JP2024010449A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーが所望する処理を実行しやすいように、互いに視差を有する2つの領域を含む画像を表示する技術を提供する。【解決手段】情報処理装置は、それぞれが複数の設定項目を含む第1の項目と第2の項目とを、撮像画像とともに表示するように表示手段を制御する表示制御手段と、前記撮像画像が、第1領域と、前記第1領域に対して視差を有する第2領域とを含む2眼画像であるか否かを判定する判定手段と、1)前記第1の項目が選択された場合には、第1の倍率で、前記第1領域および前記第2領域の両方を表示するように、前記表示手段を制御し、2)前記第2の項目群が選択された場合には、前記第1の倍率よりも大きな第2の倍率で、前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれかの領域のみを表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、を有する。【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
近年、2つのレンズ光学系を有したデジタルカメラが知られている。2つの光学系が同じ方向を撮像するように配置されていれば、それぞれ互いに視差を有する2つの画像が取得される。特許文献1には、この2つの画像から、デジタルカメラの前方180度の範囲を撮像した画像(半天球の画像)や立体視が可能な画像を作成する技術が記載されている。
特開2022-046260号公報
上述のような2つの光学系を有するデジタルカメラが撮像をする場合には、2つの光学系を介して取得された2つの画像領域が1つの画像(画面)に表示される。このとき、それぞれの画像領域が小さく表示されれば、或る調整処理を画像に施す場合において、撮影者にとって、画像の特定の部分の詳細な確認が困難な場合がある。一方で、撮影者は、他の処理を画像に施す場合には、特定の部分を詳細に確認するのではなく、2つの画像領域を含む画像全体を確認したい場合もある。
そこで、本発明は、ユーザーが所望する処理を実行しやすいように、互いに視差を有する2つの領域を含む画像を表示する技術を目的とする。
本発明の1つの態様は、
撮像画像を取得する取得手段と、
それぞれが複数の設定項目を含む第1の項目と第2の項目とを、前記撮像画像とともに表示するように表示手段を制御する表示制御手段と、
前記撮像画像が、第1の撮影レンズを介した撮像により取得された第1領域と、第2の撮影レンズを介した撮像により取得された領域であって、前記第1領域に対して視差を有する第2領域とを含む画像である2眼画像であるか否かを判定する判定手段と、
1)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第1の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、第1の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域の両方を表示するように前記表示手段を制御し、
2)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記第1の表示倍率よりも大きな第2の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれかの領域のみを表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、
を有すること特徴とする情報処理装置である。
本発明の1つの態様は、
撮像画像を取得する取得ステップと、
それぞれが複数の設定項目を含む第1の項目と第2の項目とを、前記撮像画像とともに表示するように表示手段を制御する表示制御ステップと、
前記撮像画像が、第1の撮影レンズを介した撮像により取得された第1領域と、第2の撮影レンズを介した撮像により取得された領域であって、前記第1領域に対して視差を有する第2領域とを含む画像である2眼画像であるか否かを判定する判定ステップと、
1)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第1の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、第1の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域の両方を表示するように、前記表示手段を制御し、
2)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記第1の表示倍率よりも大きな第2の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれかの領域のみを表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと、
を有すること特徴とする情報処理方法である。
本発明によれば、ユーザーが所望する処理を実行しやすいように、互いに視差を有する2つの領域を含む画像を表示することができる。
デジタルカメラの外観図である。 デジタルカメラのブロック図である。 レンズユニットの構成の模式図である。 等倍で表示したLV画像を説明する図である。 拡大して表示したLV画像を説明する図である。 LV画像に表示されるメニューを説明する図である。 LV画像に表示されるメニューを説明する図である。 設定変更画面の一例を説明する図である。 設定変更画面の一例を説明する図である。 撮影モードにおける処理を示すフローチャートである。 設定項目が選択された後の設定変更処理を示すフローチャートである。 設定項目が選択された後の設定変更処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。本実施形態では、情報処理装置(電子機器)がデジタルカメラ100(撮像装置)である場合を例にして説明する。しかし、デジタルカメラ100の少なくとも一部の処理が実行可能な情報処理装置(例えば、パソコン、スマートフォン、またはサーバなど)であれば、任意の情報処理装置に本実施形態は適用可能である。
デジタルカメラ100は、左右方向に所定の視差を有する左画像と右画像とを並べて配置した画像(2眼画像)を取得し、表示部に表示することができる。また、デジタルカメラ100は、表示部に表示された画像のうち、対象範囲(処理の対象の範囲)に対して所定の画像処理を適用可能である。所定の画像処理は、例えば、拡大処理である。デジタルカメラ100は、拡大指示に応じて対象範囲を拡大した画像(拡大画像)を表示部に表示する。本実施形態では、拡大指示は、拡大ボタン78(押下可能な物理部材)の押下によって指示が行われるが、タッチパネル70aへのピンチインで拡大指示、ピンチアウトで拡大表示の解除としてもよい。なお、所定の画像処理は、拡大処理に限らない。例えば、所定の画像処理は、対象範囲内の輝度分布や色度分布などを検出して、ヒストグラムや波形モニタを生成する処理であってもよいし、対象範囲にコントラスト強調処理などのフィルタ処理を適用する処理であってもよい。
デジタルカメラ100は、対象範囲を示すアイテム(表示アイテム)を2眼画像に表示
する。アイテムは、例えば、対象範囲を示す枠状のインジケーター(マーカー)または、対象範囲に合成される半透過の色画像などである。デジタルカメラ100は、ユーザー操作に応じてアイテムの表示位置(すなわちアイテムの示す対象範囲)を変更可能である。デジタルカメラ100は、2眼画像を表示している場合に、左画像と右画像とにまたがらない位置に当該アイテムを表示する。すなわち、対象範囲は、左画像と右画像との両方を含まないように決定される。言い換えれば、対象範囲(アイテムが示す範囲)は、左画像と右画像との一方のみを含むように設定されるといえる。
デジタルカメラ100は、アイテムの表示位置(対象範囲の位置)を変更するユーザー操作があったとしても、アイテムが示す対象範囲が左画像と右画像とにまたがらないように、アイテムの表示を制御する。
