JP2016003623A - 気流発生装置、および、風力発電システム - Google Patents

気流発生装置、および、風力発電システム Download PDF

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Kenichi Yamazaki
顕一 山崎
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Motofumi Tanaka
元史 田中
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Naohiko Shimura
尚彦 志村
雅弘 浅山
Masahiro Asayama
雅弘 浅山
俊樹 大迫
Toshiki Osako
俊樹 大迫
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Yuta Onishi
祐太 大西
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Tatsuaki Uchida
竜朗 内田
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Abstract

【課題】風車翼などの移動体などにおいてエロージョンが発生することを抑制可能な、気流発生装置等を提供する。【解決手段】実施形態の気流発生装置は、本体部と電圧印加部と保護部とを有する。本体部は、絶縁材料で形成された基体に第1電極と第2電極とが設けられており、移動体の表面に設置される。電圧印加部は、第1電極と第2電極との間に電圧を印加することによって気流を発生させる。保護部は、移動体の表面に設置されることによって移動体の表面を保護する。ここでは、保護部は、本体部に連結されている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、気流発生装置、および、風力発電システムに関する。
風力発電システムは、再生可能エネルギーである風力エネルギーを利用して発電を行う。風力発電システムにおいて、風速や風向きが急に変動したときには、風車翼の周りにおける速度三角形が定格点から大きくずれるため、剥離流れが広い範囲で発生する場合がある。風速や風向きが急に変動したときには、ヨー角やピッチ角の調整では十分に対応することが容易でない。その結果、風力発電システムにおいては、発電出力を安定に維持することが困難であって、効率を高めることが容易でない場合がある。この対策のため、気流発生装置を用いて風車翼の表面に気流を発生させることによって、剥離流れの発生を抑制することが提案されている。
気流発生装置は、絶縁材料(誘電体)で形成された基体に一対の電極が設けられた本体部を有し、その本体部が風車翼の表面に設置される。そして、気流発生装置は、その一対の電極の間に電圧を印加して気流を発生させる(たとえば、特許文献1参照)。気流発生装置を用いて気流を発生させることによって、小型風車と共に、中型風車(定格30kW)および大型風車(定格1.75MW)において、剥離流れの発生を抑制して、風車翼の揚力を増やすことができる。このため、発電の安定化と共に発電効率の向上等を実現することができる(たとえば、非特許文献1から3参照)。
上記の気流発生装置においては、本体部が風車翼の撓みによって破損することを防止等するために、柔軟な材料であって耐候性等に優れた材料を用いて本体部を形成することが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
この他に、気流発生装置においては、本体部を風車翼の翼スパン方向に複数設置し、風車翼の翼スパン方向において異なる周期で発生する剥離渦に同調させて気流を発生することが提案されている。これにより、特に、大型風車において、剥離流れの発生を効果的に抑制することができる(たとえば、非特許文献4)。
[A]風力発電システムの構成
図15は、関連技術に係る風力発電システムの全体構成を模式的に示す斜視図である。
風力発電システム1は、たとえば、アップウィンド形のプロペラ風車であって、図15に示すように、タワー2、ナセル3、ロータ4、および、風向風速計測部5を備えている。
風力発電システム1のうち、タワー2は、垂直方向に沿って延在しており、地中に埋め込まれた基台(図示省略)に下端部が固定されている。
風力発電システム1のうち、ナセル3は、タワー2の上端部に設置されている。ナセル3は、ヨー角の調整のために、タワー2の上端部において垂直方向を軸にして回転可能に支持されている。図示を省略しているが、ナセル3の内部には、発電機(図示省略)が収容されている。
風力発電システム1のうち、ロータ4は、ナセル3の一方の側端部において、回転可能に支持されており、たとえば、水平方向を回転軸として回転方向Rに回転する。また、ロータ4は、ナセル3の内部に収容された発電機(図示省略)の回転軸に連結されている。ロータ4は、ハブ41と複数の風車翼42(ブレード)とを備えている。
ロータ4において、ハブ41は、外形が半楕円体状の先端カバーを含み、風上から風下へ向かうに伴って外周面の外径が大きくように形成されている。ロータ4において、複数の風車翼42のそれぞれは、ハブ41を中心にして回転方向Rに間を隔てて設けられている。たとえば、3枚の風車翼42が設けられており、それぞれは、ピッチ角の調整のために、一端がハブ41に回転可能に支持されている。
図16は、関連技術に係る風力発電システムにおいて、一の風車翼を示す図である。図16においては、風車翼42の翼厚方向に沿った断面を示している。
図16に示すように、風車翼42においては、気流発生装置6の本体部61が設置されている。また、図15に示すように、複数の風車翼42のそれぞれにおいては、気流発生装置6の本体部61が、複数、ロータ4の径方向に沿った翼スパン方向に並ぶように設置されている。気流発生装置6の詳細については、後述する。
風力発電システム1のうち、風向風速計測部5は、図15に示すように、風車翼42の風下において、ナセル3の上面に取り付けられている。風向風速計測部5は、風速および風向きについて計測し、その計測データを制御部(図示省略)に出力する。そして、その計測データに応じて、制御部がヨー角やピッチ角の調整を行う。また、その計測データに応じて、制御部が気流発生装置6の動作を制御する。
[B]気流発生装置6の構成
図17は、関連技術に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。図17では、気流発生装置6の本体部61が風車翼42(図16参照)に設置される前の状態を示しており、本体部61については、斜視図で示している。
図17に示すように、気流発生装置6は、本体部61と電圧印加部62と接続部63とを備えている。
[B−1]本体部61
気流発生装置6において、本体部61は、図17に示すように、基体611、第1電極621、および、第2電極622を含み、基体611に第1電極621と第2電極622とが設けられている。本体部61は、たとえば、プレス加工、押出成形加工などの種々の加工によって形成される。
本体部61において、基体611は、絶縁材料(誘電体)で形成されている。たとえば、基体611は、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂(シリコンゴム)、エポキシ樹脂、フッ素樹脂などの樹脂を用いて形成されており、フレキシブルである。この他に、基体611については、たとえば、マイカ紙にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグシートを複数積層させて構成させたものであってもよい。
本体部61において、第1電極621と第2電極622とのそれぞれは、たとえば、金属材料などの導電材料で形成されている。
