JP2016013345A - 粉体噴霧器 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉体状の化粧料を塗布する際において、その詰まりを極力抑制することができる粉体噴霧器を提供することを解決課題とする。
【解決手段】粉体が充填され、先端部に開口2aが形成され、かつ、後端部に粉体吐出口2bが形成された粉体容器2と、この粉体容器が装着される噴霧器本体3と、粉体容器内に圧縮気体を供給する圧縮気体容器4とからなり、噴霧器本体には、粉体容器の先端部が嵌着される固定部3aと、粉体容器の後端部が嵌着される支持部3bが設けられているとともに、固定部には、圧縮気体容器から供給される圧縮気体を、粉体容器の開口へ向けて導く気体供給路Lと、この気体供給路の途中に設けられ、この気体供給路の開閉をなす開閉弁5と、この開閉弁の開閉をなす操作レバー6が設けられ、支持部には、粉体容器の粉体吐出口が連通させられる噴霧口7が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉体噴霧器に係わり、特に、粉体状の化粧料の噴霧に好適に用いられる粉体噴霧器に関するものである。
一般に、粉体を用いた化粧に際して、前記粉体状の化粧料をブラシやパフを用いて塗布することが行なわれているが、化粧料の塗布量を均一にすることが難しく、化粧の仕上がりにむらが生じることがある。
このような不具合に対処するために、例えば、特許文献1に示されるように、前記化粧料が供給される噴霧器本体に、コンプレッサーを用いて圧縮気体を送り込み、この圧縮気体によって前記噴霧器本体に供給される化粧料を霧状にして噴霧する技術が提案されており、前記噴霧器本体に設けられた調整レバーの操作により、化粧料の塗布量の微調整を可能にして、化粧の仕上げをより均一なものとするような技術が提案されている。
特開2013−42930号公報
ところで、前述した従来の技術では、化粧料の供給経路に霧化機構を配置し、この霧化機構に圧縮気体を供給するとともに、前記霧化機構に設けられたニードル弁等の流量調整弁によって前記化粧料の霧化および噴霧量を調整するとともに、噴霧の停止を行なうようにしている。
このような噴霧器は、化粧料を霧状にして噴霧するものであるが、この技術を、粉体状の化粧料に適用した場合、たとえば、前記流量調整弁を閉じて化粧料の塗布を減少ないしは停止した場合、前記流量調整弁の弁体と弁座との間に粉体が流れ込んで滞留し、さらには、滞留した粉体が、弁体によって弁座に押し付けられることにより、前記粉体が圧密されて固化し、これによって、流量調整弁を詰まらせてしまうことが想定されることから、粉体状の化粧料の塗布には適用しがたいといった不具合が残されている。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、粉体状の化粧料を塗布する際において、その詰まりを極力抑制することができる粉体噴霧器を提供することを解決課題とする。
本発明の粉体噴霧器は、前述した課題を解決するために、粉体が充填され、先端部に開口が形成され、かつ、後端部に粉体吐出口が形成された粉体容器と、この粉体容器が装着される噴霧器本体と、この噴霧器本体に接続されて、その内部に圧縮気体を供給する圧縮気体容器とからなり、前記噴霧器本体には、前記粉体容器の先端部が嵌着される固定部と、前記粉体容器の後端部が嵌着される支持部が設けられているとともに、前記固定部には、前記圧縮気体容器から供給される圧縮気体を、前記粉体容器の開口へ向けて導く気体供給路と、この気体供給路の途中に設けられ、この気体供給路の開閉をなす開閉弁と、この開閉弁の開閉をなす操作レバーが設けられ、前記支持部には、前記粉体容器の粉体吐出口が連通させられる噴霧口が形成されていることを特徴とする。
本発明の粉体噴霧器では、前記粉体容器を、その先端を下方にして前記噴霧器本体に装着する。
この状態において、この粉体容器の先端部の開口が下方へ向けられるとともに、前記開閉弁の下流側に対向させられ、前記粉体容器の後端の粉体吐出口が、上方において前記噴霧口に連通させられる。
ここで、前記粉体容器内の粉体は、この粉体容器の下部に沈降させられている。
この状態において、前記圧縮気体容器を前記気体供給路に接続し、前記操作レバーを操作して前記開閉弁を開放すると、前記圧縮気体容器の圧縮気体が、前記開閉弁から前記粉体容器の先端の開口を経て、この粉体容器内に供給され、前記粉体容器の下方に沈降している粉体を上方へ吹き上げ、その一部が、前記粉体容器の上方に位置させられている粉体吐出口から、前記噴霧器本体の噴霧口を経て噴霧される。
