JP2016011501A - 水洗大便器装置 - Google Patents

水洗大便器装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016011501A
JP2016011501A JP2014132632A JP2014132632A JP2016011501A JP 2016011501 A JP2016011501 A JP 2016011501A JP 2014132632 A JP2014132632 A JP 2014132632A JP 2014132632 A JP2014132632 A JP 2014132632A JP 2016011501 A JP2016011501 A JP 2016011501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
throat pipe
interior member
tank
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014132632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6421914B2 (ja
Inventor
秀和 北浦
Hidekazu Kitaura
秀和 北浦
石丸 亮子
Ryoko Ishimaru
亮子 石丸
中村 健一
Kenichi Nakamura
健一 中村
康一郎 檜皮
Koichiro Hiwada
康一郎 檜皮
隆 吉岡
Takashi Yoshioka
隆 吉岡
誠 安倍
Makoto Abe
誠 安倍
恵子 黒木
Keiko Kuroki
恵子 黒木
智大 岩端
Tomohiro Iwabata
智大 岩端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2014132632A priority Critical patent/JP6421914B2/ja
Publication of JP2016011501A publication Critical patent/JP2016011501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6421914B2 publication Critical patent/JP6421914B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

【課題】スロート管を成形する際に発生する抜き勾配を持つスロート管を用いる場合であっても、スロート管の内部で空気溜まりが発生することを抑制し、大便器本体に供給される水の瞬間流量が低下することを防止できる水洗大便器装置を提供する。【解決手段】ジェットポンプ作用を利用した水洗大便器装置であって、成形時に抜き勾配がつくスロート管320に内装部材500を挿入することで、スロート管320の内部で発生する空気溜まりを排出できる構成となっている。【選択図】図7

Description

本発明は、洗浄水によって大便器本体を洗浄する水洗大便器装置に関する。
従来、大便器本体に洗浄水を供給するための機構として、タンク式や直圧式の給水機構を用いた水洗大便器装置が広く普及している。
タンク式の給水機構は、タンク内に予め水を貯留しておき、当該水を洗浄水として大便器本体に供給するものである。このようなタンク式の給水機構においては、洗浄水として供給する水の全てをタンク内に貯留しておく必要があるため、水洗大便器装置に搭載するタンクが大型化してしまうという課題があった。
また、大便器本体の洗浄が完了した後は、次回の洗浄のためにタンクを満水位としておく必要があるが、大型のタンクに水を注水して満水位とするには時間がかかってしまう。このため、タンク式の給水機構では連続的な(短時間毎の)洗浄を行うことが難しく、水洗大便器装置が高い頻度で使用されるような状況には適さないという課題があった。
直圧式の給水機構は、建物に配置された給水配管(水道管)内の水圧を利用して、給水配管から大便器本体に洗浄水を供給するものである。このような直圧式の給水機構においては、洗浄水の流量は給水配管内の水圧に依存するため、当該水圧が低い環境(例えば高層階)に水洗大便器装置が設置された場合には、洗浄性能が低下してしまうという課題があった。また、直圧式の給水機構によって大流量の水を供給可能とするには、水洗大便器装置に接続される給水配管を大口径とする必要がある。このため、大掛かりな工事を必要とするという課題があった。
以上のようなタンク式の給水機構における課題、及び直圧式の給水機構における課題の両方を、同時に解決することのできる給水機構として、ジェットポンプ式の給水機構が新たに提案されている(下記特許文献1を参照)。
下記特許文献1に記載されたジェットポンプ式の給水機構は、水を貯留したタンクを備えており、当該タンクの内部に、ジェットポンプユニットが水没した状態で配置されている。ジェットポンプユニットはスロート管を有しており、当該スロート管の一端は大便器本体のボウル部に向かう流路に接続され、他端には開口が形成されている。噴射ノズルから、開口を通じてスロート管の内部に向かうように水が噴射されると、ジェットポンプ作用が誘発されることによって、スロート管の内部ではボウル部に向かって大流量の水が流れる。噴射ノズルから噴射された水のみならず、タンク内に貯留されていた水も引き込まれてスロート管の内部を流れるため、大便器本体には大流量の洗浄水が供給される。
