JP2015517614A - 補強土 - Google Patents

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Abstract

本発明は、外装部材と、繋止ゾーンと壁面の間に延びる補強ストリップとによって保持された突き固められた盛土に補強ストリップを敷設する方法に関する。この繋止ゾーンは、外装部材から離れた位置に有り、外装部材から切り離されている。本方法は、a)繋止ゾーン内の第一の位置から壁面にストリップを供給し、壁面の接続点を介して繋止ゾーン内の第二の位置にストリップを折り返すことによって、盛土に補強ストリップを敷設する工程(503)と、第一の位置と第二の位置で所定の張力にまでストリップを牽引することによって、ストリップを引っ張る工程(513)と、張力を加えられた状態にストリップを保持しつつ、第一の位置と第二の位置でストリップを盛土に繋止する工程(515)とを有する。

Description

本発明は、高分子ストリップなどの補強部材を土留め構造物に敷設して引っ張る方法に関する。また、本発明は、本方法を実施することが可能な、それに対応する装置及びこのストリップを土に繋止するために使用する部品集合体に関する。
土留めシステムは、通常溶接金網、鋼帯、ジオグリッド又は高分子ストリップを使用して、裏込めした盛土内に発生する水平の力に対抗する、擁壁及び急斜面工事用の安定した土塊を作り出す複合土補強システムである。基本的な土留め方式は、土から補強部材に応力を移転することと関連している。溶接金網による土補強の場合、それは、網の横棒の突き出た領域に受動抵抗を形成し、次に、横棒が荷重を縦棒に移転することによって実現されている。このストリップによる補強の場合、裏込めした盛土からの荷重の移転は、主に土粒子と補強ストリップの摩擦相互作用によって実現されている。土留め構造物は、例えば、擁壁から高速道路の橋台にまで及ぶ広範囲な土木工事用途で使用するように設計可能な安定した一体的な重量物である。
図1は、一つの例により擁壁構造物で使用される土留め方式を図示した模式的な横断面図である。この図面に図示されている通り、このシステムは、安定した構造物を提供するために、高分子ストリップなどの補強部材101と、プレキャスト外装パネル又は溶接金網などの部材から成る外装部材103又は前面壁103と、裏込め盛土材料105との三つの主要構成要素だけを必要とする。
ロールに展開された柔軟なストップにより補強する土留め又はそれと同様の方法を使用する擁壁工事に関する現在の工事の殆どの実情は、ストリップ敷設工程とストリップ引張工程の二つの異なる工程と関連している。ストリップ敷設工程では、一般的に、外装部材から最も遠いストリップの端に壁の長さに沿って規則的な間隔を開けて縦棒を設置し、垂直棒又は杭を打ち込むことによって、一時的な背面繋止部を設置している。この補強ストリップを敷設するために、それを巻き戻して外装パネルの所で背面繋止部の周囲の一連の前面接続部に取り付けている。場合によっては、この接続部を形成するために、ストリップを外装部材に挿入して、外装部材から引き出しており、連続した接続部を通して長さの長いストリップを牽引する必要が有る。次に、引張工程では、様々な方法で、時には特別な方法によるが、一般的には次の二つの方法の中の一つに基づきストリップを引っ張っている。
手動による引張法。
把持機器、ケーブル引張機及び荷重計から成る張力調整システムによる引張法(例えば、特許文献1を参照)。
通常外装部材103の長さに渡って区画毎にストリップ敷設工程を完了した後、ストリップ引張工程を同じ区画で行なっている。しかし、現在のストリップ敷設及び引張方法は、幾つかの欠点を有する。複数の接続部を通してロール全体のストリップを供給することは、不効率であり時間が掛かる。縦繋止棒と垂直繋止棒及び/又は杭を取り付けるとともに、ストリップを敷設して引っ張るためには、多くの労力も関連する。更に、繋止棒の設置とストリップの引張は、多くの時間を費やす二つの別個の作業である。現在の繋止構成も、繋止目的のために特別に設計されていない部材(例えば、前面の外装パネルに対して平行に延びる縦鉄筋)と関連しており、そのため、材料の使用が不効率となっている。更に、既存の引張方法では、特に、手動による方法では、印加される引張力の大きさは、一定に印加、制御及び保持されていない。引張が一様でない結果、外装パネルの変位が一様でなくなり、そのため壁面が一様に整列しなくなる。
国際特許公開第02/38872号明細書
本発明の課題は、補強ストリップの敷設と引張に関する前に特定した問題を克服することである。
本発明の第一の観点では、外装部材と、この外装部材とこの外装部材から離れた所に有る、この外装部材から引き離された繋止ゾーンの間に延びる補強ストリップとにより保持された土に補強ストリップを敷設して引っ張る方法において、
補強ストリップが繋止ゾーン内の第一の位置から外装部材の接続点を通って繋止ゾーン内の第二の位置にまで延びるように、補強ストリップを土に敷設して、第一の位置から接続点までのストリップの区画が第一の脚部を構成する一方、接続点から第二の位置までのストリップの区画が第二の脚部を構成するようにする工程と、
第一の脚部と第二の脚部がほぼ同じ張力を有するように、第一の位置及び第二の位置で所定の張力にまでストリップを牽引することによって、ストリップを引っ張る工程と、
