JP2015535207A - 噴霧装置 - Google Patents

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Abstract

手持ち式噴霧装置について開示する。噴霧装置は、リザーバを含む本体と、放出オリフィスを有する作動装置と、放出オリフィスから噴霧可能な、リザーバ内に保管されている組成物と、組成物を加圧するための手段と、リザーバと流体連通している本体に取り付けられたバルブアセンブリとを備える。バルブアセンブリは、筐体と、筐体内に摺動可能に配置されたバルブステムであって放出オリフィスと流体連通しているバルブボアを有するバルブステムと、バルブボアを封止するバルブと、バルブステムを付勢し且つバルブステムの下部を取り囲むバネとを備える。バルブステムは、複数のチャネルを含み、各チャネルは、バルブステムの遠位端に隣接する入口と、バネの遠位端から下流に離間配置されている出口とを有する。

Description

本発明の1つの態様は、概して、手で握ることが可能な噴霧装置に関する。本発明の別の態様は、概して、組成物及び噴射剤を収容する、手で握ることが可能な噴霧装置に関する。
1つ以上の粒子を含む組成物を噴霧することが望ましいことがある状況が多数存在する。幾つかの非限定的な例としては、塗料、表面洗浄剤、磨き剤、及びパーソナルケア組成物(例えば、制汗組成物)が挙げられる。場合によっては、組成物を加圧するための低濃度の1つ以上の噴射剤、低い組成物流速、及び/又は噴霧される組成物中における高い粒子濃度を利用することが望ましいことがある。これら及び他の場合、噴霧装置内、より具体的には、噴霧装置のバルブアセンブリ内で目詰まりする可能性を低減又は最小化することが非常に望ましいことがある。
米国特許第5,082,652号及び同第4,396,152号には、噴霧装置の幾つかの例が例示されている。これら設計は、その意図する目的のために有効に機能し得るが、目詰まりする可能性を最小化するために噴霧装置のバルブアセンブリ内の流路設計を改善することが引き続き望まれている。更に、製造が容易である方法でバルブアセンブリ内の流路設計を改善することが引き続き望まれている。
米国特許第5,082,652号 米国特許第4,396,152号
本発明の1つの態様によれば、手持ち式噴霧装置が開示される。噴霧装置は、リザーバを備える本体と、放出オリフィスを有する作動装置と、放出オリフィスから噴霧可能な、リザーバ内に保管されている組成物と、組成物を加圧するための手段と、リザーバと流体連通している本体に取り付けられたバルブアセンブリとを備える。バルブアセンブリは、筐体と、筐体内に摺動可能に配置されたバルブステムであって、放出オリフィスと流体連通しているバルブボアを有するバルブステムと、バルブボアを封止するバルブと、バルブステムを付勢し且つバルブステムの下部を取り囲むバネとを含む。バルブステムは、複数のチャネルを有し、各チャネルは、バルブステムの近位端に隣接する入口と、バネの遠位端から下流に離間配置されている出口とを有する。
明細書は、特許請求の範囲によって完結するが、それは、添付図面と併せて以下の詳細な説明からより良く理解されると考えられ、添付図面では、図面全体を通して、類似の数字は類似の要素を示す。
噴霧装置の一例の断面側面図である。 図1に示すバルブアセンブリの斜視図である。 図2のバルブアセンブリの側面図である。 線4−4に沿った、図3のバルブアセンブリの断面側面図である。 図4に示すバルブステムの斜視図である。 図5に示すバルブステムの側面図である。 線7−7に沿った、図6に示すバルブステムの断面側面図である。 図5に示すバルブステムの底面図である。 図4に示す封止部の斜視図である。 線10−10に沿った、図4のバルブステム、バネ、及び筐体の断面図である。 図4に示すバルブステム及びバネの一部の斜視図である。 線12−12に沿った、図4のバルブステム及び筐体の断面図である。 図3のバルブアセンブリの別の実施形態の断面側面図である。 図13に示すカップ状挿入部材の底面図である。 図13に示すカップ状挿入部材の別の実施形態の底面図である。 角度を成して配置されている2つのバルブボアを有するバルブステムの別の実施形態の断面側面図である。 複数の波形部を有するバルブステムの更に別の実施形態の断面図であり、図4の線12−12と同じ位置における断面である。
噴霧装置、容器、組成物、噴射剤等は、本明細書に記載する材料、特徴、構造、及び/又は特性の様々な組み合わせを含んでよく、それらから本質的になってよく、又はそれらからなってよい。
明細書内における「実施形態」等に対する言及は、その実施形態に関連して記載される特定の材料、特徴、構造、及び/又は特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味するが、全ての実施形態に、記載される材料、特徴、構造、及び/又は特性が組み込まれることを意味するものではない。更に、材料、特徴、構造、及び/又は特性は、異なる実施形態にわたって任意の好適な方法で組み合わせてよく、材料、特徴、構造、及び/又は特性は、記載されているものから省略したり置換したりしてもよい。
用語「制汗組成物」とは、制汗活性物質を含有し、且つ噴射剤を除いて、皮膚に噴霧されることを意図する任意の組成物を指す。制汗組成物は、液体分散液(懸濁液、コロイド、又は溶液を含む)の形態で提供され得る。
用語「バルキング又は懸濁材料」とは、液体からの粒子の沈殿を低減する及び/又は沈降後の粒子のケーキングの重大度を低減することを意図する材料を指す。一般的なバルキング又は懸濁剤の幾つかの非限定的な例としては、コロイドシリカ及び粘土が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「目詰まり」とは、作動装置を作動させたときに容器から塊がほとんど若しくは全く流れない、遮断されている経路、オリフィス、穴、又は他の開口部、あるいは噴霧装置から組成物及び/又は噴射剤が半連続的に又は連続的に漏れる、堆積した組成物によって少なくとも部分的に開口部が詰まっているバルブを指す。
用語「組成物」とは、噴射剤を除いて、噴霧装置から噴霧されることを意図する任意の組成物を指す。
用語「容器」及びその派生語とは、噴霧型の形態で組成物を保管及び分注することを意図するパッケージを指す。容器は、典型的に、組成物を保管するための少なくとも1つのリザーバと、組成物の流れを制御するためのバルブと、作動装置であってユーザがその装置によってバルブを作動させることができる作動装置とを備えてよい。容器は、噴射剤を保管するように構成されてもよく、構成されなくてもよい。
