JP2016008140A - Elevator installation adjustment device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、エレベータのかご枠に対するかごの据付位置を調整しながらかご枠にかごを固定するための据付調整装置に関する。 Embodiments of the present invention relate to an installation adjusting device for fixing a car to a car frame while adjusting the installation position of the car with respect to an elevator car frame.
通常、エレベータのかごは、一対の縦梁と上梁とを有するかご枠内に設置される。かごをかご枠内に設置する際には、かごの水平出し調整を行った後、振れ止め装置を介してかごをかご枠に固定する。 Usually, an elevator car is installed in a car frame having a pair of vertical beams and an upper beam. When installing the car in the car frame, after adjusting the leveling of the car, the car is fixed to the car frame via the steady rest device.
例えば特許文献1には、かごの水平出し調整を容易に行うための調整方法が記載されている。特許文献1には、かごの天板から縦梁の3つの面を取り囲むように延びる取付壁を有している。縦梁の対応する面と向き合う取付壁の各面には、かご枠とかごとの間の隙間を調整する調整ボルトが設けられている。特許文献1に記載の調整方法によれば、各調整ボルトでかご枠とかごとの間の隙間を調整することで、かご枠に対するかごの据付位置を調整することができる。
For example,
上述のように、特許文献1では、巨大な縦梁の3つの面に対応して合計で3つの調整ボルトが設けられている。この場合、3つの調整ボルトは、互いに大きく離れた位置に配置されることになり、互いに大きく離れた3つの調整ボルトを調整していくのは、容易ではない。
As described above, in
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、かご枠に対するかごの据付位置を調整することが容易な据付調整装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to provide an installation adjusting device that can easily adjust the installation position of the car relative to the car frame.
本発明の実施の形態による第1の据付調整装置は、エレベータのかご枠に対してかごの据付位置を調整しながらかご枠にかごを固定するためのものである。据付調整装置は、かごに固定される土台と、前記土台に回転可能に支持され、前記土台から前記かご枠に向かって延びる回転軸と、前記回転軸に固定され当該回転軸と共に回転する回転体と、前記かご枠に固定された受け部材と、を備える。前記受け部材は、前記回転軸の延びる方向に直交する調整方向から前記回転体を挟むようにして配置された一対の第1受け壁を有している。前記土台に対する前記回転軸の回転状態に応じて前記回転体が前記第1受け壁に押されて、前記調整方向における前記かご枠と前記かごとの相対位置が調整可能になっている。 The first installation adjusting device according to the embodiment of the present invention is for fixing the car to the car frame while adjusting the installation position of the car with respect to the elevator car frame. The installation adjusting device includes a base fixed to a car, a rotary shaft supported rotatably on the base, extending from the base toward the car frame, and a rotating body fixed to the rotary shaft and rotating together with the rotary shaft. And a receiving member fixed to the car frame. The receiving member has a pair of first receiving walls arranged so as to sandwich the rotating body from an adjustment direction orthogonal to a direction in which the rotating shaft extends. The rotating body is pushed by the first receiving wall according to the rotation state of the rotating shaft with respect to the base, and the relative position between the car frame and the car in the adjusting direction can be adjusted.
本発明の実施の形態による第2の据付調整装置は、エレベータのかご枠に対するかごの据付位置を調整しながらかご枠にかごを固定するためのものである。据付調整装置は、かご枠に固定される土台と、前記土台に回転可能に支持され、前記土台から前記かごに向かって延びる回転軸と、前記回転軸に固定され当該回転軸と共に回転する回転体と、前記かごに固定された受け部材と、を備える。前記受け部材は、前記回転軸の延びる方向に直交する調整方向から前記回転体を挟むようにして対向する一対の第1受け壁を有している。前記土台に対する前記回転軸の回転状態に応じて前記回転体が前記第1受け壁に押されて、前記調整方向における前記かご枠と前記かごとの相対位置が調整可能になっている。 The second installation adjusting device according to the embodiment of the present invention is for fixing the car to the car frame while adjusting the installation position of the car with respect to the car frame of the elevator. The installation adjusting device includes a base fixed to a car frame, a rotary shaft that is rotatably supported by the base, extends from the base toward the car, and a rotary body that is fixed to the rotary shaft and rotates together with the rotary shaft. And a receiving member fixed to the car. The receiving member has a pair of first receiving walls facing each other so as to sandwich the rotating body from an adjustment direction orthogonal to a direction in which the rotating shaft extends. The rotating body is pushed by the first receiving wall according to the rotation state of the rotating shaft with respect to the base, and the relative position between the car frame and the car in the adjusting direction can be adjusted.
