JP2016006719A - 押しボタンスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】押しボタンが不均等な力で押されてもその操作面が傾かずに押し込み操作することができ、かつ、押しボタンスイッチ全体の薄型化をより図れる押しボタンスイッチを提供する。【解決手段】テコ部材Aおよびテコ部材Bはそれぞれ同じ形状の前後2本のテコ部材を結合して成り、その結果4つの作用爪31,32が平行に動き、押しボタン2の操作面が傾くことなく平行にその押し込み方向に動くようになり、テコ部材Aの負荷点P4にリードスイッチ6駆動用の磁石7の磁気を遮蔽する磁気遮蔽板8を取り付けることにより磁気遮蔽板8の動きを拡大し、押しボタン2のストロークを小さくする。その結果、大きな操作面積の押しボタン2を使用しても薄型形状の押しボタンスイッチを実現することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、押しボタンスイッチに係わり、より詳細には、例えば乗客自らが車両ドアを開閉操作できる半自動式の車両ドアを備えた車両において、車両ドアの開閉操作に好適に使用される押しボタンスイッチに関するものである。
乗客が少ない路線の電車や気動車等の車両には、駅に停車中、不必要に長く車両ドアが開放されたままになって、冬場では暖房による暖気が車外に流出して車内温度が低下したり、夏場では冷房中の車内温度が上昇したりする。これを防止するために、乗客自らが車両ドアを開閉操作できる半自動式の車両ドアを備えた車両がある。
上記のような半自動式の車両ドアを備えた車両では、一般に、車外と車内それぞれに車両ドア開閉用のスイッチとして押しボタンスイッチが設置されている。
図5を参照して、従来のこの種の押しボタンスイッチを説明する。この押しボタンスイッチは、ケーシング101と、押しボタン102と、押しボタン102の押し込み量規制用の鍔103と、押しボタン102を押し込み方向とは反対方向に常時付勢する戻しバネ104と、押しボタン102の押し込みをガイドする筒状ガイド105と、車両ドア開閉機構に通電するための接点を内部に備えたリードスイッチ106と、リードスイッチ106の接点駆動用の磁石107と、磁石107が圧入された円筒状シリンダ108と、を備える。
鍔103は、押しボタン102と円筒状シリンダ108とで挟まれ、筒状ガイド105の下面とケーシング101の凹部101a底面との間の空間内を押しボタン102と共に一体移動する。円筒状シリンダ108は、その下面が戻しバネ104で押しボタン102の方向に付勢されており、押しボタン102の移動に伴い、ケーシング101の筒状部101bの内面に沿って、移動する。
押しボタン102は、筒状ガイド105の内面でガイドされつつ押し込み自在であるが、鍔103でその押し込み量が規制される一方、その押し込みが解除されると、戻しバネ104で元の位置に戻される。押しボタン102が押し込まれ、シリンダ108が移動すると、磁石107もその押し込み方向に移動してリードスイッチ106と対面させられる。
リードスイッチ106は、磁石107の磁力の作用およびその作用の解除で内部の接点が開閉する。リードスイッチ106の接点が開閉すると、それに応じて車両のドア開閉機構への通電および通電の解除等により、半自動式の車両ドアが開閉する。
こうした押しボタンスイッチにおいては、磁石107の磁極軸の方向は、リードスイッチ6の電極軸の方向と直交する方向に設定されていて、S磁極もしくはN磁極がリードスイッチ6の側に向いている。
上記構成の押しボタンスイッチでは、接点としてリードスイッチ106を使用することで、ドア駆動開閉機構を作動させる作動電圧を比較的高電圧として使用することが可能となり、電車等の車両への設置が容易になるほか、リードスイッチ106が押しボタン102の変位経路の脇に位置するので、全体の厚みが、押しボタン102の奥行き長さにその変位ストロークを加えた程度の厚みに収まり、比較的薄型である等の利点がある。
特開2001−184973号公報
しかしながら、上記押しボタンスイッチには、以下のような課題がある。すなわち、上記押しボタンスイッチは、押しボタン102の下にリードスイッチ106およびリードスイッチ106の駆動用磁石107が一体となって配置されているので、押しボタン102の押し込み方向にそれらの合計厚さが必要である。
また、押しボタン102の移動ストロークは、リードスイッチ106の駆動に必要な磁石107の移動距離に等しいので、小さくすることができない。
さらには、押しボタン102の操作を容易にするため、押しボタン102の直径を大きくして操作面積が確保されてある場合、押しボタン102の操作面が不均等な力で押されると、押しボタン102が傾きやすい。この傾きを防ぐためには、筒状シリンダ部101b,108は、押しボタン102の直径に見合った長さが必要である。
