JP2015535285A - 親水性オルガノシランを含む化粧品組成物 - Google Patents

親水性オルガノシランを含む化粧品組成物 Download PDF

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Abstract

本開示は、以下の式を有するオルガノシラン(A):(R1)n(R2O)(3−n)SiR3O(CH2CH2O)a(C3H6O)bR4(式中、nは、1、2、又は3であり、a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、R1は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、R2は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、R3は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、R4は水素、R1、又はアセチル基である)と、化粧品成分(B)と、任意選択的に化粧品として許容可能な媒体と、を含む化粧品組成物に関する。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2012年11月2日に出願された米国特許仮出願番号第61/721688号の利益を主張する。
(技術分野)
本出願は、化粧品として許容可能な媒体中にポリオキシアルキレン部分を含有するオルガノシラン(A)、及び少なくとも1つの化粧品成分(B)、を含む化粧品組成物に関する。
オルガノシランは化粧品用途で使用されており、水和、ヘアコンディショニング、増泡性、保湿性などの様々な利点を提供する。
オルガノシランは、相溶性、分散性、湿潤性のために顔料又は充填剤の表面を処理するのに使用され得る。オルガノシランは、油中水型エマルジョン又は水中油型エマルジョンなどのエマルジョンを形成するために、表面活性成分としても使用され得る。
皮膚の水和は、皮膚老化のサインを遅らせる上で重要なパラメータである。したがって、皮膚の上層における含水量を増加させることによって、皮膚の脱水を補う目的で、適切な活性剤が化粧品組成物及び皮膚用組成物に含まれている。ポリオールなど(特にグリセリン、グリコール、及び糖)の活性剤によって皮膚の上層の水分量を増加させる;又は、ハイドロリピッド膜の形態で、いわゆるバリアを形成することによって水が蒸発することを防ぐなどの様々な機構が存在する。
ポリオールの主な欠点は、ある高い濃度でべたつくことであり、1日間以下しか水和をもたらさない。
ペトロラタムなどのバリア成分は、数時間後にのみ水和保持を開始するという、遅効性のみを有している。
即時及び長期にわたって続く水和を皮膚にもたらし、化粧品製品又は皮膚用製品の感覚特性に悪影響を与えない活性剤に対する継続的な需要がある。
本発明は、ポリオキシアルキレン部分を含有するオルガノシランを含む化粧品組成物に関する。特に、本開示は、以下の式を有するオルガノシラン(A);
(R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)(式中、
nは、1、2、又は3であり、
a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
は水素、R、又はアセチル基である)、
及び少なくとも1つの化粧品成分(B)、を含む化粧品組成物に関する。
本発明は、化粧品として許容可能な媒体中に、以下の式を有するオルガノシラン(A);
(R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)(式中、
−nは、1、2、又は3であるか、あるいはnは2であり、a≧1、0≦b≦30であり(但し、a≧bである)、
−Rは、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であるか、あるいはRはアルキル基又はフェニル基であるか、あるいはRはメチル基であり、
−Rは、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であるか、あるいはRは、メチル又はエチルであるか、あるいはRはエチルであり、
−Rは、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であるか、Rは2〜6個の炭素原子を含有するか、あるいはRは、プロピレン又はイソブチレンであるか、Rは、−CHCHC(CH−であるか、あるいはRはプロピレンであり、
−Rは、水素、R、又はアセチル基であるか、Rはメチルである);
及び、少なくとも1つの化粧用成分(B)を含む組成物、又はその反応生成物に関する。
オルガノシラン(A)は、上述の式において、(CHCHO)で表される、主にポリオキシエチレン鎖であるポリオキシアルキレン部分を含有する。ポリオキシアルキレン基は、主にオキシエチレン単位(CO)を含むが、オキシプロピレン単位(CO)、オキシブチレン単位(CO)、又はこれらの混合物も含有し得る。ポリオキシアルキレン基が、(CO)、(CO)、及び/又は(CO)単位の混合物を含む場合、オキシアルキレン基は、典型的には、基でランダム化されるが、ブロック化もされ得る。典型的には、ポリオキシアルキレン基は、大部分はポリオキシエチレン単位を含み、モルベースで定義され、上述の式で「a」の下付き文字で示される。
下付き文字「a」は、1以上であり、
あるいは、aは、4〜30で変化してよく、
あるいは、aは、4〜20で変化してよく、
あるいは、aは、4〜10で変化してよく、
あるいは、aは、5〜8で変化してよく、
あるいは、aは7である。
下付き文字「b」は、0〜30で変化し、
あるいは、bは、1〜30で変化してよく、
あるいは、bは、1〜20で変化してよく、
あるいは、bは、10〜20で変化してよく、
あるいは、bは、15〜20で変化してよく、
但し、a≧bである。
1つの実施形態において、オルガノシラン(A)は、以下の平均式を有する:
(CH)(CHCHO)Si CHCHCH O(CHCHO)CH
1つの実施形態において、オルガノシラン(A)は、以下の平均式を有する:
(CH)(CHO)Si CHCHC(CH O(CHCHO)18(CO)18H。
オルガノシラン(A)は、オルガノシランを調製するのに周知の任意の方法で調製されるか、あるいは、オルガノシラン(A)は、以下で議論される方法で調製され得る。
オルガノシラン(A)は:
(a)式(R(3−n)(RO)SiHのオルガノシラン
(式中、Rは、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
は、水素、又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
下付き文字nは、1、2、又は3であるか、あるいはnは2である)、
(b)式RO(CHCHO)(CO)のポリオキシアルキレン
(式中、下付き文字「a」は、1以上であり、
下付き文字「b」は、0〜30で変化し
(但し、a≧bである)、
は水素、R、又はアセチル基であり、
は、2〜12炭素原子を含有する不飽和脂肪族炭化水素基であり)、及び
(c)ヒドロシリル化反応用触媒、を反応させることを含む方法によって調製され得る。
成分(a)は、式(R(3−n)(RO)SiHのオルガノシランである。あるいは、Rが0である場合、2つ以上のH基がSi原子上に存在することが可能である。このような場合、2つのポリエーテル基は、Si原子上に続けてグラフト化される。本方法中、成分(a)として好適なオルガノシランの代表的な例としては;
(CH)(CHCHO)SiH、
(CH)(CHO)SiH、
(CHCH)(CHCHO)SiH、
(CHCH)(CHO)SiH、
(CH)(HC(CHO)SiH、
(CHCHO)SiH、が挙げられる。
成分(b)として有用なポリアルキレンは、1つの分子鎖末端を2〜12個の炭素原子を含有する不飽和脂肪族炭化水素基で終端する任意のポリアルキレンであり得る。ポリオキシアルキレンは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、1,2−エポキシヘキサン、1,2−エポキシオクタン(epoxyoctance)、シクロヘキセンオキシド又はエキソ−2,3−エポキシノルボルネン(epoxynorborane)などの環状エポキシドの重合により得ることができる。ポリオキシアルキレン基は、主にオキシエチレン単位(CO)を含むが、少量のオキシプロピレン単位(CO)、オキシブチレン単位(CO)、又はこれらの混合物も含有し得る。典型的には、ポリオキシアルキレン基は、大部分はオキシエチレン単位を含み、モルベースで定義され、上述の式で「a」の下付き文字で示される。存在する場合、オキシプロピレン単位は、上述の式で「b」の下付き文字で示される。不飽和脂肪族炭化水素基は、アルケニル基又はアルキニル基であってよい。代表的、非限定的なアルケニル基の例は、以下の構造で示される:HC=CH−、HC=CHCH−、HC=CHC(CH−HC=C(CH)CH−、HC=CHCHCH−、HC=CHCHCHCH−、及びHC=CHCHCHCHCH−。代表的、非限定的なアルケニル基の例は、以下の構造で示される:HC≡C−、HC≡CCH−、HC≡CCH(CH)−、HC≡CC(CH−、及びHC≡CC(CHCH−。
1つの分子末端に不飽和脂肪族炭化水素基を有するポリオキシアルキレンは、当該技術分野において既知であり、多くが市販されている。
1つの分子末端に不飽和脂肪族ヒドロカルビルを有する代表的、非限定的なポリオキシアルキレンの例としては:
C=CHCHO[CO]H、
C=CHCHO[CO][CO]H、
C=CHCHO[CO]CH
C=CHC(CHO[CO]CH
C=CHC(CHO[CO] [CO]H、
C=CHCHO[CO]C(O)CH
C=C(CH)CHO[CO]H、
HC≡CCHO[CO]H、
HC≡CC(CHO[CO]H、
(式中、a及びbは、上述の通りである)が挙げられる。
1つの分子末端に不飽和脂肪族炭化水素基を有するポリオキシアルキレンは、NOF(Nippon Oil and Fat,Tokyo,Japan)、Clariant Corp.(Switzerland)、及びDow Chemical Corp.(Midland,MI)などの多くの供給元から市販されている。これらの材料の市販例としては、NOFのUniox MUS−4、ClariantのPolyglykol AM 450、及びDowのSF 400及びSF 443が挙げられる。
ヒドロシリル化反応において使用される成分(a)及び(b)の量は、変化し得る。成分(a)のSiH単位と成分(b)の脂肪族不飽和基とのモル比は、10/1〜1/10、あるいは5/1〜1/5、あるいは1/1〜1/2の範囲であり得る。典型的には、成分(a)及び(b)の量は、成分(b)の不飽和基のモル過剰を成分(a)におけるSiH基にもたらすように選択される。
成分(c)は、ヒドロシリル化触媒である。ヒドロシリル化触媒は、白金、ロジウム、イリジウム、パラジウム、又はルテニウムから選択される任意の好適な第VIII族金属系触媒であり得る。本組成物の硬化を触媒するのに有用な第VIII族金属を含有する触媒は、ケイ素結合水素原子とケイ素結合不飽和炭化水素基との反応を触媒することが知られているもののいずれであってもよい。ヒドロシリル化によって本組成物を有効に硬化する触媒として使用するための好ましい第VIII族金属は、白金系触媒である。本組成物を硬化するためのいくつかの好ましい白金系ヒドロシリル化触媒は、白金金属、白金化合物、及び白金錯体である。
