JP2016003625A - 手持ちポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の手で覆われても機能が損なわれない手持ちポンプを提供する。
【解決手段】手持ちポンプ1は、ヘッド1aと、ボディ1bとを有する。ヘッド1aの周囲には、ヘッド1aを囲むように表示窓7が設けられている。導光板8は、光源12の光を表示窓7に向けて案内する。導光板8は、表示窓7に位置付けられた出射面8cを有する。光源12は、手持ちポンプ1の作動状態を表示するように制御される。手持ちポンプ1のポンプ16は、栓2および容器3に被せられるガイドキャップ5eの中に排気のための隙間1c、1dを区画形成する。空気は、ガイドキャップ5eの中から、栓2および容器3の外側に沿って下へ向けて排出される。
【選択図】図1

Description

ここに開示される発明は、手持ちポンプに関する。
特許文献1−4は、家庭用途のポンプを開示している。ポンプは、飲料等の収容物を収容した容器内を加圧または減圧する。ポンプは、収容物の変質を抑制するために利用される。
特開2003−175960号公報 特開2014−15225号公報 意匠登録第1468510号公報 米国特許第7198074号明細書
特許文献1−4が開示するポンプは、それ自体が利用者の手によって持たれるから、いくつかの懸念が生じる。そのひとつは、利用者の手によってポンプの表面が覆われることに起因して生じる懸念である。
ひとつの例は、利用者の手が加圧または減圧のための通気穴を塞ぐことによって生じる。この場合、ポンプは充分な機能を発揮できない場合がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、手持ちポンプにはさらなる改良が求められている。
発明の目的のひとつは、手持ちポンプの一部が利用者の手で覆われても機能できる手持ちポンプを提供することである。
発明の目的のひとつは、閉塞されにくい空気のための通路を有する手持ちポンプを提供することである。
発明の目的の他のひとつは、大気との連通部分に生じる空気流の流速を抑制することができる手持ちポンプを提供することである。
発明の目的のさらに他のひとつは、利用者が空気流を感じにくい手持ちポンプを提供することである。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
ここに開示される発明のひとつにより、手持ちポンプが提供される。手持ちポンプは、ノズル(22)を通して空気を吸入または排出する電動ポンプ機構(16、17)と、電動ポンプ機構を収容する手持ち可能なケース(4、5)とを備える。ケースは、電動ポンプ機構と大気とを連通する通気のための隙間であって、ノズルの径方向外側にノズルを囲むように配置された隙間(1d)を備える。
この発明によると、電動ポンプ機構と大気とを連通する隙間、すなわち外向きの隙間は、ノズルの径方向外側に、ノズルを囲むように配置される。隙間を通る空気流は、ノズルの径方向外側においてノズルを囲むように流れるから、広い範囲に分散する。この構成によると、利用者の手が隙間のすべてを塞ぐことが抑制される。
ここに開示される発明のひとつにより、手持ちポンプが提供される。手持ちポンプは、ノズル(22)を通して空気を吸入または排出する電動ポンプ機構(16、17)と、電動ポンプ機構を収容する手持ち可能なケース(4、5)とを備える。ケースは、ノズルの径方向外側にノズルを囲むように設けられ、ノズルより高く延びるガイドキャップ(5e)と、電動ポンプ機構と大気とを連通する通気のための隙間であって、ノズルの径方向外側であり、かつ、ガイドキャップの内側に配置された隙間(1d)とを備えることを特徴とする。
この発明によると、電動ポンプ機構と大気とを連通する隙間、すなわち外向きの隙間は、ノズルの径方向外側に、かつ、ガイドキャップの内側に配置される。隙間を通る空気流は、ノズルの径方向外側において流れる。しかも、ガイドキャップの内側を流れる。この構成によると、利用者の手が隙間のすべてを塞ぐことが抑制される。
発明の第1実施形態に係る手持ちポンプの斜視図である。 第1実施形態の手持ちポンプの断面図である。 第1実施形態の栓の斜視図である。 第1実施形態の手持ちポンプの部品の斜視図である。 第1実施形態の手持ちポンプの部品の断面図である。 第1実施形態の手持ちポンプの部品の部分拡大断面図である。 第1実施形態の手持ちポンプの分解斜視図である。 第1実施形態の手持ちポンプの底面図である。 第1実施形態の使用状態を示す斜視図である。 発明の第2実施形態に係る手持ちポンプの斜視図である。 発明の第3実施形態に係る手持ちポンプの斜視図である。 発明の第4実施形態に係る手持ちポンプの斜視図である。 発明の第5実施形態に係る栓の断面図である。
図面を参照しながら、ここに開示される発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。また、後続の実施形態においては、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分に百以上の位だけが異なる参照符号を付することにより対応関係を示し、重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については他の形態の説明を参照し適用することができる。