繋止時に張力を加えられた状態にストリップを保持するように、第一の位置及び第二の位置でストリップを繋止する工程と、
を有する方法が規定される。
この提案した方法は、周知の工法と比べて幾つかの明らかな利点を提供する。本方法の原理に従うことによって、一定な引張力をストリップに加えることができ、そのため、壁面設置作業の全体的な品質と壁面外装部材の最終的な位置揃えが向上する。また、ストリップを引っ張った後及び背面に土を設置している間に外装部材の予想される動き、繋止杭又は繋止ピンの予想される動き、並びにストリップの望ましい最終的な引張力に応じて、異なるプロジェクトに対して必要な引張力を調整することができる。更に、本発明による方法を用いて、必要な労力の大幅な削減、労力の遊び時間の削減及び全体的な生産性の大幅な向上によるより速い壁面の設置を実現することができる。更に、本発明は、一時的な背面繋止用の材料の削減も提供する。また、一つの実施形態では、この提案した方法は、前面壁の一方の端からその壁の他方の端までのストリップの設置と引張を統合した方法を規定する。
本発明の第二の観点では、外装部材と、この外装部材とこの外装部材から離れた所に有る、この外装部材から引き離された繋止ゾーンの間に延びる補強ストリップとにより保持された土に補強ストリップを敷設して引っ張るための引張装置において、
土の繋止ゾーン内の第一の位置でストリップを引張装置に接続する手段であって、ストリップが第一の位置から外装部材の接続点に延びて、第一の位置から接続点までのストリップの区画が第一の脚部を構成するようにする手段と、
外装部材の接続点から折り返されたストリップを繋止ゾーン内の第二の位置で引張装置に接続する手段であって、接続点から第二の位置までのストリップの区画が第二の脚部を構成するようにする手段と、
第一の脚部と第二の脚部がほぼ同じ張力を有するように、第一の位置及び第二の位置で所定の張力にまでストリップを牽引することによって、ストリップを引っ張るストリップ引張機と、
を備えた装置が規定される。
本発明の第三の観点では、土留め工法で使用するための部品集合体において、
この部品集合体が、土に打ち込むために構成された杭と、楔と、ストリップとを備え、この杭と楔が、固い材料から構成され、この楔は、ストリップが杭に対して滑ることを防止する形で部品集合体で使用されるように構成され、
ストリップが、杭の穴に配置された場合に、この穴を通り抜けるか、或いは
ストリップが、杭の周囲を取り囲む部材の穴に配置された場合に、ストリップが、この穴を通り抜け、杭が、この部材を通り抜ける、
部品集合体が規定される。
本発明の別の観点は、添付された従属請求項に記載されている。
本発明の別の特徴及び利点は、以下における添付図面と関連した、本発明を制限しない実施例の記述から明らかとなる。
土留め原理の模式的な横断面図 上方から見た異なる形状のストリップを図示した模式的な平面図 本発明の第一の実施形態によるストリップ敷設・引張プロセスの異なる工程を図示した模式的な平面図 本発明の第一の実施形態による引張装置及び繋止部品集合体とストリップ敷設・引張プロセスを図示した模式的な側面図 本発明の第一の実施形態によるストリップ敷設・引張方法を図示したフロー図 本発明の第一の実施形態によるストリップ敷設・引張プロセスで使用される繋止部品集合体の例の側面図と上面図 本発明の第一の実施形態によるストリップ敷設・引張プロセスで使用される繋止部品集合体の例の側面図と上面図 本発明の第一の実施形態によるストリップ敷設・引張プロセスで使用される繋止部品集合体の例の側面図と上面図 本発明の第一の実施形態によるストリップ敷設・引張プロセスで使用される繋止部品集合体の例の側面図と上面図 本発明の第一の実施形態によるストリップ敷設・引張プロセスで使用される繋止部品集合体の例の側面図と上面図 本発明の第一の実施形態によるストリップ敷設・引張プロセスで使用される繋止部品集合体の例の側面図と上面図 本発明の第一の実施形態によるストリップ敷設・引張プロセスで使用される繋止部品集合体の例の斜視図 本発明の第二の実施形態によるストリップ敷設・引張プロセスの異なる工程を図示した模式的な平面図 本発明の第二の実施形態によるストリップ敷設・引張方法を図示したフロー図 本発明の第二の実施形態によるストリップを繋止するための繋止部材の例を図示した平面図 本発明の第二の実施形態によるストリップを繋止するための繋止部材の例を図示した平面図 本発明の第二の実施形態によるストリップを繋止するための繋止部材の例を図示した平面図 ストリップを一つの繋止部材と接続する手法を図示した斜視図 ストリップを別の繋止部材と接続する手法を図示した斜視図 本発明による引張装置又は引張機械の斜視図 本発明による引張装置の平面図 本発明の変化形態によるストリップを盛土に敷設する手法を図示した模式的な平面図
以下において、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態を詳しく説明する。異なる図面に現れる同じ機能的及び構造的構成要素には、同じ符号が付与されている。
