JP2016003821A - 空調用レジスタ - Google Patents

空調用レジスタ Download PDF

Info

Publication number
JP2016003821A
JP2016003821A JP2014124333A JP2014124333A JP2016003821A JP 2016003821 A JP2016003821 A JP 2016003821A JP 2014124333 A JP2014124333 A JP 2014124333A JP 2014124333 A JP2014124333 A JP 2014124333A JP 2016003821 A JP2016003821 A JP 2016003821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
thickness
damper
seal portion
retainer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014124333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6221957B2 (ja
Inventor
寺井 伸弘
Nobuhiro Terai
伸弘 寺井
宏 坂井
Hiroshi Sakai
宏 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2014124333A priority Critical patent/JP6221957B2/ja
Priority to US14/641,955 priority patent/US9975397B2/en
Priority to CN201510104939.7A priority patent/CN105318518B/zh
Publication of JP2016003821A publication Critical patent/JP2016003821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6221957B2 publication Critical patent/JP6221957B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H1/00671Damper doors moved by rotation; Grilles
    • B60H1/00678Damper doors moved by rotation; Grilles the axis of rotation being in the door plane, e.g. butterfly doors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H1/00671Damper doors moved by rotation; Grilles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H2001/00714Details of seals of damper doors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

【課題】シャットダンパが開位置にあるときの圧力損失を一層低減する。
【解決手段】シャットダンパ20は、骨格部としてのダンパ本体22と、ダンパ本体22の少なくとも外周縁部に沿って延びるようにダンパ本体22に一体に形成され、かつダンパ本体22よりも軟質のシール部27とを備える。シール部27は、閉位置でリテーナ10の横壁部14の内壁面14aに接触する先端シール部31と、先端シール部31及びダンパ本体22を繋ぐ可撓性の連結部35とを備える。先端シール部31は、突状の湾曲部32により構成された断面CSを有しており、その湾曲部32において内壁面14aに接触する。内壁面14aに接触する先端シール部31に繋がる連結部35のうち、同連結部35の長さ方向の少なくとも一部は、ダンパ本体22に近づくに従い厚みが漸増する厚み漸増部36を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調用空気の通風路を開放及び閉鎖するシャットダンパが設けられた空調用レジスタに関する。
例えば、車両のインストルメントパネルには、空調装置から送られてきた空調用空気を通風路の吹出口から吹出す空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタでは、通風路の吹出口よりも上流に配置されたフィンが傾動されることで、吹出口から吹出される空調用空気の向きが調整される。また、通風路のフィンよりも上流側にはシャットダンパが配置されている。シャットダンパは、軸を支点として、通風路を開放する開位置と、通風路を閉鎖する閉位置との間で傾動される。
上記のように空調用レジスタに用いられるシャットダンパとしては、例えば、以下に記載するものがある。
特許文献1に記載されたシャットダンパは、図16に示すように、ダンパ本体51及びシール体53の2部品によって構成されている。ダンパ本体51は、硬質材料により板状に形成されている。ダンパ本体51の外周縁部には、その厚み方向に互いに離間した一対の挟持片52が形成されている。シール体53は、ウレタン等の軟質材料により環状に形成され、両挟持片52によって挟み込まれることで、ダンパ本体51の外周縁部に装着されている。そして、同図16において二点鎖線で示す閉位置では、シール体53がリテーナ54の内壁面54aに接触して、空調用空気A1の流通を遮断する。このタイプのシャットダンパ50では、同シャットダンパ50が閉位置まで傾動される際にシール体53が撓ませられる。すなわち、シール体53が広い面でリテーナ54の内壁面54aに接触させられる。そのため、内壁面54aとシャットダンパ50との間から漏れる空調用空気A1を少なくすることができる。
反面、シャットダンパ50がダンパ本体51とシール体53との2部品構成となるため、シール体53の部品費や組付け工数が増えて、シャットダンパ50の製造コストの上昇を招く。
また、一対の挟持片52によってシール体53を挟み込む構造を採っていることから、両挟持片52の厚みの分、シャットダンパ50の板厚が大きくなる。シャットダンパ50が同図16において実線で示す開位置まで傾動されたときの吹出口の実開口面積が小さくなる。実開口面積は、吹出口での空調用空気A1の通風方向に直交する仮想面において、リテーナ54内に配置された各種部品(シャットダンパ50もこれに含まれる)が投影されていない箇所の面積である。そして、実開口面積が小さくなるに従い通風抵抗が増し、圧力損失が増大し、騒音が発生する。
さらに、シール体53の角部で空調用空気A1が剥離し、同空調用空気A1の流れが悪くなり、圧力損失を増大する。
これに対し、特許文献2に記載されたシャットダンパは、図17に示すように、骨格部としてのダンパ本体61と、ダンパ本体61の少なくとも外周縁部に沿って延びるように同ダンパ本体61に一体に形成され、かつダンパ本体61よりも軟質のシール部62とを備えている。シール部62は、先端シール部63と、先端シール部63及びダンパ本体61を繋ぐ可撓性の連結部64とを備えている。先端シール部63は円形の断面形状を有し、連結部64は長方形の断面形状を有している。そして、同図17において二点鎖線で示す閉位置では、先端シール部63がリテーナ65の内壁面65aに接触させられる。
