JP2016016299A - コイル体、およびコイル体を備える医療器具 - Google Patents

コイル体、およびコイル体を備える医療器具 Download PDF

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Abstract

【課題】表面を樹脂で覆うことなく、送液時の液漏れを防止可能なコイル体、およびコイル体を備える医療器具の提供を目的とする。【解決手段】平線で形成された第1コイル層10と第2コイル層20とを備え、第1コイル層10の平線の巻き方向と第2コイル層20の平線の巻き方向とを同一方向とし、第1コイル層10の平線間の隙間10gと第2コイル層20の平線間の隙間20gとを、コイル層の軸方向に対して異なる位置に配置する。こうすることで、第1コイル層10の平線間の隙間10gを第2コイル層20の平線でシールすることができると共に、第2コイル層20の平線間の隙間20gを第1コイル層10の平線でシールすることができるので、コイル体1を樹脂でシールすることなく、送液時に液漏れが生じ難いコイル体1を実現することが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、コイル体、およびコイル体を備える医療器具に関する。
従来より、複数のコイル層を積層することによって形成した、多層構造のコイル体が知られている。このコイル体は、回転伝達性やトルク力に優れる一方、素線間に隙間が空いているので、液漏れの懸念から、送液チューブとしては使用することが困難である。そこで、多層構造のコイル体の外周面を樹脂の被膜で覆うことにより、液漏れを防止した送液チューブが提案されている(特許文献1および特許文献2)。
米国特許第5456665号明細書 米国特許第5484425号明細書
しかしながら、上述した従来技術では、コイル体の表面を樹脂で覆う手間がかかるという問題があった。また、コイル体の表面を樹脂で覆うことにより、コイル体の素線の自由な動きが阻害されて、コイル体の本来の特性(回転伝達性、トルク力)に悪影響を及ぼす虞があるという問題があった。
すなわち、表面を樹脂で覆うことなく、送液時の液漏れを防止可能なコイル体が要求されていた。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、表面を樹脂で覆うことなく、送液時の液漏れを防止可能なコイル体、およびコイル体を備える医療器具の提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のコイル体は次の構成を採用した。すなわち、平線をらせん状に巻回することによって形成された第1コイル層と、第1コイル層の外周側に設けられて、平線をらせん状に巻回することによって形成された第2コイル層とを備え、第1コイル層の平線の巻き方向と第2コイル層の平線の巻き方向とは同一の方向であり、第1コイル層の隣接する平線間の隙間と第2コイル層の隣接する平線間の隙間とが、コイル層の軸方向に対して異なる位置に配置されていることを特徴とする。
このような本発明のコイル体においては、第1コイル層と第2コイル層の平線の巻き方向とが同一の方向であり、且つ、第1コイル層の隣接する平線間の隙間と第2コイル層の隣接する平線間の隙間とが、コイル層の軸方向に対して異なる位置に配置されているので、第1コイル層の平線間の隙間を第2コイル層の平線によってシールすることができる。その結果、コイル体を樹脂でシールすることなく(コイル体の特性である、回転伝達性およびトルク力を維持したまま)、送液時に液漏れが生じ難いコイル体を実現することが可能となる。
また、本発明のコイル体においては、第1コイル層の内周側、または第2コイル層の外周側に、平線をらせん状に巻回することによって形成した第3コイル層を設けることとし、第3コイル層の平線の巻き方向を、第1コイル層および第2コイル層の平線の巻き方向とは逆方向に設定することとしてもよい。
このような本発明のコイル体では、第1コイル層および第2コイル層とは平線の巻き方向が逆方向の第3コイル層が設けられているので、上述した本発明のコイル体の効果に加えて、コイル体のトルク力に異方性が生ずることを抑制することが可能となる。
また、上述した本発明のコイル体においては、第1コイル層または第2コイル層の平線の断面における短辺に、隣接する平線の断面における短辺に向かって凸部を形成することとしてもよい。
このような本発明のコイル体では、第1コイル層または第2コイル層の平線の断面における短辺に、隣接する平線の断面における短辺に向かって凸部が形成されているので、上述した本発明の効果に加えて、表面張力によって、隣接する平線間の隙間から液体が漏れることを防ぐことができる。その結果、コイル体からの液漏れをより確実に防止することが可能となる。
また、本発明のコイル体においては、第1コイル層または第2コイル層の平線の断面における短辺の凸部の頂点を、各コイル層の内周面と外周面との中間に配置することとしてもよい。