本発明の第一の実施例による方式は、引張装置によるストリップの解放前にストリップを敷設、引張及び固定(繋止)する工程を有することと関連する。これら全ての工程は、場合によっては、図12と13に図示された一つの機械による一つの作業で行なうことができる。この方式では、繋止ゾーン内の各ストリップの後方部でストリップを切断し、次のストリップのシーケンス(V形のストリップのシリーズ)と独立して、それらを繋止することを提案している。しかし、次に提示する原理が図2に図示されている(盛土の上方から見て)一つのW又はU、二つのV又はU、或いは一連のV又はUの形状のストリップにも適用できることに留意されたい。
図3と4及び図5のフロー図を参照すると、この例では、ストリップの敷設は、第一の実施形態に基づき、次の通り行なわれる。
a)工程501で、作業者は、固めた盛土(埋め戻した土)上の所要の位置に引張装置201を設置して据え付ける。
b)工程503で、作業者は、第一の位置Aからストリップ101を引き出して、壁面103の外装パネルとの第一の接続部を形成し、第二の位置Bにストリップ101を戻すことによって、ストリップ101を敷設し、工程505で、第一の位置Aでストリップ101を切断する。引張装置201が一つのWの形状、二つのWの形状又は複数のVの形状のシリーズで引っ張ることが可能な場合、切断前に工程503を別の位置で繰り返すことができる。
c)工程507で、引張装置201は、位置AとBで土に繋止杭又は繋止棒401を打ち込む。実際には、工程503、505及び507の作業の順番は、入れ換えることができる。
d)工程509で、作業者は、引張装置201から反動支柱403を延ばして既に打ち込まれた杭401に繋げる。これらの反動支柱403は、引張装置201に取り付けられており、二つ以上の打ち込まれた杭の間の間隔の起こり得る差分を補正するために動かすことができる。工程511で、作業者は、ストリップ101の自由端を打ち込まれた杭401の穴を通して供給し、更に、引張装置201から延びる動かすことが可能な把持手段405にストリップ101の自由端を取り付ける。次に、工程513で、作業者は、位置AとBでストリップの端を牽引する(矢印はストリップの端を牽引する方向を表す)ことによって、引張装置201の引張システムを作動させる。しかし、位置AとBでの引張を同時に行なう必要がないことに留意されたい。例えば、第一の位置で引いている間、第二の位置でストリップの位置を保持することができる。引張プロセス全体の間に、反動支柱403は、杭401と繋がったままであり、杭401を壁面103の方に押す力を加えている。この反動支柱403による力は、引張装置201により能動的又は受動的に加えることができ、ストリップ101が受ける引張力と等しいか、それよりも大きい。この作業の終了時に、ストリップ101の引張と土に対する杭401の予荷重が実現される。
e)工程515で、楔407がストリップ101と杭401の間の隙間に押し込まれる。次に、工程517で、引張装置201は、引張システムの荷重を解放して、荷重を杭401に移転する。この荷重の移転の間に、ストリップ101の引張力の小さい損失が見込まれ、ストリップの最終的に確定される張力を決定するために考慮される。図6gに図示された例と関連する、楔部品を持たない、それ以外の繋止システムでは、荷重移転機構の詳細はここで説明したことと異なる場合が有る。
f)工程519で、ストリップ101の別のシリーズを敷設すべきことが決定された場合、引張装置201が次の位置に再配置されて、このプロセスが繰り返される。
ストリップ101を牽引する場合、ストリップ101の力Tを制御するとともに測定する。ストリップを引っ張っている間、杭401の所望の予荷重力をTとした場合、それは、如何なる力も引張装置201全体に移転することなく、把持部材405を反動支柱403に直接接続することによって、最も簡単に実現される。これは、前述した受動的引張として定義される。しかし、杭401の予荷重力がTよりも大きいことが望ましい場合、それは、ストリップを力Tまで引っ張ると同時に、反動支柱403を介してTよりも大きい力Rを能動的に加えることによって実現することができる。その場合、引張装置201は土との摩擦による差分F=R−Tを引き受けなければならない。大きな塑性変形を起こす土には、より大きな力の予荷重が必要な場合が有る。勿論、荷重移転後は、能動的又は受動的引張と関係無く、杭の力がストリップの力と同じとなる。
上記のプロセスでは、第一と第二の位置は、前面壁103から距離L(この距離は一定である必要はない)に位置する繋止ゾーンと呼ばれる盛土のゾーン内に有る。一連の杭401又はアンカーは、前面壁103に対して平行であっても、平行でなくとも良い。前述した通り、ストリップ101の次のシリーズに移動する前に、ストリップの一つの接続部に関して、ストリップの敷設、切断、引張及び杭の繋止を全て実行して、完了することができる。
図6a,6b,6c,6d,6e,6f及び6gは、第一の実施形態で使用される繋止杭401の異なる選択肢を側面図、上面図及び斜視図で図示している。図6aと6bは、ストリップ101を杭401を通して供給し、次に、ストリップ101と杭401の間に楔407を挿入することによりストリップ101の位置を固定できる工法を図示している。図6aの工法では、二つの楔が使用され、この例では、ストリップ101と接触する楔407の表面は、摩擦を増大するために粗いか、或いは歯形を有する。勿論、図6bに図示された楔も粗い表面、好ましくは、ストリップ101と接触する表面を持つことができる。