ジェットポンプ式の給水機構においては、洗浄水として大便器本体に供給する水の全てをタンク内に貯留しておく必要がない。このため、タンク式の給水機構に比べてタンクを小型化することができる上、タンクを満水位にするために必要な時間を短くすることができるという利点がある。また、給水配管内の水圧が比較的低い環境に水洗大便器装置が設置された場合であっても、大流量の洗浄水を大便器本体に供給することができる。更に、給水配管を大口径とするような大掛かりな工事を必要としないという利点もある。
特開2004−156382号公報
上記特許文献1に記載された水洗大便器装置は、上述した通り、ジェットポンプ式の給水機構を用いることで、洗浄水として大便器本体に供給する水の全てをタンク内に貯留しておく必要がなく、タンクを小型化することができ、ジェットポンプ作用を利用することで、大流量の水を大便器本体に供給することができるが、ジェットポンプユニットの一部であるスロート管のような筒状の管を成形する時にスロート管と成形する際に用いる型を抜くための抜き勾配がスロート管に発生してしまう。このような抜き勾配のついたスロート管を使用すると、スロート管の内部に向けてノズルから噴射される水の流速が高速であるため、スロート管の内部を通過する水も高速になり、スロート管に発生する抜き勾配によって、水とスロート管の内壁とが剥離してしまう。水とスロート管の内壁が剥離するとタンク内の水を大便器本体に水を供給する前にスロート管の内部に存在していた空気を排出することが出来ず、スロート管の内部に空気が滞留してしまう。空気がスロート管の内部に滞留することにより、スロート管の内部に滞留する空気自身の浮力により供給される水に抵抗を付与してしまい、大便器本体に供給される水の瞬間流量が低下し、汚物の排出正が低下してしまう。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、スロート管を成形する際に発生する抜き勾配を持つスロート管を用いる場合であっても、スロート管の内部で空気溜まりが発生することを抑制し、大便器本体に供給される水の瞬間流量が低下することを防止できる水洗大便器装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る水洗大便器装置は、洗浄水によって大便器本体を洗浄する水洗大便器装置であって、汚物を受け止めるボウル部を有しており、洗浄水として供給される水を前記ボウル部に導くための導水路が内部に形成された大便器本体と、内部に水を貯留しており、当該水を前記導水路の入口に供給するタンクと、前記タンクの内部に配置されるジェットポンプユニットと、を備え、前記ジェットポンプユニットは、一端が前記導水路の入口に接続され、他端には吸引口が形成されているスロート管と、 前記吸引口から前記スロート管の内部に向けて高速の水を噴射することにより、ジェットポンプ作用を誘発させるノズルと、を有しており、前記スロート管は、前記吸引口と前記導水路の入口との間に屈曲する屈曲部が形成されており、前記スロート管の内部に内装部材を挿入することで前記屈曲部より下流側で発生する空気溜まりを抑制することを特徴とする。
第一の発明は、屈曲部から下流側に向かってスロート管の流路断面積が拡大するようなる抜き勾配のついたスロート管を用いると、屈曲部を通過することで水とスロート管の内壁とが剥離し空気溜まりが発生し、さらに流路断面積が拡大するような抜き勾配がついていると、屈曲部の下流側で発生する空気溜まりの量が多くなるが、スロート管の内部に内装部材を挿入することで、スロート管の内壁と水が剥離する空間を内装部材によって小さくすることができるため、発生する空気溜まりの量を少なくすることができる。空気溜まりの量を少なくすることによって、スロート管の内部を通過する水が空気によって受ける抵抗を小さくすることができ、大便器本体に供給される水の瞬間流量の低下を抑制することができる。
第二の発明の前記内装部材は、前記スロート管の内部を通過する水流によって振動することを特徴とする。
スロート管の内部で発生する空気溜まりの量を少なくすることができるようになったが、より好ましくは、スロート管の内部に空気溜まりが無い状態である。そこで、スロート管の内部に挿入する内装部材が振動するようにすることで、内装部材を通過する水によって内装部材が振動し、屈曲部の下流側でかつ内装部材近傍で発生する空気に振動を付与することで内装部材の壁面から空気を剥離させ、スロート管の内部を通過する水によって空気を排出することができる。このことにより、スロート管の内部に空気が滞留することを防止することができ、大便器本体に供給される水の瞬間流量の低下を抑制することができる。
第三の発明の前記スロート管は、前記屈曲部より上流側の上流部と、前記屈曲部より下流側の下流部とから構成され、前記屈曲部は、第一曲面と、前記第一曲面の曲率よりも小さい曲率の第二曲面とを有し、前記第一曲面より下流側の前記下降部側の壁面を第一下流部とした場合において、前記内装部材は、前記第一下流部に挿入することを特徴とする。
