JP2016001981A - 直流送電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】DC/DCコンバータで所定の直流送電電圧まで昇圧して送電する直流送電システムにおいて、定常時と事故時の制御モードを適確かつ円滑に切り替えることができる直流送電システム。
【解決手段】DC/DCコンバータが、直流集電系統の電圧を検出して所定の集電電圧指令値vmvdc refとする前記直流集電系統の電圧を制御する集電電圧制御手段11と、送電電圧制御量θhを出力する送電電圧制御手段12と、集電電圧制御量θmまたは送電電圧制御量θhのいずれか一方に基づく制御量をDC/DCコンバータに対する電力制御量Δθdcpとして出力する選択手段13とを備え、定常時は、前記DC/DCコンバータが直流集電系統の電圧を制御し、DC/ACコンバータが直流送電系統の電圧を制御する一方、交流事故時には、AC/DCコンバータが直流集電系統の電圧を制御するとともに、DC/DCコンバータが直流送電系統の電圧を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は直流送電システムに関し、特に発電した電力をAC/DC変換し、さらにDC/DCコンバータにより昇圧して直流送電する場合に適用して有用なものである。
例えば洋上風力発電システムにおいては、洋上から陸上まで送電するシステムとして直流送電システムが提案されている。かかる直流送電システムでは、図10に示すように、例えば風力発電設備01で発電した交流を、連系用コンバータ02を介して変圧器03で昇圧し、その後AC/DCコンバータ04で直流に変換して送電線05により高圧で直流送電している。交流系統側では、DC/ACコンバータ06で交流に変換するとともに変圧器07で所定の電圧に降圧して交流機器08に供給している。ここで、交流機器08には交流負荷のほか、交流負荷に並列に接続され、電圧変動を抑制するための発電機等が含まれる。当該直流送電システムに風力発電設備01等、発電量が変動する可能性がある発電設備を用いた場合には、システム全体での発電量を平準化する必要があるからである。
かかる従来技術の直流送電システムにおける制御の態様を図11に示す。同図(a)が定常時、(b)が交流事故時である。同図(a)に示すように、定常時には、AC/DCコンバータ04が電力制御、DC/ACコンバータ06が送電線05で形成される直流送電系統の送電電圧制御を行う。ここで、DC/ACコンバータ06と交流機器08との間で形成される交流系統に、落雷等で送電不能になる等の交流事故が発生した場合には、AC/DCコンバータ04が送電電圧制御を行うように切り替わることで、直流送電系統の電圧を維持しながら待機し、事故除去後(通常は100ms程度で行われる)に、送電を高速に再開する。
かかる従来の直流送電システムに対し、昇圧用の変圧器02を用いることなくDC/DCコンバータで所定の直流送電電圧まで昇圧して直流送電する直流送電システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
かかる直流送電システムは、洋上の浮体に発電設備とともに重量物である昇圧用の変圧器を設置する必要がなく、その代わりに遙かに軽量なDC/DCコンバータを設置すれば良いので、特に洋上風力発電システムにおいて注目されている。
特表2003−501993号公報
ところで、例えば特許文献1に示すようなDC/DCコンバータで所定の直流送電電圧まで昇圧して送電する直流送電システムでは、DC/DCコンバータが、AC/DCコンバータとDC/DCコンバータとの間で形成される直流集電系統の電圧を制御するとともに、負荷側のDC/ACコンバータが送電線で形成される直流送電系統の電圧を制御するように構成することが考えられる。この制御を適用すると、落雷等で送電不能になる等の交流事故が負荷側で発生した場合には、DC/ACコンバータは直流送電系統の電力を交流系統へ送り出すことができなくなり、直流送電系統の電圧が上昇する。直流送電系統の電圧が過剰に上昇すれば、直流送電システムが停止に至り、送電を再開するまで時間を要する。交流事故除去後に、送電を高速に再開するためには、交流事故期間中においても、直流送電系統の電圧を維持し続けなければならない。
しかしながら、特許文献1をはじめ、DC/DCコンバータで所定の直流送電電圧まで昇圧して送電する従来技術に係る直流送電システムでは、交流事故時の制御に関しての対策を開示するものは存在しない。