図6cは、繋止杭401が箱601、この例では、プラスチック製の箱により接続された二つの補強棒を備えた例を図示している。このストリップは、箱601を通して供給されるように配置され、引っ張られている時にストリップ101の位置を固定するために、又もや一つの楔407又は複数の楔407を使用することができる。勿論、この楔407の幅は、この図面に図示された幅と異なることができる。図6dの構成は、図6dの工法では、二つの楔407が使用され、一方がストリップ101の上に、他方がストリップ101の下に使用されていることが図6cの構成と異なる。図6eは、二つの補強棒の代わりに、一つの棒が使用され、ストリップ101が中央で切断されて、ストリップを挿入できるスロットを形成し、その中央内の棒を用いて繋止する同様の変化形態を図示している。この例では、ストリップの位置を固定するために、二つの楔407が使用されている。図6fの工法は、図6eの工法と非常に似ており、図6fの工法では、四つの楔が使用されていることだけが異なる。
図6gは、楔を使用する代わりに、ストリップ101を噛み合わせて、それを掴む板603の間にストリップ101を挟む別の代替形態を図示している。これらのストリップと板603は、ストリップを引っ張った後補強棒401を通すことを可能とする穿孔された穴を有する。次に、板603は、補強棒401に対して繋止される。図6a〜6gの工法では、ストリップ101は、杭401に対してほぼ直角である。
本発明の第一の実施形態を上記の通り説明した。この第一の実施形態では、ストリップ101は、引っ張られている間、第一の実施形態において繋止杭401である繋止点に対してほぼ同じ力で引っ張られている。
次に、第二の実施形態を詳しく説明する。この第二の実施形態において、引っ張られている間の繋止点は引張装置201である。第二の実施形態では、以下において詳しく説明する通り、所要の力でストリップを把持して引っ張るとともに、杭又はピンを用いて土に繋止することができるように、繋止板901又はグリップ機器(幾つかの例が図9a〜9cに図示されている)をストリップの端に取り付けることができる。
図7と図8のフロー図を参照すると、この例では、ストリップの敷設は、次の手順により行なわれる。
a)工程801で、作業者は、例えば、底板上に降ろすことによって、固めた盛土(埋め戻した土)の所要の位置に引張装置201を設置して据え付ける。引張装置201として突固め機を使用した場合、それを降ろしたり、固定する必要はない。その重量は、その位置を保持するのに十分である。
b)工程803で、作業者は、第一の位置Aからストリップ101を引き出して、壁面103の外装パネルとの第一の接続部を形成し、第二の位置Bにストリップ101を戻すことによって、ストリップ101を敷設し、工程805で、第一の位置Aでストリップ101を切断する。引張装置201が一つのWの形状、二つのVの形状又は複数のVの形状のシリーズで引っ張ることが可能な場合、切断前に工程803を別の位置で繰り返すことができる。実際には、工程803と805を入れ換えることができる。
c)工程807で、作業者は、位置AとBでストリップ101の両端に繋止バックル又は繋止板901、或いは把持システムを取り付け、工程809で、これらの板901を引張装置201のロープなどの牽引手段と接続する。板901を引張装置と接続する前に、好ましくは、ストリップ101の弛みを除去する。しかし、弛みの除去は、後で、例えば、繋止板901を引張装置201と接続した後で行なうこともできる。
d)工程811で、作業者は、位置AとBでストリップの端を牽引する(矢印はストリップの端を牽引する方向を表す)ことによって、ストリップ101を引っ張るために引張装置201の引張システムを作動させる。位置AとBでの牽引を同時に行なうことができるが、同時に行なう必要はないことに留意されたい。例えば、第一の位置で牽引している間、第二の位置でストリップの位置を保持することができる。この装置201は、工程813で繋止板901の位置を保持し、この装置201は、工程815で、繋止板901の位置を保持しつつ、位置AとBで土に繋止杭401を打ち込む。
e)工程817で、この装置201は、引張システムの荷重を解放して、荷重を杭に移転する。
f)工程819で、ストリップ101の別のシリーズを敷設すべきことが決定された場合、引張装置201が次の位置に再配置されて、このプロセスが繰り返される。
図9a,9b及び9cは、繋止板901の三つの異なる例を平面図で図示している。この板901は、典型的には、金属又はポリマー材料から構成される。図9aの工法では、板901は、三つの長手方向の穴又は開口部と、杭を通すための一つの円形の穴又は開口部とを有する。この板901の横断面の厚さは、例えば、3〜5mmである。この板の穴の大きさは、杭の直径よりも僅かだけ大きい。図10は、図9aの板901にストリップ101を接続する手法を図示している。この図面では、長手方向の穴の中の一つは使用されていないが、その穴をも通してストリップ101を折り返すことによって、板に対してストリップ101を滑らすことなく、より大きな引張力を加えることができる。見ることができる通り、ストリップ101は、幅の最も広い長手方向の穴と、より狭い長手方向の穴の中の少なくとも一つを通して折り返されている。図10には、杭401も図示されている。
