JP2016015825A - バッテリ管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの電力により機器を使用する際に、機器の使用可能性を高い精度で把握できるバッテリ管理装置を提供する。
【解決手段】車両の駆動源及び外部機器に対して電力を供給するためのバッテリを管理するバッテリ管理装置において、駆動源を駆動させるために必要なバッテリの電力を、駆動必要電力として演算する駆動電力演算手段21と、外部機器をバッテリに電気的に接続した状態で外部機器を使用するために必要なバッテリの電力を、使用必要電力として演算する使用電力演算手段22と、バッテリの充電状態を管理するバッテリ管理手段10と、駆動必要電力と使用必要電力とを合算してバッテリへの要求電力を演算し要求電力に対応する充電状態と現在の充電状態との差分により外部機器で使用可能な電力量を演算する電力量演算手段23とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリ管理装置に関するものである。
自車両の電装品の使用可否を示す情報を案内する走行支援装置において、自車両の現在位置から目的地までの経路を設定し、当該経路で自車両を走行させるために電池にて必要とされる必要電力量を取得し、各電装品の消費電力を取得し、電池のバッテリの残電力量を取得する。そして、残電力量から必要電力量を差し引いて余剰電力量を特定し、余剰電力量から電装品の消費電力を除算することで、電装品の使用可能時間を求め、当該使用時間時間を案内にするものが開示されている(特許文献1)。
特開2010−119160号公報
しかしながら、上記の走行支援装置において、例えば、余剰電力量がある場合であっても、バッテリの出力可能な電力と、自車両を走行させるために必要な電力との電力差が小さく、電装品を使用するための電力をバッテリの電力から確保できないときには、電装品を使用することはできない。すなわち、上記の走行支援装置は、電力を考慮していないため、バッテリの電力により機器を使用する際に、機器の使用可能性を高い精度で把握できないという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、バッテリの電力により機器を使用する際に、機器の使用可能性を高い精度で把握できるバッテリ管理装置を提供することである。
本発明は、駆動源を駆動させるために必要なバッテリの電力を駆動必要電力として演算し、外部機器をバッテリに接続した状態で当該外部機器を使用するために必要なバッテリの電力を使用必要電力として演算し、バッテリの現在の充電状態を管理し、駆動必要電力と使用必要電力とを合算してバッテリへの要求電力を演算し、要求電力に対応する充電状態と現在の充電状態との差分により外部機器で使用可能な電力量を演算することによって上記課題を解決する。
本発明は、バッテリから駆動源に出力する電力、バッテリから外部機器に出力する電力、及びバッテリの出力可能電力を用いて、外部機器で使用可能な電力量を演算しているので、外部機器を使用する際に、使用する分の電力をバッテリで確保できないような状態を、演算した電力量から把握できる。その結果として、機器の使用可能性を高い精度で把握できる。
本発明の実施形態に係る電力供給システムのブロック図である。 図1のバッテリコントロールユニット、エネルギーコントロールユニット、及び報知器のブロック図である。 図1のバッテリの特性のうち、SOCと電力との関係を示すグラフである。 図1のバッテリの特性のうち、SOCと電力との関係を示すグラフである。 図1のバッテリの特性のうち、SOCと電力との関係を示すグラフである。 図1のバッテリの特性のうち、SOCと電力との関係を示すグラフである。 図1のバッテリの特性のうち、SOCと電力との関係を示すグラフである。 図1のバッテリの特性のうち、SOCと電力との関係を示すグラフである。 図1のエネルギーコントロールユニットの制御手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る電力供給システムにおいて、バッテリコントロールユニット、エネルギーコントロールユニット、報知器、及びナビゲーションシステムのブロック図である。 目的地から車両までの距離に応じてエリアを区分けした概念図である。 バッテリの特性のうち、SOCと電力との関係を示すグラフである。 バッテリの特性のうち、SOCと電力との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係る電力供給システムのブロック図である。本例の電力供給システムは車両に設けられ、電力供給システムは、車両の電力源であるバッテリの電力を、車両の駆動源及び外部機器に供給する。
電力供給システムは、バッテリ1と、電圧センサ2と、電流センサ3と、インバータ4〜6と、モータ7と、外部機器8、9と、バッテリコントロールユニット10と、エネルギーコントロールユニット20と、報知器30とを備えている。なお、バッテリコントロ−ルユニット10、エネルギーコントロールユニット20、及び報知器30を含むシステムが、本発明のバッテリ管理装置に相当する。
バッテリ1は、リチウムイオン電池等の複数の二次電池を接続することで構成されている。バッテリ1は、モータ7に電力を供給することで、車両を走行させる際の電源として使用される。またバッテリ1は、外部機器8、9に対して電力を供給する。バッテリ1は、車両の外部に設けられる充電装置により充電可能なバッテリであり、モータ7の回生によっても充電可能なバッテリである。
電圧センサ2は、バッテリ1の正極と負極との間に接続されており、バッテリ1の電圧を検出する。電流センサ3はバッテリ1の正極に接続されており、バッテリ1の充放電電流を検出する。電圧センサ2の検出電圧及び電流センサ3の検出電流は、バッテリコントロールユニット10に出力される。
インバータ4は、バッテリ1から出力される直流電力を交流電力に変換して、モータ7に出力する。またモータ7の回生動作によりバッテリ1が充電される場合には、モータ7から出力される交流電力を変換してバッテリ1に出力する。インバータ4はバッテリ1とモータ7との間に接続されている。
インバータ5は、インバータ4と同様にバッテリ1の電力を変換しつつ、変換された電力を外部機器8に出力する。インバータ5はバッテリ1と外部機器8との間に接続されている。インバータ6は、インバータ5と同様にバッテリ1の電力を変換しつつ、変換された電力を外部機器9に出力する。インバータ6はバッテリ1と外部機器9との間に接続されている。インバータ4〜6は、エネルギーコントロールユニット20により制御される。インバータ4〜6は、IGBT等のスイッチング素子をブリッジ状に接続した変換回路、整流回路等を有している。
モータ7は、車両の駆動源である。本例の電力供給システムが、ハイブリッド車両に設けられる場合には、モータ7は、図示しないエンジンと共に車両の駆動源となる。
