JP2016004863A - 電子装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡素な構成を以って、ハンドリング性を確保しつつプリント基板とコネクタリードとの断線を抑制できる電子装置を提供する。
【解決手段】この電子装置は、電子部品が実装されたプリント基板と、プリント基板と外部装置との間を仲介して互いを電気的に接続するコネクタリードと、を備える。
プリント基板は、コネクタリードの一端が挿入され、内壁に電子部品とコネクタリードとを電気的に接続する導電部を有するスルーホールを有し、コネクタリードは、スルーホールに挿入される一端の径がスルーホールの内径よりも小さくされ、弾性的に付勢された状態で導電部に当接されることによって電子部品と外部装置とを電気的に接続することを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板と、プリント基板と外部機器とを接続するコネクタリードと、を備えた電子装置、およびその製造方法に関する。
ハウジングに収容されたプリント基板と外部機器とを電気的に接続するために、これらを互いに接続するコネクタリードを備えた電子装置が知られている。
プリント基板とコネクタリードの接続は、例えばはんだを介して行われる。あるいは、特許文献1のように、プレスフィットにより行われる。
特開2010−114135号公報
しかしながら、はんだ付けによる接続は、プリント基板の熱容量が大きいと、はんだを十分な量供給することができず、クラックが発生するなどしてオープン不良を生じる懸念がある。
また、プレスフィットによる接続は、プリント基板に接続するコネクタリードの先端を、プリント基板におけるスルーホールよりも径を大きくする必要があり、挿入時にスルーホールあるいはコネクタリードへ過大な応力が印加されるため、これら部材へのダメージが懸念される。さらには、挿入位置や挿入深さを高精度に制御しなければならない。
加えて、はんだ付け、プレスフィットいずれの接続方法によっても、プリント基板とコネクタリードの間において相互の着脱が困難であるため、点検時等におけるハンドリング性に乏しい。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、より簡素な構成を以って、ハンドリング性を確保しつつプリント基板とコネクタリードとの断線を抑制できる電子装置を提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、電子部品が実装されたプリント基板(10)と、プリント基板と外部装置との間を仲介して互いを電気的に接続するコネクタリード(30)と、を備える電子装置であって、プリント基板は、コネクタリードの一端が挿入され、内壁に電子部品とコネクタリードとを電気的に接続する導電部(11a)を有するスルーホール(11)を有し、コネクタリードは、スルーホールに挿入される一端の径がスルーホールの内径よりも小さくされ、弾性的に付勢された状態で導電部に当接されることによって電子部品と外部装置とを電気的に接続することを特徴としている。
これによれば、はんだを用いないので、プリント基板の熱容量を考慮することなく、電気的な接続をおこなうことができる。また、はんだのクラックに起因するオープン不良が発生することもない。また、はんだによる固定をしないから、プリント基板とコネクタリードとを容易に分離することができる。すなわち、点検時等におけるハンドリング性を向上させることができる。
また、スルーホールに挿入されるコネクタリードの一端の径はスルーホールの内径よりも小さくされているから、挿入時にはコネクタリードとスルーホールとが非接触である。よって、挿入時におけるコネクタリードおよびスルーホールのダメージを抑制することができる。さらに、プレスフィットによる接続に較べて挿入時の位置精度を粗くしても、コネクタリードをスルーホールに容易に挿入することができる。
第1実施形態に係る電子装置の概略構成を示す断面図である。 図1における領域IIの拡大断面図である。 コネクタリード固定工程を示す断面図である。 コネクタリード挿入工程を示す断面図である。 コネクタリード変形工程を示す断面図である。 コネクタリード変形工程における、領域IIに相当する部分の拡大断面図である。 第2実施形態に係る電子装置の製造方法における、コネクタリード固定工程を示す断面図である。 コネクタリード挿入工程を示す断面図である。 コネクタリード変形工程を示す断面図である。 コネクタリード変形工程における、領域IIに相当する部分の拡大断面図である。 第3実施形態に係る電子装置の製造方法における、コネクタリード挿入工程を示す断面図である。 コネクタリード変形工程を示す断面図である。 コネクタリード変形工程における、領域IIに相当する部分の拡大断面図である。 その他の実施形態における導電部およびコネクタリードの位置関係を示す斜視図である。 コネクタリード挿入工程を示す斜視図である。 コネクタリード変形工程を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。また、方向として、x方向と、x方向に直交するy方向と、x方向とy方向により規定されるxy平面に直交するz方向と、を定義する。