このような本発明のコイル体においても、第1コイル層または第2コイル層の平線の断面における短辺の凸部が設けられているので、表面張力によって、隣接する平線間の隙間から液体が漏れることを防ぐことができる。また、本発明のコイル体を構成する平線は、断面が円形の丸線を潰す(圧延する)ことによって容易に形成することができる。従って、表面張力によって隣接する平線どうしの隙間から液体が漏れることを防止可能なコイル体を、容易に製造することが可能となる。
また、本発明は、上述のコイル体を搭載した医療器具の形態として把握することもできる。すなわち、液体を送液する送液チューブを備える医療器具において、送液チューブに、本発明のコイル体を適用することとしてもよい。
このような本発明の医療器具は、回転伝達性やトルク力に優れ、且つ、液漏れが生じない本発明のコイル体を、送液チューブとして備えている。従って、こうした医療器具を用いることで、湾曲した通路(例えば、消化管や、鼻腔、咽頭、喉頭などの上気道)の先にある患部に対しても、薬液や洗浄液などの液体を確実に供給することが可能となる。
本発明の第1実施形態のコイル体の斜視図である。 本発明の第1実施形態のコイル体の詳細な構成を示した説明図である。(a)には、コイル体の軸方向の断面図が示されており、(b)には、(a)の第1コイル層を取り除いた状態でのコイル体の断面図が示されている。 本発明の第2実施形態のコイル体の詳細な構成を示した説明図である。(a)には、コイル体の軸方向の断面図が示されており、(b)には、(a)の第1コイル層を取り除いた状態でのコイル体の断面図が示されており、(c)には、(a)の第1コイル層および第2コイル層を取り除いた状態でのコイル体の断面図が示されている。 本発明の第3実施形態のコイル体の詳細な構成を示した説明図である。(a)には、コイル体の軸方向の断面図が示されている。また、(b)には、第1コイル層の平線間の隙間の拡大図が示されている。 本発明の第3実施形態のコイル体の凸部の変形例が示されている。(a)には、凸部の頂点が、各コイル層の内周側に配置された例が示されており、(b)には、凸部の頂点が、各コイル層の外周側に配置された例が示されている。 本発明の第4実施形態の医療器具の構成を示した説明図である。
A.第1実施形態 :
以下では、上述した本発明の内容を明確にするために、本発明のコイル体および医療器具の各種実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のコイル体1の斜視図である。図示されているように、本実施形態のコイル体1は、扁平な素線(平線)をらせん状に巻回することによって形成されている。より詳細には、平線をらせん状に巻回することによって形成された第1コイル層10と、第1コイル層10の外周側に設けられ、平線をらせん状に巻回することによって形成された第2コイル層20とから構成されている。
尚、本実施形態のコイル体1では、第1コイル層10、第2コイル層20ともに、一本の平線をらせん状に巻回することによって形成されているが、各々のコイル層は、複数本の平線をらせん状に巻回することによって形成してもよい(図示は省略)。
もっとも、コイル体の内腔に液体を流したとき液漏れを防ぐ観点からすれば、本実施形態のように、ある程度の幅をもった一本の平線をらせん状に巻回することによってコイル層を形成するほうが望ましい。こうしたほうが、コイル層を構成する平線間の隙間をより少なくすることができるからである。
図2は、本発明の第1実施形態のコイル体1の詳細な構成を示した説明図である。(a)には、コイル体1の軸方向の断面図が示されており、(b)には、(a)の第1コイル層10を取り除いた状態でのコイル体1の断面図が示されている。
図2(a)に示されているように、本実施形態のコイル体1の第1コイル層10は、コイル体1の先端側(図面左側)に向かって右巻きに平線が巻回されることによって形成されている。尚、このような平線の巻き方向のことを「Z巻き」と呼び、このような平線の巻き方向とは反対の巻き方向のことを「S巻き」と呼ぶ。
また、図2(b)に示されているように、本実施形態のコイル体1の第2コイル層20は、コイル体の先端側(図面左側)に向かって右巻き(Z巻き)に平線が巻回されることによって形成されている。すなわち、第2コイル層20の平線の巻き方向は、第1コイル層の平線の巻き方向と同じ方向となっている。
さらに、本実施形態のコイル体1では、第1コイル層10の平線間の隙間10gと、第2コイル層20の平線間の隙間20gとが、コイル体1の軸方向に対して異なる位置に配置されている。
このような本実施形態のコイル体1は、第1コイル層10と第2コイル層20の平線の巻き方向とが同一の方向であり、且つ、第1コイル層10の隣接する平線間の隙間10gと第2コイル層20の隣接する平線間の隙間20gとが、コイル体1の軸方向に対して異なる位置に配置されているので、第1コイル層10の平線間の隙間10gを第2コイル層20の平線によってシールすることができると共に、第2コイル層20の平線間の隙間20gを第1コイル層10の平線によってシールすることができる。その結果、コイル体1を樹脂でシールすることなく、送液時に液漏れが生じ難いコイル体1を実現することが可能となる。
