JP2016015602A - 撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体 - Google Patents

撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】通常撮影モードから、撮像方向の異なる複数の画像を合成した合成画像を記録するパノラマ撮影モードへの移行のための操作と、最初の画像の位置の決定を容易にする撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体を提供する。
【解決手段】通常撮影モードにおいて表示部28にライブビュー画像を表示している状態で、ユーザは、タッチパネル48の2点を同時にタッチし、2点間距離を短くする操作をする。この操作に応じて、システム制御部32は、通常撮影モードからパノラマ撮影モードに移行し、2点間の接近操作で指定される表示画面上の位置に、合成対象の最初の画像を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体に関する。
空間的に連続する複数の画像を空間的に合成して、1つのパノラマ合成画像又はモザイク合成画像を作成する技術が知られている(特許文献1参照)。
また、特許文献2には、撮像装置において、複数の画像からパノラマ合成画像を生成する技術が記載されている。最初に撮影した画像を合成画像の中央に配置すること、合焦評価部の評価値が最も高い画像を合成画像の中央に配置することが記載されている。
特開2011−199566号公報 特開2008−90145号公報
従来、単独の撮影を行う撮影モード(単独撮影モード)と、パノラマ合成画像を生成する撮影モード(合成撮影モード)とを切り換える手軽な方法が提示されていない。
合成撮影モードにおいても、合成画像の範囲を指定する手順や、合成画像の対象とする個々の画像の撮影前の確認等について、ユーザに使いやすい方法が提示されていない。例えば、従来の合成撮影モードでは、合成後の画角の選択を行い、個別のライブビュー画像(スルー画像)をビューファインダ画面上で縮小表示するので、個別画像の詳細を確認しづらいという問題があった。
特許文献2に記載の技術では、合成画像撮影モードでは、最初の撮影領域が画面中央に固定されており、使用者が変更することができない。
本発明は、このような状況に鑑み、合成画像撮影モードの操作性を改善した撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体を提示することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、シャッタ操作に基づき撮像画像を1枚ずつ記録する第1の撮影モードと、撮像方向の異なる複数の画像を合成した合成画像を記録する第2の撮影モードとを有する撮像装置であって、撮像手段と、前記撮像手段の撮像方向の振れを検出する振れ検出手段と、前記撮像手段から出力される撮像画像を表示画面上の指定位置に指定サイズで表示できる表示手段と、前記表示手段の表示画面に配置され、少なくとも2点の同時タッチを検出可能なタッチパネルと、前記第1の撮影モードにおける前記タッチパネルに同時タッチした2点の接近操作に応じて、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードに移行すると共に、前記表示画面上の前記接近操作の位置に応じて前記合成画像における最初の画像の位置を決定する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネル上の簡単な操作で、シャッタ操作に基づき撮像画像を1枚ずつ記録する第1の撮影モードから、撮像方向の異なる複数の画像を合成した合成画像を記録する第2の撮影モードに移行させることができる。また、最初の画像の合成画像上での位置も、簡単な操作で決定できる。また、撮像光学系の画角よりも広い画角の画像を簡単な操作で得ることができる。
本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。 二次元パノラマ撮影モードの撮影領域と撮影順を説明する模式図である。 通常撮影モードでの画面例である。 二次元パノラマ撮影モードに遷移するとともに個別画像の位置とサイズを指定する操作の説明図である。 個別画像の位置とサイズの決定段階の説明図である。 二次元パノラマ撮影モードでの合成対象の撮影順を指定する操作の説明図である。 本実施例の特徴となる処理を示すフローチャートである。 実施例2の外観図である。 実施例2の概略構成ブロック図である。 実施例2の通常撮影モードでの画角遷移図である。 通常撮影モードのライブビュー画像例である。 実施例2の通常撮影モード及び疑似ワイド撮影モードでの画角遷移図である。 疑似ワイド撮影モードでのライブビュー画像例である。 疑似ワイド撮影モードの動作フローチャートである。 疑似ワイド撮影モードの動作フローチャートの残りである。 疑似ワイド撮影モードでの表示画面の遷移例である。 疑似ワイド撮影中の合成結果例である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例は、本発明を実現する説明用の一例であり、本発明が適用される装置の構成及び各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものである。本発明は以下に説明する実施例に限定されない。
図1は、本発明に係る撮像装置の一実施例であるデジタルカメラP100の概略構成ブロック図である。
フォーカスレンズ、ズームレンズを含む撮影レンズ12、絞り機能を備えるシャッタ14及び撮像素子16は、撮像部を構成する。撮像素子16は、撮影レンズ12による生成されるシャッタ14を透過して入射する光学像を画像信号に変換する。撮像素子16は、例えば、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサからなる。A/D変換器18は、撮像素子16から出力されるアナログ画像信号をデジタル信号に変換する。
A/D変換器18から出力される撮像画像データは、画像処理部20及びメモリ制御部22を介して、又は、画像処理部20を介することなくメモリ制御部22を介して、メモリ24に書き込まれる。
