JP2016012326A - 信号用の表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色の選択に関する自由度を高めつつ特定の意味を持たせたパターンを表示可能であり、一般色覚者と色覚特異者とが実質的に同一のパターンを認識できる信号用の表示装置を提供すること。
【解決手段】表示装置10において、色覚特異者に認識可能な追加発光デバイス17bを所定のパターンの輪郭領域11qに配置しているので、一般色覚者は、表示領域11aに表示された輪郭を含む所定のパターンを信号として認識することができる。また、一般色覚者は、所定のパターンの輪郭領域11qを所定のパターンと等価の信号として認識することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、交通信号機に組み込まれる交通信号灯器等として用いられる表示装置に関する。
車両用信号灯器として、例えば青色の灯器において、青色発光ダイオードと緑色発光ダイオードとを交互に均等に配列したものや、灯器の中央領域で青色発光ダイオードのみを配列し、その周囲の外側領域で青色発光ダイオードと緑色発光ダイオードとを交互に均等に配列したものが公知となっている(特許文献1参照)。
しかしながら、青色の灯器において青色発光及び緑色発光のダイオードを交互に均等に配列した例は、特定の意味を持たせたパターンを表示するものでなく、また、2色のダイオードの密度をバランスさせているので組み合わせるべき一対の色に制限が生じやすい。また、青色の灯器において中央領域及び外側領域でダイオードの色パターンを変更する例では、一般色覚者(すなわち色覚健常者)と、色覚特異者(すなわち色弱者)とで認識するパターンが大きく異なるものとなり、好ましくない場合も生じ得る。
特開平9−271298号公報
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、色の選択に関する自由度を高めつつ特定の意味を持たせたパターンを表示可能であり、一般色覚者と色覚特異者とが実質的に同一のパターンを認識できる信号用の表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る信号用の表示装置は、所定のパターンを表示する表示領域を備え、所定のパターンの輪郭を除いた主領域に一般色覚者用の基本色の光を射出する基本発光デバイスを配置し、所定のパターンの輪郭領域に色覚特異者が認識可能な追加色の光を射出する追加発光デバイスを配置している。
上記表示装置によれば、色覚特異者に認識可能な追加発光デバイスを所定のパターンの輪郭領域に配置しているので、一般色覚者は、表示領域に表示された輪郭を含む所定のパターンを信号として認識することができる。また、一般色覚者は、所定のパターンの輪郭領域を所定のパターンと等価又は実質的に同一の信号として認識することができる。
本発明の具体的な側面では、輪郭領域は、実質的に切れ目のない帯状領域となっており、当該帯状領域の幅は、主領域が最も細くなる部分よりも細くなっている。この場合、一般色覚者にとってより違和感の少ないパターン認識が可能になる。
本発明の別の側面では、基本色と追加色とは、同系色である。ここで、同系色とは、例えばHSV(Hue、Saturation Chroma、Value Lightness Brightness)色空間で90°以下の色相差となっているような場合を意味する。基本色と追加色とを同系色とすることで、一般色覚者に、表示領域に表示された所定のパターンを本来の色の信号と認識させることが容易になり、信号の誤認を確実に回避することができる。
本発明のさらに別の側面では、基本発光デバイス及び追加発光デバイスは、固体発光素子であり、少なくとも基本発光デバイスは、2次元的に配列されている。固体発光素子は、一般に発光ピークの半値幅が狭くなる傾向があるが、上記のように基本色と追加色とを併用することで、一般色覚者にとって違和感がなく色覚特異者にとって認識が容易な信号用の表示装置を提供することができる。
本発明のさらに別の側面では、表示領域は、表示枠内の局所的な領域に形成されている。ここで、表示枠内の表示領域を除いた非表示領域については、射出光の少ない黒っぽいものとすることで所定のパターンを目立たせることができる。
本発明のさらに別の側面では、表示領域は、歩行者用信号機に設けられている。この場合、一般色覚者だけでなく色覚特異者の往来の安全を図ることがでできる。
