JP2015533015A - X線放射を発生させる陽極を備えた装置 - Google Patents

X線放射を発生させる陽極を備えた装置 Download PDF

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Abstract

X線放射を発生させる陽極は、ホルダと、該ホルダによって保持されたターゲット層とを有している。この場合、ターゲット層は、中央部分と縁部分とを有している。陽極は、ターゲット層の中央部分に向けられた電子ビームにさらされるように設けられている。この場合、縁部分は、電子ビームの方向に関して、中央部分の側方に配置されている。さらに縁部分は、電子ビームの方向で中央部分よりも大きな厚さを有している。

Description

本発明は、請求項1に記載のX線放射を発生させる陽極と、請求項9に記載のX線放射を発生させる装置とに関する。
X線放射を発生させるX線管が先行技術により公知である。X線管は電子を放出する陰極を有している。放出された電子は高電圧により陽極に向かって加速される。陽極では電子はブレーキをかけられ、この際に、制動X線放射と特性X線放射を発生させる。制動X線放射は広いスペクトル分布を有しているが、特性X線放射は離散した線スペクトルを有している。X線管から放射されたX線放射内には両種の放射が重畳している。
所定の使用目的のためには、離散エネルギを有した特性X線放射の方が、制動X線放射よりも適している。制動X線放射を減じるために、金属フィルタによってX線放射をフィルタリングすることが公知である。しかしながらこのようなフィルタは、特性X線の部分も減衰させる。
本発明の課題は、X線放射を発生させる改善された陽極を提供することである。この課題は請求項1に記載の特徴を備えた陽極により解決される。本発明のさらなる課題は、X線放射を発生させる改善された装置を提供することである。この課題は請求項9に記載の特徴を備えた装置により解決される。好適な別の構成は従属請求項に記載されている。
本発明による、X線放射を発生させる陽極は、ホルダと、該ホルダによって保持されたターゲット層とを有している。この場合、ターゲット層は、中央部分と縁部分とを有している。陽極は、ターゲット層の中央部分に向けられた電子ビームにさらされるように設けられている。この場合、縁部分は、電子ビームの方向に関して、中央部分の側方に配置されている。さらに縁部分は、電子ビームの方向で中央部分よりも大きな厚さを有している。有利には、この陽極のターゲット層の縁部分は、陽極のターゲット層の中央部分で発生したX線放射をフィルタリングするために機能する。これにより有利には、陽極によって発生させられたX線放射の単色性が改善される。
陽極の好適な実施態様では、縁部分は、電子ビームの方向とは逆方向に向かって、中央部分を越えて突出している。これにより有利には、ターゲット層の中央部分で発生したX線放射を、電子ビームのビーム方向とは逆方向に放射させることができ、この場合、このX線放射は、陽極のターゲット層の縁部分の一部を貫通し、これによりX線放射の連続的な波長の部分が減衰させられる。
陽極の一実施態様では、縁部分は、中央部分の周りにリング状に配置されている。これにより有利には、縁部分は、様々な空間方向に放出されたX線放射をフィルタリングすることができる。
陽極の好適な実施態様では、ターゲット層は単一の材料から形成されている。これにより有利には、ターゲット層の、及び陽極全体の特に単純な構造が得られる。
陽極の好適な実施態様では、ターゲット層は、原子番号42〜74を有する1つの材料を有している。有利には、このような材料が、X線放射を発生させるために特に適している。
陽極の特に好適な実施態様では、ターゲット層はタングステンを有している。好適には、タングステンは、X線放射を発生させるために、かつフィルタリングするために適している。
陽極の一実施態様では、中央部分が、50nm〜10μmの厚さを有している。好適にはこのような厚さ範囲が特に適していることが立証されている。
陽極の同様に好適な実施態様では、中央部分が、電子ビームの方向に対して垂直方向で1mm〜20mmの直径を有している。好適にはこの値が特に適したものであることが立証されている。
本発明による、X線放射を発生させる装置は、電子ビームを放射する陰極と、上述した形式の陽極とを有している。この場合、陽極は、陰極から放射された電子ビームが、ターゲット層の中央部分に衝突するように配置されている。有利には、このような装置では、陽極のターゲット層の中央部分で発生したX線放射は、陽極のターゲット層の縁部分によってフィルタリングすることができ、これにより、発生したX線放射の単色性が改善される。
装置の好適な実施態様では、陽極は、陰極から放射された電子ビームが、ターゲット層の中央部分に垂直に衝突するように配置されている。好適にはこれにより、装置の対称的かつコンパクトな構成が得られる。
装置の好適な実施態様では、この装置は、ターゲット層で発生したX線放射を出射させる窓を有している。この場合、この窓は、ターゲット層の中央部分で発生し、窓を通って出射するX線放射が出射前に、ターゲット層の縁部分を貫通するように配置されている。これにより有利には、ターゲット層の中央部分で発生したX線放射は、ターゲット層の縁部分を貫通する際にフィルタリングされ、これにより、このX線放射の単色性が高められる。
