JP2016010085A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定時間記録モードであっても、ユーザが必要とする画像と音声を継続して記録する。【解決手段】撮像手段から出力された画像に含まれる人物を検出する人物検出手段と、マイクにより音声データを取得する音声取得手段と、前記画像と音声データを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段による記録が開始された後、予め設定された記録時間が経過したら動画記録を停止するよう制御する固定時間記録手段と、固定時間記録手段によって動画記録を停止するよう制御されるタイミング付近において、撮影画像内に人物を検出し、かつ音声データが所定音量レベル以上であることを検出した場合は、動画記録の停止をしないよう制御する制御手段を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置に関する。
近年、ランダムアクセス可能な記録媒体を使うデジタルビデオカメラ(DVC)及びデジタルスチルカメラが製品化されている。また、動画と静止画のどちらも撮影記録できるデジタルカメラも製品化されている。
このようなデジタルカメラは、パーソナルコンピュータその他のデジタル映像機器との親和性が高く、撮影画像を種々の方法で容易に利用可能である。例えば、短時間の動画ファイルを作り、電子メールなどに添付して送信することや、Webページ上にアップロードして公開することが容易である。
動画像の記録モードとしては、通常、記録媒体の空き容量が許す限りユーザの指示があるまで連続して記録を行う。これを連続記録モードと呼ぶ。これに対し、記録開始から所定時間の記録の後、自動的に記録を停止する記録モード(以下、固定時間記録モードという)が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献2には、不要な記録を防ぐために、音声レベルの検出結果に応じて、記録を開始/停止する構成が提案されている。
特開平6−153028号公報 特開昭62−167645号公報
しかしながら、特許文献1に記載の固定時間記録モードにおいては、被写体が音声を発している場合でも自動的に記録を停止するため、記録が停止するタイミングにおいて被写体が何か話していた場合には、その音声が途切れて記録される可能性がある、という課題がある。
これに対し、特許文献2に記載の構成の適用した場合、音声レベルが検出される限り記録の停止を延長させることが可能になるが、ユーザ(撮影者)が必要としない音、例えば周辺の雑音等によっても記録を延長させることになり、不要な記録につながる、という課題があった。また、音声入力が検出される限り記録を継続することになるため、最終的に記録される動画の時間が長くなり、短時間の動画ファイルを作成する固定時間記録モード本来の特長が損なわれる、という課題があった。
そこで本発明は、固定時間記録モードであっても、ユーザが必要とする画像と音声を継続して記録できるようにすることを目的とする。
本発明に係る撮像装置の構成は、撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像に含まれる人物を検出する人物検出手段と、マイクにより音声データを取得する音声取得手段と、音声データの音量レベルを検出する音量レベル検出手段と、前記画像と音声データを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段による記録が開始された後、予め設定された記録時間が経過したら動画記録を停止するよう制御する固定時間記録手段と、固定時間記録手段によって動画記録を停止するよう制御されるタイミング付近において、撮影画像内に人物を検出し、かつ音声データが所定音量レベル以上であることを検出した場合は、動画記録の停止をしないよう制御する制御手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、固定時間記録モードであっても、ユーザが必要とする画像と音声を継続して記録できる。
実施形態のシステム構成を示す図である。 撮像装置の構成を示す図である。 ワイヤレスマイクの内部構成を示す図である。 記録処理を示すフローチャートである。 顔データベースの一例を示す図である。 マイクデータベースの一例を示す図である。 記録処理を示すフローチャートである。 記録方法選択画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例に関わる撮影記録システムの構成を示す図である。101は、本発明における撮像装置としてのデジタルビデオカメラ(以下DVC)である。DVC101は、撮影者104によって操作され、被写体105を撮影する。また、撮影者104の記録指示に基づいて、DVC101自身が備える記録媒体に撮影画像を記録する。DVC101は、Bluetooth(登録商標)