このタイプのシャットダンパ60では、シール部62がダンパ本体61に一体に形成されるため、シール体53(図16参照)の組付け作業が不要となり、製造コストが低減される。
また、上記閉位置では、図18に示すように連結部64が弾性変形させられ、円形の断面形状を有する先端シール部63が、連結部64の弾性復元力により内壁面65aに押付けられる。そのため、内壁面65aとシャットダンパ60との間から空調用空気A1が漏れることが抑制される。
また、シャットダンパ60には図16に示す挟持片52が不要となり、その分、シャットダンパ60の板厚が小さくなる。シャットダンパ60が図17において実線で示す開位置にあるとき、シール部62により吹出口の実開口面積が減少することが抑制される。これに伴い、通風抵抗(圧力損失)が小さくなり、騒音の発生が抑制される。
先端シール部63の断面形状が円形をなしていて角張った箇所を有していないことも通風抵抗(圧力損失)の低減に寄与している。
特開2012−214177号公報 特開2004−74945号公報
ところが、特許文献2に記載されたシャットダンパ60では、図19に示すように、先端シール部63の下流側に薄板状の連結部64が形成されている。この連結部64の厚み方向の両側には、乱流を生じさせる領域R1が存在する。そのため、空調用空気A1が、開位置にあるシャットダンパ60に沿って流れる際、先端シール部63を通過した後に、上記領域R1で乱流を発生し、圧力損失を招くおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、シャットダンパが開位置にあるときの圧力損失を一層低減することのできる空調用レジスタを提供することにある。
上記課題を解決する空調用レジスタは、空調用空気の通風路を有する筒状のリテーナを備えるとともに、骨格部としてのダンパ本体と、同ダンパ本体の少なくとも外周縁部に沿って延びるように同ダンパ本体に一体に形成され、かつ前記ダンパ本体よりも軟質のシール部とを有して前記リテーナ内に配置され、軸を支点として、前記通風路を開放する開位置と、前記通風路を閉鎖する閉位置との間で傾動するシャットダンパを備える空調用レジスタであって、前記シール部は、前記閉位置で前記リテーナの内壁面に接触する先端シール部と、前記先端シール部及び前記ダンパ本体を繋ぐ可撓性の連結部とを備え、前記先端シール部は、突状の湾曲部により構成された断面を有しており、その湾曲部において前記リテーナの内壁面に接触するものであり、前記リテーナの内壁面に接触する前記先端シール部に繋がる前記連結部のうち、同連結部の長さ方向の少なくとも一部は、前記ダンパ本体に近づくに従い厚みが漸増する厚み漸増部を有している。
上記の構成によれば、シャットダンパが閉位置にあるときには、連結部が撓んだ状態となり、先端シール部が突状の湾曲部においてリテーナの内壁面に接触する。この連結部の弾性復元力により、先端シール部がリテーナの内壁面に押付けられる。厚み漸増部では、ダンパ本体に近づくに従い厚みが漸増されていて剛性が高められている。そのため、厚み漸増部の弾性復元力が大きく、先端シール部がリテーナの内壁面に強く押付けられる。また、強く押付けられた先端シール部は多く弾性変形し、広い面でリテーナの内壁面に接触する。その結果、シール部のリテーナの内壁面に対する密着性が高まる。
これに対し、シャットダンパが開位置にあるときには、空調用空気は通風路を流れる過程でシャットダンパに沿って流れる。空調用空気は、シール部では、最初に先端シール部に沿って流れる。先端シール部が、突状の湾曲部によって構成された断面を有していることから、空調用空気は湾曲部に沿って流れることで流れの向きを少しずつ変えていく。空調用空気は、先端シール部を通過した後に連結部に沿って流れるが、連結部のうち厚み漸増部によって構成されている箇所では、ダンパ本体に近づくに従い厚みが漸増する。そのため、連結部の厚み方向の両側に空調用空気の流れを乱す(乱流を発生させる)領域が生じにくい。その結果、空調用空気は厚み漸増部に沿って流れることで、乱流の発生を抑制しつつ下流側へ効率よく流れる。空調用空気が連結部に沿って流れる際に受ける抵抗(通風抵抗)、及び失われる圧力(圧力損失)が小さくなる。
上記空調用レジスタにおいて、前記ダンパ本体は板状をなしており、前記厚み漸増部の厚み方向の両側の面は、前記ダンパ本体の厚み方向に直交する仮想平面に対しそれぞれ一定の角度で傾斜していることが好ましい。
上記の構成によれば、シャットダンパが開位置にあるとき、空調用空気は厚み漸増部の厚み方向の両側の面に沿って流れることで、流れの向きを、仮想平面に対し一定の角度で傾斜する方向へ変えられる。
上記空調用レジスタにおいて、前記角度は5°〜25°に設定されていることが好ましい。
角度が上記の範囲にあると、シャットダンパが開位置にあるとき、空調用空気の流れ方向が厚み漸増部によって急激に変えられず、乱流が発生しにくい。また、厚み漸増部の剛性が確保され、シャットダンパの閉位置で厚み漸増部が過度に弾性変形させられることが起こりにくい。
上記空調用レジスタにおいて、前記厚み漸増部は、前記リテーナの内壁面に接触する前記先端シール部に繋がる前記連結部のうち、同連結部の長さ方向の全長にわたって設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、圧力損失を低減する上記効果が、リテーナの内壁面に接触する先端シール部に繋がる連結部の長さ方向の広い領域で得られる。
上記空調用レジスタにおいて、前記厚み漸増部は、前記リテーナの内壁面に接触する前記先端シール部に繋がる前記連結部のうち、同連結部の長さ方向へ互いに離間した複数箇所に設けられており、前記連結部のうち、隣合う前記厚み漸増部の間には、同厚み漸増部とは異なる厚みを有し、かつ同厚み漸増部との間に段差部を形成する段差形成部が設けられていることが好ましい。
ここで、シャットダンパを開位置から閉位置へ傾動させる場合、リテーナ及びシャットダンパの寸法のばらつきによっては、閉位置に達する直前に先端シール部とリテーナの内壁面との間で大きな渦が発生して、風切り音(笛吹音)を生ずることが考えられる。
これに対しては、上記の構成によるように、連結部のうち、隣合う厚み漸増部の間に段差形成部が設けられることが有効である。このようにすると、厚み漸増部と段差形成部との間に段差部が形成される。空調用空気の大きな渦が段差部を通過することで小さな渦に分けられ、風切り音(笛吹音)が抑制される。
上記空調用レジスタにおいて、前記湾曲部は単一の曲率で湾曲していることが好ましい。
上記の構成によれば、シャットダンパが開位置にあるとき、空調用空気は、単一の曲率で湾曲している湾曲部に沿って流れることで、流れの向きを少しずつスムーズに変えられる。
上記空調用レジスタにおいて、前記シャットダンパが閉位置まで傾動されたときに前記連結部が撓まないと仮定した場合、前記シール部は前記リテーナに対し、1.0mm〜1.5mmのラップ量で重なることが好ましい。
ラップ量が上記の範囲にあると、シャットダンパを閉位置まで傾動させるための操作荷重が適度な大きさになり、また、リテーナ及びシャットダンパの寸法ばらつきが採り得る最大であっても、シール部をリテーナの内壁面に接触させることが可能である。
上記空調用レジスタによれば、シャットダンパが開位置にあるときの圧力損失を一層低減することができる。