(第1実施形態)
図1において、手持ちポンプ1は、手持ち可能な大きさと重さとをもつ。手持ちポンプ1は、T字型である。手持ちポンプ1は、ヘッド1aとボディ1bとを有する。ヘッド1aとボディ1bとは、利用者が手で握ることができる太さをもつ。手持ちポンプ1は、滑らかな曲面によって形成された表面をもつ。ヘッド1aの水平断面形状は楕円形である。ヘッド1aは、両端に向かうに従って細くなるように形成されている。ボディ1bは、ヘッド1aから延び出している。ボディ1bの水平断面形状は、ヘッド1aから端部に向けて徐々に楕円から円形に推移する。ヘッド1aとボディ1bは、その表面にスイッチなどの突出部分、凹み部分をもたない。
手持ちポンプ1は、表示窓7を有する。表示窓7は、後述の電動ポンプ機構の作動状態を表示するように発光する。ヘッド1aは、その周囲に沿って細長く延びる表示窓7を備える。表示窓7は、ヘッド1aの外周を囲むように環状に延びている。表示窓7は、ヘッド1aの周囲に沿って連続して環状に延びる。表示窓7は、ヘッド1aの表面における唯一の線状の凹凸である。表示窓7は、細い幅を有する。表示窓7には、導光板の出射面8cが露出している。手持ちポンプ1は、ヘッド1aを上に、ボディ1bを下に位置付けて、ボディ1bの下端をテーブルなどの台の上に接するように置き、図示される縦姿勢に置くことができる。ボディ1bは、この縦姿勢を安定的に維持できる太さを有している。
図2において、手持ちポンプ1は、アッパケース4と、ロワケース5とを有する。アッパケース4とロワケース5とは、手持ちポンプ1の外側の手持ち可能なケースを形成する。アッパケース4とロワケース5とは、後述する電動ポンプ機構を収容する。アッパケース4とロワケース5とは、互いにスナップフィットによって連結、分離が可能に構成されている。アッパケース4とロワケース5とは、スクリュなどの締結部材を用いて連結、分離が可能に構成されてもよい。アッパケース4とロワケース5とは硬質の樹脂製である。アッパケース4とロワケース5との表面には、非透光性の塗装またはメッキが付されている。アッパケース4とロワケース5とは金属によって形成されてもよい。
アッパケース4とロワケース5との間には、手持ちポンプ1の機能部品を収容するための機械室6が区画形成される。機械室6は表示用の光を案内する導光空間としても利用可能である。アッパケース4は、楕円形の薄いキャップである。アッパケース4は、ヘッド1aの上半部を提供する。アッパケース4の開口端は、楕円形の縁4aを提供する。ロワケース5は、やや扁平な漏斗のような形状である。ロワケース5は、ボディ1bを提供する円筒状の軸部5aと、軸部5aから徐々に大きく広がるように形成された楕円筒状のフレア部5bとを有する。フレア部5bは、ヘッド1aの下側半部を提供する。軸部5aの下端には、円形の開口によって開口端5cが形成されている。開口端5cは、後述の栓2および容器3と接続するための接続口である。フレア部5bの上端の開口端は、楕円形の縁5dを提供する。縁5dは、縁4aと所定の距離だけ離れて位置付けられている。縁4aと縁5dとは、細い隙間を介して対向して位置付けられることによって表示窓7を区画形成している。
軸部5aの下部は、円筒状のガイドキャップ5eを提供する。ガイドキャップ5eは、後述する栓2および/または容器3の口の外側に被せられるように位置付けられる。ガイドキャップ5eは、その内部に、栓2のプラグヘッドを収容する空洞を区画形成する。ガイドキャップ5eは、手持ちポンプ1を栓2および/または容器3の口に対して正規の位置に位置付けるための案内部材を提供する。
図中には、手持ちポンプ1と協働する栓2が図示されている。栓2は、容器3の開口部に装着される。図示されている容器3は、ワインなど飲料のボトルである。栓2は、容器3からの排気だけを許容する弁、または容器3への給気だけを許容する弁を備える弁付き栓である。図示されている栓2は、容器3からの排気だけを許容する弁を備える。
図2および図3において、栓2は、筒状のコア31を有する。コア31は、容器3の開口部に装着可能な軸部と、手持ちポンプ1に連結可能なプラグヘッドとを有する。栓2は、コア31と容器3との間に配置され、気密性を提供するためのシール32を有する。シール32はコア31の外側に被せられている。栓2は、コア31内の通路に配置された弁33を有する。弁33は、容器3からの排気だけを許容する傘型弁である。弁33は、ボール弁、ニードル弁、ダックビルなど多様な形態の弁によって提供することができる。栓2は、コア31のプラグヘッドに装着されたガスケット34を有する。ガスケット34は、手持ちポンプ1との気密的な連結を可能とする。栓2は、ガスケット34を保持し固定するためのリテーナ35を有する。リテーナ35はコア31にスナップフィットによって連結され、固定されている。コア31およびリテーナ35は硬質の樹脂製である。シール32、弁33、およびガスケット34は軟質の樹脂製である。
