JP2015528245A - 受動光ネットワークにおける光ネットワークユニット電力管理 - Google Patents

受動光ネットワークにおける光ネットワークユニット電力管理 Download PDF

Info

Publication number
JP2015528245A
JP2015528245A JP2015521885A JP2015521885A JP2015528245A JP 2015528245 A JP2015528245 A JP 2015528245A JP 2015521885 A JP2015521885 A JP 2015521885A JP 2015521885 A JP2015521885 A JP 2015521885A JP 2015528245 A JP2015528245 A JP 2015528245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
onu
state
power management
period
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015521885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6009074B2 (ja
Inventor
ホティムスキー,デニス,アンドレイェビッチ
ユアン,リクァン
チャン,デチィ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZTE Corp
Original Assignee
ZTE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=49916592&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2015528245(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ZTE Corp filed Critical ZTE Corp
Publication of JP2015528245A publication Critical patent/JP2015528245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6009074B2 publication Critical patent/JP6009074B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/27Arrangements for networking
    • H04B10/272Star-type networks or tree-type networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/12Arrangements for remote connection or disconnection of substations or of equipment thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/27Arrangements for networking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q11/0067Provisions for optical access or distribution networks, e.g. Gigabit Ethernet Passive Optical Network (GE-PON), ATM-based Passive Optical Network (A-PON), PON-Ring
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • H04Q2011/0079Operation or maintenance aspects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

