JP2016004523A - エレベータ保守支援システムおよびエレベータ保守支援方法 - Google Patents

エレベータ保守支援システムおよびエレベータ保守支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】保守業務に伴うビル利用者の利便性低下を的確に回避した、保守スケジュールの効率的な作成を支援する、エレベータ保守支援システムを提供する。【解決手段】ネットワークを介して各エレベータの制御装置と通信するネットワークI/F107と、各エレベータの制御装置と通信して得た各ビルにおけるエレベータの運行監視ログデータを格納する記憶装置101と、運行監視ログデータを所定アルゴリズムに適用し、所定時期の各間におけるエレベータ稼働状況の変動度を算定して、この変動度が所定基準以上である時期間を特定し、特定した時期間の情報を、該当ビルにおける閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報として出力装置106ないしネットワーク上の他装置に出力する処理を実行する演算装置104を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータ保守支援システムおよびエレベータ保守支援方法に関するものであり、具体的には、保守業務に伴うビル利用者の利便性低下を的確に回避した保守スケジュールの、効率的な作成を支援可能とする技術に関する。
ビルにおける用途や利用形態、或いは利用者の行動形態等の多様化に伴い、各ビルに設置されるエレベータの運用、保守形態も様々なものとなりつつある。そうしたエレベータの保守業務をユーザ利便性に配慮しつつ実行するための支援技術として、以下のような従来技術が提案されている。
すなわち、エレベータ利用者の少ない時間帯に保守作業を行うことにより利用者へのサービス向上を図ることを目的として、監視局にて各エレベータの運行回数を記憶し、一定時間ごとの運行回数データを比較して運行回数の一番少ない時間帯を各エレベータごとに特定し、これを基にエレベータ間で時間帯を勘案して保守スケジュールを決めるシステム(特許文献1参照)などが提案されている。
特開平5−270760号公報
ところが上述のように、ビルの用途や利用形態は多様化しつつあり、竣工から時間を経るごとにその用途や利用形態もめまぐるしく変化する場合が多い。このように各ビルに関する各種条件が異なる中、エレベータの利用状況を固定的かつ単純に勘案(例:運行回数最少である時間帯の特定)するだけでは、エレベータ設置先のビルにおける用途変化やエレベータ利用状況の時期的変動などに的確かつ効率的に対応した保守スケジュールを作成することは困難である。
単に運行回数最少の時間帯を特定する場合、単純に休日における夜間帯が特定される可能性が高い。そうなると、保守事業者が担当する全ビルの保守業務を休日だけに限定して行う保守スケジュールを立てざるを得なくなり、保守対象ビルが所定数を超える規模となるとスケジュール作成支援を行う意味がない。また、全ての時期の全ての日の全時間帯に関して運行回数最少の時間帯を、保守スケジュール作成毎に毎回特定する作業が必要となり、保守スケジュールの作成作業自体の効率性も低いものとなる。
或いは、運行回数最少の時間帯が、例えば繁忙期中のごく特異な1日における所定時間帯であるかもしれず、そうなると、保守作業の進行状況如何によっては、繁忙期中のビル利用者らのエレベータ利用機会を阻害する懸念もある。また、該当時間帯は、ある時点では閑散期中の所定日に含まれていたが、ビル用途が変化した結果、繁忙期中の特異な1日に含まれるようなってしまう場合も想定される。やはりこの場合も、繁忙期中のビル利用者らのエレベータ利用機会を阻害する懸念が残る。
そこで本発明の目的は、保守業務に伴うビル利用者の利便性低下を的確に回避した保守スケジュールの、効率的な作成を支援可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、エレベータ保守支援システムにおいて、ネットワークを介して各エレベータの制御装置と通信する通信装置と、前記各エレベータの制御装置と通信して得た各ビルにおけるエレベータの運行監視ログデータを格納する記憶装置と、前記運行監視ログデータを所定アルゴリズムに適用し、所定時期の各間におけるエレベータ稼働状況の変動度を算定して、前記変動度が所定基準以上である時期間を特定し、当該特定した前記時期間の情報を、該当ビルにおける閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報として出力装置ないしネットワーク上の他装置に出力する処理を実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のエレベータ保守支援方法は、ネットワークを介して各エレベータの制御装置と通信する通信装置と、前記各エレベータの制御装置と通信して得た各ビルにおけるエレベータの運行監視ログデータを格納する記憶装置と、を備えたコンピュータが、前記運行監視ログデータを所定アルゴリズムに適用し、所定時期の各間におけるエレベータ稼働状況の変動度を算定して、前記変動度が所定基準以上である時期間を特定し、当該特定した前記時期間の情報を、該当ビルにおける閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報として出力装置ないしネットワーク上の他装置に出力する処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、保守業務に伴うビル利用者の利便性低下を的確に回避した保守スケジュールの、効率的な作成を支援出来る。
本実施形態におけるエレベータ保守支援システムのネットワーク構成例を示す図である。 本実施形態におけるエレベータ保守支援システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるエレベータ運行監視ログデータベースの構成例を示す図である。 本実施形態におけるエレベータプロファイルデータベースの構成例を示す図である。 本実施形態における標準時期変動パターンテーブルの構成例を示す図である。 本実施形態におけるエレベータ保守支援方法の手順例1を示すフロー図である。 本実施形態におけるエレベータ保守支援方法の手順例2を示すフロー図である。 本実施形態における時期変動指標データテーブルの構成例を示す図である。 本実施形態における起動回数の時期変動グラフの一例を示す図である。 本実施形態における起動回数の正規化値の時期変動グラフの一例を示す図である。 本実施形態におけるパターン算出用時期変動指標の概念例を示す図である。 本実施形態におけるパターン算出用時期変動指標の星取り表データテーブルの構成例を示す図である。 本実施形態におけるエレベータ保守支援方法の手順例3を示すフロー図である。 本実施形態における出力画面例1を示す図である。 本実施形態における出力画面例2を示す図である。 本実施形態における出力画面例3を示す図である。 本実施形態における出力画面例4を示す図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のエレベータ保守支援システム10を含むネットワーク構成図である。図1に示すエレベータ保守支援システム10は、保守業務に伴うビル利用者の利便性低下を的確に回避した保守スケジュールの、効率的な作成を支援可能とするコンピュータシステムである。