図18は、関連技術に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置の本体部を示す図である。ここで、図18(a)は、断面図であり、図18(b)は、上面図である。図18(a)は、図18(b)においてX−X部分の断面に相当する。
本体部61において、第1電極621は、図18(a),図18(b)に示すように、板状体である。第1電極621は、図18(a)に示すように、基体611の表面(上面)に設けられている。つまり、第1電極621は、表面電極であって、上面が露出しており、上面以外の面(下面,側面)が、基体611に接するように配置されている。また、図18(b)に示すように、第1電極621は、直線状に延在している。
本体部61において、第2電極622は、図18(a),図18(b)に示すように、第1電極621と同様に、板状体である。第2電極622は、図18(a)に示すように、内部電極であって、第1電極621と異なり、基体611の内部に設けられている。つまり、第2電極622は、上面、下面,側面が基体611に接しており、第1電極621よりも深い位置に配置されている。また、図18(b)に示すように、第2電極622は、第1電極621が延在する延在方向(第1の方向,長手方向)と同じ方向(図18(b)では縦方向)に、直線状に延在している。ここでは、第2電極622は、第1電極621の延在方向(第1の方向)に直交する方向(第2方向)(図18(b)では横方向)において、第1電極621と並ぶように配置されている。
本体部61は、図18(a)に示すように、第1電極621および第2電極622の延在方向(第1の方向)に直交する方向(第2方向)において、中央に位置する中央部に、第1電極621と第2電極622との両者が設けられている。
また、本体部61は、厚みが一定になるように形成されている。つまり、本体部61は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)に沿った断面が、矩形形状になるように形成されている。
図16に示したように、本体部61は、風車翼42の面に設けられている。本体部61は、第1電極621が設けられた表面(上面)とは反対の面(下面)が(図18(a)参照)、風車翼42の翼背側の面に密着するように、風車翼42に接着されている。
また、本体部61は、図16に示したように、風車翼42の翼背側の面(上面)のうち、前縁LE側の部分において、第1電極621と第2電極622とが前縁LEから後縁TEに向かって順次並ぶように設置されている。具体的には、前縁LEから、翼コード長Cに対して10%以内になる範囲Hに第1電極621と第2電極622とが配置されるように、本体部61が取り付けられている。このように本体部61を取り付けることによって、剥離流れの発生を効果的に抑制できるため、好適である。
この他に、図15に示したように、本体部61は、複数の風車翼42のそれぞれにおいて、複数が翼スパン(翼幅)方向に並ぶように設置されている。ここでは、複数の本体部61のそれぞれは、互いが間を隔てて設置されており、第1電極621および第2電極622の延在方向(第1の方向)が、翼スパン(翼幅)方向に沿っている。
[B−2]電圧印加部62
気流発生装置6において、電圧印加部62は、図17に示すように、接続部63を介して、本体部61に電気的に接続されており、第1電極621と第2電極622との間に電圧を印加する。
電圧印加部62は、たとえば、風車翼42の翼根部に設置された電源(図示省略)を含み、その電源(図示省略)を用いて、電圧の印加を行う。
電圧印加部62は、制御部(図示省略)から出力される制御信号に応じて、第1電極621と第2電極622との間に電圧を印加することによって、本体部61の表面(上面)に、バリア放電によってプラズマを発生させて、気流(プラズマ誘起流)を誘起する。たとえば、低周波のパルス変調波でパルス変調された高周波の電圧が、第1電極621と第2電極622との間に印加されて、気流が間歇的に発生する。気流は、第1電極621側から第2電極622側へ向かって流れるように誘起され、剥離流れの発生が抑制される。
ここでは、電圧印加部62は、複数の本体部61のそれぞれ(図15参照)に対して独立に電圧を印加するように構成されている。たとえば、翼スパン(翼幅)方向において異なる周期で発生する剥離渦に同調させて、複数の本体部61のそれぞれに独立に電圧を印加する。
[B−3]接続部63
気流発生装置6において、接続部63は、図17に示すように、一対の接続配線631,632を含み、第1電極621および第2電極622のそれぞれと、電圧印加部62との間を電気的に接続している。
具体的には、接続部63のうち、一方の接続配線631は、一端が第1電極621に電気的に接続されており、他端が電圧印加部62に電気的に接続されている。また、接続部63のうち、他方の接続配線632は、一端が第2電極622に電気的に接続されており、他端が電圧印加部62に電気的に接続されている。
図示を省略しているが、一対の接続配線631,632は、気流発生装置6を構成する複数の本体部61(図15参照)のそれぞれに対応して、複数組が設けられており、ロータ4のハブ41の側から風車翼42の先端側に延在するように配置されている。
特開2008−25434号公報 特開2013−64352号公報
Asian Congress on Gas Turbine 2012, ACGT2012-1058 第34回 風力エネルギー利用シンポジウム、PP.360-363 第35回 風力エネルギー利用シンポジウム、PP.240-243 「日本機械学会論文集(B編),74巻744号,(2008−8),論文 NO.08−7006」
気流発生装置は、上述したように、風力発電システムの風車翼などの移動体において剥離流れが発生することを抑制するために使用される。しかし、気流発生装置の本体部が設置される移動体においては、風などの流体によって、エロージョン(浸食)が生ずる場合がある。特に、風車翼のうち、気流発生装置の本体部が設置される前縁部分においては、雨滴や砂塵などによってエロージョンが多く生ずる場合がある。この他に、気流発生装置の本体部において、エロージョンが発生する場合がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、風車翼などの移動体などにおいてエロージョンが発生することを抑制可能な、気流発生装置、及び、風力発電システムを提供することである。
実施形態の気流発生装置は、本体部と電圧印加部と保護部とを有する。本体部は、絶縁材料で形成された基体に第1電極と第2電極とが設けられており、移動体の表面に設置される。電圧印加部は、第1電極と第2電極との間に電圧を印加することによって気流を発生させる。保護部は、移動体の表面に設置されることによって移動体の表面を保護する。ここでは、保護部は、本体部に連結されている。
