JP2016006129A - 毛髪処理剤 - Google Patents

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祥子 伊波
Shoko Inami
祥子 伊波
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Abstract

【課題】本発明は、心地よい香りを付与した毛髪処理剤の提供を目的とする。【解決手段】植物由来の香料が一種又は二種以上配合される毛髪処理剤。

Description

本発明は、植物由来の香料が一種又は二種以上配合された毛髪処理剤に関する。
毛髪処理剤において、使用時に心地よい香りを提供するため、様々な香料成分が用いられている。また、毛髪処理剤に配合される原料由来の臭気や、染毛剤又はパーマ剤を毛髪に処理した際に生じる反応臭などの不快な臭いをマスキングするために、毛髪処理剤に香料成分が配合されることがある。
特許文献1には、頭皮臭を効果的にマスキングできる香料組成物を毛髪化粧料に配合することが開示されている。
特開2001−151644号公報
ところで、毛髪処理剤に心地よい香りを付与することは、毛髪処理剤を使用する人が香りそのものを楽しむことや使用する人の魅力を高める上で重要である。本発明の目的は、心地よい香りを付与した毛髪処理剤を提供することにある。
本発明者等が検討を行った結果、毛髪処理剤に植物由来の香料を一種又は二種以上配合することにより、心地よい香りを付与した毛髪処理剤が提供できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る毛髪処理剤は、植物由来の香料が一種又は二種以上配合される毛髪処理剤に関する。
本発明によれば、心地よい香りを付与した毛髪処理剤を提供することができる。
本発明の実施形態に基づき、本発明を以下に説明する。
本実施形態の毛髪処理剤は、植物由来の香料が一種又は二種以上配合される。また、毛髪処理剤の原料として公知のものを任意原料として配合し、本実施形態の毛髪処理剤としても良い。
(植物由来の香料)
本実施形態における植物由来の香料は、植物の特定の部位または植物の分泌物から得られる香料である。植物由来の香料として、例えば、エッセンシャルオイル(精油)、コンクリート、アブソリュート、エキストラクト、レジノイド、オレオレジン、チンキ・浸液、バルサムなどが挙げられる。
前記植物由来の香料は、例えば、アオイ科、アヤメ科、イネ科、ウルシ科、エゴノキ科、オミナエシ科、カンラン科、キク科、クスノキ科、コショウ科、シソ科、ショウガ科、ショウブ科、スミレ科、セリ科、ニクズク科、ハマビシ科、バラ科、バンレイシ科、ヒガンバナ科、ヒノキ科、ビャクダン科、フウロソウ科、フタバガキ科、フトモモ科、マツ科、マメ科、マンサク科、ミカン科、モクセイ科、モクレン科などの植物から得られる。これらの植物の特定の部位または分泌物である、例えば、全草、花、果実、種子、枝葉、葉、樹幹、樹皮、茎、根、根茎、樹脂などを用いることにより、植物由来の香料を得ることができる。また、植物由来の香料を得る方法としては、例えば、水蒸気蒸留法、抽出法、圧搾法、吸着法、吸収法、浸出法などが挙げられる。
本実施形態における毛髪処理剤には、植物由来の香料を一種又は二種以上配合すると良い。植物由来の香料を一種又は二種以上配合することにより、毛髪処理剤に心地よい香りを付与することができる。
本実施形態の毛髪処理剤における植物由来の香料の配合量は、特に限定されるものではないが、0.0001質量%以上10.0質量%以下である。
本実施形態の毛髪処理剤に配合される植物由来の香料は、上述した定義に従うものであれば特に限定されないが、例えば、以下に示すものを用いることができる。
(アオイ科の植物由来の香料)
アオイ科の植物由来の香料として、例えば、トロロアオイモドキ種子油などが挙げられる。
(アヤメ科の植物由来の香料)
アヤメ科の植物由来の香料として、例えば、ドイツアヤメ根エキスなどが挙げられる。
(イネ科の植物由来の香料)
イネ科の植物由来の香料として、例えば、コウスイガヤ油、レモングラス油、パルマローザ油、ベチベル根油などが挙げられる。
(ウルシ科の植物由来の香料)
ウルシ科の植物由来の香料として、例えば、サンショウモドキ果実油、マスチック樹脂油などが挙げられる。
(エゴノキ科の植物由来の香料)
エゴノキ科の植物由来の香料として、例えば、シャムアンソクコウノキ樹脂エキス、アンソッコウエキスなどが挙げられる。
