JP2016007749A - タイヤの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジョイント部が形成されたビードエイペックスを用いた場合でも、ユニフォミティーが良好で、かつ、ビードエイペックスのセット時における作業性を向上させることができるタイヤの製造方法を提供する。【解決手段】ジョイント部を有するビードエイペックスをリングにセットした後リングに回転駆動軸を取り付ける工程と、回転駆動軸を回転させることによってリングを所定の回転速度で回転させてリングの回転角度を調節してビードエイペックスのジョイント部の位置を調整する工程と、ジョイント部の位置が調整されたビードエイペックスをバンドトランスファーによりバンドドラム上に移送した後バンドドラム上に巻き重ねられたタイヤ用ゴム材料上にセットしてグリーンタイヤを成形する工程とを備えているタイヤの製造方法。【選択図】図6
Description
本発明は、ジョイント部を有するビードエイペックスを備えたタイヤを製造するタイヤの製造方法に関する。
グリーンタイヤは、トレッド、インナーライナー、サイドウォールなど、種々のシート状ゴム部材を順に貼り重ねた後、その上に円環状のビードエイペックスをセットすることにより成形され、このグリーンタイヤを加硫することにより製品タイヤが製造される。
このとき、それぞれのゴム部材やビードエイペックスにはジョイント部(重ね継ぎ部)が形成されるが、このジョイント部では重ね継ぎにより、他の箇所とは剛性や重量が異なっている。このため、製品タイヤにおいて、図8(A)に示すように、これら部材のジョイント部の形成位置が近接している場合には、製品タイヤの剛性や重量のバランスが悪くなり、製品タイヤのユニフォミティー(バランス)が悪化する恐れがある。
そこで、従来より、図8(B)に示すように、グリーンタイヤの成形工程において、これら部材のジョイント部の形成位置を分散させることにより製品タイヤの剛性や重量のバランスを調整して、ユニフォミティーの低減を図ることが行われている。
しかし、このビードエイペックスのジョイント部の位置調整は、手作業で行われているため、作業性が悪化する。そこで、近年では、ジョイント部が形成されていないビードエイペックスを作製する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、ジョイント部が形成されていないビードエイペックスを用いる場合、ビードエイペックスを供給装置にセットする際の作業性は良くなるが、その一方で、ビードエイペックスの生産性が著しく悪化するという新たな不具合が発生するため、トータルでの生産性を向上させることができなかった。
そこで、本発明は、ジョイント部が形成されたビードエイペックスを用いた場合でも、ユニフォミティーが良好で、かつ、ビードエイペックスのセット時における作業性を向上させることができるタイヤの製造方法を提供することを課題とする。
本発明者は、上記の課題を解決するため鋭意検討を行った結果、以下に記載する発明により上記の課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
請求項1に記載の発明は、
ジョイント部を有するビードエイペックスをリングにセットした後、前記リングに回転駆動軸を取り付ける工程と、
前記回転駆動軸を回転させることによって、前記リングを所定の回転速度で回転させて、前記リングの回転角度を調節して、前記ビードエイペックスのジョイント部の位置を調整する工程と、
前記ジョイント部の位置が調整された前記ビードエイペックスを、バンドトランスファーによりバンドドラム上に移送した後、前記バンドドラム上に巻き重ねられたタイヤ用ゴム材料上にセットしてグリーンタイヤを成形する工程と
を備えていることを特徴とするタイヤの製造方法である。
ジョイント部を有するビードエイペックスをリングにセットした後、前記リングに回転駆動軸を取り付ける工程と、
前記回転駆動軸を回転させることによって、前記リングを所定の回転速度で回転させて、前記リングの回転角度を調節して、前記ビードエイペックスのジョイント部の位置を調整する工程と、
前記ジョイント部の位置が調整された前記ビードエイペックスを、バンドトランスファーによりバンドドラム上に移送した後、前記バンドドラム上に巻き重ねられたタイヤ用ゴム材料上にセットしてグリーンタイヤを成形する工程と
を備えていることを特徴とするタイヤの製造方法である。
請求項2に記載の発明は、
