JP2015537009A - 痛風の治療におけるブシラミンの使用 - Google Patents

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Abstract

ブシラミンおよびアロプリノールもしくはコルヒチン、または医薬として許容されるそれらの塩もしくは溶媒和物を含めたブシラミンを、1つまたは複数の医薬として許容される担体、希釈剤および賦形剤とともに含む、医薬組成物が開示される。痛風およびメタボリック症候群の治療における上記組成物の使用方法も開示される。

Description

2012年11月20日に出願されたオーストラリア出願第2012905072号への相互参照
本発明は、ブシラミンを含む医薬組成物および痛風の治療のためのそれらの使用に関する。
830万人が米国において活動性の痛風に罹患していると推定される1。痛風の発症率と罹患率は増大している。これは、高尿酸血症を促進するサイアザイド系利尿薬および予防的アスピリンをその多くが服用する高齢者人口の増加などの要因ならびに過剰のフルクトースを含む食事およびアルコール摂取、高尿酸血症を好発する運動不足および腹部の脂肪蓄積を特徴とするライフスタイル要因による2,3
尿酸の腎排泄障害は、大多数の痛風患者における高尿酸血症の主要原因である4。クロアチア人母集団標本における血清尿酸濃度の1.7%から5.3%の分散を説明する、輸送遺伝子SLC2A9内の遺伝子変異体の存在が報告されている5。SLC2A9変異体は、尿酸の低い排泄分率およびいくつかの他の欧州人母集団標本における痛風の存在とも関連している6。SLC2A9遺伝子は、ヒト第4染色体上に見出され、ヘキソースおよび高容量尿酸の特異なトランスポーターである促進性グルコーストランスポーター9(Glut9)をコードする7。マウスにおいて、Glut9は肝細胞の側底膜ならびに遠位ネフロンの頂端膜および側底膜の両方において発現されることが示されている8。Glut9は、他の既知の尿酸トランスポーター、URAT1、OAT1およびOAT3とは無関係に、腎臓における尿酸再吸収を維持する8
最近、ABCG2遺伝子によりコードされる、ヒトATP結合カセット、サブファミリーG、メンバー2(ABCG2)は、腎臓の近位尿細管細胞の刷子縁膜中に位置し、そこで、腎臓の尿酸分泌を媒介することが発見された。アフリカツメガエル卵母細胞中のコモンABCG2 SNP(rs2231142)によりコードされる突然変異の導入は、野生型ABCG2に比べて53%の尿酸輸送率の減少をもたらした。14,783個体の集団ベース研究において得られたデータは、尿酸濃度と非常に有意な関連を示す、その地域において原因となる変異体としてのrs2231142を支持した。これらの知見は、このSNPが白人におけるすべての痛風症例の少なくとも10%において重要な病因的役割を有することを示唆する9。日本人患者での研究において、ABCG2の共通した非機能的突然変異が痛風の病因に関与することが確認された10
痛風発症のリスクは、高尿酸血症の程度に関連し11,12、血清尿酸濃度が、インビトロで血清から尿酸一ナトリウム(MSU)結晶が沈殿するレベルに近い約400μmol/Lを超えた後、急速に増大する13。貪食された細胞内MSU結晶が、単球またはマクロファージにおいてNALP3インフラマソームによって細胞質中で検出されることが確立されている14。その結果はカスパーゼ-1の活性化であり、これは、IL-1βの成熟および分泌を開始する。今度は、インターロイキンIL-1β分泌が、様々な前炎症性メディエーターを産生し、これが関節への好中球の流入を誘発する14。インビボ研究の結果は、IL-1βおよびその経路がMSU結晶により誘導された炎症反応と決定的に関連することを確認し、IL-1βが急性痛風ならびに慢性痛風における炎症の主要メディエーターであって、重要な治療標的であることを示唆している15,16
過去40年にわたって、痛風の治療のための第一選択の尿酸低下療法は、キサンチンオキシダーゼの阻害によって血清尿酸レベルを下げるアロプリノールであった17。FDAガイドラインは、≦6mg/dL(約357μmol/L)の標的血清尿酸(SU)レベルが達成されるまで、一日あたり100mgの初回用量から一日あたり800mgの最大用量まで、用量を漸増することを推奨する18。しかしながら、アロプリノール処方の大多数は、一日あたり300mg以下の用量のためのものである。この状況は、本来、有効性を考慮することなくアロプリノール過敏性症候群を回避するために設計された、証拠に基づかない投薬ガイドラインが長年にわたって存続したことにより助長された18
フェブキソスタット(Ulloric(登録商標)、Takeda社)は、慢性痛風の治療のためにFDAにより最近承認された尿酸低下療法である。これは、循環する尿酸レベルを低下させる、キサンチンオキシダーゼの非プリン類似体阻害剤である17。フェブキソスタットは、適切なSUレベル(<360μmol/L)を達成することにおいてアロプリノールよりも効果的であるが、アロプリノールによって尿酸レベルを正常化(<360μmol/L)することに先に失敗した患者の59%は、フェブキソスタット80mg/日でも失敗したことがわかった19。フェブキソスタットは、特に、用量調節が必要とされない軽度から中程度の腎機能不全において、証拠に基づく研究の欠如によってアロプリノールが相対的に禁忌を示す患者のための代替物である。フェブキソスタットの主な副作用としては、肝臓酵素の上昇および虚血性または充血性の心不全におけるその使用を妨げる、重篤な心臓血管事象の割合のわずかな増加が挙げられる。
最適以下のアロプリノールの使用およびフェブキソスタットの位置づけに関する不確実性とともに人口の高齢化および不健康なライフスタイルの急増は、痛風の治療のための新しい薬物の必要性を強調する。
本発明者は、インフラマソームの発見とともに腎臓の尿酸トランスポーターの分子遺伝学の最近の進歩が、痛風の病因に関与する特異的な標的の同定に基づいて新規な治療剤を開発する機会を提供しうることを理解した。
