JP2015526749A - シリカ修飾フッ化物の広角度反射防止コーティング - Google Patents

シリカ修飾フッ化物の広角度反射防止コーティング Download PDF

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Abstract

本開示は、基体の上における高屈折率金属フッ化物層と、前記高屈折率層の上における低屈折率金属フッ化物層と、前記低屈折率層の上における、SiO2、または、0.2質量%〜4.5質量%(2000ppm〜45,000ppm)のFを含有するF−SiO2の層とからなる二元金属フッ化物コーティングを含むコーティングに関する。1つの実施形態において、F−SiO2のF含有量が5000ppm〜10,000ppmのFの範囲である。高屈折率物質および低屈折率物質はそれぞれが、0.9?4分の1波長未満の厚さまたは0.9?4分の1波長と等しい厚さに蒸着され、かつ、キャッピング物質は5nm〜25nmの範囲における厚さに蒸着される。本開示はまた、前記コーティングを有する光学素子、および、前記コーティングを作製する方法に関する。

Description

優先権
本出願は、Michael Jerome Cangemi、Paul Gerard Dewa、Joseph D. Malach、Paul Francis Michaloski、Horst SchreiberおよびJue Wangの発明者名での米国仮特許出願第61/653567号明細書(発明の名称「シリカ修飾フッ化物の広角度反射防止コーティング」、2012年5月31日出願)および米国特許出願第13/834008号(2013年3月15日出願)明細書の優先権および利益を主張する。
本開示は、深紫外(「DUV」)波長範囲で作動するリソグラフィーシステムにおいて使用されるであろう環境安定性かつレーザー耐久性の光学コーティング光学品に関する。
半導体加工が45nmノードおよびそれ以上に進歩しているので、増大する出力および繰り返し率を伴うArFエキシマレーザーの適用では、光学部品および光学システムのための、低損失で、環境安定性で、かつ、レーザー耐久性のコーティングがレーザー光学品および精密光学品のために要求される。様々な表面技術およびコーティング技術が、DUV分光状況における精密光学品およびレーザー光学品の使用を支援することにおいて非常に重要な役割を果たすであろう。バンドギャプが広いフッ化物の薄膜が、DUV使用のためのコーティングとして一般に好まれる。
193nmの波長においては、十分に調製された基体表面は、良好な光学コーティングのための主要な前提条件の1つであり、これには、光学コーティングに先立つ表面仕上げおよび表面清浄、下記の様々な方法が含まれる:例えば、光学研磨(非特許文献1)、磁性流体仕上げ(MRF)(非特許文献2);ダイヤモンド旋削(非特許文献3);超音波/メガソニック(megasonic)清浄および紫外オゾン清浄(非特許文献4);in−situプラズマイオン清浄(非特許文献5)。改善された光学表面性状により、部品の寿命が延びる(特許文献1および特許文献2)。光学コーティングの開発は、膜成長機構およびプラズマイオン相互作用の基本的理解に集中している(非特許文献6、非特許文献7、非特許文献8、非特許文献9および非特許文献10)。この理解は、新しい光学薄膜設計およびコーティングプロセス改善をもたらしており、酸化物材料から、フッ化物材料および究極的には酸化物−フッ化物ハイブリッドに至っている(特許文献3、非特許文献11、非特許文献12および非特許文献13)。
バンドギャプが広いフッ化物の薄膜が、DUV使用のためのコーティングとして一般に好まれる。高エネルギーの蒸着プロセスを使用することが、フッ素空乏のためにフッ化物材料については制限される。熱蒸着されたフッ化物コーティングの多孔質性により、無視できないほどの散乱損失、および、環境に対する不安定さが引き起こされる。金属フッ化物コーティング(MF、式中、x=2または3)の多孔質性を克服するために、フッ化物がドープされたシリカ(F−SiO)層がMFコーティング層の積み重ねの中に挿入されたハイブリッド型の酸化物−フッ化物コーティングが開発された(特許文献3)。加えて、最も外側に、F−SiO層がキャッピング層の上部として施された。しかしながら、これらのコーティングは比較的厚く、環境からの保護および反射防止特性の両方をDUV領域における使用のために好適な光学品に与えることに関しては、上記問題が依然として残っている。本開示は、フッ化物光学品のための現在の環境ARコーティングの欠点を克服することに関する。
米国特許第7,128,9847号明細書(「金属フッ化物エキシマ光学品の改善された表面仕上げ」) 米国特許第7,242,843号明細書(「長寿命エキシマレーザー光学品」) 米国特許第7,961,383号明細書
