JP2016011053A - 車両ドア開閉補助装置 - Google Patents

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直樹 梶谷
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Abstract

【課題】車両ドアの窓部の開口まわりにおける車両ドアの相対的な剛性の低さが車両ドアの挙動に影響を与える。
【解決手段】車両ドアであって、前記車両ドアの一端側の回転軸まわりに車両のボディに対して回転可能に取り付けられている前記車両ドアと、前記車両ドアを、前記ボディに引き付ける、または前記ボディから離す電磁力を発生する電磁石手段と、前記電磁石手段へ通電する電流の制御を行う制御装置とを備える車両ドア開閉補助装置により解決する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、たとえば乗用自動車などの車両における車両ドアの開閉補助装置に関する。
車両ドアは、一般的に、車両の前方側の軸まわりに、車両ボディに対して回動するように取り付けられている。車両ドアは窓部の開口を有していて、その開口にはウィンドガラスが配置されている。車両ドアによっては、ウィンドガラスが昇降して、その開口を開閉する。
特開2003-182375号公報
車両ドアの窓部の開口の大きさは、一般に車両ドアのほぼ半分程度を占める。また、その開口の位置は車両内部から車両外部への視界を確保するために車両ドアの上部に偏っていて、開口の側部や上部は細い窓部フレームで囲まれている程度である。ウィンドガラスには車両ドアの開口による剛性の低下を補償する機能はなく、車両ドアの中でも窓部の開口の周りの剛性は車両ドアのその他の部位に比べて低くなっている。
そのため、車両の停止時および走行時のさまざまな状況において、車両ドアの窓部の開口まわりにおける車両ドアの相対的な剛性の低さが車両ドアの挙動に影響を与える。近年は、車両の軽量化のために車両ドア部材の板厚が薄くなり、従前の車両ドアに比べて、車両ドアの固有周波数や曲げ強さが低下する傾向にある。軽自動車や小型乗用車などの車両ドアは、特に軽量であるため、その傾向は大きい。
また、車両ドアを閉じる際には、車両ドアが車両ボディに接触する際の衝撃により、車両ドアが共振して、車両ドアの開閉ハンドルを把持しているユーザに不快な衝撃が伝わることがある。また、走行時には、車両ドアの外側表面には相対的な空気流ができており、車両ドアの外側表面での静圧の減少から車両内外の圧力差で車両ドアが開く方向の外力をうけて車両ドアの縁部に曲げ応力が発生する。一方、車両ドアを開けようとするユーザにとっては、小さな力で車両ドアを開けたい場合がある。このような場合に、たとえば、磁石を使うことが考えられる。車両ドアに関して磁石を利用した技術は特許文献1に開示されている。しかし、特許文献1に記載されている磁石は、ウェザストリップゴムのシール性を高めるためのものにすぎず、車両ドアの保持を目的としたものではない。
本発明は、車両ドアであって、前記車両ドアの一端側の回転軸まわりに車両のボディに対して回転可能に取り付けられている車両ドアと、前記車両ドアを、前記ボディに引き付ける、または前記ボディから離す方向の磁力を発生する電磁石手段と、その電磁石手段へ通電する電流の制御を行う制御装置と、を備える車両ドア開閉補助装置を提供することを目的とする。
車両ドアの固有振動数が低くなった場合であっても、車両ドアが閉まった際に共振を発生させるような不要な振動を低減化することができる。また、走行中に、車両ドアが開く方向に生じる力を小さくすることができる。一方で、小さな力で車両ドアを開くこともできる。
車両を上から示した図であって、車両ドアが開いている状態の図である。 車両ドアが開いている状態であって、車両の後方から見た状態を示した図である。 本発明の車両ドア開閉装置の回路図例を示した図である。 本発明の車両ドア開閉装置のコイル配置例である。(a)は車両ドアの縁部の全域に配置させた例である、(b)は車両ドアの窓部フレームに配置させた例である。(c)はコイル群を2つの群に分離して、交互に配置した例である。(d)はコイル群を2つの群に分離して、それぞれを車両の前方と後方に配置した例である。