コア31の円柱状のプラグヘッドの外周面には、複数のスペーサ36が形成されている。プラグヘッドは、周方向に沿って互いに離れて配置された複数のスペーサ36を有する。スペーサ36は、プラグヘッドの外周において部分的に突出する半球形の突起である。図示のコア31は、周方向に等間隔に配置された3つのスペーサ36を有する。スペーサ36は、コア31がガイドキャップ5eの中に位置付けられた場合に、ガイドキャップ5eの内面に接触する。
スペーサ36は、コア31のプラグヘッドの周囲に、プラグヘッドの全周をほぼ囲む環状の空間を確保することを可能とする。この結果、コア31のプラグヘッドとガイドキャップ5eの内面との間には、排気のための隙間1cが区画形成される。隙間1cは、後述の隙間1dと連通する。隙間1cは、ガイドキャップ5eの内面に沿って細長く延びている。隙間1cは、スペーサ36において分断されているが、ガイドキャップ5eの内面に沿って全周にわたって延びている。隙間1cは、ガイドキャップ5eの内面に沿って全周に分散して配置されている。この結果、隙間1cが塞がれる可能性が抑制される。
図2に戻り、機械室6には、導光板8が配置されている。導光板8は、ヘッド1aの中に配置されている。導光板8は、表示窓7の内側に配置されている。導光板8は、主として、表示窓を含む平面に沿って広がっている。導光板8は、部分的にロワケース5の内面と接触し、スナップフィットによって固定されている。導光板8は、透明または透光性の樹脂製である。
導光板8は、光源12から供給される光を表示窓7に向けて案内する。導光板8は、光源12に対向して設けられ、光源12から光を受け入れる入射面8aを有する。導光板8は、光をその内部で反射させながら案内する導光部8bを提供する。導光部8bは、入射面8aから受け入れられた光を表示窓7に向けて案内する。導光板8は、導光部8bによって案内された光を出射する出射面8cを有する。出射面8cは、表示窓7の中に、または表示窓7の内側に配置される。出射面8cは、表示窓7においてケース4、5の外に露出して配置されている。この構成では、表示窓7の中は導光板8、すなわち出射面8cで満たされている。導光板8は、表示窓7に沿って延びる外縁に出射面8cを有する1枚の板である。
導光板8は、機械室6に収容される機能部品を支持するためのホルダでもある。導光板8は、電池9を支持するための電池ホルダ8dとして形成されている。導光板8は、電池9を収容し保持する半円筒型の容器部分8eを有する。導光板8は、容器部分8eの外側において表示窓7に向けて広がる平板状の板状部分8fを有する。電池9は、充放電可能な二次電池、または乾電池である。電池9は、後述の光源12、制御回路13、およびモータ17に電力を供給する。電池9は、アッパケース4とロワケース5とを分離することによって交換可能である。電池9が二次電池である場合、二次電池9は、ガイドキャップ5eの内部に配置された充電端子から充電することができる。導光板8は、制御装置を提供するための制御回路13を搭載した回路基板11を支持する基板ホルダ8gとして形成されている。回路基板11は、ロワケース5に接触することなく、導光板8に支持されている。導光板8と回路基板11とは平行に配置されている。
制御装置は、電子制御装置(Electronic Control Unit)である。制御装置は、少なくともひとつの演算処理装置(CPU)と、プログラムとデータとを記憶する記憶媒体としての少なくともひとつのメモリ装置とを有する。制御装置は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納している。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって提供されうる。制御装置は、ひとつのコンピュータ、またはデータ通信装置によってリンクされた一組のコンピュータ資源によって提供されうる。プログラムは、制御装置によって実行されることによって、制御装置をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される方法を実行するように制御装置を機能させる。制御装置は、多様な要素を提供する。それらの要素の少なくとも一部は、機能を実行するための手段と呼ぶことができ、別の観点では、それらの要素の少なくとも一部は、構成的なブロック、またはモジュールと呼ぶことができる。
回路基板11は、光源12としての発光ダイオード(LED)を搭載している。回路基板11は、2つの光源12を備える。2つの光源12は、導光板8の長手方向に沿って互いに離れて配置されている。光源12は、導光板の入射面8aに向けて光を入射させるように配置されている。光源12は、ケース4、5内に収容され、後述する電動ポンプ機構の作動状態を表示するように発光状態が変化する。