好適な白金触媒は、米国特許第2,823,218号(一般的に「Speier触媒」と呼ばれている)及び米国特許第3,923,705号に記載されている。白金触媒は、Karstedtの米国特許第3,715,334号及び同第3,814,730号に記載されている「Karstedt触媒」であってもよい。Karstedt触媒は、典型的に、トルエンなどの溶媒中に約1重量パーセントの白金を含有する白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体である。あるいは、白金触媒は、米国特許第3,419,593号に記載の通り、塩化白金酸と末端脂肪族不飽和を含有するオルガノシリコン化合物との反応生成物であり得る。あるいは、ヒドロシリル化触媒は、米国特許第5,175,325号に記載の通り、塩化白金とジビニルテトラメチルジシロキサンとの中和錯体である。
更に好適なヒドロシリル化触媒は、例えば、米国特許第3,159,601号;同第3,220,972号;同第3,296,291号;同第3,516,946号;同第3,989,668号;同第4,784,879号;同第5,036,117号;及び同第5,175,325号並びに欧州特許第0 347 895(B1)号に記載されている。
ヒドロシリル化触媒は、総反応組成物の100万部(ppm)当たり、わずか0.001重量部の元素白金族金属に相当する量で加えられ得る。典型的には、反応組成物におけるヒドロシリル化触媒の濃度は、元素白金族金属の100万部当たり少なくとも1部の等量をもたらすことが可能な濃度である。元素白金族金属の100万部当たり1〜500、あるいは50〜500、あるいは50〜200の等量をもたらす触媒濃度が、使用され得る。
本方法で作用する反応は、成分(a)のSiH単位が成分(b)の不飽和脂肪族炭化水素基と反応しSi−C結合を形成する、ヒドロシリル化反応である。この反応は、ヒドロシリル化反応に作用するための当該技術分野では既知である条件下で行われ得る。
ヒドロシリル化反応は、未希釈又は溶媒の存在下で行われ得る。溶媒は、アルコール(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、又はn−プロパノールなど)、ケトン(アセトン、メチルエチルケトン、又はメチルイソブチルケトンなど);芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、又はキシレンなど)、脂肪族炭化水素(ヘプタン、ヘキサン、又はオクタンなど)、グリコールエーテル(プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、又はエチレングリコールn−ブチルエーテルなど)、ハロゲン化炭化水素(ジクロロメタン、1,1,1−トリクロロエタン、又は塩化メチレンなど)、クロロホルム、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、揮発油、石油スピリット、又はナフサであり得る。
溶媒の量は、最大約70重量パーセントであり得るが、典型的には、約20〜約50重量パーセントであり、この重量パーセントは、ヒドロシリル化反応中の成分の総重量を基準とする。ヒドロシリル化反応中に使用される溶媒は、得られたオルガノシランから、様々な既知の方法によって続けて除去され得る。
かかる反応を高めることで知られる更なる成分が、ヒドロシリル化反応に加えられ得る。これらの成分は、白金触媒との組み合わせで緩衝効果を有する酢酸ナトリウムなどの塩を含む。
オルガノシラン(A)は、上述の式中、(RO)で表されるように、少なくとも1つのアルコキシ基を含有する。このように、オルガノシラン(A)は水性媒体中で加水分解し、更に自身と縮合するか、若しくは他のアルコキシシラン又はハロゲン化物官能性シランと縮合し、オリゴマー又は高分子量ポリマーシロキサンを形成し得る。
したがって、本開示は、上述のオルガノシランの加水分解及び/又は縮合によって生じる反応生成物に関する。オルガノシラン(A)、又は続けて生成されるオルガノシロキサン由来のオリゴマー又はポリマーシロキサンは、ヒドロキシル官能性化合物、又は、顔料若しくは充填剤などの表面若しくは基材と反応し得る。オルガノシラン(A)は、主にエチレンオキシドであるポリアルキレンオキシド鎖を含有するため、本オルガノシランは「親水性」と考えられ得る。
オルガノシラン(A)は、様々な基材を処理し、より優れた「親水性」を基材に付与するのに使用され得る。更には、シラン部分の反応性によって、本組成物が様々な基材と結合し、より長く続き、より耐久性の高い親水性処理がもたらされ得る。
オルガノシラン(A)は、有機溶媒中の溶液として、未希釈で水性溶液として使用され得る。溶液として使用される場合、pHを緩衝する酸又は塩基などの追加成分は、アルコキシシランの加水分解及び縮合を高めることが既知である溶液に加えられ得る。
化粧品組成物には、専ら又は主に、洗浄、賦香、外観の変化、保護、良好な状態の維持、又は体臭改善の目的で、ヒト身体の外側部分(皮膚(表皮)、毛髪系、爪など)、又は歯及び口腔の粘膜に接触させて配置することを意図する組成物が含まれる。場合によっては、化粧品組成物には、ヘルスケア組成物も含まれる。
オルガノシラン(A)、又はオルガノシラン(A)由来の反応生成物は、化粧品成分(B)と組み合わせた化粧品組成物中に存在し、任意選択的に化粧品として許容可能な媒体中に存在する。
化粧品成分は、化粧品用途において使用されることが既知なものである。かかる成分の幅広い総説が、CTFA cosmetic ingredient handbookに見出され得る。
化粧品として許容可能な媒体としては、水、溶媒、希釈液、又はこれらの混合物及びエマルジョンが挙げられる。
化粧品用途としては、スキンケア、ヘアケア、又はネイルケア用途が挙げられる。
化粧品成分としては、皮膚軟化剤、ワックス、保湿剤、界面活性剤若しくは洗剤若しくは乳化剤などの表面活性物質、増粘剤、水相安定化剤、pH調整剤、防腐剤及び化粧用殺生物剤、皮脂吸収剤又は皮脂調整剤、野菜抽出物又は植物抽出物、ビタミン、タンパク質又はアミノ酸及びその誘導体、顔料、着色剤、充填剤、シリコーンコンディショニング剤、カチオン性コンディショニング剤、UV吸収剤、日焼け止め剤、フケ防止剤、制汗剤、消臭剤、皮膚保護剤、毛髪用染料、ネイルケア成分、芳香剤又は香料、酸化防止剤、酸化剤、還元剤、噴射ガス、及びこれらの混合物が挙げられる。
化粧品組成物に使用され得る追加成分には、脂肪族アルコール、カラーケア添加剤、抗セルライト剤、真珠様光沢化剤、キレート剤、被膜形成剤、スタイリング剤、セラミド、懸濁化剤などが挙げられる。
ヘルスケア成分としては、坑アクネ剤、抗菌剤、抗真菌剤、治療活性剤、外用鎮痛薬、美白剤、抗ガン剤、利尿薬、胃十二指腸潰瘍治療剤、タンパク質分解酵素、抗ヒスタミン又はH1ヒスタミン遮断薬、鎮静剤、気管支拡張薬、希釈剤が挙げられる。
ヘルスケア組成物に使用され得る更なる成分としては、抗生物質、消毒剤、抗菌剤、抗炎症薬、収斂剤、ホルモン剤、禁煙用組成物、心臓血管薬、抗不整脈薬、α−I遮断薬、β遮断薬、ACE阻害剤、凝集防止剤、ジクロフェナクなどの非ステロイド抗炎症剤、プロピオン酸クロベタゾールなどの抗乾癬薬、抗皮膚炎剤、精神安定剤、抗痙攣剤、凝固阻止剤、治癒因子、細胞増殖栄養剤、ペプチド、コルチコステロイド薬、かゆみ止め剤などが挙げられる。
化粧品成分は、ワックスなどのヘルスケア組成物などで使用されてよく、ヘルスケア成分は、抗アクネ剤などの化粧品組成物などで使用され得る。
皮膚軟化剤の例としては、揮発性又は非揮発性シリコーン油;ポリプロピルシルセスキオキサン及びフェニルトリメチコンなどのシリコーン樹脂;ジメチコーンクロスポリマーなどのシリコーンエラストマー;C30〜45アルキルメチコンなどのアルキルメチルシロキサン;スクアレン、パラフィン油、ペトロラタム油、及びナフタレン油などの揮発性又は非揮発性炭化水素化合物;水素化又は部分水素化ポリイソブテン;イソエイコサン;スクアラン;イソパラフィン;イソドデカン;イソデカン又はイソヘキサ−デカン;分岐C8〜C16エステル;ネオペンタン酸イソヘキシル;イソノナン酸イソノニル、オクタン酸セトステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミテート誘導体、ステアレート誘導体、イソステアリン酸イソステアリル、及びヘプタノエート、オクタノエート、デカノエート又はリシノールエートのアルコール若しくは多価アルコール又はそれらの混合物などのエステル油;小麦胚芽、ヒマワリ、ブドウ種子、ひまし、シア、アボカド、オリーブ、大豆、スウィートアーモンド、ヤシ、菜種、綿実、ヘーゼルナッツ、マカダミア、ホホバ、クロフサスグリ、オオマツヨイグサなどの植物性原料炭化水素油;又は、カプリル/カプリン酸のトリグリセリド;オレイン酸、リノール酸又はリノレン酸などの高級脂肪酸、及びこれらの混合物が挙げられる。
ワックスの例としては、蜜蝋、ラノリンワックス、ライスワックス、カルナバワックス、キャンデリラワックス、微結晶ワックス、パラフィン、オゾケライト、ポリエチレンワックス、合成ワックス、セレシン、ラノリン、ラノリン誘導体、カカオバター、シェラックワックス、米ぬかワックス、カポックワックス、サトウキビワックス、モンタンワックス、鯨蝋、ヤマモモワックス、シリコーンワックス(例えば、ポリメチルシロキサンアルキル、アルコキシ及び/又はエステル、C30〜45アルキルジメチルシリルポリプロピルシルセスキオキサン)などの炭化水素ワックス、及びこれらの混合物が挙げられる。
保湿剤の例としては、プロピレングリコール及びブチレングリコ−ルなどの低分子量脂肪族ジオール;グリセリン及びソルビトールなどのポリオール;並びにポリエチレングリコール200などのポリオキシエチレンポリマー;ヒアルロン酸及びその誘導体、及びこれらの混合物が挙げられる。
表面活性物質の例としては、アニオン性、カチオン性又は非イオン性でもよく、ジメチコーンコポリオールなどの有機変性シリコーン;グリセロールのオキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化エーテル;セテアレス−30、C12〜15パレス−7などの脂肪族アルコールのオキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化エーテル;PEG−50ステアレート、PEG−40モノステアレートなどのポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;スクロースステアレート、スクロースココエート及びソルビタンステアレートなどのサッカライドエステル及びエーテル、並びにそれらの混合物;DEAオレス−10ホスフェートなどのリン酸エステル及びそれらの塩;ジナトリウムPEG−5シトレートラウリルスルホサクシネート及びジナトリウムリシノールアミドMEAスルホサクシネートなどのスルホサクシネート;ラウリルエーテル硫酸ナトリウムなどのアルキルエーテルサルフェート;イセチオネート;ベタイン誘導体、及びこれらの混合物が挙げられる。
非イオン性界面活性剤の更なる例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコール、エトキシル化トリメチルノナノール、ポリオキシアルキレン置換シリコーン(レーキ又はABn型)、シリコーンアルカノールアミド、シリコーンエステル、シリコーングリコシド、及びこれらの混合物が挙げられる。
