JP2015516572A - 自動校正を用いる測定デバイス - Google Patents

自動校正を用いる測定デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2015516572A
JP2015516572A JP2015505763A JP2015505763A JP2015516572A JP 2015516572 A JP2015516572 A JP 2015516572A JP 2015505763 A JP2015505763 A JP 2015505763A JP 2015505763 A JP2015505763 A JP 2015505763A JP 2015516572 A JP2015516572 A JP 2015516572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
electrode
fluid
reader
indicator electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015505763A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015516572A5 (ja
Inventor
バレリヤ ビチコバ,
バレリヤ ビチコバ,
サン クウォン チョー,
サン クウォン チョー,
ウィリアム クラーク,
ウィリアム クラーク,
ジェイ. クリストファー フラハーティ,
ジェイ. クリストファー フラハーティ,
アール. マックスウェル フラハーティ,
アール. マックスウェル フラハーティ,
アシュリー マッコネル,
アシュリー マッコネル,
アレクサンダー スター,
アレクサンダー スター,
ティモシー ジェイ. シシアーズ,
ティモシー ジェイ. シシアーズ,
デイビッド ワーグナー,
デイビッド ワーグナー,
ユエジュン ジャオ,
ユエジュン ジャオ,
Original Assignee
フェーズ2 マイクロテクノロジーズ, エルエルシー
フェーズ2 マイクロテクノロジーズ, エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フェーズ2 マイクロテクノロジーズ, エルエルシー, フェーズ2 マイクロテクノロジーズ, エルエルシー filed Critical フェーズ2 マイクロテクノロジーズ, エルエルシー
Publication of JP2015516572A publication Critical patent/JP2015516572A/ja
Publication of JP2015516572A5 publication Critical patent/JP2015516572A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/4163Systems checking the operation of, or calibrating, the measuring apparatus
    • G01N27/4165Systems checking the operation of, or calibrating, the measuring apparatus for pH meters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/302Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells pH sensitive, e.g. quinhydron, antimony or hydrogen electrodes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/4166Systems measuring a particular property of an electrolyte
    • G01N27/4167Systems measuring a particular property of an electrolyte pH
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/307Disposable laminated or multilayered electrodes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/4035Combination of a single ion-sensing electrode and a single reference electrode

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

pH測定値を得るためのシステムは、使い捨てプローブおよび再使用可能読取機を備える。使い捨てプローブは、指示電極および基準電極を含む。読取機は、使い捨てプローブに動作可能に係合し、試料のpH情報を提供する。本システムは、自己較正するように構成される。本システムは、少なくとも1つの指示電極および少なくとも1つの基準電極から受信された信号に基づいて、試料溶液の電位差測定値に基づくpH情報を提供するように構築および配列される。

