JP2016015700A - 車両用通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯機から送信される信号を用いる場合であっても、車載機が受信可能な中心周波数を正確に調整することができる車両用通信システムを提供する。【解決手段】車両用通信システムは、車両に設けられたLF送信アンテナ3から信号を送信する車載機1と、携帯機(2)とを備え、スマートエントリー(登録商標)を構成する。車載機1の車載送信部12は、スタートスイッチ51が操作された場合、所定信号を送信する。携帯機(2)は、前記所定信号を受信した場合、複数回、所定強度の信号を送信する。信号強度測定部は、車載受信部13の中心周波数を変更させながら、車載受信部13が受信する各信号の受信信号強度を測定する。車載機1は、車載受信部13の中心周波数を受信信号強度が所定強度以上となる周波数に変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、キーレスエントリシステム、スマートエントリー(登録商標)システム、スマートスタートシステム等の車両用通信システムに関する。
メカニカルキーを用いずに車両ドアの施錠及び解錠を行う車両用通信システムが実用化されている。具体的には、使用者が所持する携帯機を用いた無線遠隔操作により車両ドアの施錠又は解錠を行うキーレスエントリシステム、携帯機を所持した使用者が車両に近づき、又はドアハンドルを握るだけで車両ドアの解錠を行うスマートエントリーシステム等が実用化されている。スマートエントリーシステムは、使用者が所持する携帯機、使用者がドアハンドルを握ったことを検出する接触センサ、ドアハンドルが握られた際に携帯機の位置を検出し、車両ドアの施錠又は解錠処理を実行する車載機によって構成される。車両ドアの施錠又は解錠処理を行う際、車載機は携帯機の位置を確認する。例えば、車載機は、車両に設けられた複数のアンテナから信号を送信し、各アンテナから送信された信号の受信信号強度を携帯機が測定し、携帯機は測定した受信信号強度の情報を車載機へ送信する。車載機は、携帯機から送信される信号を受信するための受信アンテナ及び受信回路を備える。車載機は、携帯機から送信された受信信号強度の情報を受信アンテナにて受信し、受信した情報に基づいて、携帯機の位置判定を行う。
また、スマートエントリーシステムにおいて、メカニカルキーを用いずに車両のエンジン始動を行う車両用通信システムも実用化されている。具体的には、携帯機を所持した使用者がエンジンスタートボタンを押すだけでエンジンの始動を行うスマートスタートシステムが実用化されている。車載機は携帯機を認証し、携帯機が車内にあることを確認した後、エンジンの始動を行う。
一方、携帯機から送信される信号の受信信号強度が最大となるように、車載機の受信アンテナ及び受信回路のアンテナ整合を行う機能を有する車両用通信システムが開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、携帯機から送信される無線信号では無く、車両に搭載されたTPMS(Tire Pressure Monitoring System)システムから送信される無線信号を用いて、アンテナ整合を行う。具体的には、受信アンテナに接続された可変コンデンサの容量を変更することによって、受信アンテナと、受信回路とのインピーダンスを整合させ、受信信号強度が最大となるように調整が行われている。TPMSと、車載機との位置関係は固定されているため、車載機は一定強度の無線信号を用いて、アンテナ整合の調整を行うことができる。
特開2013−219681号公報
ところで、特許文献1に係る車両用通信システムにおいては、TPMS及び携帯機から送信される信号の周波数誤差が小さいことが前提となっており、TPMS及び携帯機から送信される信号の周波数誤差が大きい場合、車載機は該信号を所定の受信感度で受信できないという問題があった。
例えば、携帯機の製造コストを削減した場合、携帯機から送信される信号の周波数の製造ばらつきが大きくなる。携帯機から送信される信号の周波数誤差が大きい場合、車載機は携帯機の信号を受信できなくなる虞がある。また、携帯機から送信される信号の受信精度を向上させるために、車載機の受信周波数帯域を狭く設定した場合、同様にして車載機は携帯機の信号を受信できなくなる虞がある。更に、携帯機から送信される信号の周波数誤差が大きい場合、TPMSから送信される信号に対する車載機側の受信信号強度が最大になっても、携帯機から送信される信号に対する受信信号強度が最大にならない虞がある。
また、特許文献1に係る車両用通信システムにおいては、車載機のアンテナ整合を行うためにTPMSシステムが必要であるという問題がある。
一方携帯機から送信される信号を用いて、車載機の受信周波数帯域を変更することも考えられるが、一般的に車載機に対する携帯機の位置は変化する虞がある。受信周波数帯域の調整中に携帯機の位置が変化した場合、車載機に到達する信号の強度が変化し、受信周波数帯域の調整に失敗する虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は携帯機から送信される信号を用いる場合であっても、車載機が受信可能な中心周波数を正確に調整することができる車両用通信システムを提供することにある。