増粘剤の例としては、アクリルアミドコポリマー、アクリレートコポリマー及びその塩(ポリアクリル酸ナトリウムなど)、キサンタンガム及び誘導体、セルロースガム及びセルロース誘導体(メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリプロピルヒドロキシエチルセルロースなど)、デンプン及びデンプン誘導体(ヒドロキシエチルアミロース及びデンプンアミラーゼなど)、ポリオキシエチレン、カルボマー、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、カッシアガム、グアガム及びグアガム誘導体、コカミド誘導体、アルキルアルコール、ゼラチン、PEG−誘導体、サッカライド(フルクトース、グルコースなど)及びサッカライド誘導体(PEG−120メチルグルコースジオレエートなど)、及びこれらの混合物が挙げられる。
水相安定化剤の例としては、電解質(例えば、アルカリ金属塩及びアルカリ土類塩、特に、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びマグネシウムの塩化物、ホウ酸塩、クエン酸塩、及び硫酸塩、並びにアルミニウムクロロハイドレート、及び高分子電解質、特に、ヒアルロン酸及びヒアルロン酸ナトリウム)、ポリオール(グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、及びソルビトール)、エチルアルコールなどのアルコール、及び親水コロイド、及びこれらの混合物が挙げられる。
pH調整剤の例としては、カルボン酸などの任意の水溶性酸、又は塩酸、硫酸、及びリン酸などの鉱酸、酢酸及び乳酸などのモノカルボン酸、並びに、コハク酸、アジピン酸、クエン酸などのポリカルボン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。
防腐剤及び化粧用殺生物剤の例としては、パラベン誘導体、ヒダントイン誘導体、クロルヘキシジン及びその誘導体、イミダゾリジニル尿素、フェノキシエタノール、銀誘導体、サリチレート誘導体、トリクロサン、シクロピロクスオラミン、ヘキサミジン、オキシキノリン及びその誘導体、ポビドンヨード、ジンクピリジオンなどの亜鉛塩及び誘導体、及びこれらの混合物が挙げられる。
皮脂吸収剤又は皮脂調整剤の例としては、シリカシリレート、シリカジメチルシリレート、ジメチコーン/ビニルジメチコーンクロスポリマー、ポリメチルメタクリレート、架橋メチルメタクリレート、アルミニウムデンプンオクテニルサクシネート、及びこれらの混合物が挙げられる。
野菜抽出物又は植物抽出物の例としては、ココナッツ、緑茶、白茶、紅茶、ツクシ、イチョウ、ヒマワリ、小麦胚芽、海藻、オリーブ、ブドウ、ザクロ、アロエ、杏仁、アンズ、ニンジン、トマト、タバコ、豆、ジャガイモ、小豆、アセンヤクノキ、オレンジ、キュウリ、アボカド、スイカ、バナナ、レモン又はヤシなどの植物(草、根、花、実又は種)から、油又は水に溶けた状態で抽出される。ハーブ抽出物の例としては、ディル、ホースラディッシュ、オーツ、ニーム、ビート、ブロッコリー、茶、カボチャ、大豆、大麦、クルミ、亜麻、朝鮮ニンジン、ケシ、アボカド、エンドウ豆、ゴマ、及びこれらの混合物が挙げられる。
ビタミンの例としては、アルコール、酸、ステロール、及びキノンなどの種々の異なる有機化合物が挙げられる。それらは2つの溶解性群:脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分類することができる。パーソナルケア処方において有用性のある脂溶性ビタミンとしては、レチノール(ビタミンA)、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、フィトナジオン(ビタミンK1)、及びトコフェロール(ビタミンE)が挙げられる。パーソナルケア処方において有用性のある水溶性ビタミンとしては、アスコルビン酸(ビタミンC)、チアミン(ビタミンB1)、ナイアシン(ニコチン酸)、ナイアシンアミド(ビタミンB3)、リボフラビン(ビタミンB2)、パントテン酸(ビタミンB5)、ビオチン、葉酸、ピリドキシン(ビタミンB6)、及びシアノコバラミン(ビタミンB12)が挙げられる。ビタミンの更なる例としては、ビタミンの誘導体、例えば、パルミチン酸レチニル(ビタミンAパルミテート)、酢酸レチニル(ビタミンAアセテート)、リノール酸レチニル(ビタミンAリノレート)、及びプロピオン酸レチニル(ビタミンAプロピオネート)、酢酸トコフェリル(ビタミンEアセテート)、リノール酸トコフェリル(ビタミンEリノレート)、コハク酸トコフェリル(ビタミンEサクシネート)、トコフェレス−5、トコフェレス−10、トコフェレス−12、トコフェレス−18、トコフェレス−50(エトキシル化ビタミンE誘導体)、PPG−2トコフェレス−5、PPG−5トコフェレス−2、PPG−10トコフェレス−30、PPG−20トコフェレス−50、PPG−30トコフェレス−70、PPG−70トコフェレス−100(プロポキシル化及びエトキシル化ビタミンE誘導体)、トコフェリルリン酸ナトリウム、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸グルコシド、テトライソパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸テトラヘキサデシル、マレイン酸アスコルビルトコフェリル、アスコルビルトコフェリルリン酸カリウム、ニコチン酸トコフェリル、及びこれらの混合物が挙げられる。
タンパク質又はアミノ酸及びその誘導体の例としては、小麦、大豆、米、トウモロコシ、ケラチン、エラスチン又はシルクから抽出されるものが挙げられる。タンパク質は、加水分解された形態であってよく、加水分解エラスチン、加水分解小麦粉、加水分解シルクなどのように四級化されてもよい。タンパク質の例としては、ヒドロラーゼ、クチナーゼ、オキシダーゼ、トランスフェラーゼ、レダクターゼ、ヘミセルラーゼ、エステラーゼ、イソメラーゼ、ペクチナーゼ、ラクターゼ、ペルオキシダーゼ、ラッカーゼ、カタラーゼなどの酵素、及びこれらの混合物が挙げられる。ヒドロラーゼの例としては、プロテアーゼ(細菌性、真菌性、酸性、中性、又はアルカリ性)、アミラーゼ(α又はβ)、リパーゼ、マンナナーゼ、セルラーゼ、コラゲナーゼ、リゾチーム(lisozymes)、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、及びこれらの混合物が挙げられる。
顔料及び着色剤の例としては、表面処理又は未処理酸化鉄、表面処理又は未処理二酸化チタン、表面処理又は未処理マイカ、酸化銀、ケイ酸塩、酸化クロム、カロチノイド、カーボンブラック、ウルトラマリン、クロロフィリン誘導体及び黄土が挙げられる。有機顔料の例としては、D&C及びFD&C青色、茶色、緑色、橙色、赤色、黄色などで表される、アゾ、インジゴイド、トリフェニルメタン、アントラキノン、及びキサンチン染料などの芳香族型、及びこれらの混合物が挙げられる。
充填剤の例としては、タルク、マイカ、カオリン、酸化亜鉛又は酸化チタン、炭酸カルシウム又は炭酸マグネシウム、シリカ、シリカシリレート、二酸化チタン、ガラスビーズ又はセラミックビーズ、ポリメチルメタアクリレートビーズ、窒化ホウ素、ケイ酸アルミニウム、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ナイロン、8〜22個の炭素原子を有するカルボン酸由来のシルクパウダー金属石鹸、穀物デンプンなどの天然の有機化合物からの非膨張合成ポリマー粉末、膨張粉末及び粉末(架橋していても架橋していなくてもよい)、コポリマーミクロスフェア、ポリトラップ、シリコーン樹脂マイクロビーズ、及びこれらの混合物が挙げられる。充填剤は表面処理され、残存成分との親和性又は適合性が改善され得る。
シリコーンコンディショニング剤の例としては、ジメチコーンなどのシリコーン油;ジメチコノールなどのシリコーンゴム;トリメチルシロキシシリケート、ポリプロピルシルセスキオキサンなどのシリコーン樹脂;シリコーンエラストマー;アルキルメチルシロキサン;アルキルメチルシロキサン;アモジメチコン、アミノプロピルフェニルトリメチコン、フェニルトリメチコン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、シリコーンクオタニウム−16/グリシドキシジメチコーンクロスポリマー、シリコーンクオタニウム−16などの有機修飾シリコーン油;サッカライド官能性シロキサン;カルビノール官能性シロキサン;シリコーンポリエーテル;シロキサンコポリマー(ジビニルジメチコーン/ジメチコーンコポリマー);アクリレート又はアクリル酸官能性シロキサン;及びこれらの混合物又はこれらのエマルジョンが挙げられる。
カチオン性コンディショニング剤の例として、グア誘導体、セルロースエーテルの第四級窒素誘導体;塩化ジメチルジアリルアンモニウムのホモポリマー;アクリルアミドと塩化ジメチルジアリルアンモニウムとのコポリマー;エステル結合又はアミド結合によりポリマーに結合したカチオン性窒素官能基を含有するアクリル酸又はメタクリル酸由来のホモポリマー又はコポリマー;N,N’−ビス−(2,3−エポキシプロピル)−ピペラジン又はピペラジン−ビス−アクリルアミド及びピペラジンの重縮合生成物;並びにビニルピロリドンと第四級窒素官能基を有するアクリル酸エステルとのコポリマーが挙げられる。具体的な材料としては、種々のポリクェート(polyquats)、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−8、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−11、及びポリクオタニウム−23が挙げられる。他の種類のコンディショナーとしては、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤、及びこれらの混合物が挙げられる。
紫外線吸収剤及び日焼け止め剤には、約290〜320ナノメートルの紫外線(UV−B領域)を吸収するものと、320〜400ナノメートル範囲の紫外線(UV−A領域)を吸収するものとがある。
日焼け止め剤のいくつかの例には、アミノ安息香酸、シノキサート、ジエタノールアミンメトキシシンナメート、ジガロイルトリオレエート、ジオキシベンゾン、エチル−4−[ビス(ヒドロキシプロピル)]アミノ安息香酸、グリセリルアミノベンゾエート、ホモサラート、ジヒドロキシアセトンを有するローソン、メンチルアントラニレート、オクトクリレン、エチルヘキシルメトキシシンナメート、オクチルサリチレート、オキシベンゾン、パディメートO、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、レッドペトロラタム、スルイソベンゾン、二酸化チタン、トロラミンサリチレート、及びこれらの混合物がある。