図1にて例示するエレベータ保守支援システム10は、ビル1に設置されたエレベータ5を制御するエレベータ制御装置20と、このエレベータ制御装置20の具備する制御用コンピュータ30からネットワーク50を介して送られる各種データを得て適宜処理する分析装置100とのうち、少なくとも分析装置100を含んで構成される。エレベータ保守支援システム10は、こうした構成の他、エレベータ5の他の構成要素も更に含むとしてよい。
また、本実施形態におけるエレベータ保守支援システム10はネットワーク50に接続され、エレベータ保守業者の備える営業所コンピュータ200と通信可能に結ばれている。営業所コンピュータ200は、エレベータ保守業者の所定担当者が操作し、本実施形態のエレベータ保守支援システム10からの情報提供(保守スケジュールである場合も含む)を受けて、保守対象となっているエレベータの保守スケジュールの作成、決定業務を行う端末である。
なお、上述のエレベータ5は本実施形態における保守対象のエレベータであり、設置先のビル1の利用者や運搬物を収容するエレベータかご2、エレベータかご2の容易な上下動を補助するおもり3、エレベータかご2とおもり3との間で両者を結ぶケーブルの送出と巻き取りを実行してエレベータかご2の上下動を行う駆動系4、および、駆動系4のモータやエレベータかご2の扉開閉機構に電力供給を行ってそれらの制御を行うエレベータ制御装置20を含んでいる。
なお、エレベータ制御装置20は制御用コンピュータ30と一体に構成されており、この制御用コンピュータ30から利用者の階数指定等に応じた各種制御信号を受けて、エレベータかご2での扉開閉、駆動系4におけるモータの起動、停止、回転量等に関する各種制御を行う。
一方、制御用コンピュータ30は、エレベータかご2やビル1のエレベータホール壁面等に設置されている操作ボタンでの押下事象を感知し、該当操作ボタンに応じた規定の動作指示をエレベータ制御装置20に通知する構成となっている。こうした制御用コンピュータ30は、ネットワーク50を介して上述の分析装置100と通信する通信装置と、制御対象のエレベータ5における所定時刻毎の、少なくとも該当ビル各階での起動回数をカウントし、当該カウントした値を含む運行監視ログデータを、分析装置100に送信する処理を実行する演算装置とを備えた構成となっている。こうしたエレベータ5における基本構成は一般的なエレベータのものと同様である。
また、本実施形態のエレベータ保守支援システム10を構成する分析装置100のハードウェア構成は以下の如くとなる。図2は、本実施形態におけるエレベータ保守支援システム10を構成する分析装置100のハードウェア構成例を示す図である。この分析装置100は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPU104(演算装置)、当該分析装置100を直接操作する管理ユーザなどからのキー入力や音声入力を受け付ける入力装置105、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力装置106、ネットワーク50と接続し制御用コンピュータ30および営業所コンピュータ200との通信処理を担うネットワークI/F107(通信装置)、を備える。上述の各装置は、内部バス108によって接続され、各装置間で相互にデータの送受信が可能となっている。
上述のネットワークI/F107は、例えばLANカード等のネットワークカードであり、エレベータ5の制御用コンピュータ30もしくは営業所コンピュータ200からの入出力をネットワーク50経由で受け付ける。また、CPU104は、マイクロプロセッサを主体に構成され、記憶装置101に格納されている分析プログラム等のプログラム102や各種演算を実行する。
また、入力装置105は、例えばキーボード、マウス等のポインティングデバイスである。分析装置100に対する指示入力は、入力装置105で受け付ける場合の他、公衆通信網や専用通信網などの上述のネットワーク50を介して接続される営業所コンピュータ200等の別端末の指示入力装置から行われるとしてもよい。また、出力装置106は、例えばディスプレイアダプタと液晶パネルタ等によって実現される。
なお、記憶装置101内には、本実施形態のエレベータ保守支援システム10を構成する分析装置100として必要な機能を実装する為のプログラム102の他、運行監視ログデータベース125、エレベータプロファイルデータベース126、時期変動指標データベース127、が少なくとも記憶されている。これら各データベースの具体的な構成例については後述する。
続いて、本実施形態のエレベータ保守支援システム10を構成する分析装置100が備える機能について説明する。上述したように、以下に説明する機能は、例えば分析装置100におけるCPU104がプログラム102を実行することで実装される機能と言える。
本実施形態の生成装置100は、制御用コンピュータ30から所定間隔で繰り返し送信されてくる運行監視ログデータを受信して記憶装置101の運行監視ログデータベース125に格納し、こうして記憶装置101で保持する運行監視ログデータベース125の含む運行監視ログデータを所定アルゴリズムに適用し、所定時期の各間におけるエレベータ稼働状況の変動度を算定して、この変動度が所定基準以上である時期間を特定し、当該特定した時期間の情報を、該当ビル1における閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報として出力装置106ないしネットワーク50上の営業所コンピュータ200に出力する機能を備えている。
また、生成装置100は、上述のように特定した時期間の情報を、記憶装置101で保持する時期変動指標データベース127の含む時期変動特性パターンの情報に照合して、該当ビル1における現在の用途を推定し、当該推定した用途を、記憶装置101で保持するエレベータプロファイルデータベース126における該当ビル1の用途情報に照合してビル用途の変化を検知し、当該ビル用途変化の情報を出力装置106ないしネットワーク50上の営業所コンピュータ200に出力する機能を備えている。
