JP2015516287A - 流体処理システム用カートリッジの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】流体処理媒体用のチャンバを少なくとも1つ画定するハウジングを含む、流体処理用システム(101;401)用のカートリッジ(104;204;304;404;504;604;704;804)の製造方法であって、フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)によって封鎖可能な少なくとも1つの開口(218;318;518;618;718;818)を画定する少なくとも1つの壁(217;313;517;613;713;813)を含むカートリッジハウジング部(212;312;512;612;712;812)を設けるステップを備える方法。フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)が提供される。フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)は、フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)の少なくとも1つの第1の表面エリアと多孔体(220;320;520;620;720;820)とを通ってフィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)に流入し、フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)の少なくとも1つの第2の表面エリアを通って流出する流体を少なくとも機械的にろ過する多孔体(220;320;520;620;720;820)を含む。フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)は、多孔体(220;320;520;620;720;820)の少なくとも周面を被覆して該第1および第2の表面エリアを縁どるリム(221;321;521;621;721;821;921)を含む。フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)は、リム(221;321;521;621;721;821)をカートリッジハウジング部(212;312;512;612;712;812)に結合することによって、少なくとも1つの開口(218;318;518;618;718;818)の少なくとも1つを封鎖するようにカートリッジハウジング部(212;312;512;612;712;812)に結びつけられる。【選択図】図7

Description

本発明は、フィルタカートリッジの製造方法に関する。
また、本発明は、そうした方法で得られるフィルタカートリッジにも関する。
国際特許出願第PCT/EP2011/073171号は、本願以前に出願され本願以降に公開されているため、EPC第54条(3)に基づく先行技術を構成する。該国際特許出願では、流体処理用のコンテナが開示されている。該コンテナは、側壁と第1の端壁とを含む壁を備える。該側壁と端壁は一構成部品として設けられ、コンテナの内部空間を画定する。該第1の端壁は、流体透過性部分を備える。処理剤は、コンテナの内部空間に挿入される。該処理剤は、例えば、粒状のイオン交換体の形状で供給され得る。コンテナの内部空間は、その端部が接触領域に沿って該側壁に連結された第2の端壁で封鎖されている。該第2の端壁は、圧締、フランジ、ホットコーキングあるいは他の連結手段により側壁に連結され得る。該第2の端壁は、複数のキャピラリを有するフィルタ部を備える。実施例において、第2の端壁は、キャピラリを形成する平板状焼結フィルタ体の形態である。該フィルタ部は、第2の端壁全体に亘って延在する。
本発明の目的は、製造段階での取り扱いが容易なフィルタエレメントによってカートリッジ内に確実に保持される流体処理媒体が充填可能であり、ほとんど損傷することがないフィルタカートリッジと、その製造方法を提供することである。
この目的は、流体処理媒体用のチャンバを画定するハウジングを含む流体処理システム用カートリッジの製造方法であって、
フィルタエレメントで封鎖可能な少なくとも一つの開口を画定する少なくとも一つの壁を含むカートリッジハウジング部を設けるステップと、
前記フィルタエレメントの少なくとも一つの第1の表面エリアと多孔体とを通って前記フィルタエレメントに流入し、前記フィルタエレメントの少なくとも一つの第2の表面エリアを通って流出する流体を少なくとも機械的にろ過する前記多孔体と、流体不透過性であって、前記多孔体の少なくとも周面を被覆して前記第1および第2の表面エリアを縁どるリムと、を含む前記フィルタエレメントを設けるステップと、
前記リムを前記カートリッジハウジング部に結合することによって、前記少なくとも一つの開口の少なくとも一つを封鎖するように前記フィルタエレメントを前記カートリッジハウジング部に結びつけるステップと、を備える方法によって実現される。
本文脈において、「結合」は、リムの材料とカートリッジハウジング部の材料とを連結させて、これらの材料と、任意に、接着剤または充填剤材料と、を合体させる、押し込み式材料連結とも呼ばれる連結の一種を意味するものと理解される。この用語には特に、溶着、はんだ付けおよび接着結合が含まれる。
該または各周面は、該第1の表面エリアと平行あるいはそれに対応する多孔体の第1の面から、該第2の表面エリアと平行あるいはそれに対応する多孔体の第2の面まで延在する。
一般的な流体処理媒体は最初の使用後に膨張する傾向があるため、カートリッジハウジングに圧力がかかり得る。リムをカートリッジハウジング部に結合することによって、フィルタエレメントが除去される可能性が低減される。カートリッジハウジング内部からの圧力に耐えられることによって、フィルタエレメントを、カートリッジハウジング部の内部からではなく、外部からカートリッジハウジング部に結びつけられる。これによって、カートリッジハウジング部が有し得る形状の範囲が拡大する。該フィルタエレメントは、多孔体の少なくとも周面を被覆し、一般に該周面の縁上にも延在するリムを備えているため、該多孔体は、製造時の取り扱いがより容易である。そうでなければ、孔体は典型的には多少脆性を有するため、取扱中に縁から砕片または粉末が生成するリスクが生じるであろう。最初にリムを設けることによって、フィルタエレメントをカートリッジの残りとは別の場所で製造し、カートリッジに流体処理媒体を充填して組み立てる場所に輸送できる。挿入物としての多孔体を有するカートリッジハウジング部をインサート成形するのではなく、別個のリムを供給してカートリッジハウジング部に連結することによって、成形プロセス中に、多孔体粒子が生成しカートリッジハウジング部表面に移動することが防止できる。これは、特に、多孔体とカートリッジハウジング部の色が対比色であるカートリッジハウジング部の壁の外観損傷防止に役立つ。