車両用の空調用レジスタに具体化した第1実施形態を示す図であり、(a)は、シャットダンパが開位置まで傾動された空調用レジスタの内部構造を示す側断面図、(b)は図1(a)の一部を拡大して示す部分側断面図。 第1実施形態におけるシャットダンパが閉位置まで傾動された状態を示す部分側断面図。 (a)は、第1実施形態における空調用レジスタの部分平断面図、(b),(c)は、図3(a)の一部をそれぞれ拡大して示す部分平断面図。 第1実施形態におけるシャットダンパの斜視図。 第1実施形態におけるシャットダンパの正面図。 図5の6−6線断面図。 (a)は図5の7a−7a線断面図、(b),(c)は図7(a)の一部をそれぞれ拡大して示す部分断面図。 第1実施形態において、弾性変形させられた厚み漸増部により先端シール部が横壁部の内壁面に押付けられた状態を示す部分側断面図。 車両用の空調用レジスタに具体化した第2実施形態におけるシャットダンパの斜視図。 第2実施形態におけるシャットダンパの正面図。 図10の11−11線断面図。 (a)は図10の12a−12a線断面図、(b),(c)は図12(a)の一部をそれぞれ拡大して示す部分断面図。 第2実施形態におけるシャットダンパの変形例を示す斜視図。 第2実施形態におけるシャットダンパの変形例を示す正面図。 図14の15−15線断面図。 従来の空調用レジスタにおいて、シャットダンパをその周辺部分とともに示す部分側断面図。 従来の空調用レジスタにおいて、シャットダンパをその周辺部分とともに示す部分側断面図。 図17の空調用レジスタにおいて、シャットダンパが閉位置にあるとき、シール部がリテーナの内壁面に接触させられた状態を示す部分側断面図。 図17の空調用レジスタにおいて、開位置でのシャットダンパを、空調用空気の乱流の発生領域とともに示す部分側断面図。
(第1実施形態)
以下、車両用の空調用レジスタに具体化した第1実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。
車室内において、車両の前席(運転席及び助手席)の前方にはインストルメントパネルが設けられ、その車幅方向の中央部、両側部等には空調用レジスタが組込まれている。
図1(a)に示すように、空調用レジスタは、リテーナ10及び複数のフィンを基本的な構成要素として備える。次に、これら各部の構成について説明する。
<リテーナ10>
リテーナ10は、硬質の樹脂材料によって形成された複数の部材からなり、両端が開放された筒状をなしている。リテーナ10の内部空間は、空調装置(図示略)から送られてくる空調用空気A1の流路(以下「通風路11」という)を構成している。ここで、通風路11での空調用空気A1の流れ方向について、空調装置に近い側(図1(a)では左側)を上流側とし、同空調装置から遠い側(図1(a)では右側)を下流側とする。通風路11の下流端は、空調用空気A1の吹出口12を構成している。吹出口12は、車幅方向(横方向)の寸法が上下方向(縦方向)の寸法よりも大きな横長の矩形状をなしている。
通風路11は、リテーナ10の4つの壁部によって取り囲まれている。これらの4つの壁部は、車幅方向に相対向する一対の縦壁部13(図3参照)と、上下方向に相対向する一対の横壁部14とからなる。両縦壁部13の内壁面13a及び両横壁部14の内壁面14aは、いずれも平坦な面に形成されている。
<フィン>
フィンは、複数の下流側フィン17及び複数の上流側フィン15からなる。複数の下流側フィン17は、通風路11であって吹出口12の上流側近傍において、上下方向へ互いに離間した状態で配設されている。各下流側フィン17の車幅方向の両方の端面からは、支軸(図示略)がそれぞれ同方向の外方に向けて突出している。各下流側フィン17は、両支軸において両縦壁部13に支持されており、両支軸を支点として上下方向へ傾動可能である。
複数の上流側フィン15は、通風路11の下流側フィン17よりも上流において、車幅方向へ互いに離間した状態で配設されている。各上流側フィン15の上下方向の両方の端面からは、支軸16がそれぞれ同方向の外方に向けて突出している。各上流側フィン15は、両支軸16において両横壁部14に支持されている。そのため、各上流側フィン15は、両支軸16を支点として車幅方向へ傾動可能である。
上記空調用レジスタでは、空調用空気A1は、通風路11を通過する過程で、上流側フィン15及び下流側フィン17に沿って流れる。各上流側フィン15が両支軸16を支点として車幅方向へ傾動されると、同上流側フィン15の同方向の傾きが変えられる。各下流側フィン17が両支軸を支点として上下方向へ傾動されると、同下流側フィン17の同方向の傾きが変えられる。空調用空気A1は、上流側フィン15及び下流側フィン17の各傾きに応じた方向へ流れて吹出口12から吹出す。
<シャットダンパ20>
空調用レジスタは、上記基本構成に加え、リテーナ10内の上流側フィン15よりも上流に平板状のシャットダンパ20を1つ備えている。シャットダンパ20は、一対の軸21(図4、図5参照)を支点として、開位置と閉位置との間で傾動可能である。なお、一対の軸21の一方は、シャットダンパ20とは別部材により構成されており、図4及び図5ではその図示が省略されている。シャットダンパ20は、開位置では、両横壁部14間の中央部で、同横壁部14に対し平行な状態又は平行に近い状態となる(図1(a)の実線参照)。シャットダンパ20は、閉位置では、両横壁部14に対し傾斜した状態となる(図1(a)の二点鎖線参照)。
シャットダンパ20は、骨格部としてのダンパ本体22と、シール部27とを備えている。
ダンパ本体22は、硬質樹脂、例えばPP(ポリプロピレン)によって形成されている。ダンパ本体22の大部分は、厚みT1を有する平板状の基部23によって構成されている。基部23は、車幅方向の寸法がこれに直交する方向の寸法よりも大きな横長の矩形板状に形成されている。ここで、基部23の周縁部を区別するために、図4及び図5に示すように、車幅方向に相対向する周縁部を縦縁部24といい、各縦縁部24に直交する周縁部を横縁部25というものとする。
図1(a)及び図2に示すように、基部23の各横縁部25には、その基部23よりも薄い厚みT2を有し、かつ同横縁部25に沿って車幅方向へ延びる薄板部26が、基部23に一体に形成されている。第1実施形態では、基部23の厚みT1が2.5mmに設定され、薄板部26の厚みT2が1.0mmに設定されている。
上記軸21は縦縁部24毎に設けられ、ダンパ本体22がこれらの軸21において両縦壁部13に支持されている。
一方、シール部27は、ダンパ本体22よりも軟質の樹脂材料、例えば、熱可塑性エラストマー(TPE:Thermo Plastic Elastomer)によって形成されている。熱可塑性エラストマーは、高温で可塑化され、プラスチックのように加工が可能で、常温ではゴム弾性体(エラストマー)の性質を示す高分子材料である。シール部27の硬度は、ショアAで、30〜70であることが好ましい。硬度が上記の範囲にあると、シール部27が硬すぎず、後述する厚み漸増部36を弾性変形させるのに必要な操作荷重が過大とならない。また、厚み漸増部36が適当な量だけ弾性変形し、閉位置で先端シール部31と横壁部14との間に隙間を生じにくい。さらに、厚み漸増部36が柔らかすぎず、閉位置でシール部27が空調用空気A1の風圧でばたつくことが起こりにくく、横壁部14に対する密着性が良好に保たれる。上記硬度は、40〜60であることがさらに好ましく、第1実施形態では50に設定されている。
シール部27は、ダンパ本体22の少なくとも外周縁部に沿って延びるように同外周縁部に対し一体に形成されている。この条件を満たす箇所として、第1実施形態では、シール部27はダンパ本体22の外周縁部の略全周にわたって形成されている。