図1Aおよび図1Bは、本発明を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1Aはデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1Bはデジタルカメラ100の背面斜視図である。図1Aおよび図1Bにおいて、表示部28は、画像や各種情報を表示する表示部(カメラ背面に設けられた表示部)である。タッチパネル70aは、表示部28の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検知可能なタッチ検知部である。ファインダ外表示部43は、カメラ上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
シャッターボタン61は、撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー40は、接続ケーブル(外部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続するケーブル)等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル71は、操作部70に含まれる回転操作部材である。ユーザーは、メイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のONおよびOFFを切り替える操作部材である。
サブ電子ダイヤル73は、操作部70に含まれ、操作部70に含まれる回転操作部材である。ユーザーは、サブ電子ダイヤル73に対する操作により、選択枠の移動や画像送りなどを行える。十字キー74は、操作部70に含まれ、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な十字キー(4方向キー)である。十字キー74の押した部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は、操作部70に含まれる押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。
拡大ボタン78は、操作部70に含まれ、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFFを行うための操作ボタンである。拡大モードをONとしてからメイン電子ダイヤル71を操作することにより、LV画像の拡大、縮小を行える。再生モードにおいては再生画像を拡大し、表示倍率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。再生ボタン79は操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。
メニューボタン81は、操作部70に含まれ、メニューボタン81が押されると各種の設定可能なメニュー(メニュー画面)が表示部28に表示される。ユーザーは、表示部28に表示されたメニューを参照しながら、十字キー74やSETボタン75を用いて直感的に各種設定を行うことができる。
マルチコントローラ82は、360度のいずれかの方向へ倒すことで、上下左右等の8
方向キー指示に利用できる。また、マルチコントローラ82は、押し込むことで割り当てられた機能発動に使用することができる。表示モード切替ボタン83は、表示部28もしくはEVF29に表示するライブビュー画像や撮影情報表示などの情報について、複数の異なる表示モードを切り替えるための操作部材である。表示モード切替ボタン83が押下されるたびに、表示モードが切り替わる。このため、ユーザーは、所望の表示モードで、撮影を行っている画像または再生している画像の情報について視認することができる。通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行うための通信端子である。
接眼部16は、接眼ファインダ(覗き込み型のファインダ)の接眼部である。ユーザーは、接眼部16を介して内部のEVF29に表示された映像を視認することができる。接眼検知部57は、接眼部16に撮影者が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーである。蓋202は、記録媒体200を格納したスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。グリップ部90を右手の小指、薬指、および中指で握ってデジタルカメラを保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71が配置されている。また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73が配置されている。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子である。通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信する。レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路4によって、絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。また、デジタルカメラ100は、通信端子6、10を介して、デジタルカメラ100に装着されるレンズユニット150の種別を識別する。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。撮像部22は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する撮像面位相差センサーを有していてもよい。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、データ(A/D変換器23からのデータ、または、メモリ制御部15からのデータ)に対し所定の画素補間、リサイズ処理(縮小など)や色変換処理を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。画像処理部24により得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24は、さらに、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24およびメモリ制御部15を介し
て、あるいは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28、EVF29に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28またはEVF29に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28またはEVF29により表示される。表示部28またはEVF29は、LCDや有機EL等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。デジタル信号(A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積された信号)をD/A変換器19においてアナログ変換し、表示部28またはEVF29に逐次転送して表示することで、ライブビュー表示(LV表示)を行える。以下、ライブビューで表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
ファインダ外表示部43には、ファインダ外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサまたは回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、例えばRAMが用いられ、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作部である。モード切替スイッチ60は操作部70に含まれる操作部材であり、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)、がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1の発生により、撮影準備動作(AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバラ
ンス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等)を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2の発生により、一連の撮影処理(撮像部22からの信号読み出しから、記録媒体200に撮像された画像を画像ファイルとして書き込むまで)の動作を開始する。
操作部70は、ユーザーからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材(受付部)である。操作部70には、少なくとも以下の操作部が含まれる。シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、動画ボタン76、AFロックボタン77、拡大ボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81、マルチコントローラ82。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、スイッチ回路(通電するブロックを切り替える回路)等により構成される。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、および電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果およびシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、一次電池(アルカリ電池またはリチウム電池等)や二次電池(NiCd電池、NiMH電池、またはLi電池等)、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって外部機器と接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は、撮像部22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能である。また、通信部54は、外部機器から画像やその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である、加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
接眼検知部57はファインダの接眼部16に対する目(物体)の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する(接近検知)、接眼検知センサーである。システム制御部50は、接眼検知部57で検知された状態に応じて、表示部28とEVF29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。より具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、表示先の切替が自動切替である場合において、非接眼中は表示先を表示部28として表示をオンとし、EVF29は非表示とする。また、接眼中は表示先をEVF29として
表示をオンとし、表示部29は非表示とする。
接眼検知部57は、例えば、赤外線近接センサーを有する。接眼検知部57は、EVF29を内蔵するファインダの接眼部16への何らかの物体の接近を検知することができる。物体が接近した場合は、接眼検知部57の投光部(図示せず)から投光した赤外線が反射して赤外線近接センサーの受光部(図示せず)に受光される。受光された赤外線の量によって、物体が接眼部16からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。このように、接眼検知部57は、接眼部16への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。
非接眼状態(非接近状態)から、接眼部16に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼されたと検出するものとする。接眼状態(接近状態)から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていてもよい。また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。なお、赤外線近接センサーは一例であって、接眼検知部57には、接眼とみなせる目や物体の接近を検知できるものであれば他のセンサーを採用してもよい。
タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示面上の表示座標とを対応付ける。これにより、恰もユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。
システム制御部50はタッチパネル70aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)。
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)。
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知され、システム制御部50は通知情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作(タッチ操作)が行われたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、
位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。
所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行われたと判定するものとする。タッチパネル上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行われたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。
さらに、複数箇所(例えば2点)を共にタッチして(マルチタッチして)、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、様々な方式のタッチパネルのうちのいずれの方式のものを用いても良い。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式ものがあるが、いずれの方式でもよい。
図3は、レンズユニット300の構成の一例を示す模式図である。図3では、レンズユニット300をデジタルカメラ100に装着した状態を示している。なお、図3に示すデジタルカメラ100のうち図2で説明した構成と同一の構成は、同一符号を付して適宜、説明を省略する。
レンズユニット300は、デジタルカメラ100に着脱可能な交換レンズの一種である。レンズユニット300は、左像および右像で視差がある光学像を取得することが可能な2眼レンズである。レンズユニット300は、2つの光学系(撮影レンズ)を有し、それぞれ180度の広視野角であって、前方半球の範囲を撮影できる。具体的に、レンズユニット300の2つの光学系は、それぞれ左右方向(水平角度、方位角、ヨー角)180度、上下方向(垂直角度、仰俯角、ピッチ角)180度の視野分(画角分)に含まれる被写体の光学像を入力できる。
