JP2016008890A - 高速炉用燃料集合体および高速炉炉心 - Google Patents

高速炉用燃料集合体および高速炉炉心 Download PDF

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Abstract

【課題】MA燃焼率を高く保ちながら、ナトリウムボイド反応度の増大を抑制する高速炉用燃料集合体を提供する。【解決手段】高速炉用燃料集合体は、ラッパ管14と、ラッパ管14内の空間を中心領域10aと環状領域10bとに分割する隔壁13と、両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第1被覆管にマイナーアクチニドおよび媒体物質の混合物を内包し、それぞれ中心領域に互いに並列に配される複数の第1燃料棒11と、両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第2被覆管にプルトニウムおよびウランの混合物を内包し、それぞれ前記環状領域に互いに並列に配される複数の第2燃料棒12を有する。通常運転時において、中心領域10a内の複数の第1燃料棒11の出力の中心領域10aの流量に対する比が、環状領域10b内の複数の第2燃料棒12の出力の環状領域10bの流量に対する比よりも大きくなるように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、高速炉用燃料集合体およびこれを有する高速炉炉心に関する。
原子炉の運転により発生する使用済燃料には核分裂生成物のほかに、ネプツニウム、アメリシウム、キュリウムなどのマイナーアクチニド核種(MA)が含まれている。これらは高レベル廃棄物の長期的な毒性や発熱の大きな要因となるため、リサイクルによる燃焼・消滅が検討されている。そのための原子炉としては、中性子のエネルギーが高く、MA核種の核分裂反応と中性子捕獲反応の比を大きくでき、中性子捕獲反応による新たなMA核種の生成を小さくすることができる高速炉の利用が有利である。
MAを装荷した高速炉の燃料集合体の従来例として、代表的なものを図12に示す。このMA均質炉心用燃料集合体110は、互いに平行に配列されて一方向に延びたMA均質燃料棒111およびこれらを収納するラッパ管14を有する。MA均質燃料棒111内のPuOとUOの混合物からなる炉心燃料のすべてにMA核種が約4%添加されている。このMA均質炉心用燃料集合体110を装荷した炉心をMA均質装荷炉心と呼んでいる。
図13は、MAを装荷した高速炉の従来の炉心内配置の例を模式的に示す水平断面図である。図13に示すMA非均質炉心120は、内側炉心燃料集合体121、外側炉心燃料集合体122、ブランケット燃料集合体123、MA装荷燃料集合体124、および制御棒集合体125等により構成されている。ここで、内側炉心燃料集合体121は六角形で表示し、外側炉心燃料集合体122は六角形に斜線、ブランケット燃料集合体123は六角形の中にB、MA装荷燃料集合体124は黒色、制御棒集合体125は六角形の中にCを加えて表示している。
内側炉心燃料集合体121、外側炉心燃料集合体122、およびブランケット燃料集合体123はMAを添加しない従来の燃料を用いており、MAを装荷した特別な集合体であるMA装荷燃料集合体124を炉内の一部に分散して配置している。このMA装荷燃料集合体124では、プルトニウムとウランの混合物をベースとして、MA酸化物を全燃料に添加している。燃料集合体の形状は図12と同様である。これをMA非均質装荷炉心あるいはMA非均質炉心と呼んでいる。MA非均質炉心の有利な点は、全燃料集合体にMAを添加するわけではないため、放射線や発熱の増加といったMA核種への対策を全燃料サイクル工程に施すことなく、一部のMA装荷集合体専用の工程に限定できることである。
MA非均質装荷炉心のMA装荷燃料集合体124におけるMA装荷割合を20%とすると、全燃料集合体240体に占める42体のMA装荷燃料集合体124の割合である約18%にこの割合を乗ずると、炉心全体で平均したMA装荷割合は4%となる。したがって、MA均質装荷炉心とほぼ同じ装荷量となるように設定することができる。