ブシラミン(Rimatil(登録商標)、N-(2-メルカプト-2-メチルプロピオニル)-L-システイン)は、Santen Pharmaceutical Co. Ltdにより製造される。これは、日本においてリウマチ関節炎の第一選択治療として使用される病態修飾性抗リウマチ薬である。ブシラミンは、N-アセチルシステインおよびN-2-メルカプトプロピオニルグリシンを含む低分子量のシステイン由来のチオール供与体群のメンバーである21,22。これらの化合物は、システイン輸送経路を通って容易に細胞に入り、チオール基の移動によって内因性グルタレドキシン(Gtx)およびチオレドキシン(TRx)系を還元状態に維持することによって、それらの抗酸化効果を発揮する21,22。ブシラミンは、2つの供与可能なチオール基を含有し、それぞれがチオール基を1つだけ含有するN-アセチルシステインまたはN-2-メルカプトプロピオニルグリシンよりもかなり強力な抗酸化剤となっている23-25。本発明者は、ブシラミンが、その直接の抗酸化作用に加えて、Nrf2の転写活性も増大させることを理解している26
Figure 2015537009
ヒトにおけるABCG2の生理学的重要性は、ABCG2の遺伝的変異により引き起こされるSUレベルの大きな相違および痛風の罹患率により例示される。したがって、ABCG2は、痛風の治療における新しい尿酸排泄剤の標的候補である9,10。ABCG2(BCRP)が、初代ヒト培養肝細胞中でNrf2活性化剤オルティプラズにより27、およびHepG2細胞中でtert-ブチルヒドロキノンにより誘導されることが示されている28
多剤耐性タンパク質4(MRP4/ABCC4)は、腎近位尿細管の頂端膜に位置する、複数のアロステリック基質結合部位を有する一方向性尿酸排出ポンプとして同定されている29。オリティプラズおよびブチル化ヒドロキシアニソールによる野生型およびNrf2-ヌルマウスの治療は、ABCC4の誘導がNrf2依存性であることを実証した30。オリティプラズは、HepG2細胞および初代ヒト培養肝細胞中で、Nrf2転写経路を介してABCC4(MRP4)mRNAおよびタンパク質の発現も誘導した31
本明細書に含まれた文書、行為、材料、装置、製品などのいかなる議論も、それが本願の各請求項の優先日よりも前に存在したものとして、これらの事項のいずれかまたはすべてが従来技術の基礎の一部を形成するかまたは本発明に関連した分野における一般常識であったと理解されてはならない。
本発明者は、ブシラミンがABCC4に対してオリティプラズと同様の効果を有し得ると仮定した。
腎臓のMRP4(ABCC4)タンパク質のNrf2依存性の誘導が、シスプラチンで治療された野生型マウスにおいて観察された32。本発明者は、腎臓のABCC4が、オリティプラズまたはブシラミンのようなNrf2活性化化合物により上方制御されうると仮定した。
キサンチンオキシダーゼ阻害剤、アロプリノールおよびその活性代謝物、オキシプリノールは、どちらもMRP4(ABCC4)媒介性の尿酸輸送を刺激することが示されており、それらの尿酸低下効果に寄与しうる新しいメカニズムを示唆している33。本発明者は、アロプリノールとブシラミンなどのNrf2活性化剤の併用がSUの低下において相乗効果を有すると仮定した。
アロプリノールで治療されている高尿酸血症および痛風の患者において、フェノフィブレートが迅速な尿酸低下効果を有することが先に報告されている34。フェノフィブレートは、腎尿酸クリアランスを増大させるが、正確なメカニズムは決定されていない34,35。1つの可能性は、それがNrf2の活性化を通じて尿酸トランスポーターを誘導しうるということである36。さらに、コーヒーの消費(5杯超のコーヒー)がより低い尿酸濃度36,37および痛風のリスク低下38と関連するといくつかの研究が報告した。コーヒーがNrf2を活性化するという証拠があり39,40、コーヒーが腎尿酸トランスポーターの活性化を通じて尿酸排泄を増加させうると示唆している。
メタボリック症候群の罹患率は、痛風患者において高い41,42。尿酸排泄は、メタボリック症候群を有する痛風患者においてより低いことがわかった43。さらに、この障害は、メタボリック症候群の重症度と関連しているように見える43。オルティプラズによるNrf2の活性化は、どちらもメタボリック症候群の要素であるインスリン抵抗性および肥満を低下させる44。別の研究において、特別に強力なNrf2活性化剤であるオレアノール酸トリテルペノイド、CDDO-imが肥満の発症を予防した45。本発明者は、ブシラミンおよび他のNrf2活性化剤が、メタボリック症候群の軽減を通じて尿酸排泄を増加させうることを理解した。
最近、尿酸が反応性酸素ラジカルに依存してチオレドキシン相互作用タンパク質(TxNIP)とNALP3の結合の引き金となることが示された46。未刺激細胞において、TxNIPは、チオレドキシン(Trx)に構成的に結合され、阻害される。酸化的ストレスの増加に続いて、この複合体は解離し、TxNIPはNALP3に結合し、インフラマソームの組み立ておよびオリゴマー形成を促進する。そのような活性化メカニズムを支援して、チオレドキシンのノックダウンはインフラマソームの活性化を増強する46
本発明の取り組みにおいて、本発明者は、ブシラミンがMSU結晶によるNALP3の活性化を軽減しうることを理解した。いかなる特別な理論にもとらわれることなく、これはTrxへのチオール基の直接移動によって作用しうる21,22。さらに、ブシラミンは、Nrf2を活性化することができ26、Trx遺伝子のAREへの転写因子Nrf2の結合はチオレドキシンの誘導メカニズムである47
最近、FDAは、急性の痛風発赤(gout flare)の予防のためのコルヒチン(Colcrys(商標)、URL Pharma社)を認可した48。コルヒチンは、FDAにより認可された処方情報、推奨投与量または薬物相互作用の警告を伴わない未承認薬として長年使用されてきた。コルヒチンは、痛風の炎症の初期段階を標的とするが49、インフラマソームの上流に作用する50。本発明者は、急性の痛風発赤の間にブシラミンおよびコルヒチンが炎症を軽減する相乗効果を有することに気付いた。
