JP2016016249A - 画像処理装置、放射線撮影装置、それらの制御方法、放射線撮影システム、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、放射線撮影装置、それらの制御方法、放射線撮影システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】放射線撮影により得られた画像データを適切に管理する。【解決手段】画像処理装置は、放射線撮影装置から送信された画像データに対して受信処理を行い、受信処理された画像データに対して表示部に表示させるための画像処理を行い、受信処理が正常に行われたか否かを判定し、画像処理が正常に行われたか否かを判定する。画像処理装置は、受信処理が正常に行われたと判定され、かつ、画像処理が正常に行われたと判定された場合に、放射線撮影装置に対して削除許可を通知する。【選択図】図2

Description

本発明は、放射線撮影により得られた画像データの管理技術に関する。
従来、放射線発生装置から照射されて被写体を透過した放射線から得た放射線画像をデジタル化し、デジタル化した放射線画像に画像処理を施すことにより鮮明な放射線画像を生成する放射線撮影装置、及び、これらの装置から構成される放射線撮影システムが製品化されている。このような放射線撮影システムでは、放射線撮影装置が生成した放射線画像のデータは、画像処理や保存のために制御コンピュータなどの画像処理装置に転送され、画像処理装置は、ディスプレイなどの表示装置に画像処理済みの画像を表示する。放射線撮影装置は、光電変換素子等で構成される画素上に蛍光体を積層し構成されている。放射線撮影装置は、放射線を蛍光体で可視光に変換し、可視光を電荷として保持し、読み出した電荷量から放射線画像を形成する。
従来の放射線撮影システムでは、放射線発生装置と放射線撮影装置の間で同期通信を行うことにより、放射線発生のタイミングと撮影のタイミングは同期化されていた。しかし近年では、放射線発生装置と放射線撮影装置の間で同期通信を行わず、放射線を検知した直後に撮影駆動を行う放射線撮影装置も開発されている。
また、特許文献1には、撮像されたX線透視画像が記憶された記録手段から、操作者の意に反してX線透視画像が消失するのを防ぐ方法として、上書き消去する前に消去するX線透視画像を表示する方法が開示されている。特許文献2には、放射線撮影装置において、放射線画像を送信後に通信不良が発生しても画像消失させない方法として、放射線画像送信後、受信成功信号を受けてから該放射線画像を消去する方法が開示されている。一方で、特許文献3には、効率的に撮影を行うために、放射線撮影装置において、画像データが適切に消去されない場合に画像記憶手段が不能になり、撮影の実施が阻止される技術が開示されている。
特許第4863845号公報 特開2008−119018号公報 特開2007−7243号公報
特許文献1に開示される方法では、画像表示することで消去可能となるため、表示された画像に何らかの異常があった場合でも、画像は既に消去されてしまっているという課題がある。また、特許文献2に開示される方法では、放射線撮影装置は、画像データの受信成功信号を受けたことにより画像の消去するため、画像データそのものに何らかの異常情報が混入してしまっていたとしても画像データ消去がなされてしまう。一方で、効率的な撮影を行うためには、放射線撮影装置は、画像データは適時に消去する必要がある。また、放射線撮影システムでは、放射線撮影装置と制御コンピュータ間の通信において、通信不能や通信不良になりやすい問題を有しており、管理上、被写体としての患者と撮影画像を関連づける必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、放射線撮影により得られた画像データを適切に管理することを目的とする。
上記目的を達成するための一手段として、本発明は以下の構成を有する。すなわち、画像処理装置であって、放射線撮影装置から送信された画像データに対して受信処理を行う受信手段と、前記受信手段により前記受信処理された画像データに対して表示部に表示させるための画像処理を行う画像処理手段と、前記受信処理が正常に行われたか否かを判定する第1の判定手段と、前記画像処理が正常に行われたか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段により前記受信処理が正常に行われたと判定され、かつ、前記第2の判定手段により前記画像処理が正常に行われたと判定された場合に、前記放射線撮影装置に対して削除許可を通知する許可通知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、放射線撮影により得られた画像データを適切に管理することが可能となる。
本発明の実施形態による放射線撮影システムの概略図。 実施形態1による放射線撮影装置とコンソールの構成を示すブロック図。 実施形態1による放射線撮影システムの動作を示すフローチャート。 実施形態2による放射線撮影装置とコンソールの構成を示すブロック図。 実施形態2−1による放射線撮影システムの動作を示すフローチャート。 実施形態2−2による放射線撮影システムの動作を示すフローチャート。 実施形態2−3による放射線撮影システムの動作を示すフローチャート。 実施形態2−4による放射線撮影システムの動作を示すフローチャート。 実施形態3による放射線撮影装置とコンソールの構成を示すブロック図。 実施形態3−1による放射線撮影装置の動作を示すフローチャート。 実施形態3−2による放射線撮影装置の動作を示すフローチャート。 実施形態3−3による放射線撮影装置の動作を示すフローチャート。
[実施形態1]
以下、本発明による実施形態1について説明する。図1は、本実施形態による放射線撮影システムの概略図である。本実施形態による放射線撮影システムは、放射線撮影装置101、コンソール102、放射線発生装置104、画像表示装置105から構成される。放射線撮影装置101は後述の図2に示すように撮像部103を含む。放射線撮影装置101とコンソール102は、有線または無線のネットワークもしくは専用線で接続されている。撮像部103は、放射線発生装置104で発生した放射線を撮像する。コンソール102は、コンピュータ上で動作するユーザーインターフェースを持つアプリケーションであって放射線撮影装置101の動作を制御しつつ、画像表示装置105へ画像データやグラフィカルユーザーインターフェースを出力する。放射線撮影装置101で生成された画像データはコンソール102で画像処理された後、画像表示装置105に表示される。
コンソール102と放射線撮影装置101のシステム時刻は、一般的には、公知の時刻合わせ技術などにより設置時やキッティング時に調整されており、両装置は互いに共通の時間軸で情報のやり取りをすることができる。もしくは、コンソール102と放射線撮影装置101は、起動時などに時刻調整する為の情報通知を行うことで、互いに同じ時間軸で動作してもよい。