そして、前記粉体吐出口および前記噴霧口の開口面積が一定であることから、前述した噴霧量も一定に保持され、前述したように吹き上げられた粉体の余剰の粉体が下方へ向けて落下させられる。
このような粉体の噴霧操作に際して、前記開閉弁は、前記粉体容器内に供給される圧縮気体の供給およびその停止を行なうのみであり、かつ、前記開閉弁から吐出される圧縮気体は、前記粉体を、常時、前記開閉弁から離間する方向へと押し出す。
したがって、噴霧を停止する際に、前記粉体容器内の粉体が、前記開閉弁の下流側(すなわち、圧縮気体の吐出側)へ向かって移動するが、この粉体が、前記開閉弁の作動部に入り込むことが防止される。
仮に、前記開閉弁の作動部に前記粉体が入り込んだとしても、この粉体が、前述した圧縮気体の流れによって前記粉体容器へ向けて押し戻されて、前記開閉弁の作動部での滞留が防止される。
したがって、粉体の噴霧とその停止の繰り返し操作に際して、前記開閉弁の作動部に粉体が滞留させられて圧密されることによる、前記作動部の詰まりを防止することができ、この結果、粉体の噴霧を円滑に行なうことができる。
そして、前記粉体容器の先端部と前記固定部との固定は、前記粉体容器の先端部に設けた雄螺子を、前記固定部に設けた雌螺子に螺合させることによって行なうことができ、また、前記粉体容器の先端部と前記固定部の何れか一方に突起を形成するとともに、他方に凹部を形成しておき、これらの突起と凹部との嵌合によって行なうことができる。
本発明では、前記粉体容器を前記噴霧器本体に装着した状態において、前記粉体容器に設けられている粉体吐出口と前記噴霧器本体に設けられている噴霧口との位置合わせを行ない、これらを連通状態に保持する必要がある。
このような位置合わせを容易にするために、前記粉体容器、前記固定部、および、前記支持部の断面形状を非真円形状とすることができる。
これによって、前述した粉体容器と前記噴霧器本体との、前記粉体容器の軸線回りの位置関係を規制し、前記粉体吐出口と前記噴霧口との位置合わせを容易にすることができる。
また、前記粉体容器の後端面に、前記粉体吐出口の位置を示す表示を設けておき、この表示を前記噴霧口に合わせるようにして前記粉体容器を装着することにより、前述した粉体吐出口と前記噴霧口との位置合わせをさらに容易にすることができる。
このように、本発明の粉体噴霧器によれば、粉体の供給経路の目詰まりを抑制して安定した噴霧作用を確保することができ、特に、粉体状の化粧料の塗布に用いた際に、その塗布量を安定させ、きめ細かな塗布を可能にすることができる。
本発明の一実施形態の全体構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態を示すもので、(a)は、噴霧器本体の正面図、(b)は、粉体容器の正面図である。 本発明の一実施形態の噴霧器本体を構成する一方の半体を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の一実施形態の噴霧器本体を構成する他方の半体を分解した正面図である。 本発明の一実施形態の噴霧器本体を構成する他方の半体の側面図である。 本発明の一実施形態の開閉弁を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態の噴霧器本体を構成する他方の半体に粉体容器を装着した状態を示す側面図である。 (a)は、本発明の粉体容器の変形例を示す斜視図、(b)は、本発明の粉体容器の他の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、符号1は、本実施形態に係わる粉体噴霧器を示し、この粉体噴霧器1は、粉体が充填され、先端部に開口2aが形成され、かつ、後端部に粉体吐出口2bが形成された粉体容器2と、この粉体容器2が装着される噴霧器本体3と、この噴霧器本体3に接続されて、その内部に圧縮気体を供給する圧縮気体容器4とからなり、前記噴霧器本体3には、前記粉体容器2の先端部が嵌着される固定部3aと、前記粉体容器2の後端部が嵌着される支持部3bが設けられているとともに、前記固定部3aには、前記圧縮気体容器4から供給される圧縮気体を、前記粉体容器2の開口2aへ向けて導く気体供給路Lと、この気体供給路Lの途中に設けられ、この気体供給路Lの開閉をなす開閉弁5と、この開閉弁5の開閉をなす操作レバー6が設けられ、前記支持部3bには、前記粉体容器2の粉体吐出口2bが連通させられる噴霧口7が形成されていることを特徴とする。