図1は、第1実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。 図2は、第1実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。 図3は、第1実施形態に係る風力発電システムにおいて、一の風車翼を示す図である。 図4は、第2実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。 図5は、第2実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。 図6は、第2実施形態に係る風力発電システムにおいて、一の風車翼を示す図である。 図7は、第3実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。 図8は、第4実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を示す図である。 図9は、第4実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を示す図である。 図10は、第4実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を構成する本体部および保護部を風車翼に複数設置するときの接続関係を示す図である。 図11は、第5実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を示す図である。 図12は、第5実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を示す図である。 図13は、第5実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置の本体部および保護部を風車翼に複数設置するときの様子を示す図である。 図14は、第6実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置の本体部および保護部を風車翼に複数設置するときの様子を示す図である。 図15は、関連技術に係る風力発電システムの全体構成を模式的に示す斜視図である。 図16は、関連技術に係る風力発電システムにおいて、一の風車翼を示す図である。 図17は、関連技術に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。 図18は、関連技術に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置の本体部を示す図である。
実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
[A]構成等
図1,図2は、第1実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。
図1は、図17と同様に、斜視図である。これに対して、図2は、図18と同様に、気流発生装置の一部を示している。図2(a)は、図18(a)と同様に、断面図であり、図2(b)は、図18(b)と同様に、上面図である。図2(a)は、図2(b)においてX−X部分の断面に相当する。
本実施形態の風力発電システム1(図15参照)では、図1,図2に示すように、気流発生装置6の構成の一部が、上述した関連技術の場合と異なる(図17参照)。本実施形態は、上記の点、及び、関連する点を除き、上記の関連技術の場合と同様である。このため、本実施形態において関連技術の場合と重複する個所については、適宜、記載を省略する。
図1,図2に示すように、本実施形態において、気流発生装置6は、上述した関連技術の場合(図17参照)と同様に、本体部61と電圧印加部62と接続部63とを備えている。本体部61と電圧印加部62と接続部63とのそれぞれは、上述した関連技術の場合(図17参照)と同様に構成されている。つまり、本体部61は、基体611と第1電極621と第2電極622とを含み、樹脂などの絶縁材料で形成された基体611に第1電極621と第2電極622とが設けられている。また、電圧印加部62は、第1電極621と第2電極622との間に電圧を印加することによって気流を発生させるように構成されている。さらに、接続部63は、第1電極621および第2電極622のそれぞれと、電圧印加部62との間を電気的に接続している。
しかし、上述した関連技術の場合(図17参照)と異なり、本実施形態では、気流発生装置6は、図1,図2に示すように、保護部81を有する。保護部81は、風車翼42(図15参照)の表面に設置されることによって風車翼42の表面を保護するように構成されている。
気流発生装置6において、保護部81は、図1,図2に示すように、板状体であって、本体部61に連結されている。
具体的には、保護部81は、本体部61において第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において両側部に位置する一対の側面(図2では右側面および左側面)のうち、第2電極622よりも第1電極621に近い側面(図2では左側面)に連結されている。
また、保護部81は、風車翼42よりも耐エロージョン性が高い材料で形成されている。ここでは、耐エロージョン性試験によって風車翼42の材料よりも耐エロージョン性が高いと判断される材料を用いて、保護部81が形成されている。耐エロージョン性試験では、たとえば、回転する回転体に取り付けられたサンプルに、噴霧ノズルから水滴を噴霧する。そして、エロージョンの程度を試験後のサンプル間で比較することによって、耐エロージョン性が判断される。
たとえば、保護部81は、耐エロージョン性を有するゴム材(水素付加アクリロニトリルブタジエンゴム(藤倉ゴム社製)を含んだ積層シート材で形成されている。また、保護部81は、ポリエチレン(商品名:ウィンドテープ8608(3M社製)など)で形成されたシートであってもよい。この他に、保護部81は、たとえば、耐エロージョン性を有するフッ素樹脂塗料(商品名:ボンフロンGT(AGCコーテック社製)など)がシートの表面に塗装されていてもよい。
また、保護部81は、第1電極621と第2電極622とが延在する方向(第1の方向)における幅が、本体部61と同じである。また、保護部81は、本体部61と同様に、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)に沿った断面が矩形形状であって、厚みが一定である。保護部81は、厚みが本体部61と同じになるように形成されている。つまり、保護部81は、本体部61と一体構造を構成している。
本体部61と保護部81とを連結させた組合せ体90は、たとえば、プレス加工、押出成形加工などの加工によって形成される。この他に、接着剤を用いて本体部61と保護部81との間を接着することによって、本体部61と保護部81との組合せ体90を形成してもよい。
図3は、第1実施形態に係る風力発電システムにおいて、一の風車翼を示す図である。図3では、図16と同様に、風車翼42の翼厚方向に沿った断面を示している。
図3に示すように、本実施形態では、気流発生装置6のうち、本体部61と保護部81とを連結させた組合せ体90が、風車翼42の面に設置される。
たとえば、気流発生装置6のうち本体部61と保護部81とのそれぞれは、風車翼42の面において、前縁LE側の部分に設置される。ここでは、本体部61は、風車翼42の翼背面のうち、前縁LEの側の部分において、第1電極621と第2電極622とが前縁LEから後縁TEに向かって順次並ぶように設置される。そして、保護部81は、風車翼42の面において前縁LEを覆うように接着される。つまり、本体部61と保護部81とのそれぞれが前縁LEから後縁TEに向かって順次並ぶように設置される。
[B]まとめ(効果など)
以上のように、本実施形態では、気流発生装置6が保護部81を有する。保護部81は、本体部61に連結されており、保護部81が風車翼42の表面に設置される。保護部81は、風車翼42よりも耐エロージョン性が高い材料で形成されている。風車翼42の表面のうち保護部81が設置された部分は、保護部81で保護されるので、風などの流体によって風車翼42にエロージョンが生ずることを抑制することができる。特に、風車翼42のうち前縁LE部分においてはエロージョンが多く生ずる場合があるが、前縁LEを被覆するように保護部81を設置することによって、エロージョンの発生を効果的に防止することができる。また、耐エロージョン性が高い材料で形成された保護部81と気流発生装置6の本体部61との両者を段差なく連結することで、プラズマ電極(第1電極621、第2電極622)周りの流れを、よりスムーズにすることが可能であるので、気流の剥離を効果的に抑制できる。
