JP2016004722A - 二次電池の短絡試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】試験結果の安定性を高めることができる二次電池の短絡試験装置を提供する。
【解決手段】二次電池の一方面側から突き刺して二次電池に貫通孔を形成する金属製の棒状部材100を有し、棒状部材100が、横断面の周縁部に設けられた角部101a,102aを含み電極束の貫通孔の周縁部に亀裂を生じさせる切断部200を有する構成とする。
【選択図】図5
【解決手段】二次電池の一方面側から突き刺して二次電池に貫通孔を形成する金属製の棒状部材100を有し、棒状部材100が、横断面の周縁部に設けられた角部101a,102aを含み電極束の貫通孔の周縁部に亀裂を生じさせる切断部200を有する構成とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、集電束がケース内に封入されてなる二次電池の短絡試験装置に関し、具体的には、金属製の突起物を突き刺して強制的に内部短絡を発生させた状態で安全評価を行う二次電池の短絡試験装置に関する。
近年、電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)等の電動車両が多数実用化されている。このような電動車両には、走行用モータに電力を供給するためのリチウムイオン電池等の二次電池(高圧バッテリ)が搭載されている。この二次電池は、例えば、正極板と負極板とがセパレータを介して積層された積層体で形成される電極束を備え、この電極束をケース内に封入することによって形成されている。
そして、このような構成の二次電池を製造する際には、短絡時の安全評価を行う二次電池の短絡試験が行われている。具体的には、短絡試験装置によって、釘等の金属製の突起物をケースの外側から二次電池に突き刺して強制的に内部短絡を発生させるいわゆる「釘刺し試験」を実施し、この状態で二次電池の安全評価を行っていた(例えば、特許文献1,2等参照)。
上述のような短絡試験装置を用いた「釘刺し試験」を行うことで、比較的容易に二次電池の安全評価を行うことができる。しかしながら、上述した従来の短絡試験装置では、試験結果が不安定になりやすいという問題がある。具体的には、短絡試験装置による「釘刺し試験」には、一般的に、先端部が円錐状の釘が用いられる。このため、釘を刺した際に二次電池を構成する電極板の割れ方が不規則になりやすく、同一の試験条件で短絡試験(釘刺し試験)を行った場合でも試験結果にばらつきが生じやすいという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、試験結果の安定性を高めることができる二次電池の短絡試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、正極板及び負極板を備える電極束がケース内に封入されて構成された二次電池に貫通孔を形成し、強制的に二次電池を発生させた状態で当該二次電池の安全評価を行う二次電池の短絡試験装置であって、前記二次電池の一方面側から突き刺して当該二次電池に前記貫通孔を形成する金属製の棒状部材を有し、該棒状部材は、横断面の周縁部に設けられた角部を含み前記電極束の前記貫通孔の周縁部に亀裂を生じさせる切断部を有することを特徴とする二次電池の短絡試験装置にある。
かかる第1の態様では、切断部を備える棒状部材を一定の向きで二次電池に突き刺すことで、電極束の所定位置に亀裂が形成される。したがって、電極束(電極板)の割れ方が規則的になり易い。
かかる第1の態様では、切断部を備える棒状部材を一定の向きで二次電池に突き刺すことで、電極束の所定位置に亀裂が形成される。したがって、電極束(電極板)の割れ方が規則的になり易い。
本発明の第2の態様は、第1の態様の二次電池の短絡試験装置において、前記切断部は、先端部から後方にかけて横断面が多角形であり、その周縁部に形成される角部によって前記電極束に前記亀裂を生じさせることを特徴とする二次電池の短絡試験装置にある。
かかる第2の態様では、比較的簡単な形状の棒状部材で、電極束に亀裂を良好に形成することができる。