ここで、シール部27を区別するために、図4及び図5に示すように、車幅方向に相対向する部分を縦シール部28といい、各縦シール部28に直交する部分を横シール部29というものとする。両縦シール部28と両横シール部29とでは、担う機能が異なっている。両縦シール部28は、シャットダンパ20の傾斜角度に拘らず、常に縦壁部13の内壁面13aに接近又は軽く接触させられる。両横シール部29は、シャットダンパ20の閉位置では、横壁部14の内壁面14aに接触させられる。
図1(b)、図4及び図5に示すように、両縦シール部28及び両横シール部29のいずれも、先端シール部31及び連結部35を備えている。図3(a)〜(c)及び図6に示すように、シャットダンパ20の横寸法M1は、同シャットダンパ20の傾斜角度に可拘らず、縦シール部28の先端シール部31が縦壁部13の内壁面13aに接近又は軽く接触する寸法に設定されている。より具体的には、シャットダンパ20の横寸法M1は、縦シール部28での先端シール部31と内壁面13aとの間隙G1が、0〜0.5mmとなる寸法に設定されている。間隙G1が上記の範囲にあると、縦シール部28と縦壁部13との間から漏れ出る空調用空気A1の量が許容範囲に収まる。また、縦シール部28が縦壁部13に擦れにくく、シャットダンパ20を傾動させる際の操作荷重が過大になりにくく、耐久性の低下も抑制される。
また、図2に示すように、シャットダンパ20の縦寸法M2は、同シャットダンパ20が閉位置まで傾動されたときに、横シール部29の連結部35が弾性変形させられた状態で、横シール部29の先端シール部31が横壁部14に接触する寸法に設定されている。表現を変えると、シャットダンパ20の縦寸法M2は、シャットダンパ20が閉位置まで傾動されたときに連結部35が撓まないと仮定した場合、各横シール部29が横壁部14に対しラップ量L1で重なる寸法に設定されている。ラップ量L1は、1.0mm〜1.5mmであることが好ましい。ラップ量L1が上記の範囲にあると、シャットダンパ20を閉位置まで傾動させるための操作荷重が適度な大きさになる。また、リテーナ10及びシャットダンパ20の寸法ばらつきが採り得る最大であったとしても、各横シール部29を対向する横壁部14に接触させる(横シール部29と横壁部14との間に間隙ができないようにする)ことが可能である。
図7(a)〜(c)に示すように、先端シール部31の断面CSは、突状の湾曲部32により構成されている。先端シール部31は、シャットダンパ20の閉位置では、湾曲部32において横壁部14の内壁面14aに接触させられる(図8参照)。第1実施形態では、湾曲部32は単一の曲率で湾曲している。そのため、断面CSは円に近い形状をなしている。
連結部35は、先端シール部31とダンパ本体22とを繋ぐ部分であり、可撓性を有している。各横シール部29における連結部35のうち、同連結部35の長さ方向の少なくとも一部は、ダンパ本体22に近づくに従い厚みが漸増する厚み漸増部36を有している。厚み漸増部36の最も厚い箇所での厚みは、上記基部23の厚みT1(図1(a))と同一又は近い値に設定されている。第1実施形態では、厚み漸増部36は、横シール部29における連結部35の長さ方向の全長にわたり設けられている。さらに、図4及び図5に示すように、厚み漸増部36は、縦シール部28における連結部35にも設けられている。
図7(b),(c)に示すように、厚み漸増部36の厚み方向(図7(b),(c)では左右方向)の両側の面37は、ダンパ本体22の厚み方向に対し直交する仮想平面P1に対しそれぞれ一定の角度αで傾斜している。この角度αは、5°〜25°であることが好ましい。角度αが上記の範囲にあると、シャットダンパ20の開位置では、空調用空気A1の流れ方向が厚み漸増部36によって急激に変えられず、乱流が発生しにくい。また、厚み漸増部36の剛性が確保され、シャットダンパ20の閉位置で厚み漸増部36が過度に弾性変形することが起こりにくい。角度αは、10°〜20°であることがさらに好ましく、第1実施形態では11°に設定されている。
さらに、連結部35は、ダンパ本体22と厚み漸増部36との間に厚み一定部38を有している。厚み一定部38の厚みは、上記基部23の厚みT1(図1(a))と同一又は近い値に設定されている。そして、横シール部29は、厚み一定部38においてダンパ本体22の薄板部26を覆っている。
上記の構成を有するシャットダンパ20は、2色成形(ダブルモールド)により、シール部27がダンパ本体22に一体となった状態で形成されている。2色成形は、金型を数種類用意し、基本となる金型を回転させ、多段階の樹脂注入処理を行うことで、1回の成形で2種類の樹脂を重ねて注入成形する樹脂成形法の1つである。
なお、特許文献1とは異なり、シャットダンパ20には、軟質材料によってダンパ本体22とは別に形成されたシール体は用いられていない。
次に、上記のように構成された第1実施形態の作用について、通風路11の閉鎖時及び開放時に分けて説明する。
<シャットダンパ20による通風路11の閉鎖時>
シャットダンパ20は、図1(a)において二点鎖線で示す閉位置にあるときには、両横壁部14に対し傾斜した状態となる。図8に示すように、各横シール部29の厚み漸増部36が撓んだ(弾性変形した)状態となり、各横シール部29の先端シール部31が、断面CSを構成する突状の湾曲部32において横壁部14の内壁面14aに接触する。各横シール部29の厚み漸増部36の弾性復元力により、各横シール部29の先端シール部31が湾曲部32を通じて内壁面14aに押付けられる。このとき、各横シール部29の厚み漸増部36では、ダンパ本体22に近づくに従い厚みを漸増されていて剛性が高められている。そのため、各横シール部29の厚み漸増部36では、連結部35の厚みが厚み漸増部36よりも薄く、かつ一定である場合(特許文献2がこれに該当)よりも弾性復元力が大きく、各横シール部29の先端シール部31が内壁面14aに対しより強く押付けられる。また、強く押付けられた先端シール部31は多く弾性変形し、広い面で内壁面14aに接触する。その結果、各横シール部29における先端シール部31の内壁面14aに対する密着性が高まる。
第1実施形態では、厚み漸増部36が、横シール部29の長さ方向の全長にわたって設けられているため、密着性を高め、空調用空気A1の漏れを抑制する作用が、横シール部29の長さ方向の広い領域で得られる。
<シャットダンパ20による通風路11の開放時>
シャットダンパ20は、図1(a)において実線で示す開位置にあるときには、両横壁部14間の中間部において、同横壁部14に対し平行又はそれに近い状態になる。そのため、通風路11が大きく開放される。
空調用空気A1は、通風路11を流れる過程でシャットダンパ20に沿って流れる。空調用空気A1は、図1(b)に示すようにシール部27では、最初に先端シール部31に沿って流れる。先端シール部31の断面CSの全体が突状であり、かつ単一の曲率で湾曲している湾曲部32により構成されていることから、空調用空気A1はこの湾曲部32に沿って流れることで流れの向きを少しずつスムーズに変えられる。断面CSに角部のあるもの(特許文献1がこれに該当)とは異なり、空調用空気A1が大きく剥離して流れが悪くなることが起こりにくい。
空調用空気A1は、先端シール部31を通過した後に連結部35に沿って流れる。連結部35のうち厚み漸増部36によって構成されている箇所では、同厚み漸増部36の厚み方向の両側の面37が、ダンパ本体22の厚み方向に対し直交する仮想平面P1に対しそれぞれ一定の角度αで傾斜していて、ダンパ本体22に近づくに従い厚み漸増部36の厚みが漸増している。
