JP2016013349A - 透析液希釈用水素水製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用する水の無駄を低減しつつ、透析液を希釈した際に容易に適切なpH範囲とすることができる水素水を製造する。
【解決手段】透析液を希釈するための水素水を製造する透析液希釈用水素水製造装置1において、水素ガスを供給する水素供給部42と、供給された水素ガスと水とを混合して水素水を生成する気液混合器30と、気液混合器30の下流に配置され、水素水に対して逆浸透膜によるろ過を行う逆浸透膜モジュール60と、気液混合器30の下流に配置され、気液混合器30を通過した水素水に溶存している水素濃度を測定する溶存水素濃度センサ90と、測定された水素濃度に基づいて、水素供給部42により供給する水素ガスの量を制御する制御部43と、を有するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、透析液を希釈するために使用される水素水を製造する透析液希釈用水素水製造装置に関する。
血液透析は、腎臓の血液浄化機能を人工的に行う方法として広く知られている。2007年の世界の血液透析患者は、およそ200万人にのぼるという報告があり、年々増加傾向にある。血液透析は、ポンプなどを用いて体外に取り出した血液を、中空糸の集合体を備えたダイアライザに通し、血液内の老廃物を除去し、再び体内に戻すという操作を連続的に行う治療法である。腎機能障害を持つ患者は、週に2,3回、通院して、所定時間(例えば、4〜8時間)、血液透析の治療を受ける必要がある。
透析液は、血液中の各種イオンとブドウ糖を含む組成を持ち、複数の原液を混合し、あるいは粉末状態の原粉を水(RO水)に溶解して原液を作製してから複数の当該原液を混合して調整される。原液あるいは原末(以後、総称して「原剤」と称する)は、一般的に、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等の塩を含むA剤と、重炭酸塩を含むB剤とで構成される。これは、2価のカルシウムイオンあるいはマグネシウムイオンと、重炭酸塩とが反応して不溶性の炭酸塩を生成するからである。ブドウ糖は、上記A剤に予め混合されている。
原剤を構成する上記A剤に含まれるブドウ糖は経時的に分解し、ブドウ糖分解産物(例えば、メチルグリオキサール)が生成される。ブドウ糖分解産物を含む透析液を治療に供すると、生体への酸化ストレスが惹起され、細胞障害や慢性炎症を引き起こすことが知られている。かかる問題を解決する手法として、透析液を希釈する際に使用する水(RO(Reverse Osmosis)水)に所定量の水素ガスを溶存させておき、透析液原剤に水素溶存希釈水を混合するという方法が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2を参照)。
特開2007−289267号公報 特開2010−63629号公報
例えば、特許文献1の技術によると、水の電気分解により生成される陽極水は、透析においては不要であるので、通常はそのまま排水されてしまう。陽極水は、一般には、陰極水と同量だけ生成されるので、かなりの水の無駄となっている。また、水の電気分解により生成された陰極水は、水素を含むと共に、水酸化物イオン(OH)を含むため、pHが9〜10程度となり、この陰極水をそのまま透析液の希釈水に用いると、透析液がアルカリ化し、人体に悪影響を及ぼす虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、使用する水の無駄を低減しつつ、人体に悪影響を及ぼす虞の少ない透析液希釈用水素水を製造する技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の一形態に係る透析液希釈用水素水製造装置は、透析液を希釈するための水素水を製造する透析液希釈用水素水製造装置であって、水素ガスを供給する水素供給部と、水素供給部から供給された水素ガスと水とを混合して水素水を生成する気液混合器と、気液混合器の下流に配置され、水素水に対して逆浸透膜によるろ過を行う逆浸透膜モジュールと、気液混合器の下流に配置され、気液混合器を通過した水素水に溶存している水素濃度を測定する溶存水素濃度センサと、測定された水素濃度に基づいて、水素供給部により供給する水素ガスの量を制御する制御部と、を有する。
