JP2016005135A - 固体撮像装置 - Google Patents
固体撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016005135A JP2016005135A JP2014124463A JP2014124463A JP2016005135A JP 2016005135 A JP2016005135 A JP 2016005135A JP 2014124463 A JP2014124463 A JP 2014124463A JP 2014124463 A JP2014124463 A JP 2014124463A JP 2016005135 A JP2016005135 A JP 2016005135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- effect transistor
- field effect
- solid
- state imaging
- transistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007787 solid Substances 0.000 title abstract description 4
- 230000005669 field effect Effects 0.000 claims abstract description 31
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 35
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 17
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 9
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 4
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 4
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/14—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
- H01L27/144—Devices controlled by radiation
- H01L27/146—Imager structures
- H01L27/14601—Structural or functional details thereof
- H01L27/14609—Pixel-elements with integrated switching, control, storage or amplification elements
- H01L27/14612—Pixel-elements with integrated switching, control, storage or amplification elements involving a transistor
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/14—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
- H01L27/144—Devices controlled by radiation
- H01L27/146—Imager structures
- H01L27/14679—Junction field effect transistor [JFET] imagers; static induction transistor [SIT] imagers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
- H04N25/60—Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
- H04N25/65—Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to reset noise, e.g. KTC noise related to CMOS structures by techniques other than CDS
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
- H04N25/70—SSIS architectures; Circuits associated therewith
- H04N25/76—Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
- H04N25/70—SSIS architectures; Circuits associated therewith
- H04N25/76—Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
- H04N25/77—Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Abstract
【課題】信号の読み出し速度を上げるとともに、消費電力を抑え、感度や飽和電荷量を維持し、又は、ノイズを低減することができる固体撮像装置を提供することを課題とする。
