JP2016005289A - 劣化診断機能を有する電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 劣化の有無を検出するためには、IGBTおよびMOSFETを対象として温度に依存しない特性を用いて劣化診断する手段を検討する必要がある。【解決手段】 ゲート端子に入力される制御信号に応じて主電流が変化するスイッチング素子を含むスイッチング装置において、予め定められた基準電流と前記主電流が一致するときに前記スイッチング素子のゲート電圧を予め定められた診断電圧に切り替えるゲート電圧切替手段と、を有し、前記ゲート電圧切替手段が動作したときの主電流が前記基準電流と異なるとき、前記スイッチング素子のゲート端子にゲート停止の制御信号を入力する、またはアラームを出力する診断手段を有することを特徴とするスイッチング装置。【選択図】 図2

Description

本発明は劣化診断機能を有する電力変換装置に関する。
近年、電力変換装置ではスイッチング損失を低減するため、電圧駆動型スイッチング素子であるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)が適用されている。
これらのスイッチング素子は長期的に使用されることで経年劣化し、オン抵抗やオン電圧などの特性の劣化が報告されている。劣化が進行すると短絡や開放故障による電力変換装置の破壊原因となる。電力変換装置の破壊を未然に防ぐためにスイッチング素子の劣化を検出する技術が注目されている。
スイッチング素子のオン抵抗やオン電圧には温度依存性が存在するため、劣化を検出するためにはオン抵抗やオン電圧を検出するとともに、スイッチング素子のジャンクション温度を高精度に検出し、劣化を診断する必要がある。しかし、ジャンクション温度はスイッチング素子の状態に応じて時々刻々と変化し、温度の正確な検出は困難であるため、温度センサを用いずにスイッチング素子の劣化を診断する技術が求められている。
本技術分野の背景技術として特開2009−159671号公報(特許文献1)がある。この公報には、「故障検出装置は電力用素子としてのIGBTの主電極間の電圧をダイオードを介して検出する。そして、故障検出装置はダイオードのアノード電圧が予め定める基準電圧より低電圧であるとき、IGBTは短絡故障であると判定する。好ましくは、ダイオードのアノード電圧が予め定める基準電圧より高電圧であることを併せて判定すれば、フライホイールダイオードがオン状態である正常動作の場合を除外できる。」と記載されている(要約参照)。
また、他の背景技術として特開2010−220470号公報(特許文献2)がある。この公報には「故障診断装置はカソードがIGBTのコレクタに接続される整流素子と、一端が整流素子のアノードに接続され、他端にエミッタに対して正の電圧が印加される抵抗素子とIGBTの劣化を判定するための劣化判定部とを備える。劣化判定部は主電流の大きさが予め定める基準電流と一致するときに検出された、整流素子のアノードとIGBTのエミッタとの間の監視電圧が、基準電圧を超えるか否かを判定する。基準電流は主電流の大きさが第1の領域と第2の領域との境界である大きさに設定される。第1の領域はコレクタ・エミッタ間の電圧が負の温度依存性を有する領域であり、第2の領域はコレクタ・エミッタ間の電圧が正の温度依存性を有する領域である。」と記載されている(要約参照)。
特開2009−159671 特開2010−220470
上記の2つの先行技術文献はIGBTのコレクタ・エミッタ間電圧の主電流依存性において、温度特性のないクロスポイントを使用して故障もしくは劣化を診断する装置である。しかし、MOSFETのドレイン・ソース間電圧の主電流依存性にはクロスポイントが存在しないため、先行技術文献に記載の技術では、スイッチング素子のジャンクション温度を正確に検出しなければMOSFETの劣化を診断できないという課題があった。
前記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、ゲート端子に入力される制御信号に応じて主電流が変化するスイッチング素子を含むスイッチング装置において、予め定められた基準電流と前記主電流が一致するときに前記スイッチング素子のゲート電圧を予め定められた診断電圧に切り替えるゲート電圧切替手段と、を有し、前記ゲート電圧切替手段が動作したときの主電流が前記基準電流と異なるとき、前記スイッチング素子のゲート端子にゲート停止の制御信号を入力する、またはアラームを出力する診断手段を有することを特徴とするスイッチング装置である。