前記リングの前記所定の回転速度が10rpm〜20rpmであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤの製造方法である。
前記リングの前記所定の回転速度が10rpm〜20rpmであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤの製造方法である。
本発明によれば、ジョイント部が形成されたビードエイペックスを用いた場合でも、ユニフォミティーが良好で、かつ、ビードエイペックスのセット時における作業性を向上させることができるタイヤの製造方法を提供することができる。
本発明に係るタイヤの製造方法は、基本的に、従来の製造方法と同様であるが、ジョイント部を有するビードエイペックスをリングにセットした後リングに回転駆動軸を取り付ける工程と、回転駆動軸を回転させることによってリングを所定の回転速度で回転させてリングの回転角度を調節してビードエイペックスのジョイント部の位置を調整する工程と、ジョイント部の位置が調整されたビードエイペックスをバンドトランスファーによりバンドドラム上に移送した後バンドドラム上に巻き重ねられたタイヤ用ゴム材料上にセットしてグリーンタイヤを成形する工程とを備えている点において、従来と異なっている。
即ち、従来のタイヤの製造方法においては、図9に示す方法により、グリーンタイヤの成形を行っていたが、作業性の悪化を招いていた。
具体的に、従来の方法においては、最初に、図9(A)に示すように、ゴム部材41として先ずインナーライナーを、バンドドラム40上で巻回して、始端と終端をジョイントすることによりジョイント部41aを形成する。これをトレッドやサイドウォールなど他のゴム部材41についても順次行い、複数のゴム部材を貼り重ねる。
このとき、それぞれのゴム部材41を貼り付ける前にバンドドラム40を回転させて貼り付け始端部の位置をずらすことによりジョイント部41aが形成される位置を調整する。これにより、上記したように、それぞれのゴム部材41のジョイント部41aの位置を分散させることができる。
次に、図9(B)に示すように、予めジョイント部42a、43aが形成された一対のビードエイペックス42、43を供給装置にセットした後に、作業者がビードエイペックス42、43を手動で回転させてジョイント部42a、43aの位置を調整した後、供給装置によりバンドトランスファーのリング部(図示せず)にセットする。
次に、図9(C)に示すように、バンドトランスファーにセットされたビードエイペックス42、43を、バンドドラム40へ移送してバンドドラム40上に貼り重ねられた複数のゴム部材の上に嵌め込む。
このとき、ビードエイペックス42、43をバンドトランスファーのリング部にセットする前に、作業者が手動でジョイント部42a、43aの位置を調整しているため、ビードエイペックス42、43を複数のゴム部材の上に嵌め込んだ際にジョイント部42a、43aの位置を分散させることができる。
しかし、この方法の場合、ビードエイペックスのジョイント部の位置調整は、手作業で行われているため、作業性の悪化を招いていた。
これに対して、本実施の形態においては、回転駆動軸が取り付けられたリングにビードエイペックスをセットし、リングを回転させて回転角度を調節することにより、手作業に頼ることなく、ビードエイペックスのジョイント部の位置を容易に調整することができる。このため、ジョイント部が形成されたビードエイペックスを用いた場合でも、ユニフォミティーが良好で、かつ、ビードエイペックスのセット時における作業性を向上させることができる。
以下、本発明を実施の形態に基づき、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係るタイヤの製造方法を説明するためのフローチャートであり、工程S4、S5を除いて、基本的に、上記した従来のタイヤの製造方法と同様である。以下、図2に基づいて、本実施の形態に係るタイヤの製造方法を工程順に説明する。
最初の工程S1においては、バンドドラム上でトレッド、インナーライナーおよびサイドウォールなどの複数種類のゴム部材を貼り重ねる。
具体的には、図2に示すように、ゴム部材4としてインナーライナーをバンドドラム2上で巻回してジョイントすることにより、ジョイント部4aを形成する。これをトレッドやサイドウォールなどの他のゴム部材4についても順次行い、複数のゴム部材を貼り重ねる。
