JP2011078900A - 浄水カートリッジおよび浄水器 - Google Patents

浄水カートリッジおよび浄水器 Download PDF

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Abstract

【課題】低い濾過圧力であっても高い濾過速度を確保できる浄水カートリッジおよび浄水器を提供する。
【解決手段】本発明の浄水カートリッジ1は、原水を浄水する浄水材10と、浄水材10が収容され、底部24に浄水吐出口25が形成されたハウジング本体20と、ハウジング本体20に被せられ、頭頂部に原水導入口33aを有するハウジング蓋体30と、ハウジング蓋体30の内側に、ハウジング蓋体30との間に間隙Aが形成されるように設けられた内蓋体40とを備え、内蓋体40は、内側に空気溜り部が形成されるように側面部を備え、内蓋体40の側面部に原水取水口42dが形成され、内蓋体40の頭頂部に空気排出孔42fが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水道水等を浄水し、貯水する浄水器、および該浄水器に用いられる浄水カートリッジに関する。
近年、水道水等を浄水し、その浄水を貯水する据え置き型またはピッチャー型の浄水器が広く使用されている。
浄水器としては、例えば、原水入口が形成された上部の原水貯留部と浄水出口が形成された下部の浄水貯留部とが仕切り板によって仕切られ、仕切り板に形成された装着孔に浄水カートリッジが装着されたものが知られている(特許文献1参照)。この浄水器の浄水カートリッジでは、原水の導入口が原水貯留部に連通するように配置され、浄水の吐出口が浄水貯留部に配置されている。
特表2001−502596号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の浄水器では原水の自重によって浄水カートリッジに原水を通過させるため、濾過速度が低いという問題を有していた。
そこで、本発明は、低い濾過圧力であっても高い濾過速度を確保できる浄水カートリッジおよび浄水器を提供することを目的とする。
[1] 原水を浄水する浄水材と、
前記浄水材が収容され、底部に浄水吐出口が形成されたハウジング本体と、
該ハウジング本体に被せられ、頭頂部に原水導入口を有するハウジング蓋体と、
該ハウジング蓋体の内側に、ハウジング蓋体との間に間隙が形成されるように設けられた内蓋体とを備え、
前記内蓋体は、内側に空気溜り部が形成されるように側面部を備え、内蓋体の側面部に原水取水口が形成され、内蓋体の頭頂部に空気排出孔が形成されていることを特徴とする浄水カートリッジ。
[2] 前記内蓋体の空気排出孔と原水取水口との高低差が10mm以上30mm以下であることを特徴とする[1]に記載の浄水カートリッジ。
[3] 内部が仕切り体により上部の原水貯留部と下部の浄水貯留部とに仕切られ、前記仕切り体に[1]または[2]に記載の浄水カートリッジが装着されている浄水器であって、
前記仕切り体に形成された装着孔に、前記浄水カートリッジの頭頂部が装着されていることを特徴とする浄水器。
本発明の浄水カートリッジおよび浄水器であれば、低い濾過圧力であっても高い濾過速度を確保できる。
本発明の浄水カートリッジの一実施形態例を示す断面図である。 ハウジング本体の底部の正面図である。 ハウジング本体の底部の拡大断面図である。 ハウジング本体の底部の他の例を示す拡大断面図である。 本発明の浄水器の一実施形態例を示す断面図である。 実施例1および比較例1の浄水器における濾過速度を示すグラフである。
<浄水カートリッジ>
本発明の浄水カートリッジの一実施形態例について説明する。
図1に、本実施形態例の浄水カートリッジを示す。この浄水カートリッジ1は、原水を浄水する浄水材10と、浄水材10が収容されたハウジング本体20と、ハウジング本体20に被せられたハウジング蓋体30と、ハウジング蓋体30の内側に設けられた内蓋体40とを備える。