この他に、本実施形態では、耐エロージョン性をもった材料で電極部材そのものを構成することにより、気流発生装置6の本体部61において第1電極621と第2電極622とについても、エロージョンの発生を効果的に抑制することができる。
このように、本実施形態においては、気流発生装置6を用いて風車翼42の表面に気流を発生させて剥離流れの発生を抑制可能であると共に、風車翼42においてエロージョンが発生することを抑制可能である。
したがって、本実施形態の風力発電システム1においては、長期間、発電の安定化を実現可能であると共に、高い発電効率を保持することができる。
<第2実施形態>
[A]構成等
図4,図5は、第2実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。
図4は、図1と同様に、斜視図である。これに対して、図5は、図2と同様に、気流発生装置の一部を示している。図5(a)は、図2(a)と同様に、断面図であり、図5(b)は、図2(b)と同様に、上面図である。図5(a)は、図5(b)においてX−X部分の断面に相当する。
本実施形態の風力発電システム1(図15参照)では、図4,図5に示すように、気流発生装置6の構成の一部が、上述した第1実施形態の場合と異なる(図1,図2参照)。本実施形態は、上記の点、及び、関連する点を除き、第1実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において第1実施形態の場合と重複する個所については、適宜、記載を省略する。
図4,図5に示すように、本実施形態において、気流発生装置6は、上述した第1実施形態の場合(図1,図2参照)と同様に、本体部61と電圧印加部62と接続部63と保護部81とを備えている。
しかし、本実施形態では、気流発生装置6は、図4,図5に示すように、本体部61と保護部81との形状が、上述した第1実施形態の場合(図1,図2参照)と異なっている。
気流発生装置6のうち、本体部61は、図4,図5に示すように、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、中央部から端部へ向かうに伴って、厚みが薄くなる部分を含むように形成されている。
具体的には、本体部61は、中央部の厚みが一定であり、その中央部から両端部へ向かうに伴って厚みが薄くなっている。つまり、本体部61は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)に沿った断面が、台形形状であって、中央部においては、上面が下面に沿っていると共に、両端部においては、上面が下面に対して傾斜している。
また、気流発生装置6のうち、保護部81は、本体部61に連結されている。ここでは、本体部61と保護部81とを連結した組合せ体90が、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、中央部から端部へ向かうに伴って、厚みが薄くなる部分を含むように、保護部81が形成されている。
具体的には、保護部81の下面は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、本体部61の下面に沿っている。これに対して、保護部81の上面は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、本体部61および保護部81の下面に対して傾斜している。本実施形態では、保護部81の上面のうち、本体部61から遠い部分は、本体部61に近い部分よりも、本体部61および保護部81の下面に対して傾斜する角度が大きくなっている。
図6は、第2実施形態に係る風力発電システムにおいて、一の風車翼を示す図である。図6では、図3と同様に、風車翼42の翼厚方向に沿った断面を示している。
図6に示すように、本実施形態の風力発電システム1(図15参照)では、気流発生装置6のうち本体部61と保護部81との両者が、風車翼42の面に設置されている。
具体的には、気流発生装置6のうち本体部61と保護部81との両者は、第1実施形態の場合と同様に、風車翼42の面において、前縁LE側の部分に設置されている。ここでは、本体部61は、風車翼42の面のうち翼背面に接着されている。そして、保護部81は、風車翼42の面において前縁LEを覆うように接着されている。つまり、本体部61と保護部81とのそれぞれが前縁LEから後縁TEに向かって順次並ぶように設置されている。
[B]まとめ(効果など)
以上のように、本実施形態では、本体部61と保護部81とが連結された組合せ体90は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、中央部から端部へ向かうに伴って厚みが薄くなっている。このため、その組合せ体90を風車翼42の表面に設置したときに、風車翼42の表面に大きな段差が形成されない。その結果、段差に起因して風車翼42の周囲で流れが乱れることを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1実施形態の場合と同様に、気流発生装置6を用いて風車翼42の表面に気流を発生させて剥離流れの発生を抑制可能である。これと共に、本実施形態では、気流発生装置6の保護部81が風車翼42の表面を保護し、風などの流体によって風車翼42にエロージョンが生ずることを抑制することができる。
したがって、本実施形態の風力発電システム1においては、長期間、発電の安定化を実現可能であると共に、高い発電効率を保持することができる。
[C]変形例
上記の実施形態では、本体部61と保護部81とを連結した組合せ体90は、図4,図5に示す形状である場合について説明したが、これに限らない。組合せ体90は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、中央部から端部へ向かうに伴って厚みが薄くなるように、さまざまな形状を適用可能である。
たとえば、組合せ体90は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向に沿った断面が、台形形状であってもよい。
また、組合せ体90の断面が、中央部から前縁LE側の端部へ向かう方向と、中央部から後縁TE側の端部へ向かう方向とのいずれか一方で、厚みが薄くなるように構成されていてもよい。すなわち、組合せ体90の断面は、中央部から前縁LE側の端部へ向かう方向と、中央部から後縁TE側の端部へ向かう方向との少なくとも一方で、厚みが薄くなるように形成されていればよい。
その他、組合せ体90の断面は、台形形状の上底において両端にある2つの角の部分が、曲線状に形成されていてもよい。
<第3実施形態>
[A]構成等
図7は、第3実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を模式的に示す図である。
図7は、図4と同様に、斜視図である。
本実施形態の風力発電システム1(図15参照)では、図7に示すように、気流発生装置6の構成の一部が、上述した第2実施形態の場合と異なる(図4参照)。本実施形態は、上記の点、及び、関連する点を除き、第2実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において第2実施形態の場合と重複する個所については、適宜、記載を省略する。
図7に示すように、本実施形態において、気流発生装置6は、上述した第2実施形態の場合(図4参照)と同様に、本体部61と電圧印加部62と接続部63と保護部81とを備えている。
しかし、本実施形態では、気流発生装置6は、図7に示すように、本体部61において、第1電極621と第2電極622との両者が、第2実施形態の場合(図4参照)と異なっている。また、保護部81の形状が、第2実施形態の場合(図4参照)と異なっている。