いくつかのUV吸収剤の例には、アセトアミノサロール、アラントインPABA、ベンザルフタリド、ベンゾフェノン、ベンゾフェノン1−12、3−ベンジリデンカンファー、ベンジリデンカンファー加水分解コラーゲンスルホンアミド、ベンジリデンカンファースルホン酸、ベンジルサリチレート、ボルネロン、ブメトリゾール(bumetrizole)、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ブチルPABA、セリア/シリカ、セリア/シリカタルク、シノキサート、DEA−メトキシシンナメート、ジベンゾオキサゾールナフタレン、ジ−t−ブチルヒドロキシベンジリデンカンファー、ジガロイルトリオレエート、ジイソプロピルメチルシンナメート、ジメチルPABAエチルセテアリルジモニウムトシレート、ジオクチルブタミドトリアゾン、ジフェニルカルボメトキシアセトキシナフトピラン、ビスエチルフェニルトリアミノトリアジンスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジスチリルビフェニルトリアミノトリアジンスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、ドロメトリゾール、ドロメトリゾールトリシロキサン、エチルジヒドロキシプロピルPABA、エチルジイソプロピルシンナメート、エチルメトキシシンナメート、エチルPABA、ウロカニン酸エチル、エトロクリレンフェルラ酸、グリセリルオクタノエートジメトキシシンナメート、グリセリルPABA、グリコールサリチレート、ホモサラート、イソアミルp−メトキシシンナメート、イソプロピルベンジルサリチレート、イソプロピルジベンゾリルメタン、イソプロピルメトキシシンナメート、メンチルアントラニレート、メンチルサリチレート、4−メチルベンジリデン、カンファー、オクトクリレン、オクトリゾール、オクチルジメチルPABA、エチルヘキシルメトキシシンナメート、オクチルサリチレート、オクチルトリアゾン、PABA、PEG−25 PABA、ペンチルジメチルPABA、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー、メトキシシンナメートカリウム、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸カリウム、レッドペテロラタム、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸ナトリウム、ウロカニン酸ナトリウム、TEA−フェニルベンゾイミダゾールスルホネート、TEA−サリチレート、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、二酸化チタン、トリPABAパンテノール、ウロカニン酸、VA/クロトネート/メタクリルオキシベンゾフェノン−1コポリマー、及びこれらの混合物がある。
フケ防止剤の例としては、ピリジンチオン塩、二硫化セレンなどのセレン化合物、及び可溶性フケ防止剤、及びこれらの混合物が挙げられる。
制汗剤及び消臭剤の一部の例としては、塩化アルミニウム、アルミニウムジルコニウムテトラクロロハイドレックスGLY、アルミニウムジルコニウムテトラクロロハイドレックスPEG、アルミニウムクロロハイドレックス、アルミニウムジルコニウムテトラクロロハイドレックスPG、アルミニウムクロロハイドレックスPEG、アルミニウムジルコニウムトリクロロハイドレート、アルミニウムクロロハイドレックスPG、アルミニウムジルコニウムトリクロロハイドレックスGLY、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、アルミニウムセスキクロロハイドレート、重炭酸ナトリウム、アルミニウムセスキクロロハイドレックスPEG、クロロフィリン−銅錯体、トリクロサン、アルミニウムジルコニウムオクタクロロハイドレート、リシノール酸亜鉛、及びこれらの混合物が挙げられる。
皮膚保護剤のいくつかの例には、アラントイン、酢酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カラミン、カカオバター、タラ肝油、コロイド状オートミール、ジメチコーン、グリセリン、カオリン、ラノリン、鉱油、ペトロラタム、サメ肝油、重炭酸ナトリウム、タルク、マンサク、酢酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、及びこれらの混合物がある。
毛髪用染料の例としては、1−アセトキシ−2−メチルナフタレン;酸性染料;5−アミノ−4−クロロ−O−クレゾール;5−アミノ−2,6−ジメトキシ−3−ヒドロキシピリジン;3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール;2−アミノ−5−エチルフェノールHCl;5−アミノ−4−フルオロ−2−メチルフェノールスルフェート;2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール;2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソールスルフェート;2−アミノ−5−ニトロフェノール;4−アミノ−2−ニトロフェノール;4−アミノ−3−ニトロフェノール;2−アミノ−4−ニトロフェノールスルフェート;m−アミノフェノールHCl;p−アミノフェノールHCl;m−アミノフェノール;o−アミノフェノール;4,6−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−m−フェニレンジアミンHCl;2,6−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−3,5−ピリジンジアミンHCl;2−クロロ−6−エチルアミノ−4−ニトロフェノール;2−クロロ−5−ニトロ−N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン;2−クロロ−p−フェニレンジアミン;3,4−ジアミノ安息香酸;4,5−ジアミノ−1−((4−クロロフェニル)メチル)−1H−ピラゾールスルフェート;2,3−ジアミノジヒドロピラゾロピラゾロンジメトスルホネート;2,6−ジアミノピリジン;2,6−ジアミノ−3−((ピリジン−3−イル)アゾ)ピリジン;ジヒドロキシインドール;ジヒドロキシインドリン;N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン;2,6−ジメチル−p−フェニレンジアミン;N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミンスルフェート;直接染料;4−エトキシ−m−フェニレンジアミンスルフェート;3−エチルアミノ−p−クレゾールスルフェート;N−エチル−3−ニトロPABA;グルコンアミドプロピルアミノプロピルジメチコーン;アカミノキ(Haematoxylon brasiletto)木材抽出物;HC染料;ヘンナ抽出物(Lawsonia inermis);ヒドロキシエチル−3,4−メチレンジオキシアニリンHCl;ヒドロキシエチル−2−ニトロ−p−トルイジン;ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミンスルフェート;2−ヒドロキシエチルピクラミン酸;ヒドロキシピリジノン;分岐脂肪酸(C21〜22)ヒドロキシスクシンイミジル(hydroxysuccinimidyl C21-22 isoalkyl acidate);イサチン;アイサティス・ティンクトリア葉粉;2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミンスルフェート;2−メトキシ−p−フェニレンジアミンスルフェート;6−メトキシ−2,3−ピリジンジアミンHCl;4−メチルベンジル−4,5−ジアミノピラゾールスルフェート;2,2’−メチレンビス−4−アミノフェノール;2,2’−メチレンビス−4−アミノフェノールHCl;3,4−メチレンジオキシアニリン;2−メチルレソルシノール;塩化メチルロサニリニウム;1,5−ナフタレンジオール;1,7−ナフタレンジオール;3−ニトロ−p−クレゾール;2−ニトロ−5−グリセリルメチルアニリン;4−ニトログアヤコール;3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール;2−ニトロ−N−ヒドロキシエチル−p−アニシジン;ニトロフェノール;4−ニトロフェニルアミノエチル尿素;4−ニトロ−o−フェニレンジアミンジヒドロクロリド;2−ニトロ−p−フェニレンジアミンジヒドロクロリド;4−ニトロ−o−フェニレンジアミンHCl;4−ニトロ−m−フェニレンジアミン;4−ニトロ−o−フェニレンジアミン;2−ニトロ−p−フェニレンジアミン;4−ニトロ−m−フェニレンジアミンスルフェート;4−ニトロ−o−フェニレンジアミンスルフェート;2−ニトロ−p−フェニレンジアミンスルフェート;6−ニトロ−2,5−ピリジンジアミン;6−ニトロ−o−トルイジン;PEG−3 2,2’−ジ−p−フェニレンジアミン;p−フェニレンジアミンHCl;p−フェニレンジアミンスルフェート;フェニルメチルピラゾロン;N−フェニル−p−フェニレンジアミンHCl;ピグメントブルー15:1;ピグメントバイオレット23;ピグメントイエロー13;ピロカテコール;ピロガロール;レゾルシノール;ピクラミン酸ナトリウム;スルファニル酸ナトリウム;ソルベントイエロー85;ソルベントイエロー172;テトラアミノピリミジンスルフェート;テトラブロモフェノールブルー;2,5,6−トリアミノ−4−ピリミジノールスルフェート;1,2,4−トリヒドロキシベンゼンが挙げられる。
ネイルケア成分の例としては、酢酸ブチル;酢酸エチル;ニトロセルロース;アセチルクエン酸トリブチル;イソプロピルアルコール;アジピン酸/ネオペンチルグリコール/無水トリメリット酸コポリマー;ステアラルコニウムベントナイト;アクリレートコポリマー;パントテン酸カルシウム;エイランタイ抽出物;コンドラス・クリスパス;スチレン/アクリレートコポリマー;トリメチルペンタンジイルジベンゾエート−1;ポリビニルブチラール;N−ブチルアルコール;プロピレングリコール;ブチレングリコ−ル;マイカ;シリカ;酸化スズ;ホウケイ酸カルシウム;合成フッ素金雲母;ポリエチレンテレフタレート;ソルビタンラウレート誘導体;タルク;ホホバ抽出物;ダイヤモンドパウダー;イソブチルフェノキシエポキシ樹脂;シルクパウダー、及びこれらの混合物が挙げられる。
芳香剤又は香料の例としては、ヘキシルシンナミックアルデヒド;アニスアルデヒド;メチル−2−n−ヘキシル−3−オキソ−シクロペンタンカルボキシレート;γ−ドデカラクトン;メチルフェニルカルビニルアセテート;4−アセチル−6−tert−ブチル−1,1−ジメチルインダン;パチョリ;オリバナムレジノイド;ラブダナム;ベチバート;コパイババルサム;モミバルサム;4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド;メチルアントラニレート;ゲラニオール;ゲラニルアセテート;リナロール;シトロネロール;テルピニルアセテート;サリチル酸ベンジル;2−メチル−3−(p−イソプロピルフェニル)プロパナール;フェノキシエチルイソプチレート;セドリルアセタール;オーベピン;ムスク芳香剤;大環状ケトン;マクロラクトンムスク芳香剤;ブラシル酸エチレン、及びこれらの混合物が挙げられる。更なる香料成分は、Perfume and Flavour Chemicals,1969,S.Arctander,Montclair,New Jerseyなどの標準的な参考文献に詳細に記載されている。