≪第1の実施の形態≫
以下、図面を参照して一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。図1乃至図5は、第1の実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、第1の実施の形態による据付調整装置10を備えたエレベータ1を示す斜視図である。
<< First Embodiment >>
Hereinafter, an embodiment will be described with reference to the drawings. In the drawings attached to the present specification, for the sake of illustration and ease of understanding, the scale, the vertical / horizontal dimension ratio, and the like are appropriately changed and exaggerated from those of the actual product. 1 to 5 are diagrams for explaining the first embodiment. Among these, FIG. 1 is a perspective view which shows the
図1に示すエレベータ1は、かご枠2と、かご枠2内に設置されたかご3と、を有している。かご3は、利用者を収容して昇降路4内を昇降する。かご3は、鉛直方向における上方の面をなす天板3aを含んでいる。天板3aには、照明器具や音響器具等が収容されている。
An
一方、かご枠2は、かご3と共に昇降路4内を昇降し、かご3の昇降を安定させるべく設けられている。図1に示すように、かご枠2は、鉛直方向に延びる一対の縦梁2aと、水平方向に延びる上梁2b及び下梁2cと、を含んでいる。かご枠2を構成する一対の縦梁2aと上梁2bと下梁2cとは、かご3の周囲を取り囲むように配置されている。一例として、各縦梁2a、上梁2b及び下梁2cは、鋼製の材料からなる。
On the other hand, the
また、図1から理解されるように、かご枠2に一対の据付調整装置10を介してかご3が固定されている。据付調整装置10は、かご枠2に対するかご3の据付位置を調整しながらかご枠2にかご3を固定するための装置である。図1に示す例では、一対の据付調整装置10が一対の縦梁2aに1つづつ対応して設けられている。一対の据付調整装置10は互いに同一に構成され得るので、以下の説明では、図1における紙面左方に設けられた据付調整装置10について説明していく。
As can be understood from FIG. 1, the
図2及び図3は、それぞれ、据付調整装置10を示す斜視図及び正面図である。図2及び図3に示すように、据付調整装置10は、かご3に固定される土台20と、土台20に回転可能に支持され、土台20からかご枠2に向かって延びる回転軸30と、を備えている。このうち、土台20は、据付調整装置10のうちのかご3に取り付けられる部分を構成する。図2によく示されように、土台20は、かご3に固定されるベース部21と、ベース部21に対して可動に設けられた可動部22と、を有している。さらに、土台20は、ベース部21に対して可動部22を回転軸30の延びる方向d1に移動させる駆動部25を有しているが、この駆動部25については後述する。
2 and 3 are a perspective view and a front view showing the installation adjusting
ベース部21は、平板状の部材を曲げ加工することにより成形されている。図2に示す例では、ベース部21は、矩形からなる平板状の部材の両端部を含む領域を他の領域よりも下方に凹ませることにより成形されている。ベース部21の凹んだ領域には、取付孔21aが設けられている。ベース部21は、取付孔21aに挿入された固定ボルト21bによってかご3の天板3aに固定されている。
The
一方、図2及び図3から理解されるように、ベース部21の隆起した領域には、回転軸30の延びる方向d1に沿って形成された長孔21cが設けられている。この長孔21cを利用して、可動部22がベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に可動に取り付けられている。
On the other hand, as can be understood from FIGS. 2 and 3, a
図2及び図3に示すように、可動部22は、平板状の部材をくの字状に曲げることにより成形され、ベース部21に対面する可動板状部23と、可動板状部23から突出する方向に延び出した支持板状部24と、を有している。このうち、可動板状部23には、取付孔23aが設けられている。この可動部22の取付孔23aと、前述のベース部21の長孔21cとに、取付ボルト23bが挿入されており、当該取付ボルト23bを介して可動部22をベース部21に固定することが可能になっている。上述のように、ベース部21に設けられた長孔21cは、回転軸30の延びる方向d1に沿って形成されている。したがって、可動部22は、ベース部21に対する回転軸30の延びる方向d1における位置を調整して、当該ベース部21に固定することができる。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
可動板状部23から突出する方向に延び出した支持板状部24に、水平方向に延びる回転軸30が回転可能に支持されている。図3に示す例では、支持板状部24に貫通孔24aが設けられており、この貫通孔24aに重なる位置に、ナット24bが溶接されている。そして、これら貫通孔24a及びナット24bに回転軸30が挿入されている。本実施の形態の回転軸30は、ボルトにて構成されており、ナット24bに螺合している。ボルトからなる回転軸30がナット24bに螺合することにより、回転軸30が支持板状部24に回転可能に支持されるようになっている。
A
本実施の形態では、回転軸30の基端部側に2つのナット31が固定されている。この2つのナット31は、回転軸30を回転駆動させる際に工具を掛ける部分である。図3に示す例では、2つのナット31はネジ目が逆となるようにしてボルトからなる回転軸30に挿入されている。これにより、工具をナット31に掛けてナット31に回転力を加えても、ナット31が回転軸30に対して回ってしまうことを防止することができる。
In the present embodiment, two