用語「制御オリフィス」とは、容器を通じた組成物の質量流量を主に制御又は計量するオリフィス、穴、又は他の開口部を指す。場合によっては、制御オリフィスは、組成物の質量流量に対してほぼ平行に配置されており、且つ容器を通じた質量流量を共同して主に制御又は計量する複数のオリフィス、穴、又は開口部を含んでよい。制御オリフィスは、典型的に、最小開口部であってそれを通じて組成物が流れる最小開口部である。制御オリフィスは、時に、バルブ開口部であってよい。
用語「粒子」とは、本明細書で使用するとき、固体又は中空又は多孔質であり、且つ組成物の液体材料に対して実質的に又は完全に不溶性である材料を指す。
用語「噴射剤」とは、組成物を加圧して容器からの組成物の放出を促進するために、加圧下で圧縮、液化、又は溶解される気体を指す。噴射剤は、容器から出る際に組成物を霧化するために用いてもよく、用いなくてもよい。
用語「噴霧装置」とは、容器と、噴霧装置から噴霧されることを意図する組成物との組み合わせを指す。噴霧装置は、噴射剤を収容していてもよく、収容していなくてもよい。
用語「実質的に含まない」とは、材料の量が組成物の1重量%、0.5重量%、0.25重量%、0.1重量%、0.05重量%、0.01重量%、又は0.001重量%未満であることを指す。
用語「総充填量」とは、容器のリザーバ内に添加又は保管されている材料の総量を指す。例えば、総充填量は、充填完了後且つ初回使用前に噴霧装置内に保管されている噴射剤及び組成物を含む。
様々な噴霧装置、容器、及び組成物について、以下に説明する。噴霧装置及び容器には、バルブアセンブリ内の目詰まりを低減又は最小化することができるバルブアセンブリ内の新規バルブステム及びバネ配置が組み込まれている。
I.噴霧装置
図1を参照すると、噴霧装置の1つの非限定的な例が示されている。噴霧装置100は、容器102と、液体噴射剤104と、噴霧装置から噴霧可能な組成物106とを備える。噴射剤104及び組成物106は、図1において単に例示目的のために図示されており、図1は、決して容器102内の噴射剤及び組成物の配置を限定することを意図するものではないことが理解されるであろう。例えば、場合によっては、別個の層が目に見えることがないように、噴射剤及び組成物は混和性である。噴霧装置100は、手持ち式であるように成形及び構成されてよい。容器102は、本体108と、放出オリフィス112を有する作動装置110と、組成物106及び/又は液体噴射剤104を保管するリザーバ118と流体連通しているバルブアセンブリ114とを備える。任意に、ディップチューブ119が、リザーバ118内へと伸びていてよい。ガス状噴射剤120は、リザーバ118のヘッドスペースを充填し得る。
リザーバ118は、本体108の1つ以上の内面によって画定され得るが、他のリザーバ配置が提供されることもあることが理解されるであろう。例えば、リザーバは、本体108から離れて別個の構造として提供されてもよい。1つの実施形態では、リザーバは、時に「バッグオンバルブ(bag on valve)」配置と呼ばれる、組成物を保管するためのリザーバとして本体108内に配置される折り畳み式バッグの形態で提供され得る。この配置では、リザーバ(バッグ)は、組成物106を保管することはできるが、噴射剤は保管できない。折り畳み式バッグ(及びひいては組成物)は、バッグに圧力を印加するように、バッグの外部に(例えば、バッグと本体108の内面との間の空間に)加圧下で保管されている噴射剤によって加圧され得る。別の配置では、バッグの弾性は、噴射剤を用いることなく組成物を加圧するのに十分であり得る。バッグオンバルブ配置は、ディップチューブを含んでいてもよく、含んでいなくてもよい。図1には1つのリザーバが示されているが、複数のリザーバを備えていてもよい。本体108、作動装置110、及びバルブアセンブリ114は、多様な構成、形状、及びサイズで提供され得る。
バルブアセンブリ
以後記載するバルブアセンブリは、液体噴射剤と組成物との混合物がバルブアセンブリを通して流れる;又は液体噴射剤とガス状噴射剤と組成物との混合物がバルブアセンブリを通して流れる;又は組成物のみがバルブアセンブリを通して流れる;又は組成物とガス状噴射剤との混合物がバルブアセンブリを通して流れる噴霧装置を含む、様々な噴霧装置で用いるのに好適である。例えば、図1に示すように、単一のリザーバ内で液体噴射剤を組成物と合わせる実施形態では、組成物と液体噴射剤との混合物は、典型的に、ディップチューブから上方に流れ、バルブアセンブリを通じて、作動装置の放出オリフィスから出る。液体噴射剤は、作動装置から出る際に蒸発し、その結果、組成物が霧化する。対照的に、バッグオンバルブ型実施形態では、組成物(典型的に噴射剤を含まない)は、バルブアセンブリを通じて流れ、作動装置の放出オリフィスから出る。
図1〜4を参照すると、本体108に取り付け得るバルブアセンブリ114の1つの非限定的な例が示されている。バルブアセンブリ114は、作動装置110が取り付けられる、摺動可能に配置されるバルブステム124と、(例えば、クリンピングによって)本体108にバルブアセンブリ114を取り付けるための取り付けフランジ128と、取り付けフランジ128に取り付けられる筐体130とを備える。筐体130は、プレス嵌め、ポジティブラッチング、溶接等を含む、当該技術分野において公知である様々な手段によって、取り付けフランジに取り付けてよい。筐体130は、バルブステム124を付勢するバネ132を収容している。バネ132は、複数のコイルを含んでいてもよく、又は弾性ベロー等の他の形態で提供されてもよい。
図5〜8を参照して、新規バルブステムの1つの非限定的な例についてここで説明する。バルブステム124は、上部144及び下部146を有するコア142を備える。上部144は、遠位端148を有し、作動装置110に取り付け可能であるように構成されている。下部146は、その周囲にバネ132の少なくとも一部を配置するように構成されている。下部146は、近位端150を有する。近位端150は、そこに平面を有していてもよく、先細になっていてもよく、前述のものの組み合わせによって形成されてもよく、又は、近位端150に組成物が堆積する可能性を最小化することが好ましい幾つかの他の立体構造を有していてもよい。1つ以上のバルブボア152(図には2つ示されている)を、上部144と下部146との間に配置してよい。バルブボア152は、例示目的のためだけに示され、バルブステム124の長手方向軸に対して径方向に配置される。1つ以上のバルブボア152は、溝156の壁154内に開口しており、1つ以上のバルブボア152から上部144の遠位端148まで延在する軸方向ボア158と連通している。用語「径方向」及び「軸方向」、並びにこれらの派生語(例えば、径方向に及び軸方向に)は、単に特徴又は構造に関する一般的な方向を指すことを意図し、これら用語は、特に明示的に記載されていない限り、実質的に径方向/軸方向、及び正味の全体的な方向性効果が軸方向というよりも径方向である径方向と軸方向との組み合わせ又はその逆等、単に径方向又は軸方向ではない方向を全て含むことを意図することが理解されるであろう。軸方向ボア158は、次に、バルブステム124に取り付けられたとき、作動装置110と連通する。