【解決手段】固体撮像装置は、光を電荷に変換する第1の光電変換部(1)と、第1の光電変換部により変換された電荷が入力されるゲートを含む第1の電界効果トランジスタ(4)と、ベースが前記第1の電界効果トランジスタのソースに接続され、エミッタが信号を出力するバイポーラトランジスタ(6)とを有することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】固体撮像装置は、光を電荷に変換する第1の光電変換部(1)と、第1の光電変換部により変換された電荷が入力されるゲートを含む第1の電界効果トランジスタ(4)と、ベースが前記第1の電界効果トランジスタのソースに接続され、エミッタが信号を出力するバイポーラトランジスタ(6)とを有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、固体撮像装置に関する。
特許文献1には、JFETを用いたソースフォロアアンプによって画素信号を読み出す固体撮像装置が開示されている。
固体撮像装置は、主としてCCDとCMOSセンサとがあるが、画素数の増加と相まって読み出し速度の向上が求められている。これは、静止画撮影における秒間コマ数の向上や、高精細動画に必要だからである。特に、CMOSセンサにおいては、各列にA/D変換回路を導入し、各列の画素信号をA/D変換する方式によって読み出し速度が向上する。しかるに、画素からの信号読み出し速度は従来から大きく変わっておらず、列A/D変換方式のCMOSセンサにおいて、画素から各列の画素出力線に信号を出力する速度の向上が求められている。
CMOSセンサの画素において、ソースフォロワアンプによって画素信号を読み出すのに要する時間は、画素出力線の容量と増幅用トランジスタの相互コンダクタンスの逆数、すなわち出力抵抗との積、によって決まる。この積は、画素出力線の読み出しの時定数であり、通常、時定数の数倍程度の時間が信号読み出しに要する時間である。よって、画素信号読み出し出し速度を上げるには、増幅トランジスタの出力抵抗を下げればよい。
そのためには、増幅トランジスタのチャンネル幅を長くする、チャンネル長を短くする、画素出力線に供給される定電流値を上げる、といった方法がある。出力抵抗は、チャンネル幅の−1/2乗に、チャンネル長の1/2乗に、定電流値の−1/2乗に比例するからである。
チャンネル幅を長くすることは、増幅用トランジスタのサイズを大きくすることなので、サイズの決まった画素の光電変換部を小さくしなければならず、感度、飽和信号電荷量といった固体撮像装置としての基本性能を損なうことにつながる。
チャンネル長を短くすると、ソース及びドレイン間の電気的耐圧が下がるので、画素部の電源電圧を下げる必要が出てくる。しかし、低い電源電圧では飽和信号電荷量の低下を招く上に、RTS(Randam Telegraph Signal)ノイズが大きくなり、SN比も低下する。また、定電流値を増すと、消費電力が増すことになり望ましくない。このように、CMOSセンサにおいて、固体撮像装置としての性能、機能の低下を招くことなく画素信号の読み出し速度を上げることは難しい。
本発明の目的は、信号の読み出し速度を上げるとともに、消費電力を抑え、感度や飽和電荷量を維持し、又は、ノイズを低減することができる固体撮像装置を提供することである。
本発明の固体撮像装置は、光を電荷に変換する第1の光電変換部と、第1の光電変換部により変換された電荷が入力されるゲートを含む第1の電界効果トランジスタと、ベースが前記第1の電界効果トランジスタのソースに接続され、エミッタが信号を出力するバイポーラトランジスタとを有することを特徴とする。
消費電力の低減、感度や飽和電荷量を維持、又は、ノイズの低減を達成しつつ、信号の読み出し速度を上げることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による固体撮像装置の構成例を示す回路図である。固体撮像装置は、画素、及び画素信号を読み出す画素出力線7を有する。フォトダイオード1のカソードは、電源電位ノードに接続される。p型転送用MOSトランジスタ2は、ソースがフォトダイオード1のアノードに接続され、ゲートが端子9に接続され、ドレインがフローティングディフュージョン(以下FDと称する)3に接続される。p型リセット用MOSトランジスタ5は、ソースがFD3に接続され、ゲートが端子11に接続され、ドレインがリセット電位端子10に接続される。すなわち、リセット用MOSトランジスタ5は、JFET4のゲート及びリセット電位端子10間に接続される第4の電界効果トランジスタである。n型接合型電界効果トランジスタ4は、ドレインが電源電位ノードに接続され、ゲートがFD3に接続される第1の電界効果トランジスタである。以下、接合型電界効果トランジスタを、JFETと称する。転送用MOSトランジスタ2は、フォトダイオード1のアノード及びJFET4のゲート間に接続される第2の電界効果トランジスタである。npn型バイポーラトランジスタ6は、コレクタがJFET4のドレインに接続され、ベースがn型JFET4のソースに接続され、エミッタが画素出力線7に接続される。n型MOSトランジスタ8は、ドレインが画素出力線7に接続され、ゲートが端子12に接続され、ソースがグランド電位ノードに接続される。なお、画素は1個に限定されず、固体撮像装置は、それぞれが、JFET4とバイポーラトランジスタ6とを含む複数の画素を有するようにしてもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態による固体撮像装置の構成例を示す回路図である。