Jue Wang, Robert L. Maier, John H. Burning, 「Surface characterization of optically polished CaF2 crystal by quasi−Brewster angle technique」, SPIE, 2003, 5188, 106−114 Jue Wang, Robert L. Maier, 「Quasi−Brewster angle technique for evaluation the quality of optical surface」, SPIE, 2004, 5375, 1286−1294 Eric R. Marsh et al, 「Predicting surface figure in diamond turned calcium fluoride using in−process force measurement」, J. Vac. Sci. Technol. B, 2005, 23(1), p84−89 Jue Wang, Robert L. Maier, 「Surface assessment of CaF2 DUV and VUV optical components by quasi−Brewster angle technique」, Applied Optics, 2006, 45(22), 5621−5628 Jue Wang et al, 「Color center formation of CaF2 (111) surface investigated by low−energy−plasma−ion」, Frontier in Optics, 88th OSA annual meeting, 2004 Jue Wang et al, 「Correlation between mechanical stress and optical properties of SiO2/Ta2O5 multilayer UV NBF deposited by plasma ion−assisted deposition」, SPIE, 2005, 5870, 58700E1−9 Jue Wang et al, 「Elastic and plastic relaxation of densified SiO2 films」, Applied Optics, 2008, 47(13), C131−134 Jue Wang et al, 「Crystal phase transition of HfO2 films evaporated by plasma ion−assisted deposition」, Applied Optics, 2008, 47(13), C189−192 Jue Wang et al, 「Wavefront control of SiO2−based ultraviolet narrow band pass filters prepared by plasma ion−assisted deposition」, Applied Optics, 2007, Vol. 46(2), pp175−179 Jue Wang et al, 「Nanoporous structure of a GdF3 thin film evaluated by variable angle spectroscopic ellipsometry」, Applied Optics, 2007, Vol. 46(16), 3221−3226 Jue Wang et al, 「Extended lifetime of fluoride optics」, Boulder Damage Symposium, SPIE, 2007, 6720−24 Jue Wang et al, 「Structural comparison of GdF3 films grown on CaF2 (111) and SiO2 substrates」, Applied Optics, 2008, Vol. 47(23), 4292 Jue Wang et al, 「Optical coatings with ultralow refractive index SiO2 films」, SPIE, 2009, 7504, 75040F
本開示は、DUV領域において使用されるための様々なシリカ修飾フッ化物ARコーティング、および、それらの作製プロセスに関する。これらのコーティングの属性には、下記のことが挙げられる:
(1)DUVにおいて作動するレンズ表面のために必要である、広い入射角にわたって0.5%未満の反射率、この広角度AR性能は、大きいシステム処理量を保証するためのものである;
(2)コーティングは、環境物質が下側のフッ化物層に侵入し、光学性能を低下させることを防止する;および
(3)コーティング表面は環境物質に対して化学的に非反応性である。