さらに詳述すれば、前記粉体容器2は、本実施形態においては円筒状に形成され、その先端部外周には雄螺子8が形成されている。
また、後端部に形成される前記粉体吐出口2bは、前記粉体容器2の側面に形成されており、その内径が、前記開口2aよりも小さく形成されている。
前記粉体容器2の内部には、粉体状の化粧料等の粉体Pが充填されており、前記粉体容器2の先端部には、図2(b)に示すように、前記開口2aを閉塞するキャップ9が、前記雄螺子8に螺合させられることによって着脱可能に装着されており、さらに、前記粉体吐出口2bを覆うシールSが貼着されている。
前記噴霧器本体3は、前記粉体容器2の軸線を含む面において左右に2分割された一対の半体A・Bによって構成されている(図2(a)参照)。
前記一方の半体Aには、図3(a)および図3(b)に示すように、前記固定部3aを形成する位置の上部に、前記粉体容器2の先端部が位置させられる断面半円状の凹部10が形成され、この凹部10の下方に、前記開閉弁5が収納される断面矩形状の弁収納凹部11が形成されている。
前記弁収納凹部11は、前記開閉弁5の幅方向の約半分が収納される深さに形成されているとともに、前記一方の半体Aの前後に開放されている。
また、前記一方の半体Aの、前記他方の半体Bとの突き合わせ面には、これらの両半体A・Bの位置決めに用いられる複数の位置決め用凹部12が形成されているとともに、これらの位置決め用凹部12には、前記一方の半体Aを幅方向に貫通する貫通孔13が形成されている。
これらの貫通孔13には、図1に示すように、前記突き合わせ面と反対側からビス14が挿入され、このビス14が前記他方の半体Bに螺合させられることによって、両半体A・Bが一体化されるようになっている。
前記他方の半体Bには、図4および図5に示すように、前記一方の半体Aと同様に、前記固定部3aを形成する位置の上部に、前記粉体容器2の先端部が位置させられる断面半円状の凹部10が形成され、この凹部10の下方に、前記開閉弁5が収納される断面矩形状の弁収納凹部11が形成されている。
したがって、前記両半体A・Bを突き合わせた状態において、一対の凹部10によって断面円形の凹部が形成されるとともに、その下方に、前記一対の弁収納凹部11によって直方体状の凹部が形成されるようになっている。
そして、前記円形の凹部(10)内には、前記粉体容器2の先端部の雄螺子8が螺合させられる雌螺子部材15が収納され、前記直方体状の弁収納凹部11に、前記開閉弁5が収納されるようになっている。
前記弁収納凹部11内に収納される前記開閉弁5は、図6に示すように、その一端部(以降、後端部と称す)に、前記圧縮気体容器4に接続された給気管16が接続されるカプラ5aが設けられ、このカプラ5aに連続した内方位置に弁座Vが形成され、この弁座Vに対向して弁体17が接離可能に配置されている。
また、前記開閉弁5の上部には、前記弁収納凹部11に収納された状態において、上方に位置する前記凹部10に対向させられる排気口Eが形成され、これらの前記カプラ5a、前記弁座V、前記開閉弁5内、前記排気口Eによって、前記気体供給路Lが形成されている。
前記弁体17は、前記カプラ5aとの間に介装された圧縮スプリング18によって,前記弁座Vに向けて付勢されており、この弁座Vに圧雪させられた状態において、前記気体供給路Lを閉じるようになっている。
また、前記開閉弁5の他端部(以降、前端部と称す)には、図5に示すように、前記弁体17に連設された開閉ロッド19が摺動自在に装着され、この開閉ロッド19の前端部が、前記開閉弁5の前端から突出させられるとともに、前記開閉弁5が、前記弁収納凹部11内に収納された状態において、前記噴霧器本体3の前端面から所定長さ突出させられるようになっている。
さらに、前記他方の単体Bの下部前方には、図4および図5に示すように、円柱状の支持突起20が、前記突き合わせ面と直交する方向に沿って一体に突設されており、この支持突起20に前記操作レバー6が、その下端部において揺動可能に支持されている。
前記操作レバー6は、前記支持突起20によって前記噴霧器本体3の前方に保持されて、この噴霧器本体3の前方に突出する前記開閉弁5の開閉ロッド19の先端に当接させられるようになされ、また、前記噴霧器本体3との間に介装されたリターンスプリング21の付勢力により、前記噴霧器本体3から離間する方向に揺動させられるように付勢されている。
また、前記操作レバー6の揺動中心部には、前記噴霧器本体3との係合により、前記操作レバー6の、前記噴霧器本体3から離間する方向への揺動角度を規制する係止段部6aが形成されている。