図1から図4を参照して、本発明の車両ドア開閉装置の実施の形態について説明する。まず、図1と図2を参照して、車両ドアについて説明する。図1は、車両ドア2がボディ3に対して開いた状態の車両1を、車両1の上側から見た図である。図2は、図1の状態を車両1の後方から見た図である。車両ドア2は、車両ドア2の一端側(一般には、車両1の前方側)の縁部に配置される回転軸5まわりに車両1のボディ3に対して回転可能に取り付けられている。ボディ3は、フレームまたはサイドメンバーの部分を含むボディ部分を意味する。車両ドア1の上側半分には、車両ドア1の窓部である開口4が、窓部フレーム2aに囲まれるように形成されている。車両ドア2は、ドアラッチ機構7を有している。
ドアラッチ機構7は、車両ドア2がボディ3に対して閉じられている状態において、回転軸5と反対側の車両ドア2の縁部をボディ3に保持する。すなわち、ドアラッチ機構7は、車両ドア2が閉じられる際に、ボディ3側に配置されたストライカ金具7bが、車両ドア2のラッチ係合溝7aから車両ドア2の側のドア内部に配置されたドアラッチ機構7に侵入する。この状態で、ドアラッチ機構7ラッチ爪(不図示)は、ストライカ金具7bと係合して車両ドア2をボディ3側に固定する。ドアラッチ機構7のラッチ爪は、代表的には、車両ドア2の車両内側のドアレバー9が車両1の内部側に引かれる操作により、または、車両ドア2の車両外側のドアノブ10が車両1の外側に引かれる操作により、ストライカ金具7bとの係合を解除する。この状態で、ドアラッチ機構7のラッチ爪が、ストライカ金具7bとの係合を解除した状態で、車両ドア2が車両1から離れる方向に、車両ドア2に力を与えると車両ドア2が開く(ポップアップ動作)。また、車両ドア2には、車両ドア2とボディ3との間を密閉するゴム製のウェザーストリップ部材が配置されている。車両ドア2が閉じている状態ではウェザーストリップ部材が車両ドア2とボディ3との間につぶされている。しかし、ポップアップ動作の際には、ウェザーストリップ部材の復元力が車両ドア2を開く方向に押して、ポップアップ動作を補助する。
車両ドア2には、ロック機構8が、ドアラッチ機構7と連動するように配置されている。ロック機構8は、ドアラッチ機構7のラッチ爪がストライカ金具7bとの係合を解除できなくなるように機能して、車両ドア2が開くことを禁止する。ロック機構8は、代表的には、ロック機構8が動作すると、ロック機構8の一部がドアラッチ機構7のラッチ爪の移動を制限するように機能する。
続いて、図3と図4を参照して、本発明の車両ドア開閉装置について説明する。図3は、車両ドア開閉装置の回路の例を示している。車両ドア開閉装置は、電磁石手段6と制御装置11とを備える。電磁石手段6は、電流を流すことによって磁力を発生し、その電流の大きさおよび向きによって磁力の大きさおよび向きがが変化する一以上の電磁石61である。電磁石61は、たとえば制御装置11を介して、バッテリに接続されている。制御装置11は、たとえばスイッチ手段などにより、電磁石61に電流の供給を開始して電磁石61に磁力を発生させ、または電磁石61に電流の供給を停止して電磁石61に発生していた磁力を消滅させる制御を行う。制御装置11は車両1の全体の制御を行う電子制御ユニット(ECU)の一部としてもよいし、別に配置してもよい。
制御装置11は、流す電流の大きさの制御を行う。さらには、制御装置11は、電磁石手段6に流す電流の向きを変更することも可能である。これにより、制御装置11は、電磁石手段6が発生する磁力の大きさや磁力の向きを制御することができる。電磁石手段6は、車両ドア2をボディ3に引き付ける方向の磁力(吸引磁力)、または車両ドア2をボディ3から離す方向の磁力(反発磁力)を発生できるように配置する。代表的には、電磁石手段6が発生する吸引磁力および反発磁力の主要な磁力線が車両ドアの面に対して、ほぼ垂直方向となるように配置することが好ましい。制御装置11による電磁石手段6に流す電流の向きや大きさの制御は、電磁石手段6の配置との関係で決定できる。
電磁石手段6は、一般に、車両ドア2に配置するのが最も簡便である。しかし、電磁石手段6は、車両ドア2またはボディ3のいずれか一方またはその両方に配置することもできる。電磁石手段6を車両ドア2に配置する場合には、車両ドア2を閉じた際における電磁石手段6に対応するボディ3の位置には、磁性体材料が配置されている。電磁石手段6により車両ドア2とボディ3との間に発生する吸引磁力または反発磁力を維持することが可能である限り、車両ドア2とボディ3との間に非磁性体材料のカバーなどを配置してもよい。