こうした理由により、従来の上記押しボタンスイッチは、押しボタン102の押し込み操作の際の傾きを防止する一方で、同時に、その薄型化を図ることには限度があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、押しボタンが不均等な力で押されても傾かずに押し込み操作することができ、かつ、全体の薄型化をより図れるようにした押しボタンスイッチを提供することを目的としている。
本発明に係る押しボタンスイッチは、接点と、前記接点を開閉するため押し込み操作される押しボタンと、前記押しボタンと共に移動可能でかつ該押しボタンの移動量を制限する鍔と、を備えた押しボタンスイッチであって、上記課題を解決するため、以下の構成を備える。
すなわち、本発明の押しボタンスイッチは、鍔の四隅それぞれに設けられた第1〜第4の作用爪と、第1〜第4の作用爪をそれぞれ作用点とする第1〜第4のテコ部材とを備える。
第1の作用爪と第2の作用爪とが一方向一方と他方で対向する。
第3の作用爪と第4の作用爪とが一方向一方と他方で対向する。
第1のテコ部材と第3のテコ部材は同形状であり、第2のテコ部材と第4のテコ部材は同形状である。
第1〜第4のテコ部材は、それぞれの作用角が同じとなるようにそれぞれの対応する作用点で結合されて、押しボタンのいずれの部位を押し込んでも第1〜第4の作用爪それぞれの動きが同じとなるようにされている。
本発明の押しボタンスイッチは、上記構成を備えたことで、押しボタンが押し込まれると、押しボタンの全面が平行に移動し、テコ部材の負荷点の動きによって前記接点がオンまたはオフされるようになっている。
したがって、本発明によれば、鍔の四隅における第1〜第4の作用爪を第1〜第4のテコ部材それぞれの作用点とし、これら第1〜第4のテコ部材が同じ角度になるように結合されて、鍔の四隅の作用爪が押しボタンの押し込み方向に平行に動くから、押しボタンは傾くことなく押し込まれることとなり、従来のシリンダが不要となる。これにより、押しボタンの移動ストロークを小さくして、押しボタンスイッチの薄型化を図ることが可能となる。
本発明によれば、押し込み操作される操作面の面積が大きい押しボタンを使用したとき、押しボタンの操作面上のいずれの箇所を押しても押しボタンは傾くことなく均一に動いて確実に動作する。
そして、本発明では、接点を例えばリードスイッチとし、押しボタンの動きに対して負荷点にリードスイッチ駆動用の磁石または磁気遮蔽板を配置した場合、テコ部材によりそれらの動きを拡大することができるので、押しボタンのストロ−クが小さくてもリードスイッチを確実にオンオフさせることができる。
また、本発明では、押しボタンと、接点であるリードスイッチや、それを駆動する磁石または磁気遮蔽板を並べて配置することができるので、押しボタンスイッチ全体の薄型化を図れる。
本発明の実施形態1に係る押しボタンスイッチの原理的な概略側面構造図であり、(a)は押しボタン戻り状態、(b)は押しボタン押し込み状態を示す。 図1の原理的な動作機構平面図である。 本発明の実施形態2に係る押しボタンスイッチの原理的な動作機構平面図である。 本発明の実施形態3に係る押しボタンスイッチの原理的な概略側面構造図である。 従来例の押しボタンスイッチの概略的な側面断面図である。 本発明の実施形態4に係る押しボタンスイッチの原理的な概略側面構造図であり、(a)は押しボタン戻り状態、(b)は押しボタン押し込み状態を示す。 図6の原理的な動作機構平面図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態に係る押しボタンスイッチを詳細に説明する。
(実施形態1)
図1および図2を参照して、実施形態1に係る押しボタンスイッチを説明する。図1は実施形態1の押しボタンスイッチの原理的な概略側面構造図であり、(a)は押しボタンの戻り状態、(b)は押しボタンの押し込み状態を示す。図2は図1の原理的な動作機構平面図である。
なお、実施形態1の押しボタンスイッチは、車両ドア近傍の車両内外に配置されて、乗客により操作されるものであるから、図中の上下方向は車両に配置されるときは水平方向、左右方向は垂直方向となるが、以下の上下方向および左右方向に本発明は限定されない。
また、本発明の押しボタンスイッチは、半自動式の車両ドアを装備した車両に適用することに限定されず、その用途に応じて適宜に実施することができる。
実施形態1の押しボタンスイッチは、ケーシング1を備える。
ケーシング1は、共に同サイズの平面視矩形形状をなす上部1aおよび下部1bと、4つの側部1cとで箱形状に構成されている。なお、本発明において、ケーシング1の形状はこの箱形状に限定されるものではなく、円筒状やその他の形状であってもよいことはもちろんである。