本発明は、上記従来技術に鑑み、DC/DCコンバータで所定の直流送電電圧まで昇圧して送電する直流送電システムにおいて、定常時と事故時の制御モードを適確かつ円滑に切り替えることができる直流送電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の態様は、直流を出力する連系用コンバータと、該連系用コンバータで変換した直流電圧を所定の送電電圧に変換するDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバータと接続される交流系統側のDC/ACコンバータとを有するとともに、前記連系用コンバータと前記DC/DCコンバータとの間で直流集電系統が形成され、前記DC/DCコンバータと前記DC/ACコンバータとの間を接続する送電線で直流送電系統が形成され、さらに前記DC/ACコンバータの交流側で交流系統が形成されている直流送電システムであって、前記DC/DCコンバータの制御系が、前記直流集電系統の電圧を検出して所定の集電電圧指令値になるよう前記直流集電系統の電圧を制御するための集電電圧制御量を出力する集電電圧制御手段と、前記直流送電系統の電圧を検出して所定の送電電圧指令値になるよう前記直流送電系統の電圧を制御するための送電電圧制御量を出力する送電電圧制御手段と、前記集電電圧制御量または前記送電電圧制御量のいずれか一方に基づく制御量を前記DC/DCコンバータに対する電力制御量として出力する選択手段とを備えており、定常時には、前記DC/DCコンバータが前記直流集電系統の電圧を制御するとともに、前記DC/ACコンバータが前記直流送電系統の電圧を制御する一方、交流事故時には、前記連携用コンバータが前記直流集電系統の電圧を制御するとともに、前記DC/DCコンバータが前記直流送電系統の電圧を制御することを特徴とする直流送電システムにある。
本態様によれば、定常時には、DC/DCコンバータで直流集電系統の電圧を制御するとともに、DC/ACコンバータで直流送電系統の電圧を制御する。一方、交流事故時には、DC/ACコンバータによる直流送電系統の電圧制御機能が喪失されるので、代わりにDC/DCコンバータで直流送電系統の電圧を制御する。同時に、直流集電系統の電圧は、DC/DCコンバータに代わってAC/DCコンバータが制御する。
この結果、DC/DCコンバータで所定の直流送電電圧まで昇圧して送電する直流送電システムにおいて、定常時のみならず、交流事故時にも所定の直流集電系統の電圧および直流送電系統の電圧の制御を円滑かつ継続的に行なうことができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する直流送電システムにおいて、前記選択手段は、前記送電電圧制御手段における前記送電電圧指令値と前記直流送電系統の電圧との偏差に基づき生成された前記送電電圧制御量に、前記DC/DCコンバータを最大出力とする最大位相角制御量を加算するとともに、加算した位相角制御量を前記集電電圧制御量の上限とし、前記集電電圧制御量を、前記定常時の前記電力制御量として出力するとともに、前記送電電圧制御量を、前記交流事故時の前記電力制御量として出力することを特徴とする直流送電システムにある。
本態様によれば、最大位相角制御量を送電電圧制御量に加算し、加算した制御量を集電電圧制御量の上限としているので、定常時には前記上限の値よりも小さい集電電圧制御量が選択される。この結果、定常時には、集電電圧制御量に基づく電力制御量でDC/DCコンバータが駆動されて直流集電系統の電圧が制御される。
一方、交流事故時には送電電圧制御量が集電電圧制御量よりも小さくなる。この結果、交流事故時には、送電電圧制御量に基づく電力制御量でDC/DCコンバータが駆動されて直流送電系統の電圧が制御される。
本発明の第3の態様は、第1の態様に記載する直流送電システムにおいて、前記選択手段は、前記送電電圧制御手段における前記送電電圧指令値と前記直流送電系統の電圧との偏差に所定の送電電圧マージンを加算するとともに、前記送電電圧マージンを加算した送電電圧制御量を前記集電電圧制御量の上限とし、前記集電電圧制御量を、前記定常時の前記電力制御量として出力するとともに、前記送電電圧制御量を、前記交流事故時の前記電力制御量として出力することを特徴とする直流送電システムにある。
本態様によれば、送電電圧指令値と直流送電系統の電圧との偏差に送電電圧マージンを加算し、加算した制御量を集電電圧制御量の上限としているので、定常時には集電電圧制御量が前記上限の値よりも小さくなる。この結果、定常時には、集電電圧制御量に基づく電力制御量でDC/DCコンバータが駆動されて直流集電系統の電圧が制御される。
一方、交流事故時には送電電圧制御量が集電電圧制御量よりも小さくなる。この結果、交流事故時には、送電電圧制御量に基づく電力制御量でDC/DCコンバータが駆動されて直流送電系統の電圧が制御される。