図2は、本実施形態による放射線撮影装置101とコンソール102の構成を示すブロック図である。放射線撮影装置101は、図1に示した撮像部103のほか、データ通信部210、制御部211、記憶管理部212を具備する。コンソール102は、情報発行部201、データ通信部202、制御部203、データ管理部204、画像処理部205、画像表示部206、第一の画像データチェック部207、第二の画像データチェック部208、再送要求部209を具備する。放射線撮影装置101のデータ通信部210とコンソール102のデータ通信部202間では、無線または有線による通信が行われる。例えば、この通信は、公知のTCP/IPやUDP通信プロトコル上で取り決めたプロトコルにより行われる。制御部211と制御部203は、それぞれ放射線撮影装置101とコンソール102における処理を制御する。画像表示部206は、図1に示したように外部の画像表示装置105であってもよい。
次に、本実施形態による放射線撮影システムの動作を、図2と図3に沿って説明する。図3は、本実施形態による放射線撮影システムの動作を示すフローチャートである。まず、コンソール102の情報発行部201はIDを発行する(S301)。IDとして、情報発行部201は、例えば、画像を特定するための1情報としての、患者IDなどを発行する。もしくは、情報発行部201は、タイムスタンプやユニークなIDを発行してもよい。次に、コンソール102のデータ管理部204は、発行されたIDを内部のメモリに記憶して管理する(S302)。データ管理部204は、データベースなどの情報管理システムを用いて情報管理を行ってもよい。また、データ管理部204は、患者情報や、複数の放射線撮影装置が接続されている場合は放射線撮影装置を識別する為の情報などを、IDに関連させて保存することができる。
次に、コンソール102は放射線撮影装置101に対してIDの通知を行う(S303)。この通知は、コンソール102のデータ通信部202と放射線撮影装置101のデータ通信部210間の通信により行われる。放射線撮影装置101では、データ通信部210がIDを受信し、記憶管理部212は制該IDを内部のメモリに保存して管理する(S304)。記憶管理部212は、次のステップS305で撮影する画像をIDと関連づけて記憶するため、画像データのためのエリアをメモリ上に確保した上で、該画像データと関連付けられるようにIDを記憶する。次に、放射線撮影装置101の撮像部103は、放射線撮影を行い、画像データを得る(S305)。具体的には、撮像部103は、放射線発生装置104から照射された放射線を撮像して、画像化し、画像データを生成する。画像化するまでのプロセスは、公知の撮像技術が利用される。
記憶管理部212は、S305で生成された画像データをIDと関連付けて、内部のメモリに記憶する(S306)。記憶管理部212は、IDと画像データとを関連付けてメモリに記憶することで、後に、IDによる画像データの特定が可能になる。なお、この記憶には、1次記憶として揮発メモリが利用される。揮発メモリは、DRAMやSRAMなど、外部から電源を供給しないと記憶内容が保持できないメモリである。次に、記憶管理部212は、画像データとIDを関連付けて、不揮発メモリへ保存する(S307)。不揮発性メモリは、電源を切っても記憶内容を保持することができるメモリであり、例えば、ROM、フラッシュメモリ、強誘電体メモリ、磁気抵抗メモリなどがある。ここでもステップS306と同様に、記憶管理部212は、IDから画像データを特定できるように記憶する。記憶管理部212は、データベースなどの情報管理システムを用いて情報管理を行ってもよい。
データ通信部210は、画像データを記憶管理部212から読み出して、コンソール102へ転送する(S308)。転送する際、データ通信部210は、揮発メモリと不揮発メモリのいずれから読み出した画像データを転送してもよい。データ通信部210は、IDと画像データを特定できるように、画像データのヘッダにID情報を載せたり、転送プロトコル上の制約でIDと画像データが特定できるような仕組みで転送を行う。
コンソール102では、データ通信部202が画像データを受信して受信処理を行い、データ管理部204は内部のメモリにおいてデータファイルに受信処理後の画像データを保存する(S309)。なお、データ通信部202による受信が失敗した場合は、データ管理部204は画像データを保存しない。次に、第一の画像データチェック部207は、データ管理部204から読み出した画像データに対して正常に受信処理が行われたか否かのチェックを行う(S310)。第一の画像データチェック部207は、データ通信部202による受信が終了したと判断した時点から、画像データのチェックが可能である。なお、受信終了の判断には、受信処理のタイムアウトを含んでもよい。画像データのチェックには、画像データファイルの存在チェック、画素値が全て0の画像データのチェック、所定の画像サイズと受信した画像データファイルの画像サイズが一致しているかのチェック、などがある。以下に、例としてのこの3つのチェックについて説明する。
画像データファイルの存在チェックとして、第一の画像データチェック部207は、画像データファイルが正常に生成されているか否かチェックする。例えば、データ通信部202が受信処理の最中に何らかのソフトウェア異常やOS異常などの発生していると判断したにもかかわらず受信完了と判定したか否かや、受信そのものに失敗したために画像データファイルの生成に失敗したか否かが、チェックされる。
画像データファイルが正常に生成されているいか否かのチェックの例としては、画像データファイルに含まれる複数の画素値が全て0となっていないかのチェックがある。第一の画像データチェック部207は、画像データの画素値が全て0となっていないかを判定する。第一の画像データチェック部207は、全て0となっている場合には正常に生成されていないものとして扱い、当該画像データファイルに対して正常であるか否かを示す情報を付与する。画像データの画素値が全て0となる場合としては、例えば、データ管理部204の内部のメモリが受信に先だって0で初期化されており、第一の画像データチェック部207がその初期化状態において画像データを読み出した場合や、データ通信部202による受信処理のプロセスの中で画素値を規定値0で扱うような場合などが考えられる。もちろん第一の画像データチェック部207は、メモリの初期化値や受信処理における既定値が0ではなく他の所定値である場合は、画像データの画素値がその値であるか否かのチェックを行う。また、第一の画像データチェック部207は、データ管理部204への画像データ保存までのアプリケーションの処理プロセス内で、画像データの保存以外に画素値として入力される可能性のある値について、全て確認する。
既知の画像サイズと受信した画像データファイルの画像サイズの一致チェックとして、第一の画像データチェック部207は、ステップS302で保存された情報に含まれる画像サイズと受信した画像データファイルの画像サイズとの比較を行う。両画像サイズが一致しない場合として、画像データの受信時にパケットが欠落した場合や、転送処理が中断した場合や、画像ファイルデータの生成が失敗した場合が考えられる。この他にも、第一の画像データチェック部207は、画像データファイル生成までの処理プロセス上に発生しうる、両画像サイズが不一致となる可能性を全て考慮する。