外部機器8、9は、バッテリ1の電力により作動する外部負荷である。例えば車両を、冷蔵機能をもつ配送車とした場合に、外部機器8、9は当該車両の冷蔵庫に相当し、バッテリ1が当該冷蔵庫の温度管理用の電源として用いられる。また、例えば車両が、非常用の電源装置として利用できる場合には、バッテリ1と家庭用のコンセントとの間をケーブルにより電気的に接続し、バッテリ1から、コンセントに接続されている配線網に対して電力をする。このとき、当該配線網に接続されている負荷が、外部機器8、9に相当する。また、例えば、車両にコンセントが設けられ、コンセントからバッテリの電力をとることができる場合には、当該コンセントに接続される負荷が、外部機器8、9に相当する。外部機器8、9は、電力供給システムから取り外すこともできる。なお、図1に示す電力供給システムでは、2つの外部機器8、9を接続しているが、2つに限らず、1つ又は3つ以上の外部機器8、9を接続してもよい。
バッテリコントロールユニット10は、バッテリ1の状態を管理するためのコントローラである。バッテリコントロールユニット10は、バッテリ1の充電状態(State of Charge)を管理している。バッテリ1のSOCとバッテリの電圧(開放電圧)との間には相対関係がある。そのため、バッテリコントロールユニット10は、SOCとバッテリ電圧との相対関係を示すマップを記録し、当該マップを参照しつつ、電圧センサ2の電圧に対応するSOCを、バッテリ1の現在のSOCとして演算する。
またバッテリコントロールユニット10は、バッテリ1の残容量を管理している。バッテリコントロールユニット10は、例えば電流センサ3の検出電流から、バッテリ1の充放電電流の積算値を演算することで残容量を演算する。
またバッテリコントロールユニット10は、バッテリ1の劣化度を管理している。バッテリ1の劣化度は、例えばバッテリ1の内部抵抗と、バッテリ1の初期の内部抵抗とを比較することで演算される。バッテリコントロールユニット10は、電圧センサ2及び電流センサ3の検出値から直線回帰演算により、IV特性を導出することで、バッテリ1の内部抵抗を演算する。なお、バッテリ1のSOC、残容量及び劣化度の演算方法は上記に限らず他の方法であってもよく、またバッテリの1の状態を示す指標は、SOC、残容量、及び劣化度に限らない。
エネルギーコントロールユニット20は、バッテリ1からモータ7に供給するエネルギー及びバッテリ1から外部機器8、9に供給するエネルギーを管理している。また、エネルギーコントロールユニット20は、インバータ4〜6を制御する。
エネルギーコントロールユニット20は、ユニットの外部から入力されるトルク指令に基づき、モータ7に対して要求されているトルクを目標トルクとして演算し、当該目標トルクがモータ7から出力されるように、インバータ4のスイッチング素子のスイッチング信号を生成する。そして、エネルギーコントロールユニット20は、生成したスイッチング信号をインバータ4に出力して、インバータ4を制御する。
また、エネルギーコントロールユニット20は、外部機器8、9が電力供給システムに接続されると、外部機器8、9を駆動させるために必要な電力を、インバータ5、6から出力するように、インバータ5、6を制御する。
エネルギーコントロールユニット20は、エネルギーの管理機能を発揮するための機能ブロックとして、図2に示すように、駆動電力演算部21、使用電力演算部22、電力量演算部23、判定部24、及び使用時間演算部25を有している。
以下に、図2を用いて、エネルギーコントロールユニット20に含まれる各機能ブロックと報知器30とを説明する。図2は、バッテリコントロールユニット10、エネルギーコントロールユニット20、及び報知器30のブロック図である。
駆動電力演算部21は、駆動源であるモータ7を駆動させるために必要なバッテリ1の電力(駆動必要電力:P)を演算する。駆動電力演算部21は、モータ7への要求トルクをモータ7から出力するために、バッテリ1からインバータ4に入力すべき電力を、駆動必要電力(P)として演算する。例えば、バッテリ1の残容量が少なくなり、バッテリ1の電力(バッテリ1から出力可能な電力)が駆動必要電力(P)未満である場合には、モータ7は、要求に応じたトルクを出力できない状態となる。すなわち、駆動必要電力(P)は、モータ7を含めた車両の駆動システムを駆動させるために必要な電力となる。駆動電力演算部21は、演算した駆動必要電力(P)の情報を、電力量演算部23に出力する。
使用電力演算部22は、外部機器8、9をバッテリ1に電気的に接続した状態で外部機器8、9を使用する為に必要な電力(使用必要電力:P)を演算する。使用必要電力(P)は、バッテリ1の電力で外部機器8、9を使用する際に、外部機器8、9からバッテリ1に要求される電力である。使用電力演算部22は、インバータ5の出力側に外部機器8が接続されると、外部機器8を動作するために必要な電力を求める。この使用必要電力(P)は、接続され可能性の有る外部機器8、9の消費電力の最大値であったり、あるいは使用電力演算部22と外部機器8、9との間で通信が可能であれば、通信によって外部機器8、9の定格電力を読みだして設定しても良い。あるいは、接続される部位に応じてあらかじめ定められた、接続される可能性の有る負荷の消費電力の最大値であってもよい。そして、使用電力演算部22は、求めた電力をインバータ5から出力させるために、バッテリ1からインバータ5に入力すべき電力を、使用必要電力(P)として演算する。外部機器8の動作電力について、例えば、外部機器8の接続先となるコンセント(車両に設けられているコンセント)において上限電力が定めされている場合には、使用電力演算部22は、外部機器8の当該コンセントへの接続を確認した上で、当該コンセントの上限電力を動作電力としてもよい。使用電力演算部22は、外部機器9を使用するための使用必要電力(P)も同様に演算する。使用電力演算部22は、演算した使用必要電力(P)の情報を、電力量演算部23に出力する。
電力量演算部23は、駆動必要電力(P)と使用必要電力(P)とを合算することで、バッテリ1への要求電力(P)を演算する。要求電力(P)は、バッテリ1の電力でモータ7を駆動させつつ、外部機器8、9を使用するために必要な電力である。電力量演算部23は、バッテリ1の現在のSOCをバッテリコントロールユニット10から取得ししつつ、要求電力(P)に対応するバッテリ1のSOCとバッテリ1の現在のSOCとの差分により、外部機器8、9で使用可能な電力量(E)を演算する。電力量演算部23は、バッテリコントロールユニット10から取得したバッテリ1の現在のSOC及び演算結果を、判定部24と使用時間演算部25に出力する。
判定部24は、要求電力(P)及び電力量(E)に基づいて、外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できない状態であるか否かを判定する。外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できない状態は、現在のバッテリ1の状態では、バッテリ1の電力により外部機器8、9を動作できない状態を表す。判定部24は、判定結果を報知器30に出力する。