レンズユニット300は、右眼光学系301R(複数のレンズと反射ミラー等を有する光学系)、左眼光学系301L(複数のレンズと反射ミラー等を有する光学系)、レンズシステム制御回路303を有する。右眼光学系301Rは第1の光学系の一例に対応し、左眼光学系301Lは第2の光学系の一例に対応する。右眼光学系301Rおよび左眼光学系301Lはそれぞれ被写体側に位置する各レンズ302R,302Lが同じ方向を向いており、各光軸が平行である。また、それぞれの光学系はいわゆる魚眼レンズであり、撮像部22(センサー)にはそれぞれ円形の光学像が結像する。左眼光学系301Lを介して入力された光学像(左像)と、右眼光学系301Rを介して入力された光学像(右像)は、1つの撮像部22の撮像面に結像し、撮像部22は、各光学像を含む画像を取得する。
本実施形態のレンズユニット300は、いわゆるVR180(2眼立体視が可能なVR画像のフォーマット)の画像を撮影するためのVR180用レンズ(2眼レンズ)である。VR180用レンズは、右眼光学系301Rおよび左眼光学系301Lがそれぞれ180度の範囲を捉えることが可能な魚眼レンズを有する。なお、VR180用レンズでは、右眼光学系301Rおよび左眼光学系301Lが、それぞれVR180としての2眼VR表示が可能な画像が取得できればよい。このため、VR180用レンズは、180度の範囲よりも狭い160度程度の広視野角の範囲を捉えることが可能なレンズであってもよい
。VR180用レンズは、右眼光学系301Rを介して形成される右像(第1像)と、右像とは視差を有する左眼光学系301Lを介して形成される左像(第2像)とを、装着したカメラの1つまたは2つの撮像素子上に形成することができる。本実施形態に係るデジタルカメラ100では、右像と左像とを1つの撮像素子(センサー)上に結像し、右像に対応する画像(右像の画像領域)と、左像に対応する画像(左像の画像領域)とが左右に並んだ1つの画像(2眼画像)が生成されるとする。このときの2眼画像には、右像の画像領域と左像の画像領域と、光学像が形成されない領域(黒塗り部分)とが含まれる。
また、レンズユニット300は、レンズマウント部304と、デジタルカメラ100のカメラマウント部305とを介して、デジタルカメラ100に装着される。これにより、デジタルカメラ100の通信端子10と、レンズユニット300の通信端子306とを介して、デジタルカメラ100のシステム制御部50とレンズユニット300のレンズシステム制御回路303とが電気的に接続される。
本実施形態では、右眼光学系301Rを介して形成される右像と、右像とは視差を有する左眼光学系301Lを介して形成される左像とは、並んでデジタルカメラ100の撮像部22に結像される。すなわち、右眼光学系301Rおよび左眼光学系301Lにより形成される2つの光学像が1つの撮像素子上に形成される。撮像部22は、結像された被写体像(光信号)をアナログ電気信号に変換して、2眼画像の画像データを取得する。このように、レンズユニット300を用いることで、右眼光学系301Rと左眼光学系301Lとの2つの箇所(光学系)から視差がある2つの画像を同時に(セットで)取得することができる。また、取得された画像を左眼用の画像と右眼用の画像とに分けてVR表示することで、ユーザーは180度の範囲の立体的なVR画像(いわゆるVR180)を視聴することができる。
従来、通常の1眼レンズでは、レンズに入射された映像は光軸中心を中心として点対称に反転してセンサーに入力される。デジタルカメラ100のような撮像装置は、センサーの読み取りや、読み取られた画像の反転処理などを行うことにより、違和感のない(反転していない)画像を生成することを行う。一方、2眼レンズでは、上下は点対称に反転してセンサーに入力されるが、左右は反転せずに左眼光学系を介して取得したものは左側、右眼光学系を介して取得したものは右側で、センサーに入力される。そのため、従来通りに反転処理を行うと、デジタルカメラ100における左右と、反転処理後の画像の左右が逆に、すなわち左眼光学系を介して取得したものは右側に、右眼光学系を介して取得したものは左側に表示されることとなる。
ここで、VR画像とは、後述するVR表示することができる画像である。VR画像には、全方位カメラ(全天球カメラ)で撮影した全方位画像(全天球画像)や、表示部に一度で表示できる表示範囲より広い映像範囲(有効映像範囲)を持つパノラマ画像等が含まれる。また、VR画像は、静止画に限られず、動画、ライブ画像(カメラからほぼリアルタイムで取得した画像)も含まれる。VR画像は、最大で、左右方向360度、上下方向360度の視野分の映像範囲(有効映像範囲)を持つ。また、VR画像には、左右方向360度未満、上下方向360度未満であっても、通常のカメラで撮影可能な画角よりも広範な画角、あるいは、表示部に一度で表示できる表示範囲より広い映像範囲を持つ画像も含まれる。前述したレンズユニット300を用いてデジタルカメラ100で撮影される画像は、VR画像の一種である。VR画像は、例えば、表示装置(VR画像を表示できる表示装置)の表示モードを「VRビュー」に設定することでVR表示することができる。360度の画角を有するVR画像をVR表示させて、ユーザーが表示装置の姿勢を左右方向(水平回転方向)に変化させることで、左右方向に継ぎ目のない全方位の映像を観賞することができる。
ここで、VR表示(VRビュー)とは、VR画像のうち、表示装置の姿勢に応じた視野範囲の映像を表示するような、表示範囲を変更可能な表示方法(表示モード)である。VR表示には、VR画像を仮想球体にマッピングする変形(歪曲補正が施される変形)を行って1つの画像を表示する「1眼VR表示(1眼VRビュー)」がある。また、VR表示には、左眼用のVR画像と右眼用のVR画像とをそれぞれ仮想球体にマッピングする変形を行って左右の領域に並べて表示する「2眼VR表示(2眼VRビュー)」がある。互いに視差のある左眼用のVR画像と右眼用のVR画像を用いて「2眼VR表示」を行うことで立体視することが可能である。
いずれのVR表示であっても、例えば、ユーザーがHMD(ヘッドマウントディスプレイ)等の表示装置を装着した場合、ユーザーの顔の向きに応じた視野範囲の映像が表示される。例えば、VR画像のうち、ある時点で左右方向に0度(特定の方位、例えば北)、上下方向に90度(天頂から90度、すなわち水平)を中心とした視野範囲の映像を表示しているとする。この状態から表示装置の姿勢を表裏反転させる(例えば、表示面を南向きから北向きに変更する)と、同じVR画像のうち、左右方向に180度(逆の方位、例えば南)、上下方向に90度を中心とした視野範囲の映像に、表示範囲が変更される。すなわち、ユーザーがHMDを装着した状態で、顔を北から南に向く(すなわち後ろを向く)ことで、HMDに表示される映像も北の映像から南の映像に変更される。
なお、本実施形態のレンズユニット300を用いて撮影したVR画像は、前方180度の範囲を撮影したVR180の画像である。このため、このVR画像には、後方180度の範囲の映像は存在しない。このようなVR180の画像が表示されている状態で、映像が存在しない側に表示装置の姿勢が変更した場合には、ブランク領域が表示される。
このようにVR画像をVR表示することによって、ユーザーは視覚的にあたかもVR画像内(VR空間内)にいるような感覚になる。なお、VR画像の表示方法は、表示装置の姿勢を変更する方法に限られない。例えば、タッチパネルまたは方向ボタンなどを介したユーザー操作に応じて、表示範囲が移動(スクロール)してもよい。また、VR表示時(表示モード「VRビュー」時)において、姿勢変化による表示範囲の変更に加え、特定の操作(タッチパネルでのタッチムーブ、マウス等でのドラッグ操作、または方向ボタンの押下など)に応じて表示範囲が変更されてもよい。なお、VRゴーグル(ヘッドマウントアダプタ)に装着されたスマートフォンは、HMDの一種である。
デジタルカメラ100において、レンズユニット300を介して撮像される2眼画像は、右眼光学系を介して撮像部22に入力された右像の画像領域と、左眼光学系を介して撮像部22に入力された左像の画像領域とを含む。また、デジタルカメラ100を使用しているユーザーは、画像(ライブビュー画像または記録画像)の詳細部分を確認するために、画像の一部を拡大して表示することがある。ここで、一般的なデジタルカメラでは、拡大を行うときに、拡大の中心位置を、一意に画像全体の中心位置とすることがある。