仮に、コイル体1を樹脂でシールすると、樹脂でシールする手間がかかるほか、樹脂によってコイル体1の表層の素線の自由な動きが阻害されて、回転伝達性およびトルク力が損なわれる虞がある。この点で、本実施形態のコイル体1では、上述したようなコイル体を樹脂でシールすることの影響を被ることなく、液漏れが生じにくいコイル体1を実現できる点で優れている。
B.第2実施形態 :
図3は、本発明の第2実施形態のコイル体2の詳細な構成を示した説明図である。(a)には、コイル体2の軸方向の断面図が示されており、(b)には、(a)の第1コイル層10を取り除いた状態でのコイル体2の断面図が示されており、(c)には、(a)の第1コイル層10および第2コイル層20を取り除いた状態でのコイル体2の断面図が示されている。
図3(a)〜(c)に示されているように、本実施形態のコイル体2では、第1コイル層10の外周側に第2コイル層20が設けられ、さらに第2コイル層20の外周側に第3コイル層30が設けられている。第3コイル層30も、他のコイル層と同様に、平線をらせん状に巻回することによって形成されている。
尚、第3コイル層30は、第1コイル層10の内周側に設けることとしてもよい(図示は省略)。もっとも、第3コイル層30を第2コイル層20の外周側に設けたほうが、コイル体2の内腔の容積を十分に確保することができるので、より望ましい。
図3(a)に示されているように、本実施形態のコイル体2の第1コイル層10は、コイル体1の先端側(図面左側)に向かって右巻き(Z巻き)に平線が巻回されることによって形成されている。また、図3(b)に示されているように、コイル体2の第2コイル層20についても、コイル体の先端側に向かって右巻き(Z巻き)に平線が巻回されることによって形成されている。このように、第1コイル層10と第2コイル層20とは、平線の巻き方向が同じ方向となっている。
一方で、図3(c)に示されているように、本実施形態のコイル体2の第3コイル層30は、コイル体の先端側(図面左側)に向かって左巻き(S巻き)に平線が巻回されることによって形成されている。すなわち、第3コイル層30と、第1コイル層10および第2コイル層20とは、平線の巻き方向が逆方向となっている。
その他は、上述した第1実施形態のコイル体1と同様に、第1コイル層10の平線間の隙間10gと、第2コイル層20の平線間の隙間20gとが、コイル体2の軸方向に対して異なる位置に配置されている。
このような本実施形態のコイル体2においても、上述した第1実施形態のコイル体1と同様に、コイル体を樹脂でシールすることなく、多層コイル体の特性(回転伝達性、トルク力)を維持したまま、液漏れが生じにくいコイル体2を実現することができる。
また、本実施形態のコイル体2では、第1コイル層10および第2コイル層20とは平線の巻き方向が逆方向の第3コイル層30が設けられているので、コイル体2のトルク力に異方性が生ずることを抑制することが可能となる。
C.第3実施形態 :
図4は、本発明の第3実施形態のコイル体3の詳細な構成を示した説明図である。(a)には、コイル体3の軸方向の断面図が示されている。また、(b)には、第1コイル層13(および第2コイル層23)の平線間の隙間の拡大図が示されている。
第3実施形態のコイル体3は、上述した第1実施形態のコイル体1とほぼ同様の構成となっているが、以下の点が異なっている。すなわち、図4(b)に示されているように、本実施形態のコイル体3の第1コイル層13(および第2コイル層23)の素線の断面が、長方形の短辺が弧状に張り出した形状となっている。これにより、第1コイル層13(および第2コイル層23)の平線の断面における短辺の中間(各コイル層の内周面と外周面との中間)に、隣接する平線の断面における短辺に向かって凸部13c(および凸部23c)が形成されており、平線間の隙間13g(23g)が大変狭くなっている。
尚、このようなコイル体3の素線は、例えば、断面が円形の素線(いわゆる丸線)を圧延することによって形成することができる。
このような本実施形態のコイル体3においても、上述した各種実施形態のコイル体と同様に、コイル体を樹脂でシールすることなく、多層コイル体の特性(回転伝達性、トルク力)を維持したまま、液漏れが生じにくいコイル体3を実現することができる。
また、第3実施形態のコイル体3では、第1コイル層13および第2コイル層23の平線の断面における短辺に、隣接する平線の断面における短辺に向かって凸部13c(凸部23c)が形成されており、平線間の隙間13g(23g)が大変狭くなっているので、表面張力によって、隣接する平線間の隙間から液体が漏れることを防ぐことが可能となる。
図5には、本実施形態の第3実施形態のコイル体3の凸部13c(凸部23c)の変形例が示されている。(a)には、凸部14c(凸部24c)の頂点が、第1コイル層14(第2コイル層24)の内周側に配置された例が示されており、(b)には、凸部15c(凸部25c)の頂点が、第1コイル層15(第2コイル層25)の外周側に配置された例が示されている。