本発明の第4の態様は、第1の態様に記載する直流送電システムにおいて、前記選択手段は、前記送電電圧制御手段における前記送電電圧指令値と前記直流送電系統の電圧との偏差に所定の送電電圧マージンを加算するとともに、前記送電電圧マージンを加算した送電電圧制御量と、前記集電電圧制御量のうちいずれか小さい制御量を前記電力制御量として出力する最小値選択手段であることを特徴とする直流送電システムにある。
本態様によれば、送電電圧指令値と直流送電系統の電圧との偏差に送電電圧マージンを加算し、加算した制御量を送電電圧制御量としているので、通常時には集電電圧制御量が常に送電電圧制御量よりも小さくなる。この結果、通常時には、集電電圧制御量に基づく電力制御量が選択され、DC/DCコンバータが駆動されて直流集電系統の電圧が制御される。
一方、交流事故時には送電電圧制御量が集電電圧制御量よりも小さくなる。この結果、交流事故時には、送電電圧制御量に基づく電力制御量が選択され、DC/DCコンバータにより直流送電系統の電圧が制御される。
本発明の第5の態様は、第2または第3の態様に記載する直流送電システムにおいて、
前記送電電圧制御手段は、比例制御により前記送電電圧制御量を生成するとともに、前記集電電圧制御手段は、比例・積分制御により前記集電電圧制御量を生成するものであることを特徴とする直流送電システムにある。
本態様によれば、集電電圧制御量を比例・積分制御により生成するようにしたので、集電電圧指令値と直流集電系統の電圧との偏差を除去することで、定常時の直流集電系統の電圧を所定値に正確に制御することができる。一方、送電電圧制御量は、比例制御により生成するようにしたので、交流事故時の制御モードから定常時の制御モードに移行する際の制御遅れを生起することはない。この結果、交流事故からの復旧を円滑に行なわせることができる。
本発明の第6の態様は、直流を出力する連系用コンバータと、該連系用コンバータで変換した直流電圧を所定の送電電圧に変換するDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバータと接続される交流系統側のDC/ACコンバータとを有するとともに、前記連系用コンバータと前記DC/DCコンバータとの間で直流集電系統が形成され、前記DC/DCコンバータと前記DC/ACコンバータとの間を接続する送電線で直流送電系統が形成され、さらに前記DC/ACコンバータの交流側で交流系統が形成されている直流送電システムであって、前記DC/DCコンバータの制御系が、前記直流集電系統の電圧である集電電圧に対して所定の昇圧比を乗じた値と、前記直流送電系統の電圧である送電電圧との偏差を低減するように生成された電力制御量で前記DC/DCコンバータを制御して、
定常時には、前記DC/ACコンバータによって前記送電電圧を既定値に制御する一方、
交流事故時には、前記AC/DCコンバータによって前記集電電圧を既定値に制御することを特徴とする直流送電システムにある。
本態様によれば、定常時には、DC/DCコンバータが直流集電系統の電圧を制御するとともに、DC/ACコンバータが直流送電系統の電圧を制御する。一方、交流系統で事故が発生した場合には、AC/DCコンバータが直流集電系統の電圧を制御するとともに、DC/DCコンバータが直流送電系統の電圧を制御する。
本発明によれば、DC/DCコンバータで所定の直流送電電圧まで昇圧して送電する直流送電システムにおいて、定常時のみならず、交流事故時にも所定の直流集電系統の電圧および直流送電系統の電圧の制御を円滑かつ継続的に行なうことができる。したがって、重量物である昇圧用の変圧器を送電側に配設することなく軽量な設備であるDC/DCコンバータで代替させることができるので、例えば洋上に設置する風力発電機等の発電設備で発電した電力を直流送電する場合に好適なものとなる。
本発明の実施の形態に係る直流送電システムを示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る直流送電システムにおける制御の態様を示す説明図で、(a)が定常時、(b)が交流事故時である。 本発明の第1の実施の形態に係る直流送電システムにおける制御系を示すブロック図である。 図3に示す制御系のさらに具体的な第1の実施例を示すブロック図である。 具体的な伝達関数を与えた図4に示す制御系のブロック線図である。 図3に示す制御系のさらに具体的な第2の実施例を示すブロック図である。 図3に示す制御系のさらに具体的な第3の実施例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る直流送電システムにおける制御の態様を示す説明図で、(a)が定常時、(b)が交流事故時である。 