データチェックした結果、第一の画像データチェック部207がデータに異常を検出した場合は(S310のNG)、処理はステップS308の画像転送へ戻り、再送処理が実行される。再送処理に際し、再送要求部209は、異常が検出された画像データに対応するIDをデータ通信部202を介して放射線撮影装置101へ送信することにより再送要求通知を行う。なお、ステップS308にける最初の画像データ転送の際に、放射線撮影装置101はIDの転送すら失敗した場合には、コンソール102の再送要求部209はIDを認識できない。この場合、情報発行部201は最新の有効なIDを発行し、データ通信部202が該IDを送信することにより、再送要求が行われる。放射線撮影装置101において、記憶管理部212は、IDの指定により画像データを特定し、データ通信部210は特定された画像データを再送する。
データチェックした結果、第一の画像データチェック部207がデータに異常を検出しなかった場合は(S310のOK)、画像処理部205は、ステップS310におけるデータチェック後の画像データに対して画像処理を行う(S311)。画像処理には、光電変換素子毎の感度のバラつきや、読出し回路内でのゲインのバラつきに起因する放射線線検出の特性を補正する処理や、撮影画像を診断に適した画像に変換する為の処理が含まれる。また、診断に適した画像データに変換する為の処理には、例えば、鮮鋭化、ダイナミックレンジ圧縮、ノイズ低減、階調変換などが含まれる。データ管理部204は内部のメモリにおいてデータファイルに画像処理された画像データを保存する。
次に、第二の画像データチェック部208は、データ管理部204から読み出した、画像処理された画像データに対して、正常に画像処理されたか否かのチェックを行う(S312)。第二の画像データチェック部208は、ステップS311において画像処理部205による画像処理が終了したと判断した時点から、画像データのチェックが可能である。第二の画像データチェック部208による画像データのチェックには、画像データファイルの存在チェック、画素値が全て0の画像データのチェック、画像処理エラーのチェックなどがある。以下に、例としてのこの3つのチェックについて説明する。
画像データファイルの存在チェックとして、第二の画像データチェック部208は、画像データファイルが正常に生成されているか否かをチェックする。例えば、画像処理部205が、画像処理の最中に何らかのソフトウェア異常やOS異常などの影響でファイルの生成に失敗したか否かが、チェックされる。
画素値が全て0の画像データのチェックとして、第二の画像データチェック部208は、画像データの画素値が全て0となっていないかのチェックする。第二の画像データチェック部208は、全て0となっている場合には正常に生成されていないものとして扱い、当該画像データファイルに対して正常であるか否かを示す情報を付与してもよい。画像データの画素値が全て0の場合として、例えば、データ管理部204の内部のメモリが画像データの保存に先だって0で初期化されており、第二の画像データチェック部208がその初期化状態において画像データを読み出した場合や、画像処理部205による画像処理のプロセスの中で画素値を0で扱うようなる場合などが考えられる。もちろん第二の画像データチェック部208は、メモリの初期化や画像処理における既定値が0ではなく他の所定値である場合は、その値であるかどうか否かのチェックを行う。また、画像処理エラーのチェックとして、第二の画像データチェック部208は、画像処理部205による画像処理ロジックが何らかのエラーになっているか否かをチェックする。
データチェックした結果、第二の画像データチェック部208がデータに異常を検出した場合は(S312のNG)、処理はステップS308の画像転送へ戻り、再送処理が実行される。再送処理に際し、再送要求部209は、異常が検出された画像データに対応するIDをデータ通信部202を介して放射線撮影装置101へ送信することにより再送要求通知を行う。なお、コンソール102の再送要求部209がIDを認識できなかった場合、情報発行部201は最新の有効なIDを発行し、データ通信部202が該IDを送信することにより、再送要求が行われる。放射線撮影装置101において、記憶管理部212は、IDの指定により画像データを特定し、データ通信部210は特定された画像データを再送する。
データチェックした結果、第二の画像データチェック部208がデータに異常を検出しなかった場合は(S312のOK)、画像表示部206は、チェック後の画像データを表示する(S313)。画像表示部206は、不揮発メモリに保存された画像を表示するのがよい。不揮発メモリの画像が表示されることで確実に不揮発メモリに存在する画像であることが保障され、更には画像データの内容の確認が可能である。画像の表示手段として、通常は液晶モニタなどが使用される。
画像表示部206に表示された画像に異常が検出された場合、再送要求部209は再送要求を行う(S314のYES)。再送要求部209が再送要求するケースとしては、第一の画像データチェック部207および第二の画像データチェック部208での画像チェックをパスした場合である。ユーザもしくはコンソール102が画像の伝送系や外来ノイズによる影響で画像データに異常を検出した場合などに、再送要求部209による再送要求が行われる。一方、再送要求部209による再送要求が行われなければ(S314のNO)、画像データの撮影、転送、画像処理、画像保存に成功したことが確認される。
再送要求部209による再送要求が実行されず、画像の生成ステップが全て成功したことが確認された場合、コンソール102のデータ通信部202は、放射線撮影装置101に削除許可通知を行う(S315)。削除許可通知には、削除されるべき画像データを特定するためのID等が含まれる。放射線撮影装置101では、データ通信部210は削除許可通知を受信する。そして、記憶管理部212は、不揮発メモリに管理している画像データの中で削除許可通知に含まれるIDによって特定される画像データを削除する(S316)。もしくは、記憶管理部212は、該IDによって特定される画像データに削除許可情報を付加することにより、次回の別の画像データの上書き保存を可能とする。
以上のように、本実施形態によれば、二つの画像データチェック機能により、画像データの正常受信チェックに加えて、画像処理後の画像データのチェック(画像データの内容のチェック)が行われる。そして、いずれかのチェックにおいて異常が発見された場合は、再送処理が行われる。一方、両方のチェックにおいて異常が発見されず、表示においても異常が発見されなかった場合は、放射線撮影装置においてチェックの対象となった画像データが削除される。これにより、放射線撮影装置は確実に画像データを転送したことを確認してから該画像データを削除することができ、画像データ転送性能を考慮しつつ内部のメモリの効率的な管理が可能となる。