ケーシング1の上部1aには開口1dが平面視矩形形状に形成されている。その開口1dには、押しボタン2が出没自在に設けられている。
押しボタン2は開口1dの平面視形状とほぼ合致する平面視形状を有し、その上面が操作面となる。
押しボタン2は、ケーシング1の上部1aの肉厚よりも厚肉であり、図1(a)の戻り状態では、押しボタン2の操作面が開口1dより外方に若干突出し、図1(b)の押し込み状態では、ケーシング1の上部1aと押しボタン2の操作面とがほぼ一致している。
なお、図2ではケーシング1は図示されず、また押しボタン2はその平面視の外形形状が仮想線で示されている。図では押しボタンを四角形に描いているが、円形その他任意の形であっても同様に動作できる。
ケーシング1の内部の構成を説明すると、鍔3は押しボタン2の下面に直結されている。鍔3は、開口1aより平面視サイズが大きい平面視矩形形状をなす薄肉の鉄板等で構成される。鍔3は、その平面視矩形形状の四隅を含む外周部分がケーシング1の開口部1d周囲の下面に位置するように当該下面側に設けられている。
鍔3は鉄製の板バネである戻しバネ41で上方に付勢されている。鍔3は、押しボタン2が押されていないときは、戻しバネ41で付勢されてケーシング1の上部1aを戻しストッパ14としてその内面に当接している。
この状態で、押しボタン2は、図1(a)の戻り位置にある。押しボタン2が矢印方向に押し込まれ、この押し込みにより鍔3は矩形枠状あるいは複数の押しストッパ13a,13bに突き当たると、押しボタン2はそれ以上押し込まれない。これにより、押しボタン2の移動範囲が規制されるようになっている。
鍔3は、その矩形形状の四隅それぞれに、下方へ折り曲げられてなる作用爪31a,31b,32a,32bを有する。
作用爪31aは鍔3の対向する2辺のうちの一方の辺、つまり、図2で右辺3aの一方の角部近傍にあり,作用爪32aは鍔3の前記2辺のうちの他方の辺、つまり図2で左辺3bの一方の角部にあり、これら作用爪31a,32aは、鍔3の左右方向(一方向)両側で対向する。
作用爪31bは鍔3の右辺3aの他方の角部近傍にあり、作用爪32bは鍔3の左辺3bの他方の角部にあり、これら作用爪31b,32bは、鍔3の左右方向(一方向)両側で対向する。
作用爪31aと作用爪31bは鍔3の右辺3a側(一方向一方側)に、また、作用爪32aと作用爪32bは鍔3の左辺3b側(一方向他方側)にある。
鍔3は平面視矩形形状であり、前記四隅はその矩形の外周における角部(作用爪32a,32b)ないし角部近傍(作用爪31a,31b)であるが、当該四隅はこの鍔3の外周における四隅に限定されるものではなく、鍔3の形状が矩形形状であっても、矩形形状以外であっても、前記四隅には、鍔3の平面視一部の矩形形状部分における四隅を含むことができる。そして、作用爪31a,32a,31b,32bは、これら四隅に形成してもよい。
ケーシング1の内部には、図中左右方向に沿って鉄製等で長板状の4つの第1〜第4のテコ部材4a,5a,4b,5bが設けられている。
第1および第3のテコ部材4a,4b同士は同じ形状である。
第2および第4のテコ部材4b,5b同士は同じ形状である。
以下、これらテコ部材の作用点、支点、負荷点を説明する。
第1のテコ部材4aと第3のテコ部材4bとが同形状であり、第2のテコ部材5aと第4のテコ部材5bとが同形状であるので、説明を分かりやすくするため、以下の説明では、テコ部材4a,4bをまとめて、テコ部材Aと総称し、テコ部材5a,5bをまとめてテコ部材Bと総称する。また、作用爪31a,31bは作用爪31、作用爪32a,32bは作用爪32と総称する。
テコ部材Aは、その一端側(図中、右側)に作用爪31が接触する作用点P1を有するとともに、この作用点P1からその他端側(図中、左側)方向である作用爪32の方向に順次に支点P2、第2の作用点P3および負荷点P4を有する。テコ部材Aは、作用点P1に対応する箇所の上面に切欠凹所、支点P2、第2の作用点P3に対応する箇所の下面に切欠凹所を有する。これら凹所は各点P1,P2,P3,P4が直線上に並ぶように設けられている。
テコ部材Aにおいてテコ部材4aとテコ部材4bは、図中左方端部(他端側)において結合部材44で互いに平行に機械結合されている。結合部材44にリードスイッチ6の駆動用の磁石7が固定されている。
テコ部材Aにおいてテコ部材4aとテコ部材4bは、結合部材44で結合されることで、互いの負荷点P4は共通となっている。この負荷点P4に対応して結合部材44は磁石7の取り付けのための取り付け部45を備える。
テコ部材Aは、その作用点P1に対応する切欠凹所に作用爪31が接触しているとともに、その支点P2に対応する切欠凹所がケーシング1に設けられたウェッジ11に入り込むことでその支点P2でウェッジ11に支えられ、また負荷点P4に対応する取り付け部45に磁石7が取り付けられている。