本発明に係る車両用通信システムは、車両に設けられたアンテナから信号を送信する車載機と、該車載機から送信された信号を受信し、受信した信号に応じた応答信号を送信する携帯機とを備え、前記車載機は該携帯機から送信された応答信号を受信した場合、該応答信号に基づいて所定処理を実行する車両用通信システムであって、前記車載機は、車室内に設けられた操作部の操作を検出する検出部と、該検出部が前記操作部の操作を検出した場合、所定信号を送信する車載送信部とを備え、前記携帯機は、前記車載機から送信された前記所定信号を受信する携帯受信部と、該携帯受信部が前記所定信号を受信した場合、複数回、所定強度の信号を送信する携帯送信部とを備え、前記車載機は、前記携帯送信部から送信された前記所定強度の信号を受信する車載受信部と、該車載受信部が受信可能な中心周波数を変更する中心周波数変更部と、該中心周波数変更部によって中心周波数を変更させて、前記車載受信部が受信する各信号の受信信号強度を測定する信号強度測定部と、該信号強度測定部が測定した受信信号強度が所定強度以上となる中心周波数を特定する特定部とを備え、前記中心周波数変更部は、前記特定部が特定した中心周波数に変更する。
本発明によれば、車室内に設けられた操作部の操作が検出された場合、車載送信部は所定信号を携帯機へ送信し、該所定信号を受信した携帯機は所定強度の信号を複数回送信する。車室内にある操作部が操作された場合、携帯機を携帯している使用者は車両内に着座していると推定され、車載機と、携帯機との位置関係が変動する虞が無い状態にあると考えられる。従って、操作部の操作時中に携帯機から送信され、車載機に到達する複数の信号の強度は一定である。
携帯機から送信される所定強度の信号は複数であり、各信号を車載受信部が受信する際、中心周波数変更部は車載受信部が受信可能な中心周波数を変更させる。車載受信部は、中心周波数を変更しながら携帯機から送信される信号を受信する。そして、信号強度測定部は、該車載受信部が受信した各信号の受信信号強度を測定する。特定部は、受信信号強度の測定結果から、受信信号強度が所定強度以上になる中心周波数を特定する。中心周波数変更部は、中心周波数を、該特定部によって特定された中心周波数に変更する。変更後の中心周波数は、携帯機から送信される信号の周波数に適合しているため、車載機は携帯機から送信される信号を、所望の受信感度で受信することが可能である。
なお、車載受信部が受信可能な中心周波数を調整する際、携帯機からの信号の受信信号強度を測定するために中心周波数を変更する回路と、携帯機からの信号を受信するときの中心周波数を設定するための回路とを共通の回路で構成しても良いし、異なる別個の回路で構成しても良い。
本発明に係る車両用通信システムは、前記検出部は、車両の原動機を始動させる操作を検出する。
本発明にあっては、車両の原動機を始動させる操作が行われた場合に、車載受信部の中心周波数が調整される。原動機を始動させる操作が行われた場合、車載機と、携帯機との位置関係が変動する可能性は低く、車載受信部の中心周波数を、携帯機から送信される信号の周波数に適合させることができる。
本発明に係る車両用通信システムは、前記検出部は、車両に搭載された電装品への給電を開始させる操作を検出する。
本発明にあっては、車両に搭載された電装品への給電を開始させる操作が行われた場合に、車載受信部の中心周波数が調整される。車両に搭載された電装品への給電を開始させる操作が行われた場合、車載機と、携帯機との位置関係が変動する可能性は低く、車載受信部の中心周波数を、携帯機から送信される信号の周波数に適合させることができる。
本発明に係る車両用通信システムは、前記検出部は、車両に搭載された空気調和機に対する操作を検出する。
本発明にあっては、車両に搭載された空気調和機に対する操作が行われた場合に、車載受信部の中心周波数が調整される。空気調和機に対する操作が行われた場合、車載機と、携帯機との位置関係が変動する可能性は低く、車載受信部の中心周波数を、携帯機から送信される信号の周波数に適合させることができる。
本発明に係る車両用通信システムは、前記車載機は、前記検出部が操作を検出した回数を計数する計数部を備え、前記車載送信部は、前記計数部が所定回数を計数する都度、前記所定信号を送信する。
本発明にあっては、操作部の操作が所定回数検出される都度、携帯機は所定強度の信号を複数回送信し、車載受信部の中心周波数が調整される。つまり、車載受信部の中心周波数を調整するための信号は、操作部の操作が検出される都度、携帯機から送信される訳では無い。従って、操作部の操作が検出される都度、車載受信部の中心周波数を調整する場合に比べて、携帯機で消費される電力を削減することができる。
本発明に係る車両用通信システムは、前記所定強度の信号は変調されていない搬送波の信号である。