高速炉は中性子の平均エネルギーが高く、MAの燃焼・消滅の観点からは有利な特性を有している。Np237やAm241等の主要MA核種の核特性上の特徴として、低エネルギー領域において中性子捕獲反応率が大きいが、低エネルギーでは核分裂はほとんど起こらず高速エネルギーでの閾値反応であることが知られている。これは低エネルギーにおける核分裂が起こりやすいU235やPu239とは異なる性質である。このような特徴から、核分裂によるMAの燃焼・消滅には軽水炉よりも高速炉が適している。
たとえば、濃縮ウランやウラン・プルトニウム混合燃料からなる燃料物質と、劣化ウラン等の燃料親物質との少なくともどちらか一方に、MAを含有させ、2種類の燃料を用いることにより、混合燃料の融点の低下の回避、MAの消滅効率の向上等を図る技術が知られている(特許文献1)。
特開平04−93694号公報
しかしながら、高速炉はMA装荷により正のナトリウムボイド反応度がさらに増加して炉心安全特性が厳しくなる。すなわち、高速炉の炉心に装荷したMA核種は、冷却材であるナトリウムのボイド生成による中性子スペクトルの高速側へのシフトにより、中性子捕獲反応が減少し、核分裂ごとの発生中性子数が増大するために、MAを装荷しない炉心に比べて、正のナトリウムボイド反応度がさらに大きくなる。
この影響を少なくするにはMA装荷割合を小さくするか、径ブランケットなど炉心特性への影響が少ない領域へ装荷することが考えられる。しかしながら、前者の場合にはMA燃焼の絶対量が減少し、後者の場合にはMAの燃焼率が大幅に低下する。
炉心平均のMA装荷量が同一である場合、MA均質装荷炉心であってもMA非均質装荷炉心であっても、ナトリウムボイド反応度の増加もおおよそ同様である。しかしながら、MA非均質装荷炉心は、MA核種と従来の燃料核種との出力分布やその燃焼変化の違いから炉心内に集合体単位で大きな出力分布や燃焼変化の乱れが生じる。したがって、燃料サイクルの観点から有利な点もあるMA非均質装荷炉心においては、ナトリウムボイド反応度の増加に加えてさらに炉心の出力分布特性が悪化する。
ナトリウムボイド反応度や出力分布への影響を小さくするために、炉心周囲の径ブランケット部へMAを装荷する非均質装荷の方法も提案されているが、この方法では径ブランケットにおける中性子束が低いためにMA燃焼率が大きく低下する。このため、燃焼量や燃焼率を高く保ったまま、ナトリウムボイド反応度への影響を低減することが望まれている。
そこで、本発明の実施形態は、MA燃焼率を高く保ちながら、ナトリウムボイド反応度の増大を抑制することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本実施形態に係る高速炉用燃料集合体は、一端に入口開口が形成されるとともに該入口開口の反対側の端部に出口開口が形成され長手方向に延びる筒状のラッパ管と、前記ラッパ管内に長手方向に沿って収納されて、前記ラッパ管内の空間を径方向に中心領域と前記中心領域の半径方向外側の環状領域とに分割する隔壁と、両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第1被覆管にマイナーアクチニドおよび媒体物質の混合物を内包し、それぞれ前記中心領域に互いに並列に配される複数の第1燃料棒と、両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第2被覆管にプルトニウムおよびウランの混合物を内包し、それぞれ前記環状領域に互いに並列に配される複数の第2燃料棒と、を備え、高速炉の通常運転時において、前記中心領域内の前記複数の第1燃料棒の出力の前記中心領域の流量に対する比が、前記環状領域内の前記複数の第2燃料棒の出力の前記環状領域の流量に対する比よりも大きくなるように形成されている、ことを特徴とする。
