JP2015513202A - サージ電圧避雷器 - Google Patents

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Abstract

本発明によるサージ電圧避雷器は、空洞(20)を包囲する電気的絶縁器(10)と、ピン電極(30)と、空洞(20)に配設されたチューブ電極(40)とを備え、ピン電極(30)はチューブ電極(40)の中に突出している。空洞(20)に向いた、この絶縁器の内側表面(S10a)上には、点火線(50)が取り付けられている。この絶縁器の(10)の外側表面(S10b)上には、外部メタライジング部(61,62,63)が配設されている。以上により本発明によるサージ電圧避雷器では、保護レベルの効果的な低減を達成することができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、動作サージ電圧が低減されるサージ電圧避雷器に関する。
サージ電圧避雷器(Uberspannungsableiter)は、データ配線をサージ電圧(Uberspannung)から保護するのに用いられる。サージ電圧は、このデータ配線に接続された通信装置を損傷する可能性がある。このサージ電圧避雷器が用いられるもう1つの応用分野は、電源保護(Netzschutz)である。交流電源の電源配線に接続されているサージ電圧避雷器は、たとえば落雷の際のサージ電圧からこの電源配線を保護するよう機能する。
僅かな電流が流れるデータ配線の保護と異なり、交流電源の電源配線には、多くの場合100Aを越える非常に大きな電流が流れ、またデータ配線に対して、たとえば110V〜400VACの非常に大きな電圧が現れる。落雷の結果、この電源配線に電圧インパルスが発生した場合には、このサージ電圧避雷器が点火(zunden)し、このサージ電圧をアースに放電し、続いて再び消火(erloschen)する。
このような交流電源の電源配線の放電は、いわゆる保護レベル(Schutzpegel)を守らなければならない。DIN EN 61643−11の規格では、たとえば6kVの最大振幅で形式1.2/50μsの電圧インパルスを印加した場合の動作電圧(Ansprechspannung)の値は、通常1500Vを越えてはならず、同時に最小の動作電圧500Vが要求されている。ここでこの形式1.2/50μsの放電電圧インパルスは、1.2μs以内に6kVに上昇し、また50μs以内にこの半分の値に減衰する、直流電圧インパルスである。
近年上記の保護レベルの低下への要求がますます増大しており、たとえば上記の1500Vからたとえば1000Vへ低減することが要求されている。さらに、この保護レベルの低下にもかかわらず、上記の避雷器の他の特性パラメータは維持されるように要求されている。これは事実上この避雷器の放電開始電圧(Ansprechgleichspannung)を維持しながらの動作サージ電圧(Ansprechstosspannung)の低下を意味している。たとえばサージ電圧避雷器においてこの動作サージ電圧が低下されとるすると、しかしながらこれは同時に、導電ライン上でゆっくりとした電圧上昇が発生した場合、通常の電源動作でも起こり得るような、たとえば5ms以内で400Vの電圧上昇の場合、600Vの放電開始電圧に達する前にこの避雷器の点火が全く発生しないことになる。
そこで、この避雷器の放電開始電圧を維持しつつ、動作サージ電圧が低下されたサージ電圧避雷器を提供することが要求されている。
このようなサージ電圧避雷器の1つの実施形態が本願の請求項1に開示されている。
本発明によるサージ電圧避雷器は、空洞を包囲する電気的絶縁器と、ピン電極(Stiftelektrode)と、上記の空洞に配設されたチューブ電極(Rohrelektrode)とを備え、ピン電極はチューブ電極の中に突出している。この空洞に向いた、上記の絶縁器の内側表面上には、少なくとも1つの点火線(Zundstrich)が取り付けられている。さらにこの絶縁器の外側表面上に外部メタライジング部が配設されている。
たとえばセラミック材料からなる絶縁器上に、外部メタライジング部を取り付けることによって、同軸構造の電極と組み合わせて、放電開始電圧を維持しつつ、動作サージ電圧を低減することができる。外部の金属被覆と同軸の内部構造との組み合わせによって、この動作サージ電圧を、たとえば1000Vの保護レベルまで低減することが可能となり、5ms当たり400Vの電圧上昇で、600Vの動作サージ電圧が維持される。電界シミュレーションによって、サージ電圧避雷器の構造におけるこの組み合わせによって、とりわけ大きな電界強度が、この避雷器の内部、特に上記の点火線の先端に実現され得ることが示されており、これは動作サージ電圧の低減をもたらすものである。