本発明の第2の実施の形態に係る直流送電システムにおける制御系を示すブロック図である。 従来技術に係る直流送電システムを示すブロック図である。 従来技術に係る直流送電システムにおける制御の態様を示す説明図で、(a)が定常時、(b)が交流事故時である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る直流送電システムを示すブロック図である。同図に示すように、かかる直流送電システムでは、例えば風力発電設備等の発電設備1で発電した交流をAC/DCコンバータ2で直流に変換した後、DC/DCコンバータ3で所定の直流電圧に昇圧して送電線4により直流送電している。負荷側では、DC/ACコンバータ5で交流に変換するとともに変圧器6で所定の電圧に降圧して交流負荷等の交流機器7に供給している。ここで、交流機器7には交流負荷のほか、交流負荷に並列に接続され、電圧変動を抑制するための発電機等が含まれる。当該直流送電システムに風力発電設備等の発電量が変動する可能性がある発電設備1を用いた場合には、システム全体での発電量を平準化する必要があるからである。
<第1の実施の形態>
かかる直流送電システムに係る第1の実施の形態における制御の態様を図2に示す。同図(a)が定常時、(b)が交流事故時であり、図1と同一部分には、同一番号を付している。ここで、AC/DCコンバータ2とDC/DCコンバータ3との間で直流集電系統Iが形成され、DC/DCコンバータ3とDC/ACコンバータ5との間を接続する送電線4で直流送電系統IIが形成され、さらに前記DC/ACコンバータ5と交流機器7との間で交流系統IIIが形成されている。
図2(a)に示すように、定常時には、DC/DCコンバータ3が直流集電系統Iの電圧を制御するとともに、DC/ACコンバータ5が直流送電系統IIの電圧を制御する。一方、交流系統IIIで事故が発生した場合には、AC/DCコンバータ2が直流集電系統Iの電圧を制御するとともに、DC/DCコンバータ3が直流送電系統IIの電圧を制御する。ちなみに、交流系統IIIで事故が発生した場合には、交流系統IIIに対して電力を送り出すことができなくなり、DC/ACコンバータ5による直流送電系統IIの電圧の制御が不可能になる。
かかる定常時から交流事故時への切り替えは次のような制御系により実現している。図3は本形態におけるモード切り替えを行なうためのDC/DCコンバータの制御系を示すブロック図である。同図に示すように、本制御系は、集電電圧制御手段11、送電電圧制御手段12および選択手段13からなる。集電電圧制御手段11は、直流集電系統I(図2参照;以下同じ)の電圧を検出して所定の集電電圧指令値vmvdc refになるよう直流集電系統Iの電圧を制御するための集電電圧制御量θmを出力する。送電電圧制御手段12は、直流送電系統(図2参照;以下同じ)の電圧を検出して所定の送電電圧指令値vhvdc refになるよう直流送電系統IIの電圧を制御するための送電電圧制御量θhを出力する。
選択手段13は、集電電圧制御量θmまたは送電電圧制御量θhのいずれか一方に基づく制御量をDC/DCコンバータ3(図2参照;以下同じ)に対する電力制御量Δθdcpとして出力する。さらに詳言すると、集電電圧制御手段11は、集電電圧指令値vmvdc refと、実測した直流集電系統Iの電圧である集電電圧検出値vmvdcとの偏差に所定の伝達関数Gmvdcを掛けて集電電圧制御量θmを生成するとともに、送電電圧制御手段12は、送電電圧指令値vhvdc refと、実測した直流送電系統IIの電圧である送電電圧検出値vhvdcとの偏差に所定の伝達関数Ghvdcを掛けて送電電圧制御量θhを生成する。選択手段13は、定常時には集電電圧制御量θmに基づく電力制御量Δθdcpで、交流事故時には送電電圧制御量θhに基づく電力制御量ΔθdcpでDC/DCコンバータ3の導通角を制御する。
かかる選択手段13は、定常時に集電電圧制御量θmに基づく電力制御量Δθdcpを選択する一方、交流事故時に送電電圧制御量θhに基づく電力制御量Δθdcpを選択する選択機能を有するものであれば特に制限はない。
なお、DC/ACコンバータ5は、送電電圧制御手段12と同様の構成の制御手段を備える。そして、定常時にはDC/ACコンバータ5が送電電圧制御を行う。この結果、送電電圧は規定範囲に保持される。このとき、DC/DCコンバータ3は、送電電圧が規定範囲に保持されていることにより定常時と判断し、集電電圧制御を選択する。かくして、DC/DCコンバータ3の送電電圧制御手段12による送電電圧制御と、DC/ACコンバータ5による送電電圧制御とが干渉することはない。