本発明によれば、スイッチング素子のジャンクション温度によらずスイッチング素子の劣化の有無を検出することができる。
本発明の劣化診断手段で使用するMOSFET及びIGBTの特性を示すグラフである。 本発明の実施例1による劣化診断手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例1を適用した場合のゲート電圧等を示す図である。 本発明の劣化診断手段を適用した電力変換装置の回路図である。 本発明の劣化診断手段を適用した電力変換装置の回路図である。 本発明の実施例1で使用される劣化診断手段を実現する回路構成である。 本発明の実施例2の劣化診断手段で使用するIGBT、MOSFETの特性を示すグラフである。 本発明の実施例2を実現する電力変換装置の回路図である。
以下、図面を用いて実施例を説明する。なお、図面及び実施例ではスイッチング素子としてMOSFETを取り上げるが、本発明はIGBTなどの電圧駆動型のスイッチング素子にも適用可能である。
実施例1ではMOSFETの特性が劣化したことを検出する劣化診断手段について説明する。
(劣化診断で使用するMOSFETの特性)
図1は、実施例1においてMOSFETの劣化を診断するときに使用するMOSFETの特性である。IGBTの特性も図1と同様となる。横軸はMOSFETのゲート端子に入力されるゲート電圧、縦軸はMOSFETのドレイン電極およびソース電極に流れる主電流である。実線と破線はそれぞれスイッチング素子の温度が25℃、125℃である場合のゲート電圧に対する飽和電流の特性を示している。
MOSFETはゲート端子にゲート電圧を印加することでオン・オフ状態を切り替える。このゲート電圧がMOSFETのしきい値電圧Vth以上であればオン状態となりゲート電圧に対応した飽和電流がソース・ドレイン間を流れる。一方、ゲート電圧がMOSFETのしきい値電圧未満であればオフ状態となる。ここで、しきい値電圧Vthは温度によって変動し、一般的に25℃に比べて125℃の方がしきい値電圧が低い値となる。例えば、25℃では3.2Vに対して、125℃では2.5Vとなる。
ここで、図1に示す通り、異なる温度に対するMOSFETのゲート電圧の飽和電流依存性には温度に依存しないクロスポイント102が存在する。このクロスポイント102よりもゲート電圧が低い領域では、ゲート電圧が一定であっても温度の増加につれて飽和電流が増加する。すなわち、この領域では飽和電流は正の温度依存性を有する。一方、クロスポイント102よりもゲート電圧が高い領域では、温度の増加につれて飽和電流が低下する。すなわち飽和電流は負の温度依存性を有する。
2つの領域の境界であるクロスポイント102におけるゲート電圧および飽和電流をそれぞれ劣化診断電圧103、基準電流101と設定する。クロスポイント102ではMOSFETは温度による飽和電流の変化が無いため、クロスポイント102におけるゲート電圧と飽和電流の特性を検出することで、温度センサを必要としない劣化診断が可能となる。
本実施例では、MOSFETの導通損失を低減するため、通常時にオン状態とする場合、しきい値電圧Vthよりも十分高い電圧をゲート電圧として印加する。この通常時のオン動作するゲート電圧を動作ゲート電圧105とする。一般的に劣化診断電圧103は動作ゲート電圧105より低い値となる。例えば、動作ゲート電圧105は18Vに対して、劣化診断電圧103は9Vである。ただし、必ずしも劣化診断電圧103を動作ゲート電圧105より低い値とする必要はない。
クロスポイント102における基準電流101および劣化診断電圧103は個々のMOSFETによって異なるが、一般的に基準電流101は電流定格の0.8倍程度であり、劣化診断電圧103はゲート電圧の耐圧以内である。すなわち、MOSFETをその定格以内で動作させていれば、劣化を診断することができる。 MOSFETが劣化している場合には、MOSFETのしきい値電圧Vthやトランスコンダクタンス等の特性は、初期状態から変化する。そのため、素子の劣化により初期状態に比べて変化している場合に、クロスポイント102の劣化診断電圧103で動作させると、主電流は基準電流101と異なる電流値となる。例えば、基準電流101よりも低い主電流(動作ポイント104の飽和電流)が流れる。すなわち、劣化診断電圧103で動作させた場合の主電流を検出し、基準電流101と一致しているかどうかを確認することによって、スイッチング素子の温度に寄らず、スイッチング素子の劣化を診断することができる。