本発明のさらに別の側面では、表示領域は、交通信号機に付随する情報表示装置に設けられている。この場合、一般色覚者や色覚特異者に交通情報その他の多様な情報を提供することができる。
信号用の表示装置を説明する図である。 図1の表示装置を組み込んだ信号制御システムを説明する図である。 (A)は、表示装置の表示領域における発光デバイスの一配置例を説明する図であり、(B)は、発光デバイスの別の配置例を説明する図である。 発光デバイスの発光特性等を説明する図である。 発光デバイスの断面構造を説明する概念図である。 変形例の信号制御システムを説明する図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態である信号用の表示装置について詳細に説明する。
図1に例示する信号用の表示装置10は、外観上、赤色の第1灯11と、青色の第2灯12と、カバー14と、フード19とを備える。
第1灯11は、進行不可信号であり、赤色を主体として点灯する。第1灯11は、矩形の表示枠15内に、立ち止まった人(停止者)のシルエットに対応するパターン状の表示領域11aと、表示領域11aを囲む暗い背景状の非表示領域11bとを有する。表示領域11aは、表示枠15内の中央の局所的な領域に形成されていると言える。表示領域11aは、互いに表示色が若干異なる主領域11pと輪郭領域11qとに分かれており、それぞれの領域11p,11qは、後に詳述するが、有機EL素子等からなる多数の固体発光素子を2次元的に配列することによって形成されている。表示領域11aは、赤色及びその同系色で発光する点灯状態と黒に近い暗い消灯状態とに切り替えることができる。なお、非表示領域11bには、固体発光素子を配置する代わりに光吸収体を配置しており、常に暗い消灯状態となっている。このため、表示領域11aが点灯状態のとき、非表示領域11bは、赤色及びその同系色からなる表示領域11aを囲む黒っぽい背景領域となる。一方、表示領域11aが消灯状態のとき、表示領域11a及び非表示領域11b、つまり矩形の表示枠15内は、全体として黒っぽい領域となる。
第2灯12は、進行許可信号であり、青色を主体として点灯する。第2灯12は、矩形の表示枠16内に、歩行する人(横断者)のシルエットに対応するパターン状の表示領域12aと、表示領域12aを囲む暗い背景状の非表示領域12bとを有する。表示領域12aは、表示枠16内の中央の局所的な領域に形成されていると言える。表示領域12aは、互いに表示色が若干異なる主領域12pと輪郭領域12qとに分かれており、それぞれの領域12p,12qは、後に詳述するが、有機EL素子等からなる多数の固体発光素子を2次元的に配列することによって形成されている。表示領域12aは、青色及びその同系色で発光する点灯状態と黒に近い暗い消灯状態とに切り替えることができる。なお、非表示領域12bには、固体発光素子を配置する代わりに光吸収体を配置しており、常に暗い消灯状態となっている。このため、表示領域12aが点灯状態のとき、非表示領域12bは、青色及びその同系色からなる表示領域12aを囲む黒っぽい背景領域となる。一方、表示領域12aが消灯状態のとき、表示領域12a及び非表示領域12b、つまり矩形の表示枠16内は、全体として黒っぽい領域となる。
図2を参照して、図1の表示装置10を組み込んだ信号制御システム100について説明する。信号制御システム100は、一般的な信号機であり、信号制御装置40と、複数の歩行者用信号灯器20と、複数の車両用信号灯器30と、複数の音声報知器50とを有する。ここで、信号制御装置40は、制御回路41と、駆動回路42と、現示メモリー43とを有する。これらのうち、制御回路41は、全体の動作を統括し、駆動回路42は、制御回路41の指示に基づいて歩行者用信号灯器20、車両用信号灯器30等を駆動し、現示メモリー43は、信号灯器20,30の表示の切り替え手順のほか、現在の灯色、表示の残り時間等の点灯状態に関する情報を保管する。
信号制御システム100において、歩行者用信号灯器20は、図1に示す表示装置10に相当するものである。各歩行者用信号灯器20又は表示装置10には、2色の灯器部分(第1及び第2灯11,12)を個別かつ択一的に順次点灯する際に給電等を行う付属回路10fが内蔵されている。なお、歩行者用信号灯器20と信号制御装置40とを組み合わせたものを歩行者用信号機とする。