本開示のコーティングは、高屈折率のMF化学種および低屈折率の化学種を含む二元金属フッ化物コーティングと、SiO、または、0.2質量%〜4.5質量%(2000ppm〜45,000ppm)のFをキャッピング層に含有するF−SiOのキャッピング層または最終層とからなる。1つの実施形態において、F含有量が5000ppm〜10,000ppmのFの範囲である。
図1Aは、酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングのDUV分光反射率を例示するグラフである。 図1Bは、全体がフッ化物であるARコーティングのDUV分光反射率を例示するグラフである。 図2Aは、酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングの断面画像である。 図2Bは、全体がフッ化物であるARコーティングの断面画像である。 CaF基体における酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティング30および標準的な2層フッ化物ARコーティング32の分光反射率を入射角の関数として例示するグラフである。 酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティング40、および、2%の厚さ減少を有するARコーティング(42の数字として例示する)の分光反射率を例示するグラフである。 標準的な2層型の4分の1波長ARコーティング50、および、2%の厚さ減少を有するARコーティング(52の数字として例示する)の分光反射率変化を例示するグラフである。 酸化物修飾された3層ARコーティング60、および、2%の厚さ減少を有するARコーティング(62の数字として例示する)の分光反射率のグラフであり、但し、この場合の3層コーティングは、レーザー使用のための最も外側の表面修飾としてのさらなる5nm厚のSiOコーティングとともに2層のフッ化物からなる。 酸化物修飾された3層ARコーティング70、および、2%の厚さ減少を有するARコーティング(72の数字として例示する)の分光反射率を例示するグラフであり、但し、この場合の3層Arコーティングは、レーザー使用のための最も外側の表面修飾としてのさらなる10nm厚のコーティングとともに2層のフッ化物を含む。
本明細書中では、用語「半波長」、用語「4分の1波長」および用語「4分の1波長未満」は、光学品に配置されるコーティング物質の層の厚さに関して使用される。そのような用語は、これらの用語が一緒に使用される光(例えば、193nmのレーザー光)の波長に依存している。結果として、厚さは変化し得る。例えば、193nmの光については、4分の1波長の厚さは48.25nmであり、だが、コーティング技術およびコーティング設備における変動のために±1%である。したがって、これらの用語は、光学品が使用されることになるレーザーシステムとの関連で理解されなければならない。本明細書中ではまた、CaF光学品がDUV適用のための好ましい光学品であるので、実施例がCaF光学品に関して示されるが、一般的な意味において、そのような適用は、MF光学品(式中、Mは、Ca、Ba、MgまたはSr、あるいは、それらの混合である)とともに、または、SiO基体とともに使用され得ることを理解しなければならない。
本開示は、DUV領域で使用されるための様々なシリカ修飾フッ化物ARコーティング、および、それらの作製プロセスに関する。これらのコーティングの属性には、下記のことが挙げられる:
(1)DUVにおいて作動するレンズ表面のために必要である、広い入射角にわたって0.5%未満の反射率、この広角度AR性能は、大きいシステム処理量を保証するためのものである;
(2)コーティングは、環境物質が下側のフッ化物層に侵入し、光学性能を低下させることを防止する;および
(3)コーティング表面は環境物質に対して化学的に非反応性である。
図1Aおよび図1Bは、波長に対するDUV分光反射率(R)のグラフであり、酸化物−フッ化物ハイブリッド型反射防止(AR)コーティング(図1A)の分光反射率を標準的なフッ化物Aコーティング(図1B)に対して比較する。それぞれの図における数字10は、コーティング膜蒸着直後に行われる測定を表す。5ヶ月の研究室暴露の後では、図1Aにおいて数字12によって示されるハイブリッド型ARの中心波長移動は無視できるほどであり、これに対して、環境の影響が図1Bの標準的なフッ化物ARについては著しく、この場合、環境への7日間の研究室暴露の後で、206nmから193nmへの中心波長移動が生じている。図2Aおよび図2Bは酸化物−フッ化物ハイブリッド型AR(図2A)および標準的なフッ化物AR(図2B)のSEM断面画像である。改善された膜構造を有する図2Aのハイブリッド型ARコーティングがSEMによって明瞭に明らかにされる。酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングは、4分の1波長の高屈折率フッ化物層(例えばGdFまたはLaFがあるがこれらに限定されない)と、4分の1波長の低屈折率フッ化物層(例えばAlFまたはMgFがあるがこれらに限定されない)と、それに続く、最も外側のシーラント層またはキャッピング層としての半波長のシリカ層(例えば、SiOまたはF−SiO)とからなる。対照的に、標準的なフッ化物ARコーティングは、酸化物のキャッピング層を何ら伴うことなく、4分の1波長の高屈折率フッ化物層と、それに続く、4分の1波長の低屈折率フッ化物層とを含む。