回路基板11は、制御回路13を搭載している。制御回路13は、後述するモータ17の作動期間を制御する。制御回路13は、光源12の点灯状態を制御する。制御回路13は、手持ちポンプ1の作動状態を表示するように光源12の発光状態を変化させる。制御回路13は、多様な点灯状態によって手持ちポンプ1の作動状態を表示するように光源12を制御することができる。例えば、制御回路13は、モータ17およびポンプ16の作動中だけ点灯するように光源12を制御してもよい。例えば、制御回路13は、手持ちポンプ1による排気の開始から排気の終了までの複数の段階において、光源12を異なる発光状態に制御する。例えば、制御回路13は、初期において光源12を連続点灯状態に制御し、中期において点灯と消灯とを等間隔で繰り返す点滅状態に制御し、終期において限られた回数だけフラッシュ状の点滅状態に制御し、その後消灯状態に制御する。代替的に、多色発光可能な光源12を利用してもよい。この場合、制御回路13は、例えば、初期に赤色で点灯するように光源12を制御し、終期に緑色で点灯するように光源12を制御することができる。
図4および図5に図示されるように、導光板8は、電池ホルダ8dとしての舟型の形状をもつ。導光板8は、2つの電池9を収容するための2つの凹部を有する。導光板8には、電池9との電気的な接続を提供するための電極板が配置されている。導光板8は、基板ホルダ8gとしてのフックを備える。基板ホルダ8gとしてのフックは、回路基板11に開設された開口部に挿入され、回路基板11と係合する。
光源12は、導光板8に向けて光を供給するように回路基板11上に固定されている。光源12は、導光板8の中央直下に配置されている。光源12は、2つの電池9を収容するための2つの凹部の中央に位置付けられている。2つの光源は、導光板8の長手方向に沿って配置されている。2つの光源は、導光板8の長手方向の両端に対応付けて配置されている。
入射面8aは、光源12に対向するように位置付けられている。入射面8aは、容器部分8eの短手方向の中央に位置付けられている。入射面8aは、容器部分8eの下面に設けられている。入射面8aは、光源12に向けて凸型のレンズ面によって提供される。レンズ面は、光源12からの光を収束させる。レンズ面は、導光板8の長手方向に沿って細長く延びるシリンドリカルレンズである。
図5および図6に図示されるように、導光板8は、入射面8aと対向する反対面に、入射光を分配するV字型に配置された一対の反射面8h、8hを有する。複数の反射面8h、8hは、入射面8aから受け入れられた光を異なる方向へ向けて反射する。複数の反射面8h、8hは、入射面8aから入った光を左右の2つの凹部に向けて分配する。
光源12から供給された光は、入射面8aによって収束される。入射面8aは、反射面8h、8hに向けて光を収束する。反射面8h、8hは、入射光を左右方向へ反射する。反射面8h、8hによって反射された光は、導光板8の中で反射されることによって出射面8cに向かう。
この構成によると、入射面8aから受け入れられた光を、導光板8の形状に応じて必要な方向へ分配することができる。特に、電池ホルダ8dおよび容器部分8eとしての形状を得るために導光経路が長くなり、光が案内されにくい方向、すなわち図5、図6における左右方向へ光源12からの光を積極的に供給することができる。これにより、ヘッド1aを取り囲む表示窓7の全体にまんべんなく光を供給することができる。この結果、表示窓7において明暗の分布が抑制される。
図2に戻り、機械室6内には、インナケース15が配置されている。インナケース15は、一端に底板をもつほぼ円筒状の部材である。インナケース15の形状は、図7および図8を併せて参照することでより詳細に理解することができる。インナケース15は、ロワケース5内に挿入され、スナップフィットによって固定されている。インナケース15の底板は、複数の係合突起5fと係合している。複数の係合突起5fは、ロワケース5の内面に、周方向に沿って分散的に配置されている。
インナケース15は、電動ポンプ機構を提供するポンプ16およびモータ17を支持するホルダである。ポンプ16とモータ17とはインナケース15に固定されている。ポンプ16は、ピストン式、ダイヤフラム式、ベーン式など多様な形式のポンプによって提供することができる。ポンプ16は、例えば、モータ17の回転を往復運動に変換する変換機構としてのカム機構と、カム機構によって駆動されるピストンとを備えることができる。ポンプ16は、空気を吸い込む吸入口18と、空気を排出する排気口19とを有する。ポンプ16は、空気流の方向を一方向に規定する弁機構を備えてもよい。
インナケース15は、栓2と気密的に接触するための部材でもある。インナケース15の底面には、ノズル22が固定されている。ノズル22は、栓2と気密的に連結するための円錐突起を有する。ノズル22は、接着またはスナップフィットによってインナケース15に固定されている。ノズル22は、弁33を有する栓2のプラグヘッドに接触可能に形成されている。ポンプ16およびモータ17によって提供される電動ポンプ機構は、ノズル22を通して空気を吸入または排出する。ノズル22はインナケース15に一体成形されてもよい。インナケース15は硬質の樹脂製である。ノズル22は、軟質の樹脂製である。