本発明に関する研究において、驚くべきことに本発明者は、ブシラミンが強力な尿酸排泄効果を有することを初めて発見した。特にアロプリノールと併せて使用する際、ブシラミンは痛風の治療のための有望な組合せを提供する。さらに、ブシラミンは、急性の痛風発赤の管理において特に有用であることのできる強力な抗炎症効果を有する。さらに、本発明者は、ブシラミンがコルヒチンとともに相乗効果をもたらして、これは、コルヒチン単独よりも増大した有効性およびより少ない副作用を有する、痛風のための新規な併用療法を提供することができる。
したがって、本発明の第1の態様において、ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を、1つまたは複数の医薬として許容される担体、希釈剤および賦形剤とともに含む医薬組成物が提供される。
したがって、本発明の第2の態様において、ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を、1つまたは複数の医薬として許容される担体、希釈剤および賦形剤とともに含む医薬組成物が提供される。
本発明の第3の態様によれば、ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を、1つまたは複数の医薬として許容される担体、希釈剤および賦形剤とともに含む医薬組成物が提供される。
本発明の第4の態様によれば、ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物の治療有効量を、それを必要とする哺乳動物に投与する工程を含む、哺乳動物における痛風の治療のための方法が提供される。
本発明の第5の態様によれば、ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物の治療有効量を、それを必要とする哺乳動物に投与する工程を含む、哺乳動物における痛風の治療のための方法が提供される。
本発明の第6の態様によれば、ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物の、痛風の治療のための医薬品の製造における使用が提供される。
本発明の第7の態様によれば、ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物の、痛風の治療のための医薬品の製造における使用が提供される。
本発明の第8の態様によれば、痛風の治療に使用するための、本発明の第1または第2の態様による医薬組成物が提供される。
本発明は、ブシラミンが高尿酸血症マウスにおいて尿酸排泄の促進に寄与しうる尿酸排泄効果を有することを初めて実証している。さらに、ブシラミンおよびアロプリノールの組合せは、強力な相乗効果を有する。いかなる特別な理論にもとらわれることなく、1つの可能性のあるメカニズムは、ブシラミンおよびアロプリノールによるMRP4(ABCC4)媒介性の尿酸輸送の刺激と思われる30,31,33
尿酸一ナトリウム結晶の注入後の腹膜への好中球トラフィッキングを防止するのにブシラミンが有効であることが見出された。この薬物は、腹腔へのIL-1βおよびIL-6の放出も軽減した。ブシラミンは先に、肝温阻血再灌流障害において好中球-内皮細胞相互作用を低減することが示されている58。最も可能性のある作用メカニズムは、IL-1βおよびTNF-αにより誘導され、表面インテグリンの上方制御を通じて好中球のローリングと接着の両方を促進するサイトカイン誘導性好中球走化因子-1(CINC-1)の阻害によるものと思われる58
本発明者は、ブシラミンおよびコルヒチンが、好中球の腹膜への移動ならびにIL-1βおよびIL-6の放出において協同することも見出した。コルヒチンの作用メカニズムは、部分的に微小管とのその直接相互作用によるものであり、それによって走化因子へのそれらの遊走を阻害すると考えられる59。コルヒチンは、好中球および内皮細胞上の接着分子の分布も変化させ、急性痛風における炎症反応を制限する60。このメカニズムは、CINC-1の阻害を通じて好中球-内皮細胞の相互作用を間接的に軽減すると考えられるブシラミンを補完しうる58
予備実験において、MSU結晶に反応して、マウスマクロファージからのIL-1βおよびIL-6の放出をブシラミンが阻害することが見出された。ブシラミンが、リポポリサッカライドで刺激されたTHP-1細胞からのTNF-α、IL-1βおよびIL-8の放出を軽減することが先に示されている61。これは、ブシラミンがMSU結晶誘導性のインフラマソーム活性化の阻害剤となりうることを示唆する。IL-1βのプロセシングが、MSU結晶により開始された炎症カスケードにおける中心的事象であることが実証されている50
ブシラミンは、尿酸一ナトリウム結晶への曝露後のマウスマクロファージからのIL-1βの放出に対して、コルヒチンとの相加効果を有していた。コルヒチンは、結晶のエンドサイトーシスおよびインフラマソームへの提示のレベルにおける結晶誘導性のIL-1β産生をブロックすることが示されている50
コルヒチンは、任意の急性痛風治療の最も狭い治療域を有し、耐容能は患者の間でかなりのばらつきがある62,63。しかしながら、より低い用量は、急性の痛風発作の治療において、毒性が低下しつつ有効性を維持していることが最近示された62。コルヒチンは、痛風予防のための治療の大黒柱であった。コルヒチンとのブシラミンの併用は、特に、痛風発作を予防するために慢性的に投与される際に、予防的治療としてのコルヒチンの治療プロフィールをさらに改善しうる。
本発明の好ましい実施形態の説明