酸化防止剤の例には、アセチルシステイン、アルブチン、アスコルビン酸、アスコルビン酸ポリペプチド、ジパルミチン酸アスコルビル、ペクチニン酸アスコルビルメチルシラノール、パルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、BHA、p−ヒドロキシアニソール、BHT、t−ブチルヒドロキノン、コーヒー酸、カメリアシネンシス油、アスコルビン酸キトサン、グリコール酸キトサン、サリチル酸キトサン、クロロゲン酸、システイン、システインHCl、デシルメルカプトメチルイミダゾール、エリソルビン酸、ジアミルヒドロキノン、ジ−t−ブチルヒドロキノン、チオジプロピオン酸ジセチル、ジシクロペンタジエン/t−ブチルクレゾールコポリマー、トリオレイン酸ジガロイル、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジミリスチル、ジオレイルトコフェリルメチルシラノール、イソクエルシトリン、ジオスミン、アスコルビル硫酸二ナトリウム、ルチニル二硫酸二ナトリウム、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオジプロピオン酸ジトリデシル、没食子酸ドデシル、フェルラ酸エチル、フェルラ酸、ヒドロキノン、ヒドロキシルアミンHCl、硫酸ヒドロキシルアミン、チオグリコール酸イソオクチル、コウジ酸、マデカッソシド、アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビルリン酸マグネシウム、メラトニン、メトキシ−PEG−7コハク酸ルチニル、メチレンジ−t−ブチルクレゾール、アスコルビン酸メチルシラノール、ノルジヒドログアイアレチン酸、没食子酸オクチル、フェニルチオグリコール酸、フロログルシノール、アスコビルトコフェリルリン酸カリウム、チオジグリコールアミド、亜硫酸カリウム、没食子酸プロピル、ロスマリン酸、ルチン、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビル/コレステリルリン酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、チオグリコール酸ナトリウム、ソルビチルフルフラール、ティーツリー(メラロイカアフテミホリア)油、酢酸トコフェリル、アスコルビン酸テトラヘキシルデシル、テトラヒドロジフェルロイルメタン、リノール酸/オレイン酸トコフェリル、チオジグリコール、コハク酸トコフェリル、チオジグリコール酸、チオグリコール酸、チオ乳酸、チオサリチル酸、チオタウリン、レチノール、トコフェレス−5、トコフェレス−10、トコフェレス−12、トコフェレス−18、トコフェレス−50、トコフェロール、トコフェルソラン、リノール酸トコフェリル、ニコチン酸トコフェリル、トコキノン、o−トリルビグアニド、亜リン酸トリス(ノニルフェニル)、ユビキノン、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、及びこれらの混合物がある。
酸化剤の例には、過硫酸アンモニウム、過酸化カルシウム、過酸化水素、過酸化マグネシウム、過酸化メラミン、臭素酸カリウム、カロー酸カリウム、塩素酸カリウム、過硫酸カリウム、臭素酸ナトリウム、炭酸ナトリウム過酸化物、塩素酸ナトリウム、ヨウ素酸ナトリウム、過ホウ素酸ナトリウム、過硫酸ナトリウム、二酸化ストロンチウム、過酸化ストロンチウム、過酸化尿素、過酸化亜鉛、及びこれらの混合物がある。
還元剤の例には、重亜硫酸アンモニウム、亜硫酸アンモニウム、チオグリコール酸アンモニウム、チオ乳酸アンモニウム、システアミンHCl、システイン、システインHCl、チオグリコール酸エタノールアミン、グルタチオン、チオグリコール酸グリセリル、チオプロピオン酸グリセリル、ヒドロキノン、p−ヒドロキシアニソール、チオグリコール酸イソオクチル、チオグリコール酸マグネシウム、メルカプトプロピオン酸、メタ重亜硫酸カリウム、亜硫酸カリウム、チオグリコール酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、ヒドロキシメタンスルホン酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸ストロンチウム、スーパーオキシドジスムターゼ、チオグリセリン、チオグリコール酸、チオ乳酸、チオサリチル酸、及び亜鉛ホルムアルデヒドスルホキシレート、及びこれらの混合物がある。
噴射ガスの例としては、二酸化炭素、窒素、亜酸化窒素、ブタン、イソブタン、又はプロパンなどの揮発性炭化水素、及びジクロロジフルオロメタン及びジクロロテトラフルオロエタン又はジメチルエーテルなどの塩素化炭化水素又はフッ素化炭化水素;及びこれらの混合物が挙げられる。
抗アクネ剤の例としては、サリチル酸、硫黄、過酸化ベンゾイル、トレチノイン、及びこれらの混合物が挙げられる。
抗菌剤の例としては、グルコン酸クロロヘキサジエン、アルコール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、過酸化水素、塩化メチルベンゼトニウム、フェノール、ポロキサマー188、ポビドン−ヨウ素、及びこれらの混合物が挙げられる。
抗真菌剤の例としては、硝酸ミコナゾール、ウンデシレン酸カルシウム、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、及びこれらの混合物が挙げられる。
治療活性剤の例としては、ペニシリン、セファロスポリン、テトラサイクリン、マクロライド、エピネフィリン、アンフェタミン、アスピリン、アセトアミノフェン、バルビツレート、カテコールアミン、ベンゾジアゼピン、チオペンタール、コデイン、モルヒネ、プロカイン、リドカイン、ベンゾカイン、スルホンアミド、チコナゾール、ペルブテロール、フロサミド、プラゾシン、ホルモン、プロスタグランジン、カルベニシリン、サルブタモール、ハロペリドール、スラミン、インドメチカン、ジクロフェナク、グラフェニン、ジピリダモール、テオフィリン、ヒドロコルチゾン、ステロイド、スコポラミン、及びこれらの混合物が挙げられる。
外用鎮痛薬の例には、ベンジルアルコール、トウガラシオレオレジン(トウガラシフルテッセンオレオレジン)、サリチル酸メチル、カンファー、フェノール、カプサイシン、ジュニパータール(ジュニペラスオキシセドラスタール)、ナトリウムフェノレート(ナトリウムフェノキシド)、トウガラシ(トウガラシフルテッセン)、メントール、レゾルシノール、ニコチン酸メチル、テルペンチン油(テルペンチン)、及びこれらの混合物である。
美白剤の一例には、ヒドロキノンがある。
抗ガン剤の例としては、アルキル化剤(ブスルファン、フルオロドーパン(fluorodopan)など)、抗有糸分裂剤(コルヒチン、リゾキシンなど)、トポイソメラーゼI阻害剤(カンプトセシン及びその誘導体など)、トポイソメラーゼII阻害剤(メノガリル、アモナファイドなど)、RNA/DNA又はDNA代謝拮抗薬(アシビシン、グアナゾール(guuanazole)など)、植物性アルカロイドとテルペノイド、抗悪性腫瘍薬、いくつかの植物由来化合物(ポドフィロトキシ、ビンカアルカロイドなど)、及びこれらの混合物が挙げられる。
利尿薬の例としては、ループ利尿薬(ブメタニド、フロセミドなど)、サイアザイド系利尿薬(クロロサイアザイド、ヒドロフルメチアジドなど)、カリウム保持性利尿薬(アミロライド(amioloride)、スピロノラクトンなど)、炭酸脱水酵素阻害剤(アセタゾラミドなど)、浸透圧性利尿薬(マンニトールなど)、及びこれらの混合物が挙げられる。
胃十二指腸潰瘍治療剤の例としては、プロトンポンプ阻害剤(ランソプラゾール、オメプラゾールなど)、酸遮断薬又はH2ヒスタミン遮断薬(シメチジン、ラニチジンなど)、ビスマス、スクラルファート、及びこれらの混合物が挙げられる。
タンパク質分解酵素の例としては、ナットウキナーゼ、セラチオペプチダーゼ、ブロメライン、パパイン、及びこれらの混合物が挙げられる。
抗ヒスタミン又はH1ヒスタミン遮断薬としては、ブロムフェニルアミン、クレマスチン、セチリジン、ロラタジン、フェキソフェナジン、及びこれらの混合物が挙げられる。
鎮静剤の例として、バルビツレート(フェノバルビタールなど)、ベンゾジアゼピン(ロラゼパムなど)、ハーブ鎮静剤、ベンゾジアゼピン様薬物(ゾルピデム、ゾピクロンなど)、及びこれらの混合物が挙げられる。
気管支拡張薬の例としては、短時間作用型β2−アゴニスト及び長時間作用型β2−アゴニスト、抗コリン作用薬、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明の処方は、希釈剤も含む。かかる希釈剤は、多くの場合、処方の粘度を十分に低下させて適用するために必要である。
希釈剤の例としては、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、及び、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、ヘキサデカメチルヘプタシロキサン(hexadeamethylheptasiloxane)、ヘプタメチル−3−{(トリメチルシリル)オキシ)}トリシロキサンなどの他の短鎖線状シロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどの環状シロキサンなどのシリコーン含有希釈剤;酢酸ブチル、アルカン、アルコール、ケトン、エステル、エーテル、グリコール、グリコールエーテル、ハイドロフルオロカーボンなどの有機希釈剤、又は化粧品組成物の任意の成分物質に悪影響を及ぼさないで処方を希釈できる任意の他の物質が挙げられる。炭化水素としては、イソドデカン、イソヘキサデカン、Isopar L(C11〜C13)、Isopar H(C11〜C12)、水素添加(hydrogentated)ポリデセンが挙げられる。エーテル及びエステルとしては、イソデシルネオペンタノエート、ネオペンチルグリコールヘプタノエート、グリコールジステアレート、ジカプリリルカーボネート、ジエチルヘキシルカーボネート、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、エチル−3エトキシプロピオネート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、トリデシルネオペンタノエート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMEA)、プロピレングリコールメチルエーテル(PGME)、オクチルドデシルネオペンタノエート、ジイソブチルアジペート、ジイソプロピルアジペート、プロピレングリコールジカプリレート/ジカプレート、及びオクチルパルミテートが挙げられる。更なる有機希釈剤としては、脂肪、油、脂肪酸、及び脂肪族アルコールが挙げられる。
パーソナルケア及びヘルスケアに好適な更なる物質は当業者に周知であり、多くの参考書並びに他の出版物にも記述されている。
化粧品組成物中のオルガノシラン(A)の一般的な濃度は、化粧品組成物の総重量に対して、0.01重量%〜20重量%、あるいは0.05重量%〜10重量%、あるいは0.1重量%〜5重量%で変化し得る。化粧品成分(B)は、化粧品組成物の総重量に対して、0.01重量%〜99.99重量%の濃度で存在する。化粧品成分(B)は、上記で列挙されるように、化粧品成分(B)の混合物であり得る。
化粧品組成物は、
i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
(R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)(式中、
nは、1、2、又は3であり、
a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
は、水素、R、又はアセチル基である)と、