Description

(関連出願への相互参照)
本出願は、2012年4月16日に出願された米国仮特許出願第61/624,617号に対して優先権、およびその利益を主張し、その文献が、その全体として参照することによって本明細書において援用される。本出願は、2012年9月6日に出願された、Clarkらによる「MEASUREMENT DEVICE WITH SENSOR ARRAY」という題名のPCT出願第PCT/US2012/53902号、および2012年9月6日に出願された、Clarkらによる「MEASUREMENT DEVICE WITH READER AND DISPOSABLE PROBE」という題名のPCT出願第PCT/US2012/53905号に関連し、上記文献の内容は、その全体として参照することによって本明細書において援用される。
(発明の背景)
以下の情報は、読者が以下に説明する技術およびそのような技術を利用することができるある特定の環境についての理解を支援するよう提供されている。本明細書で用いられる用語は、本明細書において別段の明示の指定がなければ、任意の特定の狭義の解釈に限定されるものではない。本明細書に記載された技術文献は、技術およびその背景の理解を容易にすることができる。本明細書において参照により引用する技術文献は全て、参照することによって、その全体として本明細書に組み込まれる。
電位差原理に基づいた典型的なpHセンサは、基準電解液と、検体溶液(この検体溶液のpHが測定される)内に浸漬された、またはこれと接触状態にある指示電極と、基準電解液中に浸漬された基準電極と、基準電極および指示電極と電気的接続状態にある測定回路、例えば、電位差回路とを含む。電位差回路は、指示電極と基準電極の電位差を測定値する。指示電極および基準電極が浸漬されている電解液相互間のイオン接触により、これら電極相互間の電気的接続が可能である。試料または検体電解液のpH値(これは、試料電解液中の水素イオンの濃度に比例する)は、ネルンストの式に従って指示電極に生じた電位差と直接的な相関関係にある。
pHセンサを用いて得られた測定値の正確度は、経時的センサの劣化によって、悪影響を受け得る。これらおよび他の理由から、測定時近傍における較正が、要求され得、信頼性のある自己較正センサを提供することが望ましい。
(要約)
本発明のある側面によると、pH測定値を判定するためのシステムは、使い捨てプローブと、使い捨てプローブと動作可能に係合し、試料のpH情報を提供するように構成される、読取機とを備え、使い捨てプローブは、指示電極および基準電極を備える。いくつかの実施形態では、本システムは、2つ以上の指示電極を含む。いくつかの実施形態では、本システムは、2つ以上の基準電極を含む。
いくつかの実施形態では、本システムは、少なくとも1つの基準電極が、基準溶液と接触し、少なくとも1つの指示電極が、試料と接触すると、少なくとも1つの指示電極および少なくとも1つの基準電極から受信された信号に基づいて、試料溶液の電位差測定値に基づくpH情報を提供するように構成される。
いくつかの実施形態では、本システムは、少なくとも1つの基準電極が、基準溶液と接触し、少なくとも1つの指示電極が、試料と接触すると、少なくとも1つの指示電極および少なくとも1つの基準電極から受信された信号に基づいて、試料溶液の電流測定測定値に基づくpH情報を提供するように構成される。
いくつかの実施形態では、本システムは、少なくとも1つの基準電極が、基準溶液と接触し、少なくとも1つの指示電極が、試料と接触すると、少なくとも1つの指示電極および少なくとも1つの基準電極から受信された信号に基づいて、試料溶液の抵抗測定値に基づくpH情報を提供するように構成される。
いくつかの実施形態では、本システムは、少なくとも1つの基準電極が、基準溶液と接触し、少なくとも1つの指示電極が、試料と接触すると、少なくとも1つの指示電極および少なくとも1つの基準電極から受信された信号に基づいて、試料溶液の測定値に基づくpH情報を提供するように構成される。
本システムはさらに、使い捨てプローブを格納および/または搬出するように構成される、格納アセンブリを備えることができる。本システムはさらに、少なくとも、第2の使い捨てプローブを備えることができ、格納アセンブリはさらに、少なくとも第2の使い捨てプローブを格納するように構成される。格納アセンブリは、第1の捕捉要素を備えることができ、使い捨てプローブは、格納アセンブリの第1の捕捉要素によって捕捉されるように構成される、第2の捕捉要素を備えることができる。第1および第2の捕捉要素は、磁気連結構成要素、スナップ嵌合連結構成要素、摩擦係合構成要素、Velcro(登録商標)等のマジックテープ(登録商標)連結構成要素、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、構成要素を備えることができる。格納アセンブリは、使い捨てプローブを平行移動および/または回転させるように構成される、制御を備えることができる。格納アセンブリは、少なくとも1つのリザーバを備えることができ、例えば、少なくとも1つのリザーバは、少なくとも1つの基準溶液を備える。格納アセンブリは、基準電極、指示電極、または両電極を被覆するための基準溶液を圧送するように構成される、ポンプアセンブリ等の少なくとも1つのポンプアセンブリを備えることができる。格納アセンブリは、アナログ回路、デジタル回路、バッテリまたはキャパシタ等の電力供給源、ソフトウェア、アルゴリズム、1つ以上のマイクロコントローラ、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、構成要素および/またはアセンブリを備えることができる。格納アセンブリは、使い捨てプローブが、それを通して通過することを可能にするように構成される、出口ポートを備えることができる。格納アセンブリは、ポンプによってリザーバから推進される基準溶液等、使い捨てプローブへの基準溶液の送達、較正手技、電子機器モジュールによって使い捨てプローブに印加される電圧の処理等の電圧処理、pH測定のために使い捨てプローブを準備するために行われる手技等の起動手技、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、動作を行うように構成されることができる。
本システムはさらに、第2の使い捨てプローブを備えることができる。本実施形態では、本システムはさらに、第1および第2の使い捨てプローブを囲繞する格納アセンブリを備えることができる。使い捨てプローブは、複数の異なる試料に対する個々のpH測定値を提供するように構成されることができる。使い捨てプローブは、使い捨てプローブを読取機に取り外し可能に係止するように構成される、取り外し可能係止要素を備えることができる。使い捨てプローブは、穿刺可能アクセスポートを備えることができ、いくつかの実施形態では、読取機は、使い捨てプローブアクセスポートを穿刺し、使い捨てプローブを読取機に流動的に接続するように構成される、穿刺要素を備える。
指示電極は、MEMS指示電極を備えることができる。指示電極は、酸化イリジウム、ドープされた酸化ケイ素等の酸化ケイ素、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、材料から構築されることができる。使い捨てプローブはさらに、指示電極を連続囲繞する壁を備える、流体チャネルを備えることができる。代替として、流体チャネル壁は、部分的に、指示電極を囲繞することができる。
いくつかの実施形態では、使い捨てプローブは、近位部分と、連続して、試料溶液の2つ以上の逐次pH測定を行うように取り付けられた2つ以上の遠位部分等、少なくとも2つの着脱可能遠位部分とを備える。いくつかの実施形態では、少なくとも2つの着脱可能遠位部分は、基準電極または指示電極のうちの少なくとも1つを備える。いくつかの実施形態では、少なくとも2つの着脱可能遠位部分は、基準電極および指示電極を備える。近位部分は、指示電極を被覆するために推進される少なくとも1つの基準溶液を含むリザーバ等のリザーバを含むことができる。本システムは、少なくとも5、少なくとも20、少なくとも50、または少なくとも100の遠位プローブ部分等、任意の数の着脱可能遠位プローブ部分を含んでもよく、それぞれ、1つ以上のプローブ近位部分に動作可能に取り付けられるように構成される。プローブ近位部分は、針等の穿刺要素を含み、そこに取り付けられた各遠位部分に流動的に取り付けられてもよい。近位プローブ部分および各遠位プローブ部分の一方または両方に搭載された一対の噛合突起および受容要素等、多数の形態の接続要素が、含まれることができる。接続要素は、流体接続、電気接続、光学接続、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される、接続を提供するように構成されることができる。
使い捨てプローブは、使い捨てプローブ内に含有される流体の混合を防止するように構成されてもよい。混合の防止は、1つ以上の流体チャネルの幾何学形状によって(例えば、断面積を制限することによって)、流速が閾値を下回るように保つことによって、および/またはそれを通して電気信号の伝導を可能にするが、流体流を制限する、浸透膜等の浸透膜の含有によって、達成されてもよい。
本システムは、読取機および/または使い捨てプローブ内に含まれる1つ以上のリザーバ内に含有される基準溶液等の基準溶液を含んでもよい。使い捨てプローブは、基準電極および/または指示電極を囲繞する基準溶液を具備してもよく、またはプローブは、基準電極および/または指示電極を囲繞する基準溶液を具備しなくてもよい。
基準電極は、MEMS基準電極を備えることができる。基準電極は、酸化イリジウム、ドープされた酸化ケイ素等の酸化ケイ素、銀/塩化銀(Ag/AgCl)、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、材料から構築されることができる。基準電極は、第1の材料を備えることができ、指示電極は、第2の材料を備えることができ、第1および第2の材料は、類似または異なってもよい。
使い捨てプローブはさらに、基準電極を継続的に囲繞する壁を備える、流体チャネルを備えることができる。代替として、流体チャネル壁は、部分的に、基準電極を囲繞することができる。
いくつかの実施形態では、基準電極は、指示電極の1mm以内に位置付けられることができる。他の実施形態では、基準電極は、指示電極から1mmを上回る場所に位置付けられる。
使い捨てプローブはさらに、少なくとも、第2の電極を備えることができる。本実施形態では、第1の電極と、少なくとも、第2の電極は、指示電極に流動的に接続されることができる。本システムは、第1の基準電極を第1の基準溶液に暴露し、第2の基準電極を第2の基準溶液に暴露するように構成されることができ、第1の基準溶液は、第1のpHを備え、第2の基準溶液は、第2の異なるpHを備える。本システムは、最良適合アルゴリズムを行い、pH測定値を判定するように構成されることができる。
本システムはさらに、流体チャネルを備えることができ、本システムは、流体チャネルの少なくとも一部を通して、基準溶液を輸送するように構成される。読取機は、基準溶液を含有するリザーバを備えることができ、本システムは、リザーバと基準電極との間で基準溶液を輸送するように構成されることができる。本システムは、基準電極から指示電極および/または指示電極から基準電極に基準溶液を輸送するように構成されることができる。流体チャネルは、流体チャネル内に積層流体を維持するように構成されることができる。本システムはさらに、流体チャネルの少なくとも一部を通して、試料を輸送するように構成されることができる。流体チャネルは、曲線経路、例えば、蛇行経路を備えることができる。流体チャネルは、長さ1cm未満、1mm未満、1ミクロン未満、または10ナノメートル未満を伴う、特性寸法を備えることができる。流体チャネルは、減少断面積、例えば、流体チャネルの別の部分の面積の半分以下の面積を伴う、区画を備えることができる。減少面積は、基準電極と指示電極との間の拡散を制限し、および/または指示電極および/または基準電極に近接する流動を増加させるように構成されることができる。流体チャネルは、少なくとも、閉鎖チャネルを備える部分を備えることができる。流体チャネルは、少なくとも、長方形断面を備える部分を備えることができる。
指示電極は、流体チャネル内に全体的に位置付けられる、露出された表面積を備えることができる。代替として、指示電極は、流体チャネル内に位置付けられる、露出された表面積の第1の部分と、流体チャネル外に位置付けられる、露出された表面積の第2の部分とを備えることができる。いくつかの実施形態では、指示電極は、流体チャネル外に全体的に位置付けられることができる。
基準電極は、流体チャネル内に全体的に位置付けられる、露出された表面積を備えることができる。代替として、基準電極は、流体チャネル内に位置付けられる、露出された表面積の第1の部分と、流体チャネル外に位置付けられる、露出された表面積の第2の部分とを備えることができる。
流体チャネルは、基準電極と基準電極との間の拡散を最小限にするように構成される、ゲート部分を備えることができる。
本システムはさらに、第2の流体チャネルを備えることができる。本実施形態では、第1の流体チャネルは、第1の基準溶液を輸送するように構成されることができ、第2の流体チャネルは、第2の基準溶液を輸送するように構成されることができ、第1の基準溶液および第2の基準溶液は、異なるpHを備え、それぞれ、使い捨てプローブを較正するために使用される。第2の流体チャネルは、指示電極への代替流路を提供する際等、第1の流体チャネルと平行であることができる。
1つ以上の弁は、使い捨てプローブの1つ以上の流体チャネル内に含まれることができる。弁は、自動弁、手動弁、一方向弁、またはこれらの組み合わせを備えることができる。
浸透膜が、浸透膜の両側間の電気接続を可能にしながら、拡散を最小限にするように構成される、浸透膜等、使い捨てプローブの1つ以上の流体チャネル内に含まれることができる。いくつかの実施形態では、浸透膜は、Teflon、セラミック、ガラス、ポリエチレン、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、材料から構築される。浸透膜は、可撤性および/または挿入可能であることができる。浸透膜の周囲の流動を可能および/または制限するための弁等の弁が、含まれてもよい。
本システムはさらに、液界を備えることができる。液界は、流体が、それを通して浸透することを可能にするように構成される材料を備えることができる。液界は、流体混合を防止するように構成されることができる。
本システムはさらに、流体リザーバを備えることができる。流体リザーバは、基準溶液の供給部を備えることができる。流体リザーバは、廃棄された流体、例えば、廃棄された基準溶液を受容するように構成されることができる。流体リザーバは、読取機内に位置付けられる、または使い捨てプローブ内に位置付けられることができる。いくつかの実施形態では、リザーバは、使い捨てプローブ内に位置付けられ、圧送要素が、読取機内に含まれ、使い捨てプローブリザーバ内に含有される流体を推進するように構成される。リザーバは、読取機および/または使い捨てプローブに取り付けられるように構成される、着脱可能リザーバを備えることができる。本システムはさらに、第2の流体リザーバを備えることができる。
本システムはさらに、圧送要素を備えることができる。圧送要素は、流体を読取機から使い捨てプローブに圧送する、および/または流体を使い捨てプローブの遠位端に引き込ませるように構成されることができる。圧送要素は、注射器ポンプ、容積型ポンプ、空気圧ポンプ、エレクトロウェッティング機構、注射器、ピペット、マイクロピペット、流体を送達するために破壊および/または圧縮されるように構成されるチャンバ、プランジャ駆動機構、回転または線形蠕動駆動、磁気流体力学駆動、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、構成要素を備えることができる。非流体接触部分を備える部分等、圧送要素の少なくとも一部は、読取機内に位置付けられてもよい。圧送要素の少なくとも一部は、使い捨てプローブ内に位置付けられてもよい。いくつかの実施形態では、圧送要素は、読取機内に位置付けられる、第1の部分と、使い捨てプローブ内に位置付けられる、第2の部分とを含む。
本システムはさらに、誤差検出アルゴリズム、例えば、測定された電圧と閾値の比較に基づくアルゴリズムを備えることができる。
読取機は、ハンドヘルド読取機、ベンチトップ読取機、高処理量流体試験および/または測定システム、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、構成要素を備えることができる。読取機は、システム準備情報、バッテリレベル情報等の電力レベル情報、アラートまたはアラーム条件情報、センサの残り使用回数および/または残り寿命等の使い捨てプローブのステータス、較正情報、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、情報を提供するように構成されることができる。読取機は、ユーザインターフェースを備えることができる。読取機は、使い捨てプローブに可撤性に取り付けられるように構成される、ポートを備えることができ、取付は、流体および/または電気取付を備えることができる。
本システムは、較正動作を行うように構成されることができる。較正動作は、例えば、使い捨てプローブが、読取機に取り付けられた後、自動的に行われることができる。代替として、較正動作は、例えば、較正動作を開始するように構成される、制御を介して、オペレータによって、手動で開始されることができる。較正動作は、基準電極および指示電極を被覆するための基準溶液を圧送することを含むことができる。較正目的のための分注された基準溶液は、所定の流体体積であることができる。基準溶液は、フィードバック制御送達方法において圧送されることができる。基準溶液は、閾値を超える測定電圧等の測定された電極応答に基づいて、圧送されることができる。