(劣化診断のフローチャート)
次に図2及び図3を用いて劣化診断手段100のフローチャートを説明する。図2は、劣化診断のフローチャートを示している。
図2を参照して、ステップ1でMOSFETのゲート端子にゲート信号および動作ゲート電圧105が入力され、MOSFETがオン状態となる。この動作を正常に完了するとステップ2に移行する。
ステップ2ではMOSFETにゲート信号および動作ゲート電圧105が入力されている期間中にMOSFETに流れる主電流を検出し、ステップ3に移行する。
ステップ3では図1に示すクロスポイント102で動作させるか否かを判定するため、MOSFETの主電流と基準電流101が一致するか否かを判定する。ここで、主電流と基準電流101が一致しなければステップ1に戻り、MOSFETには所定のゲート信号と動作ゲート電圧105が入力され続け、主電流と基準電流101が一致したときに初めてステップ4に移行する。
ステップ4ではゲート電圧切替手段の動作が開始することで、MOSFETのゲート端子には劣化診断電圧103が印加され、ステップ5に移行する。
ステップ5ではゲート電圧切替手段が動作している期間中のMOSFETの飽和電流を検出し、ステップ6に移行する。
ステップ6ではMOSFETの飽和電流と基準電流101を比較することでMOSFETの劣化を診断する。前述のようにMOSFETが劣化していなければ飽和電流は基準電流101と一致することになる。飽和電流と基準電流101とが一致する場合は、ステップ1へ戻る。
一方、MOSFETが劣化している場合には、劣化診断電圧103で動作時の飽和電流が基準電流とは異なる値となるため、主電流と基準電流101が異なり、初期状態のクロスポイント102ではなく動作ポイント104で動作する。このような場合にはステップ7へ移行する。劣化したMOSFETを使用し続けると電力変換装置の破壊につながるため、ステップ7ではMOSFETのゲート信号およびゲート電圧を速やかに停止する。または、ゲート信号停止の代わりに、劣化を知らせるアラームを出力しても良い。
図3は、上記したフローチャートに従って劣化診断を行った場合のゲート電圧、ドレイン電圧及び主電流の時間変化を示す図である。まず、ステップ1からステップ3の処理が繰り返されるt1からt5の期間について説明する。ゲート信号に基づいてオン信号が入力された場合は、動作ゲート電圧105(例えば、18V)がゲートに印加され、オフ信号が入力された場合は低電圧(例えば、0V)がゲートに印加される。オン状態(t1〜t2、t3〜t4)の期間は、ドレイン電圧が0Vとなり、主電流が徐々に増加する。オフ状態(t2〜t3、t4〜t5)の期間は、ドレイン電圧が入力電圧(例えば、600V)となり、主電流が0Aとなる。
時刻t1において、ステップ1でオンのゲート信号が入力されると、ステップ2で主電流Idが検出される。時刻t1では電流がまだ立ち上がっていないため、ここでは主電流はゼロAとなる。そのため、ステップ3で主電流(ゼロA)と基準電流101を比較しても両者は一致しないため、処理がステップ1に戻る。この処理は、主電流と基準電流が一致するまで繰り返される。
主電流が徐々に増加して、時刻t6で主電流が基準電流の値まで増加すると、処理がステップ4に進み、ゲート電圧切替手段の動作が開始する。つまり、時刻t6では、ゲート電圧を動作ゲート電圧105の18Vから劣化診断電圧103は9Vまで減少させる。劣化診断電圧103は、クロスポイント102のゲート電圧と同じ値に設定されているため、スイッチング素子が劣化していない場合には、図3に示すように、スイッチング素子の温度に関わらず、クロスポイント102における飽和電流(基準電流)が主電流としてMOSFETに流れる。もし、スイッチング素子が劣化している場合には、図1に示すように、動作ポイントが104に変化しているため、飽和電流が基準電流101よりも低い値となる。
そのため、図3で示す例では、t6からt7の期間において、ステップ5で検出した主電流は基準電流と一致し、ステップ6で主電流と基準電流が一致することが確認できるため、処理がステップ1に戻る。一方、ステップ5で検出した主電流が基準電流と一致しない場合には、スイッチング素子が劣化していると判断できるため、処理がステップ7に進みゲート信号が停止される。
