JP2016016916A - エレベータの群管理制御装置及びエレベータの群管理制御方法 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置及びエレベータの群管理制御方法 Download PDF

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【課題】指定されたエレベータの保守運転を行う際に、エレベータの利用状態を優先して群管理制御されたエレベータ群を管理する。【解決手段】エレベータの群管理制御装置は、複数のエレベータ号機単体の建物内の乗降やドアの開閉を制御する号機制御システムと、複数の号機制御システムと連動し、複数の号機の運行管理を行う運行管理制御部と、を備え、前記運行管理制御部は、複数のエレベータの任意の号機に対して保守運転切替指令を送信し、前記保守運転切替指令の対象となる号機に、保守運転切替を制限する制限事項が解消されているかを判定し、前記制限事項が解消されている場合に、前記任意の号機に保守運転指令を与える。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの群管理制御装置及びエレベータの群管理制御方法に関し、エレベータの乗場にて行先階登録を行うエレベータの群管理制御装置及びエレベータの群管理制御方法に適用して好適なるものである。
従来から、複数台のエレベータを効率よく運用する群管理制御が行われている。エレベータの群管理制御では、例えば、利用者のかご呼びに対して複数台のエレベータから最適なエレベータを選択したり、複数台のエレベータから保守等を行うエレベータを切り離して運用したりすることが行われている。
特許文献1には、群管理制御された複数のエレベータから特定のエレベータを独立して運転させるために、独立運転スイッチが操作され、操作された操作手段に対応したエレベータに決定手段により行先呼びが割り当てられていた場合に、当該エレベータを決定手段の制御から独立させる前に当該行先呼びに応答させることが開示されている。
また、特許文献2には、保守運転選択信号を受信したことを条件に、新たな乗場呼びの登録を禁止すると共に、登録された乗場呼びおよびかご呼びに運転制御手段が順次応答して全ての乗場呼びおよびかご呼びの登録を解除した後に、運転制御手段の運転モードを保守運転モードに切り替えるようにすることが開示されている。
一般的なエレベータの群管理制御では、かご内に設けられた保守スイッチによって切り替えを行った際に、既登録呼びおよび仮登録呼びを解除する。このため、特許文献1および特許文献2に記載されたように保守運転時の切り替え時に利用者の利便性を損なわないよう、保守運転切り替え時には新規呼びを受付禁止とし、既登録呼びに応答しつつ、すべての呼びに対するサービスを完了した後、運転の切り替えを行うようにしている。
特開2013−18585号公報 特開2009−137684号公報
ところで近年、乗場から行先階登録が可能な乗場行先階入力部を用いた群管理システムが存在する上記したように特許文献1、2では、共に、既登録呼びに応答しつつ全ての呼びに対するサービス完了する際に、新規呼びの受付を禁止している。例えば、乗場からの行先呼びが既登録の状態で、保守運転に切り替えられた後、同一階への行先呼びが作成される場合がある。この場合、保守運転に切り替えられたエレベータは新規呼びの受付を禁止しているため、当該エレベータに代えて他のエレベータが停止する。すなわち、エレベータの保守運転後に、同一の行先階に対して複数台のエレベータが停止する場合があり、エレベータの運行効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、指定されたエレベータの保守運転を行う際に、エレベータの利用状態を優先して群管理制御されたエレベータ群を管理することが可能なエレベータの群管理制御装置及びエレベータの群管理制御方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、複数のエレベータ号機単体の建物内の乗降やドアの開閉を制御する号機制御システムと、複数の号機制御システムと連動し、複数の号機の運行管理を行う運行管理制御部と、を備え、前記運行管理制御部は、複数のエレベータの任意の号機に対して保守運転切替指令を送信し、前記保守運転切替指令の対象となる号機に、保守運転切替を制限する制限事項が解消されているかを判定し、前記制限事項が解消されている場合に、前記任意の号機に保守運転指令を与えることを特徴とする、エレベータの群管理制御装置が提供される。