また、本実施形態は、高速炉用燃料集合体を有する高速炉炉心であって、前記高速炉用燃料集合体は、一端に入口開口が形成されるとともに該入口開口の反対側の端部に出口開口が形成され長手方向に延びる筒状のラッパ管と、前記ラッパ管内に長手方向に沿って収納されて、前記ラッパ管内の空間を径方向に中心領域と前記中心領域の半径方向外側の環状領域とに分割する隔壁と、両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第1被覆管にマイナーアクチニドおよび媒体物質の混合物を内包し、それぞれ前記中心領域に互いに並列に配される複数の第1燃料棒と、両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第2被覆管にプルトニウムおよびウランの混合物を内包し、それぞれ前記環状領域に互いに並列に配される複数の第2燃料棒と、を備え、高速炉の通常運転時において、前記中心領域内の前記複数の第1燃料棒の出力の前記中心領域の流量に対する比が、前記環状領域内の前記複数の第2燃料棒の出力の前記環状領域の流量に対する比よりも、大きくなるように形成されている、ことを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、MA燃焼率を高く保ちながら、ナトリウムボイド反応度の増大を抑制することができる。
第1の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の構成を示す平断面図である。 高速炉用燃料集合体の立断面図である。 高速炉用燃料集合体におけるナトリウムボイド反応度、MA燃焼率、出力ピーキング係数のMA装荷燃料領域の面積割合に対する関係を示すグラフである。 高速炉用燃料集合体の従来例との仕様の比較図である。 高速炉炉心の特性等の従来例との比較図である。 高速炉用燃料集合体の効果を説明するための、出力流量比がMA燃料と炉心燃料とで同一の場合の冷却材最高温度との関係を示す対応図であり、(a)は通常運転時、(b)は流量低下時を示す。 高速炉用燃料集合体の効果を説明するための、出力流量比が、炉心燃料がMA燃料の1.2倍の場合の冷却材最高温度との関係を示す対応図であり、(a)は通常運転時、(b)は流量低下時を示す。 第2の実施形態に係る燃料集合体の平断面図である。 第3の実施形態に係る燃料集合体の平断面図である。 第4の実施形態に係る燃料集合体の平断面図である。 第5の実施形態に係る燃料集合体の平断面図である。 MAを装荷した高速炉の燃料集合体の従来例を示す平断面図である。 MAを装荷した高速炉の従来の炉心内配置の例を模式的に示す水平断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る高速炉用燃料集合体および高速炉炉心について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の構成を示す平断面図である。ここで、説明をわかりやすくするために、断面図の方向は、高速炉用燃料集合体が炉心に装荷されている向きにある場合としている。以下、同様である。高速炉用燃料集合体10は、第1燃料棒11、第2燃料棒12、隔壁13、およびラッパ管14を有する。ラッパ管14は、長手方向と直交する断面が正六角形の筒状であり、両端は開口されそれぞれ入口開口、出口開口となっている。ラッパ管14内には、隔壁13が長手方向に沿って収納されており、この隔壁13によって、中央を含む中心領域10aと、中心領域10aの半径方向外側の環状領域10bとに区分される。隔壁13の両端は開放され、それぞれ開口となっている。
中心領域10aには複数の第1燃料棒11が互いに並列に配されている。また、環状領域10bには複数の第2燃料棒12が互いに並列に配されている。第1燃料棒11および第2燃料棒12は、それぞれ互いに平行に三角配列(千鳥配列)に配されている。ここで、第1燃料棒11は、両端が閉止され長手方向に延びる第1被覆管の中にネプツニウムおよびアメリシウムなどのMAの酸化物と劣化ウランの酸化物の混合物である燃料を収納する。また、第2燃料棒12は、第1被覆管と同様に両端が閉止されて長手方向に延びる第2被覆管の中にプルトニウムとウランの混合酸化物燃料を収納する。
後述するように、第1燃料棒11の配されている中心領域と、第2燃料棒12が配されている環状領域10bとでは、出力流量比、すなわち、それぞれの出力の相対値と、冷却材であるナトリウムの流量の相対値の比が異なっている。具体的には、中心領域10aでの出力流量比が、環状領域10bでの出力流量比より小さくなるように設定されている。