本システムは、単一点および/または複数の点較正手技を備えることができる。本システムは、測定された信号(例えば、電圧または他の測定された信号)をpHと相関させるために使用される較正手技および較正曲線を備えることができる。本システムは、それぞれ、既知のpHを伴う基準溶液に暴露されると、指示電極と基準電極との間の信号差(例えば、電圧)を測定することによって、オフセットを判定するように構成される、較正手技を備えることができる。例えば、IrOx指示および基準電極等の電位差センサを使用して、本システムは、それぞれ、第1の基準溶液に暴露されると、指示電極と基準電極との間の電圧を測定することを含む、第1のステップを含む、較正手技を備えることができ、電圧差は、測定システムのオフセットまたはバイアスを表す。本システムは、それぞれ、露第1の基準溶液に暴露されると、指示電極と基準電極との間の信号差(例えば、電圧)を測定することを含む、第1のステップと、第1の基準溶液が、第1のpHを備え、第2の基準溶液が、第2の異なるpHを備えるとき等、基準電極が、第1の基準溶液に暴露され、指示電極が、第2の基準溶液に暴露されると、指示電極と基準電極との間の信号差(例えば、電圧)を測定することを含む、第2のステップとを含む、較正手技を備えることができる。
本システムは、複数の点較正手技を備えることができる。本システムは、測定された信号(例えば、電圧または他の測定された信号)をpHと相関させるために使用される較正曲線に基づく、較正手技を備えることができる。本システムは、既知のpH値を伴う2つ以上の基準溶液を使用して、指示電極と基準電極との間の信号を測定することによって、オフセットおよび傾きを判定することに基づく、較正手技を備えることができる。例えば、IrOx指示および基準電極等の電位差センサを使用して、本システムは、それぞれ、第1の基準溶液に暴露され、電圧差が、測定システムのオフセットまたはバイアスを表すとき、指示電極と基準電極との間の電圧を測定することを含む、第1のステップと、既知の異なるpHの第2の基準溶液に暴露された指示電極と、第1の基準溶液に暴露された基準電極との間の電圧を測定することを含む、第2のステップとを含む、較正手技を備えることができ、電圧差は、第1のステップにおいて測定された電圧と併用され、較正曲線の傾きを判定する。付加的基準溶液が、第2のステップを繰り返す際に使用され、より正確な較正曲線情報のためのより多くの較正点を得ることができる。
本システムはさらに、少なくとも1つの基準溶液を備えることができる。少なくとも1つの基準溶液は、KC1溶液、様々な化学組成物の緩衝溶液、様々なpHの緩衝溶液、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、溶液を備えることができる。少なくとも1つの基準溶液は、試料の推定されたpHに近似するpHを備えることができ、例えば、推定されたpHは、l.0pH以下だけ、試料と異なり得る。
本システムは、第1の基準溶液および第2の基準溶液を備えることができ、第1の基準溶液は、第1のpHを備え、第2の基準溶液は、第2の異なるpHを備える。
本システムはさらに、自己診断機能を備えることができる。自己診断機能は、指示電極および/または基準電極と読取機との間の電気接続の確認、プローブの製造番号の記録および/または確認、プローブの構成の判定、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、動作を行うように構成されることができる。
本システムはさらに、少なくとも、指示電極を囲繞する可撤性カバーを備えることができる。可撤性カバーは、流体シールを生成するように構成されることができる。可撤性カバーは、剥離可能に可撤性のカバーを備えることができる。
本発明の別の側面によると、pH測定値を判定するための方法は、システムにpH測定値を提供することであって、システムは、使い捨てプローブと、使い捨てプローブと動作可能に係合し、pHを提供するように構成される、読取機とを備え、使い捨てプローブは、指示電極および少なくとも1つの基準電極を備え、自己較正するように構成される、システムである、ことと、使い捨てプローブを読取機内に挿入することと、試料を指示電極と接触させることとを含む。
本方法はさらに、基準電極および指示電極にわたって、第1の基準溶液を圧送することを含むことができる。後続ステップは、基準電極の被覆を維持しながら、および/または基準溶液と試料との間の接触を維持しながら等、基準溶液が、引き出され、または別様に除去され、もはや指示電極を被覆していない状態で行われることができる。本引き出しステップでは、基準溶液の引き出しと同時に、試料溶液は、指示電極を被覆するように、使い捨てプローブの遠位端内に引き込まれてもよい。代替として、プローブの遠位端は、指示電極の少なくとも一部が、流体チャネル外にあるとき等、試料溶液中に浸漬または別様に設置され、指示電極を被覆することができる。本方法はさらに、基準電極にわたって、第2の基準溶液を圧送することを含むことができる。第2の基準溶液は、第1の基準溶液がそれにわたって圧送されるものと同一の基準電極にわたって圧送されることができる。代替として、第2の基準溶液は、第1の基準溶液がそれにわたって圧送されるものと異なる基準電極にわたって圧送されることができる。圧送は、自動的に、本システムによって開始されることができ、例えば、圧送は、使い捨てプローブを読取機に取り付けることによって開始されることができる。代替として、圧送は、オペレータによって手動で開始されることができる。
本方法はさらに、較正が行われた後、カバーを除去し、指示電極を露出させることを含むことができる。較正は、単一点較正手技または複数の点較正手技を備えることができる。
試料溶液を指示電極と接触させることは、流体チャネル内に流体を引き込むことを含むことができる。代替として、試料溶液を指示電極と接触させることは、プローブの遠位端を試料溶液内に設置することを含むことができる。
本方法はさらに、較正手技が行われた後等、使い捨てプローブの流体経路内に流動閉塞器を設置することを含むことができる。
本方法はさらに、較正手技が行われた後等、流体経路内に位置付けられる弁を閉鎖することを含むことができる。
本発明の概念の別の側面によると、図面を参照して説明されるように、pH測定システムが、提供される。
本発明の概念の別の側面によると、図面を参照して説明されるように、試料のpHを判定する方法が、提供される。
本明細書において説明する技術は、その属性および付随する利点とともに、添付の図面と関連して行われる以下の詳細な説明を考慮することによって、最も良く理解されよう。なお、添付の図面には、代表的な実施形態が例示として記載されている。
図1は、本発明の概念による、pH感知システムの上面図を図示する。 図1Aは、本発明の概念による、図1のシステムの断面上面図を図示する。 図2は、本発明の概念による、pH感知システムを較正するためのアルゴリズムの流れ図を図示する。 図3は、本発明の概念による、pH感知システムのための較正曲線のグラフである。 図4Aおよび4Bは、それぞれ、本発明の概念による、使い捨てpH感知プローブの上面図および側面図を図示する。 図4Aおよび4Bは、それぞれ、本発明の概念による、使い捨てpH感知プローブの上面図および側面図を図示する。 図4Cは、本発明の概念による、浸透膜および分流チャネルを含む、使い捨てpH感知プローブの上面図を図示する。 図4Dは、本発明の概念による、オペレータ挿入可能浸透膜を含む、使い捨てpH感知プローブの上面図を図示する。 図5Aおよび5Bは、本発明の概念による、それぞれ、使い捨てpH感知プローブの上面図および側面図を図示する。 図5Aおよび5Bは、本発明の概念による、それぞれ、使い捨てpH感知プローブの上面図および側面図を図示する。 図5Cは、本発明の概念による、カバーが除去された、図5Aおよび5Bの使い捨てプローブの側面図を図示する。 図5Dおよび5Eは、本発明の概念による、使い捨てpH感知プローブの上面図を図示する。 図5Dおよび5Eは、本発明の概念による、使い捨てpH感知プローブの上面図を図示する。 図6は、本発明の概念による、使い捨てpH感知プローブの端面図を図示する。 図6Aは、本発明の概念による、pHセンサによって記録された電圧測定値のプロットである。 図7は、本発明の概念による、pHセンサのための誤差確認アルゴリズムの流れ図である。 図8は、本発明の概念による、使い捨てpH感知プローブ部分および再使用可能アクセスポートの斜視図である。 図8Aは、本発明の概念による、再使用可能アクセスポート内に挿入された図8の使い捨てpH感知プローブ部分の斜視図である。 図9A−9Eは、本発明の概念による、複数の動作ステップにおける、pH感知プローブ分注器の断面図を図示する。 図9A−9Eは、本発明の概念による、複数の動作ステップにおける、pH感知プローブ分注器の断面図を図示する。 図9A−9Eは、本発明の概念による、複数の動作ステップにおける、pH感知プローブ分注器の断面図を図示する。 図9A−9Eは、本発明の概念による、複数の動作ステップにおける、pH感知プローブ分注器の断面図を図示する。 図9A−9Eは、本発明の概念による、複数の動作ステップにおける、pH感知プローブ分注器の断面図を図示する。 図10は、本発明の概念による、再使用可能読取機および2部品から成る挿入可能プローブを含む、pH測定システムの上面図を図示する。 図10Aおよび10Bは、図10のpH測定システムの上面図を図示し、基準溶液は、本発明の概念による、流体チャネルを充填する2つの段階を通して推進される。 図10Aおよび10Bは、図10のpH測定システムの上面図を図示し、基準溶液は、本発明の概念による、流体チャネルを充填する2つの段階を通して推進される。
(図面の詳細な説明)
次に、本技術の実施形態を詳細に参照するが、その実施例は、付随の図面に図示される。同一の参照番号は、図面全体を通して、同一または類似部品を指すために使用される。
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明する目的のためであって、本発明の概念の限定を意図するものではない。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈によって明示的に示されない限り、複数形も同様に含むことが意図される。さらに、本明細書で使用されるとき、用語「comprises(備える)」、「comprising」、「includes(含む)」、および/または「including」は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を規定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらの群の存在あるいは追加を除外するものではないことを理解されたい。
用語「第1」、「第2」、「第3」等は、種々の限界、要素、構成要素、領域、層、および/または区画を説明するために、本明細書で使用され得るが、これらの限界、要素、構成要素、領域、層および/または区画は、これらの用語によって限定されるべきではないことを理解されるであろう。これらの用語は、ある限界、要素、構成要素、領域、層、または区画を別の限界、要素、構成要素、領域、層または区画から区別するために使用されるにすぎない。したがって、以下に論じられる第1の限界、要素、構成要素、領域、層、または区画は、本願の教示から逸脱することなく、第2の限界、要素、構成要素、領域、層または区画とも称され得る。
さらに、ある要素が、別の要素「on(上にある)」、あるいはそれに「connected(接続される)」、または「coupled(連結される)」と称されるとき、直接、他の要素上またはその上方にある、あるいはそれに接続または連結されることができる、もしくは介在要素が、存在することができると理解されたい。対照的に、ある要素が、別の要素の「directly on(直接上にある)」、あるいはそれに「directly connected(直接接続される)」、または「directly coupled(直接連結される)」と称されるとき、介在要素は存在しない。要素間の関係を説明するために使用される他の単語も、同様の方式で解釈されるべきである(例えば、「between(その間)」対「directly between(直接その間)」、「adjacent(隣接して)」対「directly adjacent(直接隣接して)」等)。ある要素が、本明細書において、別の要素を「覆って(over)」いると称されるとき、他の要素の上方または下方にあることができ、直接、他の要素に連結されるか、または介在要素が、存在し得るか、あるいは要素が、隙間または間隙によって離間され得るかのいずれかであることができる。
本明細書で使用されるように、「閾値と比較する」および「閾値比較」は、1つ以上の測定されたおよび/または計算された値等の1つ以上の値を閾値と比較することを指すものとする。閾値は、単一値、複数の値、および/または値の範囲を備えることができる。本明細書で使用されるように、「閾値を超える」とは、1つ以上の値が、閾値を下回る、閾値を上回る、範囲を含む閾値内にある、または範囲を含む閾値外にあるかどうか判定する、閾値比較を含むことができる。閾値を超えることは、1つ以上の事象を開始、維持、および/または停止するために使用されることができる。
図1は、本発明の概念による、自動化された較正を行うように構成される、ハンドヘルドデバイスおよびプローブを備える、pH測定システムの上面図である。図1Aは、図1のシステムの断面図であって、ハンドヘルドデバイスの内部の複数の構成要素を図示する。システム300は、読取機310と、挿入可能かつ使い捨てのプローブ350とを含む。読取機310は、ユーザインターフェース311を含む、筐体315を備える。筐体315は、ユーザインターフェース311に動作可能に接続される、電子機器モジュール320を囲繞し、接続は、図示されないが、典型的には、ワイヤ、可撓ケーブル、および同等物等の1つ以上の電気導管である。読取機310は、示されるようなハンドヘルド構成を備えることができる、あるいは読取機310が、ベンチトップユニットもしくは高処理量流体試験および/または測定システムの一部であるとき等、代替形態で提供されることができる。読取機310は、複数のプローブ350が、同時に、または連続して、試料のpHを測定するために使用されることを可能にするように構築および配列される。プローブ350は、複数の先端部分等、複数の部分を備えることができ、それぞれ、以下の図10を参照して説明されるように、プローブ350の残りの部分に取り付けられるように構成される。電子機器モジュール320は、プローブ350に動作可能に接続されるように構成される。ユーザインターフェース311は、ディスプレイ313と、ボタン312とを含む。典型的には、液晶またはタッチスクリーンディスプレイである、ディスプレイ313は、測定されたpH示度値ならびに電子機器モジュール320によって処理されたシステムおよび他の情報を表示することができる。システム情報は、システム準備情報、バッテリレベル情報等の電力レベル情報、アラートまたはアラーム条件情報、センサの残り使用回数および/または残り寿命等の使い捨てプローブのステータス、較正情報、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、情報等のシステム入力情報および/またはシステム出力情報を含むことができる。
筐体315はさらに、筐体315の内部の1つ以上の構成要素と電気的および/または流動的に接続するように、例えば、電子機器モジュール320に電気的に接続するように、使い捨てプローブ350の近位端と動作可能に係合するように構成される、電気機械的ポート、ポート316を含む。いくつかの実施形態では、ポート316はさらに、以下の図8を参照して説明されるように、液体接続を備える。プローブ350は、近位端352および遠位端353を含む、筐体351を備える。プローブ350はさらに、指示電極375と、基準電極360と、流体チャネル359と、ワイヤ361および371とを備える。ワイヤ361および/またはワイヤ371はそれぞれ、絶縁体によって囲繞される、1つ以上のワイヤまたは電気伝導性経路等、1つ以上の電気ワイヤまたは1つ以上の個別の電気経路を含むことができる。ワイヤ361および/またはワイヤ371は、短絡を防止するために、空気または他の絶縁材料によって分離される1つ以上の電気トレース等、1つ以上の電気トレースを備えることができる。指示電極375は、プローブ350の遠位端353に近接して、1つ以上の指示電極を備える。いくつかの実施形態では、指示電極375および/または基準電極360は、微小電気機械システム(MEMS)加工プロセスにおいて製造された1つ以上の電極を備える。基準電極360は、示されるように、指示電極375の近位に位置付けられる基準電極360等、指示電極375からある距離に位置付けられる、1つ以上の基準電極を備える。基準電極360と指示電極375との間の分離距離は、正確度を最大限にするように選択されることができ、閾値(例えば、最小距離)を超える必要があり得る。分離距離は、基準および/または試料溶液拡散の悪影響を最小限にするために、長さ閾値を上回るように設定されることができる。分離距離は、必要とされる流体の体積を最小限にする、および/またはチャネル359を通して圧送される基準溶液等の流体の輸送の間、費やされる動作時間を最小限にするように、長さ閾値を下回るように設定されることができる。いくつかの実施形態では、基準電極360は、指示電極375の少なくとも1つの指示電極と類似構成の少なくとも1つの基準電極を備える。他の実施形態では、指示電極375および基準電極360は、IrOx電極を含む基準電極360、ドープされたSiOxを含む電極、および/または電極Ag/AgClを含む電極等、異なる構成を備えることができる。ワイヤ361および371は、ポート316を介して、電極360および375を、それぞれ、電子機器モジュール320に電気的に接続する。電子機器モジュール320は、以下の図2を参照して説明されるように、較正基準値を判定し、較正情報を記憶し、pH値を判定するように構成される。流体チャネル359は、流動を防止する、または積層流パターンに流動を維持する等によって、チャネル359内の2つ以上の流体の混合を最小限にする(例えば、以下に説明されるように、開出液界を維持しながら、試料および基準溶液の混合を最小限にする)ように構成されることができる。チャネル359は、閉鎖チャネル(例えば、全側が壁によって囲繞されている)、開放チャネル(例えば、環境に開放した片側を有する)を備えることができる、あるいは閉鎖および開放区画の両方を含むことができる。チャネル359は、湿潤周縁によって分割されたチャネル359の断面積を備える特性寸法等、微少流体技術の当業者によって公知であるように、特性寸法を使用して画定されることができる。いくつかの実施形態では、流体チャネル359の高さは、チャネル359が、長方形断面幾何学形状を備え、長方形幅が、高さをはるかに上回る(例えば、10倍大きい)、実施形態等の特性寸法であることができる。いくつかの実施形態では、特性寸法は、1mm未満等、1cm未満である。いくつかの実施形態では、特性寸法は、使用の間、チャネル内に1つ以上の流体の積層流を維持するように選択される。いくつかの実施形態では、チャネル359は、蛇行経路幾何学形状を伴う経路等、可変幾何学形状経路を備えることができる。チャネル359は、プローブ350の表面積を増加させずに、チャネル359の長さを増加させるように構成される、蛇行および/または他の曲線経路幾何学形状を備えることができる。チャネル359の長さは、基準電極と指示電極との間の分離を増加させるように選定され、基準溶液の不適正な除去による誤差を最小限にするように、流体がチャネル内に引き込まれるにつれて、より多くの検体溶液が指示電極から基準溶液を「洗い流す」ことを可能にすることができる。