かかる構成によれば、群管理制御されたエレベータの保守運転を行う際に、エレベータの利用状態を優先して、乗場に設置された呼び登録を行うための乗場行先階入力部で指定されたエレベータの保守運転を行う。これにより、乗場行先階入力部から保守運転を行う号機の指定が可能となり、更に保守運転指令を優先するのではなく、エレベータ装置の利用状態を優先して利用者の利便性を向上させることができる。
本発明によれば、乗場に設置された呼び登録を行うための乗場行先階入力部から指定されたエレベータの保守運転を行う際に、エレベータの利用状態を優先して群管理制御されたエレベータ群を管理し、利用者の利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るエレベータの群管理制御システムのブロック図である。 同実施形態にかかる保守機能制限処理部の具体的な構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる保守機能制御処理の詳細を示すフローチャートである。 同実施形態にかかる保守機能制御処理の詳細を示すフローチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)群管理制御システムの構成
図1は、本実施の形態にかかるエレベータの群管理制御システムのブロック図である。
図1に示すように、エレベータの乗場に設けられた乗場行先階入力部1は、乗場からの操作で行き先階を登録する行先階入力部2と、保守運転を行うために、保守対象の号機を指定する保守運転指令入力部3と、これらの入力を行った結果を操作者に通知する報知部4などを有して構成されている。
行先階入力部2は、例えばテンキー装置や、行き先釦、カードリーダによって構成され、乗り場から利用者が目的の階床をエレベータに登録するための入力部である。
保守運転指令入力部3は、上記した行先階入力部2の入力部を利用し、行先階入力部2のテンキー装置や、行き先釦を用いた暗号操作や、カードリーダによって保守運転用のカードを読み込むことにより、保守運転指令を入力するための入力部である。
例えば、暗号操作により保守運転指令を入力する場合には、テンキーにより通常の利用者の利用と別の入力動作をすることによって、保守運転指令を出力したりする。これにより、保守運転指令用に新たに独立釦等を設置することなく、1つの入力部で通常利用と保守時の利用とを切り分けることが可能となる。実際には、例えば、保守運転指令を入力する場合には、2秒以内に「0」釦を3回押したのち、4桁のパスワードを入力するなどといった入力方式が挙げられる。
その他、個人が所有する携帯端末に、保守員のみが取得可能なアプリケーションをインストールし、当該アプリケーションによって保守運転指令を入力する構成としてもよい。
また、乗場行先階入力部1は、入出力制御システム5および切替手段6を介して群管理制御システム7に接続されている。通常、切替手段6は、入出力制御システム5と群管理制御システム7とを接続しているが、何等かの障害などが発生した場合には、接続を切り替えて、入出力制御システム5と各号機制御システム8A〜8Nとを接続可能としている。
上記より、乗場行先階入力部1より入力された行き先階情報は、入出力制御システム5を介して、群管理制御システム7に対して送信される。乗場行先階入力部1は、行き先階情報のほかに、乗場行先階入力部1の設置階情報、及び、乗場行先階入力部1に車椅子釦、専用運転釦等が設置されていた場合には特殊呼び情報を送信する。これにより、群管理制御システム7は、最適な号機選択を行うための情報を取得することができる。
群管理制御されている各エレベータ号機は、それぞれの号機制御システム8A〜8Nによって制御される巻上機9A〜9Nを介して、乗りかご10A〜10Nの昇降などを制御している。
群管理制御システム7内の学習系11は、蓄積した情報をもとに、日々の運行状態から現在の交通状況を認識することができる。群管理制御システム7内の学習系11では、乗りかご位置や乗降人数等の乗りかごの利用情報や行先階情報に基づいて交通状況を学習し、その時点でどのような運転プログラムが適しているかを判断している。このため、ビル内の人の流れを示す階床別乗降人数をオンラインの入力情報から、ビル内の代表的な交通状況を示す特徴モードのいずれに属するかを識別することができる。