インナケース15は、吸入通路20および排気通路21を別々に区画形成する通路形成部材である。吸入通路20は、栓2の中央開口と連通するようにインナケース15の中央に開口している。吸入通路20は、ポンプ16の吸入口18と連通するように形成されている。排気通路21は、ポンプ16の排気口19から延びるように形成されている。排気通路21は、インナケース15の中央から径方向外側に延び、インナケース15の径方向外側面上に開口するように形成されている。インナケース15は、インナケース15の外周を囲むように配置された環状の排気溝を有する。排気溝の径方向外側には、ロワケース5の内面が位置している。
インナケース15の外面の直径は、ロワケース5の内面の直径よりやや小さく形成されている。この結果、インナケース15とロワケース5との間には、排気が流れるための隙間1dが形成される。隙間1dは、係合突起5fが設けられている部分にも形成されている。隙間1dは、排気通路21からインナケース15の外周面を経由して、ガイドキャップ5eの内部にまで連通している。隙間1dはガイドキャップ5eの内面に沿って配置されている。隙間1dは、ノズル22に流れる空気の流れ方向と反対の方向へ空気を流すように延びている。図中には、図2の上下方向、すなわちロワケース5の軸方向に沿って延びる隙間1dが図示されている。
隙間1dは、複数の係合突起5fの部分では、円弧状であり、環状ではない。しかし、複数の係合突起5fの前後において隙間1dは環状である。隙間1dの外向きの開口は、ノズル22の径方向外側に位置している。隙間1dは、ノズル22を囲むように少なくとも円弧状に細長く広がっている。隙間1dの外向きの開口は、ノズル22の径方向外側において、少なくとも円弧状に細長く広がっている。隙間1dは、ノズル22を囲むように環状に細長く広がっている。図8にはガイドキャップ5eとインナケース15との間に環状に開口する隙間1dが図示されている。
インナケース15は、栓2との連結を検出する電気的なスイッチ23を保持するホルダでもある。スイッチ23は、栓2の上端面に対向する位置に配置されている。インナケース15は、スイッチ23を配置するために、ノズル22に隣接してU字形の切欠部分を有している。この切欠部分も、電動ポンプ機構と大気とを連通する通路を提供する。この切欠部分は、隙間1dの一部分でもある。
電池9と制御回路13とは、電線によって電気的に接続されている。制御回路13とモータ17とは電線によって電気的に接続されている。制御回路13とスイッチ23とは、電線によって電気的に接続されている。スイッチ23は、ノズル22が栓2に強く押し付けられていることを検出し、電気信号を制御回路13に送る。制御回路13は、スイッチ23の検出信号に応答して、一連の排気シーケンスを実行する。排気シーケンスでは、所定の時間にわたって、または容器3内の圧力状態が所定の目標状態に到達するまで電動ポンプ機構が作動させられる。同時に、排気シーケンスの開始、進展、終了を表示するように光源12の点灯状態が制御される。
インナケース15は、軸部5a内に完全に収容されている。インナケース15は、インナケース15の底面から、さらにガイドキャップ5eが延び出すように軸部5aの中に配置される。インナケース15の底板、すなわちノズル22よりさらに長くガイドキャップ5eは延び出している。言い換えると、ノズル22は、ガイドキャップ5eの中に完全に収容されている。ガイドキャップ5eは、ノズル22の径方向外側にノズル22を囲むように設けられている。ガイドキャップ5eは、ノズル22より高く延びている。ノズル22は、開口端5cから所定距離だけ奥に位置付けられている。隙間1dの外向きの開口は、ガイドキャップ5eの内側の最も奥、すなわち最も深い位置に位置付けられている。隙間1dの外向きの開口は、ガイドキャップ5eの内面に沿って広がっている。
スイッチ23の先端は、栓2と接触するために、インナケース15の底面からわずかに突出している。スイッチ23の先端は、開口端5cから所定距離だけ奥に位置付けられている。
ノズル22およびスイッチ23は、手持ちポンプ1がテーブルの上に置かれても、テーブルの表面に接触することがないように配置されている。これにより、手持ちポンプ1の不必要な作動が回避される。また、ノズル22の清潔さが保たれる。
栓2は、容器3の開口に装着された場合にプラグヘッドが容器3の端面から所定の突出高さL1だけ突出するように形成されている。突出高さL1は、プラグヘッドの高さと、シール32の厚さとによって規定される。ガイドキャップ5eとインナケース15とは、開口端5cから所定の受入深さL2だけ栓2のプラグヘッドを受け入れることができるように形成されている。突出高さL1は、受入深さL2より大きい(L2<L1)。この関係を提供するようにガイドキャップ5eの長さが設定されている。これにより、開口端5cが容器3の端面に接触することによる開口端5cの閉塞が回避される。
ガイドキャップ5eの内面の直径は、栓2のプラグヘッドより大きい。ガイドキャップ5eの内面の直径は、使用が想定される多くの容器3の口部の外径より大きい。これにより、ガイドキャップ5eが容器3の口部を覆うように被せられても、開口端5cの閉塞が回避される。図示の実施形態では、ガイドキャップ5eの内面の直径は、ほとんどのワインボトルの口部の外径より大きく設定されている。