固体撮像装置は、画素、及び画素信号を読み出す画素出力線7を有する。フォトダイオード1のカソードは、電源電位ノードに接続される。p型転送用MOSトランジスタ2は、ソースがフォトダイオード1のアノードに接続され、ゲートが端子9に接続され、ドレインがフローティングディフュージョン(以下FDと称する)3に接続される。p型リセット用MOSトランジスタ5は、ソースがFD3に接続され、ゲートが端子11に接続され、ドレインがリセット電位端子10に接続される。すなわち、リセット用MOSトランジスタ5は、JFET4のゲート及びリセット電位端子10間に接続される第4の電界効果トランジスタである。n型接合型電界効果トランジスタ4は、ドレインが電源電位ノードに接続され、ゲートがFD3に接続される第1の電界効果トランジスタである。以下、接合型電界効果トランジスタを、JFETと称する。転送用MOSトランジスタ2は、フォトダイオード1のアノード及びJFET4のゲート間に接続される第2の電界効果トランジスタである。npn型バイポーラトランジスタ6は、コレクタがJFET4のドレインに接続され、ベースがn型JFET4のソースに接続され、エミッタが画素出力線7に接続される。n型MOSトランジスタ8は、ドレインが画素出力線7に接続され、ゲートが端子12に接続され、ソースがグランド電位ノードに接続される。なお、画素は1個に限定されず、固体撮像装置は、それぞれが、JFET4とバイポーラトランジスタ6とを含む複数の画素を有するようにしてもよい。
フォトダイオード1は、入射光を電荷(ホール)に変換して蓄積する第1の光電変換部である。FD3は、信号電荷を蓄積する。p型転送用MOSトランジスタ2は、フォトダイオード1に蓄積した信号電荷をFD3に転送する。この構成により、光電変換部で変換された信号電荷をJFET4のゲートに入力することができる。p型リセット用MOSトランジスタ5は、FD3をリセットする。画素出力線7は、バイポーラトランジスタ6のエミッタに接続され、画素信号が読み出される。n型MOSトランジスタ8は、画素出力線7に接続され、定電流用のトランジスタである。端子9は、転送用MOSトランジスタ2のゲートにパルスを印加するための端子である。リセット電位端子10は、リセット用MOSトランジスタ5のドレインに接続される。端子11は、リセット用MOSトランジスタ5のゲートにパルスを印加するための端子である。端子12は、定電流供給用MOSトランジスタ8のゲートにパルスを印加するための端子である。
JFET4のドレインは、バイポーラトランジスタ6のコレクタに接続される。JFET4のドレイン電流を担うキャリアとバイポーラトランジスタ6のコレクタ電流を担うキャリアは同一の型である。
画素の増幅用トランジスタは、JFET4のソースがバイポーラトランジスタ6のベースに接続されたものである。JFET4のドレイン電流及びバイポーラトランジスタ6のコレクタ電流は、ともに基板から供給される。JFET4のゲートに信号キャリアを受けて、バイポーラトランジスタ6のエミッタからエミッタフォロワで読み出す。すなわち、信号ホールをJFET4のゲート部に受け、バイポーラトランジスタ6のエミッタに接続した画素出力線7に負荷電流を流すことにより、エミッタフォロワとソースフォロワが直列接続した増幅回路が形成される。これにより、低消費電流(低消費電力)かつ、高速の読み出しがなされる。以下、その詳細を説明する。
図2は、図1の固体撮像装置の構成例を示す断面図であり、図1と同じ部品には同じ番号を付している。13はn型半導体基板である。14は半導体基板1の表面部に形成されたn型拡散層である。15はn型拡散層の下部に形成され、信号ホールを蓄積するp型拡散層である。16は転送用MOSトランジスタ2のゲートである。3はFDであるとともに、JFET4の表面ゲートを成すp型拡散層である。17はJFET4の埋め込みゲートを成すp型拡散層である。18はJFET4のチャンネル部を成すn型拡散層である。19はJFET4のソースを成すn型拡散層である。20はバイポーラトランジスタ6のベースを成すp型拡散層である。21はバイポーラトランジスタ6のエミッタを成すn型拡散層である。22はJFET4とバイポーラトランジスタ6とを分離するためのn型拡散層である。23はJFET4のソース19とバイポーラトランジスタ6のベースとを接続する配線である。7は画素出力配線である。
なお、図1及び図2の固体撮像装置は、信号ホールを蓄積するフォトダイオード1と、そのホール信号を増幅するn型JFET4と、npn型バイポーラトランジスタ6を用いるが、これに限定されない。固体撮像装置は、信号電子を蓄積するフォトダイオードと、その電子信号を増幅するp型JFETと、pnp型バイポーラトランジスタを用いてもよい。
一般に、電界効果トランジスタ、つまりJFETやMOSトランジスタで構成されるソースフォロワの出力抵抗に比べ、バイポーラトランジスタ6で構成されるエミッタフォロワの出力抵抗は小さい。例えば、エミッタフォロワ及びソースフォロワにおいて、トランジスタが両者ともほぼ1平方ミクロン、フォロワ回路を構成する定電流値が5μAで同じとすれば、エミッタフォロワ出力抵抗はソースフォロワ出力抵抗の1/10程度である。
しかるに、バイポーラトランジスタ6が動作する場合には、ベース電流が流れるので、ベースに信号電荷を受けて、通常のエミッタフォロワ動作を行うと、信号電荷が破壊される。