また、生成装置100は、上述のプロファイルデータベース126のデータに基づいて、所定用途の各ビル1に関する運行監視ログデータを記憶装置101の運行監視ログデータベース125から読み出し、当該読み出した各ビル1の運行監視ログデータに基づいて、各ビル1に関して変動度が所定基準以上である時期間を特定し、用途が同じ各ビル間で出現頻度が所定以上であった時期間の情報を、該当ビル用途に対応するエレベータ稼働状況の時期変動特性パターンの情報として記憶装置101の時期変動指標データベース127に格納する機能を備えている。
また、生成装置100は、上述のように特定した該当ビル1における閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報と、記憶装置101に予め保持する保守業務用リソースの情報(例:各保守担当者の出勤および保守業務担当予定、保守用機器の稼働状況等の情報)とを所定アルゴリズムに適用し、所定時期に閑散期ないし繁忙期が到来するビル群に関する保守業務の実行スケジュールを生成し、当該実行スケジュールを出力装置106ないしネットワーク50上の営業所コンピュータ200に出力する機能を備えている。
なお、制御用コンピュータ30が送信してきたエレベータ運行監視ログデータを受け付け、運行監視ログデータベース125に格納する機能については、起動情報演算部110が実現する。また、入力装置105ないし営業所コンピュータ200からエレベータ5に関するプロファイル(設置先ビルの用途情報含む)を受信し、これをエレベータプロファイルデータベース126に格納する機能を、エレベータプロファイル入力部111が実現する。また、運行監視ログデータベース125とエレベータプロファイルデータベース126の各格納情報から、後述する時期変動指標データテーブル601を生成し、これを時期変動指標データベース127に格納する機能を、時期変動演算部112が実現する。また、各データベース125〜127に格納されたデータを取得して、後述する図14〜図17に例示するレポート(保守スケジュール含む)を生成する機能を、時期変動レポート生成部113が実現する。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態のエレベータ保守支援システム10をなす分析装置100が用いるデータベースでのデータ構造例について説明する。図3は本実施形態におけるエレベータ運行監視ログデータベース125の構成例を示す図である。
この運行監視ログデータベース125は、分析装置100の起動情報演算部110が各エレベータ5のエレベータ制御装置20における制御用コンピュータ30と通信して得た各ビル1におけるエレベータ5の運行監視ログデータ301を格納するデータベースである。このため各エレベータ5の制御用コンピュータ30は、エレベータ制御装置20が制御するエレベータ5の起動情報などの運行情報の記録をネットワーク50を介して、定期的、例えば1ヶ月に1回等、分析装置100に送信することとなっている。一方、分析装置100の起動情報演算部110は、制御用コンピュータ30から受信した複数台のエレベータ5に関する各運行情報の記録を運行監視ログデータベース125に格納に格納する。
こうした運行監視ログデータベース125は、エレベータ5を特定するためのエレベータID302をキーとして、データ取得のタイムスタンプである取得日303、取得時刻304、各階から所定の期間、例えば1ヶ月間にエレベータ5がエレベータホールのボタン押下により何回起動されたかを示す階床ごとの起動回数305、全ての階床の起動回数合計306、所定の期間にエレベータ5が走行した時間の累計である走行分数累計307、所定の期間のエレベータ走行速度の平均である走行速度平均308、所定の期間のエレベータ積載重量の平均である積載重量平均309、および、所定の期間にエレベータ内の保守スイッチが押下された回数である保守スイッチ動作回数310を対応付けたレコード、すなわち運行監視ログデータ301の集合体となっている。
図4は、本実施形態におけるエレベータプロファイルデータベース126の構成例を示す図である。このエレベータプロファイルデータベース126は、各エレベータ5の設置ビル1に関する少なくとも用途情報を含んだエレベータプロファイルデータ401を格納したデータベースである。そのため、分析装置100のエレベータプロファイル入力部111は、入力装置105または営業所コンピュータ200から入力されるエレベータプロファイルデータ401を受付け、エレベータプロファイルデータベース126に格納することとなっている。
こうしたエレベータプロファイルデータベース126は、エレベータ5を特定するエレベータID302をキーとして、エレベータ5の設置ビル名称302、ビル所在地住所303、ビル所有者名称を示すビルオーナー304、商業ビル、事務所ビル、学校、病院といったビル用途305、何階建てのビルかを示すビル総階床306、ビル延べ床面積307、該当ビル5へのエレベータ納入台数308、エレベータ納入年月日309、エレベータ機種310等のデータを対応付けたレコードすなわちエレベータプロファイルデータ401の集合体となっている。このエレベータプロファイルデータベース126の各エレベータプロファイルデータ401は、新規エレベータ設置時または内容変更時に更新される。
図5は本実施形態における標準時期変動パターンテーブル128の構成例を示す図である。この標準時期変動パターンテーブル128は、時期変動特性指標データベース127に格納されているテーブルの1つであり、ビル用途毎に定められた該当ビル1におけるエレベータ稼働状況の(標準となる)時期変動特性パターンの情報を格納したテーブルである。
こうした標準時期変動パターンテーブル128は、例えば、ビル用途501をキーとして、上述の時期間を構成する時期1(502)および時期2(503)と、パターン算出用時期変動指標504、といったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。図5の例では、ビル用途501として、商業、事務所、学校、ホテル(温暖地)、ホテル(寒冷地)といった例をあげている。また、時期1(502)および時期2(503)は、該当ビル1においてエレベータ5の稼働状況が最も変動した時期の組み合わせを示す情報となる。例えば商業ビルにおいて、1月と2月の間でエレベータ稼働状況に変動(低稼働化)が生じやすいことを示している。またパターン算出用時期変動指標504の値は、対応する時期1(502)と時期1(503)の間で生じたエレベータ稼働状況の変動幅が、該当エレベータ5における標準的な稼働状況とどれだけ乖離しているか示す値である。なお、この標準時期変動パターンテーブル128において、時期変動指標504は必須ではない。また、図5の例のように、変動が顕著な時期間が1セットの場合のみならず、複数であってもよい。