より長いチャネル359等のより長いチャネルは、許容可能な試験時間、例えば、少なくとも1分、少なくとも3分、または少なくとも5分の試験時間を延長させるようなチャネル359内に維持される1つ以上の溶液の望ましくない拡散を防止するように構成されることができる。より長いチャネルは、それぞれ、指示および/または基準電極への基準溶液および/または試料溶液の拡散(その時点で、示度値が歪められ得る(例えば、測定時間を延長させる))を防止するために使用されることができる。いくつかの実施形態では、指示電極375と基準電極360との間の流体チャネル359の区画長は、1mm以内、あるいは2mm超または3mm超等、1mm超であることができる。他の実施形態では、チャネル359の長さは、チャネル359が減少面積断面を含むとき、以下に説明されるように、1つ以上の流体がチャネルを通して通過するのにかかる時間を最小限にするように制限される。
図1および図1Aの実施形態では、チャネル359は、「首状」または狭小断面積を伴うチャネル区画である、部分359’を含む。部分359’は、示されるように、指示電極375にわたる増加流速等、増加流速を伴うチャネル区画を生成する。部分359’は、指示電極375にわたって、および/またはその周囲を通過する流体の流速を増加させ、指示電極375の「洗浄」を向上させるように定寸されることができる。部分359’は、断面積の減少に比例した量として流速を増加させるように、チャネル359の断面積の50%未満、または未満チャネル359の断面積の40%未満であることができる。電極375および360は、図1および図1Aに示されるように、チャネル359内に全体的に常駐するように構成されることができる。代替として、電極375および/または360は、製造の間、チャネル359内により容易に位置付けられるように、チャネル359壁の真下に延在するように構成されることができる。
いくつかの実施形態では、チャネル359は、幅1ミクロン未満または10ナノメートル未満の区画を伴うチャネル359等、極端に小寸法を伴う区画を備えることができる。本減少幅部分は、指示電極375と基準電極360との間に位置付けられ、指示電極375と基準電極360との間の「ゲート」として機能するように構成されることができる。これらの実施形態では、指示電極375および/または基準電極360を囲繞する溶液へおよび/またはそこからの累積拡散(例えば、拡散イオン数)は、減少幅部分のため、大幅に低減される。本累積拡散の低減は、電極間の液体の望ましくない拡散(指示電極375への基準溶液の望ましくない拡散等)の有意な影響を伴わずに、指示電極375と基準電極360との間により小さい分離距離(例えば、lmm分離未満)を可能にする。減少幅部分に加えて、またはその代替として、以下の図6を参照して説明される、浸透性液界365’に類似する浸透膜等の多孔性膜または他の多孔性構造が、指示電極375と基準電極360との間等のチャネル359内に位置付けられることができる。これらの実施形態では、別個の流動導管(例えば、チャネル359の付加的支流)が、指示電極375を囲繞する場所等、浸透膜の遠位の場所を充填するために含まれることができる。別個の流動導管は、別個の流動導管内に閉塞をもたらす、またはその流動を単一方向に制限するような1つ以上の手動または自動弁を含んでもよい。1つ以上の弁を含む、そのような代替流動導管は、以下の図4Cを参照して詳細に説明され、較正手技が行われた後、流動を少なくとも1つの方向に制限するように構成されることができる。代替として、浸透膜が、以下の図4Dを参照して説明されるように、較正手技が行われた後、チャネル359内に挿入されることができる。
筐体315はさらに、ポンプ321等の1つ以上の流体推進機構に動作可能に接続される、流体の供給部である、リザーバ322を囲繞する、および/または含む。代替として、または加えて、流体供給リザーバの少なくとも一部は、図10を参照して以下に説明されるように、使い捨てプローブ350内に位置付けられてもよい。電子機器モジュール320は、ポンプ321に動作可能に接続され、典型的には、リザーバ322から、ポート316を通して、プローブ350の流体チャネル359内に流体を流対するように、ポンプ321を制御するように構成される。ポンプ321はさらに、流体チャネル359から、その中にプローブ350の遠位端353が設置されている、試料溶液等の試料溶液から流体を引き込むように、リザーバ322内に流体を引き込むように構成されることができる。代替として、または加えて、リザーバ322は、以下の図10を参照して説明されるように、使い捨てプローブ350の1つ以上の部分内に位置付けられることができる。これらの実施形態では、ポンプ321は、リザーバから、チャネルを通して、1つ以上の電極を囲繞する場所に推進される流体等、流体をプローブ350の1つ以上のチャネル内に推進させるように、リザーバ322と動作可能にインターフェースをとるように構築および配列されることができる。これらの実施形態では、ポンプ321は、プローブ350のプランジャを移動させるように構成される、平行移動可能プランジャまたは駆動機構、プローブ350の管類内の流体を推進するように構成される、蠕動駆動等の回転または線形蠕動流体駆動、プローブ350内の伝導性溶液を推進するように構成される、磁気駆動等の磁気流体力学駆動、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、機構等、流体接触または非流体接触機構を備えることができる。
いくつかの実施形態では、筐体315は、廃棄された試料溶液を収集するためのリザーバ等、図示されないが、リザーバ322に類似する、第2のリザーバを含む。流体チャネル359から引き込まれる流体は、リザーバ322内の基準溶液の純度を維持するように、第2のリザーバ内に圧送されることができる。システム300は、読取機310、プローブ350、またはシステム300の別の構成要素内に位置付けられる、および/またはその中に挿入可能な1つ以上のリザーバ等、リザーバ322等の1つ以上のリザーバを含むことができる。これらのリザーバは、基準溶液を維持する、基準溶液を受容する、廃棄された溶液を受容する、およびこれらの組み合わせを行うように構築および配列されることができる。いくつかの実施形態では、ポンプ321は、注射器ポンプ、容積型ポンプ、空気圧ポンプ、エレクトロウェッティング機構、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、電気機械または微小流体圧送デバイスを備える。いくつかの実施形態では、ポンプ321は、注射器、ピペット、マイクロピペット、流体を送達するために破壊および/または圧縮されるように構成されるチャンバ、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、圧送アセンブリ等の手動圧送アセンブリを備えることができる。
流体チャネル359が、電気伝導性物質(例えば、基準溶液、試料溶液、またはこれらの組み合わせ)で充填されると、流体チャネル359内の流体は、電気導体として作用し、本電気伝導は、電極360と375との間の電気回路を完成させ、システム300は、指示電極375と基準電極360との間の電位差測定値(すなわち、電圧差の測定値)等、電気測定を行うように構築および配列される。代替として、または加えて、電流測定(すなわち、電流)および/または抵抗測定が、試料のpH値を判定するために行われることができる。
次に、図2を参照すると、本発明の概念による、使い捨てセンサを較正し、試料溶液のpHレベルを読み取るためのアルゴリズムのための流れ図が、図示される。前述の図1および1Aを参照して説明されるようなシステムが、自動的に、較正されるように構築および配列される。図2のアルゴリズムは、ステップ200から230を含む。図1および1Aの構成要素およびその関連付けられた参照番号は、図2のアルゴリズムの例示的実施形態を説明するために使用される。ステップ200では、使い捨てプローブ350の近位端352が、読取機310のポート316内に挿入される。いくつかの実施形態では、プローブ350は、以下の図10を参照して説明されるように、可撤性に着脱可能な遠位端部分を備えることができ、遠位端部分はまた、ステップ200の間、取り付けられることができる。
ステップ205では、1つ以上の事前較正動作を含む、随意のステップが、行われることができる。システム電子機器モジュールは、ポート316内のプローブ350の適切な係合の確認、電極360および/または375と電子機器モジュール320の間の電気接続の確認、プローブ350の製造番号の記録および/または確認、プローブ350の構成の判定、およびこれらの組み合わせを含むが、それらに限定されない、システム準備条件を判定するための1つ以上の別個のアルゴリズムを含むことができる。
ステップ210は、基準電極および指示電極を備える、プローブ350のセンサ部分の感度および他の性能特性を判定する自動化された較正手技等、プローブ350の自動化された較正を行うことを含む、ステップ210aおよび210bを含む。ステップ210は、読取機310のユーザインターフェース制御を介して等、オペレータによって、またはプローブ350が読取機310に動作可能に取り付けられた後、固定時間等において、自動的に、開始されることができる。ステップ210aでは、基準溶液は、リザーバ322から、ポンプ321等を介して、流体チャネル359内に圧送される。いくつかの実施形態では、基準溶液は、前述の図1を参照して説明されるように、読取機310内のリザーバから圧送される。代替として、または加えて、基準溶液は、以下の図10を参照して説明されるように、プローブ350内のリザーバから圧送されることができる。圧送される基準溶液は、基準電極360および指示電極375を被覆し、そこに電子機器モジュール320が接続される電気回路を完成するように構成される。基準溶液は、流体の1つ以上の所定の体積(例えば、ボーラス)の形態で流体チャネル359内に送達されることができる。加えて、または代替として、チャネル359内への流体送達は、基準溶液の存在下、測定された電極応答に基づく流体送達等、フィードバック制御方式で送達されることができる。これらの実施形態では、流体流動は、電圧が閾値を超えるとき等、十分な量の基準溶液がチャネル359内に圧送されたとシステムが判定した後、停止することができる。
いくつかの実施形態では、ポンプ321は、遠位端353に位置付けられる源等の外部源から、基準溶液を流体チャネル359内に引き込むために使用され、リザーバ322の代替として、またはそれに加えて使用されることができる。
使用される1つ以上の基準溶液は、KC1溶液、可変化学組成物の緩衝溶液、可変pHの緩衝溶液、およびこれらの組み合わせから成るリストから選択されることができる。
ステップ210bでは、単一点較正または複数の点較正等の較正動作が、行われる。いくつかの実施形態では、単一点較正が、行われる。較正は、典型的には、測定されるべき未知の試料溶液に対する応答が適切に妨害され得るように、既知の溶液内の基準電極360に対する指示電極375の応答を判定するために行われる。指示電極と基準電極との間の電気挙動の差異として、各電極が同一の基準溶液によって被覆されるときに産生される電圧の差異が挙げられ得る。ステップ210bにおいて行われる較正は、以下のステップ225において行われる試料溶液のpHの判定等、1つ以上の後続ステップにおいて、モジュール320によって考慮されるように、本電圧差を判定することができる。いくつかの実施形態では、電極360および375は、IrOx電極である。IrOx電極は、以下の式1によって説明され得るような溶液と電極の表面との間に電位を産生する。
=m*pH+b
式中、Vは、測定された電圧であって、pHは、溶液の実際のpHであって、mは、電極の感度であって、bは、オフセット電圧であって、下付き文字iは、具体的電極を表す。典型的には、感度mは、指示電極375および基準電極360等、電極のそれぞれに対して一定であると仮定される。オフセット電圧bは、較正動作によって判定される。
使用時、pH値は、2つの電極、すなわち、既知の緩衝溶液pHref中の基準電極と試料溶液pHtest中の指示電極との間の電圧差を測定することによって判定される。本測定のための式は、式2に示される。
ref−vind=mref*pHref−mindpHtest+bref−bind
式中、VrefおよびVind、mrefおよびmind、ならびにbrefおよびbindは、それぞれ、基準および指示電極に対する、電位、感度、およびオフセットである。pHrefは、基準溶液の実際のpHであって、pHtestは、試験溶液のpHである。単一測定では、Vref−Vind=Vが、測定され、したがって、式2は、式3に記述され直されることができる。
V=mref*pHref−mind*pHtest+bref−bind
単一点較正の場合、mref=mind=mであると仮定し、したがって、式3は、式4として記述され直されることができる。
V=m*pHref−m*pHtest+bref−bind
較正の間、両電極は、基準溶液で被覆され、したがって、pHref=pHtestは、既知の値であって、したがって、センサは、b=bref−bindとして定義される、brefとbindとの間の差異を見出すように較正されることができる。図2のステップ225では、試料溶液pHの測定は、基準溶液を指示電極375から除去することによって行われ(前述のように、露出された指示電極375を試料溶液中に浸漬するか、または試料溶液をチャネル内に引き込み、指示電極375を被覆することのいずれかによって)、新しい電圧差が、指示電極375と基準電極360との間で測定される。本新しい電圧差は、式5として記述されることができる。
V=m*pHref−m*pHtest+b
ここでは、値bは、単一点較正ステップにおいて判定された。未知の値pHtestは、以下に説明されるように、図2のステップ220および225において、電子機器モジュール320によって判定されることができる。
ステップ220では、試料溶液が、指示電極375と接触される。いくつかの実施形態では、プローブ350の遠位端353が、試験されるべき試料溶液中に設置される。ポンプ321は、指示電極375を被覆するように、試料溶液を流体チャネル359内に引き込む。流体チャネル359内および基準電極360と指示電極375との間の場所において、基準溶液は、試料溶液に接触する。いくつかの実施形態では、流体チャネル359は、断面積を制限する、流速を制御する、および/または望ましくない拡散を防止するように構成される、浸透膜を含めること等によって、チャネル359内の試料および基準溶液の混合を最小限にする、または防止するように構築および配列される。ステップ225では、試料のpHが、判定される。いくつかの実施形態では、電子機器モジュール320は、指示電極375と基準電極360との間の電圧差を測定する。本電圧差は、ここに繰り返される、式5を使用して、pHに変換される。
V=m*pHref−m*pHtest+b
式中、pHreは、基準溶液が、依然として、基準電極360を被覆しているため、既知であって、mは、製造業者から既知であると仮定され、bは、ステップ210における1点較正から既知であって、Vは、測定された、したがって、pHtestは、計算されることができる。同様に、較正曲線も、以下の図3を参照して詳細に論じられるように、pH値とともに、典型的には、ディスプレイ313上に数値または英数字形態で提供される。
ステップ230では、pHが測定された後、プローブ350は、新しいプローブ350が、後続読取を行うために使用され得るように、読取機310から除去され、廃棄される。代替実施形態では、プローブ350は、システム300によって制限される複数回の測定等、複数回のpH測定のために構築および配列されることができる(例えば、プローブ350あたり10回未満の測定)。複数回の測定は、複数回の類似または異なる較正手技等、ステップ210を複数回行うこと等によって、複数回の較正ステップを含むことができる。複数回の測定は、以下の図10を参照して説明されるように、プローブ350の先端部分を交換すること等によって、プローブ350の一部を交換することによって行われることができる。
次に、図3を参照すると、本発明の概念による、較正曲線のグラフが、図示される。指示および基準電極の測定された電位差間の予測される関係は、線340によって示される。線340は、電子機器モジュールによって測定される電圧等、測定された電圧と測定されている溶液のpH値を関連させる。線340の傾きmpredictedは、指示電極の予測される感度を表す。感度mは、測定の持続時間の定数であると仮定され、製造の間に試験される電極のものと値が等しい。前述の図2を参照して説明される較正プロセス等の較正プロセスは、線340のオフセットbを判定するために行われることができる。オフセットbは、既知のpH溶液中の指示電極と基準電極との間の電位差を測定することによって判定され、線340は、線340が点bを通して通過するようにオフセットされる。