制御装置11は、ドアラッチ機構7およびロック機構8の状態に応じて、電磁石手段6に磁力を発生させるように制御する。また、制御装置11は、車両ドア2の回転の状態に応じて、電磁石手段6に磁力を発生させるように制御する。さらに、車両1の走行速度に応じて、電磁石手段6に磁力を発生させるように制御する。制御装置11は、これらのいずれか一つだけの制御を行うようにしてもよいし、またこれらの一部または全部の制御を行うようにしてもよい。すなわち、ドアラッチ機構7およびロック機構8の状態と,車両ドア2の回転の状態と,車両1の走行速度との少なくとも一つに応じて、電磁石手段6の制御を行うことができるようにすればよい。
たとえば、制御装置11がドアラッチ機構7およびロック機構8の状態に応じて制御を行う場合は、以下のように行う。車両1に乗っているユーザが下車する際または車両1に乗る際には、車両1への乗降のために車両ドア2を開く必要がある。この状態では、必ず、車両ドア2が開くことをロック機構8が禁止している状態(ロック状態)が解除された状態(ロック解除状態)にある。続いて、ユーザは車両1の内側のドアレバー9または車両1の外側のドアノブ10を操作して、ドアラッチ機構7が車両ドア2をボディ3に保持している状態を解除する(ラッチ解除状態)。したがって、ロック解除状態である状態でラッチ解除状態になったとき(同時に、ロック解除状態とラッチ解除状態になったときを含む)に、制御装置11は、車両ドア2をボディ3から離す方向の反発磁力を発生するように、電磁石手段6に流す電流の制御を行う。ラッチ解除状態のみでは制御装置11は反発磁力を発生せず安全が確保される。ロック解除状態は、実際にドアラッチ機構7が動作可能になった状態と定義して制御を行ってもよいし、車両ドア2またはキーなどに配置されるロック解除状態にするための手段(たとえば、ボタン等)が動作した際をもってロック解除状態と定義して制御をおこなってもよい。ロック機構8がロック解除状態になった際には、ロック機構8自体またはロック機構8に連動して動作するその他のスイッチ手段などが、ロック機構8がロック解除状態になったことを示す信号を発して、制御装置11がその信号を受信する。同様に、ドアラッチ機構7自体またはドアラッチ機構7に連動して動作するその他のスイッチ手段などが、ドアラッチ機構7がラッチ解除状態になったことを示す信号を発して、制御装置11がその信号を受信する。制御装置11にこれらの信号が直接入力されることにより電磁石手段6に通電する制御を行う。またはこれらの信号が直接入力されるのではなく、ロック解除状態かつラッチ解除状態であることが別に配置される判断手段などによって判断され、その判断に基づいて電磁石手段6に流す電流のタイミング信号が制御装置11に入力されることにより電磁石手段6に通電する制御を行ってもよい。さらに、ロック解除状態かつラッチ解除状態の場合にはユーザは乗降を行っている可能性が高いから、一定期間、ドアを開けておきたい場合がある。そのため、制御装置11は、車両ドア2がボディ3から引き離されるような反発磁力を電磁石手段6が発生した後も、一定時間だけその磁力を維持するように電磁石手段6への電流の供給の維持を制御することもできる。
制御装置11が車両ドア2の回転の状態に応じて制御を行う場合は、以下のように行う。回転の状態は、代表的には車両ドア2の回転角により判断する。たとえば、回転軸5には角度センサが取り付けられていて、制御装置11には、車両ドア2の開閉角度が検出可能となっている。制御装置11は、車両ドア2が所定の第一の角度(たとえば、閉じた状態から45度)以上回転して開いたことを判定すると、それに応じて電磁石手段6が車両ドア2をボディに引き付ける方向の吸引磁力を発生するように電流の制御を行う。そして、制御装置11は、車両ドア2が閉じるタイミングを判定して、磁力を発生することができる。ここで、制御装置11は、車両ドア2が所定の第一の角度(たとえば、閉じた状態から45度)以上回転して開いた後に、車両ドア2が閉じる方向に第一の角度より小さい第二の角度(たとえば、15度)だけ回転したと判断した際に、電磁石手段6が車両ドア2をボディに引き付ける方向の吸引磁力を発生するように電流の制御を行うようにしてもよい。これにより、さらに、車両1のユーザが車両ドア2を閉じるタイミングをより正確に判断できる。また、回転角度は加速度センサなどにより間接的に回転速度や加速度として検出するものであってもよい。また、車両ドア2の回転角は角度センサなどの電気的なセンサ手段である必要はない。リミットスイッチなど所定の角度に至った際にオンとオフとの切り替えが可能な機械的なスイッチ手段でもよい。車両ドア2の回転角または回転速度や加速度などの信号が直接制御装置11に入力されることにより制御装置11が電磁石手段6に通電する制御を行ってもよい。または車両ドア2の回転角に基づき別に配置される判断手段などによって、車両ドア2をボディに引き付ける方向の吸引磁力または離す方向の反発磁力を発生するタイミングを決定し、そのタイミング信号が制御装置11に入力されることにより制御装置11が電磁石手段6に通電する制御を行ってもよい。
