相互参照
本出願は、出願番号がCN201310438148.9であって、出願日が2013年9月24日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。
本発明は、電子装置の技術分野に関し、特に、仮想キーボード表示方法、装置及び端末に関する。
キーボードは、情報を入力するための機器であり、デジタル製品の改良に従ってグレードアップされる。そして、タッチパネル技術の出現に従って、タッチパネルに基づいた仮想キーボードが現れた。直接にスクリーンへの操作は、物理的なキーボードによる操作に比べて、便利であるとともに、マンマシン交互の論理に適合する。タッチパネル技術は、携帯電話業界の発展の中心技術の一つであると考えられる。
タッチパネルを操作する場合、タッチペン或いは指を使用できる。ユーザがタッチペンで操作する場合、厳密な操作を実現できるが、より多くの操作時間が必要になるので、より多くのユーザは指によるタッチパネルの操作方法を選択する傾向がある。この場合、端末において、通常、仮想キーボードがタッチパネルの下半部に固定的に表示され、ユーザが該仮想キーボードを利用して情報を入力する。
本発明の実現において、発明者は、関連技術において次のような問題が少なくとも存在していると発見した。つまり、指の活動範囲が限られたので、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードを操作する場合、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなる。
関連技術における問題を解決するために、本発明は仮想キーボードの表示方法を提供する。
前記技術方案は以下のようになる。
本発明の実施例の第一局面は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、前記予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、前記表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む仮想キーボード表示方法を提供する。
前記予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップにおいて、前記表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を円心とし、前記予定半径Rをもって前記円形領域を確定し、又は、前記表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を中心とし、前記半長軸R1と前記半短軸R2とをもって前記楕円形領域を確定することが好ましい。
前記表示領域に仮想キーボードを表示させるステップにおいて、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードを前記表示領域に表示させることが好ましい。
前記表示領域が二つである場合、前記表示領域に仮想キーボードを表示させるステップにおいて、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードの一部を一方の表示領域に表示させ、前記仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域に表示させることが好ましい。
仮想キーボード表示方法は、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出するステップと、前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、前記予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させるステップと、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて前記スクリーン表示範囲を超えないように改めて表示領域を確定するステップとをさらに含むことが好ましい。
仮想キーボード表示方法は、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出するステップと、前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された前記表示領域の前記スクリーン表示範囲に位置した部分を表示領域として改めて確定するステップとをさらに含むことが好ましい。
仮想キーボード表示方法は、前記仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信するステップと、前記ドラッグ信号によって改めて前記仮想キーボードを表示させるステップとをさらに含むことが好ましい。
本発明の実施例の第二局面は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信する第一受信モジュールと、前記第一受信モジュールで受信された前記予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する第一確定モジュールと、前記第一確定モジュールで確定された前記表示領域に仮想キーボードを表示させる第一表示モジュールとを備える仮想キーボード表示装置を提供する。
前記第一確定モジュールは、前記表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を円心とし、前記予定半径Rをもって前記円形領域を確定する第一確定ユニットと、前記表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を中心とし、前記半長軸R1と前記半短軸R2とをもって前記楕円形領域を確定する第二確定ユニットとを備えることが好ましい。
前記第一表示モジュールは、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードを前記表示領域に表示させることが好ましい。
前記表示領域が二つである場合、前記第一表示モジュールは、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードの一部を一方の表示領域に表示させ、前記仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域に表示させることが好ましい。
仮想キーボード表示装置は、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する範囲検出モジュールと、前記範囲検出モジュールは前記表示領が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、前記予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる前記位置移動モジュールと、前記スクリーン表示範囲を超えないように、前記位置移動モジュールでベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定する前記第二確定モジュールとをさらに備えることが好ましい。
仮想キーボード表示装置は、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する範囲検出モジュールと、前記範囲検出モジュールは前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された前記表示領域の前記スクリーン表示範囲に位置した部分を表示領域として改めて確定する第三確定モジュールとをさらに備えることが好ましい。
仮想キーボード表示装置は、前記仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する第二受信モジュールと、前記第二受信モジュールで受信された前記ドラッグ信号によって改めて前記仮想キーボードを表示させる第二表示モジュールとをさらに備えることが好ましい。
本発明の実施例の第三局面は、一つ或複数のプロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記一つ又は複数のプロセッサにより実行される一つ又は複数のモジュールとを備え、前記一つ又は複数のモジュールは、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信する機能と、前記予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する機能と、前記表示領域に仮想キーボードを表示させる機能とを有する端末を提供する。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を円心とし、前記予定半径Rをもって前記円形領域を確定し、又は、前記表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を中心とし、前記半長軸R1と前記半短軸R2とをもって前記楕円形領域を確定する機能とをさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードを前記表示領域に表示させる機能をさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記表示領域が二つである場合、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードの一部を一方の表示領域に表示させ、前記仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域に表示させる機能をさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する機能と、前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、前記予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる機能と、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて前記スクリーン表示範囲を超えないように改めて表示領域を確定する機能とをさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する機能と、前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された前記表示領域の前記スクリーン表示範囲に位置した部分を表示領域として改めて確定する機能とをさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する機能と、前記ドラッグ信号によって改めて前記仮想キーボードを表示させる機能とをさらに有することが好ましい。
本発明の実施例の技術方案は以下の有益な効果を備える。
仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信することと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定することと、表示領域に仮想キーボードを表示させることとを含むので、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上のトリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
以上の説明と後記の詳細な説明は例示されたものであり、本発明を限定するものではないと理解すべきである。
以下、本発明の実施例をより明瞭に説明するために、実施例において使用される図面を簡単に説明し、以下説明された図面が、本発明のいくつかの実施例を例示して、当業者にとって、創造的労力をしなくても、これらの図面から他の図面を得られる。
ここで説明された図面は、本発明を理解させるためのものであり、本発明の一部を構成し、本発明を制限するものではない。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる表示領域を確定する方法を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる表示領域を確定する別の方法を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかるキー配列を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる他のキー配列を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボードの移動を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる仮想キーボードの表示を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる表示領域を確定するさらに別の方法を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる他の表示領域を確定するさらに別の方法を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示装置を示す例示的な構成模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示装置を示す例示的な構成模式図である。
例示的な実施例にかかる端末を示す例示的な構成模式図である。
上記図面を通じて本発明の明確な実施例を例示し、以下にさらに詳しく記述する。このような図面と文字記述は本発明の旨の範囲を制限するものではなく、特定の実施例を参照することによって、本技術分野の当業者に本発明の概念を理解させるためのものである。
以下、本発明の目的、技術方案とメリットをより明瞭にするために、実施形態と図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。ここに、本発明の実施形態及びその説明は、本発明を解釈するためのものであり、本発明を限定するものではない。