図1において、画素信号電荷を読み出す時には、FD3の電位を、リセット用MOSトランジスタ5により、他の画素信号の読み出しを行わない画素のFD3に比べて、高い電位にリセットし、MOSトランジスタ8に流れる定電流によって読み出しを行う。転送用MOSトランジスタ2によってFD3へ信号電荷が転送される前と後の2回、画素出力線7への読み出しを行い、この2回の信号の差分が純粋の画素信号となる。
この画素信号出力動作は、バイポーラトランジスタ6のエミッタフォロワ動作によるが、この時に流れるベース電流はJFET4によって供給される。つまり、ベース電流とJFET4とでソースフォロワが構成され、このソースフォロワとエミッタフォロワとが直列接続した回路動作となる。むろんこの時のJFET4のゲートとソースとは逆バイアス状態を保つように設定される。
バイポーラトランジスタ6の電流増幅率をhFEとすると、MOSトランジスタ8に流れる定電流値の1/(hFE+1)がベース電流となる。通常、hFEは数十〜数百程度の値となるので、JFET4のソースフォロワの出力抵抗はそのベース電流の小ささゆえに大きい。しかるに、JFET4のソースフォロワが駆動するのは、それが接続されるバイポーラトランジスタ6のベースひとつ分のごく小さい容量である。よって、hFEが極端に大きく、したがってベース電流がごく小さくなってしまわなければ、JFET4のソースフォロワが画素信号読み出し時の速度を決めることはない。読み出し速度を決めるのは、容量の大きい画素出力線7を駆動するバイポーラトランジスタ6のエミッタフォロワである。
例えば、図1において、MOSトランジスタ8に流れる定電流値を通常のCMOSセンサの画素信号出力時に設定される定電流値の1/3とする。それでも、バイポーラトランジスタ6のエミッタフォロワの出力抵抗は、通常のCMOSセンサの画素のソースフォロワ出力抵抗の1/3程度である。つまり、通常のCMOSセンサの画素に比べて、本実施形態の画素では、画素読み出しに要する消費電流が1/3であって、画素信号の読み出し速度が3倍である。
しかも、増幅用トランジスタとして使われるJFET4及びバイポーラトランジスタ6は、一般にMOSトランジスタに比べて、RTSノイズが非常に小さいという利点があるので、ノイズが低減するという効果も得られる。よって、本実施形態によれば、消費電流が小さく、読み出し速度が速く、ノイズの小さい固体撮像装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態による固体撮像装置の構成例を示す回路図である。本実施形態(図3)は、第1の実施形態(図1)に対して、フォトダイオード24、p型転送用MOSトランジスタ25を追加したものである。図3において、図1と同一の部品についは同一の番号を付し、説明を省略する。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態による固体撮像装置の構成例を示す回路図である。本実施形態(図3)は、第1の実施形態(図1)に対して、フォトダイオード24、p型転送用MOSトランジスタ25を追加したものである。図3において、図1と同一の部品についは同一の番号を付し、説明を省略する。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
フォトダイオード24のカソードは、電源電位ノードに接続される。p型転送用MOSトランジスタ25は、ソースがフォトダイオード24のアノードに接続され、ゲートが端子26に接続され、ドレインがFD3に接続される。すなわち、転送用MOSトランジスタ25は、フォトダイオード24のアノード及びJFET4のゲート間に接続される第3の電界効果トランジスタである。フォトダイオード24は、入射光を電荷(ホール)に変換して蓄積する第2の光電変換部である。p型転送用MOSトランジスタ25は、フォトダイオード24に蓄積した信号電荷をFD3に転送する。端子26は、転送用MOSトランジスタ25のゲートにパルスを印加するための端子である。
第2の実施形態においては、2つの画素は、すなわち、フォトダイオード1及び転送用MOSトランジスタ9を含む画素とフォトダイオード24及び転送用MOSトランジスタ25を含む画素である。その2つの画素は、FD3、リセット用MOSトランジスタ5、JFET4、及びバイポーラトランジスタ6を共有する。
第1の実施形態(図1)においては、1つの画素がJFET4とバイポーラトランジスタ6とを有しているため、例えば特許文献1のJFET画素の構成要素に比べて、バイポーラトランジスタ6の1つ分が多い。よって、同じ画素サイズならば、フォトダイオード1の面積を縮小せねばならず、感度、飽和信号電荷量が小さくならざるをえない。しかるに、図3の画素構成においては、2つの画素の一方にJFET4を、もう一方にバイポーラトランジスタ6を配置することなどができ、感度、飽和信号電荷量の低下を防止できる。よって、本実施形態によれば、感度、飽和信号電荷量を維持しつつ、消費電流が小さく、読み出し速度が速く、ノイズの小さい固体撮像装置を実現することができる。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態による固体撮像装置の構成例を示す回路図である。本実施形態(図4)は、第1の実施形態(図1)に対して、転送用トランジスタ2を削除し、演算増幅器(以下オペアンプと称する)27を追加したものである。オペアンプ27の2個の入力端子は、それぞれ、バイポーラトランジスタ6のエミッタ及びリセット電位端子28に接続される。リセット用MOSトランジスタ5は、JFET4のゲート及びオペアンプ27の出力端子間に接続される。以下、本実施形態(図4)が第1の実施形態(図1)と異なる点を説明する。