磁石7の磁極軸(N磁極とS磁極を結ぶ軸)の方向は、リードスイッチ6の電極軸の方向と直交する方向に設定されていて、S磁極もしくはN磁極がリードスイッチ6の側に向いている。リードスイッチ6の内部接点は、磁石7の磁極が接近すると、磁石7の磁力によりオンし、磁石7が離れるとオフするようになっている。
テコ部材Bは、その一端側(図中、左側)に作用爪32が接触する作用点Q1を有すると共に、その他端側(図中、右側)方向である作用爪31の方向に順次に支点Q2、負荷点Q3がある。テコ部材Bは、作用点Q1に対応する箇所の上面に切欠凹所、支点Q2に対応する箇所の下面に切欠凹所を有する。
テコ部材Bにおいて、テコ部材5a,5bは、その他端側同士が結合部材53で機械的に互いに平行に結合されている。そしてテコ部材Bは結合部材53の途中箇所を負荷点Q3とし、テコ部材Aの第2の作用点P3における切欠凹所に入り込み、作用点P3と同一箇所となる。テコ部材Bは、その作用点Q1に対応する切欠凹所に作用爪32が接触するとともに、その支点Q2にかかる切欠凹所にケーシング1に設けられたウェッジ12が入り込むことで、支点Q2でウェッジ12に支えられている。
結合部材53は、テコ部材Aの第2の作用点P3となる当該テコ部材Aの下面の切欠凹所に接触し、その接触箇所がテコ部材Bの負荷点Q3となる。
テコ部材Aの作用点P1の作用長さとテコ部材Bの作用点Q1の作用長さとは同じ第1の作用長さ(図2中においてaで示す)であり、テコ部材Aの第2の作用点P3の作用長さと第2のテコ部材5の負荷点Q3の作用長さとは同じの第2の作用長さ(図2中においてbで示す)であり、これら第2の作用長さをテコ部材Aの支点P2とテコ部材Bの支点Q2との距離の1/2にすることにより、テコ部材Aとテコ部材Bは常に同じテコ角となる。
その結果、テコ部材Aの作用点P1の移動量とテコ部材Bの作用点Q1の移動量とは同じで、かつ、これら作用点P1と作用点Q1は平行に移動する。
リードスイッチ6は、ケーシング1内部の図中左方に固定され、磁石7はリードスイッチ6の図中右方に近接した位置で、図中の上下方向に移動してリードスイッチ6内部の接点のオンオフに関与する。
押しボタン2は、リードスイッチ6の電極軸と直交する方向(図1では上下方向)に一定ストローク移動することができ、ケーシング1の開口1dから出没する方向に変位することができる。
以上から、テコ部材Aとテコ部材Bは、同じテコ角で動くので、4つの作用点(テコ部材4a,4b,5a,5bそれぞれの作用点)に加えられる力が違っていても、これら4つの作用点は平行に動く。
その結果、鍔3の四隅の作用爪31a,31b,32a,32bは平行に動き、押しボタン2上のどの部位を押しても押しボタン2はその全面が傾くことなく均一にケーシング1の開口部1dから出没する。
なお、テコ部材Aにおけるテコ部材4a,4bと、テコ部材Bにおけるテコ部材5a,5bとのいずれか一方を結合部材44,53で結合しても、これら4つのテコ部材は同じテコ角で動くようになる。
押しボタン2を押すまたは戻すことによってテコ部材のテコ角が変わったとき、テコ部材Aの作用点P1とテコ部材Bの作用点Q1との間隔が変化するが、作用爪31と作用爪32との間隔は変わらないので、テコ部材Aの作用点P1の切欠凹所と作用爪31との間、テコ部材Bの作用点Q1の切欠凹所と作用爪32との間で摩擦が生じる。
この摩擦を低減するには、作用爪31,32を撓みやすい材料や構造にするとか、作用点P1,Q1との接触部分にゴムなど弾力のあるものを使用するとか、あるいはテコ部材A,Bのテコ角をできる限り小さくする等の方法で対処するとよい。
図1(a)の状態では、戻しバネ41の付勢力により、作用爪31は、テコ部材Aの作用点P1に接触し、作用爪32は、テコ部材Bの作用点Q1に接触している。
戻しバネ41は、その一端側がテコ部材Aに固定され、その他端側が図中左側のストッパ13aに接触し、その接触圧の反作用で、テコ部材Aの負荷点P4を押し下げると共に、テコ部材Aの作用点P1を押し上げている。
そのとき、テコ部材Aの第2の作用点P3が下方へ下がることにより、第2の作用点P3に接触しているテコ部材Bの負荷点Q3が下方へ下がり、これにより、テコ部材Bの作用点Q1が上方へ上がっている。
この状態で押しボタン2はケーシング1の開口部1dから若干外方に突出し、乗客が押しボタン2を押し込み操作できるようになっている。この状態では、磁石7はリードスイッチ6の下方側に離れているので、リードスイッチ6の内部接点はオフとなっている。
そして、図1(b)のように押しボタン2が矢印方向に戻しバネ41の付勢力に抗して押し込まれると、上記とは逆に、テコ部材Aはその作用点P1が作用爪31により下方へ下げられ、これによりテコ部材Aの負荷点P4が支点P2を中心にして上方に持ち上げられ、同時に第2作用点P3が上がりテコ部材Bの負荷点Q3が上がるので,テコ部材Bの作用点Q1は爪32に加わる力が小さくても下方へ下がる。