本発明にあっては、携帯機から送信される所定強度の搬送波の信号を用いて、車載受信部の中心周波数が調整される。搬送波は変調されていないため、より正確に中心周波数を調整することが可能である。
本発明によれば、携帯機から送信される信号を用いる場合であっても、車載機が受信可能な中心周波数を正確に調整することができる。
車両用通信システムの一構成例を示す概念図である。 車載機の一構成例を示すブロック図である。 車載受信部の一構成例を示すブロック図である。 携帯機の一構成例を示すブロック図である。 中心周波数の調整に係る処理手順を示すフローチャートである。 携帯機から送信される信号の周波数及び受信信号強度の関係、並びに車載受信部の受信帯域を示すグラフである。 携帯機の搬送波の周波数が車載受信部の受信帯域の中心からずれているときの携帯機の周波数及び受信信号強度の関係を示すグラフである。 受信信号強度の測定範囲及び測定点、並びに設定された中心周波数を示すグラフである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。なお、以下に記載する実施形態及び各種変形の少なくとも一部を任意に組み合わせても良い。
図1は車両用通信システムの一構成例を示す概念図である。本実施形態1に係る車両用通信システムは、車両Cに設けられた複数のLF送信アンテナ3及びRF受信アンテナ4を用いて各種信号を送受信する車載機1と、該車載機1との間で信号を送受信する携帯機2とを備え、いわゆるスマートエントリーシステムを構成している。複数のLF送信アンテナ3は、例えば、運転席側のピラー、助手席側のピラー、バックドア、車両Cの前部に設けられている。RF受信アンテナ4は車両Cの適宜箇所に設けられている。
車載機1は、携帯機2の位置を判定するための信号を複数のLF送信アンテナ3から30kHz〜300MHzのLF(Low Frequency)帯の電波を用いて送信する。携帯機2は、各LF送信アンテナ3から送信された信号を受信し、受信した各信号の受信信号強度を測定する。携帯機2は、測定された受信信号強度を含む応答信号をUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いて車載機1へ送信する。車載機1は携帯機2から送信された応答信号を受信し、受信した応答信号に含まれる受信信号強度に基づいて、携帯機2の車内外判定を行い、判定結果に応じた所定処理を実行する。例えば、車載機1は、車両ドアの施錠又は解錠、エンジン始動、各種電装品への給電等の処理を実行する。
図2は車載機1の一構成例を示すブロック図である。車載機1は、該車載機1の各構成部の動作を制御する車載制御部11を備える。車載制御部11には、記憶部11a、車載送信部12、車載受信部13及び車内通信部14が設けられている。
車載制御部11は、例えば一又は複数のCPU、マルチコアCPU、ROM、RAM、入出力インタフェース、タイマ等を有するマイコンである。車載制御部11の入出力インタフェースには、記憶部11a、車載送信部12、車載受信部13及び車内通信部14が接続されている。車載制御部11はROMに記憶されている制御プログラムを実行することにより、各構成部の動作を制御し、車載受信部13に係る中心周波数の調整処理、携帯機2の車内外判定、車内外判定に応じた所定処理を実行する。
車載送信部12には複数のLF送信アンテナ3が接続されている。車載送信部12は、車両Cに設けられた複数のLF送信アンテナ3から携帯機2へ、車載機1の認証及び携帯機2の車内外判定用の信号を送信する回路である。車載送信部12は、車載制御部11から出力された信号に基づいて、30kHz〜300MHzの搬送波(LF波)を変調する。変調された信号は複数のLF送信アンテナ3から各別に順次送信される。
車載受信部13には、RF受信アンテナ4が接続されている。車載受信部13は、車載機1からの信号に応じて携帯機2から送信された応答信号を、RF受信アンテナ4を通じて受信する回路である。携帯機2から送信される応答信号の周波数範囲は、例えば312MHz〜315.25MHzである。車載受信部13は、受信した応答信号を復調し、復調して得た情報を車載制御部11へ出力する。また、車載受信部13は受信した信号の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定し、測定された受信信号強度を車載制御部11に与える機能、信号を受信できる中心周波数を変更する機能を有する。車載受信部13の細部の構成は後述する。
記憶部11aは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部11aは、車載受信部13の中心周波数に係る設定値を記憶している。なお、図2では車載制御部11及び記憶部11aを別体の構成部として図示しているが、車載制御部11の内部に記憶部11aを備えても良い。