(第1実施形態)
最初に、図1および図2を参照して、本実施形態に係る電子装置の概略構成について説明する。
図1に示すように、この電子装置100は、図示しない電子部品が実装されたプリント基板10と、プリント基板を収容するハウジング20と、ハウジング20に固定され、プリント基板10と図示しない外部装置とを電気的に接続するためのコネクタリード30とを備えている。
プリント基板10は、一般的によく知られた方法で形成することができ、絶縁基材に配線を施して電子部品を実装して形成されている。プリント基板10は、図2に示すように、少なくとも一つのスルーホール11を有している。このスルーホール11も、一般的によく知られた方法により、プリント基板10を貫通するように形成されている。スルーホール11の内壁にはめっきによって導電性の導電部11aが形成されている。この導電部11aが図示しない電子部品と電気的に接続されている。なお、本実施形態におけるプリント基板10は略長方形を成し、その一辺がx方向に沿い、その一辺に直交する他の一辺がy方向に沿うように配置されているとする。
ハウジング20は例えば樹脂製であり、図1に示すように、プリント基板10および後に詳述するコネクタリード30が固定および収容される収容部21と、収容部21に蓋してプリント基板10を外部の干渉から保護する蓋部22とを有している。収容部21には、外部装置から延びるハーネス等が接続可能なように、コネクタ接続部21aが形成されている。本実施形態におけるコネクタ接続部21aはx方向に開口しており、外部装置のハーネスはx方向に差し込まれる。なお、プリント基板10は、収容部21および蓋部22によってz方向に挟持されるようにして固定されている。
コネクタリード30は、例えば真鍮などの金属から構成され、棒状の部材を曲げ加工して形成されている。コネクタリード30の径は挿入されるスルーホール11の内径よりも小さい。このコネクタリード30は、スルーホール11に挿入されるスルーホール側端部31と、スルーホール側端部31と反対側の一端であってコネクタ接続部21aに突出するコネクタ側端部32と、ハウジング20に固定される固定部33と、変形により弾性を発揮する弾性部34とを有している。
本実施形態におけるコネクタリード30は、固定部33がハウジング20の収容部21にインサート成型されて固定される形でxz平面内に形成されている。コネクタリード30のうち、収容部21を貫通してコネクタ接続部21aに突出した先端がコネクタ側端部32となっている。一方、固定部33に対してコネクタ側端部32と反対側、すなわちハウジング20の内部空間、に弾性部34が形成されている。弾性部34はz方向にU字状に湾曲して形成されることにより、x方向の力に対して弾性を発揮できるようになっている。コネクタリード30は、弾性部34から略z方向に延びてスルーホール側端部31を形成している。スルーホール側端部31は、図2に示すように、スルーホール11の軸と非平行に延び、導電部11aに当接している。具体的には、スルーホール側端部31は、導電部11aのうちスルーホール11の両端の開口近傍の点Aおよび点Bに当接している。
図2に示す点Aおよび点Bのうち、弾性部34に近い点Aでは、コネクタリード30がスルーホール11の内壁により付勢されるため、互いに抗力を及ぼし合った状態で当接している。一方、点Bでは、コネクタリード30に点Aのまわりの力のモーメントが作用するため、コネクタリード30が点Bに押し付けられた状態となって当接している。
次に、図3〜図6を参照して、本実施形態に係る電子装置100の製造方法について説明する。
まず、コネクタリード30をハウジング20に固定するコネクタリード固定工程を実施する。図3に示すように、ハウジング20の収容部21を成型するに際し、コネクタリード30の固定部33が収容部21に埋め込まれるようにインサート成型する。
なお、コネクタリード30はxz平面内で曲げ加工して形成する。コネクタリード30のうち固定部33からコネクタ側端部32に至る部分はx方向に直線的になるようにする。一方、弾性部34はxz平面内でU字状に曲げ加工して形成する。そして、本実施形態におけるコネクタリード30のスルーホール側端部31は、z方向に対してやや傾けて形成する。
次いで、コネクタリード30をスルーホール11に挿入するコネクタリード挿入工程を実施する。すなわち、プリント基板10におけるスルーホール11にコネクタリード30のスルーホール側端部31を挿入する。この際、図4に示すように、スルーホール11の軸とスルーホール側端部31の軸が平行になるようにすると挿入を容易におこなうことができる。本実施形態におけるスルーホール側端部31は、z方向に対してやや傾いて形成されているから、プリント基板10もx方向に平行ではなく、x方向に対してやや傾けて挿入することになる。
