JP2015518843A5

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Publication number: JP2015518843A5
Application number: JP2015513128A
Authority: JP
Filing date: 2013-05-17
Publication date: 2016-07-07

Claims

ＤＰＰ−４阻害剤と組み合わせて使用するための、不死化されず、かつインビトロの細胞培養法によって少なくとも１５０回倍加し得ることを特徴とするケラチン生成細胞を含む、創傷を治療するための医薬組成物。
ケラチン生成細胞が包皮の上皮部分から単離された、または、
ケラチン生成細胞がＫＣ−ＢＩ−１（ＤＳＭＡＣＣ２５１４）培養物からの細胞、またはこれに由来する、および／または、
ケラチン生成細胞が、
ａ．ウシ胎仔血清の非存在下で、および／または
ｂ．支持細胞の非存在下で、および／または
ｃ．上皮増殖因子（ＥＧＦ）の非存在下で
複製することができない、および／または、
ケラチン生成細胞が、テロメラーゼ活性をほとんどまたは全く有さない、好ましくは不死化されたケラチン生成細胞、好ましくは、細胞株ＨａＣａＴと比較してテロメラーゼ活性をほとんどまたは全く有さない、および／または、
ケラチン生成細胞が、インビトロの細胞培養法によって少なくとも２００回複製することができる、および／または、
ケラチン生成細胞が、インビトロの細胞培養法によって少なくとも２５０回複製することができる、および／または、
ケラチン生成細胞が、インビトロの細胞培養法によって少なくとも３００回複製することができる、
請求項１記載の医薬組成物。
治療における、例えば、同時使用、逐次的使用または別々の使用のための、特に、創傷を治療するための、ＤＰＰ−４阻害剤および請求項１または２において規定されるケラチン生成細胞でコーティングされている担体からなる組成物または製品を含む、組み合わせ医薬、医薬組成物、キットまたは製品であって、
ａ．前記担体にケラチン生成細胞が部分的に定着している、または
ｂ．前記担体にケラチン生成細胞が完全に定着している、
前記組み合わせ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
担体が、医薬組成物を調製するために使用し得る生体適合性担体材料であることを特徴とする、請求項３に記載の組み合わせ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
担体材料が、疎水性または親水性の生分解性膜であることを特徴とする、請求項４に記載の組み合わせ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
担体がエステル化されたヒアルロン酸のポリマー、好ましくは、所定の幾何形状の穿孔ポリマーフィルムであり、前記ポリマーフィルムが、１０〜５００μｍの厚さを有し、１０〜１０００μｍの寸法の穴が穿孔されており、前記穴が、所定の一定のサイズを有し、規則正しい列を形成し、これらが５０〜１０００μｍの一定の間隔で互いに分離されていることを特徴とする、請求項４または５に記載の組み合わせ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
担体材料が、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ無水物、ポリオルトエステル、ポリデプシペプチド、ポリエーテルエステル、ポリアミノ酸またはポリホスファゼン、特に、ポリ（Ｌ−ラクチド）、ポリ（Ｄ，Ｌ−ラクチド）、ポリ（Ｌ−ラクチド−ｃｏ−Ｄ，Ｌ−ラクチド）、ポリ（グリコリド）、ポリ（Ｌ−ラクチド−ｃｏ−グリコリド）、ポリ（Ｌ−ラクチド−ｃｏ−トリメチレン−カーボネート）またはポリ（ジオキサノン）であり、前記ポリマーが穿孔されているまたは穿孔されていないことを特徴とする、請求項４または５に記載の組み合わせ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
ケラチン生成細胞が−２０℃〜−１９６℃、好ましくは−６０℃〜−８０℃の温度で凍結保存されている請求項１または２記載の医薬組成物、または、請求項３〜７のいずれか１項記載の組合せ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
創傷を治療するための、請求項１または２記載の医薬組成物、または、請求項３〜８のいずれか１項記載の組合せ医薬、医薬組成物、キットまたは製品であって、
前記創傷が好ましくは、熱傷および／または潰瘍である、または、
前記創傷が好ましくは、第２度熱傷である、または、
前記創傷が好ましくは、下腿潰瘍、好ましくは、静脈性下腿潰瘍のタイプの慢性の、治癒が困難な下腿の潰瘍である、または、
前記創傷が好ましくは、糖尿病によって生じた潰瘍である、または、
前記創傷が好ましくは、褥瘡性潰瘍である、
前記組合せ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
創傷治癒に対する有益な効果を有する１種もしくは複数種の他の物質の使用への補充としての、または創傷治癒に対する有益な効果を有する１種もしくは複数種の他の物質と併せた、請求項９記載の組合せ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
他の物質が、親水コロイド被覆材である、または、
他の物質が、抗微生物物質、例えば、抗生剤である、
請求項１０記載の組合せ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
創傷を治療するための、請求項１または２において規定されるケラチン生成細胞と組み合わせて使用するための、ＤＰＰ−４阻害剤を含む医薬組成物。
ＤＰＰ−４阻害剤が局所的に投与または適用され、ケラチン生成細胞が局所的に投与または適用される、請求項１または２記載の医薬組成物、請求項３〜７のいずれか１項に記載の組合せ医薬、医薬組成物、キットまたは製品、または請求項１２記載の医薬組成物。
ＤＰＰ−４阻害剤が経口的に投与され、ケラチン生成細胞が局所的に投与または適用される、請求項１または２記載の医薬組成物、請求項３〜７のいずれか１項に記載の組合せ医薬、医薬組成物、キットまたは製品、または請求項１２記載の医薬組成物。。
ケラチン生成細胞およびＤＰＰ−４阻害剤が、同じ局所適用形態として存在する、請求項３から７のいずれか１項に記載の組合せ医薬、医薬組成物、キットまたは製品。
請求項１または２において規定されるケラチン生成細胞およびＤＰＰ−４阻害剤を含む組合せ医薬。
ＤＰＰ−４阻害剤がリナグリプチンである、請求項１〜１６のいずれか1項に記載の医薬組成物、組合せ医薬、キットまたは製品。