車内通信部14は、車両Cに搭載されたボディECU5と、通信線を介して接続されており、CAN(Controller Area Network)プロトコルに従ってボディECU5とデータの送受信を行う。車内通信部14は、ボディECU5から送信された各種データを受信し、車載制御部11に与える。また、車内通信部14は、車載制御部11から与えられたデータを、通信線を介してボディECU5又はその他のECUへ送信する。
ボディECU5には、車両Cに搭載されたパワーウィンドウ等の各種電装品50、車室内に設けられたスタートスイッチ51、空気調和機操作部52、車両ドアリクエストスイッチ53、フットブレーキスイッチ54等が接続されている。スタートスイッチ51は、電装品50への給電を開始又は停止させたり、エンジン、電動モータ等の原動機を始動させたりするための操作ボタンである。前記電装品50への給電には、アクセサリ電源による給電と、イグニッション電源による給電とが含まれるものとして説明する。空気調和機操作部52は空気調和機のオンオフ、設定温度、設定風量の調整を行うためのボタン、タッチパネル等である。車両ドアリクエストスイッチ53は、例えば、運手席側又は助手席側の車両ドアを施錠又は開錠するためのスイッチであり、運転席外側又は助手席外側のドアハンドルに設けられている。なお、押しボタンに代えて、ドアハンドルに対する使用者の手の接触を検出する接触センサを設けても良い。フットブレーキスイッチ54は、例えば車両Cのフットブレーキが踏まれている場合、通電状態、フットブレーキが踏まれていない場合、非通電状態になるスイッチである。
ボディECU5は、原動機が停止しており、フットブレーキスイッチ54が通電状態でスタートスイッチ51の操作を検出した場合、原動機を始動させる操作に対応する原動機始動データを、通信線を介して車載機1へ送信する。また、ボディECU5は、電装品50へ給電されておらず、フットブレーキスイッチ54が非通電状態でスタートスイッチ51の操作を検出した場合、電装品50への給電を開始させる操作に対応する給電開始データ、通信線を介して車載機1へ送信する。更に、ボディECU5は、空気調和機操作部52の操作を検出した場合、空気調和機に対する操作に対応する調和機操作データを、通信線を介して車載機1へ送信する。更にまた、ボディECU5は、車両ドアリクエストスイッチ53の操作を検出した場合、リクエスト信号を、通信線を介して車載機1へ送信する。車内通信部14は、ボディECU5から送信された原動機始動データ、給電開始データ、調和機操作データ、リクエストデータ等を受信し、受信した各種データを車載制御部11に与える。
なお、図2では車載機1がボディECU5を介してスタートスイッチ51、空気調和機操作部52、車両ドアリクエストスイッチ53、フットブレーキスイッチ54の状態を検出する例を示したが、車載機1が各種スイッチ及び操作部の状態を直接的に検出するように構成しても良い。
また、車載制御部11は、原動機始動データ、給電開始データ、リクエストデータ等を受信した場合、携帯機2を認証し、携帯機2が車内にあるか否かを判定する。そして、車載制御部11は、携帯機2の認証及び車内外判定結果を、車内通信部14を介してボディECU5へ送信する。
ボディECU5は、スタートスイッチ51が操作された場合、携帯機2の認証及び車内外判定結果、フットブレーキが踏まれているか否かに応じて、電装品50への給電指示、図示しないエンジンECUへのエンジン始動指示に係る処理を行う。また、ボディECU5は、車両ドアリクエストスイッチ53が操作された場合、携帯機2の認証及び車内外判定結果に応じて、車両ドアを施錠し又は解錠する。
図3は車載受信部13の一構成例を示すブロック図である。車載受信部13は、携帯機2からの信号を受信したRF受信アンテナ4から車載受信部13に入力したRF(Radio. Frequency)信号を、例えばスーパーへテロダイン方式によってIF(中間周波:Intermediate Frequency)信号に変換し、復調する回路である。車載受信部13は、RF受信アンテナ4からのRF信号をIF信号に変換するRF受信回路13a、IF信号を復調する復調部13b、RF受信回路13aにて受信した信号の受信信号強度を測定する信号強度測定部13cを備える。
RF受信回路13aは、SAWフィルタ13d、第1増幅器13e、混合器13f、局部発振器13g、バンドパスフィルタ13h及び第2増幅器13iを含む。
SAWフィルタ13dは、圧電基板上に、複数のくし型電極を弾性表面波の伝搬方向に沿って配した素子であり、所定周波数帯の信号を透過するフィルタ回路である。受信アンテナが受信したRF信号はSAWフィルタ13dに入力する。SAWフィルタ13dに入力したRF信号に含まれる所定周波数帯以外の信号は除去され、所定周波数帯の信号のみがRF信号として、第1増幅器13eに与えられる。
第1増幅器13eは、SAWフィルタ13dからのRF信号を増幅し、増幅した信号を混合器13fへ出力する。第1増幅器13eは、例えば低雑音でRF信号を増幅できるLNA(low noise amplifier)である。