空気溜まりは、屈曲部の曲率の大きい第一曲面側でスロート管の内壁と水とが剥離することによって発生するため、第一曲面より下流側の第一下流部に内装部材を挿入することで、空気溜まりが発生する量を小さくすることができ、空気溜まり発生した場合においても、内装部材が振動することによって、内装部材の壁面から空気を剥離させることができ、スロート管の内部を通過する水によって空気溜まりをスロート管から排出することができる。そのため、大便器本体に供給される水の瞬間流量の低下を抑制することができる。
第四の発明の前記内装部材は、前記スロート管に挿入された状態において、前記スロート管と前記内装部材との間に振動を許容する振動空間を設けることを特徴とする。
内装部材とスロート管との間に振動空間が無く、スロート管と内装部材とが密着した状態で取り付けられると、内装部材を通過する水の勢いが強くないと内装部材は振動しないが、内装部材とスロート管との間に振動空間を設けることで、内装部材とスロート管とを密着させて固定させた場合に内装部材が振動する水の勢いよりも弱い水の勢いで内装部材を振動させることができる。
さらに、タンクから大便器本体に水の供給を開始した直後はスロート管の内部に空気が存在しており、空気溜まりが発生しやすい状態であり、スロート管を通過する水の勢いも比較的弱い状態である。このように水の勢いが比較的弱いタンクから大便器本体に水の供給を開始した直後から内装部材を振動させることができるため、空気溜まりによる瞬間流量が低下する時間を短くすることができ、大流量の水を長時間供給することができる。そのため、水洗大便器装置の汚物の排出性の低下も抑制することができる。
第五の発明の前記内装部材は、環状に成形されていることを特徴とする。
内装部材は振動するため強度が必要となるが、環状に成形することで、内装部材が外部から受ける力を分散することができるため、内装部材の厚みを増すことなく強度を高めることができる。そのため、製造コストを下げることができる。
第六の発明の前記内装部材は、前記スロート管に挿入した場合において、前記スロート管の上流側の端部である第一端部と、前記第一端部の他端側で前記スロート管の下流側である第二端部とから構成され、前記第二端部は、前記スロート管と固定するための固定部を有し、前記固定部と前記スロート管とを固定することを特徴とする。
スロート管の下流側である内装部材の第二端部とスロート管とを固定することで、空気溜まりが発生する屈曲部の下流側近傍と固定部との距離が長くなるため、内装部材を大きく振動させることができる。そのため、内装部材の壁面近傍に発生する空気に強い振動を付与することができ、空気溜まりが発生してから早期に空気をスロート管から排出することができる。
第七の発明の前記内装部材の流路断面積は、前記屈曲部の流路断面積よりも小さくなるよう構成されていることを特徴とする。
内装部材の流路断面積を屈曲部の流路断面積よりも小さくすることで、スロート管の内壁と水が剥離する空間に流路断面積が屈曲部より小さい内装部材を挿入することで、発生する空気溜まりの量を更に少なくすることができる。空気溜まりの量を更に少なくすることによって、スロート管の内部を通過する水が空気によって受ける抵抗を小さくすることができ、大便器本体に供給される水の瞬間流量の低下を抑制することができる。
本発明によれば、スロート管を成形する際に発生する抜き勾配を持つスロート管を用いる場合であっても、スロート管の内部で空気溜まりが発生することを抑制し、大便器本体に供給される水の瞬間流量が低下することを防止できる水洗大便器装置を提供することができる。
本発明に係る水洗大便器装置を示す断面図である。 図1に示した水洗大便器装置の上面図である。 図1に示した水洗大便器装置のタンクの内部を示す図である。 スロート管320に挿入する内装部材500を説明する図である。 内装部材500をスロート管320に挿入する過程を示す図である。 スロート管320の内部を通過する水の流れを示す図である。 スロート管320の内部を通過する水の流れを示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明に係る水洗大便器装置FTについて、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は水洗大便器装置FTの断面図であって、水洗大便器装置FTをその左右方向に垂直な面で切断した場合の断面を示している。図2は水洗大便器装置FTの上面図である。図2では、後に説明するタンク20の内部構造を示すため、タンク20の上蓋201を取り外した状態を描いている。
図1及び図2に示したように、水洗大便器装置FTは、大便器本体10と、大便器本体10の後方側(図1では右側、図2では上側)上部において大便器本体10の上面101に設置されたタンク20とを備えている。水洗大便器装置FTは、大便器本体10によって汚物を受け止めて、当該汚物を、タンク20から供給される水(洗浄水)によって排水管SWに排出する装置である。
尚、以下の説明においては、特に断らない限り、大便器本体10に着座した状態の使用者から見て右側(図2では左側)のことを「右側」と称し、大便器本体10に着座した状態の使用者から見て左側のことを「左側」(図2では右側)と称することとする。また、大便器本体10に着座した状態の使用者から見て前方側(図1では左側、図2では下側)のことを「前側」又は「前方側」と称し、大便器本体10に着座した状態の使用者から見て後方側(図1では右側、図2では上側)のことを「後側」又は「後方側」と称することとする。