(劣化診断機能を有する電力変換装置)
図4は実施例1の劣化診断手段が適用されたモータ駆動用電力変換装置の回路図である。電力変換装置3は三相インバータを示しており、コンデンサ2とMOSFETQ1〜Q6とMOSFETQ1〜Q6を駆動するためのゲート信号およびゲート電圧を印加するゲート駆動回路6a〜6fとダイオードD1〜D6で構成される。直流電力1の安定化を目的として直流電力1には並列にコンデンサ2が接続されている。
MOSFETQ1〜Q6のうちQ1とQ2が直列接続されることでU相を形成し、V相はQ3とQ4、W相はQ5とQ6がそれぞれ直列に接続されることでU相、V相、W相の三相インバータを構築している。ここでは三相インバータを例としてあげるが、単相インバータやコンバータなどの電力用スイッチング素子を用いた電力変換装置であれば他の回路方式でも良い。
各相に直列接続された2つのMOSFETの間の接続点からは電力線が引き出されており、モータ5に接続されている。モータ5はリアクトル5a〜5cを用いた等価回路で記述している。ここで、モータはスター結線で記載しているが、他の結線方法でもよい。また、電力変換装置3の出力はモータ5が接続されているが、商用電源等の系統でも良い。
電力変換装置3はMOSFETQ1〜Q6のオン状態とオフ状態を切り替えることによって直流電力1を交流電力に変換して出力する。変換された交流電力はU相、V相、W相の三相それぞれに流れることでモータ5を駆動する。
MOSFETQ1〜Q6のオン状態とオフ状態の切り替えはそれぞれゲート駆動回路6a〜6fを用いて駆動される。直流電力1を交流電力へ変換するときには、ゲート信号として例えばパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)が用いられる。PWMを用いることでモータ5へ流れる電流の周波数およびピーク値を制御することができる。
電力変換装置3を構成するMOSFETQ1〜Q6には並列にダイオードD1〜D6が接続される。このダイオードD1〜D6はMOSFETQ1〜Q6がオフしている状態においてモータ5に流れている電流を還流させるために接続されている。ダイオードD1〜D6はMOSFETの構造上生成されるボディダイオードあるいは外付けダイオードのどちらでも良い。外付けの場合はMOSFETQ1〜Q6のドレイン電極にダイオードD1〜D6のカソード、MOSFETQ1〜Q6のソース電極にダイオードD1〜D6のアノードを接続する。また、Q1〜Q6がMOSFETではなくIGBTのときはダイオードD1〜D6を接続する必要がある。
本発明の中で劣化の有無を診断するためには、電力変換装置3の主電流を検出する必要がある。図4に示すように、電力変換装置3とモータ5を接続する電力線に電流センサ4a〜4cを挿入することで主電流を検出することが可能である。ここで、電流センサはモータ5のU相、V相、W相にそれぞれ1つずつ接続されていればよい。もしくは図5に示すようにMOSFETQ1〜Q6のドレイン電極に電流センサ7a〜7fを挿入してもよい。また、電流センサではなく電流を検出できる手段であればよい。
(劣化診断手段の回路構成)
図6は図2の劣化診断手段100のフローチャートを実現する回路構成の一例である。以下では例として図4のMOSFETQ1を対象とした劣化診断手段の動作を説明する。MOSFETQ2〜Q6も同様の回路構成で劣化診断することが可能である。
MOSFETQ1にはゲート駆動回路203が接続されている。ゲート駆動回路203はゲート信号202に応じてMOSFETQ1のオン・オフ状態を切り替える。ここで、ゲート信号202がオン信号を出力したときはトランジスタ201aが動作し、ゲート端子にはゲート電圧として動作ゲート電圧105の電圧が印加される。MOSFETQ1をオンするにはMOSFETQ1のしきい値電圧以上のゲート電圧を印加する必要がある。例えばしきい値電圧が3.2Vであれば、動作ゲート電圧105は18V程度である。
一方、ゲート信号202がオフ信号を出力したときはトランジスタ201bが動作し、ゲート端子にはゲート電圧として直流電源211の電圧が印加される。MOSFETQ1をオフするにはMOSFETQ1のしきい値電圧未満のゲート電圧を印加する必要がある。これらの直流電源211、動作ゲート電圧105はMOSFETQ1の最大定格以内の値でなければならない。また、オン・オフ状態を切り替えるゲート信号は例えば上記のPWMである。