このハイブリッド型アプローチでは、平坦またはほぼ平坦な表面における低損失かつ環境安定性のDUVコーティングが特定の入射角について可能となる。様々な光学システムのために、とりわけ、検査目的物のためには、反射率が広い入射角にわたって0.5%未満であるARコーティングが、どの表面についても所望される。このことは、標準的なハイブリッド型ARコーティングについていくつかの課題をもたらす。すなわち、
1.酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングは広角度の分光性能をもたらさない。図3は、酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティング30の分光反射率を標準的な2層フッ化物ARコーティング32と一緒に入射角の関数として例示するグラフである。この標準的な2層フッ化物ARコーティングは、CaF基体に蒸着される第1層としての1×4分の1波長のGdFと、それに続く、第2層としての1×4分の1波長のAlFとからなる。酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングは、さらなる半波長のシリカのキャッピング層をこの標準的な2層フッ化物ARコーティングの上に有する。反射率が0.5%未満である入射角の広さが、193nmの波長において、標準的なコーティングについての36°から、ハイブリッド型コーティングについての22°にまで縮小する。
2.酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングは、標準的なフッ化物ARコーティングと比較されたとき、コーティング厚さ減少に対してより敏感である。図4は、2%の厚さ減少を有する酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティング40の分光反射率変化を例示するグラフである(曲線42)。反射率が0.5%未満である入射角の広さが、193nmの波長において23°から14°にまで縮小する。比較のために、図5では、2%の厚さ減少を有する標準的な2層フッ化物AR50コーティングの分光反射率変化がプロットされる(曲線52)。反射率が0.5%未満である入射角の広さが、36°から33°にまで縮小する。
技術的課題は、広い入射角にわたる低い反射率を含む妥当なAR性能を維持しながら、環境からの適切な保護を達成することである。一般には、2つの潜在的な技術的解決策がある。1つが化学的方法であり、例えば、コーティングの耐久性および環境安定性を高めるための化学修飾を伴うゾル−ゲル由来の広角度ARコーティングなどである(Jue Wang et al, 「Optical coatings with ultralow refractive index SiO films」, SPIE 7504, 75040F(2009);Hitoshi Ishizawa et al, 「Preparation of MgF−SiO thin films with a low refractive index by a sol−gel process」, Applied Optics 47(13), C200(2008);および米国特許出願公開第2010/0297430号明細書を参照のこと)。もう一方が、193nmにおける高反射コーティングおよび反射防止コーティングのための4分の1波長のキャッピングを用いて検討されている物理的方法である(米国特許出願公開第2010/0215932号(A1)明細書および米国特許出願公開第2009/0297821号明細書ならびに米国特許第7,961,383号明細書)。前記図の分析から得られる結果は、4分の1波長のシリカキャッピングは厚すぎて、広角度の性能をもたらすことができないことを明瞭に示している。本開示は、薄いシリカ修飾された非4分の1波長のフッ化物ARコーティングにより、所望の保護がもたらされるであろうことを明らかにする。
本開示において、3工程のアプローチが、上記の技術的課題に対処するために用いられる。第1の工程は、キャッピング層の厚さを半波長(約60nm)から20nm未満にまで減らすことである。第2の工程は、4分の1波長のフッ化物ARコーティングを非4分の1波長のフッ化物ARコーティングにより置き換えることである。第3の工程は、薄いシリカ層を、下側のフッ化物層のさらなる吸収を導入することなく、例えば、SiOまたはF−SiOを使用して高密度化することである。薄いシリカ層の高密度化プロセスには、高温蒸着(T≧300℃)、逆マスク蒸着(reversed mask deposition)技術、および、in situプラズマイオン処理または蒸着後プラズマイオン処理が含まれる。