方式による無線通信機能を備えており、ワイヤレスマイク102からBluetooth(登録商標)
方式の無線通信路103を介して送信される音声データを受信し、撮影画像とともに記録媒体に記録する。DVC101は内蔵マイクも備えており、内蔵マイクで取得した音声データも、同じく記録媒体に記録することが可能である。
102は小型のワイヤレスマイクであり、被写体105に装着し、被写体の音声を入力し、デジタルデータに変換して無線通信路103を介してDVC101に送信する。103は、Bluetooth(登録商標)方式の無線通信路であり、DVC101とワイヤレスマイク102との間の無線通信インターフェースである。本実施例では、無線通信方式としてよく知られているBluetooth(登録商標)を用いて説明するが、無線通信方式は本発明を限定するものではない。IEEE802.11n/a/g/b等の無線LAN方式等であってもよい。104は、DVC101を操作する撮影者である。105は、ワイヤレスマイク102を装着した被写体である。以上が、本発明の実施例に関わる撮影記録システムの構成である。
続いて、図2を参照しながら、本発明における撮影装置を例示するDVC101の内部構成について説明する。201は、本発明における制御手段を例示する制御部である。制御部201は、DVC101を構成するすべての処理部の制御をおこなう。制御部201は、例えばCPUで構成される。202は、メモリであり、データの格納を行うメインメモリである。メモリ202は、主に、制御部201が実行するプログラムを格納、或いは展開する領域、プログラム実行中のワーク領域など、様々なデータの一時格納領域として使用される。
203は、本発明における記録手段を例示する記録部である。記録部203は記録媒体を備え、後述する撮像部206によって入力された撮影画像、および音声入力部209によって入力された音声データを、記録媒体に記録する。記録媒体は、例えば内蔵フラッシュメモリ、内蔵ハードディスク等で構成される。或いは、メモリカード等のような着脱可能なものであってもよい。
204は、操作部である。操作部204は、例えばDVC101が備えるボタン、十字キー、タッチパネルや、あるいは、リモコン(図示しない)からのユーザ操作を受け付けるリモコン受信部等によって構成され、これら入力された操作情報は、制御部201に送信される。
205は、表示部である。表示部205は、制御部201の指示に基づき、記録媒体に記録した画像や、操作メニュー画面等を表示する。表示部205は、例えば液晶パネル、或いは有機ELパネル等で構成される。
206は、本発明における撮像手段を例示する撮像部である。撮像部206は、光学レンズ、デジタル画像処理部などから構成され、光学レンズを介して入力されるアナログ信号をデジタルデータに変換して撮影画像を取得する。撮像部206によって取得した撮影画像は、メモリ202および後述する人物検出部207に送られ、制御部201の制御に基づいて表示部205に表示される。或いは、制御部201の記録指示によって記録部203によって記録媒体に記録される。また撮像部206は、レンズ制御機能も備えており、制御部201からの指令に基づいて、ズーム、フォーカス、絞り調整等の制御を行う。
207は、本発明における人物検出手段を例示する顔検出部である。顔検出部207は、撮像部206から送信される撮影画像を解析し、撮影画像内に人物の顔が含まれているか否かを判定し、顔が含まれている場合は、更に誰の顔であるかを判定し、判定結果を制御部201に送信する。判定結果の送信は、撮影画像を1フレーム入力するたびに行われる。顔検出部207は、顔特徴量情報と被写体IDを関連付けるための顔データベースを備える。図5に、顔データベースの一例を示す。顔特徴量情報は、撮影画像から抽出される、検出した顔の特徴を示す情報であり、それぞれの顔によって異なるものである。
被写体IDは、被写体を特定するための情報であり、例えば氏名やニックネーム等でよい。顔検出部207は、撮影画像内に人物の顔が含まると判定した場合、撮影画像から顔特徴量情報を抽出し、顔特徴量情報を用いて、顔データベースから対応する被写体IDを取得し、制御部201に通知する処理を行う。