ここで、特徴モードとは、下りと上りの交通情報により、ある個数分の区分けした交通状況の状況を示すものである。通常、オフィスビルの場合、上り下りともに乗降人数が少ない交通状況は閑散、上りの乗降人数が多い交通状況はアップピーク、下りの乗降人数が多い交通状況はダウンピークと呼ばれる。また、特徴モードはビルの性質によって異なる特徴を有し、収集した交通状況から新規の特徴が抽出されることがある。学習系11は、新規の特徴を抽出した場合に、このビル固有の特徴モードとして生成、登録する。また、学習系11は、その他の特徴モードの変化の傾向を学習している。
知能系12は、ビル内の代表的な交通状況を示す特徴モードとは別に、このビル固有の新たな特徴モードを生成して、生成した特徴モードを用いて各エレベータ号機を制御する。
また、運行管理制御部13は、行先階登録処理部14、保守運転認識処理部15、保守機能制限処理部16及び保守運転指令処理部17を有する。
行先階登録処理部14は、乗場行先階入力部1から入力された行先階情報、設置階情報及び特殊呼び情報から、群管理制御システム7に運行管理されている号機の運行情報を基に、時々刻々と変動する交通流に応じて、運行効率を考慮した最適な号機を選択するための呼び登録に関した処理を行う。ここで、群管理制御システム7に運行管理されている号機の運行情報とは、昇降機内の位置情報や、昇降機の移動方向情報や、かご内の人数の情報などである。
保守運転認識処理部15は、乗場行先階入力部1から保守運転を行う号機を指定する保守運転指令入力部3からの信号を受けて、適正な保守運転が行えるかを判定する。保守機能制限処理部16は、保守運転指令を対象の号機に与えるときの制限事項を予め格納しており、保守運転を行う際に、これらの制限事項が解消しているかを判定する。保守運転指令処理部17は、保守機能制限処理部16での制限事項を解消している場合に、保守運転指令を当該号機に与える。上記制限事項の詳細については後述する。
(2)群管理制御システムの機能構成
図2は、上記した保守機能制限処理部16の具体的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、保守機能制限処理部16は、時間帯判定部18、サービス終了判定部19、保守割当てモード処理部20及び保守不可通知部21を有する。
時間帯判定部18は、制限事項としての時間帯に制限がないことを判定する。具体的に、時間帯判定部は、出勤時間帯や混雑時間帯ではなく、交通流が平常状態または閑散状態であるかを判定する。サービス終了判定部19は、制限事項としての保守運転の対象となる号機における既登録呼びに対するサービスが終了しているかを判定する。
保守割当てモード処理部20は、サービス終了判定部19によりサービスが終了していないと判定された場合に、保守割当てモード処理を実行する。具体的に、保守割当てモード処理とは、サービスが終了していない場合に、効率的にサービスを終える機会を与えてから保守運転を行うことが可能かを再考する処理である。
保守割当てモード処理を実行することにより、サービス終了判定部10によりサービスが終了していないと判定された場合に、保守運転指令を一時的に保留することができる。すなわち、保守運転指令を与えられない場合に、直ちに保守運転をすることができないと判断するのではなく、終了していないサービスを処理してから再度保守運転ができるかを判定することを可能としている。
保守不可通知部21は、時間帯判定部18により保守運転を行うことができない時間帯の場合や、サービス終了判定部19によりサービスが終了していないと判定された場合や、保守割当てモード処理部20により保守運転をすることができないと判定された場合に、即時に保守運転が不可であること、あるいは既登録に対してサービス後、保守切替となる旨を保守運転指令を入力した利用者(保守員等)に対して通知する。
(3)群管理制御処理の詳細
次に、図3及び図4を参照して、保守機能制限処理部16における保守機能制御処理の詳細について説明する。以下に説明する保守機能制御処理は、エレベータの群管理制御処理において、保守運転指令入力があった場合に実行される処理である。エレベータの群管理制御処理は従来の処理と同様のため、詳細な説明は省略する。
図3に示すように、まず、保守機能制限処理部16は、保守員によって保守運転指令入力があったかを判定する(S1)。保守機能制限処理部16は、保守運転認識処理部15からの保守運転指令を監視しており、保守員によって保守運転指令入力があった場合に、保守運転認識処理部15から保守運転指令を出力する。保守運転指令入力は、前述にも示したとおり、乗場行先階入力部1の行先階入力部2の暗号操作(2秒以内にテンキーの「0」釦を3回押したのち、4桁のパスワードを入力する)や、保守運転指令用のIDカード情報を読取ることで、出力される。