そのため、連結部35の厚みが厚み漸増部36よりも薄く、かつ一定である場合(特許文献2がこれに該当)とは異なり、厚み漸増部36の厚み方向の両側に空調用空気A1の流れを乱す(乱流を発生させる)領域が生じにくい。空調用空気A1は、厚み漸増部36に沿って流れることで、乱流の発生を抑制しつつ、流れ方向を、厚み漸増部36の仮想平面P1に対し傾斜した面37に沿う方向へ変えられながら下流側へ効率よく流れる。
空調用空気A1が厚み漸増部36を通過する際に受ける抵抗(通風抵抗)は、乱流を発生させる場合よりも小さい。これに伴い、空調用空気A1が厚み漸増部36を通過する際に失われる圧力(圧力損失)も小さい。
第1実施形態では、厚み漸増部36が、横シール部29における連結部35のうち、その連結部35の長さ方向の全長にわたって設けられているため、乱流の発生を抑制し、通風抵抗及び圧力損失を低減する作用が、同方向の広い領域で得られる。
以上詳述した第1実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)シール部27として、閉位置でリテーナ10の横壁部14の内壁面14aに接触する先端シール部31と、先端シール部31及びダンパ本体22を繋ぐ可撓性の連結部35とを備えるものを用いる。先端シール部31として、突状の湾曲部32により構成された断面CSを有するものを用い、その湾曲部32において内壁面14aに接触させる。さらに、内壁面14aに接触する先端シール部31に繋がる連結部35(横シール部29における連結部35)のうち、同連結部35の長さ方向の少なくとも一部が、ダンパ本体22に近づくに従い厚みの漸増する厚み漸増部36を有している(図1(a),(b))。
そのため、シャットダンパ20が閉位置にあるとき(図2)には、先端シール部31の広い面を横壁部14の内壁面14aに強く押付け、シール部27の内壁面14aに対する密着性を高め、同内壁面14aとシャットダンパ20との間から漏れる空調用空気A1の量を減少させることができる。
また、シャットダンパ20が開位置にあるとき(図1(b))には、乱流の発生を抑制し、特許文献2に記載されたものに比べ、通風抵抗及び圧力損失を一層低減することができる。
(2)厚み漸増部36の厚み方向の両側の面37を、ダンパ本体22の厚み方向に直交する仮想平面P1に対しそれぞれ一定の角度αで傾斜させている(図7(b),(c))。
そのため、シャットダンパ20が開位置にあるとき(図1(b))、空調用空気A1の流れ方向を、仮想平面P1に対し角度αで傾斜する方向へ変えることができる。
(3)上記(2)における角度αを5°〜25°に設定している(図7(b),(c))。
そのため、シャットダンパ20の開位置(図1(b))では、空調用空気A1の乱流を発生しにくくし、同シャットダンパ20の閉位置(図8)では厚み漸増部36が過度に弾性変形するのを抑制することができる。
(4)厚み漸増部36を、横壁部14の内壁面14aに接触する先端シール部31に繋がる連結部35(横シール部29における連結部35)のうち、同連結部35の長さ方向の全長にわたって設けている(図4、図5)。
そのため、先端シール部31及び厚み漸増部36による上記(1)〜(3)の効果を、横シール部29における連結部35の長さ方向の広い領域で得ることができる。
(5)突状の湾曲部32を単一の曲率で湾曲させている(図1(b))。
そのため、シャットダンパ20が開位置にあるとき、空調用空気A1を湾曲部32に沿って流れさせることで、流れの向きを少しずつスムーズに変えていくことができ、空調用空気A1の流れ方向が急激に変化するのを抑制することができる。
(6)シャットダンパ20が閉位置まで傾動されたときに連結部35が撓まないと仮定した場合、シール部27を横壁部14に対し、1.0mm〜1.5mmのラップ量L1で重ならせている(図2)。
そのため、シャットダンパ20を閉位置まで傾動させたときの操作荷重を適度な大きさにすることができる。また、リテーナ10及びシャットダンパ20の寸法ばらつきが採り得る最大であっても、両横シール部29を対向する横壁部14の内壁面14aに接触させることができる。
(第2実施形態)
次に、車両用の空調用レジスタの第2実施形態について、図9〜図12を参照して説明する。
シャットダンパ20を開位置から閉位置へ傾動させる場合、リテーナ10及びシャットダンパ20の各寸法のばらつきによっては、閉位置に達する直前に横シール部29の先端シール部31と横壁部14の内壁面14aとの間で大きな渦が発生して、風切り音(笛吹音)を生ずるおそれがある。
そこで、第2実施形態では、図9及び図10に示すように、厚み漸増部36が、横壁部14の内壁面14aに接触する先端シール部31に繋がる連結部35(横シール部29における連結部35)のうち、同連結部35の長さ方向へ互いに離間した複数箇所に設けられている。また、上記連結部35のうち、隣合う厚み漸増部36の間には、それらの厚み漸増部36の厚みとは異なる厚みT3(図11参照)を有し、かつ厚み漸増部36との間に段差部41を形成する段差形成部42が設けられている。
図12(b)に示すように、各段差形成部42の厚みT3は、各厚み漸増部36(図12(c)参照)とは異なり、どの箇所でも一定である。しかも、その厚みT3は、厚み漸増部36の最も薄い箇所よりも小さな値である0.5mmに設定されている。段差形成部42の先端に繋がる先端シール部31の湾曲部32の曲率は、厚み漸増部36の先端に繋がる先端シール部31の湾曲部32の曲率と同一である。しかし、前者の湾曲部32の周長は後者の湾曲部32の周長よりも長い。前者の湾曲部32は、後者の湾曲部32に比べ円により近い。
図11に示すように、横シール部29の長さ方向(図11では左右方向)における厚み漸増部36の寸法L2は5mmに設定され、段差形成部42の寸法L3は10mmに設定されている。そして、厚み漸増部36と段差形成部42との組合わせが、横シール部29の長さ方向に繰り返し形成されている。
上記以外の構成は第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態で説明したものと同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
次に、上記の構成を有する第2実施形態の空調用レジスタの作用について説明する。
シャットダンパ20を開位置から閉位置へ傾動させる場合、閉位置に達する直前に横シール部29の先端シール部31と、横壁部14の内壁面14aとの間で大きな渦が生じようとしても、その渦は、厚み漸増部36と段差形成部42との間に形成された段差部41を通過することで小さな渦に分けられる。高周波域の音が小さくなり、車両の乗員に聞える風切り音(笛吹音)が低減される。
シャットダンパ20が閉位置に向けてさらに傾動されると、横シール部29では、厚み漸増部36及び段差形成部42がそれぞれ撓んだ(弾性変形した)状態となり、先端シール部31が突状の湾曲部32において横壁部14の内壁面14aに接触する。厚み漸増部36及び段差形成部42の各弾性復元力により、先端シール部31が内壁面14aに押付けられる。このとき、段差形成部42の厚みT3が、各厚み漸増部36の最も薄い箇所よりも小さな値で、しかも一定であることから、各段差形成部42の剛性は各厚み漸増部36の剛性よりも低い。各段差形成部42は、各厚み漸増部36よりも弾性変形しやすい。横シール部29における先端シール部31のうち、段差形成部42に繋がっている箇所は、厚み漸増部36に繋がっている箇所よりも低い圧力で横壁部14の内壁面14aに押付けられる。そのため、シャットダンパ20を閉位置まで傾動させるための操作荷重は、連結部35に段差形成部42が形成されていない場合(第1実施形態がこれに該当)よりも小さくなる。