本明細書に記載の「端末」は、通常、タッチスクリーンを含む電子装置であり、例えば、スマートフォーンと、タブレットPCと、スマートテレビと、電子ブックリーダーと、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III)プレーヤーと、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV)プレーヤーと、ノートブック型パソコンと、デスクトップコンピューター等を含む。
図1は本発明の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャート。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。
該仮想キーボード表示方法は、
仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップ102と、
予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップ104と、
表示領域に仮想キーボードを表示させるステップ106とを含む。
以上のように、本発明の実施例は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む仮想キーボード表示方法を提供する。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
図2Aは本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャートである。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。
該仮想キーボード表示方法は、以下のステップを含む。
ステップ201において、予定トリガー信号を受信する。
端末は、ユーザによりトリガーされた予定トリガー信号を受信する。予定トリガー信号は仮想キーボードの表示をトリガーさせるためのものである。予定トリガー信号は、指が入力インターフェースにおける入力欄をクリックしてトリガーされた信号であってもよいし、指がロック解除インターフェースにおいて長押ししてトリガーされた信号であってもよい。本実施例は、予定トリガー信号の具体的な形式を限定しない。
予定トリガー信号が指でクリックしてトリガーされた信号である場合、指でクリックした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。予定トリガー信号が指で長押ししてトリガーされた信号である場合、指で長押しした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。
ステップ202において、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する。
本ステップにおいて、端末が予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する方式は二種類を含み、具体的に、表示領域が円形領域である場合の確定方式と、表示領域が楕円形領域である場合の確定方式とを含む。
表示領域が円形領域である場合の確定方式のとき、図2Bに示すように、本ステップは、表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得するサブステップ202aと、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定するサブステップ202bとを含む。
該表示領域の形状が、端末で予め設定され、円形以外の他の任意の形状であってもよい。
また、該円形表示領域の位置と面積が、予定トリガー信号のトリガー位置と予定半径Rとによって確定される。予定トリガー信号のトリガー位置を円心とし、予定半径Rを半径として円形領域を確定する。例えば、図2Cに示すように、予定トリガー信号のトリガー位置01と半径Rとによって、円形領域を形成する。
表示領域が楕円形領域である場合の確定方式のとき、図2Dに示すように、本ステップは、表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得するサブステップ202dと、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定するサブステップ202eとを含む。
該表示領域の形状が、端末で予め設定され、楕円形以外の他の任意の形状であってもよい。
また、該楕円形表示領域の位置と面積が、予定トリガー信号のトリガー位置と、半長軸R1と、半短軸R2とによって確定される。予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と、半短軸R2とをもって楕円形領域を確定する。例えば、図2Eに示すように、予定トリガー信号のトリガー位置02と、半長軸R1と、半短軸R2とによって楕円形領域を形成する。
ステップ203において、表示領域に仮想キーボードを表示させる。
端末は、以下の二種類の予定方式によって仮想キーボードを表示領域に表示させる。しかし、予定方式が二種類の方式に限定されない。
1)仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一に配列する方式である。
即ち、例えば、図2Fに示すように、仮想キーボードにおける各キーをステップ202で獲得した表示領域内に環状で配列させる。
2)仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一に配列する方式である。
即ち、例えば、図2Gに示すように、仮想キーボードにおける各キーを表示領域内に充填する。
ステップ204において、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する。
現在の仮想キーボードの位置がユーザの要求に満足できない場合、例えば、図2Hに示すように、ユーザが該仮想キーボードにドラッグ信号を加え、該仮想キーボードをユーザが要求する位置に移動できる。
ステップ205において、例えば、図2Hに示すように、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低いとの問題を解決できる。そして、スクリーンの、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
補足説明として、表示領域を円形或いは楕円形ひいてはその他の形状に設定し、且つ仮想キーボードのキーを該表示領域内に表示させることによって、ユーザが必要に応じて個性的に表示領域の形状を設定でき、ユーザの使用が有利になる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
最後、上記方法によって、片手で該端末を操作することが実現できる。
図3Aは本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャートである。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。該仮想キーボード表示方法は、以下のステップを含む。
ステップ301において、予定トリガー信号を受信する。
端末は、ユーザによりがトリガーされた予定トリガー信号を受信する。予定トリガー信号が仮想キーボードの表示をトリガーさせるためのものである。予定トリガー信号は、指が入力インターフェースにおける入力欄をクリックしてトリガーされた信号であってもよいし、指がロック解除後のインターフェースにおいて長押ししてトリガーされた信号であってもよい。本実施例は、予定トリガー信号の形式を限定しない。特に、本実施例において、端末は、二つの指が同時にタッチパネルを長押ししてトリガーした二つの予定トリガー信号を受信する。
予定トリガー信号が指でクリックしてトリガーされた信号である場合、指でクリックした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。予定トリガー信号が指で長押ししてトリガーされた信号である場合、指で長押しした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。
ステップ302において、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する。本ステップにおいて、表示領域の形状は円形、楕円形、又は他の不規則な形状であってもよい。以下は、円形の表示領域の確定方式と楕円形の表示領域の確定方式である。
表示領域が円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定するサブステップとを含む。
表示領域が楕円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定するサブステップとを含む。
本ステップにおいて、円形表示領域と楕円形表示領域の確定方式は、図2Aの実施例における円形表示領域及び楕円形表示領域の確定方式と同じなので、ここに詳しく説明しない。しかし、以上のように、本実施例における予定トリガー信号が二つであるので、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて確定された表示領域も二つあり、この二つの表示領域が同じでもよいし同じでなくてもよい。本実施例において、この二つの表示領域が同じであることを例として説明する。
ステップ303において、表示領域が二つである場合、表示領域に仮想キーボードを表示させる。
表示領域が二つである場合、端末は表示領域に仮想キーボードを表示させる。即ち、予定方式で、仮想キーボードの一部を一方の表示領域内に表示させ、仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域内に表示させる。
即ち、仮想キーボードの全てのキーを一つの表示領域内に表示させなく、一部を左側の表示領域内に表示させ、他の一部を右側の表示領域内に表示させる。このように、左手が左側の部分のキーを操作でき、右手が右側の部分のキーを操作できる。例えば、図3Bに示すように、左右のキーボードの表示領域の形状が同じでもよいし、同じでなくてもよい。
端末は、仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式と、或いは仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、仮想キーボードを表示領域内に表示させる。しかし、予定方式は上記に限定されない。
ステップ304において、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する。
現在の仮想キーボードの位置がユーザの要求に満足できない場合、ユーザが該仮想キーボードにドラッグ信号を加え、該仮想キーボードをユーザが要求する位置に移動できる。
ステップ305において、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
補足説明として、スクリーンの左右両側に同時に二つの仮想キーボードを表示させることによって、両手で横になる状態で電子装置を持つとき、ユーザが左右両手で同時に操作でき、協力できるので、情報入力の速度を高められる。
最後、上記方法によって、片手で該端末を操作することが実現できる。
図4Aは本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャートである。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。該仮想キーボード表示方法は、以下のステップを含む。
ステップ401において、予定トリガー信号を受信する。
端末は、ユーザによりトリガーされた予定トリガー信号を受信する。予定トリガー信号が仮想キーボードの表示をトリガーさせるためのものである。予定トリガー信号は、指が入力インターフェースにおける入力欄をクリックしてトリガーされた信号であってもよいし、指がロック解除後のインターフェースにおいて長押ししてトリガーされた信号であってもよい。本実施例は、予定トリガー信号の具体的な形式を限定しない。
予定トリガー信号が指でクリックしてトリガーされた信号である場合、指でクリックした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。予定トリガー信号が指で長押ししてトリガーされた信号である場合、指で長押しした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。
ステップ402において、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する。
表示領域が円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定するサブステップとを含む。
表示領域が楕円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定するサブステップとを含む。
本ステップにおいて、円形表示領域と楕円形表示領域の確定方式は、図2Aの実施例における円形表示領域及び楕円形表示領域の確定方式と同じなので、ここに詳しく説明しない。
ステップ403において、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する。
ステップ404において、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる。
表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる。
端末は、完全に表示できる表示領域の中心点の位置と予定トリガー信号のトリガー位置との水平及び/或は垂直距離を算出し、該水平及び/或は垂直距離によって予定トリガー信号のトリガー位置を完全に表示できる表示領域の中心点の位置にベクトル移動させる。