局部発振器13gは、正弦波状の信号を混合器13fに与える回路である。該信号は、RF信号から所望のIF信号を得るための信号である。該信号の周波数は、RF信号の周波数よりも、所望のIF信号の周波数の値だけ、高い又は低い周波数の信号である。局部発振器13gは、混合器13fに与える信号の周波数を変更する機能を有する。局部発振器13gが発信する信号の周波数は車載制御部11によって制御される。局部発振器13gが発信する信号の周波数を変更することによって、車載受信部13及びRF受信回路13aが信号を受信できる中心周波数を変更することができる。
混合器13fは、第1増幅器13eからのRF信号と、局部発振器13gから与えられた信号とを混合して、IF信号を生成し、生成したIF信号をバンドパスフィルタ13hに与える。
バンドパスフィルタ13hは、IF信号に含まれる所定周波数帯以外の信号を除去する回路である。該所定周波数帯以外の信号が除去されたIF信号は、第2増幅器13iに与えられる。
第2増幅器13iは、IF信号を増幅し、増幅した信号を復調部13b及び信号強度測定部13cへ出力する。第2増幅器13iは、第1増幅器13eと同様の構成である。
復調部13bは、バンドパスフィルタ13h及び第2増幅器13iを介して混合器13fから出力されたIF信号を復調する回路である。例えば、RF信号が周波数偏移変調(FSK: frequency shift keying)されている場合、第2IF信号の周波数偏移に基づいて、該第2IF信号を復調し、復調して得られた情報を車載制御部11に与える。周波数偏移変調は変調方式の一例であり、RF信号の変調方式は特に限定されない。例えば、振幅偏移変調(ASK:Amplitude-Shift Keying)を採用しても良い。
信号強度測定部13cは、第2増幅器13iから出力されるIF信号の強度を検出する回路であり、検出した強度を示す受信信号強度を車載制御部11に与える。つまり、信号強度測定部13cは、IF信号の強度を検出することによって、RF受信回路13aが受信した携帯機2からの信号の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定する。信号強度測定部13cが測定できる信号の電圧レベルは、500mV〜3Vである。
なお、本実施形態では、携帯機2からの信号を受信し、復調部13bにて復調する際に用いる中心周波数を設定するための回路と、携帯機2からの信号の受信信号強度を測定する際に中心周波数を変更するための回路とを共通のRF受信回路13aで構成しているが、各回路の全部又は一部を別回路で構成しても良い。
図4は携帯機2の一構成例を示すブロック図である。携帯機2は、該携帯機2の各構成部の動作を制御する携帯制御部21を備える。携帯制御部21には、携帯送信部22及び携帯受信部23が設けられている。
携帯制御部21は、例えば一又は複数のCPU、マルチコアCPU、ROM、RAM、入出力インタフェース、タイマ等を有するマイコンである。携帯制御部21のCPUは入出力インタフェースを介して携帯送信部22及び携帯受信部23に接続されている。携帯制御部21はROMに記憶されている制御プログラムを実行することにより、各構成部の動作を制御し、車載受信部13に係る中心周波数の調整に必要な信号の送信、携帯機2の車内外判定に必要な情報の送信等、各種処理を実行する。
携帯受信部23にはLF受信アンテナ23aが接続されており、携帯受信部23は、車載機1から送信される無線の信号をLF受信アンテナ23aを通じて受信し、受信して得た情報を携帯制御部21に与える。また携帯受信部23は車載機1から送信される無線の信号の受信信号強度を測定し、測定された受信信号強度を携帯制御部21へ出力するLF信号強度測定部23bを備える。
携帯送信部22にはRF送信アンテナ22aが接続されている。携帯制御部21は携帯機2の車内外判定に必要な情報を含む応答信号を携帯送信部22へ出力する。応答信号には、携帯機2の認証に要する情報、LF信号強度測定部23bが測定した受信信号強度の情報等を含む。携帯送信部22は、携帯制御部21により入力された応答信号を、信号伝送用の電波として300MHz〜3GHzの搬送波(UHF波)を用いて変調する。そして、携帯送信部22は、車載機1に対して、変調された応答信号を、RF送信アンテナ22aを通じて無線により送信する。
また、携帯送信部22は、車載機1からの求めに応じて車載機1の中心周波数を調整する際、携帯制御部21の制御に従って、所定強度の変調されていない信号を車載機1へ複数回送信する。変調されていない信号は、応答信号等を送信する際に用いる搬送波である。車載機1は、後述するように携帯機2から送信される所定強度の信号を用いて、中心周波数を調整する処理を実行する。
図5は中心周波数の調整に係る処理手順を示すフローチャートである。車載機1の車載制御部11は、車内通信部14にて受信するデータに基づいて、原動機を始動させる操作が行われたか否かを判定する(ステップS11)。ボディECU5はスタートスイッチ51の操作状態を監視しており、フットブレーキが踏まれた状態でスタートスイッチ51が操作された場合、原動機始動データを通信線を介して車載機1へ送信する。車載機1は、車内通信部14が原動機始動データを受信した場合、原動機を始動させる操作が行われたと判定する。原動機を始動させる操作が行われていないと判定した場合(ステップS11:NO)、車載制御部11は処理を終える。