ii.少なくとも1つの化粧品成分(B)とを、
iii.任意選択的に、化粧品として許容可能な媒体の存在下で反応させる工程を含む方法によって調製され得る。
方法は、15〜90℃の範囲、あるいは20〜60℃の範囲、あるいは室温(25℃)で、単純なプロペラミキサー、Brookfield逆回転ミキサー、又は 均質化ミキサーを使用して行われ得る。典型的に、特別な装置又は処理条件を必要としない。調製される組成物の種類に応じて、調製方法が異なるが、かかる方法は、当該技術分野において周知である。
化粧品組成物は、クリーム、ジェル、粉末(流動性粉末又は圧粉)、ペースト、固体、注入自在な液体、エアロゾルの形態であり得る。化粧品組成物は、単相系、二相系あるいは多相系の形態;例えば、水中油型、油中水型、水中シリコーン型、シリコーン中水型などのエマルジョン;油中水中油型、水中シリコーン中ポリオール型、シリコーン中水中油型などの複合エマルジョンであり得る。
スキンケア組成物としては、シャワージェル、石鹸、ハイドロジェル、クリーム、ローション及び香膏;制汗剤;スティック、軟固体、ロールオン、エアロゾル、及びポンプスプレーなどの消臭剤;スキンクリーム;スキンケアローション;保湿剤;シワ制御又は減少トリートメントなどのフェイシャルトリートメント;角質除去剤;身体用洗浄剤及び洗顔料;バスオイル;香料;コロン;サシェ;日焼け止め;ムース;パッチ;プレシェーブ及びアフターシェーブローション;シェービング用石鹸;シェービング用泡剤;脱毛剤;化粧品;カラー化粧品;ファンデーション;コンシーラー;ブラシ;リップスティック;アイライナー;マスカラ;オイルリムーバー;カラー化粧品リムーバー;パウダー、及びこれらのキットが挙げられる。
ヘアケア組成物としては、シャンプー、リンスオフコンディショナー、リーブインコンディショナー及びスタイリング助剤、ジェル、スプレー、ポマード、ムース、ワックス、キューティクルコート、染毛剤、毛髪弛緩剤、毛髪矯正剤、パーマネント剤、及びこれらのキットが挙げられる。
ネイルケア組成物としては、カラーコート、ベースコート、爪強化剤、及びこれらのキットが挙げられる。
ヘルスケア組成物は、軟膏、クリーム、ジェル、ムース、ペースト、パッチ、包帯スプレー、泡及び/又はエアロゾルなど、抗アクネ剤、歯科衛生品、抗生物質、治癒促進剤などの薬用クリーム、ペースト又はスプレー(予防用薬剤及び/又は治療用薬剤であり得る)の形態、及びこれらのキットであり得る。
化粧品組成物は、それらをヒト又は動物の身体(例えば、皮膚又は毛髪)に、アプリケーター、ブラシを使用するか、手で適用するか、それらを注ぐか、身体上又は身体中に組成物を擦り込むか、又はマッサージするなどの標準的な方法によって使用され得る。また、例えばカラー化粧品の除去方法は、洗浄、拭き取り、ピーリングなどの標準的な方法が周知である。
本発明は、本発明の第1の態様による化粧品組成物に適用することによって、毛髪又は皮膚を処理する方法も含む。
化粧品組成物は、従来の様式で毛髪上で使用され得る。毛髪をコンディショニングするための有効量の組成物が、毛髪に適用される。かかる有効量は、一般的に約1g〜約50g、好ましくは約1g〜約20gの範囲である。毛髪への適用は、典型的には、毛髪の大部分又は全てを化粧品組成物と接触させるように、毛髪を介して化粧品組成物を作用させる工程を含む。毛髪をコンディショニングするためのこの方法は、有効量のヘアケア組成物を毛髪に適用する工程と、続いて毛髪に組成物を作用させる工程とを含む。これらの工程は、所望のコンディショニング効果を達成するために、要望通りに何度でも繰り返すことができる。
毛髪上で化粧品組成物を使用することによって得られる利点は、以下の利点:ヘアコンディショニング、柔軟性、もつれの容易な解除性、シリコーン付着性、抗静電気性、抗縮毛性、潤滑性、輝き、補強性、粘度、感触、湿った状態での櫛通り、乾燥した状態での櫛通り、染毛方法における改善、色の保持、縮毛矯正、熱保護、スタイリング、又はカール保持、のうちの1つ以上を含む。
例えば、ケラチン繊維を染色する方法は、
i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
(R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)(式中、
nは、1、2、又は3であり、
a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
は、水素、R、又はアセチル基である)と、
毛髪用染料、染毛剤から選択される少なくとも1つの化粧品成分(B)とを、任意選択的に化粧品として許容可能な媒体の存在下で混合する工程と、
ii.混合物をケラチン繊維に適用する工程と、
iii.任意選択的に混合物をケラチン繊維上に放置する工程と、
iv.任意選択的にそのケラチン繊維をすすぐ工程と、を含む。
ケラチン繊維を染色するこの方法の任意の放置時間は、10秒〜2時間、あるいは1分〜45分、あるいは5分〜30分で変化し得る。ケラチン繊維を染色する方法は、ケラチン繊維をより強い色及び深い色にするために、放置時間中、ケラチン基材を加熱する工程、又は被覆する工程を含み得る。
更なる例として、ケラチン繊維への染色を維持する方法は、
i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
(R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)(式中、
nは、1、2、又は3であり、
a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
は、水素、R、又はアセチル基である)と、
界面活性剤、毛髪用染料、染毛剤から選択される少なくとも1つの化粧品成分(B)とを、任意選択的に化粧品として許容可能な媒体の存在下で混合する工程と、
ii.混合物をケラチン繊維に適用する工程と、
iii.任意選択的に混合物をケラチン繊維上に放置する工程と、
iv.任意選択的にケラチン繊維をすすぐ工程と、を含む。
ケラチン繊維への染色を維持するこの方法の任意の放置時間は、10秒から2時間、あるいは1分〜45分、あるいは5分〜30分の範囲であってよい。ケラチン繊維への染色を維持する方法は、ケラチン繊維をより強い色及び深い色にするための放置時間中、ケラチン性基材の加熱工程、又は被覆工程を含み得る。
毛髪のコンディショニングの更なる例において、ケラチン繊維の縮れを減少させる方法は、
i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
(R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)(式中、
nは、1、2、又は3であり、
a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
は、水素、R、又はアセチル基である)と、
水とを混合する工程と、
ii.混合物をケラチン繊維に適用する工程と、
iii.任意選択的に混合物をケラチン繊維上に放置する工程と、
iv.任意選択的にケラチン繊維をすすぐ工程と、を含む。
化粧品組成物は、従来の様式で皮膚上で使用され得る。目的のための有効量の組成物が皮膚に適用される。かかる有効量は、一般には約1mg/cm2〜約3mg/cm2の範囲である。皮膚への適用は、典型的に、化粧品組成物を皮膚に作用させることを含む。皮膚に適用する方法は、皮膚を有効量の化粧品組成物と接触させ、次に組成物を皮膚に擦り込む工程を含む。これらの工程は、所望の効果を達成するために所望に応じて何度でも繰り返すことができる。
化粧品組成物を皮膚で使用することによって得られる利点には、以下:皮膚の柔軟性、しなやかさ、保湿性、肌触り、泡の生成のうちの1つ以上の利点を含む。
例えば、皮膚を水和する方法は、
i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
(R1)(3−n)(R2O)nSiR3O(CH2CH2O)a(C3H6O)b R4(式中、
nは、1、2、又は3であり、
a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
R1は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
R2は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
R3は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
R4は水素、R1、又はアセチル基である)と、
少なくとも1つの化粧品成分(B)とを、任意選択的に化粧品として許容可能な媒体の存在下で混合する工程、
ii.及び、これを皮膚に適用する工程、
iii.及び任意選択的に皮膚をすすぐ工程、を含む。
下記の実施例は、本発明の好ましい実施形態を示すために挙げられている。下記の実施例に開示されている技法は、本発明の実践において良好に機能するよう発明者が発見した技法を示しており、よってこの実践のための好ましい様相を構成すると見なすことができることが、当業者には理解されよう。しかしながら、本開示の見地から、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、開示されている具体的な実施形態において数多くの変更を行い、依然として同様又は類似の結果を得られることが、当業者には理解されよう。パーセンテージはすべて重量%である。全ての測定は、特に記載のない限り、23℃で行った。
(実施例1)
ポリ(EO)メチル3−(メチルジエトキシシリル)プロピルエーテルの調製
PG SF−アリルEO7−Me(463.73g;NOF CorporationのUNIOX MUS−4)及び酢酸ナトリウム(0.05g;Fisher Biotech)を、三日月形パドル撹拌棒、水冷コンデンサとメチルジエトキシシラン(136.52g;Gelest,Inc)を入れた250mL滴下漏斗とを装着したクライゼン管、及び熱電対を装着した温度計アダプタを装着した2Lの三つ口丸底フラスコ(RBF)に、全てを窒素パージ下で入れた。メチルジエトキシシランの20重量%又は28gをRBFに供給したときに、反応混合物を60℃まで加熱し、その直後にIPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒(約400μL又は6ppm)を加えた。即座に観察された発熱は、18℃であった。滴下漏斗内の残りのメチルジエトキシシランをRBFに約1.21g/分の速度で供給し、その間、温度は80℃に設定して、滴下中は85℃未満に保持した。シランを加えてから1時間後に、IPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒の2回目の添加(約500μL又は7ppm)を行い、約5℃の発熱が確認された。メチルジエトキシシランを全てRBFに入れたら、温度を85℃設定点に設定し、IPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒の3回目の添加(約500μL又は7ppm)を行ったが、その間、発熱は観測されなかった。次に、生成混合物をヒドロシリル化を完了させるために更に1時間還流させた。反応終了を確認した後、残留SiHをIRで測定すると、2150cm−1ピークにおいて34ppmであった。その次の日に、クライゼン管を、水冷コンデンサを装着した250mL丸底フラスコに替えた。ストリップ処理のために装置を減圧した。生成混合物を、1.3〜5.3kPa(10〜40mmHg)の減圧下において90℃で1時間ストリップ処理した。IRで測定された最終残留SiH含量は、2150cm−1において4ppmであった。最終的な最終生成物を20μm径の濾紙で加圧濾過して酢酸ナトリウムを取り除いた。