該リムは多孔体とは異なる構成要素であり、従って、異なる特性を有していてもよい。該リムは、カートリッジハウジング部と同じ色、実際には同じ材料組成または同様の材料組成であってもよい。この2つは、例えばポリプロピレンから成っていてもよく、あるいは、多孔体がセラミックであっても、または高密度ポリエチレンを含んでいてもよい。該リムの流体透過性は多孔体のそれより低い。特に、該リムは、本質的に流体不透過性であってもよい。従って、該リムは流体のバイパス防止の役割を果たし得るため、該流体処理媒体で処理された流体はまた、該フィルタエレメントの、特に該多孔体の通過を余儀なくされる。該流体処理媒体はこのように、流体がカートリッジから離れる時にろ過される比較的微粒の媒体であってもよい。他の実施形態では、該フィルタエレメントは、例えば、カートリッジに入る前の流体中に既に存在する物質およびまたは粒子を除去することによって、流体処理においてさらにより重要な役割を果たし得る。この場合、フィルタエレメントは、ハウジングを封鎖する機能と流体をろ過する機能の2つを果たすため、カートリッジは比較的小型化でき、あるいは、そのサイズの割には比較的大きな処理容積を有し得る。
米国特許第5,225,078号には、4つの部品、すなわち、ろ水受けおよび分配用のピッチャーと、ろ過される水を保持するタンク、該タンクの下端に配置されたフィルタエレメントと、該タンクの上端を封鎖する蓋またはカバーと、を含む注入ピッチャーフィルタ組立体が開示されていることが観察される。該タンクは、ポリプロピレンなどの適切なプラスチックから成っていることが好ましく、最も好都合にはブロー成形プロセスで製造され得る。該フィルタエレメントは、薄肉円板状の硬質の多孔質炭素ブロックを含む。該炭素ブロックは、粒状活性炭とポリエチレンなどの適切なバインダーとを圧縮・加熱して成形多孔質ブロックを形成する従来方法で製造され得る。環状の合成ゴムシールを炭素ブロックの外周に取り付ける。該ゴムシールはネオプレン様の材料を含んでいてもよく、1つの特に好適なシール材料は、KRATONの商標名で販売されているものである。該シールは、射出成形によって、インサート成形ダイ内のコアエレメントとして配置される炭素ブロックの周囲に形成されることが好ましい。該シールは、上部および下部環状リップを有して形成される。該リップは、シールエレメントを炭素ブロックの縁周囲の位置に保持するのに役立つ。排水口の真上のタンクの外壁は環状の凹部を備える。該シールのシール面は、フィルタエレメントが排水口内に軸方向上方へ押し付けられた時に、かなりタイトな圧縮ばめで該環状の凹部にタイトに適合する形状とサイズを有する。代替の構造では、排水口を画定するタンクの下端は、炭素ブロックの縁とその周辺に直接成形され得る。一体的に成形されたこうした構造でのシールは、焼結炭素ブロックの特に外周面周りに、過剰のポリエチレンまたは他の樹脂バインダー材料を供給して軟化または溶融させて、タンクが成形されたポリプロピレン材料でシールすることによって強化され得る。該タンクは流体処理媒体を含まず、また、ゴムシールはタンクに結合されていない。
本発明による方法のある実施形態では、該リムは、カートリッジハウジング部に溶着される。
この実施形態によって、例えば水などの飲料に適した流体処理用のカートリッジの生産がより容易になる。リムのカートリッジハウジング部への結合に食品用接着剤を使用する必要がない。これによって次には、リムとカートリッジハウジング部用の潜在的に好適な材料の範囲も拡大する。
ある実施形態では、該多孔体は本質的に平面的であり、該第1および第2の表面エリアは本質的に、多孔体の平面に平行で対向する方向に面している。
従って、多孔体の厚みは本質的に均一である。従って、フィルタエレメントの流動抵抗も、その気孔率が変わらなければ平面中で本質的に均一である。フィルタエレメントはカートリッジの封鎖に使用されるため、このことは、カートリッジチャンバ内の圧力分布がより均一であり得ることを意味し、これは、特にフィルタエレメントの面積が比較的大きい実施形態では、流体処理媒体を通る流体のショートカットを確実に存在させないことに役立つ。本質的に平面の多孔体を使用するさらなる効果は、多孔体が大型の多孔質材シートまたは織物から切断または打ち抜きできることである。さらに、平面の多孔体からは一般に、本質的に平面のフィルタエレメントも示唆されるが(リムは一般に、多孔体の縁を被覆する場所からわずかに突出するものの)、これによって、フィルタエレメントをカートリッジハウジングの壁内に一体化することがより容易になる。
第1および第2の表面エリアは、必ずしも多孔体の表面である必要はないことが観察される。ある変形では、多孔体の平面に平行な多孔体の1つまたは複数の表面は、例えば、織布材または不織布材のシートなどの透過性材料の層で被覆されている。材料シートのメッシュサイズは、多孔体に含まれる粒子の中位径あるいは最小径よりも小さくできる。
ある実施形態では、該多孔体は自立型である。
その効果は、フィルタエレメントの表面を横断して延在する支持フレームは必要ないので、可能な限り大型のフィルタエリアが設けられることである。また、該リムは、単に多孔体の周囲周りに延在すればよく、多孔体の表面を横断する支柱は必要でないため、製造がより容易になる。その結果、この実施形態では、一つの第1の表面エリアと一つの第2の表面エリアのみが存在するだけであろう。
本方法の第1の実施形態では、該フィルタエレメントを設けるステップは、
バインダーを含むある量の遊離した材料を金型内に供給するステップと、
前記遊離した材料を金型内で結合させて前記多孔体を形成するステップと、を備える。
多孔体を多孔質材シートから切断する方法と比較して、この実施形態では廃棄物量が低減できる。このように、該多孔質材は、収着(吸着とイオン交換を含む)による流体処理用の材料を含む、より高価値の材料を含み得る。金型の内部寸法は一般に、少なくともリムによって縁どられた平面内の方向において、リムの寸法に対応するであろう。
第1の実施形態のある変形は、
前記リムを設けるステップと、
前記リムを金型の少なくとも一部として使用するステップと、を備え、
前記遊離した材料を金型内で結合させる前記ステップは、前記多孔体を前記リムに結合させるステップを備える。
その効果は、多孔体をリムに結びつける別のステップを備える必要がないことである。さらに、多孔体をリムに結びつける前の段階で多孔体を損傷するリスクは本質的になくなる。
遊離した材料を結合させて多孔体を形成するステップは、少なくとも遊離した材料を加熱するステップを備える。
このステップは、特に多孔体の気孔率が比較的高い場合、遊離した材料を例えば摩擦によって粘着性にするステップより容易である。
加熱するステップは、少なくとも一つの加熱したダイを通して加熱するステップを備えてもよい。
その効果は、少なくともわずか加圧することによって、遊離した材料の成分間および遊離した材料とリム間の十分な接着が保証されることである。同時に、気孔率を比較的正確に制御できる。さらに、接触を改善することによって、遊離した材料のより効果的で制御された加熱が可能になる。
第1の方法のある変形では、遊離した材料は粒子材料で構成される。
その効果は、例えば繊維材料の場合と比較して、遊離した材料の異なる成分がより良好に混合されることである。より一般的には、該多孔体の特性は比較的均一であろう。さらなる効果は、粒子間を本質的に点結合だけで結合できることであり、これによって、該粒子が流体処理用活性粒子を含む場合は、流体処理に利用できる有効表面積が増加する。リムを金型として使用する場合は、それによって即時の強度と保護が得られるので、多孔体の靭性はそれほど重要な要件ではなくなる。