なお、中心領域10aと環状領域10bに異なる冷却材流量を流すためには、隔壁13を設けるだけでなく、例えば、さらに、燃料要素の間隙を小さくすることにより、圧力損失を増加させ、流動抵抗を増すことでもよい。
図2は、高速炉用燃料集合体の立断面図である。ラッパ管14の下部には、冷却材が流入するエントランスノズル15に接続されている。ラッパ管14内には、下部に円筒状の下部遮へい体16、上部に上部遮へい体17が設けられている。また、ラッパ管14内には、ラッパ管14の内壁に固定され、第1燃料棒11、第2燃料棒12、および隔壁13を支持する支持部材18が設けられている。
図3は、高速炉用燃料集合体におけるナトリウムボイド反応度、MA燃焼率、出力ピーキング係数のMA装荷燃料領域の面積割合に対する関係を示すグラフである。すなわち、横軸は、高速炉用燃料集合体10の横断面でのラッパ管14内の面積に対するMA装荷領域すなわち中心領域10aの面積の割合である。また、縦軸は、MA均質装荷の場合を1として規格化されている。曲線AがMA燃焼率を、曲線Bがナトリウムボイド反応度を、曲線Cが出力ピーキング係数を示す。出力ピーキング係数とは、ある燃料集合体内の最大出力を持つ燃料棒の線出力(=最大線出力)を全燃料棒の平均線出力で割ったものであり、燃料集合体ごとの出力の平坦性を表すものである。
図3の曲線Cに示すように、MA装荷領域の面積割合を大きくすると、ナトリウムボイド反応度は低減する。一方、MA装荷領域の面積割合を大きくすると、出力ピーキング係数は増大する。また、MA装荷領域の面積割合の増加は、MA燃焼率にはほとんど影響がない。
燃料の安全性や健全性から、許容される最大の線出力が設定されるので、出力ピーキング係数が高いと集合体全体の出力が制限されることになる。よって、出力ピーキング係数は1に近いほど経済的である。従来知見から、出力ピーキング係数が1.5以下となる範囲、すなわち、図3からMA装荷領域の割合を40%以下とすることが望ましい。
一方、曲線Bに示すように、ナトリウムボイド反応度を有意に低減させる、たとえば、20%程度減少させるためには、MA装荷領域の割合を10%以上とすることが望ましい。
MA装荷燃料領域の割合を10%ないし40%とすることにより、出力ピーキング係数の増大を抑制しつつ、ナトリウムボイド反応度の低減をはかることができる。図1に示す本実施形態においては、MA装荷燃料領域の割合は約23%であり、上記の最適な範囲内となっている。
図4は、高速炉用燃料集合体の従来例との仕様の比較図である。従来の高速炉用のMA装荷燃料集合体の例と、本実施形態の第2燃料棒および第1燃料棒とについて、仕様の各項目を比較している。従来のMA装荷燃料集合体の例と本実施形態の両者とも、燃料棒については、燃料棒の外径および燃料棒の被覆管の内径はそれぞれ10mmおよび9mm、燃料棒長さは1000mmと両者に違いはない。また、1集合体あたりの本数も、両者とも271本である。ただし、本実施形態については、第1燃料棒と第2燃料棒の合計本数である。
従来例においては、組成は、プルトニウム酸化物(PuO)、ウラン酸化物(UO)およびMAの酸化物(MAOと表記)であり、Pu富化度は、内側炉心用では18wt%、外側炉心用では24wt%である。MA割合は4wt%、劣化ウランのウラン濃縮度は0.2wt%である。MA組成は、Np237、Am241、Am243、およびCm244が、それぞれ32wt%、60wt%、7wt%、および1wt%である。
一方、本実施形態については、第2燃料棒、第1燃料棒の順に次のとおりである。まず、第2燃料棒は、1燃料集合体について210本、組成は、PuOとUOであり、Pu富化度は20wt%、劣化ウランのU濃縮度は0.2wt%である。次に、第1燃料棒は、1燃料集合体について61本、組成は、MAOとUOであり、MA割合は20wt%、劣化ウランのU濃縮度は0.2wt%である。また、MA組成は、従来例と同様に、Np237、Am241、Am243、およびCm244が、それぞれ32wt%、60wt%、7wt%、および1wt%である。
