JP2016002439A - 禅チェアー - Google Patents

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【課題】長時間座っていても疲れることなく、座るだけで骨盤を無理なく・気持ちよく起こし、骨盤から腰椎・胸椎・頚椎・頭を一直線に通すことで、深い複式呼吸ができて、リラックスできる椅子を提供する。【解決手段】座面の横方向に正確な円弧と、座面前後方向全域にわたり、緩やかな凸曲面と、座骨直前にあたる位置の座面にゆるい突起を設け、背もたれは、寛骨上部の腸骨稜の高さより、1cm下がったところに突起を設け、背もたれには背骨に当たらない間隔を設ける。背もたれ前端と、座面後方のピークの位置関係は、骨盤位置・腰部湾曲の寸法により決まり、背もたれの腸骨稜と接する部分に突起を設ける。事前に測定したデータを基に座り心地試験具を用いて最終的な微調整を行なう。【選択図】図14

Description

座るだけで、骨盤を無理なく起こし、骨盤から腰椎・胸椎・頚椎・頭を一直線に通すことができて、リラックスできる椅子に関するものである。
人類の祖先が4足歩行から2足歩行に変わると、腰骨をそらしてS字状にすることで重心のバランスをとり立位で身体を支えるようになった。このため頭が正しい位置にないと無意識のうちに筋肉が緊張して頭を支えることになる。これが上半身の緊張になり、背骨に歪みを引き起こして猫背や腰痛・肩こり手足の痺れ・冷え性・一部の内臓疾患へと繋がる可能性がある。
椅子生活においては椅子が身体に合わないと座っていて快適性がない・椅子に座っていて度々姿勢を変える・長時間座ると腰が痛くなる・座っていると足先がむくんだり、だるくなったりする・柔らかすぎるソファに座っていたら、いつの間にかソファの上で正座をしていたなどという話しが多い。
自分の身体に合った椅子が欲しいが、市販の椅子に合わせざるを得ない現状であって、結果、リラックスできずに悪い姿勢(体癖)を回復することができない。
身体に合わない椅子とは一つ目は「座面の高さ」の問題であり、二つ目は「背もたれの形状と位置」の問題である。
従来の姿勢教育では良い姿勢のみが取り上げられていた。しかし、これだけでは不十分で、正しい姿勢で座ることが大切である。
それを実現させるために、骨盤を無理なく・気持ちよく起こす・骨盤から腰椎・胸椎・頚椎・頭を一直線に通す・深い複式呼吸ができて、リラックスできる形状にすることが必要である。
特開平6−133828
特許文献1に、着座者の姿勢がやや後傾あるいは、後傾したとき当該着座者の臀部後面から腰部にかけての部位を安定に保持することができる背もたれによる着座者の支持方法が開示されている。しかし、この技術では不快感を知覚しないでいられる時間は1時間程度であると記されている。
しかし、1時間では足りない。
発明者は椅子の座り心地を20年研究している間に、理想の座り方を発見した。それは、日本の伝統的な座禅である。
座禅の座り方は、精神をリラックスさせ集中力を高め、想像力を増すという効果がある。
座禅は氣の流れを重視したもので、座禅を基本とした座り方では、体内を氣が滞ることなく駆け巡り、その結果個々の細胞を活性化させ、自己治癒能力が増すのである。時には、自分の身体の不調を知ることができ、体調維持に効果的である。
座禅といえば、良い姿勢というイメージがあるが、姿勢を良くしようとするあまり、胸を張る人を見かける。
しかし「胸を張る」ということと、「腰を反らす」ということは同じではない。
「胸を張る」ことは、上半身の緊張を続けるという意味で、必ずしも健康につながるものではない。
これに対して座禅の座り方では、腰は反るが上半身は完全にリラックスしている。従って、簡単に座禅の腰の反りを再現できる椅子があれば誰でも座禅の効果を期待できる。