−−−処理手順例1−−−
以下、本実施形態におけるエレベータ保守支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明するエレベータ保守支援方法に対応する各種動作は、エレベータ保守支援システム10をなす上述の分析装置100等がメモリ103に読み出して実行するプログラム102によって実現される。そして、このプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。勿論、エレベータ保守支援システム10が分析装置100の他、エレベータ制御装置20、制御用コンピュータ30等も含んで構成される場合、それぞれの装置が同様にプログラムを実行して必要な機能を実装するものとする。
本実施形態では、エレベータ運行監視ログデータ等を入力とし、エレベータ起動回数(利用回数)の時期変動パターンによりエレベータ5を分類し、この時期変動パターンに応じて保守作業のスケジュールを生成する手順例について示す。エレベータ5の保守業務に関しては、従来であれば稼動傾向が常に一定であるとの前提のもとにスケジュールが組まれている。しかしながら、エレベータ5の稼動傾向は、該当エレベータ5の設置先であるビル1の用途や所在地などにより時期変動することもある。また、エレベータ5が設置されているビル1の用途は保守業者において管理されていることもあるが、かならずしも現時点での実情と一致しないことが多い。
例えば、「学校」として使われるビル1のエレベータ5は、夏休みや冬休みになると稼動状況が低下、すなわち閑散期となる、といった時期変動が生じる。一方、同じ「学校」のビル1に設置されたエレベータ5であっても、教職員専用のエレベータは必ず夏休みや冬休みの休暇時期が閑散期となるわけではない。他方、「学校」に分類される大学が所有する都心部のセミナービルでは夏休みや冬休みに関係なく、オフィスビルのように一年中稼動しており、エレベータ5の稼働状況に時期変動は生じにくい。
また、(管理上は)用途が「事務所」とされているビル1であっても、テナントとして予備校が全館入居しているビルであれば、春休みの時期のエレベータ5は稼働状況が低下、すなわち閑散期となる傾向にある。こうした事態は、竣工当時は事務所ビルであったが、ある時点でテナントが予備校になった結果、エレベータ5の稼動状況における時期変動の傾向が大きく変化した、といったことに由来している。
また、用途が「ホテル」とされているビル1であっても、寒冷地に所在するスノーリゾートホテルでは、冬期にエレベータ5の稼働状況が大きく増大、すなわち繁忙期であり、逆に、温暖地あるいは暑い地域のマリンリゾートホテルでは、夏期にエレベータ5の稼働状況が大きく増大、すなわち繁忙期となる。
このように、時間経過と共に容易に変化するビル用途やビル毎に全く異なる場合もある所在環境、などにより該当ビル1におけるエレベータ5の稼働状況に関する時期変動パターンを正確に把握することで、適切な保守スケジュールを生成することが可能になる。
なお、以下では、ビル利用者に不便を感じさせないよう、エレベータ5の稼働状況が大きく低下するすなわち閑散期に保守業務が行われるようスケジューリングする例を示すが、本発明の適用形態はこれに限定されない。例えば、想定以上のエレベータ利用がなされる特異な繁忙期を特定し、少なくとも該当期間中にエレベータ故障が生じないよう、臨時保守業務を行うスケジュールを生成する状況において適用することもできる。
図6は、本実施形態におけるエレベータ保守支援方法の処理手順例1を示すフロー図である。本フローに先立ち、分析装置100の起動情報演算部110による、運行監視ログデータベース125への運行監視ログデータ301(制御用コンピュータ30由来)の格納処理と、エレベータプロファイル入力部111による、エレベータプロファイルデータベース126へのエレベータプロファイルデータ401(例:入力装置105で保守業者の所定担当者が入力したもの)の格納処理が予めなされているものとする。
ここで、分析装置100の時期変動指標演算部112は、入力装置105において所定担当者(保守業者の従業員等)の処理対象に関する指示を受け付け(S500)、該当指示の示す検索条件(例:エレベータID、ビル所在地住所、ビル用途)をキーとした検索処理をエレベータプロファイルデータベース126で実行し、対象エレベータ5のエレベータプロファイルデータ401を取得する(S501)。
次に分析装置100の時期変動指標演算部112は、上述のステップS501でエレベータプロファイルデータ401を取得した対象エレベータ5について、運行監視ログデータ301を運行監視ログデータベース125から取得する(S502)。
続いて上述の時期変動指標演算部112は、時期変動パターンの判定処理を実行する(S503)。時期変動指標演算部112は、このステップS503において、上述のステップS502で得た運行監視ログデータ301に基づく、対象エレベータ5の時期変動指標値の算出、当該算出した時期変動指標値のうち同一用途のビルに関係するものに基づく、ビル用途別のパターン特徴量特定、このパターン特徴量と標準時期変動パターンテーブル128とに基づく対象エレベータ5の時期変動パターン判定といった処理を行う。このステップS503の詳細については後述する。
対象エレベータ5における時期変動パターンは、対象エレベータ5の起動回数が隣接する他時期より大きく低減している各時期を示すものであるから、これに基づいて該当ビル1における実質的な閑散期を特定出来る。従って、分析装置100の時期変動レポート生成部113は、上述の時期変動パターンで特定出来るビル閑散期に関する情報と、記憶装置101に予め保持する保守業務用リソースの情報とを既存のタスクスケジューラ等の所定アプリケーションに適用し、該当エレベータ5の保守予定日を決める(S504)。
次に時期変動レポート生成部113は、上述のステップS501〜S504を、各対象エレベータ5の全てに関して実行して(S505:yes)、例えば所定時期に閑散期が到来するビル群に関する最適保守スケジュール1502(図16で後述)を生成し(S506)、これを営業所コンピュータ200に出力する(S507)。
続いて、上述のステップS503、すなわち時期変動パターンの判定処理について詳述する。図7は、本実施例におけるエレベータ保守支援方法の手順例2を示すフロー図である。ここでは、分析装置100の時期変動指標演算部112は、上述のステップS501、S502で対象エレベータ5のエレベータプロファイルデータ401および運行監視ログデータ301を取得済みである。
この場合、時期変動指標演算部112は、上述のように得ている運行監視ログデータ301を、下記の式1に適用して月別の時期変動指標値を算出する(S1101)。この時期変動指標は、ある月の起動回数が年間の平均的な起動回数に対してどの程度変動しているかを示す指標である。