(浄水材)
本実施形態例における浄水材10は、膜濾過浄水部11と、膜濾過浄水部11の上流側に配置された吸着浄水部12とを有する。
膜濾過浄水部11は、U字形に屈曲した複数の中空糸膜11aを、その端部の開口を維持しつつ端部間に充填されたポッティング部11bにて一体化するとともに、中空糸膜11aを円筒状の筒状体11cに収容した状態で固定した、いわゆる中空糸膜モジュールである。
また、膜濾過浄水部11には、筒状体11cの側部から外方に向かってリング状のフランジ部11dが形成されている。
中空糸膜11aは、多孔質の膜であり、その材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(4−メチルペンテン−1)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリスチレン、ポリスルフォン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
ポッティング部11bは、熱硬化性樹脂を硬化させて形成された部分である。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が挙げられる。
筒状体11cは、上部が全面にわたって開口し、側部に複数の通水口11eを有する。そのため、吸着浄水部12を通過した水が膜濾過浄水部11の上方および側方から内部に進入可能とされている。なお、吸着浄水部12の吸着材の一部が、上部の開口および側部の通水口11eから膜濾過浄水部11の内部に侵入するが、中空糸膜11aの上方や中空糸膜11a間の隙間に吸着材が存在していても構わない。
吸着浄水部12は、ハウジング本体20の内周壁と、膜濾過浄水部11の筒状体11cの外周壁との間、および膜濾過浄水部11よりも上方のハウジング本体20内に、吸着材12aを充填することによって形成される。
吸着材12aとしては、粉状または粒状吸着材(活性炭、ゼオライト、モレキュラーシーブ等)、繊維状吸着材(繊維状活性炭)等が挙げられる。
(ハウジング本体)
ハウジング本体20は、大径部21と、大径部21よりも下方に、大径部21と同軸的に設けられた小径部22と、大径部21の下端と小径部22の上端とを接続するリング状の段部23と、小径部22の下側の開口を封止する円板状の底部24と、底部24に複数形成された浄水吐出口25とを有する。
浄水吐出口25は、図2に示すように、底部24の中央に形成された円形の中央吐出口25aと、中央吐出口25aの同心円25b上の円周等分4箇所に形成され、同心円25bの円周方向に延びるスリット状の周辺吐出口25cとが形成されている。このように、形状、大きさの異なる浄水吐出口25を有していれば、中央吐出口25aと周辺吐出口25cとの間で水圧に差が生じ、その結果、後述する空隙Bに滞留した空気が浄水とともに浄水吐出口25からさらに抜け出しやすい。
また、浄水吐出口25は、図3に示すように、ハウジング本体20の内側から外側に向かってしだいに縮径するテーパ孔25dとテーパ孔25dから下方に延びる小径孔25eとを有する。すなわち、ハウジング本体20の内側の開口25fの径よりもハウジング本体20の外側の開口25gの径の方が小さくされている。外側の開口25gの面積は、内側の開口25fの面積よりも0.01cm以上小さくされていることが好ましい。
ハウジング本体20の小径部22内には、膜濾過浄水部11の下部がOリング11fを介して嵌合されている。これにより、膜濾過浄水部11の、小径部22内に嵌合された部分以外が、吸着浄水部12を通過した水が上方および側方から進入するように、ハウジング本体20内に配置されている
また、膜濾過浄水部11にはフランジ部11dが形成されているため、ハウジング本体20の小径部22内に膜濾過浄水部11の下部が嵌合された際には、フランジ部11dがハウジング本体20の段部23に当接する。そのため、中空糸膜11aの端部の開口からなる、膜濾過浄水部11の浄水出口11gとハウジング本体20の底部24との間に空隙Bが形成される。