受動光ネットワークにおける統合された光ネットワークユニットの電力管理のための技術は、光ネットワークユニット(ONU)の送信機がオフにされ、ONUの受信機がオンにされる第1の状態でONUを動作させ、及び送信機及び受信機の両方がオフにされる第2の状態でONUを動作させ、電力管理規則に基づいて、第1の状態及び第2の状態の間で、ONUを直接的に遷移させる。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2012年7月13日に出願された国際特許出願番号PCT/CN2012/078649号、発明の名称「METHOD AND APPARATUS FOR UNIFIED OPTICAL NETWORK UNIT (ONU) POWER MANAGEMENT IN A PASSIVE OPTICAL NETWORK (PON)」のパリ条約に基づく優先権を主張する。この文献の内容は、参照によって本願の一部として援用される。
本発明は、受動光ネットワークにおけるデータ通信のためのシステム、デバイス及び技術に関する。一側面においては、本発明は、受動光ネットワーク(passive optical network:PON)の光ネットワークユニット(optical network unit:ONU)における節電に関する。
PONは、単一の光ファイバ及び複数の受動分岐点(passive branching points)を用いて、データ通信サービスを提供するポイントツーマルチポイント(point-to-multipoint:P2MP)トポロジに基づく光ネットワークアーキテクチャである。PONシステムによって、ユーザは、サービスプロバイダ通信設備を介して、通信、情報、エンターテインメント及び他のインターネットリソースに容易にアクセスすることができる。PONシステムは、受動光分配ネットワーク(optical distribution network:ODN)を介してONUと呼ばれる単一又は複数のユーザノードに接続できる光回線終端装置(optical line terminal:OLT)と呼ばれる中央ノードを備えることができる。OLTは、アクセスプロバイダの通信設備(例えば、中央局)内に設けることができる。ONUは、アクセスユーザの施設内又はその近傍に設けることができる。ONUには、通常、ユーザの施設内の電源ネットワークから電力が供給され、ONUは、停電の場合の通信サービスをサポートするために、バックアップバッテリを有することもある。
電力管理技術を向上させることによって、ONUのバッテリ駆動時間を長くすることができる。
有益な側面として、PONにおける光ネットワークユニットの電力消費を低減するために有用な方法及び装置を開示する。ここに説明する具体例は、幾つかの利点を提供する。例えば、ここに開示する技術によって、アクセスプロバイダは、停電の間の動作時間を長くすることによって、顧客に対し、ライフラインサービスを保証できる。また、この技術を用いて、バッテリバックアップユニットのサイズ及びコストを削減し、温室効果ガス放出の総量を低減し、受動光ネットワークに基づく情報及び通信技術の二酸化炭素排出量を削減できる。
一側面として、光通信方法を開示する。この方法は、光ネットワークユニット(optical network unit:ONU)の送信機がオフにされ、ONUの受信機がオンにされる第1の状態でONUを動作させるステップと、送信機及び受信機の両方がオフにされる第2の状態でONUを動作させるステップと、電力管理規則に基づいて、ONUを第1の状態及び第2の状態の間で直接的に遷移させるステップとを有する。
他の側面として、受動光ネットワーク(passive optical network:PON)システムを開示する。PONは、光ネットワークユニット(optical network unit:ONU)及び光回線終端装置(optical line terminal:OLT)を備える。ONUは、受信はできるが送信はできない第1の低電力モード及び受信も送信もできない第2の低電力モードで動作可能である。OLTは、ONUに通信可能に接続され、ONUにおける第1の低電力モードと第2の低電力モードとの間の遷移の少なくとも1つの側面を制御する制御メッセージをONUに送信するように構成されている。
これらの及びこの他の特徴は、以下の図面を参照して後に更に説明する。
PONシステムの具体例を示す図である。 ONUドーズに基づく従来の電力管理技術の電力消費プロファイルを示す図である。 周期的スリープに基づく従来の電力管理技術の電力消費プロファイルを示す図である。 ONUドーズに基づく従来の電力管理技術の電力消費プロファイルを示す図である。 周期的スリープに基づく従来の電力管理技術の電力消費プロファイルを示す図である。 周期的スリープ又は周期的ドーズを含む二重入れ子式の周期的なプロファイルを示す図である。 統合されたONU電力管理方法の実施形態の電力消費プロファイルを示す図である。 統合されたONU電力管理方法の実施形態の電力消費プロファイルとスリープモード電力消費を共に示す図である。 統合された電力管理方法の一実施形態において、ONUの挙動を支配するステートマシンを示す図である。 統合された電力管理方法の一実施形態において、OLTの挙動を支配するステートマシンを示す図である。 ONU電力管理のための従来のステートマシンを示す図である。 図7AのONUステートマシンを別の手法で表した図である。 図7AのONUステートマシンの他の実施形態を示す図である。 電力管理のためのOLTステートマシンを示す図である。 図6に示すOLTステートマシンの他の実施形態を示す図である。 統合された電力管理方法のフローチャートである。 明細書に開示する統合された電力管理技術を実現する装置の一部のブロック図である。 OLTを動作させるプロセスのフローチャートである。 光通信のための装置の一部のブロック図である。
光ネットワークユニット(optical network unit:ONU)が、高電力状態に遷移することなく、複数の低電力状態の間を移行できる光ネットワークユニット(ONU)の統合された電力管理のための技術を開示する。以下で使用する用語のうち、ITU−T XG−PON規格書で用いられている用語については、ここでは、詳しく説明せず、ITU−T規格書に準拠するものとする。
1つの有益な側面として、本明細書に開示する技術によって、PONにおける光ネットワークユニットの電力消費を低減することができる。本明細書で説明する具体例は、特定の用途に応じて、1つ以上の利点を提供できる。例えば、ここに開示する技術によって、アクセスプロバイダは、停電の間の動作時間を長くすることによって、顧客に対し、ライフラインサービスを保証できる。また、この技術を用いて、バッテリバックアップユニットのサイズ及びコストを削減し、温室効果ガス放出の総量を低減し、受動光ネットワーク等に基づく情報及び通信技術の二酸化炭素排出量を削減できる。ここに開示する技術は、現在利用されている従来の技術に対して、節電効率が優れている。例えば、ここに開示する技術は、少なくとも、低電力サイクルの間の平均電力レベルが実質的に低いので、幾つかのシステムにおいて実現されている、データをチェックするために受信機をオンにする一方、送信機をオフにするドーズ法(Dozing method)より優れている。また、ここに開示する技術は、少なくとも、外的刺激の待ち時間を電力効率から切り離し、結果的に、低電力サイクルの相対的期間が実質的に長いので、幾つかのシステムで採用されている、受信機及び送信機の両方をオフにする周期的スリープ法(cyclic sleep method)より優れている。1つの有益な側面として、本発明では、ONUをドーズ状態とスリープ状態との間で遷移させることができる。
PONシステムは、光ファイバを用いて、ユーザの施設内の機器をプロバイダの通信設備に接続することができる。PONの光分配ネットワーク(Optical Distribution Network:ODN)は、ポイントツーマルチポイント(P2MP)光ファイバインフラストラクチャを備えていてもよく、ここで、受動光分岐点は、光学スプリッタ及び他の同様の受動光デバイスであってもよい。これらの受動ODN設備は、屋外キャビネット、クロゼット、地下ユーティリティホール、ケーブルボックス及び他の設備に配備でき、電力が不要で、保守も殆ど必要ない。PONのODNは、単一の光ファイバによってOLTに接続することができる。
図1は、OLT110と、複数のONU120と、ODNとを備える例示的なPONシステムを示しており、ODNは、光伝送ファイバ又は幹線ファイバ(trunk fiber)130、スプリッタ140及び複数の分配ファイバ150を含む。
ONU120は、ユーザの施設内又はその近傍に配備できる。ONUは、通常、アクセスユーザの施設又はその近傍にある電源ネットワークから電力が供給される能動ネットワーク要素であり、電源ネットワーク障害の場合に限定的な動作を行えるようにするために、バッテリベースの電力バックアップユニットを備えていることもある。ONUによって消費される電力の管理に関する動作要求は、2つの目的に関連付けることができる。第1に、電源ネットワーク障害時の緊急サービスをサポートするために、バッテリ動作時間を延長し、又はこれに代えて、バッテリのサイズ及びコストを低減することが望まれる。第2に、(電源ネットワークに基づく)通常の動作における電力の管理及び情報通信技術(information and communications technologies:ICTs)による二酸化炭素排出を最小化することが望まれる。
イーサネット(登録商標)PON(Ethernet(登録商標)PON:EPON)、ブロードバンドPON(Broadband PON:BPON)、ギガビットPON(Gigabit PON:G−PON)等の従来の規格に基づくPONシステムでは、ONUは、OLTと永続的にリンク層接続されているものとされ、ONUは、P2MP光チャネルを介して、ダウンストリーム送信を継続的にリスン(listen)し、交換するユーザデータがなくても、プロトコル情報をアップストリームに送信する必要がある場合がある。したがって、ONUの光送信機は、常に動作可能で、完全に電力が供給された状態を維持する。これらの従来のPONシステムは、通常、光リンクを完全に動作可能に維持しながら、不必要な機能及びサービスへの電力の停止又は低減によって特徴付けられる電力制限等の基本的で一方的な電力管理技術のみをサポートする。