使用時間演算部25は、要求電力(P)及び電力量(E)により、外部機器8、9の使用可能時間を演算する。外部機器8、9の使用可能時間は、バッテリ1の電力で外部機器8、9を使用する際に、モータ7を駆動できる状態を維持しつつ、外部機器8、9を継続して使用できる時間である。使用時間演算部25は、演算した使用時間を、例えば車載のディスプレイ等に表示することで、ユーザに対して使用時間を報知する。
報知器30は、判定部24の判定結果により、外部機器8、9を使用する際にバッテリ1の電力が不足しているか否かを、ユーザに報知する装置である。報知器30は、車載のディスプレイの表示によって、バッテリ1の電力不足を報知してもよい。
次に、エネルギーコントロールユニット20の具体的な制御を、図1及び図2を用いて説明する。
外部機器8、9がバッテリ1に接続される際に、エネルギーコントロールユニット20は、駆動電力演算部21により駆動必要電力(P)を演算し、使用電力演算部22により使用必要電力(P)を演算し、電力量演算部23により要求電力(P)を演算する。
判定部24には、電力供給システムの電力の許容値を示す閾値電力(Pth)が予め設定されている。閾値電力(Pth)は、システムの配線(又はバスバ)に規定されている上限電流又は上限電圧や、バッテリ1の安全性を考慮して予め設定されているバッテリの上限出力値等、電力供給システムのハード的要素又はソフト的要素に応じて、予め設定される値である。そして、判定部24は、要求電力(P)と閾値電力(Pth)とを比較し、要求電力(P)が閾値電力(Pth)以上である場合には、外部機器8、9に対して電力を供給できない状態であると判定する。例えば、消費電力の高い外部機器8、9がバッテリ1に接続され、バッテリ1の電力で外部機器8、9が動作すると、電力供給システム内の電圧又は電流がシステムの許容値を超える場合がある。このような場合には、バッテリ1から外部機器8、9に対して実際に電力を供給する前に、判定部24が、電力の供給の可否を判定する。これにより、システムの不具合を防ぎ、システムの安全性を高めることができる。
次に、要求電力(P)が閾値電力(Pth)未満である場合には、電力量演算部23は、要求電力(P)とバッテリ1の現在のSOCから、外部機器8、9で使用可能な電力量を算出することで、外部機器8、9を使用するための電力を、バッテリ1の電力から確保できるか否かを特定する。
バッテリ1の電力とバッテリ1のSOCとの間には相対関係がある。そのため、バッテリ1の現在のSOCが、要求電力(P)に対応するSOCより高ければ、外部機器8、9を使用するための電力が、バッテリ1の電力から確保できる状態となる。そして、現在のSOCが、要求電力(P)に対応するSOCより高い場合には、SOCの差分が、外部機器8、9で使用可能なバッテリ1の電力量(E)となる。
またバッテリ1の電力とSOCとの間の相対関係は、バッテリ1の状態に対して依存性をもっている。そのため、電力量演算部23は、バッテリコントロールユニット10で管理されているバッテリ1の情報を取得して、現在のバッテリ1の状態に合った相対関係(電力とSOCとの相対関係)を演算している。
ここで、電力とSOCとの相対関係が、バッテリ1の劣化度に対して依存性をもっている点について、図3を用いて、用いて説明する。図3は、バッテリ1のSOCに対する電力の特性を示すグラフである。グラフaは、バッテリ1の初期の特性を示し、グラフbはバッテリ1の劣化後の特性を示す。
バッテリ1が初期状態である場合には、グラフaに示す特性により、要求電力(P)分の電力をバッテリ1から出力するためには、充電状態(SOCa)に相当する容量が、バッテリ1に充電されていなければならない。一方、バッテリ1が劣化した場合には、グラフbに示す特性により、要求電力(P)分の電力をバッテリ1から出力するためには、充電状態(SOCb>SOCa)に相当する容量が、バッテリ1に充電されていなければならない。
すなわち、要求電力(P)分の電力をバッテリ1から出力するために、バッテリ1に対して必要となるSOCは、バッテリ1の劣化度が高いほど高くなる。
また、電力とSOCとの相対関係が、バッテリ1の温度に対して依存性をもっている点について、図4を用いて、用いて説明する。図4は、バッテリ1のSOCに対する電力の特性を示すグラフである。グラフaは、バッテリ1の常温時の特性を示し、グラフbはバッテリ1の低温時の特性を示す。なお、低温時の温度は常温時の温度より低い。
バッテリ1の温度が常温である場合には、グラフaに示す特性により、要求電力(P)分の電力をバッテリ1から出力するためには、充電状態(SOCa)に相当する容量が、バッテリ1に充電されていなければならない。一方、バッテリ1の温度が低下した場合には、グラフbに示す特性により、要求電力(P)分の電力をバッテリ1から出力するためには、充電状態(SOCb>SOCa)に相当する容量が、バッテリ1に充電されていなければならない。
すなわち、要求電力(P)分の電力をバッテリ1から出力するために、バッテリ1に対して必要となるSOCは、バッテリ1の温度が低いほど高くなる。
電力量演算部23は、バッテリ1の劣化度、温度と、相対関係(電力とSOCとの相対関係)との関係をマップにより予め記録している。そして、電力量演算部23は、バッテリコントロールユニット10からバッテリ1の劣化度及び温度を取得すると、マップを参照しつつ、劣化度及び温度に対応した相対関係を演算する。これにより、現在のバッテリ1の状態に合った相対関係(電力とSOCとの相対関係)が演算される。
次に、電力量演算部23は、演算した相対関係を用いて、外部機器8、9で使用可能な電力量(E)を演算する。また、判定部24は、電力量演算部23の演算結果を用いて、外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できるか否かを判定する。以下、電力量演算部23による電力量(E)の演算制御と、判定部24による判定制御を、図5及び図6を用いて説明する。
図5及び図6は、バッテリ1のSOCに対する電力の特性を示すグラフである。図5及び6に示すグラフは、バッテリ1の劣化度等に基づいて演算された、電力とSOCとの相対関係を表している。図5は、現在のバッテリの充電状態(SOC)で、外部機器8、9を使用できる状態のときの関係を示し、図6は、現在のバッテリの充電状態(SOC)で、外部機器8、9を使用できない状態のときの関係を示す。