208は、無線受信部である。無線受信部208は、アンテナ等から構成され、上述したようにBluetooth(登録商標)
方式の無線通信によりワイヤレスマイク102から送信される音声データを受信し、音声入力部209に送信する。
209は、本発明における音声取得手段を例示する音声入力部である。音声入力部209は、無線受信部208から送信される音声データを受信する。受信した音声データは、メモリ202および後述する音声レベル検出部210に送られ、制御部201の記録指示により、撮像部206によって入力される撮影画像とともに、記録部203によって記録媒体に記録される。或いは、DVC101が備えるスピーカ(図示せず)に出力される。なお、受信するデータには、音声データとともに送信元のワイヤレスマイクを一意に識別するためのワイヤレスマイクID情報も含まれている。音声入力部209は、音声データを受信する際に、このワイヤレスマイクID情報を制御部201に通知する。
制御部201は、このワイヤレスマイクID情報によって音声データを送信したワイヤレスマイク機器を特定することが可能である。210は、本発明における音量レベル検出手段を例示する音声レベル検出部である。音声レベル検出部210は、音声入力部209から送信される音声データを分析し、音声データの音量レベルが所定値以上か未満かを判定し、判定結果を制御部201に通知する。判定結果の通知は、短い周期、例えば、1ミリ秒間隔等で行われる。
211は、タイマである。タイマ211は、制御部201によって指定された時間をカウントし、指定時間を経過したら、制御部201に通知する処理を行う。タイマ211は、本実施例では、固定時間記録機能における固定時間のカウントに使用される。212は、上述した各処理部間を接続する内部バスである。以上が、DVC101の内部構成である。
次に、DVC101の記録モードについて説明する。DVC101は、動画像の記録モードとして、ユーザが記録開始と記録停止の両方を操作する連続記録モードと、ユーザが記録開始を操作した後所定時間の記録の後に自動的に記録を停止する固定時間記録モードの、2つの記録モードを備える。固定時間記録モードは、本発明における固定時間記録手段に相当する。ここで、固定時間記録モードにおける記録処理の概要について説明する。
固定時間記録モードにおいて、制御部201は、ユーザからの記録開始指示を、操作部204を経由して受け付けると、記録部203を制御し、撮像部206より入力される撮影画像と音声入力部209により入力される音声データを記録媒体に記録する処理を開始する。それと同時に制御部201は、タイマ211に所定時間をセットし、カウントを開始する。所定時間は固定時間動画のクリップ長であり、例えば、4秒、6秒、8秒等でよい。その後タイマ211は、設定された時間が経過すると、制御部201に通知し、制御部201はそれを契機に記録部203を制御し、撮影画像および音声データの記録を停止する。以上が、DVC101が備える固定時間記録モードにおける記録処理の流れである。
次に、制御部201が備える、被写体音声判定機能について説明する。被写体音声判定機能は、本発明における被写体音声判定手段に相当するものである。
制御部201は、記憶媒体に、ワイヤレスマイクIDと、被写体IDを関連付けるためのマイクデータベースを備える。図6に、マイクデータベースの一例を示す。ワイヤレスマイクIDは、各ワイヤレスマイクに一意に割り振られた識別子であり、ワイヤレスマイクから送信されるデータの中に必ず含まれる。ワイヤレスマイクIDは、例えばBluetooth(登録商標)機器に一意に割り振られるIDを利用して作成されるものであってもよい。被写体IDは、上述した、顔検出部207で用いられるものと同一のパラメータであり、被写体を特定するための情報であり、例えば氏名やニックネーム等でよい。
本実施例では、各ワイヤレスマイクIDに対応する被写体IDの情報は、あらかじめユーザによってマイクデータベースに登録されていることを前提として説明を行う。登録は、例えば、ユーザがワイヤレスマイク102を被写体に装着する際に、DVC101のワイヤレスマイク登録画面等を用いて、ワイヤレスマイクの装着者を登録するようにしてよい。
制御部201は、音声データを受信した際に、マイクデータベースを用いて、音声に対応する被写体を特定する。さらに、顔検出部207から通知される被写体IDと比較して、音声に対応する被写体が、現在撮影されているかどうかを判定する。以上が、制御部201が備える、被写体音声判定機能である。
次に、図3を参照しながら、ワイヤレスマイク102の内部構成を説明する。301は、制御部であり、ワイヤレスマイク102を構成するすべての処理部の制御をおこなう。制御部301は、例えばCPUで構成される。