次いで、コネクタリード30を変形させてスルーホール11における導電部11aとコネクタリード30とを接触させるコネクタリード変形工程を実施する。図5に示すように、ハウジング20の蓋部22をz方向に押し込む。これにより、蓋部22がプリント基板10をz方向に押すことになる。蓋部22がプリント基板10を押すことによって、図6の破線に示すように、まず点Aがスルーホール11の導電部11aに接触する。そして、上記したように、プリント基板10はx方向に対してやや傾いて配置されているため、点Aのまわりの力のモーメントが作用して点Aを支点として回転する。回転の向きは、図6の太矢印が示すように、紙面に対して反時計回りである。そして、蓋部22が収容部21に接触すると、図1に示すように、プリント基板10はxy平面に平行な状態となる。なお、プリント基板10は、収容部21に設けられた嵌合用の爪21bによって収容部21に固定される。
コネクタリード30は、点Aにおいてプリント基板10によって抗力を受けるが、コネクタリード30の弾性部34の存在によって、プリント基板10がコネクタリード30に付勢した状態になる。点Bでは、コネクタリード30に点Aのまわりの力のモーメントが作用するため、コネクタリード30が点Bに押し付けられた状態となって当接する。
上記したように、本実施形態では、スルーホール11の軸に沿う平面においてスルーホール11を断面視したとき、スルーホール11がコネクタリード30に対して回転するように互いの相対位置が変化することによって、コネクタリード30は弾性的に付勢された状態で導電部11aに当接された状態となる。
次に、本実施形態に係る電子装置100の作用効果について説明する。
この電子装置100では、コネクタリード30の径が、挿入対象であるスルーホール11の内径よりも小さい。このため、プレスフィットの場合に較べて、スルーホール11に対するコネクタリード30の位置精度を抑えることができる。すなわち、コネクタリード30を容易に挿入することができる。また、スルーホールに挿入されるコネクタリードの一端の径はスルーホールの内径よりも小さくされているから、挿入時にはコネクタリードとスルーホールとが非接触である。よって、挿入時におけるコネクタリードおよびスルーホールのダメージを抑制することができる。
また、この電子装置100では、スルーホール11の導電部11aとコネクタリード30との接続にはんだを用いないので、プリント基板10の熱容量を考慮することなく、電気的な接続をおこなうことができる。また、はんだのクラックに起因するオープン不良が発生することもない。さらに、はんだによる固定しないから、プリント基板10とコネクタリード30とを容易に分離することができる。すなわち、点検時等におけるハンドリング性を向上させることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、スルーホール11をコネクタリード30に対して回転して相対位置を変更し、コネクタリード30を弾性的に変形させる例について示した。これに対して、本実施形態では、スルーホール11をコネクタリード30に対して並進して相対位置を変更して、コネクタリード30を弾性的に変形させる例について示す。
なお、電子装置100を構成する各要素は第1実施形態と同一であるため、詳細の説明を割愛するとともに、対応する要素について同一の符号を付す。
図7〜図10を参照して、本実施形態に係る電子装置100の製造方法について説明する。
まず、コネクタリード30をハウジング20に固定するコネクタリード固定工程を実施する。図7に示すように、ハウジング20の収容部21を成型するに際し、コネクタリード30の固定部33が収容部21に埋め込まれるようにインサート成型する。
本実施形態におけるコネクタリード30は、スルーホール側端部31が、z方向に平行に形成する。
次いで、コネクタリード30をスルーホール11に挿入するコネクタリード挿入工程を実施する。すなわち、プリント基板10におけるスルーホール11にコネクタリード30のスルーホール側端部31を挿入する。この際、図8に示すように、スルーホール11の軸とスルーホール側端部31の軸が平行になるようにすると挿入を容易におこなうことができる。本実施形態におけるスルーホール側端部31は、z方向に平行に形成されているから、プリント基板10をxy平面に対して平行にして、z方向に嵌めこむことにより、スルーホール側端部31をスルーホール11に挿入することができる。
次いで、コネクタリード30を変形させてスルーホール11における導電部11aとコネクタリード30とを接触させるコネクタリード変形工程を実施する。図9の太矢印に示すように、プリント基板10をx方向に並進(スライド)させる。これによって、図10に示すように、まず点Cがスルーホール11の導電部11aに接触する。そして、コネクタリード30はハウジング20に固定されているから、点Cのまわりの力のモーメントが作用して点Cを支点としてスルーホール側端部31が回転する。その結果、点Dにおいて導電部11aに接触する。なお、図10における破線は、プリント基板10を並進させる以前の位置を示している。