なお、本実施形態では二つの画像データチェック機能と表示におけるチェック機能を有する例を説明したが、二つの画像データチェック機能または一つのチェック機能のみを有するようにしてもよい。すなわち、コンソール102は、第二のチェックの画像データチェック部208によるデータチェックにおいて異常が検出されなかった場合に、削除許可通知を行ってもよい。また、コンソール102は、受信処理が正常に行われたか否かのチェック機能のみを有し、該チェックで異常が検出されなかった場合に、削除許可通知を行ってもよい。
また別の実施形態では、画像データが正常に生成されたことの判定の基準として、上述のチェック結果(受信チェック、画像処理後の画像データのチェック)に加えて、または代えて、他の情報を用いることができる。例えば、ある被検者に対して少なくとも1の撮影の要求情報を含む撮影オーダ情報に従って撮影を行う場合を考える。病院内での撮影に関する処理フローを以下説明する。例えばユーザはコンソール102に接続する操作部を介して、制御部203により画像表示部206に表示される要求情報から1つを選択する操作入力を行う。そして、放射線発生装置104に接続される照射スイッチを押下することにより当該選択された要求情報に対応する撮影が行われ、放射線撮影装置101の撮像部103は画像データを生成し、コンソール102は当該画像データを受信する。制御部203は、撮影により得られる画像データと要求情報とを関連付け、データ管理部204によりメモリに保存する。これにより、1の撮影が実行されたこととなる。上述のように要求情報の選択と撮影が順に行われた後、画像表示部206に前記要求情報とともに表示される、当該撮影オーダの完了を指示するためのアイコン(ボタン)に対する操作入力に応じて、当該撮影オーダが完了される。制御部203は、撮影オーダ情報に、当該撮影オーダの進捗状態を示すステータス情報を関連付け、データ管理部204によりメモリに保存する。ステータス情報としては、例えばint型の変数exam_statusであって、開始前を示す0、開始を示す1、完了を示す2の数値情報がある。
その後、完了された撮影オーダに対しては、操作部からの操作入力に応じて当該撮影オーダに対応する画像の画像処理を調整することができる。例えば操作部の操作入力に応じて階調処理のウィンドウレベル及びウィンドウ値が変更されることに応じて画像処理部205は当該画像に対する階調処理を行う。画像処理が完了し、診断に用いられる画像が生成できたとユーザ(技師)が判断した場合には、画像処理が完了されたことを示す操作入力が操作部を介して行われる。当該操作入力に応じて、制御部203は、画像処理の進捗状況を示すboolean型の変数qa_statusの値を、画像処理完了前であることを示す0から完了済みを示す1に変更し、当該画像データに関連付けてデータ管理部204によりメモリに保存される。なお、撮影オーダの完了前に画像処理の調整を行うことも可能であり、撮影オーダの完了に応じて画像処理の完了とすることとしてもよい。
撮影が完了し、画像処理も完了した画像は、コンソール102のデータ通信部202と院内ネットワークを介して接続する画像通信管理システム(PACS)へと転送される。画像通信管理システムは複数の異なる撮影装置により撮影された画像を格納するとともに、医師が用いる診断用の端末に対して供給する画像サーバとして機能する。また、撮影が及び/または画像処理が、開始及び/または完了した場合には、コンソール102のデータ通信部202は院内ネットワークを介して接続する放射線情報システム(RIS)に対して撮影の進捗状況を示す情報である実施情報を送信する。放射線情報システムは、撮影オーダの発行と進捗データを保存するサーバであり、例えば院内の会計処理システムと接続され、撮影に係る会計処理を行う。制御部203は、例えば上述のexam_statusが変更されたタイミングで、当該exam_statusの値と撮影オーダのID情報とを含む情報を実施情報としてRISに送信する。
一連の撮影が上述のような処理フローに従い行われる場合に、実施形態では、画像データが正常に生成されたことの判定の基準として、撮影オーダの進捗状態を示すステータス情報を用いることとしてもよい。撮影オーダが完了されたことを示す操作入力が行われたことに応じて、当該撮影オーダの撮影で得られた画像は正常であるとして扱い、制御部211は当該画像の削除処理を行う。なお、当該撮影オーダの撮影で得られた画像であって、操作部からの操作入力で写損、すなわち失敗撮影から得られた画像であることを示す指定がされた画像については、検査の完了を待たずに削除することとしてもよい。あるいは当該写損指定された画像についても、写損指定されていない画像と同様に検査の完了に応じて放射線撮影装置101から削除することとしてもよい。
同様に、画像処理の進捗状況を示す情報を用いて、画像処理の完了に応じて放射線撮影装置101から当該完了に係る画像を削除することとしてもよい。あるいは、PACSへの画像転送が完了するタイミングや、RISに対する撮影オーダが完了したことを示す実施情報の送信のタイミングで放射線撮影装置101から当該完了に係る画像を削除することとしてもよい。
このように、ユーザによる承認を経たうえで放射線撮影装置101から画像を削除することにより、不用意に画像が削除されてしまう可能性を減らすことができる。
[実施形態2]
次に、本発明による実施形態2について説明する。実施形態2では、コンソール側で、放射線撮影装置による放射線誤検知等により生成された画像データや、診断用途に供するに値しない画像データが存在する場合に、放射線撮影装置側で保存されているそのような画像データを削除することを特徴とする。
本実施形態による放射線撮影システムの概略は、実施形態1において説明した図1と同様であり、説明を省略する。図4は、本実施形態による放射線撮影装置101とコンソール102の構成を示すブロック図である。実施形態1において説明した図2と比較して、コンソール102において、第一の画像データチェック部207、第二の画像データチェック部208、再送要求部209を具備しない点で異なる。以下、本実施形態による放射線撮影システムの動作を、実施形態2−1乃至2−5として説明する。
(実施形態2−1)
実施形態2−1による動作について図5のフローチャートを用いて説明する。コンソール102のデータ管理部204は、放射線撮影装置101から過去に受信して管理している画像データをチェックすることにより、最古日を確認する(S501)。最古日とは、過去に放射線撮影装置101により得られた画像データの撮影日付の中で最も古い日付のことであり、放射線撮影装置101において管理される画像データの削除のための基準日である。通常、コンソール102が管理できる画像データ量には容量制限があるため、コンソール102は、ある程度の容量を確保したうえで過去に保存された画像データを古いものから削除する。このため、コンソール102が管理できる画像データのうちの最古のものよりも以前に生成された画像データが放射線撮影装置101に残されていたとしても、その画像データはコンソール102による管理範囲外となる。また、運用上、コンソール102にて診断画像として扱う画像データが確保されるようにシステムは構築されるため、システム管理期間外の撮影日付の画像データは診断に供しない画像ということができる。