302は、メモリであり、データの格納を行うメインメモリである。メモリ302は、主に、制御部301が実行するプログラムを格納、或いは展開する領域、プログラム実行中のワーク領域など、様々なデータの一時格納領域として使用される。
303は、音声入力部である。音声入力部303は、例えばマイクロフォン等によって構成され、ワイヤレスマイク102周辺の音を収音し、デジタルデータに変換して入力する処理を行う。音声入力部303によって入力された音声データは、メモリ302に一時的に格納され、制御部301の指示に基づいて、無線送信部304に送信される。
304は、無線送信部である。無線送信部304は、アンテナ等から構成され、上述したようにBluetooth(登録商標)方式の無線通信を行う。無線送信部304は、制御部301の指示に基づいて、メモリ302から音声データを読み出し、DVC101に送信する。なお、上述したように、Bluetooth(登録商標)で送信されるデータには、音声データとともにワイヤレスマイク機器を一意に識別するためのID情報も含まれており、これにより、音声データを受信したDVC101は、ワイヤレスマイクを特定することが可能である。
305は、上述した各処理部間を接続する内部バスである。以上が、ワイヤレスマイク102の内部構成である。
次に、図4を参照しながら、本発明における制御手段を例示する、DVC101の処理フローについて説明する。
図4では、前提として、ユーザによりDVC101の電源が投入され、かつ動作モードが上述した固定時間記録モードに設定された状態であるものとする。なお、この状態では、表示部205には、撮像部206から入力されるスルー画像が表示されており、ユーザは表示部205に映し出される映像を確認しながら記録開始の操作をする。
またもう一つの前提として、DVC101とワイヤレスマイク102は、Bluetooth(登録商標)
方式での無線通信接続は確立済であるものとする。この処理は、例えばDVC101とワイヤレスマイク102のそれぞれに、接続確立(カップリング)のための操作ボタンを設ける等して実現することができる。続いて、図4の各ステップについて説明する。
ステップS401において、制御部201は、ユーザからの記録開始の指示を、操作部204を経由して受け付け、記録部203を制御し、撮像部206より入力される撮影画像と音声入力部209により入力される音声データを記録媒体に記録する処理を開始する。なお、制御部201は記録を開始する直前に動画ファイルをひとつ作成し、ここで撮影画像と音声データはひとつの動画ファイルとして記録される。
ステップS402において、制御部201は、タイマ211に所定時間をセットし、カウントを開始する。所定時間は固定時間動画のクリップ長であり、例えば、4秒、6秒、8秒等でよい。クリップ長は、設定画面によって事前にユーザによって選択可能としてもよい。また、ここでタイマに設定される時間は、ステップS402から、実際に記録が停止されるまでのオーバーヘッド時間を加味して、クリップ長からオーバーヘッド時間のマージンを差し引いた時間にしておいてもよい。
ステップS403において、制御部201は、ステップS402でセットしたタイマのカウントがタイムアウトするまで記録媒体に記録する処理を継続する。タイムアウトが発生すると、タイマ211は、制御部201に通知して、ステップS404へと進む。
ステップS404において、制御部201は、顔検出部207から撮影画像の毎フレームごとに送信される顔検出判定結果に基づいて、撮影画像に人物の顔が含まれているか否かを判定し、人物の顔が含まれていない場合はステップS405に進み、記録部203を制御して、記録を停止して固定時間記録処理を終了する。一方、撮影画像に人物の顔が含まれていると判定した場合は、ステップS406に進む。
ステップS406において、制御部201は、音声レベル検出部210より周期的に通知される音量レベル判定結果に基づいて、所定音量レベル以上の音声入力の有無を判定し、無いと判定した場合はステップS405に進み、記録部203を制御して、記録を停止して固定時間記録処理を終了する。一方、所定音量レベル以上の音声入力があると判定した場合は、ステップS407に進む。
ステップS407において、制御部201は、上述した被写体音声判定機能を用いて、検出した音声に対応する被写体と、撮影画像に検出された被写体が一致するかどうかの判定を行い、一致しないと判定した場合は、ステップS405に進み、記録部203を制御して、記録を停止して固定時間記録処理を終了する。一方、一致すると判定した場合は、ステップS408に進む。