かかる第2の態様では、比較的簡単な形状の棒状部材で、電極束に亀裂を良好に形成することができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様の二次電池の短絡試験装置において、前記切断部は、横断面が四角形であることを特徴とする二次電池の短絡試験装置にある。
かかる第3の態様では、比較的簡単な形状の棒状部材で、電極束に亀裂を良好に形成することができる。
かかる第3の態様では、比較的簡単な形状の棒状部材で、電極束に亀裂を良好に形成することができる。
本発明の第4の態様は、第1から3の何れか一つの態様の二次電池の短絡試験装置において、前記棒状部材は、軸方向に亘って略同一径の本体部と、該本体部の一端側に設けられる先の尖った尖端部と、を備える釘状部材であり、前記切断部が前記尖端部に設けられていることを特徴とする二次電池の短絡試験装置にある。
かかる第4の態様では、棒状部材として尖端部に切断部が設けられた釘状部材を用いることで、棒状部材(釘状部材)を比較的容易に二次電池に突き刺して貫通孔を形成することができる。
かかる第4の態様では、棒状部材として尖端部に切断部が設けられた釘状部材を用いることで、棒状部材(釘状部材)を比較的容易に二次電池に突き刺して貫通孔を形成することができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様の二次電池の短絡試験装置において、前記切断部は、前記尖端部から前記本体部に亘って連続的に設けられていることを特徴とする二次電池の短絡試験装置にある。
かかる第5の態様では、電極束の所定位置に亀裂をより確実に形成でき、電極束(電極板)の割れ方がさらに規則的になり易い。
かかる第5の態様では、電極束の所定位置に亀裂をより確実に形成でき、電極束(電極板)の割れ方がさらに規則的になり易い。
本発明の第6の態様は、第1から5の何れか一つの態様の二次電池の短絡試験装置において、前記電極束が所定方向で引張り応力を受けた状態で前記ケース内に封入されている場合、前記棒状部材は、前記切断部を前記所定方向とは直交する直線上に配置した状態で前記二次電池に突き刺されることを特徴とする二次電池の短絡試験装置にある。
かかる第6の態様では、貫通孔を形成後、電極束には亀裂を開く方向の力が作用する。したがって、電極束(電極板)の割れ方がより規則的になり易い。
かかる第6の態様では、貫通孔を形成後、電極束には亀裂を開く方向の力が作用する。したがって、電極束(電極板)の割れ方がより規則的になり易い。
本発明の第7の態様は、第1から6の何れか一つの態様の二次電池の短絡試験装置において、前記棒状部材は、前記切断部が前記二次電池の他方面側に達するまで前記二次電池に突き刺されることを特徴とする二次電池の短絡試験装置にある。
かかる第7の態様では、電極束の厚さ方向に棒状部材を突き刺して貫通孔を形成する際、電極束の厚さ方向に亘って亀裂が連続的に形成される。
かかる第7の態様では、電極束の厚さ方向に棒状部材を突き刺して貫通孔を形成する際、電極束の厚さ方向に亘って亀裂が連続的に形成される。
かかる本発明に係る二次電池の短絡試験装置によれば、二次電池に、釘状部材等の棒状部材を突き刺して貫通孔を形成する際、電極束の所定位置に亀裂が形成される。したがって、電極束(電極板)の割れ方が規則的になり、試験結果のばらつきも小さく抑えられる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
まずは、二次電池の構造の一例について簡単に説明する。図1及び図2に示すように、二次電池10は、例えば、リチウムイオン電池である密閉形電池であり、正極板21及び負極板22を備える電極束(エレメント)20と、集電体30,40とが非水電解液(図示なし)と共に電池ケース50内に収容されている。この電池ケース50の上部は、蓋部材60で密閉されている。なお図示は省略するが、電池ケース50内には電池ケース50の内面を覆う絶縁部材が設けられており、電池ケース50と内部に収容される電極束20及び集電体30,40との絶縁が図られている。