以下ではゲート電圧切替手段213の動作を説明する。論理回路209は直流電源217から電力を供給されることで常に動作しており、MOSFETQ1に流れる主電流210と基準電流101が一致するか否かを判定する。ここで、主電流210は電流センサ4aを用いて測定され、モータへの電力線に電流センサ4aを挿入しているが、MOSFETQ1のドレイン電極またはMOSFETのソース電極に挿入しても良い。
論理回路209の出力には半導体スイッチ208a、208bが接続されている。主電流210と基準電流101が一致しないときにはローレベルを出力することで半導体スイッチ208aがオン状態となり、一致したときにはハイレベルを出力することで半導体スイッチ208bがオン状態となる。
論理回路209がローレベルを出力し、半導体スイッチ208aがオンしているときMOSFETQ1に印加されるゲート電圧を説明する。ゲート信号202がオン信号を出力するとトランジスタ201aがオンすることでゲート端子にはゲート電圧として動作ゲート電圧105が印加される。一方、ゲート信号202がオフ信号を出力するとトランジスタ201bがオンすることでゲート端子にはゲート電圧として直流電源211が印加される。すなわち、論理回路209がローレベルを出力したときは、MOSFETQ1の劣化診断をしないため、動作ゲート電圧105が印加される。
次に論理回路209がハイレベルを出力し、半導体スイッチ208bがオンしているときMOSFETQ1に印加されるゲート電圧を説明する。ゲート信号202がオフ信号を出力したときにはトランジスタ201bがオン状態となり、MOSFETQ1のゲート端子にはゲート電圧として直流電源211が印加される。一方、ゲート信号202がオン信号を出力したときは半導体スイッチ208bがオン状態となっているため、MOSFETQ1のゲート端子にはゲート電圧として、ツェナーダイオード207を介して動作ゲート電圧105が印加されるため、動作ゲート電圧105からツェナー電圧分だけ低下した電圧がゲート端子に印加される。このツェナーダイオードのツェナー電圧を調整して、劣化診断電圧103を生成し、MOSFETQ1のゲート端子に劣化診断電圧103が印加される。
例えば、動作ゲート電圧105を18V、劣化診断電圧を9Vとするとツェナーダイオード207のツェナー電圧は9Vとなる。ここでツェナーダイオード207の電流定格を超過しないよう抵抗206で抑制し、コンデンサ205はツェナーダイオード207のノイズ除去および抵抗206の電圧を安定させるために追加している。ここで、ゲート電圧を切り替え手段としてツェナーダイオード207、抵抗206、コンデンサ205を用いたが、他の手段を用いても良い。
次に劣化診断部219の動作を説明する。前述の論理回路209からハイレベルが出力されると半導体スイッチ215がオン状態となり、直流電源216から論理回路217へ電力が供給されることで論理回路217の動作が開始する。すなわち、MOSFETQ1の飽和電流と基準電流101が一致したときに論理回路209が動作し、MOSFETQ1の劣化診断部219が動作を開始する。
この論理回路217はMOSFETQ1の飽和電流と基準電流101を比較することでMOSFETQ1の劣化を診断する。具体的には飽和電流と基準電流101が一致しているときはローレベルを出力し、MOSFETQ1が劣化していないと判定する。一方、飽和電流と基準電流101が異なるときMOSFETQ1は初期状態から特性が変動している、すなわち劣化していると判定するため論理回路217はハイレベルを出力する。
劣化しているMOSFETを使用し続けると劣化が進行し、短絡や開放故障が発生し、電力変換装置の破壊につながる。MOSFETQ1が劣化していると判定し、論理回路217がハイレベルを出力したときは電力変換装置3の動作を速やかに停止する必要があるため、ゲート停止信号218を出力しMOSFETQ1のゲート信号202の出力を停止する。または、ゲートを停止する代わりに、MOSFETQ1が劣化していることを知らせるアラームを出すようにしても良い。または、ゲート停止信号及びアラームの双方を出力するようにしても良い。