一方、車両用信号灯器30は、車両用に設けられた一般的なものであり、詳細な説明を省略するが3色の円形の灯器部分つまり赤色灯31と青色灯32と黄色灯33とを備える。各車両用信号灯器30には、3色の灯器部分31,32,33を個別かつ択一的に順次点灯する際に給電等を行う付属回路30fが内蔵されている。各色の灯器部分31,32,33は、LED等からなる多数の固体発光素子を2次元的に配列したものである。なお、車両用信号灯器30と信号制御装置40とを組み合わせたものを車両用信号機とする。
音声報知器50は、スピーカーや駆動回路を含む。音声報知器50は、信号制御装置40からの指示に基づいて、信号灯器20,30と同期して動作する。具体的には、例えば歩行者用信号灯器20が進行不可信号を表示する状態となっているときに横断禁止の音声ガイダンスや警告音を出力し、歩行者用信号灯器20が進行許可信号を表示する状態となっているときに横断許容の音声ガイダンスや誘導音を出力する。
図3(A)を参照して、図1に示す表示装置(歩行者用信号灯器)10の第1灯11に設けたパターン状の表示領域11aについて説明する。ここで、図3(A)は、表示領域11a等の一部APを拡大した概念図である。表示領域11aのうち、主領域11pでは、基本発光デバイス17aが全体を塗りつぶすように配置され、輪郭領域11qでは、追加発光デバイス17bが全体を塗りつぶすように配置されている。
基本発光デバイス17aは、主領域11p全体で一つの発光デバイスとすることができるが、主領域11pを複数の部分領域に分割して各部分領域に発光デバイスを割り当てることもできる。つまり、主領域11pを略一様に充填することができればよく、基本発光デバイス17aの分割数や配置密度については、状況に応じて適宜増減調整することができる。
追加発光デバイス17bは、輪郭領域11q全体で一つの発光デバイスとすることができるが、輪郭領域11qを複数の部分領域に分割して各部分領域に発光デバイスを割り当てることもできる。つまり、輪郭領域11qを略一様に充填することができればよく、追加発光デバイス17bの分割数や配置密度については、状況に応じて適宜増減調整することができる。
輪郭領域11qは、切れ目のない帯状領域となっており、略一様な幅を有している。輪郭領域11qは、主領域11pが最も細くなる部分よりも細くなっている。つまり、輪郭領域11qの幅W2は、主領域11pが最も細くなる部分の幅W1よりも少なくなっている。これにより、主領域11pの面積を十分に確保でき、主領域11pの確認が困難になったり主領域11pが細って全体としてのパターンの印象が大きく変形したりすることを防止できる。さらに、輪郭領域11qの幅W2は、輪郭領域11qのパターンを遠目に見ても確認できる程度のものであることが望ましい。
なお、基本発光デバイス17aを配置する主領域11pと、追加発光デバイス17bを配置する輪郭領域11qとの面積比は、主領域11p及び輪郭領域11qの輝度等に応じて適宜設定することができる。
基本発光デバイス17aは、第1種の有機EL素子であり、基本色である赤色の光を射出する。具体的には、基本発光デバイス17aは、波長620〜650nm又はそれ以上の長波長域で発光する(図4の分布A1参照)。追加発光デバイス17bは、第2種の有機EL素子であり、追加色である橙色の光を射出する。具体的には、追加発光デバイス17bは、波長580〜600nm又はその周辺の波長域で発光する(図4の分布A2参照)。なお、橙色は、赤色の同系色であり、HSV色空間で90°以下の色相差となっている。
図5は、表示装置10の主領域11pを構成する基本発光デバイス17aの断面構造を説明する概念図である。基本発光デバイス17aは、樹脂製の基板81上に有機EL層82を一対の電極83,84で挟んだ構造を有する有機EL素子80aを発光素子として形成し、透明な樹脂製の保護層85で覆ったものである。ここで、少なくとも表側の電極84は、透明電極である。また、指向性、発散度等を考慮して、保護層85に隣接してマイクロレンズアレイ、フレネルレンズ等の光線制御部88を設けることもできる。
主領域11pを構成する基本発光デバイス17aの発光色については、有機EL層82に添加された蛍光材料その他の発光材料の選択によって調整することができる。なお、有機EL素子80aについては、不要な光をカットするためフィルターを付加することもできる。
輪郭領域11qを構成する追加発光デバイス17bの断面構造は、基本発光デバイス17aの断面構造と同様であるので説明を省略する。追加発光デバイス17bの場合、有機EL層82の成分が基本発光デバイス17aと異なっている。