一方、コンソール102は、画像データをチェックした結果、撮影すべき画像データのIDと受信した画像データが全て関連付けられている場合、未撮影画像とみなされる画像がないと判断することもできる。この場合は、コンソール102は、最古日の日付を現在の日付にすることも可能である。もしくは、コンソール102は、ユーザの希望によって、ある決められた閾値を最古日とするように設定しても良い。データ管理部204は最古日を確認後、データ通信部202は放射線撮影装置101に最古日を通知する(S502)。
放射線撮影装置101において、データ通信部210は最古日を受信し、記憶管理部212は不揮発メモリ上に管理している画像データのうち、撮影日付が該最古日と一致する画像データが存在するか否かをチェックする(S503)。不揮発メモリ上にこれらの日付が一致する画像データが存在する場合は(S503のYES)、記憶管理部212は保存されている全ての画像データの撮影日付の情報を収集する。次に、記憶管理部212は、通知された最古日と不揮発メモリ上の画像データの撮影日付の比較を行い、メモリに最古日より前の撮影日付の画像データが存在するかどうかを確認する(S504)。存在すると確認された場合(S504のYES)、記憶管理部212は最古日より前の撮影日付の画像データを削除する(S505)。もしくは、記憶管理部212は、最古日より前の撮影日付の画像データが保存されているエリアを上書き可能な画像メモリとして管理する。なお、放射線撮影装置101は、ステップS503の画像の存在判定を省略して、最古日を受信後に日付のチェックを行ってもよい。
(実施形態2−2)
実施形態2−2による動作について図6のフローチャートを用いて説明する。データ通信部202は、撮影日付要求の通知を放射線撮影装置101に対して行う(S601)。この通知により、コンソール102は、放射線撮影装置101に対して、記憶管理部212内の不揮発メモリ上に保存している画像データがあれば該画像データの撮影日付の情報を通知するように要求する。コンソール102は、この動作を起動時に行う場合が多いが、放射線撮影装置101との接続確認をした場合や、あらかじめ設定された確認タイミングで実施する場合がある。
放射線撮影装置101において、データ通信部210は撮影日付要求の通知を受信し、記憶管理部212は内部の不揮発メモリで管理している画像データの撮影日付を確認する(S602)。そして、データ通信部210は、確認された撮影日付をコンソール102に通知する(S603)。もし、ステップS602で、記憶管理部212が撮影日付を確認できなかった場合は、データ通信部210は、撮影日付の情報なしで通知を行ったり、通知自体を実施しなくてもよい。記憶管理部212は、撮影日付を確認できた画像データが複数存在する場合は、全ての画像データについての撮影日付を通知する。
コンソール102において、データ通信部202は撮影日付の情報を受信し、データ管理部204は、受信した撮影日付のうちの最古日を確認する(S604)。なお、コンソール102では、上述の実施形態2−1において述べたように、最古日の日付を調整することもできる。データ管理部204は最古日を確認後、受信した撮影日付のチェックを行う(S605)。具体的には、データ管理部204は、放射線撮影装置101から通知された撮影日付とステップS404で確認した最古日の日付とを比較する。最古日より前の撮影日付の画像データが存在する場合は(S605のYES)、データ通信部202は放射線撮影装置101に対して削除許可通知を行う(S606)。削除許可通知において示される画像データの情報は、撮影日付で特定される場合もあるし、ID情報で特定される場合もある。
放射線撮影装置101において、データ通信部210は削除許可通知を受信し、記憶管理部212は該削除許可通知により示される画像データを削除する(S607)。もしくは、記憶管理部212は、削除許可通知により示される画像データが保存されているエリアを上書き可能な画像メモリとして管理する。
(実施形態2−3)
実施形態2−3による動作について図7のフローチャートを用いて説明する。放射線撮影装置101の記憶管理部212は、内部の不揮発メモリに管理する画像データが存在するか否かをチェックする(S701)。画像データが存在する場合は(S701のYES)、記憶管理部212は、記憶されている全ての画像に対する撮影日付情報を収集する。次に、データ通信部210は、収集された撮影日付情報を放射線撮影装置101に対して通知する(S702)。もし記憶管理部212が撮像日付を確認できなかった場合は、データ通信部210は、撮像日付の情報なしで通知を行ったり、通知自体を実施しなくてもよい。記憶管理部212は、撮像日付を確認できた画像データが複数存在する場合は、全ての画像データについての撮像日付を通知する。
コンソール102において、データ通信部202は撮像日付の情報を受信し、データ管理部204は、受信した撮影日付のうちの最古日を確認する(S703)。なお、コンソール102では、上述の実施形態2−1において述べたように、最古日の日付を調整することもできる。ステップS704以降の処理は図6のステップS605以降の処理と同様のため、説明を省略する。
(実施形態2−4)
実施形態2−4による動作について図8のフローチャートを用いて説明する。放射線撮影装置101の記憶管理部212は、内部の不揮発メモリに管理する画像データが存在するか否かをチェックする(S801)。画像データが存在する場合は(S801のYES)、記憶管理部212は、記憶されている全ての画像に対する撮影日付情報を収集する。次に、データ通信部210はコンソール102に対して最古日要求の通知を行う(S802)。
コンソール102では、データ通信部202が最古日要求の通知を受信し、データ管理部204が管理している画像データの撮像日付のうちの最古日を確認する(S803)。なお、コンソール102では、上述の実施形態2−1において述べたように、最古日の日付を調整することもできる。データ管理部204は最古日を確認後、データ通信部202は放射線撮影装置101に最古日を通知する(S804)。
放射線撮影装置101において、データ通信部210は最古日を受信し、記憶管理部212は不揮発メモリ上に管理している画像データのうち、該最古日より前の撮像日付の画像データが存在するか否かをチェックする(S805)。存在すると判定された場合、記憶管理部212は最古日より前の撮影日付の画像データを削除する(S806)。もしくは、記憶管理部212は、最古日より前の撮影日付の画像データが保存されているエリアを上書き可能な画像メモリとして管理する。
以上のように本実施形態によれば、放射線撮影装置において、不揮発メモリにおいて不要な画像データは削除される。これにより、放射線撮影装置では、無駄に不揮発メモリを画像データに占有されることなく、より多くの診断画像のための記憶領域を提供することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明による実施形態3について説明する。実施形態3では、放射線撮影装置とコンソールとの間の通信環境が不安定であり、画像データ転送中に消失する可能性があることを考慮して、画像データに患者情報等の特定性を持たせることを特徴とする。