従って、第2実施形態によると、上記(1)〜(3),(5),(6)と同様の効果が得られるほか、次の効果が得られる。
(7)厚み漸増部36を、横壁部14の内壁面14aに接触する先端シール部31に繋がる連結部35(横シール部29における連結部35)のうち、同連結部35の長さ方向へ互いに離間した複数箇所に設けるとともに、隣合う厚み漸増部36の間に段差形成部42を形成している(図9、図10)。
そのため、シャットダンパ20を開位置から閉位置へ傾動させる場合、リテーナ10及びシャットダンパ20の寸法のばらつきに拘らず、シャットダンパ20が閉位置に達する直前に風切り音(笛吹音)が発生するのを抑制することができる。
(8)各段差形成部42の厚みT3を各厚み漸増部36の最も薄い箇所よりも小さな一定の値に設定している(図12(a)〜(c))。
そのため、シャットダンパ20を閉位置まで傾動させる際の操作荷重を小さくし、操作性の向上を図ることができる。
なお、上記各実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<先端シール部31について>
・先端シール部31の断面CSは、互いに曲率の異なる複数の湾曲部32により構成されてもよい。例えば、断面CSは、シャットダンパ20の厚み方向の両側で互いに異なる曲率で湾曲する2つの湾曲部32によって構成されてもよい。
・先端シール部31の断面CSを構成する突状の湾曲部32は、周方向に沿って曲率が異なるものであってもよい。その一例として、湾曲部32は楕円によって構成されてもよい。
<連結部35について>
・横シール部29の長さ方向(車幅方向)に繰り返し形成される、厚み漸増部36と段差形成部42との組合わせが、第2実施形態とは異なる数に変更されてもよい。図13〜図15は、この組合わせが第2実施形態よりも多い数に変更された例を示している。具体的には、横シール部29の長さ方向(車幅方向)における各厚み漸増部36の寸法L2は3mmに設定され、各段差形成部42の寸法L3は3mmに設定されている。このようにすると、各段差形成部42が横シール部29に占める割合が大きくなり、シャットダンパ20が閉位置に達する直前に空調用空気A1の渦を小さな渦に分けて風切り音(笛吹音)を抑制する性能が向上する。
・各段差形成部42の厚みT3は、「段差形成部42と厚み漸増部36との間に段差部41を形成するものである」ことを条件に、第2実施形態及び図13〜図15の変形例とは異なる厚みに変更されてもよい。例えば、厚みT3は一定であり、かつ厚み漸増部36の厚みの最小値と最大値との中間の値に設定されてもよいし、最大値と同じ又は最大値よりも大きな値に設定されてもよい。
また、上記厚みT3は、上記の条件を満たせば一定でなくてもよい。
・連結部35が、厚み漸増部36及び段差形成部42の組合わせの繰り返しにより構成される場合、表現を変えると、複数の厚み漸増部36及び複数の段差形成部42により構成される場合、各厚み漸増部36の寸法L2は、厚み漸増部36間で同一に設定されてもよいし、非同一に設定されてもよい。同様に、各段差形成部42の寸法L3は、段差形成部42間で同一に設定されてもよいし、非同一に設定されてもよい。
・連結部35における厚み一定部38が省略されてもよい。
・厚み漸増部36の厚み方向の両側の面37が仮想平面P1に対しなす角度αは、面37間で異なってもよい。
・厚み漸増部36の厚み方向の両側の面37は、上記各実施形態のように平面状に形成されてもよいが、そのほかにも、同厚み漸増部36の厚みが、ダンパ本体22に近づくに従い漸増することを条件に、曲面状に形成されてもよい。
<フィンについて>
・上流側フィン15及び下流側フィン17の少なくとも一方が省略されてもよい。また、上流側フィン15及び下流側フィン17に対し、他のフィンが加えられてもよい。
<適用箇所について>
・上記空調用レジスタは、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所、例えばダッシュボードに組込まれる空調用レジスタにも適用可能である。
・上記空調用レジスタは、空調装置から送られてきて吹出口から室内に吹出す空調用空気の向きを変更することに加え、通風路を開放及び閉鎖するシャットダンパを有するものであれば、車両に限らず広く適用可能である。
<その他>
・上記空調用レジスタは、上記各実施形態よりも薄型の空調用レジスタにも適用可能であり、適用した場合には、通風抵抗及び圧力損失を低減する上記効果が特に有効に得られる。これは、薄型の空調用レジスタでは、非薄型の空調用レジスタに比べて吹出口12の形状が偏平であり、シャットダンパ20が実開口面積に及ぼす影響度合いが大きいからである。
10…リテーナ、11…通風路、13a,14a…内壁面、20…シャットダンパ、21…軸、22…ダンパ本体、27…シール部、31…先端シール部、32…湾曲部、35…連結部、36…厚み漸増部、37…面、41…段差部、42…段差形成部、A1…空調用空気、CS…断面、L1…ラップ量、P1…仮想平面、T1,T2,T3…厚み、α…角度。

Claims (7)

  1. 空調用空気の通風路を有する筒状のリテーナを備えるとともに、骨格部としてのダンパ本体と、前記ダンパ本体の少なくとも外周縁部に沿って延びるように同ダンパ本体に一体に形成され、かつ前記ダンパ本体よりも軟質のシール部とを有して前記リテーナ内に配置され、軸を支点として、前記通風路を開放する開位置と、前記通風路を閉鎖する閉位置との間で傾動するシャットダンパを備える空調用レジスタであって、
    前記シール部は、前記閉位置で前記リテーナの内壁面に接触する先端シール部と、前記先端シール部及び前記ダンパ本体を繋ぐ可撓性の連結部とを備え、
    前記先端シール部は、突状の湾曲部により構成された断面を有しており、その湾曲部において前記リテーナの内壁面に接触するものであり、
    前記リテーナの内壁面に接触する前記先端シール部に繋がる前記連結部のうち、同連結部の長さ方向の少なくとも一部は、前記ダンパ本体に近づくに従い厚みが漸増する厚み漸増部を有している空調用レジスタ。
  2. 前記ダンパ本体は板状をなしており、
    前記厚み漸増部の厚み方向の両側の面は、前記ダンパ本体の厚み方向に直交する仮想平面に対しそれぞれ一定の角度で傾斜している請求項1に記載の空調用レジスタ。
  3. 前記角度は5°〜25°に設定されている請求項2に記載の空調用レジスタ。
  4. 前記厚み漸増部は、前記リテーナの内壁面に接触する前記先端シール部に繋がる前記連結部のうち、同連結部の長さ方向の全長にわたって設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調用レジスタ。
  5. 前記厚み漸増部は、前記リテーナの内壁面に接触する前記先端シール部に繋がる前記連結部のうち、同連結部の長さ方向へ互いに離間した複数箇所に設けられており、
    前記連結部のうち、隣合う前記厚み漸増部の間には、同厚み漸増部とは異なる厚みを有し、かつ同厚み漸増部との間に段差部を形成する段差形成部が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調用レジスタ。