一方、回転軸30の先端には、回転体40が固定されている。図4に、回転体40を主として示した据付調整装置10の側面図を示す。図4に示すように、本実施の形態の回転体40は、円盤状に成形されている。円盤状の回転体40は、回転軸30の延びる方向d1に対向する第1主面41及び第2主面42と、第1主面41の周縁と第2主面42の周縁との間を延びる環状の側面43と、を有している。図示する例では、第1主面41が縦梁2a側を向いて当該縦梁2aと対向しており、第2主面42が支持板状部24側を向いて当該支持板状部24と対向している。
On the other hand, a rotating
とりわけ、図4によく示されているように、回転軸30が回転体40に固定された固定位置は、円盤状の回転体40の中心Oからずれている。このため、土台20に対して回転軸30を回転させると、回転体40は、当該回転体40の中心Oとは異なる回転軸30を中心として回動していくことになる。
In particular, as shown well in FIG. 4, the fixing position where the rotating
また、図2によく示されているように、回転体40の付近となる縦梁2aの部分に受け部材50が固定されている。本実施の形態の受け部材50は、平板状の部材をコの字状に曲げることによって成形されている。図4に示す受け部材50は、回転体40の側面43を挟むようにして配置された一対の第1受け壁51と、回転体40の第1主面41と対向するようにして一対の第1受け壁51の間に配置された第2受け壁52と、を有している。一対の第1受け壁51は、回転軸30の延びる方向d1に直交する調整方向d2から回転体40の側面43を挟んで対向している。なお、据付調整装置10を使用する前の状態において、第2受け壁52は、回転体40の第1主面41から離間して位置している。
Further, as well shown in FIG. 2, the receiving
各第1受け壁51は、回転体40の側面43と協働して、調整方向d2におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整するよう構成されている。図4には、回転体40の中心Oが、回転軸30の鉛直方向d3に沿って上方にずれた位置に位置にする状態が示されている。そして、一対の第1受け壁51は、回転体40の中心Oを挟んで水平方向に対面するように配置されている。したがって、図4に示す例では、調整方向d2は水平方向に一致している。
Each first receiving
図4に示す状態から、回転軸30を紙面における時計回りに回転させると、回転体40は、調整方向d2における一側に位置する第1受け壁51を押圧して、当該第1受け壁51から調整方向d2における他側(紙面における左側)に押し返される。すなわち、回転軸30を紙面における時計回りに回転させると、回転体40が一側の第1受け壁51から押し返されて、回転体40に固定される回転軸30を受け部材50に対して相対的に調整方向d2における他側(紙面における左側)に移動させることができる。回転軸30はかご3に取り付けられ、受け部材50はかご枠2に固定されていることから、回転軸30を受け部材50に対して相対的に調整方向d2における他側(紙面における左側)に移動させることにより、かご3をかご枠2に対して相対的に調整方向d2における他側(紙面における左側)に移動させることができる。
When the
一方、図4に示す状態から、回転軸30を紙面における反時計回りに回転させると、回転体40は、調整方向d2における他側に位置する第1受け壁51を押圧して、当該第1受け壁51から調整方向d2における一側(紙面における右側)に押し返される。すなわち、回転軸30を紙面における反時計回りに回転させると、回転体40が他側の第1受け壁51から押し返されて、回転体40に固定される回転軸30を受け部材50に対して相対的に調整方向d2における一側(紙面における右側)に移動させることができる。回転軸30はかご3に取り付けられ、受け部材50はかご枠2に固定されていることから、回転軸30を受け部材50に対して相対的に調整方向d2における一側(紙面における右側)に移動させることにより、かご3をかご枠2に対して相対的に調整方向d2における一側(紙面における右側)に移動させることができる。
On the other hand, when the rotating
図5は、受け部材50を拡大して示す斜視図である。図5に示すように、受け部材50の回転体40側を向く面に沿って緩衝材60が設けられている。緩衝材60は、かご枠2と共にかご3が昇降するときに、かご枠2からの衝撃がかご3内に伝わることを緩和するべく設けられている。図5に示す例では、緩衝材60は、各々に対応する第1受け壁51の回転体40側を向く面に配置された一対の第1部分61と、第2受け壁52の回転体40側を向く面に配置された第2部分62と、を含んでいる。
FIG. 5 is an enlarged perspective view showing the receiving
さて、前述のように、土台20は、ベース部21に対して可動部22を回転軸30の延びる方向d1に移動させる駆動部25を有している。図3に示すように、ベース部21は、支持板状部24と回転軸30の延びる方向d1に対向した対向板状部26を有している。本実施の形態では、対向板状部26に貫通孔26aが設けられており、この貫通孔26aに重なる位置にナット26bが溶接されている。ナット26bには、回転軸30の延びる方向d1に沿って形成された雌ねじ孔が形成されている。ナット26bの雌ねじ孔に調整ボルト27が螺合されている。したがって、調整ボルト27は、回転軸30の延びる方向d1に沿って延びている。調整ボルト27を雌ねじ孔に対して回転させ当該調整ボルト27を送ることにより、調整ボルト27の先端が可動部22の支持板状部24をベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に移動させることができる。これに伴って、可動部22と共に回転体40がベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に移動し第2受け壁52に接近する。この状態で、取付ボルト23bを締め付けて可動部22をベース部21に固定することにより、回転軸30の延びる方向d1におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。
As described above, the
次に、以上のような構成からなる据付調整装置10の使用方法について説明する。
Next, the usage method of the
