JP2016010841A - 電着ワイヤー工具及び電着ワイヤー工具の製造方法 - Google Patents

電着ワイヤー工具及び電着ワイヤー工具の製造方法 Download PDF

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彰広 川原
Akihiro Kawahara
彰広 川原
松尾 裕二
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裕二 松尾
裕基 今崎
Yuki Imazaki
裕基 今崎
佳祐 細川
Keisuke Hosokawa
佳祐 細川
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Abstract

【課題】砥粒保持力が高く、柔軟性に優れ、製造工程の管理も比較的容易な電着ワイヤー工具を提供する。
【解決手段】電着ワイヤー工具100は、芯線であるピアノ線7の外周に下地メッキ層6が施され、この下地メッキ層6の表面に複数のメッキ層(軟質メッキ層5、硬質メッキ層4、軟質メッキ層3、硬質メッキ層2及び表面メッキ層1)を形成することによって複数の超砥粒50がピアノ線7の外周に固着されている。下地メッキ層6及び複数のメッキ層5〜1はいずれもニッケルメッキによって形成されている。下地メッキ層6及び硬質メッキ層4,2を形成する金属(ニッケル)の結晶粒径は、軟質メッキ層5,3を形成する金属(ニッケル)の結晶粒径より小さく、下地メッキ層6の表面側に、軟質メッキ層5,3と硬質メッキ層4,2とが交互に積層状態で形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池シリコン、半導体シリコン、磁性体、サファイヤ、SiCなどのインゴットなどをスライス加工する際に使用される電着ワイヤー工具及びその製造方法に関する。
固定砥粒タイプのワイヤー工具には、芯線の外周に、砥粒がレジンボンドで固着されたレジンワイヤー工具と、砥粒が電着で固着された電着ワイヤー工具と、がある(例えば、特許文献1,2など参照。)。特許文献1,2などに記載されている電着ワイヤー工具は、砥粒保持力が高く、加工効率が高いなどの点において優れているが、柔軟性が低く、捻れに対して弱いという短所がある。
一般に、電着ワイヤー工具の製造工程において、芯線(ワイヤー)の外周に硬度の高い金属をメッキすると、砥粒の保持力が高くなり、スライス加工作業の効率が上がるが、金属メッキの硬度が高すぎると、柔軟性が低くなり、捻れに弱くなる。
一方、ワイヤーの表面(芯線の外周)を軟質メッキ層と硬質メッキ層とで被覆し、両メッキ層によって砥粒が固着された「ワイヤーソー」が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。この「ワイヤーソー」は、砥粒が軟質メッキ層及び硬質メッキ層によって固着されているので、砥粒保持力と柔軟性とを併せ持つのではないかと推測される。
特開昭53−14489号公報 特許第4157724号公報 特開平9−150314号公報
特許文献3記載の「ワイヤーソー」は、メッキ金属自体の種類が異なる複数のメッキ層で砥粒が芯線の外周に電着されているため、その製造工程においては、組成の異なるメッキ液が収容された複数の電着槽が必要である。また、当該「ワイヤーソー」を連続的に生産する場合、一つの電着槽内のメッキ液が、種類の異なる他の電着槽内へ持ち込まれる可能性が高いので、メッキ液の管理が非常に難しい。
さらに、メッキする金属のイオン化傾向の違いによって、複数のメッキ金属のうちのいずれかのメッキ金属が溶け出し、メッキ自体にダメージが発生してしまうことがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、砥粒保持力が高く、柔軟性に優れ、製造工程の管理も比較的容易な電着ワイヤー工具を提供することにある。