図9bの工法は、板901の別の例を図示している。この例では、板901は、一つの長手方向の穴と杭401用の一つの円形の穴だけを有する。この例では、図11に図示されている通り、ストリップ101は、板901の第一の側から単一の長手方向の穴を通して供給され、次に、板901の第二の側でストリップ101により形成されたループを通して、棒401の短い片、この例では、例えば、(長手方向の穴の直径と同じにすることができる)10〜15mmの直径の鉄筋が挿入される。次に、ストリップ101は、板901の第一の側に折り返される。このループ内の棒401のために、ストリップ101は、板901から引き出すことにより引っ張られた場合に穴を通って滑り出ることができない。図9cは、図9bに図示された板と同様の構成を図示しているが、図9cの構成では、横断面がV形状の杭401が、板901の穴を通して押し込まれるように構成されている。図9b又は9cの形式の板による後方繋止工法は、製造が簡単かつ安価であり、取り付けし易く、ストリップからの大きな力に対抗できるので、特に有利な工法である。幾つかの用途では、繋止板901と杭401を単一の部材とすることができる。
繋止板901と杭401は、金属又はポリマー材料などの固体材料から構成される。これらの杭は、運用中に加わる力に最適に対抗できるように設計するために、目的に応じて金属又はプラスチックから構成することもできる。これらの繋止杭の横断面は、(例えば、単純に鉄筋片とすることができる)V形状又は円形とすることができ、その長さは、土の性質に依存し、通常300mm〜800mmの範囲内の長さである。繋止板901に関して、杭用の穴の形状は、必ずしも円形にする必要はないが、有利には、杭401の横断面と同様の形状を有する。
全ての繋止板901には、杭401のために設計された穴を通して杭401を打ち込む一方、引張装置201との接続を可能とするために、追加の穴を板901に穿孔することができる。それに代わって、或いはそれに追加して、板901は、引張装置201と接続することを可能とする特定の幾何学的な形状を持つことができる。
本発明の実施形態では、例えば、プレドリル、槌打ち、プレドリルと槌打ち、或いは圧入と振動の方法により、杭401を土に打ち込むことができる。これらの杭は、最も効率的な繋止を発見するために、地面に垂直に、或いは傾斜して差し込むことができる。
本発明では、補強ストリップ101に加える引張力が大きくなり過ぎないことに留意すべきである。そうでないと、壁面103に取り付けたパネルが、ストリップと整列した状態から引き出されることにより動いてしまう虞が有る。その後のパネル設置と土の突き固めのプロセスの間に、ストリップ101を更に引っ張ることを行なうことも考えられる。通常、パネルは、当初壁面103に設置された時に土に対して僅かに傾いており、土の突き固めの間に、パネルは、垂直の位置又はほぼ垂直の位置に押されたり、或いは回転される。このプロセスの間に、ストリップ101は、更に引っ張られ、それ故、所要の張力全体がストリップに加えられることを保証するために、引張装置201により提供される張力を決定する際に、この追加の張力分布も考慮すべきである。一般的に、ストリップに加えられる張力は、補強ストリップの最大抗張力の5%以内である。
ストリップ101が引っ張られた場合、ストリップ101は、主に水平な力を杭に加え、この杭は、その力の作用により荷重方向に幾らか動く傾向に有り、その結果ストリップ101に幾らかの張力損失が生じる。それは、前述した第二の実施形態の場合に起こり得る。引っ張って荷重を移転した後の土に打ち込まれた棒の動きによるストリップの張力損失又は縮む効果も考慮すべきであり、僅かに引っ張り過ぎる、即ち、少し必要以上に引っ張ることによって考慮することもできる。縮みによる実際の張張力の損失は、ストリップの長さ、ストリップの性能、ストリップの剛性に依存する。引張力の損失は、特定の形式の土を用いて観測した縮む距離に応じて計算することができる。第一の実施形態の利点は、この縮み効果を考慮する必要が無く、ストリップ101の引張力が正確に分かることである。
次に、図12の前面からの斜視図と図13の平面図に図示された引張装置201の例を説明する。この例では、引張装置201は、補強ストリップ101の敷設と引張(予荷重)を支援するように構成された機械化装置である。この装置201は、補強ストリップ101の現場での敷設を一人又は二人だけで実行できるように設計されている。それは、現在適用可能な手動による敷設と予荷重プロセスと比べて、著しく生産性を向上させる。
この装置201は、ストリップ101の敷設と引張プロセスの修正を可能とする。それは、以下に説明する通り、コストの削減及び品質の改善を提供する。
複数の壁面接続部とのストリップの連続した配置を盛土での一つのV形状(又は前述した通り、W形状などのそれ以外の形状)によるストリップ101の敷設により置き換えることができる。このV形状の底部は、壁面103で折り返される一方、V形状の「腕部」又は「脚部」の両端は土に繋止される。
(例えば、)一つのVの形状のストリップ101の両端は、実施形態に応じて杭401及びそれに相当する繋止部材を用いて土に個別に繋止することができる。