  6. 前記湾曲部は単一の曲率で湾曲している請求項1〜5のいずれか1項に記載の空調用レジスタ。
  7. 前記シャットダンパが閉位置まで傾動されたときに前記連結部が撓まないと仮定した場合、前記シール部は前記リテーナに対し、1.0mm〜1.5mmのラップ量で重なる請求項1〜6のいずれか1項に記載の空調用レジスタ。
JP2014124333A 2014-06-17 2014-06-17 空調用レジスタ Active JP6221957B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014124333A JP6221957B2 (ja) 2014-06-17 2014-06-17 空調用レジスタ
US14/641,955 US9975397B2 (en) 2014-06-17 2015-03-09 Air-conditioning register
CN201510104939.7A CN105318518B (zh) 2014-06-17 2015-03-10 空调调风器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014124333A JP6221957B2 (ja) 2014-06-17 2014-06-17 空調用レジスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016003821A true JP2016003821A (ja) 2016-01-12
JP6221957B2 JP6221957B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=54835441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014124333A Active JP6221957B2 (ja) 2014-06-17 2014-06-17 空調用レジスタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9975397B2 (ja)
JP (1) JP6221957B2 (ja)
CN (1) CN105318518B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017193236A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 豊和化成株式会社 ダンパプレート
JP2018090013A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 豊田合成株式会社 空調用レジスタ
KR20180131406A (ko) * 2017-05-30 2018-12-10 한온시스템 주식회사 치형 특징부를 가지는 난방, 환기, 공조 도어
JP2019038390A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 豊田合成株式会社 空調用レジスタ
JP2021070392A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 日本プラスト株式会社 風向調整装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015200187A1 (de) * 2014-12-19 2016-06-23 Continental Automotive Gmbh Ventilvorrichtung in einem Kraftfahrzeug und Verfahren zur Herstellung
USD829320S1 (en) * 2016-12-27 2018-09-25 Toyoda Gosei Co., Ltd. Air outlet of air conditioner for vehicle
US10807443B2 (en) * 2017-10-31 2020-10-20 Honda Motor Co., Ltd. Air vent for a vehicle HVAC system
JP7241480B2 (ja) * 2018-07-03 2023-03-17 豊和化成株式会社 レジスタ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3724812A (en) * 1971-11-17 1973-04-03 Fastener Corp Damper assembly
US4892288A (en) * 1988-11-14 1990-01-09 Cary Products Co., Inc. Air flow louver system
JPH04123709U (ja) * 1991-04-19 1992-11-10 和光化成工業株式会社 レジスタのエアダンパ構造
JP2004074945A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Denso Corp 通風路切替装置およびその製造方法
JP2008100593A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Denso Corp 通風路切替装置および車両用空調装置
JP2008105562A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Denso Corp 通風路切替装置および車両用空調装置
JP2011158222A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Sanko Kogyosho:Kk 高気密ダンパー

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2836113A (en) * 1953-11-18 1958-05-27 Gen Motors Corp Heating and ventilating system or apparatus for vehicles
FR2484337A1 (fr) * 1980-02-18 1981-12-18 Valeo Dispositif pour la commande d'un appareil de chauffage et de degivrage de vehicule automobile
US5679073A (en) * 1996-01-16 1997-10-21 Ford Motor Company Door assembly for a motor vehicle climate control system
DE10029097A1 (de) * 2000-06-14 2001-12-20 Behr Gmbh & Co Luftklappe für eine Lüftungs-,Heizungs-oder Klimaanlage eines Kraftfahrzeuges
US6540604B1 (en) * 2001-09-20 2003-04-01 Visteon Global Technologies, Inc. Apparatus for directing air flow to a passenger compartment of a motor vehicle