空隙Bの高さは、1〜40mmが好ましい。空隙Bの高さが1mm以上であれば、空隙Bに滞留した空気が浄水吐出口25から抜け出しやすい。空隙80の高さが40mm以下であれば、カートリッジをコンパクトに作ることができる。
(ハウジング蓋体)
ハウジング蓋体30は、蓋体本体31と、蓋体本体31の中央から上方に突出した突出部32と、突出部32の中央から上方に延びる原水導入管33と、突出部32のエッジ部に設けられたツイストロック用の突起34とを有する。このようなハウジング蓋体30では、頭頂部に原水導入口33aが形成されている。
(内蓋体)
内蓋体40は、ハウジング本体20の開口部に取り付けられる底板部41と、底板部41の中央から上方に突出した突出部42とを有する。
突出部42は、下部突出部42aと、下部突出部42aの中央部から上方に突出した上部突出部42bとからなっている。このような突出部42は、側面部42cを有している。また、この突出部42を有することにより、内側に空気溜り部が形成されるようになる。
下部突出部42aの側面部42cには複数の原水取水口42dが形成されている。原水取水口42dにはメッシュ42eが取り付けられている。
また、上部突出部42bの上面には、放射状の複数のスリットである空気排出孔42fが形成されている。ここで、空気排出孔42fの開口は、浄水カートリッジ1を逆さにした際に吸着材が通過しない程度にされている。
内蓋体40は、ハウジング蓋体30よりも一回り小さくされた、ハウジング蓋体30と略同一形状のものである。そのため、ハウジング蓋体30と内蓋体40との間には、頭頂部から側面部にわたって間隙が形成され、この間隙が原水導入口33aから原水取水口42dまでの原水流路Aとなる。
突出部42の原水取水口42dと空気排出孔42fとの高低差Lは10mm以上30mm以下であることが好ましい。ここで、原水取水口42dと空気排出孔42fとの高低差Lとは、空気排出孔42fの最も下の位置から原水取水口42dの最も上の位置までの高低差のことである。
高低差Lが10mm以上であれば、ハウジング本体20および内蓋体40の内側に存在する空気を空気排出孔42fからより容易に排出させることができ、高低差Lが30mm以下であれば、浄水カートリッジ1をコンパクトにできる。
また、原水取水口42dの高さ方向の長さLは10mm以上100mm以下であることが好ましい。原水取水口42dの高さ方向の長さLは10mm以上であれば、原水を滞留させることなく、ハウジング本体20に導入でき、100mm以下であれば、浄水カートリッジ1をコンパクトにできる。
ハウジング本体20、ハウジング蓋体30および内蓋体40の材料としては、樹脂(ABS樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリスチレン等)、金属(ステンレス鋼)等が挙げられる。
(原水の浄化)
浄水カートリッジ1による原水の浄化は、以下のように行われる。
ハウジング蓋体30の上部の原水導入口33aから導入された原水は、ハウジング蓋体30と内蓋体40との間に形成された原水流路Aを内蓋体40の底板部41まで自重によって流下する。その後、原水は、原水取水口42dを通って、ハウジング本体20内に導入される。
内蓋体40の原水取水口42dからハウジング本体20内に導入された原水は、原水取水口42dから吸着浄水部12に向かって自重によって流下する。
吸着浄水部12の上部に到達した原水は、原水に含まれる不純物等を吸着材12aに吸着させつつ吸着浄水部12内を膜濾過浄水部11に向かって自重によって通過する。
吸着浄水部12を通過した水は、膜濾過浄水部11の上方および側方から、筒状体11cの上部の開口および側部の通水口11eを通って膜濾過浄水部11の内部に侵入する。
膜濾過浄水部11の内部に侵入した水は、ハウジング本体20内を水が自重によって流下することによって発生する水圧によって、水に含まれる不純物等を中空糸膜11aに捕捉させつつ中空糸膜11aの一次側から二次側へ通過する。