座禅は身体と心を統一する技術として、禅僧の修行に用いられている。長時間座禅をしながら難しい課題を解く必要があるが、座禅が苦痛であったり、身体にマイナスであれば長時間座ることはできず、課題をこなすこともできない。
上半身の完全なリラックスと、下半身(丹田)に氣を充実させることで氣の通りが良くなり、自分の身体との対話が可能になるのである。
禅の心は宗教的修行だけでなく、茶道・華道・書道・武道等の日本の作法の中にも受け継がれている。
現代では座禅中にα波が出ることは医学的・科学的に解明されている。
本件発明は、座るだけで骨盤を無理なく・気持ちよく起こし、骨盤から腰椎・胸椎・頚椎・頭を一直線に通すことで深い複式呼吸ができて、リラックスできる姿勢を作る、つまり、禅と同じ効果を得ることができる椅子を提供するものである。
この椅子は、仙骨を起立させた上にバランスよく脊椎と頭蓋骨が載り、上半身を支えるのに、ほとんどエネルギーを使うことなく座ること、即ち坐禅の座法の内、上半身の部分を椅子の上で実現するためにデザインしたものである。
具体的には座骨を後方に引き、腰椎を前方に押し出す事が必要となる。
しかし、この姿勢は通常では意識的に姿勢を作らないと実現することはできず、無意識下ではすぐにその形が崩れてしまう。特に座骨結節点が前方にせり出すことで、姿勢が崩れることを防ぐ必要がある。
本件発明は、この姿勢を取った時の快適さを増すためと、指圧効果を加える形状を目指したものである。その実現のために次のような改善を行った。
まず第1に、座面(12)に坐骨を自動的に良い位置に導くことが必要である。そのために中心線として座割(16)を設けた。
さらに、腰椎を正しい位置に導くためには、座面(12)に接する座骨の安定が大切である。座面(12)の中央に正しく座れるように、座面(12)の横方向に対して[図1]のように正確な円弧を設けた。
背骨の歪みは、片足加重や着座時の脚組み・利き手による鞄保持の癖などにより体重支持のバランスが崩れ、骨盤が傾くことで引き起こされることがあるので、座面(12)の円弧の中心に座ると左右の骨盤が水平に維持され、その結果背骨全体の歪み解消に対して有効に作用することができる。
前後方向には、着座時の座骨の痛みを回避するためと、前方に滑り出さないようにするために、[図2]のように座骨直前にあたる位置の座面(12)にゆるい座面部突起(20)を設けた。
第2番目として、背もたれ(10)支持位置とその身体に対する効果にについて。
従来技術では、背骨のS字カーブを作り、仙骨を起立させるために腰椎のみを押し出す構造にしている構成が多いが、この方法では、第3・4腰椎にのみ、ストレスが掛かり負担が大きい。第3・4腰椎のストレスをなくし、後々まで故障無く仙骨を起立させるためには、[図3]のように仙腸関節、及び腸骨稜下端で無理なく支持することが必要である。
そのために寛骨上部の腸骨稜の高さと仙腸関節の位置を測定し、背もたれ(10)上端と下端の位置決めを行なった。この結果、仙骨を無理なく起立させることができる。
しかし、個人差によってはまだ骨盤が安定しない場合がある。
[図4]のように背もたれ(10)の腸骨稜と接する部分に背もたれ部突起(19)を設けることで、背もたれ部突起(19)と、座面部突起(20)が骨盤全体を安定して支えることができる。
第3番目として、背もたれ(10)の形状である。
背もたれ(10)は、コルセット状に腰を包み込みながら前方に押し出す形状であって、腰を包み込む曲線を平面に近くして上半身の動きを制約しないように構成した。
背もたれ(10)は、腰椎への直接的な圧迫を避けるため、中央部を分割し、[図5]のような間隙を設けた。さらに、腰椎への直接的な圧迫を避けるため、中央部を2つに分割し、左右方向中央に背骨に当たらないような間隔を持たせた。