そして、ステップS1において、保守運転指令が入力されたと判定された場合には、保守機能制限処理部16の時間帯判定部18は、制限事項を解消しているかを判定する(S2)。ここで、制限事項とは、例えば、保守運転指令が入力された時間帯が出退勤時間帯または混雑時間帯である場合を意味する。時間帯判定部18は、保守運転指令が入力された時間帯が、出退勤時間帯または混雑時間帯である場合には制限事項を解消していないと判定し、保守運転指令が入力された時間帯が平常状態または閑散状態の場合には、制限事項を解消していると判定する。
ステップS2において、保守運転指令が入力された時間帯が制限事項に該当すると判定された場合、すなわち、出退勤時間帯や混雑時間帯であり、交通流が平常状態または閑散状態ではない場合には、保守運転の登録ができないため、保守機能制限処理部16の保守不可通知部21は、保守付加通知を乗場行先階入力部1の報知部4に出力する(S6)。
保守員は、通常、ビル内に設置されたエレベータの使用形態を予測または調査して、制限事項としての時間帯外に保守運転をすべく当該ビルに赴く。しかし、ビルの交通流等が予測通りではなかった場合には、上記ステップS2で保守運転の登録をしないようにしている。このため、エレベータ号機の保守運転が最優先されるのではなく、そのビル内におけるエレベータ装置の利用形態が優先されることとなり、保守運転によって利用者の利便性を損なうことを防ぐことができる。
一方、ステップS2において、制限事項を解消している平常状態または閑散状態であると判定された場合には、サービス終了判定部19は、当該号機の既登録呼びは全てサービスされているかを判定する(S3)。
ステップS3において、既登録呼びのサービスが全て終了していると判定された場合には、保守運転指令処理部17を介して当該号機に保守運転指令を与える(S4)。保守運転指令を入力された階床まで移動し、当該階床に到着した際に保守運転へと切り替わる。また、その際に乗場行先階入力部1の報知部4によって「**号機は保守運転に切替わりました。」といった切替案内の報知を行う。また、その他の通知方法としては、上記案内を音声で出力したり、かご内設置のディスプレイに上記案内を表示したり、乗場に設置されているランタンを到着案内とは別の点滅方法(上方向の予約灯、下方向の予約灯の同時点滅等)によって通知したりする方法などがある。
一方、ステップS3において、既登録呼びに対してまだ全てのサービスが終了していないと判定された場合には、群管理制御システム7内にて、当該号機の保守割当てモード処理を保守割当てモード処理部20に移行する(S5)。
次に図4を参照して、ステップS5で行われる保守割当てモード処理部20による保守割当てモード処理の詳細について説明する。
保守機能制限処理部16の保守割当てモード処理部20は、保守割当てモードへ移行中の号機が存在するかを判定する(S6)。ステップS6において保守割当てモードへ移行中の号機が存在しない場合には、保守割当てモード処理部20は、当該処理を終了する。
一方、ステップS6において、保守割当てモードへ移行中の号機が存在する場合には、保守割当てモード処理部20は、利用者による乗りかごの新規呼びが入力されているかを判定する(S7)。ステップS7において、新規呼びが入力されていないと判定された場合には、継続して、当該号機を保守割当てモードとして、後述するステップS11の処理を実行する。
一方、ステップS7において、新規呼びが入力されていると判定された場合には、保守割当てモード処理部20は、当該号機の予測乗り人数が満員かを判定する(S8)。
一方、ステップS8において、当該号機の予測乗り人数が満員ではないと判定された場合には、新規呼びの出発階、目的階及び方向性は、保守割当てモードとなっている号機の既登録呼びの停止階及び方向性と一致するかを判定する(S9)。
ステップS9において、一致すると判定された場合には、保守割当てモード処理部20は、新規呼びを当該号機に割り当てる(S10)。
一方、ステップS8において、当該号機の予測乗り人数が満員であると判定された場合に、及びステップS9において一致しないと判定された場合には、保守割当てモード処理部20は、当該新規呼びに対して、当該号機を割当てから除外する(S13)。