このような変形例においても、第1コイル層および第2コイル層の平線の断面における短辺に、隣接する平線の断面における短辺に向かって凸部が形成されており、平線間の隙間(14g、24g、15g、25g)が大変狭くなっているので、、表面張力によって、隣接する平線間の隙間から液体が漏れることを防止することができる。
もっとも、図4に示したコイル体3の場合、表面張力によって液漏れを防止可能なコイル体を、より簡単に形成することが可能である。上述したように、コイル体3の素線は、いわゆる丸線を圧延することによって容易に形成することができるからである。
D.第4実施形態 :
図6は、本発明の第4実施形態の医療器具の構成を示した説明図である。図6には本発明のコイル体を送液チューブとして備える医療器具の一例として、患部に生理食塩水などの洗浄液を供給したり、洗浄後の廃液や体液などを吸引することに用いられる医療器具100が例示されている。
本実施形態の医療器具100は、本体部70と、本体部70に取り付けられた送液チューブ50と、送液チューブ50の先端に設けられた先端口60などから構成されている。送液チューブ50の内腔は、本体部70の内部に設けられた第1内部通路71、切替弁75、第2内部通路72、および本体部の外部に設けられた第1外部通路80を介して、生理食塩水などの液体が収容されたリザーバ(図示せず)に接続されている。また、送液チューブ50の内腔は、本体部70の内部に設けられた第1内部通路71、切替弁75、第3内部通路73、および本体部の外部に設けられた第2外部通路90を介して、吸引ポンプ(図示せず)に接続されている。
このような医療器具100は、切替弁75を操作して、第1内部通路71と第2内部通路72とを接続させた状態で、図示しないリザーバを駆動することにより、先端口60から患部に液体を供給することができる。また、切替弁75を操作して、第1内部通路71と第3内部通路73とを接続させた状態で、図示しない吸引ポンプを駆動することにより、患部に供給した液体や患部に溜まった体液などを先端口60から吸引することができる。
そして、本実施形態の医療器具100の送液チューブ50には、上述した各種実施形態のコイル体が用いられる。
このような本発明の医療器具100は、回転伝達性やトルク力に優れ、且つ、液漏れが生じない本発明のコイル体を、送液チューブ50として備えている。従って、こうした医療器具を用いることで、曲がりくねった通路(例えば、消化管や、鼻腔、咽頭、喉頭などの上気道)の先にある患部に送液チューブ50の先端口60を到達させて、薬液や洗浄液などの液体を確実に供給することが可能となる。
また、本発明のコイル体は、液漏れが生じないことから明らかなように、高い気密性を有している。従って、医療器具100の吸引ポンプを駆動した時に、コイル体(送液チューブ50)の内腔の負圧を確実に維持することができる。その結果、曲がりくねった通路の先にある患部に送液チューブ50の先端口60を到達させて、液体を確実に吸引することが可能となる。
1,2,3・・・コイル体
10,13,14,15・・・第1コイル層
10g,13g,14g,15g・・・(平線間の)隙間
13c,14c,15c・・・凸部
20,23,24,25・・・第2コイル層
20g,23g,24g,25g・・・(平線間の)隙間
23c,24c,25c・・・凸部
50・・・送液チューブ
60・・・先端口
70・・・本体部
71・・・第1内部通路
72・・・第2内部通路
73・・・第3内部通路
75・・・切替弁
80・・・第1外部通路
90・・・第2外部通路
100・・・医療器具

Claims (5)

  1. 平線をらせん状に巻回することによって形成された第1コイル層と、
    前記第1コイル層の外周側に設けられて、平線をらせん状に巻回することによって形成された第2コイル層とを備え、
    前記第1コイル層の平線の巻き方向と前記第2コイル層の平線の巻き方向とは同一の方向であり、
    前記第1コイル層の隣接する平線間の隙間と前記第2コイル層の隣接する平線間の隙間とが、コイル層の軸方向に対して異なる位置に配置されていることを特徴とする
    コイル体。
  2. 請求項1に記載のコイル体であって、
    前記第1コイル層の内周側、または前記第2コイル層の外周側には、平線をらせん状に巻回することによって形成され、平線の巻き方向が、前記第1コイル層および前記第2コイル層の平線の巻き方向とは逆方向である第3コイル層が設けられていることを特徴とするコイル体。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコイル体であって、
    前記第1コイル層および前記第2コイル層の平線の断面における短辺には、隣接する平線の断面における短辺に向かって凸部が形成されていることを特徴とするコイル体。
  4. 請求項3に記載のコイル体であって、
    前記凸部の頂点は、各コイル層の内周面と外周面との中間に配置されていることを特徴とするコイル体。
  5. 液体を送液するための送液チューブを備え、
    前記送液チューブが、請求項1ないし請求項4の何れかに記載のコイル体で構成されていることを特徴とする医療器具。
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