第1の実施形態のある変形では、フィルタエレメントを設けるステップは、多孔体形成前に、少なくとも1枚の織物を金型内に供給するステップをさらに備える。
該または各織物は流体透過性である。該織物は、多孔体形成前に該遊離した材料に接して配置される。その結果、遊離した材料は、比較的微細な粒子を含み得る。該織物は、その間隙が比較的小さいことによって、流体による微細な粒子の流出防止に適している。従って、極めて微細なバインダー粒子の使用も必ずしも必要ではない。該織物は事前切断されるが、これは、該織物で被覆された多孔体で構成されるサンドイッチ構造を大きな平板から切断するより容易である。さらに、該織物は、一製造工程において、多孔体およびまたはリムに結合される。
該方法の第2の実施形態では、該リムはオーバーモールド成形される。
この実施形態は比較的簡単に実施される。さらに、リムと多孔体間に本質的に遊びがないので、バイパスのリスクが低減される。このために、多孔体の損傷の可能性も低減される。ある実施形態では、該多孔体は、少なくとも熱可塑性バインダーを含む焼結体である。
この実施形態では、多孔体に密封的に結合し、従って、流体のバイパス防止に比較的効果的なリムが比較的容易に提供される。該多孔体は、少なくとも熱可塑性バインダーを含むパウダーから得られる。該パウダーは、その融点未満あるいはその前後の温度に加熱される。任意に圧力を印加し得る。気孔率と孔径は、いくつかのプロセスパラメータに依存するであろう。
ある実施形態では、該多孔体は、収着による流体処理用の材料を含む。
この実施形態では、多孔体は、単にメカニカルフィルタとして働くのではなく、流体から積極的に物質をろ過する。収着は、吸収、吸着およびイオン交換を指し得る。一変形では、該多孔体は、例えば熱可塑性バインダーなどのバインダーで熱的に結合した、例えば粒子状およびまたはチョップド繊維状の活性炭を含む。該多孔体は、活性炭の代替あるいは活性炭に加えて、イオン交換体またはキレート樹脂の熱結合粒子を含んでいてもよい。
ある実施形態では、該カートリッジハウジング部は本質的にビーカー形状をしており、該流体処理媒体は、少なくとも1つのフィルタエレメントをカートリッジハウジング部に結びつける前に、カートリッジハウジング部に挿入される。
その効果は、これによって、カートリッジ製造に必要な部分点数を減らせることである。特に、側壁を形成する部品、蓋部品および底部品の供給は必要ではなくなる。ビーカー形状のカートリッジハウジング部は、それらの部品ではなく、蓋と底のいずれか一方と、せいぜい、これらの他方の一部と、を含む。該フィルタエレメントは、流体処理媒体用のチャンバを封鎖する。
ある実施形態では、該流体処理媒体は粒状媒体である。
これによって、カートリッジのチャンバの均一充填が比較的容易になる。その結果、流体処理媒体中のチャネリングのリスクが低減され、より均一な流体処理が可能となる。また、ほとんどの粒状媒体は注げるので、チャンバ充填の自動化が比較的容易である。フィルタエレメントがチャンバの流体処理媒体用の出口開口を封鎖する場合、フィルタエレメントは、流体が流体処理媒体を収納するチャンバから出て行く前に、該流体から少なくとも粒状媒体を機械的にろ過する。
カートリッジハウジング部が、横方向に少なくとも1つのチャンバを包含する外部側壁を含むある実施形態では、該側壁の内側表面は、少なくとも1つの開口を画定し、側壁の内側表面に対してある角度の平面内に本質的に存在する縁の一端部で終わる。
ある変形では、該角度は少なくとも70°であり、特には少なくとも80°であり、より特定的には少なくとも85°である。該角度は最大でも120°であり、特には最大でも110°であり、より特定的には100°以下であり、例えば約95°以下である。フィルタエレメントに垂直なカートリッジの体軸に対して、該または各チャンバの一端部は、この実施形態におけるフィルタエレメントによって完全に形成され得る。その結果、フィルタチャンバを通る流体の流れは、該体軸に対しより平行にまたより均一になるであろう。この状況が良好に実現されればされるほど、流体処理はより均一になり、特に、チャンバにおける流体処理媒体との接触時間はより均一になるであろう。さらに、第1および第2の表面エリアが比較的大きいので、ある厚みおよび気孔率でのフィルタエレメントの流動抵抗はより小さくなるであろう。
ある実施形態では、該カートリッジハウジング部は、横方向に少なくとも1つのチャンバを包含し、その周囲に沿った少なくとも1つの位置の少なくとも一つの端部で外側に広がる外部側壁を含む。
この実施形態によって、該製造方法用のツールはより簡単になる。特に、該外部側壁で包含される空間には、いかなるツールも挿入する必要はない。これによって次には、ビーカー形状のカートリッジハウジング部を提供することが可能になる。該外部側壁は、外向きのつまみ(その周囲周りのいずれにおいても広がっていない)またはフランジを備える。該リムは、該フランジまたはつまみの一方に対して保持され得るが、ツールは、これらの他方に対して保持され得る。このツールは、該結合に接着剤を使用する場合のクランプ、熱溶着を使用する場合の加熱要素、あるいは超音波溶着を使用する場合のアンビルまたはソノトロードの一部であり得る。超音波溶着は、リム表面あるいはさらにカートリッジハウジング部の表面への多孔体中の粒子の移動防止に比較的有効であるため、特に適している。
本発明の別の態様によれば、特に、本発明による方法で得られる流体処理システム用カートリッジであって、
少なくとも1つの開口を画定する少なくとも一つの壁を含むカートリッジハウジング部を含み、流体処理媒体用のチャンバを少なくとも1つ画定するハウジングと、
前記少なくとも一つの開口を封鎖する少なくとも1つのフィルタエレメントと、を備え、
前記フィルタエレメントは、その少なくとも1つの第1の表面エリアと多孔体とを通って前記フィルタエレメントに流入し、前記フィルタエレメントの少なくとも1つの第2の表面エリアを通って流出する流体を少なくとも機械的にろ過する前記多孔体を含み、
前記フィルタエレメントは、流体不透過性であり、前記第1および第2の表面エリアを縁どるように前記多孔体の少なくとも周面を被覆するリムを含み、
前記リムは、前記カートリッジハウジング部に結合されるカートリッジが提供される。
該結合によって、使用した結合種類に応じて、溶着線または接着剤を含む界面が生成され得る。
ある実施形態では、該リムは、カートリッジハウジング部に溶着される。
該多孔体は本質的に平面的であってもよく、該第1および第2の表面エリアは本質的に、多孔体の平面に平行で対向する方向に面していてもよい。
該多孔体は自立型であってもよい。
該カートリッジのある実施形態では、リムはオーバーモールド成形される。
該カートリッジのある実施形態では、多孔体は、少なくとも熱可塑性バインダーを含む焼結体である。
該多孔体は、収着による流体処理用の材料を含んでいてもよい。
該少なくとも1つのチャンバ内の流体処理媒体は、粒状媒体であってもよい。
該カートリッジハウジング部は、該少なくとも1つのチャンバを横方向に包含し、その周囲に沿った少なくとも1つの位置の少なくとも一つの端部で外側に広がる外部側壁を含んでいてもよい。
該カートリッジがその第1および第2の対向する端部を画定する体軸を有するある実施形態では、該少なくとも1つのフィルタエレメントは第1の端部に設けられ、該カートリッジを未処理流体を収容するタンクの出口に取り付ける少なくとも一つの機構は、第2の端部に設けられる。