ここで、従来と同様に、それぞれのゴム部材4を貼り付ける前に、バンドドラム用回転軸6を回転駆動させることによってバンドドラム2を回転させ、貼付始端部の位置をずらすことにより、ジョイント部4aが形成される位置を自由に調整することができる。これにより、従来と同様に、トレッド、インナーライナーおよびサイドウォールなどの各ゴム部材のジョイント部の位置を容易に分散させることができる。なお、図2では、最外側のゴム部材4のジョイント部4aのみを図示しているが、バンドドラム2上に巻き重ねられたゴム部材のジョイント部は、例えば、図8(B)に示すように分散している。
次の工程S2においては、ラックに保持されたビードエイペックスを供給装置に載せる。
具体的には、図3に示すようにラック8に架けられているビードエイペックス10をラック8から外して、図4に示すように供給装置12にセットする。このとき、従来の製造方法においては、供給装置12にセットされたビードエイペックス10を手動で回転させていたが、本実施の形態においては、後述するように、バンドトランスファーのリングを自由に回転させることができるため、ビードエイペックス10を手動で回転させる必要がない。
次の工程S3においては、ビードエイペックスをリングにセットする。
具体的には、図5に示すように、リング搬送装置16がリング14を把持して供給装置12まで搬送し、供給装置12にセットされたビードエイペックス10をリング14にセットする。これにより、一対のビードエイペックスのうち、一方のビードエイペックス10がリング14に嵌め込まれた状態となる。
同様にして、他方のビードエイペックスについても、他方のリングにセットする。これにより、一対のビードエイペックスの各々がそれぞれのリングに嵌められる。
次の工程S4においては、リングに回転駆動軸を取り付ける。
具体的には、図6に示すように、ビードエイペックス10、11がセットされたリング14、15のそれぞれに回転駆動軸18を取り付ける。なお、図6において、リング15側の回転駆動軸は見えていない。
次の工程S5においては、回転駆動軸を回転駆動させることによってビードエイペックスのジョイント部の位置を調整する。
具体的には、図6に示すように、回転駆動軸18を回転駆動させることによってビードエイペックスのジョイント部の位置を調整する。このとき、リング14、15は、それぞれ予め設定された所定の回転速度で回転させ、回転角度を独立して調節することができる。これにより、ビードエイペックス10、11のジョイント部の位置を自由に決めることができる。
ここで、リング14、15の回転速度は、10rpm〜20rpmであることが好ましい。10rpm未満の場合は、設定された回転角度の位置に到達するまでの時間が長くなり、生産性が悪化する。20rpmを超える場合は、回転速度が速過ぎて、リング14、15に嵌められたビードエイペックス10、11が落下する恐れがあり、生産工程の一時停止が発生して生産性が悪化する恐れがある。
また、リング14、15の回転角度は0度〜360度の範囲で設定可能であり、ビードエイペックス11のジョイント部の位置を、任意の位置に配置させることができる。
次の工程S6においては、リングをバンドトランスファーにセットする。
具体的には、図6に示すように、一対のリング14、15をバンドトランスファー20にセットする。その後、図7に示すように、回転駆動軸18をリング14、15から取り外す。
次の工程S7においては、バンドドラムとリングをセットする。
具体的には、ビードエイペックスがセットされたリングをバンドトランスファーによってバンドドラムへ移送し、複数のゴム部材が貼り重ねられたバンドドラム上にビードエイペックスを嵌め込みグリーンタイヤを成形する。
成形されたグリーンタイヤはその後、従来と同じタイヤ製造工程を経て、製品タイヤに製造される。
以上、本実施の形態によれば、ビードエイペックス10、11のジョイント部の位置を回転駆動軸18の回転により自由に設定して調整することができるため、ユニフォミティー(バランス)を改善することができると共に、作業者がビードエイペックス10、11のジョイント部を人力で調整する必要が無くなるため、作業性を大幅に改善することができる。
1.実施例および比較例の製造方法
(1)実施例1〜実施例5
実施例1〜実施例5は、上記した実施の形態に従って、ジョイント部を有するビードエイペックスをリングにセットした後、回転駆動軸を取り付け、回転駆動軸を回転させることによってリングの回転角度を調節して、グリーンタイヤを成形し、タイヤサイズ225/65R17のタイヤを製造した。
(1)実施例1〜実施例5