大便器本体10は、ボウル部110と、リム部120と、導水路130と、排水トラップ管路140とを有している。ボウル部110は、上方から落下する汚物を一時的に受け止める部分である。リム部120は、ボウル部110の上縁部に形成されており、図1に示したように、ボウル部110の内側面の一部を外周側に向けて後退させたような形状となっている。後に説明するように、リム部120は、ボウル部110に向けて供給された水が旋回して流れる流路となっている。リム部120は、ボウル部110の上縁に沿って一周するような略円形(上面視)の流路として形成されている。
導水路130は、タンク20から供給された水をボウル部110に導くために、大便器本体10の内部に形成された流路である。導水路130は、その一端が大便器本体10の上面101に開口しており、タンク20から供給される水の入口131となっている。入口131が形成されている位置は、大便器本体10の上面101のうち後方側の部分であり、且つ左右方向における中央の部分である。
導水路130は、その下流側において二つの流路(第一導水路132、第二導水路134)に分岐している。一方の流路である第一導水路132は、その下流側の端部がリム部120のうち右側の部分において開口しており、当該開口が水の出口(吐水部133)となっている。タンク20から入口131に水が供給されると、その一部は第一導水路132の内部を通り、吐水部133から噴出してリム部120に供給される。
他方の流路である第二導水路134は、その下流側の端部がリム部120のうち左側且つ後方寄りの部分において開口しており、当該開口が水の出口(吐水部135)となっている。タンク20から入口131に水が供給されると、その一部は第二導水路134の内部を通り、吐水部135から噴出してリム部120に供給される。
吐水部133から水が噴出する方向は、略円形の流路として形成されたリム部120の円周に沿う方向であり、且つ上面視において反時計回りの方向となっている。吐水部135から水が噴出する方向も、略円形の流路として形成されたリム部120の円周に沿う方向であり、且つ上面視において反時計回りの方向となっている。図2において矢印で示したように、吐水部133及び吐水部135からリム部120に噴出した水は、いずれもリム部120に沿って反時計回りに旋回して流れながら、リム部120の全体からボウル部110に向けて流下する。
排水トラップ管路140は、ボウル部110の下端と排水管SWとを接続する流路である。排水トラップ管路140は、ボウル部110の下端から下流に向かう方向に沿って上り勾配となるように形成されている上昇流路141と、上昇流路141の上端から下流に向かう方向に沿って下り勾配となるように形成されている下降流路142とを有している。このような構成により、ボウル部110の下部から上昇流路141の下部に亘る部分には水を貯留することが可能となっており、貯留した水によって封水WTが形成されている。下降流路142の下端には排水管SWが接続されている。排水管SWは建物の内部に配置された配管であって、その下流側の端部が不図示の下水管に接続されている。
タンク20からボウル部110に向けて水が供給されると、上記のように、当該水はリム部120を旋回して流れながら、リム部120の全体からボウル部110に向けて流下する。水はボウル部110に対して上方から追加され、ボウル部110の下端部から上昇流路141及び下降流路142を通って排出される。その結果、ボウル部110に貯留されている水(封水WT)には下向きの流れが生じることとなる。
ボウル部110において一時的に受け止められていた汚物は、上方のリム部120から供給される水によって下方に向けて押し込まれ、ボウル部110の下端に向かって移動する。その後、汚物は水流によって上昇流路141を通り下降流路142に到達して、水と共に排水管SWに向けて落下する。
タンク20は内部に水が貯留された容器であって、当該水を導水路130の入口131に供給するためのものである。タンク20は、第一タンク部210と、第一タンク部210の底壁211の一部を下方に伸ばすように形成された第二タンク部220とを有している。第一タンク部210と第二タンク部220はいずれも略直方体の容器であって、両者の内部空間が互いに連通している。第二タンク部220は、第一タンク部210の底壁211のうち後方側の部分に接続されている。
第一タンク部210の底壁211(第二タンク部220よりも前方側の部分)は、大便器本体10の上面101のうち後方側の部分に対して上方から近接した状態となっている。具体的には、大便器本体10の上面101のうち後方側の部分には入口131が形成されているが、第一タンク部210の底壁211は、入口131の周囲を上方から覆うように、大便器本体10の上面101に対して上方から近接した状態となっている。また、底壁211には入口131と略同一形状の開口212が形成されており、開口212と入口131とが上面視で重なっている。このため、タンク20の内部に貯留されている水は、開口212及び入口131を通って導水路130の内部に流入し、ボウル部110に向かって流れることが可能となっている。
第一タンク部210を上記のように配置した結果、第二タンク部220は大便器本体10よりも後方に位置している。すなわち、大便器本体10の後方側端部よりも更に後方側に位置した状態となっている。また、第二タンク部220の底壁221は、大便器本体10の上面101よりも低い位置に配置されている。