コネクタリード30は、点Cにおいてプリント基板10によって抗力を受けるが、コネクタリード30の弾性部34の存在によって、プリント基板10がコネクタリード30に付勢した状態になる。点Dでは、コネクタリード30に点Cのまわりの力のモーメントが作用するため、コネクタリード30が点Dに押し付けられた状態となって当接する。
上記したように、本実施形態では、スルーホール11の軸に沿う平面においてスルーホール11を断面視したとき、スルーホール11がコネクタリード30に対して並進するように互いの相対位置が変化することによって、コネクタリード30は弾性的に付勢された状態で導電部11aに当接された状態となる。
なお、本実施形態に係る電子装置100の作用効果は、第1実施形態と同様であるため、その説明を割愛する。
(第3実施形態)
第1実施形態および第2実施形態では、スルーホール11の軸に沿う平面においてスルーホール11を断面視したときに、コネクタリード30がスルーホール11の導電部11aにて2点で接触する例について示した。これに対して、本実施形態では、コネクタリード30と導電部11aが線接触あるいは面接触する例について説明する。
なお、電子装置100を構成する各要素は第1実施形態と同一であるため、詳細の説明を割愛するとともに、対応する要素について同一の符号を付す。
図3および図11〜図13を参照して、本実施形態に係る電子装置100の製造方法について説明する。
まず、コネクタリード30をハウジング20に固定するコネクタリード固定工程を実施する。コネクタリード固定工程は第1実施形態と同様であり、図3に示すように、スルーホール側端部31は、z方向に対してやや傾けて形成する。
次いで、コネクタリード30をスルーホール11に挿入するコネクタリード挿入工程を実施する。すなわち、プリント基板10におけるスルーホール11にコネクタリード30のスルーホール側端部31を挿入する。この実施形態では、図11に示すように、プリント基板10をxy平面に対して平行にして、z方向に嵌めこむことにより、スルーホール側端部31をスルーホール11に挿入する。コネクタリード30の軸はスルーホール11の軸に対して傾いている。
次いで、コネクタリード30を変形させてスルーホール11における導電部11aとコネクタリード30とを接触させるコネクタリード変形工程を実施する。図12の太矢印に示すように、プリント基板10をx方向に並進(スライド)させる。これによって、図13に示すように、コネクタリード30のスルーホール側端部31がスルーホール11の内壁に付勢されて変形する。コネクタリード30の軸がスルーホール11の軸に対して平行になるまでプリント基板10を並進すると、スルーホール側端部31がスルーホール11の軸方向(z方向)に沿って線接触する。なお、スルーホール側端部31の形状が導電部11aの内壁面と合致するように形成されていれば面接触する。なお、図13における破線は、プリント基板10を並進させる以前の位置を示している。
コネクタリード30は、導電部11aによってx方向の抗力を受けるが、コネクタリード30の弾性部34の存在によって、プリント基板10がコネクタリード30に付勢した状態になる。
上記したように、本実施形態では、スルーホール11の軸に沿う平面においてスルーホール11を断面視したとき、スルーホール11がコネクタリード30に対して並進するように互いの相対位置が変化することによって、コネクタリード30は弾性的に付勢された状態で導電部11aに線接触あるいは面接触した状態となる。
本実施形態に係る電子装置100の作用効果は、第1実施形態と同様である。加えて、コネクタリード30が導電部11aに対して線接触あるいは面接触するため、第1および第2実施形態のように点接触する場合に較べて接触抵抗を低減することができる。このため、点接触の場合に較べて大きな電流を扱うプリント基板10にも対応することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
例えば、図14に示すように、円形に並んだスルーホール11に、同一半径で円形に並んだコネクタリード30を接続する場合にも本発明を適用することができる。なお、図14では、プリント基板10における導電部11aおよびコネクタリード30のみを図示している。また、コネクタリード30が向く方向をz方向としている。
まず、図15に示すように、スルーホール11の軸とコネクタリード30の軸とを平行に保ちつつ、コネクタリード30をスルーホール11に挿入する(コネクタリード挿入工程)。次いで、図16に示すように、円形に並ぶスルーホール11の中心を通りz方向に平行な軸を回転軸として、図示しないプリント基板10を回転させる(コネクタリード変形工程)。この操作は、対応する一組の導電部11aとコネクタリード30にあっては、第2実施形態と同様に、スルーホール11の軸に沿う平面においてスルーホール11を断面視したとき、スルーホール11がコネクタリード30に対して並進するように互いの相対位置が変化することに相当する。コネクタリード30は、第2実施形態と同様に、スルーホール11により付勢されて変形し、導電部11aに接触する。すなわち、コネクタリード30は弾性的に付勢された状態で導電部11aに当接された状態となる。