上記段落において記載されるようなシリカ修飾フッ化物ARコーティングの利点には、下記のことが含まれる:
1.環境物質が下側のフッ化物層に侵入し得ることがより少なくなるようにするために、適切な物理的キャッピングを提供すること;
2.表面が環境物質に対して化学的に不活性であるようにするために表面化学修飾を提供すること;
3.大きいシステム処理量を保証するために広角度AR性能を維持すること;
4.光学性能を、汚染が生じたときには表面清浄を可能にすることによって回復させること;
5.コーティングされた光学素子の取り扱いおよび取り付けのための適切な表面保護を提供すること。
フッ化物は一般に、193nmにおいて作動するレーザー光学品および精密光学品のための光学コーティングにおける一般に好まれる材料である。しかしながら、高エネルギー蒸着プロセスの使用はフッ化物材料については制限される。熱蒸着されたフッ化物コーティングの多孔質性は無視できないほどの散乱損失を引き起こし、コーティングは環境に対して不安定である。フッ化物コーティングがもたらしている課題に対処するために、酸化物−フッ化物ハイブリッド型のArFレーザー用光学コーティングが開発されており、レーザー光学事業において商品化されている。この酸化物−フッ化物ハイブリッド型コーティングの基本的な考えが、F−SiO層を界面平滑化のためにフッ化物積み重ねの中に挿入すること、および、さらなるF−SiO層をキャッピングのためにHR(高反射性)コーティングの上に施すことであり、これに対して、PR(部分反射性)コーティングおよびARコーティングのためには、最も外側のF−SiO層が、フッ化物コーティングの多孔性構造を封止するためにフッ化物多層の上に蒸着される。この技術的アプローチにより、平坦またはほぼ平坦な表面における、低い散乱損失で、かつ、環境安定性であるDUVコーティングが、特定の入射角についてもたらされる。
様々な光学システムのために、とりわけ、検査目的物のためには、反射率が広い入射角にわたって0.5%未満であるARコーティングが、湾曲しているレンズ表面のために予想される。このことは、既存のハイブリッド型ARコーティングについていくつかの課題をもたらす。第1の課題が、酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングは特定の入射角についてのみ働くということである。言い換えれば、酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングは角度広さが制限されている。酸化物−フッ化物ハイブリッド型コーティング(図1A)および全体がフッ化物であるコーティング(図1B)の、酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングおよび標準的な2層フッ化物ARコーティングの入射角の関数としての分光反射率の比較が図1に示される。反射率が0.5%未満である入射角の広さが、193nmの波長において36°から22°にまで縮小する。第2に、酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングは、標準的なフッ化物ARコーティングと比較されたとき、コーティング厚さ減少に対してより敏感である。図4にプロットされるように、2%の厚さ減少を有する酸化物−フッ化物ハイブリッド型ARコーティングの分光反射率変化。角度広さの61%の低下が、2%の厚さ減少がみなされるとき、193nmの波長において現れる。
図5に示される比較のために、同じ量の厚さ減少を有する標準的なフッ化物ARコーティングの角度広さの92%の低下が考慮される。
3工程のアプローチが、低い反射率を広い入射角にわたって維持しながら、環境からの適切な保護を達成するために、この技術的課題に対処するために用いられる:
1.第1の工程は、キャッピング層の厚さを半波長(約60nm)から25nm未満にまで減らすことである。
2.第2の工程は、4分の1波長のフッ化物ARを非4分の1波長のフッ化物ARにより置き換えることである。
3.第3の工程は、薄いシリカ層を、下側のフッ化物層のさらなる吸収を導入することなく高密度化することである。薄いシリカ層の高密度化プロセスには、高温蒸着、逆マスク技術、および、in situプラズマイオン処理または蒸着後プラズマイオン処理が含まれる28