10ギガビット/秒EPON(10G−PON)及び10ギガビット/秒PON(XG−PON)等の様々な高度な規格に基づくPONシステムでは、適切に機能するために、OLTとONUとの間のシグナリングメカニズムに基づくプロトコルベースの省電力技術が採用されている。これらの技術は、幾つかの電力レベルを定義し、ONUの周期的な振る舞いを指定することを含み、ONUは、フル電力レベルと、低電力レベルとの間で周期的に切り替えられる。
規格に基づく10ギガビット/秒PON(XG−PON)システムは、フル電力レベル以外に、受信機を継続的にオンにしたままONU送信機及び関連する回路の電力を実質的な期間に亘ってオフにするONUドーズ(Dozing)電力レベルと、ONU送信機及びONU受信機の両方を実質的な期間に亘ってオフにするONUスリープ(Sleeping)電力レベルとを指定する。
図7Aは、現在発行されているPON規格の1つ(2010年10月発行のITU−T G.987.3、10ギガビット対応受動光ネットワーク(XG−PON):伝送収束(Transmission convergence:TC)層仕様書)で指定されているPONのONUの挙動のステートマシン700を示している。ONUは、初期状態「Active Free(アクティブフリー)」702から、Sleep Aware(スリープアウェア)状態704又は又Doze Aware(ドーズアウェア)状態706に遷移できる(後に更に説明する)。但し、Sleep Aware状態704と、Doze Aware状態706との間で直接的に遷移することはできない。すなわち、従来のONUは、Active(アクティブ)状態(例えば、フル電力状態)を通過することなく2つの低消費電力状態の間を直接的に遷移することができない。アクティブ状態を経由するこのような遷移では、ONUが消費する電力が大きくなり、バッテリの駆動時間が短くなるという問題がある。
図2は、ONUドーズモードに遷移した場合の、ONUによって消費される電力Pを時刻tの関数として示す例示的なONU電力消費プロファイルを表している。フル電力レベル200は、ONU受信機及びONU送信機の両方が関連する回路と共にオンにされた場合のレベルである。ドーズ電力レベル210は、フル電力レベル200より低いが、ゼロ(又はスリープモード220)より実質的に高い電力レベルであり、このドーズ電力レベル210では、ONU送信機及び関連する回路がオフになり、送信機は、オンのままにされる。換言すれば、ONUは、データ又は信号を送信する「トーク(talk)」モードではなく、データ又は信号を受信する「リスン(listen)」モードになる。電力消費の特定パターンは、ONUに予め組み込むことができる以下の2つのタイミングパラメータによって制御され、時間間隔250(TDoze)は、プロトコルに違反することなく、ONUによるアップストリーム送信を抑制できる最長期間であり、時間間隔260(TAware)は、ONU送信機及びONU受信機の両方にフル電力を供給し、これらを完全に動作可能にして、OLT及びONUが周期的な双方向ハンドシェイクを実行するために必要な最短期間である。時間間隔250が時間間隔260に比べて長いほど、技術は、相対的に効率的であると言える。ONU受信機は、継続的に電力が供給されているので、外部ウェークアップ刺激(例えば、着呼に応じて、OLTをフル電力動作にする信号)を検出する待ち時間は、フル電力動作の待ち時間に近く、往復の伝搬遅延に相当する。これは、有益である。しかしながら、継続的にONU受信機に電力を供給することによって、総合的な節電効率が制限される。
図3Aは、周期的なONUスリープモードに遷移した場合の、ONUによって消費される電力Pを時刻tの関数として示す例示的なONU電力消費プロファイルを表している。フル電力レベル200では、ONU受信機及びONU送信機、並びにこれらに関連する回路の電力がオンになる。スリープ電力レベル220では、ONU送信機及びONU受信機の両方が、関連する回路と共にオフにされ、通常、消費電力がゼロに近くなる。電力消費の特定パターンは、以下の2つの構成可能なタイミングパラメータによって制御され、(TAwareと同様の)時間間隔270は、ONU送信機及びONU受信機の両方にフル電力を供給し、これらを完全に動作可能にして、OLT及びONUが双方のONU送信機によって周期的な双方向ハンドシェイクを実行するために必要な最短期間であり、時間間隔280(TSleep)は、ONUによるアップストリーム送信を抑制し、同時にダウンストリームトラヒックからの受信を抑制できる最長期間である。送信機及び受信機の両方をオフにすることは、電力を節約する最も効率的な手法であるが、外部ウェークアップ刺激を検出する待ち時間が長くなり、最長で時間間隔280と同じになる。したがって、外部ウェークアップ刺激の待ち時間を十分短く維持するためには、時間間隔280を小さくする必要があるが、この結果、総合的な電力効率が低下する。
上述した周期的な電力管理技術(図2及び図3A)は、何れも2つの電力レベル間でのONUの切替を含み、すなわち、フル電力レベルとドーズレベルとの間の切替(図2)又はフル電力レベルとスリープレベルとの間の切替(図3A)を含む。幾つかの具体例では、ONUの電力管理挙動は、2つのパラメータ、すなわち、低電力モードの最長期間と、フル電力モードの最短期間とを指定することによって構成できる。構成パラメータの値は、システムがサポートすると予想されるサービスの種類及びそれらのサービスが要求する使用可能性に応じて決定される。
図3B及び図3Cは、それぞれ、スリープ状態電力レベル220を明示することによって、先に説明したドーズモード及びスリープモードの動作を別の手法で表した図である。
図3Dは、上述したスリープモード及びドーズモードを組み合わせて単一の図式的表現として示す図である。ONUは、フル電力フェーズ351と低電力フェーズ353との間で交互に切り替わる。低電力フェーズでは、ONUの電力レベルは、(挿入図357に示す)2つの電力消費レベル、すなわち、フル電力レベル359及び低電力レベル361の間で交互に切り替わる。純粋なドーズモードでは、外部ウェークアップ刺激を検出する際のONUの待ち時間は、往復伝搬遅延に相当し、低電力レベルの状態(リスン状態)に滞在する期間は、主に、OLTがONUと通信を行わないことが許容される期間に基づいて決定される。この値は、かなり大きくすることができ、例えば、平均遅延を周期的に調整する必要性によって制限される。周期的なスリープモードでは、外部ウェークアップ刺激を検出する際のONUの待ち時間は、低電力状態(Asleep 状態)への滞在期間を含み、したがって、低電力レベルの状態に滞在する期間は、ドーズモードの場合と比べて、実質的に数桁も短くなる。ウェークアップ動作及びスリープ動作に関連する信号は、アクティブフェーズ351と節電フェーズ353との間の遷移時に交換してもよい(355)。
ここに開示する電力管理方法の一側面として、幾つかの実施形態では、図7A、図2及び図3Aに包括的に示した2つの周期的な電力管理技術を、ONU電力消費に関わる単一の統合された挙動として統合し、ONUは、少なくとも3個のレベルの間で切り替わり、少なくとも4個のタイミングパラメータによって制御される。この統合によって、節電モードでは、ONUは、殆どの期間、(電力消費量が最も小さい)スリープ電力レベルと、(電力消費量が2番目に小さい)ドーズ電力レベルとの間で切り替えられ、フル電力レベル動作に戻る機会は希である。
図4Aは、統合された電力管理技術の電力プロファイルの具体例を示している。この具体例では、フル電力レベル200は、ONU受信機及びONU送信機の両方が関連する回路と共にオンにされることによって特徴付けられる。スリープ電力レベル220は、ONU送信機及びONU受信機の両方が関連する回路と共にオフにされ、消費電力が実質的にゼロ近くなることによって特徴付けられる。中間的なドーズ電力レベル210は、ONU送信機が関連する回路と共にオフにされ、ONU受信機がオンにされたままであることによって特徴付けられる。(時間間隔260、270と同様の)時間間隔320は、OLTと、フル電力で動作中のONUとの間の周期的な双方向ハンドシェイクのための最短期間である。時間間隔310(TLowPower)は、連続した双方向ハンドシェイク間で許容される最長期間である。時間間隔330は、ONUがダウンストリーム送信をリスンして、何らかの必要なシグナリング指示を取得する最短期間である。時間間隔340は、ONUによるアップストリーム送信を抑制し、同時にONUによるによるダウンストリームトラヒックの受信を抑制することが許容される最長期間である。
この図に示すように、低電力サイクルの間の消費電力の低減は、時間間隔310と、時間間隔320との比に依存し、この比は、大きくすることができ、一方、外部刺激に応答する待ち時間は、時間間隔340に依存し、これは、比較的小さくすることができる。したがって、1つの有利な側面として、ここに開示する統合された電力管理技術は、ドーズ法に比べて、低電力サイクルの間の平均電力レベルが実質的により低いために節電効率が優れており、且つ、(図2及び図3Aを用いて上述した)周期的スリープ法に比べて、外的刺激の待ち時間を電力効率から切り離すことができ、したがって、低電力サイクルの期間を実質的に長くできるために節電効率が優れている。
なお、時間間隔310、320、330、340の特定の値は、実際の具体例毎に異なっていてもよく、法的要求、バッテリ駆動時間の目標等の動作上の検討事項に応じて決定してもよい。例えば、スリープ状態への最長滞留期間は、約1〜2秒であってもよく、これによって、ONUは、2〜3秒以内に着呼に応答できる。一方、ドーズ状態の最長滞留期間は、比較的長くてもよい(例えば、数十秒、数分、例えば、2分又は1時間)。
図4Bは、統合された電力管理の実施形態における電力プロファイルを他の形式で示している。ここに開示する電力管理技術に基づく幾つかの具体例を以下に示す。