このカートリッジは注入カートリッジであり、特に、処理される液が未処理の液を収容するタンクからカートリッジを通って流れ、例えば、その上部には未処理液用のタンクが懸架されている水差しまたはピッチャーなどの処理液を収集するタンクに流出する重力式の液処理システムに適している。フィルタエレメントは、比較的大きなエリア上に延在し得るため、液処理媒体を収容するチャンバには、比較的大きな開口が設けられる。特に、フィルタエレメントが収着による液処理用の液処理媒体を含む場合、液処理の有効性を低下させることなく、カートリッジの流動抵抗が低減できる。さらに、該機構はカートリッジの他方の端部に位置しているので、タンクの出口にカートリッジを取り付ける機構のための空間を設ける目的で、多数のフィルタエレメントあるいは複雑な形状のフィルタエレメントを設ける必要はない。該体軸(慣性軸とも呼ぶ)は、カートリッジハウジングの2つの対向する端部が見分けられる方向を画定する。
この実施形態のある変形では、カートリッジを未処理流体を収容するタンクの出口へ取り付ける機構は、カートリッジをタンクの出口から懸架する機構を含む。
該カートリッジはこのように、タンクの液に対しタンクの壁と対向する側のタンクの出口にカートリッジが密封的に取り付けられる、未処理液を収容するタンクを含む重力式フィルタシステムで使用されるように構成されている。この構成は、カートリッジをタンクの内部からタンク底部のカートリッジシートに挿入するフィルタシステムと対照的である。この変形では、該フィルタエレメントは、液処理媒体を収容するチャンバの入口ではなく、出口に配置されることになる。特に、液処理媒体が粒状特性も有する場合には、多孔体をチャンバの出口に配置し、より大きなメッシュサイズの保持具を入口に配置するとより効果的である。これによって、異物を依然として処理液から適切に除去しながら、全体の流動抵抗は比較的小さくできることが保証される。
添付の図面を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。
重力式液処理システムの概略側面図である(縮尺は一定ではない)。 図1のシステムで使用される第1のカートリッジの概略分解断面図である(縮尺は一定ではない)。 図1のシステムで使用される第2のカートリッジの概略分解断面図である(縮尺は一定ではない)。 第2の重力式液処理システムの概略側面図である(縮尺は一定ではない)。 図4のシステムで使用されるカートリッジの概略分解断面図である(縮尺は一定ではない)。 図4のシステムで使用される第2のカートリッジの概略分解断面図である(縮尺は一定ではない)。 図4のシステムで使用される第3のカートリッジの概略分解断面図である(縮尺は一定ではない)。 図7のカートリッジの修正版の概略分解断面図である(縮尺は一定ではない)。 図1〜8のいずれかのカートリッジ用のフィルタエレメントの製造装置の概略断面図である。
以下、重力式液処理システムの例を用いて、流体処理カートリッジの構造の原理を説明する。これらは、圧力式液処理システム、実際にはガス処理システムに適応可能である。
任意の液体を処理できるが、ここでの例は、水用のものである。該処理は主として、水中に懸濁あるいは溶解する物質を除去するものであるが、この水は、ある物質の添加によって付加的に栄養価が高められてもよい。
図1に示す液処理システム101は、下部がカートリッジ104で処理された水を収集するタンク103を形成する水差し102を含む。取り外し可能な漏斗105は、それ自体既知の方法で水差し102内に懸架されている。漏斗105は、被処理水用のタンク106を形成する。
漏斗105は、その出口領域にシート状のメカニカルインタフェースを備えており、カートリッジ104は、タンク106の方向から挿入され得る。該シートをカートリッジ104に適合させると、該カートリッジ104を適切に挿入時に、カートリッジ104とその周囲周りのシート間に本質的に液密のシールが得られる。その結果、漏斗105の出口は本質的に封鎖される。該シートは、カートリッジ104のフランジが、カートリッジ104とタンク106内の水との重量によって押圧される突起を含み得、あるいは、例えばねじ山や差し込み口金などの、カートリッジ104をシートに係止およびまたは固定する装置を含み得る。
未処理水タンク106内の水は、カートリッジ104の入口開口107とカートリッジ104とを通って流れ、下部タンク103内に流出することを余儀なくされる。入口開口107は、カートリッジ104とカートリッジシート間のシールの、未処理水タンク106に対応する側に配置される。出口(図1には図示せず)は、シール水平面の他方の側、すなわち、処理水タンク103側に配置される。
水差し102は、それ自体既知の方法(例えば国際特許出願第WO2005/092155A1号)で、枢動可能な封鎖体109によって封鎖される充填口を有する蓋108を備える。同様に、水差し102の注入スパウト1011の開口経由による下部タンク103内の水の汚染を防ぐために、別の枢動可能な封鎖体1010が設けられている。
図1のシステム101で使用されるカートリッジ204の第1の変形(図2)は、液処理媒体用のチャンバを画定するハウジングを含む。第1のハウジング部212は本質的にビーカー形状である。該第1のハウジング部212は、その体軸に対応する主軸214に対して、径方向にチャンバの境界を形成する側壁213を含む(すべての方向は、液処理媒体を収容するチャンバを通る流れの主方向に平行な該主軸に対するものである)。図示の実施形態では、第1のハウジング部212は、主軸214に関して回転対称であるが、他の実施形態では、第1のハウジング部212の横断面は卵形であってもよく、特に楕円形または多角形であってもよい。図示の実施形態では、側壁213は、一軸方向端部に向けて先細りしており、第1のハウジング部212の射出成形による製造、特に金型からの取り出しが容易である。別の実施形態では、側壁213は円筒形である。
第1のハウジング部212は、一軸方向端部において完全に開口し、このように第1の開口215を画定する。第1のハウジング部212のこの端部には、突出フランジ216が設けられており、その機能について、以下、より詳細に説明する。
側壁213は、対向する軸方向端部では、階段状のフランジが得られる距離だけ側壁213から径方向内側に延在するほぼ環状の端部壁217に推移している。端壁217は、フィルタエレメント219によって封鎖可能なチャンバの開口218を画定する。
フィルタエレメント219は多孔体220を含むが、該多孔体は本質的に平面的であり、フィルタエレメント219が開口218の位置にあれば、液処理媒体を収容するチャンバの方を向く面とカートリッジ204から離れる方を向く面とを有する。
フィルタエレメント219に製造に当たっては、自立型の多孔体220を最初に製造する。該多孔体の一製造方法は、比較的低圧で熱処理して互いに点結合させる粒状またはパウダー状のバインダーを供給することである。この場合のバインダーは、例えばポリエチレンなどの熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂であってもよい。該粒子の典型的な質量平均径d50は、10〜300μmの範囲、より特定的には90〜150μmの範囲であろう。一実施形態では、多孔体220は、大型のシートから切断、例えば打ち抜きされる。こうしたシートは、押出、加熱ダブルベルトプレス装置のベルト上への粒子拡散、あるいは粒子を加熱ローラ対のニップを通すことによって形成できる。熱可塑性樹脂の場合には、この樹脂が十分に軟化し粘着性になるが、樹脂の融点温度以上の必要はない温度が選択される。