外部メタライジング部は、たとえば上記の絶縁器の外側表面上に環状に取り付けられていてよい。この絶縁器の周りの外部メタライジング部の環状の配設では、この外部メタライジング部は、2つの区分を備える。これらの区分は、それぞれ絶縁器の外側表面上に配設され、それぞれこの絶縁器の外部表面の縁部から始まって互いに対向して延伸している。ここでこの絶縁器の外側表面の2つの縁部は、このサージ電圧避雷器の異なる接続電極に向いている。この絶縁器の外側表面は、いずれの縁部においてもこのサージ電圧避雷器の接続電極(複数)の1つと接続されていてよい。上記の外部メタライジング部の1つの区分は、上記のピン電極と電気的に接続されていてよく、この外部メタライジング部のもう1つの区分は、上記のチューブ電極と電気的に接続されていてよい。この外部メタライジング部の2つの区分の間に、この絶縁器の外側表面のほぼ中央に、この外部メタライジング部の材料が存在しない間隙があり、これは絶縁距離となっている。
他の1つの実施形態においては、上記の絶縁器の外側表面上の外部メタライジング部は、この絶縁器がこのサージ電圧避雷器の接続電極と接続されている、この絶縁器の表面の1つの縁部の一方の側で、他の接続電極と接続されている、この絶縁器の外側表面の他の縁部に向かう方向に、延伸している。この外部メタライジング部は、たとえばこの絶縁器の外側表面の、上記のピン電極に向いているそれぞれの縁部から、この絶縁器の外側表面の反対側の上記のチューブ電極に向いた縁部に向かう方向に延伸している。この外部メタライジング部は、上記のピン電極と電気的に接続されており、この絶縁器の外側表面の、上記のチューブ電極に向いている縁部からある距離で終了している。
本発明が、以下の本発明の実施形態を示す図を参照して詳細に説明される。
外部メタライジング部の無いサージ電圧避雷器の1つの実施形態を、この避雷器の点火前の電界曲線分布と共に示す。 2つの側に外部メタライジング部を有するサージ電圧避雷器の1つの実施形態を、この避雷器の点火前の電界曲線分布と共に示す。 1つの側に外部メタライジング部を有するサージ電圧避雷器の1つの実施形態を、この避雷器の点火前の電界曲線分布と共に示す。 2つの側に外部メタライジング部を有するサージ電圧避雷器の実施形態の斜視図を示す。
図1は、サージ電圧避雷器の電気部品の第1の実施形態を示し、このサージ電圧避雷器は、その内部に同軸構造の電極を有する。このサージ電圧避雷器1は、空洞20を包囲する電気的絶縁器10を備える。この電気的絶縁器10は、たとえば酸化アルミニウムを含む材料のセラミック材料を含んでよい。この空洞20には、ピン電極30およびチューブ電極40が配設されている。このチューブ電極40と、ピン電極30と、電気的絶縁器10との間のこの空洞20は、たとえば35%〜95%のアルゴン成分、5%〜20%の水素成分、そして50%以下のネオン成分を含む混合ガスによって充填されていてよい。
上記のピン電極30は、上記のチューブ電極40の中に突出しており、接続電極71と電気的に接続されている。このチューブ電極40は、ピン電極30を包囲し、接続電極72と電気的に接続されている。これらのチューブ電極およびピン電極は、これらの間に間隙21が形成され、この間隙がこのサージ電圧避雷器の放電空間を形成するように配設されている。これらのピン電極およびチューブ電極は、銅、鉄またはタングステン−銅混合物を含んでいてよい。上記の接続電極71,72は、銅またはFe−Ni合金から製造されていてよい。
上記の空洞20に向いた、上記の絶縁器10の内側表面S10a上には、1つ以上の点火線50が取り付けられていてよい。この点火線50は、グラファイトから成る材料を含んでよい。このような点火線によって、とりわけ良好なこの避雷デバイスの動的な点火動作が確実となる。放電の際には、上記の接続電極71から上記のピン電極30へ電流が流れ、上記の放電空間21のスパークギャップを介して上記のチューブ電極40およびこのチューブ電極から上記の接続電極72へ流れる。この放電空間21においては、このサージ電流放電(Stosstromentladung)は、特に径方向で起こる。
図1には、このサージ電流放電で発生する電界曲線が、上記のサージ電圧避雷器の右側の部分に示されている。簡単にするために、この電界曲線の線は、このサージ電圧避雷器デバイスの右側の部分のみに示されている。このサージ電圧避雷器の左側の部分には、対応して電界曲線が走っている。これらの電界曲線は、等ポテンシャル線となっている。これらの電界曲線は、上記のピン電極30とチューブ電極40と空洞20との間の放電空間21を通って走っており、部分的に上記の絶縁器10とチューブ電極40との間を走っている。これらの電界曲線は、上記の絶縁器の内側表面の、上記の点火線50によって覆われていない、残りの絶縁領域11,12で、このデバイスの外側の環境に漏れ出す。