(実施例2)
ポリ(EO)メチル3−(メチルジメトキシシリル)プロピルエーテルの調製
PG−SF−アリルEO7−Me(489.378g;NOF CorporationのUNIOX MUS−4)及び酢酸ナトリウム(0.1g;Fisher Biotech)を、三日月形パドル撹拌棒、水冷コンデンサとDow Corning(登録商標)Z−6701シラン(110.622g)を入れた250mL滴下漏斗とを装着したクライゼン管、及び熱電対を装着した温度計アダプタを装着した2Lの三つ口丸底フラスコ(RBF)に、全てを窒素パージ下で入れた。Z−6701シランの10重量%又は11gをRBFに供給したときに、反応混合物を45℃まで加熱し、その直後にIPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒(約400μL又は6ppm)を加えた。直ちに観測された発熱は2〜3℃であった。滴下漏斗内の残りのZ−6701をRBFに約1.67g/分の速度で供給し、その間、温度は53℃に設定して、滴下中は+2℃の発熱を保持した。Z−6701を全てRBFに入れたときに、混合物の温度を53℃設定点に戻し、IPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒の2回目の添加(約500μL又は7ppm)を行った。混合物をその後更に2時間保持して反応を完了させ、ここで1時間還流させた後にIPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒の3回目の添加(約500μL又は7ppm)を行った。触媒を加えられる毎に観測される2℃の一定の発熱は、最後の添加以外では1時間続いたが、最後の添加では30分しか続かなかった。反応完了を確認した後、残留SiHをIRで測定すると、2150cm−1ピークにおいて35ppmであった。その次の日に、クライゼン管を、水冷コンデンサが装着された250mL丸底フラスコに替えた。ストリップ処理のために装置を減圧した。生成混合物を、1.3〜2.7kPa(10〜20mmHg)の減圧下において60℃で1時間ストリップ処理した。IRで測定された最終残留SiH含量は、2150cm−1において4ppmであった。最終的な最終生成物を20μm径の濾紙で加圧濾過して酢酸ナトリウムを取り除いた。
(実施例3)
ポリ(EO)ヒドロキシ3−(メチルジエトキシシリル)プロピルエーテルの調製
PG SF−アリルEO7−OH(191.85g;Dow Chemical Company)及び酢酸ナトリウム(0.05g;Fisher Biotech)を、三日月形パドル撹拌棒、水冷コンデンサとメチルジエトキシシラン(58.67g;Gelest,Inc)を入れた250mL滴下漏斗とを装着したクライゼン管、及び熱電対を装着した温度計アダプタを装着した500mLの三つ口丸底フラスコ(RBF)に、全てを窒素パージ下で入れた。メチルジエトキシシランの10重量%又は6gをRBFに供給したときに、反応混合物を60℃まで加熱し、その直後にIPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒(約230μL又は8ppm)を加えた。即座に観察された発熱は、7℃であった。滴下漏斗内の残りのメチルジエトキシシランをRBFに約0.88g/分の速度で供給し、その間、温度は67℃に設定して、滴下中は約75℃未満に保持した。メチルジエトキシルシランを全てRBFに加えたときに、温度を75℃に設定して1時間還流させて反応を完了させた。反応混合物を60℃まで冷却して、IRにより、159ppmの残留SiHが2150cm−1ピークにおいて観測された。IPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒の2回目の添加(約50μL又は約1.7ppm)を反応混合物に入れたが、発熱は検出されなかった。反応温度を80℃まで上げて、1時間還流させた。残留SiHは126ppmと測定された。その次の日に、生成混合物を、ロータリーエバポレーションするために1L丸底フラスコに移した。一部材料をストリップさせたが、その間、減圧は約0.4〜0.5kPa(約3〜4mmHg)であり、水浴は80℃であった。この方法を2時間続けて、最終生成物には残留SiHが13ppm残っていた。最終的な最終生成物を20μmの濾紙で加圧濾過して酢酸ナトリウムを取り除いた。
(実施例4)
ポリ(EO)ヒドロキシ3−(メチルジメトキシシリル)プロピルエーテルの調製
PG SF−アリルEO7−OH(80.58g;Dow Chemical Company)及び酢酸ナトリウム(0.03g;Fisher Biotech)を、三日月形パドル撹拌棒、水冷コンデンサとDow Corning(登録商標)Z−6701シラン(20.06g)を入れた250mL滴下漏斗とを装着したクライゼン管、及び熱電対を装着した温度計アダプタを装着した250mLの三つ口丸底フラスコ(RBF)に、全てを窒素パージ下で入れた。Dow Corning(登録商標)Z−6701シランの10重量%又は2gをRBFに供給したときに、反応混合物を45.6℃まで加熱し、その直後にIPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒(約60μL又は5ppm)を加えた。即座に観察された発熱は0.9℃であった。滴下漏斗内の残りのDow Corning(登録商標)Z−6701シランをRBFに約0.21g/分の速度で供給し、その間、温度は50℃に設定して、滴下中は約49〜51℃未満に保持した。メチルジエトキシルシランを全てRBFに入れたときに、温度を57℃に設定して2.5時間還流させて反応を完了させた。反応混合物を室温まで冷却し、IRにより、121ppmの残留SiHが2150cm−1ピークにおいて観測された。その次の日に、反応混合物に更にPG−SF−アリルEO7−OH(5.48g;Dow Chemical Company)を加え、反応混合物を57±1℃において4.5時間保持し、結果として20ppmの残留SiHが得られた。クライゼン管を、水冷コンデンサが装着された250mL丸底フラスコに替えた。ストリップ処理のために装置を減圧した。生成混合物を、1.3〜6.7kPa(10〜50mmHg)の減圧下、80℃において3時間ストリップ処理した。IRで測定された最終残留SiH含量は、2150cm−1ではまだ20ppmであった。最終的な最終生成物を20μm径の濾紙で加圧濾過して酢酸ナトリウムを取り除いた。
(実施例5)
ポリ(EO)アセテート3−(メチルジメトキシシリル)プロピルエーテルの調製
PG SF−アリルEO7−Ac(247.77g)及び酢酸ナトリウム(0.05g;Fisher Biotech)を、三日月形パドル撹拌棒、水冷コンデンサとDow Corning(登録商標)Z−6701シラン(52.98g)を入れた250mL滴下漏斗とを装着したクライゼン管、及び熱電対を装着した温度計アダプタを装着した500mLの三つ口丸底フラスコ(RBF)に、全てを窒素パージ下で入れた。Dow Corning(登録商標)Z−6701シランの10重量%又は5gをRBFに供給したときに、反応混合物を47℃まで加熱し、その直後にIPA中1%のDow Corning(登録商標)2−0707 INT触媒(約270μL又は8ppm)を加えた。直ちに観測された発熱は1〜2℃であった。滴下漏斗内の残りのDow Corning(登録商標)Z−6701シランをRBFに約0.79g/分の速度で供給し、その間、温度は54℃に設定して、滴下中は約58℃未満に保持した。Dow Corning(登録商標)Z−6701シランを全てRBFに入れたときに、温度を54℃に設定して1時間還流させて反応を完了させた。IRにより、540ppmの残留SiHが2150cm−1において確認された。更に1時間還流を行い、残留SiHは300ppmと測定された。その次の日に、クライゼン管を、水冷コンデンサを装着した250mL丸底フラスコに替えた。ストリップ処理のために装置を減圧した。生成混合物を、2.7〜11kPa(20〜80mmHg)の減圧下、62℃において3時間ストリップ処理した。IRで測定された最終残留SiH含量は、2150cm−1において28ppmであった。最終的な最終生成物を20μm径の濾紙で加圧濾過して酢酸ナトリウムを取り除いた。
(実施例6)
三つ口丸底フラスコに、酢酸ナトリウム0.20g(2.4ミリモル)、及びアリル末端と、約12個のエチレンオキシド単位とを含み、アセテートでキャップされたポリエーテル171.8g(0.29モル)を加えた。次いでフラスコに、メチルジエトキシシラン28.2g(0.21モル)(MDES)を加えた。N下で撹拌しながら、混合物を75℃±5℃まで加熱し、その後、Pt触媒3ppmを加えた。少し発熱した(<10℃±1℃)後、混合物を85℃±5℃で6時間保持した。この時点では、反応は、FTIRによってSiH消費を測定したところ、98.9%完了していた。120℃±5℃/0.7〜1.3kPa(5〜10mmHg)まで4時間加熱することにより、混合物中の揮発物をストリップさせた。最後に、混合物を室温まで冷却し、ナイロンフィルターに担持されたセライトで濾過することで、淡黄色油167g(収率83%)が得られた。この物質の特性評価からは、29Si−NMRにおける約−5.6ppmの単一ピークから分かるように、所望の生成物が得られたことが示された。
(実施例7)
三つ口丸底フラスコに、酢酸ナトリウム0.25g(3.0ミリモル)、及びアリル末端と、約18個のエチレンオキシド単位及び18個のプロピレンオキシド単位とを含み、アセテートでキャップされたポリエーテル189.3g(97ミリモル)を加えた。次いでフラスコに、メチルジエトキシシラン10.9g(81モル)(MDES)を加えた。N下で撹拌しながら、混合物を75℃±5℃まで加熱し、その後、Pt触媒4ppmを加えた。少し発熱した(<10℃±1℃)後、混合物を85℃±5℃で3時間保持した。この時点では、反応は、FTIRによってSiH消費を測定したところ、99.6%完了していた。120℃±5℃/0.7〜1.3kPa(5〜10mmHg)まで5時間加熱することにより、混合物中の揮発物をストリップさせた。最後に、混合物を室温まで冷却し、ナイロンフィルターに担持されたセライトで濾過することで、淡黄色油153g(収率76%)が得られた。この物質の特性評価からは、29Si−NMRにおける約−5.6ppmの単一ピークから分かるように、所望の生成物が得られたことが示された。
(実施例8)
三つ口丸底フラスコに、酢酸ナトリウム0.25g(3.0ミリモル)、及びアリル末端と、約12個のエチレンオキシド単位とを含み、アセテートでキャップされていないポリエーテル168.7g(0.31モル)を加えた。次いで、メチルジエトキシシラン31.4g(0.24モル)(MDES)をフラスコに加えた。N下で撹拌しながら、混合物を75℃±5℃まで加熱し、その後、Pt触媒3ppmを加えた。少し発熱した(<10℃±1℃)後、混合物を85℃±5℃で3時間保持した。この時点では、反応は、FTIRによってSiH消費を測定したところ、99.5%完了していた。120℃±5℃/0.7〜1.3kPa(5〜10mmHg)まで4時間加熱することにより、混合物中の揮発物をストリップさせた。最後に、混合物を室温まで冷却し、ナイロンフィルターに担持されたセライトで濾過することで、淡黄色油149g(収率74%)が得られた。この物質の特性評価からは、29Si−NMRにおける約−5.6ppmの単一ピークから分かるように、所望の生成物が得られたことが示された。