一方で、2眼画像の詳細部分を確認するためには、右像の画像領域の一部のみ、または左像の画像領域の一部のみが表示されることが望ましい。しかし、拡大を行う際に、拡大の中心位置を、一意に画像全体の中心(中央)としてしまうと、右像の画像領域と左像の画像領域と両方の部分が拡大画像に含まれてしまう。この場合には、ユーザーは、拡大画像が拡大前の画像のどの部分を表示しているのかが直感的にわかりづらい。具体的には、右像の画像領域の左端部分が拡大画像の右側に配置され、左像の画像領域の右端部分が拡大画像の左側に配置されてしまう。このため、被写体の実際の位置関係とは左右の位置関係が異なる拡大画像が表示されてしまう。
そこで、以下では、レンズユニット300のような2眼レンズを介して撮像を行う場合
に適したライブビュー拡大処理を行うデジタルカメラ100の処理について、説明する。
(ライブビュー画像について)
図4~図9を用いて、表示部28における、2眼レンズを装着したデジタルカメラ100の撮像により取得されたライブビュー画像(LV画像)の表示について説明する。
図4に、表示倍率が等倍(すなわち標準画角;拡大なし)で表示されるLV画像(撮像画像)の表示例を示す。表示部28は、右眼光学系301Rを介した撮像による画像領域401と、左眼光学系301Lを介した撮像による画像領域402とを含むLV画像を表示する。
図5は、デジタルカメラ100に2眼レンズが装着されている際に、表示モード切替ボタン83が押下された後における、LV画像の表示例を示す。表示部28には、LV画像のうちの画像領域402(図4の右側の画像領域)の一部を拡大した画像が表示されている。つまり、図5では、図4に示す等倍よりも高い表示倍率で、LV画像を拡大した画像が表示されている。ここで、図5では、2つの画像領域のうちの1つの画像領域のみが表示されるため、等倍の2倍より大きい表示倍率で表示されている。つまり、等倍で表示される場合に比べて、被写体の縦の長さおよび横の長さが2倍より大きくなるように、被写体が表示されている。
図6は、デジタルカメラ100に2眼レンズが装着されており、かつ、図4に示すような標準画角(基準画角)のLV画像を表示部28に表示している際に、メニューボタン81が押された後に、表示部28に表示されるメニューの表示例を示す。メニューは、第1の項目群431、第2の項目群432、第3の項目群433を含む。第1の項目群431、第2の項目群432、および第3の項目群433のそれぞれは、複数の設定項目を含む。
第1の項目群431は、例えば、撮像画像(画角)における特定の位置を示すためのアシスト機能(画角に対するアシスト機能)の設定項目を含む。アシスト機能の設定項目とは、ユーザー指定のマーカー(表示アイテム;枠)のサイズ(ユーザーマーカーサイズ)を決める設定項目、および、ユーザー指定のマーカーの位置(ユーザーマーカー位置)を決める設定項目などである。第1の項目群431は、例えば、表示部28の表示面の明るさを変更する設定項目を含んでもよい。これは、表示部28の表示面の明るさの設定では、LV画像の全体を見ながらの方がより適切な設定が可能であるためである。第1の項目群431は、例えば、画面の左右反転表示の設定項目を含む。第1の項目群431は、このように、ユーザーがLV画像の全体を見ることで適切な設定がしやすいような任意の設定の設定項目を含む。
第2の項目群432は、撮像時における画像処理の設定に関する設定項目を含む。具体的には、第2の項目群432は、記録される撮像画像に対する画像処理方法(色、シャープネス、kneeの調整方法)を決める設定項目を含む。第2の項目群432は、例えば、他にも、ユーザーが拡大したLV画像を見ることで適切に設定がしやすいような任意の設定の設定項目を含む。
第3の項目群433は、表示部28の設定(表示方法)に関する設定項目(例えば、表示部28の表示面におけるコントラストの設定、またはカラーの設定の設定項目)を含む。第3の項目群433は、例えば、他にも、状況に応じてLV画像を拡大した方が設定しやすい場合と、拡大しない方が設定しやすい場合とがあるような設定の設定項目を含む。
図7は、デジタルカメラ100に2眼レンズが装着されている際に、図5に示すような
拡大されたLV画像が表示部28に表示されている場合に、メニューボタン81が押されると、表示部28に表示されるメニューの表示例である。図7に示すメニューも、図6に示すメニューと同様に、第1の項目群431、第2の項目群432、第3の項目群433を含む。
図8は、第2の項目群432の設定項目が選択された際に、表示部28に表示される設定変更画面の一例である。図8に示す設定変更画面では、LV画像(表示部28の表示面)に配置するユーザーマーカー(矩形枠)の大きさ(縦および横のサイズ)が設定可能である。
図9は、第1の項目群431の設定項目が選択された際に、表示部28に表示される設定変更画面の一例である。図9に示す設定変更画面では、LV画像に対して輪郭を強調する画像処理における強調度合(シャープネスレベル)が設定可能である。
(撮影モードにおける処理について)
図10のフローチャートを用いて、デジタルカメラ100の撮影モードにおける処理の一例を説明する。図10のフローチャートの処理は、デジタルカメラ100の電源がオンにされ、撮影待機状態である場合に、開始する。
ステップS1001では、システム制御部50は、ライブビュー画像(LV画像)を等倍で(LV画像の全体が表示部28の表示面全体に表示されるように)表示部28に表示する(図4参照)。
ステップS1002では、システム制御部50は、表示部28にLV画像を表示している状態において、表示モード切替ボタン83が押下された(拡大操作が行われた)か否かを判定する。表示モード切替ボタン83が押下されたと判定された場合には、ステップS1003に進む。表示モード切替ボタン83が押下されていないと判定された場合には、ステップS1004に進む。
ステップS1003では、システム制御部50は、図5に示すように、所定の表示倍率(等倍よりも高い表示倍率)で拡大したLV画像を、LV画像の所定の位置が表示部28の表示面の中心に位置するように移動させて、表示部28に表示する。ここでは、所定の表示倍率および所定の位置は、LV画像のうち、右像の画像領域と左像の画像領域のいずれかのみが表示部28に表示されるように予め設定されている。従って、所定の表示倍率は、等倍の2倍よりも大きな表示倍率である。
ステップS1004では、システム制御部50は、メニュー(第1の項目群、第2の項目群、および第3の項目群)をLV画像に重畳させて、表示部28に表示する。
ステップS1005では、システム制御部50は、通信端子6,10を介してレンズと通信をして、デジタルカメラ100に装着されたレンズ(装着レンズ)が2眼レンズであるか否かを判定する。装着レンズが2眼レンズであると判定された場合には、ステップS1006に進む。装着レンズが2眼レンズでないと判定された場合には、ステップS1009に進む。
なお、ステップS1005では、LV画像が、右像の画像領域と左像の画像領域の両方の領域を含む画像(2眼画像)であるか否かが判定されてもよい。LV画像が2眼画像であると判定された場合には、ステップS1006に進む。LV画像が2眼画像でないと判定された場合には、ステップS1009に進む。
ステップS1006では、システム制御部50は、第2の項目群(第2の項目)のうちから1つの設定項目が選択されたか否かを判定する。第2の項目群のうちから1つの設定項目が選択されたと判定された場合には、ステップS1101に進む(図11A参照)。第2の項目群のうちから1つの設定項目が選択されていない判定された場合には、ステップS1007に進む。
ステップS1007では、システム制御部50は、第1の項目群(第1の項目)のうちから1つの設定項目が選択されたか否かを判定する。第1の項目群のうちから1つの設定項目が選択されたと判定された場合には、ステップS1121に進む(図11B参照)。第1の項目群のうちから1つの設定項目が選択されていない判定された場合には、ステップS1008に進む。
ステップS1008では、システム制御部50は、第3の項目群(第3の項目)のうちから1つの設定項目が選択されたか否かを判定する。第3の項目群のうちから1つの設定項目が選択されたと判定された場合には、ステップS1201に進む(図12参照)。第3の項目群のうちから1つの設定項目が選択されていない判定された場合には、ステップS1015に進む。