ある実施形態では、多孔体220は、収着による液処理用の材料をさらに含む。この実施形態は、バインダー粒子を処理材の粒子と混合することにより得られる。好適な処理材の例としては、活性炭、イオン交換樹脂、キレート樹脂などが挙げられる。ある実施形態では、多孔体220はさらに、それを通過する流体に1つまたは複数の物質を添加するように構成される。特に水は、あるミネラルの添加によって栄養価が高まる。さらなる実施形態では、該多孔体は、殺菌特性または細菌増殖遅延特性を有する1つまたは複数の材料を含んでいてもよい。簡単な一実施形態は、上記の種類の熱可塑性バインダー粒子と銀被覆粒子または活性炭繊維との混合によって入手可能である。
該多孔体が積層多孔体であり得ることが観察される。こうした実施形態では、平均孔径、気孔率および材料組成の少なくとも1つは、積層多孔体の異なる層で異なり得る。軸方向端面の1つまたは両方(多孔体220の平面に垂直な主軸214に関して)は、織布または不織布(フェルト製を含む)織物のシートで被覆され得る。これは、流動抵抗が許容できないほど高くなる程度まで多孔体の平均孔径を低減する必要がなく、小粒子を保持するのに役立つ。こうしたシートは、接着剤を用いて多孔体の面に取り付けできるが、多孔体220中のバインダーを加熱し圧力を少し印加して取り付ける方がより簡単である。
最終の製造工程で、フィルタエレメント219には、液不透過性材料のリム221が設けられる。リム221は、多孔体220の径方向端面、この端面の縁および軸方向端面の径方向外縁の小面積部を被覆する。こうして、フィルタエレメント219の対向面上の透過性表面エリアを囲むフレームが得られるが、この表面エリアは、これらが織布または不織布織物のシートで被覆されない実施形態では、多孔体の軸方向端面の領域に対応する。
リム221は、多孔体220が挿入物として供給される射出成形によって形成できる。リムを、多孔体220の縁上に挿入され、例えば溶着または接着剤を用いて互いに結合される二等分として供給することも可能である。リム221はフィルタエレメント219を保護するが、それによって、カートリッジ204の組立場所とは異なる場所でフィルタエレメント219を製造することが可能になる。
カートリッジ204の組立プロセスでは、フィルタエレメント219は、リム221を端壁217によって画定されたフランジに結合させることによって、第1のハウジング部212に結びつけられる。接着結合も使用できるが、飲用に適した液処理用のカートリッジの文脈では、あまり多くはないものの、食品用接着剤の使用が求められるであろう。あるいは、該フランジによって接触面積が増加し溶着ツール(図2には図示せず)を置く表面が提供されるので、リム221は端壁217に溶着できる。カートリッジ204の製造プロセスではこうして、フィルタエレメント219は第1のハウジング部212の内部から開口218に配置され、溶着ツールは第1のハウジング部212の対向する軸方向端部の開口215から挿入され、さらなるツールは端壁217で画定されたフランジに対して保持される。これらのツールは、例えば超音波溶着の場合には、ソノトロードおよびアンビルであり得る。
フィルタエレメント219をこのように第1のハウジング部212に結びつけた後、フィルタエレメント219で保持されるように液処理媒体(図示せず)をチャンバ内に挿入する。該液処理媒体は、例えばイオン交換樹脂、活性炭などの粒子を含む粒状媒体であってもよい。
その後、第1のハウジング部212をキャップ222に結びつけてチャンバを封鎖する。キャップ222は、例えば溶着によって、第1のハウジング部212の突出フランジ216に連結されるフランジ223を備える。
第1のハウジング部212に取り付けられる前に、例えば国際特許出願第WO01/32560A2号に記載されているようなメッシュが、キャップ222に任意に連結される。
使用時には、水は、キャップ222の入口開口207を通ってカートリッジ204に流入する。図示の実施形態では、カートリッジ204からの空気逃がしとして、任意の通気開口224も設けられる。フィルタエレメント219、特に、リム221により縁どられた外側に面する透過性表面エリアは、カートリッジ204から処理水を排出する比較的大きな出口開口を形成する。
図3は、図2のカートリッジ204の変形であるが、カートリッジハウジングの部品数が少ないカートリッジ304を示す。その組立方法も異なる。
第1のハウジング部312は、図2のカートリッジ204の側壁213に対応する側壁313と一体型キャップ322とを含んでおり、側壁313とキャップ322は、金型成形、特に射出成形で得られる1つのモノリシック部品を形成する。このように、第1のハウジング部3012は本質的にビーカー形状である。
図示のキャップ322は、入口開口307と通気開口324を備える。メッシュ325は、液処理媒体を収容するチャンバを形成するように構成された側壁313で囲まれた軸部と入口開口307間の第1のハウジング部312の内側と通気開口324とに結合される。液透過性であるが、液処理媒体の通過は阻止するように配置された異なる種類の保持装置が使用できる。
第1のハウジング部312は、この場合、カートリッジシートとのシールを漏斗105の出口に形成するだけの働きのフランジ316も備えることが観察される。カートリッジ304は、図2のカートリッジ204と比較して、1つ少ない溶着工程で製造できる。
図示の実施形態では、側壁313は本質的に円筒形であるが、封鎖された軸方向端部に向かって、すなわち、フィルタエレメント319によって封鎖可能な開口318から離れるにしたがって先細りしていてもよい。側壁313は、開口318において、その周囲周りすべてにおいて径方向外側に広がっている。代替となる実施形態では、側壁313は、その周囲のみの部分に沿って外側に広がっていてもよい。こうして、フィルタエレメント319を第1のハウジング部312に連結するために使用されるツール用の表面326が画定される。
フィルタエレメント319は、図2のカートリッジ204のフィルタエレメント219と本質的に同じである。フィルタエレメント319は、特に溶着によって第1のハウジング部312に結合されるリム321を備える。フィルタエレメント319が第1のハウジング部312に超音波溶着される場合、こうして、ソノトロードとアンビルの一方が表面326に対して配置され得、他方はリム321に対して配置され得る。
フィルタエレメント319の第1のハウジング部312への連結は、第1のハウジング部312で形成されフィルタエレメント319によって封鎖可能なチャンバに液処理媒体が充填された後に行なわれる。第1のハウジング部312は、充満作業の間、上方に面する開口部318で保持されるが、すぐに、フィルタエレメント319が第1のハウジング部312に連結される。