例えば、図6には、酸化物修飾されたフッ化物ARコーティングの入射角の関数としての分光反射率がプロットされる。修飾されたARコーティング60は3層からなる。CaF基体から出発して、2層の非4分の1波長のフッ化物(0.9×4分の1波長の厚さのGdFおよびAlF)および5nm厚のシリカ層の付加が表面修飾のために存在する。酸化物修飾された3層ARコーティング60および2%の厚さ減少を有するARの変化(曲線62)。3層の酸化物修飾されたフッ化物ARコーティングは40°までの広い入射角を提供する(図6における曲線60)。角度広さが、2%の厚さ減少がみなされるとき、継続する(図6における曲線62)。
酸化物修飾されたフッ化物ARコーティング70の別の一例が図7に示され、図7は分光反射率を入射角の関数として示す。この修飾されたARコーティングは3層からなる。CaF基体から出発して、2層の非4分の1波長のフッ化物(0.78×4分の1波長の厚さのGdFおよびAlF)および10nm厚のシリカ層の付加が表面修飾のために存在する。3層の酸化物修飾されたフッ化物ARコーティングは38°までの広い入射角を提供する(図7における曲線70)。2%の厚さ減少が考慮されるとき(図7における曲線72)、40°の角度広さが達成される。
シリカ修飾されたフッ化物ARコーティングのいつかの利点が存在する:
1.環境物質が下側のフッ化物層に侵入し得ることがより少なくなるようにするために、適切な物理的キャッピングを提供すること;上部表面の汚染物を適切な清浄化方法により取り除くことができる。
2.表面が環境物質に対して化学的に不活性であるようにするために表面化学修飾を提供すること;
3.大きいシステム処理量を保証するために広角度AR性能を維持すること;
4.コーティングされた光学素子の取り扱いおよび取り付けのための適切な表面保護を提供すること。
さらなる利益として、本開示の酸化物−フッ化物ハイブリッド型DUVコーティングはレーザー誘起汚染の危険性を減らすことができる。微量の揮発性有機物質が、金属ハウジング、および、ガス管路をパージするための有機注封(potting)化合物からDUVレーザーシステムにおいてどこにでも存在する。193nmのレーザー照射のもとでの有機物質の光分解が、光学表面における選択的汚染の潜在的な原因である。レーザー暴露の期間にわたる多数の光学表面における累積吸収は、許容できない伝送損失およびシステム劣化を引き起こす場合がある。そのような期間の長さは、レーザーが作動する出力、および、光学品がさらされる汚染物の量に依存している。本明細書中に開示されるような薄い酸化物膜を上部の層として使用することにより、光学表面におけるレーザー誘起汚染の危険性を、フッ化物表面の危険性と比較したときには減らすことができる。類似する効果がまた、光学品が宇宙船内で汚染物にさらされ、また、地球の大気によって遮られない太陽放射にさらされる宇宙光学品において報告されている。
2層フッ化物ARコーティングのみが本開示において実施例として使用されるが、本明細書中に記載されるシリカ修飾フッ化物ARコーティング取り組みはまた、角度性能をさらに広げるために、または、大きい厚さ減少を有する強い表面曲率を覆うために他の多層フッ化物ARコーティングに対して適用され得ることにもまた、ここでは留意される。だが、2層フッ化物ARコーティングのみが本文書における実施例として使用される。本明細書中に開示される教示は、平坦な表面を有する場合(例えば、プリズムおよびいくつかのミラーなど)とともに使用され得ること、教示はまた、曲率を有する光学品(例えば、レンズおよび湾曲したミラーなど)に対して適用され得ることにさらに留意される。
したがって、1つの実施形態において、本開示は、レーザー光学品のための光学コーティングであって、高屈折率の金属フッ化物物質と、低屈折率の金属フッ化物物質と、SiOおよびF−SiOからなる群から選択されるキャッピング用コーティングとを基体上に含み、高指数(high index)の金属フッ化物および低指数(low index)の金属フッ化物が4分の1波長未満の厚さに施され、かつ、キャッピング用コーティングが5nm〜25nmの範囲における厚さに施される光学コーティングに関する。高屈折率の金属フッ化物および低屈折率の金属フッ化物のそれぞれが、0.9×4分の1波長未満の厚さまたは0.9×4分の1波長に等しい厚さに施される。高屈折率物質は、GdFおよびLaFからなる群から選択され、低屈折率物質は、AlFおよびMgFからなる群から選択される。
別の実施形態において、本開示は、CaF、SiOおよびF−SiOからなる群から選択される基体と、基体と直接に接する第1のコーティングで、高屈折率の金属フッ化物コーティング物質である第1のコーティングと、高屈折率物質の上における低屈折率のコーティングと、低屈折率物質の上におけるキャッピング層とを含み、高屈折率の金属フッ化物および低屈折率の金属フッ化物のそれぞれが0.9×4分の1波長未満の厚さまたは0.9×4分の1波長に等しい厚さを有し、かつ、キャッピング物質が5nm〜25nmの範囲における厚さを有する光学素子に関する。素子上の高屈折率物質は、GdFおよびLaFからなる群から選択され、素子上の低屈折率物質は、AlFおよびMgFからなる群から選択される。素子は、ミラー、レンズ、レーザー窓またはプリズムでありえる。基体がF−SiO基体であるとき、基体は0.5質量%〜4.5質量%のFを含有する。