制御装置11が車両1の走行速度に応じて、制御を行う場合は、以下のように行う。制御装置11は、車両1の走行速度が所定の速度を超えている状態(たとえば、所定の速度になった際および/または所定の速度になった後)に、電磁石手段6が車両ドア2の車両ドア2をボディ3に引き付ける方向の吸引磁力を発生するように、電磁石手段6に通電するような制御を行う。車両1の走行速度が所定の速度を超えると、車両ドア1の外側の静圧が下がり、車両ドア1は、車両ドア2が開く方向の外力を受けることになる。車両1の走行速度が所定の速度を超えている状態(たとえば、所定の速度になった際および/または所定の速度になった後)に、電磁石手段6が車両ドア2の車両ドア2をボディ3に引き付ける方向の吸引磁力を発生させることで、車両ドア2がボディ3に引きつけられるようにできる。制御装置11に車両1の走行速度が直接入力され、これにより制御装置11が電磁石手段6に通電する制御を行ってもよい。または車両1の走行速度が所定の速度を超えたことが別に配置される判断手段などによって判断され、その判断結果によって決定された電磁石手段6に通電をするタイミング信号が制御装置11に入力されることにより、制御装置11が電磁石手段6に通電する制御を行ってもよい。
図4は、車両ドア2における電磁石手段6の配置例を示している。たとえば、電磁石手段6は、図4の(a)に示すように、車両ドア2の縁にそって、車両ドア2の縁部の全域に配置させることができる。電磁石手段6の一以上の電磁石61のそれぞれの配置の間隔は、車両ドア2の大きさ、強度によって決定することができる。この配置により、車両ドア2の開閉を補助する補助力としての吸引磁力または反発磁力を車両ドア2の全体に発生させることができる。
また、図4の(b)に示すように、窓の開口4を囲む窓部フレーム2a部分に、車両ドア2の縁部の全域に配置させることができる。電磁石手段6の一以上の電磁石61のそれぞれの配置の間隔は、車両ドア2の大きさ、強度によって決定することができる。この配置により、特に車両ドア2のうち、剛性が低い窓部フレーム2aをボディ3に押し付ける補助力としての吸引磁力を窓部フレーム2aに発生させることができる。また、車両ドア2を開くときには、車両ドア2が開くことを補助する反発磁力を発生させることができる。また、さらには、図2に示すように、電磁石手段6を、車両ドア2の窓部フレーム2aのうち、剛性が特に低い車両ドア2の角部分に配置することもできる。
前述の方法では、制御装置11が電磁石手段6に流す電流の向きを変更することにより、電磁石手段6が車両ドア2をボディ3に引き付ける方向の吸引磁力を、または車両ドア2をボディ3から離す方向の反発磁力を発生できるように配置した。しかし、図4の(c)に示すように、電磁石手段6の一以上の電磁石61を、第一のグループ61aと第二のグループ61bの2つのグループに分けることで、同様の効果を生じさせることもできる。すなわち、制御装置11が電磁石手段6のそれぞれの電磁石手段に流す電流の向きを変更せずに、電磁石手段6の第一のグループ61aは車両ドア2をボディ3に引き付ける方向に吸引磁力を発生させ、電磁石手段6の第二のグループ61bは車両ドア2をボディ3から離す方向に反発磁力を発生させるように設定する。制御装置11は、前記の各場合において、車両ドア2をボディ3に引き付ける方向に吸引磁力を発生させる必要があるときは、電磁石手段6の第一のグループ61aに電流を流すように制御し、車両ドア2をボディ3から離す方向に反発磁力を発生させる必要があるときは、電磁石手段6の第二のグループ61bに電流を流すように制御すればよい。これにより、制御装置11を簡易な回路にすることができる。