画像処理部20は、A/D変換器18からの画像データ(デジタル画像信号)とメモリ制御部22からの画像データに画素補間処理及び縮小等のリサイズ処理並びに色変換処理等の画像処理を行う。また、画像処理部20は、A/D変換器18からの撮像画像データに露光制御及びフォーカス制御のための演算を行い、その演算結果に従い、システム制御部32が露光量(絞りとシャッタ速度)と撮影レンズ12のフォーカスを制御する。
メモリ24は、所定枚数の撮像画像データを記憶可能である。メモリ24はまた、表示用画像データを格納でき、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)としても機能しうる。メモリ制御部22は、メモリ24の表示用画像データを読み出してD/A変換器26に供給する。D/A変換器26はメモリ制御部22からの表示用画像データをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。表示部28は、D/A変換器26からのアナログ画像信号に応じた画像を表示する。表示部28は例えば、液晶表示パネル(LCD)からなる。
圧縮伸長回路30は、メモリ制御部22を介してメモリ24にアクセス可能であり、画像データを圧縮伸長する。具体的には、圧縮伸長回路30は、メモリ24に格納される画像データを圧縮し、得られた圧縮画像データをメモリ24に書き戻す。圧縮伸長回路30はまた、メモリ24の圧縮画像データを伸長して復元し、得られた復元画像データをメモリ24に書き戻す。
システム制御部32は、不揮発性メモリ34に記憶されるプログラム及びデータをRAMからなるシステムメモリ36に展開し、システムメモリ36をワークメモリとして使用して、デジタルカメラ10の全体を制御する。システム制御部32は、メモリ24、D/A変換器26及び表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
不揮発性メモリ34は電気的に消去・記録可能なメモリ、例えばフラッシュメモリからなる。不揮発性メモリ34には、システム制御部32の動作用の定数及び制御プログラム等が記憶される。この制御プログラムはシステム制御部32により実行されて、後述する制御動作を実現する。
モード切替えスイッチ38、第1シャッタスイッチ40、第2シャッタスイッチ42、動画撮影ボタン44、操作部46及びタッチパネル48は、システム制御部32に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替えスイッチ38は、システム制御部32が備える複数の動作モードの何れかを指示する手段である。動作モードとして典型的には記録モードと再生モードがあり、記録モードには、1枚ごとの通常撮影モードと、二次元パノラマ撮影モードがある。二次元パノラマ撮影モードは、合成画像撮影モードの一例である。
第1シャッタスイッチ40及び第2シャッタスイッチ42はデジタルカメラ10のレリーズボタンと連携するスイッチである。第1シャッタスイッチ40は、シャッタボタンの操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり、第1シャッタスイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタスイッチ信号SW1により、システム制御部32は、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の制御動作を開始する。第2シャッタスイッチ42は、シャッタボタの操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタスイッチ信号SW2を発生する。システム制御部32は、第2シャッタスイッチ信号SW2により、撮像素子16からの画像信号の読み出しから記録媒体54への記録までの一連の記録処理を開始する。
操作部46の一部の操作部材はいわゆる多機能ボタンとして実装されており、表示部28に表示される種々の機能アイコン又はメニューの選択に応じた機能のボタンとして機能する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン及び属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。
タッチパネル48は少なくとも2点の同時タッチを検出可能な手段であり、表示部28の表示画面上に配置され、ユーザのタッチ操作を入力信号に変え、タッチの有無と座標を示すタッチ信号を出力する。タッチパネル制御部50は、システム制御部32からの制御信号に基づきタッチパネル48を制御し、タッチパネル48からのタッチ信号をシステム制御部32に伝達する。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面を見てタッチパネル48にタッチ操作することにより、種々の設定・選択等の操作をシステム制御部32に指示できる。
記録媒体インターフェース52を介して、メモリカード又はハードディスク等の記録媒体54が接続する。記録媒体54は、コンピュータ読み取り可能な所定ファイルシステムでフォーマットされている。
振れ検出センサ56は、デジタルカメラ10のパン及びチルト方向の振れを検出する。これは、撮像素子16の撮像面に対する振れを検出することに相当する。振れ検出センサ56は
、例えば2軸の角速度センサと、この角速度センサの出力を積分し、振れ角を算出する手段とからなる。振れ角算出処理をシステム制御部32が担っても良い。
撮影レンズ12の前面には、不使用時に撮影レンズ12を保護するバリア58が設けられている。バリア58を撮影レンズ12の遮蔽位置に置くことで、撮像系の汚れや破損を防止できる。
詳細は後述するが、システム制御部32は、表示部28で表示すべき画像の、表示部28の表示画面上の位置とサイズを任意に制御できる。たとえば、システム制御部32は、撮像素子16によるライブビュー画像及びメモリ24に記憶される画像のそれぞれを表示部28の表示画面上の任意の指定位置に任意の指定サイズで表示させることがきる。
デジタルカメラ10は、記録モードとして、1枚ごとの静止画像を撮影する通常撮影モードと、パン及び・又はチルトなどで撮像方向を変更して撮影した複数の撮像画像を合成したパノラマ画像を生成する二次元パノラマ撮影モードを有する。画像処理部20が、システム制御部32の制御下で二次元パノラマ撮影モードにおけるパノラマ画像合成処理を実行する。