実施例1〜実施例5は、上記した実施の形態に従って、ジョイント部を有するビードエイペックスをリングにセットした後、回転駆動軸を取り付け、回転駆動軸を回転させることによってリングの回転角度を調節して、グリーンタイヤを成形し、タイヤサイズ225/65R17のタイヤを製造した。
そして、リングの回転速度として、実施例1では5rpm、実施例2では10rpm、実施例3では15rpm、実施例4では20rpm、実施例5では25rpmに設定した。
(2)比較例1
比較例1は、ジョイント部のないビードエイペックスを用い、リングの回転角度を調節しなかったことを除いては、上記実施例と同様にしてタイヤを製造した。
比較例1は、ジョイント部のないビードエイペックスを用い、リングの回転角度を調節しなかったことを除いては、上記実施例と同様にしてタイヤを製造した。
(3)比較例2
比較例2は、前記した従来の方法と同様にして、ジョイント部を有しているビードエイペックスを回転駆動軸が取り付けられていないリングにセットする一方で、ジョイント位置の調整をせず、タイヤを製造した。
比較例2は、前記した従来の方法と同様にして、ジョイント部を有しているビードエイペックスを回転駆動軸が取り付けられていないリングにセットする一方で、ジョイント位置の調整をせず、タイヤを製造した。
(4)比較例3
比較例3は、前記した従来の方法と同様にして、ジョイント部を有しているビードエイペックスを回転駆動軸が取り付けられていないリングにセットすると共に、ビードエイペックスにおけるジョイント位置の調整を作業者が手作業で行って、タイヤを製造した。
比較例3は、前記した従来の方法と同様にして、ジョイント部を有しているビードエイペックスを回転駆動軸が取り付けられていないリングにセットすると共に、ビードエイペックスにおけるジョイント位置の調整を作業者が手作業で行って、タイヤを製造した。
2.実施例および比較例の評価方法
実施例1〜5、比較例1〜3におけるタイヤのユニフォミティー(バランス)と生産性/作業性とを評価した。
実施例1〜5、比較例1〜3におけるタイヤのユニフォミティー(バランス)と生産性/作業性とを評価した。
3.実施例および比較例の評価結果
表1に、実施例および比較例の評価結果を示す。なお、タイヤのユニフォミティーおよび生産性/作業性の評価については、「良」を「A」、「可」を「B」、「不可」を「C」と表記している。
表1に、実施例および比較例の評価結果を示す。なお、タイヤのユニフォミティーおよび生産性/作業性の評価については、「良」を「A」、「可」を「B」、「不可」を「C」と表記している。
(1)実施例2、3、4
実施例2、3、4より、リングの回転速度が10rpm〜20rpmの場合は、ユニフォミティー(バランス)と作業性とが共に改善することが認められた。
実施例2、3、4より、リングの回転速度が10rpm〜20rpmの場合は、ユニフォミティー(バランス)と作業性とが共に改善することが認められた。
(2)実施例1
一方、実施例1より、リングの回転速度が5rpmの場合は、ユニフォミティーは改善している結果が得られたが、ビードエイペックスのジョイント部が設定された回転角度の位置に到達するまでの時間が長くなり、生産性/作業性が若干悪化することが認められた。
一方、実施例1より、リングの回転速度が5rpmの場合は、ユニフォミティーは改善している結果が得られたが、ビードエイペックスのジョイント部が設定された回転角度の位置に到達するまでの時間が長くなり、生産性/作業性が若干悪化することが認められた。
(3)実施例5
さらに、実施例5より、リングの回転速度が25rpmの場合は、ユニフォミティーは改善している結果が得られたが、回転速度が速過ぎて、リングに嵌められたビードエイペックスが落下し、一時停止が発生して生産性が若干悪化することが認められた。
さらに、実施例5より、リングの回転速度が25rpmの場合は、ユニフォミティーは改善している結果が得られたが、回転速度が速過ぎて、リングに嵌められたビードエイペックスが落下し、一時停止が発生して生産性が若干悪化することが認められた。
(4)比較例1
比較例1より、ビードエイペックスのジョイント部がないため、ユニフォミティーは改善しており、作業者によるリングの回転角度の調節が不要であるため作業性は改善しているが、ビードエイペックス自体を生産するのに時間がかかり、全体として生産性が悪化していることが認められた。