ステップS408において、制御部201は、記録部203への記録停止の制御をおこなわず、記録処理を繰り返し継続する。制御部201は、繰り返し回数を管理するためのパラメータである繰り返し回数カウント値に1を加える。繰り返し回数カウント値は、固定時間記録処理開始時点で0とする。
続いてステップS409において、制御部201は、繰り返し回数パラメータが上限値を超えていないか比較し、超えていればステップS405に進み、記録部203を制御して、記録を停止して固定時間記録処理を終了する。一方、超えていなければステップS410に進む。上限値は、例えば2回、3回等である。
ステップS410において、制御部201は、これまで記録していた動画ファイルを一旦終了し、新たな動画ファイルを作成し、以降の記録を、新しい動画ファイルに対して開始する。続いてステップS402に戻り、タイマ211を再び設定し、処理を繰り返す。
なお、ステップS405において、記録部203を制御して、記録を停止するとしたが、この限りではなく、ユーザに対して、記録停止ボタンを押すように促す通知を行ってもよい。なお、記録停止ボタンは、操作部204の一部としてよい。
以上、図4を参照しながら説明した固定時間記録処理のフローにより、記録が停止するタイミングにおいて被写体からの音声入力が発生している場合でも、被写体の音声を途切れさせずに記録を継続することができる。また、固定時間撮影を再び繰り返すことで、固定時間記録モードの特長を損なわせないことが可能となる。なお、上述した内容は、最も望ましい形態を示すものであり、発明の範囲を限定するものではない。
[実施例2]
実施例1では、固定時間記録モードで記録が停止するタイミングにおいて被写体からの音声入力が発生している場合に、固定時間撮影を再び繰り返すフローについて説明した。固定時間を再び繰り返す方法は、各動画ファイルのクリップ長をすべて固定時間にすることにより、固定時間記録モードの特長を保持できるメリットはあるが、全体の記録時間が撮影者が意図する時間よりも長くなってしまうことがある。
例えば、記録が停止するタイミングにおいて被写体が何か話していたが、その後すぐに話を終えた場合、話している時間だけ少し記録時間を延長すれば充分と考えるユーザにとっては、必要以上に記録してしまう機能となる。
本実施例2では、固定時間記録を繰り返すのではなく、記録時間を延長する処理フローの実施の形態について、図7を参照しながら、説明する。
図7では、前提として、実施例1と同様、ユーザによりDVC101の電源が投入され、かつ動作モードが上述した固定時間記録モードに設定された状態であるものとする。またもう一つの前提として、DVC101とワイヤレスマイク102は、Bluetooth(登録商標)
方式での無線通信接続は確立済であるものとする。また、図7の各ステップにおいて、実施例1の図4で説明したステップと同一の内容については、同一の符号を用いて説明を割愛する。ステップS401からステップS408までは、実施例1と同じであるため、説明を割愛する。
ステップS408において記録を延長した後、ステップS701において、制御部201は、延長時間が上限値を超えていないか比較し、超えていればステップS405に進み、記録部203を制御して、記録を停止する。一方、超えていなければステップS406に戻る。この処理を実施することにより、制御部201は、記録処理を延長した後、所定音量レベル以上の音声入力が無くなったこと検出すれば、或いは、所定音量レベル以上の音声入力があった場合でも、検出した音声に対応する被写体と、撮影画像に検出された被写体が一致しないこと検出すれば、ただちに記録処理を停止するようになる。或いは、延長時間が予め決められた上限の時間を越えた場合も、記録処理を停止するようになる。
さらに、ステップS405において記録処理を停止した後、制御部201は、表示部205に選択画面を表示し、ユーザに対して、延長した部分の記録方法について問い合わせる。図8に、選択画面の一例を示す。図8は、固定時間を4秒と設定した場合の固定時間記録モードにおいて、2秒の延長記録を行って記録を停止した場合の、選択画面の一例を示すものである。図8では、「延長部分を追加する」、「延長部分を追加しない」、「延長部分を追加し、先頭を切り詰める」の三つの選択肢を表示しており、ユーザはこの中から自由に選択できる。
制御部201は、操作部204を介して、ユーザの指示を受け付け、指示に基づいて記録部203を制御して、動画ファイルを保存する。なお、本処理は、毎回同じ処理を実行するようにユーザにあらかじめ設定させるようにしてもよい。ステップS702の処理を実施することにより、本実施例2は、記録時間を固定にしたいユーザにも適用することが可能である。