先ず、図2から理解されるように、土台20のベース部21に設けられた取付孔21aに固定ボルト21bを挿入し、固定ボルト21bによってベース部21をかご3の天板3aに固定する。この状態で、先ず、かご枠2とかご3との調整方向d2における相対位置を調整する。具体的には、図4によく示されているように、回転軸30と共に回転体40を回転させることにより、回転体40が第1受け壁51と協働して第1受け壁51から押し返される。これにより、回転体40に固定された回転軸30と第1受け壁51との調整方向d2における相対位置が調整され、この結果、かご枠2とかご3との調整方向d2における相対位置が調整される。
First, as understood from FIG. 2, the fixing
次に、かご枠2とかご3との回転軸30の延びる方向d1における相対位置を調整する。具体的には、図3から理解されるように、調整ボルト27を対向板状部26の雌ねじ孔に対して回転させ当該調整ボルト27を送る。これにより、調整ボルト27の先端が可動部22の支持板状部24をベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に移動させる。これに伴い、可動部22と共に回転体40がベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に移動し第2受け壁52に接近する。回転体40と第2受け壁52との間の距離が所望になった状態で、可動部22の取付孔23aと、ベース部21の長孔21cとに、挿入されたままの取付ボルト23bを締め付けて、可動部22をベース部21に固定する。これにより、かご枠2と共にかご3が昇降するときに、かご枠2に固定された第2受け壁52が回転軸30の延びる方向d1に回転体40が移動することを規制する。このようにして、回転軸30の延びる方向d1におけるかご枠2とかご3との相対位置が調整される。
Next, the relative position of the
以上のように、本実施の形態によれば、かご3に固定される土台20と、土台20に回転可能に支持され、土台20からかご枠2に向かって延びる回転軸30と、回転軸30に固定され当該回転軸30と共に回転する回転体40と、かご枠2に固定された受け部材50と、を備え、受け部材50は、調整方向d2から回転体40を挟むようにして配置された一対の第1受け壁51を有し、土台20に対する回転軸30の回転状態に応じて回転体40が第1受け壁51に押されて、調整方向d2におけるかご枠2とかご3との相対位置が調整可能になっている。このような形態によれば、土台20に対して回転軸30を回転させることで、回転軸30に固定された回転体40と、かご枠2に固定された第1受け壁51と、が協働して、調整方向d2におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このため、かご枠2に対するかご3の据付位置を容易に調整することが可能となる。
As described above, according to the present embodiment, the base 20 fixed to the
また、本実施の形態によれば、受け部材50は、回転体40と回転軸30の延びる方向d1に対向するようにして一対の第1受け壁51の間に配置された第2受け壁52を有し、土台20は、かご3に固定されるベース部21と、ベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に可動に設けられ、回転軸30を回転可能に支持する可動部22と、ベース部21に対して可動部22を回転軸30の延びる方向d1に移動させる駆動部25と、を有し、駆動部25によって可動部22と共に回転体40をベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に移動させることが可能になっている。このような形態によれば、
駆動部25によって可動部22と共に回転体40をベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に移動させ、回転体40と第2受け壁52との間の距離が所望になった状態で、可動部22をベース部21に固定する。これにより、かご枠2と共にかご3が昇降するときに、かご枠2に固定された第2受け壁52が回転軸30の延びる方向d1に回転体40が移動することを規制する。このようにして、回転軸30の延びる方向d1におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このような駆動部25によれば、かご枠2に対するかご3の据付位置を容易に調整することが可能となる。
Further, according to the present embodiment, the receiving
The
また、本実施の形態によれば、可動部22は、回転体40と回転軸30の延びる方向d1に対向して配置され、回転軸30を回転可能に支持する支持板状部24を有し、ベース部21は、支持板状部24と回転軸30の延びる方向d1に対向して配置され、且つ、回転軸30の延びる方向d1に沿って形成された雌ねじ孔が設けられた対向板状部26を有し、駆動部25は、対向板状部26に設けられた雌ねじ孔に螺合された調整ボルト27と、を有し、調整ボルト27を雌ねじ孔に対して回転させ当該調整ボルト27を送ることにより、調整ボルト27の先端が支持板状部24をベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に移動させる。このような形態によれば、調整ボルト27を雌ねじ孔に対して回転させることで、可動部22をベース部21に対して移動させることができる。このことから、回転軸30の延びる方向d1におけるかご枠2とかご3との相対位置を容易に調整することができる。
In addition, according to the present embodiment, the
また、本実施の形態によれば、受け部材50は、鉛直方向d3に延びかご枠2の一部を構成する縦梁2aに固定され、調整方向d2は、水平方向である。回転軸30を回転させることで、水平方向におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができるため、かご枠2に対するかご3の据付位置の調整として好ましい。とりわけ、据付位置の調整を効率よく行う観点から、調整方向d2がかご3に設けられたドアの開閉方向に一致し、回転軸30の延びる方向d1が調整方向d2と直交する方向、つまりかご3に設けられたドアから利用者が出入りする方向と一致することが好ましい。
Further, according to the present embodiment, the receiving