予荷重又は引張は、ほぼ同じ力で牽引して、それにより制御された形での一様な引張を保証することによりストリップ101の両端を引っ張ることによって実現することができる。(例えば、)一つのVの形状のストリップの両端に単一の引張装置を取り付けて引っ張ることによって、各装置がストリップの一端に取り付けられて(同時に、或いは同時にではなく)ストリップを引っ張る二つ以上の個別の引張装置によって、或いは或る時にストリップの一端を引っ張り、次に、ストリップの他端に移動される一つの個別引張装置によって、引張を加えることができる。
この装置201は、全自動式、電源内蔵式、油圧式、機械式又は電気式に駆動することができる。その最も基本的な形態では、この装置201は、相応の動力発生機と力測定機を備えた単一又は複数の引張システムから構成される。この装置は、ロープ牽引システム又は一連の独立したジャッキ又はウィンチを備えた油圧駆動式の単一のラムから成る引張システム1207を有する。牽引ロープ又は牽引ケーブルの間隔を調整することができる。それは、この装置201と接続する際にストリップの端の間隔を調整できることを保証する。これは、ストリップの把持又はプレート901の把持のための把持手段1208も有する。この装置は、第一の実施形態に基づき杭401を押し込むための支柱403などの杭押込み手段403を備えることもできる。
第一の実施形態により引張を行なう場合、引張装置201を軽くすることができる。引張装置に対する反動点が繋止杭401となるので、それが可能である。しかし、引張装置が第二の実施形態により行なう場合、引張作業に対する反動点としてのバラストを用いて対処する必要が有る。第二の実施形態では、この装置201を引張作業の間繋止するために、この装置は、一般的に、それ自身の重量と土との摩擦を用いて、ストリップからの引張力に対抗する。この装置の重量を増大する必要が有る場合、この装置201の傍に配置された、ストリップに応力を加えている間に機械を地面に固定するのに十分な重さの大きなバラスト用シリンダを取り付けることができる。このシリンダは、ロードローラのドラムのような物とすることができる。それには、現場で入手できる水又は土を所要の重量まで充填することができる。更に、この装置201の下の底板に摩擦抵抗を改善するための土塊を配備することができる。
この装置201は、図3又は7に図示されている通り、引っ張っている間補強された土ブロック外に、或いは、補強されたブロックの後の作業空間が制限されている場合には、補強された土ブロック内に配置することができる。言い換えると、引張装置201は、繋止された杭401と壁面103の間に配置することもできる。この場合、この装置201は、図3と7に図示されている、この装置が補強された土ブロック外に配置されている場合と同様に杭401に押圧力を加える代わりに、牽引力を杭401に加える。全ての状況において、実質的に前面壁103に向かう力が杭401に加えられる。しかし、ストリップ101を引っ張っている間、実際には多くの場合ストリップ101に加わる力の方向は前面壁103から離れる方向であるが、ストリップ101に加わる力の方向は、必ずしもそのような方向とする必要はない。
また、この装置201は、ここで説明した、図12と13に図示されている通りの形態よりも完全な形態で追加の特徴を組み込んでいる。この装置は、好ましくは、ストリップ101の敷設と引張に必要な全ての構成要素、即ち、(手動で操作可能な)ストリップディスペンサ、巻戻し機又は供給機1203と油圧式ストリップ切断機とを備えている。この方法では、ストリップの切断は、例えば、刃付ナイフ、剪断機、切断ホイール又は工業用切断機を用いて、効率的かつ速く行なうことができる。
この装置は、ドリル掘削機1205又は機械式杭打ち機1205を備えた張出アーム1213を備えることもできる。この例では、張出アーム1213は、複数のヒンジを有する。この装置201は、更に、この装置201を壁面103から一定の距離(典型的には、一定であるが、必ずしも一定である必要はない)に保持して、前面壁103と整列させるためのアライメント機器(例えば、レーザー)を備えることもできる。
この装置201は、この作業に必要な全ての所要の部品、即ち、ストリップ101、杭401及び繋止板901を保管する部屋を備えることができる。
この例では、この装置201は、装置内発電機と油圧式動力源を備えたガソリン動力式自動システムである。それは、油圧式後車軸駆動部と操縦可能な前車軸を有する。この前車軸と後車軸は、伸縮自在とすることができ、そのため、油圧により上昇又は下降することが可能である。この装置201は、更に、悪路及び濡れた状況での牽引を保証するために幅の広い輪郭付ローラ1209を有する。この装置は、全ての駆動及び操縦制御部を有する十分に長い操縦用アーム1211も備えている。それ以外の作業者による全ての制御部は、本体部の安全な位置に有る。この装置の本体部は、必要な場合にストリップを逆方向に敷設できるように切り離して約180°回転させることができる。
この装置の様々な構成要素は、容易に取り付けるとともに、取り外すことができる。この装置には、全バラストを積載した装置201の持ち上げを可能とするクレーン持ち上げ点を配備することもできる。運搬を容易にするために、この装置は、(それぞれ1.2m×0.8mの)二つの標準EURパレットに合わせて設計することができる。更に、全ての可動部分(例えば、ストリップ巻出し機1203とストリップ切断機)は、作業者の負傷を防止するように設計することができる。勿論、実装の細部に応じて、必ずしも前述した全ての構成要素を必要としない。