OLTとONUとの間の低電力モードシグナリング
幾つかの具体例では、OLTとONUとの間で、適切な管理チャネルを介して、以下の表に定義されている低電力プリミティブ(low power primitives)を交換できる。
Figure 2015528245
Figure 2015528245

ONU電力管理ステートマシン
幾つかの具体例では、各ONUは、図5に示すように、以下の状態及び状態遷移によって特徴付けられる電力管理ステートマシンのインスタンスを維持する。
Figure 2015528245
Figure 2015528245
幾つかの具体例では、ONUは、以下に定義するように相補的で互いに排他的な一対の内部条件を維持する。
Figure 2015528245
幾つかの具体例では、ONUは、ONU電力管理ステートマシンを制御するために以下のタイミングパラメータを維持し、以下に示すように、タイマの初期値を指定する。
Figure 2015528245
3個の別個の電力レベルを用いる統合された動作をサポートするために、幾つかの具体例では、ONUタイミングパラメータTsleep及びTlistenは、ゼロではない有限の値に初期化され、Tlowpowerは、Tsleep又はTlistenの何れの初期値よりもはるかに大きい有限値に初期化される。そして、動作の間、これらの値は、パラメータ構成によって、ドーズモード又は周期的スリープモードの何れかに調整できる。周期的スリープモードを実現するためには、タイミングパラメータTsleepを無限に初期化し、タイミングパラメータTlistenをゼロに初期化し、タイミングパラメータTlowpをゼロではない有限値に初期化してもよい。ONUドーズモードを実現するためには、タイミングパラメータTlistenを無限に初期化し、タイミングパラメータTsleepをゼロに初期化し、タイミングパラメータTlowpをゼロではない有限値に初期化してもよい。
図5に示す状態図において、バイナリフラグSleepOFF(SleepONは、その2進数における補数)は、ONUドーズモードにおけるマシンの動作を示すために、便宜的な表記として示している。他の具体例では、Tawareタイマの期間満了によって、Aware状態からAsleep状態への遷移を無条件に行ってもよい。ONUドーズモードでは、Tsleepがゼロに初期化され、直ちにLstenに遷移する。