また、上記した各実施形態は、はんだによる接続と併用されてもよい。例えば、電源用の比較的大きな電流が流れるコネクタリード30については、本発明に係る付勢による接続に加えてはんだによって接続を強化してもよい。
100…電子装置,10…プリント基板,11…スルーホール,11a導電部,20…ハウジング,30…コネクタリード

Claims (8)

  1. 電子部品が実装されたプリント基板(10)と、
    前記プリント基板と外部装置との間を仲介して互いを電気的に接続するコネクタリード(30)と、を備える電子装置であって、
    前記プリント基板は、前記コネクタリードの一端が挿入され、内壁に前記電子部品と前記コネクタリードとを電気的に接続する導電部(11a)を有するスルーホール(11)を有し、
    前記コネクタリードは、前記スルーホールに挿入される一端の径が前記スルーホールの内径よりも小さくされ、弾性的に付勢された状態で前記導電部に当接されることによって前記電子部品と前記外部装置とを電気的に接続することを特徴とする電子装置。
  2. 前記スルーホールの軸に沿う平面において前記スルーホールを断面視したとき、
    前記コネクタリードは、その軸が前記スルーホールの軸と非平行な状態で前記導電部に接触することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記スルーホールの軸に沿う平面において前記スルーホールを断面視したとき、
    前記コネクタリードは、前記導電部に2点接触することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記スルーホールの軸に沿う平面において前記スルーホールを断面視したとき、
    前記コネクタリードは、その軸が前記スルーホールの軸と平行な状態で前記導電部に接触することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  5. 電子部品が実装されたプリント基板(10)と、
    前記プリント基板と外部装置との間を仲介して互いを電気的に接続するコネクタリード(30)と、を具備する電子装置の製造方法であって、
    前記コネクタリードのうち前記プリント基板および前記外部装置との接続に関与する端部を除く一部をインサート成型するコネクタリード固定工程と、
    前記コネクタリード固定工程の後に、前記コネクタリードの一端を、前記プリント基板に形成され、内壁に前記電子部品と前記コネクタリードとを電気的に接続する導電部(11a)を有するスルーホール(11)に挿入するコネクタリード挿入工程と、
    前記コネクタリード挿入工程の後に、前記コネクタリード挿入工程の終了時に対して前記プリント基板と前記コネクタリードとの相対位置を変更して、前記導電部により前記コネクタリードを弾性的に付勢するコネクタリード変形工程と、を備えることを特徴とする電子装置の製造方法。
  6. 前記コネクタリード挿入工程において、前記コネクタリードの軸と前記スルーホールの軸が平行になるように、前記コネクタリードを前記スルーホールに挿入し、
    前記コネクタリード変形工程において、前記スルーホールの軸に沿う平面において前記スルーホールを断面視したとき、前記スルーホールが前記コネクタリードに対して回転するように前記相対位置を変更することを特徴とする請求項5に記載の電子装置の製造方法。
  7. 前記コネクタリード挿入工程において、前記コネクタリードの軸と前記スルーホールの軸が平行になるように、前記コネクタリードを前記スルーホールに挿入し、
    前記コネクタリード変形工程において、前記スルーホールの軸に沿う平面において前記スルーホールを断面視したとき、前記スルーホールが前記コネクタリードに対して並進するように前記相対位置を変更することを特徴とする請求項5に記載の電子装置の製造方法。
  8. 前記コネクタリード挿入工程において、前記コネクタリードの軸と前記スルーホールの軸が非平行になるように、前記コネクタリードを前記スルーホールに挿入し、
    前記コネクタリード変形工程において、前記スルーホールの軸に沿う平面において前記スルーホールを断面視したとき、前記スルーホールが前記コネクタリードに対して並進することによって前記コネクタリードが付勢され、前記コネクタリードの軸と前記スルーホールの軸が非平行になるように前記相対位置を変更することを特徴とする請求項5に記載の電子装置の製造方法。
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