装置の好適な実施態様では、窓は、出射するX線放射が、ターゲット層の縁部分を平均して10μm〜100μmの長さで貫通するように配置されている。このような貫通長さにより、X線放射の強度を全体として過剰に弱めることなく、X線放射の単色性が好適には高められることが立証されている。
装置の好適な実施態様では、窓は、電子ビームの方向に関して逆方向に向けられたX線放射が窓を通って出射できるように配置されている。有利には、後方に向けられたX線放射は、前方に向けられたX線放射よりも高い割合で特性X線を有しているので、陽極のターゲット層の縁部分によるフィルタリング後に装置から出射されたX線放射は特に高い単色性を有している。
装置の好適な実施態様では、この装置は、陽極を貫通した電子ビームの電子を捕集するために設けられたコレクタを有している。有利にはコレクタによって、装置の陰極とコレクタとの間の回路を閉じることができ、これにより装置のエネルギ効率は改善される。
上述した本発明の特性、特徴、利点並びにこれらが得られる形式については、図面につき詳しく説明した実施形態の以下の説明によりより明瞭かつ詳しく理解可能である。
タングステンターゲット層を備えた陽極を有するX線管から放射されたX線スペクトルを示した図である。 タングステンの線吸収係数を示した図である。 X線放射を発生させる装置を概略的に示した図である。 第1の実施態様による陽極のターゲット層を概略的に示した斜視図である。 第2の実施態様による陽極のターゲット層を概略的に示した斜視図である。
図1には、X線スペクトル100がグラフで示されている。横軸にはエネルギ101がkeVの単位で記載されている。縦軸には光子束102が1/(keV×mA×mm×s)の単位で記載されている。
第1のスペクトル110は、X線管の陽極のタングステンターゲット層によって放射され、厚さ2mmのアルミニウム製のフィルタによってフィルタリングされたX線放射のスペクトル分布を示している。第1のスペクトル110は、制動放射111の連続的な部分を有している。さらに、第1のスペクトル110は、離散エネルギ値で最大値を有しており、この最大値は、特性X線放射112により形成される。
図2では、グラフ200により、タングステン製のフィルタによるX線放射の減衰が示されている。横軸には同様に、エネルギ101がkeVの単位で記載されている。縦軸には吸収係数202がcm−1の単位で記載されている。
図2には、タングステンの線吸収係数の経過210が示されている。エネルギが増大するにつれ、タングステンの線吸収係数が減少することが判る。しかしながら吸収係数経過210はK端213(K−edge)を有しており、降下している吸収係数経過210がこのK端213で急激に上昇する。K端213は、タングステン原子のK殻内に配置された電子の結合エネルギに相当するエネルギ101のところで生じる。
さらに図2のグラフ200には、タングステンの特性X線放射による2つの重要な線のエネルギ値が記載されている。それらはKα1線211と、Kα2線212である。
図1に示した第1のX線スペクトル110を有するX線放射を、タングステン製の付加的なフィルタによってフィルタリングすると、このX線放射の付加的な減衰が生じる。この場合、タングステンの吸収係数経過210におけるK端213により、第1のスペクトル110の比較的エネルギが高い部分は、第1のスペクトル110の特性X線放射112のKα1線及びKα2線の領域よりも著しく減衰される。これにより、フィルタリングされたX線放射のスペクトルにおいて上記線の相対的な強度が高められる。
図1には、第2のスペクトル120によって、厚さ50μmのタングステンフィルタによる付加的なフィルタリング後の第1のスペクトル110のX線放射のスペクトル分布が示されている。第2のスペクトル120の制動放射121の部分は、第1のスペクトル110の制動放射111の部分よりも著しく減じられていることが判る。第2のスペクトル120の特性X線放射122の部分は、第1のスペクトル110の特性X線放射112の部分と比較して、減衰が著しくない。これにより第2のスペクトル120は、第1のスペクトル110よりも高い単色性を有している。
図3には、X線放射を発生させる装置300の一部が極めて概略的に示されている。X線放射を発生させる装置300の図3に示した構成部分は、例えば真空管内に配置することができる。この場合、X線放射を発生させる装置300はX線管とも呼ぶことができる。
X線放射を発生させる装置300は陰極310を有している。陰極310は、電子ビーム320を発生させるために電子を放射するように設けられている。陰極310は、例えば熱放射により、又は電界放射により電子を放射することができる。陰極310から放射された電子により形成された電子ビーム320は高電圧(図示せず)によってビーム方向325で加速される。
X線放射を発生させる装置300はさらに陽極400を有している。陽極400はホルダ410と、ホルダ410によって保持されたターゲット層420とを有している。ターゲット層420はさらに、中央部分430と縁部分440とを有している。縁部分440はビーム方向325に関して、中央部分430に対して側方にずらされて配置されている。