X月の時期変動指標=(X月の起動回数−(1〜12月の起動回数の平均値))/(1〜12月の起動回数の標準偏差)
・・・(式1)
例えば、あるエレベータ5の1月の起動回数が「54」、1〜12月の起動回数の平均値が「44」、1〜12月の起動回数の標準偏差が「40」であった場合、1月の時期変動指標は、(54−44)/40=0.25、などと算定出来る。エレベータ5における起動回数は、エレベータごとに平均値が異なるため、そのままでは時期変動が大きいか小さいかを他エレベータと単純比較することは困難である。そこで式1のように、各エレベータ5における起動回数について、平均値が0、標準偏差がσとなるよう正規化して他エレベータとの比較を可能とした値が時期変動指標である。なお、上述の式1に用いる1〜12月の起動回数の標準偏差の算出式を式2に示す。この式2は、一般的な標準偏差の算出式と同様である。
Cm:M月の起動階数。
Cave:1〜12月の起動回数の平均値
時期変動指標演算部112は、ステップS1101で算出した時期変動指標値を、図8に例示する時期変動指標データテーブル129における、該当エレベータ5のレコード中において時期変動指標605として格納する(S1102)。この時期変動指標データテーブル129は、上述のステップS501、S502で取得済みの、エレベータID302に対応した対象エレベータ5の運行監視ログデータ301のデータを処理対象期間(対象年・開始602から対象年・終了603の間の期間)で適宜集計した値である起動回数604と、上述のステップS1101で算出した時期変動指標値605、後述するパターン算出用時期変動指標606および起動パターン607から構成されている。
なお、時期変動指標データテーブル129における起動回数604は、該当ビル1における全ての階の起動回数の各月の合計値であり、対象年・開始602から対象年・終了603までの平均値である。例えば、対象年・開始602が2010年、対象年・終了603が2013年であれば、起動回数604・1月は、2010年から2013年の1月の起動回数の平均値である。
こうして値が格納される時期変動指標データテーブル129に基づくグラフを図9、10に例示する。図9は、本実施形態における起動回数の時期変動状況を示すグラフの一例を示す図である。図9で示すグラフ701は、縦軸に起動回数604、横軸に月702をとり、起動回数の1年周期における時期変動を示す。本グラフ701は、後述する図14で例示する起動時期変動レポート等に出力してもよい。
また、図10は本実施形態における正規化した起動回数、すなわち時期変動指標値の時期変動を示すグラフの一例を示す図である。図10に例示するグラフ801は、縦軸に時期変動指標値605、横軸に月702をとり、時期変動指標値605の1年周期における時期変動を示す。本グラフ801は後述する図14で例示する起動時期変動レポート等に出力してもよい。
ここで図7のフローの説明に戻る。分析装置100の時期変動指標演算部112は、ステップS1102で得ている月別の時期変動指標値を入力とし、次に示す式3を用いてパターン算出用時期変動指標値を算出し(S1103)、これを時期変動指標データテーブル129における、該当エレベータ5のレコード中のパターン算出用時期変動指標606として格納する(S1104)。
パターン算出用時期変動指標・X月-Y月=
Vx:X月の時期変動指標
Vy:Y月の時期変動指標
図11に、本実施形態におけるパターン算出用時期変動指標の概念例に対応するグラフ1101を示す。パターン算出用時期変動指標値は、後述するステップS1108において、対象エレベータ5における起動回数の時期変動状況がビル用途等においてどのパターンに分類されるのか判定する際に用いる値である。図11におけるグラフ1101では、あるふたつの月、たとえばX月とY月の時期変動指標604を散布図にプロットした際の原点からの距離606が、すなわちパターン算出用時期変動指標値となっている。従って、上述の式3は、あるふたつの月、たとえばX月とY月の時期変動指標604を散布図にプロットした際の原点からの距離を算出する式に対応する。
次に、時期変動指標演算部112は、上述のステップS1103で算出した、各月間に関するパターン算出用時期変動指標値をテーブルの縦横軸にそれぞれ対応付けて配置して、図12に例示するパターン算出用時期変動指標値の星取り表1001を生成し(S1105)、この星取り表1001においてパターン特徴量を決定する(S1106)。
図12は、本実施例におけるパターン算出用時期変動指標の星取り表1001の構成例を示す図である。上述したパターン算出用時期変動指標606は、あるふたつの月、例えばX月とY月の時期変動指標の組み合わせから算出されるため、(12ヶ月×12ヶ月÷2)個の値が算出されることとなる。そこで時期変動指標演算部112は、パターン算出用時期変動指標の星取り表1001として、縦軸にX月1002、横軸にY月1003をとって、上述した式3により算出されたパターン算出用時期変動指標606を該当月の組み合わせに対応する欄に格納する。
また、時期変動指標演算部112は、星取り表1001のうち、数値の一番大きい月の組合せをパターン特徴量1004として特定する。図12の例であれば、例えば「1月」と「8月」の組み合わせに関するパターン算出用時期変動指標値「3.5σ」は星取り表1001のうちで最大であり、この「1月」と「8月」の組み合わせがパターン特徴量1004となる。
続いて分析装置100の時期変動指標演算部112は、時期変動指標データベース127から、ビル用途別の標準時期変動パターンテーブル128(図5)を取得し(S1107)、これに、上述のステップS1106で決定したパターン特徴量1004を照合して、対象エレベータ5の起動パターンを判定する(S1108)。例えば、パターン特徴量1004が、「1月」、「8月」に関してエレベータ5の起動回数に関する時期変動が大きいことを示しているものである場合、時期変動指標演算部112は、図5に示す標準時期変動パターンテーブル128のうち、時期1(502)と時期2(503)のセットが、「1月」と「8月」であるビル用途「学校」のパターンを特定する。
時期変動指標演算部112は、特定した起動パターンを上述の時期変動指標データテーブル129において起動パターン607として格納する(S1109)。つまり、ここまでの処理により、該当エレベータ5がどのような時期的変動を伴って稼働しているか判明したことになる。
なお、上述の標準時期変動パターンテーブル128は、例えば図13に示す手順に基づいて生成される。この場合、分析装置100の時期変動指標演算部112は、記憶装置101のエレベータプロファイルデータベース126からエレベータプロファイルデータ401を取得し(S1201)、また、運行監視ログデータベース125から運行監視ログデータ301を取得する(S1202)。