(実施例9)
縮毛の減少に関してのヘアケア評価
縮毛を減少させる本発明のシランポリエーテルのコンディショニング能力を実証するために、以下の手順及び材料を使用して、実施例8のシランポリエーテルにおいて一連のコンディショニング評価を行った。
International Hair Importers and Productsから、2.84g/20cm(ネット)、2.5cm(1インチ)幅(1.3cm(0.5インチ)の髪を作製するために2つに分ける)の細かく縮れた髪を入手した。全髪を9%のSLES(ラウリルエーテル硫酸ナトリウム)溶液で洗浄し、次に、5回櫛で梳かした後、一晩乾燥させた。次に、全ての毛髪を確実に濡らすために10秒間浸漬することによって毛束を試験溶液で処理した。毛束から余分な溶液を絞った後、5回櫛で梳かした。次に、トレイに毛束を置き、40℃の炉に1時間載置して乾燥した。毛束を湿度室(25℃、70%相対湿度)に載置した。湿度室に載置する前、及びその後t=0、(初期)、30、60、120、180分、及び湿度室から取り出した後、の毛束を比較した。試験溶液は、脱イオン(DI)水である対照を含み、pHを4、7、又は10に調整した水中で2%の実施例8のシランポリエーテルサンプルであった。更なる対照は、ION Lusterizing Creamであり、毛束に指でこのトリートメントを作用させることによって処理し、その次に、5回櫛で梳かし、他の毛束とともに乾燥した後、湿度室に載置した。
処理した毛束は、コーティングされた又はべたついた感じはしなかった。水で処理した毛束はごわついた感じがしたが、pH4のシランポリエーテルで処理した毛束は、最も滑らかな感じがした。pH7及びpH10で処理した毛束は、どちらも水よりも優れているが、pH4ほど優れてもいなかった。
実施例8のシランポリエーテル(全てのpH値)で処理した毛束は、一度に櫛を通すことが可能(対照は不可能)であり、対照よりもより優れた形状を保持できた。シランポリエーテル(pHに関わらず)で処理した全ての毛束は、湿度室の内外で常に対照よりも縮れが少なかった。
ION Lusterizing Creamで処理した毛束は、シランポリエーテルで処理した毛束の次に、滑らかかつすべすべに感じられた。脱イオン水で処理した毛束は、がさついた感じであった。IONで処理した毛束は、指がコーティングされ、膜が残ったような感じがするが、シランポリエーテルで処理した毛束はなかった。処理した毛束の全ては、一度で櫛で梳かすことができ、脱イオン水で処理した毛束よりもより優れた形状維持が可能であった。

Claims (15)

  1. i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
    (R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)
    (式中、nは、1、2、又は3であり、
    a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
    は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
    は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
    は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
    は、水素、R、又はアセチル基である)と、
    ii.少なくとも1つの化粧品成分(B)と、を含む、化粧品組成物。
  2. nが2である、請求項1に記載の化粧品組成物。
  3. aが4〜30の範囲である、請求項1又は2に記載の化粧品組成物。
  4. がメチルであり、Rがメチル又はエチルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  5. がプロピレン又は−CHCHC(CH−である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
  6. オルガノシラン(A)が、以下の平均式:
    (CH)(CHCHO)Si CHCHCH O(CHCHO)CHを有する、請求項1に記載の化粧品組成物。
  7. オルガノシラン(A)が、以下の平均式:
    (CH)(CHO)Si CHCHC(CH O(CHCHO)18(CO)18Hを有する、請求項1に記載の化粧品組成物。
  8. 化粧品として許容可能な媒体を含む、請求項1に記載の化粧品組成物。
  9. 前記化粧品成分(B)は、皮膚軟化剤、ワックス、保湿剤、表面活性物質、増粘剤、水相安定化剤、pH調整剤、防腐剤及び化粧用殺生物剤、皮脂吸収剤、皮脂調整剤、野菜抽出物、植物抽出物、ビタミン、タンパク質及びその誘導体、アミノ酸及びその誘導体、顔料、着色剤、充填剤、シリコーンコンディショニング剤、カチオン性コンディショニング剤、UV吸収剤、日焼け止め剤、フケ防止剤、制汗剤、消臭剤、皮膚保護剤、毛髪用染料、ネイルケア成分、芳香剤、香料、酸化防止剤、酸化剤、還元剤、噴射ガス、脂肪族アルコール、カラーケア添加剤、真珠様光沢化剤、キレート剤、被膜形成剤、スタイリング剤、セラミド、懸濁化剤、及びこれらの混合物から選択される、請求項1に記載の化粧品組成物。
  10. 前記化粧品成分は、顔料、着色剤、染料から選択される、請求項に記載の化粧品組成物。
  11. 以下の式を有するオルガノシラン(A);
    (R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)
    (式中、nは、1、2、又は3であり、
    a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
    は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
    は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
    は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
    は、水素、R、又はアセチル基である)と、
    少なくとも1つの化粧品成分(B)とを混合する工程を含む、化粧品組成物の調製方法。
  12. i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
    (R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)
    (式中、nは、1、2、又は3であり、
    a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
    は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
    は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
    は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
    は、水素、R、又はアセチル基である)と、
    少なくとも1つの化粧品成分(B)とを混合する工程、
    ii.及び、これを皮膚に適用する工程、
    iii.及び任意選択的に皮膚をすすぐ工程、を含む、皮膚の水和方法。
  13. i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
    (R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)
    (式中、nは、1、2、又は3であり、
    a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
    は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
    は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
    は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
    は、水素、R、又はアセチル基である)と、
    毛髪用染料、染毛剤、から選択される少なくとも1つの化粧品成分(B)とを混合する工程と、
    ii.前記混合物をケラチン繊維に適用する工程と、
    iii.任意選択的に前記混合物を前記ケラチン繊維上に放置する工程と、
    iv.任意選択的に前記ケラチン繊維をすすぐ工程と、を含む、ケラチン繊維を染色する方法。
  14. i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
    (R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)
    (式中、nは、1、2、又は3であり、
    a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
    は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
    は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
    は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
    は、水素、R、又はアセチル基である)と、
    界面活性剤、毛髪用染料、染毛剤、から選択される少なくとも1つの化粧品成分(B)とを混合する工程と、
    ii.前記混合物をケラチン繊維に適用する工程と、
    iii.任意選択的に前記混合物を前記ケラチン繊維上に放置する工程と、
    iv.任意選択的に前記ケラチン繊維をすすぐ工程と、を含む、ケラチン繊維への染色を維持する方法。
  15. i.以下の式を有するオルガノシラン(A);
    (R(3−n)(RO)SiRO(CHCHO)(CO)
    (式中、nは、1、2、又は3であり、
    a≧1であり、bは0〜30で変化してよく(但し、a≧bである)、
    は、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基であり、
    は、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル基であり、
    は、2〜12個の炭素原子を含有する二価の炭化水素基であり、
    は、水素、R、又はアセチル基である)と、
    水とを混合する工程と、
    ii.前記混合物をケラチン繊維に適用する工程と、
    iii.任意選択的に前記混合物を前記ケラチン繊維上に放置する工程と、
    iv.任意選択的に前記ケラチン繊維をすすぐ工程と、を含む、ケラチン繊維の縮れを減少させる方法。
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