本明細書全体を通じて、用語「含む(comprise)」または「含む(comprises)」もしくは「含んでいる(comprising)」などの変形は、記述された要素、整数もしくは工程または要素、整数もしくは工程の群を包含することを暗示するが、任意の他の要素、整数もしくは工程または要素、整数もしくは工程の群を除外しないと理解される。
療法に使用するために、本明細書に定義されたブシラミンおよびアロプリノールもしくはコルヒチン、または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物の治療有効量を、医薬組成物として与えることができる。したがって、さらなる実施形態において、本発明は、1つまたは複数の医薬として許容される担体、希釈剤または賦形剤と混合して、第1のおよび第2の態様による医薬組成物を提供する。担体、希釈剤または賦形剤は、製剤の他の成分と適合性であり、その受容者に対して有害でないという意味において許容可能でなくてはならない。
適用可能な際、ブシラミンおよびアロプリノールもしくはコルヒチンを含む本発明の組成物は、医薬として許容される塩の形態であることができ、および/または医薬として許容される塩として投与することができる。
典型的に、医薬として許容される塩は、適宜、所望の酸または塩基を用いることによって容易に調製することができる。塩は、溶液から沈殿することができ、ろ過によって集めることができるかまたは溶媒の蒸発によって回収することができる。
好適な付加塩が、無毒性の塩を形成する酸から形成され、例は、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、リン酸二水素塩、酢酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、フマル酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、ギ酸塩、グルコン酸塩、コハク酸塩、ピルビン酸塩、シュウ酸塩、オキザロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、サッカリン酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩およびイセチオン酸塩である。
好適な塩は、塩基からも形成することができ、アンモニウム塩、ナトリウムおよびカリウムのものなどのアルカリ金属塩、カルシウムおよびマグネシウムのものなどのアルカリ土類金属塩を含む塩を形成する。
医薬として許容される塩は、他の医薬として許容される塩を含む他の塩からも慣用方法を用いて調製することができる。
有機化学または配位化学の分野の当業者は、多くの有機化合物および配位化合物が、それらがその中で反応させられるかまたはそれらがそこから沈殿または結晶化される溶媒と錯体を形成しうることを理解する。これらの錯体は、「溶媒和物」として知られている。例えば、水との錯体は、「水和物」として知られる。ブシラミン、アロプリノールおよび/またはコルヒチンの溶媒和物は、本発明の範囲内にある。
本発明の医薬組成物は、任意の適切な経路による、例えば、(頬側または舌下を含む)経口による投与のために製剤化することができる。したがって、本発明の医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、ロゼンジ剤、クリームまたは経口液剤もしくは懸濁液のような液体製剤として製剤化することができる。そのような医薬製剤は、薬学の分野で知られた任意の方法により、例えば、活性成分を担体または賦形剤と会合させることによって調製することができる。
経口投与のための錠剤およびカプセル剤は、単位用量提示形態であることができ、結合剤、例えば、シロップ、アカシアゴム、ゼラチン、ソルビトール、トラガントゴムもしくはポリビニルピロリドン;充填剤、例えば、ラクトース、糖、トウモロコシデンプン、リン酸カルシウム、ソルビトールもしくはグリシン;錠剤化滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコールもしくはシリカ;崩壊剤、例えば、ジャガイモデンプン;またはラウリル硫酸ナトリウムなどの許容可能な湿潤剤などの慣用の賦形剤を含有することができる。錠剤は、通常の薬務において周知の方法に従ってコーティングすることができる。経口液体製剤は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シロップもしくはエリキシルの形態であることができ、または水もしくは他の好適なビヒクルで使用前に液戻しするための乾燥製品として与えることができる。そのような液体製剤は、懸濁剤、例えば、ソルビトール、メチルセルロース、グルコースシロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲルもしくは水素化食用脂、乳化剤、例えば、レシチン、ソルビタン、モノオレイン酸もしくはアカシアゴム;(食用油を含むことができる)非水性ビヒクル、例えば、アーモンド油、グリセリンなどの油性エステル、プロピレングリコール、もしくはエチルアルコール;保存剤、例えば、メチルもしくはプロピルp-ヒドロキシ安息香酸もしくはソルビン酸などの慣用の付加剤、および所望により、慣用の風味剤または着色剤を含有することができる。
特に上で挙げた成分に加えて、製剤は、問題の製剤のタイプに鑑みて当技術分野で慣用される他の作用剤を含みうると理解されたい。
本発明の組成物は、ヒトまたは動物患者における疾患の治療に好適であることができる。一実施形態において、患者は、ヒト、ウマ、イヌ、ネコ、ヒツジ、ウシまたは霊長類を含む哺乳動物である。一実施形態において、患者はヒトである。さらなる実施形態において、患者はヒトでない。
本明細書中で使用されるとおり、用語「有効量」は、研究者または臨床医などによって求められている、組織、系、動物またはヒトの生物学的または医学的反応を誘発する薬物または医薬品の量を意味する。さらに、用語「治療有効量」は、そのような量を受容していない対応する対象に比べて、疾患、障害もしくは副作用の改善された治療、治癒、予防もしくは寛解または疾患もしくは障害の進行速度の減少をもたらす、任意の量を意味する。該用語は、正常な生理学的機能を高めるのに有効な量もその範囲内に含む。