具体的には、本体部61において、第1電極621は、複数の延在部621A,621B(第1延在部)と接続部621C(第1接続部)とを含む。
第1電極621のうち、複数の延在部621A,621Bは、それぞれが直線状に延在しており、その延在方向(第1方向)に対して直交する方向(第2方向)において、間を隔てて並ぶように配置されている。接続部621Cは、複数の延在部621A,621Bの延在方向に対して直交する方向に延在している。接続部621Cは、複数の延在部621A,621Bのそれぞれの一端に連結しており、複数の延在部621A,621Bの間を電気的に接続している。
本体部61において、第2電極622は、第1電極621と同様に、複数の延在部622A,622B(第2延在部)と接続部622C(第2接続部)とを含む。
第2電極622のうち、複数の延在部622A,622Bは、それぞれが直線状に延在しており、その延在方向(第1方向)に対して直交する方向(第2方向)において、間を隔てて並んでいる。ここでは、その複数の延在部622A,622Bが、延在方向(第1方向)に対して直交する方向(第2方向)において、第1電極621の延在部621A,621Bと同じピッチで並ぶように配置されている。接続部622Cは、複数の延在部622A,622Bの延在方向に対して直交する方向に延在している。接続部622Cは、複数の延在部622A,622Bのそれぞれの一端に連結しており、複数の延在部622A,622Bの間を電気的に接続している。
保護部81は、第2実施形態の場合と同様に、本体部61に連結されている。ここでは、本体部61と保護部81とが連結された組合せ体90が、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、中央部から端部へ向かうに伴って厚みが薄くなる部分を含むように、保護部81が形成されている。
具体的には、保護部81の下面は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、本体部61の下面に沿っている。これに対して、保護部81の上面は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、本体部61および保護部81の下面に対して傾斜している。本実施形態では、第2実施形態の場合(図4参照)と異なり、保護部81の上面全体が、本体部61および保護部81の下面に対して傾斜している。
図示を省略するが、本体部61と保護部81とが連結された組合せ体90は、第2実施形態の場合(図6参照)と同様に、風車翼42の面に設置される。つまり、第1電極621を構成する複数の延在部621A,621Bと、第2電極622を構成する複数の延在部622A,622Bとのそれぞれが、風車翼42において前縁LEから後縁TEに向かって交互に並ぶように、設置される。
[B]まとめ(効果など)
以上のように、本実施形態では、第1電極621は、複数の延在部621A,621Bが間を隔てて並んでいる。そして、これと同様に、第2電極622は、複数の延在部622A,622Bが、第1電極621を構成する複数の延在部621A,621Bと同じピッチで間を隔てて並んでいる。このように、第1電極621を構成する延在部621A,621Bと、第2電極622を構成する延在部622A,622Bとの組が、複数組、設けられている。このため、その複数の組のそれぞれについて電圧の印加を行うことによって、誘電体バリア放電によるプラズマ気流がそれぞれ発生する。その結果、より効果的なプラズマ気流を発生することができるので、剥離流れの発生を、更に効果的に抑制することができる。
特に、ロータ径が80mを超える大型風車の場合には、風車翼42の翼コード長が2〜4m以上になる場合があり、広い領域で流れが大きく乱れる場合がある。しかし、本実施形態のように構成することで、より強力なプラズマ気流を発生できるので、剥離流れの発生を効果的に抑制することができる。
この他に、本実施形態の風力発電システム1(図15参照)では、第2実施形態の場合と同様に、気流発生装置6の保護部81が風車翼42の表面を保護し、風などの流体によって風車翼42にエロージョンが生ずることを抑制することができる。
したがって、本実施形態の風力発電システム1においては、長期間、発電の安定化を実現可能であると共に、高い発電効率を保持することができる。
<第4実施形態>
[A]構成等
図8,図9は、第4実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を示す図である。
図8は、図1と同様に、斜視図である。これに対して、図9は、図2と同様に、気流発生装置の一部を示している。図9(a)は、図2(a)と同様に、断面図であり、図9(b)は、図2(b)と同様に、上面図である。図9(a)は、図9(b)においてX−X部分の断面に相当する。
本実施形態の風力発電システム1(図15参照)では、図8,図9に示すように、気流発生装置6の構成の一部が、上述した第1実施形態の場合と異なる(図1,図2参照)。本実施形態は、上記の点、及び、関連する点を除き、第1実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において第1実施形態の場合と重複する個所については、適宜、記載を省略する。
図8,図9に示すように、本実施形態において、気流発生装置6は、上述した第1実施形態の場合(図1,図2参照)と同様に、本体部61と電圧印加部62と接続部63と保護部81とを備えている。
しかし、本実施形態では、気流発生装置6は、図8,図9に示すように、本体部61の一部が、上述した第1実施形態の場合(図1,図2参照)と異なっている。
本実施形態において、本体部61は、基体611と第1電極621と第2電極622とを含む他に、第1実施形態と異なり、直列に並べて配置される別の気流発生装置6の本体部61へ電源を供給するための接続導線71が設けられている。
接続導線71は、たとえば、導体が被覆膜で覆われた被覆線であり、気流発生装置6の本体部61において、基体611の内部に設けられている。接続導線71は、たとえば、高圧用のケーブルであって、直径が3〜5mm程度である。
ここでは、接続導線71として、第1接続導線711と第2接続導線712との複数が設置されている。第1接続導線711と第2接続導線712との両者は、本体部61の内部において、第1電極621および第2電極622のそれぞれの延在方向(第1方向)に沿って延在している。第1接続導線711と第2接続導線712と両者は、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、第1電極621及び第2電極622と異なる位置に設けられている。
第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、一端(下端)が、接続配線721,722に電気的に接続されている。また、第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、他端(上端)が、他の本体部61の第1電極621および第2電極622のそれぞれに接続されている接続配線631,632に電気的に接続されている。
図10は、第4実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を構成する本体部および保護部を風車翼に複数設置するときの接続関係を示す図である。
図10では、本体部61と保護部81とが連結された組合せ体90を、風車翼42(図15参照)の翼スパン(翼幅)方向において複数配置し、その複数の本体部61のそれぞれを並列に電圧印加部62に電気的に接続する場合について示している。