ここで、MA組成については、軽水炉から取り出した使用済みのUO燃料を40年間冷却した場合の例の組成である。
図5は、高速炉炉心の特性等の従来例との比較図である。炉心出力1600MWth、電気出力600MWe、運転サイクル長さ18ヶ月、燃料交換バッチ数4バッチ、燃料集合体数240体、制御棒本数31体の場合について、従来例と本実施形態の場合を比較している。
従来例の場合は、ナトリウムボイド反応度が2.4%Δk/kk’、MA燃焼率10%/年である。これに対して、本実施形態の場合は、ナトリウムボイド反応度が1.8%Δk/kk’、MA燃焼率9.5%/年である。図5に示すように、本実施形態におけるMA燃焼率は1%低下しているが、従来例の10%/年に対して9.5%/年とほぼ同じ燃焼率が得られている。また、本実施形態におけるナトリウムボイド反応度は従来例よりも25%低減しており、ボイド発生時の正の反応度投入が減少する。
本実施形態におけるナトリウムボイド反応度が低減している理由は、前記のように流量が低下した場合にMA装荷燃料すなわち第1燃料棒11の配置されている中心領域10aでのボイド発生に時間遅れが生じるためである。これを以下に具体的に説明する。
図6は、高速炉用燃料集合体の効果を説明するための、出力流量比がMA燃料と炉心燃料とで同一の場合の冷却材最高温度との関係を示す対応図であり、(a)は通常運転時、(b)は流量低下時を示す。流量は75%低減(通常時の25%)の場合である。このケースにおいては、通常時も流量75%低減時も冷却材最高温度は両方の燃料で同一の場合である。ここで、炉心燃料は第2燃料棒12、MA装荷燃料は第1燃料棒11であり、冷却材最高温度は、それぞれの配されている環状領域10bおよび中心領域10a内のナトリウムの時間的なピーク値である。
具体的には、炉心燃料の出力(相対値)が1、流量(相対値)が1に対して、MA装荷燃料の出力(相対値)が0.3333、流量(相対値)も0.3333の場合、すなわち、出力(相対値)の対流量(相対値)比がいずれの燃料の場合で同じ場合のケースである。この場合は、図6に示すように、冷却材最高温度は、いずれの燃料の場合でも、通常時は500℃、流量低下時は950℃である。
図7は、同様に、高速炉用燃料集合体の効果を説明するための、出力流量比が、炉心燃料がMA燃料の1.2倍の場合、すなわちMA燃料が炉心燃料の1/1.2=0.833倍の場合の冷却材最高温度との関係を示す対応図である。(a)は通常運転時、(b)は流量低下時を示す。流量は図6の場合と同様に75%低減の場合である。
具体的には、炉心燃料の出力(相対値)が1、流量(相対値)が1に対して、MA装荷燃料の出力(相対値)が通常運転時は0.3333、流量(相対値)は0.4の場合である。この場合は、図7(a)に示すように、通常時の冷却材最高温度は、炉心燃料の場合は500℃、MA燃料の場合は475℃である。また、図7(b)に示すように、流量低下時には、炉心燃料の出力(相対値)が1、流量(相対値)が0.25に対して、MA装荷燃料の出力(相対値)が0.3333、流量(相対値)は0.1となり、出力の対流量比は、炉心燃料の場合は4、MA装荷燃料の場合は3.333である。冷却材最高温度は、炉心燃料の場合は950℃、MA装荷燃料の場合は850℃である。
すなわち、炉心燃料では、950℃すなわちほぼ冷却材が沸騰する温度に至るが、MA装荷燃料では冷却材沸騰までに100℃の余裕があり、冷却材ボイド化が遅れることとなる。なお、上記冷却材温度評価では流量低下割合が初期流量の大きさに関わらず同一であること、流量が低下しても出力が一定であること(実際には原子炉の温度が変化することにより出力が変動する)など簡易化した評価であるが、これらを考慮しても傾向には大きな違いがない。
本実施形態におけるMA装荷燃料すなわち第1燃料棒11の燃料組成は、図4に示すようにPuOが含まれておらず、核分裂断面積が小さいMAと劣化ウランを有するMAOとUOが装荷されている。よって、PuOが装荷された炉心燃料要素すなわち第2燃料棒12に比べて燃料要素の出力が小さい。