本開示はまた、コーティングをその表面に有する光学素子を作製する方法であって、CaF、SiOおよびF−SiOからなる群から選択される基体を提供すること;高屈折率の金属フッ化物物質のコーティングを、300℃以上の温度での真空蒸着、逆マスク技術、および、in−situプラズマイオン処理または蒸着後プラズマイオン処理を使用して基体の表面に施す工程;低屈折率の金属フッ化物物質のコーティングを、300℃以上の温度での真空蒸着、逆マスク技術、および、in−situプラズマイオン処理または蒸着後プラズマイオン処理を使用して高屈折率物質の表面に施す工程;ならびに、SiOおよびF−SiOからなる群から選択されるキャッピング層を、300℃以上の温度での真空蒸着、逆マスク技術、および、in−situプラズマイオン処理または蒸着後プラズマイオン処理を使用して低屈折率物質の上に施す工程を含み、高屈折率物質および低屈折率物質のそれぞれが0.9×4分の1波長未満の厚さまたは0.9×4分の1波長に等しい厚さに蒸着され、かつ、キャッピング物質が5nm〜25nmの範囲における厚さに蒸着される方法に関する。
様々な改変および変化が本発明の精神または範囲から逸脱することなく本発明に対して行われ得ることが、当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、本発明の様々な改変および変化が添付されている請求項およびそれらの均等物の範囲の範囲内に含まれるならば、そのような改変および変化を包含することが意図される。

Claims (10)

  1. 高屈折率の金属フッ化物物質を含む第1の層であって、4分の1波長未満の厚さを有する第1の層、
    低屈折率の金属フッ化物物質を含む第2の層、4分の1波長未満の厚さを有する第2の層、ならびに、
    SiOおよびF−SiOからなる群から選択される第3の層、
    を含み、
    前記第3の層の厚さが5.0nm〜25nmの間である、
    レーザー光学品のための光学コーティング。
  2. 前記第1の層および前記第2の層のうちの少なくとも1つの厚さが、0.9×4分の1波長未満であるか、または、0.9×4分の1波長に等しい、請求項1に記載の光学コーティング。
  3. 前記高屈折率物質が、GdFおよびLaFからなる群から選択され、かつ、前記低屈折率物質が、AlFおよびMgFからなる群から選択される、請求項1に記載の光学コーティング。
  4. CaF、SiOおよびF−SiOからなる群から選択される基体、および
    前記基体上に配置される光学コーティング、
    を含む光学素子において、前記光学コーティングが、
    高屈折率の金属フッ化物物質を含む第1の層であって、4分の1波長未満の厚さを有する第1の層、
    低屈折率の金属フッ化物物質を含む第2の層であって、4分の1波長未満の厚さを有する第2の層、ならびに、
    SiOおよびF−SiOからなる群から選択される第3の層、
    を含み、
    前記第3の層の厚さが5.0nm〜25nmの間である、光学素子。
  5. 前記高屈折率物質が、GdFおよびLaFからなる群から選択され、かつ、前記低屈折率物質が、AlFおよびMgFからなる群から選択される、請求項4に記載の光学素子。
  6. ミラー、レンズ、レーザー窓またはプリズムを含む、請求項4に記載の光学素子。
  7. 前記基体が、0.5質量%〜4.5質量%のFを含有するF−SiO基体を含む、請求項4に記載の光学素子。
  8. コーティングを表面に有する光学素子を作製する方法において、
    高屈折率の金属フッ化物物質を含む第1の層であって、4分の1波長未満の厚さを有する第1の層を施す工程、
    低屈折率の金属フッ化物物質を含む第2の層であって、4分の1波長未満の厚さを有する第2の層を施す工程、
    SiOおよびF−SiOからなる群から選択される第3の層を、300℃以上の温度での真空蒸着を使用して施す工程、ならびに、
    前記第3の層を、in−situプラズマイオン処理または蒸着後プラズマイオン処理を使用して処理する工程、
    を含み、
    前記第3の層の厚さが5.0nm〜25nmの間である、方法。
  9. 前記高屈折率物質が、GdFおよびLaFからなる群から選択され、かつ、前記低屈折率物質が、AlFおよびMgFからなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記基体が、0.5質量%〜4.5質量%のFを含有するF−SiO基体を含む、請求項8に記載の方法。
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