サージ電圧避雷器の以下の実施形態2および3では、図1と同じ要素は同じ符号で示されている。以下では、図1に示すサージ電圧避雷器の実施形態例1に対して異なるものに関してのみ記載する。これらのサージ電圧避雷器の実施形態2,3では、実施形態1と異なり、上記の絶縁器10の外側表面S10b上に追加的に外部メタライジング部が配設されている。
この図2に示すサージ電圧避雷器の実施形態例2では、この外部メタライジング部は、区分61と区分62とを備え、これらは上記の絶縁器の外側表面S10b上で距離da1離れて配設されている。この外部メタライジング部の区分61は、上記の接続電極71と接続されており、外部メタライジング部の区分62は、上記の接続電極72と接続されている。この外部メタライジング部の区分61は、上記の絶縁器10の外側表面S10b上で、上記の外部電極71あるいは上記のピン電極30に向いている、この絶縁器の外側表面の1つの縁部R1から始まって、上記の外部メタライジング部の区分62に向かう方向に延伸している。この外部メタライジング部の区分62は、上記の絶縁器10の外側表面S10b上で、上記の外部電極72と接続されている、あるいは上記のチューブ電極40に向いている、上記の絶縁器の外側表面の縁部R1の反対側にある縁部R2から始まって、上記の外部メタライジング部の区分61に向かう方向に延伸している。これらのメタライジング層61および62の間には、間隙が形成されている。
この外部メタライジング部の区分61と区分62との間の間隙の幅あるいは距離da1は、内部の主電極間距離diおよびガス放電経路21の充填ガス圧piに依存している。
上記の絶縁器の環境の外圧(通常1気圧)をpaで表し、上記の間隙領域でのメタライジング部61,62の最小距離をda1,minで表すと、これらの外部メタライジング部の区分61,62は、これらのメタライジング部の間の最小距離が、da1,min=pi/pa*diとなるように上記の絶縁器の外側表面S10b上に配設されてよい。
上記の絶縁体10の外側表面S10b上の放電で起こり得る沿面放電効果(Gleitentladungseffekte)を防ぐために、上記の外部間隔da1は、上記のピン電極30と上記のチューブ電極40との間の間隔diと、上記の空洞20における充填ガス80の内部圧力piと上記のサージ電圧避雷器の環境の外部雰囲気圧力paとの割合と、の積の少なくとも倍の大きさとなっていてよい。ここで充填ガスは、空気と同様なパッシェン曲線を有すると仮定している。こうしてda1>=2*pi/pa*diの関係が得られ、好ましくはpa=1気圧の外部圧力に対しては、da1>=2*pi*diが得られる。
ガス放電経路が気密でなくなる場合、この外部絶縁距離da1は、主電極間間隙diより大きくなっていなければならない。これはさもなければ放電空間21における放電の代わりに外部放電が発生しかねないからである。これから間隔da1はda1>=2*diに設定されてよい。
上記の点火線は、上記の外部電極71から距離dz1離間していてよく、また上記の外部電極72から距離dz2離間して配設されていてよい。上記の外部メタライジング部の区分61の長さは、この点火線の距離dz1より大きくてよい。上記の外部メタライジング部の区分62の長さは、この点火線の距離dz2より大きくてよい。
図3は、サージ電圧避雷器の実施形態3を示し、ここでは上記の外側のメタライジング部として、上記の絶縁器10の外側表面S10b上に1つの外部メタライジング層63のみが配設されている。この外部メタライジング部63は、上記の絶縁体の外側表面S10b上で、上記の接続電極71あるいは上記のピン電極30に向いている、この絶縁器の外側表面の縁部R1から始まって、上記の接続電極72あるいは上記のチューブ電極40に向いている、この絶縁器の外側表面の反対側にある縁部R2に向かう方向に延在している。この外部メタライジング層63は、上記の外部電極71と接続されており、また上記の外部電極72から距離da2離れて配設されている。この外部メタライジング部63は、上記の縁部R2から距離da2離れている。
上記の点火線50は、この外部電極72から距離dz2離れて配設されている。上記の外部メタライジング部63の外部電極72からの距離da2は、上記の外部メタライジング部の対向電極72までの残りの絶縁路に対応し、上記の点火線50の外部電極72からの距離dz2より短い。