また、本実施の形態によれば、回転体40は、円盤状に成形され、円盤状の回転体40の中心Oからずれた位置で、回転軸30が当該回転体40に固定されている。このような形態によれば、構造の複雑化を回避しながら、かご枠2に対するかご3の据付位置を調整可能な据付調整装置10を容易に実現することができる。
Further, according to the present embodiment, the rotating
また、本実施の形態によれば、受け部材50の回転体40側を向く面に沿って設けられた緩衝材60をさらに備える。この場合、かご枠2と共にかご3が昇降するときに、かご枠2からの衝撃がかご3内に伝わることを緩和することができる。
Moreover, according to this Embodiment, the
≪変形例≫
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
≪Modification≫
Note that various modifications can be made to the above-described embodiment. Hereinafter, an example of modification will be described with reference to the drawings. In the following description and the drawings used in the following description, the same reference numerals as those used for the corresponding parts in the above embodiment are used for the parts that can be configured in the same manner as in the above embodiment. A duplicate description is omitted.
上述した第1の実施の形態において、ベース部21とかご3の天板3aとの間に防振材65が配置されていてもよい。図6に、このような例が示されている。防振材65によれば、かご枠2と共にかご3が昇降するときに、かご枠2からの振動がかご3内に伝わることを緩和することができる。
In the first embodiment described above, the
上述した第1の実施の形態では、図2に示すように、受け部材50は、鉛直方向d3に延びる縦梁2aに固定され、調整方向d2が水平方向である例を示したが、据付調整装置10を取り付ける対象は、このような例に限定されない。図7乃至図11に、据付調整装置10を上梁2bに取り付けた例を示す。図7乃至図11に示す例では、上梁2bに一対の据付調整装置10を介してかご3が固定されている。図7乃至図11に示す例では、回転軸30の延びる方向d1は鉛直方向と平行であり、調整方向d2は水平方向と平行である。なお、各据付調整装置10の構成は、上述した第1の実施の形態における据付調整装置10と略同様なため、ここでは詳細な説明を省略する。ただし、図7乃至図11に示す例において、2つの据付調整装置10は、水平面内において90°ずれた状態で固定されている。この場合、一方の据付調整装置10によって、或る調整方向におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができ、他方の据付調整装置10によって、前記或る調整方向に直交する別の調整方向におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このため、2つの据付調整装置10を用いて、水平面内における2方向におけるかご枠2に対するかご3の据付位置を調整することができるため、都合がよい。
In the first embodiment described above, as shown in FIG. 2, the receiving
以上のように、図7乃至図11に示す変形例によれば、かご3に固定される土台20と、土台20に回転可能に支持され、土台20からかご枠2に向かって延びる回転軸30と、回転軸30に固定され当該回転軸30と共に回転する回転体40と、かご枠2に固定された受け部材50と、を備え、受け部材50は、調整方向d2から回転体40を挟むようにして配置された一対の第1受け壁51を有し、土台20に対する回転軸30の回転状態に応じて回転体40が第1受け壁51に押されて、調整方向d2におけるかご枠2とかご3との相対位置が調整可能になっている。このような形態によれば、土台20に対して回転軸30を回転させることで、回転軸30に固定された回転体40と、かご枠2に固定された第1受け壁51と、が協働して、調整方向d2におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このため、かご枠2に対するかご3の据付位置を容易に調整することが可能となる。
As described above, according to the modification shown in FIGS. 7 to 11, the base 20 fixed to the
また、本実施の形態によれば、受け部材50は、回転体40と回転軸30の延びる方向d1に対向するようにして一対の第1受け壁51の間に配置された第2受け壁52を有し、土台20は、かご3に固定されるベース部21と、ベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に可動に設けられ、回転軸30を回転可能に支持する可動部22と、ベース部21に対して可動部22を回転軸30の延びる方向d1に移動させる駆動部25と、を有している。このような形態によれば、駆動部25によって可動部22と共に回転体40をベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に移動させ、回転体40と第2受け壁52との間の距離が所望になった状態で、可動部22をベース部21に固定する。これにより、かご枠2と共にかご3が昇降するときに、かご枠2に固定された第2受け壁52が回転軸30の延びる方向d1に回転体40が移動することを規制する。このようにして、回転軸30の延びる方向d1におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このような駆動部25によれば、かご枠2に対するかご3の据付位置を容易に調整することが可能となる。
Further, according to the present embodiment, the receiving