図10に示すように、複数の組合せ体90のうち、第1の組合せ体90Aは、第1本体部61Aと第1保護部81Aとが連結されて構成されている。また、第2の組合せ体90Bは、第2本体部61Bと第2保護部81Bとが連結されて構成されている。第1の組合せ体90Aと第2の組合せ体90Bとのそれぞれは、風車翼42(図15参照)の翼スパン(翼幅)方向において、隣接して並ぶように配置される。
第1の組合せ体90Aにおいて、第1本体部61Aは、接続導線71として、基体611の内部に第1接続導線711と第2接続導線712とが設けられている。
第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、一端(下端)が、接続配線721,722を介して、電圧印加部62に電気的に接続されている。第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、他端(上端)が、接続配線631,632を介して、第2本体部61Bに設けられた第1電極621と第2電極622とのそれぞれに、電気的に接続されている。つまり、第1本体部61Aに設けられた第1接続導線711および第2接続導線712は、第2本体部61Bに設けられた第1電極621および第2電極622と、電圧印加部62との間を、電気的に接続している。
[B]まとめ(効果など)
以上のように、本実施形態において、気流発生装置6の本体部61は、基体611の内部に接続導線71が設けられている。このため、本実施形態では、風車翼42の周囲において、接続導線71による段差が少ない。その結果、接続導線71に起因して風車翼42の周囲で流れが乱れることを防止可能であるので、発電出力の安定化を実現することができる。
この他に、本実施形態の風力発電システム1(図15参照)では、第1実施形態の場合と同様に、気流発生装置6の保護部81が風車翼42の表面を保護し、風などの流体によって風車翼42にエロージョンが生ずることを抑制することができる。
したがって、本実施形態の風力発電システム1においては、長期間、発電の安定化を実現可能であると共に、高い発電効率を保持することができる。
特に、ロータ径が80mを超える大型風車のときには、風車翼42の翼スパン方向において異なる周期で剥離渦が発生する場合が多いため、本実施形態のように構成することが好ましい。
[C]変形例
本実施形態では、接続導線71が被覆線である場合について説明したが、これに限らない。接続導線71としては、導体が被覆膜で覆われた被覆線以外に、被覆膜がなく導体が露出した裸線を用いてもよい。この場合には、被覆線を接続導線71として用いて本体部61を形成する場合よりも、本体部61の厚みを薄くすることができる。
<第5実施形態>
[A]構成等
図11,図12は、第5実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置を示す図である。
図11は、図4と同様に、斜視図である。これに対して、図12は、図5と同様に、気流発生装置の一部を示している。図12(a)は、図5(a)と同様に、断面図であり、図12(b)は、図5(b)と同様に、上面図である。図12(a)は、図12(b)においてX−X部分の断面に相当する。
本実施形態では、図11,図12に示すように、気流発生装置6の一部が、上述した第2実施形態の場合と異なる(図4,図5参照)。本実施形態は、上記の点、及び、関連する点を除き、第2実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において第2実施形態の場合と重複する個所については、適宜、記載を省略する。
本実施形態の気流発生装置6において、本体部61と保護部81とが連結された組合せ体90は、図11,図12に示すように、第2実施形態の場合と同様に、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、中央部から端部へ向かうに伴って厚みが薄くなる部分を含む。
しかし、気流発生装置6は、第2実施形態と異なり、接続導線71が更に設けられている。
接続導線71は、たとえば、導体が被覆膜で覆われた被覆線であり、気流発生装置6の本体部61と保護部81とのそれぞれに設けられている。接続導線71は、たとえば、高圧用のケーブルであって、直径が3〜5mm程度である。
ここでは、接続導線71として、第1接続導線711と第2接続導線712と第3接続導線713と第4接続導線714との複数が設置されている。
具体的には、複数の接続導線71のうち、第1接続導線711と第2接続導線712との両者は、保護部81の内部に設けられている。そして、複数の接続導線71のうち、第3接続導線713と第4接続導線714との両者は、本体部61において基体611の内部に設けられている。
第1接続導線711と第2接続導線712と第3接続導線713と第4接続導線714とのそれぞれは、第1電極621および第2電極622の延在方向(第1方向)に沿って延在している。また、第1接続導線711と第2接続導線712との組と、第3接続導線713と第4接続導線714との組とが、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、第1電極621と第2電極622との両者を挟むように設けられている。
第1から第4の接続導線711〜714のそれぞれは、一端(下端)に接続配線721〜724が電気的に接続されている。また、第1から第4の接続導線711〜714のそれぞれは、他端(上端)に接続配線631,632,723,724のそれぞれが電気的に接続されている。
図13は、第5実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置の本体部および保護部を風車翼に複数設置するときの様子を示す図である。
図13では、本体部61と保護部81とが連結された組合せ体90が、風車翼42(図15参照)の翼スパン(翼幅)方向において、複数配置され、その複数の組合せ体90において本体部61のそれぞれを並列に電圧印加部62(図11参照)に電気的に接続する場合について示している。
図13に示すように、複数の組合せ体90のうち、第1の組合せ体90Aは、第1本体部61Aと第1保護部81Aとが連結されて構成されている。また、第2の組合せ体90Bは、第2本体部61Bと第2保護部81Bとが連結されて構成されている。同様に、第3の組合せ体90Cは、第3本体部61Cと第3保護部81Cとが連結されて構成されている。第1の組合せ体90Aと第2の組合せ体90Bと第3の組合せ体90Cとのそれぞれは、風車翼42(図15参照)の翼スパン(翼幅)方向において、隣接して並ぶように配置される。
第1の組合せ体90Aにおいて、第1保護部81Aは、接続導線71として、第1接続導線711と第2接続導線712とが設けられている。第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、一端(下端)が、接続配線721,722を介して、電圧印加部62に電気的に接続されている。また、第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、他端(上端)が、接続配線631,632を介して、第2本体部61Bに設けられた第1電極621と第2電極622とのそれぞれに、電気的に接続されている。
第1の組合せ体90Aにおいて、第1本体部61Aは、接続導線71として、第3接続導線713と第4接続導線714とが設けられている。第3接続導線713と第4接続導線714とのそれぞれは、一端(下端)が、接続配線723,724を介して、電圧印加部62に電気的に接続されている。第3接続導線713と第4接続導線714とのそれぞれは、他端(上端)が、接続配線723,724を介して、第2本体部61Bに設けられた第1接続導線711および第2接続導線712のそれぞれに、電気的に接続されている。