電力量演算部23は、演算した相対関係を参照しつつ、要求電力(P)に対応する充電状態(SOC)を演算する。図5のグラフに示すように、バッテリ1の電力でモータ7のみを駆動させる場合には、バッテリ1に対して必要な充電状態は、駆動必要電力(P)に対応するSOCとなる。モータ7をバッテリ1の電力で駆動させている状態で、バッテリ1の電力で外部機器8、9を使用する場合には、バッテリ1に要求される電力は、モータのみ駆動させる電力(駆動必要電力:P)に対して、使用必要電力(P)分、加算される。そして、使用必要電力(P)を加算する分、バッテリ1に対して必要な充電状態は、SOCからSOCに高くなる。
電力量演算部23は、現在のバッテリの充電状態(SOC)からSOCを減算する。減算して算出された充電状態の差分(ΔSOC)は、外部装置8、9で使用可能な容量を、SOCで表した値となる。
判定部24は、差分(ΔSOC)と閾値SOC(以下、一例としてゼロとする)との大小関係を比較することで、外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できない状態であるか否かを判定する。差分(ΔSOC)がゼロより大きい場合には、外部機器8、9を動作できる分の電力量を、バッテリ1で確保できる状態となる。そのため、判定部24は、差分(ΔSOC)がゼロより高い場合に、言い換えると、外部機器8、9で使用可能な電力量がゼロより高い場合に、外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できる、と判定する。
一方、判定部24は、差分(ΔSOC)がゼロ以下である場合に、言い換えると、要求電力(P)に対応する充電状態(SOC)が現在のバッテリ1の充電状態(SOC)より大きい場合、あるいは、外部機器8、9で使用可能な電力量がゼロ以下である場合に、外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できない、と判定する。これにより、本例は、外部機器8、9へ電力を供給することで、バッテリ1からモータ7へ供給される電力が不足し、モータ7の出力トルクが要求トルクより低くなることを防ぐ。その結果として、車載電池として搭載されたバッテリ1の本例の性能を確保することができる。
図5に示すように、現在のバッテリの充電状態(SOC)がSOCより高い場合には、差分(ΔSOC)がゼロより高くなる。そのため、図5に示す条件の場合には、判定部24は、外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できる、と判定する。
電力量演算部23は、バッテリ1の現在の満充電容量から、差分(ΔSOC)に相当する分の容量を、電力量(E)として演算する。なお、バッテリ1の現在の満充電容量は、バッテリコントロールユニット10により管理されている。
使用時間演算部25は、電力量演算部23から電力量(E)を取得すると、要求電力(Ps)と取得した電力量(E)により外部機器8、9の使用可能時間を演算する。具体的には、使用時間演算部25は、電力量(E)から要求電力(Ps)を割ることで、使用可能時間を演算する。
図6に示すように、現在のバッテリの充電状態(SOC)がSOCより低い場合には、差分(ΔSOC)がゼロより低くなり、外部機器8、9を使用するための電力量を、バッテリ1で確保できない状態となる。そのため、図6に示す条件の場合には、判定部24は、外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できない、と判定する。
そして、判定部24が、外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できないと判定した場合には、報知器30は、外部機器8、9を使用するためにバッテリ1の電力が不足している旨をユーザに報知する。
エネルギーコントロールユニット20は、バッテリ1からモータ7又は外部機器8、9に電力を供給中に、外部機器8、9の接続状態を検出している。外部機器8、9の接続状態は、インバータ5、6の出力側の電圧又は電流を、センサにより検出すればよい。外部機器8、9の接続状態は、接続中の外部機器8、9が本例の電力供給システムから外されたとき、あるいは、新たな外部機器8、9が本例の電力供給システムに接続されたときに、変化する。
そして、エネルギーコントロールユニット20は、外部機器8、9の接続状態が変化することで、外部機器8、9の使用必要電力(P)が変化した場合には、電力量(E)を演算する。また、エネルギーコントロールユニット20は、使用可能時間の演算し、外部機器8、9に対してバッテリ1の電力を供給できるか否かも判定している。
以下、図7及び図8を用いて、外部機器8、9の接続状態が変化した場合の、エネルギーコントロールユニット20の制御について説明する。図7及び図8はバッテリ1のSOCに対する電力の特性を示すグラフである。図7は、外部機器8、9が電力供給システムに接続されている状態から、外部機器8がシステムから外れたときの特性を示し、図8は外部機器8、9が電力供給システムに接続されている状態から、他の外部機器が新たにシステムに接続されたときの特性を示している。
まず、外部機器8、9が接続されている状態から、外部機器9が取り外されたときの制御について説明する。外部機器8、9が接続されている場合には、電力量演算部23は、電力とSOCとの相対関係を参照しつつ、要求電力(PS1)に対応する充電状態(SOCS1)を演算する。要求電力(PS1)は、モータ7の駆動必要電力(P)に、外部機器8を使用するために必要な電力(PD1)と、外部機器9を使用するために必要な電力(PD2)とを加算した電力である。
また、電力量演算部23は、現在のバッテリの充電状態(SOC)からSOCS1を減算し、充電状態の差分(ΔSOC)を演算する。電力量演算部23は、差分(ΔSOC)に相当する電力量(E)を演算する。使用時間演算部25は、電力量(E)と要求電力(PS1)から、使用可能時間を演算する。
そして、外部機器9が電力供給システムから外されると、要求電力(Ps1)が、外部機器9の使用可能電力(PD2)分低下し、電力(Ps2<Ps1)となる。なお、要求電力(PS2)は、駆動必要電力(P)に外部機器8の使用可能電力(PD1)を加えた電力である。電力量演算部23は、電力とSOCとの相対関係を参照しつつ、要求電力(PS2)に対応する充電状態(SOCS2<SOCS1)を演算する。
電力量演算部23は、現在のバッテリの充電状態(SOC)からSOCS2を減算し、充電状態の差分(ΔSOC)を演算する。バッテリ1の現在のSOCは変わらずに、バッテリ1に対する要求電力が低下しているため、差分(ΔSOC)は、差分(ΔSOC)と比較して大きくなる。
電力量演算部23は、差分(ΔSOC)に相当する電力量(E>E)を演算し、使用時間演算部25は、電力量(E)と要求電力(Ps2)から使用可能時間を演算する。
外部機器8、9が接続されている状態から、他の外部機器が新たに接続されたときの制御について説明する。外部機器8、9が接続されている場合について、要求電力(PS1)等の条件は、上記と同様である。