以上のように、第1灯11の表示領域11aでは、その点灯時に、内部の主領域11pで波長620nmを越える赤色発光型の基本発光デバイス17aが発光するとともに、外側の輪郭領域11qで波長580〜600nm周辺の橙色発光型の追加発光デバイス17bが発光する。さらに、基本発光デバイス17aは、比較的占有面積が広い主領域11pに配置されて発光し、追加発光デバイス17bは、比較的占有面積が狭い輪郭領域11qに配置されて発光する。このため、視覚健常者にとって、表示領域11aは、大半が赤色で周縁が橙色(同系色)に滲んだ領域であり、略赤色に着色された停止歩行者のシルエットパターンと認識される。以下では、視覚健常者の刺激感度を基準とする(図4の感度パターンB0参照)。ところで、P型強度と呼ばれる第1色覚特異者は、赤色を殆ど感じることができず(図4の感度パターンB1参照)、基本発光デバイス17aからの光を感じることができない。その一方で、追加発光デバイス17bからの光については、発光領域の密度が低いが黄色又は緑色に属する光として発光を感じることができる。よって、P型強度の第1色覚特異者にとって、表示領域11aは、一定の幅を有する輪郭領域11qで黄色等に着色された停止歩行者の輪郭パターンと認識される。さらに、P型弱度と呼ばれる第2色覚特異者は、赤色の感度が弱く(図4の感度パターンB2参照)、基本発光デバイス17aからの光に対して感度が低い。その一方で、追加発光デバイス17bからの光については、黄色に属する光として発光を感じることができる。よって、P型弱度の第2色覚特異者にとって、表示領域11aは、一定の幅を有する輪郭領域11qで黄色又は橙色等に着色された停止歩行者の輪郭パターンであると認識され、主領域11pは、比較的暗い橙色等に着色されたシルエットパターンであると認識される。つまり、P型強度又はP型弱度の色覚特異者であっても、第1灯11の表示領域11aにおけるパターンの有無を認識することができる。
以上は、第1灯11の説明であったが、第2灯12にも同様の工夫を施すことができる。具体的には、第2灯12の表示領域12aにおいて、基本発光デバイス17aを配置する主領域11pと、追加発光デバイス17bを配置する輪郭領域11qとを設ける。第2灯12において、主領域11pの基本発光デバイス17aは、青色の光を射出し、波長400〜450nm辺りの短波長域で発光し、輪郭領域11qの追加発光デバイス17bは、波長450〜500nm辺りの青寄りの長域で発光する。T型と呼ばれる第3色覚特異者は、青色を殆ど感じることができず、基本発光デバイス17aからの光を感じることができない。その一方で、追加発光デバイス17bからの光については、発光領域の密度が低いが緑色に属する光として発光を感じることができる。よって、T型の第3色覚特異者にとって、表示領域12aは、緑色に着色された横断者の輪郭パターンと認識される。つまり、T型の色覚特異者であっても、第2灯12の表示領域12aにおけるパターンの有無を認識することができる。
図3(B)は、図3(A)に示す表示領域11aの変形例を示す。この場合も、表示領域11aにおいて、主領域11pでは、基本発光デバイス17aが全体を埋めるように配置され、輪郭領域11qでは、追加発光デバイス17bが実施的に切れ目無く連続する帯状に配置されている。ただし、基本発光デバイス17aは、有機EL素子に代えて、波長620nmを越える波長域で発光する赤色発光型の複数のLED素子で構成されている。また、追加発光デバイス17bも、波長580〜600nm周辺の波長域で発光する橙色発光型の複数のLED素子で構成されている。なお、図3(A)に示す発光デバイス17a,17bについては、LED素子に限らず、同様の配列の有機EL素子に置き換えることができる。
以上述べたように、本実施形態に係る表示装置10によれば、色覚特異者に認識可能な追加発光デバイス17bを所定のパターンの輪郭領域11qに配置しているので、一般色覚者は、表示領域11aに表示された輪郭を含む所定のパターンを信号として認識することができる。また、一般色覚者は、所定のパターンの輪郭領域11qを所定のパターンと等価又は実質的に同一の信号として認識することができる。
以上の実施形態で説明された構造、形状、大きさ及び配置関係については、本発明を理解・実施できる程度に概略的に示したものに過ぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
パターン状の表示領域11a,12aは、図形、標識等に限らず、文字、記号等とすることができる。