また、図4における電力変換装置のMOSFETQ1〜Q6の何れか1つの劣化が明らかとなったとき、該当のMOSFETだけでなくMOSFETQ1〜Q6すべてのゲート停止信号を出力する。MOSFETQ1のゲート信号202のみを停止しても他の相のMOSFETが動作することで交流電力がモータへ供給され続けるため、これを防ぐためである。
図7は本発明の実施例2を実現するMOSFETの特性である。本発明の劣化診断手段では、実施例1に記述の通り、MOSFETのドレイン電極若しくはソース電極に流れる電流のゲート電圧依存性を用いる。本発明はこの特性の中で、温度依存性の無いクロスポイントを用いて劣化診断することは実施例1と同様であるので説明を省略する。
MOSFETの特性には同じ型式の製品を用いても、製造上の理由によりその特性に若干の個体差が生じる。しきい値電圧に関して例を挙げるならば、代表値は3.2Vに対してその最大値は4.8Vである。この結果、図7に示すようにしきい値電圧が異なるMOSFET1とMOSFET2の特性を比較すると、主電流のゲート電圧依存性において温度依存性のないクロスポイントが異なる。これらの特性の個体差は予め特性を測定することで取得することができる。
MOSFET1はクロスポイント102aで動作させて劣化診断するため、主電流が基準電流101aとなったときにゲート端子に劣化診断電圧103aを印加する必要があり、MOSFET2の劣化を診断するときにはクロスポイント102bで動作するために、主電流が基準電流101bとなったときにゲート端子に劣化診断電圧103bを印加する必要がある。すなわち、劣化診断手段が動作すべきクロスポイントが各々のMOSFETによって異なる。
図8は特性の異なる6つのMOSFETを用いて構成した電力変換装置の回路図である。この電力変換装置はMOSFETQ1〜Q6を有し、それぞれゲート駆動回路6a〜6fによってオン・オフ状態が切り替えられる。ゲート駆動回路および劣化診断手段の構成は実施例1の図6と同様の構成であるため、説明を省略する。ここでは、各MOSFETが異なるクロスポイントで動作する方法のみを記述するため、ゲート駆動回路6a〜6fは論理回路301a〜301fの動作に着目する。
MOSFETQ1において劣化診断を開始するのは主電流が基準電流101aとなったときである。すなわち、MOSFETQ1の論理回路301aは主電流と基準電流101aを比較し、劣化診断電圧103aを出力する。劣化診断電圧103を出力した後の劣化診断部の動作は実施例1と同様であるため説明を省略する。一方、MOSFETQ2の劣化診断時には、論理回路310bは主電流と基準電流101bを比較することで劣化診断電圧103bを出力する。
このように特性の異なる複数のMOSFETを用いた電力変換装置では劣化診断のための基準電流および劣化診断用ゲート電圧を各々のMOSFETが有するクロスポイントに設定することで、各々のMOSFETの劣化を正確に検出できる。そのため、劣化が生じた場合にのみゲート信号の停止や劣化アラーム出力を行うことができ、電力変換装置の稼働率を向上さえることができる。
同様にMOSFETQ3〜Q6に対しても予めクロスポイントを測定し、基準電流および劣化診断電圧を論理回路に入力することで、MOSFETQ1〜Q6の個体差の影響を排除して劣化のみを検出することが可能となる。
上述した各実施例におけるMOSFET又はIGBTを用いたスイッチング素子は、例えば、シリコン又はシリコンより大きいバンドギャップを有する半導体材料を母材として構成される。
Q1〜Q6 スイッチング素子(MOSFET)
D1〜D6 ダイオード
1 直流電力
2 コンデンサ
3 電力変換装置
4a〜4c 電流センサ
5 モータ
5a〜5c リアクトル
6a〜6f ゲート駆動回路
7a〜7f 電流センサ
100 劣化診断手段
101 基準電流
101a〜101f MOSFETQ1〜Q6の基準電流
102 クロスポイント
102a、102b MOSFET1、MOSFET2のクロスポイント
103 劣化診断電圧
103a〜103b MOSFETQ1〜Q6の劣化診断電圧
104 劣化時の動作ポイント
200 スイッチング装置
201a、201b トランジスタ
202 ゲート信号(PWM)
203 ゲート駆動回路
205 コンデンサ
206 抵抗
207 ツェナーダイオード
208a、208b 半導体スイッチ
209 論理回路(第1の論理回路)
210 主電流
211 直流電源(第1の直流電源)
213 ゲート電圧切替装置