本発明の他の形態に係る透析液希釈用水素水製造装置は、さらに、気液混合器の下流には、上流からの水素水の一部を、圧力を下げて取り出す減圧弁が配置され、溶存水素濃度センサは、減圧弁により取り出された水素水の水素濃度を測定する。
本発明の他の形態に係る透析液希釈用水素水製造装置は、更に、溶存水素濃度センサが、逆浸透膜モジュールの下流に配置されている。
本発明の他の形態に係る透析液希釈用水素水製造装置は、更に、溶存水素濃度センサが、逆浸透膜によるろ過によって得られた水素水に溶存している水素濃度を測定する。
本発明の他の形態に係る透析液希釈用水素水製造装置は、更に、制御部が、溶存水素濃度センサにより測定された水素濃度が所定の目標濃度となるように、水素供給部により供給する水素ガスの量を制御する。
本発明の他の形態に係る透析液希釈用水素水製造装置は、更に、目標濃度が、10ppb(parts per billion)以上450ppb以下の範囲の濃度である。
本発明の他の形態に係る透析液希釈用水素水製造装置は、さらに、逆浸透膜によりろ過されなかった水素水を気液混合器の上流に戻す返還流路を有する。
本発明によると、使用する水の無駄を低減しつつ、人体に適したpHの透析液希釈用水素水を製造することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る透析液希釈用水素水製造装置の模式図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る透析液希釈用水素水製造装置について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る透析液希釈用水素水製造装置の模式図である。
透析液希釈用水素水製造装置1において、例えば、水道水等の原水が軟水化装置10に供給される。軟水化装置10は、供給された原水に対して軟水化処理を施す。軟水化処理では、原水からカルシウムイオン、マグネシウムイオン等の硬度成分を除去することにより原水を軟水化する。
軟水化装置10の後段(下流ともいう。)には、配管11を介して活性炭フィルタ20が接続されている。活性炭フィルタ20には、軟水化装置10で軟水化された水が配管11を介して供給される。活性炭フィルタ20は、軟水化された水に対して活性炭処理を施す。活性炭処理では、活性炭の吸着作用を利用して、水に含まれる残留塩素、クロラミン、有機物等が除去される。活性炭フィルタ20を通過する水の量は、例えば、1.0t/hである。
活性炭フィルタ20の後段(下流)には、配管21を介して気液混合器30が接続されている。配管21には、後述するようにRO膜モジュール60の逆浸透膜を通過していない水の一部が配管61から返還される。気液混合器30には、配管21を介して活性炭処理が施された水及び配管61を介して返還された水が供給される。配管61から返還される水の量は、例えば、0.35t/hであり、気液混合器30に供給される水量は、活性炭フィルタ20を通過した水とあわせて、例えば、1.35t/hとなる。また、気液混合器30には、後述する水素供給装置40から発生された水素ガスも供給される。
水素供給装置40は、水素ガスを発生する水素発生部41と、水素発生部41により発生された水素ガスを気液混合器30に供給するポンプ(水素供給部)42と、ポンプ42により気液混合器30に供給する水素ガスの供給量を制御する制御部43とを有する。水素発生部41は、例えば、純水を電気分解して水素ガスを発生させる。水素発生部41としては、例えば、株式会社堀場エステックのポータブル水素発生機(形式:OPGU−2200)を使用することができる。水素発生部41で発生した水素ガスは、ポンプ42により、配管44を介して気液混合器30に供給される。