中空糸膜11aを通過した浄水は、中空糸膜11aの端部の開口からなる浄水出口11gから、膜濾過浄水部11の浄水出口11gとハウジング本体20の底部24との間に形成された空隙Bに自重によって流下し、一旦貯留される。
空隙B内の浄水は、ハウジング本体20の底部24に複数形成された浄水吐出口25から自重によってハウジング本体20の外部に吐出される。
(作用効果)
上記浄水カートリッジ1では、内蓋体40を備えているため、原水導入口33aから導入し、原水流路を通った原水は底板部41に到達してから、原水取水口42dを通って吸着浄水部12に流下する。このように原水が流れることにより、突出部42の内側には原水の流れがない部分が生じる。この原水の流れのない部分には、浄水材10に含まれていた空気、原水に含まれていた空気が流れ込んで溜り、さらに、そこから空気排出孔42fおよび原水導入口33aを通過して、浄水カートリッジ1から排出される。このように、浄水カートリッジ1の内部から空気を排出可能になっているため、浄水カートリッジ1の内部圧力による濾過速度の低下を抑制できる。
したがって、浄水カートリッジ1では、低い濾過圧力(具体的には、0.01MPa以下の圧力)であっても高い濾過速度を確保できる
(他の形態)
なお、本発明の浄水カートリッジは、上記浄水カートリッジ1に限定されない。
例えば、浄水材は、吸着浄水部12のみであってもよく、膜濾過浄水部11のみであってもよい。
また、膜濾過浄水部11および吸着浄水部12の他に、他の浄水部をさらに併設してもよい。
また、吸着浄水部12および膜濾過浄水部11を上下方向に直列に配置し、膜濾過浄水部11の側方に吸着浄水部12を存在させなくてもよい。
また、膜濾過浄水部11として、中空糸膜モジュールの代わりに、他の膜モジュール(平膜モジュール等)を用いてもよい。
また、膜濾過浄水部11の筒状体11cの上部の開口および側部の通水口11eを、吸着浄水部12の吸着材12aが侵入しないように、メッシュ、不織布等で覆ってもよい。
また、ハウジング本体20の底部の浄水吐出口の一部を、他の浄水吐出口よりも高い位置に形成し、浄水吐出口間で高低差を設けてもよい。たとえば、図4に示すように、ハウジング本体20の底部24を下方に突出した半球状のドーム型とし、周辺吐出口25cを中央吐出口25aよりも高い位置に設ける。この場合、高い位置の浄水吐出口と低い位置の浄水吐出口との間で水圧に差が生じ、その結果、空気が浄水とともに浄水吐出口からさらに抜け出しやすくなる。また、浄水カートリッジが傾いた場合でも、空気が浄水吐出口から抜け出しやすい。
また、浄水吐出口は、図示例のテーパ孔25dと小径孔25eとからなる浄水吐出口25に限定されず、ハウジングの内側から外側に向かってしだいに縮径するテーパ孔のみからなるものでもよい。また、テーパ孔の傾斜は、図示例のように一定でなくてもよく、しだいに変化してもよい。
内蓋体40の突出部42は、上部突出部42bを有していなくてもよい。
また、内蓋体40は、鉛直方向に沿ったまたは鉛直方向に対して傾斜した側面部を有する非平板状で、かつハウジング蓋体との間に間隙が形成される形状になっていればよく、例えば、円錐状または角錐状であって、側面部に原水取水口が形成され、頭頂部に空気排出孔が形成されたものであっても構わない。
<浄水器>
次に、本発明の浄水器の一実施形態例について説明する。
図5に、本実施形態例の浄水器を示す。この浄水器100は、据え置き型の浄水器であり、原水貯留部111を有する上部容器110と、上半分に上部容器110が挿入されることによって下半分が浄水貯留部121となる下部容器120と、上部容器110の底部112に装着された浄水カートリッジ1と、上部容器110の上部の開口を覆う蓋体130とを有する。本実施形態例の浄水器100においては、上部容器110の底部112が、浄水器100の上部と下部とに仕切る仕切り体になっている。
