JP2015525624A5 - - Google Patents

Description

本願で請求するインプラントに最も近い先行技術の参考として、歯科インプラント［ＢＹ１１４８２、３０．１２．２００８］が存在するが、当該歯科インプラントは、歯科補綴と、骨組織への取り付け用のねじ部を固定するサポートと、歯科補綴サポートとねじ部の間に位置するリングヘッドであって、歯茎組織への内方成長向けに多孔質な３次元形状のポリマー材料で作られたシリンダー形状であるリングヘッドと、を有する。そのような構造は、軟組織がリングヘッドの多孔質な３次元形状のポリマー構造に内方成長するのを確実にするが、前記多孔質な３次元形状のポリマー構造の強度不足により、インプラントの歯茎への固定を確実にするものではない。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある（国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む）。
（先行技術文献）
（特許文献）
（特許文献１） 露国特許第２１４６１１３号明細書
（特許文献２） 露国特許第２１０９４９３号明細書
（特許文献３） 国際公開第２００８／１００２０６５号
（特許文献４） 特開平０５―０６４６４７号公報
（特許文献５） 国際公開第２０１０／１３９０４１号
（特許文献６） 米国特許第４，５３１，９１６号明細書
（特許文献７） 国際公開第２００８／０５２３００号
（特許文献８） ベラルーシ国特許第１１４８２号明細書
（非特許文献）
（非特許文献１） Ｇｏｌｄ，Ｍａｒｔｉｎ，"Ｍｅｄｉｃａｒｅ Ｌｅｓｓｏｎｓ Ｌｅａｒｎｅｄ Ｆｒｏｍ Ｓｐｉｎａｌ Ｆｕｓｉｏｎ，"Ｏｒｔｈｏｐｅｄｉｃ Ｄｅｓｉｇｎ & Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ，ＲＯＤＭＡＮ ＰＵＢＬＩＳＨＩＮＧ，Ｊａｎｕａｒｙ／Ｆｅｂｒｕａｒｙ ２００７，ｐｐ．１６−１７
（非特許文献２） Ｋｕｒｔｚ，Ｓｔｅｖｅｎ Ｍ．，"Ｉｍｐｌａｎｔａｂｌｅ ＰＥＥＫ Ｐｏｌｙｍｅｒｓ： Ａ Ｄｅｃａｄｅ ｏｆ Ｐｒｏｇｒｅｓｓ ｉｎ Ｓｐｉｎｅ，"Ｏｒｔｈｏｐｅｄｉｃ Ｄｅｓｉｇｎ & Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ，ＲＯＤＭＡＮ ＰＵＢＬＩＳＨＩＮＧ，Ｊａｎｕａｒｙ／Ｆｅｂｒｕａｒｙ ２０１０，ｐｐ．５４−５７

Claims (4)

1. 歯科インプラントであって、
   歯科補綴を固定するサポート部と、
   骨組織に植え込むためのねじ部と、
   前記サポート部と前記ねじ部との間に配置され、３次元構造の多孔質ポリマー材料でできたリングヘッド部であって、その内部に歯茎組織が成長するように構成されているものである、前記リングヘッド部と
   を有し、
   前記リングヘッド部は、中空の包囲体である補強要素を備え、この補強要素は複数の開口部を有するとともに前記リングヘッド部を取り囲むように構成されていることを特徴とする
   歯科インプラント。
2. 請求項１に記載の歯科インプラントにおいて、前記補強要素は生態適合性のある金属から作られていることを特徴とする歯科インプラント。
3. 請求項１に記載の歯科インプラントにおいて、前記補強要素の複数の開口部のサイズは、前記３次元構造の多孔質ポリマーの最小の孔のサイズより小さくないものであることを特徴とする歯科インプラント。
4. 請求項１に記載の歯科インプラントにおいて、前記補強要素は空き領域を備え、この空き領域は前記サポート部に固定される上部リング、および前記ねじ部に固定される下部リングとして構成されるものであることを特徴とする歯科インプラント。