図9は手持ちポンプ1と栓2との使用状態の一例を示す。上記のように構成された手持ちポンプ1のケース4、5は、ノズル22が開口する開口端5cと、開口端5cの反対側に設けられたヘッド1aとを有する。利用者は、唯一の開口端5cが、栓2と連結されるべき部分であると直感的に理解できる。
容器3の一例は、ワインのボトルである。栓2は、ボトルの口に装着される。利用者は、手持ちポンプ1を栓2の上に位置付ける。利用者は、ガイドキャップ5eを栓2の外側に被せる。栓2のガスケット34とノズル22とが密着し、栓2の上端面がスイッチ23を押す。この構成によると、利用者はマニュアルスイッチを操作することなく排気シーケンスを開始させることができる。また、手持ちポンプ1は、マニュアルスイッチが外部に露出しない形状を採用することができる。
スイッチ23が接触を検出すると、制御回路13は排気シーケンスを実行する。制御回路13はモータ17を作動させる。モータ17の作動によりポンプ16が作動する。ポンプ16は、容器3内の空気を、弁33を経由して吸引する。空気は、吸入通路20を経由して、吸入口18から吸入される。空気は、排気口19から排出される。
この実施形態のケース4、5は、電動ポンプ機構と大気とを連通する通気のための隙間1dを有する。隙間1dは、ノズル22の径方向外側にノズル22を囲むように配置されている。空気は、排気口19から排気通路21を経由して、隙間1dに流れ出す。隙間1dは、ノズル22の径方向外側であって、かつ、ガイドキャップ5eの内側に連通している。よって、空気は、隙間1dを経由して、ガイドキャップ5eの内側に流れ出る。隙間1dを通る空気流は、ノズル22の径方向外側においてノズル22を囲むように流れるから、広い範囲に分散する。栓2とガイドキャップ5eとの間には、スペーサ36によって隙間1cが形成されている。空気は、隙間1cを経由して、開口端5cから排出される。
隙間1dは、ガイドキャップ5eの内側に配置されるから、ケース4、5が提供する外観を損なうことなく、ケース4、5の外へ空気を排出することを可能とする。また、隙間1dは、過剰な部品点数を要することなく排気を外部へ排出することを可能とする。排気口19から噴出した空気は、インナケース15が形成する排気通路21内を流れ、隙間1dを通してガイドキャップ5eの内側に排出される。しかも、インナケース15の外側から、言い換えるとロワケース5の内面に沿って排出される。排気口19から排出された空気は、徐々に拡散され、流速が落ちる。よって、不快な排気音が抑制される。また、排気は、ガイドキャップ5e内に排出されるから、手持ちポンプ1の下へ向けて吹き出される。これにより、利用者に空気の流れが当たることが抑制される。
排気シーケンスが実行されている間、制御回路13は光源12を発光させる。光源12の光は表示窓7からヘッド1aの外に供給される。これにより、少なくとも排気シーケンスが実行中であることが表示される。さらに、制御回路13は、排気シーケンスの段階に応じて、発光状態を変化させる。これにより、排気シーケンスの進展、またはその段階が表示される。表示窓7は、ヘッド1aを完全に囲むように細長く延びている。表示窓7には、導光板8の出射面8cが配置されている。これにより少ない数の光源12で、広い範囲にわたって細長く延びる表示窓7に光を供給することができる。利用者がヘッド1aを持っていても少なくとも一部の表示窓307が露出し、作動状態が表示される。
排気シーケンスが終了すると、制御回路13はモータ17を停止させる。同時に、制御回路13は、排気シーケンスの終了を知らせるように光源12の発光状態を制御する。例えば、制御回路13は、光源12が特徴的なパターンで点滅するように光源12を制御する。この結果、利用者は排気シーケンスの終了を知ることができる。利用者は、手持ちポンプ1を栓2から離す。利用者は、開口端5cを下に向けたまま、手持ちポンプ1をテーブルなどの上に置くことができる。
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、導光板8だけで表示窓7に光を供給した。これに代えて、この実施形態では、ケース4、5内の機械室6の空洞部分が光を供給する経路として利用される。
図10に図示されるように、手持ちポンプ1は、ロワケース5の縁5dに沿って設けられた表示窓207を有する。ロワケース5は、やや白濁した透光性の樹脂製である。ロワケース5の表面には、表示窓207となる部分を除いて、非透光性の膜5gが付されている。膜5gは、塗装またはメッキによって提供されている。よって、表示窓207は、ロワケース5の透光性を利用した光透過窓である。表示窓207は、縁5dに沿ってヘッド1aを囲むように連続して延びる環状である。表示窓207は、スリット状の窓である。光源12から出た光は、導光板8を経由して出射面208cに到達する。出射面208cは、表示窓207より内側に配置されている。よって、出射面208cから出た光は、拡散しながら表示窓207に到達する。表示窓207は機械室6から光を受け入れ、機械室6内の光が外へ漏れ出すことを許容する。光源12から機械室6内に供給された光は、機械室6内で反射して表示窓207へ到達し、表示窓207から外へ漏れ出す。さらに、ロワケース5自体が導光部材として機能する。ロワケース5内に入射した光の一部は、ロワケース5内を経由して表示窓207に到達し、表示窓207から外へ漏れ出す。