本発明の電着ワイヤー工具は、芯線の外周に積層状に形成された複数のメッキ層で砥粒が固着され、隣接するメッキ層の金属結晶粒径が互いに異なることを特徴とする。
金属の機械的性質は、同じ組成の材料であっても結晶粒径によって大きく変化し、メッキ層を形成する金属についても、その結晶粒径が小さいほど、硬度は高く、粒径が大きいと硬度が低くなるという傾向がある(ホールペッチの関係)。即ち、メッキ層を形成する金属の結晶粒径が小さいほど硬度が高いので砥粒保持力が高く、結晶粒径が大きいほど硬度が低いので柔軟性が高いという傾向がある。
従って、前記構成とすれば、金属の結晶粒径が大小異なる複数のメッキ層が交互に積層された構造の電着ワイヤー工具となるので、結晶粒径の小さな硬いメッキ層が高い砥粒保持力を発揮し、結晶粒径の大きな軟らかいメッキ層によって優れた柔軟性が得られる。また、複数のメッキ層は金属結晶粒径が大小異なるだけで、金属は1種類なので、その製造設備において、メッキ液の種類が異なる複数のメッキ槽を設ける必要がなく、製造工程の管理も比較的容易である。
ここで、前記メッキ層の層数は4層以上10層以下であることが望ましい。
また、前記メッキ層はニッケルメッキ若しくはニッケル合金メッキで形成することができる。
さらに、前記メッキ層の1層の厚みは1μm〜10μmであり、複数の前記メッキ層の全体厚みは4μm〜100μmであることが望ましい。
一方、隣接する前記メッキ層の金属結晶粒径の大小比率が1.5〜4であることが望ましい。
また、前記メッキ層の断面におけるマイクロビッカース硬さHvは250〜500であることが望ましい。
次に、本発明に係る電着ワイヤー工具の製造方法は、前述した電着ワイヤー工具の製造方法であって、複数のメッキ層を形成する電着工程において、電着槽中に浸漬された芯線と電極との距離が異なる複数のメッキ条件下にて金属結晶粒径が異なる複数の前記メッキ層を形成することを特徴とする。
本発明により、砥粒保持力が高く、柔軟性に優れ、製造工程の管理も比較的容易な電着ワイヤー工具を提供することができる。
本発明の実施形態である電着ワイヤー工具を示す断面図である。 (a)は図1中の矢線Aで示す領域の断面写真であり、(b)は前記領域の結晶を同定した図である。 図1に示す電着ワイヤー工具の製造方法を示す一部省略工程図である。 図3に示す工程図中の電着槽を示す平面図である。 第1比較例であるワイヤー工具を製造する電着槽を示す平面図である。 第2比較例であるワイヤー工具を製造する電着槽を示す平面図である。 第1比較例であるワイヤー工具の部分断面写真である。 第2比較例であるワイヤー工具の部分断面写真である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態である電着ワイヤー工具について説明する。図1に示すように、本実施形態の電着ワイヤー工具100は、芯線であるピアノ線7の外周に下地メッキ層6が施され、この下地メッキ層6の表面に複数のメッキ層(軟質メッキ層5、硬質メッキ層4、軟質メッキ層3、硬質メッキ層2及び表面メッキ層1)を形成することによって複数の超砥粒50がピアノ線7の外周に固着されている。下地メッキ層6及び複数のメッキ層5〜1はいずれもニッケルメッキによって形成されている。
図2に示すように、下地メッキ層6及び硬質メッキ層4,2を形成する金属(ニッケル)の結晶粒径は、軟質メッキ層5,3を形成する金属(ニッケル)の結晶粒径より小さくなっている。下地メッキ層6の表面側に、軟質メッキ層5,3と硬質メッキ層4,2とが交互に積層状に形成されているため、隣接するメッキ層の金属結晶粒径は互いに大小異なっている。