線345は、傾きmactualを有する、個々のpHセンサに対する電圧とpH値との間の実際の関係を表す。感度の変動は、本明細書に説明されるpHセンサ等のpHセンサを使用して、行われるpHの読取に変動をもたらす。いくつかの実施形態では、pH測定値正確度における容認可能範囲は、領域349によって表される、容認可能変動を含む。点341は、pHセンサを使用して得られる可能性として考えられる測定値を表す。点341は、電圧示度値約600mVを示し、これは、センサの感度に対して仮定される値mpredictedを使用すると、pH約3.7に相関する。点346は、センサの実際の未だ未知の感度mactualを使用した、点341における電圧示度値と等しいが、実際のpH−1.8に相関する、電圧示度値を示す。
本未知のセンサ感度によって生じる不正確性でも、基準較正溶液のものに近似するpHを伴う試料溶液において行われる測定は、固有の誤差がほとんどない。図3に示される実施形態では、基準溶液は、pH7.0を有し、改良された結果は、示されるようなpH6.0〜8.0を伴う試料溶液等、試料溶液が7.0に近似するpHを有するときに達成され、これは、mpredictedとmactualとの間の差異によって生じる誤差を減少させる。いくつかの実施形態では、システム300は、センサを較正し、pH読取を行い、次いで、試料溶液の測定されたpHに近似するよう基準溶液を用いてセンサを再較正するように構成および配列されることができる。第2の測定が、次いで、試料溶液から行われ、可能性として考えられる誤差が少ない示度値を提供することができる。
いくつかの実施形態では、較正は、オフセットbおよび傾きmactualの両方が判定されることができるように、2つ以上の基準溶液を含むことができる。
次に、図4Aおよび4Bを参照すると、本発明の概念による、それぞれ、流体チャネルの外側に指示電極を備える、使い捨てプローブの上面図および側面図が、図示される。プローブ350は、近位端352および遠位端353を有する、筐体351を備える。流体チャネル359は、近位端352から遠位端353の近位の点まで延在する。プローブ350はさらに、基準電極360と、指示電極375と、ワイヤ361および371とを備える。ワイヤ361および/またはワイヤ371はそれぞれ、絶縁体によって囲繞される1つ以上のワイヤまたは電気伝導性経路等、1つ以上の電気ワイヤまたは1つ以上の個別の電気経路を含むことができる。ワイヤ361および/またはワイヤ371は、空気または他の絶縁材料によって分離され、短絡を防止する、1つ以上の電気トレース等、1つ以上の電気トレースを備えることができる。基準電極360は、チャネル359を通して輸送される流体が基準電極360に接触するように、流体チャネル359内に位置付けられる。プローブ350の遠位端353に近接して位置付けられる、指示電極375は、指示電極375と試料溶液との流体接触が、流体チャネル359を通した流体の流動によって生じないように、流体チャネル359の外側に位置付けられる。指示電極375は、遠位端353が、試料溶液内に設置され、および/または試料溶液が、遠位端353に送達されると、試料溶液と接触される。
プローブ350は、図1の読取機310等の再使用可能読取機に動作可能に接続するように構成される。前述の図2を参照して説明される較正手技等の較正手技の間、プローブ350は、プローブ350(例えば、読取機内のリザーバから)の近位端から、すなわち、プローブ350内のリザーバ(図示されないが、以下の図10を参照して説明される)から、基準溶液を送達(例えば、圧送)することによって、および/またはプローブ350の遠位端から基準溶液を送達すること等によって、囲繞指示電極375を液滴376の形態における基準溶液で囲繞するように構成される。液滴376は、プローブ350が前述のように較正され得るように、電極360と375との間に電気接続を形成する。較正手技が行われた後、液滴376は、プローブ350の遠位端353が試料溶液中に設置されるとき等、試料溶液によって変位される。合流点である、液界365が、チャネル359内の基準溶液と試料溶液との間に形成される。液界365は、2012年5月17日出願の米国特許出願第13/510,450号「pH Sensor」を参照して説明され、参照することによって、全体として本明細書に組み込まれるように、流体チャネル359内の基準溶液および流体チャネル359の遠位端に近接する試料溶液を介して、電極360と375との間の電気接続を維持する。図4Aおよび4Bの実施形態では、指示電極375が、測定の間、試料と継続して接触しているため、試料のpH溶液の継続測定が、行われることができる。いくつかの実施形態では、延長試験時間および/または劣化防止手技が、指示電極375に向かった試料溶液の拡散による基準溶液の劣化を防止するように行われることができる。これらの実施形態では、付加的基準溶液が、チャネル359を通して圧送されることができる(拡散された試料溶液を基準電極360から離れるように移動させる)。液界365は、試料溶液液滴を再適用することによって、または指示電極375を試料溶液中に再挿入することによって、再確立される。本手技あるいは他の延長試験時間および/または劣化防止手技は、所定の時間間隔において行われる複数の手技等、単回または複数回、行われることができる。
次に、図4Cを参照すると、本発明の概念による、浸透膜および分流チャネルを含む、使い捨てpH感知プローブの上面図が、図示される。図4Cのプローブ350は、近位端352および遠位端353を伴う筐体351、基準電極360、指示電極375、およびチャネル359等、図4Aおよび4Bのプローブ350に類似する構成要素を含むことができる。図4Cのプローブ350はさらに、チャネル359内の基準電極360と指示電極375との間に位置付けられる、浸透膜395を含む。浸透膜395は、基準電極360から指示電極375への基準溶液の望ましくない拡散および/または指示電極375から基準電極360への1つ以上の流体の望ましくない拡散等、基準電極360と指示電極375との間の流体の望ましくない拡散を最小限にするように構成されることができる。浸透膜395は、剛性または可撓性であることができる、または剛性および可撓性部分の両方を含有することができる。浸透膜395は、薄いまたは厚くあることができ、Teflon、セラミック、ガラス、ポリエチレン、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、材料を備えてもよい。浸透膜395は、浸透膜395の両側の液体間の電気接続を可能にするように構成されることができる。浸透膜395は、液界として作用する、または液界に近接する場所にあるように構成されることができる。基準溶液を浸透膜395を通して通過させることを要求せず、較正のため、指示電極375を基準溶液で迅速に湿潤させるために、プローブ350はさらに、分流チャネルである、代替経路393を含む。弁アセンブリ394は、筐体351に搭載され、代替経路393内の流動を選択的に閉塞するように位置付けられる。弁アセンブリ394は、図4Cでは、経路393を通した流動を防止するように、閉鎖位置に示される。呼水および較正手技の間、弁アセンブリ394は、開放され、基準溶液が、経路393を通して通過し、基準電極360および指示電極375を囲繞する面積を含む、チャネル359に完全に呼水を差すことを可能にする。呼水および/または1つ以上の較正手技後、弁アセンブリ394は、閉鎖され、浸透膜395を通して進行する基準電極360と指示電極375との間の流動を制限する。弁アセンブリ394は、図示されないが、図1の読取機310等の取り付けられた読取機の制御回路へと近位に進行する、1つ以上のワイヤによって駆動されるソレノイド等、経路393を閉塞させる、ソレノイド駆動式ピストンを備えることができる。代替として、弁アセンブリ394は、経路393内の流体流動を一方向に、すなわち、図4Cに示されるように、ページの右に可能にするように配向される、ダックビル弁等、一方向弁を備えることができる。弁アセンブリ394は、機械または電気機械弁アセンブリを備えてもよい。弁アセンブリ394は、オペレータによって、手動で起動されてもよい、または較正または他の手技が完了後、取り付けられた読取機等を介して、自動的に動作されてもよい。
次に、図4Dを参照すると、本発明の概念による、オペレータ挿入可能浸透膜を含む、使い捨てpH感知プローブの上面図が、図示される。図4Dのプローブ350は、近位端352および遠位端353を伴う筐体351、基準電極360、指示電極375、およびチャネル359等、図4Aおよび4Bのプローブ350に類似する構成要素を含むことができる。図4Cのプローブ350はさらに、チャネル359内の基準電極360と指示電極375との間の場所に、オペレータによってスロット396内に挿入されて示される、浸透膜395を含む。浸透膜395は、電極360から指示電極375への基準溶液の望ましくない拡散等、基準電極360と指示電極375との間の流体の望ましくない拡散を最小限にするように構成されることができる。プローブ350に迅速に呼水を差すために、浸透膜395は、除去される、またはスロット396内に未だ存在せず、基準溶液を、基準電極360および指示電極375を囲繞する面積を含む、チャネル359を通して通過させることができる。呼水および/または1つ以上の較正手技後、浸透膜395は、スロット396内に挿入され、基準電極と指示電極375との間に流動を生じさせ、浸透膜395を通して通過させる。代替実施形態では、浸透膜395は、使用の間、定位置に留まり、一方向弁として構成され、単一方向における流体の流動を可能にする(例えば、呼水を可能にする)一方、反対方向における流動を防止する(例えば、流体の望ましくない拡散を防止する)。浸透膜395の一方向弁構造は、ダックビル弁、または流体力が第1の方向から印加されると、折重または別様に歪曲する一方、流体力が反対方向から印加されるとき、その形状を維持する、弁を備えることができる。
次に、図5Aおよび5Bを参照すると、本発明の概念による、それぞれ、可撤性遠位カバーを伴う流体チャネルを備える、使い捨てプローブの上面図および側面図が、図示される。プローブ350は、類似参照番号が使用される、前述の図4Aおよび4Bのプローブ350と同様に構成される構成要素を備える。筐体351は、流体チャネル359を被覆し、可撤性遠位部分である、キャップ355を含む。基準電極360は、キャップ355の近位の流体チャネル359内に位置付けられる。プローブ350の遠位端353に近接して位置付けられる、指示電極375もまた、流体チャネル359の一部内に位置付けられる。キャップ355が定位置の状態で、図前述の2を参照して説明される較正手技等の較正手技が、行われることができる。較正は、基準溶液が、較正の間、電極360および375を被覆するように、キャップ355によって画定されるチャネル部分を含む、流体チャネル359内に基準溶液を圧送することを含むことができる。
次に、図5Cを参照すると、キャップ355は、較正手技が行われた後等に、除去され、指示電極375の近位でチャネル359を終端させ、指示電極375が、直接、試験試料に暴露されることを可能にする。図4Aおよび4Bの実施形態と同様に、プローブ350は、新しく露出された指示電極375を備える、プローブ350の遠位端が、試料溶液中に設置されるとき等、試料のpH溶液の継続測定が行われ得るように、構築および配列される。これらの実施形態では、液界365は、基準溶液充填流体チャネル359とプローブ350の遠位先端が没水される試料溶液との間に形成される。本時点において、前述の図1を参照して説明される読取機310等の測定デバイスが、pH測定を行う。
次に、図5Dおよび5Eを参照すると、それぞれ、本発明の概念による、可撤性遠位カバーを伴う流体チャネルを備える、使い捨てプローブの上面図および拡大上面図が、図示される。プローブ350は、前述に詳細に説明されたように、流体チャネル359を含む。プローブ350の遠位端353は、指示電極375の少なくとも一部を露出させるために、流体チャネル359内に開口部を含むことができる。プローブ350はさらに、流体チャネル359内の開口部をシールし、指示電極375を被覆するように構成される(例えば、チャネル359の1つ以上の開口部の周囲における1つ以上の接着性シールカバー355’の使用を介して)、カバー355’を備える。いくつかの実施形態では、プローブ350は、本明細書に説明される較正手技等の較正手技において使用される基準溶液等の基準溶液で事前に充填されることができる。カバー355’は、プローブ350から剥離され、指示電極375を流体チャネル359内に露出させること等によって、除去されるように構成されることができる。いくつかの実施形態では、カバー355’は、指示電極375が、部分的に、チャネル359内にあって、部分的に、露出されるように、指示電極375の1つ以上の部分(例えば、指示電極375の上部および/または側面)を露出させるように定寸されるおよび位置付けられる、1つ以上の開口部を含むことができる。いくつかの実施形態では、プローブ350は、使用に先立って送達される基準溶液と乾燥状態で格納および/またはパッケージ化されることができる(例えば、基準溶液または他の液体がチャネル359および/または基準電極360に接触しない)。流体チャネル359を基準溶液で充填することを含む、較正手技は、カバー355’が除去され、プローブ350が再使用可能読取機内に挿入された後等に行われることができる。
次に、図6を参照すると、本発明の概念による、複数の流体チャネルと、複数の基準電極と、浸透性液界とを備える、使い捨てプローブの端面図が、図示される。プローブ350は、筐体351を備える。筐体351は、流体チャネル359a、359b、359c、および359dを備える。プローブ350はさらに、それぞれ、流体チャネル359a、359b、359c内に位置付けられる、基準電極360a、360b、360cを備える。プローブ350はさらに、流体チャネル359d内に位置付けられる指示電極375を備える。プローブ350はさらに、浸透性液界365’、典型的には、基準電極359a−359cと指示電極359dとの間に伝導性流体ベースの電気接続を提供するように構築および配列される、浸透膜を備える。液界365’および/または筐体351はさらに、前述の図4Cおよび4Dを参照して説明されるように、浸透膜395を参照して前述されたようなその多孔率を制限すること等によって、チャネル359a−359d間の溶液の混合を最小限にする、または防止するように構築および配列されることができる。流体チャネル359a−359cは、図1の読取機310等の読取機の流体ポート等を介して、基準溶液で充填されることができる。読取機は、異なるpH値を伴うリザーバまたは溶液等、複数の基準溶液リザーバを備えるように構築および配列されることができ、さらに、チャネル359a−359cがこれらの溶液で充填され得るように、プローブ350に動作可能に取り付けられるように構築および配列される。いくつかの実施形態では、読取機または他の流体送達デバイスは、1つ以上の類似または異なる基準溶液をチャネル359a−359cのうちの1つ以上に選択的に送達するように構成されることができる。
次に、図6Aを参照すると、本発明の概念による、溶液のpHを判定するために使用される、複数の測定された電圧のグラフが、図示される。図6のプローブ350は、チャネル359a−359cがそれぞれ、異なるpHレベルの基準溶液で充填されるように、構築および配列されることができる。図6Aに示される実施形態では、チャネル359aは、pH約4を伴う基準溶液を備え、チャネル359bは、pH約7の基準溶液を備え、チャネル359cは、pH約10の基準溶液を備える。指示電極375は、前述の図1を参照して説明されるように、1つ以上の圧送機構によって、試料溶液をチャネル359d内に引き込むこと等によって、試料溶液に暴露される。代替として、または加えて、指示電極375は、前述の図4Aおよび4Bを参照して説明されるように、または図5A−5Cを参照して説明されるように、直接、試料溶液に暴露される。試料溶液に暴露された指示電極375と、それぞれ、pH約4、7、および10を伴う緩衝溶液に暴露された基準電極359a、359b、および359cとの間の電位差が、図6Aのグラフに示されるように、プロットされる。前述の図1の読取機310および電子機器モジュール320等の取り付けられた読取機および関連付けられた電子機器は、当業者に公知の「最良適合」アルゴリズム等、グラフ内にプロットされた複数のデータ点間の最良適合線を判定するように、「最良適合」アルゴリズムを含むことができる。これらの実施形態では、該最良適合線のゼロ交差は、試料溶液のpHと等しい。いくつかの実施形態では、図6のプローブ350は、本明細書に説明される1つ以上の較正方法等を用いて、較正されることができる。
次に、図7を参照すると、本発明の概念による、試料のpHを測定するように構成される、システムのための誤差検出アルゴリズムの流れ図が、図示される。ステップ700では、測定電圧等、値が、測定される。測定される電圧は、それぞれ、基準溶液に暴露されるとき、または基準電極が、基準溶液に暴露され、指示電極が、試料溶液に暴露されるとき等の指示電極と基準電極との間の電位差を含むが、それに限定されない。代替として、または加えて、測定される値は、温度、圧力、電流、抵抗、磁場の存在または強度、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、パラメータの値を含むことができる。
ステップ710では、測定された値は、測定の特定の時間において容認可能なレベルで測定された値等、測定された値が容認可能であるかどうか判定するように構成される、閾値(例えば、所定の値)と比較される。測定された値が、容認可能であると判定される場合、図7に示されるように、アルゴリズムは、完了する、またはステップ700が、繰り返されることができる。ステップ700および/または710の繰り返しは、継続ベースで、あるいは規則的または不規則的時間間隔で断続的に、行われることができる。
ステップ710において行われる比較が、容認不可能である場合、ステップ720が、行われ、アラートモードに入る。アラートモードは、本発明のpH感知システムに、可聴アラートを介して、および/または前述の図1のシステム300のユーザインターフェース等のユーザインターフェース上に表示される情報を介して等、ユーザに通知させることができる。いくつかの実施形態では、継続測定は、アラートモードに入った後、阻止される。他の実施形態では、1つ以上の保守手技および/または反復試験が、付加的測定が行われるのに先立って行われる。