一方、交流事故時にはDC/ACコンバータ5の送電電圧制御が無効になる。この結果、送電電圧が上昇する。DC/DCコンバータ3は、送電電圧の上昇により交流事故時と判断し、送電電圧制御を選択する。このとき、DC/ACコンバータ5の送電電圧制御は無効であるため、DC/DCコンバータ3の送電電圧制御手段12による送電電圧制御と、DC/ACコンバータ5による送電電圧制御とが干渉することはない。
また、AC/DCコンバータ2は、集電電圧制御手段11と同様の構成の制御手段を備え、直流集電系統の電圧が上昇した場合のみこれを有効にする。すなわち、定常時には、DC/DCコンバータ3が集電電圧制御を行う。この結果、集電電圧は規定範囲に保持される。AC/DCコンバータ2は、集電電圧が規定範囲に保持されていれば、集電電圧制御は無効になるため、AC/DCコンバータ2による集電電圧制御とDC/DCコンバータ3による集電電圧制御が干渉することはない。
一方、交流事故時には、DC/DCコンバータ3が送電電圧制御を行うため、DC/DCコンバータ3による集電電圧制御は無効になる。この結果、集電電圧が上昇する。そこで、AC/DCコンバータ2が、集電電圧の上昇を検出して集電電圧制御を有効とする。このとき、DC/DCコンバータ3による集電電圧制御は無効であるため、AC/DCコンバータ2による集電電圧制御とDC/DCコンバータ3による集電電圧制御が干渉することはない。
次に、定常時と交流事故時との切り替え動作を円滑かつ適確に行い得るように構成した実施例を説明しておく。なお、図4〜図7のうち、図3と同一部分には、同一番号を付し、重複する説明は省略する。
図4は、第1の実施例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例における集電電圧制御手段11は、集電電圧指令値vmvdc refと直流集電系統Iの電圧の実測値である集電電圧検出値vmvdcとの偏差に伝達関数Gmvdcを掛けて集電電圧制御量θmを生成する。一方、送電電圧制御手段12は、送電電圧指令値vhvdc refと直流送電系統IIの電圧の実測値である送電電圧検出値vhvdcとの偏差に伝達関数Ghvdcを掛けて送電電圧制御量θhを生成する。
本実施例においては、DC/DCコンバータ3の出力を最大とする最大位相角制御量θdcp maxを送電電圧制御量θhに加算して生成する位相角制御量Δθmax1で集電電圧制御量θmの上限を規定するようになっている。すなわち、位相角制御量Δθmax1を上限値とするリミッターが形成されている。この結果、位相角制御量Δθmax1が集電電圧制御量θmの上限となる。本実施例において、定常時には集電電圧制御量θmが上限値である位相角制御量Δθmax1を超えることはない。したがって、この場合は、集電電圧制御量θmが電力制御量ΔθdcpとしてDC/DCコンバータ3を駆動して直流集電系統Iの電圧を規定値に制御する。一方、交流事故時には、送電電圧指令値vhvdc refと送電電圧検出値vhvdcとの偏差が負方向で大きくなり送電電圧制御量θhが負の大きな値となるので、位相角制御量Δθmax1で規定される上限値が小さくなる結果、集電電圧制御量θmよりも小さくなる。かかる状態では、位相角制御量Δθmax1が電力制御量Δθdcpとして選択され、DC/DCコンバータ3を駆動して直流送電系統IIの電圧を規定値に制御する。本実施例においては、最大位相角制御量θdcp maxを送電電圧制御量θhに加算して生成する位相角制御量Δθmax1で集電電圧制御量θmの上限を規定するリミッターを形成することで集電電圧制御量θmまたは送電電圧制御量θhの何れか一方を選択する選択手段13(図3参照)を構成している。なお、リミッターの下限値は通常零として設定しておく。ただ、発電設備側に蓄電池等を有する場合には、下限値を負の値とすることにより、蓄電池等の充電を行わせることもできる。
本実施例によれば、最大位相角制御量θdcp maxを送電電圧制御量θhに加算して位相角制御量Δθmax1を生成し、この位相角制御量Δθmax1を集電電圧制御量θmの上限としているので、通常時には前記上限の値よりも小さい集電電圧制御量θmが選択される。この結果、通常時には、集電電圧制御量θmに基づく電力制御量ΔθdcpでDC/DCコンバータ3が駆動されて直流集電系統Iの電圧が制御される。
一方、交流事故時には送電電圧制御量θhが集電電圧制御量θmよりも小さくなる。この結果、交流事故時には、送電電圧制御量θhに基づく制御量である位相角制御量Δθmax1でDC/DCコンバータ3が駆動されて直流送電系統IIの電圧が制御される。