図2を参照して、二次元パノラマ撮影モードを説明する。図2(A)に示すように、この説明では、中央の画角の撮影領域210に対して、撮影領域211〜218の順に時計外側方向にら旋状にカメラ10の向きを変更しながら、各所定向きで撮影を実行する。各撮影領域210〜211の撮影時には、撮影領域210〜211よりも広い範囲を撮影する。図2(A)に示す説明例では、9枚の撮影画像から1枚のパノラマ合成画像を生成することになる。画像合成上、撮影の順番は意味を成さないので、パンとチルトを併用して図2(A)に示すような、部分的に重なったn×mの画像を撮影すれば、1つの大きなパノラマ合成画像を得ることができる。
図2(B)は人物画中央にいるときのパノラマ合成画像と、合成のための撮影領域210〜211の区分例を示す。図2(C)は、人物がパノラマ合成画像上で左に移動した後の、パノラマ合成画像と、合成のための撮影領域210〜211の区分例を示す。図2(C)に示す例では、撮影領域216を最初に撮影対象とし、その後に周囲を撮影することになる。
複数の静止画を合成した1つの大きな画像(パノラマ合成画像)を生成する場合、各静止画の重なり部分にある同じ画像部分に注目して合成する。従って、各静止画の合成画像上の位置関係が事前に分かっている場合、合成処理に要する時間を短縮できる。通常は各静止画の撮影時のカメラ10の向きの相対位置関係から合成画像上での位置を判断できるが、ユーザが個別に指定できると便利である。本実施例では、タッチパネル48を使用して、合成画像上での撮影開始位置と撮影順序を指定するようにした。これによりパノラマ合成に要する時間を大幅に短縮できる。
図3A〜図3Dを参照して、本実施例の、タッチパネル操作と二次元パノラマ撮影モードへの遷移の動作を説明する。先ず、通常撮影モードで最初の画像を撮影する。図3Aは、最初に撮影され表示部28に表示される撮影画像301の例を示す。302は、タッチパネル48上に置かれた親指、303は同じくタッチパネル48上に置かれた人差指である。図3Aに示す撮影画像301は、撮影者が最初に撮影したいと考えている撮影領域となっており、人物の顔が被写体となっている。但し、ここでは、撮影者は、人物を合成画像上の中央ではなく、図2(C)に示すように、合成画像上の左端に配置したいものとする。
撮影者は、タッチパネル48に親指302と人差指303をタッチした状態で、図3Bに示すように、指303,303間を狭めつつ画像301を合成画像上で配置したい位置に向かって人差指303を移動する。このために、一方の指(ここでは、親指302)を予め合成画像上で配置したい位置上に置く。指303,303間を狭める接近操作は、画像の縮小を撮影者にイメージさせ、静止させた指302の位置が合成画像上での位置を撮影者にイメージさせる。
システム制御部32は、このようなタッチパネル48に対する操作に応じて、撮影画像301を縮小しつつ表示部28の表示画面上での表示位置が指302のタッチ位置に向け移動するように、表示部28における撮影画像301の表示を制御する。この表示制御と同時に、システム制御部32は、二次元パノラマ撮影モードに遷移する。
表示部28の表示画面のサイズ(縦又は横)を合成画像のサイズ(縦又は横)と想定したときに画像301のサイズが希望のサイズになった段階で、撮影者は指303のスライド移動を止める。画像301の位置を親指303又は人差指303の横移動により調整する。このようなタッチ操作とその操作量により、図3Cに示すように、合成画像上での画像301の位置とサイズが決定される。システム制御部32は、画像301の位置とサイズを二次元パノラマ合成の最初の画像の位置とサイズとする。図3Cでは、画像301が、図2(C)に示す例に対応する位置に配置されている。合成の対象となる個々の撮像画像には一定以上の重なりがあるので、ここで決定される位置とサイズはパノラマ合成の目安であり、パノラマ合成後の精確な位置とサイズを示すものではない。個々の撮像画像のサイズは、表示画面全体を合成画像のサイズと見た場合の相対的なものである。この意味で、個々の撮像画像のサイズの指定は、合成画像の画角を指定していると理解できる。
このように二次元パノラマ合成の対象とする最初の画像の位置とサイズを決定した後、その他の対象画像を順次、撮影する。例えば、図3Dに示すように、時計回りに撮影領域214,215,216,217,218,211,212を変更し、最後に中央の撮影領域210で撮影を行う。
図4は、通常撮影モードから二次元パノラマ撮影モードへの遷移と二次元パノラマ撮影モードでの静止画撮影の動作フローチャートを示す。図4に示す動作は、システム制御部32は図4に示す動作を実現する制御プログラムを不揮発性メモリ34から読み込み、実行することで実現される。
ステップS401で、システム制御部32は、通常撮影モードであるか否かを判断し、否のとき(N)本処理を終了し、正のとき(Y)ステップS402に遷移する。
ステップS402で、システム制御部32は、タッチパネル48で2点を同時検出したか否かを判断し、否(N)であるとき本処理を終了し、正(Y)であるときステップS403に遷移する。ここでは、2点(指)を検出することを二次元パノラマ撮影モードに遷移させる操作条件の1つとしている。メニュー画面上で二次元パノラマ撮影モードを選択することは可能である。
ステップS403で、システム制御部32は、ステップS402で検出した2点間の距離が所定以上減少しているか否かを判断し、否(N)であるときは他の操作であるので本処理を終了し、正(Y)であるときステップS404に遷移する。
ステップS404で、システム制御部32は、二次元パノラマモードに遷移する。ここでは、システム制御部32は、表示部28の表示画面を図3(B)のような表示に切り替え、図示していない情報を表示部28に表示させる。
ステップS405で、システム制御部32は、タッチパネル48のタッチ検出がなくなったか継続しているかを判断し、継続(N)しているときステップS405に戻り、継続しなくなった(Y)ときステップS407に遷移する。タッチパネル48のタッチ検出が継続している間、システム制御部32は、最初の撮影領域(合成用画像)の位置とサイズを確定できないので、ステップS405に戻る。