図9は、本実施形態による放射線撮影装置101とコンソール102の構成を示すブロック図である。実施形態2において説明した図4と比較して、放射線撮影装置101において、患者情報取得部213を具備する点で異なる。患者情報取得部213は、撮影対象である患者に関する患者情報、たとえば指紋や顔写真、患者ID等を読取る。以下、本実施形態による放射線撮影システムの動作を、実施形態3−1乃至3−3として説明する。
(実施形態3−1)
実施形態3−1による動作について図10のフローチャートを用いて説明する。放射線撮影装置101では放射線撮影を行う前に、患者情報取得部213が患者情報の取得を行う(S1001)。患者情報には、患者を特定できる情報として、例えば、患者の指紋、顔写真、網膜、患者ID、氏名が含まれる。
放射線撮影装置101が指紋センサ機能を搭載している場合、患者情報取得部213は該指紋センサ機能を介して患者の指紋を取得することができる。また、放射線撮影装置101がカメラ機能を搭載している場合、患者情報取得部213は該カメラ機能を介して患者の顔写真情報を取得することができる。また、放射線撮影装置101が網膜情報の読み取り機能を搭載している場合、患者情報取得部213は該読み取り機能を介して患者の網膜情報を取得することができる。
また、患者のID情報とは、例えば、病院または撮影する機関が管理を行う為に割り振っている番号またはこれに類するものである。患者がID情報が記載されたカードやバーコードを所持していて、放射線撮影装置101がID情報の読み取り機能を搭載している場合、患者情報取得部213は該読み取り機能を介して患者のID情報を取得することができる。また、放射線撮影装置101が音声を直接または文字に置き換えて入力可能な入力機能を搭載している場合、患者情報取得部213は、該入力機能を介して発せられた名前から患者の氏名を取得することができる。また、放射線撮影装置101が文字の入力機能を搭載している場合、患者情報取得部213は、該入力機能を介して患者の氏名を取得することができる。患者情報取得部213は、このように取得した患者情報を記憶部108に記憶する。
次に、撮像部103は、放射線撮影を行い画像データを得て、記憶管理部212が内部のメモリに画像データを保存する(S1002)。そして、記憶管理部212は、患者情報取得部213により取得された患者情報を、内部のメモリに保存された画像データと関連付けて(S1003)、内部のメモリに保存する(S1004)、内部のメモリに保存する(S1004)。次に、同一患者で再度放射線撮影が行われる場合は(S1005のYES)、患者情報の入力または読取処理(S1001)を介さずに、撮像部103は放射線撮影を行う(S1002)。別の患者で放射線撮影が行われる場合は(S1005のNO、S1006のYES)、患者情報の入力または読取処理(S1001)に戻る。すべての放射線撮影が終了すると(S1006のNO)、処理は終了する。
(実施形態3−2)
実施形態3−2による動作について図11のフローチャートを用いて説明する。まず、患者情報取得部213は患者情報を取得する(S1101)。患者情報の取得については、は実施形態3−1で述べたものと同様である。次に、撮像部103は、放射線撮影を行い画像データを得て、記憶管理部212が内部のメモリに画像データを保存する(S1102)。制御部211は、コンソール102へ画像データを送信するか否かを決定し、送信すると決定した場合(S1103のYES)、データ通信部210は画像データを記憶管理部212のメモリから読み出してコンソール102へ送信する。この送信は、記憶管理部212による画像データの保存と同時または直後に行われる。
制御部211が画像データを送信しないと決定した場合(S1103のNO)、及び、制御部211がデータ通信部210による画像データ送信が完了していないと判断した場合(S1104のNO)、処理はステップS1105へ移る。そして、記憶管理部212は、患者情報取得部213により取得された患者情報を、内部のメモリに保存されている画像と関連付けて(S1105)、内部のメモリに保存する(S1106)。その後、処理はステップS1107へ移る。
制御部211がデータ通信部210による画像データ送信が完了したと判断した場合(S1104のYES)、処理はステップS1107へ移る。ステップS1107とS1108の処理は、図10のステップS1005とS1006の処理と同様のため、説明を省略する。
(実施形態3−3)
実施形態3−3による動作について図12のフローチャートを用いて説明する。まず、撮像部103は、放射線撮影を行い画像データを得て、記憶管理部212が内部のメモリに画像データを保存する(S1201)。制御部211は、コンソール102へ画像データを送信するか否かを決定し、送信すると決定した場合(S1202のYES)、データ通信部210は画像データを記憶管理部212のメモリから読み出してコンソール102へ送信する。この送信は、記憶管理部212による画像データの保存と同時または直後に行われる。
制御部211が画像データを送信しないと決定した場合(S1202のNO)、及び、制御部211がデータ通信部210による画像データ送信が完了していないと判断した場合(S1203のNO)、処理はステップS1204へ移る。そして、患者情報取得部213は患者情報を取得する(S1204)。患者情報の取得については、は実施形態3−1で述べたものと同様である。記憶管理部212は、患者情報取得部213により取得された患者情報を、内部のメモリに保存されている画像と関連付けて(S1205)、内部のメモリに保存する(S1206)。その後、処理はステップS1207へ移る。
制御部211がデータ通信部210による画像データ送信が完了したと判断した場合(S1203のYES)、処理はステップS1207へ移る。同一患者で再度放射線撮影が行われる場合は(S1207のYES)、及び、別の患者で放射線撮影が行われる場合は(S1207のNO、S1208のYES)、放射線撮影処理(S1001)に戻る。すべての放射線撮影が終了すると(S1208のNO)、処理は終了する。
以上のように本実施形態によれば、放射線撮影装置において、放射線撮影により得られた画像データを患者情報等と関連づけて保存することにより、画像データも特定性を持たせた。これにより、放射線撮影装置とコンソールが通信できない状態、又は、コンソールが存在しない場合であっても、放射線撮影を複数回行うことができる。また、放射線撮影装置において、コンソールへ送信された画像データについては、患者情報等と関連づけた保存は行わないようにした。これにより、放射線撮影装置において、不要な保存処理を回避することが可能となる。
なお、前述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 X線検出器、102 コンソール、103 撮像部、104 放射線発生装置、105 モニタ

Claims (32)

  1. 画像処理装置であって、
    放射線撮影装置から送信された画像データに対して受信処理を行う受信手段と、