炉心燃料の熱設計においては、運転中の炉心燃料の健全性を保つため、寿命中の被覆管最高温度を規定の温度以下に保つ必要がある。そのため、燃料の出力に合わせて冷却材流量が設定される。すなわち、燃料の出力と冷却材流量の比は炉心内でほぼ一定と設定される。これにより被覆管最高温度だけでなく、冷却材最高温度もほぼ均一化される。
本実施形態に係る高速炉用燃料集合体10においても、出力の異なる炉心燃料すなわち第2燃料棒12とMA装荷燃料すなわち第1燃料棒11の間で、出力と冷却材流量の比をほぼ均一とするために、隔壁13で冷却材の流路を分離して、炉心燃料よりもMA装荷燃料の冷却材流量を低減することで被覆管最高温度や冷却材最高温度をおおむね均一化している。
しかしながら、従来のように、第1燃料棒11と第2燃料棒12とについて、被覆管最高温度やその周囲の冷却材最高温度をほぼ完全に均一化する設計においては、冷却材流量が減少する事故において、第1燃料棒11の装荷される中心領域10aと第2燃料棒12の装荷される環状領域10bそれぞれの冷却材温度が増大して、ほぼ同時に沸騰が発生するため、大きなナトリウムボイド反応度が投入される。
一方、本実施形態においては、MA装荷燃料すなわち第1燃料棒11の配されている中心領域10aにおける出力と冷却材流量の比を、炉心燃料すなわち第2燃料棒12の配されている環状領域10bにおける出力と冷却材流量の比よりも小さく設定している。このため、冷却材最高温度は、MA装荷燃料すなわち第1燃料棒11の配されている中心領域10aの方が低くなり、冷却材流量低下時には、炉心燃料すなわち第2燃料棒12の配されている環状領域10bよりも冷却材温度の上昇が緩やかになり、ナトリウムのボイド化が時間的に遅れることとなる。
この結果、初期に投入されるナトリウムボイド反応度を小さく抑えることができ、事故進展の速度を抑えることとなり、最終的な事故の影響や規模を低減することができる。
以上のように、本実施形態によれば、高レベル廃棄物の長期的な毒性や発熱の要因となるマイナーアクチニドの燃焼や消滅のための高速炉用燃料集合体において、MA装荷によるナトリウムボイド反応度の増大を抑制して安全性を高め、また、MA燃焼率を高めることができる。
また、燃料サイクル工程においては、炉心に装荷する燃料要素全体にMAを装荷することなく、一部の燃料要素に装荷を限定しつつ、MA燃焼量を増大できる。このため、燃料サイクル工程全体への影響を抑制することができる。
さらに、プルトニウム燃焼用の燃料集合体にも適用すれば、同様な効果を得ることが可能である。
[第2の実施形態]
図8は、第2の実施形態に係る燃料集合体の平断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形であり、第1の実施形態における第1燃料棒11を、第1燃料棒である太径燃料棒11aに置き換えている。MA装荷燃料すなわち太径燃料棒11aの外径および太径燃料棒11aの被覆管の内径がそれぞれ12mmおよび11mmであり、炉心燃料すなわち第2燃料棒12の外径(10mm)および第2燃料棒12の被覆管の内径(9mm)よりも大きくなっていることである。なお、図8では明示していないが、太径燃料棒11aのそれぞれにはたとえばワイヤスペーサが巻かれており、太径燃料棒11a相互間の冷却材通過用の間隙が確保されている。
これはMA装荷燃料すなわち太径燃料棒11aが、炉心燃料すなわち第2燃料棒12よりも発熱密度が小さいため、同一の燃料最高温度とするための燃料直径を大きくできることによる。詳細にはMA装荷によって燃料の融点がやや低下するというマイナスの効果に対して、発熱密度が小さいというプラスの効果の方が勝っている。
以上のように構成された本実施形態においては、MA装荷の中心領域10aの面積割合が同一であっても、MAの装荷量を増大させて、MA燃焼量を増大させることができる。
[第3の実施形態]
図9は、第3の実施形態に係る燃料集合体の平断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形であり、第1の実施形態における第1燃料棒11を、本第3の実施形態では第1燃料棒11bに置き換えている。第1の実施形態におけるMA装荷燃料である第1燃料棒11に収納されているのは、MAの酸化物と劣化ウランの酸化物とからなる燃料である。これに対して本第3の実施形態におけるMA装荷燃料である第1燃料棒11bに収納されているのは、MAの酸化物と酸化トリウムの混合物である。