ステップS407で、システム制御部32は、ステップS406から遷移したのち、所定時間が経過したか否かを判断し、否(N)であるときステップS405に戻り、正(Y)であるときステップS408に遷移する。チャタリング防止とユーザによるタッチパネル操作再開を許容するため、システム制御部32は、ここで所定時間の経過を待つ。
ステップS408で、システム制御部32は、二次元パノラマモードでの最初の撮影領域の位置とサイズを確定する。システム制御部32は、撮影領域の位置とサイズから二次元パノラマ合成に必要な撮影枚数も確定する。図3に示す例では9枚である。
ステップS409で、システム制御部32は、撮影(合成用画像の取り込み)を実行する。撮影画像の画像データは画像合成のためにメモリ24に保持される。メモリ24に空きが無い場合、RAWデータのまま記録媒体54に一時記録し、事後に合成のためにメモリ24にロードするようにしてもよい。また、単独の撮影画像として圧縮伸長回路30で圧縮して記録媒体54に記録しても良い。
ステップS410で、システム制御部32は、二次元パノラマ合成に必要な一連の静止画撮影が完了したか否かを判断し、否(N)であるときステップS411に遷移し、撮影完了のとき本処理を終了する。図3(D)に示す例では、撮影領域213,214,215,216,217,218,211,212,210と撮影し終えて、図4に示す処理の終了となる。
ステップS411で、システム制御部32は、振れ検出センサ56の出力により、次の撮影位置にカメラの向きが移動したか否か、即ちカメラの向きが変更されたか否かを判断する。システム制御部32は、否(N)であるとき、つまり移動量不足のときにはステップS411を継続し、正(Y)であるときステップS409に遷移し次の撮影処理を実行する。システム制御部32は、カメラ10の移動量を振れ検出センサ230の出力を元に判断する。A/D変換器18から繰り返し出力される画像データから画像の動きを検出する画像動きベクトル検出機能を画像処理部20に装備し、この機能を使ってカメラ10の向き移動量を判断しても良い。
システム制御部32は、二次元パノラマ合成に必要な枚数の合成用画像を収集できた段階で、公知の画像合成方法に基づき画像合成を実行する。画像合成自体は、撮影画像をコンピュータにコピーし、コンピュータ上で実行しても良い。
本実施例では9画像の合成例を説明したが、これ以上の画像の合成にも適用できる。横長の一次元パノラマ合成にも適用できる。
以上説明したように、本実施例では、通常撮影モードから二次元パノラマ撮影モードへの移行と、合成画像上での位置とサイズの指定を、タッチパネルを使った簡易な操作で実現できる。ズームレンズのズーム位置によらず、二次元パノラマ撮影モードへ遷移させることが可能となる。例えばワイド端からのみ遷移可というような制約がない。
デジタルカメラに実装した実施例を説明したが、その一部の機能はコンピュータ上で動作するプログラムによっても実現されうる。このプログラムは、たとえば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を介してデジタルカメラ10の不揮発性メモリ34に書き込まれる。
また、通常撮影モードから二次元パノラマ撮影モードに遷移する方法を説明したが、二次元パノラマ撮影モードから通常撮影モードに遷移する方法として、タッチパネル操作で2点間の距離が広がったことを条件としても良い。
二次元パノラマ合成を使って、疑似ワイド画像を生成する実施例2を説明する。図5は、本発明の実施例2であるデジタルカメラ500の外観図を示す。表示部501は、画像や各種情報を表示する。シャッタボタン502は撮影指示を行うための操作部である。モードダイアル503は各種モードを切り替えるための操作部である。操作部504は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材からなる。コントローラホイール505は、操作部504に含まれる回転操作可能な操作部材である。ズームレバー506は、右又は左に引くことでズーム
レンズのそれぞれテレ側又はワイド側への移動を指示する画角変更指示手段である。電源スイッチ507は、電源オンと電源オフを切り替えるのに使用される。記録媒体508は、メモリカード又はハードディスク等からなる。記録媒体508は記録媒体スロット509に格納され、デジタルカメラ500の内部回路に電気的に接続する。
図6は、図5に示すデジタルカメラ500の内部の概略構成を示すブロック図である。
601は、デジタルカメラ500全体の制御を担う制御部である。制御部601は、操作手段502〜506の操作に応じたズーム操作及びシャッタ操作等の指示に応じてカメラ500の各部を制御する。
602はズーム及び絞りの状態を変更可能な撮影レンズであり、所定画角範囲内で画角を変更可能である。603は例えばCCD(Charge Coupled Device)撮像素子であり、撮影レンズ602により生成される光学像を電気画像信号に変換する。
604は信号処理部であり、入力動画像信号に対しホワイトバランス及びガンマ補正等の所定の信号処理を行う。
605はJPEG方式で画像を符号化復号化する符号化復号化部である。符号化復号化部605は、メモリ609に格納された画像データをJPEG方式で符号化し、符号化画像データ(いわゆるJPEGデータ)を生成する。符号化復号化部605はまた、符号化画像データを復号化して画像データを復元し、メモリ609に書き戻す。
606メモリカードコントローラ、607はメモリカードである。メモリカードコントローラ606は、メモリカード607にJPEGデータを含む画像ファイル(JPEGファイル)が読み書きする。
表示部501は、撮影時にはビューファインダとしても使用され、ライブビュー画像を表示する。表示部501はまた、各種の操作画面及びメニュー画面を表示し、再生が憎悪表示する。
609は各種データを一時的に保持するメモリである。メモリ609は、バス610を介して各ブロック間のデータの受け渡しに利用される。制御部601は、メモリ609に一時保持される画像データにフィルタ処理及び拡大縮小処理等のデータ加工処理並びに複数画像の合成処理を行う。
611は制御部601で動作するプログラム及び各種設定データを記憶するフラッシュメモリである。フラッシュメモリ611に格納されたプログラム及びデータは、カメラ500の電源が切られた状態でも保持される。