続いて時期変動指標演算部112は、上述のステップS1201で得たエレベータプロファイルデータ301のうち、所定ビル用途405(例えば、ステップS1202で得たエレベータプロファイルデータ401のうち入力装置105でユーザが指定したもの)に関するもののみ抽出する(S1203)。或るビル用途とは、例えば「大学」である。時期変動指標演算部112は、こうして抽出したエレベータ5のエレベータプロファイルデータ401に基づいて、図7で示したフローと同様にパターン特徴量607を算出する(S1204)。
時期変動指標演算部112は、上述のステップS1203で抽出したすべてのエレベータ5の運行監視ログデータ301に関してパターン特徴量1004を算出したら(S1205:yes)、対象ビル用途の標準時期変動パターンを決定する(S1206)。標準時期変動パターンとは、上述のステップS1203で抽出したエレベータのうち、一番多いパターン特徴量1004の月の組合せの情報となる。
例えば、ビル用途「大学」で、パターン特徴量1004の月の組合せが1月と8月であるものが一番多ければ、ビル用途「大学」の標準時期変動パターンは「1月と8月の組合せ」となる。これは、「大学」の場合、冬休みや夏休みでエレベータ起動回数が少ない1月と8月が通年の起動回数に対して時期変動が大きいことを示す。
時期変動指標演算部112は、すべてのビル用途で標準時期変動パターンを決定したならば(S1207:yes)、これまでの算出結果すなわち標準時期変動パターンの情報をビル用途別の標準時期変動パターンテーブル128に格納し(S1208)、フローを終了する。
次に時期変動レポート生成部113が生成し、営業所コンピュータ200または出力装置106に出力する情報の例について説明する。図14は、本実施形態における保守時期に対する起動時期変動レポート1301の画面例を示す図である。ここで例示する起動時期変動レポート1301は、対象地域1302、エレベータID302、設置ビル名称402、ビル用途405、時期変動と保全時期グラフ1303、および起動パターン分析グラフ1304の各表示情報を有した構成となっている。このうち対象地域1302とエレベータID302は、保守員が営業所コンピュータ200から入力して指定した値である。
時期変動レポート生成部113は、上述の対象地域1302とエレベータID302の値をエレベータプロファイルデータ401に照合して設置ビル名称402、ビル用途405を取得し、当該レポート1301の該当欄にて出力する。
また、時期変動と保全時期グラフ1303は、起動回数の正規化値すなわち時期変動指標値の時期変動グラフ801に加え、保全時期1305と時期変動1306の各情報を含んでいる。このうち保全時期1305は、保守業務実施に関する法令に沿った3ヶ月に1回といった定期的保守時期を示すものであり、該当ビル1の該当エレベータ5における実際の起動傾向とは無関係に設定された時期である。一方、時期変動1306は、時期変動演算部112が該当エレベータ5に関する時期変動グラフ801から特定した、繁忙期や閑散期といった時期変動を示す情報である。例えば、年間平均よりエレベータ5の起動回数が小さい月を閑散期と判定する。これにより、保守員は自動的に設定された保全時期1305と実際の時期変動1306との対比をすることが可能になる。
起動パターン分析グラフ1304は、時期変動レポート生成部113が、該当エレベータ5のパターン特徴量1004の月の組合せのひとつめを縦軸、もうひとつ横軸とする時期変動指標605を配置して生成したものである。この場合、、時期変動レポート生成部113は、該当エレベータ5に関するパターン特徴量1004の値1307と、同じビル用途405の他のエレベータのパターン特徴量1004の値1308をプロットした散布図を、起動パターン分析グラフ1304として生成することとなる。この場合、K−means法等の統計的手法をつかってプロットされた値をクラスタリング(グループ分け)し、一番データの密集した部位をこのビル用途の典型的な起動パターン1309として示しても良い。これにより、保守員は、該当エレベータ5が同じビル用途の他のエレベータに対しどのような時期変動をしているかを把握することが可能となる。
図15は、本実施例における時期変動検知レポート1401の画面例を示す図である。時期変動検知レポート1401は、対象地域1302、対象月1402、および時期変動検知表1403の各情報を有する。このうち対象地域1302と対象月1402は保守員が営業所コンピュータ200から入力して指定したものとなる。
この場合、時期変動レポート生成部113は、上述の時期変動検知表1403として、保守予定日1404、曜日1404、エレベータプロファイルデータ401に示されたビル用途405、判定されたビル用途1406、エレベータID303、ビル名称402、および時期変動情報1407の各情報を設定する。
保守予定日1404と曜日1405は、図14にて示した保全時期1305に等しい。また、対象月1402を変更する、前の月へボタン1408、次の月へボタン1409があってもよい。時期変動情報1407は、図14に示した時期変動1305に等しい。時期変動レポート生成部113は、例えば、閑散期や繁忙期といった時期変動を検知した結果をアラートとして時期変動情報1407に示す。これにより、保守員は自動的に設定された保守予定日1404と実際の時期変動情報1407との対比をすることが可能になる。
図16は、本実施形態における分析装置100が自動生成した最適保守スケジュール1501の出力画面例を示す図である。時期変動レポート生成部113は、エレベータ5の起動状況に関する時期変動すなわち上述のパターン特徴量に対応した保守スケジュールを、パターン特徴量1004が示す閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報と、記憶装置101に予め保持する保守業務用リソースの情報(例:各保守担当者の出勤および保守業務担当予定、保守用機器の稼働状況等の情報)とを既存のタスクスケジューラ等の所定アプリケーションに適用して決定した、該当エレベータ5の保守予定日を自動生成し、最適保守スケジュール1501として出力する。
例えば、時期変動レポート生成部113は、対象月1402に閑散期であるエレベータ5を保守のために起動停止しても該当エレベータ5の利用者にとって差支えの少ない時期であると認識し、対象月1402がパターン特徴量1004における閑散期であるエレベータのみを対象月1402の保守対象として抽出し、最適保守スケジュール1501のうち保守予定時期表1502に設定する。