OLT電力管理ステートマシン
幾つかの具体例では、OLTは、対応する各ONUについて、以下の状態及び図6に示す状態遷移によって特徴付けられるステートマシンのインスタンスを維持する。
Figure 2015528245
幾つかの具体例では、OLTは、対応する各ONUについて、以下に示すような相補的で、互いに排他的な内部条件を維持する。
Figure 2015528245
幾つかの具体例では、OLTは、OLT電力管理ステートマシンのインスタンスを制御するために以下のタイミングパラメータを維持し、以下に示すように、タイマの初期値を指定する。
Figure 2015528245
図7A〜図7Eを用いて以下に説明するように、この電力管理技術によって、図7Aに示すシステムの電力効率を向上させることができる。
図7Bは、図7Aの左側の分岐(Sleep Aware状態及びAsleep状態)を削除して、低電力アウェア動作を強調したONUステートマシンを示している。
図7Cは、2つの交互の電力レベル(受信、すなわち、Rxオン及びRxオフ)を許可するLowPower状態の内部セマンティクスを拡大して示す図である。
図7Dは、従来の技術OLTステートマシンの具体例である。この場合、スリープ(sleep)状態とドーズ(doze)状態との間の遷移では、必ずアウェイク(awake)状態を通過している。
図7Eは、図6のステートマシンの他の実施形態を示している。図7Eの状態図は、図7Dに示す状態図を使用し、2つの低電力ブランチの1つを削除している。
図8は、統合された電力管理方法800のフローチャートである。方法800は、ONU120上で実行してもよい。
方法800は、ステップ802において、ONUの送信機がオフにされ、ONUの受信機がオンにされる第1の状態でONUを動作させる。例えば、幾つかの具体例では、第1の状態は、上述したドーズ状態210であってもよい。
方法800は、ステップ804において、送信機及び受信機の両方がオフにされる第2の状態でONUを動作させる。幾つかの具体例では、第2の状態は、上述したスリープ状態220に対応していてもよい。
方法800は、ステップ806において、電力管理規則に基づき、ONUを第1の状態と第2の状態との間で直接的に遷移させる。直接的な遷移とは、ONUが使用する電力が増加する中間的な第3の状態(例えば、上述したアクティブ状態等)を通過することなく、第1の状態と第2の状態との間でONUの動作状態を変更することを意味する。電力管理規則は、ONUが第1のモード又は第2のモード(例えば、上述したスリープモード又はドーズモード)を持続させることができる長さを制御するタイミングパラメータに基づいていてもよい。他の電力管理規則は、ユーザ入力(例えば、電話機を切る)に基づく遷移、第1の状態及び第2の状態に入る又はこれらから抜けることを指定するOLTからの入力制御メッセージへの応答等を含む。
図9は、光通信装置900のブロック図である。モジュール902は、光ネットワークユニット(ONU)の送信機がオフにされ、ONUの受信機がオンにされる第1の状態(例えば、ドーズ)でONUを動作させるためのモジュールである。モジュール904は、送信機及び受信機の両方がオフにされる第2の状態(例えば、スリープ状態)でONUを動作させるためのモジュールである。モジュール906は、電力管理規則に基づき、ONUを第1の状態と第2の状態との間で直接的に遷移させるためのモジュールである。幾つかの具体例では、自律的に(すなわち、外部ネットワークエンティティと通信することなく)遷移を行ってもよい。幾つかの具体例では、OLT等の他のネットワークエンティティから受信したメッセージに基づいて遷移を行ってもよい。幾つかの具体例では、ONUからOLTに要求メッセージを送信した後、OLTから対応する許可メッセージを受信することによる許可の取得に基づいて、ある低電力モードから他の低電力モードに移行する遷移を行ってもよい。
図10は、受動光ネットワーク(PON)において動作する光ネットワークユニット(ONU)の動作を制御するプロセス1000のフローチャートである。
プロセス1000は、ステップ1002において、OLTを動作させて、ONUが受信はできるが送信はできない第1の低電力モードからONUが受信も送信もできない第2の低電力モードにONUを直接的に遷移させるメッセージを生成する。
ステップ1004において、プロセス1000は、生成したメッセージをOLTからONUに送信する。上述したように、OLTは、制御メッセージを明示的に提供することによって、又は例えば、ドーズモードからスリープモードに遷移するためのONUからの要求を承諾することによって、ONUの低電力動作を制御できる。幾つかの具体例では、プロセス1000は、更に、OLTによってサービスを受けている各ONUの状態を局所的に追跡してもよい。
図11は、光通信装置1100のブロック図である。モジュール1102は、ONUが受信はできるが送信はできない第1の低電力モードからONUが受信も送信もできない第2の低電力モードにONUを直接的に遷移させるメッセージを生成するように光回線終端装置(OLT)を動作させるためのモジュールである。モジュール1104は、生成されたメッセージをOLTからONUに送信するためのモジュールである。
以上、デバイスが、通信要求に対する反応を過度に犠牲にすることなく、バッテリの駆動時間を長くすることができる統合された電力管理技術を開示した。ここに開示した実施形態は、光通信ネットワークへの適用に関するものであるが、本技術は、有線ネットワーク及び無線ネットワークを含む他の通信ネットワークにも同様に適用することができる。
ここに開示した実施形態及び他の実施形態、モジュール並びに機能的な動作は、デジタル電子回路で実現してもよく、本明細書に開示した構造及びこれらの構造的な均等物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア又はハードウェアで実現してもよく、これらの1つ以上の組合せで実現してもよい。ここに開示した実施形態及び他の実施形態は、1つ以上のコンピュータプログラム製品、すなわち、コンピュータが読取可能な媒体内に符号化され、データ処理装置によって実行され、又はデータ処理装置の動作を制御するコンピュータプログラム命令の1つ以上のモジュールとして実現することもできる。コンピュータが読取可能な媒体は、機械可読のストレージデバイス、機械可読のストレージ基板、メモリデバイス、機械可読の伝播信号に作用する組成物又はこれらの1つ以上の組合せであってもよい。用語「データ処理装置」は、データを処理するための全ての装置、デバイス及び機械を包含し、一例としてプログラミング可能なプロセッサ、コンピュータ、複数のプロセッサ又はコンピュータがこれに含まれる。装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムの実行環境を作成するコード、例えば、プロセッサファームウェアを構成するコード、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム又はこれらの1つ以上の組合せを含むことができる。伝播信号は、人工的に生成された信号であり、例えば、適切な受信装置への送信のために情報を符号化するように機械が生成した電気信号、光信号又は電磁波信号である。
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト又はコードとも呼ばれる。)は、コンパイラ言語又はインタープリタ言語を含む如何なる形式のプログラミング言語で書いてもよく、例えば、スタンドアロンプログラムとして、若しくはモジュール、コンポーネント、サブルーチン又は演算環境での使用に適する他のユニットとして、如何なる形式で展開してもよい。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステム内のファイルに対応していなくてもよい。プログラムは、他のプログラム又はデータを含むファイル(例えば、マークアップ言語文書内に保存された1つ以上のスクリプト)の一部に保存してもよく、当該プログラムに専用の単一のファイルに保存してもよく、連携する複数のファイル(例えば、モジュール、サブプログラム又はコードの一部を保存する1つ以上のファイル)に保存してもよい。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で実行されるように展開してもよく、1つの場所に設けられた又は複数の場所に亘って分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開してもよい。
本明細書に開示したプロセス及びロジックフローは、入力データを処理し、出力を生成することによって機能を実現する1つ以上のコンピュータプログラムを実行する1つ以上のプログラミング可能なプロセッサによって実現してもよい。プロセス及びロジックフローは、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array:FPGA)又は特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit:ASIC)等の専用論理回路によって実行してもよく、装置はこれらを実装してもよい。
コンピュータプログラムの実行に適するプロセッサには、一例として、汎用マイクロプロセッサ及び専用マイクロプロセッサの両方、並びにあらゆる種類のデジタルコンピュータの1つ以上のプロセッサの何れかを含ませてもよい。プロセッサは、通常、読出専用メモリ若しくはランダムアクセスメモリ、又はこれらの両方から命令及びデータを受け取る。コンピュータの基本的な要素は、命令を実行するプロセッサと、命令及びデータを保存する1つ以上のメモリデバイスである。また、コンピュータは、通常、データを保存するための1つ以上の大容量記憶装置、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク又は光ディスクを含み、若しくは、大容量記憶装置からデータを受信し、大容量記憶装置にデータを送信し、又はこの両方の動作を行うように大容量記憶装置に動作可能に接続されている。但し、コンピュータは、必ずしもこのような装置を有する必要はない。コンピュータプログラム命令及びデータの格納に適するコンピュータ可読のメディアには、一例として挙げれば、半導体記憶デバイス(例えば、EPROM、EEPROM及びフラッシュメモリデバイス)を含む全ての形式の不揮発性メモリ、媒体及び記憶装置、磁気ディスク(例えば、内蔵ハードディスク又はリムーバブルディスク)、光磁気ディスク、並びにCD−ROMディスク及びDVD−ROMディスク等が含まれる。プロセッサ及びメモリは、専用論理回路によって補ってもよく、専用論理回路に組み込んでもよい。
本明細書は、多くの詳細事項を含んでいるが、これらの詳細事項は、特許請求している又は特許請求することができる本発明の範囲を限定するものとは解釈されず、本発明の特定の実施形態の特定の特徴の記述として解釈される。本明細書において、別個の実施形態の文脈で開示した幾つかの特徴を組み合わせて、単一の実施形態として実現してもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で開示した様々な特徴は、複数の実施形態に別個に具現化してもよく、適切な如何なる部分的組合せとして具現化してもよい。更に、以上では、幾つかの特徴を、ある組合せで機能するものと説明しているが、初期的には、そのように特許請求している場合であっても、特許請求された組合せからの1つ以上の特徴は、幾つかの場合、組合せから除外でき、特許請求された組合せは、部分的組合せ又は部分的な組合せの変形に変更してもよい。同様に、図面では、動作を特定の順序で示しているが、このような動作は、所望の結果を達成するために、図示した特定の順序又は順次的な順序で行う必要はなく、また、図示した全ての動作を行う必要もない。
幾つかの具体例及び実施例のみを開示した。ここに開示した内容に基づいて、上述した具体例及び実施例及び他の実施例を変形、変更及び拡張することができる。