次に、図8を参照すると、本発明の概念による、使い捨てpH感知プローブ部分および再使用可能アクセスポートの斜視図が、図示される。アクセスポート330は、プローブ部分450を摺動可能に受容し、それに動作可能に係合するように構築される。アクセスポート330は、前述の図1の読取機310の電気機械的ポート316等、読取機の一体型取付ポートを備えることができる。代替として、アクセスポート330は、プローブ(例えば、図1のプローブ350)の複数回使用近位部分を備えることができる。これらの実施形態では、アクセスポート330およびプローブ部分450等の単回使用遠位部分を含む、プローブは、アセンブリとして、再使用可能読取機と一体型の別個の取付ポート(例えば、図1の読取機310のポート316)内に挿入されることができる。読取機およびこれらの2つの部品から成るプローブを備えるシステムは、以下の図10を参照して詳細に説明される。アクセスポート330は、開口部332を囲繞する、筐体331を備える。開口部332は、電気的に、機械的に、および/または流動的に、プローブ部分450の1つ以上の構成要素に接続するように、プローブ部分450を摺動可能に受容するように構成される。いくつかの実施形態では、プローブ部分450は、図示されないが、典型的には、以下のように構成される、スナップ係止特徴等の係止特徴を含むことができる。係止特徴は、プローブ部分450をアクセスポート330内に固定して固着するように構成されることができる。係止特徴はさらに、力の克服によって、またはプローブ部分450をアクセスポート330から解除するように構成される解除機構等によって、動作可能に解除されるように構成されることができる。
アクセスポート330は、穿刺要素と、針335と、電気接点334とを含む。プローブ部分450は、図1、4A、5A、および/または6のプローブ350と類似構造および配列の複数の構成要素を含む。プローブ450は、遠位端353を含む、筐体351を備える。プローブ部分450はさらに、指示電極375と、基準電極360と、流体チャネル359と、ワイヤ361および371とを含む。流体チャネル359は、示されるように、プローブ350の近位端に位置付けられる、流体チャンバ358を備える。ワイヤ361および371は、それぞれ、接続パッド362および372で終端する。
接続パッド362および372は、指示電極375と基準電極360との間に電気連通を提供するように、アクセスポート330の電気接点334と、前述の図1の読取機310の電子機器モジュール320等のアクセスポート330に接続される1つ以上の電気構成要素とに係合するように構成される。
針335は、流体チャンバ358を穿刺し、流体チャネル359と、前述の図1の読取機310のリザーバ322等、アクセスポート330に接続される構成要素との間に流体連通を提供するように構成される。図8Aは、針335の遠位端が、流体チャンバ358内に位置付けられるように、アクセスポート330内に動作可能に挿入されたプローブ350を図示する。いくつかの実施形態では、流体チャンバ358は、チャネル359を通して推進され、基準電極360および/または指示電極375を囲繞させられる、基準溶液等の1つ以上の基準溶液を含有する。流体推進は、本明細書で図1および10を参照して説明されるように、取り付けられた読取機の1つ以上の圧送要素を介して達成されることができる。
次に、図9A−9Eを参照すると、pH感知プローブ分注器の断面図が、本発明の概念による、複数の動作ステップに図示される。分注器900は、筐体901と、捕捉アセンブリ910と、格納アセンブリ950と、出口ポート930とを備える。格納アセンブリ950は筐体901から延在する、壁902を備え、少なくとも部分的に、プローブ350aおよび350b等の複数のプローブ350を囲繞し、その位置を維持するように構成される。プローブ350は、前述の図1を参照して説明されるように、pH測定値を得るために、読取機と動作可能に係合されるように構築および配列されることができる。格納アセンブリ950は、各プローブ350が、関連付けられた上向きに力を受けるように、例証に示されるように、最底プローブ350に上向き方向に力を印加する、ばね917を含む。格納アセンブリ950はさらに、最上プローブ350(プローブ350a)を示されるような垂直位置VIに維持するように、一時的に、最上プローブ350の移動を制限するように構築および配列される、突出部916等の1つ以上の突出部を含む。突出部916は、垂直力がばね917によって印加される間、最上プローブ350aを位置VIに維持するように構成される。いくつかの実施形態では、突出部916は、壁902から延在する材料の継続リングを備える。突出部916はさらに、最上プローブ350aが、捕捉アセンブリ910によって印加される力等、付加的力が印加されると、垂直に平行移動することを可能にするように構成される。
捕捉アセンブリ910は、シャフト914と、キャップ913と、ばね911と、ワッシャ912と、捕捉要素である、先端915とを含む。ばね911は、付勢力を生成し、以下に説明されるように、先端915の位置を維持するように構成される。筐体901は、捕捉アセンブリ910のシャフト914に摺動可能に係合するように構成される、筐体901内の垂直伸長陥凹である、スロット909を備える。先端915は、以下に詳細に説明されるように、先端915がプローブ350aの捕捉ポート955aに係合すること等によって、1度に1つずつ、1つ以上のプローブ350の捕捉ポートに動作可能に係合するように構成される。いくつかの実施形態では、先端915および捕捉ポート955aは、噛合ねじ山付き構成要素(例えば、捕捉ポート955a内の内側ねじ山が、先端915の外側ねじ山によって係合される)を備えることができる。これらの実施形態では、オペレータは、キャップ913を回転させ、先端915と捕捉ポート955aを回転係合させるように、シャフト914および先端915を回転させることができる。加えて、または代替として、先端915およびプローブ350捕捉ポート(例えば、捕捉ポート955a)は、磁気連結構成要素、スナップ嵌合連結構成要素、摩擦係合構成要素、Velcro(登録商標)等のマジックテープ(登録商標)連結構成要素、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、構成要素対を備えることができる。
分注器900はさらに、電子機器モジュール920と、圧送機構921と、リザーバ922と、アクセスポート923とを含む。アクセスポート923は、針924、典型的には、穿刺可能界面への流体アクセスを提供するように構成される、中空針を備える。電子機器モジュール920は、典型的には、アナログ回路、デジタル回路、バッテリまたはキャパシタ等の電力供給源、ソフトウェア、アルゴリズム、1つ以上のマイクロコントローラ、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、構成要素等の1つ以上の電子構成要素を備える。リザーバ922は、1つ以上の基準溶液等の1つ以上の流体を格納するように構成される、1つ以上のチャンバを備える。圧送機構921は、リザーバ922の1つ以上のチャンバ内に含有される1つ以上の流体等、1つ以上の流体を推進するように構成されるポンプアセンブリ等のポンプアセンブリを備える。ポンプ機構921は、以下に説明されるように、リザーバ922からアクセスポート923に1つ以上の流体を推進するように構成されることができる。
次に、図9Bを参照すると、キャップ913が、押下され、ばね911を圧縮させ、先端915を捕捉ポート955aと係合させる。いくつかの実施形態では、前述の回転等のさらなる作用が使用され、先端915と捕捉ポート955aとの間の係合を完了することができる。
次に、図9Cを参照すると、キャップ913が、手動でおよび/またはばね911の力によって、その開始位置に垂直に平行移動され、プローブ350aは、示されるように、垂直位置V2にある。プローブ350aは、捕捉ポート955aと先端915が取り付けられるため、垂直に平行移動する。プローブ350が、V2に垂直に位置付けられると、オペレータによって、示されるように、ページの右にキャップ913を摺動させることによって、水平に平行移動されるとき等、アクセスポート923と噛合するように水平に整合される。また、V2に位置付けられると、プローブ350は、オペレータによって、示されるように、ページの左にキャップ913を摺動させることによって、平平に平行移動されるとき等、出口ポート930を通して通過するように水平に整合される。
次に、図9Dを参照すると、キャップ913は、プローブ350aの右端が、アクセスポート923との流体、電気、および/または機械的係合等、アクセスポート923に動作可能に係合するように、ページの右に平行移動される。ポンプ921によってリザーバ922から推進される基準溶液等の基準溶液のプローブ350aへの送達、前述の図2を参照して説明される較正手技等の較正手技、電子機器モジュール920によってプローブ350aに適用される電圧処理等の電圧処理、pH測定のためにプローブ350aを準備するために行われる手技等の起動手技、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、1つ以上の動作等、多数の動作が、プローブ350aに行われることができる。これらの動作は、30秒未満または5分未満等、短い持続時間であることができる、あるいは15分超または1時間超等、より長い時間周期を要求することができる。
次に、図9Eを参照すると、キャップ913は、プローブ350aの左端が出口ポート930を通して通過するように、ページの左に平行移動される。本位置では、プローブ350aは、前述の図1の読取機310等の読取機に動作可能に取り付けられることができる。読取機への取付に先立って、その間、またはその後、プローブ350は、試験されるべき試料溶液に接触されるように、分注器900から完全に除去されることができる。
図9Aから9Eに図示される種々のステップ間の時間周期は、短い持続時間または長い持続時間であることができる。いくつかの実施形態では、プローブ350aは、図9Eに示されるように、出口ポート930を通して通過するために、左に平行移動されるのに先立って、有意な時間周期の間、図9Dに示されるように、アクセスポート923と係合される。プローブ350aは、較正または電圧処理動作等の1つ以上の動作を生じさせるための時間周期の間、アクセスポート923と係合されたままであることができる。代替として、または加えて、プローブ350aは、格納周期の間、アクセスポート923と係合されたままであることができる。
次に、図10を参照すると、本発明の概念による、再使用可能読取機および2部品から成る挿入可能プローブを含む、pH測定システムの上面図が、図示される。挿入可能プローブは、複数回使用近位部分と、単回使用遠位部分とを備える。システム300は、読取機310と、プローブ350とを含む。読取機310は、前述の図1の読取機310と類似構造であることができる。読取機310は、筐体315に搭載されたボタン312およびディスプレイ313を含む、ユーザインターフェース311を含む。読取機310は、電子機器モジュール、1つ以上のポンプまたは圧送機構、およびプローブ350の1つ以上の構成要素またはアセンブリと動作可能にインターフェースをとるように構成される他の構成要素およびアセンブリ等、筐体315の内部の種々の構成要素に動作可能に接続される、入力ポート316を含む。
プローブ350は、単回使用構成要素である、遠位プローブ部分450と動作可能に係合するように構成される、複数回使用構成要素である、近位プローブ部分330を備える。近位プローブ部分330および遠位プローブ部分450はそれぞれ、図8および8Aの入力ポート330および遠位プローブ部分450と類似構造および配列であることができる。近位プローブ部分330は、近位端352を含む。リザーバ422は、プローブ部分330上または内に位置付けられ、ポンプアセンブリ421に近接する。リザーバ422は、それぞれ、1つ以上の供給された基準溶液を囲繞する1つ以上のチャンバ等、1つ以上のチャンバを含んでもよい。ポンプアセンブリ421は、本明細書に説明されるもの等の1つ以上の圧送機構を備えることができ、プローブ350が読取機310内に挿入されるとき等、読取機310の1つ以上の駆動要素によって動作可能に制御されるように構成されることができる。リザーバ422は、プローブ部分330の流体チャネル359’と流体連通する。突出コネクタ435もまた、チャネル359’と流体連通し、プローブ部分330の遠位端に位置付けられる。
遠位プローブ部分450は、近位プローブ部分330の突出コネクタ435と動作可能に係合するように定寸および構成される、受容コネクタ436を含む。取り付けられると、突出コネクタ435および受容コネクタ436は、近位プローブ部分330と遠位プローブ部分450との間において、両方向に、流体、電気信号、電気電力、光学信号、および/または光学電力の輸送を可能にする。例えば、図示されないが、詳細に前述されるようなワイヤは、試料のpH溶液を判定するために使用される、電圧または他の測定を行うように、基準電極360および/または指示電極375を近位プローブ部分330に、最終的に、読取機310の電子機器モジュールに電気的に接続するために含まれることができる。代替実施形態では、遠位プローブ部分450は、突出コネクタ435等の突起を含み、近位プローブ部分330は、受容コネクタ436等の突起のための受容要素を含む。
遠位プローブ部分450は、突出コネクタ435および受容コネクタ436を介して、流体チャネル359’に流動的に接続される、流体チャネル359’’を含む。流体チャネル359’’は、図10に示されるように、基準電極360および指示電極375の少なくとも一部を被覆するように進行する。遠位プローブ部分450が、近位プローブ部分330に動作可能に取着されると、流体は、リザーバ422から推進され(例えば、ポンプアセンブリ421によって推進される)、チャネル359’を通り、突出要素435および受容要素436を通して、チャネル359’’内に、最終的に、基準電極360および指示電極375を囲繞する場所に進行することができる。流体推進は、カバー指示電極375に以前に送達された基準溶液を引き出すように、いずれかの方向に起動されることができる。いくつかの実施形態では、近位プローブ部分330は、少なくとも5つの遠位プローブ部分450に連続して取り付けられるように、少なくとも5回の測定を提供するように構成される。いくつかの実施形態では、近位プローブ部分は、それぞれ、少なくとも20、少なくとも50、または少なくとも100個の遠位プローブ部分450に連続して取り付けられるように、少なくとも20、少なくとも50、または少なくとも100回の測定を提供するように構成される。
図10Aでは、プローブ遠位部分450は、突出コネクタ435と受容コネクタ436を係合させること等によって、プローブ近位部分330内に挿入される。加えて、プローブ350は、プローブ近位部分330の近位端352を読取機310のポート316内に挿入すること等によって、読取機310内に挿入される。前述のような1つ以上の基準溶液を含む、基準溶液500が、リザーバ422から送達され、チャネル359’の長さの大部分を充填する。代替として、または加えて、1つ以上の基準溶液は、読取機310から、すなわち、図示されないが、前述の1つ以上のリザーバから、推進されてもよい。基準溶液500は、ポンプアセンブリ421によって推進されることができる。ポンプアセンブリ421は、図1のポンプ321等の読取機310の1つ以上の構成要素によって、給電、制御、動作、および/または別様に駆動されることができる。これらの実施形態では、読取機310のポンプアセンブリ421および/または圧送アセンブリは、単独で、または組み合わせて機能し、使い捨てプローブ350のプランジャを移動させるように構成される、平行移動可能プランジャまたは駆動機構、プローブ350の管類内の流体を推進するように構成される、蠕動駆動等の回転または線形蠕動流体駆動、プローブ350内の伝導性溶液を推進するように構成される、磁気駆動等の磁気流体力学駆動、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、機構等、流体接触または非流体接触機構を備えることができる。いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ421は、管類のある区画を備え、読取機310は、線形または回転式蠕動駆動機構を備える。いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ421は、1つ以上の流体駆動ピストンを備え、読取機310は、ピストンを平行移動または別様に移動させ、流体を推進させるように構成される、駆動機構を含む。
図10Bでは、基準溶液500がさらに、チャネル359を通り、突出コネクタ435および受容コネクタ436を通して、チャネル359’’内に送達される。基準溶液500は、基準電極360と指示電極375との間の場所で終端するように示される。前述のステップでは、流体は、加えて、前述のような較正手技、電圧処理、またはプローブ350の1つ以上の構成要素上で行われる他の構成手技等の手技が行われ得る、場所等、指示電極375を被覆するように前進されてもよい。手技の完了後、基準溶液は、ポンプアセンブリ421の動作等を介して、pH測定のための試料溶液を受容する準備ができるように、図10Bに示される場所で終端するために引き出されることができる。いくつかの実施形態では、基準溶液の引き出しと同時に、試料溶液は、チャネル359’’の遠位部分に引き込まれる、指示電極375を被覆し、基準溶液に接触し、指示電極375と基準電極360との間に液界を形成してもよい。
前述の説明及び添付の図面は、現時点において代表的な実施形態の多くの実施例を記載している。本発明の精神から逸脱することなく、またはその範囲を超えることなく、前述の教示に照らして、設計上の種々の改造例、追加例、および変形例が当業者には明らかであり、本発明の範囲は、前述の説明ではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて定められる。特許請求の範囲に記載された本発明の文言上の範囲およびその均等範囲に属するあらゆる変更および変形は、本発明の範囲に含まれるものである。