テコ部材Bはその作用点Q1が作用爪32により下方へ下げられ、これによりテコ部材Bの負荷点Q3が支点Q2を中心にして上方に持ち上げられ、これにより、テコ部材Aは支点P2を中心にしてその第2の作用点P3が上方に持ち上げられ,同時に負荷点P4が上方に持ち上げられる。このときテコ部材Aの作用点P1は爪31に加わる力が小さくても下方へ下がる。
このように作用爪31,32のいずれかまたは両方に力が加わり押し下げられると、作用点P1,Q1が同時に下がり,テコ部材Aの負荷点P4が上方に持ち上げられ、磁石7がリードスイッチ6に近づき、リードスイッチ6の内部接点はオンに駆動される。
こうして押しボタン2が図1(b)のように押し込まれてリードスイッチ6の内部接点がオンすると、その内部接点を介して不図示の車両ドア開閉機構に通電されて、不図示の車両ドアが開き、押しボタン2が図1(a)の位置にあって、リードスイッチ6の内部接点がオフしていると、車両ドア開閉機構への通電が停止され車両ドアが閉じる。
なお、実施形態1のテコ部材Aでは負荷点P4の作用長さが作用点P1の作用長さよりも長いので、リードスイッチ6の内部接点をオンさせるに必要とする押しボタン2の押し込みストロークは磁石7の移動距離よりも小さくて良い。また、磁石7に対するリードスイッチ6の吸引力は小さいので、押しボタン2に大きな力は必要としない。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態2に係り、図2におけるテコ部材Aにおけるテコ部材4a,4bを平面上で図示のように傾斜して配置、つまり、テコ部材4aを左下がりに傾斜させ、テコ部材4bを左上がりに傾斜させたもので、テコ部材Aにおけるテコ部材4a,4bの長さは、テコ部材Bにおけるテコ部材5a,5bより長くなるが、作用点、負荷点など各動作点の作用長さの比は変わらないものである。
実施形態2の押しボタンスイッチの正面構成は実施形態1のそれと同じで、動作は実施形態1の押しボタンスイッチと変わらない。テコ部材A(4a,4b)の作用点となる作用爪31(31a,31b)を、テコ部材B(5a,5b)の作用点となる作用爪32(32a,32b)と同様に、鍔3の四隅に配置することができ、押しボタン2全面の平行移動を安定にできる。
(実施形態3)
図4は本発明の実施形態3に係り、同図では押しボタン2が戻りの位置にあるときのテコ部材A(テコ部材4a,4b),テコ部材B(テコ部材5a,5b)の状態を示す。図4において図1と対応する部分には同一の符号を付している。なお、図1(b)および図2に対応する図は省略されている。
実施形態3の押しボタンスイッチでは、テコ部材Aは、図中左側の一端側に作用点P1を持つと共に、前記一端側から図中右側の他端側方向である図中右側の作用爪32の方向に、第2の作用点P3、支点P2を有する。そして、テコ部材Aは、作用点P1よりも左側の端部に負荷点P4を有する。
支点P2はテコ部材Aの他端側にあり、第2の作用点P3は作用点P1と支点P2との間にある。なお、テコ部材Aは実施形態1と同様に、第1および第3のテコ部材を含み、第1および第3のテコ部材それぞれの負荷点側が結合部材で共通に接続されると共に、前記結合部材の任意の箇所が負荷点P4となり、当該負荷点P4に磁石7が取り付けられている。
また、テコ部材Bは、図中右側の一端側に作用点Q1を持つと共に、前記一端側から図中左側の他端側方向である図中左側の作用爪31の方向に、負荷点Q3、支点Q2を有する。この支点Q2は、テコ部材Bの他端側にあり、負荷点Q3は、作用点Q1と支点Q2との間にある。なお、テコ部材Bは実施形態1と同様に、第2および第4のテコ部材を含み、第2および第4のテコ部材それぞれの負荷点が結合部材で共通に接続されると共に、前記結合部材の任意の箇所が負荷点Q3となる。第2および第4のテコの動きを同じにするために,それぞれの他端で結合することもできる。このときは第2の作用点P3と接触するために,テコBに負荷点Q3となる突起を設ける。
実施形態3においても、テコ部材Aの作用点P1の作用長さとテコ部材Bの作用点Q1の作用長さは同じであり、また、テコ部材Aの第2の作用点P3の作用長さと、テコ部材Bの負荷点Q3の作用長さは同じである。
実施形態3の押しボタンスイッチにおいては、テコ部材Aの作用点P1と負荷点Q4は支点P2に対して同じ側にあるので,押しボタン2を押し込むと、テコ部材Aは作用点P1が作用爪31で押され、支点P2を中心に負荷点P4が下がる。
負荷点P4が下がると、負荷点P4に固定されている磁石7はリードスイッチ6に接近する位置に移動し、これによりリードスイッチ6の接点は磁石7の磁力によりオンする。リードスイッチ6の内部接点がオンすると、不図示の車両ドア開閉機構に通電されて、不図示の車両ドアが開く。