例えば、予定トリガー信号のトリガー位置が(x,y)であるとき、完全に表示できる表示領域の中心点の位置と予定トリガー信号のトリガー位置との水平距離がx1であると、予定トリガー信号のトリガー位置を(x+x1,y)の位置にベクトル移動させる。完全に表示できる表示領域の中心点の位置と予定トリガー信号のトリガー位置との垂直距離がy1であると、予定トリガー信号のトリガー位置を(x,y+y1)の位置にベクトル移動させる。完全に表示できる表示領域の中心点の位置と予定トリガー信号のトリガー位置との水平距離がx2、垂直距離がy2であると、予定トリガー信号のトリガー位置を(x+x2,y+y2)の位置にベクトル移動させる。
例えば、図4Bに示すように、図における楕円形表示領域のシャドー部分がスクリーン表示範囲を超えた領域であり、即ち、該表示領域がスクリーン表示範囲を超えた。
ステップ405において、スクリーン表示範囲を超えないように、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定する。
例えば、図4Bに示すように、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させた後、改めて確定された表示領域がスクリーン表示範囲の表示領域を超えない。
ステップ406において、表示領域に仮想キーボードを表示させる。
本実施例において、端末は、以下の二種類の予定方式によって仮想キーボードを表示領域に表示させる。予定方式が二種類の方式に限定されない。
1)仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式である。
2)仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式である。
補足説明として、表示領域が二つである場合、表示領域に仮想キーボードを表示させる。即ち、予定方式で、仮想キーボードの一部を一方の表示領域内に表示させ、仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域内に表示させる。
ステップ407において、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する。
現在の仮想キーボードの位置がユーザの要求に満足できない場合、ユーザが該仮想キーボードにドラッグ信号を加え、該仮想キーボードをユーザが要求する位置に移動できる。
ステップ408において、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低いとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
補足説明として、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出し、表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させ、スクリーン表示範囲を超えないように、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定し、改めて確定された表示領域内に仮想キーボードを表示させる。このように、予定トリガー信号のトリガー位置がスクリーンの筐体に近づき、スクリーンに表示された表示領域が小さく、仮想キーボードを表示できないとき、予定トリガー信号のトリガー位置の移動によって、改めて仮想キーボードを表示できる表示領域を確定できる。
最後、上記方法によって、片手で該端末を操作することが実現できる。
図5Aは本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャートである。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。該仮想キーボード表示方法、以下のステップを含む。
ステップ501において、予定トリガー信号を受信する。
端末は、ユーザによりトリガーされた予定トリガー信号を受信する。予定トリガー信号が仮想キーボードの表示をトリガーさせるためのものである。予定トリガー信号は、指が入力インターフェースにおける入力欄をクリックしてトリガーされた信号であってもよいし、指がロック解除後のインターフェースにおいて長押ししてトリガーされた信号であってもよい。本実施例は、予定トリガー信号の具体的な形式を限定しない。
予定トリガー信号が指でクリックしてトリガーされた信号である場合、指でクリックした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。予定トリガー信号が指で長押ししてトリガーされた信号である場合、指で長押しした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。
ステップ502において、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する。
表示領域が円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定するサブステップとを含む。
表示領域が楕円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定するサブステップとを含む。
本ステップにおいて、円形表示領域と楕円形表示領域の確定方式は、図2Aの実施例における円形表示領域及び楕円形表示領域の確定方式と同じなので、ここに詳しく説明しない。
ステップ503において、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する。
例えば、図5Bに示すように、図における楕円形表示領域のシャドー部分がスクリーン表示範囲を超えた領域であり、即ち、該表示領域がスクリーン表示範囲を超えた。
ステップ504において、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された表示領域のスクリーン表示範囲に位置した部分を改めて表示領域として確定する。
即ち、スクリーン表示範囲を超えた表示領域を削除して、スクリーン表示範囲内の部分を改めて表示領域として確定する。
例えば、図5Bに示すように、スクリーン表示範囲を超えた楕円形表示領域のシャドー部分を削除して、スクリーン表示範囲内の部分を表示領域として確定する。
ステップ505において、表示領域に仮想キーボードを表示させる。
本実施例において、端末は、以下の二種類の予定方式によって仮想キーボードを表示領域に表示させる。予定方式が二種類の方式に限定されない。
1)仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式である。
2)仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式である。
本実施例において、仮想キーボードにおける各キーをタイル状に改めて確定された表示領域内に均一配列し、つまり、仮想キーボードの各キーを改めて該確定された表示領域に充填する。
補足説明として、表示領域が二つである場合、表示領域に仮想キーボードを表示させる。即ち、予定方式で、仮想キーボードの一部を一方の表示領域内に表示させ、仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域内に表示させる。
ステップ506において、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する。
現在の仮想キーボードの位置がユーザの要求に満足できない場合、ユーザが該仮想キーボードにドラッグ信号を加え、該仮想キーボードをユーザが要求する位置に移動できる。
ステップ507において、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そしてスクリーン上のトリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
補足説明として、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出し、表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、確定された表示領域のスクリーン表示範囲に位置した部分を改めて表示領域とし、改めて確定された表示領域内に仮想キーボードを表示させる。このように、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて確定された表示領域の一部がスクリーン外に位置するとき、スクリーンに位置する表示領域の他の一部を改めて表示領域として確定することができるので、改めて該確定された表示領域内に仮想キーボードを表示できる。
最後、上記方法によって、片手で該端末を操作することが実現できる。
以下は、本発明の装置実施例であり、その中に詳細に説明しなかった内容は、上記対応の方法実施例を参照する。
図6は本発明の一実施例にかかる仮想キーボード表示装置を示す構成模式図である。該仮想キーボード表示装置がソフトウェアとハードウェア、或いは両者の結合によって端末の全て或いは一部を実現できる。
該仮想キーボード表示装置は、
仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信する第一受信モジュール620と、
第一受信モジュール620で受信された予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する第一確定モジュール640と、
第一確定モジュール640で確定された表示領域に仮想キーボードを表示させる第一表示モジュール660とを備える。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
図7は本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示装置を示す構成模式図である。該仮想キーボード表示装置がソフトウェアと、ハードウェア或いは両者の結合によって端末の全て或いは一部を実現できる。
該仮想キーボード表示装置は、
仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信する第一受信モジュール720と、
第一受信モジュール720で受信された予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する第一確定モジュール740と、
第一確定モジュール740で確定された表示領域に仮想キーボードを表示させる第一表示モジュール760とを備える。
第一確定モジュール740は、
表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得し、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定する第一確定ユニットと、
表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得し、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定する第二確定ユニットとを備えること好ましい。
第一表示モジュール760は、仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式、或いは仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式の予定方式によって仮想キーボードを表示領域に表示させることが好ましい。
第一表示モジュール760は、表示領域が二つである場合、予定方式で、仮想キーボードの一部を一方の表示領域内に表示させ、仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域内に表示させることが好ましい。その中に、予定方式は、仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式と、仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式とを含む。
該仮想キーボード表示装置は、さらに、
表示領域がスクリーン表示範囲を超えるたか否かを検出する範囲検出モジュール710と、
範囲検出モジュール710により表示領域がスクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる位置移動モジュール730と、
スクリーン表示範囲を超えないように、位置移動モジュール730でベクトル移動させた後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定する第二確定モジュール750とを備えることが好ましい。
該仮想キーボード表示装置は、さらに、
表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する範囲検出モジュール710と、
範囲検出モジュール710により表示領域がスクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された表示領域のスクリーン表示範囲に位置した部分を改めて表示領域として確定する第三確定モジュール770とを備えることが好ましい。
該仮想キーボード表示装置は、さらに、
仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する第二受信モジュール780と、
第二受信モジュール780で受信したドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる第二表示モジュール790とを備えることが好ましい。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
補足説明として、スクリーンの左右両側に同時に二つの仮想キーボードを表示させることによって、両手で横になる状態で電子装置を持つとき、ユーザが左右両手で同時に操作でき、協力できるので、情報入力の速度を高められる。