他の外部機器が新たに接続されると、要求電力は、他の外部機器の使用可能電力(PD3)分上昇し、電力(Ps3>Ps1)となる。電力量演算部23は、電力とSOCとの相対関係を参照しつつ、要求電力(PS3)に対応する充電状態(SOCS3>SOCS1)を演算する。
電力量演算部23は、現在のバッテリの充電状態(SOC)からSOCS3を減算し、充電状態の差分(ΔSOC)を演算する。バッテリ1の現在のSOCは変わらずに、バッテリ1に対する要求電力が上昇しているため、差分(ΔSOC)は、差分(ΔSOC)と比較して小さくなる。
電力量演算部23は、差分(ΔSOC)に相当する電力量(E<E)を演算し、使用時間演算部25は、電力量(E)と要求電力(PS3)から使用可能時間を演算する。
また、エネルギーコントロールユニット20は、外部機器8、9の接続状態が変化したときだけでなく、外部機器8、9の消費電力が変化した場合にも、上記と同様に、電力量(E)を演算する。外部機器8、9の接続状態が変わらなくても、例えば外部機器8の消費電力が減少した場合には、外部機器8の使用必要電力が低くなる。そのため、エネルギーコントロールユニット20は、外部機器8の消費電力が低くなったことを検出すると、電力量(E)を再び演算する。外部機器8の消費電力が低くなった場合の電力量(E)の演算方法は、上記のように、外部機器8、9が電力供給システムに接続された状態から外部機器9が電力供給システムから外されたときの電力量(E)の演算方法と同様である。
またエネルギーコントロールユニット20は、外部機器8の消費電力が高くなったことを検出すると、電力量(E)を再び演算する。外部機器8の消費電力が高くなった場合の電力量(E)の演算方法は、上記のように、外部機器8、9が電力供給システムに接続された状態から他の外部機器が新たに電力供給システムに接続されたときの電力量(E)の演算方法と同様である。
これにより、本例は、電力供給システムに接続されている外部機器8、9の数の変化、又は、外部機器8、9の消費電力の変化により、外部機器8、9からバッテリ1への要求電力が変化した場合に、外部機器8、9で使用する分の電力をバッテリ1で確保できるか否かを、演算した電力量から把握できる。また、外部機器8、9からバッテリ1への要求電力が変化した場合に、要求電力の変化後の状態から、電力量(E)及び使用可能時間を再演算することで、電力量(E)及び使用可能時間の演算精度を高めることができる。
また、車両が停車している状態で、バッテリ1を外部機器8、9のための電源として利用する場合には、モータ3を駆動させる必要がないため、駆動必要電力(P)はゼロになる。またバッテリ1への要求電力(P)は使用必要電力(P)と等しくなる。そして、電力量演算部23及び使用時間演算部25は、電力量(E)及び外部機器8、9の使用可能時間を演算する際には、上記の演算において、駆動必要電力(P)をゼロとした上で演算すればよい。
次に、エネルギーコントロールユニット20の制御フローを、図9を用いて説明する。図9は、エネルギーコントロールユニット20の制御手順を示すフローチャートである。なお、図9の制御フローでは、説明を容易にするために、外部機器8、9の使用中、駆動必要電力(P)を一定としている。
ステップS1にて、エネルギーコントロールユニット20の駆動電力演算部21は、モータ7を駆動させるために必要なバッテリ1の電力(駆動必要電力:P)を演算する。
ステップS2にて、エネルギーコントロールユニット20の使用電力演算部22は、外部機器8、9を使用するために必要なバッテリ1の電力(使用必要電力:P)を演算する。ステップS3にて、エネルギーコントロールユニット20の電力量演算部23は、駆動必要電力(P)と使用必要電力(P)とを合算して、要求電力(Ps)を演算する。
ステップS4にて、エネルギーコントロールユニット20の判定部24は、演算した要求電力(P)と、電力供給システムの許容値を示す閾値電力(Pth)とを比較し、要求電力(P)が閾値電力(Pth)未満であるか否かを判定する。要求電力(P)が閾値電力(Pth)未満である場合には、ステップS5に進む。
ステップS5にて、電力量演算部23は、バッテリコントロールユニット10から現在のバッテリ1の情報(温度、劣化度、SOC)を取得し、現在のバッテリ1の状態に合う、電力とSOCとの相対関係を示すマップを演算する。
ステップS6にて、電力量演算部23は、演算したマップを参照しつつ、要求電力(P)に対応する充電状態(SOC)を演算する。ステップS7にて、電力量演算部23は、ステップS5で取得した情報のうち、バッテリ1の現在の充電状態(SOC)を特定する。
ステップS8にて、電力量演算部23は、現在のバッテリの充電状態(SOC)からSOCを減算し、充電状態の差分(ΔSOC)を演算する。ステップS9にて、判定部24は、差分(ΔSOC)がゼロより大きいか否かを判定する。差分(ΔSOC)がゼロより大きい場合には、ステップS10にて、判定部24は、接続された外部機器8、9に対して電力を供給できる、と判定する。
ステップS11にて、電力量演算部23は、現在のバッテリの満充電時の容量と差分(ΔSOC)により、外部機器8、9で使用可能な電力量(E)を演算する。ステップS12にて、エネルギーコントロールユニット20の使用時間演算部25は、電力量(E)を要求電力(P)で割り、外部機器8、9の使用可能時間を演算する。ステップS13にて、エネルギーコントロールユニット20は、インバータ5、6を制御し、バッテリ1から外部機器8、9に電力を出力する。また使用時間演算部25は、演算した使用可能時間のカウントダウンを開始する。
ステップS14にて、エネルギーコントロールユニット20は、外部機器8、9からバッテリ1への要求電力が変化したか否かを判定する。外部機器8、9からバッテリ1への要求電力の変化には、外部機器8、9が電力供給システムに新たに接続された場合、少なくとも一部の外部機器8、9が電力供給システムから取り外された場合、及び、外部機器8、9の消費電力が変化した場合を含んでいる。
外部機器8、9からバッテリ1への要求電力が変化していない場合には、ステップS15にて、使用時間演算部25は、計測中の使用可能時間が所定の下限時間に達したか否かを判定する。所定の下限時間は、予め設定されている時間であって、外部機器8、9の残り時間が短くなっていることをユーザに対して報知するための時間である。計測中の使用可能時間が下限時間に達していない場合には、ステップS14に戻る。
計測中の使用可能時間が下限時間に達した場合には、使用時間演算部25は報知器30を制御して、残り時間が短いことをユーザに報知する(ステップS16)。これにより、ユーザに何ら報知することなく、外部機器8、9への電力供給が急に終了することを防ぐ。特に、外部機器8、9によっては、電力供給が急に終了すると、不具合になるおそれがあるが、本例では、このような不具合を防ぐことができる。そして、エネルギーコントロールユニット20は、図9に示した制御フローを終了させる。