こうして自動生成した保守予定時期の出力レポートすなわち最適保守スケジュール1501は、対象地域1302、対象月1402、および保守予定時期表1502の各情報を有している。保守予定時期表1502は、保守予定日1404、曜日1404、エレベータプロファイルデータ401に示されたビル用途405、分析により判定されたビル用途1406、エレベータID303、ビル名称402、および時期変動情報1407を有する。また、対象月1402を変更する、前の月へボタン1408、次の月へボタン1409があってもよい。これにより、保守員は、エレベータ5における起動状況に関する時期的変動が配慮された保守予定時期を得ることが可能となる。
図17は、本実施形態におけるビル用途の差異に関する検知レポート1601の画面例を示す図である。この検知レポート1601は、対象地域1302、対象月1402、およびビル用途の差異の検知表1602の各情報を有している。このうちビル用途の差異の検知表1602は、エレベータプロファイルデータ401に示されたビル用途405、分析により判定されたビル用途1406、エレベータID303、ビル名称402、ビル用途の差異1603の各情報を有する。また、対象月1402を変更する、前の月へボタン1408、次の月へボタン1409があってもよい。
分析装置100の時期変動指標演算部112は、上述のステップS1108に関して説明したように、エレベータプロファイルデータ401に示されたビル用途405が「事務所」なのに、分析により判定されたビル用途1406は1月、8月の起動回数の小さい「大学」であった場合、ビル用途に差異があると判定し、或いは図14で示したように、起動パターン分析グラフ1304を描画し、対象エレベータの値1307がそのビル用途の典型的なパターン1309に当てはまらなければ、他のビル用途の典型的なパターンを探索し、当てはまるものがあれば分析結果により判定されたビル用途1406として特定する。そこで時期変動レポート生成部113は、ビル用途の差異1603に、差異を検知したアラート1604を出力する。
これにより保守員は、エレベータプロファイルデータ401に示されたビル用途405と、分析により判定されたビル用途1406の両方の情報を得ることができ、例えば「竣工当時は事務所として利用開始されておりエレベータプロファイルデータ401にも事務所と登録されていたビルが、ある時期にテナントとして大学が入居しエレベータの稼動傾向が変った」という状況を感知可能となる。
上述してきた本実施形態によれば、エレベータ起動回数(利用回数)の時期変動パターンによりエレベータ5を分類することが可能となる。また、時期変動パターンに応じて、保守作業のスケジュールを算出することが可能となる。これらにより、保守員が時期変動パターンに応じた保守業務を実行出来るという効果が得られる。また、エレベータ利用者に負担のかからない保守作業のスケジュールを自動的に生成し、ビル繁忙期に保守を設定してしまうなどエレベータ利用者の不便や保守作業の不効率を引き起こしてしまうことを回避出来る効果も得られる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、本実施形態ではエレベータ5の起動情報として起動回数304をもちいたが、エレベータかご2の扉開閉回数や、エレベータかご2内の操作ボタンの押下回数、重量センサが検知した重量など、その他の起動情報であってもよい。また、例えば本実施形態では、時期変動指標604に関して年間12ヶ月の平均に対する変動の大きさを算出することで時期変動パターンを算出し、1年間における変動のパターンを算出したが、例えば3ヶ月の平均に対する上述の変動の大きさを算出することも可能となる。この場合、例えば3台のエレベータを1ヶ月ごとに1台ずつ停止するという省エネ運用を行なっているビル1を抽出することが可能である。このようなエレベータ5を有するビル1には省エネに関連するソリューションを優先的に提供することが可能となる。また本実施形態では、或る1ヶ月、例えばX月の時期変動指標604を算出することで、夏休みの閑散期などのように1ヶ月単位での変動を算出したが、たとえばある4ヶ月の平均の変動指標を算出することも可能である。例えば毎年12〜4月の4ヶ月間の変動が小さいエレベータを判別することが可能である。このようなビル1は冬季の運行を停止している場合が考えられる。長期の停止はエレベータ5のレールに油がのらずメンテナンスが必要となることもあるため、これを判別し優先的に保守回数を増やすこと等の対応は有用である。また本実施形態の出力画面はエレベータ5の保守に向け保守員に提示することしているが、例えばエレベータ利用者や、エレベータ5が設置されたビルオーナー等、他の用途に向け提示してもよい。
上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、保守業務に伴うビル利用者の利便性低下を的確に回避した保守スケジュールの、効率的な作成を支援可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、上述のエレベータ保守支援システムにおいて、前記記憶装置は、前記各エレベータの設置ビルに関する少なくとも用途情報を含んだプロファイルデータと、ビル用途毎に定められた該当ビルにおけるエレベータ稼働状況の時期変動特性パターンの情報を更に格納するものであり、前記演算装置は、前記特定した前記時期間の情報を前記時期変動特性パターンの情報に照合して、該当ビルにおける現在の用途を推定し、当該推定した用途を、前記プロファイルデータにおける該当ビルの用途情報に照合してビル用途の変化を検知し、当該ビル用途変化の情報を出力装置ないしネットワーク上の他装置に出力する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、保守対象のエレベータが設置されたビルにおける用途変化を保守担当者等が最低限のタイムラグ(エレベータの制御装置から運行監視ログデータを得る時間間隔)で認識出来ることとなり、エレベータ利用傾向の把握に有為な情報となるビル用途を的確に踏まえた保守スケジュールの立案、作成につながる。
また、上述のエレベータ保守支援システムにおいて、前記演算装置は、前記プロファイルデータに基づいて、所定用途の各ビルに関する前記運行監視ログデータを前記記憶装置から読み出し、当該読み出した各ビルの運行監視ログデータに基づいて、前記各ビルに関して前記変動度が所定基準以上である前記時期間を特定し、用途が同じ前記各ビル間で出現頻度が所定以上であった前記時期間の情報を、該当ビル用途に対応する前記エレベータ稼働状況の時期変動特性パターンの情報として前記記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、上述のビル用途の推定に用いる時期変動特性パターンを、例えば一定期間毎に更新して常に最新のものとして利用できることになる。従って、保守対象のエレベータが設置されたビルにおける用途変化を更に精度良く特定して保守担当者等に提供し、ひいてはビル用途を更に的確に踏まえた保守スケジュールの立案、作成につながる。