Claims (34)

  1. pH測定値を判定するためのシステムであって、
    使い捨てプローブであって、
    少なくとも1つの指示電極と、
    少なくとも1つの基準電極と、
    を備える、使い捨てプローブと、
    前記使い捨てプローブと動作可能に係合し、試料のpH情報を提供するように構成された読取機と、
    を備え、
    前記システムは、自己較正するように構築および配列されている、システム。
  2. 前記システムは、前記少なくとも1つの基準電極が基準溶液と接触するとき、および、前記少なくとも1つの指示電極が前記試料と接触するとき、前記少なくとも1つの指示電極および前記少なくとも1つの基準電極から受信された信号に基づいて、前記試料溶液の電位差測定値に基づくpH情報を提供するように構築および配列されている、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記システムは、前記少なくとも1つの基準電極が基準溶液と接触するとき、および、前記少なくとも1つの指示電極が前記試料と接触するとき、前記少なくとも1つの指示電極および前記少なくとも1つの基準電極から受信された信号に基づいて、前記試料溶液の電流測定測定値に基づくpH情報を提供するように構築および配列されている、請求項1〜2のいずれかに記載のシステム。
  4. 前記システムは、前記少なくとも1つの基準電極が基準溶液と接触するとき、および、前記少なくとも1つの指示電極が前記試料と接触するとき、前記少なくとも1つの指示電極および前記少なくとも1つの基準電極から受信された信号に基づいて、前記試料溶液の抵抗測定値に基づくpH情報を提供するように構築および配列されている、請求項1〜3のいずれかに記載のシステム。
  5. 前記システムはさらに、前記使い捨てプローブを格納するように構築および配列された格納アセンブリを備える、請求項1〜4のいずれかに記載のシステム。
  6. 前記システムはさらに、少なくとも第2の使い捨てプローブを備え、前記格納アセンブリはさらに、前記少なくとも第2の使い捨てプローブを格納するように構築および配列されている、請求項5に記載のシステム。
  7. 第2の使い捨てプローブをさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載のシステム。
  8. 前記使い捨てプローブは、複数の異なる試料に対する個々のpH測定値を提供するように構築および配列されている、請求項1〜7のいずれかに記載のシステム。
  9. 前記使い捨てプローブは、穿刺可能アクセスポートを備える、請求項1〜8のいずれかに記載のシステム。
  10. 前記使い捨てプローブは、近位部分および少なくとも2つの着脱可能遠位部分を備える、請求項1〜9のいずれかに記載のシステム。
  11. 前記近位部分は、リザーバを備える、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記使い捨てプローブは、前記使い捨てプローブ内に含有される2つの流体の混合を最小限にするように構築および配列されている、請求項1〜11のいずれかに記載のシステム。
  13. 前記少なくとも1つの指示電極は、酸化イリジウム、ドープされた酸化ケイ素等の酸化ケイ素、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される材料から構築される、請求項1〜12のいずれかに記載のシステム。
  14. 前記少なくとも1つの基準電極は、酸化イリジウム、ドープされた酸化ケイ素等の酸化ケイ素、銀/塩化銀、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される材料から構築される、請求項1〜13のいずれかに記載のシステム。
  15. 流体チャネルをさらに備える、前記システムは、前記流体チャネルの少なくとも一部を通して、基準溶液を輸送するように構築および配列されている、請求項1〜14のいずれかに記載のシステム。
  16. 前記流体チャネルは、前記流体チャネル内に積層流を維持するように構築および配列されている、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記流体チャネルを動作可能に閉塞するように位置付けられた弁をさらに備える、請求項15に記載のシステム。
  18. 前記流体チャネル内に位置付けられた浸透膜をさらに備える、請求項15に記載のシステム。
  19. 液界をさらに備える、請求項1〜18のいずれかに記載のシステム。
  20. 流体リザーバをさらに備える、請求項1〜19のいずれかに記載のシステム。
  21. 圧送要素をさらに備える、請求項1〜20のいずれかに記載のシステム。
  22. 前記圧送要素は、注射器ポンプ、容積型ポンプ、空気圧ポンプ、エレクトロウェッティング機構、注射器、ピペット、マイクロピペット、流体を送達するために破壊および/または圧縮されるように構成されたチャンバ、プランジャ駆動機構、回転または線形蠕動駆動、磁気流体力学駆動、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される構成要素を備える、請求項21に記載のシステム。
  23. 誤差検出アルゴリズムをさらに備える、請求項1〜22のいずれかに記載のシステム。
  24. 前記読取機は、ハンドヘルド読取機、ベンチトップ読取機、高処理量流体試験および/または測定システム、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される構成要素を備える、請求項1〜23のいずれかに記載のシステム。
  25. 前記読取機は、システム準備情報、バッテリレベル情報等の電力レベル情報、アラートまたはアラーム条件情報、前記センサの残り使用回数および/または残り寿命等の使い捨てプローブのステータス、較正情報、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される情報を提供するように構築および配列されている、請求項1〜24のいずれかに記載のシステム。
  26. 前記システムは、較正動作を行うように構築および配列されている、請求項1〜25のいずれかに記載のシステム。
  27. 前記システムは、単一点較正手技を備える、請求項1〜26のいずれかに記載のシステム。
  28. 前記システムは、複数の点較正手技を備える、請求項1〜27のいずれかに記載のシステム。
  29. 少なくとも1つの基準溶液をさらに備える、請求項1〜28のいずれかに記載のシステム。
  30. 自己診断機能をさらに備える、請求項1〜29のいずれかに記載のシステム。
  31. 少なくとも前記少なくとも1つの指示電極を囲繞する可撤性カバーをさらに備える、請求項1〜30のいずれかに記載のシステム。
  32. pH測定値を判定する方法であって、
    システムにpH測定値を提供することであって、前記システムは、
    使い捨てプローブであって
    少なくとも1つの指示電極と、
    少なくとも1つの基準電極と
    を備える、使い捨てプローブと、
    前記使い捨てプローブと動作可能に係合し、試料のpH情報を提供するように構成された読取機と、
    を備え、前記システムは、自己較正するように構築および配列されている、ことと、
    前記使い捨てプローブを前記読取機内に挿入することと、
    前記試料を前記少なくとも1つの指示電極と接触させることと
    を含む、方法。
  33. 図面を参照して説明される、pH測定システム。
  34. 図面を参照して説明される、pHを判定する方法。
JP2015505763A 2012-04-16 2013-03-15 自動校正を用いる測定デバイス Pending JP2015516572A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261624617P 2012-04-16 2012-04-16
US61/624,617 2012-04-16
PCT/US2013/031902 WO2013158285A1 (en) 2012-04-16 2013-03-15 Measurement device with automated calibration