また、図4の(d)に示すように、電磁石手段6の一以上の電磁石62を、車両ドア2の回転軸5に近い側の第一のグループ62aと車両ドア2の回転軸5から遠い側の第二のグループ62bの2つのグループに分けることもできる。たとえば、車両ドア2をボディ3から離す反発磁力を発生する際(車両ドア2を開く際には)には、制御装置11は、車両ドア2の回転軸5に近い側の第一のグループ62aのみに磁力を発生するように、電磁石手段6に電流を流す。一方、車両ドア2をボディ3に引き付ける吸引磁力を発生する際(車両ドア2を閉じる際)には、制御装置11は、車両ドア2の回転軸5に近い側の第二のグループ62b、または第一のグループ62aと第二のグループ62bとの両方に磁力を発生するように電流を流す。これにより、車両ドア2を閉じる際に、特に車両ドア2がボディ3に引き付けられやすく設定することができる。この図4の(d)の場合においては、第一のグループ62aから発生する磁力が第二のグループ62bから発生する磁力よりも大きくなるように設定してもよいし、両者の磁力を同じに設定してもよい。
1 車両
2 車両ドア
3 ボディ
4 開口
5 回転軸
6 電磁石手段
7 ドアラッチ機構
8 ロック機構
9 ドアレバー
10 ドアノブ
11 制御装置

Claims (11)

  1. 車両ドアであって、前記車両ドアの一端側の回転軸まわりに車両のボディに対して回転可能に取り付けられている車両ドアと、
    前記車両ドアまたは前記ボディの少なくとも一方に配置され、前記車両ドアを前記ボディに引き付ける方向または前記車両ドアを前記ボディから離す方向の磁力を発生することが可能な電磁石手段と、
    前記電磁石手段に前記磁力を発生させる制御を行う制御装置と、
    を備える車両ドア開閉補助装置。
  2. 請求項1に記載の車両ドア開閉補助装置であって、
    前記車両ドアは前記ボディに対して閉じられている際に前記車両ドアを前記ボディに保持するドアラッチ機構と、前記車両ドアが開くことを禁止するロック機構とを備え、
    前記制御装置は、前記ドアラッチ機構および前記ロック機構の状態に応じて、前記制御を行う車両ドア開閉補助装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両ドア開閉補助装置であって、
    前記制御装置による前記制御は、前記車両ドアが開くことを前記ロック機構が禁止している状態が解除された状態において、前記ドアラッチ機構が前記車両ドアを前記ボディに保持することを解除した際に、前記電磁石手段が前記車両ドアの前記車両ドアを前記ボディから離す方向の前記磁力を発生するものである車両ドア開閉補助装置。
  4. 請求項1に記載の車両ドア開閉補助装置であって、
    前記制御装置は、前記車両ドアの回転の状態に応じて、前記制御を行う車両ドア開閉補助装置。
  5. 請求項1または4に記載の車両ドア開閉補助装置であって、
    前記制御装置による前記制御は、前記車両ドアが所定の角度以上回転して開いた後に、前記電磁石手段が前記車両ドアを前記ボディに引き付ける方向の前記磁力を発生するものである車両ドア開閉補助装置。
  6. 請求項5に記載の車両ドア開閉補助装置であって、
    前記磁力は、前記車両ドアが所定の角度以上回転して開いた後に前記車両ドアが閉じる方向に回転した際に発生するものである車両ドア開閉補助装置。
  7. 請求項1に記載の車両ドア開閉補助装置であって、前記車両の走行速度に応じて、前記制御を行う車両ドア開閉補助装置。
  8. 請求項1または7に記載の車両ドア開閉補助装置であって、
    前記制御装置による前記制御は、前記車両の走行速度が所定の速度を超えた状態において、前記電磁石手段が前記車両ドアを前記ボディに引き付ける前記磁力を発生するものである車両ドア開閉補助装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の車両ドア開閉補助装置であって、
    前記車両ドアまたは前記ボディにおいて、前記電磁石手段が配置される位置は、車両ドアの窓部を囲む窓部フレーム、または前記車両ドアの前記窓部を囲む前記窓部フレームに対応する前記ボディの位置の少なくとも一方である車両ドア開閉補助装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の車両ドア開閉補助装置であって、
    前記電磁石手段により発生する前記磁力は、前記制御装置が前記電磁石手段に流す電流の制御によるものである車両ドア開閉補助装置。
  11. 請求項1から9のいずれか一項に記載の車両ドア開閉補助装置であって、
    前記電磁石手段は一以上の電磁石であって、その一以上の電磁石は、前記車両ドアを前記ボディに引き付ける方向の前記磁力を発生させるグループと、前記車両ドアを前記ボディから離す方向の前記磁力を発生させるグループとに分けられて配置されている車両ドア開閉補助装置。
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