本明細書中で使用されるとおり、用語「治療」は、本発明の医薬組成物を投与しない場合に比べて、症状に対して防御することもしくは抑制すること、症状を処置すること、症状の出現を遅らせること、症状の発現の重症度を低減することおよび/または個人が罹った症状の数またはタイプを低減することを指す。用語、治療は、姑息的設定における使用を包含する。
本発明の一実施形態によれば、第1または第2の態様による医薬組成物は、痛風の治療において使用される。一実施形態において、痛風は、軽度から重度の痛風である。別の実施形態において、痛風は、慢性痛風である。さらに別の実施形態において、痛風は急性痛風である。
本発明の第1および第2の態様の別の実施形態によれば、医薬組成物は、25mgから400mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。好ましくは、上記組成物は、50mgから300mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。最も好ましくは、上記組成物は、50mgから200mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。
別の実施形態において、本発明の第1の態様によれば、医薬組成物は、200mgから800mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。好ましくは、上記組成物は、300mgから600mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。最も好ましくは、上記組成物は、300mgから400mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。
さらに別の実施形態において、本発明の第2の態様によれば、医薬組成物は、0.2mgから1.8mgまでの間のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。好ましくは、上記組成物は、0.2mgから1.6mgまでの間のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。最も好ましくは、上記組成物は、0.3mgから1.2mgまでの間のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。
本発明の好ましい実施形態において、第3または第4の態様によれば、ブシラミンおよびアロプリノールもしくはコルヒチン、または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物は、単一用量として同時に一日1回投与される。別の好ましい実施形態において、ブシラミンおよびアロプリノールもしくはコルヒチン、または医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物は、経口で投与される。
本発明の第3または第4の態様の別の実施形態によれば、上記方法は、25mgから400mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む。好ましくは、上記方法は、50mgから300mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む。最も好ましくは、上記方法は、50mgから200mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む。
本発明の第3の態様による別の実施形態において、上記方法は、200mgから800mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む。好ましくは、上記方法は、300mgから600mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む。最も好ましくは、上記方法は、300mgから400mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む。
さらに別の実施形態において、本発明の第4の態様によれば、上記方法は、0.2mgから1.8mgまでの間のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む。好ましくは、上記方法は、0.2mgから1.6mgまでの間のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む。最も好ましくは、上記方法は、0.3mgから1.2mgまでの間のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む。
高尿酸血症マウスにおける血清尿酸レベルに対するブシラミンおよびアロプリノール投与の効果を示す。 尿酸の尿排泄に対するブシラミンおよびアロプリノール投与の効果を示す。 尿中クレアチニンレベルに対するブシラミンおよびアロプリノール投与の効果を示す。 マウスにおける尿酸一ナトリウム誘導性の腹腔好中球流入に対するブシラミン投与の効果を示す。 マウスにおけるMSU結晶誘導性の腹腔好中球流入に対するブシラミンおよびコルヒチン投与の効果を示す。 マウスマクロファージからのMSU結晶誘導性のIL-1βおよびIL-6の放出に対するブシラミンの効果を示す。 マウスマクロファージからの尿酸一ナトリウム結晶誘導性のIL-1β放出の阻害におけるブシラミンおよびコルヒチンの効果を示す。
本発明の性質をより良く理解するために、以下のようにいくつかの例がここに記載される。
方法
高尿酸血症マウスおよび薬物投与