Claims (17)

  1. 受動光ネットワークにおける光通信の方法において、
    光ネットワークユニット(ONU)の送信機がオフにされ、前記ONUの受信機がオンにされる第1の状態で前記ONUを動作させるステップと、
    前記送信機及び前記受信機の両方がオフにされる第2の状態で前記ONUを動作させるステップと、
    電力管理規則に基づいて、前記ONUを前記第1の状態及び前記第2の状態の間で直接的に遷移させるステップとを有する方法。
  2. 前記送信機及び前記受信機の両方がオンにされる第3の状態で前記ONUを動作させるステップを更に有する請求項1記載の方法。
  3. 前記受信機によって、光回線終端装置(OLT)から電力管理メッセージを受信するステップと、
    受信した前記電力管理メッセージに基づいて、前記電力管理規則を構成するステップとを更に有する請求項1記載の方法。
  4. 前記電力管理規則は、前記第1の状態の動作のための第1の期間を指定し、及び前記第2の状態の動作のための第2の期間を指定し、前記遷移させるステップは、前記第1の期間及び前記第2の期間の少なくとも1つの満了によって実行される請求項1記載の方法。
  5. 前記第1の状態と前記第2の状態との間の遷移を指示するメッセージを光回線終端装置に送信するステップを更に有する請求項1記載の方法。
  6. 前記受信機によって、光回線終端装置から電力管理メッセージを受信するステップと、
    受信した前記電力管理メッセージ及びローカル判定に応じて前記遷移させるステップを実行し、動作状態を変更するステップとを更に有する請求項1記載の方法。
  7. 受動光ネットワーク内の光通信装置において、
    光ネットワークユニット(ONU)の送信機がオフにされ、前記ONUの受信機がオンにされる第1の状態で前記ONUを動作させる手段と、
    前記送信機及び前記受信機の両方がオフにされる第2の状態で前記ONUを動作させる手段と、
    電力管理規則に基づいて、前記ONUを前記第1の状態及び前記第2の状態の間で直接的に遷移させる手段とを備える光通信装置。
  8. 前記送信機及び前記受信機の両方がオンにされる第3の状態で前記ONUを動作させる手段を更に備える請求項7記載の装置。
  9. 前記受信機によって、光回線終端装置から電力管理メッセージを受信する手段と、
    受信した前記電力管理メッセージに基づいて、前記電力管理規則を構成する手段とを更に備える請求項7記載の装置。
  10. 前記電力管理規則は、前記第1の状態の動作のための第1の期間及び前記第2の状態の動作のための第2の期間を含み、前記遷移させる手段は、前記第1の期間及び前記第2の期間の少なくとも1つの満了によって状態の遷移を実行する請求項7記載の装置。
  11. 光回線終端装置から電力管理メッセージを受信する手段と、
    受信した前記電力管理メッセージ及びローカル判定に応じて前記遷移を実行し、動作状態を変更する手段とを更に備える請求項7記載の装置。
  12. プロセッサが実行可能な命令を保存するメモリと、
    保存された前記命令を用いて、光ネットワークユニット(ONU)の送信機がオフにされ、前記ONUの受信機がオンにされる第1の状態で前記ONUを動作させるステップと、前記送信機及び前記受信機の両方がオフにされる第2の状態で前記ONUを動作させるステップとを有する方法を実現するプロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、電力管理規則に基づいて、前記ONUを前記第1の状態及び前記第2の状態の間で直接的に遷移させる手段を含む光通信装置。
  13. 前記プロセッサは、更に、保存された前記命令を用いて、前記受信機によって、光回線終端装置(OLT)から電力管理メッセージを受信するステップと、受信した前記電力管理メッセージに基づいて、前記電力管理規則を構成するステップとを含む方法を実現し、
    前記電力管理規則は、前記第1の状態の動作のための第1の期間及び前記第2の状態の動作のための第2の期間を含み、前記遷移は、前記第1の期間及び前記第2の期間の少なくとも1つの満了によって実行される請求項12記載の装置。
  14. 受動光ネットワーク(PON)において動作する光回線終端装置(OLT)において、
    光ネットワークユニットの受信機がオンにされ、前記光ネットワークユニットの送信機がオフにされる第1の低電力状態から、前記光ネットワークユニットの前記受信機及び前記送信機の両方がオフにされる第2の低電力状態への前記光ネットワークユニットの遷移を制御するメッセージを生成するように構成されたプロセッサと、
    生成された前記メッセージを前記光ネットワークユニットに送信するように構成された送信機とを備える光回線終端装置。
  15. 前記プロセッサは、前記第1の低電力状態の動作のための第1の期間及び前記第2の低電力状態の動作のための第2の期間を指定する手段を備え、前記光ネットワークユニットの前記第1の低電力状態から前記第2の低電力状態への前記遷移は、前記第1の期間及び前記第2の期間の少なくとも1つの満了によって実行される請求項14記載の光回線終端装置。
  16. 受信はできるが送信はできない第1の低電力モード及び受信も送信もできない第2の低電力モードで動作可能な光ネットワークユニット(ONU)と、
    前記ONUに通信可能に接続され、前記ONUの前記第1の低電力モードと前記第2の低電力モードとの間の遷移の少なくとも1つを制御する制御メッセージを前記ONUに送信するように構成された光回線終端装置(OLT)とを備える受動光ネットワーク(PON)通信システム。
  17. 前記OLTは、第1の低電力状態の動作のための第1の期間及び第2の低電力状態の動作のための第2の期間を指定する電力管理規則を含む制御メッセージを送信し、前記ONUを制御して、前記第1の期間及び前記第2の期間の少なくとも1つの満了によって、前記第1の低電力状態から前記第2の低電力状態に遷移させるように構成される請求項16記載のシステム。
JP2015521885A 2012-07-13 2013-07-15 受動光ネットワークにおける光ネットワークユニット電力管理 Active JP6009074B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CNPCT/CN2012/078649 2012-07-13
CN2012078649 2012-07-13
PCT/US2013/050533 WO2014012109A1 (en) 2012-07-13 2013-07-15 Optical network unit power management in passive optical networks