なお、ステップS408において、動画記録を延長するとしたが、ここで撮像部206から入力される撮影画像の記録を停止し、音声入力部209から入力される音声データのみの記録を継続するようにしてもよい。このとき、別のファイルとして新規に音声データを記録してもよい。
以上、図7を参照しながら説明した固定時間記録処理のフローにより、記録が停止するタイミングにおいて被写体からの音声入力が発生している場合でも、被写体の音声を途切れさせずに記録を継続することができる。また、記録を延長した部分の記録方法をユーザに選択可能とすることで、固定時間記録モードの特長を損なわせないことも可能となる。なお、上述した内容は、最も望ましい形態を示すものであり、発明の範囲を限定するものではない。
101 デジタルビデオカメラ(DVC)、102 ワイヤレスマイク、
103 無線通信路、104 撮影者、105 被写体

Claims (7)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段から出力された画像に含まれる人物を検出する人物検出手段と、
    マイクにより音声データを取得する音声取得手段と、
    音声データの音量レベルを検出する音量レベル検出手段と、
    前記画像と音声データを記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録手段による記録が開始された後、予め設定された記録時間が経過したら動画記録を停止するよう制御する固定時間記録手段と、
    固定時間記録手段によって動画記録を停止するよう制御されるタイミング付近において、撮影画像内に人物を検出し、かつ音声データが所定音量レベル以上であることを検出した場合は、動画記録の停止をしないよう制御する制御手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、動画記録の停止を延長した後、再び予め設定された記録時間が経過した後に動画記録を停止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、動画記録の停止を延長した後、音声取得手段により取得される音声データが所定音量レベル未満であることを検出した場合に動画記録を停止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、予め設定された記録時間以上の動画を記録した後、ユーザの指示によって、前記動画の記録開始位置、記録終了位置のいずれかまたは両方を変更可能とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記音声取得手段により取得した音声データが前記人物検出手段により検出した人物の音声であるか否かを判定する被写体音声判定手段を更に備え、
    前記制御手段は、固定時間記録手段によって動画記録の停止が制御されるタイミング付近において、撮影画像内に人物を検出し、かつ音声データが所定音量レベル以上であることを検出した場合、前記被写体音声判定手段によって、前記音声データが前記検出された人物の音声であると判定した場合のみ、動画記録の停止を延長するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記固定時間記録手段は、前記記録手段による記録が開始された後、予め設定された記録時間が経過したら動画記録を自動停止し、前記制御手段は、固定時間記録手段によって動画記録の停止が制御されるタイミング付近において、撮影画像内に人物を検出し、かつ音声データが所定音量レベル以上であることを検出した場合は、動画記録の自動停止を無効化することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記固定時間記録手段は、前記記録手段による記録が開始された後、予め設定された記録時間が経過したら動画記録の停止を促すよう通知し、
    前記制御手段は、固定時間記録手段によって動画記録の停止が制御されるタイミング付近において、撮影画像内に人物を検出し、かつ音声データが所定音量レベル以上であることを検出した場合は、動画記録の停止を促す通知を無効化することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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