浄水カートリッジ1は、ハウジング本体20の上部の原水導入管33が原水貯留部111に連通し、ハウジング本体20の底部24が浄水貯留部121に位置するように配置されている。
上部容器110の底部112には、大径孔113aと、小径孔113bと、大径孔113aの内周壁に形成されたツイストロック用の縦溝(図示略)と、ツイストロック用の縦溝に連続して大径孔113aの内周壁に形成されたツイストロック用の横溝113cとからなる装着孔113が形成されている。
上部容器110の底部112への浄水カートリッジ1の装着は、以下のようにして行われる。
すなわち、ます、装着孔113の大径孔113a、小径孔113bおよびツイストロック用の縦溝(図示略)に、浄水カートリッジ1のハウジング蓋体30の突出部32、原水導入管33および突出部32のエッジ部に設けられたツイストロック用の突起34をそれぞれ挿入する。
ついで、浄水カートリッジ1を周方向に回転させて、装着孔113のツイストロック用の横溝113cに、ハウジング蓋体30の突出部32のツイストロック用の突起34を係合させる。これにより、浄水カートリッジ1を底部112の装着孔113に装着する。
(作用効果)
以上説明した浄水器100では、低い濾過圧力(具体的には、0.01MPa以下の圧力)であっても充分な濾過速度を確保できる浄水カートリッジ1を備えているため、原水貯留部111に導入した原水を浄水カートリッジ1で濾過して浄水する速度が速く、浄水貯留部に短時間に浄水を貯留することができる。
(他の形態)
なお、本発明の浄水器は、据え置き型の浄水器100に限定されず、例えば、ピッチャー型の浄水器であってもよい。
以下、実施例を示す。
[実施例1]
まず、図1に示す浄水カートリッジ1を、以下のようにして作製した。
ハウジング本体20(大径部21の高さ約93mm、外径約95mm;小径部22の高さ約15mm、外径約57mm;周辺吐出口25cの外側の開口25gの最大径6mm、開口面積0.3cm;内側の開口25fの直径7mm、開口面積0.4cm;中央吐出口25aの外側の開口25fの最大径10mm、開口面積0.8cm、内側の円形の開口25fの最大径9mm、開口面積0.5cm)、ハウジング蓋体30(全体の高さ約45mm、外径約95mm;頭頂部54の高さ約10mm、外径約40mm;原水導入管33の高さの高さ約13mm、外径約20mm)、および内蓋体40(全体の高さ約33mm、外径約95mm;頭頂部60の高さ約10mm、外径約30mm)は、材料としてABS樹脂を用い、射出成形法にて成形した。
膜濾過浄水部11として、ポリエチレン多孔質中空糸膜(三菱レイヨン社製、EX270T、外径380μmm、内径270μm、平均孔径0.1μm)の複数本をU字形に屈曲し、その端部の開口を維持しつつ端部間に充填されたポッティング部11b(ウレタン樹脂)にて一体化するとともに、中空糸膜11aを円筒状の筒状体11c(ABS樹脂製、高さ約50mm、外径約52mm)に収容した状態で固定した、有効膜面積が0.3mの中空糸膜モジュールを用いた。
吸着材12aとしては、粒径0.36〜1.7mmの粒状活性炭の350ccを用いた。
膜濾過浄水部11の下部(ポッティング部11b側)を、Oリング11fを介してハウジング本体20の小径部22内に嵌合させ、膜濾過浄水部11のフランジ部11dとハウジング本体20の段部23とを超音波溶着した。中空糸膜11aの端部の開口からなる、膜濾過浄水部11の浄水出口11gとハウジング本体20の底部24との間に空隙Bの高さは2mmとした。
ハウジング本体20の内周壁と、膜濾過浄水部11の筒状体11c外周壁との間、および膜濾過浄水部11よりも上方のハウジング本体20内に、350cmの吸着材12a(粒度10〜40メッシュパス)を充填密度0.48g/cmで充填して吸着浄水部12とした。その際の有効膜面積は0.3mであった。
ハウジング本体20に内蓋体40およびハウジング蓋体30を取り付け、ハウジング本体20の周縁部とハウジング蓋体30の周縁部とを超音波溶着し、浄水カートリッジ1を得た。