図5に示すように、上記第1の実施例における送電電圧制御手段12は、比例制御により送電電圧制御量θhを生成するとともに、集電電圧制御手段11は、比例・積分制御により集電電圧制御量θmを生成するように伝達関数を選定するのが好ましい。
この場合には、集電電圧制御量θhを比例・積分制御により生成するようにしたので、集電電圧指令値vmvdc refと直流集電系統Iの集電電圧検出値vmvdcとの偏差を除去することができる。この結果、定常時の直流集電系統Iの電圧を所定値に正確に制御することができる。一方、送電電圧制御量vhvdc refは、比例制御により生成するようにしたので、交流事故時の制御モードから定常時の制御モードに移行する際の制御遅れを生起することはない。この結果、交流事故からの復旧を円滑に行なわせることができる。
図6は、第2の実施例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例における集電電圧制御手段11は、第1の実施例のそれと同様である。一方、送電電圧制御手段12は、送電電圧指令値vhvdc refと直流送電系統IIの電圧の実測値である送電電圧検出値vhvdcとの偏差に送電電圧マージンΔvhvdc mを加算し、それに伝達関数Ghvdcを掛けて送電電圧制御量θhmを生成している。したがって、送電電圧制御量θhmは、第1の実施例の送電電圧制御量θhよりも送電電圧マージンΔvhvdc mの分だけ大きな値となっている。
本実施例においては、送電電圧マージンΔvhvdc mを送電電圧制御量θhに加算して生成する送電電圧制御量θhmで集電電圧制御量θmの上限を規定するようになっている。すなわち、送電電圧制御量θhmを上限値とするリミッターが形成されている。この結果、送電電圧制御量θhmが集電電圧制御量θmの上限となる。本実施例において、定常時には集電電圧制御量θmが上限値である送電電圧制御量θhmを超えることはない。したがって、この場合は、集電電圧制御量θmが電力制御量ΔθdcpとしてDC/DCコンバータ3を駆動して直流集電系統Iの電圧を規定値に制御する。一方、交流事故時には、送電電圧指令値vhvdc refと送電電圧検出値vhvdcとの偏差が負方向で大きくなり送電電圧制御量θhmが減少するので、送電電圧制御量θhmで規定される上限値が小さくなる。この結果、集電電圧制御量θmよりも小さくなる。かかる状態では、送電電圧制御量θhmが電力制御量Δθdcpとして選択され、DC/DCコンバータ3を駆動して直流送電系統IIの電圧を規定値に制御する。本実施例においては、送電電圧マージンΔvhvdc mが送電電圧制御量θhmに加算されている。すなわち、送電電圧制御量θhmで集電電圧制御量θmの上限を規定するリミッターを形成することで集電電圧制御量θmまたは送電電圧制御量θhmの何れか一方を選択する選択手段13(図3参照)を構成している。なお、リミッターの下限値は通常零を設定しておく。ただ、発電設備側に蓄電池等を有する場合には、下限値を負の値とすることにより、蓄電池等の充電を行わせることもできる。
本実施例の場合も図5と同様に、集電電圧制御手段11を比例・積分制御、送電電圧制御手段12を比例制御とすることにより、図5の場合と同様の作用・効果を奏する。
本実施例によれば、送電電圧指令値vhvdc refと直流送電系統IIの送電電圧検出値vhvdcとの偏差に送電電圧マージンΔvhvdc mを加算し、加算した値に基づく送電電圧制御量θhmを集電電圧制御量θmの上限としているので、通常時には集電電圧制御量θmが前記上限の値よりも小さくなる。この結果、通常時には、集電電圧制御量θmに基づく電力制御量ΔθdcpでDC/DCコンバータ3が駆動されて直流集電系統Iの電圧が制御される。
一方、交流事故時には送電電圧制御量θhmが集電電圧制御量θmよりも小さくなる。この結果、交流事故時には、送電電圧制御量θhmに基づく電力制御量ΔθdcpでDC/DCコンバータ3が駆動されて直流送電系統IIの電圧が制御される。
図7は、第3の実施例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例における集電電圧制御手段11は、第1の実施例のそれと同様である。また、送電電圧制御手段12は、第2の実施例のそれと同様である。したがって、集電電圧制御手段11は集電電圧制御量θmを出力するとともに、送電電圧制御手段12は、送電電圧制御量θhmを出力する。集電電圧制御量θmおよび送電電圧制御量θhmは、最小値選択手段13Aでいずれか小さい制御量が電力制御量Δθdcpとして出力される。