1つ以上のバルブボア152は、組成物、又は組成物と噴射剤との混合物の、容器を通じた質量流を主に制御する制御オリフィスとして機能し得る。バルブステム又は他の場所における他の開口部、経路、又は穴が、制御オリフィスとして機能し得ることが容易に理解されるであろう。1つ以上のバルブボアは、約0.01mm2〜約1mm2、又は約0.03mm2〜約0.5mm2、又は約0.06mm2〜約0.1mm2の総断面積を有し得る。1つ以上のバルブボアは、約0.1mm〜約1mm、又は約0.2mm〜約0.8mm、又は約0.3mm〜約0.5mmの最大寸法、典型的には直径寸法を有し得る。特定の実施形態では、バルブステム124は、約0.3mm〜約0.4mmの直径を有する1つのバルブボア152を備える。
図4〜9を参照すると、実質的に平坦な封止部162の内壁160と溝156の壁154とによって形成される係合封止面は、バルブボア152を封止するバルブを形成する。封止部162は、ニトリルブタジエンゴム(時に、Buna−Nとも呼ばれる)等のエラストマー材料から形成され得る。封止部162は、図4に一例として示されている通り、バルブステムのコア142の周りに配置され、取り付けフランジ128と筐体130との間に挟まれていてよい。封止面は、図4に示すように、バルブステムが押し下げられていないときには係合しており、それによって、組成物、又は組成物と噴射剤との混合物がバルブボア152を通じて流れるのを防ぐ。作動装置110が押し下げられたとき、封止面は分かれ、それによって、組成物、又は組成物と噴射剤との混合物が、バルブボア152を通じて軸方向ボア158及び作動装置110上に流れることができるようになる。本明細書で使用するとき、用語バルブ(バルブアセンブリとは対照的に)は、単に、組成物、又は組成物を含有する混合物が、リザーバ118から作動装置110へと流れるのを可能にする又は防ぐ係合封止面を指すことを意図する。係合封止面は、図面に示されている及び本明細書に記載されている以外の構成で提供されてもよい。幾つかの特定の実施形態では、バルブは、連続流動バルブであってよく、即ち、作動装置が押し下げられている限りバルブを通じて流れることを意味する。対照的に、非連続又は計量バルブは、どれくらいの時間作動装置が押し下げられているかにかかわらず、バルブを通じて所定の量しか流れないことを可能にする。
再度図5〜8及び図10を参照すると、コア142は、1つ以上のチャネル160を更に備え、チャネル160は、近位端150に又は近位端150に隣接して配置されている入口162、及び出口164を有する。チャネル160は、バルブステム124に沿って軸方向に延在してよい。コア142は、約2〜約8個のチャネル、又は約4〜約6個のチャネルを備えていてよいが、必要に応じて、更に多くのチャネルが提供されてもよい。チャネルは、コア142の周囲に等間隔に離間配置されてよい。チャネル160の出口164は、チャネル160の末端に位置する。幾つかの特定の実施形態では、チャネル160の少なくとも一部は、内部環状容積166(図10)から、バネ132の下流に配置されている、バルブステム124の外面(例えば、リング169の円筒形表面168(図5))に組成物、又は組成物と噴射剤との混合物を導くように構成されていてよい。内部容積166は、バネ132の少なくとも一部及びコア142の下部146によって画定され得る。バネ132の少なくとも一部は、チャネル160の少なくとも一部を取り囲む。
様々なチャネル構成が提供され得る。チャネル160は、一対の壁170によって部分的に形成又は画定され得、これは、図に示されている通り、バルブステムのコアから径方向に延在し得る。壁170は、バネの力の一部をリング169に伝え、後者は、壁170に対して更なる構造的一体性をもたらす。また、リング169は、作動装置が解放されたとき、それを閉鎖又は封止位置に戻すために封止部160に対して作用する耐力表面をもたらす。バルブステム124は、3、4、5、6、7、8個、又はそれ以上の径方向に延在する壁を備えてよい。各壁170は、バルブステム124を筐体130の中心に置き、筐体130を摺動可能に係合させる支持面171を有し得る。支持面171は、実質的に平坦であり且つ矩形状であってよいが、他の形状及び表面外形が提供されてもよい。壁170が少なすぎる摺動可能なバルブステム124は、うまく筐体130の中心に位置することができず、壁が多すぎるバルブステム124は、チャネルの累積出口面積を低減し過ぎることがあり、それによって、目詰まりのリスクが増大する可能性があると考えられる。場合によっては、壁170は、約2mm〜約9の全長L(図6)及び約0.25mm〜約1.3mmの幅W(図8)を有し得る。
各壁170は、バネ132の遠位端又は部分174を受容するノッチ172を有してよく、バネの遠位端174は、バルブから最も離れて位置するバネ132の近位端に比べてバルブの最も近くに位置する。換言すれば、バネの遠位端は、バネの近位端の下流に位置し、したがって、バルブは、バネの遠位端の下流に位置する。バネ132の一部(例えば、約3つのコイル)のみが図4においてノッチ172内に示されているが(バルブステムが押し下げられていないとき)、幾つかの実施形態では、バネのより多くの部分又は更にはバネ132全体がノッチ172内に受容され得ることが理解されるであろう。幾つかの特定の実施形態では、ノッチ172は、バネ132の約2〜約6つのコイルが受容されるように構成されていてよく(バルブステムが押し下げられていないとき)、この場合、バネ132の最後のコイルは、壁170のノッチ172の表面176が底になる。表面176は、実質的に平坦であってよい。バネ132の最後のコイルは、壁170間に延在する1つ以上の自由部分178(図11)を有してよく、自由部分は、バルブステム124の表面(例えば、表面176)が底にはならない。ノッチ172は、約0.4mm〜約1mmのノッチ深さD(図7)及び約0.5mm〜約3.5mmのノッチ長さNL(図11)を有し得る。