側壁313が開口318を画定する縁で終了し、該開口が側壁313の縁だけで画定されることが観察される。径方向内側に延在する端壁はない。フィルタエレメント319の径方向外側に広がる側壁313と適切な大きさのリム321との結びつけでは、これによって、多孔体320によって形成される出口の面積が最大化される。該比較的大きな表面エリアによって、フィルタエレメント319の流動抵抗が低減する。多孔体320が、収着によって液からの物質除去に有効な活性物質およびまたは液への物質添加に有効な活性物質を含む場合、カートリッジ304の注入時間を許容できないレベルまで上昇させずに、フィルタエレメント319による液処理の有効性を上げるために、結果として、単位面積当たりの流動抵抗が上昇し得る。
図2のフィルタエレメント219に関する説明は、図3のフィルタエレメント319に同様に当てはまる。
図4は、代替の液処理システム401を示す。再掲になるが、該液処理システムは、注入スパウト411と、枢動可能な封鎖体409,410を有する蓋408と、を備えた水差し402を含む。再掲になるが、被処理液用のタンク406を形成する漏斗405は、それ自体既知の方法で水差し402内に懸架される。カートリッジ404は、漏斗405のメカニカルインタフェース427に違った方法で接続され、メカニカルインタフェース427は、漏斗405によって画定される未処理液タンク406に対して、漏斗405の出口開口の下流側に設けられる。使用時には、交換可能なカートリッジ404はこうして、水差し402内の処理水タンク403上に懸架される。
図5は、図4のシステム401に適切なカートリッジ504を示す。液処理媒体は、明確化のために図示していない。カートリッジ504は、主として円筒形の側壁513を含む第1のハウジング部512を含むカートリッジハウジングを備える。他の実施形態では、側壁513の横断面は卵形または多角形であってもよい。第1のハウジング部512は、一軸方向端部(カートリッジ504を通る流れ主方向に本質的にそろった体軸に対応する主軸514に関して)に、径方向外側に延在するフランジ516を備える。フランジ516は、結合、特に溶着による第1のハウジング部512のキャップ522への連結を容易にするために設けられる。
キャップ522は、第1のハウジング部512のフランジ516と連携するように配置されたキャップフランジ523を含む。キャップ522は、カートリッジ504を未処理液タンク506に取り付けるための機構を形成する突起528をさらに含む。突起528は差し込み口金の一部であり、それ自体既知の方法で、メカニカルインタフェース527の一部を形成するガイド(図示せず)に挿入されるように配置される。これらのガイドは一般に、非常に小型の変速装置を備えているため、カートリッジ504は、突起528がガイドに沿って移動するのに伴って、タンク506への移動を余儀なくされる。該プロセスでは、キャップ522の頂面上の1つまたは複数のシーリング要素529は、メカニカルインタフェース527に設けられているシール面に対して圧縮されており、タンク506の出口とキャップ522の入口開口507間の密封した流体接続が得られる。入口開口507は、キャップ522の頂部の格子のバー530によって画定される。通気開口(図示せず)は、漏斗505に対してシールされた部品の境界外で径方向に位置するキャップ522の部分に、任意に設けられ得る。液処理媒体の逆流を防ぐために、カートリッジ304のメッシュ525と同様なメッシュが任意に設けられ得るが、この役割を引き受けるために、入口開口507のサイズは一般に、液処理顆粒に対して十分に小さいであろう。
キャップ522に接続する端部と対向する軸方向端部で、第1のハウジング部512は、ほんのわずか径方向内側に延在する端壁517、フィルタエレメント519によって封鎖可能な開口518を画定する。フィルタエレメント519は、図2および図3のフィルタエレメント219,319と本質的に同一であり、図2のフィルタエレメント219に関する上記の説明を参照する。
カートリッジ504は、最初にフィルタエレメント519を第1のハウジング部512に連結することにより組み立てられる。フィルタエレメント519のリム521は、特に結合によって、端壁517により画定された階段状のフランジに連結される。フィルタエレメント519を第1のハウジング部512に結びつけるために、アンビルまたはソノトロードなどのツールを第1のハウジング部512により画定される空間に挿入できる。
この連結が形成された後、液処理媒体を得られたビーカー状の組立体に充填する。図2のカートリッジ204に関連して上記で提供した液処理媒体の説明は、図5のカートリッジ504用の液処理媒体にも当てはまる。
液処理媒体を収容するチャンバを封鎖するために、キャップ522をその後すぐに第1のハウジング部512に結びつける。
図6は、図5のカートリッジ504の変形であるカートリッジ604を示す。カートリッジ604は、図5のカートリッジ504のキャップ522と同一のキャップ622を有するため、キャップ522に関する上記の説明を参照する。
カートリッジ604は、上記のカートリッジ204,304,504のフィルタエレメントと同一のフィルタエレメント619を含むため、図2のフィルタエレメント219に対する上記の説明は、図6のフィルタエレメント619にも同様に当てはまる。
図6のカートリッジ604の第1のハウジング部612は、液処理媒体を収容するチャンバの境界を、第1のハウジング部612の体軸に対応する主軸614(再掲になるが、主軸614は、液処理媒体を収容するチャンバを通る流れの主方向にそろっている)に関して径方向に形成する側壁613を含む。図示の実施形態では、第1のハウジング部612は、主軸614に関して回転対称であるが、他の実施形態では、第1のハウジング部612の横断面は卵形であってもよく、特に楕円形または多角形であってもよい。第1のハウジング部612も、一方の軸方向端部に向かって先細りしていてもよい。
側壁613の一軸方向端部は、キャップ622に従属し、キャップ622の一体型部品を形成する環状壁631に連結するように構成される。該連結は、結合、特に溶着、より特定的には超音波溶着により形成され得る。図示の実施形態では、キャップ622もキャップ622に連結される第1のハウジング部612の端部も、径方向外側に突出するフランジを備えていない。代わりに、側壁613の径方向外側に面する表面は、キャップ622が第1のハウジング部612連結されると、キャップ622の側壁と本質的に同じ高さにある。これによって、カートリッジの外観は平滑になり、材料が節約できる。
対向する軸方向端部では、側壁613の内表面は、フィルタエレメント619によって封鎖可能な開口618を画定する縁で終了する。第1のハウジング部612の側壁613も、この端部で外側に広がっており、ツール用の表面626を画定する。
カートリッジ604を組み立てるために、キャップ622は最初に第1のハウジング部612に連結される。その後、該組立体は、第1のフィルタエレメント619によって封鎖可能な開口618が上方に面するように保持され、その後、液処理媒体が該組立体に挿入される。その後すぐに、フィルタエレメント619が第1のハウジング部612に結びつけられる。再掲になるが、これは、結合、特に溶着によって、フィルタエレメント619のリム621を第1のハウジング部612に連結するステップを含む。結合作業を達成させるために、ツールを表面626に適用できる。