撮影視野内の被写体を観察する撮影前の構図確認時には、制御部601は、ファインダ表示用に必要な低解像度の画像信号を撮像素子603から読み出し、信号処理部604に表示用画像データを生成させる。この表示用画像データは表示部501に供給され、表示部501が表示画面に対して指定サイズで表示用画像データの画像を表示する。レリーズボタンよる撮影指示があると、制御部601は、記録用の高解像度の画像信号を撮像素子603から読み出し、信号処理部604に記録用画像データを生成させる。このような記録用画像データの生成動作を、以下では「静止画キャプチャ」と称する。符号化復号化部605は、記録用画像データをJPEG方式で符号化して圧縮画像データ、いわゆるJPEGデータを生成する。制御部601は、生成されたJPEGデータを含む所定形式の画像ファイル(JPEGファイル)をメモリカードコントローラ606によりメモリカード607に記録する。
本実施例の撮影モードの動作を説明する。カメラ500は、撮影モードとして通常撮影モードと疑似ワイド撮影モードを備える。疑似ワイド撮影モードは、実施例1における二次元パノラマ撮影モードを撮影レンズ602の広角側を越える広角値での撮影(疑似ワイド撮影)用に修正した撮影モードである。疑似ワイド撮影モードは、利用者が設定によりオフにすることができる。説明例として、撮影レンズ602の光学ズームワイド端は28mmであり、テレ端は140mmであるとしている。すなわち、撮影レンズ602の所定画角範囲は、28mmから140mmの間である。
疑似ワイド撮影モードがオフに設定された場合の、カメラ500の画角操作(テレ/ワイド操作)に対する画角の遷移を説明する。図7は、ユーザによるテレ指示/ワイド指示に対する撮影レンズの画角遷移例を示し、図8は、表示部501の表示画像例を示す。
カメラ500を撮影モードで起動すると、カメラ500は、撮影レンズ602のワイド端S701で起動する。表示部501は、図8に示すような広角のライブビュー画像801を表示する。
ズームレバー506の画角変更操作によりユーザがテレ指示A701を制御部601に入力すると、制御部601は、撮影レンズ602のズームレンズをテレ側に移動させる。中間的な光学ズーム状態S702では、表示部501は、図8に示す中間的な画角のライブビュー画像802を表示する。
さらなるテレ指示A702により、制御部601は、撮影レンズ602のズームレンズを更にテレ側に移動させ、更なるテレ指示A703により最終的にテレ端S703に到達させる。テレ端では、表示部501は、図8に示すような狭い画角のライブビュー画像803を表示する。撮影レンズ602は、これ以上の望遠側への移行はできないので、さらなるテレ指示A704があっても、撮影レンズ602はテレ端のままとなり、ライブビュー画像の画角も変化しない。
テレ端で逆にワイド指示A705,A706,A707があると、制御部601は、撮影レンズ602のズームレンズを状態S703から状態S702に、そして、状態S702から状態S701に移動させる。表示部501に表示されるライブビュー画像も、画像803から画像802に、最終的に画像801に変化する。ワイド端S701でのユーザによるワイド指示A708があっても、撮影レンズ602は、ワイド端S701に留まり、ライブビュー画像の画角も変化しない。
どの状態S701、S702、S703でも、シャッタボタン502が押下されると、制御部601は、撮像素子603及び信号処理部604による撮像画像を符号化復号化部605により圧縮させる。制御部601は、圧縮により生成されたJPEGデータをJPEGファイルとしてメモリカードコントローラ606を介してメモリカード607に記録する。
疑似ワイド撮影モードがオンに設定された場合の、カメラ500の画角操作(テレ/ワイド操作)に対する画角の遷移を説明する。図9は、ユーザによるテレ指示/ワイド指示に対する撮影レンズの画角遷移例を示し、図10は、表示部501の表示画像例を示す。なお、通常撮影モードでの動作は図7及び図8を参照した上述の説明と同じになるので、省略する。
カメラ500を撮影モードで起動したとき、カメラ500は、撮影レンズ602のワイド端S701で起動する。表示部501は、図10に示すような広角のライブビュー画像1001を表示する。
ワイド端S701でズームレバー506の画角変更操作によりユーザがワイド指示A901を制御部601に入力したとする。撮影レンズ602はこれ以上、広角側に移動できないが、疑似ワイド撮影モードがオンに設定されているので、制御部601は、電子的にライブビュー画像を疑似ワイド化(ここでは縮小)し、状態S901に至る。状態S901では、ライブビュー画像は、表示画面全体を目的とする疑似ワイド画像とした場合に当該表示画面で当該ライブビュー画像が占めるサイズに縮小して表示される。疑似ワイド撮影モードに移行する際、制御部601は表示部501に疑似ワイドモードへ移行する旨を表示する。
図9に示す例では、状態S901は、焦点距離にして24mm相当になっている。このとき、表示部501は、図10に示すように、表示画面が24mm相当になるようにサイズを縮小したライブビュー画像1002を表示画面の中央に表示する。表示画面内で画像1002の周囲、すなわち余白となる部分には黒塗りなどした枠を配置する。
状態S901において、ズームレバー506によりユーザがワイド指示A902を制御部601に入力すると、制御部601は、更に画角を拡げた、例えば19mmの疑似ワイド状態S902に遷移する。疑似ワイド状態S902で、表示部501は、図10に示すように、表示画面が19mm相当になるようにサイズを縮小したライブビュー画像1004を表示画面の中央に表示する。表示画面内で画像1004の周囲、すなわち余白となる部分には黒塗りなどした枠を配置する。ライブビュー画像1004は、ライブビュー画像1002よりも縮小されている。
図9及び図10に示す説明例では、疑似ワイド状態S902を疑似ワイドのワイド端としているので、ユーザが更にワイド指示A903を入力しても、制御部601は疑似ワイド状態S902に留まる。
疑似ワイド状態S902においてテレ指示A904があると、制御部601は、疑似ワイド状態S901に遷移し、さらにテレ指示A905があると、光学ズームのワイド端S701に到達する。光学ズームのワイド端S701に到達すると、制御部601は通常撮影モードに遷移し、通常モードへ移行する旨の警告を表示部501に表示する。