補足説明として、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出し、表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させ、スクリーン表示範囲を超えないように、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定し、改めて確定された表示領域内に仮想キーボードを表示させる。このように、予定トリガー信号のトリガー位置がスクリーンの筐体に近づき、スクリーンに表示された表示領域が小さく、仮想キーボードを表示できないとき、予定トリガー信号のトリガー位置の移動によって、改めて仮想キーボードを表示できる表示領域を確定できる。
最後、補足説明として、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出し、表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、確定された表示領域のスクリーン表示範囲に位置した部分を改めて表示領域とし、改めて確定された表示領域内に仮想キーボードを表示させる。このように、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて確定された表示領域の一部がスクリーン外に位置するとき、スクリーンに位置する表示領域の他の一部を改めて表示領域として確定することができるので、改めて該確定された表示領域内に仮想キーボードが表示できる。
図8は本発明の一実施例にかかる端末を示す構成模式図である。該端末は、上記実施例における仮想キーボード表示方法を実施することができる。
端末800は、例えば、通信ユニット810と、コンピューターが読み取り可能な記憶媒体を一つ以上含むメモリ820と、入力ユニット830と、表示ユニット840と、センサー850と、オーディオ回路860と、短距離無線通信モジュール870と、一つ以上の処理コアを有するプロセッサ880と、電源890等の部品を備える。当業者は、図8に示す端末の構造は端末に対する限定ではなく、当該端末が、図示した部品より多い数、または少ない数の部品を備えてもよく、或いは、幾つかの部品の組み合わせ、または異なる部品配置を有してもよい、ことを理解すべきである。
ここで、通信ユニット810は、情報の送受信または通話中において、信号を受信及び送信するためのものである。特に、通信ユニット810は、基地局からの下り情報を受信した後、1つ、又は1つ以上のプロセッサ880に渡して処理させる。また、上りデータを基地局に送信する。通常、通信ユニット810は、アンテナと、少なくとも一つのアンプと、チューナと、一つ又は複数の発振器と、加入者識別モジュール(SIM)カードと、受発信機と、カプラーと、LNA(Low Noise Amplifier、ローノイズアンプ)と、デュプレクサ等を含むが、これらに限らない。また、通信ユニット810は、無線通信でネットワーク、及び他の装置と通信することができる。前記無線通信として、GSM(Global System of Mobile communication)と、GPRS(General Packet Radio Service)と、CDMA(Code Division Multiple Access)と、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)と、LTE(Long Term Evolution)と、電子メールと、SMS(Short Messaging Service)等を含む任意の通信規格またはプロトコルを利用してもよいが、これらに限らない。メモリ120は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するためのものであり、例えば、メモリ820には、音声信号を収集するソフトウェアプログラムと、キーワードを識別するソフトウェアプログラムと、実現連続的に音声を識別するソフトウェアプログラムと、通知事項を設置するソフトウェアプログラム等を格納することができる。プロセッサ880は、メモリ820に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することによって、各種機能のアプリ及びデータ処理を実行し、例えば、本発明の実施例に記載の「予定トリガー信号を受信する」機能と、「予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する」機能と、「表示領域に仮想キーボードを表示させる」機能等を実行する。メモリ820は、主に、プログラム格納領域とデータ格納領域を有する。プログラム格納領域には、OSや、少なくとも一つの機能を実行するアプリ(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等が格納される。データ格納領域には、端末800の使用により作成されたデータ等(例えば、オーディオデータや、電話帳等)が格納される。また、メモリ820は、高速RAM(Random Access Memory)を含んでも良く、さらに、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、或いは他の揮発性のSSD(solid state drive)メモリを含んでもよい。また、メモリ820は、プロセッサ880と入力ユニット830がメモリ820にアクセスできるように、メモリコントローラを更に含んでも良い。
入力ユニット830は、数字或いはキャラクター情報の入力の受け付け、及び、ユーザ設定及び機能制御に関するキーボード、ジョイスティック、光学ボールやトラックボールにより信号入力を発生させるためのものである。例えば、入力ユニット830は、タッチセンシティブ表面831及び他の入力装置832を含んでよい。タッチセンシティブ表面831は、タッチパネルやタッチパッドとも呼ばれ、ユーザがその表面上やその付近に対するタッチ操作(例えば、ユーザが指やタッチペン等の任意の適当した物や付属品を使用して、タッチセンシティブ表面831上やタッチセンシティブ表面831の付近に対して行う操作)を収集する共に、予め設定されたプログラムに従って、関連する接続装置を駆動する。タッチセンシティブ表面831は、選択的に、タッチ検出手段とタッチ制御器との二つの部分を含んでもよい。
ここで、タッチ検出手段は、ユーザのタッチ位置を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、そのタッチ情報をタッチ制御器に送信する。タッチ制御器は、タッチ検出手段からタッチ情報を受信し、当該情報を接触点座標に変換してプロセッサ880に送信するとともに、プロセッサ880からのコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの様々な方式によりタッチセンシティブ表面831を実現することができる。入力ユニット830は、タッチセンシティブ表面831に加えて、他の入力装置832をさらに含んでもよい。他の入力装置832は、物理的なキーボード、ファンクションキー(例えば、ボリュームボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、ジョイスティック等の中の一つ又は複数を含んでもよいが、これらに限らない。
表示ユニット840は、ユーザが入力した情報やユーザに提供する情報、及び端末800の各種のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を表示するためのものであり、これらのグラフィカル・ユーザー・インターフェースは、図形、テキスト、アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組合せで構成されることができる。表示ユニット840は、表示パネル841を含む。表示パネル841は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light−Emitting Diode)等の形態で構成されてもよい。さらに、タッチセンシティブ表面831は、表示パネル841を覆うように設けられ、タッチセンシティブ表面831がその表面または付近に対するタッチ操作を検出すると、その検出結果をプロセッサ880に転送してタッチイベントのタイプを確認させ、その後、プロセッサ880は、タッチイベントのタイプに基づいて、表示パネル841上に対応する視覚的出力を提供するように構成されてもよい。図8において、タッチセンシティブ表面831と表示パネル841とが2つの独立した部品として出力及び入力の機能を実現するように構成されているが、タッチセンシティブ表面831と表示パネル841とを集積構成して入力及び出力機能を実現する実施例もあり得る。
端末800は、さらに、例えば光センサー、運動センサー及び他のセンサーなどの、少なくとも1つのセンサー850を含んでもよい。光センサーは、環境光センサーと近接センサーを含んでもよいが、環境光センサーは、環境光の明るさに基づいて、表示パネル841の輝度を調整することができ、近接センサーは、端末800が耳元まで移動すると、表示パネル841及び/又はバックライトをオフする。運動センサーの一種としての重力加速度センサーは、各方向(一般的には、3軸)における加速度の大きさを検出することができ、静止の状態では、重力の大きさ及びその方向を検出することができるので、携帯電話の姿勢を認識するアプリ(例えば、画面の横縦向きの切り替え、ゲーム、磁力計の姿勢校正)、振動認識に関する機能(例えば、歩数計、パーカッション)等に使用される。端末800には、さらに、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサー等のほかのセンサーが備えられるが、ここで、その具体的な説明は省略する。
オーディオ回路860、スピーカ861、マイク862は、ユーザと端末800との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路860は、受信したオーディオデータから変換された電気信号をスピーカ861に転送し、スピーカ861により音声信号に変換して出力する。一方、マイク862は、収集した音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路860が当該電気信号を受信した後オーディオデータに変換し、オーディオデータをプロセッサ880に転送して処理してから通信ユニット810を介して例えば他の端末に転送するか、或いはオーディオデータをメモリ820に送信して更に処理を行うようにする。オーディオ回路860は、端末800が外部のイヤホンと通信できるように、イヤホン挿入孔を含んでもよい。
無線通信ユニット870は、WiFi(wireless fidelity)モジュールやブルートゥースモジュールであってもよい。端末800は、無線通信ユニット870を利用して、電子メールの送受信、ウェブの閲覧、ストリーミングメディアのアクセス等を行なうことができる。図8において、無線通信ユニット870を示しているが、当該無線通信ユニット870は、端末800にとって不可欠な構成ではなく、本発明の趣旨を変更しない範囲内で必要に応じて省略することができる、ことを理解すべきである。
プロセッサ880は、端末800の制御センターであり、各種のインターフェース及び回路を介して端末全体の各部と接続され、メモリ820内に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行または作動させるとともに、メモリ120内に格納されたデータを呼び出すことによって、端末800の各種機能の実行及びデータの処理を実現することで、電子装置全体をコントロールする。プロセッサ880は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよく、アプリプロセッサとモデムプロセッサを集積して構成されてもよい。ここで、アプリプロセッサは、主に、OS、ユーザインタフェース、及びアプリなどを処理し、モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。また、上記モデムプロセッサがプロセッサ180に集積されなくてもよい、ことを理解すべきである。
端末800は、さらに、各部に電力を供給する電源890(例えば、バッテリー)を含み、当該電源890は、電源管理システムを介してプロセッサ180にロジック的に接続されることにより、電源管理システムを介して充電・放電管理、及び電力管理等の機能を実現することができる。電源890は、さらに、1つ或いは1つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源故障検出回路、電源コンバータ又はインバータ、電源状態インジケータ等の任意のアセンブリを含んでもよい。
端末800は、図示してはないが、カメラ、ブルートゥースモジュール等をさらに含んでもよいが、ここで、その具体的な説明は省略する。
当該端末800は、メモリ、及び一つ又は一つ以上のプログラムをさらに含んでいる。ここで、一つ又は一つ以上のプログラムは、メモリに格納され、且つ一つ又は一つ以上のプロセッサにより図1〜図5Bに示すいずれの実施例における仮想キーボード表示方法を実行する。
当業者にとって、上記実施例の全て或いは一部のステップを実現できるために、ハードウェアで、又はプログラムによって関連するハードウェアを指令して完成できる。前記プログラムはコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納でき、上記の記憶媒体として、読み取り専用メモリ、磁気ディスク或いは光ディスク等を使用できる。
以上の内容は、本発明の好ましい実施形態だけであり、本発明を限定するものではないと理解すべきである。本発明の主旨と思想内に実施されたあらゆる修正や、同等な置換え、変更等は、本発明の保護範囲に含まれる。
相互参照
本出願は、出願番号がCN201310438148.9であって、出願日が2013年9月24日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。
本発明は、電子装置の技術分野に関し、特に、仮想キーボード表示方法、装置、端末、プログラム及び記録媒体に関する。