(オミナエシ科の植物由来の香料)
オミナエシ科の植物由来の香料として、例えば、セイヨウカノコソウ根油などが挙げられる。
(カンラン科の植物由来の香料)
カンラン科の植物由来の香料として、例えば、カナリヤノキ樹脂油、モツヤクジュ油、ニュウコウジュ油などが挙げられる。
(キク科の植物由来の香料)
キク科の植物由来の香料として、例えば、アルテミシアヘルバアルバ油、カミツレ油、オルメニスムルチカウリス油、アルテミシアパレンス花油、ローマカミツレ油、シオザキソウ花油などが挙げられる。
(クスノキ科の植物由来の香料)
クスノキ科の植物由来の香料として、例えば、ローズウッド油、セイロンニッケイ葉油、セイロンニッケイ樹皮油、ケイヒ油、ゲッケイジュ葉油、ローレル油、アオモジ果実油、ローズウッド木油などが挙げられる。
(コショウ科の植物由来の香料)
コショウ科の植物由来の香料として、例えば、コショウ種子油、コショウ果実油、キンマ葉油などが挙げられる。
(シソ科の植物由来の香料)
シソ科の植物由来の香料として、例えば、メボウキ油、オニサルビア油、ヤナギハッカ葉油、ラベンダー油、ラバンデュラハイブリダ油、マヨラナ葉油、ハッカ葉油、パチョリ油、ペニーロイヤルミント油、セイヨウハッカ油、ローズマリー油、オニサルビア油、セージ油、ミドリハッカ花/葉/茎エキス、スペアミント油などが挙げられる。
(ショウガ科の植物由来の香料)
ショウガ科の植物由来の香料として、例えば、ショウズク種子油、ショウガ根油、ショウブ根エキスなどが挙げられる。
(スミレ科の植物由来の香料)
スミレ科の植物由来の香料として、例えば、ニオイスミレ油などが挙げられる。
(セリ科の植物由来の香料)
セリ科の植物由来の香料として、例えば、アンゼリカ種子油、アンゼリカ根油、アニス種子油、コリアンダー種子油、クミン種子油、ウイキョウ果実油、キャラウェー果実油、キャラウェー種子油、フェルラガルバニフルア樹脂油、アニス油、コリアンダー果実油などが挙げられる。
(ニクズク科の植物由来の香料)
ニクズク科の植物由来の香料として、例えば、ニクズク核油などが挙げられる。
(ハマビシ科の植物由来の香料)
ハマビシ科の植物由来の香料として、例えば、ブルネシアサルミエントイ木油などが挙げられる。
(バラ科の植物由来の香料)
バラ科の植物由来の香料として、例えば、ローズ油、センチフォリアバラ花エキス、センチフォリアバラ花油、ダマスクバラ花油、カニナバラ花油、ガリカバラ花油、モスカータバラ油などが挙げられる。
(バンレイシ科の植物由来の香料)
バンレイシ科の植物由来の香料として、例えば、イランイラン油、イランイラン花油、イランイランノキ葉油などが挙げられる。
(ヒガンバナ科の植物由来の香料)
ヒガンバナ科の植物由来の香料として、例えば、クチベニスイセン花ロウ、チューベロースエキスなどが挙げられる。
(ヒノキ科の植物由来の香料)
ヒノキ科の植物由来の香料として、例えば、トショウ油、エンピツビャクシン油、ニオイヒバ葉油、ジュニペルスメキシカナ油、セイヨウネズ果実油、イタリアイトスギ葉油、イタリアイトスギ葉/実/茎油、ヒバ油など挙げられる。
(ビャクダン科の植物由来の香料)
ビャクダン科の植物由来の香料として、例えば、ビャクダン油、サンタルムアウストロカレドニクム木油などが挙げられる。
(フウロソウ科の植物由来の香料)
フウロソウ科の植物由来の香料として、例えば、ニオイテンジクアオイ油、ニオイテンジクアオイ花油が挙げられる。
(フタバガキ科の植物由来の香料)
フタバガキ科の植物由来の香料として、例えば、ジプテロカルプスツルビナツス木油などが挙げられる。
(フトモモ科の植物由来の香料)
フトモモ科の植物由来の香料として、例えば、ベイ油、チョウジエキス、チョウジ葉油、チョウジつぼみ油、チョウジ花油、ギンバイカ油、ユーカリ葉油、ユーカリシトリオドラ油、ユーカリシトリオドラ葉油、バクホウシアシトリオドラ葉油、ティーツリー葉油などが挙げられる。
(マツ科の植物由来の香料)
マツ科の植物由来の香料として、例えば、アトラスシーダー木油、アトラスシーダー樹皮油、シベリアモミ油、セイヨウアカマツ葉油などが挙げられる。
(マメ科の植物由来の香料)
マメ科の植物由来の香料として、例えば、ミロカルプスファスチギアツス油、アカシアデクレンス花エキス、スイートアカシア花エキス、レダマ花エキス、ジプテリクスオドラタ種子エキスなどが挙げられる。
(マンサク科の植物由来の香料)
マンサク科の植物由来の香料として、例えば、モミジバフウ油などが挙げられる。
(ミカン科の植物由来の香料)