疑似ワイド撮影モード(疑似ワイド状態S901,S902)でユーザがシャッタボタン502を押下すると、制御部601は、撮像画像に対し後述する疑似ワイド撮影処理を適用する。疑似ワイド撮影処理の詳細を図11A、図11B及び図12を参照して説明する。
疑似ワイド撮影モードに入ると、先に説明したように、S1101において、制御部601は、表示部501の表示画面中央に画角に応じたサイズの縮小ライブビュー画像を表示する。
S1102において、制御部601はユーザ操作がテレ指示、ワイド指示及びシャッタ押下の何れであるかを判別する。ワイド指示の場合(S1102)、制御部601は、図9で説明した状態遷移が可能かどうかを判断する。状態遷移可能な場合(S1103)、S1104において、制御部601はライブビュー画像の縮小率を上げて、S1101に戻る。状態遷移不能な場合(S1103)、制御部601はライブビュー画像の縮小率を変更せずに、S1101に戻る。
ユーザ操作がテレ指示の場合(S1102)、S1105において、制御部601は、通常撮影モードに遷移すべきか否かを判定する。通常撮影モードに遷移すべきときには(S1105)、制御部601は、通常撮影処理(S1107)に移行する。まだ通常撮影モードに遷移しなくて良い場合(S1105)、S1106において、制御部601は、ライブビュー画像の縮小率を下げて、S1101に戻る。
ユーザ操作がシャッタ押下の場合(S1102)、S1108において、制御部601は、静止画キャプチャを行い、JPEGファイルをメモリカード607に記録する。記録に際して、画像のメタデータとして、「疑似ワイド撮影」であること、座標属性が「中央」であることを記録する。例えば、Exif(Exchangeable image file format)領域の1要素として、これらの情報を記録する。制御部601は、キャプチャした静止画像を表示部501の中央にそのままフリーズ画として表示する。
S1109において、制御部601は、縮小されたライブビュー画像(ライブビュー縮小画像)の表示位置を表示部501の画面上で左上に移動する。この結果、図12に画面例1601として示すように、ライブビュー縮小画像が中央のフリーズ画の左上に位置して部分的に重畳して表示される。画面中央に表示されるフリーズ画は、以後、カメラ500の向きを変更する際の基準画像として用いられる。
撮影者は、図8に示す画面例1202のように、左上に表示されるライブビュー縮小画像と中央に表示される基準画像とが違和感なく重畳する向きに、カ
メラ500の向きを変更する。ライブビュー縮小画像は例えば1/30秒間隔で常時更新される。適当なタイミングで撮影者はシャッタボタンを押下する(S1110)。シャッタボタンのこの押下操作に応じて、S1111において、制御部601は、静止画キャプチャを行い、JPEGファイルをメモリカード607に記録する。記録する画像のメタデータに「疑似ワイド撮影」であること、座標属性が「左上」であることを含める。
S1112において、制御部601は、ライブビュー縮小画像の表示位置を表示部501の画面上で右上に移動する。この結果、図12に画面例1203として示すように、ライブビュー縮小画像が中央のフリーズ画の右上に位置して部分的に重畳して表示される。
撮影者は、図8に示す画面例1203のように、右上に表示されるライブビュー縮小画像と中央に表示される基準画像とが違和感なく重畳する向きに、カメラ500の向きを変更する。適当なタイミングで撮影者はシャッタボタンを押下する(S1113)。シャッタボタンのこの押下操作に応じて、S1114において、制御部601は、静止画キャプチャを行い、JPEGファイルをメモリカード607に記録する。記録する画像のメタデータに「疑似ワイド撮影」であること、座標属性が「右上」であることを含める。
S1115において、制御部601は、ライブビュー縮小画像の表示位置を表示部501の画面上で右下に移動する。この結果、図12に画面例1204として示すように、ライブビュー縮小画像が中央のフリーズ画の右下に位置して部分的に重畳して表示される。
撮影者は、図8に示す画面例1204のように、右下に表示されるライブビュー縮小画像と中央に表示される基準画像とが違和感なく重畳する向きに、カメラ500の向きを変更する。適当なタイミングで撮影者はシャッタボタンを押下する(S1116)。シャッタボタンのこの押下操作に応じて、S1117において、制御部601は、静止画キャプチャを行い、JPEGファイルをメモリカード607に記録する。記録する画像のメタデータに「疑似ワイド撮影」であること、座標属性が「右下」であることを含める。
S1118において、制御部601は、ライブビュー縮小画像の表示位置を表示部501の画面上で左下に移動する。この結果、図12に画面例1205として示すように、ライブビュー縮小画像が中央のフリーズ画の左下に位置して部分的に重畳して表示される。
撮影者は、図8に示す画面例1205のように、左下に表示されるライブビュー縮小画像と中央に表示される基準画像とが違和感なく重畳する向きに、カメラ500の向きを変更する。適当なタイミングで撮影者はシャッタボタンを押下する(S1119)。シャッタボタンのこの押下操作に応じて、S1120において、制御部601は、静止画キャプチャを行い、JPEGファイルをメモリカード607に記録する。記録する画像のメタデータに「疑似ワイド撮影」であること、座標属性が「左下」であることを含める。
このようにメモリカード607に記録された5つのJPEGファイルは、属性=「疑似ワイド」で関連付けられる。疑似ワイド撮影モードを抜ける操作に応じて、疑似ワイド撮影モードで撮影した画像をパノラマ合成し、ワイド画像を生成する。制御部601は、生成されたワイド画像を符号化復号化部605で符号化させ、対応するJPEGファイルをメモリカード607に記録する。
疑似ワイド撮影モードでメモリカード607に記録されたJPEGファイルは、メモリカード607経由でパーソナルコンピュータに転送可能である。パーソナルコンピュータ上で動作する画像合成ソフトを使って、5つのJPEGファイルの画像をその撮影時の位置に応じた配置でパノラマ合成又はモザイク合成してもよい。
画像合成では、同じ被写体を撮影した画像部分の同一性を判別することで、合成の位置関係を決定する。本実施例では、相互の位置関係がメタデータとして記録されているので、合成画像上での配置を、従って画像のどの部分で重なりを確認すれば良いかが容易になる。