キーボードは、情報を入力するための機器であり、デジタル製品の改良に従ってグレードアップされる。そして、タッチパネル技術の出現に従って、タッチパネルに基づいた仮想キーボードが現れた。直接にスクリーンへの操作は、物理的なキーボードによる操作に比べて、便利であるとともに、マンマシン交互の論理に適合する。タッチパネル技術は、携帯電話業界の発展の中心技術の一つであると考えられる。
タッチパネルを操作する場合、タッチペン或いは指を使用できる。ユーザがタッチペンで操作する場合、厳密な操作を実現できるが、より多くの操作時間が必要になるので、より多くのユーザは指によるタッチパネルの操作方法を選択する傾向がある。この場合、端末において、通常、仮想キーボードがタッチパネルの下半部に固定的に表示され、ユーザが該仮想キーボードを利用して情報を入力する。
本発明の実現において、発明者は、関連技術において次のような問題が少なくとも存在していると発見した。つまり、指の活動範囲が限られたので、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードを操作する場合、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなる。
関連技術における問題を解決するために、本発明は仮想キーボードの表示方法を提供する。
前記技術方案は以下のようになる。
本発明の実施例の第一局面は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、前記予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、前記表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む仮想キーボード表示方法を提供する。
前記予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップにおいて、前記表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を円心とし、前記予定半径Rをもって前記円形領域を確定し、又は、前記表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を中心とし、前記半長軸R1と前記半短軸R2とをもって前記楕円形領域を確定することが好ましい。
前記表示領域に仮想キーボードを表示させるステップにおいて、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードを前記表示領域に表示させることが好ましい。
前記表示領域が二つである場合、前記表示領域に仮想キーボードを表示させるステップにおいて、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードの一部を一方の表示領域に表示させ、前記仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域に表示させることが好ましい。
仮想キーボード表示方法は、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出するステップと、前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、前記予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させるステップと、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて前記スクリーン表示範囲を超えないように改めて表示領域を確定するステップとをさらに含むことが好ましい。
仮想キーボード表示方法は、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出するステップと、前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された前記表示領域の前記スクリーン表示範囲に位置した部分を表示領域として改めて確定するステップとをさらに含むことが好ましい。
仮想キーボード表示方法は、前記仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信するステップと、前記ドラッグ信号によって改めて前記仮想キーボードを表示させるステップとをさらに含むことが好ましい。
本発明の実施例の第二局面は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信する第一受信モジュールと、前記第一受信モジュールで受信された前記予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する第一確定モジュールと、前記第一確定モジュールで確定された前記表示領域に仮想キーボードを表示させる第一表示モジュールとを備える仮想キーボード表示装置を提供する。
前記第一確定モジュールは、前記表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を円心とし、前記予定半径Rをもって前記円形領域を確定する第一確定ユニットと、前記表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を中心とし、前記半長軸R1と前記半短軸R2とをもって前記楕円形領域を確定する第二確定ユニットとを備えることが好ましい。
前記第一表示モジュールは、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードを前記表示領域に表示させることが好ましい。
前記表示領域が二つである場合、前記第一表示モジュールは、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードの一部を一方の表示領域に表示させ、前記仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域に表示させることが好ましい。
仮想キーボード表示装置は、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する範囲検出モジュールと、前記範囲検出モジュールは前記表示領が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、前記予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる前記位置移動モジュールと、前記スクリーン表示範囲を超えないように、前記位置移動モジュールでベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定する前記第二確定モジュールとをさらに備えることが好ましい。
仮想キーボード表示装置は、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する範囲検出モジュールと、前記範囲検出モジュールは前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された前記表示領域の前記スクリーン表示範囲に位置した部分を表示領域として改めて確定する第三確定モジュールとをさらに備えることが好ましい。
仮想キーボード表示装置は、前記仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する第二受信モジュールと、前記第二受信モジュールで受信された前記ドラッグ信号によって改めて前記仮想キーボードを表示させる第二表示モジュールとをさらに備えることが好ましい。
本発明の実施例の第三局面は、一つ或複数のプロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記一つ又は複数のプロセッサにより実行される一つ又は複数のモジュールとを備え、前記一つ又は複数のモジュールは、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信する機能と、前記予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する機能と、前記表示領域に仮想キーボードを表示させる機能とを有する端末を提供する。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を円心とし、前記予定半径Rをもって前記円形領域を確定し、又は、前記表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得し、前記予定トリガー信号のトリガー位置を中心とし、前記半長軸R1と前記半短軸R2とをもって前記楕円形領域を確定する機能とをさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードを前記表示領域に表示させる機能をさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記表示領域が二つである場合、前記仮想キーボードにおける各キーを環状で前記表示領域に均一配列する方式、或は前記仮想キーボードにおける各キーをタイル状に前記表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、前記仮想キーボードの一部を一方の表示領域に表示させ、前記仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域に表示させる機能をさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する機能と、前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、前記予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる機能と、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて前記スクリーン表示範囲を超えないように改めて表示領域を確定する機能とをさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する機能と、前記表示領域が前記スクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された前記表示領域の前記スクリーン表示範囲に位置した部分を表示領域として改めて確定する機能とをさらに有することが好ましい。
前記一つ又は複数のモジュールは、前記仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する機能と、前記ドラッグ信号によって改めて前記仮想キーボードを表示させる機能とをさらに有することが好ましい。
本発明の実施例の第四局面は、プロセッサに実行されることにより、前記の仮想キーボード表示方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明の実施例の第五局面は、前記のプログラムが記録された記録媒体を提供する。
本発明の実施例の技術方案は以下の有益な効果を備える。
仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信することと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定することと、表示領域に仮想キーボードを表示させることとを含むので、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上のトリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
以上の説明と後記の詳細な説明は例示されたものであり、本発明を限定するものではないと理解すべきである。
以下、本発明の実施例をより明瞭に説明するために、実施例において使用される図面を簡単に説明し、以下説明された図面が、本発明のいくつかの実施例を例示して、当業者にとって、創造的労力をしなくても、これらの図面から他の図面を得られる。
ここで説明された図面は、本発明を理解させるためのものであり、本発明の一部を構成し、本発明を制限するものではない。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる表示領域を確定する方法を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる表示領域を確定する別の方法を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかるキー配列を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる他のキー配列を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボードの移動を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる仮想キーボードの表示を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる表示領域を確定するさらに別の方法を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示す例示的なフローチャートである。
例示的な実施例にかかる他の表示領域を確定するさらに別の方法を示す例示的な模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示装置を示す例示的な構成模式図である。
例示的な実施例にかかる仮想キーボード表示装置を示す例示的な構成模式図である。
例示的な実施例にかかる端末を示す例示的な構成模式図である。
上記図面を通じて本発明の明確な実施例を例示し、以下にさらに詳しく記述する。このような図面と文字記述は本発明の旨の範囲を制限するものではなく、特定の実施例を参照することによって、本技術分野の当業者に本発明の概念を理解させるためのものである。
以下、本発明の目的、技術方案とメリットをより明瞭にするために、実施形態と図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。ここに、本発明の実施形態及びその説明は、本発明を解釈するためのものであり、本発明を限定するものではない。