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015516572A true JP2015516572A (ja) 2015-06-11
JP2015516572A5 JP2015516572A5 (ja) 2017-09-07

Family

ID=49383932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015505763A Pending JP2015516572A (ja) 2012-04-16 2013-03-15 自動校正を用いる測定デバイス

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20150101938A1 (ja)
EP (1) EP2839272A4 (ja)
JP (1) JP2015516572A (ja)
AU (1) AU2013249813A1 (ja)
WO (1) WO2013158285A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018132394A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 アイスフエトコム株式会社 pH計

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014109314A1 (ja) * 2013-01-11 2014-07-17 国立大学法人豊橋技術科学大学 pHを特定する方法及びその装置並びにイオン濃度を特定する方法
US9442090B2 (en) 2014-03-27 2016-09-13 Honeywell International Inc. Magnetic stimulus of ISFET-based sensor to enable trimming and self-compensation of sensor measurement errors
GB2535471A (en) * 2015-02-16 2016-08-24 Camlab Ltd A computer device for acting as a meter
CA3027849C (en) 2016-06-17 2021-06-22 Jay Li Fluid analyzer for measuring a target analyte and method of calibrating an amperometric sensor
CN108318531A (zh) * 2018-03-20 2018-07-24 淮阴工学院 一种自带恒温水浴及视窗显示的便携式ph计
WO2020251848A1 (en) * 2019-06-12 2020-12-17 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. System and method of measurement and calibration of analyte testing
WO2023034192A1 (en) * 2021-08-31 2023-03-09 Virginia Commonwealth University Self-calibrated electrochemical sensors
WO2023205630A1 (en) * 2022-04-18 2023-10-26 Virginia Commonwealth University Ion detection without optical interference from samples

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5578244A (en) * 1978-12-04 1980-06-12 Transdyne Gen Corp Ph measuring method
US4260950A (en) * 1979-07-05 1981-04-07 Delphian Corporation Automatic portable pH meter and method with calibration receptacle
JPS59206757A (ja) * 1983-04-11 1984-11-22 ベ−リンガ−・マンハイム・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 試料液体中の電解質成分を電気化学的に分析する装置
JPS6020534A (ja) * 1983-07-15 1985-02-01 Hitachi Ltd 半導体装置及びその製造方法
JPS60205345A (ja) * 1984-03-30 1985-10-16 Yokogawa Hokushin Electric Corp 自己診断機能付pH計
JPH06174690A (ja) * 1992-12-04 1994-06-24 Toa Denpa Kogyo Kk 金属酸化物pH電極による電解酸性水のpH測定方法
JP2001305102A (ja) * 2000-04-25 2001-10-31 Daiwa Can Co Ltd 容器の内容物用pH連続測定装置
JP2005069952A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 接着及び剥離が可能な保護フィルムを有するバイオセンサ
EP2065701A2 (en) * 2007-11-30 2009-06-03 Endress+Hauser Conducta Gesellschaft für Mess- und Regeltechnik mbH+Co. KG Disposable measurement arrangement and method of testing and/or calibrating said arrangement
US8128989B1 (en) * 2003-05-07 2012-03-06 Millar Instruments System, method, and probe for monitoring pH levels of a sample medium

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5248403A (en) * 1986-03-19 1993-09-28 Horiba, Ltd. Gelatinized member for use in electrodes measuring ion concentration
US5004583A (en) * 1987-01-29 1991-04-02 Medtest Systems, Inc. Universal sensor cartridge for use with a universal analyzer for sensing components in a multicomponent fluid
US5096565A (en) * 1989-07-10 1992-03-17 Cobe Laboratories, Inc. Safe failure ion selective combination electrode
DE50015505D1 (de) * 2000-02-10 2009-02-12 Hamilton Bonaduz Ag Polymerelektrolyt
US20150114836A1 (en) * 2011-09-06 2015-04-30 William Clark Measurement Device with Reader and Disposable Probe

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5578244A (en) * 1978-12-04 1980-06-12 Transdyne Gen Corp Ph measuring method
US4260950A (en) * 1979-07-05 1981-04-07 Delphian Corporation Automatic portable pH meter and method with calibration receptacle
JPS59206757A (ja) * 1983-04-11 1984-11-22 ベ−リンガ−・マンハイム・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 試料液体中の電解質成分を電気化学的に分析する装置
JPS6020534A (ja) * 1983-07-15 1985-02-01 Hitachi Ltd 半導体装置及びその製造方法
JPS60205345A (ja) * 1984-03-30 1985-10-16 Yokogawa Hokushin Electric Corp 自己診断機能付pH計
JPH06174690A (ja) * 1992-12-04 1994-06-24 Toa Denpa Kogyo Kk 金属酸化物pH電極による電解酸性水のpH測定方法
JP2001305102A (ja) * 2000-04-25 2001-10-31 Daiwa Can Co Ltd 容器の内容物用pH連続測定装置
US8128989B1 (en) * 2003-05-07 2012-03-06 Millar Instruments System, method, and probe for monitoring pH levels of a sample medium
JP2005069952A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 接着及び剥離が可能な保護フィルムを有するバイオセンサ
EP2065701A2 (en) * 2007-11-30 2009-06-03 Endress+Hauser Conducta Gesellschaft für Mess- und Regeltechnik mbH+Co. KG Disposable measurement arrangement and method of testing and/or calibrating said arrangement

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
WEN-DING HUANG ET AL.: "A flexible pH sensor based on the iridium oxide sensing film", SENSORS AND ACTUATORS A: PHYSICAL, vol. Vol.169, JPN6017001453, 2011, pages 1 - 11, XP028233466, DOI: doi:10.1016/j.sna.2011.05.016 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018132394A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 アイスフエトコム株式会社 pH計

Also Published As

Publication number Publication date
US20150101938A1 (en) 2015-04-16
EP2839272A1 (en) 2015-02-25
EP2839272A4 (en) 2015-12-16
WO2013158285A1 (en) 2013-10-24
AU2013249813A1 (en) 2014-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015516572A (ja) 自動校正を用いる測定デバイス
JP2015516572A5 (ja)
EP1421372B1 (en) Method and apparatus for calibrating sensors
US4929426A (en) Portable blood chemistry measuring apparatus
US4940945A (en) Interface circuit for use in a portable blood chemistry measuring apparatus
JP5421200B2 (ja) 血糖センサ
JP2007538257A (ja) ポイント・オブ・ヘパリン測定システム
RU2566605C2 (ru) Устройство и способ усовершенствованных измерений посредством контрольно-измерительного устройства
EP1929941B1 (en) Portable device for the measurement and control of analytes in biological fluids
EP2753923A1 (en) Measurement device with sensor array
EP2735869A1 (en) Bio-sensor
JP4554171B2 (ja) 分析試験カートリッジ及び方法
AU2016200346A1 (en) Measurement device with reader and disposable probe
EP0394312B1 (en) A portable blood chemistry measuring apparatus
KR100757297B1 (ko) 빠른 시료주입이 가능한 바이오센서 및 그 센서를 이용한혈당 측정 방법
JP2014528062A5 (ja)
Bohm et al. A bi-directional electrochemically driven micro liquid dosing system with integrated sensor/actuator electrodes
KR200435115Y1 (ko) 빠른 시료주입이 가능한 바이오센서
US11604158B2 (en) Contamination determination of biosensors used in analyte measurement systems
JP2021529965A (ja) 伝導度センサを含む流体チャネル内のヘマトクリットを測定する方法
JP7371219B2 (ja) 分析物測定システムで使用されるバイオセンサの汚染の決定
US20150168339A1 (en) Hand-held test meter multi-event control solution measurement reminder
JP2023509773A (ja) 固体イオン選択電極
Cho et al. Biosensor
Bergveld et al. Microdialysis based lab-on-a-chip, applying a generic MEMS technology

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160314

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170125

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170407

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20170724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180713