ステップS1009では、システム制御部50は、メニューのうちの1つの設定項目が選択されたか否かを判定する。1つの設定項目が選択されたと判定された場合には、ステップS1010に進む。1つの設定項目が選択されていないと判定された場合には、ステップS1015に進む。なお、ここでいう1つの設定項目とは、第1の項目群、第2の項目群、および第3の項目群のうちのいずれの設定項目であってもよい。
ステップS1010では、システム制御部50は、選択された設定項目に対応する設定の変更画面(設定変更画面)を表示部28に表示する。このとき、設定項目が選択される直前の状態のままのLV画像が表示され続ける(表示倍率が変更されない)。
ステップS1011では、システム制御部50は、設定変更の操作が行われたか否か判定をする。設定変更の操作が行われたと判定された場合には、ステップS1012に進む。設定変更の操作が行われていないと判定された場合には、ステップS1013に進む。
ステップS1012では、システム制御部50は、設定変更の操作に応じて、設定(設定値)を変更する。
ステップS1013では、システム制御部50は、設定(設定値)の変更が続行されているか否かを判定する。設定の変更が続行されていると判定された場合には、ステップS1011に進む。設定の変更が続行されていないと判定された場合(例えば、メニューボタン81などの特定のボタンが押下された場合)には、ステップS1014に進む。
ステップS1014では、システム制御部50は、設定項目を選択する前の画角(ステップS1005の処理終了時点の画角)に戻して、戻した画角のLV画像を表示部28に表示する。つまり、ステップS1014では、設定項目を選択する前の表示倍率で、設定項目を選択する前に表示されていたLV画像の範囲が表示される。また、システム制御部50は、設定変更画面の表示から、LV画像およびメニューの表示に切り替える。
ステップS1015では、システム制御部50は、メニューを表示することを続行するか否かを判定する。メニューを表示することを続行すると判定された場合には、ステップS1004に進む。メニューを表示することを続行しないと判定された(例えば、特定のボタンが押下された場合)場合には、ステップS1016に進む。
ステップS1016では、システム制御部50は、表示部28に表示されたメニューを非表示にする。
ステップS1017では、システム制御部50は、本フローチャートの処理を続行するか否かを判定する。本フローチャートの処理を続行すると判定された場合には、ステップS1002に進む。本フローチャートの処理を続行しないと判定された場合(例えば、特定のボタンが押下された場合)には、本フローチャートの処理が終了する。
(第2の項目群についての設定変更処理)
図11Aを参照して、ステップS1101~S1110の処理(第2の項目群についての設定変更処理)について説明する。
ステップS1101では、システム制御部50は、図5に示すように(ステップS1003と同様に)、LV画像の所定の位置が表示部28の表示面の中心に位置するように、所定の表示倍率(等倍よりも高い倍率)で拡大したLV画像を表示部28に表示する。
ステップS1102では、システム制御部50は、図9に示すように、拡大したLV画像を含むような、選択された設定項目の変更画面(設定変更画面)を表示部28に表示する。
ステップS1103では、システム制御部50は、設定変更の操作が行われたか否か判定をする。設定変更の操作が行われたと判定された場合には、ステップS1104に進む。設定変更の操作が行われていないと判定された場合には、ステップS1105に進む。
ステップS1104では、システム制御部50は、設定変更の操作に応じて、設定を変更する。
ステップS1105では、システム制御部50は、表示倍率の変更操作が行われたか否かを判定する。表示倍率の変更操作が行われたと判定された場合には、ステップS1106に進む。表示倍率の変更操作が行われていないと判定された場合には、ステップS1107に進む。
ステップS1106では、システム制御部50は、表示部28において、表示倍率の変更操作に従った表示倍率で、LV画像を表示する。
ステップS1107では、システム制御部50は、LV画像が拡大中である(LV画像の倍率が等倍よりも大きい)か否かを判定する。LV画像が拡大中であると判定された場合には、ステップS1108に進む。LV画像が拡大中でないと判定された場合には、ステップS1110に進む。
ステップS1108では、システム制御部50は、拡大位置(LV画像の拡大表示をする際の中心位置;LV画像のうち表示される範囲の中心位置)の変更操作が行われたか否かを判定する。拡大位置の変更操作が行われたと判定された場合には、ステップS1109に進む。拡大位置の変更操作が行われていないと判定された場合には、ステップS1110に進む。
ステップS1109では、システム制御部50は、LV画像における拡大位置が、表示部28の表示面の中心位置に位置するように、LV画像を移動させる。
ステップS1110では、システム制御部50は、設定(設定値)の変更が続行されているか否かを判定する。設定の変更が続行されていると判定された場合には、ステップS1103に進む。設定の変更が続行されていないと判定された場合には、ステップS1014に進む。
(第1の項目群についての設定変更処理)
図11Bを参照して、ステップS1121~S1125の処理(第1の項目群についての設定変更処理)について説明する。
ステップS1121では、システム制御部50は、図4に示すように、標準画角のLV画像を表示部28に表示する。つまり、表示部28は、右像の画像領域と左像の画像領域との両方が表示されるように、等倍でLV画像を表示する。なお、標準画角のLV画像(等倍の標準画像)が表示されることに限らず、例えば、右像の画像領域の全てと左像の画像領域の全てとが表示されるような範囲で、等倍から拡大して(または縮小して)LV画像が表示されてもよい。
ステップS1122では、システム制御部50は、図8に示すように、標準画角のLV画像を含むような、選択された設定項目の設定変更画面を表示部28に表示する。
ステップS1123では、システム制御部50は、設定変更の操作が行われたか否か判定をする。設定変更の操作が行われたと判定された場合には、ステップS1124に進む。設定変更の操作が行われていないと判定された場合には、ステップS1125に進む。
ステップS1124では、システム制御部50は、設定変更の操作に応じて、設定を変更する。
ステップS1125では、システム制御部50は、設定の変更が続行されているか否かを判定する。設定の変更が続行されていると判定された場合には、ステップS1123に進む。設定の変更が続行されていないと判定された場合には、ステップS1014に進む。
(第3の項目群についての設定変更処理)
図12を参照して、ステップS1201~S1209の処理(第3の項目群についての設定変更処理)について説明する。
ステップS1201では、システム制御部50は、選択された設定項目の設定変更画面を表示部28に表示する。なお、第3の項目群の設定項目が選択された場合には、当該設定項目が選択される直前の状態(画角;表示倍率)のままのLV画像が表示され続ける(表示倍率が変更されない)。
ステップS1202では、システム制御部50は、設定変更の操作が行われたか否か判定をする。設定変更の操作が行われたと判定された場合には、ステップS1203に進む。設定変更の操作が行われていないと判定された場合には、ステップS1204に進む。
ステップS1203では、システム制御部50は、設定変更の操作に応じて、設定を変更する。
ステップS1204では、システム制御部50は、表示倍率の変更操作が行われたか否かを判定する。表示倍率の変更操作が行われたと判定された場合には、ステップS1205に進む。表示倍率の変更操作が行われていないと判定された場合には、ステップS12
06に進む。
ステップS1205では、システム制御部50は、表示部28において、表示倍率の変更操作に従った表示倍率で、LV画像を表示する。
ステップS1206では、システム制御部50は、LV画像が拡大中である(LV画像の倍率が等倍より大きい)か否かを判定する。LV画像が拡大中であると判定された場合には、ステップS1207に進む。LV画像が拡大中でないと判定された場合には、ステップS1209に進む。