MAの酸化物の重量割合は約20%である。トリウムは劣化ウランと同様に中性子捕獲により核分裂性物質を生成する。しかしながら、劣化ウランからはプルトニウム239が生成されるのに対して、トリウムから生成されるのはウラン233であってプルトニウムは生成されない。
よって、本第3の実施形態では、高速炉用燃料集合体10全体として、MAを燃焼させるとともに、プルトニウムの生成を抑制しながら、ナトリウムボイド反応度の増加をも抑制することができる。
[第4の実施形態]
図10は、第4の実施形態に係る燃料集合体の平断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形であり、第1の実施形態における第1燃料棒11を、本第4の実施形態では第1燃料棒11cに置き換えている。第1の実施形態におけるMA装荷燃料である第1燃料棒11に収納されているのは、MAの酸化物と劣化ウランの酸化物とからなる燃料である。これに対して本第4の実施形態におけるMA装荷燃料である第1燃料棒11cに収納されているのは、MAの酸化物とマグネシア(MgO)の混合物である。
本実施形態におけるMA装荷燃料である第1燃料棒11cでは、ウランもトリウムも装荷されていないため、プルトニウムやU233などの核分裂性物質が生成しないという特徴を有する。このMA装荷燃料においてもナトリウムボイド反応度の増大を抑制しながら、MA燃焼率を高めることができる。また、燃料集合体全体として核分裂性物質の生成が低減されて、核不拡散性を高めることができる。
[第5の実施形態]
図11は、第5の実施形態に係る燃料集合体の平断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形であり、第1の実施形態における第1燃料棒11を、本第5の実施形態では第1燃料棒11dに置き換えている。第1の実施形態におけるMA装荷燃料である第1燃料棒11に収納されているのは、MAの酸化物と劣化ウランの酸化物とからなる燃料である。これに対して本第5の実施形態におけるMA装荷燃料である第1燃料棒11dに収納されているのは、プルトニウムとマイナーアクチニドを含む酸化物とマグネシアの混合物である。
この燃料要素では、プルトニウムやU233などの核分裂性物質が生成せず、また、プルトニウムを実質的に減少させることができる特徴を持つ。すなわち、本実施形態における高速炉用燃料集合体10は、MA燃焼すなわちMA消滅用のみでなく、プルトニウムの燃焼・消滅用の燃料集合体といえる。
本実施形態における高速炉用燃料集合体10においても、ナトリウムボイド反応度の増大を抑制しながら、MAの燃焼率を高めることができる。また、燃料集合体全体として核分裂性物質の生成が低減されて、核不拡散性を高めることができる。
なお、本実施形態における第1燃料棒11dのプルトニウムとマイナーアクチニドを含む酸化物の代わりに、プルトニウムのみを含む酸化物としたプルトニウム燃焼用の燃料集合体においても、同様の効果を得ることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、各実施形態においては、酸化物燃料の場合について示したが、金属燃料や窒化物燃料等、酸化物燃料以外の燃料においても、同様に適用して効果を得ることができる。また、図4および図5に示した仕様は、説明のための例であり、これらの仕様の場合には限定されない。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。たとえば、第2の実施形態の特徴である第1燃料棒としての太径燃料棒11aが第2燃料棒12より太径であるという点を、第3ないし第5の実施形態と組み合わせてもよい。
さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…炉心、10…高速炉用燃料集合体、10a…中心領域、10b…環状領域、11…第1燃料棒、11a…太径燃料棒(第1燃料棒)、11b、11c、11d…第1燃料棒、12…第2燃料棒、13…隔壁、14…ラッパ管、15…エントランスノズル、16…下部遮へい体、17…上部遮へい体、18…支持部材、110…MA均質炉心用燃料集合体、111…MA均質燃料棒、120…MA非均質炉心、121…内側炉心燃料集合体、122…外側炉心燃料集合体、123…ブランケット燃料集合体、124…MA装荷燃料集合体、125…制御棒集合体

Claims (6)

  1. 一端に入口開口が形成されるとともに該入口開口の反対側の端部に出口開口が形成され長手方向に延びる筒状のラッパ管と、
    前記ラッパ管内に長手方向に沿って収納されて、前記ラッパ管内の空間を径方向に中心領域と前記中心領域の半径方向外側の環状領域とに分割する隔壁と、
    両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第1被覆管にマイナーアクチニドおよび媒体物質の混合物を内包し、それぞれ前記中心領域に互いに並列に配される複数の第1燃料棒と、
    両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第2被覆管にプルトニウムおよびウランの混合物を内包し、それぞれ前記環状領域に互いに並列に配される複数の第2燃料棒と、
    を備え、
    高速炉の通常運転時において、前記中心領域内の前記複数の第1燃料棒の出力の前記中心領域の流量に対する比が、前記環状領域内の前記複数の第2燃料棒の出力の前記環状領域の流量に対する比よりも大きくなるように形成されている、
    ことを特徴とする高速炉用燃料集合体。
  2. 前記媒体物質は、劣化ウランを含むことを特徴とする請求項1に記載の高速炉用燃料集合体。
  3. 前記媒体物質は、トリウムを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高速炉用燃料集合体。
  4. 前記媒体物質は、金属酸化物を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の高速炉用燃料集合体。
  5. 前記第1燃料棒の直径が前記第2燃料棒の直径よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の高速炉用燃料集合体。
  6. 高速炉用燃料集合体を有する高速炉炉心であって、
    前記高速炉用燃料集合体は、
    一端に入口開口が形成されるとともに該入口開口の反対側の端部に出口開口が形成され長手方向に延びる筒状のラッパ管と、
    前記ラッパ管内に長手方向に沿って収納されて、前記ラッパ管内の空間を径方向に中心領域と前記中心領域の半径方向外側の環状領域とに分割する隔壁と、
    両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第1被覆管にマイナーアクチニドおよび媒体物質の混合物を内包し、それぞれ前記中心領域に互いに並列に配される複数の第1燃料棒と、
    両端が閉止され長手方向に延びる筒状の第2被覆管にプルトニウムおよびウランの混合物を内包し、それぞれ前記環状領域に互いに並列に配される複数の第2燃料棒と、
    を備え、
    高速炉の通常運転時において、前記中心領域内の前記複数の第1燃料棒の出力の前記中心領域の流量に対する比が、前記環状領域内の前記複数の第2燃料棒の出力の前記環状領域の流量に対する比よりも、大きくなるように形成されている、
    ことを特徴とする高速炉炉心。
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JP2018040585A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 株式会社東芝 核燃料物質、燃料棒、燃料集合体、軽水炉炉心、および核燃料物質の製造方法
CN109256222A (zh) * 2018-09-03 2019-01-22 岭东核电有限公司 钠冷快中子核反应堆系统

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