本明細書に記載の「端末」は、通常、タッチスクリーンを含む電子装置であり、例えば、スマートフォーンと、タブレットPCと、スマートテレビと、電子ブックリーダーと、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III)プレーヤーと、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV)プレーヤーと、ノートブック型パソコンと、デスクトップコンピューター等を含む。
図1は本発明の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャート。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。
該仮想キーボード表示方法は、
仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップ102と、
予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップ104と、
表示領域に仮想キーボードを表示させるステップ106とを含む。
以上のように、本発明の実施例は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む仮想キーボード表示方法を提供する。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
図2Aは本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャートである。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。
該仮想キーボード表示方法は、以下のステップを含む。
ステップ201において、予定トリガー信号を受信する。
端末は、ユーザによりトリガーされた予定トリガー信号を受信する。予定トリガー信号は仮想キーボードの表示をトリガーさせるためのものである。予定トリガー信号は、指が入力インターフェースにおける入力欄をクリックしてトリガーされた信号であってもよいし、指がロック解除インターフェースにおいて長押ししてトリガーされた信号であってもよい。本実施例は、予定トリガー信号の具体的な形式を限定しない。
予定トリガー信号が指でクリックしてトリガーされた信号である場合、指でクリックした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。予定トリガー信号が指で長押ししてトリガーされた信号である場合、指で長押しした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。
ステップ202において、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する。
本ステップにおいて、端末が予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する方式は二種類を含み、具体的に、表示領域が円形領域である場合の確定方式と、表示領域が楕円形領域である場合の確定方式とを含む。
表示領域が円形領域である場合の確定方式のとき、図2Bに示すように、本ステップは、表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得するサブステップ202aと、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定するサブステップ202bとを含む。
該表示領域の形状が、端末で予め設定され、円形以外の他の任意の形状であってもよい。
また、該円形表示領域の位置と面積が、予定トリガー信号のトリガー位置と予定半径Rとによって確定される。予定トリガー信号のトリガー位置を円心とし、予定半径Rを半径として円形領域を確定する。例えば、図2Cに示すように、予定トリガー信号のトリガー位置01と半径Rとによって、円形領域を形成する。
表示領域が楕円形領域である場合の確定方式のとき、図2Dに示すように、本ステップは、表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得するサブステップ202dと、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定するサブステップ202eとを含む。
該表示領域の形状が、端末で予め設定され、楕円形以外の他の任意の形状であってもよい。
また、該楕円形表示領域の位置と面積が、予定トリガー信号のトリガー位置と、半長軸R1と、半短軸R2とによって確定される。予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と、半短軸R2とをもって楕円形領域を確定する。例えば、図2Eに示すように、予定トリガー信号のトリガー位置02と、半長軸R1と、半短軸R2とによって楕円形領域を形成する。
ステップ203において、表示領域に仮想キーボードを表示させる。
端末は、以下の二種類の予定方式によって仮想キーボードを表示領域に表示させる。しかし、予定方式が二種類の方式に限定されない。
1)仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一に配列する方式である。
即ち、例えば、図2Fに示すように、仮想キーボードにおける各キーをステップ202で獲得した表示領域内に環状で配列させる。
2)仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一に配列する方式である。
即ち、例えば、図2Gに示すように、仮想キーボードにおける各キーを表示領域内に充填する。
ステップ204において、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する。
現在の仮想キーボードの位置がユーザの要求に満足できない場合、例えば、図2Hに示すように、ユーザが該仮想キーボードにドラッグ信号を加え、該仮想キーボードをユーザが要求する位置に移動できる。
ステップ205において、例えば、図2Hに示すように、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低いとの問題を解決できる。そして、スクリーンの、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
補足説明として、表示領域を円形或いは楕円形ひいてはその他の形状に設定し、且つ仮想キーボードのキーを該表示領域内に表示させることによって、ユーザが必要に応じて個性的に表示領域の形状を設定でき、ユーザの使用が有利になる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
最後、上記方法によって、片手で該端末を操作することが実現できる。
図3Aは本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャートである。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。該仮想キーボード表示方法は、以下のステップを含む。
ステップ301において、予定トリガー信号を受信する。
端末は、ユーザによりがトリガーされた予定トリガー信号を受信する。予定トリガー信号が仮想キーボードの表示をトリガーさせるためのものである。予定トリガー信号は、指が入力インターフェースにおける入力欄をクリックしてトリガーされた信号であってもよいし、指がロック解除後のインターフェースにおいて長押ししてトリガーされた信号であってもよい。本実施例は、予定トリガー信号の形式を限定しない。特に、本実施例において、端末は、二つの指が同時にタッチパネルを長押ししてトリガーした二つの予定トリガー信号を受信する。
予定トリガー信号が指でクリックしてトリガーされた信号である場合、指でクリックした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。予定トリガー信号が指で長押ししてトリガーされた信号である場合、指で長押しした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。
ステップ302において、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する。本ステップにおいて、表示領域の形状は円形、楕円形、又は他の不規則な形状であってもよい。以下は、円形の表示領域の確定方式と楕円形の表示領域の確定方式である。
表示領域が円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定するサブステップとを含む。
表示領域が楕円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定するサブステップとを含む。
本ステップにおいて、円形表示領域と楕円形表示領域の確定方式は、図2Aの実施例における円形表示領域及び楕円形表示領域の確定方式と同じなので、ここに詳しく説明しない。しかし、以上のように、本実施例における予定トリガー信号が二つであるので、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて確定された表示領域も二つあり、この二つの表示領域が同じでもよいし同じでなくてもよい。本実施例において、この二つの表示領域が同じであることを例として説明する。
ステップ303において、表示領域が二つである場合、表示領域に仮想キーボードを表示させる。
表示領域が二つである場合、端末は表示領域に仮想キーボードを表示させる。即ち、予定方式で、仮想キーボードの一部を一方の表示領域内に表示させ、仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域内に表示させる。
即ち、仮想キーボードの全てのキーを一つの表示領域内に表示させなく、一部を左側の表示領域内に表示させ、他の一部を右側の表示領域内に表示させる。このように、左手が左側の部分のキーを操作でき、右手が右側の部分のキーを操作できる。例えば、図3Bに示すように、左右のキーボードの表示領域の形状が同じでもよいし、同じでなくてもよい。
端末は、仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式と、或いは仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式の予定方式で、仮想キーボードを表示領域内に表示させる。しかし、予定方式は上記に限定されない。
ステップ304において、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する。
現在の仮想キーボードの位置がユーザの要求に満足できない場合、ユーザが該仮想キーボードにドラッグ信号を加え、該仮想キーボードをユーザが要求する位置に移動できる。
ステップ305において、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
補足説明として、スクリーンの左右両側に同時に二つの仮想キーボードを表示させることによって、両手で横になる状態で電子装置を持つとき、ユーザが左右両手で同時に操作でき、協力できるので、情報入力の速度を高められる。
最後、上記方法によって、片手で該端末を操作することが実現できる。
図4Aは本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャートである。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。該仮想キーボード表示方法は、以下のステップを含む。
ステップ401において、予定トリガー信号を受信する。
端末は、ユーザによりトリガーされた予定トリガー信号を受信する。予定トリガー信号が仮想キーボードの表示をトリガーさせるためのものである。予定トリガー信号は、指が入力インターフェースにおける入力欄をクリックしてトリガーされた信号であってもよいし、指がロック解除後のインターフェースにおいて長押ししてトリガーされた信号であってもよい。本実施例は、予定トリガー信号の具体的な形式を限定しない。
予定トリガー信号が指でクリックしてトリガーされた信号である場合、指でクリックした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。予定トリガー信号が指で長押ししてトリガーされた信号である場合、指で長押しした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。
ステップ402において、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する。
表示領域が円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定するサブステップとを含む。
表示領域が楕円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定するサブステップとを含む。
本ステップにおいて、円形表示領域と楕円形表示領域の確定方式は、図2Aの実施例における円形表示領域及び楕円形表示領域の確定方式と同じなので、ここに詳しく説明しない。
ステップ403において、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する。
ステップ404において、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる。
表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる。
端末は、完全に表示できる表示領域の中心点の位置と予定トリガー信号のトリガー位置との水平及び/或は垂直距離を算出し、該水平及び/或は垂直距離によって予定トリガー信号のトリガー位置を完全に表示できる表示領域の中心点の位置にベクトル移動させる。