一方、前記他方の半体Bの突き合わせ面には、前記一方の半体Aに突き合わせた状態において、前記一方の半体Aの突き合わせ面に形成された複数の前記位置決め用凹部12に嵌合させられる複数の位置決め用突起22が突設されており、これらの位置決め用突起22に、前記各位置決め用凹部12に挿通された前記ビス14がねじ込まれることにより、前記両半体A・Bが相互に位置合わせされた状態で相互に連結されるようになっている。
そして、本実施桁板においては,前記操作レバー6を支持する前記支持突起20も、前記操作レバー6の側面から突出させられて、前記位置決め用凹部12の一つに嵌合させられるとともに、この位置決め用凹部12を貫通させられた前記ビス14がねじ込まれるようになっている。
前記他方の半体Bの支持部3bを構成する部分には、その突き合わせ面から突出するノズルヘッド23が設けられており、このノズルヘッド23からさらに突出するように、係止片24が設けられている。
これらのノズルヘッド23および係止片24は、図3(a)(b)に示すように、前記一方の半体Aの支持部3bの突き合わせ面に形成されたヘッド収納凹部25と、このヘッド収納凹部25に連続して形成され、前記係止片24の突出長さと略同等の深さを有する係止孔26にそれぞれ嵌合させられるようになっている。
一方、前記ノズルヘッド23には、前記支持部3bの内外面を連通させるように前記噴霧口7が、前記噴霧器本体3の前後方向に沿って形成されている。
本発明の粉体噴霧器1では、使用にあたって、前記粉体容器2の先端部から前記キャップ9を取り外すとともに、前記シールSを剥離して前記粉体吐出口2bを開放する。
ついで、前記噴霧器本体3を、その支持部3bを下方にして,前記粉体容器2にその先端部側から被せ、この粉体容器2の先端部が、前記噴霧器本体3の固定部3aに至った時点で、前記先端部に形成された雄螺子8を、前記噴霧器本体3の雌螺子部材15に螺合させることにより、前記粉体容器2を前記噴霧器本体3に装着する。
そして、前記粉体容器2のその軸線回りの位置決めを、前記噴霧器本体3に対して行なうことにより、前記粉体容器2の後部に設けられている前記粉体吐出口2bを、前記噴霧個本体3の支持部3bに形成されている噴霧口7に対峙させる。
これより、前記噴霧器本体3を前記粉体容器2とともに上下を反転させるとともに、前記噴霧器本体3に装着されている前記開閉弁5のカプラ5aに、前記加圧気体容器4に接続されている前記給気管16の他端部を接続する。
このように、前記粉体容器2および噴霧器本体3を反転させた状態において、前記粉体容器2内の粉体Pが下方の開口2aへ向けて沈降し、その粉体吐出口2b近傍に空間部が形成される。
この状態において、使用者は、前記噴霧器本体3の固定部3a回りを握ることによって保持し、前記操作レバー6を操作することにより、前記粉体容器2内の粉体Pを、その粉体吐出口2bから前記噴霧器本体3の噴霧口7を経て噴霧することができる。
すなわち、前記操作レバー6を前記噴霧器本体3側へ向けて揺動させると、前記操作レバー6によってその裏面に当接させられている前記開閉ロッド19が押し込まれ、これによって、前記開閉弁5の弁体17が弁座Vから離間させられて、前記圧縮気体容器4内の圧縮気体が、前記開閉弁5から前記粉体容器2の先端の開口2aを経てこの粉体容器2内に供給される。
前記粉体容器2内に供給された圧縮気体は、この粉体容器2の下方に沈降している粉体Pを上方へ吹き上げるとともに、その粉体Pの一部とともに前記粉体容器2に形成されている前記粉体吐出口2bから吐出され、これによって、前記粉体Pの噴霧が行なわれる。
ここで、前記粉体吐出口2bの開口面積が一定であることから、前述した噴霧量が一定に保持され、残余の粉体Pが、前記粉体容器2内で循環させられる。
したがって、前記粉体Pが一定量ずつ噴霧されることとなり、安定した塗布量が確保される。
このような粉体Pの噴霧操作に際して、前記開閉弁5は、常時、前記粉体Pよりも上流側に位置させられて、前記粉体容器2内に供給される圧縮気体の供給およびその停止を行なうのみである。
また、噴霧を停止した場合、前記粉体容器2内の粉体は、前記開閉弁5の下流側(すなわち、圧縮気体の排気口E側)へ向かって移動するが、この粉体Pが、前記開閉弁5の作動部、すなわち、弁座Vおよび弁体17の部分に入り込むことがない。
仮に、前記開閉弁5の作動部に前記粉体が入り込んだとしても、前述した噴霧作業の停止時に、前記弁体17を閉位置に戻すまで、この弁体17と前記弁座Vとの対向面間には、常時、圧縮気体が送り込まれていることにより、これらの弁体17と弁座Vとの間に入り込んだ粉体Pが押し戻されて、前記弁体17と弁座Vとの間に滞留することはない。