また、上述のエレベータ保守支援システムにおいて、前記演算装置は、前記該当ビルにおける閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報と、記憶装置に予め保持する保守業務用リソースの情報とを所定アルゴリズムに適用し、所定時期に閑散期ないし繁忙期が到来するビル群に関する保守業務の実行スケジュールを生成し、当該実行スケジュールを出力装置ないしネットワーク上の他装置に出力する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、保守業務に伴うビル利用者の利便性低下を的確に回避した保守スケジュールを保守担当者等に提供出来る。
また、上述のエレベータ保守支援システムにおいて、ネットワークを介して当該エレベータ保守支援システムと通信する通信装置と、制御対象のエレベータにおける所定時刻毎の、少なくとも該当ビル各階での起動回数をカウントし、当該カウントした値を含む運行監視ログデータを、当該エレベータ保守支援システムに送信する処理を実行する演算装置と、を備えた各エレベータの制御装置を更に含むとしてもよい。
これによれば、エレベータの制御装置とエレベータ保守支援システムとが効率的に協働し、保守業務に伴うビル利用者の利便性低下を的確に回避した保守スケジュールの、効率的な作成を支援可能とできる。
1 ビル
2 エレベータかご
3 おもり
4 駆動系
5 エレベータ
10 エレベータ保守支援システム
20 エレベータ制御装置
30 制御用コンピュータ
50 ネットワーク
100 分析装置(最小構成のエレベータ保守支援システム)
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU(演算装置)
105 入力装置
106 出力装置
107 ネットワークI/F(通信装置)
108 内部バス
110 起動情報演算部
111 エレベータプロファイル入力部
112 時期変動指標演算部
113 時期変動レポート生成部
125 運行監視ログデータベース
126 エレベータプロファイルデータベース
127 時期変動指標データベース
128 標準時期変動パターンテーブル
129 時期変動指標データテーブル
200 営業所コンピュータ

Claims (6)

  1. ネットワークを介して各エレベータの制御装置と通信する通信装置と、
    前記各エレベータの制御装置と通信して得た各ビルにおけるエレベータの運行監視ログデータを格納する記憶装置と、
    前記運行監視ログデータを所定アルゴリズムに適用し、所定時期の各間におけるエレベータ稼働状況の変動度を算定して、前記変動度が所定基準以上である時期間を特定し、当該特定した前記時期間の情報を、該当ビルにおける閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報として出力装置ないしネットワーク上の他装置に出力する処理を実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とするエレベータ保守支援システム。
  2. 前記記憶装置は、
    前記各エレベータの設置ビルに関する少なくとも用途情報を含んだプロファイルデータと、ビル用途毎に定められた該当ビルにおけるエレベータ稼働状況の時期変動特性パターンの情報を更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記特定した前記時期間の情報を前記時期変動特性パターンの情報に照合して、該当ビルにおける現在の用途を推定し、当該推定した用途を、前記プロファイルデータにおける該当ビルの用途情報に照合してビル用途の変化を検知し、当該ビル用途変化の情報を出力装置ないしネットワーク上の他装置に出力する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ保守支援システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記プロファイルデータに基づいて、所定用途の各ビルに関する前記運行監視ログデータを前記記憶装置から読み出し、当該読み出した各ビルの運行監視ログデータに基づいて、前記各ビルに関して前記変動度が所定基準以上である前記時期間を特定し、用途が同じ前記各ビル間で出現頻度が所定以上であった前記時期間の情報を、該当ビル用途に対応する前記エレベータ稼働状況の時期変動特性パターンの情報として前記記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ保守支援システム。
  4. 前記演算装置は、
    前記該当ビルにおける閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報と、記憶装置に予め保持する保守業務用リソースの情報とを所定アルゴリズムに適用し、所定時期に閑散期ないし繁忙期が到来するビル群に関する保守業務の実行スケジュールを生成し、当該実行スケジュールを出力装置ないしネットワーク上の他装置に出力する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ保守支援システム。
  5. ネットワークを介して当該エレベータ保守支援システムと通信する通信装置と、
    制御対象のエレベータにおける所定時刻毎の、少なくとも該当ビル各階での起動回数をカウントし、当該カウントした値を含む運行監視ログデータを、当該エレベータ保守支援システムに送信する処理を実行する演算装置と、
    を備えた各エレベータの制御装置を更に含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ保守支援システム。
  6. ネットワークを介して各エレベータの制御装置と通信する通信装置と、前記各エレベータの制御装置と通信して得た各ビルにおけるエレベータの運行監視ログデータを格納する記憶装置と、を備えたコンピュータが、
    前記運行監視ログデータを所定アルゴリズムに適用し、所定時期の各間におけるエレベータ稼働状況の変動度を算定して、前記変動度が所定基準以上である時期間を特定し、当該特定した前記時期間の情報を、該当ビルにおける閑散期ないし繁忙期の少なくともいずれかに関する情報として出力装置ないしネットワーク上の他装置に出力する処理を実行する、
    ことを特徴とするエレベータ保守支援方法。
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