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015528245A true JP2015528245A (ja) 2015-09-24
JP6009074B2 JP6009074B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=49916592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015521885A Active JP6009074B2 (ja) 2012-07-13 2013-07-15 受動光ネットワークにおける光ネットワークユニット電力管理

Country Status (7)

Country Link
US (2) US9806892B2 (ja)
EP (1) EP2873173B1 (ja)
JP (1) JP6009074B2 (ja)
CN (1) CN104429003B (ja)
HK (1) HK1207925A1 (ja)
IN (1) IN2015DN00299A (ja)
WO (1) WO2014012109A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017507561A (ja) * 2014-01-15 2017-03-16 アルカテル−ルーセント 光ネットワーク要素、および光ネットワーク要素を動作させる方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9806892B2 (en) * 2012-07-13 2017-10-31 Zte Corporation Optical network unit power management in passive optical networks
US10063411B2 (en) 2013-02-26 2018-08-28 Zte Corporation Channel map for optical network unit activation and rogue behavior prevention
WO2016106513A1 (zh) * 2014-12-29 2016-07-07 华为技术有限公司 一种无源光网络中唤醒光网络单元的方法、设备和系统
CN106998508B (zh) * 2016-01-25 2020-02-14 深圳市中兴微电子技术有限公司 Onu的状态迁移方法及onu
DE102017218769A1 (de) * 2017-10-20 2019-04-25 Gerd Reime Verfahren, Schaltungsanordnung und Set zum optischen Übertragen von Daten mit einer zeitweise empfangsbereiten Transpondervorrichtung
EP3939205A4 (en) * 2019-03-14 2022-03-30 ZTE Corporation POWER SAVING MECHANISMS FOR HIGH SPEED PASSIVE OPTICAL NETWORK

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100111523A1 (en) * 2008-11-05 2010-05-06 Teknovus, Inc. Epon with power-saving features
WO2011129318A1 (ja) * 2010-04-13 2011-10-20 三菱電機株式会社 通信システム、局側光回線終端装置、利用者側光回線終端装置、制御装置、並びに通信方法
US20120163808A1 (en) * 2010-12-23 2012-06-28 Electronics And Telecommunications Research Institute Detecting rogue onu, olt and pon system