この実施形態によると、導光板8だけに依存することなく表示窓207に光を供給することができる。機械室6において乱反射した光は表示窓207において柔らかい光を提供する。ロワケース5内を経由した光は表示窓207において柔らかい光を提供する。
(第3実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、ヘッド1aを囲むように連続した表示窓7が設けられている。これに代えて、この実施形態では、図11に図示されるように、ヘッド1aを囲むように断続的に複数の表示窓307が設けられている。複数の表示窓307は、アッパケース4とロワケース5との間に形成されている。表示窓307は、細長く延びる線状である。複数の表示窓307は、ヘッド1aを環状に囲むように配置されている。ヘッド1aは、その周囲に沿って細長く延びる複数の表示窓307を有する。複数の表示窓307はヘッド1aの周囲に沿って断続的に環状に並べられている。
複数の表示窓307には、導光板8の出射面308cが配置されている。これにより少ない数の光源12で、光源12の数より多い数の表示窓307に光を供給することができる。利用者がヘッド1aを持っていても少なくとも一部の表示窓307が露出し、作動状態が表示される。
(第4実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、アッパケース4とロワケース5との間に表示窓7、307を形成した。これに代えて、この実施形態では、図12に図示されるように、アッパケース4を貫通する孔および/またはロワケース5を貫通する孔によって表示窓407が設けられている。複数の表示窓407は、アッパケース4および/またはロワケース5を貫通する複数の孔によって形成されている。表示窓407は、細長く延びる線状である。複数の表示窓407は、わずかに上下にずれているが、ヘッド1aを環状に囲むように配置されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、この実施形態によると、縁4a、5dの形状に制約されることなく、表示窓407の形状を設定することができる。
(第5施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、栓2の外周に半球形のスペーサ36を配置した。これに代えて、この実施形態では、図13に図示されるように、板状またはリブ状と呼びうるスペーサ536が設けられる。スペーサ536は、栓2の軸方向に沿って細長く延びる。スペーサ536は、ガイドキャップ5eの内面に軸方向に沿って接触する。この結果、栓2の軸に対するガイドキャップ5eの軸の倒れが抑制される。これにより、栓2とガイドキャップ5eとの間の隙間1cが確実に提供される。
(他の実施形態)
ここに開示される発明は、その発明を実施するための実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。開示される発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。実施形態は追加的な部分をもつことができる。実施形態の部分は、省略される場合がある。実施形態の部分は、他の実施形態の部分と置き換え、または組み合わせることも可能である。実施形態の構造、作用、効果は、あくまで例示である。開示される発明の技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される発明のいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
例えば、制御装置が提供する手段と機能は、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置をアナログ回路によって構成してもよい。
上記実施形態では、手持ちポンプ1は、容器3内を減圧する。これに代えて、手持ちポンプ1は、容器3内を加圧するように構成されてもよい。この場合、モータ17は逆回転させられる。栓2は、弁33に代えて、弁33とは逆方向の弁を備える。吸入口18は排気口となり、排気口19は吸入口となる。吸入通路20は排気通路となり、排気通路21は吸入通路となる。隙間1d、隙間1cは、ポンプ16が外気を吸入するための吸入通路を提供する。
上記実施形態では、容器3は、ワインのような飲料を収容するボトルである。これに代えて、食料品を収容する広口瓶、または食料品を収容する樹脂製密封容器に栓2を装着し、手持ちポンプ1を使用してもよい。また、食料品以外の薬品、試料を収容する容器に栓2を装着し、手持ちポンプ1を使用してもよい。
上記実施形態では、ガイドキャップ5eが設けられている。これに代えて、より短いガイドキャップを採用することができる。例えば、栓2のプラグヘッドの突出高さL1の半分程度の長さのガイドキャップを採用してもよい。また、ガイドキャップ5eをもたないロワケースを採用してもよい。この構成においても、隙間1dの開口はノズル22の径方向外側において少なくとも円弧状に細長く広がる。