中央部分430と縁部分440とは好適には単一の材料から形成されている。この場合、ターゲット層420の中央部分430と縁部分440とは好適には原子番号42〜74を有した1つの材料から成っている。特に好適には、ターゲット層420の中央部分430と縁部分440とはタングステンから成っている。ホルダ410は例えばダイアモンドから形成することができる。
陽極400は、前面421と背面422とを有している。陽極400の前面421は陰極310に面している。陽極400は、陰極310から出た電子ビーム320が、ターゲット層420の中央部分430の中央領域にほぼ垂直に衝突するように配置されている。
陽極400のターゲット層420の中央部分430に衝突した電子ビーム320は、ターゲット層420の中央部分430でブレーキをかけられ、この際にX線放射330が発生する。このX線放射330は、複数の又は全ての空間方向に放射され、とりわけ1つの放射方向335で放射される。この放射方向335は好適には、電子ビーム320のビーム方向325に対して後方に向けられている。これは、陽極400のターゲット層420の中央部分430からの放射方向335は、陰極310が配置されている半空間へと向けられていることを意味している。
X線放射を発生させる装置300は、放射方向335で放射されたX線放射330を装置300から出射させるために機能する窓350を有している。窓350は例えばアルミニウム又はベリリウムから形成することができる。
ターゲット層420の中央部分430は、ビーム方向325に対して垂直方向で直径432を有している。この直径432は例えば1mm〜20mmの間にあって良い。ビーム方向325では、ターゲット層420の中央部分430は厚さ431を有している。この厚さ431は例えば50nm〜10μmの間にあって良い。図示した例では中央部分430の外周に配置されたターゲット層420の縁部分440は、中央部分430の直径432よりも大きい直径442を有している。さらに、ターゲット層420の縁部分440はビーム方向325で厚さ441を有しており、この厚さ441は中央部分430の厚さ431よりも大きい。この場合、縁部分440は前面421側で(即ち、ビーム方向325とは逆方向に)ターゲット層420の中央部分430を越えて突出している。
ターゲット層420の縁部分440の厚さ441と直径442、ターゲット層420の中央部分430の直径432、及び窓350の位置は、放射方向335で、陽極400のターゲット層420の中央部分430から放射されるX線放射330が、窓350へと向かう経路において、フィルタ領域450として働くターゲット層420の縁部分440の一部を貫通するように、互いに適合されている。X線放射330は縁部分440のフィルタ領域450を貫通し、この場合、貫通長さ455は平均して例えば10μm〜100μmであって良い。フィルタ領域450の貫通中、X線放射330はフィルタリングされるので、図1及び図2につき説明したようにその単色性が高められる。
X線放射を発生させる装置300はさらに、ビーム方向325で見て陽極400の後方に配置されたコレクタ340を有している。このコレクタ340は、陽極400を貫通した電子ビーム320の電子を捕集するために用いられる。コレクタ340によって捕集された電子は回路内で戻されて、これによりX線放射を発生させる装置300のエネルギ効率は改善される。
図4には、図3のX線放射を発生させる装置300の陽極400のターゲット層420が概略的な斜視図で示されている。ターゲット層420の縁部分440が中央部分430の周りにリング状に配置されていることが判る。ターゲット層420のこのような構成は、X線放射を発生させる装置300において陽極400が、電子ビーム320に対して平行な回転軸線を中心として回転することができるという利点を有している。これにより、X線放射を発生させる装置300の作動中、陽極400のターゲット層420が均一に加熱され、均一に摩耗することになる。しかしながら陽極400の回転は省くこともできる。
図5には、第2の実施態様によるターゲット層1420の概略的な斜視図が示されている。図5のターゲット層1420は、図3のX線放射を発生させる装置300の陽極400のターゲット層420に置き換えることができる。ターゲット層1420も中央部分1430と縁部分1440とを有している。ターゲット層1420は、前面1421と背面1422とを有している。ターゲット層1420は、陰極310によって発生させられた電子ビーム320が中央部分1430の前面1421に衝突するように、陽極400のホルダ410によって保持されるように設けられている。
ターゲット層420の縁部分440とは異なり、図5のターゲット層1420の縁部分1440は、ターゲット層1420の中央部分1430全体の周りにリング状には配置されていない。むしろ、縁部分1440は、限定された角度範囲内でのみ、ターゲット層1420の中央部分1430の側方に配置されている部分円環の形を有している。この場合、縁部分1440は、ターゲット層1420の中央部分1430で生じたX線放射330がターゲット層1420の縁部分1440を放射方向335で貫通するように配置されている。X線放射を発生させる装置300の陽極400でターゲット層1420を使用する場合、陽極400は回転されない。
本発明を、好適な実施態様により詳しく図示し、説明したが、本発明は開示された実施例に限定されるものではない。別の変化実施例も、本発明の特許請求の範囲を逸脱することなく当業者により推考することができる。