第2の組合せ体90Bにおいて、第2本体部61Bに設けられた第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、第3本体部61Cに設けられた第1電極621と第2電極622とのそれぞれに、接続配線631,632を介して、電気的に接続されている。
つまり、第1保護部81Aに設けられた第1接続導線711および第2接続導線712は、第2本体部61Bに設けられた第1電極621および第2電極622と、電圧印加部62との間を、電気的に接続している。そして、第1本体部61Aに設けられた第3接続導線713および第4接続導線714と、第2本体部61Bに設けられた第1接続導線711および第2接続導線712とは、第3本体部61Cに設けられた第1電極621および第2電極622と、電圧印加部62との間を電気的に接続している。
[B]まとめ(効果など)
以上のように、本実施形態の気流発生装置6は、本体部61の内部および保護部81の内部に接続導線71が設けられている。このため、本実施形態では、風車翼42の周囲においては、接続導線71による段差が少なくなる。その結果、接続導線71に起因して風車翼42の周囲で流れが乱れることを防止可能であるので、発電出力の安定化を実現することができる。
また、本体部61と保護部81とが連結された組合せ体90は、第2実施形態の場合と同様に、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、中央部から端部へ向かうに伴って厚みが薄くなっている。このため、組合せ体90の段差に起因して風車翼42の周囲で流れが乱れることを抑制できる。
さらに、本実施形態の風力発電システム1(図15参照)では、気流発生装置6の保護部81が風車翼42の表面を保護し、風などの流体によって風車翼42にエロージョンが生ずることを抑制することができる。
したがって、本実施形態の風力発電システム1においては、長期間、発電の安定化を実現可能であると共に、高い発電効率を保持することができる。
<第6実施形態>
[A]構成等
図14は、第6実施形態に係る風力発電システムにおいて、気流発生装置の本体部および保護部を風車翼に複数設置するときの様子を示す図である。
図14では、図13の場合と同様に、本体部61と保護部81とが連結された組合せ体90が、風車翼42(図15参照)の翼スパン(翼幅)方向において、複数配置され、その複数の組合せ体90において本体部61のそれぞれを並列に電圧印加部62(図11参照)に電気的に接続する場合について示している。
本実施形態では、図14に示すように、気流発生装置6の構成の一部が、上述した第5実施形態の場合と異なる(図13参照)。本実施形態は、上記の点、及び、関連する点を除き、第5実施形態の場合と同様である。このため、本実施形態において第5実施形態の場合と重複する個所については、適宜、記載を省略する。
図14に示すように、本実施形態の気流発生装置6は、第5実施形態の場合と同様に、本体部61を複数有する。図示を省略しているが、複数の本体部61は、風車翼42の翼スパン方向に並ぶように設置される。ここでは、本体部61として、たとえば、第1本体部61Aと第2本体部61Bと第3本体部61Cとが設置される。第1本体部61Aと第2本体部61Bと第3本体部61Cとのそれぞれは、風車翼42の翼スパン方向において、翼根から先端に向かって順次設置される。
しかし、本実施形態では、その複数の本体部61のうち、一部の本体部61に保護部81が連結され、他の本体部61には保護部81が連結されていない。
具体的には、複数の本体部61のうち、第1本体部61Aは、保護部81が連結されていない。複数の本体部61のうち、第1本体部61Aよりも風車翼42の先端側に配置する第2本体部61Bおよび第3本体部61Cには、保護部81(81B,81C)が連結され、組合せ体90(90B,90C)を構成している。
また、複数の本体部61のうち、第1本体部61Aにおいては、接続導線71として第1接続導線711と第2接続導線712と第3接続導線713と第4接続導線714とが設けられている。そして、第2本体部61Bにおいては、接続導線71として、第1接続導線711と第2接続導線712とが設けられている。
第1本体部61Aにおいて、第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、一端(下端)が、接続配線721,722を介して、電圧印加部62に電気的に接続されている。また、第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、他端(上端)が、接続配線631,632を介して、第2本体部61Bに設けられた第1電極621と第2電極622とのそれぞれに、電気的に接続されている。
第1本体部61Aにおいて、第3接続導線713と第4接続導線714とのそれぞれは、一端(下端)が、接続配線723,724を介して、電圧印加部62に電気的に接続されている。第3接続導線713と第4接続導線714とのそれぞれは、他端(上端)が、接続配線723,724を介して、第2本体部61Bに設けられた第1接続導線711および第2接続導線712のそれぞれに、電気的に接続されている。
第2本体部61Bに設けられた第1接続導線711と第2接続導線712とのそれぞれは、第3本体部61Cに設けられた第1電極621と第2電極622とのそれぞれに、接続配線631,632を介して、電気的に接続されている。
つまり、第1本体部61Aに設けられた第1接続導線711および第2接続導線712は、第2本体部61Bに設けられた第1電極621および第2電極622と、電圧印加部62との間を、電気的に接続している。そして、第1本体部61Aに設けられた第3接続導線713および第4接続導線714と、第2本体部61Bに設けられた第1接続導線711および第2接続導線712とは、第3本体部61Cに設けられた第1電極621および第2電極622と、電圧印加部62との間を、電気的に接続している。
[B]まとめ(効果など)
以上のように、本実施形態では、風車翼42において気流の速度が翼根側よりも高く、エロージョンが発生しやすい先端側に、保護部81を設けている。このため、効果的にエロージョンの発生を抑制することができる。
また、本実施形態においては、気流発生装置6の本体部61に接続導線71が設けられている(図14参照)。このため、本実施形態では、接続導線71に起因して風車翼42の周囲で流れが乱れることを防止可能であるので、発電出力の安定化を実現することができる。
したがって、本実施形態の風力発電システム1においては、長期間、発電の安定化を実現可能であると共に、高い発電効率を保持することができる。
<第7実施形態>
[A]構成等
第7実施形態では、気流発生装置6は、本体部61を構成する基体611の材料が上述の関連技術の場合(図17参照)と異なる。本実施形態は、上記の点、及び、関連する点を除き、上記の関連技術の場合と同様である。このため、本実施形態において関連技術の場合と重複する個所については、適宜、記載を省略する。
本実施形態では、気流発生装置6の本体部61は、図17に示したように、基体611、第1電極621、および、第2電極622を含み、基体611に第1電極621と第2電極622とが設けられている。
本体部61において、基体611は、絶縁材料(誘電体)で形成されている。本実施形態では、上記の関連技術の場合と異なり、基体611は、風車翼42よりも耐エロージョン性が高い材料で形成されている。たとえば、基体611は、補強材(シリカ、カーボンブラックなどの粉体)を含むゴム(スチレンブタジジエンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴムなど)で形成されている。
本実施形態において、本体部61は、関連技術の場合と同様に(図15,図16参照)、風車翼42に設置される。
[B]まとめ(効果など)