第4番目として、第1から第3の改善事項のバランスが重要である。背もたれ(10)と座面(12)の前後位置関係が適切でないと正しい姿勢(リラックス)を維持することはできない。
これは最終段階として、座り心地試験具(9)で調整することができるが、これについては後で述べる。
この椅子の快適さと、指圧効果を実現させるために、まず、個々人の身体の各部位を採寸することにした。
[図6]に身体各部位の採寸状況(基本寸法の測定)を示す。
採寸の部位は[図7]の表中に記入できるようにして、椅子のカルテと称する。
座るだけで骨盤を無理なく・気持ちよく起こし、骨盤から腰椎・胸椎・頚椎・頭を一直線に通すことで深い複式呼吸ができて、リラックスできる姿勢を作る、つまり、禅と同じ効果を得ることができる椅子の使用によって健康維持に役立てることが可能である。
本件発明の椅子を使用した結果、以下のような体感を得ることができた。
(1)骨盤が自然に・気持ちよく起きる。
(2)骨盤から腰椎・胸椎・頚椎・頭が一直線に通る。
(3)深い複式呼吸ができて、リラックスできる。
(4)丹田の位置が自分で確認でき、氣が充実してくるのが分かる。
(5)結果、正しい姿勢になっていることが認識できる。
座面と骨盤の関係 座骨直前にあたる位置の座面のゆるい座面突起部 背もたれ支持位置と仙腸関節、及び腸骨稜下端の関係 骨盤全体の安定 背もたれの間隙 身体各部位の採寸状況(基本寸法の測定) 椅子のカルテ 座面突起と背もたれの寸法 調整の仕組み(第1例) 調整の仕組み(第2例) 調整の仕組み(第3例) 座り心地試験具の構成 座面奥行き調整 禅チェアー完成図
まず第1に、座面(12)に坐骨を自動的に良い位置に導くことが必要である。そのために中心線として座割(16)を設けた。座割(16)があることで着座時に座割(16)を意識して座るよう促すことが可能となる。
さらに、腰椎を正しい位置に導くため、座面(12)横方向には正確な円弧を設け、骨盤の水平を維持させることで、背骨全体のゆがみを調整する作用が生じる。
さらに、座面(12)前後方向全域にわたり、緩い凸曲面を設け、後方1/3の部分にピークを設けて、後方部分の傾斜をいっそう強くした。
これにより、座骨結節点の局部的な圧力による痛みを逃がし、その上、この座面(12)後方の傾斜が、座骨結節点と恥骨結節点を結ぶ恥骨弓部分の傾斜角と一致し、骨盤を後方へ導き、その結果安定させる力が発生する。
その結果、座面(12)の上で身体が前方に滑り出すのを防ぐことが可能となり、骨盤の上に頭蓋骨がバランスよく載り、鳩尾が緩むという、禅的座り方が実現する。
前後方向には、着座時の座骨の痛みを回避するためと、前方に滑り出さないようにするために、座骨直前にあたる位置の座面(12)にゆるい座面部突起(20)を設けた。その結果、加重が大殿筋、大腿2頭筋に掛かり、長時間の着座に耐えることができる。
第2番目の、背もたれ(10)支持位置とその身体に対する効果については、寛骨上部の腸骨稜の高さを測定し、その高さより、1cm下がったところに背もたれ部突起(19)を合わせる。
背もたれ(10)支持位置が腸骨稜より高いと、腰椎にのみ負担が掛かり、腰痛の原因になる。逆に、低すぎると、骨盤を後ろに引く動作が難しくなる。上端だと、少々の誤差で外れてしまうことがある。1cmが誤差の吸収も含め、最適な寸法である。
この部分は仙腸関節の位置であり、仙骨を起立させるのに効果的だと言える。
従来は、腰椎のみを押し出して背骨のS字カーブを作っていたが、この方法では、第3・4腰椎にのみ、ストレスが掛かり負担が大きい。
仙腸関節、及び腸骨稜下端で支持することで、無理なく仙骨を起立させることで、骨盤を前傾させることができた。