実験前の1週間、雄性C57/BL/6マウスを、温度および湿度が制御された部屋の中で12時間の明/暗サイクルに維持した。9群(n=5)の合計45匹のC57/Black6マウスを1週間、試験した。投薬の直前に薬物を蒸留水に溶解または分散し、胃管栄養法によって15mL/kgの体積で投与した。投与した薬物の体積は、投薬日に測定した体重を基礎とした。高尿酸血症を作り出すため、マウスは、250mg/kgのオキソニン酸カリウムまたは水(ビヒクル)を連続して7日間、毎日8:00AMに受容した51-53。ブシラミン、アロプリノールまたはビヒクルによる処置を、オキソニン酸カリウムの投与の1時間後に開始し、7日間継続した。
血液および尿の採取
第7日の最終薬物投与の1時間後に全血および尿試料を採取した。室温において約1時間、血液を凝固させ、次いで、10,000×gで5分間遠心分離して血清を得た。血清および尿を、アッセイされるまで-80℃で貯蔵した。
尿酸レベルの決定
ホスホタングステン酸法により、血清および尿中尿酸レベルを決定した54
血清中クレアチニンレベルの決定
標準的診断キットを用いて分光光度法により、血清中クレアチニンレベルを決定した。
マウス腎臓タンパク質中のABCG2のウエスタンブロット分析
50mM Tris-HCl、pH7.4、0.5% SDSおよびプロテアーゼ阻害剤カクテルP8340(Sigma社)を含有する抽出バッファーを用いて、マウス腎臓組織からタンパク質試料を調製し、ウエスタンブロットを実施した。各試料からのタンパク質(40μg)を、10%SDSポリアクリルアミドゲル(SDS-PAGE)において分離し、180ボルトで1時間分解した。タンパク質をニトロセルロース膜のストリップに移し、ABCG2タンパク質を一次マウスモノクローナル抗ヒトABCG2抗体(Santa Cruz Biotechnology社)の1:200希釈液または一次マウスモノクローナル抗ヒトBCRP(BXP-21)抗体の1:1000希釈液、続いて二次ロバ抗マウスIgG-HRP抗体(Santa Cruz Biotechnology社)の1:3000希釈液によって免疫検出した。次いで、ECL Plus試薬(Amersham Biosciences社)をブロットに適用し、これを次にオートラジオグラフィーフィルム(Kodak社)に3分間曝露した。
マウスにおける尿酸一ナトリウム結晶誘導性の炎症
1.68gの尿酸を500mLの0.01M NaOHに溶解し、70℃に加熱することによって尿酸一ナトリウム(MSU)結晶を調製した55,56。pHを7.1から7.2までの間に維持するために必要なNaOHを添加し、溶液をろ過し、ゆっくりと24時間撹拌しながら室温でインキュベートした。
雄性C57/BL/6マウスを、0.5mLの滅菌PBS中0.5mg MSU結晶または対照としてのPBS単独で腹腔内で処置した50。ブシラミンをPBSに溶解し、3群のマウスに5、10または25μmol/kgの用量で50μLのi.p.注射として、MSU結晶注入の直後に投与した。コルヒチンをPBSに溶解し、同様のやり方で0.05、0.5および5μmol/kgの用量で投与した。2つの薬物の相乗効果に関する試験においては、コルヒチンをブシラミンの直後に投与した。6時間後に、マウスをCO2で安楽死させ、10mLの冷PBSによる洗浄によって腹膜細胞を取り出した。サイトスピンおよびDiff-Quick染色を用いて好中球浸潤に関して洗浄液を分析した。R&D Systems Quantikineマウスイムノアッセイを用いて、洗浄液上清中のIL-1βおよびIL-6の濃度を決定した。
マウス腹腔マクロファージ
雄性C57/BL/6マウスに、4%チオグリコレート溶液を腹腔内注射し、3日後に腹腔洗浄によってマクロファージを採取した57。細胞を12ウエルディッシュに7×105細胞の密度で播種し、3時間後に非接着細胞を取り出した。10%FCS、ピルビン酸ナトリウム、ペニシリン/ストレプトマイシンおよびL-グルタミンを含有するRPMI中で細胞を培養した。培養培地をOptiMEMに交換し、ブシラミンの存在下または非存在下で、マクロファージを50μg/mLのMSU結晶により6時間刺激した。R&D systems Quantikineマウスイムノアッセイによって上清中のIL-1βの濃度を決定した。
結果
高尿酸血症および正常マウスにおける尿酸の血清および尿中レベルならびにクレアチニンの尿中レベルに対するブシラミンおよびアロプリノールの効果
高尿酸血症マウスにおける血清尿酸レベルに対するブシラミンおよびアロプリノール投与の効果を図1に示す。ブシラミンは、1mg/kg/日の増加あたり平均血清尿酸値を0.0067mg/dL減少させる、非常に有意な(p<0.001)用量応答効果を有していた。アロプリノールの投与(5mg/kg/日)は、正常ベースラインよりも有意に低いレベルまで(p<0.001)、非常に有意な血清尿酸の低下をもたらした(p<0.001)。ブシラミンとアロプリノールの間には、有意な相互作用効果があった(p=0.012)。アロプリノール(5mg/kg/日)の添加は、ブシラミンの用量応答効果を増大させ、ブシラミンの1mg/kg/日の増加あたり0.0010mg/dLの血清尿酸濃度の減少をもたらした。
図2は、尿酸の尿排泄に対するブシラミンおよびアロプリノール投与の効果を示す。ブシラミンは、該薬物の1mg/kg/日の増加あたり平均尿中尿酸値を0.079mg/dL増加させる、非常に有意な(p<0.001)用量応答効果を有していた。アロプリノール(5mg/kg/日)は、尿中尿酸を、正常ベースラインよりもまだ有意に低い(p<0.001)レベルまで非常に有意に(p<0.001)増加させた。アロプリノールとブシラミンとの間には、非常に有意な相互作用効果があった(p<0.001)。アロプリノール(5mg/kg/日)の添加は、ブシラミンの1mg/kg/日の増加あたり0.171mg/dLの尿中尿酸濃度の増加をもたらすように、ブシラミンの用量応答効果を増大させた。