画像合成で得られた合成画像を1つの静止画として保存する。その際、必要得な画素数に間引きをしても良いし、所定のサイズにリサイズしてもよい。疑似ワイド処理により、図10に示す画像例1003,1005のような、撮影レンズ602の最大画角を越える画角のワイド画像を記録できる。
以上、説明したとおり、本実施例では、ズームレバーの操作だけで通常撮影モードと疑似ワイド撮影モードとの間の移行が可能である。また、疑似ワイド撮影モードでは、撮影方向の変更とシャッタボタン操作のみで合成に必要な画像を取得でき、撮影光学系の最大画角を越えるワイドな画像を簡単に生成できる。
上記実施例では、疑似ワイド撮影において、「左上」、「右上」、「右下」及び「左下」の順でカメラの向きを変更したが、このような撮影順序に制約されない。また、最初の画像を基準画像として画面中央に配置したが、例えば、基準画像を「左上」に表示し、ライブビュー画像を「右上」、「右下」及び「左下」に表示位置を切り替えながら撮影するようにしても良い。
個々の撮像画像において、合成画像上での位置関係を決定するのに充分な重なり部分を設けて撮像することにより、画像合成処理のみで相互に正しい位置関係で合成した、ワイドな合成画像を生成することができる。カメラの向きを検出する手段を設け、個々の撮像画像にカメラの向き情報を付加しておくことで、合成画像上での位置関係を特定でき、合成処理が容易になり、合成時間も短縮できる。
合成すべき画像を撮像する都度、合成処理を実行するようにしてもよい。図13は、疑似ワイド撮影モードで時計回りにカメラ500をスイングしながら合成用の画像を撮影した場合の、画像合成の様子の一例を示す。
画面例1301では、最初の撮像画像が基準画像として表示部501の画面中央に表示される。ライブビュー画像は、画像を更新する際に基準画像と位置合わせが行われ、合成表示される。例えば、画面例1301の表示状態から撮影者がカメラ500を左上に移動させた場合、随時、ライブビュー画像が基準画像に合成される、画面例1302に示すような表示画面となる。破線1303は、ライブビュー画像のキャプチャ範囲を示す。キャプチャ画像の一部が基準画像と合成され、表示画面上に表示されている。
ここから撮影者は、黒塗りの周辺部分を塗りつぶすようにカメラ500の向きを時計回りに動かす。これにより、画面1304,1305,1306のように表示部501の表示が順次更新される。画面1306では、黒塗り部分が全て無くなり、撮影者による再度のシャッタボタンの押下操作で、疑似ワイド撮影処理が終了する。
疑似ワイド撮影モードでの撮影終了又は疑似ワイド撮影モードから通常撮影モードへの移行により、制御部601は画像合成処理を終了する。本実施例の疑似ワイド撮影処理では、撮影を行いながら、メモリ609上で基準画像データと個々の撮像画像データの合成が実行され、疑似ワイド撮影処理が終了する時点では、メモリ609上には疑似ワイド画像データが保持されている。制御部601は、メモリ609の疑似ワイド画像データを符号化復号化部605で符号化させ、対応するJPEGファイルをメモリカード607に記録する。

Claims (20)

  1. シャッタ操作に基づき撮像画像を1枚ずつ記録する第1の撮影モードと、撮像方向の異なる複数の画像を合成した合成画像を記録する第2の撮影モードとを有する撮像装置であって、 撮像手段と、 前記撮像手段の撮像方向の振れを検出する振れ検出手段と、 前記撮像手段から出力される撮像画像を表示画面上の指定位置に指定サイズで表示できる表示手段と、 前記表示手段の表示画面に配置され、少なくとも2点の同時タッチを検出可能なタッチパネルと、 前記第1の撮影モードにおける前記タッチパネルに同時タッチした2点の接近操作に応じて、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードに移行すると共に、前記表示画面上の前記接近操作の位置に応じて前記合成画像における最初の画像の位置を決定する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記接近操作の操作量に従い、前記合成画像の生成に使用する前記複数の画像の前記合成画像におけるサイズを決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 更に、前記制御手段の制御下で、前記第1の撮影モードにおいて、前記撮像手段による撮像画像を記録媒体に記録し、前記第2の撮影モードにおいて、前記最初の画像の位置の前記撮像画像、及び前記振れ検出手段の出力に従い所定の振れで前記撮像手段により撮像される複数の撮像画像を合成して前記合成画像を生成し、前記記録媒体に記録する画像処理手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記タッチパネルにより指定される前記表示画面上の位置と、前記接近操作の量とに応じて決定される、前記合成画像上での位置とサイズで、前記第2の撮影モードにおける個々の撮像画像を合成して、前記合成画像を生成することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記振れ検出手段は、前記撮影手段の撮像面に対する振れを検出することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記振れ検出手段は、角速度を検出する角速度センサと、前記角速度を積分し振れ角に変換する手段とを有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記振れ検出手段は、前記撮像手段から繰り返し出力される画像信号から前記撮像手段の撮像方向の振れを検出することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. シャッタ操作に基づき撮像画像を1枚ずつ記録する第1の撮影モードと、撮像方向の異なる複数の画像を合成した合成画像を記録する第2の撮影モードとを有する撮像装置を制御する方法であって、 振れ検出手段により撮像手段の撮像方向の振れを検出する振れ検出ステップと、 前記撮像手段から出力される撮像画像を表示手段の表示画面に表示するステップと、 前記表示手段の表示画面に配置されるタッチパネルに対する少なくとも2点の同時タッチとこれに続く2点の接近操作を検出する検出ステップと、 