本実施例では、送電電圧指令値vhvdc refと直流送電系統IIの送電電圧検出値vhvdcとの偏差に送電電圧マージンΔvhvdc mを加算し、加算した制御量に基づき送電電圧制御量θhmを生成しているので、通常時には集電電圧制御量θmが常に送電電圧制御量θhmよりも小さくなる。この結果、通常時には、集電電圧制御量θmに基づく電力制御量Δθdcpが選択され、DC/DCコンバータ3が駆動されて直流集電系統Iの電圧が制御される。
一方、交流事故時には送電電圧制御量θhmが集電電圧制御量θmよりも小さくなる。この結果、交流事故時には、送電電圧制御量θhmに基づく電力制御量Δθdcpが選択され、DC/DCコンバータ3により直流送電系統IIの電圧が制御される。
かかる本実施例においては、送電電圧マージンΔvhvdc mを加算する構成と最小値選択手段13Aとが相俟って選択手段13(図3参照)を構成している。
<第2の実施の形態>
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る直流送電システムにおける制御の態様を示す説明図で、(a)が定常時、(b)が交流事故時である。同図に示すように、かかる直流送電システムの各構成要素およびその接続構成自体は、図2に示す直流送電システムと同様である。そこで、図8中、図2と同一部分には、同一番号を付し、重複する説明は省略する。
図8(a)に示すように、本形態における定常時には、送電電圧vhvdcがDC/ACコンバータ5によって規定値に制御される。また,DC/DCコンバータ3は昇圧比Ndcを一定に保持するため、集電電圧vmvdc=vhvdc/Ndcとなる。この結果、集電電圧vmvdcが既定の範囲内に制御されることになり、AC/DCコンバータ2は電力制御を行うことになる。
一方、図8(b)に示すように、事故時には、DC/ACコンバータ5が送電電圧vhvdcを制御できなくなり、送電電圧vhvdcが上昇する。ここで、DC/DCコンバータ3は昇圧比Ndcを一定に保持するため、集電電圧vmvdcも一緒に上昇する。集電電圧vmvdcが既定の範囲を超えると、AC/DCコンバータ2が集電電圧vmvdcの制御を開始する。この結果、集電電圧vmvdcのさらなる上昇は抑制される。ここで、DC/DCコンバータ3は昇圧比Ndcを一定に保持するため、送電電圧vhvdcの上昇も抑制される。
交流事故が除去されると、DC/ACコンバータ5による送電電圧vhvdcの制御が再び有効となり、直流送電系統4の送電電圧vhvdcが既定範囲内に抑制される。ここで、DC/DCコンバータ3により、直流集電系統Iの集電電圧vmvdcも既定の範囲内に抑制されるため、AC/DCコンバータ2の運転状態は、電力制御に切り替わる。
以上により、定常時および交流事故時のいずれにおいても、送電電圧vhvdcと集電電圧vmvdcを維持することができる。
図9は図8に示す直流送電システムにおける制御系を示すブロック図である。同図に示すように、本形態におけるDC/DCコンバータ3は、集電電圧vmvdcと送電電圧vhvdcの比率を、既定の昇圧比Ndcと一致するように常に動作させる。具体的には,集電電圧vmvdcに対して既定の昇圧比Ndcを乗じた値と、送電電圧vhvdcとの偏差を加算器21で取り、これにゲインGを乗じた大きさの電力制御量θdcpをDC・DCコンバータ3に供給している。なお、AC/DCコンバータ2とDC/ACコンバータ5は、従来の制御と同様とする。
なお、図9に示す本形態では、加算器21の出力である集電電圧vmvdcに昇圧比Ndcを乗じた値と、送電電圧vhvdcとの偏差にゲインGを乗じて電力制御量θdcpとしているが、これに限るものではない。前記偏差を減じるように生成された電力制御量θdcpであれば、それ以上の限定はない。
本発明は直流電圧の昇圧を伴う直流送電およびその保守管理に関する産業分野において有効に利用することができる。
I 直流集電系統
II 直流送電系統
III 交流系統
1 発電設備
2 AC/DCコンバータ
3 DC/DCコンバータ
4 送電線
5 DC/ACコンバータ
11 集電電圧制御手段
12 送電電圧制御手段
13 選択手段
13A 最小値選択手段
mvdc ref 集電電圧指令値
hvdc ref 送電電圧指令値
mvdc 集電電圧検出値
hvdc 送電電圧検出値
θm 集電電圧制御量
θh、θhm 送電電圧制御量
Δθdcp 電力制御量
mvdc、Ghvdc 伝達関数

Claims (6)

  1. 直流を出力する連系用コンバータと、該連系用コンバータで変換した直流電圧を所定の
    送電電圧に変換するDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバータと接続される交流