さらに、上記の外部メタライジング部63と上記の外部電極72との間の距離da2は、上記のピン電極30と上記のチューブ電極40との間の距離diと、上記の空洞20に存在する充填ガス80の内部圧力piと上記のサージ電圧避雷器の環境の外部雰囲気圧力paとの割合と、の積の少なくとも倍の大きさとなっている。
このサージ電圧避雷器の実施形態3では、上記の外部メタライジング層63の上記の外部電極72までの距離da2は、上記の電極間距離di、上記のガス放電経路21の充填ガス圧piおよび外部雰囲気圧力paに依存する。この接続電極72からの外部メタライジング部の最小の距離da2,minは、da2,min=pi/pa*diに設定されてよい。
上記の絶縁器10の外側表面S10b上の放電で起こり得る沿面放電効果(Gleitentladungseffekte)を防ぐために、上記の外部メタライジング部63と上記の外部電極72との距離da2は、上記のピン電極30と上記のチューブ電極40との間の間隔diと、上記の空洞20における充填ガス80の内部圧力piと上記のサージ電圧避雷器の環境の外部雰囲気圧力paとの割合と、の積の少なくとも倍となっていなければならない。ここで充填ガスは、空気と同様なパッシェン曲線を有すると仮定している。こうしてda2>=2*pi/pa*diの関係が得られ、好ましくはpa=1気圧の外部圧力に対しては、da2>=2*pi*diが得られる。
ガス放電経路が気密でなくなる場合、この外部絶縁距離da2は、主電極間間隙diより大きくなっていなければならない。これはさもなければ放電空間21における放電の代わりに外部放電が発生しかねないからである。これから間隔da2はda2>=2*diに設定されてよい。
要求されている電圧増大に依存して、上記の外部メタライジング部61,62,63の層厚は、3μm〜25μmとなってよい。しかしながらmm領域の厚さを有する金属キャップが、上記の絶縁器の上に被せられてもよい。
図2および3における電界曲線分布から分かるように、上記の点火線50の終端部および上記の外部メタライジング部の終端部での電界曲線は密集しており、したがってこの領域においては、この避雷器内部での高い電界強度が達成されており、これはこのデバイスの動作サージ電圧の低減をもたらす。これと同時に、上記のサージ電圧避雷器の実施形態2および3によって、上記の放電開始電圧を、たとえば静的な点火電圧である約600Vに維持することができる。
図4は、図2に示す実施形態例2によるサージ電圧避雷器の斜視図を示す。このサージ電圧避雷器は、空洞20の周りに、円筒形に配設された絶縁器10を備える。この絶縁器10は、その縁部で上記の外部電極71および上記の外部電極72と接続されている。これらの接続電極71,72は、コネクタピン91,92によって接続されている。上記の外部メタライジング部は、この絶縁器の外側表面S10b上で環状に配設されている。この外部メタライジング部の2つの区分61,62は、互いに距離da1離間して配設されている。
1,2,3 本発明によるサージ電圧避雷器の実施形態
10 絶縁器
20 空洞
21 放電空間
30 ピン電極
40 チューブ電極
50 点火線
61,62,63 外部メタライジング部
71,72 接続電極
80 充填ガス
91,92 コネクタピン

Claims (12)

  1. 空洞(20)を包囲する電気的絶縁器(10)と、
    前記空洞(20)に配設されているピン電極(30)およびチューブ電極(40)とを備え、
    前記ピン電極(30)が前記チューブ電極(40)の中に突出しているサージ電圧避雷器であって、
    前記絶縁器の前記空洞(20)に向いた内側表面(S10a)上に、点火線(50)が取り付けられており、
    前記絶縁器の(10)の外側表面(S10b)上に、外部メタライジング部(61,62,63)が配設されていることを特徴とするサージ電圧避雷器。
  2. 請求項1に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記絶縁器(10)は前記空洞の周りに円筒形に配設されており、
    前記外部メタライジング部(61,62,63)は、前記絶縁器(10)の外側表面(S10b)上に環状に配設されていることを特徴とするサージ電圧避雷器。
  3. 請求項1または2に記載のサージ電圧避雷器において、
    電圧印加のために前記ピン電極(30)と接続されている第1の外部電極(71)と、
    電圧印加のために前記チューブ電極(40)と接続されている第2の外部電極(72)と、
    を備えることを特徴とするサージ電圧避雷器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記外部メタライジング部は、第1の区分(61)と第2の区分(62)とを備え、前記第1の区分および前記第2の区分は、前記絶縁器(10)の外側表面(S10b)上で、互いに1つの距離(da1)で離間して配設されていることを特徴とするサージ電圧避雷器。