ミカン科の植物由来の香料として、例えば、ベルガモット果実油、バロスマベツリナ葉油、レモン果皮油、ライム油、マンダリンオレンジ果皮油、ビターオレンジ花油、オレンジ油、グレープフルーツ果皮油、プチグレン油、オレンジ果皮油、ボロニアメガスチグマ花油、アミリスバルサミフェラ樹皮油、ユズ果皮油などが挙げられる。
(モクセイ科の植物由来の香料)
モクセイ科の植物由来の香料として、例えば、モクセイ花エキス、ジャスミン油、マツリカ花エキスなどが挙げられる。
(モクレン科の植物由来の香料)
モクレン科の植物由来の香料として、例えば、ギンコウボク花油、マグノリアチャンパカ花油などが挙げられる。
(任意原料)
本実施形態の毛髪処理剤に配合される任意原料は、毛髪用処理剤の原料として公知のものから適宜に選定される。この任意原料は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、高級アルコール、多価アルコール、低級アルコール、糖類、エステル油、油脂、脂肪酸、炭化水素、ロウ、シリコーン、高分子化合物、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、合成香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤などである。
アニオン界面活性剤としては、例えばN−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸、アシル乳酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸モノグリセリド硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩が挙げられる。一種又は二種以上のアニオン界面活性剤を毛髪処理剤に配合すると良く、アニオン界面活性剤の配合濃度は、例えば0.001質量%以上20質量%以下である。
カチオン界面活性剤としては、例えばアルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩、アーコベル型3級アミン塩、長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩、トリ長鎖アルキルモノメチルアンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩、モノアルキルエーテル型4級アンモニウム塩が挙げられる。一種又は二種以上のカチオン界面活性剤を毛髪処理剤に配合すると良く、カチオン界面活性剤の配合濃度は、例えば0.001質量%以上20質量%以下である。
両性界面活性剤としては、例えばアルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩、アルキルポリアミノポリカルボキシグリシン塩、アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルプロピオン酸塩、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−プロピルスルホン酸塩、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩、N−脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩が挙げられる。一種又は二種以上の両性界面活性剤を毛髪処理剤に配合すると良く、両性界面活性剤の配合濃度は、例えば0.001質量%以上10質量%以下である。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルが挙げられる。一種又は二種以上のノニオン界面活性剤を毛髪処理剤に配合すると良く、ノニオン界面活性剤の配合濃度は、例えば0.001質量%以上20質量%以下である。
高級アルコールとしては、例えば、セタノール、イソセチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコールが挙げられる。一種又は二種以上の高級アルコールを毛髪処理剤に配合すると良く、高級アルコールの配合濃度は、例えば0.01質量%以上15質量%以下である。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、イソプロピルアルコールが挙げられる。一種又は二種以上の低級アルコールを毛髪処理剤に配合すると良く、低級アルコールの配合濃度は、例えば0.01質量%以上3質量%以下である。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ブチレングリコールが挙げられる。一種又は二種以上の多価アルコールを毛髪処理剤に配合すると良く、多価アルコールの配合濃度は、例えば0.01質量%以上50質量%以下である。