この状態では、戻しバネ41はケーシング1を下方に押しているので、その反作用でテコ部材Aの負荷点P4と作用点P1を上方へ上げるように作用している。そのため、押しボタン2の押し込みを解除すると、テコ部材Aは図4の位置に上昇し、これに伴い、負荷点P4が上昇して、磁石7はリードスイッチ6から離れる。その結果、リードスイッチ6の接点はオフする。リードスイッチ6の接点がオフすると、車両ドア開閉機構への通電が停止されて車両ドアが閉じる。
一方、テコ部材Bは、支点Q2に対して作用点Q1と負荷点Q3が同じ側にあり,押しボタン2を押し込むと作用点Q1が作用爪32で押され、支点Q2を中心にして負荷点Q3が下がる。このとき、上記作用長さの関係でテコ部材Aの作用点P1の下方への移動量とテコ部材Bの作用点Q1の下方への移動量が同じとなり、その結果、押しボタン2はどの部位を押されても傾くことなく平行に下降することができる。
このようにして実施形態3の押しボタンスイッチにおいても、その構造や原理は実施形態1のそれとほぼ同じであり、また、磁石7の移動範囲が実施形態1のそれと同じであれば、押しボタン2のストロークは実施形態1のそれより大きくなるが、押しボタン2の押し込みに必要な力は実施形態1のそれよりも小さくて済む。
(実施形態4)
図6および図7を参照して、実施形態4に係る押しボタンスイッチを説明する。図6は実施形態4の押しボタンスイッチの原理的な概略側面構造図であり、(a)は押しボタンの戻り状態、(b)は押しボタンの押し込み状態を示す。図7は図6の原理的な動作機構平面図である。
なお、実施形態4の押しボタンスイッチも、実施形態1〜3と同様、車両ドア近傍の車両内外に配置されて、乗客により操作されるものであるから、図中の上下方向は車両に配置されるときは水平方向、左右方向は垂直方向となるが、以下の上下方向および左右方向に本発明は限定されない。
実施形態4の押しボタンスイッチは、リードスイッチ6および磁石7の位置が違っており,テコ部材Aの負荷点P4に磁気遮蔽板8が取り付けられている以外は実施形態1と同じ構造で,同じ動作をする。
実施形態1の説明(段落〔0029〕〜〔0050〕)は実施形態4の説明でもある。
テコ部材Aにおいてテコ部材4aとテコ部材4bは、実施形態2(図3)と同様、平面上で傾斜して配置、つまり、テコ部材4aを図中左下がりに傾斜させ、テコ部材4bを図中左上がりに傾斜させたもので、テコ部材Aにおけるテコ部材4a,4bの長さは、テコ部材Bにおけるテコ部材5a,5bより長くなるが、作用点、負荷点など各動作点の作用長さの比は変わらないものである。
結合部材44は磁気遮蔽板8を兼用している。
リードスイッチ6は、ケーシング1内部の左側下方に固定され、また、磁石7はリードスイッチ6に対して図中の右方側の近接した位置に固定されている。磁石7の磁極軸(N磁極とS磁極を結ぶ軸)の方向は、リードスイッチ6の電極軸の方向と平行する方向に設定されている。この磁極軸の方向は,磁気遮蔽板8が磁束をバイパスしやすく遮蔽効果が強い方向である。磁石7のS−N磁極の極性はどちらの向きでも良い。
磁気遮蔽板8は、押しボタン2が図6(a)に示すように押し込まれていないときは、下方の位置でリードスイッチ6と磁石7との間に割り込むように入り込んでいる。また、磁気遮蔽板8は、押しボタン2が矢印方向に押し込まれると図6(a)の位置から上方に移動し、リードスイッチ6と磁石7との間に存在しなくなる。
そして、磁気遮蔽板8が図6(a)に示す下方位置、つまり、リードスイッチ6と磁石7との間に位置するときは、磁石7の磁力は磁気遮蔽板8で遮蔽されて、リードスイッチ6には達することができず、これによりリードスイッチ6の内部接点はオフしている。
磁気遮蔽板8が図6(b)に示す上方位置、つまりリードスイッチ6と磁石7との間に位置しないときは、リードスイッチ6の内部接点への磁石7の磁力は遮蔽されず、磁石7の磁力はリードスイッチ6に達し、これにより当該内部接点は磁石7の磁力によりオンする。
実施形態1で述べたように,押しボタンにより作用爪31,32のいずれかまたは両方に力が加わり押し下げられると、作用点P1,Q1が同時に下がり,テコ部材Aの負荷点P4が上方に持ち上げられ、これにより磁気遮蔽板8が図6(b)に示すように磁石7とリードスイッチ6の間に存在しなくなり、磁石7の磁力がリードスイッチ6に達して内部接点はオンに駆動される。
こうして押しボタン2が図6(b)のように押し込まれてリードスイッチ6の内部接点がオンすると、その内部接点を介して不図示の車両ドア開閉機構に通電されて、不図示の車両ドアが開き、押しボタン2が図6(a)の位置にあって、リードスイッチ6の内部接点がオフしていると、車両ドア開閉機構への通電が停止され車両ドアが閉じる。