チャネル160の少なくとも一部は、その出口164と共に、ノッチ172及び/又はバネ132の最後のコイル/遠位端の下流に軸方向に配置され得る。換言すれば、チャネル160の出口164は、組成物、又は組成物と噴射剤との混合物の少なくとも一部が、バネの一対の隣接するコイル間、及び/又はバネ132の最後のコイルとそれの底になる表面との間を通ることなく、内部容積166から出られるように、バネ132の最後のコイル及び/又はノッチ172から離間していてよい。出口164は、ノッチ172とバルブ及び/又はバルブボア152との間に配置してよい。例えば、チャネル160の出口164は、バネ132の最後のコイル及び/又はノッチ172から約1mm〜約5mmのところに位置してよい。他の例では、チャネル160の出口164は、バネ132の最後のコイル及び/又はノッチ172に又はそれらに隣接して位置してよい。
チャネル160は、約0.6mm2〜約3mm2の出口面積を有してよいが、より大きな又はより小さな出口面積が提供されてもよいことが理解されるであろう。本明細書で使用するとき、チャネル160に関する用語「出口面積」とは、壁170、出口164に隣接する筐体130の内面180(図12)、及び出口164におけるチャネル底面182によって画定される、出口164における断面積を指す。バルブステム124のチャネル160全てについての累積出口面積は、約2.5mm2〜約12mm2であってよいが、より大きな又はより小さな累積出口面積も提供され得ることが理解されるであろう。
幾つかの実施形態では、チャネル底面182の少なくとも一部は、組成物、又は組成物と噴射剤との混合物の流れを、リング169の外面168に向かって導く形状又は構造を有してよい。幾つかの実施形態では、チャネル底面168の少なくとも一部、実質的に全て、又は全てが、内部容積166からステム124の外部に流れを導くための凹状構造を有してよい。図5は、部分的に凹状である底面を有するチャネルの1つの非限定的な例を示す。
環状部又はギャップ184(図12)は、チャネル160を出た組成物(又は噴射剤/組成物混合物)をバルブの下流に流すチャネル160の出口164の下流に備えられ得る。環状部184は、バルブステム124の外面168及び筐体130の内面180によって画定され得る。外面168の外径は、約1.5mm〜約11mmであってよく、一方、壁170によって画定される外径は、わずかに小さくてよいが、より大きな又はより小さな寸法も提供され得ることが理解されるであろう。内面180の内径は、約2.5mm〜約12mmであってよい。環状部184は、約3mm2〜約10mm2の断面積を有し得る。環状部184は、約0.25mm〜約10mmの、それを横断する径寸法を有し得る。
新規バルブステム構成によって、組成物(又はその混合物を含有する噴射剤)がリザーバから内部容積166を通って流れ、バネ132の最後のコイルの下流から環状部184に出ることができるようになる。バネのコイルの間から出る組成物の量を最小化するこの経路は、バネの周りの組成物の堆積を低減することができ、それによって、特に組成物が高濃度の粒子を含む場合、低濃度の噴射剤を利用する場合、及び/又は組成物の質量流速が低いことが望ましい場合、目詰まりのリスクを最小化できると考えられる。0.3g/秒未満、又は約0.1g/秒〜約0.3g/秒の組成物の質量流速が、本明細書に記載するバルブアセンブリ及び噴霧装置で用いるのに特に好適であり得る。更に、新規バルブステム及びバネ配置は、有利なことに、コア142の下部146を過ぎてバルブに通じる流路をより大きく開くことができるが、その理由は、バルブステム124を筐体130(例えば、支持面171)の中心に置くために用いられる構造が、幾つかの従来のバルブアセンブリでみられるように流路とは独立であるか又はその流路の一部を形成するためである。
別の実施形態では、バルブアセンブリ114は、リザーバ118のヘッドスペースから出たガス状噴射剤と組成物とを混合するための蒸気栓(vapor tap)を更に備えてよい。使用に好適な幾つかの非限定的な蒸気栓が、米国特許第4,396,152号に記載されている。図13〜15を参照すると、筐体230は、リザーバ118から筐体230の内部にガス状噴射剤を通すための1つ以上の穴186を備えてよい。カップ状挿入部材188は、筐体230内で、ディップチューブとバルブステム124との間に設置してよい。カップ状挿入部材188は、筐体230内にプレス嵌めしてもよく、あるいは当該技術分野において公知である他の手段によって筐体内に保持してもよい。カップ状挿入部材188は、バネ132の一端を受容し得る。挿入ボア192は、カップ状挿入部材188の底壁に備えてよく、それによって、ディップチューブ116からカップ状挿入部材188の内部に組成物を流すことができる。図14及び15を参照すると、筐体130の内部から挿入ボア192内にガス状噴射剤を導くために1つ以上の経路194をカップ状挿入部材の底壁に備えてもよく、挿入ボア192においてガス状噴射剤と組成物とが混合される。経路194は、図14に一例として示されている通り、挿入ボア192に対して接線方向に配置されてもよく、経路194は、図15に一例として示されている通り、挿入ボア192に対して径方向に配置されてもよい。また、経路194は、接線方向配置と径方向配置との中間等、挿入ボア192に対して他の構成で配置されてもよい。場合によっては、蒸気栓配置が有用であることもあるが、バルブアセンブリは、蒸気栓又はカップ状挿入部材を含むことを必要としない。
経路194は、断面形状がほぼ矩形として示されているが、経路194は、他の形状及びサイズで提供されてもよいことが理解されるであろう。同様に、様々なボア、穴、及びオリフィスは、図示されている/本明細書に記載されている以外の形状及びサイズで提供されてもよい。更に、図13〜15に示されている蒸気栓配置では、ガス状噴射剤をバルブの上流で組成物と混合することができるが、当該技術分野において公知である通り、他の蒸気栓配置(又は蒸気栓無し)を実施してもよい。例えば、ガス状噴射剤をバルブの下流、恐らく更にバルブアセンブリ114内又は作動装置110内で混合する蒸気栓配置が提供されてもよい。複数の蒸気栓配置を提供してもよい。例えば、第1の蒸気栓配置は、バルブ138の上流でガス状噴射剤と組成物とを混合させることができ、一方、第2の蒸気栓配置は、バルブの下流で更なるガス状噴射剤と組成物とを混合させることができる。
バルブアセンブリ114は、本明細書において、様々な構成要素を含むと示されているが、これら構成要素は、本明細書に記載される様々な発明の趣旨及び/又は範囲から逸脱することなく、変更され、組み合わされ、省略され、又は他の構成要素若しくは構造に置換され得ることが想到される。例えば、図16は、バルブステムの長手方向軸に対して角度をなしている2つのバルブボア352を備えるバルブステムを示し、図17は、リングの外面内に配置された1つ以上の波形部(scallop)496を有するリングを備えるバルブステムを示す。各波形部は、チャネルの出口面積を更に増大させるためにチャネルのうちの1つの出口と整列し、それによって、目詰まりの可能性を更に低減する。この後者の実施形態では、組成物は、チャネルを出て、波形部169及び/又は環状部184を通って、バルブ上に流れる。