また、図7乃至図11に示す変形例によれば、受け部材50は、水平方向に延びかご枠2の一部を構成する上梁2bに固定され、調整方向d2は、水平方向である。回転軸30を回転させることで、水平方向におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができるため、かご枠2に対するかご3の据付位置の調整として好ましい。
7 to 11, the receiving
さらに、図7乃至図11に示す変形例において、ベース部21とかご3の天板3aとの間に防振材65が配置されていてもよい。図12に、このような例が示されている。防振材65によれば、かご枠2と共にかご3が昇降するときに、かご枠2からの振動がかご3内に伝わることを緩和することができる。
Furthermore, in the modification shown in FIGS. 7 to 11, a
≪第2の実施の形態≫
次に、図13乃至図17を参照して、第2の実施の形態について説明する。図13は、第2の実施の形態による据付調整装置10を備えたエレベータ1を示す斜視図であり、図14乃至図17は、第2の実施の形態による据付調整装置10を示す図である。図13乃至図17を参照して説明する第2の実施の形態は、土台20が上梁2bに固定され、第1受け壁51がかご3に固定された点で異なるが、その他の構成は、第1の実施形態およびその変形例と同様に構成することができる。第2の実施の形態に関する以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した第1の実施の形態およびその変形例と同様に構成され得る部分について、上述の第1の実施の形態およびその変形例における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
<< Second Embodiment >>
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 13 is a perspective view showing the
図13に示すように、かご枠2に一対の据付調整装置10を介してかご3が固定されている。図13に示す例では、一対の据付調整装置10が上梁2bに取り付けられている。
As shown in FIG. 13, the
図14乃至図17に示すように、据付調整装置10は、上梁2bに固定される土台20と、土台20に回転可能に支持され、土台20からかご3に向かって延びる回転軸30と、回転軸30に固定され当該回転軸30と共に回転する回転体40と、かご3に固定された受け部材50と、を備える。受け部材50は、回転軸30の延びる方向d1に直交する調整方向d2から回転体40を挟むようにして対向する一対の第1受け壁51を有している。図14乃至図17に示す例では、回転軸30の延びる方向d1は鉛直方向と平行であり、調整方向d2は水平方向と平行である。据付調整装置10を構成する各構成要素については、上述した第1の実施の形態と略同様に構成することができるため、ここでは詳細な説明を省略する。
As shown in FIGS. 14 to 17, the
本実施の形態の各据付調整装置10によれば、土台20に対する回転軸30の回転状態に応じて回転体40が第1受け壁51に押されて、調整方向d2におけるかご枠2とかご3との相対位置が調整可能になっている。このような形態によれば、土台20に対して回転軸30を回転させることで、回転軸30に固定された回転体40と、かご3に固定された第1受け壁51と、が協働して、調整方向d2におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このため、かご枠2に対するかご3の据付位置を容易に調整することが可能となる。
According to each
ただし、図14乃至図17に示す例において、2つの据付調整装置10は、水平面内において90°ずれた状態で固定されている。この場合、一方の据付調整装置10によって、或る調整方向におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができ、他方の据付調整装置10によって、前記或る調整方向に直交する別の調整方向におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このため、2つの据付調整装置10を用いて、水平面内における2方向におけるかご枠2に対するかご3の据付位置を調整することができるため、都合がよい。
However, in the example shown in FIGS. 14 to 17, the two
また、本実施の形態によれば、受け部材50は、回転体40と回転軸30の延びる方向d1に対向するようにして一対の第1受け壁51の間に配置された第2受け壁52を有し、土台20は、かご枠2に固定されるベース部21と、ベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に可動に設けられ、回転軸30を回転可能に支持する可動部22と、ベース部21に対して可動部22を回転軸30の延びる方向d1に移動させる駆動部25と、を有している。このような形態によれば、駆動部25によって可動部22と共に回転体40をベース部21に対して回転軸30の延びる方向d1に移動させ、回転体40と第2受け壁52との間の距離が所望になった状態で、可動部22をベース部21に固定する。これにより、かご枠2と共にかご3が昇降するときに、かご3に固定された第2受け壁52が回転軸30の延びる方向d1に回転体40が移動することを規制する。このようにして、回転軸30の延びる方向d1におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このような駆動部25によれば、かご枠2に対するかご3の据付位置を容易に調整することが可能となる。
Further, according to the present embodiment, the receiving
≪第3の実施の形態≫
次に、図18を参照して、第3の実施の形態について説明する。図18は、第3の実施の形態による据付調整装置10を示す正面図である。図18を参照して説明する第3の実施の形態は、土台20が設けられていない点で異なるが、その他の構成は、第2の実施形態と同様に構成することができる。
<< Third Embodiment >>
Next, a third embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 18 is a front view showing the