図2に示す複数のメッキ層1〜6における平均結晶粒径を求積法で求めると表1に示すような結果が得られた。表1を見ると、下地メッキ層6及び硬質メッキ層4,2を形成する金属(ニッケル)の平均結晶粒径は、軟質メッキ層5,3を形成する金属(ニッケル)の平均結晶粒径より小さいこと、及び、隣接するメッキ層の平均結晶粒径の大小比率が1.5〜4.0の範囲内であることが確認できる。
「ホールペッチの関係」によれば、メッキ層を形成する金属の結晶粒径が小さいほど硬度が高いので砥粒保持力が高く、結晶粒径が大きいほど硬度が低いので柔軟性が高いという傾向がある。従って、図1,図2及び表1に示すように、金属の結晶粒径が大小異なる複数のメッキ層1〜6が交互に積層された構造を有する電着ワイヤー工具100においては、結晶粒径の小さな硬質メッキ層2,4が高い砥粒保持力を発揮し、結晶粒径の大きな軟質メッキ層3,5によって優れた柔軟性が得られる。
また、複数のメッキ層1〜6は金属結晶粒径が大小異なるだけで、金属はニッケル1種類なので、後述するように、電着ワイヤー工具100の製造設備において、メッキ液の種類が異なる複数のメッキ槽を設ける必要がなく、製造工程の管理も比較的容易である。
次に、図3〜図8に基づいて、電着ワイヤー工具100の製造方法などについて説明する。図2に示すように、ニッケルメッキされたピアノ線7を連続的に供給し、アルカリ脱脂槽31、水洗槽32、酸洗浄槽33、水洗槽34に順次浸漬して脱脂処理を行った後、下地槽35においてニッケルメッキを施すことにより、ピアノ線7の外周に下地メッキ層6(図1参照)が形成されたピアノ線7xとなる。この後、ピアノ線7xは、金属被覆されたダイヤモンド(超砥粒)が添加されたニッケルメッキ液36aが収容された電着槽36においてニッケルメッキが施される。
図4に示すように、電着槽36の内部には、ニッケルメッキ液36aに浸漬された状態で長手方向に進行するピアノ線7xを挟んで、複数対の電極8a,8b,9a,9b,10a,10b,11a,11b,12a,12bが、ピアノ線7xの進行方向に沿って配列されている。電極8a,8b間の距離、電極10a,10b間の距離及び電極12a,12b間の距離はそれぞれ20mmに設定され、電極9a,9b間の距離及び電極11a,11b間の距離はそれぞれ10mmに設定されている。
換言すると、電極8a,8bとピアノ線7xとの距離、電極10a,10bとピアノ線7xとの距離及び電極12a,12bとピアノ線7xとの距離はそれぞれ10mmに設定され、電極9a,9bとピアノ線7xとの距離及び電極11a,11bとピアノ線7xとの距離はそれぞれ5mmに設定されている。
ニッケルメッキは、分極抵抗により、析出するメッキ金属の結晶粒径が変化する。分極抵抗が低い場合、結晶粒径は大きくなり、分極抵抗が高い場合、結晶粒径は小さくなる。前述したように、ニッケルメッキは結晶粒径が小さいほど、硬度は高く、結晶粒径が大きいと硬度が低くなる傾向がある(ホールペッチの関係)。
即ち、ピアノ線と電極との距離を大きくすると、抵抗が増大して、電流密度が小さくなり、析出するメッキ金属の結晶粒径が大きくなるので、硬度は低くなる。逆に、ピアノ線と電極との距離を小さくすると、抵抗が減少し、電流密度が大きくなり、析出するメッキ金属の結晶粒径が小さくなるので、硬度は高くなる。
従って、ピアノ線7xが電極8a,8b間、電極10a,10b間及び電極12a,12b間を通過するときは、小さな電流密度でニッケルメッキされ、図2に示すように結晶粒径が大きくなるので、柔らかなメッキ層5,3,1が形成される。また、ピアノ線7xが電極9a,9b間及び電極11a,11b間を通過するときは、大きな電流密度でニッケルメッキされ、図2に示すように結晶粒径が小さくなるので、硬いメッキ層4,2が形成される。即ち、図4に示すように、ピアノ線7xと電極8a,8b,9a,9b,10a,10b,11a,11b,12a,12bとの距離を変えて設定することにより、硬質メッキ層4,2と軟質メッキ層5,3,1とを、複数層にわたり、積層状に形成することができる。