具体的には、例えば図6に示すように、信号制御システム100に1つ以上の情報表示機60を追加し、歩行者用信号灯器20又は車両用信号灯器30と連動させて動作させる。この際、情報表示機60は、文字、記号等によって表現される交通関連情報を表示するため、有機EL素子等の発光素子からなるディスプレイ部分111と、ディスプレイ部分111に描画を行わせる駆動回路60fとを備える。ディスプレイ部分111は、それ自体で変化するパターンである表示領域111aにおいて、波長620nmを越える赤色発光型の基本発光デバイスが画素として発光するとともに、波長580〜600nm周辺の橙色発光型の追加発光デバイスが画素として発光する(図3(A)参照)。表示領域111aの外側の非表示領域111bにおいて、画素を構成する基本発光デバイス及び追加発光デバイスは消灯している。表示領域111aは、文字、記号等に対応するものであり、表示すべき交通関連情報の変更に伴って変化する動的なものとできる。交通関連情報は、例えば信号機の進行許可又は進行不可の状態を説明するものとできるが、これに限らず、事故の発生、交通制限区間、渋滞状況、コマーシャル等を表示するものとすることもできる。
詳細な図示を省略するが、表示領域111aのうち内側の主領域は、基本発光デバイスのみの点灯によって表示され、表示領域111aのうち外側の輪郭領域は、追加発光デバイスのみの点灯によって表示される。つまり、視覚健常者は、表示領域111aを輪郭で橙色に滲んだ赤色に着色された文字等のパターンと認識し、視覚特異者は、表示領域111aを黄色等に着色された輪郭パターンと認識する。
以上の実施形態では、追加発光デバイス17bに追加色として橙色の光を射出させているが、追加発光デバイス17bに黄色の光(あるいは、2種の追加発光デバイス17bに黄色又は橙色の2色の光)を射出させることもできる。
図1の例では、表示領域11aに1つパターンがあることが前提となっているが、表示領域11aに2つのパターンがあってもよく、この場合、各パターンに主領域と輪郭領域とが設けられる。
主領域11p又は輪郭領域11qは、単一種類発光を行う固体発光素子だけで構成する必要はない。例えば主領域11pにおいて、基本発光デバイス17aの隙間に少ない占有面積比で追加発光デバイス17bを散在させることもできる。
10…表示装置、 10f…付属回路、 11,12…灯器部分、 11a,12a…表示領域、 11b,12b…非表示領域、 11p…表示部、 14…カバー、 15,16…表示枠、 17a…基本発光デバイス、 17b…追加発光デバイス、 17c,17d…発光領域、 20…歩行者用信号灯器、 30…車両用信号灯器、 30f…付属回路、 31,32,33…灯器部分、 40…信号制御装置、 41…制御回路、 42…駆動回路、 43…現示メモリー、 50…音声報知器、 60…情報表示機、 100…信号制御システム、 111…ディスプレイ部分、 111a…表示領域、 111b…非表示領域、 11p,12p…主領域、 11q,12q…輪郭領域

Claims (7)

  1. 所定のパターンを表示する表示領域を備え、
    前記所定のパターンの輪郭を除いた主領域に一般色覚者用の基本色の光を射出する基本発光デバイスを配置し、前記所定のパターンの輪郭領域に色覚特異者が認識可能な追加色の光を射出する追加発光デバイスを配置した、信号用の表示装置。
  2. 前記輪郭領域は、実質的に切れ目のない帯状領域となっており、当該帯状領域の幅は、前記主領域が最も細くなる部分よりも細くなっている、請求項1に記載の信号用の表示装置。
  3. 前記基本色と前記追加色とは、同系色である、請求項1及び2のいずれか一項に記載の信号用の表示装置。
  4. 前記基本発光デバイス及び前記追加発光デバイスは、固体発光素子であり、少なくとも前記基本発光デバイスは、2次元的に配列されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の信号用の表示装置。
  5. 前記表示領域は、表示枠内の局所的な領域に形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の信号用の表示装置。
  6. 前記表示領域は、歩行者用信号機に設けられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の信号用の表示装置。
  7. 前記表示領域は、交通信号機に付随する情報表示機に設けられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の信号用の表示装置。
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