まずは、二次電池の構造の一例について簡単に説明する。図1及び図2に示すように、二次電池10は、例えば、リチウムイオン電池である密閉形電池であり、正極板21及び負極板22を備える電極束(エレメント)20と、集電体30,40とが非水電解液(図示なし)と共に電池ケース50内に収容されている。この電池ケース50の上部は、蓋部材60で密閉されている。なお図示は省略するが、電池ケース50内には電池ケース50の内面を覆う絶縁部材が設けられており、電池ケース50と内部に収容される電極束20及び集電体30,40との絶縁が図られている。
電極束20の正極板21には集電体30の一端側が接続され、この集電体30の他端側には、蓋部材60に設けられた貫通孔61から外部に突出する正極端子部材70が接続されている。負極板22には集電体40の一端側が接続されている。この集電体40の他端側には、蓋部材60に設けられた貫通孔61から外部に突出する負極端子部材80が接続されている。
蓋部材60の上下面側には、各貫通孔61の開口部に対応して絶縁シート部材90がそれぞれ設けられている。正極端子部材70及び負極端子部材80は、この絶縁シート部材90によって蓋部材60との絶縁が図られている。
電極束20は、図3に示すように、例えば、金属箔からなる正極板21と負極板22とがセパレータ23を介してオフセット積層されて形成されている。本実施形態に係る電極束20は、セパレータ23を介して帯状の正極板21及び負極板22を扁平形状に捲回されて形成されている。なお帯状の正極板21及び負極板22には、両者が重なる部分に、それぞれ活物質が塗布されている。
このような構成の二次電池10を製造した際には、二次電池の短絡試験装置を用いた安全性試験としての短絡試験が実施される。二次電池の短絡試験とは、いわゆる「釘刺し試験」に相当する試験であり、図4に示すように、短絡試験装置が備える所定形状の棒状部材100を、電極束20が封入された二次電池10の一方面側から所定スピードで突き刺して貫通孔15を形成し、強制的に内部短絡を発生させた状態で二次電池10の安全評価を行うものである。安全評価は、例えば、二次電池10に貫通孔15が形成される際の電池電圧、電池温度等を検出し、その変化に基づいて行われる。
そして、本発明に係る二次電池の短絡試験装置は、二次電池10に突き刺す棒状部材100を、従来のように先端が円錐形の釘を用いるのではなく、以下に詳しく説明するように、所定形状の棒状部材を用いたところに特徴がある。
具体的には、本実施形態に係る二次電池の短絡試験装置が備える棒状部材100は、図5(a)に示すように、軸方向に亘って略同一径の本体部101と、本体部101の一端側に設けられる先の尖った尖端部102と、を備える金属製の釘状部材である。本体部101は、円柱状に形成され、図5(b)に示すように、その横断面は略円形である。一方、尖端部102は、四角錐状に形成され、図5(c)に示すように、その横断面は四角形(略正方形)である。したがって尖端部102の周面には4つ角部102aが存在する。
このような棒状部材100を二次電池10に対して所定の向きで突き刺して貫通孔15を形成し、強制的に内部短絡を発生させることで、二次電池の短絡試験における試験結果の安定性を高めることができる。
図6は、上記のように四角錐状の尖端部102を備える棒状部材100を二次電池10に突き刺すことで貫通孔15を形成した電極束20の厚さ方向の断面形状を示すX線CT画像であり、図7は、図6のA1−A1線からE1−E1線に対応する電極束20の断面形状を示すX線CT画像である。また図8は、先端が円錐状の釘を二次電池10に突き刺すことで貫通孔15を形成した電極束20の厚さ方向の断面形状を示すX線CT画像であり、図9は、図8のA2−A2線からE2−E2線に対応する電極束20の断面形状を示すX線CT画像である。
上述のように棒状部材100を二次電池10に突き刺して貫通孔15を形成すると、尖端部102の各角部102aによって電極束20の貫通孔15の周縁が切り裂かれる。図6及び図7に示すように、電極束20には、各角部102aに対応する位置に亀裂25が形成される。すなわち各角部102aは、電極束20に亀裂25を生じさせる切断部200を構成する(図5参照)。そして、このような各角部102a(切断部200)が、棒状部材100の先端部から後方にかけて設けられていることで、すなわち各角部102aが先端部だけでなく、先端部から所定範囲に連続的に設けられていることで、電極束20に亀裂25が形成される位置や亀裂25が進行する方向を制御することができる。