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5991279A (en) * 1995-12-07 1999-11-23 Vistar Telecommunications Inc. Wireless packet data distributed communications system
US6671525B2 (en) * 2001-12-13 2003-12-30 Motorola, Inc. Beacon assisted hybrid asynchronous wireless communications protocol
US7756972B2 (en) * 2005-12-06 2010-07-13 Cisco Technology, Inc. System for power savings in server farms
CN100438505C (zh) * 2005-12-20 2008-11-26 华为技术有限公司 无源光网络用户终端
KR100763530B1 (ko) * 2006-09-29 2007-10-05 한국전자통신연구원 수동 광 통신망의 광 선로 종단 장치를 위한 자동 광 출력제어 방법 및 이를 수행하는 프로그램을 기록한 기록매체
US20120313758A1 (en) * 2006-10-10 2012-12-13 Chris Savarese Methods and apparatuses for activating and powering radio frequency identification tags and labels
EP1973355A1 (en) * 2007-03-19 2008-09-24 Nokia Siemens Networks Gmbh & Co. Kg Method and apparatus for configuring mode timers
CN101197627B (zh) * 2007-12-24 2012-04-18 中兴通讯股份有限公司 一种无源光网络业务的节能运行方法及系统
US20090201840A1 (en) * 2008-02-08 2009-08-13 Pfeiffer Jr Loren K Wireless networks using a rooted, directed topology
US8607177B2 (en) * 2008-04-10 2013-12-10 Nvidia Corporation Netlist cell identification and classification to reduce power consumption
US8275261B2 (en) 2008-04-17 2012-09-25 Pmc Sierra Ltd Power saving in IEEE 802-style networks
US20100039971A1 (en) * 2008-08-15 2010-02-18 Hong Kong Applied Science and Technology Research Institute, Co. Power Management Method and Communication System
JP5463165B2 (ja) * 2010-02-26 2014-04-09 株式会社日立製作所 省電力化可能なponシステムにおける、onuのスリープ状態からの復旧方法
JP5143866B2 (ja) * 2010-06-07 2013-02-13 株式会社日立製作所 光アクセスシステム、光ネットワーク装置、及び、光回線装置
US8600231B2 (en) * 2010-08-19 2013-12-03 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Monitoring energy consumption in optical access networks
CN102377489B (zh) * 2010-08-19 2015-12-16 韩国电子通信研究院 光用户网络
US8504889B2 (en) * 2010-11-12 2013-08-06 Qualcomm Incorporated Sleep clock error recovery scheme
US20120166819A1 (en) * 2010-12-22 2012-06-28 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Power Management of Optical Access Networks
US11182661B2 (en) * 2011-01-06 2021-11-23 Maplebear Inc. Reader network system for presence management in a physical retail environment
US9240854B2 (en) * 2011-02-25 2016-01-19 Mitsubishi Electric Corporation Communication system, station-side communication device, user-side communication device, communication method, and control device
US8566625B2 (en) * 2011-07-01 2013-10-22 Intel Corporation System and method for determining transmitting frequency to maintain remote application server connectivity
US9806892B2 (en) * 2012-07-13 2017-10-31 Zte Corporation Optical network unit power management in passive optical networks

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100111523A1 (en) * 2008-11-05 2010-05-06 Teknovus, Inc. Epon with power-saving features
WO2011129318A1 (ja) * 2010-04-13 2011-10-20 三菱電機株式会社 通信システム、局側光回線終端装置、利用者側光回線終端装置、制御装置、並びに通信方法
US20120163808A1 (en) * 2010-12-23 2012-06-28 Electronics And Telecommunications Research Institute Detecting rogue onu, olt and pon system

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6016009057; Ahmad R. Dhaini et al.: 'Toward green next-generation passive optical networks' IEEE Communications Magazine Volume 49 Issue 11, 20111110, pp.94-101 *
JPN6016009059; Bjorn Skubic et al.: 'Evaluation of ONU power saving modes for gigabit-capable passive optical networks' IEEE Network Volume 25 Issue 2, 20110314, pp.20-24 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017507561A (ja) * 2014-01-15 2017-03-16 アルカテル−ルーセント 光ネットワーク要素、および光ネットワーク要素を動作させる方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150222440A1 (en) 2015-08-06
WO2014012109A1 (en) 2014-01-16
EP2873173A1 (en) 2015-05-20
US20180048477A1 (en) 2018-02-15
CN104429003A (zh) 2015-03-18
JP6009074B2 (ja) 2016-10-19
CN104429003B (zh) 2017-11-28
US10142118B2 (en) 2018-11-27
EP2873173B1 (en) 2019-03-06
IN2015DN00299A (ja) 2015-06-12
HK1207925A1 (en) 2016-02-12
EP2873173A4 (en) 2015-08-05
US9806892B2 (en) 2017-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6009074B2 (ja) 受動光ネットワークにおける光ネットワークユニット電力管理
JP5790097B2 (ja) 加入者側端末装置及び加入者側端末装置の消費電力制御方法
WO2020093835A1 (zh) 一种以太网的通信方法、装置及设备
Butt et al. An energy efficient cyclic sleep control framework for ITU PONs
KR102061498B1 (ko) 슬립모드 onu 제어 기법
US8731399B2 (en) Power saving method, system and optical network unit in passive optical network
Van et al. Experimental evaluation of an energy efficient TDMA PON
US20160020913A1 (en) Method for power saving in optical access network by using synchronized sleep cycle
Zhang et al. Energy-saving mechanism based on double-sleep-state algorithm and dynamic double-threshold receiver selection in EPON
JP2013153285A (ja) 加入者側通信装置、加入者側ゲートウェイ装置及び宅内通信システム
Kim et al. Dual cyclic power saving technique for XG-PON
Mukai et al. Energy efficient 10G-EPON system
JP5392927B2 (ja) 加入者側通信装置及びポイント・トゥ・マルチポイント型通信システム
Lee et al. Efficient Power‐Saving 10‐Gb/s ONU Using Uplink Usage‐Dependent Sleep Mode Control Algorithm in WDM‐PON
JP6606619B2 (ja) Onu状態遷移方法及びonu、コンピュータ記憶媒体
US9356699B2 (en) Dynamic readjustment of energy efficient network control policy parameters in an optical network unit based on a SIEPON protocol
JP2012156954A (ja) 局側装置、宅側装置および通信システム
KR20150016094A (ko) 광 가입자 망에서 동기화된 슬립 주기를 이용한 전력 절감 방법
JP6311212B2 (ja) 通信装置、電力制御プログラム及び通信システム
JP2013150052A (ja) 通信システム及び通信システムの省電力制御方法
Yang Cao et al. Energy saving scheme based on multi-modes hybrid dynamic bandwidth optimization for software defined distribution optical networks
Senthil Kumar et al. Energy‐Efficient Regional Area Metropolitan Optical Access Network (RAMOAN) Using Modified Load Adaptive Sequence Arrangement (M‐LASA) Methodology
JP5994689B2 (ja) 電力制御装置、電力制御プログラム及び通信装置
JP5607206B2 (ja) Ponシステム、加入者側終端装置、局側終端装置、制御装置およびパワーセーブ方法
JP2016105548A (ja) 光送信器、光通信装置および光通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6009074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250