ステップS1207では、システム制御部50は、拡大位置(LV画像の拡大表示をする際の中心位置)の変更操作が行われたか否かを判定する。拡大位置の変更操作が行われたと判定された場合には、ステップS1208に進む、拡大位置の変更操作が行われていないと判定された場合には、ステップS1209に進む。
ステップS1208では、システム制御部50は、LV画像における拡大位置が、表示部28の表示面の中心位置に位置するように、LV画像を移動させる。
ステップS1209では、システム制御部50は、設定値の変更が続行されているか否かを判定する。設定値の変更が続行されていると判定された場合には、ステップS1202に進む。設定値の変更が続行されていないと判定された場合には、ステップS1014に進む。
以上のように、2眼レンズ装着時(2眼画像の表示時)にユーザーが選択する設定項目(メニューの項目)に応じて、LV画像の表示倍率および表示範囲を変更する(LV画像を拡大表示したり、全画角を表示したりする)。このことで、設定項目に応じて、ユーザーが設定(操作)をしやすい表示倍率および表示範囲のLV画像が表示される。よって、ユーザーの操作性が向上する。
また、特に、本実施形態では、表示部28の表示面のサイズが十分なサイズでない場合に効果がある。例えば、HDMI(登録商標)などを介して、表示面のサイズの大きい表示装置に画像の外部出力を行う場合には、LV画像の拡大表示の必要性は低い。つまり、表示部28の表示面のサイズが特定のサイズよりも大きい場合には、ステップS1006にて第2の項目群のいずれかの選択項目が選択された場合であっても、ステップS1101に進まずに、ステップS1121またはS1201に進んでもよい。表示部28の表示面のサイズが特定のサイズよりも大きい場合とは、例えば、表示部28の表示面の四方の全ての辺の長さが、所定の長さよりも長い場合である。
また、上記において、「AがB以上の場合にはステップS1に進み、AがBよりも小さい(低い)場合にはステップS2に進む」は、「AがBよりも大きい(高い)場合にはステップS1に進み、AがB以下の場合にはステップS2に進む」と読み替えてもよい。逆に、「AがBよりも大きい(高い)場合にはステップS1に進み、AがB以下の場合にはステップS2に進む」は、「AがB以上の場合にはステップS1に進み、AがBよりも小さい(低い)場合にはステップS2に進む」と読み替えてもよい。このため、矛盾が生じない限り、「A以上」という表現は、「AまたはAよりも大きい(高い;長い;多い)」と置き換えてもよいし、「Aよりも大きい(高い;長い;多い)」と読み替えてよく、置き換えてもよい。一方で、「A以下」という表現は、「AまたはAよりも小さい(低い;短い;少ない)」と置き換えてもよいし、「Aよりも小さい(低い;短い;少ない)」と置き換えても読み替えてもよい。そして、「Aよりも大きい(高い;長い;多い)」は、「A以上」と読み替えてもよく、「Aよりも小さい(低い;短い;少ない)」は「A以下
」と読み替えてもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
なお、上記の各実施形態(各変形例)の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ASIC、FPGA、DSPなどのハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリ(記憶媒体)とを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上記の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上記の実施形態の開示は、以下の構成、方法、およびプログラムを含む。
[構成1]
撮像画像を取得する取得手段と、
それぞれが複数の設定項目を含む第1の項目と第2の項目とを、前記撮像画像とともに表示するように表示手段を制御する表示制御手段と、
前記撮像画像が、第1の撮影レンズを介した撮像により取得された第1領域と、第2の撮影レンズを介した撮像により取得された領域であって、前記第1領域に対して視差を有する第2領域とを含む画像である2眼画像であるか否かを判定する判定手段と、
1)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第1の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、第1の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域の両方を表示するように前記表示手段を制御し、
2)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記第1の表示倍率よりも大きな第2の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれかの領域のみを表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、
を有すること特徴とする情報処理装置。
[構成2]
前記表示制御手段は、複数の設定項目を含む項目であって、前記第1の項目および前記第2の項目のいずれとも異なる第3の項目を表示するように前記表示手段を制御し、
前記制御手段は、前記第3の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、当該設定項目が選択される直前の状態のままの前記撮像画像を表示するように前記表示手段を制御する、
ことを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
[構成3]
前記第3の項目は、前記表示手段の設定に関する設定項目を含む、
ことを特徴とする構成2に記載の情報処理装置。
[構成4]
前記取得手段は、前記撮像画像を撮像によって取得する、
ことを特徴とする構成1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成5]
前記第2の項目は、撮像時の画像処理の設定に関する設定項目を含む、
ことを特徴とする構成4に記載の情報処理装置。
[構成6]
前記第1の項目は、表示アイテムの設定に関する設定項目を含む、
ことを特徴とする構成1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成7]
前記制御手段は、前記表示手段の表示面のサイズが特定のサイズよりも大きい場合には、前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合であっても、前記第1領域または第2領域のうちのいずれかの領域のみを表示するように前記表示手段を制御することを行わない、
ことを特徴とする構成1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成8]
前記制御手段は、前記撮像画像が前記2眼画像でないと判定された場合には、前記第1の項目および前記第2の項目のうちのいずれの設定項目が選択された場合であっても、当該設定項目が選択される直前の状態のままの前記撮像画像を表示するように前記表示手段を制御する、
ことを特徴とする構成1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成9]
前記制御手段は、
前記第1の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記撮像画像を含む第1の設定変更画面を表示するように前記表示手段を制御し、
前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記撮像画像を含む第2の設定変更画面を表示するように前記表示手段を制御する、
ことを特徴とする構成1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成10]