制御部43は、後述する溶存水素濃度センサ90により配管81内の水を測定した溶存水素濃度の値に基づいて、ポンプ42により供給する水素ガスの供給量を制御する。例えば、制御部43は、溶存水素濃度センサ90により測定された溶存水素濃度が所定の目標濃度(例えば、10ppb(parts per billion)以上450ppb以下の目標濃度)となるように、ポンプ42による水素ガスの供給量を制御する。具体的には、制御部43は、溶存水素濃度センサ90により測定された溶存水素濃度と、予め設定されている目標濃度とに基づいて、PID制御を行うことにより、ポンプ42による供給量を制御するための制御値を決定する。ここで、本実施形態に係る透析液希釈用水素水製造装置1では、例えば、水素供給装置40により気液混合器30に供給する水素ガスの量を200ml/minとすると、溶存水素濃度センサ90により測定される水素濃度を、例えば、450ppb以上にすることができるので、溶存水素濃度を10ppb以上450ppb以下の目標濃度とすることは、問題なく実現できる。なお、使用目的に応じて、供給する水素ガスの量を増加させることにより、450ppbよりも高い目標濃度としても良い。
気液混合器30は、配管21により供給される水(活性炭処理後の水および返還された水素水)と、配管44により供給される水素ガスとを混合する。これにより、水素(H)が溶存する水(水素水)が生成される。気液混合器30の後段(下流)には、配管31を介してポンプ50が接続される。ポンプ50の後段(下流)には、配管51を介してRO(Reverse Osmosis:逆浸透)膜モジュール60が接続される。ポンプ50は、配管31側の水を吸引し、配管51側に供給する。これにより、ポンプ50の動作中は、配管51の水は、加圧状態となっている。本実施形態では、ポンプ50は、気液混合器30に供給される水量と同じ水量(例えば、1.35t/h)を配管51側に供給する。
RO膜モジュール60は、配管51から供給される水素水に対して逆浸透膜処理を行う。逆浸透膜処理では、配管51から供給される水素水を逆浸透膜によりろ過してRO水を生成する。この逆浸透膜処理により、水素水から金属類、塩類などの不純物を取り除くことができる。なお、水素水に含まれる水素分子は、逆浸透膜を通過することができる。このため、逆浸透膜処理では、水素水を含むRO水を生成することができる。また、RO膜モジュール60は、逆浸透膜処理を行う膜等の配置や構造により、配管51から流入する水と、その水に溶存していない水素ガスとの混合を促進し、水に溶存する水素の濃度を効果的に向上させる作用がある。本実施形態では、RO膜モジュール60の逆浸透膜を通過するRO水の量は、例えば、0.5t/hとなっている。この場合には、配管51から流入する水量が、1.35t/hであるので、RO膜モジュール60の逆浸透膜を非通過の水量は、例えば、0.85t/hとなる。なお、本実施形態では、RO膜モジュール60を透過するRO水の活性炭フィルタ20を透過した水に対する割合を50%となるようにしているが、本発明はこれに限られず、例えば、RO膜モジュール60を透過するRO水の活性炭フィルタ20を透過した水に対する割合を65%以上70%以下となるようにしても良い。この場合には、後述する配管61を通る水の排水量及び返還水量を調整すれば良い。
RO膜モジュール60は、その下流側の配管61及び配管62にそれぞれ接続されている。RO膜モジュール60の逆浸透膜を通過した水(RO水)は、配管62を流れ、逆浸透膜を通過していない水は、配管61に流れる。配管51内の水は加圧状態となっているので、配管62に流れるRO水も、加圧状態となっている。
配管61は、図示しない排水口に至る流路と、配管21に至る流路(すなわち、RO膜モジュール60の逆浸透膜を通過していない水を活性炭フィルタ20より下流であって、気液混合器30よりも上流に戻して再びRO膜モジュール60に送られるようにする流路(返還流路))とに分岐している。本実施形態では、例えば、排水量を、0.5t/hとし、返還水量を、0.35t/hとしている。これにより、排水する水の量を低減することができる。また、返還される水は、既に水素が溶存している水素水であるので、更に、気液混合器30とRO膜モジュール60とを通過させることにより、水素水中の溶存水素の水素濃度をより高くすることが容易である。