具体的には、二次電池の短絡試験を実施する際には、棒状部材100を二次電池10に対して所定の向き(決まった向き)で突き刺して貫通孔15を形成する。これにより、電極束20のほぼ決まった位置に亀裂25を生じさせることができる。したがって、貫通孔15の形状を安定させることができ、また貫通孔15の形状安定に伴って試験結果の安定性を向上することができる。
一方、従来のように先端が円錐状の釘を二次電池10に突き刺して貫通孔15を形成した場合には、図8及び図9の画像から分かるように、貫通孔15に不規則な亀裂が生じてしまい、貫通孔15の形状が安定しない。
このような画像を比較することで明らかであるが、本発明に係る二次電池の短絡試験装置によれば、電極束20に形成される貫通孔15の形状を大幅に安定させることができ、それに伴って試験結果の安定性が向上する。
ここで、棒状部材100を二次電池10に突き刺す方向は、適宜決定されればよいが、電極束20が所定方向で引張り応力を受けた状態で電池ケース50内に封入されている場合、角部102aを上記所定方向とは直交する直線上に配置することが好ましい。例えば、本実施形態に係る二次電池10の電極束20は、正極板21等が二次電池10の上下方向に捲回されて形成されている。このため、図10に示すように、電極束20には、二次電池10の上下方向で引張り応力を受けている。したがって、このような二次電池10の場合には、二次電池10の上下方向とは直交する左右方向の直線上に相対向する二つの角部102aを配置して貫通孔15を形成することが好ましい。すなわち、この左右方向の直線上に亀裂25が形成されるようにすることが好ましい。
これにより、電極束20に形成された亀裂25には、電極束20の引張り応力が亀裂25を開く方向に作用することになる。これにより、電極束20に亀裂25が形成される位置や亀裂25が進行する方向がより安定し、それに伴い貫通孔15の形状もより安定する。
また棒状部材100を二次電池10に突き刺す際には、切断部200を構成する角部102aが、二次電池10の他方面側に達するまで、棒状部材100を二次電池10に突き刺すことが好ましい。例えば、本実施形態の場合、棒状部材100の尖端部102が二次電池10の他方面側に完全に露出するまで突き刺して貫通孔15を形成することが好ましい。これにより、貫通孔15の形状をさらに安定させることができる。
さらに本実施形態では、棒状部材100として、本体部101が円柱状であり、尖端部102が四角錐状、すなわち横断面が略正方形である釘状部材を用いるようにしたが、棒状部材100の形状は、この形状に限定されるものではない。例えば、尖端部102の横断面は、正方形に限定されず、例えば、菱形としてもよいし、六角形、八角形等の他の多角形としてもよく、或いは星形等としてもよい。
また例えば、棒状部材100の本体部101は、尖端部102の形状に合わせて横断面が多角形になるようにしてもよい。例えば、図11に示すように、尖端部102の横断面が正方形である場合には、本体部101の横断面を正方形としてもよい。この場合、本体部101の周面には、尖端部102の角部102aから連続する角部101aが存在することになる。このように棒状部材100は、切断部200を構成する角部102a,101aが尖端部102から本体部101に亘って連続的に設けられていてもよい。
また尖端部102は、必ずしも先端が鋭く尖っていなくてもよく、例えば、図12に示すように、先端が−(マイナス)形状となるように形成されていてもよい。尖端部102をこのような形状とした場合、先端のマイナス形状が、上述のように電極束20の引張り応力の方向とは直交する方向に沿うように配置することで、貫通孔15の形状を特に効果的に安定させることができる。