本発明の変化形態では、ストリップ101は、引張作業の間に切断されない。この変化形態は、第一又は第二の実施形態と関連して用いることができる。従って、この変化形態では、ストリップ101は、壁面103の一端から壁面103の他端まで、或いは壁面区画の一端から壁面区画の他端まで連続して敷設される。それは、ストリップの繋止点を符号A〜Hで表示した図14に図示されている。見ることができる通り、ストリップ101は、第一の繋止点Aから最後の繋止点Hまで連続している。ストリップが壁面103に向かって折り返されている繋止ゾーン内の二つの連続した繋止点の間、即ち、点BとCの間に、ストリップ101は、ストリップに張力が加わっていない弛んだ部分を有する。所望の長さのストリップ101が盛土に敷設されたら、位置Aで、即ち、第一の繋止点でストリップを切断する。しかし、この変化形態では、必要な場合に、端の繋止点(この場合、位置AとH)の間の一カ所以上でストリップ101を切断できることにも留意されたい。
この変化形態では、図6a〜6g及び図9b〜9cに図示された繋止形態の中の如何なる形態も使用することができる。更に、この変化形態では、前述した通りの引張装置201を使用することができる。
以上の通り、本発明の二つの実施形態を説明した。本発明によって、繋止点と壁面103の間の全てのストリップ区画でほぼ一様な所定の張力を得ることが可能である。従って、全てのストリップ区画は、壁面103の全長に渡って所定の許容範囲内の一様な張力を持つことができる。
図面と上記の記述により本発明を詳しく説明したが、そのような図面及び記述は、説明又は例示用であり、本発明を制限しないと理解すべきであり、本発明は、ここで開示した実施形態に限定されない。図面、開示及び添付された請求項の教示に基づき請求項に記載された発明を実施する場合、これら以外の実施形態及び変化形態も考えられ、当業者により実現可能である。
請求項において、「有する」との用語は、それ以外の構成要素又は工程を排除せず、不定詞は複数であることを排除しない。請求項において、「繋止部材」との用語は、ストリップ101を土に繋止するために使用される如何なる部材であると理解されたい。従って、特定の用途に応じて、繋止部材は、例えば、単純に繋止杭401、繋止板901又はこれらの部材又は別の部材の組合せとすることができる。異なる特徴が互いに異なる従属請求項に記載されているとの単純な事実は、それらの特徴の組合せを有利に使用できないことを意味しない。請求項の如何なる符号も本発明の範囲を制限するものと解釈してはならない。

Claims (16)

  1. 外装部材(103)と、この外装部材(103)とこの外装部材(103)から離れた所に位置する、この外装部材(103)から引き離された繋止ゾーンの間に延びる補強ストリップ(101)とにより保持された土(105)に補強ストリップ(101)を敷設して引っ張る方法において、
    補強ストリップ(101)が繋止ゾーン内の第一の位置(A)から外装部材(103)の接続点を通って繋止ゾーン内の第二の位置(B)まで延びるように、土(105)に補強ストリップ(101)を敷設して、第一の位置(A)から接続点までのストリップ(101)の区画が第一の脚部を構成する一方、この接続点から第二の位置(B)までのストリップ(101)の区画が第二の脚部を構成するようにする工程(503;803)と、
    第一の脚部と第二の脚部がほぼ同じ張力を有するように、第一の位置(A)及び第二の位置(B)で所定の張力にまでストリップ(101)を牽引することによって、ストリップ(101)を引っ張る工程(513;811)と、
    繋止された時にストリップ(101)が張力を加えられた状態に保持されるように、第一の位置(A)及び第二の位置(B)でストリップ(101)を土(105)に繋止する工程(507;515;815)と、
    を有する方法。
  2. 本方法が、更に、第一の位置(A)と第二の位置(B)で、それぞれストリップ(101)を土(105)に繋止するための第一の繋止部材(401)と第二の繋止部材(401)を使用し、これらの第一の繋止部材(401)と第二の繋止部材(401)が、それぞれ土に打ち込まれる第一の杭(401)と第二の杭(401)で構成され、張力を加えられた状態でストリップ(101)を第一及び第二の繋止部材(401)と固定する工程を有する請求項1に記載の方法。
  3. 本方法が、更に、ストリップ(101)を引っ張る前に第一及び第二の杭(401)を土に打ち込む工程(507)と、ストリップ(101)を第一及び第二の繋止部材(401)と接続する工程(511)と、ストリップ(101)が第一及び第二の繋止部材(401)に対して滑ることを防止するように、引っ張られたストリップ(101)を第一及び第二の繋止部材(401)に固定する工程とを有する請求項2に記載の方法。
  4. ストリップを引っ張るための第一の位置(A)でストリップ(101)に力を加えると同時に、外装部材(103)に向かって第一の杭(401)に力を加え(513)、第二の位置(B)でストリップ(101)の位置を保持している間及びその後にも、ストリップを引っ張るための第二の位置(B)でストリップ(101)に力を加えると同時に、外装部材(103)に向かって第二の杭(401)に力を加える(513)か、或いは