上記のようにタンク20が配置されることにより、タンク20の前端部が、大便器本体10の後端部よりも前方側に位置している。また、タンク20の下端部が、大便器本体10の上面101よりも下方側に位置している。その結果、水洗大便器装置FT全体の前後方向における寸法と、上下方向における寸法とが、いずれも小さくなっており、水洗大便器装置FTのデザイン性が向上している。
次に、タンク20の内部の構成について説明する。図3は、水洗大便器装置FTを後方側から見た場合における、タンク20の内部を示す斜視図である。図3に示したように、タンク20の内部には、給水管231と、主弁233と、パイロット弁234と、ジェットポンプユニット300とが配置されている。
給水管231は、主弁233に向けて水を供給するための管であって、第二タンク部220の底壁221から鉛直上方に向かって伸びるように配置されている。給水管231の下端は、タンク20の外部において不図示の水道管に接続されている。また、給水管231の上端は、タンク20の内部において主弁233に下方から接続されている。給水管231は、タンク20の内部のうち左右方向における中央よりも左側となる位置に配置されている。
給水管231の途中(水道管と主弁233との間)には、図3では図示しない定流量弁232が配置されている。主弁233が開いた状態において主弁233に流入する水の流量は定流量弁232によって一定となり、水道管内の水圧によって変動することがない。
主弁233は開閉弁であって、給水管231からジェットポンプユニット300に向かう水の流路の開閉を行うものである。主弁233とジェットポンプユニット300との間にはバキュームブレーカー235が備えられており、バキュームブレーカー235の上流側が負圧となって水が逆流してしまうことが防止されている。尚、上記のように給水管231が上方に向かって伸びており、主弁233とバキュームブレーカー235とはタンク20内の高い位置に配置されている。このため、タンク20の水位が満水位となった状態においても、バキュームブレーカー235が水没してしまうことはない。
主弁233にはパイロット弁234が備えられており、パイロット弁234の動作によって主弁233の開閉が切り替えられる構成となっている。パイロット弁234には、タンク20の外側に配置された手動レバー236が、タンク20の内部に配置された伝達機構237を介して接続されている。また、パイロット弁234には、タンク20の内部に配置されたフロート238が更に接続されている。
水洗大便器装置FTの使用者によって手動レバー236が操作されると、当該操作が伝達機構237を介してパイロット弁234に伝達され、パイロット弁234が開かれる。これにより主弁233が開かれた状態となり、給水管231からジェットポンプユニット300に向かって水が流れる。後に説明するように、ジェットポンプユニット300に向かって流れた水は、タンク20の内部に貯留されていた水と共に洗浄水として導水路130に供給される。このため、タンク20の内部における水位は次第に低下していく。
ボウル部110の洗浄が終了した後も、主弁233は閉じられず、給水管231からジェットポンプユニット300に向かって引き続き水が流れる。ジェットポンプユニット300に向かって流れた水はタンク20の内部に供給されて、次回の洗浄のために貯留される。タンク20の内部に向けた水の供給(タンク20への注水)が行われると、タンク20の内部における水位は次第に上昇して行く。タンク20の内部においてパイロット弁234に接続されているフロート238は、水位の上昇に伴って上昇し、これによりパイロット弁234が閉じられる。
このように、タンク20の内部における水位が上昇すると、フロート238が受ける浮力の変化によってパイロット弁234が閉じられる。パイロット弁234が閉じられると、主弁233が閉じられた状態となり、給水管231からジェットポンプユニット300への水の供給が停止される。この時点においてタンク20の内部に貯留されている水の量が、次回の洗浄のために必要な量となるように(所定の満水位となるように)、フロート238の配置が調整されている。
ジェットポンプユニット300は、給水管231から供給された水によりジェットポンプ作用を誘発させ、これにより導水路130に向けた水の供給を行うためのものである。ジェットポンプユニット300は、ノズル310と、スロート管320とを有している。
ノズル310は、一端が接続管239を介してバキュームブレーカー235に接続されており、他端には噴射口311が形成されている管である。ノズル310は、第二タンク部220の底壁221の近傍に配置されている。主弁233が開かれると、給水管231から供給された水は接続管239を流れてノズル310に到達し、噴射口311から高速の水流として噴射される。ノズル310は、第二タンク部220のうち後方側且つ右側の隅(上面視における隅)に配置されている。図3に示したように、ノズル310はU字形状となっており、その下流側が上記隅から折り返されている。噴射口311は、その噴射方向がスロート管320の内部に向けられている。