比較例1より、ビードエイペックスのジョイント部がないため、ユニフォミティーは改善しており、作業者によるリングの回転角度の調節が不要であるため作業性は改善しているが、ビードエイペックス自体を生産するのに時間がかかり、全体として生産性が悪化していることが認められた。
(5)比較例2
比較例2より、作業者がビードエイペックスがセットされたリングの回転角度を調節しないため、ビードエイペックスのジョイント部の位置がバンドドラム2上でバラバラになりユニフォミティーが悪化していることが認められた。
比較例2より、作業者がビードエイペックスがセットされたリングの回転角度を調節しないため、ビードエイペックスのジョイント部の位置がバンドドラム2上でバラバラになりユニフォミティーが悪化していることが認められた。
(6)比較例3
比較例3より、作業者がビードエイペックスがセットされたリングの回転角度を調節したため、ユニフォミティーは改善しているが、作業者によるリングの回転角度の調節に時間がかかり作業性が悪化していることが認められた。
比較例3より、作業者がビードエイペックスがセットされたリングの回転角度を調節したため、ユニフォミティーは改善しているが、作業者によるリングの回転角度の調節に時間がかかり作業性が悪化していることが認められた。
(7)評価結果
上記の評価結果より、ユニフォミティーおよび生産性/作業性のいずれか一方が悪化している各比較例に比べて、各実施例はユニフォミティーおよび生産性/作業性が共に改善しているか、またはいずれか一方が若干悪化している程度に留まっており、実施例の方法でタイヤを製造することが好ましいことが分かる。
上記の評価結果より、ユニフォミティーおよび生産性/作業性のいずれか一方が悪化している各比較例に比べて、各実施例はユニフォミティーおよび生産性/作業性が共に改善しているか、またはいずれか一方が若干悪化している程度に留まっており、実施例の方法でタイヤを製造することが好ましいことが分かる。
このように、本実施の形態によれば、ジョイント部が形成されたビードエイペックスを用いた場合でも、ユニフォミティーが良好で、かつ、ビードエイペックスのセット時における作業性を向上させることができるタイヤの製造方法を提供することができる。
以上、本発明を実施の形態に基づき説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
2、40 バンドドラム
4、41 ゴム部材
4a、41a ゴム部材のジョイント部
6 バンドドラム用回転軸
8 ラック
10、11、42、43 ビードエイペックス
10a、42a、43a ビードエイペックスのジョイント部
12 供給装置
14、15 リング
16 リング搬送装置
18 回転駆動軸
20 バンドトランスファー
4、41 ゴム部材
4a、41a ゴム部材のジョイント部
6 バンドドラム用回転軸
8 ラック
10、11、42、43 ビードエイペックス
10a、42a、43a ビードエイペックスのジョイント部
12 供給装置
14、15 リング
16 リング搬送装置
18 回転駆動軸
20 バンドトランスファー
Claims (2)
- ジョイント部を有するビードエイペックスをリングにセットした後、前記リングに回転駆動軸を取り付ける工程と、
前記回転駆動軸を回転させることによって、前記リングを所定の回転速度で回転させて、前記リングの回転角度を調節して、前記ビードエイペックスのジョイント部の位置を調整する工程と、
前記ジョイント部の位置が調整された前記ビードエイペックスを、バンドトランスファーによりバンドドラム上に移送した後、前記バンドドラム上に巻き重ねられたタイヤ用ゴム材料上にセットしてグリーンタイヤを成形する工程と
を備えていることを特徴とするタイヤの製造方法。 - 前記リングの前記所定の回転速度が10rpm〜20rpmであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤの製造方法。
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Publication Number | Publication Date |
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2014
- 2014-06-24 JP JP2014129174A patent/JP2016007749A/ja active Pending
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