図4は、本発明の第3の実施形態による固体撮像装置の構成例を示す回路図である。本実施形態(図4)は、第1の実施形態(図1)に対して、転送用トランジスタ2を削除し、演算増幅器(以下オペアンプと称する)27を追加したものである。オペアンプ27の2個の入力端子は、それぞれ、バイポーラトランジスタ6のエミッタ及びリセット電位端子28に接続される。リセット用MOSトランジスタ5は、JFET4のゲート及びオペアンプ27の出力端子間に接続される。以下、本実施形態(図4)が第1の実施形態(図1)と異なる点を説明する。
フォトダイオード1のアノードは、JFET4のゲート及びリセット用MOSトランジスタ5のソースに接続される。オペアンプ27は、+入力端子がリセット電位端子28に接続され、−入力端子が画素出力線7に接続され、出力端子がリセット用MOSトランジスタ5のドレインに接続される。フォトダイオード1のアノードのホール信号蓄積電極の少なくとも一部がJFET4のゲートそのもので構成されている。JFET4のゲートは、フォトダイオード1により変換された電荷(ホール)を入力する。
ここで、画素における単なるスイッチによるリセットではkTCノイズと言われる熱ノイズが生じ、そのノイズを除去するためにCMOSセンサでは信号電荷転送前と後との信号の差分をとるという相間二重サンプリング(以下CDSと称する)が行われる。第3の実施形態の画素には、信号電荷の転送用MOSトランジスタ2(図1)が無いので、CDS動作を行うことができない。その代わりに、フィードバックリセットというkTCノイズを抑制するリセット方法を採用する。このリセット方法は、リセット部位の電位に対して大きな負ゲインを持つ増幅回路の出力をリセット電位に設定することでリセット部位の熱ノイズを抑え込むものである。よって、このフィードバックリセットでは、リセット部位の熱的ゆらぎによる電位変動にフィードバック回路が追随する必要がある。追随が遅れるほど、熱ノイズ抑制効果が低減する。
図4においては、リセット部位はJFET4のゲート部、すなわち信号電荷蓄積部である。リセット時には、MOSトランジスタ8に定電流が流れており、JFET4のゲート電位変化はソースフォロワとエミッタフォロワの直列接続回路によって画素出力線7に現れる。さらに、オペアンプ27によって、画素出力線7の電位変化に対する負のフィードバック電位がリセット用MOSトランジスタ5を通したJFET4のゲート部のリセット電位となる。
フィードバックリセットにおいて、画素の増幅回路がCMOSセンサの画素のようなソースフォロワ回路であると、リセット部位の電位変動が画素出力線7に現れるまでの時間が長く、したがってノイズ抑制効果は小さくなる。転送用トランジスタ2(図1)の無いCMOSセンサの画素にフィードバックリセットを適用する場合、画素出力線7への出力時間が長いということが1つの大きな障害である。ただし、図4に示した第3の実施形態のような構成であれば、リセット部位であるJFET4のゲートの電位変動が画素出力線7へ短い時間で現れる。その分、フィードバック回路の追随が速くなり、kTCノイズ低減効果が高くなる。
第3の実施形態においては、転送用MOSトランジスタ2(図1)が無く、その分、フォトダイオード1のサイズを大きく取れる上、信号電荷転送効率の影響がないので、高い感度と大きな飽和信号電荷量が得られる。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、ノイズ除去効率が高く、したがって低ノイズであり、かつ感度が高く、飽和信号電荷量の大きい固体撮像装置を実現することが可能である。
なお、第3の実施形態において、図4におけるフォトダイオード1の替わりに光電変換膜を使用してもよい。光電変換膜は、通常センサの上部に積層され、配線によって半導体、この場合はJFET4のゲートに接続される。
なお、第1、第2、第3の実施形態において、例えば信号キャリアをホールとし、トランジスタの型をすべて反対にしてもよい。フォトダイオード1が光をホールに変換する場合、JFET4はn型電界効果トランジスタであり、バイポーラトランジスタ6はnpn型バイポーラトランジスタである。また、フォトダイオード1が光を電子に変換する場合、JFET4はp型電界効果トランジスタであり、バイポーラトランジスタ6はpnp型バイポーラトランジスタである。
しかるに、それ以外の信号電荷とトランジスタの型の組み合わせの成立は困難であり、できたとしてもセンサとしての基本性能を損なうことになる。例えば、信号電荷が電子でJFET4がn型という組み合わせの成立は非常に困難である。信号電荷が電子ならば、画素のウエルはp型となるが、JFET4のp型ゲートをpウエルと分離して構成することが、特に画素サイズ径が10ミクロン程度以下では困難だからである。
また、n型JFETとpnp型バイポーラトランジスタ、あるいはp型JFETとnpn型バイポーラトランジスタという組み合わせも非常に困難である。JFETとバイポーラトランジスタそれぞれの制御電極、すなわちゲートとベースの型が異なり、これらを分離して形成することが困難である。さらに、ソースフォロワの電流とエミッタフォロワの電流の向きが逆なので、ソースフォロワ電流供給源をさらに画素内に形成する必要がある。このような画素構成ではフォトダイオード1のサイズを著しく縮小せねばならず、たとえ構成できたとしても固体撮像装置としての基本特性を損なうのである。