噴射剤
噴霧装置は、任意に、噴射剤を含んでよい。噴射剤は、噴霧される組成物を収容しているリザーバ内に保管されてもよく、噴射剤は、バッグオンバルブ型配置の場合のように別々に保管されてもよい。噴射剤を利用して組成物を加圧し、それによって、噴霧装置を通じて噴霧装置から組成物を駆動するための手段を提供することができる。また、噴射剤は、典型的にエアゾール型用途のように、噴霧装置から出る際に組成物を霧化するために用いてもよい。また、噴射剤は、組成物と混合されて、噴霧する際にムース又は発泡体を発生させることもできる。あるいは、噴霧する際にムース又は発泡体を発生させるために、非噴射剤圧縮又は液化ガスを組成物に組み込んでもよい。例えば、第1の圧縮又は液化ガスを、発泡組成物を発生させるために提供してよく、一方、第2の圧縮又は液化ガスは、噴射剤として機能し得る。蒸気栓配置を備える場合、リザーバのヘッドスペースから出たガス状噴射剤は、バルブアセンブリ内で組成物を回転又は分散させるために用いてもよい。
噴射剤は、噴霧装置内に保管されている材料(即ち、噴射剤及び組成物)の総充填量の約3重量%、10重量%、20重量%、30重量%、32重量%、34重量%36重量%、38重量%、40重量%、又は42重量%〜約85重量%、75重量%、65重量%、60重量%、54重量%、52重量%、50重量%、48重量%、46重量%、44重量%、又は42重量%の濃度を有し得る。本明細書に記載する新規バルブステムは、低液体噴射剤濃度(例えば、総充填量の約30%〜約60%)を利用するエアゾール型噴霧装置において特に有用であり得るが、その理由は、噴射剤濃度がより低いことによって、組成物がそれほど希釈されないので、より高い噴射剤濃度に比べて目詰まりのリスクを増大させる可能性があるためである。この目詰まりのリスクは、組成物が高濃度の粒子も含む場合に更に悪化することがある。
様々な噴射剤を、本明細書に記載する噴霧装置及び組成物と共に用いることができる。いくらかの噴射剤は、約−45℃〜約5℃の範囲内の沸点(大気圧における)を有し得る。噴射剤は、加圧下で容器内にパッケージ化されたとき、液化し得る。好適な噴射剤としては、化学的に不活性の炭化水素(例えば、プロパン、n−ブタン、イソブタン、及びシクロプロパン、並びにこれらの混合物)に加えて、ハロゲン化炭化水素(例えば、ジクロロジフルオロメタン(噴射剤12)1,1−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン(噴射剤114)、1−クロロ−1,1−ジフルオロ−2,2−トリフルオロエタン(噴射剤115)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエチレン(噴射剤142B)、1,1−ジフルオロエタン(噴射剤152A)、ジメチルエーテル、及びモノクロロジフルオロメタン、並びにこれらの混合物)を挙げることができる。使用に好適ないくらかの噴射剤としては、A−46(イソブタン、ブタン、及びプロパンの混合物)、A−31(イソブタン)、A−17(n−ブタン)、A−108(プロパン)、AP70(プロパン、イソブタン、及びn−ブタンの混合物)、AP40(プロパン、イソブテン、n−ブタンの混合物)、AP30(プロパン、イソブタン、及びn−ブタンの混合物)、HFO1234(trans−1,3,3,3−テトラフルオロプロパン)、及び152A(1,1ジフルオロエタン)が挙げられるが、これらに限定されない。
組成物
様々な組成物を噴霧装置から噴霧し得る。以下の議論は、主に例示目的のための制汗組成物に関するものであるが、これは、既に記載した容器及び噴霧装置と共に使用するのに好適な組成物のほんの一例の非限定的な例であることが理解されるであろう。更に、以後記載する制汗組成物に関して記載される成分、濃度、及び他の特徴は、本明細書に記載する容器及び噴霧装置と共に使用するのに好適な他の組成物に全体的に又は部分的に応用可能であることが理解されるであろう。制汗組成物の幾つかの非限定的な例は、同一出願人による米国特許出願第61/701,201号(2012年9月14日出願)に記載されている。
制汗組成物は、1つ以上の液体材料を含んでよい。幾つかの特定の実施形態では、制汗組成物は、1つ以上の制汗活性物質のための液体担体及び/又は制汗組成物の他の成分として少なくとも1つの不揮発性又は揮発性シリコーン流体を含んでよい。好ましくは、制汗組成物は、不揮発性シリコーン流体を含む。本明細書で使用するとき、用語「不揮発性」とは、(大気圧において)250℃超の沸点及び/又は25℃において13Pa(0.1mm Hg)未満の蒸気圧を有する材料を指す。不揮発性シリコーン流体は、有利なことに、皮膚表面への制汗活性物質の付着を改善し、それによって制汗組成物の有効性を改善する可能性がある。更に、不揮発性シリコーン流体を含む制汗組成物は、目詰まりのリスクを低減することができるが、その理由は、制汗組成物が、バルブアセンブリ内で乾燥しにくいためである。しかし、制汗組成物において不揮発性シリコーン流体が高濃度であると、使用時に濡れた感触が知覚されることがあり、これは、一部の消費者にとって望ましくないことがある。
不揮発性シリコーン流体の全濃度は、制汗組成物の約40重量%、45重量%、50重量%〜約70重量%、65重量%、60重量%、又は55重量%であってよい。幾つかの実施形態では、不揮発性シリコーン流体の全濃度は、制汗組成物の約45重量%〜約55重量%であってよい。制汗組成物の液体材料は、1つ以上の不揮発性シリコーン流体から本質的になっていてもよく、又は1つ以上の不揮発性シリコーン流体から主に形成されてもよい。使用することができる幾つかの不揮発性シリコーン流体としては、ポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、及びポリエーテルシロキサンコポリマー、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。幾つかの好ましい不揮発性シリコーン流体は、直鎖状ポリアルキルシロキサン、特に、(C26OSi)nの分子式を有するポリジメチルシロキサン(例えば、ジメチコーン)であってよい。これらシロキサンは、例えば、Momentive Performance Materials,Inc.(Ohio,USA)から商品名Element 14 PDMS(粘性油状物)として入手可能である。