ここの部位は丹田の裏側に相当し、着座時に、この部分を中心に加圧することで丹田に対する意識を持ちやすくなる利点がある。(参考文献「丹田呼吸」(白隠禅師、村木弘昌)
またここの部位に圧力の中心を持つことで、横隔膜と骨盤底の間隔を広げ、下腹部の容積を最大化せしめ、下腹部の圧を高め、その結果腹式呼吸に入りやすく、姿勢のみならず、呼吸面から禅的座り方を助けるものとなっている。
第3番目の、背もたれ(10)の形状であるが、背もたれは、腰椎への直接的な圧迫を避けるため、中央部を分割し、左右方向中央に背骨に当たらないような間隔を持たせることで、腰椎棘突起への直接刺激を防ぎ、痛みを回避している。この間隙の大きさは肋骨突起周辺に相当し、整体でいうところの「1側」または「ツボ」の位置であるため、背もたれの圧力が高くても痛みを感じることが無いばかりか、ツボへの刺激効果が得られる。この部位は交感神経と、仙部副交感神経の交差点であり、周辺の脊椎起立筋をし、緊張を緩めることで自律神経のバランスを整える。
具体的には第2・3腰椎間に背もたれ加重の中心点を配置することで、腎愉への指圧効果が生じる。
背もたれ(10)上端を第9・10腰椎間に設定することで、肝愉への指圧効果が生じる。
これらの寸法は、椅子のカルテの2・3腰椎高、9・10胸椎高より求められる。
第4番目の、第1から第3の改善事項のバランスが重要である。背もたれ(10)と座面(12)の前後位置関係が適切でないと正しい姿勢(リラックス)を維持することはできない。
背もたれ(10)前端と、座面(12)後方のピークの位置関係は、[図8]で示す関係となるが、この寸法は椅子のカルテ(7)の「骨盤位置−腰部湾曲」の寸法により確定することができる。
最後は、椅子のカルテで求められた寸法を基に、座り心地試験具(9)を寸法どおりに設定し、実際に座ってみながら、微調整して最終的な寸法を決定する。
さて、座り心地試験具(9)であるが、座り心地試験具(9)は最終的な微調整を行なうために用いるものであるので、可動部(2)はミリメートル単位で調整できなければならない。調整箇所が多いため、全体図を簡略化することにした。
まず先に、調整の仕組みであるが、[図9]から[図11]のような簡単な構成にしてある。
[図9]は、可動部(2)に穴(7)を空けてナット(6)を設け、ボルト(8)を通しておく。ボルト(8)の先には固定部(1)を貫通して、ハンドル(4)が設けられている。ハンドル(4)を回すと、可動部(2)は矢印で示す方向に摺動する。摺動量はスケール(5)に表される。
[図10]は、可動部(2)に直接加工が難しい場合に用いているが、可動部(2)に可動部部材(3)を取り付けたもので、可動部部材(3)を固定部(1)で取り囲むような構成である。可動部部材(3)は[図11]のように穴(7)を空けてナット(6)を設け、ボルト(8)を通してあるだけである。この場合の穴は貫通穴である。
[図11]は、ボルト(8)で可動対象を直接押し出すもので、可動対象を痛めぬよう、可動部(2)を設けた。図では球体を用いたが、形状にこだわる必要はない。固定部(1)には[図9]・[図10]の可動部(2)と同様に、穴(7)を空けてナット(6)を設け、ボルト(8)を通してあるだけである。この場合の穴ももちろん貫通穴である。
調整の仕組みはこの他にもいろいろ考えられるが、ここでは簡単にできるものとして3つの例を記した。
[図12]に座り心地試験具(9)の概略構成を示す。
座り心地試験具(9)の基本構成は、背もたれ(10)と、肘掛(11)と、座面(12)であり、これらを側板(17)と背板(18)で支えている。[図12]は、左側板を外した状態である。