さらに、JFETに代えてMOSトランジスタを使うことも非常に難しい。n型MOSトランジスタは、pウエル中に形成されるので、npn型バイポーラトランジスタとの分離が困難、少なくともかなりの面積を必要とする。
p型MOSトランジスタとnpn型バイポーラトランジスタの組み合わせについては、両者ともnウエル中に形成されるので共存しやすいが、ドレイン電流、コレクタ電流が流れる方向が反対なので、ソースフォロワ電流供給源を画素内に形成する必要がある。
以上のように、第1〜第3の実施形態以外のキャリアの型とトランジスタの型の組み合わせはたとえできたとしても、固体撮像装置としての基本特性が損なわれるのである。第1〜第3の実施形態に示された信号キャリアの型とトランジスタの型との組み合わせ、あるいはその型をすべて逆にした組み合わせのみが好ましい。これにより、実質上、センサとしての基本特性を損なうことなく、あるいは基本性能を向上させつつ、低消費電流、低ノイズ、高速画素信号読み出しという利点を備えた固体撮像装置を実現する。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 フォトダイオード、4 JFET、6 バイポーラトランジスタ
Claims (10)
- 光を電荷に変換する第1の光電変換部と、
第1の光電変換部により変換された電荷が入力されるゲートを含む第1の電界効果トランジスタと、
ベースが前記第1の電界効果トランジスタのソースに接続され、エミッタが信号を出力するバイポーラトランジスタと
を有することを特徴とする固体撮像装置。 - 前記第1の電界効果トランジスタは、接合型電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
- 前記第1の電界効果トランジスタのドレインは、前記バイポーラトランジスタのコレクタに接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
- 前記第1の光電変換部は、光をホールに変換し、
前記第1の電界効果トランジスタは、n型電界効果トランジスタであり、
前記バイポーラトランジスタは、npn型バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。 - 前記第1の光電変換部は、光を電子に変換し、
前記第1の電界効果トランジスタは、p型電界効果トランジスタであり、
前記バイポーラトランジスタは、pnp型バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。 - さらに、前記第1の光電変換部及び前記第1の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第2の電界効果トランジスタを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
- さらに、光を電荷に変換する第2の光電変換部と、
前記第2の光電変換部及び前記第1の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第3の電界効果トランジスタを有することを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置。 - さらに、前記第1の電界効果トランジスタのゲート及びリセット電位端子間に接続される第4の電界効果トランジスタを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
- さらに、2個の入力端子がそれぞれ前記バイポーラトランジスタのエミッタ及びリセット電位端子に接続される演算増幅器と、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート及び前記演算増幅器の出力端子間に接続される第4の電界効果トランジスタとを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。 - それぞれが、前記第1の電界効果トランジスタと、前記バイポーラトランジスタとを含む、複数の画素を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014124463A JP2016005135A (ja) | 2014-06-17 | 2014-06-17 | 固体撮像装置 |
US14/733,575 US9893103B2 (en) | 2014-06-17 | 2015-06-08 | Solid-state image sensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014124463A JP2016005135A (ja) | 2014-06-17 | 2014-06-17 | 固体撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016005135A true JP2016005135A (ja) | 2016-01-12 |
Family
ID=54836834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014124463A Pending JP2016005135A (ja) | 2014-06-17 | 2014-06-17 | 固体撮像装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9893103B2 (ja) |