糖類としては、例えばソルビトール、マンニトール、グルコース、フルクトース、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロースが挙げられる。一種又は二種以上の糖類を毛髪処理剤に配合すると良く、糖類の配合濃度は、例えば0.01質量%以上10質量%以下である。
油脂としては、例えばアボガド油、オリーブ油、シア脂油、月見草油、ツバキ油、ローズヒップ油が挙げられる。一種又は二種以上の油脂を毛髪処理剤に配合すると良く、油脂の配合濃度は、例えば0.01質量%以上10質量%以下である。
エステル油としては、例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、パルミチン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸エチル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソステアリン酸ヘキシル、ジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、イソステアリン酸イソセチル、ジメチルオクタン酸2−オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、クエン酸トリオクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、ステアリン酸コレステリルが挙げられる。一種又は二種以上のエステル油を毛髪処理剤に配合すると良く、エステル油の配合濃度は、例えば0.01質量%以上10質量%以下である。
脂肪酸としては、例えばイソステアリン酸、オレイン酸、カプリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、ラノリン脂肪酸、リノール酸が挙げられる。一種又は二種以上の脂肪酸を毛髪処理剤に配合すると良く、脂肪酸の配合濃度は、例えば0.01質量%以上10質量%以下である。
炭化水素としては、例えば流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックスが挙げられる。一種又は二種以上の炭化水素を毛髪処理剤に配合すると良く、炭化水素の配合濃度は、例えば0.01質量%以上20質量%以下である。
ロウとしては、例えばミツロウ、モクロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウが挙げられる。一種又は二種以上のロウを毛髪処理剤に配合すると良く、ロウの配合濃度は、例えば0.01質量%以上20質量%以下である。
シリコーンとしては、例えば、ジメチルシリコーン(メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン等)、メチルフェニルシリコーン、環状ジメチルシリコーン(オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等)、アミノ変性シリコーン(アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等)、ポリエーテル変性シリコーン、長鎖アルキル変性シリコーン、シラノール変性シリコーンが挙げられる。一種又は二種以上のシリコーンを本実施形態の毛髪処理剤に配合すると良く、その配合濃度は、適宜設定されるものであるが、例えば0.01質量%以上である。
高分子化合物としては、例えば、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、メタクリロイルエチルベタイン・メタクリル酸エステル共重合体、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、可溶性デンプン、アルギン酸ナトリウム、グアーガム、グルカン、セルロース、ヒアルロン酸ナトリウムが挙げられる。一種又は二種以上の高分子化合物を毛髪処理剤に配合すると良く、高分子化合物の総配合濃度は、例えば0.01質量%以上15質量%以下である。