前記第1の撮影モードにおける前記2点の接近操作に応じて、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードに移行すると共に、前記表示画面上の前記接近操作の位置に応じて前記合成画像における最初の画像の位置を決定する制御ステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 撮像手段と、 前記撮像手段の撮像方向の振れを検出する振れ検出手段と、 前記撮像手段から出力される撮像画像を表示画面上の指定位置に指定サイズで表示できる表示手段と、 前記表示手段の表示画面に配置され、少なくとも2点の同時タッチを検出可能なタッチパネルと、 プログラムを実行できる制御手段とを具備し、シャッタ操作に基づき撮像画像を1枚ずつ記録する第1の撮影モードと、撮像方向の異なる複数の画像を合成した合成画像を記録する第2の撮影モードとを有する撮像装置を制御する制御プログラムであって、 前記第1の撮影モードにおいて前記タッチパネルに2点の同時タッチがあり、前記2点の同時タッチに続いて2点の接近操作があったかどうかを判定する機能と、 前記2点の接近操作があった場合に、前記第1の撮影モードから前記第2の撮影モードに移行すると共に、前記表示画面上の前記接近操作の位置に応じて前記合成画像における最初の画像の位置を決定する機能とを前記制御手段に実現させるための制御プログラム。
  10. 請求項9に記載される制御プログラムを記憶する、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 所定画角範囲内で画角を変更できる撮影光学系と、
    前記撮影光学系による光学像に応じた画像信号を出力する撮像手段と、 前記撮影光学系の前記画角の変更を指示する画角変更指示手段と、 前記撮像手段による撮像画像を表示する表示手段と、 前記撮影光学系の前記所定画角範囲内で撮影を行う第1の撮影モードと、前記所定画角範囲より広い画角での合成画像を生成するための撮像方向の異なる複数の合成用画像を撮影する第2の撮影モードとを切り換える制御手段とを有する撮像装置であって、 前記制御手段は、前記第1の撮影モードにおいて、前記画角変更指示手段による画角変更操作に従い、前記撮影光学系の前記画角を前記所定画角範囲内で制御し、前記画角変更指示手段の前記所定画角範囲を超える広角側への画角変更操作に従い前記第2の撮影モードに移行することを特徴とする撮像装置。
  12. 前記制御手段は、前記第2の撮影モードにおいて、前記所定画角範囲内での前記画角変更指示手段による画角変更操作に対して前記撮影光学系の前記画角を変更し、変更した後の画角に相当するサイズで前記撮像手段による前記撮像画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記制御手段は、前記所定画角範囲を超える広角側の同じ広角の位置で、撮像方向の異なる前記複数の合成用画像を前記撮像手段の出力から取り込むように前記撮像手段を制御することを特徴とする請求項11又は12に記載の撮像装置。
  14. 撮像方向の異なる前記複数の合成用画像のそれぞれには、互いの関連付けを示す情報がメタデータとして含まれることを請求項11から13の何れか1項に記載の撮像装置。
  15. 前記メタデータは、前記複数の合成用画像の位置関係を示す情報を含むことを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 更に、前記第2の撮影モードでの前記複数の合成用画像を合成して前記合成画像を生成する画像処理手段を具備することを特徴とする請求項11から15の何れか1項に記載の撮像装置。
  17. 前記画像処理手段は、前記複数の合成用画像を前記撮像手段の出力から取り込む都度、取り込み済みの前記合成用画像に合成することを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  18. 所定画角範囲内で画角を変更できる撮影光学系と、 前記撮影光学系による光学像に応じた画像信号を出力する撮像手段と、 前記撮影光学系の前記画角の変更を指示する画角変更指示手段と、 前記撮像手段による撮像画像を表示する表示手段と、 前記撮影光学系の前記所定画角範囲内で撮影を行う第1の撮影モードと、前記所定画角範囲より広い画角での合成画像を生成するための撮像方向の異なる複数の合成用画像を撮影する第2の撮影モードとを切り換える制御手段とを有する撮像装置を制御する方法であって、 前記画角変更指示手段による画角変更操作を検出するステップと、 前記第1の撮影モードにおいて、前記画角変更操作に従い、前記撮影光学系の前記画角を前記所定画角範囲内で制御するステップと、 前記第1の撮影モードにおいて、前記画角変更指示手段の前記所定画角範囲を超える広角側への変更操作に従い前記第2の撮影モードに移行するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  19. 所定画角範囲内で画角を変更できる撮影光学系と、 前記撮影光学系による光学像に応じた画像信号を出力する撮像手段と、 前記撮影光学系の前記画角の変更を指示する画角変更指示手段と、 前記撮像手段による撮像画像を表示する表示手段と、 前記撮影光学系の前記所定画角範囲内で撮影を行う第1の撮影モードと、前記所定画角範囲より広い画角での合成画像を生成するための撮像方向の異なる複数の合成用画像を撮影する第2の撮影モードとを切り換える制御手段とを有する撮像装置を制御するプログラムであって、前記制御手段に、 前記画角変更指示手段による画角変更操作を検出する機能と、 前記第1の撮影モードにおいて、前記画角変更操作に従い、前記撮影光学系の前記画角を前記所定画角範囲内で制御する機能と、 前記第1の撮影モードにおいて、前記画角変更指示手段の前記所定画角範囲を超える広角側への変更操作に従い前記第2の撮影モードに移行する機能とを実現させるための撮像装置の制御プログラム。
  20. 請求項19に記載される制御プログラムを記録する、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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