スロート管320は断面が円形の管であって、底壁211に形成された開口212を一部が貫通した状態で、タンク20の内部に配置されている。スロート管320の一端は導水路130の入口131に接続されており、他端には開口である吸引口321が形成されている。スロート管320は、導水路130の入口131側の部分が鉛直方向に沿っており、吸引口321側の部分が水平面に対して傾斜している。このため、その全体が逆U字形状となっている。図2に示したように、スロート管320は、上面視において前後方向に対して傾斜した状態で、タンク20の内部に配置されている。
スロート管320の具体的な形状について更に詳しく説明する。スロート管320は、吸引口321から斜め上方に向けて伸びる上昇部322と、上昇部322の下流側(上側)に配置された屈曲部323と、屈曲部323の下流側(下側)に配置され、屈曲部323から下方に向かって伸びる下降部324とを有している。
上昇部322は、その管径が全体において均一な円筒形状の管であって、水平面に対して傾斜した状態で配置されている。吸引口321は上昇部322の下端に形成されている。吸引口321は、その縁の全体が水平面に沿うように(水平面と平行になるように)形成されている。
下降部324は、その管径が全体において均一な円筒形状の管であって、鉛直方向に沿って配置されている。下降部324の管径は、上昇部322の管径よりも大きい。屈曲部323のうち上昇部322側の管径は、上昇部322の管径に等しい。また、屈曲部323のうち下降部324側の管径は、下降部324の管径に等しい。このため、管径が互いに異なる上昇部322と下降部324とが、屈曲部323によって滑らかに繋がれているということができる。
次に、スロート管320の内部に挿入される内装部材500について説明する。図4はスロート管320に挿入する内装部材500を説明する図である。図4aは内装部材500の上面図である。図4bは内装部材500の側面図である。
図4aおよび4bに示すように、内装部材500は環状に形成され、内装部材500とスロート管320とを固定するための固定部530を有している。内装部材500は、固定部530が設けられている内装部材500の端部である第二端部520と、第二端部520の逆端側である第一端部510を有している。
図5を参照して、内装部材500をスロート管320に挿入する過程を説明する。図5aはスロート管320に内装部材500を挿入する過程を表す図である。図5bはスロート管320に内装部材500を固定させた状態を表す図である。
スロート管320の屈曲部323は曲率の大きい第一曲面325と第一曲面325より曲率の小さい第二曲面326とを有している。下降部324は第一曲面325の下流側の下降部324の壁面を第一下流部327と、第二曲面326の下流側の下降部324の壁面を第二下流部328とを有している。図6aのように、内装部材500をスロート管320に挿入する。
図5bは、内装部材500をスロート管320に挿入し、固定した状態である。内装部材500をスロート管320に挿入し、第二端部520に設けられる固定部530とスロート管320とをネジなどを用いて固定する。
図6と7を参照して、スロート管320を通過する水の流れの過程を説明する。
屈曲部323から下流側に向かってスロート管320の流路断面積が拡大するようなる抜き勾配のついたスロート管320を用いると、屈曲部323を通過することで水とスロート管320の内壁とが剥離し空気溜まりが発生し、さらに流路断面積が拡大するような抜き勾配がついていると、屈曲部323の下流側で発生する空気溜まりの量が多くなるが、スロート管320の内部に内装部材500を挿入していることで、スロート管320の内壁と水が剥離する空間を内装部材500によって小さくすることができるため、発生する空気溜まりの量を少なくすることができる。空気溜まりの量を少なくすることによって、スロート管320の内部を通過する水が空気によって受ける抵抗を小さくすることができる。
さらに、図7のように、スロート管320と内装部材500を固定する際に、スロート管320と内装部材500との間に内装部材500が振動することを許容する振動空間600を設ける。さらに、内装部材500スロート管320の内部を通過する水によって内装部材500が振動するように構成することによって、内装部材500を通過する水によって内装部材500が振動し、屈曲部323の下流側でかつ内装部材500近傍で発生する空気に振動を付与することで内装部材500の壁面から空気を剥離させ、スロート管320の内部を通過する水によって空気を排出することができる。このことにより、スロート管320の内部に空気が滞留することを防止することができ、大便器本体10に供給される水の瞬間流量の低下を抑制することができる。
さらに、振動する内装部材500の下流側端部である第二端部520のみを固定させることで、空気溜まりが発生しやすい第一端部510までの距離が長くなり、内装部材500を大きく振動させることができる。
さらに、内装部材500は、内装部材500の流路断面積を屈曲部323の流路断面積よりも小さくなるよう構成することで、屈曲部323で発生する空気溜まりの範囲を内装部材500で埋めることができ、空気溜まりの量を少なくすることができる。したがって、大便器本体10に供給される水の瞬間流量の低下を抑制することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10:大便器本体
101:上面
110:ボウル部
120:リム部
130:導水路
131:入口
132:第一導水路
133:吐水部
134:第二導水路
135:吐水部
