固定されたシンクと天板との接合について説明する。
図3(a)、(b)に示すように、シンク12のコーナー部においても、シンク12のシンクフランジ12bには、天板11の裏面との対向面にシーリング剤16を充填するための充填部12b1が形成されており、充填部12b1と天板11との間にはシーリング剤16が充填されている。この場合にも、シーリング剤16は開口部11a側から視認できない位置に充填されている。
一方、シンク12のコーナー部においては、シンクフランジ12bのシンク本体12a側と反対側の端部に折返し部が形成されておらず、また、天板11の裏面のシーリング剤16より桟13側の部分には発泡ウレタンシート28が貼り付けられており、これらの点で、図2(a)(b)に示した態様と異なる。
固定金具24は、天板11(桟13)に固定された基部24aと、基部24aに連結された連結部24bと、連結部24bに連結され、シンクフランジ12bを天板11との間に挟み込んで押し付けた押圧部24cとからなる。固定金具24は、基部24a、連結部24b及び押圧部24cのそれぞれが板状体であり、側面視形状がクランク形状である。
一方、図3(b)に示すように、固定金具の押圧部24cは、平面視形状が略直角三角形状であり、直角を成す2辺のそれぞれに連結部24bを介して基部24aが連結されている。従って、固定金具24では、1つの押圧部24cと2つの連結部24b及び基部24aとが一体化されている。
このような固定金具24もまた、板状の押圧部24cの上面でシンクフランジ12bを天板11に押し付けつけるとともに、基部24aが固定ネジ25により天板11の桟13に固定されており、板状の押圧部24cによる面押しで、シンクフランジ12bが天板11の裏面に押し付けられているため、シンクフランジ12bが確実に天板に固定される。
また、固定金具24では、基部24aの形状は全体に平坦な板状であるが、基部24aの連結部24bと反対側の先端部は、固定金具14と同様、天板11側に屈曲していてもよい。
固定金具24は、固定金具14と同様、押圧部24cの連結部24b側と反対側の端部24c1が、平面視した際に天板11の開口部11aの壁面より開口部11aの内側に突出するように取り付けられている。固定金具24がこのような位置に取り付けられていることにより、シンクの取付構造10の使用時等にシンクフランジ12bに天板11側から掛かる荷重を固定金具24で確実に受け止めることができ、天板11側から掛かる荷重によりシンク12(シンクフランジ12b)と天板11との間に隙間が生じたり、シンク12が天板11から外れたりすることを確実に回避することができる。また、シンク12と天板11との間に隙間が生じないため、両者の間の止水性がより向上することとなる。
また、シンクのコーナー部におけるシンクフランジ12bと天板11との接合でも、固定金具24に複数の貫通孔24dが形成されており、連結部24b及び押圧部24cに形成された貫通孔24d内を含むシンクフランジ12bの裏面側に、硬化性樹脂組成物の硬化物からなる樹脂充填部27が形成されている点は、図2(a)(b)に示した態様と同様である。
次に、シンク12を天板11に取り付ける手順について説明する。
(1)まず、人造大理石や人工大理石などの樹脂組成物、天然石等からなる天板に、シンク12を取り付けるための開口部11aを形成するとともに、天板11の裏面の開口部11aの近傍に木製や樹脂製等の桟13を接着剤等により取り付けて固定する。
(2)上記(1)の工程とは別に、シンク本体12aと、シンク本体12aの上端部に外側に突出するように設けられたシンクフランジ12bとからなるシンク12を作製する。
このとき、図2、3に示したシンク12では、SUS等からなるシンク本体とシンクフランジとを別々に作製した後、両者を一体化しているが、上記シンクは、一枚のSUS板にプレス加工等を施すことによる一体成形で作製してもよい。
(3)次に、天板11の裏面の所定の位置、又は、シンクフランジ12bの充填部12b1に、未硬化のシーリング剤を塗布した後、シンクフランジ12bを天板11の裏面に押し当て、その状態を維持したまま固定金具14、24を用いてシンク12(シンクフランジ12b)を天板11に固定する。
このとき、シンクフランジ12bを天板11の裏面に押し当てる前に、天板11の裏面の開口部11aの周縁部にシール性を有するシリコーンゴム等からなるテープを貼り付けてもよい。この場合、シンクフランジを固定金具で固定する際の位置ずれを防止したり、シンクフランジを天板に押し当てた際に、未硬化のシーリング剤が天板とシンクフランジとの間から開口部側に流れ出たりすることなどを防止することができる。そのため、上記テープを貼り付けておくことにより、作業性が向上する。
なお、本工程では、天板11の裏面の固定金具24を固定する部分には、発泡ウレタンシートを貼り付けておく。
(4)次に、未硬化のシーリング剤を硬化させる。その後、シンクフランジの裏面側にウレタン樹脂やエポキシ樹脂等を含む硬化性樹脂組成物を流し込み、更に、上記硬化性樹脂組成物を硬化させることで、硬化性樹脂組成物の硬化物からなる樹脂充填部を形成し、シンクの取付構造を完成する。
図1〜4に示したシンクの取付構造10は、本発明に係るシンクの取付構造の実施形態の一例であり、必ずしもこのような構造である必要は無く、シンクフランジに設けられた充填部と天板との間にシーリング剤が充填されており、上記充填部に充填されたシーリング剤が天板の開口部側から視認できない位置に充填されていれば、その他の構成は適宜変更可能である。
具体的には、例えば、シンクのコーナー部においても、シンクフランジがシンク本体側と反対側の端部に折返し部を備えていてもよい。