上記実施形態では、ロワケース5内にインナケース15を配置し、インナケース15の底板によってガイドキャップ5e内の空洞の底面を形成した。これに代えて、ロワケース5内に一体成型された仕切り板、または別体の仕切り板を設け、この仕切り板をガイドキャップ5e内の空洞の底面としてもよい。この場合、仕切り板にはノズル22のための貫通穴と、隙間1dのための複数の円弧状の貫通穴とが設けられる。
1 手持ちポンプ、 1a ヘッド、 1b ボディ、 1c、1d 隙間、
2 栓、 3 容器、 4 アッパケース、 4a 縁、 5 ロワケース、
5a 軸部、 5b フレア部、 5c 接続口、 5d 縁、
5e ガイドキャップ、 5f 係合突起、 5g 膜、 6 機械室、
7、207、307、407 表示窓、
8 導光板、 8a 入射面、 8b 導光部、
8c、208c、308c、408c 出射面、 8d 電池ホルダ、
8g 基板ホルダ、 8h 反射面、
9 電池、 11 回路基板、 12 LED、 13 制御回路、
15 インナケース、 16 ポンプ、 17 モータ、
18 吸入口、 19 排気口、 20 吸入通路、 21 排気通路、
22 ノズル、23 スイッチ、
31 コア、 32 シール、 33 弁、 34 ガスケット、
35 リテーナ、 36、536 スペーサ。

Claims (11)

  1. ノズル(22)を通して空気を吸入または排出する電動ポンプ機構(16、17)と、
    前記電動ポンプ機構を収容する手持ち可能なケース(4、5)とを備え、
    前記ケースは、前記電動ポンプ機構と大気とを連通する通気のための隙間であって、前記ノズルの径方向外側に前記ノズルを囲むように配置された隙間(1d)を備えることを特徴とする手持ちポンプ。
  2. 前記ケースは、前記ノズルの径方向外側に前記ノズルを囲むように設けられ、前記ノズルより高く延びるガイドキャップ(5e)を有し、
    前記隙間は前記ガイドキャップの内面に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の手持ちポンプ。
  3. ノズル(22)を通して空気を吸入または排出する電動ポンプ機構(16、17)と、
    前記電動ポンプ機構を収容する手持ち可能なケース(4、5)とを備え、
    前記ケースは、
    前記ノズルの径方向外側に前記ノズルを囲むように設けられ、前記ノズルより高く延びるガイドキャップ(5e)と、
    前記電動ポンプ機構と大気とを連通する通気のための隙間であって、前記ノズルの径方向外側であり、かつ、前記ガイドキャップの内側に配置された隙間(1d)とを備えることを特徴とする手持ちポンプ。
  4. 前記隙間は、前記ガイドキャップ内の最も奥において開口していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の手持ちポンプ。
  5. さらに、前記ガイドキャップの中に収容され、前記電動ポンプ機構(16、17)を保持するとともに前記ノズルが設けられたインナケース(15)を備え、
    前記隙間は前記ガイドキャップと前記インナケースとの間に区画形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の手持ちポンプ。
  6. 前記ノズルは、弁(33)を有する栓(2)のプラグヘッドに接触可能に形成されており、
    前記ガイドキャップは、前記プラグヘッドを収容する空洞を区画形成しており、
    前記栓が容器の開口に装着された場合に前記プラグヘッドが前記容器から突出する突出高さL1は、前記ガイドキャップが前記栓のプラグヘッドを受け入れる受入深さL2より大きい(L2<L1)ことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の手持ちポンプ。
  7. 前記ガイドキャップと前記プラグヘッドとの間には前記隙間と連通する隙間が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の手持ちポンプ。
  8. 前記プラグヘッドは、周方向に沿って互いに離れて配置された複数のスペーサ(36、536)を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の手持ちポンプ。
  9. 前記隙間は、前記ノズルに流れる空気の流れ方向と反対の方向へ空気を流すように延びていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の手持ちポンプ。
  10. 前記隙間は、前記ノズルを囲むように少なくとも円弧状に細長く広がっていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の手持ちポンプ。
  11. 前記隙間は、前記ノズルを囲むように環状に細長く広がっていることを特徴とする請求項10に記載の手持ちポンプ。
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