例えば、予定トリガー信号のトリガー位置が(x,y)であるとき、完全に表示できる表示領域の中心点の位置と予定トリガー信号のトリガー位置との水平距離がx1であると、予定トリガー信号のトリガー位置を(x+x1,y)の位置にベクトル移動させる。完全に表示できる表示領域の中心点の位置と予定トリガー信号のトリガー位置との垂直距離がy1であると、予定トリガー信号のトリガー位置を(x,y+y1)の位置にベクトル移動させる。完全に表示できる表示領域の中心点の位置と予定トリガー信号のトリガー位置との水平距離がx2、垂直距離がy2であると、予定トリガー信号のトリガー位置を(x+x2,y+y2)の位置にベクトル移動させる。
例えば、図4Bに示すように、図における楕円形表示領域のシャドー部分がスクリーン表示範囲を超えた領域であり、即ち、該表示領域がスクリーン表示範囲を超えた。
ステップ405において、スクリーン表示範囲を超えないように、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定する。
例えば、図4Bに示すように、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させた後、改めて確定された表示領域がスクリーン表示範囲の表示領域を超えない。
ステップ406において、表示領域に仮想キーボードを表示させる。
本実施例において、端末は、以下の二種類の予定方式によって仮想キーボードを表示領域に表示させる。予定方式が二種類の方式に限定されない。
1)仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式である。
2)仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式である。
補足説明として、表示領域が二つである場合、表示領域に仮想キーボードを表示させる。即ち、予定方式で、仮想キーボードの一部を一方の表示領域内に表示させ、仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域内に表示させる。
ステップ407において、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する。
現在の仮想キーボードの位置がユーザの要求に満足できない場合、ユーザが該仮想キーボードにドラッグ信号を加え、該仮想キーボードをユーザが要求する位置に移動できる。
ステップ408において、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低いとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
補足説明として、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出し、表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させ、スクリーン表示範囲を超えないように、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定し、改めて確定された表示領域内に仮想キーボードを表示させる。このように、予定トリガー信号のトリガー位置がスクリーンの筐体に近づき、スクリーンに表示された表示領域が小さく、仮想キーボードを表示できないとき、予定トリガー信号のトリガー位置の移動によって、改めて仮想キーボードを表示できる表示領域を確定できる。
最後、上記方法によって、片手で該端末を操作することが実現できる。
図5Aは本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示方法を示すフローチャートである。本実施例は、該仮想キーボード表示方法が端末に用いられることを例として説明する。該仮想キーボード表示方法、以下のステップを含む。
ステップ501において、予定トリガー信号を受信する。
端末は、ユーザによりトリガーされた予定トリガー信号を受信する。予定トリガー信号が仮想キーボードの表示をトリガーさせるためのものである。予定トリガー信号は、指が入力インターフェースにおける入力欄をクリックしてトリガーされた信号であってもよいし、指がロック解除後のインターフェースにおいて長押ししてトリガーされた信号であってもよい。本実施例は、予定トリガー信号の具体的な形式を限定しない。
予定トリガー信号が指でクリックしてトリガーされた信号である場合、指でクリックした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。予定トリガー信号が指で長押ししてトリガーされた信号である場合、指で長押しした位置が該予定トリガー信号のトリガー位置になる。
ステップ502において、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する。
表示領域が円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定するサブステップとを含む。
表示領域が楕円形領域である確定方式において、本ステップは、表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得するサブステップと、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定するサブステップとを含む。
本ステップにおいて、円形表示領域と楕円形表示領域の確定方式は、図2Aの実施例における円形表示領域及び楕円形表示領域の確定方式と同じなので、ここに詳しく説明しない。
ステップ503において、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する。
例えば、図5Bに示すように、図における楕円形表示領域のシャドー部分がスクリーン表示範囲を超えた領域であり、即ち、該表示領域がスクリーン表示範囲を超えた。
ステップ504において、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された表示領域のスクリーン表示範囲に位置した部分を改めて表示領域として確定する。
即ち、スクリーン表示範囲を超えた表示領域を削除して、スクリーン表示範囲内の部分を改めて表示領域として確定する。
例えば、図5Bに示すように、スクリーン表示範囲を超えた楕円形表示領域のシャドー部分を削除して、スクリーン表示範囲内の部分を表示領域として確定する。
ステップ505において、表示領域に仮想キーボードを表示させる。
本実施例において、端末は、以下の二種類の予定方式によって仮想キーボードを表示領域に表示させる。予定方式が二種類の方式に限定されない。
1)仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式である。
2)仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式である。
本実施例において、仮想キーボードにおける各キーをタイル状に改めて確定された表示領域内に均一配列し、つまり、仮想キーボードの各キーを改めて該確定された表示領域に充填する。
補足説明として、表示領域が二つである場合、表示領域に仮想キーボードを表示させる。即ち、予定方式で、仮想キーボードの一部を一方の表示領域内に表示させ、仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域内に表示させる。
ステップ506において、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する。
現在の仮想キーボードの位置がユーザの要求に満足できない場合、ユーザが該仮想キーボードにドラッグ信号を加え、該仮想キーボードをユーザが要求する位置に移動できる。
ステップ507において、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そしてスクリーン上のトリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
補足説明として、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出し、表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、確定された表示領域のスクリーン表示範囲に位置した部分を改めて表示領域とし、改めて確定された表示領域内に仮想キーボードを表示させる。このように、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて確定された表示領域の一部がスクリーン外に位置するとき、スクリーンに位置する表示領域の他の一部を改めて表示領域として確定することができるので、改めて該確定された表示領域内に仮想キーボードを表示できる。
最後、上記方法によって、片手で該端末を操作することが実現できる。
以下は、本発明の装置実施例であり、その中に詳細に説明しなかった内容は、上記対応の方法実施例を参照する。
図6は本発明の一実施例にかかる仮想キーボード表示装置を示す構成模式図である。該仮想キーボード表示装置がソフトウェアとハードウェア、或いは両者の結合によって端末の全て或いは一部を実現できる。
該仮想キーボード表示装置は、
仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信する第一受信モジュール620と、
第一受信モジュール620で受信された予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する第一確定モジュール640と、
第一確定モジュール640で確定された表示領域に仮想キーボードを表示させる第一表示モジュール660とを備える。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
図7は本発明の他の実施例にかかる仮想キーボード表示装置を示す構成模式図である。該仮想キーボード表示装置がソフトウェアと、ハードウェア或いは両者の結合によって端末の全て或いは一部を実現できる。
該仮想キーボード表示装置は、
仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信する第一受信モジュール720と、
第一受信モジュール720で受信された予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する第一確定モジュール740と、
第一確定モジュール740で確定された表示領域に仮想キーボードを表示させる第一表示モジュール760とを備える。
第一確定モジュール740は、
表示領域が円形領域であるとき、予定半径Rを獲得し、予定トリガー信号のトリガー位置を円心として、予定半径Rをもって円形領域を確定する第一確定ユニットと、
表示領域が楕円形領域であるとき、予定の半長軸R1と半短軸R2とを獲得し、予定トリガー信号のトリガー位置を中心として、半長軸R1と半短軸R2とをもって楕円形領域を確定する第二確定ユニットとを備えること好ましい。
第一表示モジュール760は、仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式、或いは仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式の予定方式によって仮想キーボードを表示領域に表示させることが好ましい。
第一表示モジュール760は、表示領域が二つである場合、予定方式で、仮想キーボードの一部を一方の表示領域内に表示させ、仮想キーボードの他の一部をもう一方の表示領域内に表示させることが好ましい。その中に、予定方式は、仮想キーボードにおける各キーを環状で表示領域に均一配列する方式と、仮想キーボードにおける各キーをタイル状に表示領域内に均一配列する方式とを含む。
該仮想キーボード表示装置は、さらに、
表示領域がスクリーン表示範囲を超えるたか否かを検出する範囲検出モジュール710と、
範囲検出モジュール710により表示領域がスクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させる位置移動モジュール730と、
スクリーン表示範囲を超えないように、位置移動モジュール730でベクトル移動させた後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定する第二確定モジュール750とを備えることが好ましい。
該仮想キーボード表示装置は、さらに、
表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出する範囲検出モジュール710と、
範囲検出モジュール710により表示領域がスクリーン表示範囲を超えたことを検出した場合、確定された表示領域のスクリーン表示範囲に位置した部分を改めて表示領域として確定する第三確定モジュール770とを備えることが好ましい。
該仮想キーボード表示装置は、さらに、
仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信する第二受信モジュール780と、
第二受信モジュール780で受信したドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させる第二表示モジュール790とを備えることが好ましい。
以上のように、本発明の実施例の仮想キーボード表示方法は、仮想キーボードの表示をトリガーさせるための予定トリガー信号を受信するステップと、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定するステップと、表示領域に仮想キーボードを表示させるステップとを含む。本実施例によって、指の活動範囲が限られたため、ユーザが指を移動させてタッチパネル下半部に固定的に表示された仮想キーボードをタッチして、情報を入力できるので、指の繰返し移動が面倒で、入力効率が低くなるとの問題を解決できる。そして、スクリーン上の、トリガー信号で確定された表示領域に仮想キーボードが表示され、指が直接に該表示領域における仮想キーボードをタッチでき、繰返し移動する必要がなく、情報入力の効率を向上できる効果を得られる。