ステップS4において、要求電力(P)が閾値電力(Pth)以上である場合には、ステップS17にて、判定部24は、外部機器8、9に対して電力を供給できない状態であると判定する。また判定部24は、報知器30を制御して、外部機器8、9への電力供給不可を報知する。そして、エネルギーコントロールユニット20は、図9に示した制御フローを終了させる。
ステップS9において、差分(ΔSOC)がゼロ以下である場合には、ステップS7にて、判定部24は、接続された外部機器8、9に対して電力を供給できないと判定し、報知器30を制御して、外部機器8、9への電力供給不可を報知する。このとき、外部機器8、9からバッテリ1への要求電力が変化した後(ステップS14の制御フローの後)に、ステップS9の制御フローでNoに進んだ場合には、判定部24は、新たに電力供給システムに接続された外部機器8、9、又は、消費電力が増加した外部機器8、9を特定した上で、特定した外部機器8、9に対して電力を供給できない、と判定してもよい。
ステップS14において、外部機器8、9からバッテリ1への要求電力が変化した場合には、ステップS2に戻る。ステップS2では、使用必要電力(P)が演算されることで、エネルギーコントロールユニット20は、使用必要電力(P)の変化を把握し、さらにステップS11にて電力量(E)を再び演算する。
上記のように、本例は、バッテリ1の充電状態を管理しつつ、モータ7の駆動必要電力(P)及び外部機器8、9の使用必要電力(P)を演算する。そして、本例は駆動必要電力(P)と使用必要電力(P)とを合算して、バッテリ1への要求電力(P)を演算し、要求電力(P)に対応する充電状態と現在の充電状態との差分により、外部機器8、9で使用可能な電力量(E)を演算する。これにより、外部機器8、9を使用する際に、使用する分の電力をバッテリ1で確保できないような状態を、演算した電力量から把握できるため、外部機器の使用可能性を高い精度で把握できる。
また本例は、電力量(E)と要求電力(P)により外部機器8、9の使用可能時間を演算する。バッテリ1の使用可能な容量(Ah又はkWh)はバッテリ1へ要求される電力に対して依存性をもっているが、本例では電力量(E)に基づいて外部機器8、9の使用可能時間を演算しているため、使用可能時間の演算精度を高めることができる。
また本例は、要求電力(P)に対応する充電状態(SOC)と現在のバッテリ1の充電状態(SOC)とを比較することで、外部機器8、9に電力を供給できるか否かを判定したが、SOCの代わりに電力又は電圧に基づいて判定してもよい。
判定部24が電力に基づいて判定する場合には、判定部24は、現在のバッテリ1の状態で出力可能な電力と要求電力(P)とを比較する。そして、現在のバッテリ1の状態で出力可能な電力が要求電力(P)より大きい場合には、判定部24は、外部機器8、9に電力を供給できると判定する。一方、現在のバッテリ1の状態で出力可能な電力が要求電力(P)以下である場合には、判定部24は、外部機器8、9に電力を供給できないと判定する。
判定部24が電圧に基づいて判定する場合には、判定部24は、現在のバッテリ1の電圧と、要求電力(P)を出力する際のバッテリ1の電圧とを比較する。そして、現在のバッテリ1の電圧が、要求電力(P)に対応するバッテリ1の出力電圧よりも高い場合には、判定部24は、外部機器8、9に電力を供給できると判定する。一方、現在のバッテリ1の電圧が、要求電力(P)に対応するバッテリ1の出力電圧以下である場合には、判定部24は、外部機器8、9に電力を供給できないと判定する。
また本例は、要求電力(P)と閾値電力(Pth)とを比較することで、外部機器8、9に電力を供給できるか否かを判定したが、電力の代わりに電圧又は電圧に基づいて判定してもよい。
判定部24が電圧に基づいて判定する場合には、判定部24は、要求電力(P)に対応するバッテリ1の出力電圧と、閾値電圧(Vth)とを比較する。閾値電圧(Vth)は予め設定されている電圧値であり、電力供給システムに許容される電圧の上限値である。そして、バッテリ1の出力電圧が閾値電圧(Vth)未満である場合には、判定部24は外部機器8、9に電力を供給できると判定し、バッテリ1の出力電圧が閾値電圧(Vth)以上である場合には、判定部24は外部機器8、9に電力を供給できないと判定する。
判定部24が電流に基づいて判定する場合には、判定部24は、要求電力(P)に対応するバッテリ1の出力電流と、閾値電流(Ith)とを比較する。閾値電流(Ith)は予め設定されている電流値であり、電力供給システムに許容される電流の上限値である。そして、バッテリ1の出力電流が閾値電流(Ith)未満である場合には、判定部24は外部機器8、9に電力を供給できると判定し、バッテリ1の出力電流が閾値電流(Ith)以上である場合には、判定部24は外部機器8、9に電力を供給できないと判定する。
なお、本例の電力供給システムは、太陽光発電を備えた装置など、バッテリ1に対して電力を供給する外部機器を接続してもよい。そして、例えば、外部機器の一例として、太陽光発電を備えた装置をシステムに接続した場合には、エネルギーコントロールユニット20は、外部機器8、9からバッテリ1への要求電力が低下することを検出する。そして、バッテリ1への要求電力が低下した場合には、電力量(E)が増加し、外部機器8、9の使用可能時間が長くなる。
一方、太陽光発電を備えた外部機器をシステムに接続している状態から、太陽光発電を備えた外部機器を取り外すと、エネルギーコントロールユニット20は、外部機器8、9からバッテリ1への要求電力が増加することを検出する。そして、バッテリ1への要求電力が増加した場合には、電力量(E)が低下し、外部機器8、9の使用可能時間が短くなる。
これにより、太陽光発電等を備えた外部機器をシステムに新たに接続することにより、又は、太陽光発電等を備えた外部機器をシステムから取り外すことにより、外部機器8、9からバッテリ1への要求電力が変化した場合に、外部機器8、9で使用する分の電力をバッテリ1で確保できるか否かを、演算した電力量から把握できる。
なお、図9に示す制御フローにおいて、駆動必要電力(P)は一定に限らず、走行中の車両であれば、適宜変化している。
上記の駆動電力演算部21が本発明の「駆動電力演算手段」に相当し、使用電力演算部22が本発明の「使用電力演算手段」に、バッテリコントロールユニット10が本発明の「バッテリ管理手段」に、電力量演算部23が本発明の電力量演算手段に、使用時間演算部25が本発明の「使用時間演算手段」に、判定部24が本発明の「判定手段」に、報知器30が本発明の「報知手段」に相当する。
《第2実施形態》
図10は、発明の他の実施形態に係る電力供給システムにおいて、バッテリコントロールユニット、エネルギーコントロールユニット、報知器及びナビゲーションシステムを示すブロック図である。本例では、本例では上述した第1実施形態に対して、ナビゲーションシステムを設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、その記載を援用する。