ついで、図5に示す浄水器100を、以下のようにして作製した。
上部容器110の底部112に浄水カートリッジ1を装着した。
上部容器110を浄水カートリッジ1ごと下部容器120に挿入し、上部容器110の上部に蓋体130を取り付け、浄水器100を得た。
(比較例1)
内蓋体40の使用を省略したこと以外は実施例1と同様にして、浄水器を得た。
実施例1および比較例1の各浄水器100の原水貯留部111に原水を入れ、原水の浄化を行った。その際、原水貯留部111内の原水の高さを調整して、濾過圧力を0.003MPa、0.01MPa、0.02MPaに調整した。そして、各濾過圧力での濾過速度を測定した。測定結果を図6に示す。
図6に示すように、浄水カートリッジ1において内蓋体40を用いた実施例1の浄水器は、内蓋体40を用いなかった比較例1の浄水器よりも濾過速度が速かった。
(実施例2〜5)
内蓋体40の上部突出部42bの高さを表1に示すように変更して、原水取水口42dと空気排出孔42fとの高低差Lを変更したこと以外は実施例1と同様にして、浄水器を得た。
実施例1〜5の各浄水器について濾過圧力0.01MPaでの濾過速度を評価した。評価結果を表1に示す。
なお、表1において、○は濾過速度が0.5L/分以上であり、△は濾過速度が0.5L/分未満である。
Figure 2011078900
浄水カートリッジの原水取水口42dと空気排出孔42fとの高低差Lが10mm以上の実施例1,2の浄水器では、濾過速度がより速くなっていた。
本発明の浄水カートリッジは、原水貯留部からの原水が自重によって浄水カートリッジのハウジング内に収容された浄水部を通過し、浄水となって浄水貯留部に吐出される浄水器の浄水カートリッジとして有用である。
1 浄水カートリッジ
10 浄水材
11 膜濾過浄水部
11a 中空糸膜
11b ポッティング部
11c 筒状体
11d フランジ部
11e 通水口
11f Oリング
11g 浄水出口
12 吸着浄水部
12a 吸着材
20 ハウジング本体
21 大径部
22 小径部
23 段部
24 底部
25 浄水吐出口
25a 中央吐出口
25b 同心円
25c 周辺吐出口
25d テーパ孔
25e 小径孔
25f,25g 開口
30 ハウジング蓋体
31 蓋体本体
32 突出部
33 原水導入管
33a 原水導入口
34 突起
40 内蓋体
41 底板部
42 突出部
42a 下部突出部
42b 上部突出部
42c 側面部
42d 原水取水口
42e メッシュ
42f 空気排出孔
100 浄水器
110 上部容器
111 原水貯留部
112 底部
113 装着孔
113a 大径孔
113b 小径孔
113c 横溝
120 下部容器
121 浄水貯留部
130 蓋体

Claims (3)

  1. 原水を浄水する浄水材と、
    前記浄水材が収容され、底部に浄水吐出口が形成されたハウジング本体と、
    該ハウジング本体に被せられ、頭頂部に原水導入口を有するハウジング蓋体と、
    該ハウジング蓋体の内側に、ハウジング蓋体との間に間隙が形成されるように設けられた内蓋体とを備え、
    前記内蓋体は、内側に空気溜り部が形成されるように側面部を備え、内蓋体の側面部に原水取水口が形成され、内蓋体の頭頂部に空気排出孔が形成されていることを特徴とする浄水カートリッジ。
  2. 前記内蓋体の空気排出孔と原水取水口との高低差が10mm以上30mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の浄水カートリッジ。
  3. 内部が仕切り体により上部の原水貯留部と下部の浄水貯留部とに仕切られ、前記仕切り体に請求項1または2に記載の浄水カートリッジが装着されている浄水器であって、
    前記仕切り体に形成された装着孔に、前記浄水カートリッジの頭頂部が装着されていることを特徴とする浄水器。
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