また棒状部材100は、例えば、図13に示すように、角柱状の本体部101と、円錐形状の尖端部102とで構成される釘状部材であってもよい。この構成では、本体部101に存在する角部101aが切断部200として機能する。さらには、棒状部材100は、例えば、図14に示すように、円柱状の本体部101と、円錐状の尖端部102とで構成され、本体部101の周面の一部に、径方向に突出する突出部110が設けられたものであってもよい。この構成では、突出部110が切断部200として機能する。
このように棒状部材100が切断部200を備えていれば、この棒状部材100を二次電池10に対して所定の向きで突き刺して貫通孔15を形成することで、貫通孔15の形状が安定し、それに伴って試験結果の安定性を向上することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、勿論、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
例えば、上述した二次電池の短絡試験装置は、車両用の二次電池の短絡試験にも好適に用いられるものであるが、二次電池の用途は車両用に限定されるものではない。本発明に係る二次電池の短絡試験装置は、例えば、家庭用の補助電源、各種AV機器、パソコン、携帯電話など、車両以外の他の機器に搭載される二次電池の短絡試験にも採用することができるものである。
10 二次電池
15 貫通孔
20 電極束
21 正極板
22 負極板
23 セパレータ
25 亀裂
30 集電体
40 集電体
50 電池ケース
60 蓋部材
61 貫通孔
70 正極端子部材
80 負極端子部材
90 絶縁シート部材
100 棒状部材
101 本体部
101a 角部
102 尖端部
102a 角部
110 突出部
200 切断部
15 貫通孔
20 電極束
21 正極板
22 負極板
23 セパレータ
25 亀裂
30 集電体
40 集電体
50 電池ケース
60 蓋部材
61 貫通孔
70 正極端子部材
80 負極端子部材
90 絶縁シート部材
100 棒状部材
101 本体部
101a 角部
102 尖端部
102a 角部
110 突出部
200 切断部
Claims (7)
- 正極板及び負極板を備える電極束がケース内に封入されて構成された二次電池に貫通孔を形成し、強制的に二次電池を発生させた状態で当該二次電池の安全評価を行う二次電池の短絡試験装置であって、
前記二次電池の一方面側から突き刺して当該二次電池に前記貫通孔を形成する金属製の棒状部材を有し、
該棒状部材は、横断面の周縁部に設けられた角部を含み前記電極束の前記貫通孔の周縁部に亀裂を生じさせる切断部を有することを特徴とする二次電池の短絡試験装置。 - 請求項1に記載の二次電池の短絡試験装置において、
前記切断部は、先端部から後方にかけて横断面が多角形であり、その周縁部に形成される角部によって前記電極束に前記亀裂を生じさせることを特徴とする二次電池の短絡試験装置。 - 請求項2に記載の二次電池の短絡試験装置において、
前記切断部は、横断面が四角形であることを特徴とする二次電池の短絡試験装置。 - 請求項1から3の何れか一項に記載の二次電池の短絡試験装置において、
前記棒状部材は、軸方向に亘って略同一径の本体部と、該本体部の一端側に設けられる先の尖った尖端部と、を備える釘状部材であり、
前記切断部が前記尖端部に設けられていることを特徴とする二次電池の短絡試験装置。 - 請求項4に記載の二次電池の短絡試験装置において、
前記切断部は、前記尖端部から前記本体部に亘って連続的に設けられていることを特徴とする二次電池の短絡試験装置。 - 請求項1から5の何れか一項に記載の二次電池の短絡試験装置において、
前記電極束が所定方向で引張り応力を受けた状態で前記ケース内に封入されている場合、
前記棒状部材は、前記切断部を前記所定方向とは直交する直線上に配置した状態で前記二次電池に突き刺されることを特徴とする二次電池の短絡試験装置。 - 請求項1から6の何れか一項に記載の二次電池の短絡試験装置において、
前記棒状部材は、前記切断部が前記二次電池の他方面側に達するまで前記二次電池に突き刺されることを特徴とする二次電池の短絡試験装置。
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