図10に示すように、本発明の他の実施形態に係る電力供給システムは、第1実施形態に係る構成に加えて、ナビゲーションシステム40を備えている。ナビゲーションシステム40は、GPS受信器を用いて車両の現在地を測定しつつ、データベースに記録された地図情報を参照し、地図上における自車両の位置を測定する。また、ナビゲーションシステム40は、車両の現在地から、ユーザ等により設定された目的地までの走行ルートを演算する。地図情報には、バッテリ1を充電可能な充電施設の位置情報、ユーザの自宅の位置情報等が含まれる。ナビゲーションシステム40により管理されているデータ(車両の現在地、走行ルート、地図情報等)は、エネルギーコントロールユニット20に送信される。
次に、エネルギーコントロールユニット20の具体的な制御を、図10及び図11を用いて説明する。図11は、目的地を中心として、目的地から車両までの距離に応じてエリアを区分けした概念図であって、駆動必要電力(P)を説明するための図である。
駆動電力演算部21は、停車中の車両の現在地から目的地までの距離の情報を、ナビゲーションシステム40から取得する。そして、駆動電力演算部21は、車両の現在地から目的地までの距離に応じて、駆動必要電力(P)を演算する。車両の現在地から目的地までの距離が長いほど、駆動必要電力(P)は高くなるように演算される。
自宅などの目的地には、充電施設が設けられていることが多い。そのため、目的地から近い場所で車両を停車させて、バッテリ1の電力で外部機器8、9を使用した場合には、電力の使用後に、車両を目的地まで走行させる際に、バッテリ1に必要な電力量は少なくてもよい。一方、目的地から遠い場所で車両を停車させて、バッテリ1の電力で外部機器8、9を使用した場合には、電力の使用後、車両の停車位置から目的地までの距離は長く、バッテリ1に必要な電力量は多くなる。そのため、車両の現在地から目的地までの距離が長いほど、駆動必要電力(P)は高くなる。
図11に示すように、地図データ上において、複数エリアが、目的地を中心として、中心からの距離に応じて区分けされている。例えば目的地を中心に、半径5km未満の円をエリアAとし、半径5km以上から10km未満までの円をエリアBとする。
例えば、車両の現在地がエリアA内に含まれる場合には、駆動電力演算部21は、駆動必要電力を電力(PM1)として演算する。また、車両の現在地がエリアB内に含まれる場合には、駆動電力演算部21は、駆動必要電力を電力(PM2>PM1)として演算する。なお、車両の現在地と目的地までの距離が10km以上である場合、あるいは、車両が走行している場合には、駆動電力演算部21は、駆動必要電力を電力(PM3>PM2)として演算する。駆動必要電力(PM3)は、車両の走行中に、モータ7を駆動させるためにバッテリ1に必要な電力である。すなわち、車両の現在地から目的地までの距離が所定の距離(例えば10km以上)である場合には、車両が停車していても、駆動必要電力を、走行中の駆動必要電力と同じとする。
また車両の現在地から目的地までの距離が短い場合(例えば5m以内)である場合には、ナビゲーションシステム40による、車両の位置の演算誤差を考慮して、駆動電力演算部21は、車両が目的地に停車していると判断する。そして、駆動電力演算部21は、駆動必要電力を電力(PM1)より低い電力値(例えばゼロ)にする。
ここで、エリアA、Bとエリア外の駆動必要電力(PM1、PM2、PM3)と、対応するバッテリ1のSOCとの関係について、図12を用いて説明する。図12はバッテリ1のSOCに対する電力の特性を示すグラフである。
図12に示すように、駆動必要電力(P)が低いほど、モータ7を駆動させて、目的地に到着するまでに必要なバッテリ1の容量は低くなる。そのため、駆動必要電力(P)が低いほど、バッテリ1の現在のSOCと、駆動必要電力(P)に対応するSOC(SOC、SOC、SOC)との差分は大きくなり、外部機器8、9で使用可能な電力量も大きくなる。充電状態(SOC、SOC、SOC)は、駆動必要電力(PM1、PM2、PM3)に対応するSOCである。
以下、車両がエリアA内で停車した場合を例とし、エネルギーコントロールユニット20の他の制御について説明する。図13は、バッテリ1のSOCに対する電力の特性を示すグラフである。
駆動電力演算部21は、エリアAに対応する駆動必要電力(PM1)を演算する。使用電力演算部22は、外部機器8、9を使用する為に必要な電力(使用必要電力:P)を演算する。電力量演算部23は、駆動必要電力(PM1)と使用必要電力(P)とを合算して、要求電力(P)を演算する。
電力量演算部23は、電力とSOCとの対応関係を示したマップを参照しつつ、要求電力(P)に対応する充電状態(SOC)を演算する。また、電力量演算部23は、現在の充電状態(SOC)と充電状態(SOC)との差分(ΔSOC)を演算し、差分(ΔSOC)に対応する電力量(E)を演算する。また、使用時間演算部25は、電力量(E)と要求電力(P)により、外部機器8、9の使用可能時間(T)を演算する。
上記の一例では、車両がエリアA内で停車した場合について説明したが、車両がエリアB内に位置する場合には、エネルギーコントロールユニット20は、駆動必要電力(PM2)に基づいて、SOCの差分(ΔSOC)、電力量(E)、使用可能時間(T)等を演算する。このとき、差分(ΔSOC)は差分(ΔSOC)より低く、電力量(E)は電力量(E)より低く、使用可能時間(T)は使用可能時間(T)より短い。ただし、バッテリ1の現在のSOCは、同じとする。
また、車両が走行している場合には、エネルギーコントロールユニット20は、駆動必要電力(PM3)に基づいて、SOCの差分(ΔSOC)、電力量(E)、使用可能時間(T)等を演算する。このとき、差分(ΔSOC)は差分(ΔSOC及びΔSOC)より低く、電力量(E)は電力量(E及びE)より低く、使用可能時間(T)は使用可能時間(T及びT)より短い。ただし、バッテリ1の現在のSOCは、同じとする。
上記のように、本例は、バッテリ1を充電可能な充電施設の位置と車両の現在地との間の距離を管理し、車両が走行している場合には、電力量を第1電力量(E)として演算し、車両が停車し、かつ、距離が距離閾値(図11に示す半径10kmに相当)未満である場合には、電力量を第2電力量(E又はE)として演算する。これにより、停車時には、停車時に必要なバッテリ1の電力を基づいて電力量が演算され、演算された電力量は走行中の電力量よりも高くなる。そのため、外部機器8、9の使用可能時間を長くできる。また、車両停車時において、車両の停車位置から最寄りの充電施設までの距離を考慮して、駆動必要電力(P)を演算するため、外部機器8、9を使用した後に、バッテリ1の容量を確保できる。その結果として、車両を充電施設に走行させることができ、バッテリ1の充電を可能とする。