したがって、粉体の噴霧とその停止の繰り返し操作に際して、前記開閉弁5の作動部に粉体が滞留して圧密されることによる、前記作動部の詰まりを防止することができる。
この結果、前述した粉体の噴霧を円滑にかつ安定して行なうことができる。
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
たとえば、前記実施形態においては、前記圧縮気体容器4を、前記給気管16を介して前記開閉弁5に接続するようにした例について示したが、これに代えて、前記圧縮気体容器4を直接前記開閉弁5に接続するようにしてもよい。
また、前記粉体容器2の先端部と前記噴霧器本体3との固定を、図8(b)に示すように、前記粉体容器2の先端部と前記噴霧器本体3の固定部3aの何れか一方に突起27を形成するとともに、他方に凹部(図示略)を形成しておき、これらの突起と凹部との嵌合によって行なうようにしてもよい。
前記実施形態においては、前記粉体容器2の外形形状や、前記噴霧器本体3の固定部2aおよび支持部2bの内径形状を真円状とした例について示したが、これに代えて、前記粉体容器2の外形形状を非真円形状(たとえば、図8(b)に示すような四角形状等)としたり、多角形状、楕円形状、一部に直線部を有する円弧形状等とすることができる。
このような非真円形状とすることにより、前記粉体容器2の軸線回りにおける、この粉体容器2の噴霧器本体3に対する固定位置を一義的なものとし、これらに形成されている粉体吐出口2bと噴霧口7との位置合わせを容易にすることができる。
ただし、この場合には、前記粉体容器2と前記噴霧器本体3との固定を、図8(b)に示すような凹凸嵌合によって行なうことが必要となる。
また、図8(a)に示すように、前記粉体容器2の後端面に、前記粉体吐出口2bの位置を示す表示Dを設けておき、この表示Dを前記噴霧口7に合わせるようにして前記粉体容器2を装着することにより、前述した粉体吐出口2bと前記噴霧口7との位置合わせをさらに容易なものとすることができる。
1 粉体噴霧器
2 粉体容器
2a 開口
2b 粉体吐出口
3 噴霧器本体
3a 固定部
3b 支持部
4 圧縮気体容器
5 開閉弁
5a カプラ
6 操作レバー
6a 係止段部
7 噴霧口
8 雄螺子
9 キャップ
10 凹部
11 弁収納凹部
12 位置決め用凹部
13 貫通孔
14 ビス
15 雌螺子部材
16 給気管
17 弁体
18 圧縮スプリング
19 開閉ロッド
20 支持突起
21 リターンスプリング
22 位置決め用突起
23 ノズルヘッド
24 係止片
25 ヘッド収納部
26 係止孔
27 突起
A 一方の半体
B 他方の半体
D 表示
E 排気口
L 気体供給路
P 粉体
S シール
V 弁座

Claims (5)

  1. 粉体が充填され、先端部に開口が形成され、かつ、後端部に粉体吐出口が形成された粉体容器と、この粉体容器が装着される噴霧器本体と、この噴霧器本体に接続されて、その内部に圧縮気体を供給する圧縮気体容器とからなり、前記噴霧器本体には、前記粉体容器の先端部が嵌着される固定部と、前記粉体容器の後端部が嵌着される支持部が設けられているとともに、前記固定部には、前記圧縮気体容器から供給される圧縮気体を、前記粉体容器の開口へ向けて導く気体供給路と、この気体供給路の途中に設けられ、この気体供給路の開閉をなす開閉弁と、この開閉弁の開閉をなす操作レバーが設けられ、前記支持部には、前記粉体容器の粉体吐出口が連通させられる噴霧口が形成されていることを特徴とする粉体噴霧器。
  2. 前記粉体容器の先端部が前記固定部に螺子によって固定されるようになされていることを特徴とする請求項1に記載の粉体噴霧器。
  3. 前記粉体容器の先端部が前記固定部に、これらの一方に形成された突起と、他方に形成された凹部との嵌合によって固定されるようになされていることを特徴とする請求項1に記載の粉体噴霧器。
  4. 前記粉体容器、前記固定部、および、前記支持部の断面形状が非真円形状となされていることを特徴とする請求項3に記載の粉体噴霧器。
  5. 前記粉体容器の後端面に、前記粉体吐出口の位置を示す表示が付されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の粉体噴霧器。

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