配管62は、その下流側において貯留タンク70に接続されている。また、配管62は、貯留タンク70に至る途中で配管63に分岐している。配管63は、その下流側において減圧弁80に接続されている。減圧弁80は、配管63内の水素水を、圧力を下げて配管81内に常に流す(取り出す)ように作用する。配管81内に流す水素水の量は、比較的少量であり、後述する溶存水素濃度センサ90による溶存水素濃度の測定が可能な量である。これによって、配管62及び配管63内の水素水の圧力を比較的高く維持した状態で、その水素水の一部を配管81に導くことができる。
配管81は、その下流側において溶存水素濃度センサ90に接続されている。溶存水素濃度センサ90は、配管81内を流れる水に溶存する水素の濃度(溶存水素濃度)を測定する。溶存水素濃度センサ90は、測定した溶存水素濃度の情報を制御部43に通知する。本実施形態では、減圧弁80の下流でRO水の溶存水素濃度を測定するようにしているので、溶存水素濃度センサ90を高い加圧状態に耐えるものにする必要がなく、溶存水素濃度センサ90を加圧状態で測定できるように装置を構成し、若しくは維持したりする必要もなく、装置作製コストや運用コストを低減することができる。溶存水素濃度センサ90としては、例えば、有限会社共栄電子研究所の溶存水素分析計KM2100DHを用いることができる。
貯留タンク70は、配管62を通って流れるRO水を蓄える。貯留タンク70の後段(下流)には、配管71を介してポンプ100が接続されている。ポンプ100は、貯留タンク70に蓄えられたRO水を吸引して、透析液を希釈するために供給する。ここで、貯留タンク70には溶存水素濃度が比較的高いRO水が蓄えられているので、このように供給されるRO水は、溶存水素濃度が高い、すなわち、豊富な水素を含んでいる。なお、貯留タンク70に蓄えられているRO水が所定の量(上側基準量)以上となった場合には、ポンプ50を停止してRO水が新たに生成されて貯留タンク70に流入しないようにし、貯留タンク70に蓄えられているRO水が所定の量(下側基準量)未満となった場合には、ポンプ50の動作を開始して、RO水を新たに生成して貯留タンク70に流入するように制御しても良い。
また、透析液を希釈するために供給されるRO水は、電気分解により得られた水ではないので、pHが9〜10と高くなることがない。このため、このRO水を透析液の希釈に用いることにより、希釈された透析液を所望のpH範囲(例えば、7.3〜7.45)に容易に収めることができる。また、本実施形態においては、RO膜モジュール60に供給する水は、電気分解により得られた水ではないので、活性炭フィルタ等により除去しきれていない有機物等に起因して電気分解処理時に発生してしまう塊状物が存在しない。このため、RO膜モジュール60内のRO膜を塊状物により劣化させることがなく、RO膜モジュール60により生成されるRO水の水質を高く維持できるとともに、RO膜モジュール60の寿命を長期化することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、透析液希釈用水素水製造装置1は、軟水化装置10及び活性炭フィルタ20を備えるようにしていたが、浄化された軟水を原水とする場合には、軟水化装置10及び活性炭フィルタ20の少なくともいずれか一方を備えなくても良い。
また、上記実施形態において、減圧弁80の後段(下流)側に、水素水の酸化還元電位を測定する酸化還元電位計を設けるようにしても良い。
また、上記実施形態では、RO膜モジュール60の通過側の配管62を分岐させて、減圧弁80により減圧された水素水を対象に溶存水素濃度センサ90により溶存水素濃度を測定していたが、本発明はこれに限られず、例えば、RO膜モジュール60の非通過側(例えば、図1の箇所A)で配管61を分岐させて、減圧弁80により減圧された水素水を対象に溶存水素濃度センサ90により溶存水素濃度を測定し、制御部43の制御に用いるようにしても良く、また、RO膜モジュール60よりも上流側(例えば、図1の箇所B)で配管51を分岐させて、減圧弁80により減圧された水素水を対象に溶存水素濃度センサ90により溶存水素濃度を測定し、制御部43の制御に用いるようにしても良い。なお、透析液を希釈するために供給される水素水における溶存水素濃度を示しているという点で、RO膜モジュール60の通過側の配管62を分岐させて、減圧弁80により減圧された水素水を対象に測定した溶存水素濃度を、制御に用いることが好ましい。