ところで、車両が、保冷庫や保温庫などを外部機器8、9として搭載し、バッテリ1が外部機器8、9の専用の電源として用いられ、バッテリ1の電力が車両の駆動のために必要としない場合には、外部機器8、9の使用によって、バッテリ1の電力量がゼロになったとしても、車両は充電施設まで走行し、バッテリ1の充電が可能である。
また、エンジン及びモータを駆動源するハイブリッド車両であれば、外部機器8、9の使用によって、バッテリ1の電力量がゼロになったとしても、車両は充電施設まで走行し、バッテリ1の充電が可能である。そのため、このような車両であれば、充電施設から車両の現在地までの距離に応じて、電力量(E)を管理しなくても、車両が自走できないような事態は考えにくい。
一方、車両の駆動源がモータのみである場合には、外部機器8、9の使用によって、バッテリ1の電力量がゼロになると、車両が充電施設まで走行できない。そして、バッテリ1の充電のためには、車両を牽引するなどの手間がかかる。
そのため本例は、駆動源をモータ7のみとする車両に適用することで、停車中の車両のバッテリ1を用いて、外部機器8、9を使用したとしても、車両を充電施設に走行させることができ、バッテリ1の充電を可能とする。
また、本例は、充電施設の位置と車両の現在地との間の距離に応じて、駆動必要電力を演算する。これにより、車両の停車位置から最寄りの充電施設までの距離を考慮して、駆動必要電力(P)を演算するため、外部機器8、9を使用した後に、バッテリ1の容量を確保できる。
また本例は距離が距離閾値(図11に示す半径10kmに相当)以上である場合には、電力量を第3電力量(Eに相当)として演算し、距離が距離閾値未満である場合には、電力量を第4電力量(Eに相当)として演算する。これにより、充電施設の位置と車両の現在地との間の距離に応じて適切な電力量を演算できるため、外部機器8、9を使用した後に、バッテリ1の容量を確保できる。
なお本例は、充電施設を備えた自宅を目的地に設定したが、例えば、車両の現在地から最も近い充電施設の位置を目的地に設定してもよい
上記のナビゲーションシステム40が本発明の「車両位置管理手段」に相当する。
1…バッテリ
2…電圧センサ
3…電流センサ
4〜6…インバータ
7…モータ
8,9…外部機器
10…バッテリコントロールユニット
20…エネルギーコントロールユニット
21…駆動電力演算部
22…使用電力演算部
23…電力量演算部
24…判定部
25…使用時間演算部
30…報知器
40…ナビゲーションシステム

Claims (10)

  1. 車両の駆動源及び外部機器に対して電力を供給するためのバッテリを管理するバッテリ管理装置において、
    前記駆動源を駆動させるために必要な前記バッテリの電力を、駆動必要電力として演算する駆動電力演算手段と、
    前記外部機器を前記バッテリに電気的に接続した状態で前記外部機器を使用するために必要な前記バッテリの電力を、使用必要電力として演算する使用電力演算手段と、
    前記バッテリの充電状態を管理するバッテリ管理手段と、
    前記駆動必要電力と前記使用必要電力とを合算して前記バッテリへの要求電力を演算し、前記要求電力に対応する前記充電状態と現在の前記充電状態との差分により前記外部機器で使用可能な電力量を演算する電力量演算手段とを備える
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
  2. 請求項1記載のバッテリ管理装置において、
    前記電力量及び前記要求電力により前記外部機器の使用可能時間を演算する使用時間演算手段をさらに備える
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
  3. 請求項2記載のバッテリ管理装置において、
    前記使用可能時間が下限時間以下である場合には、前記外部機器の残りの使用時間が短いことをユーザに報知する報知手段をさらに備える
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のバッテリ管理装置において、
    前記要求電力が閾値電力以上である場合には、前記外部機器に対して前記バッテリの電力を供給できない状態であると判定する判定手段をさらに備え、
    前記閾値電力は、前記バッテリから前記駆動源及び前記外部機器に対して電力を供給する電力供給システムの電力の許容値を示す
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のバッテリ管理装置において、
    前記要求電力が前記バッテリの出力可能電力よりも低い場合には、前記外部機器に対して前記バッテリの電力を供給できない状態であると判定する判定手段をさらに備え、
    前記バッテリ管理手段は、前記現在の前記充電状態に対応する前記出力可能電力を管理する
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のバッテリ管理装置において、
    前記要求電力に対応する前記充電状態が前記現在の前記充電状態より大きい場合には、前記外部機器に対して前記バッテリの電力を供給できない状態であると判定する判定手段をさらに備える
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のバッテリ管理装置において、
    前記バッテリ管理手段は、
    前記使用必要電力が変化した場合には、前記電力量を再び演算する
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のバッテリ管理装置において、
    前記バッテリを充電可能な充電施設の位置と前記車両の現在地との間の距離を管理する車両位置管理手段をさらに備え、
    前記車両が走行している場合には、前記電力量演算手段は前記電力量を第1電力量として演算し、
    前記車両が停車し、かつ、前記距離が前記距離閾値未満である場合には、前記電力量演算手段は前記電力量を前記第1電力量よりも低い第2電力量として演算する
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のバッテリ管理装置において、
    前記バッテリを充電可能な充電施設の位置と前記車両の現在地との間の距離を管理する車両位置管理手段をさらに備え、
    前記駆動電力演算手段は、
    前記距離に応じて、前記駆動必要電力を演算する
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
  10. 請求項9記載のバッテリ管理装置において、
    前記距離が所定の距離閾値以上である場合には、前記電力量演算手段は前記電力量を第3電力量として演算し、
    前記距離が前記距離閾値未満である場合には、前記電力量演算手段は前記電力量を前記第3電力量より高い第4電力量として演算する
    ことを特徴とするバッテリ管理装置。
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