図7は、図6のカートリッジ604の変形であるカートリッジ704を示しており、第1のハウジング部712は、側壁713とモノリシックな統一体を形成する一体型部品としてのキャップ722を含む。第1のハウジング部712は、金型成形、特に射出成形によって得られる。図7のカートリッジ704は、図6のカートリッジ604と比較して、1つ少ない連結作業で組み立てできる。しかしながら、キャップ722の特長の可能な構成範囲は、射出成形ツールによってもたらされる制限により限定され得る。
図8は、カバー部832をさらに含む点を除いて、図7のカートリッジ704と同一のカートリッジ804を示す。図8に示すカバー部832は、フィルタエレメント819のリム821に連結されるように構成される。代替となる実施形態(図示せず)では、カバー部832は、第1のハウジング部812に連結される。
フィルタエレメント819は、他の図示されたフィルタエレメント219,319,519,619,719のように、液が通過して多孔体820に流入する表面エリアであって、リム821により縁どられ、液処理媒体を収容するチャンバに面している第1の表面エリアを有する。液は、リム821により縁どられた対向する第2の表面エリアを通って流出する。カバー部832は、少なくとも1つの、図示の実施形態ではちょうど1つの、液透過性開口833を備える。第1のハウジング部8012とフィルタエレメント819との組立体に結びつけられると、カバー部832は、壁がフィルタエレメント819の第2の表面エリアに面するように位置する。カバー部832はこうして、リム821で被覆されていないフィルタエレメント819の露出部を保護する。この露出部は一般に、多孔体か、あるいは多孔体を被覆する織布または不織布織物のシートであろう。カバー部832は、フィルタエレメント819のこの比較的損傷し易い部分を保護する。
フィルタエレメントの第2の表面エリアに面する壁はわずかにくぼんでいるため、フィルタエレメント819とカバー部832間に空隙が画定される。その結果、リム821によって縁どられた表面エリアは、カバー部832で制限されない。液透過性開口833の流動抵抗は、フィルタエレメント819より小さいため、カバー部832は、カートリッジ804の注入時間全体に対して悪影響を及ぼさない。
図2のフィルタエレメント219に関する上記の製造方法に対する、フィルタエレメント219,319,519,619,719および819の代替となる製造方法は、金型内で遊離した材料を熱結合させるステップを備える。この方法では、リム921は最初に、加熱可能な空隙供給ツール934内に配置される。ツール934は、リム921の外側に面する表面を取り囲む。
第1の加熱可能なダイ935は、リム921を下方から支持する。
任意のステップでは、第1の織物936は、第1の加熱可能なダイ935の頂部上の、リム921に取り囲まれて横方向に境界を定められた空間に配置される。織物936は、例えば不織布織物であってもよい。
この例では微粒子材料である、ある量の遊離した材料937は、リム921に取り囲まれて横方向に境界を定められた空間内の第1の織物936の頂部上に配置される。該材料は、例えば熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂などの粒状かパウダー状のバインダーを含む。ある実施形態では、該バインダーは、超高密度ポリエチレンを含む。該遊離した材料は、収着による液処理用の材料をさらに含む。一般に、この液処理用の材料も粒状で供給され、リム921によって横方向に境界を定められた空間に配置される前にバインダーと混合される。再掲になるが、好適な処理材としては、活性炭、イオン交換樹脂、キレート樹脂などが挙げられる。粒径は、図2を参照して説明した実施形態で示した通りである。
該ある量の遊離した材料937は、ツール934と第1の加熱可能なダイ935とを含む該組立体に混ぜ物を加えることにより、あるいは組立体を振動させることにより圧縮される。
任意のステップでは、第2の織物938は、該ある量の遊離した材料937の頂部上に配置される。第2の織物938は、第1の織物936と本質的に同じ特性を有する。
該バインダーが熱可塑性樹脂を含む場合、第1の加熱可能なダイ935、ツール934および第2の加熱可能なダイ939を、バインダーを十分に粘着性にする温度(ビカット軟化点を超え分解温度未満)まで加熱する。第1および第2の加熱可能なダイ935および939を、フィルタエレメントの対向する端面の所望の位置に対応する位置に配置して十分な材料を供給し、過剰の圧力をかけることなくこれらの位置を取りこませることで十分である。粒子間の点結合を実現するために必要な圧力は、バインダーの熱による膨張によって生じる。
該プロセスでは、該ある量の遊離した材料937は多孔体に形成される。該多孔体は、第1および第2の織物936,938とリム921にも結合される。その後すぐに、第1および第2の加熱可能なダイ935および939の一方をこの場所から移動し、他方を使用してツール934からフィルタエレメントを取り出してすぐに冷却する。その後、フィルタエレメントは、上記のカートリッジ104,204,304,404,504,604,704,804のいずれかの製造に使用できる。
本発明は上記の実施形態に限定されず、添付の請求項の範囲内で変わり得る。カートリッジハウジングに適切な材料としては、熱可塑性プラスチック、特にポリプロピレンが挙げられる。これによって、熱溶着および超音波溶着が可能となる。フィルタエレメントのリムの材料は、第1のハウジング部の材料と同じであってもよく、材料組成と物性の少なくとも一方の点で違っていてもよい。カートリッジ204,304,504,604および704のいずれかの変形は、図8に示したものなどのカバー部を備えていてもよい。

Claims (15)

  1. フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)によって封鎖可能な少なくとも1つの開口(218;318;518;618;718;818)を画定する少なくとも1つの壁(217;313;517;613;713;813)を含むカートリッジハウジング部(212;312;512;612;712;812)を設けるステップと、
    前記フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)の少なくとも1つの第1の表面エリアと多孔体(220;320;520;620;720:820)とを通って流入し、前記フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)の少なくとも1つの第2の表面エリアを通って流出する流体を少なくとも機械的にろ過する前記多孔体(220;320;520;620;720;820)と、前記多孔体(220;320;520;620;720;820)の少なくとも周面を被覆して前記第1および第2の表面エリアを縁どるリム(221;321;521;621;721;821;921)と、を含む前記フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)を設けるステップと、
    前記リム(221;321;521;621;721;821;921)を前記カートリッジハウジング部(212;312;512;612;712;812)に結合することによって、少なくとも1つの開口(218;318;518;618;718;818)の少なくとも1つを封鎖するように前記フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)を前記カートリッジハウジング部(212;312;512;612;712;812)に結びつけるステップと、