原動機を始動させる操作が行われたと判定した場合(ステップS11:YES)、車載制御部11は、記憶部11aが記憶している操作回数に1を加算する(ステップS12)。記憶部11aは原動機を始動させる操作回数の初期値として0回を記憶しており、初めて原動機を始動させる操作が行われた場合、記憶部11aは、0回から1を加算した1回の値を記憶する。原動機を始動させる2回目の操作が行われた場合、記憶部11aは、1回から1を加算した2回の値を記憶する。
車載制御部11は、原動機を始動させる操作回数が所定回数であるか否かを判定する(ステップS13)。所定回数は2以上の整数である。操作回数が所定回数でないと判定した場合(ステップS13:NO)、車載制御部11は処理を終える。操作回数が所定回数であると判定した場合(ステップS13:YES)、車載制御部11は記憶部11aが記憶する操作回数をリセットする(ステップS14)。次いで、車載制御部11は、車載受信部13の中心周波数を調整するための信号の送信を要求する調整要求信号(所定信号)を、車載送信部12にて車載機1へ送信する(ステップS15)。
携帯機2の携帯制御部21は、車載機1から送信された調整要求信号を携帯受信部23にて受信する(ステップS16)。調整要求信号を受信した携帯機2の携帯制御部21は、複数回、所定強度の信号を携帯送信部22にて送信する(ステップS17)。具体的には、携帯制御部21は、変調されていない所定強度の搬送波の信号を携帯送信部22に送信させる。なお、ステップS17で送信する信号は無変調の搬送波が好ましいが、変調波であっても良い。
車載機1の車載制御部11は、車載受信部13の中心周波数fとして、所定の基準周波数f0を設定する(ステップS18)。具体的には、車載制御部11は、局部発振器13gの周波数を、基準周波数f0に対応する周波数に設定する。次いで、車載制御部11は、車載受信部13が受信した信号の受信信号強度を信号強度測定部13cにて測定し(ステップS19)、測定して得た受信信号強度及び周波数fを一時記憶する(ステップS20)。
次いで、車載制御部11は、所定の全測定点で受信信号強度の測定を完了したか否かを判定する(ステップS21)。受信信号強度の測定を完了していないと判定した場合(ステップS21:NO)、車載制御部11は車載受信部13に設定されている中心周波数fを所定周波数Δfだけ変更し(ステップS22)、処理をステップS19へ戻す。具体的には、車載制御部11は、局部発振器13gの周波数を変更して設定する。
ステップS18〜ステップS22の処理において変更する中心周波数fの範囲及び受信信号強度の測定点の数は特に限定されるものでは無いが、例えば、基準周波数f0=315MHzを中心に±200kHzの範囲において所定周波数Δf=20kHz間隔で中心周波数fを変更し、20個の測定点で受信信号強度を測定すれば良い。なお、受信信号強度を測定する中心周波数fの周波数範囲を広くしたり、測定間隔に相当する所定周波数Δfを小さく設定して測定点を増加させたりした場合、受信信号強度を精度良く測定することができるが、時間を要する。このため、測定精度と、測定時間との兼ね合いで測定範囲及び測定点の数を適宜設定すれば良い。
受信信号強度の測定を完了したと判定した場合(ステップS21:YES)、車載制御部11は、受信信号強度が最大になる中心周波数fを特定する(ステップS23)。
なお、受信信号強度が最大となる中心周波数fは、ステップS23において特定されるべき周波数の一例である。例えば、車載受信部13が受信する携帯機2からの信号の受信信号強度が所定強度以上となる中心周波数fをステップS23で特定するように構成しても良い。所定強度は例えば1Vの信号強度である。
また、ステップS23で中心周波数fを特定する際に利用する閾値として、受信信号強度の絶対値を説明したが、受信信号強度の相対値に係る閾値を用いて、中心周波数fを特定しても良い。例えばステップS18〜ステップS22において測定された受信信号強度の最大値を基準にして、受信信号強度が該最大値の−3%〜0%の範囲内に収まる中心周波数fを特定しても良い。なお、信号強度測定部13cから出力される信号の電圧レベルは1.3〜1.8V程度である。もちろん、−3%〜0%の範囲も一例である。
そして、車載制御部11は、特定された周波数fを車載受信部13の中心周波数として設定し(ステップS24)、処理を終える。具体的には、車載制御部11は、局部発振器13gの周波数を、ステップS23で特定した中心周波数fに対応する周波数に設定する。
以下、中心周波数の設定方法を説明する。