このように、図4に示す電着槽36内に送り込まれたピアノ線7xは、電着槽36内のニッケルメッキ液36aに浸漬された状態で複数対の電極8a,8b,9a,9b,10a,10b,11a,11b,12a,12bの間を通過することにより、ピアノ線7xの下地メッキ層6の表面に複数のメッキ層5,4,3,2,1が順次、形成され、電着ワイヤー工具100が完成する。
ここで、電着ワイヤー工具100と対比するための比較例として、図5,図6に示すように、ニッケルメッキ液37a,38aが収容された電着槽37,38を用いて、ピアノ線7xにそれぞれニッケルメッキを施し、電着ワイヤー工具101,102を製作した。ピアノ線7xは図3に示すピアノ線7xと同等であり、ピアノ線7の外周に下地メッキ層6x,6y(図7,図8参照)が形成されている。
図5に示すように、電着槽37内には長手方向に進行するピアノ線7xを挟んだ状態で一対の電極13a,13bが対向配置されている。電極13a,13b間の距離は20mm(電極13a,13bとピアノ線7xとの距離は10mm)である。
図6に示すように、電着槽38内には長手方向に進行するピアノ線7xを挟んだ状態で一対の電極14a,14bが対向配置されている。電極14a,14b間の距離は10mm(電極14a,14bとピアノ線7xとの距離はそれぞれ5mm)である。
図5に示す電着槽37内に送り込まれたピアノ線7xは一対の電極13a,13bの間を長手方向に移動しながらニッケルメッキが施されるが、電極13a,13b間の距離は、図4に示す電着槽36中の電極8a,8b間の距離と同様、比較的大きいので、小さな電流密度でメッキされる。この結果、図7に示すように、下地メッキ層6の外周に、下地メッキ層6より結晶粒径の大きな軟質メッキ層15が形成され、電着ワイヤー工具101が完成する。
図6に示す電着槽38内に送り込まれたピアノ線7xは一対の電極14a,14bの間を長手方向に移動しながらニッケルメッキが施されるが、電極14a,14b間の距離は、図4に示す電着槽36中の電極9a,9b間の距離と同様、比較的小さいので、大きな電流密度でメッキされる。この結果、図8に示すように、下地メッキ層6の外周に、下地メッキ層6と同等の結晶粒径の小さな硬質メッキ層16が形成され、電着ワイヤー工具102が完成する。
図7に示す軟質メッキ層15及び下地メッキ層6x、図8に示す硬質メッキ層16及び下地メッキ層6yにおける平均結晶粒径を求積法で求めるとともに、軟質メッキ層15及び硬質メッキ層16のマイクロビッカース硬さを測定すると、表2に示すような結果が得られた。なお、軟質メッキ層15及び硬質メッキ層16の硬さについては、株式会社ミツトヨのマイクロビッカース硬さ試験機「製品名:HM−124」を用いて測定した。表2を見ると、図7に示す軟質メッキ層15の平均結晶粒径は下地メッキ層6xの平均結晶粒径より大であり(大小比率が約2.4)、図8に示す硬質メッキ層16の平均結晶粒径は下地メッキ層6yの平均結晶粒径と同等であることが分かる。
次に、本発明の実施形態である電着ワイヤー工具100と、その比較例である電着ワイヤー工具101,102とについて、捻回強度及び切断性能を試験したところ、表3に示すような結果が得られた。なお、捻回強度は電着ワイヤー工具を軸心周りに捻り、破断するまでに要した捻回回数で評価し、切断性能は単結晶シリコンインゴット□75mm角を切断したときの切断速度(単位:mm/h)で評価している。また、切断性能試験においては、ムサシノ電子株式会社のワイヤーソー「製品名:CS−400:自動キャプスタンソー」を使用した。