  5. 請求項4に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記外部メタライジング部の前記第1の区分(61)は、前記絶縁器(10)の外側表面(S10b)上で、前記第1の外部電極(71)に向いている前記絶縁器の第1の縁部(R1)から始まり、前記外部メタライジング部の前記第2の区分(62)は、前記絶縁器(10)の外側表面(S10b)上で、前記第1の縁部(R1)の反対側に配設されている前記絶縁器の第2の縁部(R2)から始まり、前記第1の区分と前記第2の区分は、互いに対向して延伸していることを特徴とするサージ電圧避雷器。
  6. 請求項4または5に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記点火線(50)は、前記第1の外部電極(71)から第1の距離(dz1)離れて配設されており、
    前記外部メタライジング部の前記第1の区分(61)の長さは、前記点火線の前記第1の距離(dz1)より大きくなっており、
    前記点火線(50)は、前記第2の外部電極(72)から第2の距離(dz2)離れて配設されており、
    前記外部メタライジング部の前記第2の区分(62)の長さは、前記点火線(50)の前記第2の距離(dz2)より大きくなっている、
    ことを特徴とするサージ電圧避雷器。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記外部メタライジング部の前記第1の区分(61)と前記第2の区分(62)との間の距離(da1)は、前記ピン電極(30)と前記チューブ電極(40)との間の距離(di)と、前記空洞(20)における充填ガスの内部圧力(pi)と前記サージ電圧避雷器の環境の外部雰囲気圧力(pa)との割合と、の積の少なくとも倍の大きさとなっていることを特徴とするサージ電圧避雷器。
  8. 請求項4乃至7のいずれか1項に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記外部メタライジング部の前記第1の区分(61)は、前記第1の接続電極(71)と接続されており、前記外部メタライジング部の前記第2の区分(62)は、前記第2の接続電極(72)と接続されていることを特徴とするサージ電圧避雷器。
  9. 請求項3に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記外部メタライジング部(63)は、前記第2の接続電極(72)より前記第1の接続電極(71)の近くにある、前記絶縁器(10)の外側表面(S10b)の第1の縁部(R1)から始まり、前記第1の縁部(R1)の反対側にある、前記絶縁器の外側表面(S10b)の第2の縁部(R2)に向かう方向に延伸し、前記第2の縁部(R2)から1つの距離(da2)離れて配設されていることを特徴とするサージ電圧避雷器。
  10. 請求項3に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記外部メタライジング部(63)は、前記第1の外部電極(71)と接続されており、前記第2の外部電極(72)に対し前記距離(da2)離間して配設されていることを特徴とするサージ電圧避雷器。
  11. 請求項9または10に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記点火線(50)は、前記第2の外部電極(72)から第2の距離(dz2)離れて配設されており、
    前記外部メタライジング部(63)の前記第2の外部電極(72)からの前記距離(da2)は、前記点火線(50)の前記第1の距離(dz1)より短いことを特徴とするサージ電圧避雷器。
  12. 請求項9乃至11のいずれか1項に記載のサージ電圧避雷器において、
    前記外部メタライジング部(63)と前記第2の外部電極(72)との間の距離(da2)は、前記ピン電極(30)と前記チューブ電極(40)との間の距離(di)と、前記空洞(20)における充填ガス(80)の内部圧力(pi)と前記サージ電圧避雷器の環境の外部雰囲気圧力(pa)との割合と、の積の少なくとも倍の大きさとなっていることを特徴とするサージ電圧避雷器。
JP2015504896A 2012-04-12 2013-03-26 サージ電圧避雷器 Active JP6157587B2 (ja)

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