JP4396226B2 (ja) * 2003-11-04 2010-01-13 株式会社デンソー 空気通路開閉装置
JP4816381B2 (ja) * 2006-09-29 2011-11-16 豊田合成株式会社 空調用レジスタ
JP2008149828A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Toyoda Gosei Co Ltd 空調用薄型レジスタ
JP5529364B2 (ja) * 2007-01-26 2014-06-25 三菱重工業株式会社 ダンパ、空気調和ユニットおよび車両用空気調和装置
US8226068B2 (en) * 2009-03-06 2012-07-24 Automotive Components Holdings, Llc Variable gap between HVAC door and sealing surfaces
JP2012214177A (ja) 2011-04-01 2012-11-08 Nippon Plast Co Ltd 車両のベンチレータのシャッターバルブ構造
KR101252207B1 (ko) * 2011-07-05 2013-04-05 기아자동차주식회사 차량용 에어벤트
US9657956B2 (en) * 2012-06-29 2017-05-23 Hanon Systems Multi-stage door sealing and airflow release
JP5892127B2 (ja) * 2013-08-28 2016-03-23 豊田合成株式会社 空調用レジスタ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3724812A (en) * 1971-11-17 1973-04-03 Fastener Corp Damper assembly
US4892288A (en) * 1988-11-14 1990-01-09 Cary Products Co., Inc. Air flow louver system
JPH04123709U (ja) * 1991-04-19 1992-11-10 和光化成工業株式会社 レジスタのエアダンパ構造
JP2004074945A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Denso Corp 通風路切替装置およびその製造方法
JP2008100593A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Denso Corp 通風路切替装置および車両用空調装置
JP2008105562A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Denso Corp 通風路切替装置および車両用空調装置
JP2011158222A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Sanko Kogyosho:Kk 高気密ダンパー

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017193236A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 豊和化成株式会社 ダンパプレート
WO2017183365A1 (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 豊和化成株式会社 ダンパプレート
JP2018090013A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 豊田合成株式会社 空調用レジスタ
US10894459B2 (en) 2016-11-30 2021-01-19 Toyoda Gosei Co., Ltd. Air-conditioning register
KR20180131406A (ko) * 2017-05-30 2018-12-10 한온시스템 주식회사 치형 특징부를 가지는 난방, 환기, 공조 도어
KR102087820B1 (ko) * 2017-05-30 2020-03-12 한온시스템 주식회사 치형 특징부를 가지는 난방, 환기, 공조 도어
JP2019038390A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 豊田合成株式会社 空調用レジスタ
JP2021070392A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 日本プラスト株式会社 風向調整装置
JP7349322B2 (ja) 2019-10-30 2023-09-22 日本プラスト株式会社 風向調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN105318518A (zh) 2016-02-10
CN105318518B (zh) 2019-03-15
JP6221957B2 (ja) 2017-11-01
US20150360536A1 (en) 2015-12-17
US9975397B2 (en) 2018-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6221957B2 (ja) 空調用レジスタ
JP6604318B2 (ja) 空調用レジスタ
JP5227063B2 (ja) 車両用吸気ダクト
US10174847B2 (en) Saw tooth design for control damper
US9539882B2 (en) Air conditioning register
JP5474151B2 (ja) 車両用吸気ダクト
JP6660799B2 (ja) ダンパプレート
KR102087820B1 (ko) 치형 특징부를 가지는 난방, 환기, 공조 도어
JP6167894B2 (ja) 空調用レジスタ
JP2007055427A (ja) 空調用レジスタ
JP2017206053A (ja) 空調用レジスタ
JP7241480B2 (ja) レジスタ
JP2018076008A (ja) ダンパプレート
JP6507930B2 (ja) ファンシュラウド
JP6564729B2 (ja) エアダクト及びグリルシャッタユニット
US20140273789A1 (en) Hvac case design for reduced valve noise
JP5370063B2 (ja) リアダクト構造
US20190225048A1 (en) Register and method of manufacturing the same
JP5056424B2 (ja) 空調ダクト
US11660936B2 (en) Wind direction adjustment device
JP4654888B2 (ja) 車両用ドラフタ構造
JP7221086B2 (ja) 2部品のシール構造
JP7267074B2 (ja) レジスタ
JP2022040465A (ja) 空調用レジスタ
JP2023031479A (ja) 吸気ダクト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6221957

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150