140:排水トラップ管路
141:上昇流路
142:下降流路
20:タンク
201:上蓋
210:第一タンク部
211:底壁
212:開口
213:前側壁面
214:左側壁面
220:第二タンク部
221:底壁
231:給水管
232:定流量弁
233:主弁
234:パイロット弁
235:バキュームブレーカー
236:手動レバー
237:伝達機構
238:フロート
239:接続管
240:隔壁
241:開閉窓
260:小タンク
300:ジェットポンプユニット
310:ノズル
311:噴射口
320:スロート管
321:吸引口
322:上流部(上昇部)
323:屈曲部
324:下流部(下降部)
325:第一曲面
326:第二曲面
327:第一下流部
328:第二下流部
500:内装部材空気溜まり抑制手段
510:第一端部
520:第二端部
530:固定部
600:振動空間
FT:水洗大便器装置
SW:排水管
WT:封水

Claims (7)

  1. 洗浄水によって大便器本体を洗浄する水洗大便器装置であって、
    汚物を受け止めるボウル部を有しており、洗浄水として供給される水を前記ボウル部に導くための導水路が内部に形成された大便器本体と、
    内部に水を貯留しており、当該水を前記導水路の入口に供給するタンクと、
    前記タンクの内部に配置されるジェットポンプユニットと、を備え、
    前記ジェットポンプユニットは、
    一端が前記導水路の入口に接続され、他端には吸引口が形成されているスロート管と、
    前記吸引口から前記スロート管の内部に向けて高速の水を噴射することにより、ジェットポンプ作用を誘発させるノズルと、を有しており、
    前記スロート管は、
    前記吸引口と前記導水路の入口との間に屈曲する屈曲部が形成されており、
    前記スロート管の内部に内装部材を挿入することで前記屈曲部より下流側で発生する空気溜まりを抑制することを特徴とする水洗大便器装置。
  2. 前記内装部材は、前記スロート管の内部を通過する水流によって振動することを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器装置。
  3. 前記スロート管は、前記屈曲部より上流側の上流部と、前記屈曲部より下流側の下流部とから構成され、
    前記屈曲部は、第一曲面と、前記第一曲面の曲率よりも小さい曲率の第二曲面とを有し、
    前記第一曲面より下流側の前記下降部側の壁面を第一下流部とした場合において、
    前記内装部材は、前記第一下流部に挿入することを特徴とする請求項2に記載の水洗大便器装置。
  4. 前記内装部材は、前記スロート管に挿入された状態において、前記スロート管と前記内装部材との間に振動を許容する振動空間を設けることを特徴とする請求項3に記載の水洗大便器装置。
  5. 前記内装部材は、環状に成形されていることを特徴とする請求項4に記載の水洗大便器装置。
  6. 前記内装部材は、前記スロート管に挿入した場合において、
    前記スロート管の上流側の端部である第一端部と、前記第一端部の他端側で前記スロート管の下流側である第二端部とから構成され、
    前記第二端部は、前記スロート管と固定するための固定部を有し、
    前記固定部と前記スロート管とを固定することを特徴とする請求項5に記載の水洗大便器装置。
  7. 前記内装部材の流路断面積は、前記屈曲部の流路断面積よりも小さくなるよう構成されていることを特徴とする請求項5に記載の水洗大便器装置。
JP2014132632A 2014-06-27 2014-06-27 水洗大便器装置 Active JP6421914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132632A JP6421914B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 水洗大便器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132632A JP6421914B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 水洗大便器装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016011501A true JP2016011501A (ja) 2016-01-21
JP6421914B2 JP6421914B2 (ja) 2018-11-14

Family

ID=55228398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014132632A Active JP6421914B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 水洗大便器装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6421914B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5156041U (ja) * 1974-10-28 1976-05-01
JPH02148083U (ja) * 1989-05-16 1990-12-17