また、仮想キーボードに加えられたドラッグ信号を受信し、ドラッグ信号によって改めて仮想キーボードを表示させることによって、ユーザが必要に応じて随時に該仮想キーボードの表示位置を調整できる。
補足説明として、スクリーンの左右両側に同時に二つの仮想キーボードを表示させることによって、両手で横になる状態で電子装置を持つとき、ユーザが左右両手で同時に操作でき、協力できるので、情報入力の速度を高められる。
補足説明として、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出し、表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、予定トリガー信号のトリガー位置をベクトル移動させ、スクリーン表示範囲を超えないように、ベクトル移動した後のトリガー位置に基づいて改めて表示領域を確定し、改めて確定された表示領域内に仮想キーボードを表示させる。このように、予定トリガー信号のトリガー位置がスクリーンの筐体に近づき、スクリーンに表示された表示領域が小さく、仮想キーボードを表示できないとき、予定トリガー信号のトリガー位置の移動によって、改めて仮想キーボードを表示できる表示領域を確定できる。
最後、補足説明として、表示領域がスクリーン表示範囲を超えたか否かを検出し、表示領域がスクリーン表示範囲を超えた場合、確定された表示領域のスクリーン表示範囲に位置した部分を改めて表示領域とし、改めて確定された表示領域内に仮想キーボードを表示させる。このように、予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて確定された表示領域の一部がスクリーン外に位置するとき、スクリーンに位置する表示領域の他の一部を改めて表示領域として確定することができるので、改めて該確定された表示領域内に仮想キーボードが表示できる。
図8は本発明の一実施例にかかる端末を示す構成模式図である。該端末は、上記実施例における仮想キーボード表示方法を実施することができる。
端末800は、例えば、通信ユニット810と、コンピューターが読み取り可能な記憶媒体を一つ以上含むメモリ820と、入力ユニット830と、表示ユニット840と、センサー850と、オーディオ回路860と、短距離無線通信モジュール870と、一つ以上の処理コアを有するプロセッサ880と、電源890等の部品を備える。当業者は、図8に示す端末の構造は端末に対する限定ではなく、当該端末が、図示した部品より多い数、または少ない数の部品を備えてもよく、或いは、幾つかの部品の組み合わせ、または異なる部品配置を有してもよい、ことを理解すべきである。
ここで、通信ユニット810は、情報の送受信または通話中において、信号を受信及び送信するためのものである。特に、通信ユニット810は、基地局からの下り情報を受信した後、1つ、又は1つ以上のプロセッサ880に渡して処理させる。また、上りデータを基地局に送信する。通常、通信ユニット810は、アンテナと、少なくとも一つのアンプと、チューナと、一つ又は複数の発振器と、加入者識別モジュール(SIM)カードと、受発信機と、カプラーと、LNA(Low Noise Amplifier、ローノイズアンプ)と、デュプレクサ等を含むが、これらに限らない。また、通信ユニット810は、無線通信でネットワーク、及び他の装置と通信することができる。前記無線通信として、GSM(Global System of Mobile communication)と、GPRS(General Packet Radio Service)と、CDMA(Code Division Multiple Access)と、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)と、LTE(Long Term Evolution)と、電子メールと、SMS(Short Messaging Service)等を含む任意の通信規格またはプロトコルを利用してもよいが、これらに限らない。メモリ120は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するためのものであり、例えば、メモリ820には、音声信号を収集するソフトウェアプログラムと、キーワードを識別するソフトウェアプログラムと、実現連続的に音声を識別するソフトウェアプログラムと、通知事項を設置するソフトウェアプログラム等を格納することができる。プロセッサ880は、メモリ820に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することによって、各種機能のアプリ及びデータ処理を実行し、例えば、本発明の実施例に記載の「予定トリガー信号を受信する」機能と、「予定トリガー信号のトリガー位置に基づいて表示領域を確定する」機能と、「表示領域に仮想キーボードを表示させる」機能等を実行する。メモリ820は、主に、プログラム格納領域とデータ格納領域を有する。プログラム格納領域には、OSや、少なくとも一つの機能を実行するアプリ(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等が格納される。データ格納領域には、端末800の使用により作成されたデータ等(例えば、オーディオデータや、電話帳等)が格納される。また、メモリ820は、高速RAM(Random Access Memory)を含んでも良く、さらに、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、或いは他の揮発性のSSD(solid state drive)メモリを含んでもよい。また、メモリ820は、プロセッサ880と入力ユニット830がメモリ820にアクセスできるように、メモリコントローラを更に含んでも良い。
入力ユニット830は、数字或いはキャラクター情報の入力の受け付け、及び、ユーザ設定及び機能制御に関するキーボード、ジョイスティック、光学ボールやトラックボールにより信号入力を発生させるためのものである。例えば、入力ユニット830は、タッチセンシティブ表面831及び他の入力装置832を含んでよい。タッチセンシティブ表面831は、タッチパネルやタッチパッドとも呼ばれ、ユーザがその表面上やその付近に対するタッチ操作(例えば、ユーザが指やタッチペン等の任意の適当した物や付属品を使用して、タッチセンシティブ表面831上やタッチセンシティブ表面831の付近に対して行う操作)を収集する共に、予め設定されたプログラムに従って、関連する接続装置を駆動する。タッチセンシティブ表面831は、選択的に、タッチ検出手段とタッチ制御器との二つの部分を含んでもよい。
ここで、タッチ検出手段は、ユーザのタッチ位置を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、そのタッチ情報をタッチ制御器に送信する。タッチ制御器は、タッチ検出手段からタッチ情報を受信し、当該情報を接触点座標に変換してプロセッサ880に送信するとともに、プロセッサ880からのコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの様々な方式によりタッチセンシティブ表面831を実現することができる。入力ユニット830は、タッチセンシティブ表面831に加えて、他の入力装置832をさらに含んでもよい。他の入力装置832は、物理的なキーボード、ファンクションキー(例えば、ボリュームボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、ジョイスティック等の中の一つ又は複数を含んでもよいが、これらに限らない。
表示ユニット840は、ユーザが入力した情報やユーザに提供する情報、及び端末800の各種のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を表示するためのものであり、これらのグラフィカル・ユーザー・インターフェースは、図形、テキスト、アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組合せで構成されることができる。表示ユニット840は、表示パネル841を含む。表示パネル841は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light−Emitting Diode)等の形態で構成されてもよい。さらに、タッチセンシティブ表面831は、表示パネル841を覆うように設けられ、タッチセンシティブ表面831がその表面または付近に対するタッチ操作を検出すると、その検出結果をプロセッサ880に転送してタッチイベントのタイプを確認させ、その後、プロセッサ880は、タッチイベントのタイプに基づいて、表示パネル841上に対応する視覚的出力を提供するように構成されてもよい。図8において、タッチセンシティブ表面831と表示パネル841とが2つの独立した部品として出力及び入力の機能を実現するように構成されているが、タッチセンシティブ表面831と表示パネル841とを集積構成して入力及び出力機能を実現する実施例もあり得る。
端末800は、さらに、例えば光センサー、運動センサー及び他のセンサーなどの、少なくとも1つのセンサー850を含んでもよい。光センサーは、環境光センサーと近接センサーを含んでもよいが、環境光センサーは、環境光の明るさに基づいて、表示パネル841の輝度を調整することができ、近接センサーは、端末800が耳元まで移動すると、表示パネル841及び/又はバックライトをオフする。運動センサーの一種としての重力加速度センサーは、各方向(一般的には、3軸)における加速度の大きさを検出することができ、静止の状態では、重力の大きさ及びその方向を検出することができるので、携帯電話の姿勢を認識するアプリ(例えば、画面の横縦向きの切り替え、ゲーム、磁力計の姿勢校正)、振動認識に関する機能(例えば、歩数計、パーカッション)等に使用される。端末800には、さらに、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサー等のほかのセンサーが備えられるが、ここで、その具体的な説明は省略する。
オーディオ回路860、スピーカ861、マイク862は、ユーザと端末800との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路860は、受信したオーディオデータから変換された電気信号をスピーカ861に転送し、スピーカ861により音声信号に変換して出力する。一方、マイク862は、収集した音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路860が当該電気信号を受信した後オーディオデータに変換し、オーディオデータをプロセッサ880に転送して処理してから通信ユニット810を介して例えば他の端末に転送するか、或いはオーディオデータをメモリ820に送信して更に処理を行うようにする。オーディオ回路860は、端末800が外部のイヤホンと通信できるように、イヤホン挿入孔を含んでもよい。
無線通信ユニット870は、WiFi(wireless fidelity)モジュールやブルートゥースモジュールであってもよい。端末800は、無線通信ユニット870を利用して、電子メールの送受信、ウェブの閲覧、ストリーミングメディアのアクセス等を行なうことができる。図8において、無線通信ユニット870を示しているが、当該無線通信ユニット870は、端末800にとって不可欠な構成ではなく、本発明の趣旨を変更しない範囲内で必要に応じて省略することができる、ことを理解すべきである。
プロセッサ880は、端末800の制御センターであり、各種のインターフェース及び回路を介して端末全体の各部と接続され、メモリ820内に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行または作動させるとともに、メモリ120内に格納されたデータを呼び出すことによって、端末800の各種機能の実行及びデータの処理を実現することで、電子装置全体をコントロールする。プロセッサ880は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよく、アプリプロセッサとモデムプロセッサを集積して構成されてもよい。ここで、アプリプロセッサは、主に、OS、ユーザインタフェース、及びアプリなどを処理し、モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。また、上記モデムプロセッサがプロセッサ180に集積されなくてもよい、ことを理解すべきである。
端末800は、さらに、各部に電力を供給する電源890(例えば、バッテリー)を含み、当該電源890は、電源管理システムを介してプロセッサ180にロジック的に接続されることにより、電源管理システムを介して充電・放電管理、及び電力管理等の機能を実現することができる。電源890は、さらに、1つ或いは1つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源故障検出回路、電源コンバータ又はインバータ、電源状態インジケータ等の任意のアセンブリを含んでもよい。
端末800は、図示してはないが、カメラ、ブルートゥースモジュール等をさらに含んでもよいが、ここで、その具体的な説明は省略する。
当該端末800は、メモリ、及び一つ又は一つ以上のプログラムをさらに含んでいる。ここで、一つ又は一つ以上のプログラムは、メモリに格納され、且つ一つ又は一つ以上のプロセッサにより図1〜図5Bに示すいずれの実施例における仮想キーボード表示方法を実行する。
当業者にとって、上記実施例の全て或いは一部のステップを実現できるために、ハードウェアで、又はプログラムによって関連するハードウェアを指令して完成できる。前記プログラムはコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納でき、上記の記憶媒体として、読み取り専用メモリ、磁気ディスク或いは光ディスク等を使用できる。
以上の内容は、本発明の好ましい実施形態だけであり、本発明を限定するものではないと理解すべきである。本発明の主旨と思想内に実施されたあらゆる修正や、同等な置換え、変更等は、本発明の保護範囲に含まれる。