JP (1) | JP2016005135A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018513570A (ja) * | 2015-03-31 | 2018-05-24 | ダートマス カレッジ | Jfetソースフォロアを有するイメージセンサ及びイメージセンサ画素 |
CN106098718A (zh) * | 2016-08-08 | 2016-11-09 | 北京思比科微电子技术股份有限公司 | 一种传输空穴的图像传感器像素结构 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4065668A (en) * | 1976-07-22 | 1977-12-27 | National Semiconductor Corporation | Photodiode operational amplifier |
JPS5670533A (en) * | 1979-11-13 | 1981-06-12 | Asahi Optical Co Ltd | Control circuit for exposure time of camera |
US5521555A (en) * | 1994-07-25 | 1996-05-28 | Litton Systems, Inc. | Ultra low noise optical receiver |
US6188093B1 (en) * | 1997-09-02 | 2001-02-13 | Nikon Corporation | Photoelectric conversion devices and photoelectric conversion apparatus employing the same |
JP2004063650A (ja) | 2002-07-26 | 2004-02-26 | Nikon Corp | 固体撮像素子、及びその製造方法 |
-
2014
- 2014-06-17 JP JP2014124463A patent/JP2016005135A/ja active Pending
-
2015
- 2015-06-08 US US14/733,575 patent/US9893103B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9893103B2 (en) | 2018-02-13 |
US20150364512A1 (en) | 2015-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10171760B2 (en) | Solid-state imaging device, method for driving solid-state imaging device, and electronic apparatus using an amplifier and signal lines for low and high gain | |
JP3412390B2 (ja) | 光電変換装置 | |
JPH08293591A (ja) | 光電変換素子及び光電変換装置 | |
JP2008199101A (ja) | 固体撮像装置及びその駆動方法 | |
US9362326B2 (en) | Image capturing apparatus and control method therefor | |
JP2013030820A (ja) | 固体撮像装置 | |
KR101465860B1 (ko) | 고체 촬상 장치 | |
WO2012160802A1 (ja) | 固体撮像装置 | |
JP2009117613A (ja) | 半導体装置 | |
JP2011199196A (ja) | 固体撮像装置 | |
JP6354221B2 (ja) | 撮像装置及び電子機器 | |
JP2016127058A (ja) | 撮像装置 | |
JP3308904B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
JP2017152481A (ja) | 画素ユニット、及び撮像素子 | |
JP2016005135A (ja) | 固体撮像装置 | |
JP3624042B2 (ja) | 光電変換装置 | |
JP5251765B2 (ja) | 固体撮像素子の出力回路、固体撮像素子及び撮像装置 | |
JP6370135B2 (ja) | 撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法 | |
JP2012151692A (ja) | 固体撮像装置及びこれを備えた撮像システム | |
JP7526563B2 (ja) | 固体撮像素子および撮像装置、ならびに白キズ抑制方法 | |
JP2005080177A (ja) | 固体撮像素子 | |
JP2006074063A (ja) | 電荷検出装置の製造方法 | |
JP2010063056A (ja) | 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置 | |
JP4208812B2 (ja) | 光電変換装置 | |
JP2021082784A (ja) | 固体撮像素子および撮像装置 |