    ストリップを引っ張るための第一の位置(A)及び第二の位置(B)で同時に力を加えると同時に、外装部材(103)に向かって第一の杭(401)及び第二の杭(401)に力を加える(513)、
    ことによって、ストリップ(101)を引っ張る請求項2又は3に記載の方法。
  5. 本方法が、更に、ストリップ(101)を引っ張った後、第一の杭(401)及び第二の杭(401)を土に打ち込む工程を有する請求項2に記載の方法。
  6. 第一の繋止部材(401)が、更に、第一の繋止板(901)を有し、第二の繋止部材(401)が、更に、第二の繋止板(901)を有し、本方法が、更に、ストリップ(101)が第一及び第二の繋止板(901)に対して滑ることを防止するように、ストリップ(101)を第一の繋止板(901)と第二の繋止板(901)に接続する工程(807)と、第一及び第二の繋止板(901)からストリップ(401)を牽引する工程(811)と、当該の脚部を引っ張った後、第一の繋止板(901)の開口部を通して第一の杭(401)を土(105)に差し込むとともに、当該の脚部を引っ張った後、第二の繋止板(901)の開口部を通して第二の杭(401)を土(105)に差し込む工程とを有する請求項5に記載の方法。
  7. ストリップ(101)を引っ張る前に、第一の位置(A)でストリップ(101)を切断する(505;805)か、或いは外装部材(103)の別の接続点を通してストリップ(101)を供給する前に、第一の位置(A)でストリップを切断する(505;805)請求項1から6までのいずれか一つに記載の方法。
  8. 第一の位置(A)と第二の位置(B)で同時にほぼ同じ力でストリップ(101)を牽引する請求項1から7までのいずれか一つに記載の方法。
  9. ストリップ(101)を土(105)に敷設した後、ストリップ(101)が、上方から見て一つのV又はUの形状を構成し、このV又はU形状の底部が外装部材(103)の所に有る請求項1から8までのいずれか一つに記載の方法。
  10. 第一の位置でストリップ(101)を切断する前に、二つ以上のV又はUの形状のストリップ(101)を直列に接続する請求項9に記載の方法。
  11. 外装部材(103)と、この外装部材(103)とこの外装部材(103)から離れた所に位置する、この外装部材(103)から引き離された繋止ゾーンの間に延びる補強ストリップ(101)とにより保持された土(105)に補強ストリップ(101)を敷設して引っ張るための引張装置において、
    土(105)の繋止ゾーン内の第一の位置(A)でストリップ(101)を引張装置と接続するための手段(1208)であって、このストリップが第一の位置(A)から外装部材(103)の接続点まで延びて、第一の位置(A)から接続点までのストリップ(101)の区画が第一の脚部を構成するようにする手段と、
    外装部材(103)の接続点から折り返されたストリップ(101)を繋止ゾーン内の第二の位置(B)で引張装置(201)と接続する手段(1208)であって、この接続点から第二の位置(B)までのストリップ(101)の区画が第二の脚部を構成するようにする手段と、
    第一の脚部と第二の脚部がほぼ同じ張力を有するように、第一の位置(A)と第二の位置(B)で所定の張力にまでストリップ(101)を牽引することによって、ストリップ(101)を引っ張るストリップ引張機(1207)と、
    を有する引張装置(201)。
  12. 更に、繋止部材(401)を土に打ち込むことによって、第一の位置(A)と第二の位置(B)でストリップ(101)を土(105)に繋止する手段(1205)を有する請求項11に記載の引張装置(201)。
  13. 更に、外装部材(103)に対して引張装置(201)を整列させて設置する手段を有する請求項11又は12に記載の引張装置(201)。
  14. 更に、ストリップ(101)を切断するストリップ切断機を有する請求項11から13までのいずれか一つに記載の引張装置(201)。
  15. 更に、ストリップ(101)を土に繋止するために使用する繋止杭(401)に力を加える手段(403)を有する請求項11から14までのいずれか一つに記載の引張装置(201)。
  16. 土留め工法で使用する部品集合体において、
    この部品集合体が、土に打ち込まれるように構成された杭(401)と、楔(407)と、ストリップ(101)とを有し、これらの杭(401)と楔(407)が固い材料から構成され、この楔(407)は、このストリップ(101)が杭(401)に対して滑るのを防止する形で部品集合体で使用されるように構成され、
    ストリップが、杭(401)の穴に配置された場合、ストリップ(101)が、この穴を通り抜けるか、或いは
    ストリップが、杭(401)の周囲を取り囲む部材(601)の穴に配置された場合、ストリップ(101)が、この穴を通り抜けて、この杭(401)が、この部材(601)を通り抜ける、
    部品集合体。
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