以上のように、本実施形態の気流発生装置6では、本体部61は、基体611が風車翼42よりも耐エロージョン性が高い材料で形成されている。このため、本実施形態では、本体部61が風車翼42の表面を保護し、風車翼42にエロージョンが生ずることを抑制することができる。この他に、本実施形態では、気流発生装置6の本体部61自身について、エロージョンが発生することを効果的に抑制することができる。
つまり、本実施形態においては、気流発生装置6を用いて風車翼42の表面に気流を発生させて剥離流れの発生を抑制可能であると共に、エロージョンの発生を抑制可能である。
したがって、本実施形態の風力発電システム1においては、長期間、発電の安定化を実現可能であると共に、高い発電効率を保持することができる。
[C]変形例
本実施形態では、本体部61は、関連技術の場合(図17参照)と同様に、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)に沿った断面が矩形形状であるが、これに限らない。本体部61は、第2実施形態の場合(図4参照)と同様に、台形形状等であってもよい。
また、本実施形態では、第1電極621と第2電極622とが並ぶ方向(第2方向)において、本体部61の断面は、関連技術の場合(図17参照)と同様に、第1電極621から一端までの距離と、第2電極622から他端までの距離とが同じであるが、これに限らない。第1電極621から一端までの距離と、第2電極622から他端までの距離とが、互いに異なっていてもよい。たとえば、第1実施形態の組合せ体90の場合(図1等を参照)と同様に、第1電極621から一端までの距離が、第2電極622から他端までの距離よりも長くなるように、本体部61が形成されていてもよい。
<その他>
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記の各実施形態では、風車翼において剥離流れが発生することを抑制するために、気流発生装置を用いる場合について説明したが、これに限らない。風車翼以外に、車両などの移動体において剥離流れが発生することを抑制するために、気流発生装置を用いてもよい。つまり、物体において流体が流れる面のうち剥離流れが生じ得る部分に、気流発生装置の本体部等を設置してもよい。
1…風力発電システム、2…タワー、3…ナセル、4…ロータ、5…風向風速計測部、6…気流発生装置、41…ハブ、42…風車翼、61…本体部、62…電圧印加部、63…接続部、71…接続導線、81…保護部、611…基体、621…第1電極、621A,621B…延在部(第1延在部)、621C…接続部(第1接続部)、622…第2電極、622A,622B…延在部(第2延在部)、622C…接続部(第2接続部)

Claims (19)

  1. 絶縁材料で形成された基体に第1電極と第2電極とが設けられており、移動体の表面に設置される本体部と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加することによって気流を発生させる電圧印加部と、
    前記移動体の表面に設置されることによって前記移動体の表面を保護する保護部と
    を有し、
    前記保護部は、前記本体部に連結されていることを特徴とする、
    気流発生装置。
  2. 前記保護部は、前記移動体よりも耐エロージョン性が高い材料で形成されている、
    請求項1に記載の気流発生装置。
  3. 前記基体は、樹脂を用いて形成されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の気流発生装置。
  4. 前記第1電極は、
    前記本体部の表面において第1の方向に延在する第1延在部
    を有し、
    前記第2電極は、
    前記本体部の内部において前記第1の方向に延在する第2延在部
    を有し、
    前記第2延在部が、前記第1の方向に直交する第2方向において前記第1延在部と並ぶように配置されており、
    前記保護部は、前記本体部において前記第2方向に並ぶ側面のうち、前記第2電極よりも前記第1電極に近い側面に連結されている、
    請求項1から3のいずれかに記載の気流発生装置。
  5. 前記本体部と前記保護部とが連結された組合せ体は、前記第2方向において中央部から端部へ向かうに伴って厚みが薄くなるように形成されていることを特徴とする、
    請求項4に記載の気流発生装置。
  6. 前記本体部は、前記第2方向に沿った断面が、台形形状であることを特徴とする、
    請求項5に記載の気流発生装置。
  7. 前記第1電極は、前記第1延在部が複数であって、当該複数の第1延在部が前記第2方向において間を隔てて並ぶように配置されており、
    前記第2電極は、前記第2延在部が複数であって、当該複数の第2延在部が前記第2方向において前記複数の第1延在部と同じピッチで並ぶように配置されている、
    請求項4から6のいずれかに記載の気流発生装置。
  8. 前記第1電極は、
    前記複数の第1延在部のそれぞれを電気的に接続する第1接続部
    を含み、
    前記第2電極は、
    前記複数の第2延在部のそれぞれを電気的に接続する第2接続部
    を含む、
    請求項7に記載の気流発生装置。
  9. 前記本体部は、前記基体の内部に接続導線が設けられている、
    請求項1から8のいずれかに記載の気流発生装置。
  10. 前記本体部は、前記接続導線として裸線を内包させることで形成されていることを特徴とする、
    請求項9に記載の気流発生装置。
  11. 前記保護部は、内部に接続導線が設けられている、
    請求項1から10のいずれかに記載の気流発生装置。
  12. 前記保護部は、前記接続導線として裸線を内包させることで形成されていることを特徴とする、
    請求項11に記載の気流発生装置。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の気流発生装置を有すると共に、前記移動体として風車翼を有し、
    前記風車翼は、前記気流発生装置のうち前記本体部と前記保護部とが設置されている、
    風力発電システム。
  14. 前記気流発生装置は、前記本体部を複数含み、前記複数の本体部が、前記風車翼の翼スパン方向に並ぶように設置されていることを特徴とする、
    請求項13に記載の風力発電システム。
  15. 前記複数の本体部のうち一部の本体部に前記保護部が連結されている、
    請求項14に記載の風力発電システム。
  16. 前記気流発生装置は、前記本体部と前記保護部とのそれぞれが、前記風車翼の面において前縁側の部分に設置されていることを特徴とする、
    請求項13から15のいずれかに記載の風力発電システム。
  17. タワーと、
    前記タワーの上端部に設置されているナセルと、
    前記ナセルの側端部に回転可能に支持されており、前記風車翼がハブに取り付けられているロータと、
    を備えることを特徴とする、
    請求項13から16のいずれかに記載の風力発電システム。
  18. 絶縁材料で形成された基体に第1電極と第2電極とが設けられており、移動体の表面に設置される本体部と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加することによって気流を発生させる電圧印加部と、
    を有し、
    前記本体部は、前記基体が前記移動体よりも耐エロージョン性が高い材料で形成されていることを特徴とする、
    気流発生装置。
  19. 請求項18に記載の気流発生装置を有すると共に、前記移動体として風車翼を有し、
    前記風車翼は、前記気流発生装置のうち前記本体部が設置されている、
    風力発電システム。
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