(pH及び粘度)
本実施形態の毛髪処理剤のpH及び粘度は、特に限定されない。毛髪処理剤の用途及び剤型に応じて適宜設定することができる。
(剤型)
本実施形態の毛髪処理剤を毛髪に塗布して用いる場合には、上記任意原料を配合したものとすると良い。本実施形態の毛髪処理剤を使用する際の剤型は、例えば、液状、クリーム状、ワックス状、ゲル状、固形状、フォーム状(泡状)、霧状、粉末状が挙げられる。
(用途)
本実施形態の毛髪処理剤は、例えばヘアケア剤、パーマ剤、カラーリング剤、ブリーチ剤、スタイリング剤、スカルプ用剤の用途とすることができる。
(ヘアケア剤)
ヘアケア剤とは、毛髪の手入れ、手当て等を行うために用いられる毛髪処理剤である。ヘアケア剤としては、例えばシャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント(例えば、洗い流さないトリートメント、洗い流すトリートメント、髪用日焼け止めトリートメント、整髪兼用トリートメント、多剤式トリートメントの一構成剤、パーマの前処理のためのトリートメント、パーマの後処理のためのトリートメント、カラーリングの前処理のためのトリートメント、カラーリングの後処理のためのトリートメント、ブリーチの前処理のためのトリートメント、ブリーチの後処理のためのトリートメント)が挙げられる。
(パーマ剤)
パーマ剤とは、還元反応、酸化反応等の化学反応を利用して毛髪形状を変化させるために用いられる毛髪処理剤である。パーマ剤としては、例えば、毛髪をウェーブ状に形成するためのウェーブ剤、ウェーブ状等の毛髪を直毛に近づけるためのストレート剤が挙げられ、1剤式パーマ剤、2剤式パーマ剤の還元剤が配合された第1剤及び2剤式パーマ剤の酸化剤が配合された第2剤のいずれも本実施形態に係る毛髪処理剤に該当する。
(カラーリング剤)
カラーリング剤とは、毛髪を着色するために用いられる毛髪処理剤である。カラーリング剤としては、例えば、直接染料が配合された染毛料、毛髪の染毛時に反応が必要になる反応型染料が配合された染毛剤、毛髪への着色を一時的に施す毛髪着色料が挙げられる。なお、直接染料および反応型染料が配合されたものは染毛料および染毛剤の双方に該当するから、カラーリング剤における染毛料と染毛剤の分類は便宜的に用いられる。
(ブリーチ剤)
ブリーチ剤とは、毛髪の色素を脱色させるために用いられる毛髪処理剤である。
(スタイリング剤)
スタイリング剤とは、髪型を一時的に保持するために用いられる毛髪処理剤である。
スタイリング剤としては、例えば、ヘアスプレー、ヘアミスト、ムース、フォーム、ヘアジェル、セットローション、ヘアクリーム、ヘアワックスなどが挙げられる。
(スカルプ用剤)
スカルプ用剤とは、頭皮に適用され育毛・養毛に用いられる毛髪処理剤、または、頭皮に適用され頭皮の状態を整えるために用いられる毛髪処理剤である。
スカルプ用剤としては、例えば、育毛剤、養毛剤、頭皮用シャンプー、頭皮用トリートメントなどが挙げられる。
本実施形態に係る毛髪処理剤のより詳しい組成は、下記表1〜19に示す通りである。また、下記表1〜19の組成表中の「香料」における香料A〜Kは次に示す通りである。なお、下記香料A〜K及び下記表1〜19における配合濃度の単位は、全て質量%である。
<香料A>
ニオイテンジクアオイ花油 0.05
アミリスバルサミフェラ樹皮油 0.05
ダマスクバラ花油 0.05
ラベンダー油 0.05
レモン果皮油 0.05
エンピツビャクシン油 0.05
カミツレ油 0.05
イランイラン油 0.05
ジャスミン油 0.05
<香料B>
ニオイテンジクアオイ花油 0.05
アミリスバルサミフェラ樹皮油 0.05
ダマスクバラ花油 0.05
ラベンダー油 0.05
レモン果皮油 0.05
エンピツビャクシン油 0.05
マツリカ花エキス 0.05
ギンコウボク花油 0.05
ベルガモット果実油 0.05
<香料C>
ニオイテンジクアオイ花油 0.05
アミリスバルサミフェラ樹皮油 0.05
ダマスクバラ花油 0.05
ラベンダー油 0.05
グレープフルーツ果皮油 0.05
ケイヒ油 0.05
カミツレ油 0.05
イランイラン油 0.05
ジャスミン油 0.05
<香料D>
ニオイテンジクアオイ花油 0.05
アミリスバルサミフェラ樹皮油 0.05
ダマスクバラ花油 0.05
ラベンダー油 0.05
グレープフルーツ果皮油 0.05
ケイヒ油 0.05
マツリカ花エキス 0.05