また、上記実施形態では、溶存水素濃度センサ90は、減圧弁80により減圧された水素水を対象に溶存水素濃度を測定していたが、本発明はこれに限られず、配管62内の水素水を対象に溶存水素濃度を測定しても良く、要は、生成されたRO水の溶存水素濃度を測定できれば、いずれを対象としても良い。
また、上記実施形態における気液混合器30としては、水中に水素のバブル(気泡)を発生させるバブル発生装置を用いるようにしても良い。発生させるバブルとしては、直径が1〜60μmのバブル(所謂マイクロバブル)や、直径が1μmよりも小さなバブル(所謂ナノバブル)であっても良い。このようなバブル発生装置を用いると、効率よく水に水素を溶存させることができる。また、バブル発生装置で生成されたマイクロバブルやナノバブルが含まれている水が、RO膜モジュール60に供給されると、RO膜モジュール60の膜への不純物の付着を低減することができる。このため、RO膜モジュール60の性能の劣化を低減でき、RO膜モジュール60によりろ過されたRO水の水質を高く維持することができる。また、RO膜モジュール60の性能の劣化を低減できるので、RO膜モジュール60の寿命を長期化することができ、RO膜モジュール60の交換に要するコストを低減することができる。
また、上記実施形態においては、RO膜モジュール60の逆浸透膜を通過していない水を配管21に戻す流路(返還流路)を設けるようにしていたが、返還流路を設けないようにしても良い。
本発明は、透析液を希釈する水素水を製造する産業に利用できる。
1 透析液希釈用水素水製造装置
30 気液混合器
60 RO膜モジュール(逆浸透膜モジュール)
40 水素供給装置
41 水素発生部
42 ポンプ(水素供給部)
43 制御部
61 配管(返還流路)
80 減圧弁
90 溶存水素濃度センサ

Claims (7)

  1. 透析液を希釈するための水素水を製造する透析液希釈用水素水製造装置であって、
    水素ガスを供給する水素供給部と、
    前記水素供給部から供給された水素ガスと水とを混合して水素水を生成する気液混合器と、
    前記気液混合器の下流に配置され、前記水素水に対して逆浸透膜によるろ過を行う逆浸透膜モジュールと、
    前記気液混合器の下流に配置され、前記気液混合器を通過した水素水に溶存している水素濃度を測定する溶存水素濃度センサと、
    測定された前記水素濃度に基づいて、前記水素供給部により供給する水素ガスの量を制御する制御部と、を有する透析液希釈用水素水製造装置。
  2. 前記気液混合器の下流には、上流からの前記水素水の一部を、圧力を下げて取り出す減圧弁が配置され、
    前記溶存水素濃度センサは、前記減圧弁により取り出された水素水の前記水素濃度を測定する請求項1に記載の透析液希釈用水素水製造装置。
  3. 前記溶存水素濃度センサは、前記逆浸透膜モジュールの下流に配置されている請求項1又は請求項2に記載の透析液希釈用水素水製造装置。
  4. 前記溶存水素濃度センサは、前記逆浸透膜によるろ過によって得られた水素水に溶存している水素濃度を測定する請求項3に記載の透析液希釈用水素水製造装置。
  5. 前記制御部は、前記溶存水素濃度センサにより測定された前記水素濃度が所定の目標濃度となるように、前記水素供給部により供給する水素ガスの量を制御する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の透析液希釈用水素水製造装置。
  6. 前記目標濃度は、10ppb以上450ppb以下の範囲の濃度である請求項5に記載の透析液希釈用水素水製造装置。
  7. 前記逆浸透膜によりろ過されなかった水素水を前記気液混合器の上流に戻す返還流路を更に有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の透析液希釈用水素水製造装置。
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