    前記受信手段により前記受信処理された画像データに対して表示部に表示させるための画像処理を行う画像処理手段と、
    前記受信処理が正常に行われたか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記画像処理が正常に行われたか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記受信処理が正常に行われたと判定され、かつ、前記第2の判定手段により前記画像処理が正常に行われたと判定された場合に、前記放射線撮影装置に対して削除許可を通知する許可通知手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の判定手段により前記受信処理が正常に行われなかったと判定された場合、または前記第2の判定手段により前記画像処理が正常に行われなかったと判定された場合に、前記放射線撮影装置に対して前記送信された画像データの再送要求を通知する再送要求通知手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記許可通知手段は、前記第1の判定手段により前記受信処理が正常に行われたと判定され、かつ、前記第2の判定手段により前記画像処理が正常に行われたと判定された場合であって、前記画像データが前記表示部に正常に表示された場合に、前記削除許可を通知することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の判定手段は、前記受信処理後に前記受信手段から出力されてメモリに保持された画像データに対して、前記受信処理が正常に行われたか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の判定手段は、前記受信処理が正常に行われたか否かの判定として、前記メモリに前記受信された画像データに対応するデータファイルが生成されているか否かを判定する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の判定手段は、前記受信処理が正常に行われたか否かの判定として、前記メモリに保持された画像データの画素値が全て所定の値である場合に、該データが有効であるか否かを判定することを特徴とする請求項4または5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の判定手段は、前記受信処理が正常に行われたか否かの判定として、所定の画像データのサイズと前記メモリに保持された画像データのサイズが一致するか否かを判定することをと特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2の判定手段は、前記画像処理後に前記画像処理手段から出力されてメモリに保持された画像データに対して、前記画像処理が正常に行われたか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第2の判定手段は、前記受信処理が正常に行われたか否かの判定として、前記メモリに前記画像処理された画像データに対応するデータファイルが生成されているか否かを判定する請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記第2の判定手段は、前記受信処理が正常に行われたか否かの判定として、前記メモリに保持された画像データの画素値が全て所定の値である場合に、該データが有効であるか否かを判定することを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理装置。
  11. 前記第2の判定手段は、前記受信処理が正常に行われたか否かの判定として、前記メモリに保持された画像データに基づいて画像処理ロジックのエラーが発生したか否かを判定することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 放射線撮影装置と画像処理装置とを有する放射線撮影システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記放射線撮影装置から送信された画像データに対して受信処理を行う受信手段と、
    前記受信手段により前記受信処理された画像データに対して表示部に表示させるための画像処理を行う画像処理手段と、
    前記受信処理が正常に行われたか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記画像処理が正常に行われたか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記受信処理が正常に行われなかったと判定された場合、または前記第2の判定手段により前記画像処理が正常に行われなかったと判定された場合に、前記放射線撮影装置に対して前記送信された画像データの再送要求を通知する再送要求通知手段と、
    を有し、
    前記放射線撮影装置は、
    前記再送要求通知手段により前記再送要求が通知された場合に、前記送信した画像データを前記画像処理装置に送信する、
    ことを特徴とする放射線撮影システム。
  13. 放射線撮影装置と画像処理装置とを有する放射線撮影システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記放射線撮影装置から送信された画像データに対して受信処理を行う受信手段と、
    前記受信手段により前記受信処理された画像データに対して表示部に表示させるための画像処理を行う画像処理手段と、
    前記受信処理が正常に行われたか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記画像処理が正常に行われたか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記受信処理が正常に行われたと判定され、かつ、前記第2の判定手段により前記画像処理が正常に行われたと判定された場合に、前記放射線撮影装置に対して削除許可を通知する許可通知手段と、
    を有し、
    前記放射線撮影装置は、
    前記許可通知手段により前記削除許可を受信した場合に、前記送信した画像データを削除する、
    ことを特徴とする放射線撮影システム。
  14. 放射線撮影装置と画像処理装置とを有する放射線撮影システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記放射線撮影装置から送信された画像データに対して受信処理を行う受信手段と、
    前記受信処理が正常に行われたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記受信処理が正常に行われたと判定された場合に、前記放射線撮影装置に対して削除許可を通知する通知手段と、
    を有し、
    前記放射線撮影装置は、
    前記通知手段により前記削除許可を受信した場合に、前記送信した画像データを削除する、
    ことを特徴とする放射線撮影システム。