215 半導体スイッチ
216 直流電源(第3の直流電源)
217 論理回路(第2の論理回路)
218 ゲート停止信号
219 劣化診断部
301a〜301f MOSFETQ1〜Q6の論理回路

Claims (10)

  1. ゲート端子に入力される制御信号に応じて主電流が変化するスイッチング素子を含むスイッチング装置において、
    予め定められた基準電流と前記主電流が一致するときに前記スイッチング素子のゲート電圧を予め定められた診断電圧に切り替えるゲート電圧切替手段と、を有し、
    前記ゲート電圧切替手段が動作したときの主電流が前記基準電流と異なるとき、前記スイッチング素子のゲートを停止させる、またはアラームを出力する診断手段を有することを特徴とするスイッチング装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチング装置において、
    ゲート電圧に対する飽和電流がスイッチング素子の温度に依存しないクロスポイントにおけるゲート電圧を前記診断電圧とし、
    前記クロスポイントにおける飽和電流を前記基準電流とすることを特徴とするスイッチング装置。
  3. 請求項1乃至請求項2の何れか一項に記載のスイッチング装置において、
    前記ゲート電圧切替手段は、前記基準電流と前記主電流が一致するか否かを判定する第1の論理回路と、第1のツェナーダイオードと第1の抵抗から構成され前記第1の論理回路が前記基準電流と前記主電流が一致すると判断した場合に第1の直流電源から前記診断電圧を生成する診断電圧生成回路と、を備えることを特徴とするスイッチング装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のスイッチング装置において、
    前記診断手段は、前記基準電流と前記飽和電流が一致するか否かを判定する第2の論理回路と、前記ゲート電圧切替手段が動作したときの主電流が前記基準電流と異なるとき、前記スイッチング素子のゲート端子にゲート停止の制御信号を入力する、またはアラームを出力する装置と、を備えることを特徴とするスイッチング装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のスイッチング装置において、
    前記スイッチング素子は、シリコン又はシリコンより大きいバンドギャップを有する半導体材料を母材とすることを特徴とするスイッチング装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のスイッチング装置において、
    前記スイッチング素子は、MOSFETの電圧駆動型素子であることを特徴とするスイッチング装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載のスイッチング装置において、前記ゲート電圧切替手段が動作したときの主電流が前記基準電流と異なるとき、前記スイッチング素子の前記ゲート端子に入力される前記制御信号を停止することを特徴とするスイッチング装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載のスイッチング装置を複数用いて、直流電力を交流電力に変換して当該交流電力をモータへ供給する電力変換装置において、前記主電流は、前記電力変換装置とモータを接続する電力線に挿入された電流センサ、または、前記スイッチング素子のドレイン電極に挿入された電流センサにより計測されることを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載のスイッチング装置を複数用いた電力変換装置において、前記劣化診断手段が何れか一つのスイッチング素子の主電流が前記基準電流と異なるとき、前記複数のスイッチング素子の前記ゲート端子に入力される前記制御信号をすべて停止することを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載のスイッチング装置を複数用いた電力変換装置において、
    前記複数のスイッチング装置は、各々異なる前記基準電流と前記劣化診断電圧に基づいてゲート停止、またはアラームの出力の可否を判断することを特徴とする電力変換装置。
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