ギンコウボク花油 0.05
ベルガモット果実油 0.05
<香料E>
ニオイテンジクアオイ花油 0.05
チョウジ葉油 0.05
ローズマリー油 0.05
センチフォリアバラ花エキス 0.05
レモン果皮油 0.05
エンピツビャクシン油 0.05
カミツレ油 0.05
イランイラン油 0.05
ジャスミン油 0.05
<香料F>
ニオイテンジクアオイ花油 0.05
チョウジ葉油 0.05
ローズマリー油 0.05
センチフォリアバラ花エキス 0.05
レモン果皮油 0.05
エンピツビャクシン油 0.05
マツリカ花エキス 0.05
ギンコウボク花油 0.05
ベルガモット果実油 0.05
<香料G>
ニオイテンジクアオイ花油 0.05
チョウジ葉油 0.05
ローズマリー油 0.05
センチフォリアバラ花エキス 0.05
グレープフルーツ果皮油 0.05
ケイヒ油 0.05
カミツレ油 0.05
イランイラン油 0.05
ジャスミン油 0.05
<香料H>
ニオイテンジクアオイ花油 0.05
チョウジ葉油 0.05
ローズマリー油 0.05
センチフォリアバラ花エキス 0.05
グレープフルーツ果皮油 0.05
ケイヒ油 0.05
マツリカ花エキス 0.05
ギンコウボク花油 0.05
ベルガモット果実油 0.05
<香料I>
ニオイテンジクアオイ花油 0.05
アミリスバルサミフェラ樹皮油 0.05
ダマスクバラ花油 0.05
ラベンダー油 0.05
チョウジ葉油 0.05
センチフォリアバラ花エキス 0.05
エンピツビャクシン油 0.05
<香料J>
ケイヒ油 0.05
カミツレ油 0.05
イランイラン油 0.05
ジャスミン油 0.05
マツリカ花エキス 0.05
ギンコウボク花油 0.05
ベルガモット果実油 0.05
<香料K>
アトラスシーダー木油 0.01
アミリスバルサミフェラ樹皮油 0.01
イランイランノキ葉油 0.01
イランイラン花油 0.01
イランイラン油 0.01
エンピツビャクシン油 0.01
オレンジ果皮油 0.01
オレンジ油 0.01
ギンコウボク花油 0.01
グレープフルーツ果皮油 0.01
ケイヒ油 0.01
ジャスミン油 0.01
ジュニペルスメキシカナ油 0.01
ショウガ根油 0.01
センチフォリアバラ花エキス 0.01
ダマスクバラ花油 0.01
チョウジエキス 0.01
チョウジつぼみ油 0.01
チョウジ葉油 0.01
ニオイテンジクアオイ花油 0.01
ニオイヒバ葉油 0.01
ビターオレンジ花油 0.01
ベルガモット果実油 0.01
マツリカ花エキス 0.01
マンダリンオレンジ果皮油 0.01
ユーカリシトリオドラ油 0.01
ユーカリ葉油 0.01
ラバンデュラハイブリダ油 0.01
ラベンダー油 0.01
レモン果皮油 0.01
ローズマリー油 0.01
本実施形態のシャンプーの処方例を表1に示す。
Figure 2016006129
本実施形態のシャンプーの処方例を表2に示す。
Figure 2016006129
本実施形態のシャンプー(エアゾール剤型)の処方例を表3に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の洗い流すトリートメントの処方例を表4に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の洗い流すトリートメントの処方例を表5に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の洗い流すトリートメントの処方例を表6に示す。
Figure 2016006129
本実施形態のヘアスプレーの原液の処方例を表7に示す。この原液に対し、任意の量で噴射剤を配合することによりヘアスプレーを製造できる。
Figure 2016006129
本実施形態の洗い流すトリートメントの処方例を表8に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の4剤式トリートメントの処方例を下記表9〜表12に示す。
本実施形態の4剤式トリートメントを使用する場合には、例えば、第1剤、第2剤、第3剤、第4剤の順に毛髪に塗布することができる。これらの塗布順序は変更してもよく、例えば、第1剤と第2剤との塗布順序を入れ替えたり、第1剤と第3剤との塗布順序を入れ替えたり、第1剤と第4剤との塗布順序を入れ替えたり、第2剤と第3剤との塗布順序を入れ替えたり、第2剤と第4剤との塗布順序を入れ替えたり、第3剤と第4剤との塗布順序を入れ替えたりしてもよい。