背もたれ(10)は背中への押圧を、背もたれ上部水平位置調整用ハンドル(21)と背もたれ下部水平位置調整用ハンドル(22)で行い、垂直位置は、背もたれ垂直位置調整用ハンドル(23)で調整する。
背もたれ部突起(19)の突出量は、背もたれ突起押出用ハンドル(24)
で調整する。
肘掛(11)は、肘掛水平位置調整用ハンドル(25)と、肘掛垂直位置調整用ハンドル(26)で調整する。
座面(12)は、座面水平位置調整用ハンドル(27)で奥行きを調整し、座面前方垂直位置調整用ハンドル(28)と、座面後方垂直位置調整用ハンドル(29)で高さと傾斜を調整する。座面部突起(20)の突出量は、座面突起押出用ハンドル(30)で調整する。
[図13]に座り心地試験具(9)の座面奥行き調整を示す。斜線部分は、調整の仕組みがわかりやすいよう断面図にした。
膝裏には繊細な神経、リンパ、血管等が集中しているので、圧迫しない方がよい。また、深く腰をひくために上腿長より短くなければならない。最低でも2cmは短くすべきである。
座面(12)は、座面基本部(13)と座面延長部(14)とダボ(15)と座面部突起(20)から構成される。
座面(12)の座面奥行き調整は座面延長部(14)の交換によって行なう。
座面基本部(13)と座面延長部(14)は、ダボ(15)によって嵌合されているだけなので、座り心地試験具(9)の正面から座面延長部(14)の前縁部を持ち、引き抜いて、各人にあった座面延長部(14)を差し込むだけである。
この発明により完成した禅チェアーを[図14]に記す。
1 固定部
2 可動部
3 可動部部材
4 ハンドル
5 スケール
6 ナット
7 穴
8 ボルト
9 座り心地試験具
10 背もたれ
11 肘掛
12 座面
13 座面基本部
14 座面延長部
15 ダボ
16 座割
17 側板
18 背板
19 背もたれ部突起
20 座面部突起
21 背もたれ上部水平位置調整用ハンドル
22 背もたれ下部水平位置調整用ハンドル
23 背もたれ垂直位置調整用ハンドル
24 背もたれ突起押出用ハンドル
25 肘掛水平位置調整用ハンドル
26 肘掛垂直位置調整用ハンドル
27 座面水平位置調整用ハンドル
28 座面前方垂直位置調整用ハンドル
29 座面後方垂直位置調整用ハンドル
30 座面突起押出用ハンドル

Claims (5)

  1. 脚部と座部と背もたれ部からなる椅子であって、前記座部には座面の前後方向に座割と、座面の横方向に正確な円弧を設け、さらに前記座面前後方向全域にわたり、緩やかな凸曲面を設け、前記座面後方1/3の部分にピークを設けて、後方部分の傾斜をいっそう強くしたことを特徴とする禅チェアー。
  2. 前記背もたれ部は、コルセット状に腰を包み込みながら前方に押し出す形状であって、寛骨上部の腸骨稜の高さより、1cm下がったところに突起を設け、背もたれ中央部を縦に2分割し、左右方向中央に背骨に当たらない間隔を設け、腰を包み込む曲線を平面に近くしてあることを特徴とする請求項1に記載の禅チェアー。
  3. 前記背もたれ部の背もたれ前端と、前記座部座面後方のピークの位置関係は、骨盤位置・腰部湾曲の寸法により決定されることを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の禅チェアー。
  4. 前記座部には、座骨直前にあたる位置の座面にゆるい突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載の禅チェアー。
  5. 脚部と座部と背もたれ部と肘掛部と側板と背板からなる椅子であって、座部と背もたれ部と肘掛部が、垂直及び水平方向に摺動自在であることを特徴とする座り心地試験具。
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