なお、実施形態4のテコ部材Aでは負荷点P4の作用長さが作用点P1の作用長さよりも長いので、リードスイッチ6の内部接点をオンさせるに必要とする押しボタン2の押し込みストロークは磁気遮蔽板8の移動距離よりも小さくて良い。また、磁気遮蔽板8に対する吸引力は戻しバネ41と同じ方向に働く。
実施形態4ではテコ部材Aの構造が実施形態1と同じで,テコ部材Aの負荷点に磁石7を取り付ける代わりに磁気遮蔽板8とする押しボタンスイッチについて示したが,テコ部材の構造が実施形態3であってもテコ部材Aの負荷点を磁気遮蔽板にすれば,実施形態4の効果が得られる。
以上、実施形態1〜 実施形態4で説明したように、本発明によれば、鍔の四隅に付けられた作用爪31,32をテコ部材A,Bそれぞれの作用点とし、これらが同じ角度になるように結合され、作用爪31,32が押しボタン2の押し込み方向に平行に動くようになっているので、押しボタン2はその操作面が傾くことなく押し込まれることとなり、従来のシリンダが不要となる。
これにより、本発明では、リードスイッチ6を用いたことによりドア開閉機構を作動させる電圧電流定格を大きくすることができると共に、押しボタン2はその操作面を大面積としても傾くことがないうえに、従来のようにシリンダが不要であるので、従来の押しボタンスイッチよりも薄型化を図れる押しボタンスイッチを実現することができる。
なお、本発明では接点として内部の接点容量が大きいリードスイッチ6を用いているので、高耐圧であり大電流を流してドア開閉機構を作動させることができるという利点があるが、本発明は、接点としてかかるリードスイッチ6に限定されるものではなく、用途として小容量の接点を用いてもよい場合であれば、リードスイッチ6に代えて、例えば負荷点P4に可動接点を取り付け、ケーシング1に取り付けた固定接点との間で開閉させてもよいし、負荷点P4にフォトインタラプタの遮光板を取り付け、この遮光板を間にして発光素子と受光素子とを対向させ、負荷点P4の挙動で発光素子からの発光が遮光板で遮光されればオフし、遮光されず受光素子で受光されればオンするものとしてもよい。
実施形態では押しボタン2を押したとき磁石がリードスイッチに接近して接点オン,戻したとき磁石が離れ,または遮蔽板が間に入って接点オフとなるA接点動作の構造を示したが,押しボタンを押したときに接点オフ,戻したときに接点オンとなるB接点動作の構造に変えることは,実施形態1〜3ではリードスイッチ,実施形態4ではリードスイッチと磁石との取り付け位置の上下を変えることにより容易に実施できる。
また、戻しバネ41は、テコ部材と同じ鉄板で作製された板バネであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、つる巻きバネなど他の形態の戻しバネであってもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は特許請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のものである。
1 ケーシング
11、12 ウェッジ
13 押しストッパ
14 戻しストッパ
2 押しボタン
3 鍔
31 作用爪(作用爪31a、31b)
32 作用爪(作用爪32a、32b)
A テコ部材(テコ部材4a、4b)
41 戻しバネ
B テコ部材(テコ部材5a、5b)
6 リードスイッチ
7 磁石
8 磁気遮蔽板

Claims (6)

  1. 接点と、前記接点を開閉するため押し込み操作される押しボタンと、前記押しボタンと共に移動可能でかつ該押しボタンの移動量を制限する鍔と、を備えた押しボタンスイッチであって、
    前記鍔の四隅それぞれに設けられた第1〜第4の作用爪と、
    前記第1〜第4の作用爪をそれぞれ作用点とする第1〜第4のテコ部材とを備え、
    前記第1の作用爪と前記第2の作用爪とが一方向一方と他方で対向し、
    前記第3の作用爪と前記第4の作用爪とが前記一方向一方と他方で対向し、
    前記第1のテコ部材と前記第3のテコ部材は同形状であり、
    前記第2のテコ部材と前記第4のテコ部材は同形状であり、
    前記第1〜第4のテコ部材は、それぞれの作用角が同じとなるようにそれぞれの対応する作用点で結合されて、前記押しボタンのいずれの部位を押し込んでも前記第1〜第4の作用爪それぞれの動きが同じとなるようにされており、
    これにより前記押しボタンが押し込まれると、前記押しボタンの全面が平行に移動し、前記テコ部材の負荷点の動きによって前記接点がオンまたはオフされる
    ことを特徴とする押しボタンスイッチ。
  2. 前記第1および第3のテコ部材はそれぞれの一端側にそれぞれの前記作用点を持つと共に、第1の支点を挟んでそれぞれの他端側方向である前記第2および第4の作用爪の方向に、第2の作用点、および第1の負荷点をこの順序で持ち、