また、第1剤を毛髪に塗布した後で第2剤を塗布する前に、濯ぎを行なわないか、又は、濯ぎを行ってもよい。同様に第2剤を毛髪に塗布した後で第3剤を塗布する前に、濯ぎを行なわないか、又は、濯ぎを行なってもよい。同様に第3剤を毛髪に塗布した後で第4剤を塗布する前に、濯ぎを行なわないか、又は、濯ぎを行なってもよい。
なお、4剤式トリートメントを構成する各剤のうちの最後の剤を塗布した後の毛髪を、例えば、水で洗い流し、乾燥して仕上げることができる。
本実施形態の4剤式トリートメントにおける第1剤の処方例を表9に示す。なお、組成表中の「プロデュウ500」は、味の素社の製品で、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、アルギニン、アスパラギン酸、ピロリドンカルボン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、プロリン、トレオニン、イソロイシン、ヒスチジンおよびフェニルアラニンが配合された水溶液である。
Figure 2016006129
本実施形態の4剤式トリートメントにおける第2剤の処方例を表10に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の4剤式トリートメントにおける第3剤の処方例を表11に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の4剤式トリートメントにおける第4剤の処方例を表12に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の3剤式トリートメントの処方例を下記表13〜表15に示す。
本実施形態の3剤式トリートメントを使用する場合には、例えば、第1剤、第2剤、第3剤の順に毛髪に塗布することができる。これらの塗布順序は変更してもよく、例えば、第1剤と第2剤との塗布順序を入れ替えたり、第2剤と第3剤との塗布順序を入れ替えたり、第1剤と第3剤との塗布順序を入れ替えたりしてもよい。また、第1剤を毛髪に塗布した後で第2剤を塗布する前に、濯ぎを行なわないか、又は、濯ぎを行ってもよい。同様に、第2剤を毛髪に塗布した後で第3剤を塗布する前に、濯ぎを行なわないか、又は、濯ぎを行なってもよい。なお、多剤式トリートメントを構成する各剤のうちの最後の剤を塗布した後の毛髪を、例えば、水で洗い流し、乾燥して仕上げることができる。
本実施形態の3剤式トリートメントにおける第1剤の処方例を表13に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の3剤式トリートメントにおける第2剤の処方例を表14に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の3剤式トリートメントにおける第3剤の処方例を表15に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の3剤式トリートメントの処方例を下記表16〜表18に示す。
当該本実施形態の3剤式トリートメントの使用方法は、上記表13〜表15に示す3剤式トリートメントと同様である。
本実施形態の3剤式トリートメントにおける第1剤の処方例を表16に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の3剤式トリートメントにおける第2剤の処方例を表17に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の3剤式トリートメントにおける第3剤の処方例を表18に示す。
Figure 2016006129
本実施形態の洗い流さないトリートメントの処方例を表19に示す。なお、組成表中の「変性ペプチド液」は特許第5798741号公報に記載された変性ペプチド液を示し、「ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド含有市販品」は花王社製の「アミノーンC−11S」を示す。
Figure 2016006129

Claims (1)

  1. 植物由来の香料が一種又は二種以上配合された毛髪処理剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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