Claims (14)

  1. ホルダ(410)と、該ホルダ(410)によって保持されたターゲット層(420,1420)とを備えた、X線放射(330)を発生させる陽極(400)であって、
    前記ターゲット層(420,1420)は中央部分(430,1430)と縁部分(440,1440)とを有しており、
    前記陽極(400)は、前記ターゲット層(420,1420)の前記中央部分(430,1430)に向けられた電子ビーム(320)にさらされるように設けられていて、
    前記縁部分(440,1440)は、前記電子ビーム(320)の方向(325)に関して、前記中央部分(430,1430)の側方に配置されており、
    前記縁部分(440,1440)は、前記電子ビーム(320)の方向(325)で、前記中央部分(430,1430)よりも大きな厚さを有していることを特徴とする、X線放射を発生させる陽極。
  2. 前記縁部分(440,1440)は、前記電子ビーム(320)の方向(325)とは逆方向に向かって、前記中央部分(430,1430)を越えて突出している、請求項1記載の陽極。
  3. 前記縁部分(440)は、前記中央部分(430)の周りにリング状に配置されている、請求項1又は2記載の陽極。
  4. 前記ターゲット層(420,1420)は、単一の材料から形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の陽極。
  5. 前記ターゲット層(420,1420)は、原子番号42〜74を有する1つの材料を有している、請求項1から4までのいずれか1項記載の陽極。
  6. 前記ターゲット層(420,1420)はタングステンを有している、請求項5記載の陽極。
  7. 前記中央部分(430,1430)は、50nm〜10μmの厚さ(431)を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載の陽極。
  8. 前記中央部分(430,1430)は、前記電子ビーム(320)の方向(325)に対して垂直方向で、1mm〜20mmの直径(432)を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載の陽極。
  9. 電子ビーム(320)を放射する陰極(310)と、請求項1から8までのいずれか1項記載の陽極(400)とを有した、X線放射(330)を発生させる装置(300)であって、
    前記陽極(400)は、前記陰極(310)から放射された電子ビーム(320)が、ターゲット層(420,1420)の中央部分(430,1430)に衝突するように配置されていることを特徴とする、X線放射を発生させる装置(300)。
  10. 前記陽極(400)は、前記陰極(310)から放射された電子ビーム(320)が、ターゲット層(420,1420)の中央部分(430,1430)に垂直に衝突するように配置されている、請求項9記載の装置(300)。
  11. 前記装置(300)は、前記ターゲット層(420,1420)で発生させられたX線放射(330)を出射させる窓(350)を有しており、該窓(350)は、前記ターゲット層(420,1420)の前記中央部分(430,1430)で発生し、前記窓(350)から出射するX線放射(330)が出射前に前記ターゲット層(420,1420)の縁部分(440,1440)を貫通するように配置されている、請求項9又は10記載の装置(300)。
  12. 前記窓(350)は、出射するX線放射(330)が、ターゲット層(420,1420)の縁部分(440,1440)を平均して10μm〜100μmの長さ(445)で貫通するように配置されている、請求項11記載の装置(300)。
  13. 前記窓(350)は、電子ビーム(320)の方向(325)に関して逆方向に向けられたX線放射(330)が前記窓(350)を通って出射できるように配置されている、請求項11又は12記載の装置(300)。
  14. 前記陽極(400)を貫通した電子ビーム(320)の電子を捕集するように設けられたコレクタ(340)を有している、請求項9から13までのいずれか1項記載の装置(300)。
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