図18に示すように、据付調整装置10は、上梁2bに回転可能に支持され、土台20からかご枠2に向かって延びる回転軸30と、回転軸30に固定され当該回転軸30と共に回転する回転体40と、かご3に固定された受け部材50と、を備える。受け部材50は、回転軸30の延びる方向d1に直交する調整方向d2から回転体40を挟むようにして対向する一対の第1受け壁51を有している。図18に示す例では、回転軸30の延びる方向d1は鉛直方向と平行であり、調整方向d2は水平方向と平行である。据付調整装置10を構成する各構成要素については、上述した第2の実施の形態と略同様に構成することができるため、ここでは詳細な説明を省略する。
As shown in FIG. 18, the
本実施の形態の各据付調整装置10によれば、かご枠2に対する回転軸30の回転状態に応じて回転体40が第1受け壁51に押されて、調整方向d2におけるかご枠2とかご3との相対位置が調整可能になっている。このような形態によれば、かご枠2に対して回転軸30を回転させることで、回転軸30に固定された回転体40と、かご3に固定された第1受け壁51と、が協働して、調整方向d2におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このため、かご枠2に対するかご3の据付位置を容易に調整することが可能となる。
According to each
ただし、図18に示す例において、2つの据付調整装置10は、水平面内において90°ずれた状態で固定されている。この場合、一方の据付調整装置10によって、或る調整方向におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができ、他方の据付調整装置10によって、前記或る調整方向に直交する別の調整方向におけるかご枠2とかご3との相対位置を調整することができる。このため、2つの据付調整装置10を用いて、水平面内における2方向におけるかご枠2に対するかご3の据付位置を調整することができるため、都合がよい。
However, in the example shown in FIG. 18, the two
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。 In addition, although the some modification with respect to embodiment mentioned above was demonstrated above, naturally, it is also possible to apply combining several modifications suitably.
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。 In addition, embodiment is an illustration and the range of invention is not limited to them.
1… エレベータ、 2… かご枠、 2a… 縦梁、 2b… 上梁、 2c… 下梁、 3… かご、 3a… 天板、 4… 昇降路、 10… 据付調整装置、 20… 土台、 21… ベース部、 21a… 取付孔、 21b… 固定ボルト、 21c… 長孔、 22… 可動部、 23… 可動板状部、 23a… 取付孔、 23b… 取付ボルト、 24… 支持板状部、 24a… 貫通孔、 24b… ナット、 25… 駆動部、 26… 対向板状部、 26a… 雌ねじ孔、 27… 調整ボルト、 30… 回転軸、 31… ナット、 40… 回転体、 41… 第1主面、 42… 第2主面、 43… 側面、 50… 受け部材、 51… 第1受け壁、 52… 第2受け壁、 60… 緩衝材、 61… 第1部分、 62… 第2部分、 65… 防振材、 d1… 回転軸の延びる方向、 d2… 調整方向、 O… 中心
DESCRIPTION OF
Claims (7)
かごに固定される土台と、
前記土台に回転可能に支持され、前記土台から前記かご枠に向かって延びる回転軸と、
前記回転軸に固定され当該回転軸と共に回転する回転体と、
前記かご枠に固定された受け部材と、
を備え、
前記受け部材は、前記回転軸の延びる方向に直交する調整方向から前記回転体を挟むようにして配置された一対の第1受け壁を有し、
前記土台に対する前記回転軸の回転状態に応じて前記回転体が前記第1受け壁に押されて、前記調整方向における前記かご枠と前記かごとの相対位置が調整可能になっている、据付調整装置。 An installation adjustment device for fixing the car to the car frame while adjusting the installation position of the car with respect to the elevator car frame,
A base fixed to the basket,
A rotating shaft supported rotatably on the base and extending from the base toward the car frame;
A rotating body fixed to the rotating shaft and rotating together with the rotating shaft;
A receiving member fixed to the car frame;
With
The receiving member has a pair of first receiving walls arranged so as to sandwich the rotating body from an adjustment direction orthogonal to a direction in which the rotating shaft extends,
Installation adjustment, wherein the rotating body is pushed by the first receiving wall according to the rotation state of the rotating shaft with respect to the base, and the relative position between the car frame and the car in the adjustment direction can be adjusted. apparatus.