図6は携帯機2から送信される信号の周波数及び受信信号強度の関係、並びに車載受信部13の受信帯域を示すグラフ、図7は携帯機2の搬送波の周波数が車載受信部13の受信帯域の中心からずれているときの携帯機2の周波数及び受信信号強度の関係を示すグラフである。図6及び図7における横軸は携帯機2から送信される信号の周波数、縦軸は太線で表された該信号の受信信号強度を示している。細線は車載受信部13が信号を受信することができる受信周波数帯域幅を示している。f0は所定の基準周波数であり、図6及び図7においては車載受信部13の受信可能な中心周波数は基準周波数f0に設定されている。
図6に示す例では、車載受信部13の受信可能な中心周波数f0は、携帯機2から送信される信号の搬送波の周波数と一致している。なお、図6において太線で表された曲線は、携帯機2から送信された変調波の受信信号強度を示しているため、二山の信号波形になっており、該信号波形の谷部分が変調されていない搬送波の周波数に相当する。このように、車載受信部13の中心周波数が、携帯機2から送信される搬送波の周波数に一致している場合、車載受信部13は携帯機2からの信号を十分な感度で受信することができる。
ところが、図7に示すように、車載受信部13が信号を受信できる中心周波数が、携帯機2から送信される信号の搬送波の周波数と一致していない場合、十分な感度で携帯機2からの信号を受信することができ無い虞がある。そこで、本実施形態に係る車載制御部11は、基準周波数f0を中心に±200kHzの範囲で中心周波数を変更しながら、携帯機2からの信号の受信信号強度を測定する。そして、車載制御部11は、受信信号強度が最大となるときの中心周波数を、車載受信部13の中心周波数として設定する。
図8は受信信号強度の測定範囲及び測定点、並びに設定された中心周波数を示すグラフである。車載制御部11は、図8中、黒丸で示すように、基準周波数f0を中心に、所定周波数Δfずつ車載受信部13の中心周波数を変更し、携帯機2からの信号の受信信号強度を測定する。黒丸は受信信号強度の測定点を示している。車載制御部11は、例えば図8に示すように基準周波数f0を中心に±f2の範囲で、受信信号強度の測定を行う。基準周波数f0は例えば315MHz、f2は200kHzである。そして、車載制御部11は、受信信号強度が最大となる中心周波数f1を特定し、特定された中心周波数f1を車載受信部13に設定する。なお、図7において周波数f1における受信信号強度は、変調波の受信信号強度であるため最大値になっていないが、変調されていない搬送波の受信信号強度を測定した場合、図8に示すようにf1で最大となる。車載受信部13の受信可能な中心周波数をf1に設定することによって、車載受信部13は適切な感度で携帯機2からの信号を受信することができるようになる。
このように構成された実施形態1の車両用通信システムによれば、携帯機2から送信される信号の周波数誤差が大きい場合であっても、携帯機2の中心周波数を携帯機2から送信される信号の周波数に調整することができる。
特に、本実施形態では、車両Cの原動機を始動させる操作が行われた際、車載機1は、車載受信部13に係る中心周波数の調整を行う。前記操作が行われた場合、車載機1と、携帯機2との位置関係が変動する可能性は低く、車載機1は、車載受信部13に到達する一定強度の信号を用いて中心周波数を調整することができる。従って、車載受信部13の中心周波数を、携帯機2から送信される信号の周波数に精度良く適合させることができる。
また、原動機を始動させる操作が所定回数行われる都度、車載受信部13の中心周波数を調整するため、原動機を始動させる操作が行われる都度、車載受信部13の中心周波数を調整する場合に比べて、携帯機2で消費される電力を削減することができる。
更に、携帯機2から送信される所定強度の搬送波の信号を用いて、車載受信部13の中心周波数を調整する構成であるため、変調された信号を用いる場合に比べて、より正確に中心周波数を調整することが可能である。
(変形例1)
本実施形態では、原動機を始動させる操作が行われた際に、車載受信部13の中心周波数を調整する処理を実行する例を説明したが、電装品50への給電を開始させる操作が行われた際、即ちアクセサリ電源又はイグニッション電源がオンになった際に中心周波数の調整に係る処理を実行するように構成しても良い。より具体的には、図5のステップS11において、車載機1の車載制御部11は、車内通信部14にて受信するデータに基づいて、電装品50への給電開始操作が行われたか否かを判定する。車載機1は、ボディECU5から送信された給電開始データを車内通信部14が受信した場合、電装品50への給電開始操作が行われたと判定する。電装品50への給電開始操作が行われたと判定した場合、車載制御部11はステップS12〜ステップS24と同様の処理を実行する。
変形例1によれば、電装品50への給電開始操作が行われ、アクセサリ電源又はイグニッション電源がオンになった際、車載機1は、車載受信部13に係る中心周波数の調整を行う。前記操作が行われた場合、車載機1と、携帯機2との位置関係が変動する可能性は低く、車載機1は、車載受信部13に到達する一定強度の信号を用いて中心周波数を調整することができる。従って、上述の実施形態と同様、車載受信部13の中心周波数を、携帯機2から送信される信号の周波数に精度良く適合させることができる。