このように、保守割当てモード処理部20によって、既登録呼びのサービスがすべて終了しておらず、保守割当てモードに移行された号機は、まだ残されている既登録呼びに対して効率的なサービスを行って、既登録呼びを全て終了させる。しかし、全てのサービスを完了できない状況の場合には、保守割当てモード中に当該号機をかご呼びの割当てから除外して、新規呼びが当該号機に割り当てられないようにする。
そして、保守機能制限処理部16は、当該号機に対する既登録呼びが全てサービスされているかを判定する(S11)。ステップS11において、全てのサービスが完了していると判定された場合には、保守割当てモード処理部20は、保守運転指令処理部17を介して、当該号機に保守運転指令を与える。
一方、ステップS11において、全てのサービスが完了していないと判定された場合には、保守割当てモード処理部20は、継続して、当該号機を保守割当てモードとする。
そして、ステップS11において、保守運転指令を受けた当該号機は、保守運転指令を入力された階床まで移動し、当該階床に到着した際に保守運転へと切り替わる。また、その際に乗場行先階入力部1の報知部4によって「**号機は保守運転に切替わりました。」といった切替案内の報知を行う。また、その他の通知方法としては、上記案内を音声で出力したり、かご内設置のディスプレイに上記案内を表示したり、乗場に設置されているランタンを到着案内とは別の点滅方法(上方向の予約灯、下方向の予約灯の同時点滅等)によって通知したりする方法などがある。
(4)本実施の形態の効果
上記したように、本実施の形態によれば、かご内に保守スイッチを設けることなく、乗場に設置された呼び登録を行うための乗場行先階入力部1から保守運転を行う号機の指定が可能となる。また、保守機能制限処理部16による保守機能制御処理により、保守運転指令を優先するのではなく、エレベータ装置の利用状態を優先することができるので、利用者の利便性を向上させることができる。
また、保守機能制限処理部16による制限事項として、時間帯、既登録呼びを考慮すれば、エレベータ装置の利用者の利便性をさらに優先させてエレベータ装置を運行させることができる。また、保守割当てモード処理部20による保守割当てモード処理により、既登録呼びがある場合には、直ちに保守運転指令を与えられないとするのではなく、保守運転指令を保留状態として、効率的にサービスを終える機会を与えて、保守運転可能かを再考することができる。これにより、ある程度の融通を利かせながら保守運転を行うことが可能となる。
(5)他の実施の形態
また、本実施の形態においては、保守割当てモード処理部20は、上記ステップS9において、新規呼びの出発階及び目的階と、保守運転を行う号機の停止階床及び方向性によって判断し、当該号機の停止階床の増加を防ぐための割当て可否を判断したが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、上記ステップS9において、当該号機の現在階から最終目的階までの間の呼び登録を許可する方式や、保守運転を入力されてから一定期間の予備登録を許可する方式でもよい。
また、本実施の形態では、新規呼びの方向性と保守運転を行う号機の最終かご呼びの方向性が一致している場合に新規のかご呼びの登録を許可しているが、かかる例に限定されない。例えば、保守運転を行う号機の最終かご呼びと新規の乗り場呼びの方向性が異なっていても、両者の停止階が一致している場合には、新規のかご呼び登録を許可するようにしてもよい。
尚、上記した実施の形態では、保守機能制限処理部16によって上記説明した制限条件を加えたが、この制限条件に限定するものではない。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
1 乗場行先階入力部
2 行先階入力部
3 保守運転指令入力部
4 報知部
5 入出力制御システム
6 切替手段
7 群管理制御システム
8 号機制御システム
9 巻上機
10 乗りかご
11 学習系
12 知能系
13 運行管理制御部
14 行先階登録処理部
15 保守運転認識処理部
16 保守機能制限処理部
17 保守運転指令処理部
18 時間帯判定部
19 サービス終了判定部
20 保守割当てモード処理部
21 保守不可通知部

Claims (10)

  1. 複数のエレベータ号機単体の建物内の乗降やドアの開閉を制御する号機制御システムと、
    複数の号機制御システムと連動し、複数の号機の運行管理を行う運行管理制御部と、