前記土台は、前記かごに固定されるベース部と、
前記ベース部に対して前記回転軸の延びる方向に可動に設けられ、前記回転軸を回転可能に支持する可動部と、
前記ベース部に対して前記可動部を前記回転軸の延びる方向に移動させる駆動部と、
を有する、請求項1に記載の据付調整装置。 The receiving member has a second receiving wall disposed between the pair of first receiving walls so as to face the rotating body and a direction in which the rotating shaft extends.
The base is a base portion fixed to the car;
A movable part provided movably in a direction in which the rotary shaft extends with respect to the base part, and rotatably supporting the rotary shaft;
A drive unit that moves the movable unit in a direction in which the rotation shaft extends with respect to the base unit;
The installation adjusting device according to claim 1, comprising:
前記ベース部は、前記支持板状部と前記回転軸の延びる方向に対向して配置され、且つ、前記回転軸の延びる方向に沿って形成された雌ねじ孔が設けられた対向板状部を有し、
前記駆動部は、前記対向板状部に設けられた雌ねじ孔に螺合された調整ボルトを有し、
前記調整ボルトを前記雌ねじ孔に対して回転させ当該調整ボルトを送ることにより、前記調整ボルトの先端が前記支持板状部を前記ベース部に対して前記回転軸の延びる方向に移動させる、請求項2に記載の据付調整装置。 The movable portion has a support plate-like portion that is arranged to face the rotating body and the direction in which the rotating shaft extends and supports the rotating shaft in a rotatable manner.
The base portion has an opposing plate-like portion that is disposed to face the support plate-like portion in a direction in which the rotation shaft extends and is provided with a female screw hole formed along the direction in which the rotation shaft extends. And
The drive unit has an adjustment bolt that is screwed into a female screw hole provided in the opposing plate-like unit,
The tip of the adjustment bolt moves the support plate-like portion in the direction in which the rotation shaft extends with respect to the base portion by rotating the adjustment bolt with respect to the female screw hole and sending the adjustment bolt. 2. The installation adjustment apparatus according to 2.
かご枠に固定される土台と、
前記土台に回転可能に支持され、前記土台から前記かごに向かって延びる回転軸と、
前記回転軸に固定され当該回転軸と共に回転する回転体と、
前記かごに固定された受け部材と、
を備え、
前記受け部材は、前記回転軸の延びる方向に直交する調整方向から前記回転体を挟むようにして対向する一対の第1受け壁を有し、
前記土台に対する前記回転軸の回転状態に応じて前記回転体が前記第1受け壁に押されて、前記調整方向における前記かご枠と前記かごとの相対位置が調整可能になっている、据付調整装置。 An installation adjustment device for fixing the car to the car frame while adjusting the installation position of the car with respect to the elevator car frame,
A base fixed to the car frame;
A rotating shaft supported rotatably on the base and extending from the base toward the car;
A rotating body fixed to the rotating shaft and rotating together with the rotating shaft;
A receiving member fixed to the cage;
With
The receiving member has a pair of first receiving walls facing each other so as to sandwich the rotating body from an adjustment direction orthogonal to a direction in which the rotating shaft extends,
Installation adjustment, wherein the rotating body is pushed by the first receiving wall according to the rotation state of the rotating shaft with respect to the base, and the relative position between the car frame and the car in the adjustment direction can be adjusted. apparatus.
前記土台は、前記かご枠に固定されるベース部と、
前記ベース部に対して前記回転軸の延びる方向に可動に設けられ、前記回転軸を回転可能に支持する可動部と、
前記ベース部に対して前記可動部を前記回転軸の延びる方向に移動させる駆動部と、
を有する、請求項4に記載の据付調整装置。 The receiving member has a second receiving wall disposed between the pair of first receiving walls so as to face the rotating body and a direction in which the rotating shaft extends.
The base is a base portion fixed to the car frame;
A movable part provided movably in a direction in which the rotary shaft extends with respect to the base part, and rotatably supporting the rotary shaft;
A drive unit that moves the movable unit in a direction in which the rotation shaft extends with respect to the base unit;
The installation adjusting device according to claim 4, comprising:
前記円盤状の回転体の中心からずれた位置で、前記回転軸が当該回転体に固定されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の据付調整装置。 The rotating body is formed into a disk shape,
The installation adjustment apparatus according to any one of claims 1 to 5, wherein the rotation shaft is fixed to the rotating body at a position shifted from a center of the disk-shaped rotating body.
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