(変形例2)
本実施形態では、原動機を始動させる操作が行われた際に、車載受信部13の中心周波数を調整する処理を実行する例を説明したが、空気調和機の操作が行われた際に中心周波数の調整に係る処理を実行するように構成しても良い。より具体的には、図5のステップS11において、車載機1の車載制御部11は、車内通信部14にて受信するデータに基づいて、空気調和機の操作が行われたか否かを判定する。車載機1は、ボディECU5から送信された調和機操作データを車内通信部14が受信した場合、空気調和機の操作が行われたと判定する。空気調和機の操作が行われたと判定した場合、車載制御部11はステップS12〜ステップS24と同様の処理を実行する。
変形例2によれば、空気調和機の操作が行われた際、車載機1は、車載受信部13に係る中心周波数の調整を行う。前記操作が行われた場合、車載機1と、携帯機2との位置関係が変動する可能性は低く、車載機1は、車載受信部13に到達する一定強度の信号を用いて中心周波数を調整することができる。従って、上述の実施形態と同様、車載受信部13の中心周波数を、携帯機2から送信される信号の周波数に精度良く適合させることができる。
なお、本実施形態及び変形例においては、原動機の始動操作、アクセサリ電源又はイグニッション電源のオン操作、空気調和機の操作が行われた際に、車載受信部の中心周波数を調整する例を説明したが、これらの操作内容は一例であり、車室内に設けられた任意の操作部が操作された際に車載受信部の中心周波数を調整するように構成しても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車載機
2 携帯機
3 LF送信アンテナ
4 RF受信アンテナ
5 ボディECU
11 車載制御部
11a 記憶部
12 車載送信部
13 車載受信部
13a RF受信回路
13b 復調部
13c 信号強度測定部
14 車内通信部
21 携帯制御部
22 携帯送信部
22a RF送信アンテナ
23 携帯受信部
23a LF受信アンテナ
23b LF信号強度測定部
50 電装品
51 スタートスイッチ
52 空気調和機操作部
53 車両ドアリクエストスイッチ
54 フットブレーキスイッチ
C 車両

Claims (6)

  1. 車両に設けられたアンテナから信号を送信する車載機と、該車載機から送信された信号を受信し、受信した信号に応じた応答信号を送信する携帯機とを備え、前記車載機は該携帯機から送信された応答信号を受信した場合、該応答信号に基づいて所定処理を実行する車両用通信システムであって、
    前記車載機は、
    車室内に設けられた操作部の操作を検出する検出部と、
    該検出部が前記操作部の操作を検出した場合、所定信号を送信する車載送信部と
    を備え、
    前記携帯機は、
    前記車載機から送信された前記所定信号を受信する携帯受信部と、
    該携帯受信部が前記所定信号を受信した場合、複数回、所定強度の信号を送信する携帯送信部と
    を備え、
    前記車載機は、
    前記携帯送信部から送信された前記所定強度の信号を受信する車載受信部と、
    該車載受信部が受信可能な中心周波数を変更する中心周波数変更部と、
    該中心周波数変更部によって中心周波数を変更させて、前記車載受信部が受信する各信号の受信信号強度を測定する信号強度測定部と、
    該信号強度測定部が測定した受信信号強度が所定強度以上となる中心周波数を特定する特定部と
    を備え、
    前記中心周波数変更部は、
    前記特定部が特定した中心周波数に変更する車両用通信システム。
  2. 前記検出部は、
    車両の原動機を始動させる操作を検出する
    請求項1に記載の車両用通信システム。
  3. 前記検出部は、
    車両に搭載された電装品への給電を開始させる操作を検出する
    請求項1又は請求項2に記載の車両用通信システム。
  4. 前記検出部は、
    車両に搭載された空気調和機に対する操作を検出する
    請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の車両用通信システム。
  5. 前記車載機は、
    前記検出部が操作を検出した回数を計数する計数部を備え、
    前記車載送信部は、
    前記計数部が所定回数を計数する都度、前記所定信号を送信する
    請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載の車両用通信システム。
  6. 前記所定強度の信号は変調されていない搬送波の信号である
    請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の車両用通信システム。
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