前記第1の設定変更画面が前記表示手段に表示されている場合には、ユーザーによる前記撮像画像の表示倍率の変更が可能ではなく、
前記第2の設定変更画面が前記表示手段に表示されている場合には、前記ユーザーによる前記撮像画像の表示倍率の変更が可能である、
ことを特徴とする構成9に記載の情報処理装置。
[方法]
撮像画像を取得する取得ステップと、
それぞれが複数の設定項目を含む第1の項目と第2の項目とを、前記撮像画像とともに表示するように表示手段を制御する表示制御ステップと、
前記撮像画像が、第1の撮影レンズを介した撮像により取得された第1領域と、第2の撮影レンズを介した撮像により取得された領域であって、前記第1領域に対して視差を有する第2領域とを含む画像である2眼画像であるか否かを判定する判定ステップと、
1)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第1の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、第1の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域の両方を表示するように、前記表示手段を制御し、
2)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記第1の表示倍率よりも大きな第2の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれかの領域のみを表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと、
を有すること特徴とする情報処理方法。
[プログラム]
コンピュータを、構成1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
100:デジタルカメラ、50:システム制御部、
22:撮像部、28:表示部

Claims (12)

  1. 撮像画像を取得する取得手段と、
    それぞれが複数の設定項目を含む第1の項目と第2の項目とを、前記撮像画像とともに表示するように表示手段を制御する表示制御手段と、
    前記撮像画像が、第1の撮影レンズを介した撮像により取得された第1領域と、第2の撮影レンズを介した撮像により取得された領域であって、前記第1領域に対して視差を有する第2領域とを含む画像である2眼画像であるか否かを判定する判定手段と、
    1)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第1の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、第1の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域の両方を表示するように前記表示手段を制御し、
    2)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記第1の表示倍率よりも大きな第2の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれかの領域のみを表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、
    を有すること特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、複数の設定項目を含む項目であって、前記第1の項目および前記第2の項目のいずれとも異なる第3の項目を表示するように前記表示手段を制御し、
    前記制御手段は、前記第3の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、当該設定項目が選択される直前の状態のままの前記撮像画像を表示するように前記表示手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第3の項目は、前記表示手段の設定に関する設定項目を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段は、前記撮像画像を撮像によって取得する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の項目は、撮像時の画像処理の設定に関する設定項目を含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の項目は、表示アイテムの設定に関する設定項目を含む、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記表示手段の表示面のサイズが特定のサイズよりも大きい場合には、前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合であっても、前記第1領域または第2領域のうちのいずれかの領域のみを表示するように前記表示手段を制御することを行わない、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記撮像画像が前記2眼画像でないと判定された場合には、前記第1の項目および前記第2の項目のうちのいずれの設定項目が選択された場合であっても、当該設定項目が選択される直前の状態のままの前記撮像画像を表示するように前記表示手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記第1の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記撮像画像を含
    む第1の設定変更画面を表示するように前記表示手段を制御し、
    前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記撮像画像を含む第2の設定変更画面を表示するように前記表示手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1の設定変更画面が前記表示手段に表示されている場合には、ユーザーによる前記撮像画像の表示倍率の変更が可能ではなく、
    前記第2の設定変更画面が前記表示手段に表示されている場合には、前記ユーザーによる前記撮像画像の表示倍率の変更が可能である、
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 撮像画像を取得する取得ステップと、
    それぞれが複数の設定項目を含む第1の項目と第2の項目とを、前記撮像画像とともに表示するように表示手段を制御する表示制御ステップと、
    前記撮像画像が、第1の撮影レンズを介した撮像により取得された第1領域と、第2の撮影レンズを介した撮像により取得された領域であって、前記第1領域に対して視差を有する第2領域とを含む画像である2眼画像であるか否かを判定する判定ステップと、
    1)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第1の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、第1の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域の両方を表示するように、前記表示手段を制御し、
    2)前記撮像画像が前記2眼画像であると判定され、かつ、前記第2の項目のうちのいずれかの設定項目が選択された場合には、前記第1の表示倍率よりも大きな第2の表示倍率で、前記撮像画像のうちの前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれかの領域のみを表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと、
    を有すること特徴とする情報処理方法。
  12. コンピュータを、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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