表3を見ると、本発明の実施形態である電着ワイヤー工具100は、同一金属(ニッケル)で、図1に示すように硬度の違う複数のメッキ層5,4,3,2,1で超砥粒50を固着しているため、砥粒保持力と柔軟性とを併せ持っていることが分かる。特に、4層以上のメッキ層5,4,3,2,1を形成したことにより、硬質メッキ層4,2の厚みが薄くなり、捻じれに対する強度が高いことが分かる。また、複数のメッキ層5,4,3,2,1は同一金属(ニッケル)であり、同一の電着槽35で形成することができるので、多層構造でありながら、製造は容易である。
これに対し、電着ワイヤー工具101は、図7に示すように、下地メッキ層6xの外周に結晶粒径が比較的大きな軟質メッキ層15を有するので、柔軟性に優れ、捻回強度が高いが、砥粒保持力が弱いので、切断性能が劣っていることが分かる。
また、電着ワイヤー工具102は、図8に示すように、下地メッキ層6xの外周に結晶粒径が比較的小さな硬質メッキ層16を有するので、砥粒保持力が高く、切断性能は良好であるが、柔軟性に欠け、捻回強度が弱いことが分かる。
以上のように、電着ワイヤー工具100は、金属の結晶粒径が大小異なる複数のメッキ層1〜6が交互に積層された構造を有するので、結晶粒径の小さな硬質メッキ層2,4が高い砥粒保持力を発揮し、結晶粒径の大きな軟質メッキ層3,5によって優れた柔軟性が得られる。
なお、本実施形態の電着ワイヤー工具100は本発明の一例を示すものであり、本発明の電着ワイヤー工具は前述した電着ワイヤー工具100に限定されない。
本発明の電着ワイヤー工具は、太陽電池シリコン、半導体シリコン、磁性体、サファイヤ、SiCなどのインゴットなどをスライス加工する産業分野において、広く利用することができる。
1 表面メッキ層
2,4,16 硬質メッキ層
3,5,15 軟質メッキ層
6,6x,6y 下地メッキ層
7,7x ピアノ線
8a,8b,9a,9b,10a,10b,11a,11b,12a,12b,13a,13b,14a,14b 電極
31 アルカリ脱脂槽
32 水洗槽
33 酸洗浄槽
34 水洗槽
35 下地槽
36,37,38 電着槽
36a,37a,38a ニッケルメッキ液
50 超砥粒
100,101,102 電着ワイヤー工具

Claims (7)

  1. 芯線の外周に積層状に形成された複数のメッキ層で砥粒が固着され、隣接するメッキ層の金属結晶粒径が互いに異なることを特徴とする電着ワイヤー工具。
  2. 前記メッキ層の層数が4層以上10層以下である請求項1記載の電着ワイヤー工具。
  3. 前記メッキ層がニッケルメッキ若しくはニッケル合金メッキで形成された請求項1または2記載の電着ワイヤー工具。
  4. 前記メッキ層の1層の厚みが1μm〜10μmであり、複数の前記メッキ層の全体厚みが4μm〜100μmである請求項1〜3のいずれかに記載の電着ワイヤー工具。
  5. 隣接する前記メッキ層の金属結晶粒径の大小比率が1.5〜4である請求項1〜4のいずれかに記載の電着ワイヤー工具。
  6. 前記メッキ層の断面におけるマイクロビッカース硬さHvが250〜500である請求項1〜4のいずれかに記載の電着ワイヤー工具。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の電着ワイヤー工具の製造方法であって、複数のメッキ層を形成する電着工程において、電着槽中に浸漬された芯線と電極との距離が異なる複数のメッキ条件下にて金属結晶粒径が異なる複数の前記メッキ層を形成することを特徴とする電着ワイヤー工具の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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