Dow Corning Corporation(Midland,Mich.,USA)から商品名Dow Corning 200 Fluidシリーズ(例えば、10〜350cps)として入手可能なシリコーン流体。用いることができる他の不揮発性シリコーン流体としては、ポリメチルフェニルシロキサンが挙げられる。これらシロキサンは、例えば、General Electric CompanyからSF 1075メチルフェニル流体として、又はDow Corningから556 Fluidとして入手可能である。用いることができるポリエーテルシロキサンコポリマーは、例えば、ジメチルポリオキシアルキレンエーテルコポリマー流体である。このようなコポリマーは、例えば、General Electric CompanyからSF−1066オルガノシリコーン界面活性剤として入手可能である。不揮発性シリコーン流体は、25℃において約5E−6m2/s、1E−5m2/s、2E−5m2/s、又は5E−5m2/s〜約0.0009m2/s、0.0005m2/s、0.00035m2/s、0.0001m2/s、又は5E−5m2/s(約5センチストークス、10センチストークス、20センチストークス、又は50センチストークス〜約900センチストークス、500センチストークス、350センチストークス、100センチストークス、又は50センチストークス)の平均粘度を有し得る。幾つかの特定の実施形態では、シリコーン流体は、約50csの粘度を有し得る。
制汗組成物の液体材料は、不揮発性シリコーン流体から本質的になるか、又は主に不揮発性シリコーン流体から形成されることが望ましいことがあるが、他の液体材料が制汗組成物中に含まれていてもよい。幾つかの非限定的な例としては、シリコーンゴム又は液体香料材料が挙げられる。制汗組成物の液体材料は、30重量%、20重量%、10重量%、又は5重量%未満の、不揮発性シリコーン流体以外の液体材料を含んでよい。言い換えると、制汗組成物の液体材料は、70重量%、75重量%、80重量%、85重量%、90重量%超、又は約100重量%の不揮発性シリコーン流体を含んでよい。
幾つかの好適なシリコーンゴムとしては、ジメチルポリシロキサン型のシリコーンポリマーが挙げられ、これは、例えば、フェニル、ビニル、シアノ、又はアクリル等の他の基が結合していてよいが、大部分がメチル基でなければならない。25℃において約0.1m2/s(100,000センチストークス)未満の粘度を有するシリコーンポリマー(分子量約100,000未満)は、ここではシリコーンゴムとみなされず、典型的に、シリコーン流体であるとみなされる。用いるのに好適であるシリコーンゴムの1つの非限定的な例は、約0.65〜100mm2-1の粘度を有するシリコーン流体担体と共に、約200,000〜4,000,000の分子量を有するジメチコノールゴムを含むシリコーン/ゴム流体ブレンドである。このシリコーン/ゴムブレンドの例は、Dow Corning,Corp.(Michigan,USA)から商品名DC−1503 Fluid(85%ジメチコーン流体/15%ジメチコノール)として入手可能である。他のシリコーンゴム材料としては、Momentive Performance Materials,Inc.(NY,USA)から入手可能なSF1236ジメチコーン、SF1276ジメチコーン、及びCF1251ジメチコーンが挙げられる。
また、制汗組成物は、任意に、1つ以上の液体芳香材料を含んでいてもよい。液体芳香材料は、典型的に、好適な溶媒、希釈剤、又は担体と任意に混合される香料又は芳香成分の混合物である。香料成分に好適な幾つかの溶媒、希釈剤、又は担体としては、エタノール、イソプロパノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコール、ジエチルフタレート、クエン酸トリエチル、及びこれらの混合物を挙げることができる。制汗組成物は、約0.5%、0.75%又は1%〜約4%、3%、2%、又は1.5%の液体芳香材料を含んでよい。香料成分は、香水を開発する分野の当業者に公知である任意の天然又は合成香料成分であってよい。
また、制汗組成物中に高濃度の粒子を含むことが望ましいこともある。高濃度の粒子を組み込むことは、高濃度の不揮発性シリコーン流体を含む制汗組成物の皮膚の感触を改善すると考えられる1つの手段である。約0.6、0.8、1、1.2、又は1.4〜約2.3、2.2、2.1、2、1.9、1.8、又は1.6の全粒子材料に対する全不揮発性液体材料の比(L/P比)を含む制汗組成物は、残渣の出現を最小化しながら、許容可能な皮膚の感触を提供するために十分な粒子間のトレードオフのバランスをとり得ると考えられる。制汗組成物は、既に記載した全粒子に対する全液体(L/P)比と一致して、制汗組成物の約30重量%、35重量%、又は40重量%〜約60重量%、55重量%、又は50重量%の全粒子濃度を有し得る。粒子濃度の増大は、皮膚の感触を改善し得るが、目詰まりのリスクを増大させることもある。既に記載した新規バルブアセンブリは、目詰まりの可能性を低減又は最小化するためにこれら種類の制汗組成物と共に使用するのに特に好適であり得る。
制汗組成物に含まれ得る粒子材料の幾つかの例としては、制汗活性物質、粉末(例えば、タピオカデンプン、コーンスターチ)、封入芳香材料、及びバルキング又は懸濁剤(例えば、シリカ又は粘土)が挙げられるが、これらに限定されない。他の種類の粒子が制汗組成物に組み込まれてもよい。
制汗組成物は、約16重量%、18重量%、20重量%、22重量%、又は24重量%〜約34重量%、32重量%、30重量%、28重量%、又は26重量%の粒子状制汗活性物質を含んでよい。これら制汗活性物質濃度は、添加される無水物の量を指す。好適な制汗活性物質の幾つかの例としては、収斂性金属塩が挙げられ、特にアルミニウムの無機塩及び有機塩を含む。用いることができる幾つかの例示的なアルミニウム塩としては、塩化アルミニウム、及び一般式:Al2(OH)abXH20(式中、Qは、塩化物、臭化物、又はヨウ化物(好ましくは、塩化物)であり、aは、約2〜約5であり、a+b=約6であり、a及びbは、整数である必要はなく、Xは、約1〜約6であり、Xは、整数である必要はない)を有するアルミニウムヒドロキシハロゲン化物が挙げられる。「5/6塩基性クロルヒドロキシド」(式中、「a」は、5である)及び「2/3塩基性クロルヒドロキシド」(式中、「a」は、4である)と呼ばれるアルミニウムクロルヒドロキシドが特に好ましい。この種のアルミニウム塩は、米国特許第3,887,692号、同第3,904,741号、及び同第4,359,456号により詳しく記載されている方法で調製することができる。好ましい化合物としては、実験式:A12(OH)5DI2H20の5/6塩基性アルミニウム塩;塩化アルミニウムのアルミニウムヒドロキシクロリドに対する重量比が約0.5以下であるAIC136H20とA12(OH)5CI22Oとの混合物が挙げられる。