    を備え、
    前記運行管理制御部は、
    複数のエレベータの任意の号機に対して保守運転切替指令を送信し、
    前記保守運転切替指令の対象となる号機に、保守運転切替を制限する制限事項が解消されているかを判定し、
    前記制限事項が解消されている場合に、前記任意の号機に保守運転指令を与える
    ことを特徴とする、エレベータの群管理制御装置。
  2. 前記運行管理制御部は、
    前記保守運転切替指令の対象となる号機に対して既に登録された呼びに対するサービスが終了している場合に、前記制限事項が解消されていると判定する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータの群管理制御装置。
  3. 前記運行管理制御部は、
    前記保守運転切替指令の対象となる号機に対して既に登録された呼びに対するサービスが終了していない場合に、前記保守運転切替指令を保留状態として、
    前記保留状態時に、該号機に対して、事前に決定された条件下の呼び登録のみ許可した後に、該号機に前記保守運転切替指令を与える
    ことを特徴とする、請求項2に記載のエレベータの群管理制御装置。
  4. 前記運行管理制御部は、
    前記保留状態時に、前記保守運転切替指令後の前記号機に対する新規呼びに対するサービスが、既に登録された呼びに対するサービスに対応する場合に、前記新規呼びに対するサービスを許可する
    ことを特徴とする、請求項3に記載のエレベータの群管理制御装置。
  5. 乗場に設けた乗場行先階入力部と、
    前記乗場行先階入力部から入力された信号や、出力信号の装置間の入出力管理を行う入出力制御部と、
    前記乗場行先階入力部から行き先階を入力したときに行先階の登録処理を行う行先階登録処理部と、
    日々の建物の交通状況を学習し、現時刻の交通状況モードを判定する学習部と、
    を備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータの群管理制御装置。
  6. 前記運行管理制御部は、
    前記保守運転切替指令の対象となる前記任意の号機を前記保守運転切替指令により指定された階床まで移動し、該号機が保守運転に切り替わった旨を報知する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータの群管理制御装置。
  7. 前記運行管理制御部は、
    前記乗場行先階入力部から入力された特殊操作に応じて、任意の号機に前記保守運転切替指令を与える
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータの群管理制御装置。
  8. 前記運行管理制御部は、
    現在の時間帯が、保守運転切替を禁止する時間帯外である場合に、前記制限事項が解消されていると判定する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータの群管理制御装置。
  9. 前記運行管理制御部は、
    現在の交通状況が混雑状況でない場合に、前記制限事項が解消されていると判定する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータの群管理制御装置。
  10. 乗場に設けた乗場行先階入力部と、
    前記乗場行先階入力部から入力された信号や、出力信号の装置間の入出力管理を行う入出力制御部と、
    前記乗場行先階入力部から行き先階を入力したときに行先階の登録処理を行う行先階登録処理部と、
    複数のエレベータ号機単体の建物内の乗降やドアの開閉を制御する号機制御システムと、
    複数の号機制御システムと連動し、複数の号機の運行管理を行う運行管理制御部と、
    日々の建物の交通状況を学習し、現時刻の交通状況モードを判定する学習部と、
    を備え、
    前記運行管理制御部が、複数のエレベータの任意の号機に対して保守運転切替指令を送信するステップと、
    前記保守運転切替指令の対象となる号機に、保守運転切替を制限する制限事項が解消されているかを判定するステップと、
    前記制限事項が解消されている場合に、前記任意の号機に保守運転指令を与えるステップと、
    を含むことを特徴とする、エレベータの群管理制御方法。
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