  15. 画像処理装置の制御方法であって、
    放射線撮影装置から送信された画像データに対して受信処理を行う受信工程と、
    前記受信工程において前記受信処理された画像データに対して表示部に表示させるための画像処理を行う画像処理工程と、
    前記受信処理が正常に行われたか否かを判定する第1の判定工程と、
    前記画像処理が正常に行われたか否かを判定する第2の判定工程と、
    前記第1の判定工程において前記受信処理が正常に行われたと判定され、かつ、前記第2の判定工程において前記画像処理が正常に行われたと判定された場合に、前記放射線撮影装置に対して削除許可を通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  16. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  17. 放射線撮影装置と画像処理装置とを有する放射線撮影システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記放射線撮影装置から送信された画像データと該画像データの撮影日付を管理する第1管理手段と、
    前記画像データの撮影日付のうちの削除のための基準日を確認する確認手段と、
    前記基準日を前記放射線撮影装置に通知する通知手段と、を有し、
    前記放射線撮影装置は、
    放射線撮影により得られた画像データと該画像データの撮影日付を管理する第2管理手段を有し、
    前記第2の管理手段は、前記通知手段により通知された前記基準日より前の撮影日付の画像データを削除することを特徴とする放射線撮影システム。
  18. 前記画像処理装置は、
    前記放射線撮影装置から基準日の要求を受信する受信手段を更に有し、
    前記確認手段は、前記受信手段により受信された前記要求に応じて前記削除のための基準日を確認することを特徴とする請求項17に記載の放射線撮影システム。
  19. 放射線撮影装置と画像処理装置とを有する放射線撮影システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記放射線撮影装置から送信された画像データと該画像データの撮影日付を管理する第1管理手段と、
    前記画像データの撮影日付のうちの削除のための基準日を確認する確認手段と、
    前記放射線撮影装置から送信された画像データと該画像データの撮影日付を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された画像データのうち、前記基準日より前の撮影日付の画像データの削除の要求を前記放射線撮影装置に通知する通知手段とを有し、
    前記放射線撮影装置は、
    放射線撮影により得られた画像データと該画像データの撮影日付を管理する第2管理手段を有し、
    前記第2の管理手段は、前記通知手段により通知された前記削除の要求に応じて、前記基準日より前の撮影日付の画像データを削除することを特徴とする放射線撮影システム。
  20. 前記画像処理装置は、
    前記受信手段は、前記通知手段により日付の要求が通知されたことに応じて、前記放射線撮影装置により送信された画像データと該画像データの撮影日付を受信することを特徴とする請求項19に記載の放射線撮影システム。
  21. 放射線撮影装置であって、
    撮影対象である患者の患者情報を取得する取得手段と、
    前記患者に対する放射線撮影を行って画像データを取得する撮影手段と、
    前記画像データをメモリに保存する保存手段と、を有し、
    前記撮影対象が同一である間、前記撮影手段は前記画像データを取得し、前記保存手段は該取得された画像データを前記取得された前記患者情報に関連付けて前記メモリに保存することを特徴とする放射線撮影装置。
  22. 前記撮影手段により取得された画像データを画像処理装置に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項21に記載の放射線撮影装置。
  23. 前記取得手段は、前記送信手段により前記画像データが送信されなかった場合に、前記患者情報を取得することを特徴とする請求項22に記載の放射線撮影装置。
  24. 前記撮影対象が同一である間、
    前記撮影手段は前記画像データを取得し、
    前記保存手段は、前記送信手段により前記画像データが送信されなかった場合に、前記画像データを前記患者情報に関連付けて前記メモリに保存することを特徴とする請求項22または23に記載の放射線撮影装置。
  25. 前記撮影対象が同一である間、
    前記撮影手段は前記画像データを取得し、
    前記保存手段は、前記送信手段により前記画像データが送信された場合に、前記画像データを前記患者情報に関連付けずに前記メモリに保存する請求項22乃至24のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  26. 前記撮影対象が同一である間、
    前記撮影手段は前記画像データを取得し、
    前記保存手段は、前記送信手段により前記画像データが送信された場合に、前記画像データを削除することを特徴とする請求項22乃至24のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  27. 前記患者情報は、前記患者の顔写真情報を含むことを特徴とする請求項21乃至26のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  28. 前記患者情報は、前記患者の網膜情報を含むことを特徴とする請求項21乃至26のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  29. 前記患者情報は、前記患者を識別する情報を含むことを特徴とする請求項21乃至26のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  30. 前記患者情報は、前記患者の氏名を含むことを特徴とする請求項21乃至26のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  31. 放射線撮影装置の制御方法であって、
    撮影対象である患者の患者情報を取得する取得工程と、
    前記患者に対する放射線撮影を行って画像データを取得する撮影工程と、
    前記画像データをメモリに保存する保存工程と、を有し、
    前記撮影対象が同一である間、前記撮影工程において前記画像データを取得し、前記保存工程において該取得された画像データを前記取得された前記患者情報に関連付けて前記メモリに保存することを特徴とする放射線撮影装置の制御方法。
  32. 請求項21乃至30のいずれか1項に記載の放射線撮影装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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