任意に制汗組成物中に含まれてよい幾つかの他の非限定的な粒子材料としては、タピオカ、コーン、オーツ麦、バレイショ、及びコムギデンプン粉末等の天然デンプンが挙げられるが、これらに限定されない。これら粒子は、親水性であってもよく、又は疎水変性されていてもよい(後者は、中等度に疎水性でしかない傾向がある)。使用に特に好適であると考えられる1つの粒子材料は、親水性又は疎水変性タピオカ材料であり、好ましくは、親水性タピオカ材料である。タピオカは、キャッサバ植物から、典型的には根から抽出することができるデンプンであり、これは、次いで、当該技術分野において公知である通り加工又は修飾してよい。タピオカデンプンは、有利なことに、実質的に非アレルギー性である。使用に好適な疎水変性タピオカ材料の1つの非限定的な例は、シリコーングラフトタピオカデンプンを含み、これは、商品名Dry Flo TSとしてAkzoNobel(Netherlands)から入手可能である。INCI名は、タピオカデンプンポリメチルシルセスキオキサンであり、メチルナトリウムシリコネート(ポリメチルシルセスキオキサン)とタピオカデンプンとの反応によって生成することができる。このシリコーングラフトタピオカデンプンは、CAS No.68989−12−8として市販されている。シリコーングラフトタピオカデンプンは、米国特許第7,375,214号、同第7,799,909号、同第6,037,466号、同第2,852,404号、同第5,672,699号、及び同第5,776,476号に記載の方法が挙げられるが、これらに限定されない任意の公知の手段を用いて形成することができる。用いるのに好適である疎水変性タピオカデンプン材料の他の非限定的な例としては、Dry Flo AF(Akzo Nobel製のシリコーン修飾デンプン)、Rheoplus PC 541(Siam修飾デンプン)、Acistar RTデンプン(Cargillから入手可能)、並びにLorenz 325、Lorenz 326、及びLorenz 810(Lorenz(Brazil)から入手可能)が挙げられる。
幾つかの特定の実施形態では、タピオカ材料は、使用中の制汗活性物質の放出を促進するために、親水性であってよい。使用に好適な親水性タピオカデンプン材料の1つの非限定的な例は、商品名Tapioca PureとしてAkzo Nobelから入手可能である。タピオカデンプン材料は、制汗組成物の約2重量%、4重量%、6重量%、8重量%、10重量%、又は15重量%〜約40重量%、35重量%、30重量%、25重量%、又は20重量%の濃度を有し得る。
制汗組成物は、任意に、悪臭をマスキングする、悪臭を吸収する、又は他の方法で使用中に所望の香りを有する制汗組成物を提供するための1つ以上の封入芳香材料を含んでよい。本明細書で使用するとき、語句「封入芳香材料」とは、香料成分と香料成分を封入するための担体との組み合わせを指す。また、封入芳香材料は、使用時に芳香又は悪臭を吸収することができる「空(empty)」担体(例えば、非複合体化シクロデキストリン材料)とも呼ばれる。封入香料成分は、水分によって放出され得、したがって、例えば、発汗又は他の体液によって濡れた際、封入香料成分が放出される。それに代えて又はそれに加えて、香料成分は、例えば、圧力又は剪断力の印加による、担体の破壊によって放出され得る。封入芳香材料は、制汗組成物の全粒子濃度の一部であるとみなされる粒子形態で提供され得る。制汗組成物は、制汗組成物の約0.25重量%〜約5重量%、又は約0.5重量%〜5重量%、又は約0.5重量%〜約4重量%の封入芳香材料を含んでよい。香料成分を封入するのに好適な幾つかの担体の例としては、オリゴ糖(例えば、シクロデキストリン)、デンプン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリイソプレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、ビニルポリマー、シリカ、及びアルミノシリケートが挙げられるが、これらに限定されない。封入芳香材料の幾つかの例は、米国特許第2010/0104611号;同第2010/0104613号;同第2010/0104612号;同第2011/0269658号;同第2011/0269657号;同第2011/0268802号;同第5,861,144号;同第5,711,941号;同第8,147,808号;及び同第5,861,144号に記載されている。
制汗組成物は、任意に、1つ以上の粒子状バルキング又は懸濁剤を含んでよい。粘土及び/又はシリカ材料等の粒子状バルキング又は懸濁剤を若干量含むことが望ましいことがあるが、制汗組成物の2重量%、1.5重量%、1重量%、0.5重量%、又は0.25重量%未満の粒子状バルキング又は懸濁剤の全濃度が、目詰まりを最小化し、適切な全体粘度を得るために好ましいと考えられる。バルキング又は懸濁剤は、疎水性であっても、親水性であっても、これらの混合物を含んでもよい。幾つかの特定の実施形態では、これら材料は、使用中の制汗活性物質の放出を促進するために親水性であり得る。用いることができるシリカ材料の幾つかの例としては、コロイドシリカが挙げられるが、これらに限定されない。シリカ材料の幾つかの非限定的な例は、Evonik Industriesから商品名Aerosil 200SP、Aerosil 300SP、及びAerosil R972として入手可能である。
低濃度で用いることができる粘土材料の幾つかの例としては、モンモリロナイト粘土及び疎水処理モンモリロナイト粘土が挙げられるが、これらに限定されない。モンモリロナイト粘土は、鉱質モンモリロナイトを含有するものであり、懸架格子(suspending lattice)を有することを特徴とし得る。これら粘土の幾つかの例としては、ベントナイト、ヘクトライト、及びコロイドマグネシウムアルミニウムシリケートが挙げられるが、これらに限定されない。粘土材料は、例えば、四級アンモニウムカチオン性界面活性剤等のカチオン性界面活性剤で処理することによって疎水性にしてよい。粘土材料の一例は、Elementis Specialities,Plc.(UK)から商品名Bentone 38として入手可能である。プロピレンカーボネート又はクエン酸トリエチル等の粘土活性剤が、制汗組成物に含まれていてもよい。
実施例1、2、及び3は、本明細書に記載する噴霧装置と共に使用するのに好適な制汗組成物の幾つかの非限定的な実施形態を更に説明及び例証する。実施例は、例示目的のためだけに記載され、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく多くの変形例が可能であるので、本発明を限定すると解釈されるべきではない。