    を備える、流体処理媒体用の少なくとも1つのチャンバを画定するハウジングを含むことを特徴とする、流体処理システム(101;401)用カートリッジ(104;204;304;404;504;604;704;804)の製造方法。
  2. 前記リム(221;321;521;621;721;821;921)は、前記カートリッジハウジング部(212;312;512;612;712;812)に溶着されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記多孔体(220;320;520;620;720;820)は本質的に平面的であり、前記第1および第2の表面エリアは、前記多孔体(220;320;520;620;720;820)の平面に本質的に平行であり、対向する方向に面していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記多孔体(220;320;520;620;720;820)は自立型であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記フィルタエレメントを設ける前記ステップは、
    バインダーを含むある量の遊離した材料(937)を金型内に供給するステップと、
    前記遊離した材料を前記金型内で結合させるステップと、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記リム(221;321;521;621;721;821)は、オーバーモールド成形されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の方法。
  7. 前記多孔体(220;320;520;620;720;820)は、少なくとも熱可塑性バインダーを含む焼結体であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記多孔体(220;320;520;620;720;820)は、収着によって前記流体を処理する材料を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記カートリッジハウジング部(312;712;812)は本質的にビーカー形状をしており、前記流体処理媒体は、前記少なくとも1つのフィルタエレメント(319;719;819)の前記カートリッジハウジング部(312;712;812)への結びつけ前に、前記カートリッジハウジング部(312;712;812)に挿入されることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記流体処理媒体は粒状媒体であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記カートリッジハウジング部(312;612;712;812)は、少なくとも1つのチャンバを横方向に包含する外部側壁(313;613;713;813)を含み、前記側壁(313;613;713;813)の内側表面は、前記開口(318;618;718;818)の少なくとも1つを画定し、前記側壁(313;613;713;813)の前記内側表面に対してある角度の平面内に本質的に存在する縁の一端部で終了することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記カートリッジハウジング部(312;612;712;812)は、前記少なくとも1つのチャンバを横方向に包含し、その周囲に沿った少なくとも1つの位置の少なくとも一つの端部で外側に広がる外部側壁(313;613;613;713;813)を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 少なくとも1つの開口(218;318;518;618;718;818)を画定する少なくとも1つの壁(217;313;517;613;713;813)を含むカートリッジハウジング部(212;312;512;612;712;812)を含み、流体処理媒体用の少なくとも1つのチャンバを画定するハウジングと、
    前記開口(218;318;518;618;718;818)の少なくとも1つを封鎖する少なくとも1つのフィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)と、を含み、
    前記フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)は、前記フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)の少なくとも1つの第1の表面エリアと多孔体(220;320;520;620;720:820)とを通って流入し、前記フィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)の少なくとも1つの第2の表面エリアを通って流出する流体を少なくとも機械的にろ過する前記多孔体(220;320;520;620;720;820)と、
    前記多孔体(220;320;520;620;720;820)の少なくとも周面を被覆して前記第1および第2の表面エリアを縁どるリム(221;321;521;621;721;821;921)と、を含み、
    前記リム(221;321;521;621;721;821;921)は、前記カートリッジハウジング部(212;312;512;612;712;812)に結合されることを特徴とする、特に請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の方法で得られる流体処理システム(101,401)用カートリッジ。
  14. カートリッジの第1および第2の対向する端部を画定する体軸(214;314;514;614;714;814)を有し、前記少なくとも1つのフィルタエレメント(219;319;519;619;719;819)は前記第1の端部に設けられ、前記カートリッジを未処理流体を収容するタンク(106;406)の出口に取り付ける少なくとも1つの機構は、前記第2の端部に設けられることを特徴とする請求項13に記載のカートリッジ。
  15. 請求項13または請求項14に記載のカートリッジ(104;204;304;404;504;604;704;804)と、
    前記カートリッジ(104;204;304;404;504;604;704;804)を未処理流体の供給(106;406)に接続して、前記カートリッジ(104;204;304;404;504;604;704;804)の入口(107;207;307;407;507;607;707;807)との液密接続を確立するメカニカルインタフェース(27;216;316;528;628;728;828)と、
    処理流体を前記カートリッジ(104;204;304;404;504;604;704;804)内に収集する装置(102;402)と、
    を備える流体処理システム。
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