    前記第2および第4のテコ部材はそれぞれの一端側にそれぞれの前記作用点を持つと共に、第2の支点を挟んでそれぞれの他端側方向である前記第1および第3の作用爪の方向に第2の負荷点を持ち、
    前記第2の負荷点を前記第1および第3のテコ部材の前記第2の作用点とし、
    前記第1および第3のテコ部材と前記第2および第4のテコ部材それぞれの前記作用点の作用長さを同じとすると共に、
    前記第1および第3のテコ部材の前記第2の作用点および前記第2および第4のテコ部材の前記第2の負荷点は前記第1の支点と前記第2の支点との中間位置になる寸法として、
    前記第1および第3のテコ部材と前記第2および第4のテコ部材の作用角が常に同じになるようにし、
    前記第1のテコ部材と前記第3のテコ部材または前記第2のテコ部材と前記第4のテコ部材のいずれか一方または両方を連結して、前記各テコ部材の動きを同じにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の押しボタンスイッチ。
  3. 前記第1および第3のテコ部材はそれぞれの一端側にそれぞれの前記作用点を持つと共に、それぞれの他端側に第1の支点を持ち、かつそれぞれの前記作用点と前記第1の支点との中途部に第2の作用点を持ち、かつ、それぞれの作用点よりもさらに前記一端側に第1の負荷点を持ち、
    前記第2および第4のテコ部材はそれぞれの一端側にそれぞれの前記作用点を持つと共に、それぞれの他端側に第2の支点を持ち、かつ、それぞれの前記作用点と第2の支点との中途部に第2の負荷点を持ち、
    前記第2の負荷点を前記第1および第3のテコ部材の前記第2の作用点とし、
    前記第1および第3のテコ部材と前記第2および第4のテコ部材それぞれの前記作用点の作用長さを同じとすると共に、
    前記第1および第3のテコ部材の前記第2の作用点および前記第2および第4のテコ部材の前記第2の負荷点は前記第1の支点と前記第2の支点との中間位置になる寸法として、
    前記第1および第3のテコ部材と前記第2および第4のテコ部材の作用角が常に同じになるようにし、
    前記第1のテコ部材と前記第3のテコ部材または前記第2のテコ部材と前記第4のテコ部材のいずれか一方または両方を連結して、前記各テコ部材の動きを同じにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の押しボタンスイッチ。
  4. 前記第1および第3のテコ部材は、それぞれの第1の負荷点が結合部材で共通に接続されると共に、前記結合部材の任意の箇所に接点駆動用の磁石が取り付けられており、
    前記接点がリードスイッチ内部の接点であり、
    前記磁石の動きによって、前記リードスイッチ内部の前記接点がオンまたはオフとなる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の押しボタンスイッチ。
  5. 前記接点がリードスイッチ内部の接点であり、
    接点駆動用の磁石が、その磁力により前記接点をオンできる位置に固定され、
    前記第1および第3のテコ部材は、それぞれの第1の負荷点が磁気遮蔽材料からなる結合部材で共通に接続されると共に、
    前記結合部材の位置によって、前記磁石から前記リードスイッチに達する磁気を遮蔽して、前記リードスイッチ内部の前記接点がオフとなる、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の押しボタンスイッチ。
  6. 前記押しボタンは、ケーシングの開口部に出没自在に設けられ、
    前記鍔は、平面視サイズが前記押しボタンの平面視サイズより大きく、かつ、前記四隅を含む外周部分が前記ケーシングの前記開口部周囲の下面に位置するように当該下面側に設けられ、
    前記ケーシング内において、
    前記リードスイッチは、前記磁石と対向する位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の押しボタンスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016015208A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 大光電気株式会社 リードスイッチを使用した押しボタンスイッチ
JP2017530537A (ja) * 2014-10-13 2017-10-12 東莞市凱華電子有限公司 安定的に押下可能な超薄型光電スイッチ
CN113165522A (zh) * 2018-12-18 2021-07-23 大众汽车股份公司 按键开关和带有按键开关的机动车

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