Figure 2015535207
値は、制汗組成物の重量を基準として示される。
1 無水活性物質の86%アッセイ、平均粒径約15マイクロメートル。
2 DC 200 Fluid(5E−5m2/s(50cst))(Dow Corningから入手可能)
3 Dry Flo TS(Akzo Nobel製)
4 Tapioca Pure(Akzo Nobel製)
5 Bentone 38(Elementisから入手可能)
6 DC1503(ジメチコーンとジメチコノールとの混合物)(Dow Corningから入手可能)
7 Aerosil A300シリカ(Evonik製)
8 Aerosil A300シリカ(Evonik製)
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」と開示されている寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
任意の相互参照又は関連特許若しくは関連出願を包含する本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、その全てが本明細書中に参照により組み込まれる。いずれの文献の引用も、こうした文献が本明細書で開示又は特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、あるいは、こうした文献が、単独で、又は他の全ての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (15)

  1. 手持ち式噴霧装置であって、
    リザーバを含む本体と、
    放出オリフィスを含む作動装置と、
    前記放出オリフィスから噴霧可能な、前記リザーバ内に保管されている組成物と、
    前記組成物を加圧するための手段と、
    前記本体に取り付けられており且つ前記リザーバと流体連通しているバルブアセンブリと、を備え、前記バルブアセンブリが、筐体と、前記筐体内に摺動可能に配置されたバルブステムであって前記放出オリフィスと流体連通しているバルブボアを有するバルブステムと、前記バルブボアを封止するためのバルブと、前記バルブステムを付勢し且つその下部を取り囲むバネとを含み、前記バネが、前記バルブから最も離れている近位端と前記バルブに最も近い遠位端とを有し、
    前記バルブステムが、複数のチャネルを有し、各チャネルが、前記バルブステムの遠位端に隣接する入口と、前記バネの前記遠位端から下流に離間配置されている出口とを有する、手持ち式噴霧装置。
  2. 前記複数のチャネルが、2〜8個のチャネルを含む、請求項1に記載の手持ち式噴霧装置。
  3. 前記バルブステムが、外面を有するリングを更に有し、前記リングが、前記バルブと前記バネとの間に配置され、前記外面が、前記筐体の内面と共同して、前記組成物が少なくとも部分的に通過して前記バルブに達する環状部を画定する、請求項1又は2に記載の手持ち式噴霧装置。
  4. 前記リングが、前記外面に配置された複数の波形部を有し、前記波形部のそれぞれが、前記複数のチャネルのうちの1つの前記出口と整列している、請求項3に記載の手持ち式噴霧装置。
  5. 前記バルブアセンブリが、前記バルブの第1の係合面を形成する内壁を有する弾性封止部を更に含み、前記バルブステムが、前記バルブボア及び前記放出オリフィスと流体連通している軸方向ボアを更に有し、前記バルブステムが、壁であって前記バルブボアが該壁内に開いている壁を有する溝を更に有し、前記溝の前記壁が前記バルブの第2の係合面を形成し、そのために、前記作動装置が押し下げられていないときに前記弾性封止部の前記内壁と前記溝の前記壁とが協働して前記バルブボアを封止するようになる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の手持ち式噴霧装置。
  6. 前記リザーバ内に保管されている液体噴射剤を更に含み、前記液体噴射剤が、材料の総充填量の約30重量%〜約65重量%の濃度を有し、前記組成物が、前記組成物の約30重量%〜約60重量%の粒子濃度を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の手持ち式噴霧装置。
  7. 前記バルブアセンブリに連結され且つ前記リザーバ内へと延在するディップチューブを更に備え、前記バルブアセンブリが、前記筐体内で、前記ディップチューブと前記バルブステムとの間に配置されるカップ状挿入部材を更に含み、前記カップ状挿入部材が、前記リザーバに保管されている少なくともいくらかのガス状噴射剤を、前記ディップチューブを出る前記組成物の流れと接触混合させるための、前記リザーバと気体連通している複数の経路を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の手持ち式噴霧装置。
  8. 前記複数のチャネルのそれぞれが、一対の壁によって画定される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の手持ち式噴霧装置。
  9. 前記壁のそれぞれが、前記バルブステムから延在し、前記バネの前記遠位端を受容するためのノッチを有する、請求項8に記載の手持ち式噴霧装置。
  10. 各壁が、前記バルブステムを前記筐体の中心に置くための支持面を有する、請求項8又は9に記載の手持ち式噴霧装置。
  11. 前記バネが、複数のコイルを有する、請求項8〜10のいずれか一項に記載の手持ち式噴霧装置。
  12. 前記組成物の少なくとも一部が、前記バネの一対の隣接するコイル間を通過することなく前記内部容積から出られるように、各チャネルの前記出口が前記ノッチの下流に配置される、請求項11に記載手持ち式噴霧装置。
  13. 各チャネルが、チャネル底面を有し、前記チャネル底面の少なくとも一部が、凹状である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の手持ち式噴霧装置。
  14. 前記バネの少なくとも一部が、前記チャネルのそれぞれの少なくとも一部を取り囲む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の手持ち式噴霧装置。
  15. 前記複数のチャネルのそれぞれが、前記バルブステムに沿って軸方向に延在する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の手持ち式噴霧装置。
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