JP2001262657A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Toto Ltd 洗浄水ガイドおよびそれを備えるタンク装置、便器、便器装置
JP2004156382A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Toto Ltd 便器
US20130111658A1 (en) * 2011-11-09 2013-05-09 Watos Corea Co., Ltd Switching device for rim water in low tank toilet
JP2014098301A (ja) * 2012-10-18 2014-05-29 Toto Ltd 水洗大便器装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5156041U (ja) * 1974-10-28 1976-05-01
JPH02148083U (ja) * 1989-05-16 1990-12-17
JP2001262657A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Toto Ltd 洗浄水ガイドおよびそれを備えるタンク装置、便器、便器装置
JP2004156382A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Toto Ltd 便器
US20130111658A1 (en) * 2011-11-09 2013-05-09 Watos Corea Co., Ltd Switching device for rim water in low tank toilet
JP2014098301A (ja) * 2012-10-18 2014-05-29 Toto Ltd 水洗大便器装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6421914B2 (ja) 2018-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6341460B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6347318B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6621046B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6358556B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6421916B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6421914B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6421915B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6079967B2 (ja) 水洗大便器
JP6183785B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6164480B2 (ja) 水洗大便器装置
JP2015232271A (ja) 水洗大便器装置
JP2015086687A (ja) 水洗大便器装置
JP6288600B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6248370B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6004363B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6233692B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6350960B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6528364B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6355068B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6376510B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6402894B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6380908B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6331220B2 (ja) 水洗大便器装置
JP6278177B2 (ja) 水洗大便器装置
JP2015203270A (ja) 水洗大便器装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6421914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150