図3中の結果は、尿中クレアチニンレベルに対するブシラミンおよびアロプリノール投与の効果を示す。ブシラミンは、1mg/kg/日の増加あたり平均尿中クレアチニン量を0.082mg/dL増加させる、非常に有意な(p<0.001)用量応答効果を有していた。アロプリノールとブシラミンとの間には非常に有意な相互作用効果があった(p=0.004)。アロプリノール(5mg/kg/日)の添加は、ブシラミンの1mg/kg/日の増加あたり0.128mg/dLの血清尿酸濃度の増加をもたらすように、ブシラミンの用量応答効果を増大させた。
マウス腎臓におけるABCG2の誘導に対するブシラミン投与の効果
ウエスタンブロット分析は、7日間の100mg/kg/日のブシラミンによる処置後にマウス腎臓においてABCG2タンパク質が上方制御されることを実証した(データは示さない)。ブシラミン存在下でのABCG2の上方制御は、腎臓中でのNrf2の活性化によるものと思われる30,31,33
マウスにおける尿酸一ナトリウム誘導性の腹膜炎症に対するブシラミン投与の効果
マウスにおける尿酸一ナトリウム誘導性の腹腔好中球流入に対するブシラミンの投与の効果を図4に示す。ブシラミンは、該薬物の1μmol/kgの増加あたり平均好中球流入量を5.15%減少させる、非常に有意な(p<0.001)用量応答効果を有していた。曲線性と分散不均一性を明確に示した標準線形回帰からの残差プロットを検討した後、減少率(%)の推定に導く対数モデルを選んだ。これらの問題は、どちらも好中球値に適用した対数変換によって解決された。
マウスにおける尿酸一ナトリウム誘導性の腹膜炎症に対するブシラミンおよびコルヒチン投与の効果
図5は、マウスにおけるMSU結晶誘導性の腹腔好中球流入に対するブシラミンおよびコルヒチン投与の効果を示す。コルヒチンは、1μmol/kgの増加あたり平均好中球流入量を18.3%減少させる、非常に有意な(p<0.001)用量応答効果を有していた。好中球流入とコルヒチン用量の間の関係の形状を検討した後、対数モデルを選んだ。ブシラミン(10μmol/kg)の添加は、平均好中球流入量の非常に有意な減少(p<0.001)をもたらすことが見出された。さらに、ブシラミンの添加が用量応答効果を増大させてコルヒチンの1μmol/kg増加あたり32.2%の減少となるような、ブシラミンとコルヒチンの間の相互作用関係があった。
尿酸一ナトリウム誘導性のマウスマクロファージからのIL-1βおよびIL-6の放出に対するブシラミンの効果
MSU結晶誘導性のマウスマクロファージからのIL-1βおよびIL-6の放出に対するブシラミンの効果を図6に示す。ブシラミンは、IL-1βサイトカイン産生に対する非常に有意な(p<0.001)用量応答効果を有し、追加の1μmol/kgのブシラミンの増加あたりIL-1βサイトカイン平均産生量を30.7pg/mL減少させる。ブシラミンは、IL-6サイトカイン産生に対する非常に有意な(p<0.001)用量応答効果を有し、追加の1μmol/kgのブシラミンの増加あたりIL-6サイトカイン平均産生量を13.7pg/mL減少させる。しかしながら、この用量応答効果は、IL-1βサイトカイン平均産生量に対する用量応答効果よりも有意に低かった(p<0.001)。
尿酸一ナトリウム誘導性のマウスマクロファージからのIL-1βの放出に対するブシラミンおよびコルヒチンの効果
MSU結晶誘導性のマウスマクロファージからのIL-1βの放出の阻害におけるブシラミンおよびコルヒチンの効果を図6に示す。コルヒチンは、1μmol/kgの増加あたりMSU結晶誘導性のIL-1β平均産生量を29.6%減少させる、非常に有意な(p<0.001)用量応答効果を有していた。IL-1β産生とコルヒチン用量の間の関係図の形状を検討した後、対数モデルを選んだ。ブシラミン(10μmol/kg)の添加は、65.0%のMSU結晶誘導性のIL-1β平均産生量の非常に有意な(p<0.001)減少をもたらした。しかしながら、ブシラミンとコルヒチンの用量の間には、有意な相互作用関係はなかった。
当業者は、特定の実施形態に示される本発明に対して、広く記載された本発明の範囲を逸脱することなく、数多くの変更および/または改変が行われうることを理解されよう。したがって、本実施形態は、すべての点で例示的であり、限定的でないと考えるべきである。
(参考文献)
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Claims (36)

  1. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を、1つまたは複数の医薬として許容される担体、希釈剤および賦形剤とともに含む、痛風の治療もしくは予防および/またはメタボリック症候群の軽減に使用するための医薬組成物。
  2. 25mgから400mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 50mgから300mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
  4. 50mgから200mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
  5. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を、1つまたは複数の医薬として許容される担体、希釈剤および賦形剤とともに含む医薬組成物。
  6. 200mgから800mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項5に記載の医薬組成物。
  7. 300mgから600mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項5に記載の医薬組成物。
  8. 300mgから400mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項5に記載の医薬組成物。