また、例えば、樹脂充填部の形成が省略されていてもよい。
さらには、例えば、平面視したシンクの各辺、コーナー部を問わず、全体が固定金具14により固定されていてもよい。
その他、図1〜4に示したシンクの取付構造では、シンクとして、断面クランク形状のシンクフランジを備えたシンクを用いているため、シンクの内壁面には段差が設けられることとなる。このようなシンクでは、段差部分にシンク用プレ―トを架け渡すことができ、使用時の利便性に優れる。しかしながら、本発明のシンクの取付構造が備えるシンクは必ずしも内壁面に段差を備えたものでなくてもよい。
(付記)
ここまで説明したシンクの取付構造は、シンクフランジに形成された充填部を必須要件とする発明である。
これとは別に、平面視した際に固定金具の押圧部の端部が天板の開口部の璧面より開口部側の突出するように固定金具が取り付けられていることを必須要件とするシンクの取付構造は、優れた効果を奏する別の発明として把握することができる。
このような発明を独立請求項の形式で記載すると、以下の通りである。
即ち、「シンク取り付け位置に開口部が設けられた天板と、シンク本体及び前記シンク本体の上端部に外側に突出するように設けられたシンクフランジからなるシンクとを備え、前記シンクフランジで固定金具を用いて前記天板の裏面に固定されることにより、前記シンクが前記天板に接合されたシンクの取付構造であって、
前記固定金具は、前記天板に固定された基部と、前記基部に連結された連結部と、前記連結部に連結され、前記シンクフランジを前記天板との間に挟み込んで押し付けた押圧部とからなり、
前記押圧部は、上面で前記シンクフランジを前記天板に押し付けた板状体であり、かつ、前記連結部側と反対側の端部が、平面視した際に前記天板の開口部の璧面より開口部側の突出している、ことを特徴とするシンクの取付構造。」となる。
このようなシンクの取付構造であれば、シンクの取付構造の使用時等において、シンクフランジに天板側から荷重が掛かった際に、その荷重を固定金具で確実に受け止めることができる。そのため、このようなシンクの取付構造では、天板側から掛かる荷重によりシンク(シンクフランジ)と天板との間に隙間が生じたり、シンクが天板から外れたりすることを確実に回避する、との優れた効果を享受することができる。また、シンクと天板との間に隙間が生じないことにより、両者の間の止水性が向上するとの優れた効果も享受することができる。なお、このような効果を享受するための観点では、シンクと天板との間の止水性を担保するためのシーリングの形成位置は特に限定されない。
10 シンクの取付構造
11 天板
11a 開口部
11b 水返し部
12 シンク
12a シンク本体
12b シンクフランジ
12b1 充填部
12b2 折返し部
12c 排水用開口
13 桟
14、24 固定金具
14a、24a 基部
14b、24b 連結部
14c、24c 押圧部
14d、24d 貫通孔
15、25 固定ネジ
16 シーリング剤
17、27 樹脂充填部
100 シンク取付構造
101 カウンター
102 シンク
105 逃げ溝
107 アングル材
108 ビス
109 スペーサ
111 封止材

Claims (7)

  1. シンク取り付け位置に開口部が設けられた天板と、シンク本体及び前記シンク本体の上端部に外側に突出するように設けられたシンクフランジからなるシンクとを備え、前記シンクフランジが固定金具を用いて前記天板の裏面に固定されることにより、前記シンクが前記天板に接合されたシンクの取付構造であって、
    前記シンクフランジの前記天板の裏面との対向面には、前記天板の裏面との間にシーリング剤を充填するための充填部が形成され、前記充填部と前記天板との間にはシーリング剤が充填され、かつ、前記充填部は、前記シーリング剤が前記開口部側から視認できない位置に形成されている、ことを特徴とするシンクの取付構造。
  2. 前記固定金具は、前記天板に固定された基部と、前記基部に連結された連結部と、前記連結部に連結され、前記シンクフランジを前記天板との間に挟み込んで押し付けた押圧部とからなり、
    前記押圧部は、上面で前記シンクフランジを前記天板に押し付けた板状体である、請求項1に記載のシンクの取付構造。
  3. 前記天板の裏面の前記開口部の近傍に、前記固定金具を固定するための桟が配設されており、
    前記シンクフランジは、前記シンク本体側と反対側の端部に前記天板側と反対側に屈曲した折返し部を備えており、
    前記桟と前記折返し部との間にも前記シーリング剤が充填されている請求項1又は2に記載のシンクの取付構造。
  4. 前記固定金具は、前記押圧部の前記連結部側と反対側の端部が、平面視した際に、前記天板の開口部の璧面より開口部側の突出するように取り付けられている請求項2又は3に記載のシンクの取付構造。
  5. 前記固定金具において、前記基部の前記連結部側と反対側の先端部が、前記天板側に屈曲している請求項2〜4のいずれかに記載のシンクの取付構造。
  6. 前記固定金具には貫通孔が形成され、かつ、前記シンクフランジの裏面側に樹脂充填部が形成されており、
    前記貫通孔内にも硬化性樹脂組成物の硬化物が充填されている請求項1〜5のいずれかに記載のシンクの取付構造。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のシンクの取付構造を備えたことを特徴とする流し台。
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