    系統側のDC/ACコンバータとを有するとともに、前記連系用コンバータと前記DC/
    DCコンバータとの間で直流集電系統が形成され、前記DC/DCコンバータと前記DC
    /ACコンバータとの間を接続する送電線で直流送電系統が形成され、さらに前記DC/
    ACコンバータの交流側で交流系統が形成されている直流送電システムであって、
    前記DC/DCコンバータの制御系が、前記直流集電系統の電圧を検出して所定の集電
    電圧指令値になるよう前記直流集電系統の電圧を制御するための集電電圧制御量を出力す
    る集電電圧制御手段と、前記直流送電系統の電圧を検出して所定の送電電圧指令値になる
    よう前記直流送電系統の電圧を制御するための送電電圧制御量を出力する送電電圧制御手
    段と、前記集電電圧制御量または前記送電電圧制御量のいずれか一方に基づく制御量を前
    記DC/DCコンバータに対する電力制御量として出力する選択手段とを備えており、
    定常時には、前記DC/DCコンバータが前記直流集電系統の電圧を制御するとともに
    、前記DC/ACコンバータが前記直流送電系統の電圧を制御する一方、
    交流事故時には、前記連系用コンバータが前記直流集電系統の電圧を制御するとともに
    、前記DC/DCコンバータが前記直流送電系統の電圧を制御することを特徴とする直流
    送電システム。
  2. 請求項1に記載する直流送電システムにおいて、
    前記選択手段は、前記送電電圧制御手段における前記送電電圧指令値と前記直流送電系
    統の電圧との偏差に基づき生成された前記送電電圧制御量に、前記DC/DCコンバータ
    を最大出力とする最大位相角制御量を加算するとともに、加算した位相角制御量を前記集
    電電圧制御量の上限とし、前記集電電圧制御量を、前記定常時の前記電力制御量として出
    力するとともに、前記送電電圧制御量を、前記交流事故時の前記電力制御量として出力す
    ることを特徴とする直流送電システム。
  3. 請求項1に記載する直流送電システムにおいて、
    前記選択手段は、前記送電電圧制御手段における前記送電電圧指令値と前記直流送電系
    統の電圧との偏差に所定の送電電圧マージンを加算するとともに、前記送電電圧マージン
    を加算した送電電圧制御量を前記集電電圧制御量の上限とし、前記集電電圧制御量を、前
    記定常時の前記電力制御量として出力するとともに、前記送電電圧制御量を、前記交流事
    故時の前記電力制御量として出力することを特徴とする直流送電システム。
  4. 請求項1に記載する直流送電システムにおいて、
    前記選択手段は、前記送電電圧制御手段における前記送電電圧指令値と前記直流送電系
    統の電圧との偏差に所定の送電電圧マージンを加算するとともに、前記送電電圧マージン
    を加算した送電電圧制御量と、前記集電電圧制御量のうちいずれか小さい制御量を前記電
    力制御量として出力する最小値選択手段であることを特徴とする直流送電システム。
  5. 請求項2または請求項3に記載する直流送電システムにおいて、
    前記送電電圧制御手段は、比例制御により前記送電電圧制御量を生成するとともに、前
    記集電電圧制御手段は、比例・積分制御により前記集電電圧制御量を生成するものである
    ことを特徴とする直流送電システム。
  6. 直流を出力する連系用コンバータと、該連系用コンバータで変換した直流電圧を所定の送電電圧に変換するDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバータと接続される交流系統側のDC/ACコンバータとを有するとともに、前記連系用コンバータと前記DC/DCコンバータとの間で直流集電系統が形成され、前記DC/DCコンバータと前記DC/ACコンバータとの間を接続する送電線で直流送電系統が形成され、さらに前記DC/ACコンバータの交流側で交流系統が形成されている直流送電システムであって、
    前記DC/DCコンバータの制御系が、前記直流集電系統の電圧である集電電圧に対して所定の昇圧比を乗じた値と、前記直流送電系統の電圧である送電電圧との偏差を低減するように生成された電力制御量で前記DC/DCコンバータを制御して、
    定常時には、前記DC/ACコンバータによって前記送電電圧を既定値に制御する一方、
    交流事故時には、前記AC/DCコンバータによって前記集電電圧を既定値に制御することを特徴とする直流送電システム。
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