  9. 痛風の治療もしくは予防および/またはメタボリック症候群の軽減に使用するための、請求項5から8に記載の医薬組成物。
  10. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を、1つまたは複数の医薬として許容される担体、希釈剤および賦形剤とともに含む医薬組成物。
  11. 0.2mgから1.8mgまでの間のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項10に記載の医薬組成物。
  12. 0.2mgから1.6mgまでの間のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項10に記載の医薬組成物。
  13. 0.3mgから1.2mgまでの間のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む、請求項10に記載の医薬組成物。
  14. 痛風の治療もしくは予防および/またはメタボリック症候群の軽減に使用するための、請求項10から13に記載の医薬組成物。
  15. 治療有効量のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を、それを必要とする哺乳動物に投与する工程を含む、哺乳動物における痛風の治療もしくは予防および/またはメタボリック症候群の軽減のための方法。
  16. 25mgから400mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 50mgから300mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、請求項15に記載の方法。
  18. 50mgから200mgまでの間のブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、請求項15に記載の方法。
  19. 治療有効量のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を、それを必要とする哺乳動物に投与する工程をさらに含む、請求項15から18に記載の方法。
  20. 200mgから800mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、請求項19に記載の方法。
  21. 300mgから600mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、請求項19に記載の方法。
  22. 300mgから400mgまでの間のアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、請求項19に記載の方法。
  23. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物が、単一用量として同時に一日1回投与される、請求項19から22に記載の方法。
  24. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物が、経口投与される、請求項19から23に記載の方法。
  25. 治療有効量のコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を、それを必要とする哺乳動物に投与する工程をさらに含む、請求項15から18に記載の方法。
  26. 0.2mg〜1.8mgのコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 0.2mg〜1.6mgのコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、請求項25に記載の方法。
  28. 0.3mg〜1.2mgのコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、請求項25に記載の方法。
  29. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物が、単一用量として同時に一日1回投与される、請求項25から28に記載の方法。
  30. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物が、経口投与される、請求項25から29に記載の方法。
  31. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物の、痛風の治療もしくは予防および/またはメタボリック症候群の軽減のための医薬品の製造における使用。
  32. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびアロプリノールまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物の、痛風の治療もしくは予防および/またはメタボリック症候群の軽減のための医薬品の製造における使用。
  33. ブシラミンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物およびコルヒチンまたは医薬として許容されるその塩もしくは溶媒和物の、痛風の治療もしくは予防および/またはメタボリック症候群の軽減のための医薬品の製造における使用。
  34. 前記痛風が急性の痛風発赤である、請求項1から4、9または14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  35. 前記痛風が急性の痛風発赤である、請求項15から30のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記痛風が急性の痛風発赤である、請求項31から33に記載の使用。
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